JP2002203406A - 無影灯 - Google Patents

無影灯

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JP2002203406A
JP2002203406A JP2001154939A JP2001154939A JP2002203406A JP 2002203406 A JP2002203406 A JP 2002203406A JP 2001154939 A JP2001154939 A JP 2001154939A JP 2001154939 A JP2001154939 A JP 2001154939A JP 2002203406 A JP2002203406 A JP 2002203406A
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lens
reflector
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optical axis
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JP2001154939A
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Masato Matsushita
真人 松下
Yasuhiro Kato
康弘 加藤
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YAMADA SHADOWLESS LAMP CO Ltd
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
YAMADA SHADOWLESS LAMP CO Ltd
Koito Manufacturing Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V7/00Reflectors for light sources
    • F21V7/10Construction
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V7/00Reflectors for light sources
    • F21V7/0066Reflectors for light sources specially adapted to cooperate with point like light sources; specially adapted to cooperate with light sources the shape of which is unspecified
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/30Collimators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21WINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO USES OR APPLICATIONS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS
    • F21W2131/00Use or application of lighting devices or systems not provided for in codes F21W2102/00-F21W2121/00
    • F21W2131/20Lighting for medical use
    • F21W2131/205Lighting for medical use for operating theatres

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源を少ない数の電球で構成する一方で、所
要の配光特性を得るためのレンズ設計及び製造を容易に
した無影灯を提供する。 【解決手段】 光源としての電球427,428と、前
記電球から出射された光を円周方向に向けて平行光束と
して出射するコンデンサレンズ414,415と、前記
コンデンサレンズから出射された光を前記電球を中心と
した異なる半径位置においてそれぞれほぼ同じ方向に向
けて反射するリフレクタ3と、前記リフレクタ3から反
射されてくる光を屈折して所要の配光特性とするアウタ
ーレンズ5とを備える。電球及びコンデンサレンズから
出射された光は平行光束状態でリフレクタ3で反射さ
れ、かつアウターレンズ5に入射されて屈折されるた
め、所要の配光特性を得るためのアウターレンズ5のレ
ンズステップ55の設計に際しては、平行ないし平行に
近い光を屈折して目的とする配光特性を得るようにすれ
ばよく、レンズステップの設計が容易になり、目的とす
る配光特性の無影灯を容易に設計、製造することが可能
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医療用灯具、特に手
術室に配置されて手術台上を照明するための無影灯に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように無影灯は手術台上の患者の
患部に手術を行う医師や助手等の術者による影が生じる
ことがないように、しかも患部を均一な明るさで照明を
行うためのものである。従来の一般的な無影灯は、図1
