JP2002197303A - 建築物の設計のコンペ運営方法およびそのシステムならびにコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

建築物の設計のコンペ運営方法およびそのシステムならびにコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002197303A
JP2002197303A JP2000394417A JP2000394417A JP2002197303A JP 2002197303 A JP2002197303 A JP 2002197303A JP 2000394417 A JP2000394417 A JP 2000394417A JP 2000394417 A JP2000394417 A JP 2000394417A JP 2002197303 A JP2002197303 A JP 2002197303A
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Chingen Sai
珍源 崔
Hideki Narita
英樹 成田
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BENCH MARK KK
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BENCH MARK KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の設計士からそれぞれ寄せられた提案の費
用見積の比較の処理などをオン・ラインで行う。 【解決手段】送信提案書記憶手段に記憶された複数の提
案書に含まれる複数の費用の見積書を比較して表示させ
る表示段階と、依頼書送信段階ならびに提案書送信段階
で画像データを送信する場合に、該画像データに電子透
かしのための作成者情報を埋め込む作成者情報埋め込み
段階と、コンペにより自己の要求を示して設計を依頼す
る依頼者が該コンペを利用する際に支払う申込金と、提
案者が該コンペに参加して該依頼者からの要求に基づい
て作成した提案書が採択された際に支払う手数料とを、
オンラインで決済する決済段階と、依頼者による提案者
から提案された提案書の採択を報告する報告段階と、報
告段階における提案書の採択の報告があった場合に、提
案書を採択した依頼者がコンペを利用する際に支払った
申込金を返金する返金段階とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の設計のコ
ンペ運営方法およびそのシステムならびにその方法を記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、さ
らに詳細には、インターネットなどの通信回線を利用し
て、住宅や店舗などの建築物の設計のコンペ(コンペテ
ィション)を開催するための建築物の設計のコンペ運営
方法およびそのシステムならびにその方法を記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】ここで、本明細書において「コンペ」と
は、依頼者たる施主からの設計の要求に対して、提案者
たる設計士が独自の提案に係る設計内容を自由に応募す
ることができるようにして、施主は応募された設計内容
の中から所望のものを採択し、施主が採択した設計内容
を応募した設計士に対してのみ、施主が正式に設計や工
事の依頼を発注するというような手法を意味するものと
する。
【0003】
【発明の背景】従来より、依頼者たる施主が設計士に対
して住宅や店舗などの建築物の設計を依頼する際に、施
主からの設計の要求に対して設計士が独自の提案に係る
設計内容を自由に応募することができるようにして、施
主は応募された設計内容の中から所望のものを採択し、
施主が採択した設計内容を応募した設計士に対しての
み、施主が正式に設計や工事の依頼を発注する「コン
ペ」という手法が知られている。
【0004】こうしたコンペという手法を用いることに
より、施主は多数の設計士から寄せられた設計内容を比
較検討して、その中から所望の設計内容を採択すること
ができるようになる。このため、コンペという手法は、
施主が自分にとって最も好ましい設計士ならびに設計内
容を効率的に採択することができるという利点がある。
【0005】また、上記したコンペという手法は、縁故
による設計の依頼などとは異なるため、設計士側とって
は、自分の実力により設計を受注することができる機会
が得られるという利点がある。
【0006】このように、施主が設計士に対して住宅や
店舗などの建築物の設計を依頼する際にコンペという手
法を用いると、施主にとって利点があるとともに、ま
た、設計士にとっても利点がある。
【0007】ところで、近年においては、コンピュータ
やインターネットなどの各種の通信機器や通信回線のめ
ざましい発展に伴い、上記したような建築物の設計のコ
ンペを通信回線を利用してオン・ライン(On−lin
e)で行うサービスが種々提案されている。
【0008】しかしながら、これまで行われてきた従来
の設計コンペに関するサービスは、施主の設計の要求か
ら設計士に対する発注の依頼の処理までの各種の処理
を、全てオン・ラインで行うことができるものではなか
った。
【0009】具体的には、従来の設計コンペに関するサ
ービスにおいては、複数の設計士からそれぞれ寄せられ
た提案、即ち、設計内容の費用見積の比較をオン・ライ
ンで行うことができなかったり、施主や設計士がコンペ
を利用する際にコンペ運営主体に支払う利用料の支払い
の決済をオン・ラインで行うことができなかったりし
た。
【0010】このため、複数の設計士からそれぞれ寄せ
られた提案の費用見積の比較の処理や、施主や設計士が
コンペを利用する際にコンペ運営主体に支払う利用料の
支払いの決済を、オン・ラインで行うことのできる手法
の提案が強く望まれていた。
【0011】また、これまで行われてきた従来の設計コ
ンペに関するサービスにおいては、設計士が応募の際に
提出する図面や見積などの著作権上の保護が十分ではな
かった。
【0012】このため、設計士が所有する著作権の保護
を十分に図ることのできる手法の提案が強く望まれてい
た。
【0013】さらに、これまで行われてきた従来の設計
コンペに関するサービスにおいては、施主が応募された
設計内容の中から所望のものを採択したか否かをオン・
ライン上で確認することが困難であった。
【0014】このため、施主が応募された設計内容の中
から所望のものを採択したか否かをオン・ライン上で確
認することができる手法の提案が強く望まれていた。
【0015】さらにまた、これまで行われてきた従来の
設計コンペに関するサービスにおいては、施主と設計士
との間で設計図などの図面をやりとりする場合には、オ
ン・ライン上ではなく郵送により行われていた。
【0016】このため、施主と設計士との間における設
計図などの図面のやりとりを、オン・ライン上で行うこ
とのできる手法の提案が強く望まれていた。
【0017】また、これまで行われてきた従来の設計コ
ンペに関するサービスにおいては、施主が依頼書を作成
する際や設計士が提案書を作成する際には、作成中の依
頼書や提案書を保存しておくことができなかったため、
一度の処理により依頼書や提案書を作成しなければなら
なかった。
【0018】このため、作成中の依頼書や提案書を保存
しておくことができ、保存しておいた依頼書や提案書を
再編集することができる手法の提案が強く望まれてい
た。
【0019】さらに、これまで行われてきた従来の設計
コンペに関するサービスにおいては、施主に対して設計
