JP2002197626A - 回転ドラム及びこれを用いた磁気テープドライブ装置 - Google Patents

回転ドラム及びこれを用いた磁気テープドライブ装置

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JP2002197626A JP2000398729A JP2000398729A JP2002197626A JP 2002197626 A JP2002197626 A JP 2002197626A JP 2000398729 A JP2000398729 A JP 2000398729A JP 2000398729 A JP2000398729 A JP 2000398729A JP 2002197626 A JP2002197626 A JP 2002197626A
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head
magnetic head
magnetic tape
tape
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Masayuki Kondo
正幸 近藤
Tadashi Osue
匡 尾末
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Sony Corp
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/52Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
    • G11B5/53Disposition or mounting of heads on rotating support

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープの磁気ヘッドに対する接触圧力
を、磁気ヘッド面上での均一化を図り、ギャップ位置で
の接触圧力の変動をなくし、磁気記録や再生の出力の低
下及び変動を防止する。 【解決手段】 磁気ヘッド14がヘッド基板15を介し
て支持された回転ドラム2において、磁気ヘッドは板バ
ネ(保持部材)16に取着され、かつ、該板バネが上記
ヘッド基板に取着されており、磁気ヘッドをヘッド基板
の先端面15aに一体に形成された円錐突部17の先端
に弾接させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転ドラム及び磁
気テープドライブ装置に関する。具体的には、磁気ヘッ
ドのロータ側ドラムに対する姿勢をテープの接触状態に
合わせて追従させることにより、テープの磁気ヘッドに
対する接触圧の均一化を図り、延いては、磁気記録/再
生における出力の低下、変動を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、回転ドラムを示すものである
が、後述する本発明に係る実施の形態においても用いる
図面であり、符号の括弧書きされたアルファベットで示
したものが、従来の技術のものを示す。
【0003】回転ドラムaは、図示しないシャーシに固
定されたステータ側ドラムbと該ステータ側ドラムbと
ほぼ同じ外径をしたロータ側ドラムcとを有する。
【0004】ロータ側ドラムcはステータ側ドラムbに
対して回転自在な回転軸(図示は省略する。)に固定さ
れ、これらステータ側ドラムbとロータ側ドラムcとが
所定の間隙を挟んで対向されている。そして、上記回転
軸は図示しないモータにより回転されるようになってい
る。
【0005】ロータ側ドラムcの下周縁には、周方向に
適宜間隔を空けて複数の磁気ヘッドd、d、・・・が設
けられており、これら磁気ヘッドd、d、・・・はロー
タ側ドラムcの外周面にやや突出するように配設されて
いる。
【0006】また、各磁気ヘッドdは、ヘッド基板eに
各別に取着され(図13参照)、これらヘッド基板eが
上記ロータ側ドラムcの任意の部位に固着されて、ロー
タ側ドラムcに支持されている(図12参照)。
【0007】ステータ側ドラムbの外周面にはほぼ螺旋
方向に延びる段差縁fが形成されており、磁気テープg
が当該回転ドラムaに巻き付いて走行するとき、その下
