JPH11327705A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

Info

Publication number
JPH11327705A
JPH11327705A JP10155245A JP15524598A JPH11327705A JP H11327705 A JPH11327705 A JP H11327705A JP 10155245 A JP10155245 A JP 10155245A JP 15524598 A JP15524598 A JP 15524598A JP H11327705 A JPH11327705 A JP H11327705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
incoming call
state
information processing
power control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10155245A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Shimizu
豊 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP10155245A priority Critical patent/JPH11327705A/ja
Publication of JPH11327705A publication Critical patent/JPH11327705A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、ファクシミリ受信やデータ通信
の受信が可能な情報処理装置について、非交信時の待機
状態における一層の省電力化を図る。 【解決手段】 データ通信機能を有する情報処理装置に
おいて、装置を構成する各部を機能毎に2つ以上のブロ
ックに分割し、各ブロックへの電力供給を、通常の動作
モードと、オフ状態または待機状態の省電力モードとで
制御する電力制御手段と、回線からの着信を検出する着
信検出手段とを設け、着信検出手段を含むブロックのみ
を動作モードに設定し、着信検出手段が着信を検出した
信号を電力制御手段へ出力したとき、装置内のデータ通
信に必要なブロックのみを動作状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電話回線に接続
してデータ通信を行なうことが可能な情報処理装置に係
り、特に、その消費電力を節減して省エネルギー化を図
る情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】外出先など遠隔地のコンピュータから電
話回線を用いて接続されたり、ファクシミリ受信が可能
なコンピュータは、装置自体は未使用状態、すなわち、
オペレータが操作を行なっていない状態であっても、他
の端末などからの着信に応答できるように、常に動作状
態にされている。また、最近では、電話回線からの着呼
信号を検出して、電源を完全に遮断したオフ状態からオ
ン状態に切り換えることにより、通信を可能にする電力
制御も採用されている。このような制御を行なえば、他
の端末からの受信が可能になると共に、待機状態での消
費電力を節減することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】先の従来技術で説明し
たように、外部の電話回線に接続されて、ファクシミリ
受信が可能なコンピュータでは、着呼信号を検出してシ
ステムを起動させることによって、待機状態における消
費電力の低減化を図っている。この電力制御方法によれ
ば、待機状態では消費電力を節減できるが、着呼時には
システム全体が動作状態にされてしまう。しかし、例え
ばファクシミリ受信の場合には、実際にその受信に必要
な機能はシステムの一部のブロックだけであり、システ
ム全体を動作状態にする電力制御方法は、省エネルギー
化の点で改善の余地がある。この発明では、ファクシミ
リ受信やデータ通信の受信が可能な情報処理装置につい
て、非交信時、詳しくいえば待機状態における一層の省
電力化を図ることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、デ
ータ通信機能を有する情報処理装置において、装置を構
成する各部を機能毎にグループ化して2つ以上の複数の
ブロックに分割すると共に、各ブロックへの電力供給
を、通常の動作が可能な正規電力駆動モードと、電源を
完全に遮断したオフ状態または低消費電力の待機状態で
駆動される省電力駆動モードとで制御する電力制御手段
と、回線からの着信を検出して着信を示す信号を電力制
御手段に対して出力する着信検出手段とを設け、着信検
出手段を含むブロックのみを正規電力駆動モードに設定
し、着信検出手段が着信を検出した信号を電力制御手段
