JP2002204875A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002204875A JP2001002926A JP2001002926A JP2002204875A JP 2002204875 A JP2002204875 A JP 2002204875A JP 2001002926 A JP2001002926 A JP 2001002926A JP 2001002926 A JP2001002926 A JP 2001002926A JP 2002204875 A JP2002204875 A JP 2002204875A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1基板と第2基板との間で制御に矛盾が生
じたときは原則として遊技を行えないようにして、遊技
機の信頼性を高める。 【解決手段】 パチンコ機やアレンジボール機等のよう
な遊技機に関し、遊技にかかる所要の制御を行う第1基
板と、当該第1基板から伝達された信号に基づいて制御
を行う第2基板とを備える。当該第2基板がリセットさ
れた後は、第1基板から作動許可コマンド(特定の信
号)を受信するまで第2基板の作動を停止する(ステッ
プS34)。第2基板がリセットされると第1基板と第
2基板との間で制御に矛盾が生じる可能性があるので、
第2基板の作動を停止する。こうして制御の矛盾が生じ
たまま遊技が行われるのを防止することができるので、
遊技機の信頼性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1基板と第2基
板とを備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機(例えばパチンコ機やアレンジボ
ール機等)は、各装置や各基板等に電力を分配する電源
基板や、遊技機全体の制御を総括するメイン制御基板、
図柄等の表示を制御する図柄制御基板、スピーカから出
す音を制御する音制御基板等のように、複数の基板を備
えるのが通常である。このうち図柄制御基板や音制御基
板等のようなサブ基板は、メイン制御基板から伝達され
る信号に従って制御を行うのが多い。ところが何らかの
原因(例えば電源ケーブルの断線や抜き差し等)によっ
て、遊技中にサブ基板への電力供給が停止してしまう事
態が考えられる。この場合には電源ケーブルの交換や差
し込み等の措置を行えばサブ基板への電力供給を再開す
ることができ、遊技を継続することもできる。
【0003】ところで遊技機の中には、低確率の抽選状
態にある低確率モードと、高確率の抽選状態にある高確
率モードとを切り換え可能になっているタイプがある。
高確率モードは低確率モードに比べると遊技者に有利で
あるため、低確率モードとは異なる演出を行うことが多
い。例えば、液晶表示器に表示する背景色を変えたり、
「確率変動中」等の文字を表示して演出を異ならせる。
こうした表示の制御は上述した図柄制御基板が行なって
おり、メイン制御基板から伝達される信号に従って高確
率モード用の演出と低確率モード用の演出とを切り換え
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図柄制御基板
のみについて電源ケーブルの断線や抜き差し等によって
電力供給が一時的に停止すると、当該図柄制御基板はリ
セットされてしまう。このリセットによって通常は低確
率モード用の演出を行うように設定するので、もしも高
確率モード中にリセットがあるとメイン制御基板とは異
なった確率モードになる。よってメイン制御基板は高確
率モードで制御を行なっているにもかかわらず、図柄制
御基板では低確率モードで制御を行うことになる。その
結果、実際の遊技状態に対する演出が不適切になってい
た。このことは図柄制御基板に限らず、音制御基板等の
ような他のサブ基板についても同様に起こり得る。本発
明はこのような点に鑑みてなしたものであり、第1基板
と第2基板との間で制御に矛盾が生じたときは原則とし
て遊技を行えないようにし、遊技機の信頼性を高めるこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段1】課題を解決するための