縁が上記段差縁fに案内されて走行するようになってい
る(図2参照)。
【0008】そして、回転ドラムaに対してテープロー
ディングが為されると、磁気テープgは回転ドラムaに
所定角巻き付いてテープパスを形成して、所定方向に走
行されるとともに、上記ロータ側ドラムcが回転する。
【0009】そして、磁気ヘッドdは、磁気テープgか
ら適度な接触圧力を受けて、上記磁気ヘッドd、d、・
・・によって、磁気テープgのその走行方向に対して傾
斜した方向に延びるトラックを形成しながら信号の記
録、或いは磁気ヘッドd、d、・・・が上記トラックを
走査しながら信号の読み取りを行うようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した回
転ドラムaにあっては、磁気ヘッドd、d、・・・が、
回転ドラムaの外周面から突出するように設けられてい
るため、回転ドラムaに巻き付いた磁気テープgは、そ
の磁気ヘッドdに接触した部位が局部的に外方へ変形さ
れた状態(テント状)となっている(図2、図12、図
14参照)。
【0011】これは、コンタクト系の磁気テープドライ
ブ装置にあっては致し方ないことであるが、磁気ヘッド
dの摩耗や磁気テープgの損傷を防止するためには磁気
ヘッドdの突出量を小さくしたり、磁気テープgのテー
プテンションを低くしたりすることが試みられている。
【0012】ところが、磁気ヘッドdの突出量を小さく
したり(図15参照)、磁気テープgのテープテンショ
ンを低くしたりすることは、磁気ヘッドdと磁気テープ
gとの適度な接触が得られる領域が狭くなるので、磁気
ヘッドdの取付精度を高くすることが求められている。
【0013】また近年、記録密度の高密度化、高速処理
のため、回転ドラムaの回転数を高くする傾向にあり、
磁気ヘッドdと磁気テープgとの相対速度の高速化が求
められている。
【0014】このような状況下においては、上記回転ド
ラムaと磁気テープgとの間の空気流の影響により、磁
気ヘッドdと磁気テープgとの接触部との上記テント形
状が歪んでしまい、磁気ヘッドd面上のギャップ位置
(磁気ヘッドdの中心部)での接触圧力が減少してしま
ったり、微小な空隙(スペーシング)が発生してしまっ
たりして、磁気テープgと磁気ヘッドdとの接触が不均
一になり(図16参照)、記録や再生の出力の低下及び
変動が生ずるという問題があった。
【0015】なお、上記図示した従来の回転ドラムa
は、いわゆる上ドラム回転型を示したが、下ドラム回転
型、中ドラム回転型いずれの回転ドラムであっても上述
した問題は包含しうるものである。
【0016】そこで、本発明は、磁気テープの磁気ヘッ
ドに対する接触圧力を、磁気ヘッド面上での均一化を図
り、ギャップ位置(磁気ヘッドdの中心部)での接触圧
力の変動をなくし、磁気記録や再生の出力の低下及び変
動を防止することを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明回転ドラムは、磁気ヘッドがヘッド基板を介
して支持された回転ドラムにおいて、磁気ヘッドは保持
部材に取着され、かつ、該保持部材が上記ヘッド基板に
取着されており、磁気ヘッドをヘッド基板に対して少な
くとも1点で接触させるようにしたものである。
【0018】また、本発明磁気テープドライブ装置は、
ロータ側ドラムに磁気ヘッドを備え、磁気テープが所定
の角度で巻き付けられる回転ドラムと、テープカセット
から磁気テープを引き出すとともに、引き出した磁気テ
ープを上記回転ドラムに巻き付けて所定のテープパスを
形成するガイドピンと、テープカセットのリールを支持
するリール台と、ピンチローラと協動して磁気テープを
走行させるキャプスタン軸とを備えた磁気テープドライ
ブ装置であって、上記回転ドラムには、磁気ヘッドがヘ
ッド基板を介して支持されており、磁気ヘッドは保持部
材に取着され、かつ、該保持部材が上記ヘッド基板に取
着されており、磁気ヘッドをヘッド基板に対して少なく
とも1点で接触させるようにしたものである。
【0019】従って、本発明によれば、磁気ヘッドに対
する磁気テープの接触圧力に不均一が生ずると、磁気ヘ
ッドがその裏面がヘッド基板に少なくとも1点で接触さ
れているため、磁気ヘッドは接触圧力の強い方へ傾いて
