JP2007287566A - 無影灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象物Sの上に手術者の手や手術器具の影を生じないことは勿論のこと、明るさを損なわず、しかも対象物Sの立体感を強調すること。
【解決手段】ランプ1と環状ミラー2との間に各カラーフィルタ又は反射ミラー10−1〜10−3を設け、これらカラーフィルタ又は各反射ミラー10−1〜10−3を所定周期で回転移動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば医療用の照明として用いられる無影灯に関する。
患者等の被検体の手術時には、手術の対象となる部位に対して無影灯を使った照明が行われる。この無影灯は、対象物Sの上に例えば手術者の手や手術器具の影が生じないように多方向から光を照射する。図10(a)(b)は反射型無影灯の概略構成図を示し、同図(a)は正面図、同図(b)は断面図を示す。ランプ1は、例えばハロゲンランプである。環状のミラー2が例えばランプ1を中心として設けられている。この環状ミラー2は、反射面2aを環の全周に亘って傾けて設けられている。この環状ミラー2は、ランプ1から投射された白色光を集光して対象物Sに照射する。ランプ1の下方には、遮蔽板3が設けられている。この遮蔽板3は、ランプ1から投射された白色光が直接対象物Sに照射するのを遮蔽する。このような無影灯であれば、ランプ1から出力された白色光は、環状ミラー2で反射することにより対象物Sを多方向から照明する。この多方向からの照明により、対象物Sと無影灯との間に手術者の手や手術器具等の遮蔽物があっても、照明光がごく部分的に遮られるに留まり、その結果対象物S上には、実質的に影を生じずに照明される。
特許文献1は、無影灯の技術に関し、複数の発光ダイオード(以下、LEDと称する)を基板の表面に沿って広がるように配置し、各LEDからの光を照明域全体へ個々に集光させるように集光レンズを配置し、これにより照明域に影が発生せず、照明域の均整度を上げ、照明域の隅々まで均一に明るさを実現する装置を開示する。
図10に示す反射型無影灯及び特許文献1に開示されている装置をはじめとして、いわゆる無影灯は、いずれも対象物Sの上に影を生ぜずに均一に明るさに照明する。この事は、しかしながら、対象物Sを観察したときの対象物Sの立体感が損なわれるという欠点をも生じる。例えば患者等の被検体の手術時、もし手術の対象となる部位が立体感を持って観察できると、対象部位との距離等が掴み易くなり、手術がやり易くなる。
特開2004−281352号公報
本発明の目的は、対象物Sの上に手術者の手や手術器具の影を生じないことは勿論のこと、明るさを損なわず、しかも対象物Sの立体感を強調できる無影灯を提供することにある。
本発明の請求項1に記載の無影灯は、光を出力する光源と、光源から出力された光を全周方向で反射して対象物Sに集光する集光ミラーと、光源と集光ミラーとの間に設けられ、対象物S上の明るさ又は色を変化させる照明変化系とを具備する。
本発明の請求項8に記載の無影灯は、各色の光を出力する複数の発光ダイオードを有する複数の投光ユニット群と、各投光ユニット群を制御し、対象物上の明るさ又は色を変化させて対象物を不均等に照明する照明変化制御部とを具備する。
本発明によれば、対象物Sの上に手術者の手や手術器具の影を生じないことは勿論のこと、明るさを損なわず、しかも対象物Sの立体感を強調できる無影灯を提供できる。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図10と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図1は反射型無影灯の構成図を示す。ランプ1と環状ミラー2との間には、照明変化系としてのカラーフィルタ又は反射ミラー10が複数、例えば3個のカラーフィルタ又は反射ミラー10−1〜10−3が設けられている。これらカラーフィルタ又は反射ミラー10の個数は、2〜5個設けるのが最適である。これらカラーフィルタ又は反射ミラー10−1〜10−3のランプ1を介する各対向位置は、各カラーフィルタ又は反射ミラー10−1〜10−3との各空間部11−1〜11−3となっている。
