JP2002202010A - エアクリーナの取付構造及び取付方法 - Google Patents

エアクリーナの取付構造及び取付方法

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JP2002202010A
JP2002202010A JP2001000361A JP2001000361A JP2002202010A JP 2002202010 A JP2002202010 A JP 2002202010A JP 2001000361 A JP2001000361 A JP 2001000361A JP 2001000361 A JP2001000361 A JP 2001000361A JP 2002202010 A JP2002202010 A JP 2002202010A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】エアクリーナを容易に取付け得て、ボルト締付
作業用の空間を不要として、エアクリーナの容量を増大
し得て、エアクリーナの振動を吸収すること。 【解決手段】傾斜させて搭載したエンジン10の上側吸
気マニホルド20へのエアクリーナ30の取付で、車体
フレームに連結したエンジン懸架用メンバー36に車体
側マウントブラケット44を取付、この車体側マウント
ブラケットにマウント部材46を介して連絡されるエン
ジン側マウントブラケット48をエンジンに取付けて設
け、エアクリーナを車体側マウントブラケット及びエン
ジン側マウントブラケットの上方であって車体フレーム
の上方に一部重なるように配設し、エンジン側マウント
ブラケットに底部用取付ブラケット64を取付けて設
け、この底部用取付ブラケットに形成された底部用取付
穴にエアクリーナの底部に形成された固定用ピン54を
緩衝部材74を介して係合して設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエアクリーナの取
付構造及び取付方法に係り、特に、エアクリーナを容易
に取付け得て、ボルト締付作業用の空間を不要に得て、
エアクリーナの容量を増大し得て、エアクリーナの振動
を吸収し得るエアクリーナの取付構造及び取付方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるエンジンには、吸気マ
ニホルドが上側に位置されるように、シリンダ軸線を傾
斜させて車体フレームに搭載しているものがある。この
エンジンは、吸気マニホルドにスロットルボディを介し
てエアクリーナを接続して設けている。吸気マニホルド
は、エンジンのシリンダヘッドに取付けられている。エ
アクリーナは、エンジンや車体フレームに取付けられて
いる。
【0003】このようなエアクリーナの取付構造として
は、実開1994−49758号公報、特開平9−29
6759号公報、特開1997−264518号公報に
開示さるものがある。
【0004】実開1994−49758号公報に記載の
ものは、スロットルボディの吸気入口にエアクリーナの
吸気出口を可撓性パイプを介して接続し、前記エアクリ
ーナの吸気出口下方に下向きに突出するピンを機関から
延びるブラケットのグロメット内に挿入し、前記エアク
リーナの上部から突出する取付け片をスロットルボディ
から延びる取付ブラケットにボルト締結したものであ
る。
【0005】特開平9−296759号公報に記載のも
のは、車両のフレームにエンジンマウント装置の車体側
マウントブラケットを取付け、この車体側マウントブラ
ケットにエアクリーナ支持ブラケットを取付け、このエ
アクリーナ支持ブラケットにエアクリーナを支持したも
のである。
【0006】特開1997−264518号公報に記載
のものは、車体に取付けたブラケットのブッシュにエア
クリーナのボスを嵌合し、車体に取付けたブラケットに
エアクリーナのブラケットをボルト締めしたものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の座席
下方の車体フレームに吸気マニホルドが上側に位置され
るようにシリンダ軸線を傾斜させて搭載したエンジン
は、エンジンの上側に位置される前記吸気マニホルドに
スロットルボディを介してエアクリーナを接続してい
る。
【0008】このエアクリーナは、ボルトにより下側か
らブラケットに締付けて取付けている。また、エアクリ
ーナは、エンジンを搭載する車体フレームの上方に一部
重なるように配設されている。
【0009】ところが、エアクリーナの取付けに際して
は、車体フレームが障害となって下側からボルトの締付
