JP2002198300A - 蒸着装置、蒸着方法、電子ビーム露光装置、偏向装置及び偏向装置の製造方法 - Google Patents

蒸着装置、蒸着方法、電子ビーム露光装置、偏向装置及び偏向装置の製造方法

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JP2002198300A
JP2002198300A JP2000398115A JP2000398115A JP2002198300A JP 2002198300 A JP2002198300 A JP 2002198300A JP 2000398115 A JP2000398115 A JP 2000398115A JP 2000398115 A JP2000398115 A JP 2000398115A JP 2002198300 A JP2002198300 A JP 2002198300A
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒形状の基材の内面に導電材料を蒸着する。 【解決手段】 筒形状を有する基材の内面に導電材料を
蒸着する蒸着装置10を提供する。蒸着装置10は、導
電材料を収容する溝部を有するボート部22を含む蒸着
部20と、基材50を支持する基材支持部30と、ボー
ト部22を基材50に挿入するように蒸着部20又は基
材支持部30の少なくとも一方を移動させる駆動部40
と、ボート部22を加熱する加熱部42とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸着装置、蒸着方
法、電子ビーム露光装置、偏向装置及び偏向装置の製造
方法に関する。特に本発明は、筒形状の基材の内面に導
電材料を蒸着する蒸着装置及び蒸着方法、並びに精度良
く電子ビームを偏向させる電子ビーム露光装置、偏向装
置及び偏向装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子ビームによりウェハにパターンを露
光する電子ビーム露光装置は、ウェハ上の所定の領域に
電子ビームが照射されるように、電子ビームを偏向する
偏向部を有する。偏向部は、筒形状の基材と、当該基材
の内面に設けられ、電子ビームを偏向するための電極と
を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、偏向部の電極
は、メッキにより形成されるため、不純物を多く含む。
そのため、偏向部により電子ビームを偏向させるとき
に、電極に含まれる不純物の影響で、電子ビームを精度
良く偏向させるのが困難であった。
【0004】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる蒸着装置、蒸着方法、電子ビーム露光装置、
偏向装置及び偏向装置の製造方法を提供することを目的
とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記
載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は
本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態によると、筒形状を有する基材の内面に導電材料を蒸
着する蒸着装置であって、導電材料を収容する溝部を有
するボート部を含む蒸着部と、基材を支持する基材支持
部と、ボート部を基材に挿入するように蒸着部又は基材
支持部の少なくとも一方を移動させる駆動部と、ボート
部を加熱する加熱部とを備えることを特徴とする蒸着装
置を提供する。
【0006】ボート部は、ボート部の挿入方向に沿って
形成された複数の溝部を有するのが好ましい。ボート部
は、溝部の表面を保護する保護層を有するのが好まし
い。
【0007】加熱部は、ボート部に一定の電圧を印加す
るのが好ましい。駆動部は、基材支持部を回転させる手
段を有するのが好ましい。
【0008】蒸着装置は、蒸着部又は基材支持部の移動
方向に垂直な面内におけるボート部の基材に対する位置
を測定する測定部をさらに備えてもよい。蒸着装置は、
基材を基材支持部に搬送する搬送部をさらに備えてもよ
い。
【0009】蒸着装置は、蒸着部と基材支持部を格納す
る蒸着室と、蒸着室の隣に設けられた予備室と、蒸着室
と予備室との間に設けられ、蒸着室と予備室との間を隔
離又は開放するシャッタとをさらに備えてもよい。
【0010】本発明の第2の形態によると、筒形状の基
材の内面に導電材料を蒸着する蒸着方法であって、導電
材料を収容したボート部を、基材に挿入する挿入ステッ