カラーフィルタ10−1〜10−3は、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)のうちいずれかの色を透過し、かつ減光する。反射ミラー10は、例えばランプ1を中心として所定の曲率で湾曲している。反射ミラー10の曲率は、例えば対象物S上の照明域が所定の大きさに形成されるように環状ミラー2の曲率に応じて決定すればよい。なお、反射ミラー10は、入射光を全反射してもよいし、所定の割合だけ反射してもよい。
照明変化系としての回転駆動部12が設けられている。この回転駆動部12は、ランプ1と環状ミラー2との間に、各カラーフィルタ又は各反射ミラー10を矢印A方向に所定周期で回転移動させる。回転駆動部12は、各カラーフィルタ又は各反射ミラー10を例えば5〜20Hzの範囲内のいずれか1つの周期で一定に回転移動させる。
次に、上記の如く構成された無影灯による照明について説明する。
各カラーフィルタ10−1〜10−3を設けた場合である。ランプ1は、白色光を出力する。これと共に各カラーフィルタ10−1〜10−3は、回転駆動部12の回転駆動によってランプ1と環状ミラー2との間を例えば5〜20Hzの範囲内のいずれか1つの周期で一定に回転移動する。
これらカラーフィルタ10−1〜10−3の回転移動時、図2に示すようにランプ1と環状ミラー2との間にカラーフィルタ10−1が配置されると、このとき当該カラーフィルタ10−1からランプ1を介して対向位置には空間部11−2が配置される。この状態のとき、ランプ1から出力された白色光は、カラーフィルタ10−1を透過することにより色が変化し、かつ減光される。カラーフィルタ10−1が例えばRであれば、赤色の光に変わる。これにより、ランプ1から出力された白色光は、環状ミラー2により反射して対象物Sの一方側に照射されると共に、カラーフィルタ10−1を透過して色が変化し、かつ減光されて対象物Sの一方側とは反対の他方側に照射される
各カラーフィルタ10−1〜10−3は、例えば5〜20Hzの範囲内のいずれか1つの周期で一定に回転移動するので、環状ミラー2により反射して対象物Sに照射される白色光と、各カラーフィルタ10−1〜10−3により色が変化しかつ減光された光とは、各カラーフィルタ10−1〜10−3の回転速度と同期して対象物S上を回転移動する。なお、各カラーフィルタ10−1〜10−3は、上記の如く例えば2〜5個設けるのが最適であり、あまり多数に分割して設けると、これら多数のカラーフィルタを回転移動させても、対象物S上の色調の変化が少なくなってしまう。
対象物S上の色調の変化は、対象物Sの形状によって異なる。対象物Sの形状が本無影灯から見て平面であれば、各カラーフィルタ10−1〜10−3の回転移動によらず、対象物Sは、常時一定の光量で照明される。これにより、対象物Sの見え方に変化は生じない。
これに対して対象物Sの形状が本無影灯から見て傾斜していたり、起伏しているような急激な高低差を有していれば、各カラーフィルタ10−1〜10−3の回転移動によって対象物S上の色調が変化する。すなわち、対象物S上では、光量及び色についてわずかに不均等な照明になる。この対象物S上の色調の変化は、例えば周波数5〜20Hz程度で変化する。
一方、各反射ミラー10−1〜10−3を設けた場合である。ランプ1は、白色光を出力する。これと共に各反射ミラー10−1〜10−3は、回転駆動部12の回転駆動によってランプ1と環状ミラー2との間を例えば5〜20Hzの範囲内のいずれか1つの周期で一定に回転移動する。
これら反射ミラー10−1〜10−3の回転移動時、図3に示すようにランプ1と環状ミラー2との間に反射ミラー10−1が配置されると、ランプ1から出力された白色光は、反射ミラー10−1で反射し、当該反射ミラー10−1からランプ1を介して対向する環状ミラー2の部分に入射する。この環状ミラー2の部分には、ランプ1から出力された白色光も直接入射する。これにより、ランプ1から出力された白色光と反射ミラー10−1で反射した光とが合成されて対象物Sの一方側に照射される。このとき、対象物Sの一方側とは反対の他方側は、反射ミラー10−1により光が遮光されるので、光の照明がなくなる。
各反射ミラー10−1〜10−3は、例えば5〜20Hzの範囲内のいずれか1つの周期で一定に回転移動するので、ランプ1から出力された白色光と反射ミラー10−1で反射した光との合成光と、照明無しとは、各反射ミラー10−1〜10−3の回転速度と同期して対象物S上を回転移動する。なお、各反射ミラー10−1〜10−3は、上記同様に、例えば2〜5個設けるのが最適であり、あまり細かく分割して設けると、これら多数の反射ミラーを回転移動させても、対象物S上の輝度の変化が少なくなる。
