JP2002203955A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2002203955A
JP2002203955A JP2000402338A JP2000402338A JP2002203955A JP 2002203955 A JP2002203955 A JP 2002203955A JP 2000402338 A JP2000402338 A JP 2000402338A JP 2000402338 A JP2000402338 A JP 2000402338A JP 2002203955 A JP2002203955 A JP 2002203955A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】耐圧維持構造として用いられるガードリング構
造を備えた半導体装置において、ガードリング表面の不
純物濃度を低下させることにより、ガードリングの酸化
膜23直下及びコンタクト開口端部に発生する正孔電流
の局所集中を和らげ、高アバランシェ耐量なガードリン
グを得る。 【解決手段】例えばショットキーバリアダイオード(S
BD)1のエピタキシャル層21に、開口パターンを用
いてP型不純物としてボロンイオンを注入することによ
りP層22aを形成させ、さらに同一の開口パターンを
用いてリンイオンを注入することにより、P層22aの
表面部分にP層22aよりも不純物濃度が低濃度である
-層22bを形成させることにより、P層22a及び
-層22bの二層からなるガードリング22を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐圧維持構造とし
て用いられるガードリング構造を備えた半導体装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に耐圧維持構造としてガードリング
構造が知られている。例えば、周知のようにショットキ
ーバリアダイオード(以下、SBD)は、金属層と半導
体層間のショットキー接合の整流作用を利用したダイオ
ードである。SBDはPN接合のダイオードと比較して
電位障壁が低く順方向電圧降下が少ないという利点を有
する反面、耐圧が低く逆方向特性が悪いという欠点があ
るため、従来から逆方向電圧に対する耐性を高めるため
にガードリングを設けた構造のSBDが用いられてい
る。例えば図8に示すSBD1のように、N+型のシリ
コン基板2上にエピタキシャル成長により形成したN-
層3にP型のガードリング4を形成し、前記N-層3と
前記ガードリング4間のPN接合により形成される空乏
層5により耐圧の低下を防ぐことができる。ところで、
順バイアス増大時の前記SBD1において、SBD1を
流れる電流成分は、主要部のSBD1領域から流れる電
流成分JSBD以外にN-層3とガードリング4とのPN接
合からの電流成分JPNが流れるが、このJPNの大きさが
ガードリング4内のP型不純物濃度の総量に大きく依存
する。そこで、JPNの寄与度を下げるために、図9に示
すように、P層6aで形成されたガードリング6に逆導
電型のN+型不純物を導入してN+層6bを設けた構造の
ガードリング6が知られている。これにより、ガードリ
ング6内の実質上の不純物濃度の総量を下げることがで
きる。しかし、上記ガードリング6を用いた場合、以下
のような問題が生じる。図10に示すように、逆バイア
ス時N-層3内に存在する正孔7…は、矢印Aに示すよ
うな経路でアノード電極に引き付けられて吸収される
が、引き付けられた正孔7…の一部はN+層6b直下の
P層6aを通過する。このとき、P層6aの抵抗
(RB)と正孔電流(Ih)の関係がIh×RB≧0.6
(V)を満たすとnpn型の寄生トランジスタ8を活性
化させてしまう場合があり、この結果、逆回復時の電流
がこの部分に集中してデバイスを破壊させてしまう可能
性があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した図
8に示すSBD1においても、強い逆バイアスモードに