プと、ボート部を加熱して導電材料を蒸発させる蒸発ス
テップと、ボート部が基材内で基材に対して相対的に移
動するように、ボート部又は基材の少なくとも一方を移
動させる移動ステップとを備えることを特徴とする蒸着
方法を提供する。
【0011】移動ステップは、ボート部又は基材の少な
くとも一方を一方向に移動させると共に基材を回転させ
る回転ステップを有するのが好ましい。
【0012】移動ステップは、基材を第1回転方向に回
転させながらボート部又は基材の少なくとも一方を第1
移動方向に移動させる第1移動ステップと、ボート部及
び基材が移動されない状態で基材を第1回転方向に半回
転させる回転ステップと、基材を第1回転方向と反対の
第2回転方向に回転させながらボート部又は基材の少な
くとも一方を第1移動方向と反対の第2移動に移動させ
る第2移動ステップとを有するのが好ましい。
【0013】第1移動ステップと第2移動ステップにお
けるボート部又は基材の移動速度が一定であるのが好ま
しい。ここで、第1移動ステップと第2移動ステップに
おけるボート部又は基材の移動速度は略等しくてよい。
【0014】第1移動ステップと第2移動ステップにお
ける、基材が1回転する間にボート部又は基材が移動す
る距離が、導電材料の蒸着幅の2倍より小さくてよい。
【0015】本発明の第3の形態によると、電子ビーム
によりウェハにパターンを露光する電子ビーム露光装置
であって、電子ビームを発生する電子ビーム発生部と、
電子ビーム発生部が発生した電子ビームを偏向する複数
の電極及び当該電極上に蒸着された導電材料を有する偏
向部とを備えることを特徴とする電子ビーム露光装置を
提供する。導電材料は、貴金属であるのが好ましい。導
電材料は、電極上に均一な厚さに形成されるのが好まし
い。
【0016】偏向部は、筒形状の基材を有し、電極は基
材の内面に設けられてもよい。導電材料は、複数の電極
が互いに対向する面にそれぞれ設けられるのが好まし
い。
【0017】本発明の第4の形態によると、電子ビーム
を偏向する偏向装置であって、筒形状の基材と、基材の
内面に設けられ、電子ビーム発生部が発生した電子ビー
ムを偏向する複数の電極と、当該電極上に蒸着された導
電材料とを備えることを特徴とする偏向装置を提供す
る。
【0018】本発明の第5の形態によると、電子ビーム
を偏向する偏向装置を製造する方法であって、導電材料
を収容したボート部を、筒形状の基材に挿入する挿入ス
テップと、ボート部を加熱して導電材料を蒸発させる蒸
発ステップと、ボート部が基材内で基材に対して相対的
に移動するように、ボート部又は基材の少なくとも一方
を移動させる移動ステップとを備えることを特徴とする
偏向装置を製造する方法を提供する。
【0019】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0021】図1は、本発明の一実施形態に係る蒸着装
置10を示す構成図である。蒸着装置10は、筒形状の
基材50の内面に導電材料を蒸着する。蒸着装置10
は、アスペクト比の大きい円筒形状の基材50の内面に
導電材料を蒸着するのに好適である。基材50は、例え
ば、直径4〜6mmであって長さ100mm程度の大き
さであってよい。
【0022】蒸着装置10は、基材50の内面に導電材
料を蒸着する蒸着部20と、基材50を支持する基材支
持部30と、ボート部22を基材50に挿入するように
蒸着部20又は基材支持部30の少なくとも一方を移動
させる駆動部40と、ボート部22を加熱する加熱部4
2と、ボート部22の基材50に対する位置を測定する
測定部44と、基材50を基材支持部30に搬送する搬
送部46とを備える。蒸着装置10は、蒸着部20と基
材支持部30を格納する蒸着室12と、蒸着室12の隣
に設けられた予備室14と、蒸着室12と予備室14と
の間に設けられ、蒸着室12と予備室14との間を隔離
又は開放するシャッタ16とさらに備えるのが望まし
い。
【0023】蒸着部20は、導電材料を収容する溝部を
有するボート部22と、ボート部22を固定するボート
固定部24を有する。蒸着部20は、その一端にボート
部22が設けられ、他端が固定された片持ち構造である
のが好ましい。
【0024】駆動部40は、基材支持部50を回転させ
る回転手段を有するのが好ましい。加熱部42は、ボー
ト部22に一定の電圧を印加することによりボート部2
2を加熱するのが好ましい。
【0025】測定部44は、蒸着部20又は基材支持部
30の移動方向に垂直な面内におけるボート部22の基
材50に対する位置を測定するのが好ましい。測定部4