上記同様に、対象物S上の輝度の変化は、対象物Sの形状によって異なる。対象物Sの形状が本無影灯から見て平面であれば、各反射ミラー10−1〜10−3の回転移動によらず、対象物Sは、常時一定の光量で照明される。これにより、対象物Sの見え方に変化は生じない。
これに対して対象物Sの形状が本無影灯から見て傾斜していたり、起伏しているような急激な高低差を有していれば、各反射ミラー10−1〜10−3の回転移動によって対象物S上の輝度がわずかに変化する。すなわち、対象物S上では、輝度についてわずかに不均等な照明になる。この対象物S上の輝度の変化は、例えば周波数5〜20Hz程度で変化する。
以上のような周波数5〜20Hz程度での色調及び輝度の変化は、人間の目の網膜において最も敏感に検出される変化である。網膜における神経網は、かかる周波数5〜20Hz程度の色調及び輝度の変化を対象物Sの輪郭情報として抽出する性質を持つ。実際、人間の眼球は、周波数15Hz程度の周期で振動している。眼球は、かかる振動を止めてしまうと対象物Sの輪郭を認識できなくなることが知られている。従って、各カラーフィルタ又は反射ミラー10−1〜10−3の回転移動によって対象物S上の色調及び輝度が例えば周波数5〜20Hz程度で変化すると、その変化量がわずかであっても、人間によって対象物Sの斜面や形状輪郭部分が認識し易くなり、立体感を強調して観察可能である。
このように上記第1の実施の形態によれば、ランプ1と環状ミラー2との間に各カラーフィルタ又は反射ミラー10−1〜10−3を設け、これらカラーフィルタ又は各反射ミラー10−1〜10−3を所定周期で回転移動させるので、対象物Sの上に手術者の手や手術器具の影を生じないことは勿論のこと、人間によって対象物Sの起伏、斜面や形状輪郭部分などを認識し易くなり、立体感を強調して観察できる。すなわち、対象物Sの形状が本無影灯から見て平面であれば、各カラーフィルタ又は反射ミラー10−1〜10−3の回転移動によらず、対象物Sは、常時一定の光量で照明される。これにより、対象物Sの見え方に変化は生じない。
これに対して対象物Sの形状が本無影灯から見て傾斜していたり、起伏しているような急激な高低差を有する形状部分であれば、各カラーフィルタ又は反射ミラー10−1〜10−3の回転移動によって対象物S上の色調が変化する。これにより、対象物Sの斜面や形状輪郭部分が認識し易くなり、立体感を強調して観察できる。例えば患者等の被検体の手術において、手術の対象となる部位が立体感を持って観察でき、これにより手術の対象となる部位の形状を正確に認識でき、手術の対象部位の距離等が掴み易くなる。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
図4はLED無影灯の構成図を示す。例えば6つの投光ユニット群20−1〜20−6が設けられている。これら投光ユニット群20−1〜20−6は、それぞれ6角形の形状に形成され、互いに左右同士接触して連接され、環状に配置されている。これら投光ユニット群20−1〜20−6の外周には、それぞれ各ヒートシンク21−1〜21−6が設けられている。これら投光ユニット群20−1〜20−6には、それぞれ複数の投光ユニット22−1〜22−nが設けられている。なお、これら投光ユニット22−1〜22−nは、全て図示すると煩雑化することから各投光ユニット群20−1、20−2における各投光ユニット22−1〜22−nを示す。
図5は各投光ユニット22−1〜22−nの構成図を示す。これら投光ユニット22−1〜22−nは、それぞれ半球状の反射板23と、LED24と、集光レンズ25とを有する。反射板23は、LED24の後方に設けられ、LED24から後方に向けて出力された光を前方に反射する。LED24は、例えば反射板23の半球内に設けられる。集光レンズ25は、LED24から出力された光と、反射板23で反射した光とを集光する。これにより、各投光ユニット22−1〜22−nは、各LED24から出力された光を効率よく投影する。
各投光ユニット22−1〜22−nは、全て同一色(スペクトル)を出力するのでなく、例えば白色の光を出力するものと、赤色又は橙色の光を出力するものとを適宜混在して配列している。例えば図面上、薄い影が付いている3つの投光ユニット22−h〜22−jは、赤色光を出力する。これら投光ユニット22−h〜22−jは、例えば各投光ユニット群20−1〜20−6の中心点の周りに均等に設けられている。各投光ユニット22−h〜22−jを除く他の各投光ユニット22−1〜22−n(以下、白色の投光ユニット22−1、22−2、…、22−nと示す)は、白色光を出力する。
