JP2002202023A - 圧電アクチュエータ装置と燃料噴射弁 - Google Patents

圧電アクチュエータ装置と燃料噴射弁

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピエゾスタックの変位を複数の部材を介して
機械的に伝達し、油圧に変換する機構において、変位伝
達の際の変位の吸収を抑制し、発生する変位を有効に油
圧変換できる圧電アクチュエータ装置を得る。 【解決手段】 両端閉鎖の円筒状ケーシング11内にピ
エゾスタック12とロッド13を収納し、ケーシング1
1の底面となる円盤状部材14を介してケーシング11
下端の大径ピストン2にピエゾスタック12の変位を伝
達し、大径ピストン2を往復動させて変位拡大室3内の
圧力を増減させる。大径ピストン2上半部の細径部2a
周りに設けたコイルスプリング2cにより大径ピストン
2をケーシング11方向に付勢するとともに、この付勢
力によってピエゾスタック12に圧縮予荷重を付与す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃料噴
射システムに用いられる圧電アクチュエータ装置および
燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジン等に高圧燃料を噴射
するために、近年、圧電アクチュエータを用いた油圧駆
動式の燃料噴射弁を用いることが検討されている。かか
る燃料噴射弁は、一般に、圧電アクチュエータの変位を
油圧ピストンに伝達し、該油圧ピストンの往復動に伴い
油圧室内の圧力を増減させて、該油圧により直接、ある
いは油圧バルブを介して間接的にノズルニードルを駆動
している。圧電アクチュエータは、圧電材料を多数積層
してなるピエゾスタックを主要部として備え、各層間に
介設される電極に通電することによって伸縮し、変位を
発生する。
【0003】ここで、ピエゾスタックの使用に際して
は、破損を防止する目的で圧縮力を付与することが、一
般に行われている。例えば、ピエゾスタックの両端面間
を相互に緊締する予荷重ばねエレメントを設けた圧電ア
クチュエータが、特表2000−506590号公報に
記載されているが、ピエゾスタックの周囲に予荷重ばね
エレメントが配置されるため、外径が大きくなりやす
い。また、ピエゾスタックの電極のマイグレーション等
を防止するために、ピエゾスタックをケーシング内に収
納して外気から遮断することが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、本発明者等は、
ピエゾスタックを、その変位を伝達する部材としてのロ
ッドとともに円筒状ケーシング内に収納し、さらに、ロ
ッド周りの円筒状ケーシングの一部をベローズ状に成形
することを検討した。この構成では、ベローズによって
ピエゾスタックに圧縮力を付与することができ、また、
小径のロッド周りに変位に追従して伸縮するベローズを
配置することにより、圧電アクチュエータ外径を小さく
し、全体をコンパクトにすることが可能になる。
【0005】ところが、このように構成された圧電アク
チュエータの一端側に油圧ピストンを配設し、油圧ピス
トンに伝達された変位を油圧に変換する機構を採用した
場合、以下のような問題が生じる。すなわち、圧電アク
チュエータの作動時、ピエゾスタックで発生する変位
は、第一にピエゾスタックとロッドとの当接部で一部吸
収され、第二にロッドとケーシングの底面構成部材との
当接部で一部吸収され、第三にケーシングの底面構成部
材と油圧ピストンとの当接部で一部吸収されてしまう。
ピエゾスタックの変位は微少であるため、部材間の当接
により変位が吸収されてしまうと、油圧室への変位の伝
達が妨げられ有効に油圧変換されない、という不具合が
ある。
【0006】そこで、本発明は、ピエゾスタックの変位
を複数の部材を介して機械的に伝達し、油圧に変換する
機構において、変位伝達の際の変位の吸収を抑制し、発
生する変位を有効に油圧変換することのできる圧電アク
チュエータ装置およびこれを用いた燃料噴射弁を実現す
ることを目的とする。また、ピエゾスタックに必要な圧