4は、ボート部22の基材50に対する位置を光学的に
測定する手段であるのが好ましい。測定部44は、基材
支持部30が基材50を支持するときに基材50内部を
観察可能な位置に設置されるのが好ましい。蒸着装置1
0は、測定部44の測定結果に基づいて、ボート部22
が基材50の内面に接触しないように駆動部40を制御
する制御手段をさらに備えてもよい。また、測定部44
の測定結果に基づいて、蒸着装置10の使用者が手動で
駆動部40を制御してもよい。
【0026】蒸着部20が基材50に導電材料を蒸着す
るとき、蒸着室12は減圧にされる。予備室14は、蒸
着室12に導入される前の予備基材52を支持する予備
基材支持部32を有する。搬送部46は、蒸着室12と
予備室14の間のシャッタ16を閉じた状態で予備室1
4に予備基材52を導入する。予備基材支持部32は、
予備基材52を支持する。その後、予備室14は減圧に
される。予備室14が十分減圧にされると、搬送部46
は、予備基材支持部32から基材支持部30に基材52
を搬送する。予備室14は蒸着室12と同様に減圧にさ
れるため、予備基材52を予備室14から蒸着室12に
導入するときにシャッタ16を開いても、蒸着室12の
減圧状態を保つことができる。
【0027】蒸着装置10は複数の予備室14を有して
もよい。この場合、搬送部46は、蒸着室12で内面が
蒸着された基材50を予備室14の一つに搬送してもよ
い。このようにすると、蒸着された後の基材50を蒸着
室12から予備室14の一つに搬送すると共に蒸着前の
予備基材52を別の予備室14から蒸着室12に搬送す
ることができる。そのため、基材50内面に導電材料を
効率よく蒸着できる。
【0028】図2は、本実施形態に係る蒸着部20を示
す模式図である。蒸着部20は、導電材料を収容する溝
部を有するボート部22と、ボート部22を固定するボ
ート固定部24を有する。ボート固定部24は、例えば
銅(Cu)を材料とする導電棒60a及び導電筒60b
と、導電棒60a及び導電筒60bとの間を絶縁する絶
縁管62と、ボート部22を保持する保持部64a、6
4b及び64cとを有する。加熱部42がボート部22
に一定の電圧を印加すると、導電棒60aから保持部6
4bの方向に電流が流れる。次いで保持部64cを介し
て保持部64bからボート部22に電流が流れる。図
中、矢印は電流の流れを示す。
【0029】加熱部42は、ボート部22に一定の電圧
を印加するのが好ましい。そのため、ボート部22が基
材50内に挿入されることによりボート部22の電気抵
抗が増大しても、電力は増加しない。従って、電力の急
激な増加によるボート部22や基材50の破壊を防ぐこ
とができる。
【0030】図3は、本実施形態に係るボート部22を
示す斜視図である。ボート部22は、ボート70と、導
電材料80を収容する溝部72と、溝部72の表面を保
護する保護層74とを有する。ボート部22は、ボート
部22の挿入方向に沿って形成された複数の溝部72を
有するのが好ましい。本実施形態において、ボート70
は、グラファイトを素材として形成されるのが好まし
い。導電材料80を溝部72に収容した後に加熱部42
がボート部22を加熱すると、導電材料80は溶融す
る。
【0031】本実施形態において、ボート部22が複数
の溝部72を有するので、各溝部72に収容された導電
材料80は各溝部72において、それぞれ溶融する。そ
のため、ボート部22の複数の溝部72に収容された導
電材料80がそれぞれ蒸発するので、蒸着部20が基材
50に導電材料を蒸着する蒸着範囲が広くなる。また、
導電材料80が各溝部72に分散されて溶融するので、
導電材料が大きな球状の塊になることもない。従って、
基材50の内面に導電材料80の塊が接触することによ
る基材50の破壊を防ぐことができる。
【0032】保護層74は、ボート70の表面に設けら
れるのが好ましく、特に導電材料を収容する溝部72に
設けられるのが好ましい。保護層74は、例えばアルミ
ナ等の絶縁性及び耐熱性を有する材料により形成される
のが好ましい。本実施形態において、ボート部22が保
護層74を有するので、ボート部22が加熱されること
によりグラファイトを含むボート70のカーボンが溶け
出しても、カーボンが導電材料に混入することがない。
そのため、カーボンの混入による導電材料の変質を防ぐ
ことができる。従って、基材50に高純度の導電材料を
蒸着できる。
【0033】図4は、本実施形態に係る蒸着装置10に
より基材50の内面に導電材料を蒸着する手順を示す模
式図である。以下において、ボート部22を基材50に
挿入すべく、駆動部40が基材支持部30を移動させる