その姿勢を変え、すなわち、接触圧力の変化に追従する
ため、磁気ヘッドのギャップ位置における接触圧力が変
動することはなく、したがって、記録や再生の出力の低
下及び変動することを防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の詳細を添付図面
に示した実施の形態に従って説明する。
【0021】先ず、磁気テープドライブ装置の概要につ
いて図1によって説明する。
【0022】磁気テープドライブ装置1は、回転ドラム
2と、テープカセット3から磁気テープ4を引き出すと
ともに、引き出した磁気テープ4を上記回転ドラム2に
巻き付けて所定のテープパスを形成するガイドピン5、
5、・・・と、テープカセット3のリール6、6を支持
するリール台7、7と、ピンチローラ8と協動して磁気
テープ4を走行させるキャプスタン軸9とを備える(図
1参照)。
【0023】磁気テープドライブ装置1の回転ドラム2
は、シャーシ10に対して軸心がやや斜めに傾斜して配
設され、そのカセット装着部にテープカセット3が装着
されるとガイドピン5、5により磁気テープ4が回転ド
ラム2側に引き出され、回転ドラム2に巻き付けられる
とともに、磁気テープ4がピンチローラ8とキャプスタ
ン軸9とに狭持されてテープパスが形成される(図1参
照)。
【0024】図1は、テープカセット3が当該磁気テー
プドライブ装置1に装着されてテープパスが形成された
状態を概略的に示す。
【0025】テープパスが形成されると、回転ドラム2
が回転され、また、キャプスタン軸9が回転されて磁気
テープ4が一定速度で走行するようになっている。
【0026】上記回転ドラム2は、シャーシ10に立設
された固定軸11と、該固定軸11に対してベアリング
(図示は省略する。)を介して回転自在に支持されたロ
ータ側ドラム12と、該ロータ側ドラム12の下側に配
置され上記シャーシ10に固着されたステータ側ドラム
13とを備え、これらステータ側ドラム13とロータ側
ドラム12とが所定の間隙を挟んで対向されており、ロ
ータ側ドラム12の下周縁には、周方向に適宜間隔を空
けて複数の磁気ヘッド14、14、・・・が設けられて
おり、これら磁気ヘッド14、14、・・・はロータ側
ドラム12の外周面からやや突出するように設けられて
いる。(図2参照)。
【0027】また、各磁気ヘッド14は、ヘッド基板1
5に保持部材としての板バネ16を介して支持され、こ
れらヘッド基板15が上記ロータ側ドラム12の任意の
部位に固着されて、磁気ヘッド14がロータ側ドラム1
2に支持されている(図3参照)。
【0028】具体的に、磁気ヘッド14の取付状態を図
4〜図6によって説明すると、ヘッド基板15の先端面
15aの中央部に円錐突部17が形成されている。そし
て、上記板バネ16はその一端(基端)16aが上記ヘ
ッド基板15の先端面15aのうち一方へ偏倚した位置
に固着され、他端(先端)16bがヘッド基板15の先
端面15aのうち他方に延びるとともに、その中間部分
に上記円錐突部17を逃がすための長孔18が形成され
ている(図4参照)。
【0029】また、上記磁気ヘッド14はその裏面の一
方へ偏倚した位置が板バネ16の先端部16bに取着さ
れ、磁気ヘッド14は上記ヘッド基板15のほぼ中央に
位置するようになっており、さらに、磁気ヘッド14は
板バネ16によりヘッド基板15側に付勢されて、これ
により、磁気ヘッド14の裏面のほぼ中央部が上記円錐
突部17の先端部に弾接されるようになっている(図
5、図6参照)。
【0030】ステータ側ドラム13の外周面にはほぼ螺
旋方向に延びる段差縁19が形成されており、磁気テー
プ4が当該回転ドラム2に巻き付いて走行するとき、そ
の下縁が上記段差縁19に案内されて走行するようにな
っている(図2参照)。
【0031】そして、回転ドラム2に対してテープロー
ディングが為されると、磁気テープ4は回転ドラム2に
所定角巻き付いてテープパスを形成されて、所定方向に
走行されるとともに、上記ロータ側ドラム12が回転し
て、上記磁気ヘッド14、14、・・・によって、磁気
テープ4のその走行方向に対して傾斜した方向に延びる
トラックを形成しながらの信号の記録、或いは磁気ヘッ
ド14、14、・・・が上記トラックを走査しながら信
