JP2002198316A - 気相成長装置及びエピタキシャルウェーハの製造方法 - Google Patents

気相成長装置及びエピタキシャルウェーハの製造方法

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JP2002198316A JP2000398034A JP2000398034A JP2002198316A JP 2002198316 A JP2002198316 A JP 2002198316A JP 2000398034 A JP2000398034 A JP 2000398034A JP 2000398034 A JP2000398034 A JP 2000398034A JP 2002198316 A JP2002198316 A JP 2002198316A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的単純な機構によりながら、反応容器内
の幅方向の流量分布の影響を効果的に減殺することがで
き、ひいては良好な膜厚分布精度を確保できる気相成長
装置を提供する。 【解決手段】 気相成長装置1においては、ガス導入口
21A,21Bからの原料ガスG、Gが、堤部材2
3の外周面23bに当たって上面側に乗り上げた後、サ
セプタ12上の基板Wの主表面に沿って流れる。そして
水平基準線HSLとサセプタ12の回転軸線Oとの双方
に直交する方向を幅方向WLと定義したときに、ガス導
入口21A,21Bと基板Wとの間に、基板Wに向かう
原料ガスG 、Gの流れを、幅方向WLにおける複数
個所にて仕切る仕切板34R,34Lが設けられてい
る。複数の仕切板34R,34Lは、幅方向WLにおい
て水平基準線HSLに対し左右に振り分けた形にて、各
々堤部材23の外周面23bに向かって延びるように配
置されるとともに、水平基準線HSLに対し右側の仕切
板34Rの形成形態と左側の仕切板34Lの形成形態と
を互いに異ならせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコン単結晶基
板の主表面にシリコン単結晶薄膜を気相成長させるため
の気相成長装置と、それを用いて実現されるエピタキシ
ャルウェーハの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリコン単結晶基板(以下、単に「基
板」と略称する)の表面に、気相成長法によりシリコン
単結晶薄膜(以下、単に「薄膜」と略称する)を形成し
たシリコンエピタキシャルウェーハは、バイポーラIC
やMOS−IC等の電子デバイスに広く使用されてい
る。そして、電子デバイスの微細化等に伴い、素子を作
りこむエピタキシャルウェーハ主表面のフラットネスに
対する要求がますます厳しくなりつつある。フラットネ
スに影響を及ぼす因子としては、基板の平坦度と薄膜の
膜厚分布とがある。ところで、近年、例えば直径が20
0mmないしそれ以上のエピタキシャルウェーハの製造
においては、複数枚のウェーハをバッチ処理する方法に
代えて、枚葉式気相成長装置が主流になりつつある。こ
れは、反応容器内に1枚の基板を水平に回転保持し、反
応容器の一端から他端へ原料ガスを略水平かつ一方向に
供給しながら薄膜を気相成長させるものである。
【0003】上記のような枚葉式気相成長装置におい
て、形成される薄膜の膜厚均一化を図る上で重要な因子
として、反応容器内における原料ガスの流量あるいは流
量分布がある。枚葉式気相成長装置においては、通常、
ガス供給管を介して反応容器の一端部に形成されたガス
導入口から原料ガスが供給され、基板表面に沿って原料
ガスが流れた後、容器他端側の排出口から排出される構
造となっている。このような構造の場合、ガス流量はガ
ス導入口もしくはその延長線上において局所的に高くな
りやすく、ガス流方向に対し水平に直交する向き(以
下、幅方向という)に流量のムラが生じやすい問題があ
る。これを解消するために、従来より、ガス導入口の下
流側に多数の孔を形成した分散板を設けたり、あるいは
ガス流を幅方向に仕切る仕切板を設けたりした装置が提
案されている。
【0004】また、特開平7−193015号公報に
は、ガス導入口からの原料ガスを、基板を支持するサセ
プタの周囲に配置された堤部材の外周面に向けて流し、
堤部材を乗り越えさせる形で基板Wの表面に原料ガスを
供給する装置が開示されている。この方法の主旨は、原
料ガス流を堤部材の外周面に当てることで分散させ、流