手段1は、請求項1に記載した通りである。ここで、請
求項1に記載した用語については以下のように解釈す
る。当該解釈は他の請求項および発明の詳細な説明につ
いても同様である。 (1)「第1基板」は下位基板を制御する上位基板であ
って、例えばメイン制御基板等が該当する。 (2)下位基板に相当する「第2基板」には、例えば図
柄制御基板,ランプ制御基板,音制御基板,賞球制御基
板等のように遊技機内に設置可能な制御基板が該当す
る。なお第1基板と第2基板との間には、第1基板から
第2基板に信号を伝達可能な一以上の第3基板が介在し
ていてもよい。 (3)「基板がリセット」されるとは、電源投入,リセ
ットボタンの押下,電源ケーブルの一時的な断線や抜き
差し等によってリセットされることを意味する。
【0006】当該手段1によれば図1に模式的に示すよ
うに、遊技にかかる所要の制御を行う第1基板1と、当
該第1基板1から伝達された信号に基づいて制御を行う
第2基板2と、当該第2基板2がリセットされた後は第
1基板1から特定の信号を受信するまで第2基板2の作
動を停止する作動停止手段6とを有する。第2基板2が
リセットされると第1基板1と第2基板2との間で制御
に矛盾が生じる可能性があるので、作動停止手段6は第
2基板2の作動を停止する。こうして制御の矛盾が生じ
たまま遊技が行われるのを防止することができるので、
遊技機の信頼性を高めることができる。
【0007】
【課題を解決するための手段2】課題を解決するための
手段2は、請求項2に記載した通りである。当該手段2
によれば、第2基板2の作動停止を報知する報知手段3
を有する。当該報知手段3の報知によって第2基板2の
状態を把握することができるので、遊技者4やホール係
員等は早期に適切な措置を取ることができる。
【0008】
【課題を解決するための手段3】課題を解決するための
手段3は、請求項3に記載した通りである。当該手段3
によれば、遊技にかかる所要の制御を行う第1基板1
と、第1基板1から伝達された信号に基づいて制御を行
う第2基板2と、第1基板1から特定の信号を受信する
まで待機することを報知する報知手段3とを有する。第
2基板2がリセットされると第1基板1と第2基板2と
の間で制御に矛盾が生じる可能性があるので、報知手段
3が待機状態を報知する。こうして待機状態を報知する
ことによって制御の矛盾が生じたまま遊技が行われるの
を防止することができるので、遊技機の信頼性を高める
ことができる。
【0009】
【課題を解決するための手段4】課題を解決するための
手段4は、請求項4に記載した通りである。当該手段4
によれば、第1基板1がリセットされると、特定の信号
を送信する信号送信手段5を有する。第1基板1がリセ
ットされると、既にリセットされた第2基板2と同じ制
御状態になる。そこで信号送信手段5が特定の信号を伝
達すれば遊技を開始(あるいは再開)することができ、
しかも第1基板1と第2基板2との間で制御状態に矛盾
が生じない。
【0010】
【発明の実施の形態】本実施の形態は遊技機の一つであ
るパチンコ機に本発明を適用した例であって、図2〜図
6を参照しながら説明する。なお、本明細書における
「図柄」は表示部で表示可能な全てのものを対象とし、
単図柄のみや二以上の単図柄からなる図柄群を意味す
る。例えば、文字(英数字や漢字等),記号,符号,図
形(キャラクタ等),映像などからなる抽選図柄(特別
図柄,普通図柄等),装飾図柄(前景図柄,背景図柄
等)などが該当し、静止画であってもよく、アニメーシ
ョン等の動画であってもよい。
【0011】まず図2には、パチンコ機10の外観を正
面図で示す。当該パチンコ機10の遊技盤12上には、
図柄を表示可能な図柄表示器18や保留球ランプ20等
を複合的に有する複合装置14を有する。図示していな
いが、その他にパチンコ球が通過する可能な通過口(ゲ
ートを含む)や、パチンコ球が入賞可能な入賞口(始動
口を含む)、ソレノイドによって開閉可能な開閉部材を
有する大入賞口、風車,障害釘などを適宜に配置してい
る。
【0012】遊技盤12の下方には、パチンコ機10に
対して指示を行うための操作ボタン30(操作部)や、