号の読み取りを行うようになっている。
【0032】しかして、この実施の形態にかかる回転ド
ラム2にあっては、磁気ヘッド14と磁気テープ4との
相対速度の高速化が図られて回転ドラム2と磁気テープ
4との間の空気流の影響により、磁気ヘッド14と磁気
テープ4との接触部との上記テント形状が歪んでしま
い、磁気ヘッド14に対する磁気テープ4の接触圧力に
不均一が生ずると(図7参照)、磁気ヘッド14がその
裏面がヘッド基板15に1点で接触しているため、磁気
ヘッド14は接触圧力の強い方へ傾いてその姿勢を変
え、すなわち、接触圧力の変化に追従するため(図8参
照)、磁気ヘッド14のギャップ位置における接触圧力
が変動することはなく、したがって、記録や再生の出力
の低下及び変動することを防止することができる。
【0033】また、磁気ヘッド14はヘッド基板15対
して弾接されているため、磁気ヘッド14はその傾きに
関して元の姿勢に戻ろうとするため、磁気テープ4と磁
気ヘッド15との接触圧力の変化に対する追従性を、さ
らに良好にすることができる。
【0034】しかも、上記第1の実施の形態にかかる回
転ドラム2は、磁気ヘッド14がヘッド基板15に対し
て1点で接触しているため、磁気テープ4の走行方向に
対して直交する方向、すなわち、上下方向にもその姿勢
をある程度変えることができ、上下方向での接触圧力の
不均一にも追従してその均一化を図ることができる。し
たがって、磁気テープ4の回転ドラム2に対する入口と
出口とで、磁気ヘッド15の磁気テープ4の幅方向にお
ける位置が移動して上下方向における上記接触圧力の不
均一が生じるがこれを防止することができる。
【0035】さらに、この第1の実施の形態にかかる回
転ドラム2にあっては、板バネ16に磁気ヘッド14を
取着し、かつ、板バネ16をヘッド基板15に取着した
ので、磁気ヘッド14がヘッド基板15に対して1点で
接触されているにもかかわらず、磁気ヘッド14が磁気
テープ4との接触面に対する垂直軸に対する周り方向へ
の回動が抑制され、磁気テープ4との接触を安定にする
ことができる。
【0036】図9及び図10は、本発明回転ドラムの第
2の実施の形態を示すものであり、前記第1の実施の形
態と比較して相違する点は、磁気ヘッドをヘッド基板に
対して線接触させている点及び磁気ヘッドの保持部材と
しての板バネの形状をことにする点であるので、図面に
は要部のみを示し、また、その説明は上記相違点につい
てのみ行う。
【0037】ヘッド基板20には、その先端面20aの
ほぼ中央部にくさび状突部21が一体に形成されてお
り、また、先端面20aのくさび状突部21から一方に
寄った位置に、U字状に折り曲げられた板バネ22の一
片22aが固着され、また、板バネ22の他片22bが
板バネ22が固着された前方に位置し、その先端が上記
くさび状突部21に覆い被さるように設けられている
(図9、図10参照)。
【0038】そして、上記板バネ22の他片22bには
磁気ヘッド14が取着されており、該磁気ヘッド14の
裏面の中央部が上記くさび状突部21の先端縁に対応す
るように配置され、これにより、磁気ヘッド14は板バ
ネ22の他片22bを介してくさび状突部21の先端縁
に弾接されている。
【0039】しかして、この実施の形態にかかる回転ド
ラム2にあっても、上記第1の実施の形態と同様に、磁
気ヘッド14と磁気テープ4との相対速度の高速化が図
られて回転ドラム2と磁気テープ4との間の空気流の影
響により、磁気ヘッド14と磁気テープ4との接触部と
の上記テント形状が歪んでしまい、磁気ヘッド14に対
する磁気テープ4の接触圧力に不均一が生ずると、磁気
ヘッド14がその裏面がヘッド基板15に線接触状に弾
接されているため、磁気ヘッド14は接触圧力の強い方
へ傾いてその姿勢を変え、すなわち、接触圧力の変化に
追従することができ、磁気ヘッド14のギャップ位置に
おける接触圧力が変動することはなく、したがって、記
録や再生の出力の低下及び変動することを防止すること
ができる。
【0040】図11は、ヘッド基板に形成された突部の
変形例を示すものであり、この変形例にかかるヘッド基
板15Aの先端面15aには、そのほぼ中央部に上下に
離間して2つの円錐突部23、23が一体に形成されて
いる。なお、図11においては、磁気ヘッドをヘッド基
