JP2002199658A - 車両用全閉形主電動機 - Google Patents

車両用全閉形主電動機

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JP2002199658A
JP2002199658A JP2001380987A JP2001380987A JP2002199658A JP 2002199658 A JP2002199658 A JP 2002199658A JP 2001380987 A JP2001380987 A JP 2001380987A JP 2001380987 A JP2001380987 A JP 2001380987A JP 2002199658 A JP2002199658 A JP 2002199658A
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cooling
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JP2001380987A
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Yoshitaka Kobayashi
芳隆 小林
Nobuyuki Yagi
信行 八木
Yoshinao Baba
良直 馬場
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転子軸の温度上昇を抑え、小形・軽量化と定
格の増加を図ることのできる車両用全閉形主電動機を得
ること。 【解決手段】回転子軸3に内扇7が挿着され、この内扇
7から外筒枠6aの通気口8Cを経て通気管11Aに送り
込まれた冷却空気を前記通気管11Aの外周の冷却フィン
12Aで冷却する冷却器10Aが前記外筒枠6aの筒部の外
周に固定され前記回転子軸3の片端に可撓継手24Aが設
けられる車両用全閉形主電動機において、前記可撓継手
24Aの外周に冷却フィン24aを突設した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、内扇付の車
両用全閉形主電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、車両の台車に搭載された従来の
車両用全閉形主電動機の一例を示す平面図、図9は図8
のB−B断面拡大図、図10は図9のC−C断面拡大図
で、内扇付のかご形誘導電動機である。
【0003】図8及び図9において、台車26の両側
(注;図8では、紙面の後方に片側のみを示す)には、
車軸20aが貫設され、台車26の中央部には、梁18が架設
されている。
【0004】このうち、車軸20aの両側には、車輪20が
圧入され、左側の車輪20の内側には、減速機25が車軸20
aに組み込まれている。この減速機25の大径の平歯車25
bは、車軸20aに圧入されている。
【0005】車輪20の下端には、レール21が図9におい
て一点鎖線が示され、上方には車体23が示されている。
車軸20aと梁18の間には、本発明の対象となる車両用全
閉形主電動機4が、図8においては減速機25の右側に搭
載されている。
【0006】この車両用全閉形主電動機4の出力軸端に
は、可撓継手24Aの片側が圧入され、この可撓継手24A
の他側の軸は、減速機25の外箱を軸受を介して貫通し、
この軸には小径の平歯車25aが圧入され、この平歯車25
aは大径の平歯車25bと噛み合っている。
【0007】車両用全閉形主電動機4には、上部の片側
に上部取付座16の基端が溶接され、この上部取付座16の
下方の位置に対して下部取付座17が溶接されている。こ
のうち、上部取付座16は、台車26の梁18の上端に対して
図9で示すキー18aを介して載置され、ボルト19で固定
されている。一方、下側の下部取付座17は、台車の梁18
の下部側面にボルト19で固定されている。
【0008】なお、上部取付座16には、吊り下げ用のフ
ック穴16aが示され、車両用全閉形主電動機4の他側に
は、一対の取付座4aの基端が溶接され、この取付座4
aの先端は、車軸20aに固定されている。
【0009】図9及び図10において、軟鋼板から断面略
U字状に形成されて車両用全閉形主電動機4の主枠6を
構成する外筒枠6aの開口側となる図10において左端に
は、図示しない左側面図では円板状の側枠6bの外周に
形成された嵌合部が圧入され、複数のボルトで固定さ