あるとき、以下のような問題が生じる。ガードリング4
を形成するP型領域とN -層3とのPN接合により、ガ
ードリング4からN-層3側に延びる空乏層4が、ガー
ドリング外方コーナー部9、9の曲率の影響を受け、B
−B’ラインで示す部分で十分に延び切らず、この部分
の空乏層5の幅が狭くなる。この結果ガードリング外方
コーナー部9、9における電界強度Eが非常に高くな
り、強い電界の影響を受けてガードリング外方コーナー
部9、9にキャリア発生Gが局所集中する。なお、この
キャリア発生Gは、式(1)により求められるものとす
る。
【数1】 ここで、Jnは、電子電流、Jpは正孔電流、αn及び
αpは電離係数、qは電荷素量とする。そして、上述の
ように、ガードリング外方コーナー部9、9に局所的に
発生したキャリア対のうち、電子10…はカソード電極
に引かれ吸収されるが、図11に示すようにアノード電
極に引きつけられる正孔7…は、ガードリング4の不純
物濃度分布がその表面に近いほど高濃度分布であるため
正孔電流Jpが酸化膜下でより表面側に引きつけられ、
その経路が、矢印C…に示すように酸化膜11直下を通
過してコンタクト開口端12に達する。そのために、酸
化膜11直下位置での正孔電流Jpが局所集中し、該正
孔電流Jpの密度が膨大な値に達するため、デバイスを
破壊させる可能性があった。
【0004】以上のような現象に対する対策として、ガ
ードリング4内の不純物総量を絶対的に下げる方法が、
ガウスの法則から導き出された式(2)により提案され
た。
【数2】 ここで、Eは電界強度、Aは面積、εは誘電率、ρは抵
抗率、Vは電圧、qは電荷素量とする。上記数式によれ
ば、電界の強度Eが不純物総量Qあるいは導入ドース量
に比例していることが明らかであり、不純物濃度を下げ
ることによりその電界強度Eを低下させ、上述した問題
を解決することができる。
【0005】以上のことを、実際のデバイスに適用する
ために、先ず、P型のガードリング4形成のための不純
物導入方法を拡散法により行っていた点に着眼し、不純
物導入方法を不純物の濃度分布を制御しやすいイオン注
入法(不純物源はいずれもボロン)で代用する。これ
は、拡散法による場合、通常不純物濃度の制御範囲は表
面濃度CsがCs≧1018(1/cm-3)オーダーが限
界であるためである。図12〜図15に示すように、ガ
ードリング4の表面濃度を変化させて、シミュレーショ
ンした結果、電界Emax及びキャリア発生G及び正孔
電流Jpの値がガードリングの不純物濃度に比例してい
ることが分かり、ガードリング4の表面濃度Csを下げ
ることは、ガードリング外方コーナー部9における電界
Emax及びキャリア対の発生Gを抑える上で、また、
コンタクト開口端12、及び酸化膜11直下部での正孔
電流Jpの密度を下げる上でも相当の効果があることが
分かった。
【0006】しかしながら、以上の対策方法を適用した
ガードリング構造においてもなお以下のような問題があ
る。
【0007】先ず、キャリア対発生Gは抑えられたもの
の、その発生点であるガードリング外方コーナー部9か
らアノード電極に吸収されるまでの経路Cが本質的に変
わっておらず、正の電荷を有する正孔7…が酸化膜11
直下にアノード電極の強い負の電位に引き付けられてい
ることや、低抵抗であるために不純物が最も高濃度に分
布されたより表面に近い部分を、正孔電流Jpが通過す
る問題が解決されていない。
【0008】次に、シミュレーション時に表面濃度を低
濃度(5.00×1016cm-3)として想定することに
支障はないが、実際のプロセスでは問題となり、プロセ
スの複雑さ、製品のコストの増大、プロセスのばらつき
等の製品の不安定要因などの問題を引き起こす可能性が
高い。例えばイオン注入では、ある一定のガードリング
深さを得るために不純物の濃度が低濃度であるほどより
長い熱処理時間を要する。また、イオン注入とは言え、
装置固有の、あるいはその方式そのもののコントロール
性からくる5×1016(1/cm3)オーダーの制御は
得策ではなく、少なくともその表面濃度Csを1×10