縮力を容易に付与し、圧電アクチュエータ装置の信頼性
を高めることを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の圧電アクチュ
エータ装置は、両端閉鎖の筒状ケーシング内に収納され
る圧電アクチュエータの伸縮変位を上記ケーシングの一
端側に設けたピストン部材に伝達し、該ピストン部材の
往復動に伴い流体室内の圧力を増減させるものであり、
上記ピストン部材を上記ケーシング方向に付勢するとと
もに、上記圧電アクチュエータを圧縮方向に付勢してこ
れに予荷重を付与するバネ部材を設けたことを特徴とす
る。
【0008】上記構成によれば、上記バネ部材の付勢力
によって上記ピストン部材と上記ケーシング、さらに上
記ケーシングと上記圧電アクチュエータとの間の接触圧
を高めて、これらの当接部での変位の吸収を最小限に抑
制することができる。また、この付勢力が同時に上記圧
電アクチュエータに圧縮方向の予荷重を与えるので、必
要な圧縮力を容易に得ることができ、コンパクトで信頼
性の高い圧電アクチュエータ装置が得られる。
【0009】請求項2の発明では、上記圧電アクチュエ
ータが、ピエゾスタックとその一端側に当接して変位を
伝達するロッドを上記ケーシング内に収納してなり、該
ロッド外周の上記ケーシング壁を伸縮可能なフレキシブ
ル形状に成形する。
【0010】上記ケーシング壁の一部をフレキシブル形
状に成形することで、上記圧電アクチュエータに追従し
て容易に伸縮可能となり、また、この一部をロッド外周
に配することで、外径の大型化が回避できる。
【0011】請求項3の発明では、上記ケーシングの上
記一端側の端面と、これに当接する上記ピストン部材も
しくは上記ピストン部材と一体に連結する部材の端面の
うちの一方を凹面、他方を凸面として、凹凸曲面にて当
接させている。
【0012】この構成では、上記ケーシングと上記ピス
トン部材の軸にずれが生じても、当接面を凹凸曲面とす
ることで、自動調心が可能であり、ピエゾスタックに偏
心荷重がかかるのを防止できる。
【0013】請求項4の発明では、上記圧電アクチュエ
ータに必要な予荷重の大半が、上記バネ部材によって与
えられるものとする。上記ピストン部材を付勢する上記
バネ部材によって上記圧電アクチュエータに必要な予荷
重を与えることによって、構成が簡易になる。
【0014】請求項5の発明では、上記バネ部材が、矩
形断面の線材で成形されたコイルスプリングとする。バ
ネ定数の大きな矩形断面のバネを用いることにより、上
記圧電アクチュエータへの圧縮力を大きくすることがで
きる。
【0015】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれか記載の圧電アクチュエータ装置を備えた燃料噴射
弁であり、上記圧電アクチュエータの伸縮変位を上記ピ
ストン部材に伝達して上記流体室内の圧力を増減させる
のに伴い、ノズルニードルを昇降させて燃料噴射の開始
・停止を行う。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明をディーゼルエンジ
ンのコモンレール噴射システムに適用した第1の実施の
形態について説明する。図1に本発明のアクチュエータ
装置を備えた燃料噴射弁の全体構成を示す。図中、燃料
噴射弁は、圧電アクチュエータ1が収容されるハウジン
グH1の下端に、流路形成部材H2、H3を介してノズ
ルボディH4を配設し、リテーナH5で油密に固定して
なる。ハウジングH1内には、上下方向に高圧燃料通路
62が形成され、上側部に突設した燃料導入管63を介
して、外部のコモンレール(図略)に連通している。ハ
ウジングH1上側部には、また、ドレーン通路64に連
通する燃料導出管65が突設され、燃料導出管65から
流出する燃料は、燃料タンク(図略)へ戻される。
【0017】ハウジングH1は略円柱状で、中心軸に対
し偏心する縦穴61内に、上記圧電アクチュエータ1を
収容する金属製の薄肉円筒状ケーシング11が脱着可能
に挿通配設されている。縦穴61は、高圧燃料通路62
の側方に平行に設けられ、ドレーン通路64は、縦穴6