れ、この側枠6bと外筒枠6aとで主枠6を構成してい
る。
【0010】このうち、外筒枠6aの上端の図10におい
て左右には、図示しない平面図では長方形の通気口8
A,8Bが、図9においては右側上方に形成されてい
る。これらの通気口8A,8Bには、図10においては下
端が開口し冷却器10Cの出入口となる軟鋼板製の逆U字
状の接続部10bの下端が挿入され溶接されている。
【0011】左右の接続部10bの対向側には、鋼管から
製作された3本の通気管11Bの両端が貫通し、接続部10
bに溶接されている。これらの通気管11Bは、薄板の軟
鋼板から図8に示すように矢印状に製作され等間隔に立
設された複数枚の冷却フィン12Aを貫通している。各冷
却フィン12Aは、貫通部が通気管11Bに溶接され、下端
は、外筒枠6aの上面に溶接されている。
【0012】外筒枠6aの右端の中央部には、軸受板9
が内側からあらかじめ挿入され、ボルトで固定されてい
る。この軸受板9の内周には、玉軸受5Bが外側から圧
入されている。同様に、側枠6bの中央部にも、ころ軸
受5Aが左側から圧入されている。
【0013】これらのころ軸受5Aと玉軸受5Bは、回
転軸3にあらかじめ圧入されている。このうち、左側の
ころ軸受5Aは、側枠6bの中央部に内側が嵌合した軸
受押え15Aで左側から外輪が固定され、右側の玉軸受5
Bは、軸受板9の内周に左側が嵌合した軸受押え15Bで
固定されている。
【0014】回転軸3には、回転子鉄心13が挿入され、
この回転子鉄心13は、回転軸3の両側から挿入された鉄
心押え13aで両側が固定されている。回転子鉄心13に
は、8条の通風穴13bが図9に示すように45°間隔に形
成されている。
【0015】左側の鉄心押え13aの更に左側には、回転
軸3の左側から内扇7が圧入され、回転軸に固定されて
いる。回転子鉄心13の外周に形成された図示しないスロ
ットには、ロータバー14がそれぞれ挿入され、これらの
ロータバー14の両端は、環状のエンドリング14aで接続
されている。
【0016】一方、外筒枠6aの内周の中央部には、固
定子鉄心2が圧入され、この固定子鉄心2の内周の軸方
向に形成されたスロットには、固定子コイル1が挿入さ
れ、これらの固定子コイル1の両端のコイルエンド部
は、固定子鉄心2の両側から突き出ている。
【0017】このように構成され台車に搭載される車両
用全閉形主電動機においては、この車両用全閉形主電動
機を台車に組み込むときには、図11に示すように、台車
の上方から徐々に下ろして、上部取付座16を台車の梁18
の上端にキー18aを介して載せ、上部取付座16と下部取
付座17をボルト19で梁18に固定する。
【0018】また、定期点検のために、車両用全閉形主
電動機を点検する場合には、まず、台車を車体から切り
離した後、ボルト19を緩めフック穴16aを利用して、図
11の一点鎖線で示すように上方に吊り上げる。
【0019】なお、この車両用全閉形主電動機は、図8
及び図9の実線で示す取付状態においては、左側の梁18
と右側の車軸20aの間となり、軸方向は、図8に示すよ
うに両側の車輪20と減速機25の間となり、上方には車体
23の下端が対置し、下側はレール21や枕木と対置した、
限られた狭い空間に組み込まれる。
【0020】電車の走行時には、回転軸3の回転によっ
て内扇7も回転し、この内扇7によって、冷却空気が図
10の矢印A11に示すように外筒枠6aの通気口8Aから
冷却器10Bの接続部10bに流入し、この接続部10bから
通気管11Bの内部を矢印A12に示すように貫流して、右
側の接続部10bに流出する。
【0021】この冷却空気は、右側の接続部10bから矢
印A13に示すように、通気口8Bを経て外筒枠6aの内
部に流入する。すると、この冷却空気の一部は、矢印A
14に示すように、固定子鉄心2の内周と回転子鉄心13の
外周の間に形成された空隙を経て、内扇7に吸入され
る。
【0022】また、外筒枠6aの内部に流入した冷却空
気の他の一部は、矢印A15に示すように、回転子鉄心13
に形成された通風穴13bを左に貫流して、同じく、内扇
7に吸入され、以下A11−A12−A13−A14−A15と環
流する。
【0023】この環流する冷却風によって、固定子鉄心
2及び固定子コイル1と、回転子鉄心13及びロータバー
14は規定の値以下に冷却され、エポキシ樹脂で絶縁され
た固定子コイル1とロータバー14は、固定子鉄心2及び
固定子鉄心13との間の絶縁特性が長期に亘って維持され
