JP2002197991A - カラー陰極線管とそのドライブ回路およびカラー受像装置並びにカラー受像システム - Google Patents

カラー陰極線管とそのドライブ回路およびカラー受像装置並びにカラー受像システム

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JP2002197991A
JP2002197991A JP2000392008A JP2000392008A JP2002197991A JP 2002197991 A JP2002197991 A JP 2002197991A JP 2000392008 A JP2000392008 A JP 2000392008A JP 2000392008 A JP2000392008 A JP 2000392008A JP 2002197991 A JP2002197991 A JP 2002197991A
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ray tube
cathode ray
color
voltage
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Tomoki Nakamura
智樹 中村
Hirotsugu Sakamoto
博次 坂元
Shinichi Kato
真一 加藤
Masaji Shirai
正司 白井
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/48Electron guns
    • H01J29/50Electron guns two or more guns in a single vacuum space, e.g. for plural-ray tube
    • H01J29/503Three or more guns, the axes of which lay in a common plane
    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1台のカラー受像装置で様々な情報端末用等の
モニターと各種方式のカラーテレビ受像機の機能を共に
果たす複数の駆動モードで使用可能としたカラー陰極線
管とそのドライブ回路およびこれを用いたカラー受像装
置並びに受像システムを提供する。 【解決手段】カラー陰極線管20の電子銃を構成する第
2格子電極23の電圧と第1格子電極22の電圧、およ
びカソード21のカットオフ電圧の組み合わせを複数組
設けておき、これらの組を切り替えて動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー陰極線管を
使用して高輝度画面と高精細度画面を切り替えて使用で
きるカラー陰極線管とカラー陰極線管ドライブ回路およ
びカラー受像装置並びにカラー受像システムに関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管を用いた電子機器とし
て、所謂テレビ受像機、パーソナルコンピュータに代表
される情報機器の情報端末用モニター(モニター端末)
とはそれぞれ別個の装置として商品化されている。
【0003】情報端末用モニターは高精細な画面が要求
されるため、高解像度であることが必要要件であり、駆
動する周波数(偏向周波数)が高く、かつ十分に小さい
ビームスポット径が必要とされる。またビームスポット
径が優先されるためテレビ受像機と比べて画面の明るさ
やコントラストは押えられている。
【0004】一方、カラーテレビ受像機は画面に臨場感
を出すため、明るくかつ高いコントラストが第1に要求
されており、映像信号方式(NTSC,PAL,SEC
AM等)により周波数が制限されているため、画面の高
精細さは情報端末用モニター程には重要視されていな
い。このため画面の明るさやコントラストがビームスポ
ット径に優先される。したがって大電流を得ることが重
要となる。
【0005】近年、情報端末用モニターを用いてテレビ
放送を受信するシステムやカラーテレビ受像機に情報端
末用モニターと比較してビームスポット径を劣化させる
か、カラーテレビ受像機と比較して画面の明るさとコン
トラストを劣化させるかのいずれかであった。
【0006】図15はカラー陰極線管のドライブ電圧を
一定としたときのカットオフ電圧に対するビームスポッ
ト径の特性例の説明図であって、横軸にカソードカット
オフ電圧Ekco (V)を、縦軸にカソード電流Ik (m
A)をとって示したものである。
【0007】図15において、図5で後述するように、
ドライブ電圧(Ed )とは映像信号(Ek )に応じたビ
ーム電流を出すためのカットオフ電圧Ekco からの変化
分(Ed =Ekco −Ek )を言い、同一カラー受像管に
て第1格子電極の印加電圧Ekが一定ならば、カットオ
フ電圧Ekco は第2格子電極電圧EC2が高くなる程高く
なる。
【0008】一定のドライブ電圧にてより大きなビーム
電流を取るためにはカットオフ電圧Ekco は低く、すな
わち第2格子電極電圧EC2は低くなくてはならない。
