JP2002197940A - タッチパネル - Google Patents

タッチパネル

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JP2002197940A
JP2002197940A JP2000392987A JP2000392987A JP2002197940A JP 2002197940 A JP2002197940 A JP 2002197940A JP 2000392987 A JP2000392987 A JP 2000392987A JP 2000392987 A JP2000392987 A JP 2000392987A JP 2002197940 A JP2002197940 A JP 2002197940A
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film
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layer
sensitive adhesive
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JP2000392987A
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English (en)
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Shingo Ono
信吾 大野
Mitsuhiro Nishida
三博 西田
Masahito Yoshikawa
雅人 吉川
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示面に反射防止フィルムを貼着したタッチ
パネルであって、反射防止フィルムのリワーク性に優
れ、従って、良好な作業性のもとに表示面に対して貼着
することができ、しかも、反射防止フィルムの貼り替え
の際には表示面から容易に完全に剥すことができる反射
防止フィルム付きタッチパネルを提供する。 【解決手段】 表示面に反射防止フィルム20が貼着さ
れているタッチパネル10。反射防止フィルム20は、
有機フィルム11の一方の面に反射防止層12が形成さ
れ、他方の面に表示面に対してリワークが可能であると
共に、表示面に貼着後完全に剥離可能な粘着剤層13が
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射防止フィルム
が表示面に貼着されたタッチパネルに係り、特に、反射
防止フィルムにキズや汚れが付着した際にはこれを容易
に貼り替えが可能なように貼着したタッチパネルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】指で押したり、専用ペンで描画すると、
その部分が対面電極と接触、通電して信号が入力される
抵抗膜式タッチパネルは、小型、軽量、薄型化に有利で
あることから、各種の家電や携帯端末の入力機器として
広く用いられている。
【0003】抵抗膜式タッチパネルは、図1(b)に示
す如く、ガラス板1の上に透明導電薄膜2を形成してな
る下部電極3の上に、高分子フィルム4に透明導電薄膜
5を形成してなる上部電極6を、透明導電薄膜2,5が
対面するようにスペーサ(マイクロドットスペーサ)7
を介して積層したものであり、上部電極6の表示面を指
やペンで押すと、上部電極6と下部電極3とが接触して
通電し信号が入力される。
【0004】このようなタッチパネル10にあっては、
表示面の光の反射を防止して高い光透過性を確保するこ
とが重要である。
【0005】従来、OA機器等の表示面において、光の
反射を防止して高い光透過性を確保するために、タッチ
パネルの表示面に反射防止フィルムが適用されている。
【0006】従来、この種の用途に用いられる反射防止
フィルムは、SiO,TiO,ITO,Al
,MgF,SnO等の反射防止層を有機フィ
ルム上に積層した構成とされており、これを表示面に接
着するために、フィルムの反射防止層形成面と反対側の
面に接着層が設けられている。
【0007】この接着層は、一般にアクリル系粘着剤、
エポキシ系又はフェノール系樹脂と架橋剤を主成分とす
る接着剤などで構成され、特に、利便性の点から接着剤
としては1液型の熱架橋型のものが主流になってきてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の反射防止フィル
ムでは、これをタッチパネルの表示面に貼着する場合、
表示面に対して貼り直し(リワーク)が可能な適度な密
着力と、表示面に接着して製品とした後における必要な
高い接着力とを両立することは困難であった。また、架
橋型の接着剤を用いた場合には、表示面から剥し取るこ
とができず、このため表示面にキズが付いたり汚れたり