場合を説明する。他の例において、ボート部22を基材
50に挿入すべく、駆動部40は蒸着部20を移動させ
てもよい。
【0034】図4(a)に示すように、駆動部40は、
基材支持部30を移動させてボート部22を、基材50
の一端に挿入する。次に、加熱部42は、ボート部22
に電流を供給することによりボート部22を加熱する。
このとき、加熱部42は、ボート部22に一定の電圧を
印加してボート部22を加熱するのが好ましい。加熱部
42は、ボート部22を加熱することにより導電材料を
蒸発させる。
【0035】図4(b)に示すように、駆動部40は、
ボート部22が基材50内で基材50に対して相対的に
移動するように、基材支持部30を第1移動方向に移動
させる。駆動部40は基材支持部30を第1移動方向に
移動させながら、回転手段により基材50を第1回転方
向に回転させる。
【0036】図4(c)に示すように、駆動部40は、
ボート部22が基材50の他端に位置するまで基材支持
部30を第1移動方向に移動させる。そして、基材支持
部30の移動を停止する。ボート部22及び基材50が
停止した状態で、基材支持部30を第1回転方向に半回
転させる。ここで、駆動部40は、ボート部22が基材
50の他端を越えて、基材50の外部に位置するまで基
材支持部30を第1移動方向に移動させてから基材支持
部30の移動を停止して、ボート部22及び基材50が
停止した状態で、基材支持部30を第1回転方向に半回
転させてもよい。
【0037】図4(d)に示すように、駆動部40は、
回転手段により基材50を第1回転方向と反対の第2回
転方向に回転させながら基材支持部30を第1移動方向
と反対の第2移動方向に移動させる。ここで、駆動部4
0は、基材支持部30を第1移動方向と第2移動方向に
対して略等しい速度で、一定の速度で移動させるのが好
ましい。駆動部40が基材支持部30を移動させる速度
を一定にすることにより、導電材料が基材50に蒸着さ
れる厚さを均一にすることができる。
【0038】図4(e)は、以上の方法により基材50
内に導電材料を蒸着したときの導電材料の蒸着状態を示
す。駆動部40が基材支持部30を第1移動方向に移動
させるときに基材50に蒸着された導電材料を斜線で示
す。図に示すように、駆動部40が基材支持部30を第
1移動方向に移動させただけでは、導電材料は基材50
に螺旋状に蒸着され、基材50には導電材料が蒸着され
ていない領域が生じる。駆動部40が基材支持部30を
第2移動方向に移動させるときに基材50に蒸着された
導電材料を横線で示す。図に示すように、駆動部40が
基材支持部30を第2移動方向に移動させることによ
り、駆動部40が基材支持部30を第1移動方向に移動
させたときに生じた基材50の導電材料が蒸着されない
領域に導電材料が蒸着される。
【0039】本実施形態においては、図4(c)に示す
ように、駆動部40は、ボート部22が基材50の他端
に位置するときに駆動部40の回転手段が基材50を第
1回転方向に半回転させるため、駆動部40が基材支持
部30を第2移動方向に移動させるときに、基材支持部
30を第1移動方向に移動させたときに導電材料が蒸着
されない領域に導電材料を蒸着することができる。
【0040】また、駆動部40は、基材50を第1回転
方向及び第2回転方向に回転させるときに、基材50が
1回転する間に基材支持部30に支持された基材50が
移動する距離が、導電材料の蒸着幅の2倍より小さいこ
とが好ましい。ボート部22が加熱されて導電材料が基
材50に蒸着されるとき、導電材料は、蒸着幅の両端に
おいて薄く蒸着される。そのため、基材50が1回転す
る間に基材支持部30に支持された基材50が移動する
距離が、蒸着幅の2倍より小さいと、蒸着幅の両端部分
が重なり、全体として基材50に蒸着される導電部材の
厚さを均一にすることができる。
【0041】図5は、本実施形態に係る蒸着装置10に
おいて、基材52を予備室14から蒸着室12に搬送す
る手順を示す模式図である。
【0042】図5(a)に示すように、搬送部46は、
基材52を保持するアーム部を有する。搬送部46は、
予備基材支持部32が支持する基材52をアーム部で持
ち上げる。図5(b)に示すように、搬送部46は、シ
ャッタ16を開いて予備室14と蒸着室12との間を開
放する。搬送部46は基材52を蒸着室12に移動す
る。図5(c)に示すように、搬送部46は、基材52
を蒸着室12の所定の位置に移動し、基材支持部30に
基材52を支持させる。ここで、基材支持部30が、基
材52を持ち上げ、搬送部46から基材52を受け取っ