士の顔写真が公表されていないため、施主にとっては信
頼性に劣るということが指摘されていた。
【0020】このため、施主に対して設計士の顔写真を
表示することができる手法の提案が強く望まれていた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術に対する種々の要望に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、複数の設計士から
それぞれ寄せられた提案の費用見積の比較の処理や、施
主や設計士がコンペを利用する際にコンペ運営主体に支
払う利用料の支払いの決済を、オン・ラインで行うこと
ができるようにした、建築物の設計のコンペ運営方法お
よびそのシステムならびにその方法を記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体を提供しようとするもので
ある。
【0022】また、本発明の目的とするところは、設計
士が所有する著作権の保護を十分に図ることができるよ
うにした、建築物の設計のコンペ運営方法およびそのシ
ステムならびにその方法を記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体を提供しようとするものである。
【0023】また、本発明の目的とするところは、施主
が応募された設計内容の中から所望のものを採択したか
否かをオン・ライン上で確認することができるようにし
た、建築物の設計のコンペ運営方法およびそのシステム
ならびにその方法を記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体を提供しようとするものである。
【0024】また、本発明の目的とするところは、施主
と設計士との間における設計図などの図面のやりとりを
オン・ライン上で行うことができるようにした、建築物
の設計のコンペ運営方法およびそのシステムならびにそ
の方法を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
を提供しようとするものである。
【0025】また、本発明の目的とするところは、作成
中の依頼書や提案書を保存しておくことができ、保存し
ておいた依頼書や提案書を再編集することができるよう
にした、建築物の設計のコンペ運営方法およびそのシス
テムならびにその方法を記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体を提供しようとするものである。
【0026】また、本発明の目的とするところは、施主
に対して設計士の顔写真を表示することができるように
した、建築物の設計のコンペ運営方法およびそのシステ
ムならびにその方法を記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体を提供しようとするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、通信回線を
通じて建築物の設計コンペを開催するための建築物の設
計コンペ運営方法において、画像データを含む依頼書を
作成して依頼書記憶手段に記憶させるとともに、上記依
頼書記憶手段に記憶された依頼書を読み出して再編集し
た後に該再編集した依頼書により上記依頼書記憶手段に
記憶された依頼書を更新して記憶させる依頼書作成・編
集段階と、画像データならびに費用の見積書を含む提案
書を作成して提案書記憶手段に記憶させるとともに、上
記提案書記憶手段に記憶された提案書を読み出して再編
集した後に該再編集した提案書により上記提案書記憶手
段に記憶された提案書を更新して記憶させる提案書作成
・編集段階と、上記依頼書記憶手段に記憶された依頼書
を送信して送信依頼書記憶手段に記憶させる依頼書送信
段階と、上記提案書記憶手段に記憶された提案書を送信
して送信提案書記憶手段に記憶させる提案書送信段階
と、上記依頼書記憶手段に記憶された依頼書、上記提案
書記憶手段に記憶された提案書、上記送信依頼書記憶手
段に記憶された依頼書および/または上記送信提案書記
憶手段に記憶された提案書を表示するとともに、上記送
信提案書記憶手段に複数の提案書が記憶されている場合
に、上記送信提案書記憶手段に記憶された複数の提案書
に含まれる複数の費用の見積書を比較して表示させる表
示段階と、上記依頼書送信段階ならびに上記提案書送信
段階で画像データを送信する場合に、該画像データに電
子透かしのための作成者情報を埋め込む作成者情報埋め
込み段階と、コンペにより自己の要求を示して設計を依
頼する依頼者が該コンペを利用する際に支払う申込金
と、提案者が該コンペに参加して該依頼者からの要求に
基づいて作成した提案書が採択された際に支払う手数料
とを、オンラインで決済する決済段階と、依頼者による
提案者から提案された提案書の採択を報告する報告段階
と、上記報告段階における提案書の採択の報告があった
場合に、提案書を採択した依頼者がコンペを利用する際
に支払った上記申込金を返金する返金段階とを有するよ
うにしたものである。
【0028】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、提案
書に含まれる画像データが、提案者の顔写真を示す画像
データを含むようにしたものである。
【0029】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、通信回線を通じて建築物の設計コンペを開催するた
めの建築物の設計コンペ運営システムにおいて、画像デ
ータを含む依頼書を記憶する依頼書記憶手段と、画像デ
ータを含む依頼書を作成して上記依頼書記憶手段に記憶
させるとともに、上記依頼書記憶手段に記憶された依頼
書を読み出して再編集した後に該再編集した依頼書によ
り上記依頼書記憶手段に記憶された依頼書を更新して記
憶させる依頼書作成・編集手段と、画像データならびに
費用の見積書を含む提案書を記憶する提案書記憶手段
と、画像データならびに費用の見積書を含む提案書を作
成して上記提案書記憶手段に記憶させるとともに、上記
提案書記憶手段に記憶された提案書を読み出して再編集
した後に該再編集した提案書により上記提案書記憶手段
に記憶された提案書を更新して記憶させる提案書作成・
編集手段と、上記依頼書記憶手段に記憶された依頼書を
送信する依頼書送信手段と、上記提案書記憶手段に記憶
された提案書を送信する提案書送信手段と、上記依頼書
送信手段から送信された依頼書を記憶する送信依頼書記
憶手段と、上記提案書送信手段から送信された提案書を
記憶する送信提案書記憶手段と、上記依頼書記憶手段に
記憶された依頼書、上記提案書記憶手段に記憶された提
案書、上記送信依頼書記憶手段に記憶された依頼書およ
び/または上記送信提案書記憶手段に記憶された提案書
を表示可能な表示手段と、上記送信提案書記憶手段に複
数の提案書が記憶されている場合に、上記送信提案書記
憶手段に記憶された複数の提案書に含まれる複数の費用
の見積書を比較して表示させるように上記表示手段を制
御する表示制御手段と、上記依頼書送信手段ならびに上
記提案書送信手段が画像データを送信する場合に、該画
像データに電子透かしのための作成者情報を埋め込む作
成者情報埋め込み手段と、コンペにより自己の要求を示
して設計を依頼する依頼者が該コンペを利用する際に支
払う申込金と、提案者が該コンペに参加して該依頼者か
らの要求に基づいて作成した提案書が採択された際に支
払う手数料とを、オンラインで決済する決済手段と、依
頼者による提案者から提案された提案書の採択を報告す
る報告手段と、上記報告手段による提案書の採択の報告
があった場合に、提案書を採択した依頼者がコンペを利
用する際に支払った上記申込金を返金する返金手段とを