へ出力したとき、装置内のデータ通信に必要なブロック
のみを正規電力駆動モードに切り換えて動作状態にす
る。
【0005】請求項2の発明では、請求項1の情報処理
装置において、着信検出手段が着信を検出した信号を出
力したとき、電力制御手段は、着信に応じて装置内のデ
ータ通信に必要なブロックを電源を、完全に遮断したオ
フ状態あるいは待機状態の省電力駆動モードから動作状
態の正規電力駆動モードへ遷移するとき、CPU動作周
波数を通常動作時における動作周波数より下げるように
制御する。
【0006】請求項3の発明では、データ通信機能を有
する情報処理装置において、装置を構成する各部を機能
毎にグループ化して2つ以上の複数のブロックに分割す
ると共に、各ブロックへの電力供給を、通常の動作が可
能な正規電力駆動モードと、電源を完全に遮断したオフ
状態または低消費電力の待機状態で駆動される省電力駆
動モードとで制御する電力制御手段と、回線からの着信
を検出して着信を示す信号を電力制御手段に対して出力
する着信検出手段と、受信データから得られる電力制御
コマンドを解釈するコマンド解釈手段とを設け、着信検
出手段を含むブロックのみを正規電力駆動モードに設定
し、着信検出手段が着信を検出して着信したことを示す
信号を出力したとき、電力制御手段が、電力制御コマン
ドに応じて、装置内のコマンド実行に必要なブロックの
みを正規電力駆動モードに切り換えて動作状態にする。
【0007】請求項4の発明では、請求項3の情報処理
装置において、電力制御手段が、電力制御コマンドに応
じて、装置内のコマンド実行に必要なブロックを、電源
を完全に遮断したオフ状態あるいは待機状態の省電力駆
動モードから動作状態の正規電力駆動モードへ遷移する
とき、CPU動作周波数を通常動作時における動作周波
数より下げるように制御する。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の情報処理装置につい
て、図面を参照しながら、その実施の形態を詳しく説明
する。この発明では、ファクシミリ受信やデータ通信の
受信が可能な情報処理装置において、従来に比べて一層
の省電力化を実現するためには、それぞれの時点で動作
が必要な部分にのみ電力を供給すればよい、という点に
着目し、装置を構成する各部を機能毎にグループ化して
2つ以上の複数のブロックに分割し、着信時に動作が必
要なブロックのみに電力を供給し、受信動作に直接関与
しないブロックについては、電源を完全に遮断したオフ
状態あるいは低消費電力の待機状態に保持する電力制御
を行なう点に特徴を有している。最初に、ハード構成に
ついて説明する。
【0009】図1は、この発明の情報処理装置につい
て、その要部構成の実施の形態の一例を示す機能ブロッ
ク図である。図において、10は受信監視ブロック、1
1は回線インターフェース部、12は着信検出部、13
は電力制御部、20はデータ処理ブロック、21はCP
U、22は通信制御部、23は内部メモリ、24は記憶
装置制御部、25は記憶装置、30は外部装置ブロッ
ク、31は表示装置制御部、32は表示装置、33は入
力装置制御部、34は入力装置、35は出力装置制御
部、36は出力装置を示す。
【0010】この図1は、通信機能を有する一般的なパ
ーソナルコンピュータについて、その要部構成を示して
いる。装置を構成する各部11〜36の機能は、基本的
に従来のパーソナルコンピュータと同様である。この図
1には、装置を構成する各部11〜36を、機能毎にグ
ループ化して3つのブロックに分けて、受信監視ブロッ
ク10と、データ処理ブロック20と、外部装置ブロッ
ク30の合計3つのブロックで構成する場合を示す。こ
のような機能毎のグループ化は、先に述べたように、特
定の機能を実行するために同時に動作状態にする各部を
1つのブロックに構成することによって、その動作に必
要なブロックのみに電力が供給されるように制御し、省
電力化を実現するためである。
【0011】この場合に、電力制御部13は、それぞれ
のブロック10,20,30に対する電力供給を制御す
る機能を有しており、各ブロック10,20,30毎
に、通常の動作が可能な正規電力駆動モードと、電源を
完全に遮断したオフ状態または低消費電力の待機状態で
駆動される省電力駆動モードとで制御する。この図1の
装置は、通常の未使用時、例えばオペレータが使用して
おらず、また、着信もない状態では、受信監視ブロック
10を除く各部は、電源を完全に遮断したオフ状態ある
いはサスペンド等の待機状態になっている。したがっ
て、電話回線を用いて外出先等の遠隔地のコンピュータ
から接続されたり、ファクシミリ受信やデータ通信の受
信に対応できるように、装置全体はオフ状態あるいは待
機状態であっても、着信検出手段を構成する受信監視ブ
ロック10、具体的には、回線インターフェース部1
1、着信検出部12、および電力制御部13が機能する
ための最小限の電力供給が続いている。
【0012】これに対して、着信検出に関与しない他の
2つのブロックの各部、図1の装置では、データ処理ブ