量のムラを解消しようというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平7−193
015号公報の装置の場合、堤部材の外周面に当たった
原料ガスは、堤部材を乗り越えようとする流れと、外周
面に沿って横方向に向かおうとする流れとを生ずる形に
なる。この場合、その横方向の流れにより、堤部材の外
周面ひいては上記の幅方向に沿って原料ガスが均等に分
散することが、流量ムラを解消する上で重要である。し
かしながら、堤部材の外周面形状によっては原料ガスが
必ずしも幅方向に均等に分散せず、流れに偏りを生じて
しまうことがある。特に、図8に示すように、堤部材の
外周面23bの形状が円筒面状である場合、幅方向WL
における両端付近は、外周面23bが大きく傾斜してい
るため、当たったガスGが外側へ逃げやすく、流量ムラ
ひいては膜厚の不均一を生じやすい問題がある。また、
円筒面状の外周面23bは幅方向WLにおいて左右対称
であるから、これに当たって生ずるガス流の流量分布も
左右対称な分布となりやすい。従って、基板Wの回転軸
線Oに対して左右同じ位置に同じ傾向で流量ムラが生じ
やすくなり、回転する基板Wの半径方向の特定位置で
は、左右の流量ムラの影響が重なって、大きな膜厚異常
につながりやすくなる。
【0006】本発明の課題は、比較的単純な機構により
ながら、反応容器内の幅方向の流量分布の影響を効果的
に減殺することができ、ひいては良好な膜厚分布精度を
確保できる気相成長装置と、それを用いたエピタキシャ
ルウェーハの製造方法とを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明
は、シリコン単結晶基板の主表面にシリコン単結晶薄膜
を気相成長させる気相成長装置であって、上記の課題を
解決するために、水平方向における第一端部側にガス導
入口が形成され、同じく第二端部側にガス排出口が形成
された反応容器本体を有し、シリコン単結晶薄膜形成の
ための原料ガスがガス導入口から反応容器本体内に導入
され、該反応容器本体の内部空間にて略水平に回転保持
されるシリコン単結晶基板の主表面に沿う方向に沿って
原料ガスが流れた後、ガス排出口から排出されるように
構成され、内部空間内にて回転駆動される円盤状のサセ
プタ上にシリコン単結晶基板が配置される一方、サセプ
タを取り囲むとともに、上面が該サセプタの上面と一致
する位置関係にて堤部材が配置され、さらに、ガス導入
口は堤部材の外周面に対向する形にて開口し、該ガス導
入口からの原料ガスが、堤部材の外周面に当たって上面
側に乗り上げた後、サセプタ上のシリコン単結晶基板の
主表面に沿って流れるように構成され、かつ、反応容器
本体の第一端部からサセプタの回転軸線と直交して第二
端部に至る原料ガスの流れ方向に沿った仮想的な中心線
を水平基準線とし、該水平基準線と回転軸線との双方に
直交する方向を幅方向と定義したときに、ガス導入口と
堤部材との間に、シリコン単結晶基板に向かう原料ガス
の流れを、幅方向における複数個所にて仕切る仕切板が
設けられた気相成長装置において、複数の仕切板は、幅
方向において水平基準線に対し左右に振り分けた形に
て、各々堤部材の外周面に向かって延びるように配置さ
れるとともに、水平基準線に対し右側の仕切板の形成形
態と左側の仕切板の形成形態とを互いに異ならせたこと
を特徴とする。
【0008】なお、右側と左側とで「仕切板の形成形態
を異ならせる」とは、仕切板の配置位置、仕切板の数、
仕切板の配置方向、仕切板の形状及び仕切板の寸法の少
なくともいずれかを異ならせることを意味する。また、
「上面がサセプタの上面と一致する位置関係にて堤部材
が配置され」とは、堤部材の上面とサセプタの上面とが
完全に一致することを必ずしも意味するのではなく、2
mm程度までの位置の違いは一致しているとみなす。
【0009】また、本発明のエピタキシャルウェーハの
製造方法は、上記の気相成長装置の反応容器内にシリコ
ン単結晶基板を配置し、該反応容器内に原料ガスを流通
させてシリコン単結晶基板上にシリコン単結晶薄膜を気
相エピタキシャル成長させることによりエピタキシャル
ウェーハを得ることを特徴とする。
【0010】上記構成によると、ガス導入口からの原料
ガスが堤部材の外周面に当たって上面側に乗り上げるの
で、原料ガス流は上記幅方向へ分散する。その際、堤部
材の外周面上の特定位置に原料ガスが極端に集中して当
たる不具合が生じないよう、基板に向かう原料ガスの流