3(a)に外観図を示すように、灯具本体101の表面
上に複数個の電球102を配列した構成とされており、
各電球102から出射される光がそれぞれ異なる角度方
向から患部を照明することで、一つの電球からの光によ
って生じる影を他の電球からの光によって相殺し、術者
による影の発生を防止する構成となっている。また、従
来の他の無影灯として、図13(b)に断面図を示すよ
うに、灯具ハウジング111内に光源として一つあるい
は二つの電球112を配置し、当該電球112からの光
を集光レンズ113によって光束を拡大した上で、拡大
した光束を灯具ハウジング111の前面に設けたアウタ
ーレンズ114によって屈折し、当該アウターレンズ1
14から拡散状態で光を出射して患部を照明するように
したものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
(a)の無影灯では、手術台を均一にかつ所定の色光で
照明するためには、配設されている複数の電球102の
明るさや色相を揃える必要があり、規格の揃った電球を
使用しなければならない。特に、いずれかの電球が損傷
し、あるいは、寿命となったときに、他の電球と明る
さ、色相が同じ電球を直ちに入手して交換することが難
しく、無影灯のメインテナンスが面倒なものになるとい
う問題がある。また、複数の電球を点灯するための消費
電力が大きくなるという面でも問題がある。
【0004】これに対し、図13(b)の無影灯は、図
13(a)の無影灯に比較すれば電球数が低減できるた
め、電球交換を含む管理は容易なものとなり、また消費
電力を低減する上でも有利なものとなる。しかしなが
ら、電球112から出射される光をアウターレンズ11
4の広い面に入射させるために、集光レンズ113によ
って光束を拡大させる必要があるが、このように光束を
拡大した光をアウターレンズ114に対して均一に入射
させることは困難であり、そのために無影灯の径方向及
び円周方向に均一な配光特性を得るためのアウターレン
ズを設計することは困難になる。また、集光レンズ11
3からアウターレンズ114に入射されるそれぞれの光
の入射角度がそれぞれ異なるために、入射された光を屈
折するためにアウターレンズ114に設けられているレ
ンズステップの形状が三次元方向に複雑な形状になるこ
とが避けられず、そのためにレンズステップの設計が困
難になるとともに、アウターレンズ114を樹脂成形法
によって製造することも困難になり、設計通りの配光特
性の無影灯を製造することが難しくなるという問題があ
る。
【0005】本発明の目的は、光源を少ない数の電球で
構成する一方で、所要の配光特性の照明を得るためのレ
ンズ設計及び製造を容易に行うことが可能な無影灯を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の無影灯は、光源
と、前記光源から出射された光を円周方向に向けて平行
光束として出射するコンデンサレンズと、前記コンデン
サレンズから出射された光を前記光源を中心とした異な
る半径位置においてそれぞれほぼ同じ方向に向けて反射
するほぼ円錐面形状のリフレクタと、前記リフレクタか
ら反射されてくる光を屈折して所要の配光特性とするア
ウターレンズとを備える構成とする。
【0007】本発明によれば、光源から出射された光は
平行光束状態でリフレクタで反射され、かつアウターレ
ンズに入射されて屈折されるため、所要の配光特性を得
るためのアウターレンズのレンズステップの設計に際し
ては、平行ないし平行に近い光を屈折して目的とする配
光特性を得るようにすればよく、レンズステップの設計
が容易になり、目的とする配光特性の無影灯を容易に設
計、製造することが可能になる。
【0008】また、前記リフレクタは、前記光源を中心
とした異なる半径位置毎に帯状をした複数の区分反射面
領域に分割され、かつ前記区分反射面領域は前記リフレ
クタの光軸方向に対して階段状をした断面形状に形成さ
れることが好ましい。このようにすることで、リフレク
タの光軸方向の幅寸法を低減することができ、無影灯の
厚さを薄くすることができる。
【0009】一方、前記アウターレンズには、前記リフ
レクタで反射された光を径方向に屈折する複数のレンズ
ステップが径方向に並列配置された状態で形成されてお
り、前記アウターレンズの外径側の前記レンズステップ
は、内径側の前記レンズステップよりも径方向の内側に
向けて前記光を屈折するように構成する。これにより、
拡散性に優れた照明が実現でき、無影灯としての好適な
配光特性が得られる。また、前記アウターレンズは、円
周方向に分割された複数の分割レンズで構成され、前記
分割レンズは三角形に近い平板状の透明部材で形成さ
れ、その表面には前記径方向の断面が鋸歯状をした前記
レンズステップが接線方向に沿う直線状でかつ径方向に
並んで配置される構成とする。このような構成とするこ
とで、各分割レンズに形成するレンズステップを直線状
の平面形状とした場合にも全体として環状のレンズステ
ップを形成することになり、レンズステップの設計をさ
らに容易なものにすることができる。また、前記分割レ
ンズのレンズステップは平面形状は並列配置された直線
形状であり、かつ断面形状も垂直面と傾斜面からなる鋸
歯状であるため、分割レンズを樹脂成形によって形成す
る場合においても、金型の製造が容易であり、かつ樹脂
成形により高精度の分割レンズを容易に製造することが
可能になる。さらに、前記分割レンズの分割面をリフレ
クタの光軸方向に対して円周方向に傾斜した傾斜面とし