てもよい。図5(d)に示すように、搬送部46は予備
室14に移動する。搬送部46は、シャッタ16を閉じ
て予備室14と蒸着室12との間を隔離する。
【0043】図6は、本発明の他の実施形態に係る蒸着
装置における蒸着部を示す断面図である。本実施形態に
おいて、蒸着装置は、導電材料を収容する溝部をそれぞ
れ有する複数のボート部222とボート部222をそれ
ぞれ固定する複数のボート固定部224を有する蒸着部
220を含む。蒸着部220は、ボート部222を加熱
する加熱部230をさらに有する。蒸着部220は、各
ボート固定部224の一端にボート部222を有し、各
ボート固定部224の他端が加熱部230に固定された
片持ち構造であるのが好ましい。本実施形態における蒸
着部220は、複数の電子ビームを発生する電子ビーム
露光装置に用いられる偏向部240の内面に導電材料を
蒸着するのに用いられる。蒸着部220は、偏向部24
0の筒形状の基材の数に応じた数のボート部222及び
ボート固定部224を有するのが好ましい。
【0044】図7は、図6に示す蒸着部220の部分拡
大図を示す斜視図である。本実施形態において、蒸着部
220は、ボート固定部224の先端にボート部222
を有する。ボート部222は、導電材料280を収容す
る溝部272を有する。加熱部230によりボート部2
22を加熱しながら、蒸着部220の複数のボート部2
22をそれぞれ偏向部240の基材に挿入し、ボート部
222が基材内で基材に対して相対的に移動するよう
に、蒸着部220又は偏向部240を移動させると、偏
向部240の基材の内面に導電材料が蒸着する。
【0045】本実施形態において、ボート部222は、
ボート固定部224の先端に設けられているため、ボー
ト部222を加熱しながら偏向部240の基材に挿入す
ると、基材の内部に導電材料を均一に蒸着することがで
きる。
【0046】図8は、本発明の一実施形態に係る電子ビ
ーム露光装置100の構成を示す。電子ビーム露光装置
100は、電子ビームによりウェハ150に所定の露光
処理を施すための露光部102と、露光部102に含ま
れる各構成の動作を制御する制御系160とを備える。
【0047】露光部102は、筐体104内部で、複数
の電子ビームを発生し、電子ビームの断面形状を所望に
整形する電子ビーム整形手段110と、複数の電子ビー
ムをウェハ150に照射するか否かを、電子ビーム毎に
独立に切替える照射切替手段130と、ウェハ150に
転写されるパターンの像の向き及びサイズを調整するウ
ェハ用投影系140を含む電子光学系を備える。また、
露光部102は、ウェハ150を載置するウェハステー
ジ152と、ウェハステージ152を駆動するウェハス
テージ駆動部154とを含むステージ系を備える。
【0048】電子ビーム整形手段110は、複数の電子
ビームを発生させる複数の電子銃112と、電子ビーム
を通過させることにより、電子ビームの断面形状を整形
する複数の開口部を有する第1整形部材114および第
2整形部材122と、複数の電子ビームを独立に収束
し、電子ビームの焦点を調整する第1多軸電子レンズ1
16と、第1整形部材114を通過した複数の電子ビー
ムを独立に偏向する第1整形偏向部118および第2整
形偏向部120とを有する。
【0049】照射切替手段130は、複数の電子ビーム
を独立に収束し、電子ビームの焦点を調整する第2多軸
電子レンズ132と、複数の電子ビームを、電子ビーム
毎に独立に偏向させることにより、電子ビームをウェハ
150に照射するか否かを、電子ビーム毎に独立に切替
えるブランキング電極アレイ134と、電子ビームを通
過させる複数の開口部を含み、ブランキング電極アレイ
134で偏向された電子ビームを遮蔽する電子ビーム遮
蔽部材136とを有する。他の例においてブランキング
電極アレイ134は、ブランキング・アパーチャ・アレ
イ・デバイスであってもよい。
【0050】ウェハ用投影系140は、複数の電子ビー
ムを独立に集束し、電子ビームの照射径を縮小する第3
多軸電子レンズ142と、複数の電子ビームを独立に収
束し、電子ビームの焦点を調整する第4多軸電子レンズ
144と、複数の電子ビームを、ウェハ150の所望の
位置に、電子ビーム毎に独立に偏向する偏向部146
と、ウェハ150に対する対物レンズとして機能し、複
数の電子ビームを独立に収束する第5多軸電子レンズ1
48とを有する。偏向部146は、複数の偏向器を含
む。各偏向器は複数の電極を有する。本実施形態におい
て、偏向部146は、各偏向器の複数の電極上に蒸着さ
れた導電材料200をさらに有する。導電材料は、貴金
属であるのが好ましく、例えば金(Au)、白金(P