れを、幅方向における複数個所にて仕切板により仕切
る。そして、本発明によると、上記の水平基準線に対し
右側の仕切板の形成形態と左側の仕切板の形成形態とを
互いに異ならせることにより、水平基準線に対し左右の
ガス流量分布を非対称なものとすることができる。これ
により、水平基準線から見て左右同じ位置に同一傾向の
流量ムラが重なる現象が生じ難くなるので、左右の流量
ムラが互いに相殺しあってより均一な膜厚分布の薄膜を
得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に示す種々の実施例に基づき説明する。図1〜図4
は、本発明に係る気相成長装置1の一例を模式的に示す
ものである。図1はその側面断面図、図2は図1の原料
ガス導入部付近の拡大図、図3は図1の要部を取り出し
て示す平面図、図4は同じく一部を切り欠いた斜視図で
ある。この気相成長装置1は、図1に示すように、水平
方向における第一端部31側にガス導入口21が形成さ
れ、同じく第二端部32側にガス排出口22が形成され
た反応容器本体2を有する。薄膜形成のための原料ガス
Gは、ガス導入口21から反応容器本体2内に導入さ
れ、該反応容器本体2の内部空間5にて略水平に回転保
持される基板Wの主表面に沿う方向に沿って流れた後、
ガス排出口22から排出管7を経て排出されるように構
成されている。
【0012】原料ガスGは、上記の基板W上にシリコン
単結晶薄膜を気相成長させるためのものであり、SiH
Cl、SiCl、SiHCl、SiH、Si
等のシリコン化合物の中から選択される。原料ガ
スGには、ドーパンドガスとしてのBあるいはP
や、希釈ガスとしてのH、N、Ar等が適宜配
合される。また、薄膜の気相成長処理に先立って基板前
処理(例えば自然酸化膜や付着有機物の除去処理)を行
う際には、HCl、HF、ClF、NF等から適宜
選択された腐蝕性ガスを希釈ガスにて希釈した前処理用
ガスを反応容器本体2内に供給するか、又は、H雰囲
気中で高温熱処理を施す。
【0013】図1に示すように、反応容器本体2の内部
空間5には、垂直な回転軸線Oの周りにモータ13によ
り回転駆動される円盤状のサセプタ12が配置され、そ
の上面に形成された浅い座ぐり12b内に、シリコンエ
ピタキシャルウェーハを製造するための基板Wが1枚の
み配置される。すなわち、該気相成長装置1は水平枚葉
型気相成長装置として構成されている。基板Wは、例え
ば直径が100mmあるいはそれ以上のものである。ま
た、基板Wの配置領域に対応して容器本体2の上下に
は、基板加熱のための赤外線加熱ランプ11が所定間隔
にて配置されている。
【0014】内部空間5内には、図3に示すようにサセ
プタ12を取り囲むように堤部材23が配置されてい
る。図2に示すように、堤部材23は、その上面23a
がサセプタ12の上面12a(ひいては基板Wの主表
面)と略一致する位置関係にて配置される。図1に示す
ように、ガス導入口21は、堤部材23の外周面23b
に対向する形にて開口しており、該ガス導入口21から
の原料ガスGは、図2(図4も参照)に示すように、堤
部材23の外周面23bに当たって上面23a側に乗り
上げた後、サセプタ12上の基板Wの主表面に沿って流
れるようになっている。本実施形態では、堤部材23の
外周面23bは、サセプタ12の形状に対応した円筒面
状とされている。なお、堤部材23の内周縁に沿って板
状に形成された均熱用の予熱リング22が配置され、そ
の内側に配置されるサセプタ12の上面12aが、該予
熱リング22の上面22aと略面一となっている。
【0015】次に、図1に示すように、反応容器本体2
の第一端部31からサセプタ12の回転軸線Oと直交し
て第二端部32に至る原料ガスGの流れ方向に沿った仮
想的な中心線を水平基準線HSLとして定める。また、
図3に示すように、該水平基準線HSLと回転軸線Oと
の双方に直交する方向を幅方向WLとして定義する。本
実施形態の気相成長装置1には、ガス導入口21(図
1)と堤部材23との間に、基板Wに向かう原料ガスG
の流れを、幅方向WLにおける複数個所(本実施形態で
は2箇所)にて仕切る仕切板34R,34Lが設けられ
ている(図3、図4)。図4に示すように、これらの仕
切板34R,34Lは、幅方向WLにおいて水平基準線
HSLに対し左右に振り分けた形にて、各々堤部材23
の外周面23bに向かって延びるように配置されてい
る。
【0016】図3に示すように、右側の仕切板34Rと
左側の仕切板34Lとのそれぞれに個別に対応してガス
