JP2002196533A - 電子写真用球形トナ−の製造方法及び電子写真用球形トナ− - Google Patents

電子写真用球形トナ−の製造方法及び電子写真用球形トナ−

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JP2002196533A
JP2002196533A JP2000390440A JP2000390440A JP2002196533A JP 2002196533 A JP2002196533 A JP 2002196533A JP 2000390440 A JP2000390440 A JP 2000390440A JP 2000390440 A JP2000390440 A JP 2000390440A JP 2002196533 A JP2002196533 A JP 2002196533A
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Nobuyoshi Shirai
伸佳 白井
Hideki Watanabe
英樹 渡邉
Ryozo Sugawara
良三 菅原
Seiichi Uno
誠一 宇野
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温定着性、耐オフセット性、流動性、
耐久性に優れた狭い粒度分布を有するポリエステル球形
トナーの製造方法、および、低温定着性、耐オフセット
性、流動性、耐久性に優れる電子写真用球形トナ−を提
供すること。 【解決手段】 可逆反応性結合で部分架橋されたポリエ
ステル樹脂(A)と、着色剤(B)とを必須の成分とす
る着色樹脂溶融体(I)を、該ポリエステル樹脂(A)
の溶融状態を維持しつつ水性媒体(II)中に分散した
後、得られた着色樹脂微粒子を分離する電子写真用球形
トナ−の製造方法、および、ポリエステル樹脂(A)と
着色剤(B)とを必須の成分とする電子写真用球形トナ
−。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒ−トロ−ル定着
方式、圧力定着方式、フラッシュ定着方式等各種の静電
記録方式による画像の定着方式に使用できる、電子写真
用球形トナ−の製造方法および電子写真用球形トナ−に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来電子写真の分野においては、画像形
成のために使用される着色剤(以下「トナ−」とい
う。)を構成するバインダ−として、スチレン−アクリ
ル共重合体やポリエステル樹脂等、種々のものが用いら
れている。かかるトナ−は、その大部分は機械的粉砕方
法および分級工程を経て数μmの平均粒子径を有する粉
体に調製され実用に供される。このような機械的粉砕法
で調製されるトナ−に関しては、粉砕に要するエネルギ
−が多大でありコスト面で不利であること、製造される
トナ−粉の形状が不規則的かつ尖点を有するので、その
部分が粉砕時または現像機中で過粉砕されて微粉となり
画像劣化の原因となること、かかる微粉および粗大粒子
を除去し帯電特性を実用レベルに適合させるために分級
工程が不可欠となり、収率の悪化をもたらすこと、画像
品質の向上のため小粒径化した場合、トナ−の流動性が
極端に悪化する等、種々の課題を有している。
【0003】これらの課題を解消する手段として、転相
乳化法による小粒径球形トナーの製造方法(特開平8−
211655号公報)が提案されているが、この技術は
揮発性の有機溶剤を使用するため環境衛生上の難点があ
り、また転相乳化後に溶剤を除去回収する工程や、転相
の際に生じる乳化ロスの回収処理をする工程が必要であ
って、プロセス全体が複雑なものとなる等の難点があ
る。
【0004】また、有機溶剤を用いずに、樹脂と着色剤
とを必須の成分とする着色樹脂溶融体を用い、機械的剪
断力をかけて、主としてポリエステル系のトナ−用着色
球形微粒子の水性分散液を製造する方法が特開平9−3
11502号公報に開示されている。しかし、かかる方
法により適切な粒子径および粒子径分布を具備するトナ
−を得ようとすると、使用できるバインダ−樹脂の分子
量に限界がある。例えば、バインダ−樹脂が分岐タイプ
の高分子量ポリエステル樹脂である場合、この方法で適
用する溶融温度では樹脂の粘度が非常に高くなり、造粒