タバコの吸い殻等を入れる灰皿28、賞球を含むパチン
コ球を一時的に貯留する下皿26、パチンコ球を発射さ
せるために操作するハンドル24、賞球の受皿である上
皿22の内部に設けられて音(音声,効果音,音楽等を
含む。)を出すスピーカ32などを備える。また、パチ
ンコ機10の遊技内容等に合わせて適切な位置に配置し
たランプ類16(発光体)や、上皿22の上方には球貸
を指示する球貸スイッチ34,カード残量等の情報を表
示する情報表示器36,カードの返却を指示する返却ス
イッチ38等を備える。
【0013】次に、パチンコ機10によるパチンコ遊技
を実現するメイン制御基板100と、そのメイン制御基
板100から送られた表示指令(例えば停止表示する図
柄や表示パターン等を含む信号)を受けて図柄表示器1
8に図柄を表示する図柄制御基板200とについて、こ
れらの一構成例を示した図3を参照しながら説明する。
これらのメイン制御基板100および図柄制御基板20
0は、いずれも例えばパチンコ機10の背面側に設け
る。
【0014】第1基板1に相当するメイン制御基板10
0は、CPU(プロセッサ)110を中心に構成する。
当該メイン制御基板100は、遊技制御プログラムや所
要のデータ(例えば大当たり値等)を格納するROM1
12、各種乱数や信号等のデータを格納するRAM11
4、入力装置から送られた信号を受けてメイン制御基板
100内で処理可能なデータ形式に変換する入力処理回
路102、CPU110から送られた作動データを受け
て出力装置を作動させる出力処理回路104、CPU1
10から送られた表示データを受けて発光体の表示(点
灯,点滅を含む。)を制御する表示制御回路106、図
柄制御基板200や賞球制御基板300等に所要の信号
を送る通信制御回路116等を有する。これらの構成要
素はいずれもバス108に互いに結合する。
【0015】入力装置には、パチンコ球の入賞や通過等
を検出するためのセンサや、上述した操作ボタン30、
起動時(電源投入時やリセット時等)にRAM114を
クリアするためのクリアスイッチ40などが該当する。
クリアスイッチ40の設置位置は任意であるが、例えば
遊技者4に触れられないようにパチンコ機10の背面側
に設置する。出力装置には、ソレノイドやモータ等の駆
動装置などが該当する。表示制御回路106が表示制御
する発光体には、例えば情報表示器36等が該当する。
通信制御回路116は、必要に応じて他のコンピュータ
(ホールコンピュータや島コンピュータ等)にも所要の
データを伝達可能である。
【0016】次に、第2基板2に相当する図柄制御基板
200はCPU210を中心に構成し、表示制御プログ
ラム,所要の表示データ(例えば表示指令に対応する表
示情報や、種々の表示パターン等)を格納するROM2
02、表示指令,表示情報等のデータや入出力信号を格
納するRAM204、メイン制御基板100から送られ
たデータを受信してCPU210やRAM204等に送
る通信制御回路206、所要の図柄を予め記憶しておき
表示指令等を受けると図柄データを生成するキャラクタ
ジェネレータ212、VRAMやパレットRAM等を備
えCPU210から送られた表示情報を受けて図柄表示
器18に加工した図柄を表示するVDP(Video Displa
y Processor)214等を有する。これらの構成要素は
いずれもバス208に互いに結合する。
【0017】CPU210はROM202に格納した表
示制御プログラムを実行して図柄表示器18に図柄を表
示する。通信制御回路206は、必要に応じてホールコ
ンピュータ等にも所要のデータを伝達可能である。キャ
ラクタジェネレータ212が生成した図柄データを読み
込んだVDP214は、配色指定及びスプライト処理等
の画像編集を行なってVRAMやパレットRAMに図柄
データを展開した上で、最終的に映像信号や同期信号等
を図柄表示器18に出力する。なお、メイン制御基板1
00から送られた指令信号を受けて各種装置の作動を制
御する賞球制御基板300や他のコンピュータ等につい
ては、本発明の要旨と関連しないために具体的な構成の
図示や説明を省略する。上記各種装置としては、例えば
ハンドル24が操作されるとパチンコ球を発射する発射