したときに反射防止フィルムを容易に取り替えることが
できないという欠点がある。
【0009】一方で、タッチパネルの表示面は、指やペ
ンで擦るために非常に汚れやキズが付き易く、このため
タッチパネルの表示面に反射防止フィルムを貼着した場
合、反射防止フィルムは汚れたりキズが付いたりするこ
とで、貼り替えが必要となる。
【0010】本発明は、表示面に反射防止フィルムを貼
着したタッチパネルであって、反射防止フィルムのリワ
ーク性に優れ、従って、良好な作業性のもとに表示面に
対して貼着することができ、しかも、反射防止フィルム
の貼り替えの際には表示面から容易に完全に剥すことが
できる反射防止フィルム付きタッチパネルを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のタッチパネル
は、表示面に反射防止フィルムが貼着されているタッチ
パネルであって、該反射防止フィルムは、該表示面に対
してリワークが可能であると共に、該表示面に貼着後完
全に剥離可能であることを特徴とする。
【0012】本発明において、用いる反射防止フィルム
は、有機フィルムの一方の面に反射防止層が形成され、
他方の面に該表示面に対してリワークが可能であると共
に、該表示面に貼着後完全に剥離可能な粘着剤層が形成
されているものである。
【0013】タッチパネルは、前述の如く指やペンで擦
られることから、この反射防止フィルムは耐擦傷性を高
めるために反射防止層側にハードコート層が形成されて
いることが好ましい。
【0014】また、反射防止フィルムは、静電気による
埃等の付着による汚れを防止するために帯電防止機能を
有することが好ましく、この場合、反射防止フィルムの
粘着剤層及び/又は有機フィルムに帯電防止機能を付与
することができる。
【0015】本発明に係る粘着剤としては、粘着力を制
御した非架橋型のゴム系粘着剤が挙げられ、このような
非架橋型の粘着剤を用いることにより、反射防止フィル
ムのリワークが可能となり、良好な作業性のもとに被貼
着面に貼着することができるようになると共に、反射防
止フィルムの貼り替え時には反射防止フィルムをタッチ
パネルの表示面から完全に剥し取って交換することが可
能となる。
【0016】本発明に係るゴム系粘着剤は、ガラス転移
温度が20℃以下で、弾性率が1×10〜1×10
10dyne/cm(25℃)のポリマーを主成分と
し、炭化水素樹脂や可塑剤を含むものであることが好ま
しい。
【0017】更に、本発明に係る反射防止フィルムの粘
着剤層及び/又は有機フィルムは、可視光透過率調整機
能を有するものであることが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明のタ
ッチパネルの実施の形態を詳細に説明する。
【0019】図1(a)は本発明のタッチパネルの実施
の形態を示す模式的な断面図であり、このタッチパネル
は、図1(b)に示すような通常のタッチパネル10の
表示面に、反射防止フィルム20を貼着したものであ
る。
【0020】図示の如く、この反射防止フィルム20
は、有機フィルム11の一方の面に、ハードコート層1
4及び反射防止層12を形成し、他方の面に粘着剤層1
3を形成したものである。
【0021】このような反射防止フィルム20におい
て、有機フィルム11としては、ポリエステル、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)、
アクリル、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン、
トリアセテート、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、ポリウレタン、セロファン等、好ま
しくはPET、PC、PMMAの透明フィルムが挙げら
れる。
【0022】有機フィルム11の厚さは得られる反射防
止フィルムの要求特性(例えば、強度、薄膜性)等によ
って適宜決定されるが、通常の場合、1μm〜10mm
の範囲とされる。
【0023】反射防止層12としては、例えば高屈折率
透明膜と低屈折率透明膜との積層膜を形成することがで
きる。
【0024】この場合、高屈折率透明膜としては、IT
O(スズインジウム酸化物)又はZnO、Alをドープ
したZnO、TiO、SnO、ZrO等の無機膜で
あって、屈折率1.8以上の薄膜を採用することができ
る。特に、高屈折率透明膜の材料としては、400nm
付近の光の透過性が高く、350nm付近及びそれ以下
の光の吸収が多い材料であって、成膜速度の速い材料を
用いるのが好ましい。このような材料としては、ZnO
が好適である。
【0025】一方、低屈折率透明膜としてはSiO
MgF、Al等の無機膜、或いは、FEP(テ
トラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重