導入口21A,21Bが形成されている。具体的には、
原料ガスGは、ガス配管50を経て各ガス導入口21
A,21Bから内部空間5に導かれる。本実施形態で
は、ガス配管50は、幅方向WLにおける内側領域にガ
スを供給する内側配管53と同じく外側にガスを供給す
る外側配管51とに分岐し、各々原料ガスの流量を、マ
スフローコントローラ(MFC)52,54により独立
に制御できるようにしている。ここで、MFC52、5
4の替りに手動バルブを使用してもよい。また、内側配
管53及び外側配管51は、それぞれ分岐配管56,5
6及び分岐配管55,55にさらに分れ、水平基準線H
SLに対して両側にそれぞれ内側ガス導入口21A,2
1A及び外側ガス導入口21B,21Bを開口してい
る。
【0017】次に、気相成長装置1においては、図3に
示すように水平基準線HSLに対し右側の仕切板34R
の形成形態と左側の仕切板34Lの形成形態とが互いに
異るものとされている。すでに説明した通り、この構成
によると、水平基準線HSLに対し左右のガス流量分布
を非対称なものとすることができ、膜厚分布の均一化を
図る上で効果がある。例えば図3においては、その一形
態として、右側の仕切板34Rと左側の仕切板34Lと
を、幅方向WLにおいて水平基準線HSLからの距離D
、Dが互いに異なるものとなるように配置する構成
が採用されている(本実施形態ではD>Dである
が、もちろん逆でもよい)。この構成によると、左右の
仕切板34R,34Lの配置位置調整という簡便な手段
により、ガス流量分布の非対称化を効果的に図ることが
できる。以下、さらに詳細に説明する。
【0018】図1、図3及び図4に示すように、本実施
形態の気相成長装置1では、内部にガス案内空間24s
が形成されたガス案内部材24がガス導入口21と堤部
材23との間に配置されており、ガス導入口21A,2
1Bからの原料ガスG1,G2は、このガス案内空間2
4sを経て堤部材23の外周面23bに向けて導かれる
とともに、仕切板34R,34Lはこのガス案内部材2
4に設けられる形となっている。図4に示すように、ガ
ス案内部材24は、ガス導入口21側と堤部材23側と
にそれぞれ開口する横長状断面を有する石英製の筒部材
であり、仕切板34R,34Lは、互いに略平行に配置
された上面板24bと下面板24aとの上端面と下端面
とが各々溶接される形もしくは点支持される形にて配置
されている。仕切板34R,34Lが一体化されたガス
案内部材24を、反応容器本体2に対して着脱可能に配
置することで、例えば仕切板34R,34Lの位置を変
更したい場合には、ガス案内部材24の交換により簡単
に対応することができる。
【0019】具体的には、図3に示すように、原料ガス
Gを堤部材23の外周面23bに向けて導く1対のガス
案内部材24R,24Lが、幅方向WLにおいて水平基
準線HSLに対し左右に振り分けた形にて、ガス導入口
21と堤部材23との間に配置されている。そして、ガ
ス案内部材24R,24Lの内側に形成されたガス案内
空間24s,24sの各々に仕切板34R,34Lが配
置されている。この構成によると、例えば左右のガス流
量分布の非対称の度合いや、流量バランス等を調整する
ために、一方の仕切板34Rの形成形態を固定して、他
方の仕切板34Lの形成形態(例えば配置位置)のみ設
計変更したい場合に、対応する側のガス案内部材24L
のみを交換すればよいから経済的である。なお、ガス案
内部材24R,24Lの、堤部材23の外周面23bと
の対向面は、該外周面23bに対応した円筒面状に形成
されている。また、幅方向WLにおいて、左右のガス案
内部材24R,24Lの間には、位置決め用のスペーサ
33が容器本体部2に対して一体的に設けられている。
この位置決め用のスペーサも一種の仕切り板として機能
していると見ることもできる。
【0020】次に、図3に示すように、堤部材23の外
周面23bには、原料ガスG1,G2の流れを幅方向W
Lにおける複数個所にて仕切る堤部材側仕切板35R,
35Lが設けられている。すなわち、原料ガスG1,G
2は、堤部材23に乗り上げる際に横方向に逃げやす
く、流量分布にムラを生じやすい。そこで、堤部材側仕
切板35R,35Lを設けておくと、原料ガスG1,G
2の横方向への逃げを抑制することができ、幅方向WL
における流量分布にムラを生じにくくすることができ
る。この場合、右側の仕切板34Rと左側の仕切板34
Lのうちいずれか一方、本実施形態では左側の仕切板3