板に取り付けるための保持部材は省略するが、上述の各
実施の形態のような板バネを用いることができる。
【0041】このようなヘッド基板15Aであっても、
磁気ヘッド14を2点ではあるが線状に接触させること
ができ、このような2つの円錐突部23、23に受け止
められた磁気ヘッド14は、上述のように磁気ヘッド1
4に対する磁気テープ4の接触圧力の不均一が生じて
も、上記第2の実施の形態と同様に、磁気ヘッド14は
接触圧力の強い方へ傾いてその姿勢を変え、すなわち、
接触圧力の変化に追従することができ、磁気ヘッド14
のギャップ位置における接触圧力が変動することはな
く、したがって、記録や再生の出力の低下及び変動する
ことを防止することができる。
【0042】なお、前記した各実施の形態及び変形例に
おいて、磁気ヘッドのヘッド基板への取付を行う保持部
材として板バネを用いたものについて説明したが、本発
明はこれに限らず、ワイヤー、ゴムなどの弾性部材を用
いても良い。
【0043】また、前記した各実施の形態及び変形例に
おいて示した各部の具体的な形状乃至構造は、本発明を
実施するに当たっての具体化のほんの一例を示したもの
に過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的
に解釈されることがあってはならないものである。
【0044】
【発明の効果】以上に記載したとおり、本発明回転ドラ
ムは、磁気ヘッドがヘッド基板を介して支持された回転
ドラムにおいて、磁気ヘッドは保持部材に取着され、か
つ、該保持部材が上記ヘッド基板に取着されており、磁
気ヘッドをヘッド基板に対して少なくとも1点で接触さ
せるようにしたことを特徴とする。
【0045】また、本発明磁気テープドライブ装置は、
ロータ側ドラムに磁気ヘッドを備え、磁気テープが所定
の角度で巻き付けられる回転ドラムと、テープカセット
から磁気テープを引き出すとともに、引き出した磁気テ
ープを上記回転ドラムに巻き付けて所定のテープパスを
形成するガイドピンと、テープカセットのリールを支持
するリール台と、ピンチローラと協動して磁気テープを
走行させるキャプスタン軸とを備えた磁気テープドライ
ブ装置であって、上記回転ドラムには、磁気ヘッドがヘ
ッド基板を介して支持されており、磁気ヘッドは保持部
材に取着され、かつ、該保持部材が上記ヘッド基板に取
着されており、磁気ヘッドをヘッド基板に対して少なく
とも1点で接触させるようにしたことを特徴とする。
【0046】従って、本発明によれば、磁気ヘッドに対
する磁気テープの接触圧力に不均一が生ずると、磁気ヘ
ッドがその裏面がヘッド基板に少なくとも1点で接触さ
れているため、磁気ヘッドは接触圧力の強い方へ傾いて
その姿勢を変え、すなわち、接触圧力の変化に追従する
ため、磁気ヘッドのギャップ位置における接触圧力が変
動することはなく、したがって、記録や再生の出力の低
下及び変動することを防止することができる。
【0047】請求項2及び請求項5に記載した発明は、
上記保持部材が弾発力を有し、磁気ヘッドがヘッド基板
に弾接するようにしたので、磁気ヘッドはその傾きに関
して中立位置に戻ろうとするため、磁気テープと磁気ヘ
ッドとの接触圧力の変化に対する追従性を良好にするこ
とができる。
【0048】請求項3及び請求項6に記載した発明は、
ヘッド基板の磁気ヘッドを支持する点をピボット状に形
成したので、磁気テープの走行方向に対して直交する方
向、すなわち、上下方向にもその姿勢をある程度変える
ことができ、上下方向での接触圧力の不均一にも追従し
てその均一化を図ることができる。したがって、磁気テ
ープの回転ドラムに対する入口と出口とで、磁気ヘッド
の磁気テープの幅方向における位置が移動して上下方向
における上記接触圧力の不均一が生じるがこれを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明磁気テープドライブ装置の全体を概略的
に示した平面図である。
【図2】図3乃至図8とともに本発明回転ドラムの第1
の実施の形態を示すもので、本図は回転ドラムの概略斜
視図である。
【図3】要部の拡大断面図である。
【図4】図5及び図6とともに、ヘッド基板と磁気ヘッ
ドとの取付構造を示すもので、本図は拡大斜視図であ
る。