合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、E
TFE(エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体)
等の有機膜であって、屈折率が1.6以下の低屈折率材
料よりなる薄膜を採用することができる。
【0026】これら高屈折率透明膜及び低屈折率透明膜
の膜厚は光の干渉で可視光領域での反射率を下げるた
め、膜構成、膜種、中心波長により異なってくるが、例
えば、有機フィルム側から、高屈折率透明膜、低屈折率
透明膜、高屈折率透明膜、低屈折率透明膜の順で各々2
層ずつ、合計4層積層した場合には、有機フィルム11
側の第1層(高屈折率透明膜)が5〜50nm、第2層
(低屈折率透明膜)が5〜50nm、第3層(高屈折率
透明膜)が50〜150nm、第4層(低屈折率透明
膜)が50〜150nm程度の膜厚で形成するのが好ま
しい。
【0027】このような高屈折率透明膜及び低屈折率透
明膜は、蒸着、スパッタリング、イオンプレーティン
グ、CVD法等により形成することができる。
【0028】なお、反射防止層12は、有機フィルム1
1上に高屈折率透明膜、低屈折率透明膜、高屈折率透明
膜、低屈折率透明膜の順で各膜が2層ずつ交互に合計4
層積層された多層膜とする他、下記(a)の単層膜、或
いは、下記(b)〜(d)のような積層構造の高屈折率
透明膜と低屈折率透明膜との積層膜であっても良い。 (a) 有機フィルム11よりも屈折率の低い透明膜、
例えば、FEP等の透明膜を一層積層したもの (b) 高屈折率透明膜と低屈折率透明膜を1層ずつ合
計2層に積層したもの (c) 中屈折率透明膜/高屈折率透明膜/低屈折率透
明膜の順で1層ずつ、合計3層に積層したもの (d) 高屈折率透明膜/低屈折率透明膜の順で各層を
交互に3層ずつ、合計6層に積層したもの
【0029】なお、この反射防止層12と有機フィルム
11との間に形成されるハードコート層14としては、
アクリル系、ウレタン系、エポキシ系、シリコン系等の
層が挙げられ、その厚さは通常1〜50μmとするのが
好ましい。
【0030】反射防止層12上には、必要に応じて、表
面の耐汚染性を高めるために、更に汚染防止膜を形成し
ても良い。この場合、汚染防止膜としては、フッ素系薄
膜、シリコン系薄膜等よりなる膜厚1〜1000nm程
度の薄膜が好ましい。
【0031】次に、粘着剤層13の粘着剤について説明
する。
【0032】本発明に係る粘着剤は、ガラス転移温度
(Tg)が20℃以下のゴム弾性を有するポリマーを主
成分(ベースポリマー)とするゴム系粘着剤が好まし
い。
【0033】このベースポリマーのガラス転移温度Tg
が20℃を超えると、そり、歪みが生じる。ベースポリ
マーのより好ましいTgは0℃以下、特に好ましくは−
20℃以下である。
【0034】また、ベースポリマーは、25℃における
弾性率が1×10〜1×1010dyne/cm
特に1×10〜1×10dyne/cmであるこ
とが好ましい。この弾性率が1×10dyne/cm
未満では軟らかすぎ、加工性が悪くなり、1×10
10dyne/cmを超えると硬すぎてそり、歪みが
生じる。
【0035】このようなベースポリマーの具体例として
は、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエン
ゴム、イソプレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン
ゴム、クロロプレンゴム、エチレン−プロピレンゴム、
エチレン−プロピレンターポリマー、ブチルゴム、アク
リルゴム、シリコーンゴム、エピクロルヒドリンゴム、
その他、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重
合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
体、スチレン−ポリエチレン/ブチレン−スチレンブロ
ック共重合体、スチレン−ポリエチレン/プロピレン−
スチレンブロック共重合体等の熱可塑性エラストマー、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアク
リレート共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、
エチレン−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体等のオ
レフィン系熱可塑性エラストマーなどが挙げられる。
【0036】本発明に係るゴム系接着剤は、炭化水素樹
脂を配合することが好ましく、これにより加工性や貼り
合わせ等の加工性を向上させることができる。この場
合、添加される炭化水素樹脂は天然樹脂系、合成樹脂系