ロック20と外部装置ブロック30内の各部は、完全に
電力が遮断されたオフ状態か、または低消費電力モード
の待機状態の省電力駆動モードである。この場合に、ど
のブロックをオフ状態にするか、待機状態にするかにつ
いては、装置の使用状況に応じて従来と同様の方法で決
定しておく。この受信監視ブロック10のみが正規電力
駆動モードにされた動作状態において、着信検出部12
が回線からの着信を検出したときは、着信したことを示
す信号を電力制御部13へ与える。電力制御部13は、
着信に対応するブロックの電力を制御し、受信が可能な
動作状態にする。以上が、この発明の情報処理装置にお
いて、各実施の形態に共通するハード構成の概略であ
る。
【0013】第1の実施の形態 この第1の実施の形態は、請求項1と請求項2の発明に
対応しており、請求項1の発明が基本発明である。この
第1の実施の形態は、データ通信の受信が可能な情報処
理装置において、受信監視ブロック10のみが動作状態
にされて着信の有無を監視しており、回線から着信した
こと検出したとき、データ通信の受信を行なう機能を有
するデータ処理ブロック20を、それまでの電源を完全
に遮断したオフ状態あるいは待機状態の省電力駆動モー
ドから、受信可能な動作状態に制御する点に特徴を有し
ている。
【0014】図1に示した受信監視ブロック10が動作
状態にされ、着信検出部12によって着信の有無をチェ
ックする。そして、着信検出部12が回線からの着信を
検出すると、電力制御部13にその旨を知らせる信号を
出力する。この信号を受けた電力制御部13は、データ
通信の受信を行なう機能を有するデータ処理ブロック2
0に対する電力制御を、それまでのオフ状態または低消
費電力の待機状態から、正規電力駆動モードに変更す
る。その結果、CPU21、記憶装置25および記憶装
置制御部24、通信制御部22の各部が動作状態にされ
る。
【0015】しかし、残りの外部装置ブロック30は、
データ通信では動作が不要な部分であるから、省電力駆
動モードのままに保持し、外部装置ブロック30内部の
表示装置32と、その制御部である表示装置制御部3
1、さらに、入力装置34とその制御部である入力装置
制御部33、および出力装置36とその制御部である出
力装置制御部35は、そのままオフ状態あるいは待機状
態を持続させる。このように、データ通信の受信に際し
ては、その受信動作に必要な機能を有するブロックのみ
を動作状態にし、その動作に関係のない機能を有するブ
ロックについては、そのまま省電力駆動モードで制御す
ることにより、待機状態における消費電力だけでなく、
これから開始する動作についても、最小消費電力で実行
することが可能になる。
【0016】そして、データ通信が終了し、回線が切断
されると、電力制御部13は、先に動作状態にしたブロ
ックを再び着信前と同じ電力状態に戻す。なお、電力制
御部13が行なう電力制御は、例えば、ACPI(Ad
vanced Configuration and
Power Interface)によるデバイス電力
管理方式(Device Power Managem
ent)など公知の制御方法によって実現することがで
きる。以上に述べた動作を、フローチャートに示す。
【0017】図2は、この発明の情報処理装置につい
て、着信検出時の主要な処理の流れを示すフローチャー
トである。図において、#1〜#6はステップを示す。
【0018】ステップ#1で、着信検出の機能ブロック
のみを動作状態にする。ステップ#2で、着信があるか
どうか監視する。着信があったときは、ステップ#3
で、CPU動作周波数を通常の周波数より下げる(請求
項2の発明)。ステップ#4で、データ通信の機能ブロ
ックを動作状態にする。ステップ#5で、データ通信が
終了したかどうか監視する。データ通信が終了したとき
は、ステップ#6で、着信前の状態に戻す。すなわち、
着信検出の機能ブロックのみを動作状態にし、データ通
信の機能ブロックは元のオフ状態または待機状態にす
る。
【0019】ステップ#1〜#6の処理によって、デー
タ通信に必要な機能を有するブロックが動作状態にな
り、回線の接続とその受信動作とが可能になる。以上の
ように、この第1の実施の形態では、着信の有無の監視
に必要な機能を有するブロック、例えば受信監視ブロッ
ク10のみを常時動作状態にしておき、データ通信など
の着信を検出したとき、その動作に必要な機能を有する
ブロックだけを、新たに動作状態にして対応する動作を
実行する。このような電力制御を行なうことによって、
外出先など遠隔地のコンピュータから電話回線を用いて
接続されたり、ファクシミリその他データ通信の受信が
可能な情報処理装置において、従来の電力制御を行なう
情報処理装置に比べて、より一層少ない消費電力による
動作が可能になる。
【0020】第2の実施の形態 この第2の実施の形態は、請求項2の発明に対応してい
るが、請求項1の発明を前提としている。先の第1の実
施の形態では、着信の有無の監視に必要な機能を有する
ブロックのみを常時動作状態にし、回線からの着信時