有するようにしたものである。
【0030】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
は、本発明のうち請求項3に記載の発明において、提案
書に含まれる画像データが、提案者の顔写真を示す画像
データを含むようにしたものである。
【0031】また、本発明のうち請求項5に記載の発明
は、通信回線を通じて建築物の設計コンペを開催するた
めの建築物の設計コンペ運営システムとしてコンピュー
タを機能させるためのプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体において、画像データを含む
依頼書を記憶する依頼書記憶手段と、画像データを含む
依頼書を作成して上記依頼書記憶手段に記憶させるとと
もに、上記依頼書記憶手段に記憶された依頼書を読み出
して再編集した後に該再編集した依頼書により上記依頼
書記憶手段に記憶された依頼書を更新して記憶させる依
頼書作成・編集手段と、画像データならびに費用の見積
書を含む提案書を記憶する提案書記憶手段と、画像デー
タならびに費用の見積書を含む提案書を作成して上記提
案書記憶手段に記憶させるとともに、上記提案書記憶手
段に記憶された提案書を読み出して再編集した後に該再
編集した提案書により上記提案書記憶手段に記憶された
提案書を更新して記憶させる提案書作成・編集手段と、
上記依頼書記憶手段に記憶された依頼書を送信する依頼
書送信手段と、上記提案書記憶手段に記憶された提案書
を送信する提案書送信手段と、上記依頼書送信手段から
送信された依頼書を記憶する送信依頼書記憶手段と、上
記提案書送信手段から送信された提案書を記憶する送信
提案書記憶手段と、上記依頼書記憶手段に記憶された依
頼書、上記提案書記憶手段に記憶された提案書、上記送
信依頼書記憶手段に記憶された依頼書および/または上
記送信提案書記憶手段に記憶された提案書を表示可能な
表示手段と、上記送信提案書記憶手段に複数の提案書が
記憶されている場合に、上記送信提案書記憶手段に記憶
された複数の提案書に含まれる複数の費用の見積書を比
較して表示させるように上記表示手段を制御する表示制
御手段と、上記依頼書送信手段ならびに上記提案書送信
手段が画像データを送信する場合に、該画像データに電
子透かしのための作成者情報を埋め込む作成者情報埋め
込み手段と、コンペにより自己の要求を示して設計を依
頼する依頼者が該コンペを利用する際に支払う申込金
と、提案者が該コンペに参加して該依頼者からの要求に
基づいて作成した提案書が採択された際に支払う手数料
とを、オンラインで決済する決済手段と、依頼者による
提案者から提案された提案書の採択を報告する報告手段
と、上記報告手段による提案書の採択の報告があった場
合に、提案書を採択した依頼者がコンペを利用する際に
支払った上記申込金を返金する返金手段として、コンピ
ュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体としたものである。
【0032】また、本発明のうち請求項6に記載の発明
は、本発明のうち請求項5に記載の発明において、提案
書に含まれる画像データが、提案者の顔写真を示す画像
データを含むようにしたものである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明による建築物の設計のコンペ運営方法および
そのシステムならびにその方法を記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体の実施の形態の一例を詳細に説
明する。
【0034】なお、以下の説明においては、施主と依頼
者とは同義に用いており、また、設計士と提案者とは同
義に用いている。
【0035】1.本発明による建築物の設計のコンペ運
営システムの概要 まず、はじめに、本発明による建築物の設計のコンペ運
営システムの概要について、図1を参照しながら説明す
る。
【0036】本発明による建築物の設計のコンペ運営シ
ステム(以下、単に「コンペ運営システム」と適宜に称
する。)においては、サーバーたるコンペ運営者側のコ
ンペ運営者側装置(サーバー装置)10と、サーバーに
対するクライアントたるコンペを利用して建築物の設計
を依頼する施主(依頼者)側の施主側装置(クライアン
ト装置)12と、サーバーに対するクライアントたるコ
ンペを利用して設計の受注を得ようとする設計士(提案
者)側の設計士側装置(クライアント装置)14とが、
インターネットなどのネットワーク16を介して接続さ
れている。
【0037】なお、コンペ運営者側装置10、施主側装
置12ならびに設計士側装置14は、図1においては説
明の都合上それぞれ1台づつしか図示していないが、そ
れぞれ任意の数の装置がネットワーク16に接続可能な
ものである。
【0038】ここで、コンペ運営者側装置10と施主側
装置12と設計士側装置14とは、それぞれネットワー
ク16を介して通信可能なコンピュータ・システムによ
り構築されている。
【0039】こうしたコンピュータ・システムは、例え
ば、図2のブロック構成図に示されているように、バス
20を介して、全体の動作の制御を行う中央処理装置
(CPU)22、CPU22の動作のためのプログラム
を記憶したリード・オンリ・メモリ(ROM)やCPU
22のワーキング・エリアとしてのランダム・アクセス
・メモリ(RAM)やハード・ディスクなどの各種の記
憶装置24、キーボードやマウスなどの入力装置26、
CRTや液晶パネルなどから構成される表示装置28、
ネットワーク16を介して外部の機器(コンペ運営者側
装置10、施主側装置12ならびに設計士側装置14)
と通信するための通信装置30ならびに表示装置28に
表示された画面などを印刷するための印刷装置32など
が接続されて構成されている。
【0040】なお、施主側装置12や設計士側装置14
は、例えば、パーソナル・コンピュータなどの端末装置
により構成することができる。
【0041】また、ネットワーク16としてインターネ
ットを用いた場合には、コンペ運営者側装置10と施主
側装置12と設計士側装置14とは、それぞれTCP/
IPなどのインターネット用の通信プロトコルを用いて
相互に通信可能に構成されるものである。
【0042】2.本発明による建築物の設計のコンペ運
営システムによる処理 以下においては、本発明による建築物の設計のコンペ運
営システムにより実行される処理の内容について、図3
を参照しながら説明する。
【0043】まず、このコンペ運営システムにおいて
は、コンペ運営者側装置10により「依頼書作成中」、
「参加者募集中」、「提案書選定中」、「コンペ終了」
および「完成資料展示」の5つのステータスが設定され
るものであり、各ステータスに応じて、施主側装置12
と設計士側装置14とにおいて行われる処理が規定され
る。以下、これら5つのステータスについて詳細に説明
する。
【0044】なお、施主が施主側装置12によりコンペ
を利用したり、あるいは、設計士が設計士側装置14に
よりコンペを利用したりする際には、予め施主や設計士
がコンペ運営者側装置10に自身の登録を行って、自身
の会員ID(識別番号)とパスワードとを入手するよう
にし、これら会員IDとパスワードとを用いて施主側装
置12や設計士側装置14とコンペ運営者側装置10と
の通信を行うようにする。
【0045】また、施主や設計士がコンペ運営者側装置
10に登録する際には、例えば、コンペ運営者が所定の
費用を徴収するようにしてもよい。
【0046】2−1.「依頼書作成中」のステータス 2−1−1.処理の概要 「依頼書作成中」のステータスは、施主(依頼者)が施
主側装置12により依頼書を作成する期間である。