17(1/cm3)以上とすることが望ましい。さらに、
ガードリング3におけるオーミックコンタクト性を考慮
すると、ガードリング表面の不純物濃度Csは最低でも
Cs=1×1017(1/cm3)以上確保する必要があ
る。
【0009】ところで、P型不純物としてボロンイオン
が注入された後、O2雰囲気(wet)下での熱処理工程を
追加する際、ボロンイオンの半導体基板と酸化膜の界面
での偏析係数の差から、一般的にボロンイオンは表面側
で吸い出し効果を伴うことにより濃度が低下する。これ
を積極的に利用すると、ガードリング表面の不純物濃度
を下げることができるが、この方法を用いても、再現性
等のプロセスのばらつきが生じるなどの問題を引き起こ
し、安定性の面から推奨できない。
【0010】本発明の課題は、耐圧維持構造として用い
られるガードリング構造において、ガードリング表面の
不純物濃度を低下させることにより、ガードリングの酸
化膜直下及びコンタクト開口端部に発生する正孔電流の
局所集中を和らげ、高アバランシェ耐量なガードリング
を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば図1に示すように、
耐圧維持構造として、第一導電型半導体層(N-層2
1)に第一導電型の反導電型である第二導電型のガード
リング22を備える半導体装置において、第一導電型半
導体層に開口パターンを用いて第二導電型不純物をイオ
ン注入して熱処理することにより、第二導電型のガード
リングを形成するとともに、前記開口パターンを用いて
第一導電形半導体層に形成されたガードリングに前記第
二導電型不純物よりも低濃度の第一導電型不純物をイオ
ン注入して熱処理を行なうことにより、前記ガードリン
グ表面の第二導電型不純物濃度から第一導電型不純物濃
度を差し引いた実質的な第二導電型不純物濃度を低下さ
せたことを特徴とする。
【0012】請求項1記載の発明によれば、ガードリン
グにおいて、その表面の濃度が第二導電型不純物濃度の
みのガードリングを用いた場合の表面濃度から、第一導
電型不純物濃度を差し引いた濃度となるために、ガード
リング表面の不純物濃度を下げることができるので、ガ
ードリングの表面に引き付けられて局所的に発生してい
た正孔電流の密度を低下させることができる。また、第
一導電型不純物は、第二導電型不純物が注入された開口
パターンと同様の開口パターンから、第二導電型不純物
導入直後に注入されるので、本発明であるガードリング
を有する半導体装置は、複雑なプロセスを追加すること
なく、且つ安定な製造プロセスにおいて製造することが
できる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
導体装置において、前記ガードリング表面の第二導電型
不純物濃度から第一導電型不純物濃度を差し引いた実質
的な第二導電型不純物濃度を1×1017(1/cm3)以
上1×1018(1/cm3)以下の範囲としたことを特徴
とする。
【0014】請求項2記載の発明によれば、ガードリン
グの表面の不純物濃度を下げる際に、製造プロセスにお
いて不純物濃度が前記範囲内であれば、プロセスの複雑
化、製造コストの増大、プロセスのばらつき等を伴うこ
となく、安定したプロセスで上記ガードリングを得るこ
とができ、さらに、オーミックコンタクト性といった従
来のデバイスの特性を損なわないガードリングを実現す
ることができる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の半導体装置において、例えば図2に示すように、
第二導電型不純物濃度から第一導電型不純物濃度を差し
引いた実質的な第二導電型不純物の深さ方向濃度分布の
ピーク位置Rp2が、第一導電型不純物を導入する前の
第二導電型不純物の深さ方向濃度分布のピーク位置Rp
1よりも深い位置にあることを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明によれば、強い逆バイ
アス時に、上述したようにガードリング外方コーナー部
の曲率の影響をうけてこの部分に局所集中していた電界