4Lを、幅方向WLにおいて堤部材側仕切板35Lとは
異なる位置に配置することで、左右の流量分布を適度に
非対称化することができ、ひいては得られる薄膜の膜厚
分布をより均一なものとすることができる。
【0021】本実施形態では、堤部材側仕切板35R,
35Lは、幅方向WLにおいて水平基準線HSLに関し
左右に各々1個所ずつ配置されている。例えば、図5
(b)に示すような形で生じようとする内側のガス流G
1の外方向への逃げを、(a)に示すように左右の堤部
材側仕切板35R,35Lにより挟み込むことで効果的
に防止ないし抑制できる。
【0022】本実施形態においては、図4に示すよう
に、堤部材23の上面23aの外周縁部を、ガス案内部
材24との対向区間において凹状に切り欠くことにより
弓形の切欠部23kが形成されている。図1に示すよう
に、容器本体部2は、下部ケース3と上部ケース4とか
らなり、堤部材23は下部ケース3の内周面に沿って配
置されている。図2に示すように、切欠部23kの底面
23cは、ガス案内部材24の下面板24bの内面の延
長に略一致する形となっており、ガス案内面の役割を果
たす。そして、原料ガスは切欠部23kの側面23bに
当たって上面23aに乗り上げる。なお、上部ケース4
には、堤部材23の上面23aに対向する第一面4a
と、切欠部23kの側面23bに対向する第二面4b
と、同じく底面23cに対向する第三面4cとを有する
段部4dを有し、切欠部23kとの間にクランク状の断
面を有するガス通路51を形成している。図4に示すよ
うに、堤部材側仕切板35R,35Lは、ガス通路51
に対応したL字状(あるいは上面23a側まで延びるク
ランク状形態としてもよい)に形成されている。この構
造によると、原料ガスGの流れが、L字型の狭いガス通
路51を通過することにより横方向につぶれやすくな
り、流量分布の極端な偏りを生じにくくすることができ
る。
【0023】また、図3に示すように、ガス導入口21
A,21Bとガス案内部材24R,24Lとの間には、
分散板26が配置されている。図4あるいは図6に示す
ように、分散板26は、ガス案内部材24R,24Lの
開口部に対応した横長に形成されており、長手方向に沿
って所定の間隔で複数のガス流通孔26aが形成されて
いる。なお、ガス流通孔26aは、仕切板34R,34
Lと干渉しない位置に形成されている。一方、図3に示
すように、堤部材23とガス排出口22との間には、排
出側ガス案内部材25が配置されている。
【0024】以下、上記気相成長装置1の作用について
説明する。図1〜4に示すように、サセプタ12上に基
板Wをセットし、必要に応じ自然酸化膜除去等の前処理
を行った後、基板Wを回転させながら赤外線加熱ランプ
11により所定の反応温度に加熱する。その状態で、各
ガス導入口21A,21Bから原料ガスを所定の流速に
て導入する。
【0025】原料ガスは、分散板26を通り、仕切板3
4R,34Lの間を通る内側ガス流G1と、同じく外側
を通る外側ガス流G2とに仕切られて、さらに堤部材2
3の外周面23bに向けて流れる。外周面23bに当た
ったガス流G1及びG2は、堤部材23の上面23aに
乗り上げて、基板Wの主表面に沿って流れ、排出側ガス
案内部材25を経て排出管7に集められ、排出される。
【0026】例えば、図9(c)に示すように、仕切板
34R,34L及び堤部材側仕切板35R,35Lの配
置形態が、水平基準線HSLに関して完全に対称になっ
ている場合を考えると、外側ガス流G2は堤部材23の
円筒面状の外周面23bに対し、幅方向WLにおける端
部の大きく傾いた面に当たるので、外側に大きく逃げる
形となる。他方、内側ガス流G1は、幅方向WLにおけ
る中央付近の、それほど傾斜の強くない位置にて外周面
23bに直角に近い形態にて当たることと、仕切板34
R,34L及び堤部材側仕切板35R,35Lにより外
側への逃げが抑制されることから、直進しようとする傾
向が強くなる。その結果、ガス流量の幅方向WLにおけ
る分布には、図9(b)に示すように、ガスの直進傾向
が強い仕切板34R,34Lの間の領域においては第一
の高流量部Hが、横方向に逃げたガスが集中する左右
の端部付近には第二の高流量部Hが現われ、それらの
間の区間には谷状の低流量部Lが現われる。流量分布
は、水平基準線HSLに関してほぼ左右対称となるか
ら、軸線O周りに回転する基板の主表面上において右側
の高流量部H,H及び低流量部Lに、左側の高流
量部H,H及び低流量部Lが重なり、形成される
エピタキシャル層の厚さ分布には、図9(a)に示すよ