照明変化制御部26は、各投光ユニット群20−1〜20−6の各投光ユニット22−1〜22−nを制御して各投光ユニット群20−1〜20−6別に光量の大きさを変化させ、対象物S上に照射する照明光の明るさ又は色を変化させて対象物Sを不均等に照明し、かつ対象物Sを不均等に照明する方向を変化させる。この場合、照明変化制御部26は、各投光ユニット群20−1〜20−6から出力される総光量を変化させずに各投光ユニット群20−1〜20−6別にそれぞれ出力される各光量を変化させる。照明変化制御部26は、各投光ユニット群20−1〜20−6における各発光ダイオード24から出力される各光量を各色の各発光ダイオード24別に制御する。照明変化制御部26は、各投光ユニット群20−1〜20−6を環状の配置方向に沿って順次制御し、対象物S上の明るさ又は色を各投光ユニット群20−1〜20−6の環状の配置位置に従って回転移動させる。この場合、照明変化制御部26は、各投光ユニット群20−1〜20−6の順序で5〜20Hzの周期で連続的に変化させる。
次に、上記の如く構成された無影灯の制御について説明する。
照明変化制御部26は、図6に示すように各投光ユニット群20−1〜20−6別に光量の大きさを制御する。この場合、照明変化制御部26は、大きな光量の光を出力させるために各投光ユニット群20−1〜20−6の各投光ユニット22−1〜22−n毎に予め設定された第1の電圧を印加する。これと共に照明変化制御部26は、小さな光量の光を出力させるために各投光ユニット群20−1〜20−6の各投光ユニット22−1〜22−n毎に第1の電圧よりも低い予め設定された第2の電圧を印加する。同図において無地の円形は、出力光量を大きく制御した白色の投光ユニットを示し、濃い斜線の円形は、出力光量を小さく制御した白色の投光ユニットを示す。又、薄い斜線の円形は、出力光量を大きく制御した赤色の投光ユニットを示し、薄い点の円形は、出力光量を小さく制御した赤色の投光ユニットを示す。
すなわち、投光ユニット群20−1において白色の投光ユニット22−1、22−2、…、22−nは、小さな光量で白色光を出力し、赤色の各投光ユニット22−h〜22−jは、大きな光量で赤色光を出力する。このとき、投光ユニット群20−2において白色の投光ユニット22−1〜22−3は、小さな光量で白色光を出力し、残りの各投光ユニット22−4、…、22−nは、大きな光量で白色光を出力する。赤色の各投光ユニット22−h〜22−jは、小さな光量で赤色光を出力する。
各投光ユニット群20−3〜20−5において白色の投光ユニット22−1、22−2、…、22−nは、大きな光量で白色光を出力し、赤色の各投光ユニット22−h〜22−jは、小さな光量で赤色光を出力する。
各投光ユニット群20−6において白色の投光ユニット22−1、22−2、…、22−nのうち略半分の白色の投光ユニットは、大きな光量で白色光を出力し、残りの白色の投光ユニットは、小さな光量で白色光を出力する。赤色の各投光ユニット22−h〜22−jのうち小さな光量で白色光を出力する白色の投光ユニットに囲まれた例えば投光ユニット22−jは、大きな光量で赤色光を出力し、残りの各投光ユニット22−h、22−iは、小さな光量で赤色光を出力する。
このような照明であれば、図7に示すように対象物Sに対して一方の斜め上方から各投光ユニット群20−3〜20−5における白色の各投光ユニット22−1、22−2、…、22−nにより白色光が照射され、これと共に、一方の斜め上方に対向する他方の斜め方向から投光ユニット群20−1における赤色の各投光ユニット22−h〜22−jと投光ユニット群20−6における赤色の投光ユニット22−jとにより赤色の光が照射される。このとき、白色光の光量の方が赤色光の光量よりも大きい。これにより、対象物S上では、光量及び色について不均等な照明になる。