【0047】施主側装置12により依頼書を作成する際
には、依頼者が十分な時間をかけて依頼書を作成するこ
とができるように、依頼書の保存ならびに再編集を行う
ことが可能となされている。具体的には、依頼者は施主
側装置12を用いて、その表示装置に表示された画面を
参照しながら、入力装置により所望の入力を行うことに
より、必要な依頼事項を入力した依頼書を作成する。
【0048】そして、依頼者が依頼書の作成を終了する
と、作成した依頼書を施主側装置12の通信装置により
ネットワーク16を介してコンペ運営者側装置10へ送
信する。依頼書の送信の処理は、依頼書として入力され
た入力データの確認、コンペに参加する参加者たる設計
士の募集期間の指定、クレジット・カードでのコンペの
申込金の支払いの決済をオン・ラインで行って完了す
る。
【0049】コンペ運営者側装置10は、上記のように
して依頼書の送信処理が完了されると、送信処理が完了
された依頼書をネットワーク16を介して設計士側装置
14により設計士が閲覧することができるように設定
し、「依頼書作成中」のステータスを終了する。
【0050】このようにして「依頼書作成中」のステー
タスを終了すると、「参加者募集中」のステータスへ移
行する。
【0051】2−1−2.処理の詳細 以下、依頼者が、施主側装置12を用いてその表示装置
を参照しながら入力装置により所望の入力を行うことに
より、必要な依頼事項を入力した依頼書を作成したり編
集したりする処理について詳細に説明する。
【0052】即ち、施主側装置12においては依頼書の
作成が行われることになるが、施主側装置12における
依頼書の作成の際には、依頼書の送信までは作成中の依
頼書を記憶装置に保存しておき、記憶装置に保存してお
いた依頼書を読み出して再編集を自由に行うことが許容
されており、依頼書を時間をおいて作成することができ
るようになされている。これにより依頼者は、時間を十
分にかけて依頼書を検討することが可能になる。
【0053】図4乃至図7には、依頼書の作成のために
施主側装置12の表示装置に表示される画面の例が示さ
れている。
【0054】依頼者は、図4に示す「A.営業内容や予
定」画面、図5に示す「B.希望イメージ」画面、図6
に示す「C.室、設備、工事」画面ならびに図7に示す
「D.テナント情報や予算」画面を任意に選択して、任
意の画面から依頼書の作成を開始することができる。
【0055】なお、上記した図4乃至図7に示す各画面
上の「依頼書送信画面」と記載されている領域をクリッ
クすることにより、依頼書として施主側装置12により
作成されて表示装置に表示されている各画面の入力内容
が、コンペ運営装置14へ送信される。そして、施主側
装置12により作成された依頼書のコンペ運営装置10
への送信処理が完了した後には、コンペ運営者側装置1
0は送信処理が完了された依頼書をネットワーク16を
介して設計士側装置14により設計士が閲覧することが
できるように設定し、設計士側装置14においては図4
乃至図7に示すと同様な画面を自由に閲覧することがで
きる。
【0056】以下、図4乃至図7に示された画面につい
て説明すると、まず、図4には、依頼書を作成するため
に表示装置に表示される、家屋や店舗の設計に必要な営
業内容や予定に関する項目を入力するための「A.営業
内容や予定」画面が示されている。
【0057】この「A.営業内容や予定」画面には、店
舗の用途たる営業する業種を入力するための用途入力領
域40aと、対象としている顧客や営業戦略を入力する
ための対象客層・営業方針入力領域40bと、店舗の営
業を開始する予定日を入力するための開業予定日入力領
域40cと、実際に店舗の工事を行う際の工事予定期間
を入力するための工事期間入力領域40dと、店舗に関
する将来の予定を入力するための将来の予定入力領域4
0eと、用途の詳細な内容を入力するための用途の詳細
説明入力領域40fと、上記した各領域において入力で
きなかった事項などを入力するための特記事項入力領域
40gとが設定されている。
【0058】次に、図5には、依頼書を作成するために
表示装置に表示される、家屋や店舗の設計に必要な希望
イメージを関する項目を入力するための「B.希望イメ
ージ」画面が示されている。
【0059】この「B.希望イメージ」画面には、この
コンペによる依頼に対してのタイトルを入力するための
発注タイトル入力領域50aと、設計を依頼する家屋や
店舗などに対する依頼者のイメージを入力するための希
望イメージ入力領域50bと、設計を依頼する家屋や店
舗などに対する依頼者のイメージや配置図を画像で入力
する希望イメージ・配置図入力領域50cと、コンペに
よる依頼に対して当該コンペに参加する参加者への質問
や疑問ならびにその他の事項を入力するための質問・疑
問その他入力領域50dと、現在ある店舗に対して依頼
者が気にかかる事項を入力するための現在店舗の気にな
る所入力領域50eとが設定されている。
【0060】なお、希望イメージ・配置図入力領域50
cには、依頼者により入力された希望イメージ・配置図
などを示す画像データの画像ファイルがアップロードさ
れることになる。
【0061】また、現在店舗の気になる所入力領域50
eは、店舗の移転や支店の開設ならびに店舗の改装を依
頼する依頼者のみが入力する領域であって、新しい店舗
を開業する依頼者は入力しなくてよい。
【0062】次に、図6には、依頼書を作成するために
表示装置に表示される、依頼者が希望する室や設備ある
いは工事内容に関する項目を入力するための「C.室、
設備、工事」画面が示されている。
【0063】この「C.室、設備、工事」画面におい
て、依頼者は希望する室や設備を入力し、コンペの参加
者たる提案書を提出する設計士に対し自身の希望を伝え
ることができる。なお、「C.室、設備、工事」画面
は、特別に記述したい項目がある場合でなければ記入す
る必要がない。
【0064】そして、「C.室、設備、工事」画面にお
いては、ボタン60aを押してウインドウを開いて依頼
者が希望する室や設備種類を選択し、追加ボタン60b
を押すと詳細情報を入力することができる。
【0065】また、編集あるいは削除を行う場合には、
選択チェック・ボタン60c−1乃至60c−6をチェ
ックし、編集ボタン60dあるいは削除ボタン60eを
押す。
【0066】次に、図7には、依頼書を作成するために
表示装置に表示される、依頼者が設計コンペを依頼する
対象である店舗情報に関する項目を入力するための
「D.テナント情報や予算」画面が示されている。
【0067】この「D.テナント情報や予算」画面に
は、店舗の所在地を入力するための所在地入力領域70
aと、店舗の使用可能部分の面積を平方メートル単位で
入力するための面積入力領域70bと、店舗の構造を入
力するための構造入力領域70cと、店舗の規模や位置
を入力するための規模や位置入力領域70dと、店舗の
内部図面(例えば、平面図(大きさや形のわかるものが
好ましい。)や不動産広告物などである。)や内観写真
(室内の様子がわかるものが好ましい。)ならびに外観
写真(周りとの関係がわかるものが好ましい。)を入力
するためのテナントの内部図面や内・外観写真入力領域
70eと、店舗の設計ならびに工事にかかる費用の予算
を円単位で入力するための予算入力領域70fと、その
他の事項や特記事項などを入力するためのその他・特記
事項入力領域70gとが設定されている。
【0068】なお、所在地入力領域70aに入力された
事項の中で「番地」に関しては、提案書の提出を行う設
計士たる申込金を支払ってコンペに参加した設計士の設
計士側装置14の表示装置のみにしかその内容が表示さ
れないように、コンペ運営者側装置10により制御され
ている。
