JP2002201754A - 衝撃音を低減する床の構造 - Google Patents

衝撃音を低減する床の構造

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JP2002201754A
JP2002201754A JP2000402240A JP2000402240A JP2002201754A JP 2002201754 A JP2002201754 A JP 2002201754A JP 2000402240 A JP2000402240 A JP 2000402240A JP 2000402240 A JP2000402240 A JP 2000402240A JP 2002201754 A JP2002201754 A JP 2002201754A
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floor beam
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vibration
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JP2000402240A
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Tetsuo Yoshida
哲夫 由田
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Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床衝撃音の遮断性能を向上することができる
床構造を提供する。 【解決手段】 床梁1に床受けビーム材3が防振材4で
防振支持され、この床受けビーム材3に床材2が受けら
れている。床受けビーム材3は、床梁1の延びる方向に
向けられ、床梁1の上方を開放する態様で床梁1の側方
に偏心して配置され、床梁1に防振支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝撃音を低減する
床の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】在来木造や鉄骨プレハブ住宅などの軸組
工法を採用する建物では、床断面の剛性や質量が絶対的
に小さいことから、重量床衝撃音の遮断性能は、RC造
と比較して悪く、そのため、ALC等のPC版を床材に
用いたり、床梁の上に防振ゴムを設置し、この防振ゴム
の上に床材をのせて床材を防振支持することなどが行わ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、床梁の
上に防振ゴムを設置し、その上に床材をのせる防振支持
構造では、打振点の違いによって床衝撃音レベルが大き
く増減し、特に、外周壁近傍や梁組が密に組まれている
部分では、床衝撃音レベルが増加する傾向にある。これ
は、外周壁近傍部分や梁組が密な部分では、梁組の剛性
が高くなっていて、床衝撃時に床梁の撓みによる衝撃エ
ネルギーの吸収が行われにくくなることによるものであ
る。
【0004】本発明は、上記のような従来の問題点に鑑
み、床衝撃音の遮断性能を向上することができる床構造
を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、床梁に床
受けビーム材が防振支持され、この床受けビーム材に床
材が受けられていることを特徴とする衝撃音を低減する
床の構造によって解決される。
【0006】この床構造では、外周壁近傍部分や梁組が
密な部分など、床梁の撓みによっては衝撃エネルギーが
吸収されにくいところであっても、床梁に代わって床受
けビーム材が撓むことでその衝撃エネルギーを吸収し、
それによって、床衝撃音の遮断性能を向上することがで
きる。
【0007】床受けビーム材が、床梁の延びる方向に向
けられ、床梁の上方を開放する態様で床梁の側方に偏心
して配置され、床梁に防振支持されている場合は、床梁
の上方が開放されているので、作業者は床梁の上で床材
の設置作業などを進めることができ、作業性良く施工を
行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0009】図1乃至図4に示す第1実施形態の床構造
は、住宅等の鉄骨軸組構造の建物におけるもので、1は
床梁、2は床材、そして、3が床受けビーム材であり、
4が防振材としての防振ゴムである。なお、5,6は、
床梁1の端部をこれと直交する方向に延びる床梁であ
る。
【0010】床梁1は、上下のフランジ1a,1aとこ
れらフランジ1a,1aをつなぐウェブ1bとを備えた
H形鋼からなり、床材2は、ALC版などのPC版から
なる。
【0011】そして、床受けビーム材3は、床材2の自
重によって断面変形が可能な溝形鋼からなっていて、次
のようにして、床梁1に防振支持されている。即ち、床
梁1の両側面部にはそれぞれ、支持金物7…が、上下の
フランジ1a,1aにわたすように、床梁1の長手方向
に沿って間隔的に取り付けられている。
【0012】各支持金物7は、床梁1の上下のフランジ
1a,1aをその幅方向の先端部においてつなぐように
取り付けられたプレート8と、プレート8の外側面に取
り付けられたピースアングル材9とからなり、ピースア
ングル材9は、その一方の辺9aが垂直に向けられてプ
レート8の外面側に取り付けられ、もう一方の辺9b
が、前記辺9aの上部において床梁1から外方に水平に
張り出すようになされている。