【0009】図16はカラー陰極線管のカットオフ電圧
に対するビームスポット径の特性例の説明図であって、
横軸にカットオフ電圧Ekco (V)を、縦軸に10%ビ
ームスポット径(mm)を示している。
【0010】図16より、高解像度に対応したビームス
ポット径を得るためには、カットオフ電圧Ekco は高
く、すなわち第2格子電極電圧は高くなくてはならな
い。
【0011】図17は従来のカラー受像機や情報端末用
モニターに用いられているカラー陰極線管とそのドライ
ブ回路の一例を説明する回路構成図であって、20はカ
ラー陰極線管、21,21’,21”は赤、緑、青のカ
ソード、22は第1格子電極、23は第2格子電極、2
4は第3格子電極、25,26,27はそれぞれ赤
(R),緑(G),青(B)の各色の出力トランジスタ
である。なお、電子銃を構成する第4格子電極以下の電
極は図示を省略してある。
【0012】また、1は第2格子電極23に印加する電
圧を調整して1つの電子銃のカットオフ点の設定を行う
ための可変抵抗、2,3,4は各色の出力トランジスタ
25,26,27のエミッタに加える電圧の大きさを変
えて陰極線管のカソード電圧をそれぞれ別個に調整する
可変抵抗であり、この各可変抵抗により3つの電子銃の
カットオフ電圧を揃えることができる。また、5、6は
カラー陰極線管のカソードに加わるドライブ電圧の大き
さを調整する可変抵抗、7は第3格子電極24の印加電
圧を調整する可変抵抗である。
【0013】カラー陰極線管20には3本の電子銃が収
納されており、各電子銃は構造上の僅かなバラツキによ
って特性が異なる。また、カラー陰極線管20の赤、
緑、青の各色の蛍光体の発光体の発光率はそれぞれ異な
るので、それらの特性ずれを補正するためには各電極に
印加する電圧の大きさを調整して3本の電子ビームのビ
ーム量を調整して画面が明るいときでも暗いときでも3
色の発光がバランスするよにしている。
【0014】一般に、電子銃は一体化構造になっている
ので、カソード21,21’,21”以外の電極は共通
でそれぞれ並列に接続されている。したがって、色を合
わせる白バランス調整は、主としてカソード電圧を変化
させて行っている。
【0015】図示した構成の回路では、第2格子電極2
3の電圧、3つのカットオフ電圧、ドライブ電圧の大き
さは一義的に決定され変更できない。そのため、情報端
末用モニターとして求められる高精細な画面と、カラー
テレビ受像機に求められ明るく、かつ高いコントラスト
の画面は同一の機器では実現することができなかった。
【0016】なお、この種の従来技術を開示したものと
して、本願の出願人の出願に係る特開平9−19146
2号公報を挙げることができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
技術では、1つのカラー陰極線管のドライブ回路で高輝
度画面と高精細画面を単に切り替えて使用することがで
きず、1台の機器で情報端末用モニターとカラーテレビ
受像機としてそれぞれ求められる機能を共に果たすこと
を可能にすることが課題の一つとなっていた。
【0018】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、1台のカラー受像装置で様々な情報端末用等のモ
ニターと各種方式のカラーテレビ受像機の機能を共に果
たす複数の駆動モードで使用することが出来るようにし
たカラー陰極線管とそのドライブ回路およびこれを用い
たカラー受像装置並びにカラー受像システムを提供する
ことにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的は、カラー陰極
線管の電極構成を規定することにより、またカラー陰極
線管の電子銃を構成する第2格子電極の電圧と第1格子
電極の電圧、およびカソードのカットオフ電圧の組み合
わせを複数組設けておき、これらの組を切り替えて動作
させる構成としたことで達成される。
【0020】本発明は、第1格子電極電圧、第2格子電
極電圧、カソードカットオフ電圧の組み合わせを規定す
るものである。
【0021】本発明によるカラー陰極線管、そのドライ
ブ回路、このドライブ回路を用いたカラー受像装置、お
よびこのカラー受像装置を具備した受像システムの代表
的な構成は下記のとおりである。
【0022】本発明によるカラー陰極線管は下記(1)
に記載したように、 (1)映像信号処理回路の出力を入力するカソードと第
1格子電極および第2格子電極からなる3極部と、前記
3極部から出射した電子ビームを加速集束して蛍光面に
指向する電子銃を具備し、前記電子銃の第1格子電極の
電子ビーム通過孔の孔径をA、第2格子電極の電子ビー
ム通過孔の孔径をB、第1格子電極の電子ビーム通過孔
回りの板厚をC、カソードと第1格子電極の間隔をD、
第1格子電極と第2格子電極の間隔をEとしたとき、 E≦1.4A−0.2B−2.7C−2D A≦0.35 を満足することを特徴とする。
【0023】また、本発明によるカラー陰極線管のドラ
イブ回路は、下記(2)乃至(5)に記載したように、 (2)入力した映像信号を処理してカラー陰極線管のカ