て構成する。この場合、前記分割面の表面が粗面加工さ
れることが好ましい。これにより、リフレクタの反射光
が分割レンズの間の隙間を素通して漏れ光となることが
防止される。また、アウターレンズに径方向と直交する
方向に光を拡散する拡散ステップを形成することによ
り、さらに均一な照明を行うことが可能になる。
【0010】この場合、前記光源およびコンデンサレン
ズは、前記リフレクタの光軸方向に並んでそれぞれ2つ
設けられ、前記リフレクタの中心に近い側の第1の光源
及び第1コンデンサレンズは前記リフレクタの光軸方向
に対してほぼ垂直な方向でかつ前記リフレクタの中心側
の領域に対して光を出射し、前記第2の光源及び第2の
コンデンサレンズは前記リフレクタの光軸方向に対して
ほぼ垂直よりも前記リフレクタの中心側に傾斜した方向
でかつ前記リフレクタの周辺側の領域に対して光を出射
する構成とすることにより、特に、周辺反射面領域の光
軸方向の位置をリフレクタの後方に後退させることがで
き、この後退した分だけリフレクタの光軸方向の寸法を
短くし、リフレクタ、ないし無影灯の厚さ寸法を低減す
ることが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の無影灯の外観図、図
2はその中心位置の断面図、図3は各部分の概略構成を
示す分解斜視図である。これらの図において、無影灯1
のハウジング部2は円形傘状をした灯具ハウジング21
を備えており、前記灯具ハウジング21の上面の中心位
置には円柱状のスタッド22が立設され、このスタッド
22を介して図1に鎖線で示す支持アーム23に支持さ
れるとともに、当該スタッド22内を挿通される図外の
電気コードにより外部電源に電気接続され、後述する電
球を点灯するように構成されている。前記灯具ハウジン
グ21内には、同様に円形傘状をしたリフレクタ3が内
装されるとともに、前記リフレクタ3の内面側の中心位
置には光源部4が配置される。前記光源部4は、詳細は
後述するが前記リフレクタ3の光軸方向(図2の上下方
向)に沿って配列された2個の電球と2個のコンデンサ
レンズとを含んで全体として円筒状に構成されている。
さらに、前記リフレクタ3の前面位置には、多数の分割
レンズ51によって全体として頂角が大きく平坦に近い
円錐面状に組み立てられたアウターレンズ5が配置さ
れ、かつその外側に重ねて同様な形状である円錐面状に
形成された拡散板6が配置され、これらアウターレンズ
5と拡散板6はその周縁において前記灯具ハウジング2
1の円形開口縁25に対して円環状をしたフリンジ23
で固定されている。
【0012】前記光源部4は、図4に一部を破断した分
解斜視図を示すように、コンデンサレンズ構体41と光
源構体42とを有している。前記コンデンサレンズ構体
41は、円形板状に形成された第1レンズホルダ411
と、円環状に形成された第2レンズホルダ412及び第
3レンズホルダ413とを有しており、第1レンズホル
ダ411と第2レンズホルダ412との間に円環状をし
た第1コンデンサレンズ414を挟み、第2レンズホル
ダ412と第3レンズホルダ413との間に同じく円環
状をした第2コンデンサレンズ415を挟み、円周方向
の3箇所において、前記第1レンズホルダ411から第
3レンズホルダ413までにわたって筒軸方向に締結ロ
ッド416を挿通し、その両端部においてナット417
により締結することにより、前記第1〜3レンズホルダ
411〜413と第1及び第2コンデンサレンズ41
4,415を一体化している。そして、前記コンデンサ
レンズ構体41は、前記リフレクタ3の中心部に設けら
れた中心穴31を貫通され、前記第1レンズホルダ41
1において灯具ハウジング21の内面の中心領域に固定
支持されている。ここで、前記第1及び第2コンデンサ
レンズ414,415は、図2を参照すると判るよう
に、各コンデンサレンズ414,415の径方向に沿う
断面形状は、当該コンデンサレンズの環状中心を集光焦
点とする断面形状に設計されている。
【0013】また、前記コンデンサレンズ構体41内に
内装支持されている前記光源構体42は、円形基板42
1の下面側に、2枚の第1及び第2の支持板422,4
23と3本の柱材424とを組み立てた格子体が構成さ
れ、この格子体内の前記第1の支持板422に第1電球
ソケット425が支持され、前記第2の支持板423に
第2電球ソケット426が支持される。前記第1および
第2の電球ソケット425,426にはそれぞれハロゲ
ンランプで構成される第1電球427と第2電球428
が支持される。そして、前記光源構体42は前記コンデ
ンサレンズ構体41の第1レンズホルダ411の環状穴
から内部にまで挿入され、前記円形基板421が前記第
1レンズホルダ411の環状内部を塞ぐように配置され
た上で、前記第1レンズホルダ413に対してネジ穴4
11a,421aに螺合されるネジ(図示せず)により
固定される。これにより前記光源部4が構成されること
になり、このように組み立てられた光源部4は、図2を
参照すると判るように、前記第1電球427は前記第1
コンデンサレンズ414の焦点に位置され、前記第2電
球428は前記第2コンデンサレンズ415の焦点より
も筒軸方向、すなわちリフレクタ3の光軸方向に沿って
第2支持板423側に僅かにずれた位置に配置されるこ
とになる。
【0014】一方、前記リフレクタ3は、表面が光反射
面として構成される金属板を倣い加工して傘状に形成し
たものであり、図5に光軸を含む右半分の拡大断面図を
示すように、光軸を含む中心部に中心穴31が開口され