【0013】床受けビーム材3,3は、床梁1の天面を
上方に開放するように、床梁1の両側部において、その
フランジ3a,3a間開口部を外方に向けるようにし
て、床梁1の延びる方向に向けられ、床梁1の長手方向
に沿って間隔的に備えられた支持金物7…のピースアン
グル材9の水平辺9bの上側に、防振ゴム4を介して支
持金物7…と連接されて設置されている。このように、
床受けビーム材3は防振支持のみされている。本実施形
態では、この設置状態において、左右の床受けビーム材
3の天面の高さ位置は、床梁1の天面高さ位置よりも高
くなるように設置されている。
【0014】そして、この床受けビーム材3,3上にそ
れぞれ複数枚の床材2…が連結金物10で連結されて設
置されている。床材2は、床梁1の側方から床梁1の上
方へと突出するようにして設置されている。この設置状
態において、床受けビーム材3と床材2…との間、そし
て、連結金物10と床受けビーム材3との間にはそれぞ
れ防振材11,11を介在されている。
【0015】上記の床構造では、防振ゴム4によって衝
撃エネルギーを吸収することができるのみならず、建物
の外周壁近傍部分や梁組が密な部分など、床梁1の撓み
によっては衝撃エネルギーが吸収されにくいところであ
っても、床受けビーム材3が撓むことでその衝撃エネル
ギーを吸収し、さらにまた、床受けビーム材3の断面変
形も衝撃エネルギーの吸収に寄与し、これらによって床
衝撃音の遮断性能が効果的に向上される。
【0016】しかも、床材2…を設置する前の床梁1の
上方は、図1及び図4に示すように、床受けビーム材
3,3によってそのスペースを奪われていないので、床
材2…の敷き込み作業において作業者は床梁1の上で作
業を行うことができ、床材2…の施工を作業性良く行っ
ていくことができる。
【0017】図5に示す第2実施形態の床構造では、床
受けビーム材3…が、床材2の自重によって断面変形可
能な山形鋼からなっている。このように、床受けビーム
材3は、各種横断面形状、特に床材2の自重によって断
面変形可能な各種断面形状をしていてよい。また、床材
2は、その下面が設置状態において床梁1の天面高さ位
置よりも下に位置するように設置されている。この場
合、床材2を床梁1の上方に張り出させることができな
いので、床梁1の上方には、厚さ寸法の小さい床梁上用
の床材13が用いられ、この床梁上用の床材2が防振材
11を介して床梁1上に設置されている。
【0018】以上に、本発明の実施形態を示したが、本
発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱し
ない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実
施形態では、鉄骨軸組構造の建物の床構造を示している
が、木造軸組など、各種工法による建物に広く用いるこ
とができるものであることはいうまでもない。また、上
記の実施形態では、床受けビーム材3は、これを床梁1
の脇に床梁1と同じ向きに向けて防振支持するようにし
ているが、床梁1の上面側で床梁1と同じ向きに向けて
防振支持するようにしてもよいし、床梁1と交差する水
平方向に向けて床梁1に防振支持するようにしてもよ
い。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上のとおりのものであるか
ら、床衝撃音の遮断性能を向上することができ、また、
床材の設置作業などを作業性良く進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】床構造の実施形態を示す横断面図である。
【図2】同断面側面図である。
【図3】同分解斜視図である。
【図4】床材設置前の横断面図である。
【図5】床構造の他の実施形態を示す横断面図である。
【符号の説明】
1…床梁 2…床材 3…床受けビーム材 4…防振ゴム(防振材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床梁に床受けビーム材が防振支持され、
    この床受けビーム材に床材が受けられていることを特徴
    とする衝撃音を低減する床の構造。
  2. 【請求項2】 床受けビーム材が、床梁の延びる方向に
    向けられ、床梁の上方を開放する態様で床梁の側方に偏
    心して配置され、床梁に防振支持されている請求項1に
    記載の衝撃音を低減する床の構造。
JP2000402240A 2000-12-28 2000-12-28 衝撃音を低減する床の構造 Pending JP2002201754A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05321351A (ja) * 1992-05-25 1993-12-07 Misawa Homes Co Ltd 建物ユニットの防振構造
JP2594665Y2 (ja) * 1993-09-21 1999-05-10 小野田エー・エル・シー株式会社 木梁に対する軽量コンクリート床パネルの取付構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05321351A (ja) * 1992-05-25 1993-12-07 Misawa Homes Co Ltd 建物ユニットの防振構造
JP2594665Y2 (ja) * 1993-09-21 1999-05-10 小野田エー・エル・シー株式会社 木梁に対する軽量コンクリート床パネルの取付構造

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