作業をすることが困難なため、エンジンを車体フレーム
に搭載した後に、エンジンの上方から工具をエアクリー
ナの下側に挿入し、ボルトを締付けていた。
【0010】このため、エアクリーナの取付けには、ボ
ルトを目視しにくい状態で締付作業をしなければなら
ず、取付作業が困難な不都合があり、また、エアクリー
ナの側方に工具を挿入するため作業用空間を確保しなけ
ればならず、エアクリーナの容量拡大が阻害される不都
合があり、エンジンの出力上において不利となる不都合
がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車両の座席下方の車体フ
レームに吸気マニホルドが上側に位置されるようにシリ
ンダ軸線を傾斜させてエンジンを搭載して設け、前記吸
気マニホルドにスロットルボディを介して接続したエア
クリーナの取付構造において、前記車体フレームに連結
したエンジン懸架用メンバーに車体側マウントブラケッ
トを取付けて設け、この車体側マウントブラケットにマ
ウント部材を介して連絡されるエンジン側マウントブラ
ケットを前記エンジンに取付けて前記車体フレームにエ
ンジンを懸架して設け、前記エアクリーナを前記車体側
マウントブラケット及びエンジン側マウントブラケット
の上方であって前記車体フレームの上方に一部重なるよ
うに配設し、前記エンジン側マウントブラケットに底部
用取付ブラケットを取付けて設け、この底部用取付ブラ
ケットに形成された底部用取付穴に前記エアクリーナの
底部に形成された固定用ピンを係合して設けたことを特
徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明のエアクリーナの取付構
造は、車体フレームに連結したエンジン懸架用メンバー
に車体側マウントブラケット及びエンジン側マウントブ
ラケットによりマウント部材を介してエンジンを傾斜さ
せて懸架し、このエンジンの上側の吸気マニホルドにス
ロットルボディを介してエアクリーナを接続し、このエ
アクリーナを車体側マウントブラケット及びエンジン側
マウントブラケットの上方であって車体フレームの上方
に一部重なるように配設し、このエアクリーナの底部に
形成された固定用ピンをエンジン側マウントブラケット
に取付けられた底部用取付ブラケットの底部用取付穴に
係合して設けていることにより、エアクリーナの取付け
の際に車体フレームの下側からボルトを目視しにくい状
態で締付作業をする必要がなく、エアクリーナの組付性
の向上を図ることができ、また、エアクリーナの側方に
工具を挿入するため作業用空間を確保する必要がなく、
エアクリーナの容量を増大することができる。
【0013】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図6は、この発明の第1実施例を示すも
のである。図5・図6において、2は車両、4は車体フ
ロア、6は車体フロア4に設置した座席(図示せず)下
方のエンジンルーム、8は車両2の右側で前後方向に指
向して配設された車体フレーム、10はエンジンであ
る。この車両2は、座席下方のエンジンルーム6にエン
ジン10を搭載している。
【0014】エンジン10は、シリンダブロック12と
シリンダヘッド14とヘッドカバー16とオイルパン1
8とを有し、クランク軸線C1を車両2の前後方向に指
向させ、シリンダ軸線C2を垂直線に対してクランク軸
線C1回りに傾斜させて、車体フレーム8に搭載してい
る。
【0015】このエンジン10は、上側に位置させて吸
気マニホルド20を配設している。吸気マニホルド20
は、サージタンク22と各分岐管24とからなり、サー
ジタンク22に各上流端を連設した分岐管24の下流端
をシリンダヘッド14の上側に接続して設けている。こ
の吸気マニホルド20は、吸気流通方向を車両2の左側
に指向させて配設している。
【0016】吸気マニホルド20のサージタンク22に
は、スロットルボディ26の下流端を接続して設けてい
る。スロットルボディ26には、車両2の左右方向に指
向して配設された出口パイプ28の下流端を接続して設
けている。出口パイプ28の上流端には、エアクリーナ
30を接続して設けている。エアクリーナ30は、略四
角箱形状に形成され、車両2の後側に指向させて空気の
取入口32を開口して設けている。
【0017】前記エンジン10は、エンジンマウント機
構34により車体フレーム8に懸架している。エンジン
マウント機構34は、車両2の右側で前後方向に指向し
て配設され車体フレーム8と左側で前後方向に指向させ
て配設した図示しない車体フレームとに、長手方向を左
右方向に指向させて配設したエンジン懸架用メンバー3