ており、前記光源部4が貫通されている。また、前記リ
フレクタ3の反射面の領域のうち、前記中心位置から半
径方向のほぼ3/4の長さにまで至る中心側領域32
は、複数の円環状をした面領域に区分されており、かつ
各区分された面領域は径方向の断面形状が階段状となる
ように曲げ形成されている。そして、前記区分された面
領域のうち、内径側から外径側に沿ってリフレクタの前
方に向けて傾斜されている各面領域、ここでは4つの面
領域がそれぞれ区分反射面領域32a〜32dとして構
成され、後述するように前記第1電球427及び第1コ
ンデンサレンズ414から出射されてくる光をリフレク
タ3の前方に向けて反射するように構成されている。前
記4つの区分反射面領域32a〜32dはそれぞれ前記
リフレクタ3の光軸に対して45度の角度で傾斜された
円錐面の一部で構成されている。また、前記リフレクタ
3の前記中心側領域32の外側に位置する周辺側領域3
3は、ここでは一つの周辺反射面領域として構成されて
おり、前記リフレクタ3の光軸に対して所要の角度、例
えば45度の角度に傾斜された円錐面の一部で構成され
ている。なお、このようなリフレクタ3の形状は、同図
に鎖線で示すような45の角度に傾斜された円錐面を光
軸方向に分割し、各分割面を光軸方向に移動した上で、
各分割面を連続した面になるように連結した構成と等価
であり、元になる円錐面の光軸方向の長さL2を短い光
軸長さL1にすることが可能である。そして、前記リフ
レクタ3は前記中心穴31の開口縁部34において、前
記コンデンサレンズ構体41の第1レンズホルダ411
と灯具ハウジング21との間に挟持されて前記灯具ハウ
ジング21内に支持されている。また、前記リフレクタ
3には、外周縁に沿ってフランジ部35が設けられてお
り、前記フランジ部35は前記灯具ハウジング21の円
形開口縁25に沿った内側位置に配置されている。
【0015】前記アウターレンズ5は、図3に示したよ
うに、円周方向に分割された複数の分割レンズ、ここで
は円周方向に36個に分割された36枚の分割レンズ5
1で構成され、全体として前記したように頂角が150
度程度をした偏平な円錐面状に形成されている。前記3
6枚の分割レンズ51は全て同一形状をしており、図6
に斜視図を、図7(a)に平面図、図7(b),(c)
にAA線、BB線の各断面図をそれぞれ示すように、そ
の頂角が約10度に設計された三角形ないしは台形、あ
るいは扇型をした透明樹脂の板部材として形成されてお
り、細幅の内径端部52が前記コンデンサレンズ構体4
1の第3レンズホルダ413の外周部に沿った表面上に
当接され、また幅寸法が大きい外径端部53が前記リフ
レクタ3のフランジ部35に当接された状態で、36枚
の分割レンズ51は円周方向に極めて微小な隙間をおい
て配列されている。この隙間は無影灯を点灯した際の熱
で分割レンズ51が熱膨張した際に分割レンズ51が円
周方向に衝接して変形、ないし破損することを防止する
ために設けている。したがって、図3のように、前記コ
ンデンサレンズ構体41の第3レンズホルダ413の光
軸方向の位置が、リフレクタ3のフランジ部35との光
軸方向の位置よりも前方に位置されていることにより、
36枚の分割レンズ51で構成される前記アウターレン
ズ5は全体として円錐形状に構成されることになる。な
お、分割レンズ51の底辺に設けられた切り欠き54は
当該分割レンズ51を円周方向に配列する際の位置決め
に利用される。
【0016】また、前記分割レンズ51の上側に向けら
れた内面には、平面方向には外径端部53に沿う底辺に
平行な方向、すなわちアウターレンズ5の接線方向に伸
びる直線状をし、厚さ方向の断面形状として外径側が傾
斜面で内径側が垂直面をした鋸歯状をした多数のレンズ
ステップ55が並列状態に形成されている。また、前記
分割レンズ51の下側に向けられた外面には、前記アウ
ターレンズ5の径方向、換言すれば前記分割レンズ51
の長さ方向に延長されて、これと直交する幅方向に平行
に並列配置された複数条の拡散ステップ56が形成され
ている。前記拡散ステップ56は、ここでは幅方向に円
弧面として構成されたかまぼこ形状にされている。これ
により、前記分割レンズ51を透過する光は、内面側の
前記レンズステップ55と、外面側の前記拡散ステップ
56とでそれぞれ区画される矩形の領域毎に個々の光束
が区分され、かつ各光束の屈折、拡散が行われることに
なる。
【0017】ここで、前記レンズステップ55は、前記
リフレクタ3の区分反射面領域32a〜32d及び周辺
反射面領域33に対応して、これらの領域で反射されて
きた光を所望の配光特性とするための形状、寸法となる
ように、コンピュータを用いた光線追跡のシミュレーシ
ョンに基づいて設計されている。特に、この実施形態の
場合には、前記区分反射面領域32a〜32dに対向す
る内径側領域のレンズステップ55aは、傾斜面の角度
や並列方向に沿った幅寸法が異なる種々のレンズステッ
プが混在された状態で配置されているが、前記周辺反射
面領域33に対向する外径側領域のレンズステップ55
bは、傾斜面の角度や幅寸法が比較的に揃った状態で配
置されている。また、前記外径側領域のレンズステップ
55bの傾斜面の角度は内径側領域のレンズステップ5
5aの傾斜面の角度よりも幾分大きくなるように形成さ
れている。さらに、この実施形態では、前記レンズステ
ップ55の垂直面57には、光を透過しない材料、例え
ばクロム、ニッケル等の金属や不透光性樹脂等を塗布、
あるいは蒸着した光不透過膜を形成し、前記垂直面57