装置や、球貸しや賞球のためにパチンコ球の払い出しを
行う払出装置などが該当する。
【0018】上述のように構成したパチンコ機10にお
いて、本発明を実現するために実行する手続きについて
図4,図5を参照しながら説明する。当該図4,図5で
は、メイン制御基板100で実現するメイン処理の手続
きを図面左側に示し、図柄制御基板200で実現する図
柄表示処理の手続きを図面右側に示す。図4と図5との
間は、結合子A,Bを介してそれぞれ処理が継続する。
なお図4において、ステップS14,S20は信号送信
手段5を実現する処理に相当し、ステップS32は報知
手段3を実現する処理に相当し、ステップS34は作動
停止手段6を実現する処理に相当する。
【0019】まず図4のメイン処理において、起動時に
クリアスイッチ40が押されたか(ステップS10のY
ES)、あるいは当該クリアスイッチ40が押されてい
ないがRAM114が正常でないときは(ステップS1
0のNO,ステップS12のNO)、RAM114の記
憶内容をクリアし〔ステップS16〕、図柄制御基板2
00に作動許可コマンドを送信する〔ステップS2
0〕。作動許可コマンドは特定の信号に相当し、図柄制
御基板200の作動を許可するための信号である。
【0020】一方、起動時にはクリアスイッチ40が押
されておらず(ステップS10のNO)、かつRAM1
14が正常なときは(ステップS12のYES)、ステ
ップS20と同様に図柄制御基板200に作動許可コマ
ンドを送信し〔ステップS14〕、復電処理を実行する
〔ステップS18〕。当該復電処理は、停電後に遊技を
再開する場合に対応して停電時の状態に復帰させるべ
く、CPU110内のレジスタやプログラムカウンタ等
を設定したり、図柄制御基板200に所要のデータを送
信したり、必要に応じて可動部材の準備等を行う。
【0021】次に図4の図柄表示処理において、電源投
入やリセットボタンが押されると初期設定を行うととも
に〔ステップS30〕、作動許可コマンドを受信するま
では図柄制御基板200の作動を待機するために作動待
機演出を行う〔ステップS32〕。初期設定としては、
例えばRAM204をクリアしたり、VDP214を初
期化したり等を行う。作動待機演出は作動を待機してい
ることが認識できれば任意の演出でもよいが、例えば黒
画面(すなわち内容未表示)で表示する態様や、図6
(A)に示すように図柄表示器18に「しばらくお待ち
下さい」というメッセージ50を表示する態様などが該
当する。なお、外部出力端子を通じて他のコンピュータ
(ホールコンピュータや島コンピュータ等)に作動待機
を通知してもよい。この通知によって、ホール(遊技
場)側は図柄制御基板200に異常が発生したことを早
期に発見できるので、復旧のための措置を素早く行え
る。
【0022】図4に戻って、メイン制御基板100から
送信された作動許可コマンドを受信すると(ステップS
34のYES)、図柄表示コマンドを受信までは図柄表
示器18への表示を待機するために表示待機演出を行う
〔ステップS36〕。表示待機演出は作動中の図柄制御
基板200が表示を待機していることが認識できれば任
意の演出でもよいが、例えば図6(B)に示すように図
柄表示器18にデモンストレーションを行うとともに
「デモンストレーション中」というメッセージ52を表
示する態様などが該当する。なお、外部出力端子を通じ
て他のコンピュータに表示待機を通知してもよい。この
通知によって、ホール側は図柄制御基板200に状態を
的確に把握することができる。
【0023】図5に移って、図面左側のメイン処理は図
柄表示に関係する部分の手続きを示す。すなわち、パチ
ンコ球が始動口に入賞する等のような特定の状態に到達
したか否かを検出し〔ステップS22〕、到達した状態
に応じて表示すべき図柄を特定するための図柄表示コマ
ンドを作成し〔ステップS24〕、作成した図柄表示コ
マンドを図柄制御基板200に送信する〔ステップS2
6〕。このようなステップS22〜S24の処理を検出
タイミング(例えば4ミリ秒ごと)に達すると繰り返し
実行することにより〔ステップS28〕、図柄制御基板
200に対して遊技状態に合わせた表示指令を行うこと
ができる。
【0024】一方、図面右側の図柄表示処理では、メイ