【0069】また、位置入力領域70dには、30文字
以内で、例えば、「地上3階・地下2階ビルの地上1階
に位置」などと入力することができる。図7に示す例に
おいては、「3階建ての1階」と記入されている。
【0070】そして、テナントの内部図面や内・外観写
真入力領域70eには、依頼者により入力されたテナン
トの内部図面や内・外観写真を示す画像データの画像フ
ァイルがアップロードされることになる。
【0071】2−2.「参加者募集中」のステータス 2−2−1.処理の概要 「参加者募集中」のステータスは、設計士(提案者)
が、施主側装置12を用いて依頼者から送信された依頼
書を検討して、設計士側装置14により設計内容を示す
提案書を作成する期間である。
【0072】なお、「参加者募集中」のステータスにお
いては、提案者は設計士側装置14の表示装置を用い
て、依頼書の内容を自由に閲覧することができるもので
ある。
【0073】設計士側装置14により提案書を作成する
際には、提案者が十分な時間をかけて提案書を作成する
ことができるように、提案書の保存ならびに再編集を行
うことが可能となされている。具体的には、提案者は設
計士側装置14を用いて、その表示装置に表示された画
面を参照しながら、入力装置により所望の入力を行うこ
とにより、必要な提案事項を入力した提案書を作成す
る。
【0074】そして、提案者が提案書の作成を終了する
と、作成した提案書を設計士側装置14の通信装置によ
りネットワーク16を介してコンペ運営者側装置10へ
送信する。
【0075】コンペ運営者側装置10は、上記のように
して提案書の送信処理が完了されると、送信処理が完了
された提案書をネットワーク16を介して施主側装置1
2により依頼者が閲覧することができるように設定し、
「参加者募集中」のステータスを終了する。
【0076】このようにして「参加者募集中」のステー
タスが終了すると、「提案書選定中」のステータスへ移
行する。
【0077】2−2−2.処理の詳細 以下、提案者が、設計士側装置14を用いてその表示装
置を参照しながら入力装置により所望の入力を行うこと
により、必要な提案事項を入力した提案書を作成したり
編集したりする処理について詳細に説明する。
【0078】即ち、設計士側装置14においては提案書
の作成が行われることになるが、設計士側装置14にお
ける提案書の作成の際には、提案書の送信までは作成中
の提案書を記憶装置に保存しておき、記憶装置に保存し
ておいた提案書を読み出して再編集を自由に行うことが
許容されており、提案書を時間をおいて作成することが
できるようになされている。これにより設計士は、時間
を十分にかけて提案書を検討することが可能になる。
【0079】図8乃至図11には、提案書の作成のため
に設計士側装置14の表示装置に表示される画面の例が
示されている。
【0080】提案者は、図8に示す「自己アピール」画
面、図9に示す「図面やイラスト」画面、図10に示す
「仕様書」画面ならびに図11に示す「概算見積書」画
面を任意に選択して、任意の画面から提案書の作成を開
始することができる。
【0081】なお、上記した図8乃至図11に示す各画
面上の所定の領域をクリックすることにより、提案書と
して設計士側装置14により作成されて表示装置に表示
されている各画面の入力内容が、コンペ運営装置14へ
送信される。そして、設計士側装置14により作成され
た提案書のコンペ運営装置10への送信処理が完了した
後には、コンペ運営者側装置10は送信処理が完了され
た提案書をネットワーク16を介して施主側装置12に
より施主が閲覧することができるように設定し、施主側
装置12においては図8乃至図11に示すと同様な画面
を自由に閲覧することができる。
【0082】以下、図8乃至図11に示された画面につ
いて説明すると、まず、図8には、提案書を作成するた
めに表示装置に表示される、依頼者へ対する提案者(コ
ンペ参加者)の自己アピールに関する項目を入力するた
めの「自己アピール」画面が示されている。
【0083】この「自己アピール」画面には、提案者が
コンペに参加する際のタイトルを入力するためのタイト
ル入力領域80aと、提案者における実際の担当者を入
力するための担当者入力領域80bと、担当する設計士
のアピール・ポイントを入力するためのアピール・ポイ
ント入力領域80cと、依頼者の建築に関しての相談事
に対する回答を入力するための建築に関しての相談事入
力領域80dと、担当する設計士が過去に行った施工例
や実績を入力するための過去の施工例・実績入力領域8
0eとが設定されている。
【0084】なお、過去の施工例・実績入力領域80e
には、本発明によるコンペ運営システムを利用して施工
した建築物に限られることなしに、担当の設計士の過去
の実績を入力することができる。その際には、実績の説
明文のみではなく、過去に施工した建築物の画像を入力
することもできる。
【0085】次に、図9には、提案書を作成するために
表示装置に表示される、設計士がコンペに参加するため
の設計の内容を示す図面やイラストを入力するための
「図面やイラスト」画面が示されている。
【0086】この「図面やイラスト」画面には、設計士
が設計した際の主旨を入力するための設計主旨入力領域
90aと、具体的な設計の内容を入力するための設計内
容入力領域90bとが設定されている。
【0087】なお、設計内容入力領域90bには、設計
内容を表す説明文のみではなく、イラストや図面などの
画像を入力することができる。
【0088】次に、図10には、提案書を作成するため
に表示装置に表示される、設計士がコンペに参加するた
めの設計の仕様書の内容を入力するための「仕様書」画
面が示されている。
【0089】この「仕様書」画面には、建築物の内部の
仕様を示す内部仕様書入力領域100aと、内部の仕様
の詳細な内容などを入力するための備考入力領域100
bと、建築物の外部の仕様を示す外部仕様書入力領域1
00cとが設定されている。
【0090】次に、図11には、提案書を作成するため
に表示装置に表示される、設計士がコンペに参加するた
めの設計の概算の費用の見積を入力するための「概算見
積書」画面が示されている。
【0091】この「概算見積書」画面には、入力した概
算の費用の見積に関する注意点などを入力するための備
考入力領域110aと、金額を入力するための金額入力
領域110bとが設定されている。
【0092】なお、金額入力領域110bは、「内装工
事」、「造作家具」、「電気設備」あるいは「設計費」
などの各種の項目に分かれており、これら各種項目毎に
その内訳が細分化されている。
【0093】2−3.「提案書選定中」のステータス 「提案書選定中」のステータスは、設計士側装置14を
用いて提案者から送信された提案書を検討して、依頼者
が設計や工事の依頼先を選定する期間である。
【0094】なお、「提案書選定中」のステータスにお
いては、依頼者は施主側装置12の表示装置を用いて、
提案書の内容を自由に閲覧することができるものであ
る。
【0095】また、依頼者は、上記したような施主側装
置12の表示装置を用いた提案書の閲覧、即ち、オン・
ラインによる提案書の閲覧に限られることなしに、オフ
・ライン(Off−line)により提案者と打ち合わ
せることもできる。
【0096】そして、依頼者は、施主側装置12の表示
装置を用いた提案書の閲覧やオフ・ラインによる提案者
との打ち合わせに基づいて、設計や工事の依頼先の選定
を終了すると、施主側装置12を用いて採用した提案書
とその採用理由を記載した報告を作成し、コンペ運営者
側装置10へ送信する。即ち、依頼者は、オン・ライン
により選定の結果をコンペ運営者側装置10へ報告す
る。
【0097】ここで、提案書の採用の報告を完了した依