及びキャリア発生Gにより生じた正孔が、酸化膜直下に
負電位のアノード電極に引き付けられて集められアノー
ド電極に至り吸収される経路を、ガードリング領域内の
不純物濃度分布のピーク位置がガードリングの表面位置
からより深い位置に移動したことにより酸化膜直下であ
るガードリング表面位置からより深いシリコンバルク中
にシフトさせることが可能なため、ガードリング表面位
置における正孔電流の密度を分散させて緩和させること
ができる。この結果、ガードリング領域でのデバイスの
局所的アバランシェ破壊を避けることができ、また、よ
り広いデバイス領域でアバランシェエネルギーを負担す
ることができるので、従来技術の特性を損ねることな
く、高アバランシェ耐量のデバイスを得ることができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0018】図1に示すように、本発明の一例であるS
BD1は、N+層20、N-層21(第一導電型半導体
層)、ガードリング22、酸化膜23、電極メタル2
4、24’からなる。
【0019】N+層20はシリコンの半導体基板であ
り、不純物としてリン、ヒ素あるいはアンチモン等を含
有するN+型の半導体基板である。
【0020】N-層21は、エピタキシャル成長により
形成したシリコン層であり、シリコン基板と同様の不純
物を含有するN-型半導体である。
【0021】ガードリング22はN-層21の表面にイ
オン注入法により例えばボロンイオンを注入し、拡散し
て形成されたP+層22aと、同一の開口パターンより
さらにリンイオンをイオン注入法により注入し拡散させ
て得た不純物濃度の低いP-層22bの二層からなり、
このガードリング22の深さをXで表す。また、後述す
るように前記ガードリング22は、本発明において、特
徴的な濃度分布を示す。
【0022】酸化膜23はシリコン酸化膜からなり、ガ
ードリング22の外側を覆うように形成され、絶縁膜及
び保護膜となる。
【0023】電極メタル24はアノード側、電極メタル
24’はカソード側の電極であり、該電極メタル24と
前記エピタキシャル層2間においてショットキー接合が
形成される。
【0024】上記構成のSBD1のガードリング22の
不純物濃度について以下に示す。上述したように、ガー
ドリング22は本発明において特有な不純物濃度分布を
有し、その不純物濃度分布は概ね図2に示すような曲線
Dで示される。図2において、横軸はガードリング22
の表面を原点とする深さ方向の距離Xを示しており、従
って、左からガードリング22、N-層21、N+層20
を示す。そして、縦軸は不純物濃度N(X)(Cs(1
/cm3))を示している。また、この不純物濃度分布
図にはボロンイオンのみで形成されたガードリング及び
リンイオンのみで形成されたガードリングの不純物濃度
分布について比較のため示してある。曲線Dは、本発明
であるボロンイオン注入により形成されたP層22aに
リンイオンを注入して低濃度不純物領域P-層22bを
有するガードリング22の不純物濃度変化を、曲線Eは
ボロンイオンのみで形成されたガードリングの不純物濃
度変化を、曲線Fはリンイオンのみで形成されたガード
リングの不純物濃度変化を示している。また、ボロンイ
オンのみで形成されたガードリングの不純物濃度分布の
ピーク位置をRp1、上述したようにリンイオンを注入
したP-層22bを有するガードリング22の不純物濃
度分布のピーク位置をRp2とする。この図から明らか
なように、ピーク位置Rp1と比較してピーク位置Rp
2がガードリング深さXのより深い位置に遷移している
とともに、ボロンイオンのみで形成されたガードリング
と比較して、前記P-層22bを有するガードリング2
2の表面における不純物濃度の方が低いことが分かる。
これは、ガードリング22の実質上の不純物濃度が、ボ
ロンイオン濃度から導入されたリンイオン濃度を差し引
いたものであるためである。
【0025】上述したような不純物濃度分布を持つガー
ドリング構造を得ることにより、従来、ボロンイオンの
みの分布Eからも示すように、ガードリング内の不純物