【図5】分解斜視図である。
【図6】平面図である。
【図7】図8とともに原理を説明するための概略平面図
であり、本図は接触圧力に不均一が生じた状態を示す。
【図8】本発明の作用により接触圧力の不均一が是正さ
れた状態を示す。
【図9】図10とともに第2の実施の形態を示し、ヘッ
ド基板と磁気ヘッドとの取付構造を示すもので、本図は
分解斜視図である。
【図10】平面図である。
【図11】ヘッド基板に形成された突部の変形例を示
し、ヘッド基板と磁気ヘッドとの分解斜視図である。
【図12】図13乃至図16とともに、従来の回転ドラ
ムを示すもので、本図は要部の拡大断面図である。
【図13】ヘッド基板と磁気ヘッドとの取付構造を示す
拡大斜視図である。
【図14】図15及び図16とともに従来の問題点を説
明するためのものであり、本図は接触圧力が均等な状態
を示す概略平面図である。
【図15】磁気ヘッドの突出量が小さくなった場合の問
題点を説明するための概略平面図である。
【図16】接触圧力が不均一になった状態を示す概略平
面図である。
【符号の説明】
1…テープドライブ装置、2…回転ドラム、3…テープ
カセット、4…磁気テープ、5…ガイドピン、6…リー
ル、7…リール台、8…ピンチローラ、9…キャプスタ
ン軸、12…ロータ側ドラム、13…ステータ側ドラ
ム、14…磁気ヘッド、15…ヘッド基板、16…板バ
ネ(保持部材)、17…円錐突部(磁気ヘッドを支持す
る点)、20…ヘッド基板、21…くさび状突部(磁気
ヘッドを支持する点)、22…板バネ、15A…ヘッド
基板、23…円錐突部(磁気ヘッドを支持する点)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドがヘッド基板を介して支持さ
    れた回転ドラムにおいて、 磁気ヘッドは保持部材に取着され、かつ、該保持部材が
    上記ヘッド基板に取着されており、 磁気ヘッドがヘッド基板に対して少なくとも1点で接触
    されたこと特徴とする回転ドラム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回転ドラムであって、 上記保持部材が弾発力を有し、磁気ヘッドがヘッド基板
    に弾接されたこと特徴とする回転ドラム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の回転ドラムであって、 ヘッド基板の磁気ヘッドを支持する点がピボット状に形
    成されたこと特徴とする回転ドラム。
  4. 【請求項4】 ロータ側ドラムに磁気ヘッドを備え、磁
    気テープが所定の角度で巻き付けられる回転ドラムと、
    テープカセットから磁気テープを引き出すとともに、引
    き出した磁気テープを上記回転ドラムに巻き付けて所定
    のテープパスを形成するガイドピンと、テープカセット
    のリールを支持するリール台と、ピンチローラと協動し
    て磁気テープを走行させるキャプスタン軸とを備えた磁
    気テープドライブ装置であって、 上記回転ドラムには、磁気ヘッドがヘッド基板を介して
    支持されており、 磁気ヘッドは保持部材に取着され、かつ、該保持部材が
    上記ヘッド基板に取着されており、 磁気ヘッドがヘッド基板に対して少なくとも1点で接触
    されたことを特徴とする磁気テープドライブ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の磁気テープドライブ装
    置であって、 上記保持部材が弾発力を有し、磁気ヘッドがヘッド基板
    に弾接されたこと特徴とする磁気テープドライブ装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の磁気テープドライブ装
    置であって、 上記ヘッド基板の磁気ヘッドを支持する点がピボット状
    に形成されたこと特徴とする磁気テープドライブ装置。
JP2000398729A 2000-12-27 2000-12-27 回転ドラム及びこれを用いた磁気テープドライブ装置 Pending JP2002197626A (ja)

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