ソードに供給するための映像出力回路を有する映像信号
回路を備え、前記カラー陰極線管の3本の電子銃に共通
の第1格子電極電圧と第2格子電極電圧、および3本の
電子銃の3個のカソードのカットオフ電圧の設定の組み
合わせを複数組もち、偏向周波数が高いときほど第2格
子電極電圧と第1格子電極電圧との差がよりを大きくす
るように設定された前記複数組の何れかを組み合わせて
動作させるための切換回路を備えたことを特徴とする。 (3)(2)における前記3本の電子銃に共通の第1格
子電極電圧と第2格子電極電圧、および3本の電子銃の
3個のカソードのカットオフ電圧の設定の組み合わせ
が、高偏向周波数時の第2格子電極と第1格子電極の電
圧差が大と、低偏向周波数時の第2格子電極と第1格子
電極の電圧差が小の2組であり、前記切換回路が前記各
2組の何れかを組み合わせて動作させるようにしたこと
を特徴とする。 (4)入力した映像信号を処理してカラー陰極線管のカ
ソードに供給するための映像出力回路を有する映像信号
回路を備えた、前記カラー陰極線管の3本の電子銃の第
1格子電極に印加する電圧を一定とし、3本の電子銃に
共通の第2格子電極電圧、および3本の電子銃の3個の
カソードの個別のカソードカットオフ電圧の設定の組み
合わせを複数組もち、偏向周波数が高いときほど第2格
子電極電圧がより高くするように設定された前記複数組
の何れかを組み合わせて動作させるための切換回路を備
えたことを特徴とする。 (5)(2)における前記3本の電子銃に共通の第2格
子電極電圧、および3本の電子銃の3個のカソードのカ
ットオフ電圧とドライブ電圧範囲の設定の組み合わせ
が、高偏向周波数時の第2格子電極と第1格子電極の電
圧差が大と、低偏向周波数時の第2格子電極と第1格子
電極の電圧差が小の2組であり、前記切換回路が前記各
2組の何れかを組み合わせて動作させるようにしたこと
を特徴とする。
【0024】そして、本発明によるカラー受像装置は下
記(5)に記載したように、 (6)上記(2)乃至(5)の何れかのドライブ回路を
備えたカラー陰極線管を有し、異なる偏向周波数で映像
/音声信号を表示する複数の外部入力端子を備えたたこ
とを特徴とする。
【0025】そしてまた、本発明によるカラー受像シス
テムは下記(7)に記載したように、 (7)上記(6)記載のカラー受像装置をもち、異なる
信号源の映像/音声信号を前記複数の外部入力端子に接
続可能としたことを特徴とする。
【0026】上記のように構成した本発明によれば、情
報端末用モニターとして使用する場合は、高精細画面を
得るための高い周波数で駆動されるので、カットオフ電
圧を高く設定され、優れたビームスポット径が得られ
る。一方、カラーテレビ受像機やテレビ電話等の受像シ
ステムとして使用する場合は、駆動周波数は低く、高輝
度で高コントラストの画面を得るための低いカットオフ
電圧に設定され、明るくかつ高いコントラストの画像を
得ることができる。
【0027】なお、本発明は、上記の構成および後述す
る実施例の構成に限定されるものではなく、本発明の技
術思想を逸脱することなく、種々の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、実施例の図面を参照して詳細に説明する。
【0029】図1は本発明によるカラー受像官ドライブ
回路の第1実施例を説明する回路構成図であって、前記
図8と同一符号は同一機能部分に対応し、同一符号
に「’」または「”」を付したものは構成上同一の部分
を示す。
【0030】なお、図示した回路構成では、3連のドラ
イブ回路を有するが、これ以上のドライブ回路を設けた
場合も同様である。また、以下では、カソードの1つに
ついてのみ説明するが、他のカソードについても同様で
ある。
【0031】図1において、第2格子電極23に印加さ
れる電圧は、予め3個の第2格子電極電圧調整用の可変
抵抗1,1’,1”により所望の特性となるように設定
されている。
【0032】また、この構成例では、第1格子電極22
に印加される電圧も第2格子電極電圧調整用の可変抵抗
7,7’により予め所望の特性となるように最適設定さ
れている。
【0033】さらに、出力トランジスタ25のエミッタ
電圧調整用の可変抵抗2,2’,2”を有している。こ
れらの可変抵抗は、連動する切り替えスイッチ9,
9’,9”により所望の動作特性に連動して切り替え可
能とされている。
【0034】この構成により、所望とした動作特性に最
適なカットオフ電圧をカソード21に与えることがで
き、入力する信号源の特性に応じた最適な画像の表示を
提供することができる。
【0035】図2は本発明によるカラー陰極線管ドライ
ブ回路の第2実施例を説明する回路構成図である。この
実施例の構成では、ドライブ回路を2連としたものであ
るがこれ以上のドライブ回路を設けることもできる。
【0036】なお、前記図1と同一符号は同一部分に対
応する。また、ここでもカソードの1つについてのみ説
明するが、他のカソードについても同様である。
【0037】図2において、第2格子電極23に印加す
る電圧は、予め2個の第2格子電極電圧調整用の可変抵
抗1,1’,により所望の特性となるように設定されて
いる。