次に、照明変化制御部26は、各投光ユニット群20−1〜20−6を環状の配置方向に沿って順次制御し、対象物S上の明るさ及び色による不均等な照明を例えば5〜20Hzの周期で連続的に変化させる。図8は図6に示す対象物S上の明るさ及び色による不均等な照明の状態から例えば6分の1周期経過後における各投光ユニット群20−1〜20−6の各投光ユニット22−1〜22−nの光量の大きさを示す。なお、同図において投光ユニット群20−2の赤色の各投光ユニット22−h〜22−jは、投光ユニット群20−1の赤色の各投光ユニット22−h〜22−jと配置位置が一致しないが、説明の度合い上、同一符号を付してある。
投光ユニット群20−2において白色の投光ユニット22−1、22−2、…、22−nは、小さな光量で白色光を出力し、赤色の各投光ユニット22−h〜22−jは、大きな光量で赤色光を出力する。このとき、投光ユニット群20−3において白色の投光ユニット22−3、…、22−fは、小さな光量で白色光を出力し、残りの各投光ユニット22−4、…、22−nは、大きな光量で白色光を出力する。赤色の各投光ユニット22−h〜22−jは、小さな光量で赤色光を出力する。
各投光ユニット群20−4〜20−6において白色の投光ユニット22−1、22−2、…、22−nは、大きな光量で白色光を出力し、赤色の各投光ユニット22−h〜22−jは、小さな光量で赤色光を出力する。
各投光ユニット群20−1において白色の投光ユニット22−1、22−2、…、22−nのうち略半分の白色の投光ユニットは、大きな光量で白色光を出力し、残りの白色の投光ユニットは、小さな光量で白色光を出力する。赤色の各投光ユニット22−h〜22−jのうち小さな光量で白色光を出力する白色の投光ユニットに囲まれた例えば投光ユニット22−jは、大きな光量で赤色光を出力し、残りの各投光ユニット22−h、22−iは、小さな光量で赤色光を出力する。
このような照明であれば、図6に示す対象物S上の明るさ及び色による不均等な照明の状態が角度60°回転移動し、対象物Sに対して一方の斜め上方から各投光ユニット群20−4〜20−6における白色の各投光ユニット22−1、22−2、…、22−nにより白色光が照射され、これと共に、一方の斜め上方に対向する他方の斜め方向から投光ユニット群20−2における赤色の各投光ユニット22−h〜22−jと投光ユニット群20−1における赤色の投光ユニット22−jとにより赤色の光が照射される。このときも白色光の光量の方が赤色光の光量よりも大きい。これにより、対象物S上では、光量及び色について不均等な照明が連続的に角度60°回転移動する。
これ以降、照明変化制御部26は、各投光ユニット群20−1〜20−6を環状の配置方向に沿って順次制御し、対象物S上の明るさ及び色による不均等な照明を例えば5〜20Hzの周期で連続的に変化させる。図9は図6に示す対象物S上の明るさ及び色による不均等な照明の状態から6分の2周期経過後における各投光ユニット群20−1〜20−6の各投光ユニット22−1〜22−nの光量の大きさを示す。
このような対象物S上に対して明るさ及び色による不均等な照明を回転移動させることにより例えば図7に示すように図面上、左斜め上方から白色光が照射され、右斜め上方から赤色光が照射されると、対象物Sの斜面が右側を向いていれば、赤味の強い光で主に照明され、左側を向いていれば、青味の強い光で主に照明される。対象物Sが平面であれば、白色光と赤色光とを均等に受ける。これにより、対象物Sの斜面や形状輪郭部分が認識し易くなり、立体感を強調して観察可能である。
このように上記第2の実施の形態によれば、各投光ユニット群20−1〜20−6別に対象物S上に照射する照明光の明るさ及び色を変化させて対象物Sを不均等に照明し、かつ対象物Sを不均等に照明する方向を回転移動させるので、対象物Sの斜面が右側を向いていれば、赤味の強い光で主に照明され、左側を向いていれば、青味の強い光で主に照明され、上記第1の実施の形態と同様に、対象物Sの斜面や形状輪郭部分が認識し易くなり、立体感を強調して観察できる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上記第2の実施の形態では、対象物S上の明るさ及び色による不均等な照明を例えば5〜20Hzの周期で連続的に回転移動させているが、これに限らず、対象物S上の明るさ及び色による不均等な照明の方向をランダムに変化させてもよい。
各投光ユニット22−1〜22−nは、白色光、赤色光又は橙色光に限らず、例えば青色等の他の色を用いてもよい。
投光ユニット群20−1〜20−6は、六角形に限らず、例えば円形等の形状に形成してもよく、その個数も6つに限定されない。