うに、ガス流量分布に対応した大きなムラが発生するこ
ととなる。
【0027】しかしながら、本実施形態の気相成長装置
1においては、左側の仕切板34Lの位置が、右側の仕
切板34Rよりも幅方向WLにおいて水平基準線HSL
に近い側に位置し、左右非対称な配置となっている。そ
のため、図10(c)に示すように、右側では図9と同
じ形態の内側ガス流G1及び外側ガス流G2が生じ、図
10(b)に示すようにガス流量分布も略同様となる
が、左側においては、図9では内側ガス流G1の一部と
なっていたガス流が仕切板34Lよりも外側へ逃がさ
れ、結果として図9では高流量部Hとなっていた部分
の流量が減少し、低流量部Lとなっていた部分の流量
が増大する形となる。これにより、仕切板34Lより内
側のガス流G1’は右側の高流量部H1に対応する位置
に低流量部L ’を作り、外側のガス流G2’は同じく
低流量部Lに対応する位置に高流量部H’を作る。
そして、このような左右非対称なガス流量分布のもと
で、軸線O周りに回転する基板の主表面上にエピタキシ
ャル成長を行なうと、右側の高流量部Hが左側の低流
量部L’により、同じく低流量部Lが高流量部
’によりそれぞれ相殺され、図10(a)に示すよ
うに、形成されるエピタキシャル層の厚さ分布はより均
一なものとなる。
【0028】なお、水平基準線HSLに対する左右の仕
切板の配置形態を非対称化する方法は、上記のものに限
られるものではない。図6に示すように、例えば右側の
仕切板34R及び堤部材側仕切板35Rの位置を、いず
れも水平基準線HSLからの距離がLとなるように固
定した場合で考えても(左右の反転は当然可能であ
る)、左側の仕切板34L及び堤部材側仕切板35Lの
非対称となる配置の組合せは、距離L、それよりも長
いL及び短いLの3種類同士の9種類の組合せか
ら、両部材34L.35Lの距離がいずれもLとなる
組合せを除いた都合8種類が可能である。図7(a)〜
(f)には、そのうちの6種類を例示してある。VP1
は、水平基準線HSLからの距離がLとなる仕切板3
4Lの位置を、VP2は同じく水平基準線HSLからの
距離がLとなる堤部材側仕切板35Lの位置を示して
いる。さらに、右側の仕切板34R及び堤部材側仕切板
35Rのいずれかについて、水平基準線HSLからの距
離をL以外の値に設定することも可能である。
【0029】また、左右の仕切板の配置位置のみでな
く、仕切板の形状や数、さらには取付方向などを非対称
化することによっても、幅方向WLにおける左右のガス
流量分布を改善することが可能である。図11に、その
いくつかの例を示している。図11(a)は、左側の仕
切板34Lの下流側部分を省略して右側の仕切板34R
よりも短くした例であり、仕切板34Lよりも内側のガ
ス流の一部を該仕切板34Lよりも外側に逃がすことが
できるので、図10と同様の効果が達成できる。
【0030】また、図11(b)は、幅方向WLにおい
て水平基準線HSLに対し右側の仕切板と左側の仕切板
との少なくともいずれか、本実施形態では左側の仕切板
134のみ、原料ガスの流れ方向における下流側の端1
34hが上流側の端134jよりも幅方向WLにおいて
内側に位置するように配置した例を示すものである。こ
のように構成すると、幅方向WLにおいて外側に逃げよ
うとするガス流Gが、仕切板134により内側に招き寄
せられるので、図9(b)のような高流量部H や低流
量部Lが形成されにくくなり、ガス流量分布の均一化
を図ることができる。なお、図11(b)の態様では、
左側においては、水平基準線HSLに関して右側の仕切
板34Rと対称な位置に設けられた仕切板34Lと、下
流側の端134hが上流側の端134jよりも幅方向W
Lにおいて内側に位置するように傾けて配置した仕切板
134Lとが組み合わせてある。すなわち、右側と左側
とで仕切板の配置枚数を異ならせた実施例にも相当す
る。
【0031】また、図11(b)においては、ガス案内
部材24Lのガス入り口側の端からガス出口側の端に至
る傾斜した長い仕切板134Lを1枚のみ使用していた
が、図11(c)に示すように、ガス流方向の中間位置
からガス出口側の端に至る傾斜した短い仕切板135L
を設けてもよい。この実施形態では、このような仕切板
135Lを幅方向WLにおいて所定の間隔で複数枚配置
している。
【0032】
【実施例】CZ法により作製した直径200mmのp
型シリコン単結晶基板Wを、図1〜図4に示すように気
相成長装置1内に配置した。なお、左右の仕切板34