ン制御基板100から送信された図柄表示コマンドを受
信するまで待機する〔ステップS38〕。そして図柄表
示コマンドを受信すると(YES)、当該図柄表示コマ
ンドの内容を解析して表示情報を作成し〔ステップS4
0〕、作成した表示情報に基づいて図柄表示器18に図
柄を表示する〔ステップS42〕。このようなステップ
S38〜S42の処理を表示タイミング(例えば1/6
0秒ごと)に達すると繰り返し実行することにより〔ス
テップS48〕、多彩な図柄の演出を実現することがで
きる。
【0025】上述したメイン処理および図柄表示処理を
実行すると、起動時には図4に示す手続き(ステップS
10〜S20,ステップS30〜S36)が実行され、
各基板のリセットが行われる。すなわち、図3に示すR
AM114およびRAM204(記憶媒体)のうち一方
または双方について、現在の遊技状況を把握するデータ
としての遊技情報が消去される。また、遊技中には図5
に示す手続き(ステップS22〜S28,ステップS3
8〜S48)が実行され、図柄表示器18における図柄
表示を実現することができる。ここで、遊技中に図柄制
御基板200に対してのみについて例えば電源ケーブル
の断線や抜き差し等によって電力供給が一時的に停止す
ると、当該図柄制御基板200はリセットされてしま
う。このリセットによって通常は低確率モード用の図柄
表示を行うように設定するので、もしも高確率モード中
(パチンコ機10の例では確率変動や時短など)にリセ
ットがあるとメイン制御基板100とは異なった確率モ
ードになる。しかしメイン制御基板100と図柄制御基
板200とで制御に矛盾が生ずると、図柄制御基板20
0はメイン制御基板100から作動許可コマンドを受信
するまでは作動停止した(図4のステップS34)。よ
ってパチンコ機10の信頼性を高めることができる。ま
た、後にメイン制御基板100をリセットすることによ
り図柄制御基板200に作動許可コマンドを送信すると
(図4のステップS14,S20)、双方の基板は同じ
制御状態になる。よって遊技を開始することができる。
【0026】なお、上述した実施の形態では図柄の表示
とは別個に待機演出を行なったが(図4のステップS3
2,S36)、図7,図8に示すような手続きによって
図柄の表示とともに待機演出を行なってもよい。当該待
機演出には、作動待機演出と表示待機演出とのうち少な
くとも一方、あるいはその他の演出が該当する。図7,
図8は図4,図5に代わる手続きであって、図4,図5
で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明
を省略する。図7と図8との間は、結合子A,B,Cを
介してそれぞれ処理が継続する。よって、図4,図5と
異なる手続きについて説明する。
【0027】図7,図8に示す手続きが図4,図5に示
す手続きと異なるのは、図柄表示処理である。図7にお
いて、初期設定では許可フラグをオフにし〔ステップS
30〕、メイン制御基板100から作動許可コマンドを
受信したときにのみ(ステップS34のYES)、許可
フラグをオンにする〔ステップS35〕。許可フラグ
は、待機演出なしで図柄の表示を許可するか否かを識別
するフラグである。図8に移って図柄の表示を行なった
後〔ステップS42〕、許可フラグがオフのときにのみ
(ステップS44のYES)、図6(C)に示すような
待機演出を行う〔ステップS46〕。すなわち図6
(C)に示す例では、図柄の表示としての左図柄変動5
4,中図柄変動56,右図柄変動58とともに、「待機
中」というメッセージ60を表示している。このメッセ
ージ60はメイン制御基板100から作動許可コマンド
を受信した後は表示されなくなるので(ステップS3
5,S44)、制御の矛盾が生じているか否かを一目で
判断できる。
【0028】したがって、上述した実施の形態によれば
以下に示す(a1)〜(a4)の効果を得ることができ
る。 (a1)電源投入,リセットボタンの押下,電源ケーブ
ルの一時的な断線や抜き差し等によって図柄制御基板2
00(第2基板2)がリセットされると、メイン制御基
板100(第1基板1)から作動許可コマンド(特定の
信号)を受信するまで図柄制御基板200の作動を停止