1とケーシング11との間の隙間を経由してさらに下方
に延びている。圧電アクチュエータ1は、ともにケーシ
ング11内に収納されるピエゾスタック12およびピエ
ゾスタック12の下端面に当接して一体に上下動するロ
ッド13を有している。ロッド13の径はピエゾスタッ
ク12よりも小径となっており、ロッド13外周を取り
巻くケーシング11下端部筒壁は伸縮可能に折曲成形さ
れてベローズ15となっている。この時、ベローズ15
の外径がケーシング11本体部の外径と略同一となるよ
うにする。
【0018】ベローズ15の下端縁は、ケーシング11
の底面を構成する円盤状部材14の外周に溶接固定され
ており、円盤状部材14の上面はロッド13の下端面に
当接している。これにより、円盤状部材14は、ケーシ
ング11の一端(下端)側を閉鎖するとともに、変位伝
達部材として機能し、圧電アクチュエータ1の変位をピ
ストン部材である大径ピストン2に伝達する。ベローズ
15は、圧電アクチュエータ1の変位に追従して上下方
向に伸縮することにより円盤状部材14を変位可能とな
すとともに、ピエゾスタック12に圧縮方向の予荷重を
与える。この圧縮力は必要な予荷重の一部であり、その
大半は後述するコイルスプリング2cによって与えられ
る。また、ロッド13は下端面を凸型の曲面形状に成形
してあり、一方、これに当接する円盤状部材14の上面
中央部は凹型の曲面形状に成形してあって、凹凸曲面に
て当接させることにより自動調心を可能にしている。こ
の時、ロッド13下端面の曲率半径は、円盤状部材14
上面の曲率半径よりも僅かに小さくして接触面積を確保
している。
【0019】大径ピストン2は、上半部の径が細くなっ
ており、この細径部2aの頂面が円盤状部材14の下面
に当接している。同様に、細径部2aの頂面も凸型の曲
面形状に成形してあり、これに当接する円盤状部材14
の下面を凹型の曲面形状に成形することにより、凹凸曲
面にて当接させている。曲率半径は、細径部2a側が円
盤状部材14側より僅かに小さくなるようにする。この
ように、円盤状部材14とロッド14、細径部2aとを
いずれも曲面で当接させるのは、組付け時等に軸のずれ
が生じても自動調心可能として、ピエゾスタック12に
偏心荷重がかかって破損するといった不具合を防止する
ためである。
【0020】大径ピストン2の細径部2a周りには、バ
ネ部材としてのコイルスプリング2cが配設されてい
る。コイルスプリング2cは、細径部2aの上端部外周
に嵌着固定したリング状部材2bを上方に付勢してお
り、このリング状部材2bを介してスプリング力が大径
ピストン2に作用し、大径ピストン2を圧電アクチュエ
ータ1方向に付勢している。このコイルスプリング2c
の付勢力は、円盤状部材14およびロッド13を介して
ピエゾスタック12にも作用して、ピエゾスタック12
の圧縮力となっている。従って、コイルスプリング2c
の圧縮力とベローズ15によって与えられる圧縮力の和
が、ピエゾスタック12に必要な所定の予荷重となるよ
うに、これら付勢力を設定すればよい。
【0021】さらに、コイルスプリング2cの付勢力
は、変位を伝達する各部材間、すなわち、大径ピストン
2と円盤状部材14、円盤状部材14とロッド13、ロ
ッド13とピエゾスタック12の間の接触圧をそれぞれ
高める作用を有する。従って、ピエゾスタック12の変
位が大径ピストン2まで伝達される際の損失(変位の吸
収)を最小限に抑制し、変位を有効に伝達させる。
【0022】ピエゾスタック12は、ケーシング11の
上端に固定したコネクタ部16のリード線16a、16
bに接続され、また、外周に絶縁部材(図略)を配設し
てケーシング11との間の絶縁を確保している。ケーシ
ング11は、コネクタ部16の外周に配したリテーニン
グナット17を締め付けることによって縦穴61の上端
に固定される。コネクタ部16外周のフランジ部と縦穴
61の段付部の間には、リング状のシム18が介設され
てこれらの間をシールするとともに、ケーシング11の
取付け高さの調整を行っている。
【0023】大径ピストン2の下方には、流体室として
の変位拡大室3と小径ピストン4が、同軸的に設けら
れ、小径ピストン4によって、3方弁5の弁体51を駆