に、その動作に必要な機能を有するブロックだけを動作
状態にすることによって、対応に必要な処理が実行でき
るように電力制御を行なう場合について説明した。
【0021】ところで、近年、CPUの動作周波数は非
常に高くなっている。CPUの動作周波数が高いと、消
費電力も大きい。しかし、外部回線からの接続によって
動作状態にされたコンピュータは、その使用目的から、
システム性能は、回線の性能がボトルネックとなる。そ
の結果、CPUは、それほど高性能である必要がない。
この第2の実施の形態では、この点に着目し、データ通
信のように、外部回線からの接続によって動作状態にさ
れた場合には、CPUの動作周波数を通常時より低くす
ることによって、着信動作への十分な対応と、省電力化
とを両立させた点に特徴を有している。
【0022】CPUの動作周波数を変更する方法として
は、第1に、CPUの入力クロックの周波数を下げる方
法が可能である。第2に、現在のCPUは、入力クロッ
クを内部で3倍、4倍などとしたクロックで動作してお
り、この倍率は外部から設定することが可能である。そ
こで、この設定値を変更して、動作周波数を下げる方法
を用いることができる。第3に、スロットリングといわ
れる手法によって動作クロックに一定間隔でマスクをか
け、見かけ上の動作周波数を下げる方法も知られてい
る。第2の実施の形態では、外部回線からの接続によっ
て動作状態にされたとき、これら公知の方法のいずれか
を採用して、図1に示したCPU21の動作周波数を下
げることにより、消費電力の節減を行なう。
【0023】フローチャートは、先の図2に示したとお
りであり、特にステップ#3で、以上のいずれかの方法
によって、CPU21の動作周波数を通常の周波数より
も落として装置を動作状態にする。以上のように、この
第2の実施の形態では、装置が着信検出の機能ブロック
のみ動作状態にし、その他のブロックはオフ状態または
待機状態の省電力で、着信の監視を行なう。そして、着
信を検出すると、電力制御部13が、データ通信の受信
を行なう機能を有するデータ処理ブロック20に対する
電力制御を変更する際に、CPU21の動作周波数を通
常の周波数よりも落としてから、このデータ処理ブロッ
ク20を動作状態にする。したがって、CPU21の省
電力化も併せて実現される。
【0024】第3の実施の形態 この第3の実施の形態は、請求項3と請求項4の発明に
対応している。この第3の実施の形態では、受信データ
に通常のデータと共に電力制御コマンドを付加して送信
し、受信側であるこの発明の情報処理装置において、受
信データから得られる電力制御コマンドを解釈し、電力
制御コマンドに応じて装置内のコマンド実行に必要なブ
ロックのみを正規電力駆動モードに切り換えて動作状態
にする点に特徴を有している(請求項3の発明)。ま
た、CPU動作周波数を通常時における動作周波数より
下げるように制御する点にも特徴を有している(請求項
4の発明)。
【0025】ハード構成は、先の図1と基本的に同様な
各部から構成されるが、データ処理ブロック20をさら
に細分化して、CPU21と通信制御部22と内部メモ
リ23のグループと、記憶装置25と記憶装置制御部2
4のグループの2つのブロックに分割する。同様に、外
部装置ブロック30も細分化して、例えば表示装置32
と表示装置制御部31、入力装置34と入力装置制御部
33、出力装置36と出力装置制御部35のようにグル
ープ化する。このようにデータ処理ブロック20や外部
装置ブロック30を細かく分割する理由は、それぞれの
グループの電力供給を独立に制御するためであり、先の
第1や第2の実施の形態で述べた情報処理装置でも、同
様に実施することは可能であるが、この第3の実施の形
態では、電力制御コマンドによって各グループを確実に
選択することができるので、電力制御が容易に行なえ
る。
【0026】この場合に、受信データに含まれている電
力制御コマンドは、遠隔地のコンピュータとの間で予め
定義してある特定のデータである。この第3の実施の形
態による動作を具体的にいえば、回線の確立後、CPU
21によって受信データの電力制御コマンドを解釈し、
そのコマンドによって特定の部分を動作状態、オフ状態
または待機状態に変更する(請求項3の発明)。例え
ば、図1の記憶装置25を使用する必要がなければ、こ
の記憶装置25および記憶装置制御部24をオフ状態と
し、プリンタ出力をするとすれば、出力装置36および
出力装置制御部35を動作状態とする。さらに、先の第
2の実施の形態と同様に、CPU21の動作周波数を変
更することを可能にしている(請求項4の発明)。この
場合のCPU21の動作周波数の変更は、一般的にはス
ロットリングのみが可能になる。以上の動作をフローに
示す。
【0027】図3は、この発明の情報処理装置につい
て、第3の実施の形態による着信検出時の主要な処理の
流れを示すフローチャートである。図において、#11
〜#17はステップを示す。
【0028】ステップ#11で、着信検出の機能ブロッ