【0038】また、この実施例では、第1格子電極22
に印加する電圧も第2格子電極電圧調整用の可変抵抗7
により予め所望の特性となるように最適設定さている。
【0039】さらに、出力トランジスタ25のエミッタ
電圧調整用の可変抵抗2,2’を有している。これらの
可変抵抗は、運動する切り替えスイッチ9,9’,9”
により、所望の動作特性に運動して切り替え可能とされ
ている。
【0040】この構成により、所望とした動作特性に最
適なカットオフ電圧をカソード21に与えることがで
き、入力する信号源の特性に応じた最適な画像の表示を
提供することができる。
【0041】図3は本発明によるカラー陰極線管ドライ
ブ回路の第3実施例を説明する回路構成図であって、前
記図1と同一符号は同一部分に対応する。
【0042】図3に示した回路構成では3連のドライブ
回路を有するが、これ以上のドライブ回路を設けた場合
も同様である。また、以下では、カソードの1つについ
てのみ説明するが、他のカソードについても同様であ
る。
【0043】この実施例では、第1格子電極22に印加
される電圧は各動作に共通であり、可変抵抗1,1’,
1”により所望の特性となるように設定されている。そ
して、第2格子電極23に印加される電圧は可変抵抗8
で所定の値に設定されている。
【0044】さらに、出力トランジスタ25のエミッタ
電圧調整用の可変抵抗2,2’,2”を有している。こ
れらの可変抵抗は、連動する切り替えスイッチ9,
9’,9”により、所望の動作特性に連動して切り替え
可能とされている。
【0045】この構成により、所望とした動作特性に最
適なカットオフ電圧をカソード21に与えることがで
き、入力する信号源の特性に応じた最適な画像の表示を
提供することができる。
【0046】図4は本発明によるカラー陰極線管ドライ
ブ回路の第4実施例を説明する回路構成図である。この
実施例の構成では、ドライブ回路を2連としたものであ
るがこれ以上のドライブ回路を設けることもできる。
【0047】なお、前記図1と同一符号は同一部分に対
応する。また、ここでも、カソードの1つについてのみ
説明するが、他のカソードについても同様である。
【0048】同図において、第2格子電極23に印加さ
れる電圧は、予め2個の第2格子電極電圧調整用の可変
抵抗1,1’により所望の特性となるように設定されて
いる。
【0049】また、この実施例では、第1格子電極22
に印加される電圧は各動作に共通とされている。
【0050】さらに、出力トランジスタ25のエミッタ
電圧調整用の可変抵抗2,2’を有している。これらの
可変抵抗は、運動する切り替えスイッチ9,9’によ
り、所望の動作特性に運動して切り替え可能とされてい
る。
【0051】この構成により、所望とした動作特性に最
適なカットオフ電圧をカソード21に与えることがで
き、入力する信号源の特性に応じた最適な画像の表示を
提供することができる。
【0052】なお、上記図1〜図4の各実施例に示した
各切り替えスイッチは、入力した映像信号を識別して自
動的の切り替えるものでも、あるいはこれを手動で切り
換えるものでもよい。
【0053】上記自動的での切り替えとしたものでは、
映像信号の種類を識別する既知の回路を備えて、その識
別信号を用いると共に、上記各切り替えスイッチを電子
することで具体化できる。
【0054】次に、本発明の他の実施例であるカラー陰
極線管について、電子銃の電極構成を規定することでコ
ンピュータモニター等の表示とテレビ受像に共用可能と
したカラー陰極線管について説明する。
【0055】図5は本発明によるカラー陰極線管に備え
る電子銃の構成例を説明する模式図であり、Kはカソー
ド(前記各図における符号21に対応する。以下同
様)、G1(22)は第1格子電極、G2(23)は第
2格子電極、G3(24)/G4は第3格子電極乃至第
4格子電極、G5は第5格子電極である。これらのカソ
ードと各格子電極は管軸Z−Zに沿って所定の順序と間
隔で配列されている。なお、図5の電極構成は一例であ
って、第4格子電極以下は種々の電極構成が既知であ
り、本実施例はそれらの電極構成をもつ電子銃について
も同様に適用可能である。
【0056】図5において、第1格子電極G1は電子ビ
ーム通過孔22aのカソードK側の孔回りに、所謂コイ
ニング加工で当該格子電極板の板厚を低減させた凹部2
2bが形成されている。以下、この部分をコイニングと
称する。
【0057】カソードKと第1格子電極G1の電子ビー
ム通過孔22a間の間隙はD、この部分の板厚はCで、
当該電子ビーム通過孔22aの孔径はAである。
【0058】第2格子電極G2の電子ビーム通過孔23
aと第1格子電極G1の間隔はEで、当該電子ビーム通
過孔23aの孔径はBである。
【0059】そして、カソードKと第1格子電極G1お
よび第2格子電極G2とで、所謂3極部が形成される。
【0060】本実施例は、前記した第1格子電極G1に
印加する電圧と第2格子電極G2に印加する電圧EC2
およびカソードKのカットオフ電圧Ekco の設定の組み
合わせを複数組もつカラー受像装置において、上記第2
格子電極G2に印加するEC2とカソードKのカットオフ