させた{作動停止手段6;図4のステップS34を参
照}。よって制御の矛盾が生じたまま遊技が行われるの
を防止することができるので、パチンコ機10(遊技
機)の信頼性を高めることができる。 (a2)図柄制御基板200の作動停止を報知した{図
4のステップS32を参照}。作動停止の報知によって
図柄制御基板200の状態を把握することができるの
で、遊技者4やホール係員等は早期に適切な措置を取る
ことができる。
【0029】(a3)メイン制御基板100から作動許
可コマンドを受信するまで待機することを報知した{報
知手段3;図4のステップS32、図7のステップS3
4,S35、図8のステップS44,S46を参照}。
こうして待機状態を報知することによって制御の矛盾が
生じたまま遊技が行われるのを防止することができるの
で、パチンコ機10の信頼性を高めることができる。 (a4)メイン制御基板100がリセットされると、一
度だけ作動許可コマンドを送信した{信号送信手段5;
図4のステップS14,S20を参照}。メイン制御基
板100がリセットされると、既にリセットされた図柄
制御基板200と同じ制御状態になる。そこで図柄制御
基板200に作動許可コマンドを伝達すれば遊技を開始
(あるいは再開)することができ、しかもメイン制御基
板100と図柄制御基板200との間で制御状態に矛盾
が生じない。
【0030】〔他の実施の形態〕上述したパチンコ機1
0(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大き
さ,材質,配置および動作条件等については、上記実施
の形態に限定されるものでない。例えば、上記実施の形
態を応用した次の形態(b1)〜(b5)をそれぞれ実
施することもできる。 (b1)上記実施の形態では、パチンコ機10に本発明
を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の
遊技機(例えばスロットマシン,アレンジボール機,雀
球遊技機,テレビゲーム機等)であって第1基板1と第
2基板2とを備えたものにも同様に本発明を適用するこ
とができる。当該他の遊技機であっても第1基板1と第
2基板2との間で制御に矛盾が生じたときは原則として
遊技を行えないので、遊技機の信頼性が高められる。
【0031】(b2)上記実施の形態では、第1基板1
としてメイン制御基板100を適用し、第2基板2とし
て図柄制御基板200を適用した{図3を参照}。この
形態に代えて、上位基板と当該上位基板から伝達された
信号に基づいて制御を行う下位基板との関係が成立する
任意の基板についても同様に本発明を適用することがで
きる。例えばメイン制御基板100を第1基板1とした
とき、賞球制御基板300や、ランプ類16や保留球ラ
ンプ20等の表示を制御するランプ制御基板、スピーカ
32から出す音を制御する音制御基板などを第2基板2
として適用できる。この場合には、ランプ類16や保留
球ランプ20等の表示や、スピーカ32から出す音等に
よって作動待機演出や表示待機演出を行う。なお、例え
ば賞球制御基板300が上位基板とし、球貸し機(CR
ユニット)の球貸しにかかわる制御を行う球貸し制御基
板が下位基板になる場合には、メイン制御基板100ま
たは賞球制御基板300が第1基板1に相当し、球貸し
制御基板が第2基板2に相当する。これらの形態であっ
ても上位基板と下位基板との間で制御に矛盾が生じたと
きは原則として遊技を行えないので、パチンコ機10の
信頼性を高めることができる。
【0032】(b3)上記実施の形態では、特定の信号
として作動許可コマンドを適用した{図4を参照}。こ
の形態に代えて、図柄制御基板200の作動を停止さ
せ、あるいは図柄制御基板200の作動を待機させるこ
とが可能な信号であれば任意の信号を適用してもよい。
例えば、起動時に図柄表示器18でデモンストレーショ
ンを行うための図柄表示コマンドを適用してもよい。こ
うした信号を用いた場合でも制御の矛盾が生じたまま遊
技が行われるのを防止することができるので、パチンコ
機10の信頼性を高めることができる。
【0033】(b4)上記実施の形態では、電源投入,
リセットボタンの押下,電源ケーブルの一時的な断線や