クのみ動作状態にする。ステップ#12で、着信がある
かどうか監視する。着信があったときは、ステップ#1
3で、CPUによって受信データの電力制御コマンドを
解釈する。ステップ#14で、CPU動作周波数を通常
の周波数より下げる(請求項4の発明)。ステップ#1
5で、先の電力制御コマンドにより、動作が必要な特定
部分のブロックの電力供給を制御して動作状態にする。
【0029】ステップ#16で、動作状態にされたブロ
ックの動作が終了したかどうか監視する。受信データに
対する動作が終了したときは、ステップ#17で、着信
前の状態に戻す。すなわち、着信検出の機能ブロックの
みを動作状態にし、電力制御コマンドによって動作状態
にしたブロックを、着信前と同様のオフ状態または待機
状態にする。以上のように、この第3の実施の形態で
は、受信データから得られる電力制御コマンドにより、
受信されたデータの処理に必要なブロックが指定されて
動作状態になる。
【0030】したがって、例えば本来の装置の使用者で
あり、外出先など遠隔地にいるオペレータによって、装
置の必要なブロックへの電力供給状態を選択することが
できるので、装置の各部に対して目的に応じたきめの細
かい電力制御が可能となり、先の第1や第2の実施の形
態の情報処理装置に比べて、さらに低消費電力で装置を
駆動することができる。その他の者が使用する情報処理
装置についても、同様で、受信データに通常のデータと
共に電力制御コマンドを付加して送信すれば、、装置の
必要なブロックのみに電力を供給する制御が可能であ
る。
【0031】
【発明の効果】請求項1の情報処理装置では、装置を構
成する各部を機能毎にグループ化して2つ以上の複数の
ブロックに分割すると共に、各ブロックへの電力供給
を、通常の動作が可能な正規電力駆動モードと、電源を
完全に遮断したオフ状態または低消費電力の待機状態で
駆動される省電力駆動モードとで制御する電力制御手段
と、回線からの着信を検出して着信を示す信号を電力制
御手段に対して出力する着信検出手段とを設け、着信検
出手段を含むブロックのみを正規電力駆動モードに設定
し、着信検出手段が着信を検出した信号を電力制御手段
へ出力したとき、装置内のデータ通信に必要なブロック
のみを正規電力駆動モードに切り換えて動作状態にし、
データ通信を受信するように構成している。したがっ
て、外出先など遠隔地のコンピュータから電話回線を用
いて接続されたり、ファクシミリその他データ通信の受
信が可能な情報処理装置において、より低消費電力化す
ることができる。
【0032】請求項2の情報処理装置では、請求項1の
情報処理装置において、電源を完全に遮断したオフ状態
あるいは待機状態の省電力駆動モードから動作状態の正
規電力駆動モードへ遷移するとき、CPU動作周波数を
通常動作時における動作周波数より下げるように制御し
ている。したがって、請求項1の情報処理装置による効
果に加えて、CPUの動作周波数の低下による省電力化
も実現されるので、着信動作への十分な対応と、省電力
化との両立が可能となり、全体として一層低消費電力で
駆動できる情報処理装置が得られる。
【0033】請求項3の情報処理装置では、受信データ
から得られる電力制御コマンドを解釈するコマンド解釈
手段を設け、電力制御手段が、電力制御コマンドに応じ
て、装置内のコマンド実行に必要なブロックのみを正規
電力駆動モードに切り換えて動作状態にするように構成
している。したがって、請求項1の情報処理装置の同様
な効果に加えて、例えば本来の装置の使用者であり、外
出先など遠隔地にいるオペレータによって、装置の必要
なブロックへの電力供給状態を選択することができるの
で、目的に応じた電力制御が可能となり、一層の低消費
電力化が達成される。
【0034】請求項4の情報処理装置では、請求項3の
情報処理装置において、電源を完全に遮断したオフ状態
あるいは待機状態の省電力駆動モードから動作状態の正
規電力駆動モードへ遷移するとき、CPU動作周波数を
通常動作時における動作周波数より下げるように制御し
ている。したがって、請求項3の情報処理装置による効
果に加えて、CPUの動作周波数の低下による省電力化
も実現されるので、着信動作への十分な対応と、省電力
化との両立が可能となり、全体としてさらに低消費電力
で駆動することができる情報処理装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の情報処理装置について、その要部構
成の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。
【図2】この発明の情報処理装置について、着信検出時
の主要な処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】この発明の情報処理装置について、第3の実施
の形態による着信検出時の主要な処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10……受信監視ブロック、11……回線インターフェ