本発明に係る反射型無影灯の第1の実施の形態を示す構成図。 同装置におけるカラーフィルタを用いた場合の照明作用を示す図。 同装置における反射ミラーを用いた場合の照明作用を示す図。 本発明に係るLED無影灯の第2の実施の形態を示す構成図。 同装置における投光ユニットを示す構成図。 同装置における連続して回転移動する各投光ユニット群における各投光ユニットの光量の大きさを示す図。 同装置における各投光ユニット群による照明の光量の違い及び色を示す図。 同装置における連続して回転移動する各投光ユニット群における各投光ユニットの光量の大きさを示す図。 同装置における連続して回転移動する各投光ユニット群における各投光ユニットの光量の大きさを示す図。 従来の反射型無影灯を示す構成図。
符号の説明
S:対象物、1:ランプ、2:環状ミラー、2a:反射面、10−1〜10−3:カラーフィルタ又は反射ミラー、11−1〜11−3:空間部、12:回転駆動部、20−1〜20−6:投光ユニット群、21−1〜21−6:ヒートシンク、22−1〜22−n:投光ユニット、22−h〜22−j:投光ユニット、23:反射板、24:LED、25:集光レンズ、26:照明変化制御部。

Claims (15)

  1. 光を出力する光源と、
    前記光源から出力された前記光を全周方向で反射して対象物に集光する集光ミラーと、
    前記光源と前記集光ミラーとの間に設けられ、前記対象物上の明るさ又は色を変化させる照明変化系と、
    を具備したことを特徴とする無影灯。
  2. 前記照明変化系は、カラーフィルタ又は反射ミラーを有することを特徴とする請求項1記載の無影灯。
  3. 前記照明変化系は、前記カラーフィルタ又は前記反射ミラーを複数設け、前記光源と前記集光ミラーとの間に前記各カラーフィルタ又は前記各反射ミラーを所定周期で回転移動させることを特徴とする請求項2記載の無影灯。
  4. 前記照明変化系は、前記カラーフィルタ又は前記反射ミラーを5〜20Hzの周期で回転させることを特徴とする請求項2記載の無影灯。
  5. 前記照明変化系は、前記カラーフィルタ又は前記反射ミラーを2〜5枚設けることを特徴とする請求項3記載の無影灯。
  6. 前記照明変化系は、前記対象物上の明るさ又は色を変化させて前記対象物を不均等することを特徴とする請求項1記載の無影灯。
  7. 前記照明変化系は、前記対象物に対する前記光の照射方向によって前記対象物上の前記明るさ又は前記色を変化させることを特徴とする請求項1記載の無影灯。
  8. 各色の光を出力する複数の発光ダイオードを有する複数の投光ユニット群と、
    前記各投光ユニット群を制御し、対象物上の明るさ又は色を変化させて前記対象物を不均等に照明する照明変化制御部と、
    を具備したことを特徴とする無影灯。
  9. 前記照明変化制御部は、前記各投光ユニット群の前記各発光ダイオードから出力される前記各光量及び前記各色を制御し、前記対象物を不均等に照明する方向を移動させることを特徴とする請求項8記載の無影灯。
  10. 前記照明変化制御部は、前記不均等な照明方向を5〜20Hzの周期で移動させることを特徴とする請求項9記載の無影灯。
  11. 前記各投光ユニット群は、概ね環状に配置され、
    前記照明変化制御部は、前記各投光ユニット群を前記環状の配置方向に沿って順次制御し、前記対象物上の明るさ又は色を前記各投光ユニット群の環状の配置位置に従って回転移動させる、
    ことを特徴とする請求項8記載の無影灯。
  12. 前記照明変化制御部は、前記各投光ユニット群における前記各発光ダイオードから出力される各光量を前記各発光ダイオードごとに制御することを特徴とする請求項8記載の無影灯。
  13. 前記各投光ユニット群は、環状に配置され、
    前記照明変化制御部は、前記各投光ユニット群を制御し、前記光の照射方向をランダムに変化させて前記対象物上の明るさ又は色を変化させる、
    ことを特徴とする請求項8記載の無影灯。
  14. 前記照明変化制御部は、前記対象物に対する前記光の照射方向によって前記対象物上の前記明るさ又は前記色を変化させることを特徴とする請求項8記載の無影灯。
  15. 前記照明変化制御部は、前記各投光ユニット群から出力される総光量を変化させずに前記各投光ユニット群からそれぞれ出力される各光量を変化させることを特徴とする請求項8記載の無影灯。
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