6の両端を夫々連結している。エンジン懸架用メンバー
36は、中間部位に左右方向に指向する略水平な延長部
38を設け、延長部38の両端に上方に傾斜する支持部
40を設け、支持部40の先端に延長部38と平行で前
記車体フレーム8に取付けられる連結部42を設けてい
る。
【0018】エンジン懸架用メンバー36の支持部40
には、車体側マウントブラケット44を取付けて設けて
いる。この車体側マウントブラケット44には、マウン
ト部材46を介してエンジン側マウントブラケット48
を連絡して設けている。エンジン側マウントブラケット
48は、スロットルボディ26の直下方に配設され、エ
ンジン10のシリンダブロック12の上側に取付けて設
けている。
【0019】これにより、エンジン10は、クランク軸
線C1を車両2の前後方向に指向させ、シリンダ軸線C
2を垂直線に対してクランク軸線C1回りに傾斜させ
て、エンジンマウント機構34により車体フレーム8に
懸架して設けている。
【0020】前記エアクリーナ32は、車体側マウント
ブラケット44及びエンジン側マウントブラケット48
の上方であって、車体フレーム8の上方に一部重なるよ
うに配設されている。
【0021】エアクリーナ30は、図3に示す如く、車
体側マウントブラケット44及びエンジン側マウントブ
ラケット48と対向する底部50に底部用取付ボス52
を一体に突出させて設けている。この底部用取付ボス5
2には、固定用ピン54をエンジン側マウントブラケッ
ト48に向かい水平方向に指向させて形成して設けてい
る。固定用ピン54は、後述する底部用取付ブラケット
64の底部用取付穴72に対する係合方向を出口パイプ
28の接続方向と一致させて設けている。
【0022】また、エアクリーナ30は、シリンダブロ
ック12と対向する側部56に側部用取付ボス58を一
体に突出させて設けている。この側部用取付ボス58に
は、固定用ピン54の係合方向に対して略垂直になるよ
うに、この実施例においては90度になるように指向さ
せて固定用穴60を形成して設けている。固定用穴60
には、円環形状の緩衝部材62を係合して設けている。
【0023】前記エンジン側マウントブラケット48に
は、図2・図4に示す如く、底部用取付ブラケット64
を取付けて設けている。底部用取付ブラケット64は、
エンジン側マウントブラケット48に固着されてエアク
リーナ30の底部50に向かい傾斜して延長される固着
部66を設け、固着部66から水平に延長される延長部
68を設け、延長部68から垂下される取付部70を設
け、この取付部70に水平方向の底部用取付穴72を形
成して設けている。底部用取付穴72には、円環形状の
緩衝部材74を係合して設けている。
【0024】また、エンジン側マウントブラケット48
には、側部用取付ブラケット78を取付けて設けてい
る。側部用取付ブラケット78は、エンジン側マウント
ブラケット48に固着されて垂直上方に延長される固着
部80を設け、固着部80からエアクリーナ30の側部
56に向かい水平方向に延長される取付部82を設け、
この取付部82に固着した側部取付部材84に垂直方向
の側部用取付穴86を形成して設けている。
【0025】エアクリーナ30は、底部用取付ボス52
の固定用ピン54を底部用取付ブラケット64に形成さ
れた底部用取付穴72に緩衝部材74を介して係合して
設け、側部用取付ボス58の固定用穴60に係合した緩
衝部材62に取付ボルト88を挿通して側部用取付ブラ
ケット78に形成された側部用取付穴86に螺着して設
けることにより、エンジン側マウントブラケット48に
取付けられる。
【0026】次に作用を説明する。
【0027】この車両2は、座席下方の車体フレーム8
に吸気マニホルド20が上側に位置されるようにシリン
ダ軸線C2を傾斜させてエンジン10を搭載して設け、
吸気マニホルド20にスロットルボディ26を介してエ
アクリーナ30を接続して設けている。
【0028】エアクリーナ30の取付けに際しては、図
1に示す如く、先ず、底部50に設けた底部用取付ボス
52の固定用ピン54を、エンジン側マウントブラケッ
ト48に取付けられた底部用取付ブラケット64の底部
用取付穴72に緩衝部材74を介して水平方向に係合す
る。このとき、底部用取付ブラケット64の底部用取付
穴72は、視認しにくいが、従来のようにボルト締付作
業でなく、固定用ピン54の係合作業であるので、位置
合わせで容易に係合させることができる。
【0029】次に、側部用取付ボス58の固定用穴60
に係合した緩衝部材62に取付ボルト88を挿通し、こ
の取付ボルト88を側部用取付ブラケット78の側部用