のいずれでも差し支えない。天然樹脂系としてはロジ
ン、ロジン誘導体、テルペン系樹脂等が好適に用いられ
る。このうち、ロジンとしてはガム系樹脂、トール油系
樹脂、ウッド系樹脂等を用いることができる。ロジン誘
導体としてはロジンをそれぞれ水素化、不均一化、重
合、エステル化、金属塩化したものを用いることができ
る。テルペン系樹脂ではα−ピネン、β−ピネン等のテ
ルペン系樹脂の他、テルペンフェノール樹脂を用いるこ
とができる。また、その他の天然樹脂としてダンマル、
コーバル、シェラックを用いても差し支えない。一方、
合成樹脂系としては石油系樹脂、フェノール系樹脂、キ
シレン系樹脂等が好適に用いられる。このうち、石油系
樹脂としては脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、脂
環族系石油樹脂、共重合系石油樹脂、水素化石油樹脂、
純モノマー系石油樹脂、クマロンインデン樹脂等を用い
ることができる。フェノール系樹脂としてはアルキルフ
ェノール樹脂、変性フェノール樹脂等を用いることがで
きる。キシレン系樹脂としてはキシレン樹脂、変性キシ
レン樹脂等を用いることができる。
【0037】上記炭化水素樹脂の添加量は適宜選択され
るが、ベースポリマー100部(重量部、以下同様)に
対して1〜200部が好ましく、更に好ましくは5〜1
50部である。
【0038】また、粘着剤には可塑剤を配合することが
でき、これにより加工性が向上し、また、そり、歪みを
防止することができる。可塑剤としては、ジメチルフタ
レート、ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジ
ヘキシルフタレート、ジオクチルフタレート、ジ−2−
エチルヘキシルフタレート等のフタル酸エステル類、ト
リクレジルホスフェート、トリオクチルホスフェート、
トリフェニルホスフェート等のリン酸エステル類、ジオ
クチルアジペート、ジイソオクチルアジペート、ジ−n
−オクチルアジペート等のアジピン酸エステル類、ジブ
チルセバケート、ジオクチルセバケート等のセバチン酸
エステル類、ジオクチルアゼレート、ジヘキシルアゼレ
ート等のアゼライン酸エステル類、トリエチルシトレー
ト、アセチルトリエチルシトレート等のクエン酸エステ
ル類、メチルフタリルエチルグリコレート、エチルフタ
リルエチルグリコレート等のグリコール酸エステル類、
トリオクチルトリメリテート、トリ−n−オクチル−n
−デシルトリメリテート等のトリメリット酸エステル
類、ジオクチルイソフタレート、ジオクチルテレフタレ
ート等のフタル酸異性体エステル類、メチルアセチルリ
シノレート、ブチルアセチルリシノレート等のリシノー
ル酸エステル類、ポリプロピレンアジペート、ポリプロ
ピレンセバケート等のポリエステル類、エポキシ化大豆
油、エポキシブチルステアレート等のエポキシ類、その
他、塩素化パラフィン、塩素化脂肪酸エステルなどが挙
げられる。
【0039】可塑剤の配合量は、上記ベースポリマー1
00部に対し1〜200部、より好ましくは5〜150
部とすることが好ましく、この範囲を外れると加工性、
貼り合わせ性が低下する。
【0040】更に、粘着剤には、必要に応じて老化防止
剤、紫外線吸収剤、その他の添加剤を添加することがで
きる。
【0041】このような粘着剤で形成される粘着剤層1
3の厚さは10〜50μm程度とするのが好ましい。
【0042】なお、上記粘着剤により粘着剤層を形成す
るには、前記ベースポリマーに炭化水素樹脂や可塑剤等
を混合した粘着剤組成物を、トルエン、テトラヒドロフ
ラン、メチルエチルケトン等の溶剤に適当な粘度となる
ように溶解し、塗工機等で有機フィルム上に塗工すれば
良い。
【0043】ところで、反射防止フィルムをタッチパネ
ルの表示面に貼着した場合、静電気の発生で埃等が付着
し易いという問題がある。
【0044】本発明においては、この静電気に起因する
汚れを防止すべく、反射防止フィルムの有機フィルム及
び/又は粘着剤層に帯電防止機能を付与するのが好まし
い。
【0045】有機フィルムに帯電防止機能を付与するに
は、有機フィルムの成形材料に適当な帯電防止剤や導電
性粒子を混合して成形すれば良い。
【0046】また、粘着剤層に帯電防止機能を付与する
には、同様に粘着剤に適当な帯電防止剤や導電性粒子を
混合すれば良い。
【0047】ここで、帯電防止剤としては、次のような
ものを用いることができる。 カチオン活性剤 第一級アミン塩、第三級アミン、第四級アンモニウム化
合物、ピリジン誘導体等。 アニオン活性剤 硫酸化油、石鹸、硫酸化エステル油、硫酸化アミド油、
オレフィンの硫酸エステル塩類、脂肪アルコール硫酸エ
ステル塩、アルキル硫酸エステル塩、脂肪酸エチルスル
フォン酸塩、アルキルスルフォン酸塩、アルキルナフタ
レンスルフォン酸塩、アルキルベンゼンスルフォン酸
塩、ナフタレンスルフォン酸とホルマリンの混合物、コ