電圧Ekco の切替え制御を電子的に行なえるようにした
ものである。
【0061】すなわち、図5における第1格子電極G1
の電子ビーム通過孔22aの孔径をA、第2格子電極G
2の電子ビーム通過孔23aの孔径をB、第1格子電極
G1の電子ビーム通過孔22a回りの板厚をC、カソー
ドKと第1格子電極G1の間隔をD、第1格子電極G1
と第2格子電極G2の間隔をEとしたとき、 E≦1.4A−0.2B−2.7C−2D A≦0.35 を満足するように設定する。
【0062】なお、上記電子ビーム通過孔22a、23
aの形状が円形ではなく、角形、長円形等の非回転対称
形である場合、上記孔径A、Bは孔の面積から換算した
等価孔径として表される。
【0063】本実施例により、第2格子電極G2に印加
する電圧EC2をフライバックトランスを用いた現行の電
圧制御に代えて、パワートランジスタを用いた電子的な
制御で最適な組合せの表示モードの設定が容易となり、
前記図1乃至図4で説明した実施例では、入力する映像
信号に応じてドライブ回路を切り換えるが、図5に示し
た構成の3極部をもつ電子銃を具備することによってコ
ンピュータモニター等の表示とテレビ受像を共用するカ
ラー受像システムの提供が可能となる。
【0064】なお、第2格子電極G2に印加する電圧E
C2を電子的に制御するには、この電圧EC2の最大値が上
記パワートランジスタのバイアス電圧以下であることが
必要である。現在の半導体メーカーのカタログでは上記
パワートランジスタの耐圧上限は400V程度である。
【0065】図6は有効画面対角方向径が51cmのデ
ィスプレイ用陰極線管(CDT)に用いる主レンズ口径
を拡大した多段ダイナミックフォーカス方式の電子銃を
例としたときのカソードカットオフ電圧毎に第2格子電
極と第4格子電極の電極長を最適化することでカソード
カットオフ電圧に対するカソード電流が0.3mA時の
10%ビーム径をシミュレーションした結果の説明図で
ある。なお、有効画面対角方向径が51cmのディスプ
レイ用陰極線管では、標準使用状態で白色ラスターの輝
度を100cd/m2 に設定するが、このときの各カソ
ードの電流は、平均で0.3mAとなる。このことか
ら、上記のカソード電流値とした。
【0066】図6において、ビームスポット径の最小値
はカソードローディング(カソードに印加する電力の最
大値)と主レンズ収差によって決定されるので、電極長
を最適化した主レンズ収差分を一定化すれば、ビームス
ポット径はカソードローディングのみにより決定され
る。
【0067】カソードローディングは第1格子電極G1
の電子ビーム通過孔の孔径が小さければ小さい程、また
カソードカットオフ電圧Ekco が高ければ高いほど高く
なる。
【0068】上記そた現行の51cmディスプレイ用陰
極線管(CDT)に用いる上記電子銃は、第1格子電極
G1の電子ビーム通過孔の孔径Aは0.35mm、カソ
ードカットオフ電圧Ekco は110Vを標準仕様として
いる。このため、現行のCDTのフォーカス特性を維持
し、電子的にカソードカットオフ電圧Ekco をコントロ
ールするためには、第1格子電極G1の電子ビーム通過
孔の孔径Aが0.35mmで、かつ第2格子電極G2に
印加する電圧EC2がEC2≦400Vの範囲でE kco ≧1
10Vである必要がある。
【0069】図7は第1格子電極G1の電子ビーム通過
孔の孔径Aが0.35mmのときにカソードカットオフ
電圧Ekco を110Vに固定してカソードKと第1格子
電極G1の間隔Dに対するγをシミュレーションした結
果の説明図である。
【0070】図7に示されたように、カソードKと第1
格子電極G1の間隔Dが0.05乃至0.07mmの近
傍において、γが最大となっていることが分かる。
【0071】図8は第1格子電極G1の孔回り板厚(m
m)の変化に対する第1格子電極G1と第2格子電極G
2の間隔の関係をシミュレーションした結果の説明図、
図9は第1格子電極G1の孔径の変化に対する第1格子
電極G1と第2格子電極G2の間隔の関係をシミュレー
ションした結果の説明図、図10は第2格子電極G2の
孔径の変化に対する第1格子電極G1と第2格子電極G
2の間隔の関係をシミュレーションした結果の説明図で
ある。このとき、カソードローディングは第1格子電極
G1の面積で決定されるので、電子ビーム通過孔の形状
が円形ではなく、角形、長円形等の非回転対称形である
場合、上記孔径は孔の面積から換算した等価孔径として
表される。
【0072】カソードKと第1格子電極G1の間隔Dを
0.05mmとしたとき、第1格子電極G1の電子ビー
ム通過孔の孔径Aが0.35mmで、かつ第2格子電極
G2に印加する電圧EC2とカソードカットオフ電圧E
kco について、EC2/Ekco =400/110となるよ
うな第1格子電極G1と第2格子電極G2の間隔Eの変
化が、それぞれ図8、図9、図10に示したものとな
る。
【0073】図8から、第1格子電極G1(22)の電
子ビーム通過孔回りの板厚Cに対する第1格子電極G1
と第2格子電極G2の間隔Eの係数は−2.7、第1格
子電極G1の電子ビーム通過孔の孔径Aに対する第1格
子電極G1と第2格子電極G2の間隔Eの係数は1.