ース部、12……着信検出部、13……電力制御部、2
0……データ処理ブロック、21……CPU、22……
通信制御部、23……内部メモリ、24……記憶装置制
御部、25……記憶装置、30……外部装置ブロック、
31……表示装置制御部、32……表示装置、33……
入力装置制御部、34……入力装置、35……出力装置
制御部、36……出力装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPU、内部メモリ、記憶装置、入力装
    置、出力装置、通信装置等の各部からなり、データ通信
    機能を有する情報処理装置において、 装置を構成する各部を機能毎にグループ化して2つ以上
    の複数のブロックに分割すると共に、各ブロックへの電
    力供給を、通常の動作が可能な正規電力駆動モードと、
    電源を完全に遮断したオフ状態または低消費電力の待機
    状態で駆動される省電力駆動モードとで制御する電力制
    御手段と、 回線からの着信を検出すると共に、着信したことを示す
    信号を前記電力制御手段に対して出力する着信検出手段
    とを備え、 前記着信検出手段を含むブロックのみを正規電力駆動モ
    ードに設定し、該着信検出手段が着信を検出して着信し
    たことを示す信号を出力したとき、前記電力制御手段
    は、装置内のデータ通信に必要なブロックのみを正規電
    力駆動モードに切り換えて動作状態にすることを特徴と
    する情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の情報処理装置において、 着信検出手段が着信を検出した信号を出力したとき、電
    力制御手段は、着信に応じて装置内のデータ通信に必要
    なブロックを、電源を完全に遮断したオフ状態あるいは
    待機状態の省電力駆動モードから動作状態の正規電力駆
    動モードへ遷移するとき、CPU動作周波数を通常動作
    時における動作周波数より下げるように制御することを
    特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 CPU、内部メモリ、記憶装置、入力装
    置、出力装置、通信装置等の各部からなり、データ通信
    機能を有する情報処理装置において、 装置を構成する各部を機能毎にグループ化して2つ以上
    の複数のブロックに分割すると共に、各ブロックへの電
    力供給を、通常の動作が可能な正規電力駆動モードと、
    電源を完全に遮断したオフ状態または低消費電力の待機
    状態で駆動される省電力駆動モードとで制御する電力制
    御手段と、 回線からの着信を検出すると共に、着信したことを示す
    信号を前記電力制御手段に対して出力する着信検出手段
    と、 受信データから得られる電力制御コマンドを解釈するコ
    マンド解釈手段とを備え、 前記着信検出手段を含むブロックのみを正規電力駆動モ
    ードに設定し、該着信検出手段が着信を検出して着信し
    たことを示す信号を出力したとき、前記電力制御手段
    は、前記電力制御コマンドに応じて、装置内のコマンド
    実行に必要なブロックのみを正規電力駆動モードに切り
    換えて動作状態にすることを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の情報処理装置において、 電力制御手段は、電力制御コマンドに応じて、装置内の
    コマンド実行に必要なブロックを、電源を完全に遮断し
    たオフ状態あるいは待機状態の省電力駆動モードから動
    作状態の正規電力駆動モードへ遷移するとき、CPU動
    作周波数を通常動作時における動作周波数より下げるよ
    うに制御することを特徴とする情報処理装置。
JP10155245A 1998-05-20 1998-05-20 情報処理装置 Pending JPH11327705A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10155245A JPH11327705A (ja) 1998-05-20 1998-05-20 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10155245A JPH11327705A (ja) 1998-05-20 1998-05-20 情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11327705A true JPH11327705A (ja) 1999-11-30

Family