ハク酸エステルスルフォン酸塩、リン酸エステル塩等。 ノニオン活性剤 多価アルコールの部分的脂肪酸エステル、脂肪アルコー
ルのエチレンオキサイド付加物、脂肪酸のエチレンオキ
サイド付加物、脂肪アミノ又は脂肪酸アミドのエチレン
オキサイド付加物、アルキルフェノールのエチレンオキ
サイド付加物、アルキルナフトールのエチレンオキサイ
ド付加物、多価アルコールの部分脂肪酸エステルのエチ
レンオキサイド付加物等。 両性活性剤 カルボン酸誘導体、イミダゾリン誘導体等。
【0048】また、導電性粒子としては、導電性を有す
るものであれば良く、特に制限はないが、例えば、次の
ようなものが挙げられる。 (i) カーボン粒子ないし粉末 (ii) ニッケル、インジウム、クロム、金、バナジウ
ム、すず、カドミウム、銀、プラチナ、アルミニウム、
銅、チタン、コバルト、鉛等の金属又は合金或いはこれ
らの導電性酸化物の粒子ないし粉末 (iii) ポリスチレン、ポリエチレン等のプラスチック粒
子の表面に上記(i), (ii) の導電性材料のコーティング
層を形成したもの
【0049】これらの導電性粒子の粒径は、過度に大き
いと光透過性や有機フィルム,粘着剤層の厚さに影響を
及ぼすことから、0.5mm以下であることが好まし
い。好ましい導電性粒子の粒径は0.01〜0.5mm
である。
【0050】上記帯電防止剤や導電性粒子の使用割合
は、過度に多いと光透過性が損なわれ、過度に少ないと
帯電防止機能が不足するため、通常の場合、有機フィル
ムに混合する場合には有機フィルム中に0.1〜10重
量%程度の割合で帯電防止剤や導電性粒子を配合するの
が好ましい。また、粘着剤層に混合する場合には、粘着
剤のベースポリマー100部に対して0.1〜10部と
するのが好ましい。
【0051】また、このように有機フィルム及び/又は
粘着剤層に帯電防止機能を付与した場合には、有機フィ
ルム及び/又は粘着剤層から電極を取り出し、接地する
ことが好ましい。
【0052】更に、粘着剤層及び/又は有機フィルムは
可視光透過率調整機能を有することが好ましく、この場
合、粘着剤層に可視光透過率調整機能を付与するには、
粘着剤にカーボン粒子又は粉末を混合する方法が挙げら
れる。また、有機フィルムに可視光透過率調整機能を付
与するには、有機フィルムの成形材料にカーボン粒子又
は粉末を混合する方法、有機フィルムに有機又は金属の
薄膜を積層する方法が挙げられる。
【0053】本発明で用いる反射防止フィルムは、有機
フィルムの一方の面にハードコート層及び反射防止層を
形成し、他方の面に粘着剤層を形成して製造され、この
粘着剤層によりタッチパネルの表示面に、容易に貼着す
ることができ、この貼着作業に当り、本発明に係る粘着
剤は適当な粘着力を有するためリワーク性に優れ、貼り
直しも容易に行える。しかも、貼着後は、高い密着性を
示すが、その後、反射防止フィルムの貼り替え等の際に
は、容易かつ完全にタッチパネルの表示面から剥し取る
ことができる。
【0054】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。
【0055】実施例1 有機フィルムとしてPETフィルム(膜厚100μm)
を用い、このフィルムの一方の表面に、ウェットコーテ
ィング法により、厚さ10μmのUV硬化型アクリル樹
脂よりなるハードコート層を形成し、その上に、下記構
成の反射防止層を反応性スパッタ法により形成し、他方
の面に、下記粘着剤組成物をベースポリマー濃度が20
重量%となるようにトルエンに均一に溶解した溶液をロ
ールコーターにより塗工して厚さ50μmの粘着剤層を
形成した。 [反射防止層]有機フィルム側から、ZnO膜(150
Å)、SiO膜(200Å)、ZnO膜(1250
Å)、SiO膜(850Å)の4層積層膜 [粘着剤組成物] ブタジエンゴム(JSR製BR−01) 100重量部 Tg:−102℃ 弾性率:1.2×10dyne/cm(25℃) 石油樹脂(荒川化学社製アルコンP−125) 50重量部 可塑剤DDP 10重量部 老化防止剤BHT 2重量部 帯電防止剤(日本油脂社製ニューエレガンA) 1重量部
【0056】この反射防止フィルムをタッチパネルの表
示面に仮り止めしたところ、適度な粘着力で仮り止めで
きた。
【0057】その後、反射防止フィルムを一旦剥し取
り、再度貼り直しをし、粘着剤層に電極を取り出し接地
した。
【0058】このようにして反射防止フィルムを貼着し
たタッチパネルの表示面について、日立製可視紫外光分
光測定装置(U−4000)を用いて波長400〜80
0nm付近の平均透過率を調べたところ、93%と良好
な値を示した。
【0059】また、このタッチパネルの表示面につい
て、静電気による汚れ付着性を調べたところ、耐汚れ性
に優れることが確認された。
【0060】更に、7日放置後において、反射防止フィ
ルムを剥したところ、反射防止フィルムはタッチパネル