4、第2格子電極G2の電子ビーム通過孔の孔径Bに対
する第1格子電極G1と第2格子電極G2の間隔Eの係
数は−0.2となる。
【0074】また、カソードKと第1格子電極G1の電
子ビーム通過孔回りまでの距離Dはカソードカットオフ
電圧Ekco に対して2倍の感度を有する。同一のカソー
ドカットオフ電圧Ekco の値を、より低い第2格子電極
G2に印加する電圧EC2の値で得るためには、カソード
Kと第1格子電極G1の電子ビーム通過孔回りまでの距
離Dと、第1格子電極G1と第2格子電極G2の間隔E
との何れも小さくする必要がある。
【0075】以上のことから、 E≦1.4A−0.2B−2.7C−2D A≦0.35 の関係を満足するものであれば、現行のCDT並みのフ
ォーカスを維持したままで、第2格子電極G2に印加す
る電圧EC2を電子的にコントロール可能となる。
【0076】本実施例により、情報端末用モニターとし
て求められる高精細な画面と、カラーテレビ受像機に求
められ明るく、かつ高いコントラストの画面表示を可能
としたカソード陰極線管を得ることができる。
【0077】図11は本発明によるカソード陰極線管に
用いる電子銃の一例を説明する側面図である。この電子
銃は、インライン配列された3本の電子ビームを生成す
るカソードK、第1格子電極G1、第2格子電極G2、
第3格子電極G3、第4格子電極G4、第5格子電極G
5、および第6格子電極G6をビードガラスGBで上記
した所定の間隔で配列固定してある。
【0078】符号27は遮蔽カップであり、第6格子電
極G6の先端部(蛍光面側)に溶接されている。また、
SPは映像信号や駆動電圧を供給するためのステムピン
を示す。本発明は図11に示した電極構成の電子銃に限
るものではなく、他の既知の電極構成をもつ電子銃にも
適用できる。
【0079】図12は本発明によるカソード陰極線管の
一構造例を説明するシャドウマスク型カラー陰極線管を
模式的に示す断面図である。このカラー陰極線管20
は、パネル31とネック32およびファンネル33とで
真空外囲器を構成しており、パネル31の内面には3色
の蛍光体を塗布した蛍光面34を有し、この蛍光面34
に近接して多数の電子ビーム通過穴を有するシャドウマ
スク36をマスクフレーム37に溶接したシャドウマス
ク構体35が配置されている。
【0080】シャドウマスク構体35はパネル31のス
カート部内壁に埋設したスタッドピン39に懸架スプリ
ング38を介して保持されている。また、マスクフレー
ムの電子銃側には磁気シールド40が溶接されている。
【0081】ネック32内には、上記した電極構成をも
つ電子銃41が収納され、この電子銃から出射した3本
の電子ビームBを蛍光面34上で水平と垂直の2方向に
走査する偏向ヨーク43がファンネル33とネック31
の遷移領域に外装されている。
【0082】このカラー陰極線管により、情報端末用モ
ニターとして求められる高精細な画面と、カラーテレビ
受像機に求められ明るく、かつ高いコントラストの画面
表示が可能である。
【0083】図13は本発明によるカラー受像装置の一
例を説明する模式図であって、10はカラー受像装置、
20はカラー陰極線管(パネル側表面を示す)、12は
前記実施例で説明したカラー陰極線管ドライブ回路、1
2aはテレビ信号入力、12bはテレビ電話入力、12
cはVTR入力、12dはパーソナルコンピュータ入
力、13は水平/垂直偏向回路である。
【0084】このカラー受像装置10は複数の駆動モー
ドを切り換える機能を備えたカラー受像管ドライブ回路
12と上記切り替えに応じた偏向信号を発生する水平/
垂直偏向回路13を備えている。
【0085】したがって、このカラー陰極線管ドライブ
回路12の入力12a〜12dに供給される映像信号方
式に対して、自動もしくは手動で前記図1〜図4で説明
したような切り替えを行うことで、あるいは前記図5乃
至図10で説明した電子的な切替えで所望の画像を得る
ことができる。
【0086】図14は本発明によるカラー受像システム
の一例を説明する模式図であって、図13と同一符号は
同一部分に対応し、14はテレビアンテナ、15はパー
ソナルコンピュータ(パソコン)、16はVTR、17
はテレビ電話端末、18は交換機を示す。
【0087】このカラー受像システムは、図示したよう
な各種の映像信号を入力したとき、前記した駆動モード
の切り換えで、当該映像信号の特性に応じた最適の画面
を再生することができる。
【0088】なお、テレビアンテナ14あるいはVTR
からの映像信号は一種に限らず、またカラー陰極線管ド
ライブ回路12の入力12a〜12dに入力する映像信
号としては図示したものに限るものではなく、それらの
各種の映像信号に応じて前記した切り替え回路を備える