ID=15601712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10155245A Pending JPH11327705A (ja) 1998-05-20 1998-05-20 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11327705A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002204875A (ja) * 2001-01-10 2002-07-23 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2009207939A (ja) * 2009-06-26 2009-09-17 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2012138647A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Kyocera Document Solutions Inc データ通信装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2012203817A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Nec Computertechno Ltd コンピュータ装置及びその制御方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002204875A (ja) * 2001-01-10 2002-07-23 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP4512777B2 (ja) * 2001-01-10 2010-07-28 株式会社大一商会 遊技機
JP2009207939A (ja) * 2009-06-26 2009-09-17 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2012138647A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Kyocera Document Solutions Inc データ通信装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2012203817A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Nec Computertechno Ltd コンピュータ装置及びその制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5721934A (en) Retrofit external power saving system and method for use
US7574615B2 (en) Method of managing power consumption of a network interface
KR100479948B1 (ko) 이동무선전화기
US20060073854A1 (en) Cellular phone
CN100359435C (zh) 信息处理设备及其控制方法
US6404423B1 (en) Method for display power management and monitor equipped with a power management function
US7779283B2 (en) Computer and method for realizing household appliance application with low power consumption
JPH07134628A (ja) 省電力制御方法および情報処理装置
JP2001331242A (ja) 情報処理装置及びその消費電力制御方法
JP2001154763A (ja) ローカルエリアネットワークボードの省電力装置
JP3694084B2 (ja) 携帯端末
JP2002163047A (ja) 携帯型コンピュータシステム及びその制御方法
JP3070527B2 (ja) 無線携帯端末
CN107515668B (zh) 一种控制方法和装置
JPH0991254A (ja) 消費電力低減制御システム及びその方法
JP2002218099A (ja) 通信システム
JPH11327705A (ja) 情報処理装置
CN115061561A (zh) 一种设备的节电方法、装置、系统及存储介质
JP2002082743A (ja) 電子機器及び電子機器制御プログラムを記憶した記憶媒体
KR100677068B1 (ko) 휴대용 정보 단말기의 전원 관리장치 및 그 방법
JP5336946B2 (ja) 情報処理装置
JPH05273950A (ja) 画像表示装置
JP2001195161A (ja) 電力モード制御装置及びその記憶媒体
JPH04245518A (ja) 情報処理装置
JP2000341430A (ja) 通信装置