の表示面から完全に剥し取ることができた。
【0061】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば表示
面に反射防止フィルムを貼着したタッチパネルであっ
て、反射防止フィルムのリワーク性に優れ、従って、良
好な作業性のもとに表示面に対して貼着することがで
き、しかも、反射防止フィルムの貼り替えの際には表示
面から容易に完全に剥すことができ、従って反射防止フ
ィルムが汚れたりキズ付きにより劣化ないし損傷した場
合には、これを容易に新しい反射防止フィルムと交換す
ることができる反射防止フィルム付きタッチパネルが提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明のタッチパネルの実施の形
態を示す模式的な断面図であり、図1(b)は、一般的
なタッチパネルの構成を示す模式的な断面図である。。
【符号の説明】
1 ガラス板 2 透明導電薄膜 3 下部電極 4 高分子フィルム 5 透明導電薄膜 6 上部電極 7 スペーサ 10 タッチパネル 11 有機フィルム 12 反射防止層 13 粘着剤層 14 ハードコート層 20 反射防止フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2K009 AA01 AA04 AA05 AA06 AA07 AA09 AA15 BB11 BB13 BB14 BB15 BB24 BB25 BB28 CC03 CC06 CC21 CC24 CC33 CC35 CC42 CC47 DD02 DD03 DD04 DD07 EE01 EE03 EE05 5G006 CB05 FB30 FD02 LG02 5G067 AA46 BA02 5G435 AA08 AA17 DD01 EE33 FF01 GG32 HH02 HH03 HH12

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示面に反射防止フィルムが貼着されて
    いるタッチパネルであって、 該反射防止フィルムは、該表示面に対してリワークが可
    能であると共に、該表示面に貼着後完全に剥離可能であ
    ることを特徴とするタッチパネル。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該反射防止フィルム
    は、有機フィルムの一方の面に反射防止層が形成され、
    他方の面に該表示面に対してリワークが可能であると共
    に、該表示面に貼着後完全に剥離可能な粘着剤層が形成
    されていることを特徴とするタッチパネル。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、該反射防止フ
    ィルムは、ハードコート層を有することを特徴とするタ
    ッチパネル。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、該反射防止フィルムは帯電防止機能を有することを
    特徴とするタッチパネル。
  5. 【請求項5】 請求項4において、該粘着剤層が帯電防
    止機能を有することを特徴とするタッチパネル。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、該有機フィル
    ムが帯電防止機能を有することを特徴とするタッチパネ
    ル。
  7. 【請求項7】 請求項2ないし6のいずれか1項におい
    て、該粘着剤がゴム系粘着剤であることを特徴とするタ
    ッチパネル。
  8. 【請求項8】 請求項7において、該ゴム系粘着剤は、
    ガラス転移温度が20℃以下のポリマーを主成分とする
    ことを特徴とするタッチパネル。
  9. 【請求項9】 請求項8において、該ポリマーの弾性率
    が1×10〜1×1010dyne/cm(25
    ℃)であることを特徴とするタッチパネル。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし9のいずれか1項にお
    いて、該粘着剤が炭化水素樹脂を含むことを特徴とする
    タッチパネル。
  11. 【請求項11】 請求項7ないし10のいずれか1項に
    おいて、該粘着剤が可塑剤を含むことを特徴とするタッ
    チパネル。
  12. 【請求項12】 請求項2ないし11のいずれか1項に
    おいて、該粘着剤層が可視光透過率調整機能を有するこ
    とを特徴とするタッチパネル。
  13. 【請求項13】 請求項2ないし12のいずれか1項に
    おいて、該有機フィルムが可視光透過率調整機能を有す
    ることを特徴とするタッチパネル。
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