ことで対応できる。
【0089】さらに、上記ではカラー受像についてのみ
説明したが、本発明はこれに限らず、モノクロ映像の表
示にも適用できるものであることが言うまでもない。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一台のカラー受像装置の陰極線管ドライブ回路に、その
電子銃のカソードのカットオフ電圧の設定にお組み合わ
せを複数持たせて、これを入力する映像信号に応じて最
適な駆動モードに切り替えることにより、あるいはパワ
ートランジスタ制御による第2格子電極の印加電圧を変
えることにより、高輝度画面と高精細画面の何れも高品
質で表示でき、情報端末用とテレビ受像用、あるいはそ
の他の各種映像信号方式に適合した画面を一台のカラー
受像装置で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラー受像管ドライブ回路の第1
実施例を説明する回路構成図である。
【図2】本発明によるカラー受像管ドライブ回路の第2
実施例を説明する回路構成図である。
【図3】本発明によるカラー受像管ドライブ回路の第3
実施例を説明する回路構成図である。
【図4】本発明によるカラー受像管ドライブ回路の第4
実施例を説明する回路構成図である。
【図5】本発明によるカラー陰極線管に備える電子銃の
構成例を説明する模式図である。
【図6】有効画面対角方向径が51cmのディスプレイ
用陰極線管に用いる電子銃のカソードカットオフ電圧毎
に第2格子電極と第4格子電極の電極長を最適化するこ
とでカソードカットオフ電圧に対するカソード電流が
0.3mA時の10%ビーム径をシミュレーションした
結果の説明図である。
【図7】第1格子電極の電子ビーム通過孔の孔径が0.
35mmのときにカソードカットオフ電圧を110Vに
固定してカソードと第1格子電極の間隔Dに対するγを
シミュレーションした結果の説明図である。
【図8】第1格子電極のコイニングの深さの変化に対す
る第1格子電極と第2格子電極の間隔の関係をシミュレ
ーションした結果の説明図である。
【図9】第2格子電極の孔径の変化に対する第1格子電
極と第2格子電極の間隔の関係をシミュレーションした
結果の説明図である。
【図10】第2格子電極の孔径の変化に対する第1格子
電極と第2格子電極の間隔の関係をシミュレーションし
た結果の説明図である。
【図11】本発明によるカソード陰極線管に用いる電子
銃の一例を説明する側面図である。
【図12】本発明によるカソード陰極線管の一構造例を
説明するシャドウマスク型カラー陰極線管を模式的に示
す断面図である。
【図13】本発明によるカラー受像装置の一例を説明す
る模式図である。
【図14】本発明によるカラー受像システムの一例を説
明する模式図である。
【図15】カラー陰極線管のドライブ電圧を一定とした
ときのカットオフ電圧に対するビームスポット径の特性
例の説明図である。
【図16】カラー陰極線管のカットオフ電圧に対するビ
ームスポット径の特性例の説明図である。
【図17】従来のカラー受像機や情報端末用モニターに
用いられているカラー陰極線管とそのドライブ回路の一
例を説明する回路構成図である。
【符号の説明】
1 第2格子電極に印加する電圧を調整して1つの電子
銃のカットオフ点の設定を行うための可変抵抗 2,3,4 各色の出力トランジスタのエミッタに加え
る電圧の大きさを変えて陰極線管のカソード電圧をそれ
ぞれ別個に調整する可変抵抗 5,6 カラー陰極線管のカソードのドライブ電圧の大
きさを調整する可変抵抗 7 第1格子電極の印加電圧を調整する可変抵抗 8 第3格子電極の印加電圧を調整する可変抵抗 9,9’,9” 切り替えスイッチ 10 カラー受像装置 12 カラー陰極線管ドライブ回路 12a テレビ信号入力 12b テレビ電話入力 12c VTR入力 12d パーソナルコンピュータ入力 13 水平/垂直偏向回路 14 テレビアンテナ 15 パーソナルコンピュータ 16 VTR 17 テレビ電話端末 18 交換機 20 カラー陰極線管 21,21’,21” カソード 22 第1格子電極(G1) 23 第2格子電極(G2) 24 第3格子電極(G3) 25,26,27 赤、緑、青の各色の出力トランジス
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂元 博次 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 加藤 真一 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 (72)発明者 白井 正司 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 Fターム(参考) 5C041 AA03 AA12 AA14 AB02 AC38 AC44 AD02 AE01 5C060 AA01 AA02 AA03 AA09 AA11 BA02 BA07 BB01 BC01 BD02 JA12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号処理回路の出力を入力するカソー