R、34Lと、堤部材側仕切板35R,35Lの配置位
置は、図6において、右側の仕切板34R及び堤部材側
仕切板35Rと左側の堤部材側仕切板35Lに関して
は、水平基準線HSKからの距離を57.2mmに固定
し、左側の仕切板34Lまでの距離dを、32.5mm
(非対称)、57.2mm(対称)及び71.5mm
(非対称)のいずれかに設定した。
【0033】そして、試験を下記の手順で行った。ま
ず、赤外線加熱ランプ11(図1)に通電し、基板Wの
温度が1100℃になった後に、基板W表面の自然酸化
膜を除去した。その後、基板Wの温度を1100℃に保
持したまま内側ガス導入口21A及び外側ガス導入口2
1Bから原料ガスとしてトリクロロシランガスを含有す
る水素ガスを流通して、基板W上にシリコン単結晶薄膜
を気相エピタキシャル成長させた。なお、内側ガス導入
口21Aと外側ガス導入口21Bとの原料ガスの合計供
給流量は50リットル/分に固定した。また、ガス導入
口21Aと外側ガス導入口21Bとの供給流量比は種々
に変えてシリコン単結晶薄膜の成長を行い、膜厚分布が
最適となるものを選択するようにした。
【0034】そして、得られた薄膜付きの基板すなわち
エピタキシャルウェーハの、直径方向の膜厚分布プロフ
ァイルをFT−IR法により測定し、グラフにプロット
した。測定結果を図12に示す。すなわち、左右の仕切
板までの距離を非対称とした本発明の実施例((a)、
(c))は、対称とした比較例((b)よりも膜厚の位
置的な変動が小さく、均一な分布が得られていることが
わかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気相成長装置の一例を示す側面断面
図。
【図2】図1の要部を拡大した断面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】図1の装置の要部を一部切り欠いて示す分解斜
視図。
【図5】堤部材側仕切板の作用説明図。
【図6】左右の仕切板及び堤部材側仕切板の配置態様の
組合せ形態を説明する図。
【図7】左右の仕切板及び堤部材側仕切板の配置態様の
変形例を示す図。
【図8】円筒面状の外周面を有する堤部材の問題点を説
明する図。
【図9】左右対称な仕切板配置形態を採用した場合の問
題点を説明する図。
【図10】左右非対称な仕切板配置形態を採用すること
により達成される効果を説明する図。
【図11】左右の仕切板の形状、配置数及び配置方向を
非対称とする種々の実施例を示す平面模式図。
【図12】実施例の実験結果である膜厚分布の測定結果
を示すグラフ。
【符号の説明】
1 気相成長装置 2 反応容器本体 5 内部空間 12 サセプタ 12a サセプタの上面 21 ガス導入口 22 ガス排出口 23 堤部材 23a 堤部材の上面 23b 堤部材の外周面 24,24R,24L ガス案内部材 24s ガス案内空間 31 第一端部側 32 第二端部側 34R,34L 仕切板 35R,35L 堤部材側仕切板 134L 仕切板 134h 仕切板134Lの下流側の端 134j 仕切板134Lの上流側の端 W 基板 G 原料ガス O 回転軸線 HSL 水平基準線 WL 幅方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 隆治 群馬県安中市磯部二丁目13番1号 信越半 導体株式会社磯部工場内 (72)発明者 山本 博一 長野県更埴市大字屋代1393番地 長野電子 工業株式会社内 (72)発明者 山口 進一 長野県更埴市大字屋代1393番地 長野電子 工業株式会社内 Fターム(参考) 4G077 AA03 BA04 DB05 EE02 EG21 HA06 TH10 4K030 AA03 AA06 AA17 BA29 BB02 CA04 DA03 EA03 FA10 KA08 LA15 5F045 AA03 AB02 AC01 AC03 AC15 AC16 AC19 AD14 AD15 AF03 BB02 DP04 EF14 EK12 EK14 EM10 HA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン単結晶基板の主表面にシリコン
    単結晶薄膜を気相成長させる気相成長装置であって、 水平方向における第一端部側にガス導入口が形成され、
    同じく第二端部側にガス排出口が形成された反応容器本
    体を有し、シリコン単結晶薄膜形成のための原料ガスが