t)、アルミニウム(Al)等である。導電材料は、偏
向部146における電子ビームの照射方向に沿って、各
電極上に均一な厚さに形成されるのが好ましい。
【0051】制御系160は、統括制御部170及び個
別制御部180を備える。個別制御部180は、電子ビ
ーム制御部182と、多軸電子レンズ制御部184と、
整形偏向制御部186と、ブランキング電極アレイ制御
部188と、偏向制御部190と、ウェハステージ制御
部192とを有する。統括制御部170は、例えばワー
クステーションであって、個別制御部180に含まれる
各制御部を統括制御する。電子ビーム制御部182は、
電子銃112を制御する。多軸電子レンズ制御部184
は、第1多軸電子レンズ116、第2多軸電子レンズ1
32、第3多軸電子レンズ142、第4多軸電子レンズ
144および第5多軸電子レンズ148に供給する電流
を制御する。
【0052】整形偏向制御部186は、第1整形偏向部
118および第2整形偏向部120を制御する。ブラン
キング電極アレイ制御部188は、ブランキング電極ア
レイ134に含まれる偏向電極に印加する電圧を制御す
る。偏向制御部190は、偏向部146に含まれる複数
の偏向器が有する偏向電極に印加する電圧を制御する。
ウェハステージ制御部194は、ウェハステージ駆動部
154を制御し、ウェハステージ152を所定の位置に
移動させる。
【0053】図9は、本実施形態に係る偏向部146を
電子ビームの照射方向から見た切断断面図である。偏向
部146は、筒形状の基材202を有し、電極204は
基材の内面に設けられる。導電材料200は、複数の電
極204が互いに対向する面にそれぞれ設けられるのが
好ましい。また導電材料200は、各電極204上に均
一な厚さに形成されるのが好ましい。
【0054】図8及び図9を参照して、本実施形態に係
る電子ビーム露光装置100の動作を説明する。ウェハ
ステージ152には、露光処理が施されるウェハ150
が載置される。複数の電子銃112が、複数の電子ビー
ムを生成する。電子ビーム整形手段110において、発
生された電子ビームは、第1整形部材114に照射さ
れ、整形される。他の例においては、電子銃112にお
いて発生した電子ビームを複数の電子ビームに分割する
手段を更に有することにより、複数の電子ビームを生成
してもよい。
【0055】第1多軸電子レンズ116は、矩形に整形
された複数の電子ビームを独立に収束し、第2整形部材
122に対する電子ビームの焦点調整を、電子ビーム毎
に独立に行う。第1整形偏向部118は、矩形に整形さ
れた複数の電子ビームを、電子ビーム毎に独立して、第
2整形部材に対して所望の位置に偏向する。第2整形偏
向部120は、第1整形偏向部118で偏向された複数
の電子ビームを、電子ビーム毎に独立に第2整形部材1
22に対して略垂直方向に偏向する。矩形形状を有する
複数の開口部を含む第2整形部材122は、各開口部に
照射された矩形の断面形状を有する複数の電子ビーム
を、ウェハ150に照射されるべき所望の矩形の断面形
状を有する電子ビームにさらに整形する。
【0056】第2多軸電子レンズ132は、複数の電子
ビームを独立に収束して、ブランキング電極アレイ13
4に対する電子ビームの焦点調整を、電子ビーム毎に独
立に行う。第2多軸電子レンズ132より焦点調整され
た電子ビームは、ブランキング電極アレイ134に含ま
れる複数のアパーチャを通過する。
【0057】ブランキング電極アレイ制御部188は、
ブランキング電極アレイ134に形成された、各アパー
チャの近傍に設けられた偏向電極に電圧を印加するか否
かを制御する。ブランキング電極アレイ134は、偏向
電極に印加される電圧に基づいて、電子ビームをウェハ
150に照射させるか否かを切替える。
【0058】ブランキング電極アレイ134により偏向
されない電子ビームは、第3多軸電子レンズ142によ
り電子ビーム径を縮小されて、電子ビーム遮蔽部材13
6に含まれる開口部を通過する。第4多軸電子レンズ1
44が、複数の電子ビームを独立に収束して、偏向部1
46に対する電子ビームの焦点調整を、電子ビーム毎に
独立に行い、焦点調整をされた電子ビームは、偏向部1
46に含まれる偏向器に入射される。
【0059】偏向制御部190が、偏向部146に含ま
れる複数の偏向器を独立に制御する。偏向部146は、
複数の偏向器に入射される複数の電子ビームを、電子ビ
ーム毎に独立にウェハ150の所望の露光位置に偏向す
る。ここで、偏向部146は蒸着された導電材料200
を有するので、偏向部146における電子ビームが通過