を通して光が外部に出射しないように構成している。ま
た、前記分割レンズ51は、分割面、すなわち、三角形
の斜辺に相当する部分の側面58にシボ加工を施して光
低透過面として形成しており、この側面58を透過する
光の光量が低減されるように構成している。なお、シボ
加工に代えて、光透過率の低い材料を塗布、あるいは蒸
着してもよい。したがって、前記したように36枚の分
割レンズ51を円周方向に配列して前記アウターレンズ
5を構成したときには、各分割レンズ51の各レンズス
テップ55が円周方向に連結された状態となり、アウタ
ーレンズ5全体としては、36角形状をしたレンズステ
ップ55が同心配置された構成となる。
【0018】前記アウターレンズ5の外側に重ねられて
いる前記拡散板6は、図3に示したように、全体として
前記アウターレンズ5と同様な円錐面状に形成され、前
記アウターレンズ5ないし前記リフレクタ3の前面の全
体を覆う形状をした1枚の光透過性の樹脂板として形成
されている。また、前記拡散板6の表面には、図には現
れない微細な拡散用の凹凸が形成されている。この実施
形態では、前記拡散板の表面にはシボ加工が施され、そ
のシボによって光の拡散性が得られている。そして、前
記拡散板6は前記アウターレンズ5の外面側から被せら
れ、その周縁部において前記リフレクタ3のフランジ部
35と共に、円環状をしたフリンジ24によって前記灯
具ハウジング21の円形開口縁25に固定されている。
また、このようにして拡散板6が灯具ハウジング21に
固定されることで、前記分割レンズ51の外径端部53
は前記拡散板6と前記リフレクタ3との間に挟持され、
内径端部52は前記拡散板6と第3レンズホルダ413
との間に挟持された状態で固定支持されることになる。
【0019】以上の構成の無影灯では、図8に模式図を
示すように、第1電球427、第2電球428を点灯す
ると、各電球から出射される光のうち、リフレクタ3の
光軸方向に対してほぼ垂直な方向に出射された光はそれ
ぞれ第1コンデンサレンズ414、第2コンデンサレン
ズ415によって集光され、平行光束、ないし平行光束
に近い状態で光軸回り方向に360度の方向に出射され
る。このとき、第1電球427は第1コンデンサレンズ
414の焦点位置に配置されているため、出射される光
は光軸方向に対してほぼ垂直な方向に出射される。一
方、第2電球428は第2コンデンサレンズ415の焦
点位置よりも僅かに光軸方向の前方位置に配置されてい
るため、出射される光は光軸方向に垂直な方向に対して
若干リフレクタ3の後方に向けた方向に出射される。
【0020】そして、第1コンデンサレンズ414から
出射された光は、リフレクタ3の中心側領域32の区分
反射面領域32a〜32dに投射され、各区分反射面領
域32a〜32dにおいて90度の方向、すなわち、リ
フレクタ3の光軸方向の前方に向けて反射されることに
なり、アウターレンズ5に入射される。このとき、各区
分反射面領域32a〜32dは円環状に区分されている
ため、各区分反射面領域32a〜32dで反射された光
は円環状をした光束としてアウターレンズ5に入射され
ることになる。また、第2コンデンサレンズ415から
出射された光は、リフレクタ3の周辺側反射面領域33
に投射され、ここで90度の方向、すなわちリフレクタ
3の光軸方向よりも幾分光軸中心に向かう方向に向けて
反射され、径方向の幅寸法が大きな円環状の光束として
アウターレンズ5に入射されることになる。
【0021】前記アウターレンズ5に入射された光は、
アウターレンズ5のレンズステップ55が36角形状に
配置されるとともに、個々のレンズステップ55の断面
が外径方向に傾斜した傾斜面の鋸歯状をしていることに
より、レンズステップ55によって光軸中心に向かう光
束として屈折される。このとき、内径側領域のレンズス
テップ55aは、鋸歯形状の角度や寸法が異なるレンズ
ステップが配列された構成とされているため、レンズス
テップ55aで屈折された光の方向はそれぞれ微小な角
度で相違させる。また、外径側領域のレンズステップ5
5bは、その傾斜面の角度が内径側領域のレンズステッ
プ55aの傾斜面の角度よりも大きくされているので、
アウターレンズ全体としては、外径側領域から出射され
る光の屈折角度は内径側領域から出射される光の屈折角
度よりも大きくなる。これにより、アウターレンズ5を
透過した光は、光束全体としては光軸方向の所定領域に
向けて屈折されることになり、その一方でリフレクタ3
の区分反射面領域32a〜32dで反射された複数の円
環状の光束は、それぞれアウターレンズ5において屈折
された後は互いに内径側の領域と外径側の領域とが互い
に重なった状態で混合される状態となり、全体として均
一に分布された状態とされる。一方、リフレクタ3の周
辺反射面領域33で反射された光は、アウターレンズ5
の外径側領域のレンズステップ55bの形状、寸法が比
較的に揃った形状であることから、光軸に沿ってほぼ同
じ方向に向けて、すなわち、無影灯を通常使用する高さ
位置に設置したときに手術台の上に所要の径寸法領域内
に集光する方向に向けて屈折されてアウターレンズ5か
ら出射される。
【0022】また、前記実施形態においては、アウター
レンズ5の外面には幅方向にかまぼこ型をしてほぼ径方
向に伸びる多数条の拡散ステップ56が設けられている
ため、アウターレンズ5から出射される光は、当該拡散
ステップ56によってアウターレンズ5の円周方向に拡
散される。これに加えて、アウターレンズ5を36枚の