ている。
【0024】ところで、このような車両に組み込まれる
車両用全閉形主電動機においては、一編成当りの搭載数
を減らすことが電車の低価格化のために要求される。そ
のため、1台当りの出力の増加が要請され、前述したよ
うに限られた空間に設置される関係で、小形化が要求さ
れ、さらに、列車の高速化のために軽量化が要求され、
保守・点検の省力化も要求される。
【0025】そのため、種々の冷却構造が採用され、こ
のうち、別に設けた逆風機からダクトを介して車両用主
電動機の内部に冷却空気を導く外部送風機形と、図8〜
図10で示した内扇付の全閉形主電動機が採用されてい
る。
【0026】このうち、前者は、車体にダクトを配設す
る関係でコストが上るだけでなく、通風濾過器の保守・
点検も必要となるので、保守点検の頻度を減らすために
も、フィルタの交換が不要な後者の内扇付が要求されて
きている。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された車両用全閉形主電動機においては、固定子鉄
心2と固定子コイル1は、固定子鉄心2の外周から外筒
枠6aを介して冷却フィン12Aへ伝達される熱で効果的
に冷却されるが、回転子鉄心13とロータバー14は、矢印
A14,A15で示す冷却風によってのみしか冷却されない
ので、固定子側と比べて冷却効果が低下する。
【0028】例えば、発明者らが測定した結果では、ロ
ータバー14の温度と固定子コイル1の温度の差は、夏季
の走行中において、最大約40℃で、ロータバー14が最も
高温であった。
【0029】したがって、この車両用全閉形主電動機の
定格出力は、ロータバー14の温度上昇値によって上限が
決まるので、この車両用全閉形主電動機の小形化及び軽
量化と定格の増加を図るうえでの障害となる。そこで、
本発明の目的は、回転子軸の温度上昇を抑え、小形・軽
量化と定格の増加を図ることのできる車両用全閉形主電
動機を得ることである。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、回転子軸に内扇が挿着され、この内扇から
外筒枠の通気口を経て通気管に送り込まれた冷却空気を
通気管の外周の冷却フィンで冷却する冷却器が外筒枠の
筒部の外周に固定され回転軸の片端に可撓継手が設けら
れる車両用全閉形主電動機において、可撓継手の外周に
冷却フィンを突設したことを特徴とする。このような手
段によって、本発明においては、可撓継手の外周の冷却
フィンによって回転子軸の温度上昇を抑制する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用全閉形主電
動機の一実施形態を図面を参照して説明する。図1は、
本発明の車両用全閉形主電動機の第1の実施形態を示す
図で、従来の技術で示した図10に対応する図である。図
2は、図1の左側面縮小図で、同じく図9に対応する図
である。
【0032】図1及び図2において、従来の技術で示し
た図9及び図10と異なるところは、冷却器の構成で、他
は図9及び図10と同一である。したがって、図9及び図
10と同一要素には、同一符号して説明を省略する。
【0033】図1及び図2において、側枠6bには、内
扇7の上端に対向する位置に対して通気口8Cが形成さ
れている。側枠6bの外側には、図2においては略凸字
状の風胴10aが固定され、この風胴10aの図1において
上部の右側に通風管11Aの左端のフランジ部が当接さ
れ、ボルトで固定されている。したがって、風胴10a
は、通気口8Cと通気管11Aを結ぶ通風路となってい
る。
【0034】風胴10aの外側には、中央部に対して長い
帯板状の冷却フィン10cが放射状に配置され溶接されて
いる。これらの冷却フィン10cの両側には、短い冷却フ
ィン10dが対称的に配置され溶接されている。通気口8
Cの内側には、案内風胴22が固定されている。
【0035】通風管11Aには、従来の技術で示した図10
と同様に、冷却フィン12Aが等間隔に挿入され、通風管
11Aに溶接されている。接続部10bは、外筒枠6aにフ
ランジを介して固定されている。この結果、風胴10a及
び冷却フィン10c,10dと通風管11A並びに冷却フィン
12,接続部10bで、冷却空気の冷却器10Aを構成してい
る。
【0036】このように構成された車両用全閉形主電動
機においては、従来の技術で示した図10と同様に、冷却
空気が内扇7によって図1の矢印A1,A2,A3,A