取付穴84に螺着する。側部用取付ブラケット78の側
部用取付穴86は、上方から目視し得る位置に形成され
ているので、取付ボルト88の締付作業を容易に行うこ
とができる。
【0030】これにより、このエアクリーナ30は、取
付けの際に車体フレーム8の下側から取付ボルトを目視
しにくい状態で締付作業をする必要がなく、また、エア
クリーナ30の底部50とエアクリーン30のシリンダ
ブロック12と対向する側部56とに夫々取付ボス52
・58を設けたので、エアクリーナ30の側方(エンジ
ン10の前後方向)に工具を挿入するため作業用空間を
確保する必要がない。
【0031】このように、このエアクリーナ30は、取
付けの際に車体フレーム8の下側から取付ボルトを目視
しにくい状態で締付作業をする必要がないため、エアク
リーナ30が車体フレーム8の上方に一部重なるように
配設した場合でも容易に取付けることができ、エアクリ
ーナ30の組付性の向上を図ることができ、また、エア
クリーナ30の側方に工具を挿入するため作業用空間を
確保する必要がないため、エアクリーナ30を取付ける
ためのボルト締付作業用の空間を不要にでき、エアクリ
ーナ30の容量を増大することができ、エンジンの出力
上において有利とすることができる。さらに、このエア
クリーナ30は、マウント部材46を介してエンジン1
0を懸架するエンジン側マウントブラケット48に取付
けていることにより、マウント部材46によってエアク
リーナ30の振動を吸収することができる。
【0032】また、このエアクリーナ30は、固定用ピ
ン54による緩衝部材74を介しての取付けに併せて、
固定用ピン54と直角になるように配設された取付ボル
ト88による緩衝部材62を介しての取付けによって、
エンジン10の振動による変位を抑制することができ、
また、緩衝部材62・74により取付ボルト88締付時
の位置ずれを吸収することができ、取付作業を容易に行
うことができる。
【0033】さらに、このエアクリーナ30は、固定用
ピン54の底部用取付ブラケット64の底部用取付穴7
2に対する係合方向と出口パイプ28との接続方向を一
致させているので、スロットルボディ26へのエアクリ
ーナ30の接続作業と固定用ピン54の係合作業とを同
一作業内で行うことができ、作業時間を短縮することが
できる。
【0034】なお、この実施例においては、底部50に
固定用ピン54を有する底部用取付ボス52を設け、エ
ンジン側マウントブラケット48に取付けられた底部用
取付ブラケット64の底部用取付穴72に緩衝部材74
を介して係合したが、底部用取付ブラケット64に固定
用ピンを水平方向に突出させて設け、底部50に設けた
底部用取付ボス52に底部用取付穴を形成し、この底部
用取付穴に底部用取付ブラケット64の固定用ピンを緩
衝部材を介して係合することも可能である。
【0035】図7は、この発明の第2実施例を示すもの
である。以下の実施例においては、上述第1実施例と同
一機能を果す箇所には同一符号を付して説明する。
【0036】第2実施例のエアクリーナ30は、側部5
6に側部用取付ボス58を一体に突出させて設け、この
側部用取付ボス58の先端に延長部90を垂下し、延長
部90の先端に側部56に向かって係止片92を突出さ
せて設けている。また、エンジン側マウントブラケット
48に取付けられた側部用取付ブラケット78には、固
着部80の先端に係止片92が弾性係止される係止孔9
4を形成して設けている。
【0037】このエアクリーナ30は、底部50の固定
用ピン54を底部用取付ブラケット64の底部用取付穴
72に緩衝部材74を介して係合させ、側部用取付ボス
58と側部用取付ブラケット78の取付部82との間に
緩衝部材62を介在させ、側部用取付ボス58の先端下
方の係止片92を側部用取付ブラケット78の固着部8
0先端の係止孔94にエンジン10側から弾性係止させ
ることにより取付けられる。
【0038】第2実施例のエアクリーナ30は、底部5
0の固定用ピン54と底部用取付ブラケット64の底部
用取付穴72とによる係合に併せて、側部56の係止片
92と側部用取付ブラケット78の係止孔94とによる
弾性係合により取付けられるため、第1実施例の取付ボ
ルト88を不要にし得るとともに取付ボルト88の締付
作業を不要にすることができ、部品点数・作業工数の削
減及び作業時間の短縮を図ることができる。
【0039】また、第2の実施例のエアクリーナは、底
部50の固定用ピン54と側部56の係止片92とが水
平方向に対して互い逆方向から係合・係止されるため、
堅固に取付けることができる。
【0040】図8は、この発明の第3実施例を示すもの