抜き差し等のように、人間の操作を介在して図柄制御基
板200がリセットされたときは当該図柄制御基板20
0の作動を停止した{図4を参照}。この形態に代えて
(あるいは加えて)、人間が介在しない状態で結果的に
図柄制御基板200がリセットされたとき(例えば外来
ノイズによって図柄制御基板200がリセットされたと
き)にも同様に本発明を適用することができる。このよ
うに偶然に図柄制御基板200がリセットされたでも制
御の矛盾が生じたまま遊技が行われるのを防止すること
ができるので、パチンコ機10の信頼性を高めることが
できる。
【0034】(b5)上記実施の形態では、信号送信手
段5(図4のステップS14,S20)はメイン制御基
板100で実現し、作動停止手段6(図4のステップS
34)は図柄制御基板200で実現した。この形態に代
えて、当該実現した基板以外の基板において実現するこ
とも可能である。例えば、図柄制御基板200の作動/
停止を指示する信号線をメイン制御基板100と図柄制
御基板200との間で接続し、作動停止手段6をメイン
制御基板100で実現してもよい。この場合であっても
矛盾が生じたまま遊技が行われるのを防止することがで
きるので、パチンコ機10の信頼性を高めることができ
る。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、第1基板と第2基板と
の間で制御に矛盾が生じたときは原則として遊技を行え
ないように構成したので、遊技機の信頼性が高められ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を模式的に示す図である。
【図2】パチンコ機の外観を示す正面図である。
【図3】メイン制御基板と図柄制御基板の概略構成を示
すブロック図である。
【図4】メイン処理および図柄表示処理の手続きを示す
フローチャートである。
【図5】メイン処理および図柄表示処理の手続きを示す
フローチャートである。
【図6】図柄表示装置の表示例を示す図である。
【図7】メイン処理および図柄表示処理の手続きを示す
フローチャートである。
【図8】メイン処理および図柄表示処理の手続きを示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 第1基板 2 第2基板 3 報知手段 4 遊技者 5 信号送信手段 6 作動停止手段 10 パチンコ機(遊技機) 16 ランプ類 18 図柄表示器(報知手段) 20 保留球ランプ 32 スピーカ 36 情報表示器 40 クリアスイッチ 100 メイン制御基板(第1基板) 110,210 CPU 112,202 ROM 114,204 RAM 200 図柄制御基板(第2基板) 212 キャラクタジェネレータ 214 VDP 300 賞球制御基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技にかかる所要の制御を行う第1基板
    と、前記第1基板から伝達された信号に基づいて制御を
    行う第2基板とを備えた遊技機において、 前記第2基板がリセットされた後は、前記第1基板から
    特定の信号を受信するまで前記第2基板の作動を停止す
    る作動停止手段を有する遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した遊技機において、 第2基板の作動停止を報知する報知手段を有する遊技
    機。
  3. 【請求項3】 遊技にかかる所要の制御を行う第1基板
    と、前記第1基板から伝達された信号に基づいて制御を
    行う第2基板とを備えた遊技機において、 前記第2基板がリセットされた後は、前記第1基板から
    特定の信号を受信するまで待機することを報知する報知
    手段を有する遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載し
    た遊技機において、 第1基板がリセットされると、特定の信号を送信する信
    号送信手段を有する遊技機。
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