    ドと第1格子電極および第2格子電極からなる3極部
    と、前記3極部から出射した電子ビームを加速集束して
    蛍光面に指向する複数の電極からなる電子銃を具備した
    カラー陰極線管であって、 前記電子銃の第1格子電極の電子ビーム通過孔の孔径を
    A、第2格子電極の電子ビーム通過孔の孔径をB、第1
    格子電極の電子ビーム通過孔回りの板厚をC、カソード
    と第1格子電極の間隔をD、第1格子電極と第2格子電
    極の間隔をEとしたとき、 E≦1.4A−0.2B−2.7C−2D A≦0.35 を満足することを特徴とするカラー陰極線管。
  2. 【請求項2】入力した映像信号を処理してカラー陰極線
    管の3個の電子銃の各カソードに供給するための映像出
    力回路を有する映像信号回路を備えたカラー陰極線管ド
    ライブ回路であって、 前記カラー陰極線管の3本の電子銃に共通の第1格子電
    極に印加する電圧と第2格子電極に印加する電圧、およ
    び3本の電子銃の各カソードのカットオフ電圧の設定の
    組み合わせを複数組もち、 前記カラー陰極線管の偏向周波数が高いときほど前記第
    2格子電極に印加する電圧と前記第1格子電極に印加す
    る電圧との差がより大きくするように設定された前記複
    数組の何れかを組み合わせて動作させるための切換回路
    を備えたことを特徴とするカラー陰極線管ドライブ回
    路。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記3本の電子銃に共
    通の前記第1格子電極に印加する電圧と前記第2格子電
    極に印加する電圧、および前記3本の電子銃の各カソー
    ドのカットオフ電圧の設定の組み合わせが、高偏向周波
    数時の前記第2格子電極に印加される電圧と前記第1格
    子電極に印加される電圧の差が大と、低偏向周波数時の
    前記第2格子電極に印加される電圧と前記第1格子電極
    に印加される電圧の差が小の2組であり、前記切換回路
    が前記各2組の何れかを組み合わせて動作させることを
    特徴とするカラー陰極線管ドライブ回路。
  4. 【請求項4】入力した映像信号を処理してカラー陰極線
    管の3個の電子銃の各カソードに供給するための映像出
    力回路を有する映像信号回路を備えたカラー陰極線管ド
    ライブ回路であって、 前記カラー陰極線管の3本の電子銃に共通の第1格子電
    極に印加する電圧を一定とし、前記3本の電子銃に共通
    の第2格子電極に印加される電圧、および前記3本の電
    子銃の各カソードの個別のカソードカットオフ電圧との
    設定の組み合わせを複数組もち、偏向周波数が高いとき
    ほど前記第2格子電極に印加する電圧がより高くするよ
    うに設定された前記複数組の何れかを組み合わせて動作
    させるための切換回路を備えたことを特徴とするカラー
    陰極線管ドライブ回路。
  5. 【請求項5】請求項2において、前記3本の電子銃に共
    通の第2格子電極電圧、および3本の電子銃の各カソー
    ドのカットオフ電圧の設定の組み合わせが、高偏向周波
    数時の前記第2格子電極に印加される電圧と前記第1格
    子電極に印加される電圧の差が大と、低偏向周波数の前
    記第2格子電極に印加される電圧と前記第1格子電極に
    印加される電圧の差が小の2組であり、前記切換回路が
    前記各2組の何れかを組み合わせて動作させることを特
    徴とするカラー陰極線管ドライブ回路。
  6. 【請求項6】請求項2、3、4または5の何れかに記載
    のカラー陰極線管ドライブ回路を備え、異なる偏向周波
    数で映像/音声信号を表示する複数の外部入力端子を備
    えたことを特徴とするカラー受像装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のカラー受像装置をもち、
    異なる信号源の映像/音声信号を前記複数の外部入力端
    子に接続可能としたカラー受像システム。
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