である。以下の実施例においては、上述第1実施例と同
一機能を果す箇所には同一符号を付して説明する。
【0041】第3実施例のエアクリーナ30は、側部5
6に台座形状の側部用取付ボス58を一体に突出させて
設け、この側部用取付ボス58の先端に間隙96を介し
て一対の係止片98を水平方向に突出させて設けてい
る。また、エンジン側マウントブラケット48に取付け
られた側部用取付ブラケット78には、固着部80の先
端に、間隙96を無くすように当接させた一対の係止片
98が挿通されて弾性係止される係止孔100を形成し
て設けている。
【0042】このエアクリーナ30は、底部50の固定
用ピン54を底部用取付ブラケット64の底部用取付穴
72に緩衝部材74を介して係合させ、側部用取付ボス
58と側部用取付ブラケット78の固着部80との間に
緩衝部材62を介在させ、側部用取付ボス58の先端の
一対の係止片98を側部用取付ブラケット78の固着部
80先端の係止孔100に弾性係止させることにより取
付けられる。
【0043】第3実施例のエアクリーナ30は、底部5
0の固定用ピン54と底部用取付ブラケット64の底部
用取付穴72とによる係合に併せて、側部56の一対の
係止片98と側部用取付ブラケット78の係止孔100
とによる弾性係合により取付けられるため、第1実施例
の取付ボルト88を不要にし得るとともに取付ボルト8
8の締付作業を不要にすることができ、部品点数・作業
工数の削減及び作業時間の短縮を図ることができる。
【0044】また、第3の実施例のエアクリーナ30
は、底部50の固定用ピン54及び側部56の係止片9
8の係合方向を水平方向の同一方向に指向させるととも
に、出口パイプ28の接続方向とも一致させているの
で、スロットルボディ26へのエアクリーナ30の接続
作業と固定用ピン54及び係止片98の係合作業とを同
一作業内で行うことができ、作業時間を短縮することが
できる。
【0045】なお、上述第2・第3実施例においては、
係止片92・98を係止孔94・100に弾性係止させ
ることによりエアクリーナ30を取付けたが、場合によ
っては取付ボルトを併用することもできる。また、上述
実施例においては、底部用取付穴72及び側部用取付穴
86、底部用取付穴72及び係止孔94、底部用取付穴
72及び係止孔100を夫々直角あるいは平行に設けた
が、底部用取付穴72と側部用取付穴86、係止孔9
4、係止孔100とが互いに捻れるように交差させて設
けることにより、外れにくくすることができる。
【0046】
【発明の効果】このように、この発明のエアクリーナ
は、取付けの際に車体フレームの下側から取付ボルトを
目視しにくい状態で締付作業をする必要がないため、エ
アクリーナがエンジンを搭載する車体フレームの上方に
一部重なるように配設した場合でも容易に取付けること
ができ、また、エアクリーナの側方に工具を挿入するた
め作業用空間を確保する必要がないため、エアクリーナ
を取付けるためのボルト締付作業用の空間を不要にで
き、エアクリーナの容量を増大することができ、エンジ
ンの出力上において有利とし得る。さらに、このエアク
リーナは、マウント部材を介してエンジンを懸架するエ
ンジン側マウントブラケットに取付けていることによ
り、マウント部材によってエアクリーナの振動を吸収す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエアクリーナの取付構造の第1実施
例を示す図6の矢印I部位の要部拡大正面図である。
【図2】エンジン側マウントブラケットの斜視図であ
る。
【図3】エアクリーナの要部拡大正面図である。
【図4】エンジン側マウントブラケットの拡大正面図で
ある。
【図5】車両に搭載したエンジンの平面図である。
【図6】車両に搭載したエンジンの正面図である。
【図7】第2実施例を示すエアクリーナ及びエンジン側
マウントブラケットの要部拡大正面図である。
【図8】第3実施例を示すエアクリーナ及びエンジン側
マウントブラケットの要部拡大正面図である。
【符号の説明】
2 車両 4 車体フロア 6 エンジンルーム 8 車体フレーム 10 エンジン 20 吸気マニホルド 26 スロットルボディ 28 出口パイプ 30 エアクリーナ 34 エンジンマウント機構 36 エンジン懸架用メンバー 44 車体側マウントブラケット 46 マウント部材 48 エンジン側マウントブラケット 48 エンジン側マウントブラケット 50 底部 52 底部用取付ボス 54 固定用ピン 56 側部 58 側部用取付ボス 60 固定用穴 62 緩衝部材 64 底部用取付ブラケット 72 底部用取付穴 74 緩衝部材 78 側部用取付ブラケット 86 側部用取付穴 88 取付ボルト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の座席下方の車体フレームに吸気マ