濃度のピーク位置Rp1がガードリングのほぼ表面位置
であったために、逆バイアス時の正孔が酸化膜直下に集
まりコンタクト開口端25に局所集中していたのに対し
て、不純物濃度が最も高いピーク位置Rp2が表面より
深いシリコンバルク中に遷移させたことにより、正孔の
通る経路を矯正させ分散させることができる。即ち、ガ
ードリング外方コーナー部26に発生するキャリア対の
内の正孔の移動経路を図中の矢印で示す経路Cから経路
G…に変更させ、その結果正孔電流の密度を緩和させる
ことができる。実際には、リンイオン注入後のガードリ
ングの表面の不純物濃度が、1×10 17(1/cm3
以上1×1018(1/cm3)以下になるように条件を
設定して不純物を注入する。このときの不純物濃度分布
は、例えば図3、図4に示すような濃度分布であり、図
3の縦軸は不純物濃度N(X)(Cs(1/cm3))
を示し、横軸はガードリング深さXを示す。これは、上
記濃度範囲が、上述したように、イオン注入法によりP
層22aとP-層22bからなるガードリング22を得
る際の製造プロセスの複雑さ及び再現性等のプロセスの
安定性、さらには製造プロセスのコストの増大等の問題
を引き起こすことなく、また、オーミックコンタクト性
などの従来のデバイスの特性を損なうことなく、目的の
不純物濃度分布を持つガードリングを得るための最低限
必要な濃度であることによる。なお、図3及び図4に示
すボロンイオンとリンイオンを含むガードリング22の
不純物濃度分布グラフ及び表は、ボロンイオン濃度から
リンイオン濃度を差し引いて得られた、実際にシリコン
バルク中に取り込まれた不純物濃度の補償濃度で示す。
【0026】
【実施例】以下に、本発明の一具体例として、半導体装
置の一例である耐圧(逆電圧)100VのSBDの製造
方法について述べる。また、図示される各層の厚さは相
対的に正確ではなく、説明の都合上便宜的に示したもの
である。
【0027】先ず、図5(a)に示すように、N+層2
0(厚さ440μm、不純物濃度1018〜1019
-3)上にエピタキシャル成長によりエピタキシャル層
21(厚さ12μm、不純物濃度1.7×1015〜2.
0×1015cm-3)を形成した前記シリコン基板の両面
に、温度1000℃、O2雰囲気(wet)下で約1〜1.
5時間熱処理を行い、約0.5μmの酸化膜(Si
2)23を形成する。
【0028】次いで、図5(b)に示すように、酸化膜
23上にフォトレジスト膜(図示略)を形成し、前記シ
リコン基板表面のガードリング22形成位置に開口を形
成するように露光及び現像する。次いで、フォトレジス
ト膜で被われていないガードリング22形成部分の酸化
膜23をエッチングにより除去し、フォトレジスト膜を
洗浄除去し、ガードリング22形成位置を後述するボロ
ンイオン注入用に開口を行う。
【0029】次に、開口部27、27からボロンイオン
を例えば4.0×1013/150kevで注入後、温度
1150℃で135分間熱処理を行い、P層22aを形
成する。続いて、同一の前記開口部27、27からリン
イオンを例えば5.0×1012/70kev注入後、温
度1040℃で120分間熱処理を行い、P層22aの
表面に不純物低濃度のP-層22bを形成する。ここ
で、上記方法により注入されたボロンイオン濃度及びリ
ンイオン濃度は、上述したように、完成時のガードリン
グ22の表面濃度Csが、1.0×1017(1/cm3
≦Cs≦1.0×1018(1/cm3)の範囲内であると
ともに、完成時の不純物濃度のピーク濃度であるRp2
と、同様の条件におけるボロンイオンのみで形成された
P型層のピーク濃度であるRp1との関係がRp1<Rp
2となるように条件を設定して決定されたものである。
また、リンイオン注入後の前記熱処理の内の30分間
は、後述するN+ストッパ部28、28形成時のリンブ
ロック膜として、前記エピタキシャル層21の表面に酸
化膜23を形成するための熱処理であり、図(c)に示
すように、酸化膜23及びボロンイオン及びリンイオン
注入用の開口パターン27、27に沿って新たに約0.