する表面を高純度の導電材料200で保護することがで
きる。そのため、電子ビーム露光装置100は、偏向部
146の電極204中の不純物による帯電の影響を減ら
すことができる。従って、電子ビームの偏向を適切に制
御することができる。偏向部146を通過した複数の電
子ビームは、第5多軸電子レンズ148により、ウェハ
150に対する焦点が調整され、ウェハ150に照射さ
れる。
【0060】露光処理中、ウェハステージ制御部192
は、一定方向にウェハステージ152を動かす。ブラン
キング電極アレイ制御部188は露光パターンデータに
基づいて、電子ビームを通過させるアパーチャを定め、
各アパーチャに対する電力制御を行う。ウェハ150の
移動に合わせて、電子ビームを通過させるアパーチャを
適宜、変更し、さらに偏向部146により電子ビームを
偏向することによりウェハ150に所望の回路パターン
を露光することが可能となる。
【0061】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0062】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば筒形状の基材の内面に導電材料を蒸着することが
できる。また、電子ビーム露光装置及び偏向装置におい
て、精度良く電子ビームを偏向させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る蒸着装置を示す構成
図である。
【図2】本実施形態に係る蒸着部を示す模式図である。
【図3】本実施形態に係るボート部を示す斜視図であ
る。
【図4】本実施形態に係る蒸着装置により基材の内面に
導電材料を蒸着する手順を示す模式図である。
【図5】本実施形態に係る蒸着装置において、基材を予
備室から蒸着室に搬送する手順を示す模式図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る蒸着装置における
蒸着部を示す断面図である。
【図7】図6に示す蒸着部の部分拡大図を示す斜視図で
ある。
【図8】本発明の一実施形態に係る電子ビーム露光装置
の構成図である。
【図9】本実施形態に係る偏向部を電子ビームの照射方
向から見た切断断面図である。
【符号の説明】
10…蒸着装置、12…蒸着室、14…予備室、16…
シャッタ、20…蒸着部、22…ボート部、24…ボー
ト固定部、30…基材支持部、32…予備基材支持部、
40…駆動部、42…加熱部、44…測定部、46…搬
送部、50…基材、52…予備基材、60…導電管、6
2…絶縁管、70…ボート、72…保護層、100…電
子ビーム露光装置、102…露光部、104…筐体、1
10…電子ビーム整形手段、112…電子銃(電子ビー
ム発生部)、114…第1整形部材、116…第1多軸
電子レンズ、118…第1整形偏向部、120…第2整
形偏向部、122…第2整形部材、130…照射切替手
段、132…第2多軸電子レンズ、134…ブランキン
グ電極アレイ、136…電子ビーム遮蔽部材、140…
ウェハ用投影系、142…第3多軸電子レンズ、144
…第4多軸電子レンズ、146…偏向部、148…第5
多軸電子レンズ、150…ウェハ、152…ウェハステ
ージ、154…ウェハステージ駆動部、160…制御
系、170…統括制御部、180…個別制御部、182
…電子ビーム制御部、184…多軸電子レンズ制御部、
186…整形偏向制御部、188…ブランキング電極ア
レイ制御部、190…偏向制御部、192…ウェハステ
ージ制御部、220…蒸着部、222…ボート部、22
4…固定部、230…加熱部、240…偏向部、272
…溝部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形状を有する基材の内面に導電材料を
    蒸着する蒸着装置であって、 前記導電材料を収容する溝部を有するボート部を含む蒸
    着部と、 前記基材を支持する基材支持部と、 前記ボート部を前記基材に挿入するように前記蒸着部又
    は前記基材支持部の少なくとも一方を移動させる駆動部
    と、 前記ボート部を加熱する加熱部とを備えることを特徴と
    する蒸着装置。
  2. 【請求項2】 前記ボート部は、前記ボート部の挿入方
    向に沿って形成された複数の前記溝部を有することを特
    徴とする請求項1に記載の蒸着装置。
  3. 【請求項3】 前記ボート部は、前記溝部の表面を保護
    する保護層を有することを特徴とする請求項1に記載の
    蒸着装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱部は、前記ボート部に一定の電