頼者には、コンペへの申込金の返却が行われる。
【0098】こうした施主への申込金の返却は、施主が
提案書の採択を報告することの強い動機付けとなる。従
って、施主へ申込金の返却を行うことにより、施主が応
募された提案書の中から所望のものを採択したか否か
を、高い確度でオン・ライン上で確認することができる
ようになる。
【0099】なお、この申込金の返却は、依頼者が採用
した提案書を作成した提案者(依頼者から設計を受注し
た設計士)からの手数料の納入後に行われる(提案者か
らの手数料の納入は、後述するように、「コンペ終了」
のステータスにおいて行われる。)。
【0100】また、依頼者は受信した提案書の中に採用
したい案がない場合には、依頼者は施主側装置12を用
いて採用案無しの理由を記載し、コンペ運営者側装置1
0へ送信する。そうすると、コンペ運営者側装置10
は、その採用案無しの理由をコンペに参加した提案者の
設計士側装置14へ送信する。なお、採用案無しの場合
には、依頼者へ申込金は返却されない。
【0101】一方、コンペへの参加者が無い場合には、
依頼者に対して申込金の返却を行うことになる。
【0102】また、コンペへの参加者が1乃至2名
(社)にとどまった場合には、依頼者には受信した提案
書からの選定か、申込金の返却か、いずれか一方を選択
するオプションが与えられる。
【0103】なお、申込金の返却は銀行振込で行うこと
になるので、依頼者依頼書作成時に銀行の口座番号の記
入が義務づけられる。
【0104】上記のようにして、依頼者からの報告後
に、「提案書選定中」のステータスが終了し、「コンペ
終了」のステータスへ移行する。
【0105】2−4.「コンペ終了」のステータス 「コンペ終了」のステータスにおいては、依頼者からの
正式の発注を受けて依頼者と契約した提案者が、クレジ
ット・カードで手数料の支払いを行うことになる。
【0106】なお、コンペ終了の結果としては、提案書
の採用、採用された提案書無し、期限切れ(依頼者から
の報告がない場合)、提案者の欠如(コンペへ参加した
提案者が3名(社)未満の場合)がある。
【0107】そして、この「コンペ終了」のステータス
においては、上記した依頼者への契約時申込金の返金の
処理を実行する。
【0108】また、提案書を採用された提案者は、設計
図などの資料が完成した場合には、この時点でその資料
をコンペ運営装置12へ送信する。
【0109】2−5.「完成資料展示」のステータス 上記したように、「コンペ終了」のステータスで提案者
が手数料を納付した後において、工事が完成した際に
は、提案者は工事完成の資料を設計士側装置14へ入力
し、入力した工事完成の資料を設計士側装置14からコ
ンペ運営装置10へ送信する。
【0110】このようにして、工事受注の事実や資料
は、コンペ運営装置10において記録し、次回からのコ
ンペにおける実績や宣伝材料として活用することができ
る。
【0111】なお、依頼者や提案者が一般への公開を希
望しない完成資料は、施主側装置12あるいは設計士側
装置14にその旨を入力してコンペ運営装置10へ送信
すると、コンペ運営装置10においてその閲覧が制限さ
れるようになされているものである。
【0112】3.施主側装置12と設計士側装置14と
の表示装置における各種の表示例 施主側装置12と設計士側装置14とにおいては、図1
2乃至図13に示すようなコンペ状況照会画面を表示す
ることができ、自身に関係のある依頼書または提案書を
全て閲覧することができるようになされており、コンペ
状況を容易に把握することができるようになされてい
る。
【0113】なお、このコンペ状況照会画面を閲覧する
には、自身の登録時に設定した会員ID(識別番号)と
パスワードとを用いてログ・インして閲覧することにな
る。
【0114】4.画像ファイルのアップロードする際の
処理 上記したように、本発明によるコンペ運営システムにお
いては、依頼者に対して的確な情報伝達を行うことがで
きるようにし、また、提案者にとっては自己の作品を視
覚的(ビジュアル)にアピールすることができるよう
に、図面やイラストなどの画像ファイルのアップロード
を行うことができるようになされている。
【0115】そして、図14には、画像をアップロード
する際に使用する表示装置における画面表示が示されて
いる。
【0116】なお、本発明によるコンペ運営システムに
おいては、著作権の保護のために、アップロードする画
像ファイルには社名の入れ込みを行うことができるよう
になされている。
【0117】5.依頼者における見積書の比較処理 本発明によるコンペ運営システムにおいては、依頼者は
各提案者からそれぞれ送信された見積書を一覧表形式で
比較検討できるようになされている。
【0118】即ち、依頼者は、施主側装置12におい
て、図15に示すように、各提案者からそれぞれ送信さ
れた見積書を一覧表形式で表す「見積比較」画面を表示
させることができ、これにより各提案者からそれぞれ送
信された見積書を容易に比較検討することができる。
【0119】6.その他の画面表示 提案書が採用された場合には、提案者は工事完成資料を
作成し、次回のコンペ以降において、提案書の送信の際
にそれを自らの実績としてアピールすることができる。
【0120】また、図16の「参加者プロフィール」画
面には、提案者の信頼性を高めるために、会社の代表者
や担当設計士の写真を登録して掲載することができる。
【0121】即ち、オン・ライン取引の場合には相手を
見ることができないため、図16の「参加者プロフィー
ル」画面に示すように、会社の代表者や担当設計士の写
真を表示することにより、提案者の信頼性を向上させる
ことができる。
【0122】また、このように会社の代表者や担当設計
士の写真を表示することにより、以前にトラブルを起こ
したような会社や設計士の提案書を採択することを防止
することができるようになる。
【0123】7.本発明によるコンペ運営システムにお
ける電子透かし(digital watermar
k) オン・ラインでやりとりされるデータは、簡単にコピー
することが可能である。このため、データ作成者の著作
権保護を行う必要がある。
【0124】従って、本発明によるコンペ運営システム
においては、オン・ラインで送受信される画像ファイル
に対しては、電子透かしを利用してオン・ライン・デー
タの保護を行っている。
【0125】ここで、著作権保護のためには、「作成者
情報の埋め込み」と「ファイルの保護」とが必要とな
る。
【0126】作成者情報の埋め込みに関しては、送信者
は簡単に作成者情報を埋め込むことができる。また、受
信者は、埋め込まれた作成者の情報を簡単に参照するこ
とができる。しかしながら、受信者は埋め込まれた作成
者の情報を、コピーや印刷により削除や隠蔽することは
できない。これにより、ファイルの保護が達成される。
【0127】本発明によるコンペ運営システムにおいて
は、図17に示すような画像ファイルの送信画面におい
て、依頼書や提案書で画像を送信する際に「社名を合
成」を選択することにより、送信されたデータに社名を
合成したものをオン・ライン上にて再構成するように設
計されている。
【0128】そして、画像が送信された場合には、図1
8の画面表示に示すように、再構成された画像のみをブ
ラウザで参照することができる。
【0129】なお、再構成された画像からは、社名のみ
を取り除くことはできないようになされている。
【0130】8.本発明によるコンペ運営システムを利
用する際の施主側と設計士側とのメリット まず、施主(依頼者)側においては、自ら出向くことな
しに、複数の設計士からの提案を入手することができ
る。このため、自分のイメージに合う設計士と容易に出
会うことができるようになる。