分割レンズ51を円周方向に配列した構成としているの
で、前記レンズステップ55は36角形に形成されてい
ることになり、レンズステップが連続した円環状に形成
されている場合に比較すると、各分割レンズ51の境界
部において前記レンズステップ55で屈折される光は隣
接する分割レンズの相互間で干渉して結果として拡散性
が生じることになり、均一な照明を実現する上でさらに
有利なものになる。
【0023】そして、前記アウターレンズ5から出射さ
れたそれぞれの光は、拡散板6によって拡散される。し
たがって、図9に示すように、アウターレンズ5のレン
ズステップ55で屈折された光はそれぞれ異なる角度で
出射された上で、さらに拡散板6によって拡散されて手
術台7上に投射され、手術台7上の図外の患者の患部を
照明することになる。したがって、手術台7上の患者の
患部は多数の異なる方向からの光が拡散された状態で照
射されて照明が行われるため、一つの光によって生じる
術者の影が他の光によって打ち消されることになり、ま
た多数の光が拡散状態であることから均一な照明が行わ
れることになり、無影灯としての好適な照明を行うこと
が可能になる。
【0024】以上のように、本発明の無影灯では、第1
電球427及び第2電球428から出射した光を第1コ
ンデンサレンズ414及び第2コンデンサレンズ415
によりそれそれ平行ないし平行に近い光束とした上で、
リフレクタ3において反射し、アウターレンズ5に入射
させている。そのため、所要の配光特性を得るためのア
ウターレンズ5のレンズステップ55の設計に際して
は、平行ないし平行に近い光を屈折して目的とする配光
特性を得るようにすればよく、レンズステップ55の設
計が容易なものになる。特に、アウターレンズ5を複数
枚のほぼ三角形状をした分割レンズ51で構成し、これ
ら複数の分割レンズ51を配列して円形状としているの
で、各分割レンズ51に形成するレンズステップ55を
直線状の平面形状とした場合にも、アウターレンズ5の
全体として環状に近い平面形状のレンズステップを形成
することになり、レンズステップ55の設計をさらに容
易なものにすることができる。また、前記レンズステッ
プ55の断面形状は、垂直面と傾斜面からなる鋸歯状で
あるため、分割レンズ51を樹脂成形によって形成する
場合においても、金型の製造が容易であり、かつ樹脂成
形により高精度の分割レンズを容易に製造することが可
能になる。
【0025】また、アウターレンズ5に設けた鋸歯状の
レンズステップ55は、垂直面57に設けられた光不透
過膜によってリフレクタ3からの光を遮光するため、垂
直面57を透過し、あるいは垂直面57において屈折さ
れた光が手術台に照射されることはなくなり、手術担当
者に対する眩惑が防止される。また、このような光不透
過膜を有色の材料を用いて形成することにより、アウタ
ーレンズ5を外側から見たとき、すなわち無影灯1を見
たときに、当該光不透過膜の色によって恰も無影灯の光
照射面が着色されたような外観を呈することになり、無
影灯の見栄えを高める上でも有効となる。さらに、分割
レンズ51の各側面58は光低透過面として構成されて
いるため、リフレクタからの光が各分割レンズ51の側
面58を透過して手術台に照射される光を低減し、この
面からも手術担当者に対する眩惑を抑制、あるいは防止
することが可能になる。
【0026】一方、リフレクタ3は、特に中心側領域の
複数の区分反射面領域32a〜32dを階段状に形成し
ているので、リフレクタ3の光軸方向の寸法を短くし、
厚さ寸法を低減することが可能である。前述したよう
に、区分反射面領域32a〜32dを階段状に形成しな
い場合には、図5の鎖線で示すように、径方向に必要な
反射面領域を確保すると、リフレクタの厚さ寸法L2
は、本実施形態におけるリフレクタの厚さ寸法L1より
も大きくなる。また、周辺反射面領域33に対しては、
第2電球428から出射した光を第2コンデンサレンズ
415によってリフレクタ3の光軸方向と垂直な方向よ
りも幾分リフレクタ3の後方に向けて出射しているの
で、周辺反射面領域33の光軸方向の位置をリフレクタ
の後方に後退させることができ、この後退した分だけリ
フレクタの光軸方向の寸法を短くし、リフレクタ3、な
いし無影灯1の厚さ寸法を低減することが可能になる。
【0027】ここで、分割レンズ51を円周方向に配列
してアウターレンズ5を構成したときには、分割レンズ
51の熱膨張による円周方向の寸法変化を吸収するため
に、図10(a)に示すように、各分割レンズ51の分
割面の間、すなわち側面58の間に円周方向の隙間dを
確保しているが、前記実施形態では各分割レンズ51の
側面をリフレクタ3の光軸と平行な面に形成しているた
め、リフレクタ3で反射された光のうち光軸と平行に向
けられた光が前記した分割レンズ51の側面間の隙間d
を素通りし、これが漏れ光Lxとしてアウターレンズ5
を透して出射されるおそれがある。このような漏れ光L
xはアウターレンズ5のレンズステップ55により屈折
されることがないため、手術台7の上面に直接に照射さ
れることになり、アウターレンズ5を放射状に分割した
複数の分割レンズ51の各側面間からの漏れ光によっ
て、図10(b)に手術台の上面での照明状態を示すよ
うに、漏れ光Lxによって手術台7の上面に放射状の明
るい照明むらが生じ、あるいは手術担当者に対する眩惑
光になる。
【0028】このような問題を解消するために、図11
(a),(b),(c)に分割レンズ51の変形例の一
部の斜視図とその平面図及びCC線断面図をそれぞれ示