31μmの酸化膜23’を形成する。
【0030】次いで、図5(d)に示すように、前記シ
リコン基板の裏面の酸化膜23及び、表面のN++ストッ
パ部28、28を設ける位置に、選択的にパターニング
(フォトリソグラフィ工程+エッチング工程)を行い開
口を形成する。そして、前記シリコン基板の裏面と表面
両端部の開口部に、例えば温度950℃で約30分間プ
レデポジション工程を行い半導体中に不純物を導入し、
温度1000℃で約30分間ドライブイン工程を行うこ
とにより導入された不純物を活性化及び熱拡散させ、シ
リコン基板の裏面側と表面側の両端部にN++ストッパ部
28、28、N ++領域29を形成する。
【0031】続いて、コンタクト開口部25を形成する
ために選択的にパターニングを行い、このコンタクト開
口部25及びシリコン基板裏面に金属層30、30を形
成する。そして、該金属層30、30の上下面に電極を
設け、本発明特有の不純物濃度分布を有するガードリン
グ22を持つSBD1を得る。以上のことから、これら
一連の電極形成工程は従来技術の工程とほぼ同様のもの
であり、本発明であるガードリング22の不純物濃度分
布が、製造的に安定で、且つ、複雑なプロセスの追加を
不要とし、さらにガードリング22の不純物濃度分布の
制御性にすぐれた方法により得ることができる。
【0032】以上本発明の実施の形態についてSBDを
用いて説明したが、本発明はSBDに備えられるガード
リングに限定されるものではなく、高速ダイオード(以
下FRD)等のダイオードや、高耐圧のMOSFETや
電導度変調型MOSFET(絶縁ゲート型バイポーラト
ランジスタ、以下IGBT)などのインバータ、電源装
置等の各種回路の電力用スイッチング素子として広く用
いられているトランジスタ等に用いるガードリング構造
においても、同様に適用可能であることは言うまでもな
い。
【0033】例えば、FRDは、図6に示すように半導
体基板であるN+層40と、その表面にエピタキシャル
成長して形成されたN-層41と、アノード部となるP
型領域P2層と、ガードリング42と、酸化膜43と、
電極メタル44、44とから構成されている。前記FR
Dに設けられたガードリング42は、ボロンイオンを注
入したP1層42aと、リンイオンを注入した不純物濃
度の低いP-層42bの二層から形成され、実施の形態
例と同様の効果を奏する。
【0034】また、図7に示すように、MOSFET
は、N+層50、N-層51、ガードリング52、酸化膜
53、N++層54、電極メタル55…とから概略構成さ
れドレイン、ソース、ゲートの三つの電極を有する。ま
た、IGBTは、前記MOSFETの構造においてコレ
クタ側(ドレイン側)のN++層54をP+層に変更しP
N接合を一つ追加した構造であり、コレクタ、エミッ
タ、ゲートの三つの電極を有する。前記MOSFET及
びIGBTに設けられたガードリング52は、ボロンイ
オンを注入したP層52aと、リンイオンを注入した不
純物濃度の低いP-層52bの二層から形成され、実施
の形態例と同様の効果を奏する。
【0035】なお、ガードリングの不純物低濃度領域で
あるP-層は、リンイオンを注入して形成させたが、リ
ンイオンに限らず、N型不純物として知られるヒ素ある
いはアンチモン等を用いてもよい。また、N型半導体基
板を用いた半導体装置について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、逆導電型であるP型半導
体基板を用いた半導体装置にも適用することができる。
この場合、ガードリングはリンイオン等のN型不純物を
注入して形成し、本発明であるガードリングを実現する
ためにN型不純物低濃度領域としてボロンイオン等のP
型不純物を注入して形成する。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ガードリ
ングにおいて、その表面の濃度が第二導電型不純物濃度
のみのガードリングを用いた場合の表面濃度から、第一
導電型不純物濃度を差し引いた濃度となるために、ガー
ドリング表面の不純物濃度を下げることができるので、
ガードリングの表面に引き付けられて局所的に発生して
いた正孔電流の密度を低下させることができる。また、
第一導電型不純物は、第二導電型不純物が注入された開
口パターンと同様の開口パターンから、第二導電型不純
物導入直後に注入されるので、本発明であるガードリン
グを有する半導体装置は、複雑なプロセスを追加するこ
となく、且つ安定な製造プロセスにおいて製造すること
ができる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、ガードリン
グの表面の不純物濃度を下げる際に、製造プロセスにお
いて不純物濃度が前記範囲内であれば、プロセスの複雑
化、製造コストの増大、プロセスのばらつき等を伴うこ