    前記ガス導入口から前記反応容器本体内に導入され、該
    反応容器本体の内部空間にて略水平に回転保持される前
    記シリコン単結晶基板の前記主表面に沿う方向に沿って
    前記原料ガスが流れた後、前記ガス排出口から排出され
    るように構成され、 前記内部空間内にて回転駆動される円盤状のサセプタ上
    に前記シリコン単結晶基板が配置される一方、前記サセ
    プタを取り囲むとともに、上面が該サセプタの上面と一
    致する位置関係にて堤部材が配置され、 さらに、前記ガス導入口は前記堤部材の外周面に対向す
    る形にて開口し、該ガス導入口からの前記原料ガスが、
    前記堤部材の外周面に当たって上面側に乗り上げた後、
    前記サセプタ上の前記シリコン単結晶基板の主表面に沿
    って流れるように構成され、 かつ、前記反応容器本体の前記第一端部から前記サセプ
    タの回転軸線と直交して前記第二端部に至る前記原料ガ
    スの流れ方向に沿った仮想的な中心線を水平基準線と
    し、該水平基準線と前記回転軸線との双方に直交する方
    向を幅方向と定義したときに、前記ガス導入口と前記堤
    部材との間に、前記シリコン単結晶基板に向かう前記原
    料ガスの流れを、前記幅方向における複数個所にて仕切
    る仕切板が設けられた気相成長装置において、 前記複数の仕切板は、前記幅方向において前記水平基準
    線に対し左右に振り分けた形にて、各々前記堤部材の外
    周面に向かって延びるように配置されるとともに、前記
    水平基準線に対し右側の仕切板の形成形態と左側の仕切
    板の形成形態とを互いに異ならせたことを特徴とする気
    相成長装置。
  2. 【請求項2】 前記右側の仕切板と前記左側の仕切板
    は、前記幅方向において前記水平基準線からの距離が互
    いに異なるものとなるように配置されていることを特徴
    とする請求項1記載の気相成長装置。
  3. 【請求項3】 前記ガス導入口からの前記原料ガスを前
    記堤部材の外周面に向けて導く1対のガス案内部材が、
    前記幅方向において前記水平基準線に対し左右に振り分
    けた形にて、前記ガス導入口と前記堤部材との間に配置
    され、前記ガス案内部材の内側に形成されたガス案内空
    間の各々に前記仕切板が配置されることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の気相成長装置。
  4. 【請求項4】 前記堤部材の外周面には、前記原料ガス
    の流れを前記幅方向における複数個所にて仕切る堤部材
    側仕切板が設けられ、前記右側の仕切板と前記左側の仕
    切板のうちいずれか一方は、前記幅方向において前記堤
    部材側仕切板とは異なる位置に配置されることを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載の気相成長装
    置。
  5. 【請求項5】 前記堤部材の外周面が円筒面状に形成さ
    れることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載の気相成長装置。
  6. 【請求項6】 前記堤部材側仕切板は、前記幅方向にお
    いて前記水平基準線に関し左右に各々1個所ずつ配置さ
    れることを特徴とする請求項4記載の気相成長装置。
  7. 【請求項7】 前記幅方向において前記水平基準線に対
    し右側の仕切板と左側の仕切板との少なくともいずれか
    を、前記原料ガスの流れ方向における下流側の端が上流
    側の端よりも前記幅方向において内側に位置するように
    配置したことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
    に記載の気相成長装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の気
    相成長装置の前記反応容器内に前記シリコン単結晶基板
    を配置し、該反応容器内に前記原料ガスを流通させて前
    記シリコン単結晶基板上に前記シリコン単結晶薄膜を気
    相エピタキシャル成長させることによりエピタキシャル
    ウェーハを得ることを特徴とするエピタキシャルウェー
    ハの製造方法。
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