すように、分割レンズ51の側面58をリフレクタ3の
光軸に対して円周方向に傾斜した傾斜面58aとして形
成する。すなわち、各分割レンズ51の両側面をそれぞ
れ同じ円周方向に向けた傾斜面58aとして形成する。
この傾斜面58aの傾斜角度は、リフレクタ3の寸法に
もよるが、分割レンズ51の平面と垂直な垂直面に対し
て1〜2°程度とする。この場合、各分割レンズ51の
表面に形成されているレンズステップ55の側面につい
ては傾斜面として形成せず、成形時の金型の抜き勾配に
要求される角度以内で可及的にリフレクタ3の光軸に平
行な垂直面として形成する。また、前記分割レンズ51
の各傾斜面58aには、光が特定の方向に反射されない
ような表面処理、例えば、前記実施形態と同様なシボ加
工等のように、シボによって光を拡散状態に反射するよ
うに粗面加工することが好ましい。
【0029】したがって、この構成の分割レンズを円周
方向に配列したときには、図12(a)に示すように、
隣接する分割レンズ51の各側面は互いに傾斜面58a
が対向された状態となる。そのため、図12(b)に示
すように、リフレクタ3で反射された光のうち、光軸方
向の光は分割レンズ51の傾斜面58a間の隙間dを素
通りすることができなくなり、光軸方向の光が漏れ光と
してアウターレンズ5から出射されることはない。な
お、一部の光は傾斜面58a間の隙間内に進入するが、
各分割レンズ51の傾斜面58aで反射、屈折されなが
ら減衰されるため、漏れ光として出射されることは殆ど
ない。また、この場合傾斜面58aを粗面加工処理して
いることにより、特定の方向へ光が反射することを有効
に防止し、当該反射光による漏れ光を殆ど零にすること
も可能である。また、隙間の傾斜方向に沿った光は、分
割レンズ51の傾斜面間の隙間内に突出位置されている
レンズステップ55によって阻止されるため、隙間を素
通りすることはできず、漏れ光として出射されることは
ない。
【0030】因に、分割レンズ51の側面間の隙間dか
らの漏れ光を防止するために、図12(c)に示すよう
に、側面58bを段状に形成することが考えられるが、
この構成では同図のように、光軸と垂直な面での光の反
射が顕著になり、この領域の光透過率が他の領域よりも
低下して図10(b)に示した状況とは逆に、手術台7
の上面において放射状の暗い照明むらが生じてしまうお
それがあり、好ましくはない。
【0031】ここで、前記実施形態では、アウターレン
ズを36分割して分割レンズを形成しているが、必要に
応じて分割数を増減することが可能である。また、分割
レンズに形成するレンズステップや拡散ステップの形
状、寸法についても、要求される無影灯の照明領域に対
応して種々変更することが可能である。さらに、リフレ
クタを構成する区分反射面領域の数や寸法等についても
適宜変更することが可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の無影灯は、
光源から出射された光をコレクタレンズにより円周方向
に向けて平行光束として出射し、コンデンサレンズから
出射された光をリフレクタにおいて光源を中心とした異
なる半径位置においてそれぞれほぼ同じ方向に向けて反
射し、リフレクタから反射されてくる光をアウターレン
ズによって屈折して所要の配光特性としているので、所
要の配光特性を得るためのアウターレンズのレンズステ
ップの設計に際しては、平行ないし平行に近い光を屈折
して目的とする配光特性を得るようにすればよく、レン
ズステップの設計が容易になり、目的とする配光特性の
無影灯を容易に設計、製造することが可能になる。
【0033】また、リフレクタは、前記光源を中心とし
た異なる半径位置毎に帯状をした複数の区分反射面領域
に分割され、かつ前記区分反射面領域は前記リフレクタ
の光軸方向に対して階段状をした断面形状に形成するこ
とにより、リフレクタの光軸方向の幅寸法を低減するこ
とができ、無影灯の厚さを薄くすることができる。
【0034】さらに、アウターレンズにおいては、外径
側のレンズステップは、内径側のレンズステップよりも
径方向の内側に向けて光を屈折するように構成すること
で、拡散性に優れた照明が実現でき、無影灯としての好
適な配光特性が得られる。また、アウターレンズに、径
方向と直交する方向に光を拡散する拡散ステップを設け
ることにより、一層均一な照明が実現できる。さらに、
アウターレンズを円周方向に分割された複数の分割レン
ズで構成することで、レンズステップの形状を単純化
し、レンズステップの設計を容易なものにするととも
に、その製造を容易に行うことも可能になる。また、こ
の場合に、分割レンズの分割面をリフレクタの光軸方向
に対して円周方向に傾斜した傾斜面として構成すること
により、リフレクタで反射された光のうち、光軸方向の
光が分割レンズの側面間の隙間を素通りして漏れ光とな
ることはなく、照明むらが防止できる。さらに、分割面
を粗面加工処理していることにより、特定の方向へ光が
反射するを防止し、隙間内に進入した光による照明むら
を抑制することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無影灯の一実施形態の外観斜視図であ
る。
【図2】図1の無影灯の光軸を含む縦断面図である。
【図3】図1の無影灯の部分分解斜視図である。
【図4】光源部を構成するコンデンサレンズ構体及び光
源構体の概略構成を示す一部を破断した斜視図である。
【図5】リフレクタの一部の拡大断面図である。
【図6】分割レンズの斜視図である。
【図7】分割レンズの平面図とそのAA線、BB線の各