    ニホルドが上側に位置されるようにシリンダ軸線を傾斜
    させてエンジンを搭載して設け、前記吸気マニホルドに
    スロットルボディを介して接続したエアクリーナの取付
    構造において、前記車体フレームに連結したエンジン懸
    架用メンバーに車体側マウントブラケットを取付けて設
    け、この車体側マウントブラケットにマウント部材を介
    して連絡されるエンジン側マウントブラケットを前記エ
    ンジンに取付けて前記車体フレームにエンジンを懸架し
    て設け、前記エアクリーナを前記車体側マウントブラケ
    ット及びエンジン側マウントブラケットの上方であって
    前記車体フレームの上方に一部重なるように配設し、前
    記エンジン側マウントブラケットに底部用取付ブラケッ
    トを取付けて設け、この底部用取付ブラケットに形成さ
    れた底部用取付穴に前記エアクリーナの底部に形成され
    た固定用ピンを緩衝部材を介して係合して設けたことを
    特徴とするエアクリーナの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記エアクリーナの底部に前記固定用ピ
    ンを水平方向に指向させて形成して設け、前記エアクリ
    ーナのシリンダブロックと対向する側部に側部用取付ボ
    スを設け、この側部用取付ボスに前記固定用ピンの係合
    方向と略垂直になるように指向させて固定用穴を形成し
    て設け、前記エンジン側マウントブラケットに側部用取
    付ブラケットを取付けて設け、前記固定用穴に挿通した
    取付ボルトを緩衝部材を介して前記側部用取付ブラケッ
    トに形成された側部用取付穴に螺着して設けたことを特
    徴とする請求項1に記載のエアクリーナの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記固定用ピンの係合方向と前記エアク
    リーナ及びスロットルボディを連結する出口パイプの接
    続方向とを一致させて設けたことを特徴とする請求項1
    に記載のエアクリーナの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記エアクリーナの底部に底部用取付ボ
    スを設け、この底部用取付ボスに前記固定用ピンを水平
    方向に指向させて形成して設け、前記固定用ピンを前記
    底部用取付ブラケットに形成された底部用取付穴に緩衝
    部材を介して係合して設けたことを特徴とする請求項1
    〜請求項3に記載のエアクリーナの取付構造。
  5. 【請求項5】 車両の座席下方の車体フレームに吸気マ
    ニホルドが上側に位置されるようにシリンダ軸線を傾斜
    させてエンジンを搭載して設け、前記吸気マニホルドに
    スロットルボディを介して接続したエアクリーナの取付
    方法において、前記車体フレームに連結したエンジン懸
    架用メンバーに取付けらたれ車体側マウントブラケット
    と前記エンジンに取付けられたエンジン側マウントブラ
    ケットとをマウント部材を介して連絡して前記車体フレ
    ームにエンジンを懸架し、前記エアクリーナの底部に水
    平方向に指向させて形成した固定用ピンを有する底部用
    取付ボスを設け、前記エアクリーナの側部に前記固定用
    ピンの係合方向と略垂直になるように形成した固定用穴
    を有する側部用取付ボスを設け、先ず前記底部用取付ボ
    スの固定用ピンを前記エンジン側マウントブラケットに
    取付けられた底部用取付ブラケットの底部用取付穴に水
    平方向に係合し、次に前記側部用取付ボスの前記固定用
    穴に挿通した取付ボルトを前記エンジン側マウントブラ
    ケットに取付けられた側部用取付ブラケットの側部用取
    付穴に螺着することを特徴とする記載のエアクリーナの
    取付方法。
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JP2016061334A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 本田技研工業株式会社 変速機ケースの吊り下げ支持構造

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