動するようになしている。大小ピストン2、4は、これ
らの外径に対応する2つの異なる内径を有するシリンダ
部材66内に摺動自在に配設され、変位拡大室3は、大
小ピストン2、4間に形成される空間に、作動流体とな
る燃料を充填することにより形成される。変位拡大室3
は、ピエゾスタック12の変位を油圧変換し、大小ピス
トン2、4の径差によって拡大して、小径ピストン4に
伝達する。
【0024】3方弁5は、ノズルニードル7の背圧室7
1への連通路52を、高圧通路53または低圧通路54
に選択的に連通させることにより、背圧室71の圧力を
増減する。高圧通路53は高圧燃料通路62に、低圧通
路54はドレーン通路64にそれぞれ連通している。ピ
エゾスタック12が通電により伸長すると、その変位が
大径ピストン2に伝えられ、変位拡大室3の燃料圧力を
利用して変位を拡大して小径ピストン4に伝える。これ
により、小径ピストン4とともに弁体51が下降する
と、低圧通路54が開放されて、背圧室71内の燃料が
3方弁5からドレーン通路64に流出し、ノズルニード
ル7が上昇して燃料が噴射される。一方、通電を終了し
て、ピエゾスタック12を収縮させると、大径ピストン
2が上昇するのに伴い、小径ピストン4が上昇し、次い
で弁体51が高圧通路53の燃料圧で上昇して、背圧室
71に高圧燃料通路62から高圧燃料が流入し、ノズル
ニードル7を下降させる。
【0025】大径ピストン2の下端部には、逆止弁21
が一体に設けられている。逆止弁21は、大径ピストン
2の下端部外周に固定される断面凹状の逆止弁ホルダ内
にプレート状の弁体と、該弁体を大径ピストン2側に付
勢する皿バネを保持してなる。弁体は、大径ピストン2
内に設けられドレーン通路64に連通する通路を開閉す
るもので、逆止弁ホルダの中央には、その内外を連通さ
せる貫通穴が設けられる。燃料リーク等により、変位拡
大室3内の圧力が低下すると弁体が開弁し、ドレーン通
路64から大径ピストン2内の通路を経て変位拡大室3
へ燃料が補充される。これにより、変位拡大室3内の気
泡の発生等を防止することができる。
【0026】なお、変位拡大室3内には、小径ピストン
4の上方への移動量を所定範囲に規制するストッパ8が
配してある。ストッパ8は、中央の穴径が小径ピストン
4の外径より小さいリング状部材よりなり、変位拡大室
3内に圧入固定される。また、ストッパ8中央の穴は、
燃料の流通によって小径ピストン4の振動を減衰するダ
ンパ部としても機能する。この時、リング状部材8の上
端面は、大径ピストン2と干渉しない位置にあり、その
駆動を妨げることはない。
【0027】上記構成において、ピエゾスタック12の
変位は、ロッド13、円盤状部材14、大径ピストン2
の複数の部材を用いて機械的に伝達され、変位拡大室3
で油圧変換される。ここで、本実施の形態では、これら
複数の部材の最終段の部材、すなわち、大径ピストン2
をピエゾスタック12方向へ付勢するコイルスプリング
2cを設けたので、この付勢力によって、ピエゾスタッ
ク12に必要な所定の予荷重の大半を与えることができ
るとともに、各部材間の接触圧を高めて、変位伝達の際
の損失を抑制し、ピエゾスタック12の変位を効率よく
伝達することができる。また、ピエゾスタック12とロ
ッドを密閉されたケーシング11内に収納したので、外
気や作動油から容易に遮断することができ、さらに、小
径のロッド13の周囲にベローズ15を配置したので、
外径が大きくなることもない。従って、発生する変位を
有効に伝達してノズルニードルを駆動し、コンパクトか
つ信頼性に優れる燃料噴射弁が得られる。
【0028】ここで、上記第1の実施の形態では、図1
のように、コイルスプリング2cを構成する線材を円形
断面としたが、図2に示すように、矩形断面の線材を用
いてコイルスプリング2cを成形することもできる。一
般に、ピエゾスタック12に要求される圧縮付勢力は、
信頼性の面から、ピエゾスタック12が発生する力の半
分程度と考えられており、通常の燃料噴射弁では約50
0Nに達する。これを円形断面のコイルスプリングで確
保しようとすると、コイルスプリングの体格が大きくな