4,A5で示すように環流し、回転子と固定子で加熱さ
れた冷却空気は、冷却器10Aの風胴10aと通気管11Aを
貫流する過程において冷却される。
【0037】しかも、この冷却空気は、従来の技術で示
した図10と同様に外筒枠6aの外周の冷却フィン12Aだ
けでなく、風胴10aに突設された冷却フィン10c,10d
によって更に冷却されるので、内部の鉄心や巻線の温度
を下げることができ、巻線の通電容量を上げることがで
きるので、小形・軽量化を図ることができる。
【0038】したがって、矢印A3で示すように外筒枠
6aの内部に流入する冷却空気の温度を下げることがで
き、矢印A4,A5で示すように、図1において右から
左に貫流する冷却空気の温度を下げることができるの
で、固定子側と比べて高温となる回転子側の温度を下げ
ることができ、ロータバーと回転子鉄心との間の絶縁樹
脂の耐電圧特性の低下を長期に亘って防ぐことができ
る。
【0039】さらに、風胴10aは、側枠6bの外側に突
設されるが、可撓継手24Aの片側のフランジ部から突き
出ていないので、組込作業や保守・点検時の作業性の低
下も防ぐことができる。
【0040】次に、図3は、本発明の車両用全閉形主電
動機の第2の実施形態を示す縦断面図で、図1に対応す
る図である。図3において、図1と異なるところは、風
胴10aの内面側に対して、複数枚の冷却フィン10eを放
射状に配置して溶接で固定されていることである。
【0041】このように構成された車両用全閉形主電動
機においては、風胴10aの内部を矢印A1に示すように
通過して通気管11Aに送り込まれる冷却空気を、冷却フ
ィン10eによって更に冷却することができるので、主枠
6の内部に矢印A3に示すように流入する冷却空気の温
度を更に低下させることができ、固定子コイルやロータ
バーの温度を更に下げることができ、電動機の外形を更
に小形化することができる。
【0042】また、図4は、本発明の車両用全閉形主電
動機の第3の実施例を示す図で、図1及び図3で示した
可撓継手24Aに対応する図である。図4に示した可撓継
手24Bにおいて、図1及び図3で示した可撓継手24Aと
異なるところは、継手の両側の大径部の外周に対して、
台形状の冷却フィン24aを等間隔に配置して溶接したこ
とである。
【0043】このように冷却フィン24aが可撓継手の外
周に突設された車両用全閉形主電動機においては、通気
口8Cから矢印A1で示すように風胴10aの内部に流入
した冷却空気によって加熱された風胴10aを、回転する
可撓継手24Bによって放射状に吹き付ける冷却空気によ
って冷却することができ、回転子軸3の温度も下げるこ
とができるので、内部の固定子コイルやロータバーの温
度を更に下げることができ、外形を更に小形化すること
ができる。
【0044】次に、図5は、本発明の車両用全閉形主電
動機の第4の実施形態を示す側面図で、第1の実施形態
で示した図2に対応する図である。図5において図2と
異なるところは、風胴の構成である。
【0045】すなわち、図5に示した風胴10fは、図2
に示した風胴10aが略凸字状で、側枠6bの上部片側に
取り付けられているのに対し、この実施形態では側枠の
全面に亘って環状に形成され、冷却フィンも 360°の全
域に配置されている。
【0046】すなわち、この風胴10fは、略鍵穴状に形
成され、外面側には、図2で示した3枚の冷却フィン10
cの他に、13枚の短い冷却フィン10dが放射状且つ等間
隔に配置され溶接されている。
【0047】このように風胴10fが形成された車両用全
閉形主電動機においては、図1及び図3の矢印A1に示
すようにこの風胴10fに流入した冷却空気を、風胴10f
の外面の全面に突設された冷却フィンによって冷却した
後、通風管11Aに送り込むことができるので、主枠6の
内部に貫流させる冷却空気の温度を更に低下させること
ができる。
【0048】次に、図6は、本発明の車両用全閉形主電
動機の第5の実施形態を示す縦断面図で、従来の技術で
示した図10の車両用全閉形主電動機と類似しており、異
なるところは、冷却器の冷却フィンの取付を傾斜させて
あることで、他は、図10と同一である。
【0049】すなわち、図6で示した冷却フィン12B
は、図6及びこの図6の部分平面図を示す図7に示すよ
うに、図6においては回転軸3と平行な方向に(注;図
6で右側に)上部が僅かに傾斜しており、さらに、図7
に示すように、回転軸3と直交方向(すなわち、車両の