断面図である。
【図8】光源部から出射した光の反射屈折状態を示す模
式図である。
【図9】無影灯により手術台上の患者の患部を照明する
状態を示す図である。
【図10】手術台の上において照明むらが生じる状態を
説明するための図である。
【図11】分割レンズの側面を傾斜面とした変形例の要
部の斜視図と平面図及びCC線断面図である。
【図12】変形例の作用を説明するための断面図であ
る。
【図13】従来の無影灯の一例の外観図と、他の例の断
面図である。
【符号の説明】
1 無影灯 2 ハウジング部 3 リフレクタ 4 光源部 5 アウターレンズ 6 拡散板 7 手術台 21 灯具ハウジング 25 フリンジ 32 中心側領域 32a〜32d 区分反射面領域 33 周辺反射面領域 35 フランジ部 41 コンデンサレンズ構体 42 光源構体 414 第1コンデンサレンズ 415 第2コンデンサレンズ 427 第1電球 428 第2電球 51 分割レンズ 55 レンズステップ 55a 内径側領域レンズステップ 55b 外径側領域レンズステップ 56 拡散ステップ 57 レンズステップの垂直面 58 分割レンズの側面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F21W 131:205 F21Y 101:00 F21Y 101:00 F21M 1/00 C (72)発明者 加藤 康弘 東京都文京区湯島2丁目22番7号 山田医 療照明株式会社内 Fターム(参考) 3K042 AA03 AC01 AC07 BA07 BB08 BC03 BC09 BE08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、前記光源から出射された光を円
    周方向に向けて平行光束として出射するコンデンサレン
    ズと、前記コンデンサレンズから出射された光を前記光
    源を中心とした異なる半径位置においてそれぞれほぼ同
    じ方向に向けて反射するほぼ円錐面形状のリフレクタ
    と、前記リフレクタから反射されてくる光を屈折して所
    要の配光特性として照射するアウターレンズとを備える
    ことを特徴とする無影灯。
  2. 【請求項2】 前記リフレクタは、前記光源を中心とし
    た異なる半径位置毎に帯状をした複数の区分反射面領域
    に分割され、かつ前記区分反射面領域は前記リフレクタ
    の光軸方向に対して階段状をした断面形状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の無影灯。
  3. 【請求項3】 前記光源およびコンデンサレンズは、前
    記リフレクタの光軸方向に並んでそれぞれ2つ設けら
    れ、前記リフレクタの中心に近い側の第1の光源及び第
    1コンデンサレンズは前記リフレクタの光軸方向に対し
    てほぼ垂直な方向でかつ前記リフレクタの中心側の領域
    に対して光を出射し、前記第2の光源及び第2のコンデ
    ンサレンズは前記リフレクタの光軸方向に対してほぼ垂
    直よりも前記リフレクタの中心側に傾斜した方向でかつ
    前記リフレクタの周辺側の領域に対して光を出射する構
    成であることを特徴とする請求項2に記載の無影灯。
  4. 【請求項4】 前記アウターレンズには、前記リフレク
    タで反射された光を径方向に屈折する複数のレンズステ
    ップが径方向に並列配置された状態で形成されており、
    前記アウターレンズの外径側の前記レンズステップは、
    内径側の前記レンズステップよりも径方向の内側に向け
    て前記光を屈折するように構成していることを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の無影灯。
  5. 【請求項5】 前記アウターレンズは、円周方向に分割
    された複数の分割レンズで構成され、前記分割レンズは
    三角形に近い平板状の透明部材で形成され、その表面に
    は前記径方向の断面が鋸歯状をした前記レンズステップ
    が接線方向に沿う直線状でかつ径方向に並んで配置され
    ていることを特徴とする請求項4に記載の無影灯。
  6. 【請求項6】 前記レンズステップは垂直面と傾斜面と
    で鋸歯状に形成されており、前記垂直面は光を透過しな
    い光不透過面として構成されていることを特徴とする請
    求項5に記載の無影灯。
  7. 【請求項7】 前記分割レンズは、前記分割面が光透過
    率の低い光低透過面として構成されていることを特徴と
    する請求項5または6に記載の無影灯。
  8. 【請求項8】 前記分割レンズは、径方向に延長された
    分割面が前記リフレクタの光軸方向に対して円周方向に
    傾斜した傾斜面として形成されていることを特徴とする
    請求項5または6に記載の無影灯。
  9. 【請求項9】 前記分割レンズは、前記分割面の表面が
    粗面加工されていることを特徴とする請求項8に記載の
    無影灯。
  10. 【請求項10】 前記アウターレンズには、前記レンズ
    ステップが形成された面と反対側の面に、前記径方向と
    直交する方向に光を拡散する拡散ステップが形成されて
    いることを特徴とする請求項4ないし7のいずれかに記
    載の無影灯。
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