となく、安定したプロセスで上記ガードリングを得るこ
とができ、さらに、オーミックコンタクト性といった従
来のデバイスの特性を損なわないガードリングを実現す
ることができる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、強い逆バイ
アス時に、上述したようにガードリング外方コーナー部
の曲率の影響をうけてこの部分に局所集中していた電界
及びキャリア発生Gにより生じた正孔が、酸化膜直下に
負電位のアノード電極に引き付けられて集められアノー
ド電極に至り吸収される経路を、ガードリング領域内の
不純物濃度分布のピーク位置がガードリングの表面位置
からより深い位置に移動したことにより酸化膜直下であ
るガードリング表面位置からより深いシリコンバルク中
にシフトさせることが可能なため、ガードリング表面位
置における正孔電流の密度を分散させて緩和させること
ができる。この結果、ガードリング領域でのデバイスの
局所的アバランシェ破壊を避けることができ、また、よ
り広いデバイス領域でアバランシェエネルギーを負担す
ることができるので、従来技術の特性を損ねることな
く、高アバランシェ耐量のデバイスを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガードリングを有する半導体装置の一
例であるSBDの構成を示す縦断面図である。
【図2】上記SBDのガードリングの縦断面に沿った不
純物濃度分布を示す図である。
【図3】上記不純物濃度分布のうちガードリングの不純
物濃度分布を示す図である。
【図4】図3に示す不純物濃度の各側定点の測定値を示
す表図である。
【図5】上記SBDの製造方法を示す縦断面図である。
【図6】本発明のガードリングを有する半導体装置の他
の例であるFRDの構成を示す縦断面図である。
【図7】本発明のガードリングを有する半導体装置の他
の例であるMOSFET及びIGBTの構成を示す縦断
面図である。
【図8】従来の一例であるガードリング構造を有するS
BDの構成を示す縦断面図である。
【図9】従来の他の例であるガードリングを有するSB
Dの構成を示す縦断面図である。
【図10】図9の要部拡大図である。
【図11】図8の要部拡大図である。
【図12】図8のSBDにおけるガードリングの表面濃
度に対する正孔電流の変化を示す図である。
【図13】図8のSBDにおけるガードリングの表面濃
度に対する電界強度の変化を示す図である。
【図14】図8のSBDにおけるガードリングの表面濃
度に対するキャリア発生Gの変化を示す図である。
【図15】図12〜図14に示す各濃度に対する電界強
度、正孔電流、キャリア発生Gの測定値を示す表図であ
る。
【符号の説明】 21 N-層(第一導電型半導体層) 22 ガードリング Rp1 従来のガードリングの不純物濃度分布の
ピーク位置 Rp2 本発明であるガードリングの不純物濃度
分布のピーク位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐圧維持構造として、第一導電型半導体
    層に第一導電型の反導電型である第二導電型のガードリ
    ングを備える半導体装置において、 第一導電型半導体層に開口パターンを用いて第二導電型
    不純物をイオン注入して熱処理することにより、第二導
    電型のガードリングを形成するとともに、 前記開口パターンを用いて第一導電形半導体層に形成さ
    れたガードリングに前記第二導電型不純物よりも低濃度
    の第一導電型不純物をイオン注入して熱処理を行なうこ
    とにより、 前記ガードリング表面の第二導電型不純物濃度から第一
    導電型不純物濃度を差し引いた実質的な第二導電型不純
    物濃度を低下させたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記ガードリング表面の第二導電型不純
    物濃度から第一導電型不純物濃度を差し引いた実質的な
    第二導電型不純物濃度を1×1017(1/cm3)以上1
    ×1018(1/cm3)以下の範囲としたことを特徴とす
    る請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 第二導電型不純物濃度から第一導電型不
    純物濃度を差し引いた実質的な第二導電型不純物の深さ
    方向濃度分布のピーク位置が、第一導電型不純物を導入
    する前の第二導電型不純物の深さ方向濃度分布のピーク
    位置よりも深い位置にあることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の半導体装置。
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