【0131】また、1日のうちのいつでも好きなとき
に、即ち、24時間中のいつでも好きな時間に、図面か
ら見積書まで全てをネット上で閲覧し、それを検討する
検討することができる。
【0132】また、本発明によるコンペ運営システムを
利用して依頼書を作成することにより、設計士がプラン
を作る際にどんな情報を必要としているのかを的確に把
握することができる。
【0133】さらに、複数の設計士から提案を受けるこ
とが可能となるため、今までにない個性的なデザインを
得ることが可能になる。
【0134】さらにまた、忙しい人や、設計をどこに依
頼したらよいか分からない人や、適正価格で依頼しした
い人などにとって、都合良く利用することができる。
【0135】一方、設計士(提案者)側においては、営
業ではなくコンペによる受注競争であるので、実力があ
っても営業が下手な設計士にとっては、実力で仕事を受
注することのできる可能性が広がる。
【0136】また、施主から直接に依頼されることのほ
とんどない設計士にとっては、実力を発揮するチャンス
が広がる。
【0137】さらに、実績や人脈の薄い設計士や、個性
を生かした設計士を行いたい設計士などにとっては、本
発明によるコンペ運営システムを利用する価値が大いに
ある。
【0138】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、複数の設計士からそれぞれ寄せられた提案
の費用見積の比較の処理や、施主や設計士がコンペを利
用する際にコンペ運営主体に支払う利用料の支払いの決
済を、オン・ラインで行うことができるようになるとい
う優れた効果を奏する。
【0139】また、本発明は、以上説明したように構成
されているので、設計士が所有する著作権の保護を十分
に図ることができるようになるという優れた効果を奏す
る。
【0140】また、本発明は、以上説明したように構成
されているので、施主が採択した設計内容を応募した設
計士に対して正式に設計や工事の依頼を発注したか否か
をオン・ライン上で確認することができるようになると
いう優れた効果を奏する。
【0141】また、本発明は、以上説明したように構成
されているので、施主と設計士との間における設計図な
どの図面のやりとりをオン・ライン上で行うことができ
るようになるという優れた効果を奏する。
【0142】また、本発明は、以上説明したように構成
されているので、作成中の依頼書や提案書を保存してお
くことができ、保存しておいた依頼書や提案書を再編集
することができるようになるという優れた効果を奏す
る。
【0143】また、本発明は、以上説明したように構成
されているので、施主に対して設計士の顔写真を表示す
ることができるようになるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による建築物の設計のコンペ運営システ
ムの概要を示す説明図である。
【図2】コンペ運営者側装置、施主側装置ならびに設計
士側装置を構築するコンピュータ・システムを示すブロ
ック構成図である。
【図3】本発明による建築物の設計のコンペ運営システ
ムによる処理内容を示す説明図である。
【図4】依頼書を作成するために表示装置に表示され
る、家屋や店舗の設計に必要な営業内容や予定に関する
項目を入力するための「A.営業内容や予定」画面の表
示例である。
【図5】依頼書を作成するために表示装置に表示され
る、家屋や店舗の設計に必要な希望イメージを関する項
目を入力するための「B.希望イメージ」画面の表示例
である。
【図6】依頼書を作成するために表示装置に表示され
る、依頼者が希望する室や設備あるいは工事内容に関す
る項目を入力するための「C.室、設備、工事」画面の
表示例である。
【図7】依頼書を作成するために表示装置に表示され
る、依頼者が設計コンペを依頼する対象である店舗情報
に関する項目を入力するための「D.テナント情報や予
算」画面の表示例である。
【図8】提案書を作成するために表示装置に表示され
る、依頼者へ対する提案者(コンペ参加者)の自己アピ
ールに関する項目を入力するための「自己アピール」画
面の表示例である。
【図9】提案書を作成するために表示装置に表示され
る、設計士がコンペに参加するための設計の内容を示す
図面やイラストを入力するための「図面やイラスト」画
面の表示例である。
【図10】提案書を作成するために表示装置に表示され
る、設計士がコンペに参加するための設計の仕様書の内
容を入力するための「仕様書」画面の表示例である。
【図11】提案書を作成するために表示装置に表示され
る、設計士がコンペに参加するための設計の概算の見積
を入力するための「概算見積書」画面の表示例である。
【図12】コンペの状況を確認するために表示装置に表
示される、コンペ状況照会画面の表示例である。
【図13】コンペの状況を確認するために表示装置に表
示される、コンペ状況照会画面の表示例である。
【図14】画像をアップロードする際に使用する表示装
置に表示される画面表示の表示例である。
【図15】複数の提案者から提示された見積を比較する
ために表示装置に表示される、依頼者が見積を比較する
ために参照する「見積比較」画面の表示例である。
【図16】提案者が自身の信頼性を高めるために表示す
る、会社の代表者や担当設計士の写真を登録して掲載し
た「参加者プロフィール」画面の表示例である。
【図17】電子透かしのための作成者情報を画像ファイ
ルに埋め込んで送信する際における、画像ファイルの送
信画面の表示例である。
【図18】電子透かしを埋め込まれた画像ファイルの画
面表示例である。
【符号の説明】
10 コンペ運営者側装置 12 施主側装置 14 設計士側装置 16 ネットワーク 20 バス 22 中央処理装置(CPU) 24 記憶装置 26 入力装置 28 表示装置 30 通信装置 32 印刷装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/50 610 G06F 17/50 610C 680 680B (72)発明者 成田 英樹 東京都港区赤坂7−4−6 ライオンズマ ンション赤坂第3 109号室 有限会社ベ ンチマーク内 Fターム(参考) 5B046 AA03 BA01 CA06 EA09 GA01 HA05 JA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を通じて建築物の設計コンペを
    開催するための建築物の設計コンペ運営方法において、 画像データを含む依頼書を作成して依頼書記憶手段に記
    憶させるとともに、前記依頼書記憶手段に記憶された依
    頼書を読み出して再編集した後に該再編集した依頼書に
    より前記依頼書記憶手段に記憶された依頼書を更新して
    記憶させる依頼書作成・編集段階と、 画像データならびに費用の見積書を含む提案書を作成し
    て提案書記憶手段に記憶させるとともに、前記提案書記
    憶手段に記憶された提案書を読み出して再編集した後に
    該再編集した提案書により前記提案書記憶手段に記憶さ
    れた提案書を更新して記憶させる提案書作成・編集段階
    と、 前記依頼書記憶手段に記憶された依頼書を送信して送信
    依頼書記憶手段に記憶させる依頼書送信段階と、 前記提案書記憶手段に記憶された提案書を送信して送信
    提案書記憶手段に記憶させる提案書送信段階と、 前記依頼書記憶手段に記憶された依頼書、前記提案書記
    憶手段に記憶された提案書、前記送信依頼書記憶手段に
    記憶された依頼書および/または前記送信提案書記憶手
    段に記憶された提案書を表示するとともに、前記送信提
    案書記憶手段に複数の提案書が記憶されている場合に、