走行方向)の線に対して僅かに傾斜している冷却器10C
となっている。
【0050】このように冷却器が構成された車両用全閉
形主電動機においては、車両の走行に伴って冷却フィン
12Bの片面を流れる空気は、走行方向に対して僅かに傾
斜した冷却フィン12Bによって、冷却フィン12Bの表面
に対して流速が低下することなく流れるので、冷却フィ
ン12Bの放熱効果を上げることができる。
【0051】すなわち、図10で示した従来の冷却器10C
では、隣接する冷却フィン12Aの間の中央部で流速が最
大で、冷却フィン12Aの表面においては流速が大幅に低
下するのに対して、本実施形態の冷却器10Cでは、前述
した冷却フィン12Bの片面の流速の低下を防ぐことがで
きる。
【0052】なお、図6及び図7において、冷却フィン
12Bの二つの傾斜方向のうち、図6で示した、上部を回
転軸の軸心と平行な方向の傾斜は省いて、車軸に対して
垂直とし、図6で示す走行方向に対する僅かな傾斜だけ
としてもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、回転子軸に内扇が挿着
され、この内扇から外筒枠の通気口を経て通気管に送り
込まれた冷却空気を通気管の外周の冷却フィンで冷却す
る冷却器が外筒枠の筒部の外周に固定され回転軸の片端
に可撓継手が設けられる車両用全閉形主電動機におい
て、可撓継手の外周に冷却フィンを突設することで、可
撓継手の外周の冷却フィンによって回転子軸の温度上昇
を抑えたので、小形・軽量化と定格の増加を図ることの
できる車両用全閉形主電動機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用全閉形主電動機の第1の実施形
態を示す縦断面図。
【図2】図1の左側面縮小図。
【図3】本発明の車両用全閉形主電動機の第2の実施形
態を示す縦断面図。
【図4】本発明の車両用全閉形主電動機の第3の実施形
態を示す部分詳細図で、(a)は正面図、(b)は
(a)の右側面図。
【図5】本発明の車両用全閉形主電動機の第4の実施形
態を示す側面図。
【図6】本発明の車両用全閉形主電動機の第5の実施形
態を示す縦断面図。
【図7】図6の部分平面図。
【図8】従来の車両用全閉形主電動機が台車に搭載され
た状態を示す平面図。
【図9】図8のB−B断面拡大図。
【図10】図8のC−C断面拡大図。
【図11】従来の車両用全閉形主電動機の作用を示す説
明図。
【符号の説明】
1…固定子コイル、2…固定子鉄心、3…回転子軸、4
…案内ダクト、5A…ころ軸受、5B…玉軸受、6…主
枠、6a…外筒枠、6b…側枠、7…内扇、8A,8
B,8C…通気口、9…軸受板、10A,10B,10C…冷
却器、10a,10b…風胴、11A,11B,11C…通気
管、12A,12B…冷却フィン、13…回転子鉄心、14…ロ
ータバー、15A,15B…軸受押え、16…上部取付座、17
…下部取付座、18…梁、19…ボルト、20…車輪、21…レ
ール、22…案内風胴、23…車体、24…可撓継手、25…減
速機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬場 良直 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 5H609 BB02 BB12 BB19 PP01 PP02 PP05 PP06 PP07 QQ02 QQ09 QQ13 QQ14 QQ23 RR03 RR05 RR07 RR10 RR11 RR16 RR23 RR32 RR35 RR37 RR42 RR43 RR52 RR63 RR67 RR68 RR70

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子軸に内扇が挿着され、この内扇か
    ら外筒枠の通気口を経て通気管に送り込まれた冷却空気
    を前記通気管の外周の冷却フィンで冷却する冷却器が前
    記外筒枠の筒部の外周に固定され前記回転子軸の片端に
    可撓継手が設けられる車両用全閉形主電動機において、
    前記可撓継手の外周に冷却フィンを突設したことを特徴
    とする車両用全閉形主電動機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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