るおそれがある。このような場合には、図2に示す矩形
断面のコイルスプリング2cを用いることが望ましく、
体格を大きくすることなく、必要な付勢力を得ることが
できる。
【0029】上記実施の形態では、流体室としての変位
拡大室の油圧の増減により、小径ピストンを介して3方
弁を駆動する構成としたが、3方弁を用いず、油圧の増
減により直接ノズルニードルを駆動する構成とすること
もできる。あるいは、3方弁に代えて2方弁を用いてノ
ズルニードルを開閉する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における燃料噴射弁
の全体断面図である。
【図2】コイルスプリング形状の他の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
H1 ハウジング 1 圧電アクチュエータ 11 ケーシング 12 ピエゾスタック 13 ロッド 14 円盤状部材 15 ベローズ 2 大径ピストン(ピストン部材) 2a 細径部 2b リング状部材 2c コイルスプリング(バネ部材) 21 逆止弁 3 変位拡大室(流体室) 4 小径ピストン 5 3方弁 51 弁体 61 縦穴 62 高圧燃料通路 63 導入管 64 ドレーン通路 65 導出管 7 ノズルニードル 71 背圧室
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16K 31/42 F16K 31/42 A (72)発明者 林 哲史 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AC09 AD07 BA18 BA46 CC01 CC06T CC06U CC08T CC08U CC14 CC51 CE13 CE27 3H056 AA01 BB01 CA01 CB03 CD02 CD06 DD10 GG11 GG18 3H062 AA02 AA12 BB33 CC05 DD11 FF41 HH03 HH10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端閉鎖の筒状ケーシング内に収容され
    る圧電アクチュエータの伸縮変位を上記ケーシングの一
    端側に設けたピストン部材に伝達し、該ピストン部材の
    往復動に伴い流体室内の圧力を増減させる圧電アクチュ
    エータ装置であって、上記ピストン部材を上記ケーシン
    グ方向に付勢するとともに、上記圧電アクチュエータを
    圧縮方向に付勢してこれに予荷重を付与するバネ部材を
    設けたことを特徴とする圧電アクチュエータ装置。
  2. 【請求項2】 上記圧電アクチュエータが、ピエゾスタ
    ックとその一端側に当接して変位を伝達するロッドから
    なり、該ロッド外周の上記ケーシング壁を伸縮可能なフ
    レキシブル形状に成形した請求項1記載の圧電アクチュ
    エータ装置。
  3. 【請求項3】 上記ケーシングの上記一端側の端面と、
    これに当接する上記ピストン部材側の端面のうちの一方
    を凹面、他方を凸面として、凹凸曲面にて当接させた請
    求項1または2記載の圧電アクチュエータ装置。
  4. 【請求項4】 上記圧電アクチュエータに必要な予荷重
    の大半が、上記バネ部材によって与えられる請求項1な
    いし3のいずれか記載の圧電アクチュエータ装置。
  5. 【請求項5】 上記バネ部材が、矩形断面の線材で形成
    されたコイルスプリングである請求項1ないし4のいず
    れか記載の圧電アクチュエータ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか記載の圧電
    アクチュエータ装置を備え、上記圧電アクチュエータの
    伸縮変位を上記ピストン部材に伝達して上記流体室内の
    圧力を増減させるのに伴い、ノズルニードルを昇降させ
    て燃料噴射の開始・停止を行うことを特徴とする燃料噴
    射弁。
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