    圧を印加することを特徴とする請求項1に記載の蒸着装
    置。
  5. 【請求項5】 前記駆動部は、前記基材支持部を回転さ
    せる手段を有することを特徴とする請求項1に記載の蒸
    着装置。
  6. 【請求項6】 前記蒸着部又は前記基材支持部の移動方
    向に垂直な面内における前記ボート部の前記基材に対す
    る位置を測定する測定部をさらに備えることを特徴とす
    る請求項1に記載の蒸着装置。
  7. 【請求項7】 前記基材を前記基材支持部に搬送する搬
    送部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の
    蒸着装置。
  8. 【請求項8】 前記蒸着部と前記基材支持部を格納する
    蒸着室と、 前記蒸着室の隣に設けられた予備室と、 前記蒸着室と前記予備室との間に設けられ、前記蒸着室
    と前記予備室との間を隔離又は開放するシャッタとをさ
    らに備えることを特徴とする請求項1に記載の蒸着装
    置。
  9. 【請求項9】 筒形状の基材の内面に導電材料を蒸着す
    る蒸着方法であって、 前記導電材料を収容したボート部を、前記基材に挿入す
    る挿入ステップと、 前記ボート部を加熱して前記導電材料を蒸発させる蒸発
    ステップと、 前記ボート部が前記基材内で前記基材に対して相対的に
    移動するように、前記ボート部又は前記基材の少なくと
    も一方を移動させる移動ステップとを備えることを特徴
    とする蒸着方法。
  10. 【請求項10】 前記移動ステップは、前記ボート部又
    は前記基材の少なくとも一方を一方向に移動させると共
    に前記基材を回転させる回転ステップを有することを特
    徴とする請求項9に記載の蒸着方法。
  11. 【請求項11】 前記移動ステップは、前記基材を第1
    回転方向に回転させながら前記ボート部又は前記基材の
    少なくとも一方を第1移動方向に移動させる第1移動ス
    テップと、 前記ボート部及び前記基材が移動されない状態で前記基
    材を前記第1回転方向に半回転させる回転ステップと、 前記基材を前記第1回転方向と反対の第2回転方向に回
    転させながら前記ボート部又は前記基材の少なくとも一
    方を前記第1移動方向と反対の第2移動に移動させる第
    2移動ステップとを有することを特徴とする請求項9に
    記載の蒸着方法。
  12. 【請求項12】 前記第1移動ステップと前記第2移動
    ステップにおける前記ボート部又は前記基材の移動速度
    が一定であることを特徴とする請求項11に記載の蒸着
    方法。
  13. 【請求項13】 前記第1移動ステップと前記第2移動
    ステップにおける、前記基材が1回転する間に前記ボー
    ト部又は前記基材が移動する距離が、前記導電材料の蒸
    着幅の2倍より小さいことを特徴とする請求項11に記
    載の蒸着方法。
  14. 【請求項14】 電子ビームによりウェハにパターンを
    露光する電子ビーム露光装置であって、 前記電子ビームを発生する電子ビーム発生部と、 前記電子ビーム発生部が発生した電子ビームを偏向する
    複数の電極及び当該電極上に蒸着された導電材料を有す
    る偏向部とを備えることを特徴とする電子ビーム露光装
    置。
  15. 【請求項15】 前記偏向部は、筒形状の基材を有し、 前記電極は前記基材の内面に設けられることを特徴とす
    る請求項14に記載の電子ビーム露光装置。
  16. 【請求項16】 電子ビームを偏向する偏向装置であっ
    て、 筒形状の基材と、 前記基材の内面に設けられ、電子ビーム発生部が発生し
    た電子ビームを偏向する複数の電極と、 当該電極上に蒸着された導電材料とを備えることを特徴
    とする偏向装置。
  17. 【請求項17】 電子ビームを偏向する偏向装置を製造
    する方法であって、 導電材料を収容したボート部を、筒形状の基材に挿入す
    る挿入ステップと、 前記ボート部を加熱して前記導電材料を蒸発させる蒸発
    ステップと、 前記ボート部が前記基材内で前記基材に対して相対的に
    移動するように、前記ボート部又は前記基材の少なくと
    も一方を移動させる移動ステップとを備えることを特徴
    とする偏向装置を製造する方法。
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