    前記送信提案書記憶手段に記憶された複数の提案書に含
    まれる複数の費用の見積書を比較して表示させる表示段
    階と、 前記依頼書送信段階ならびに前記提案書送信段階で画像
    データを送信する場合に、該画像データに電子透かしの
    ための作成者情報を埋め込む作成者情報埋め込み段階
    と、 コンペにより自己の要求を示して設計を依頼する依頼者
    が該コンペを利用する際に支払う申込金と、提案者が該
    コンペに参加して該依頼者からの要求に基づいて作成し
    た提案書が採択された際に支払う手数料とを、オンライ
    ンで決済する決済段階と、 依頼者による提案者から提案された提案書の採択を報告
    する報告段階と、 前記報告段階における提案書の採択の報告があった場合
    に、提案書を採択した依頼者がコンペを利用する際に支
    払った前記申込金を返金する返金段階とを有する建築物
    の設計コンペ運営方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の設計コンペ運営方法に
    おいて、 提案書に含まれる画像データは、提案者の顔写真を示す
    画像データを含むものである建築物の設計コンペ運営方
    法。
  3. 【請求項3】 通信回線を通じて建築物の設計コンペを
    開催するための建築物の設計コンペ運営システムにおい
    て、 画像データを含む依頼書を記憶する依頼書記憶手段と、 画像データを含む依頼書を作成して前記依頼書記憶手段
    に記憶させるとともに、前記依頼書記憶手段に記憶され
    た依頼書を読み出して再編集した後に該再編集した依頼
    書により前記依頼書記憶手段に記憶された依頼書を更新
    して記憶させる依頼書作成・編集手段と、 画像データならびに費用の見積書を含む提案書を記憶す
    る提案書記憶手段と、 画像データならびに費用の見積書を含む提案書を作成し
    て前記提案書記憶手段に記憶させるとともに、前記提案
    書記憶手段に記憶された提案書を読み出して再編集した
    後に該再編集した提案書により前記提案書記憶手段に記
    憶された提案書を更新して記憶させる提案書作成・編集
    手段と、 前記依頼書記憶手段に記憶された依頼書を送信する依頼
    書送信手段と、 前記提案書記憶手段に記憶された提案書を送信する提案
    書送信手段と、 前記依頼書送信手段から送信された依頼書を記憶する送
    信依頼書記憶手段と、 前記提案書送信手段から送信された提案書を記憶する送
    信提案書記憶手段と、 前記依頼書記憶手段に記憶された依頼書、前記提案書記
    憶手段に記憶された提案書、前記送信依頼書記憶手段に
    記憶された依頼書および/または前記送信提案書記憶手
    段に記憶された提案書を表示可能な表示手段と、 前記送信提案書記憶手段に複数の提案書が記憶されてい
    る場合に、前記送信提案書記憶手段に記憶された複数の
    提案書に含まれる複数の費用の見積書を比較して表示さ
    せるように前記表示手段を制御する表示制御手段と、 前記依頼書送信手段ならびに前記提案書送信手段が画像
    データを送信する場合に、該画像データに電子透かしの
    ための作成者情報を埋め込む作成者情報埋め込み手段
    と、 コンペにより自己の要求を示して設計を依頼する依頼者
    が該コンペを利用する際に支払う申込金と、提案者が該
    コンペに参加して該依頼者からの要求に基づいて作成し
    た提案書が採択された際に支払う手数料とを、オンライ
    ンで決済する決済手段と、 依頼者による提案者から提案された提案書の採択を報告
    する報告手段と、 前記報告手段による提案書の採択の報告があった場合
    に、提案書を採択した依頼者がコンペを利用する際に支
    払った前記申込金を返金する返金手段とを有する建築物
    の設計コンペ運営システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の設計コンペ運営システ
    ムにおいて、 提案書に含まれる画像データは、提案者の顔写真を示す
    画像データを含むものである建築物の設計コンペ運営シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 通信回線を通じて建築物の設計コンペを
    開催するための建築物の設計コンペ運営システムとして
    コンピュータを機能させるためのプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体において、 画像データを含む依頼書を記憶する依頼書記憶手段と、 画像データを含む依頼書を作成して前記依頼書記憶手段
    に記憶させるとともに、前記依頼書記憶手段に記憶され
    た依頼書を読み出して再編集した後に該再編集した依頼
    書により前記依頼書記憶手段に記憶された依頼書を更新
    して記憶させる依頼書作成・編集手段と、 画像データならびに費用の見積書を含む提案書を記憶す
    る提案書記憶手段と、 画像データならびに費用の見積書を含む提案書を作成し
    て前記提案書記憶手段に記憶させるとともに、前記提案
    書記憶手段に記憶された提案書を読み出して再編集した
    後に該再編集した提案書により前記提案書記憶手段に記
    憶された提案書を更新して記憶させる提案書作成・編集
    手段と、 前記依頼書記憶手段に記憶された依頼書を送信する依頼
    書送信手段と、 前記提案書記憶手段に記憶された提案書を送信する提案
    書送信手段と、 前記依頼書送信手段から送信された依頼書を記憶する送
    信依頼書記憶手段と、 前記提案書送信手段から送信された提案書を記憶する送
    信提案書記憶手段と、 前記依頼書記憶手段に記憶された依頼書、前記提案書記
    憶手段に記憶された提案書、前記送信依頼書記憶手段に
    記憶された依頼書および/または前記送信提案書記憶手
    段に記憶された提案書を表示可能な表示手段と、 前記送信提案書記憶手段に複数の提案書が記憶されてい
    る場合に、前記送信提案書記憶手段に記憶された複数の
    提案書に含まれる複数の費用の見積書を比較して表示さ
    せるように前記表示手段を制御する表示制御手段と、 前記依頼書送信手段ならびに前記提案書送信手段が画像
    データを送信する場合に、該画像データに電子透かしの
    ための作成者情報を埋め込む作成者情報埋め込み手段
    と、 コンペにより自己の要求を示して設計を依頼する依頼者
    が該コンペを利用する際に支払う申込金と、提案者が該
    コンペに参加して該依頼者からの要求に基づいて作成し
    た提案書が採択された際に支払う手数料とを、オンライ
    ンで決済する決済手段と、 依頼者による提案者から提案された提案書の採択を報告
    する報告手段と、 前記報告手段による提案書の採択の報告があった場合
    に、提案書を採択した依頼者がコンペを利用する際に支
    払った前記申込金を返金する返金手段として、 コンピュータを機能させるためのプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体において、 提案書に含まれる画像データは、提案者の顔写真を示す
    画像データを含むものであるコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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