が極めて困難となり、粒子が得られても形状がひも状等
の異形となって、期待される効果を十分に発揮できない
のが実状であった。
【0005】一方、近年複写機またはプリンターの高速
化等に関連し、低エネルギー化、低ロール圧力化等が望
まれている。その結果、使用される電子写真トナーに
は、定着温度が低く、かつ、高温側の耐オフセット性に
優れることが要求されている。このオフセットとは、特
にロ−ル温度が高温になった場合、紙等の被定着物に定
着されたトナ−の一部がロ−ルに付着し、さらにそれが
再び当該被定着物に転写されることで画像が汚染される
ことをいう。かかるオフセット現象を防ぐ為、バインダ
−の分子量分布を広くし、あるいは部分的に架橋させる
方法が行われているが、これは上記特開平9−3115
02号公報に記載された方法においては造粒を困難にす
る方向であり、好ましくない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、低温
定着性および耐オフセット性に優れ、さらに流動性、耐
久性に優れた狭い粒度分布を有するポリエステル球形ト
ナーの製造方法、および、低温定着性、耐オフセット
性、流動性、耐久性に優れる電子写真用球形トナ−を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる従
来技術の課題を解消すべく鋭意改良研究を行った結果、
可逆反応性結合で架橋されたポリエステル樹脂(A)
と、着色剤(B)とを必須の成分とする着色樹脂溶融体
(I)を、該ポリエステル樹脂(A)の溶融状態を維持
しつつ水性媒体(II)中に機械的剪断力をかけて分散さ
せると、該ポリエステル樹脂(A)は、着色樹脂溶融体
とするための加熱や分散時に受ける加熱下の機械的剪断
力等により可逆反応性結合の一部乃至全部が解離して分
子量が小さくなり溶融粘度が低下するため、造粒が容易
になり、粒度分布の狭い球形のトナ−が容易に得られる
こと、得られた球形トナーは、分散終了から冷却の際に
可逆反応性結合が復活して架橋されたポリエステル樹脂
(A)となるため、低温定着性と耐オフセット性に優
れ、さらに球形であるため流動性、耐久性に優れるこ
と、該ポリエステル樹脂(A)と着色剤(B)とを必須
の成分とする電子写真用球形トナ−は架橋されたポリエ
ステル樹脂(A)からなる球形のトナーであるため、低
温定着性、耐オフセット性、流動性、耐久性に優れるこ
と、等を見い出し、本発明を完成させるに至った。
【0008】すなわち、本発明は、可逆反応性結合で架
橋されたポリエステル樹脂(A)と、着色剤(B)とを
必須の成分とする着色樹脂溶融体(I)を、該ポリエス
テル樹脂(A)の溶融状態を維持しつつ水性媒体(II)
中に機械的剪断力をかけて分散させた後、得られた着色
樹脂微粒子を分離することを特徴とする、電子写真用球
形トナ−の製造方法、および、可逆反応性結合で架橋さ
れたポリエステル樹脂(A)と、着色剤(B)とを必須
の成分とすることを特徴とする、電子写真用球形トナ
−、を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の電子写真用球形
トナ−の製造方法について詳細に説明する。本発明の製
造方法に使用する、可逆反応性結合で部分架橋されたポ
リエステル樹脂(A)は、例えば、公知慣用の原料およ
び製造方法により調製される。本発明にいう「可逆反応
性結合」とは、熱、剪断力、その他の外部条件の変化に
よって化学結合が可逆的に形成または解離する結合をい
う。かかる可逆反応性結合には種々のものがあるが、代
表的にはイオン結合、配位結合、重合性2重結合の重合
により形成される共有結合、ウレタン結合(−NHCO
O−)等がある。イオン結合の例としては、カルボキシ
ル基を有するポリエステル樹脂とマグネシウム等の多価
金属イオンとの塩形成による分子内または分子間結合が
ある。また、配位結合の例としては、カルボキシル基、
スルフォン酸基等の酸基を有するポリエステル樹脂と酸
化亜鉛等の多価金属の酸化物若しくはハロゲン化物との
反応によって生成する結合がある。さらに、重合性2重
結合の重合により形成される共有結合の例としては、2
重結合を有する重合性モノマ−からラジカル重合により
生成する共有結合があり、かかる共有結合は重合体に特
有の天井温度を越えるとその結合が解離し、解重合し始
める。これらの可逆反応性結合の中では、トナ−の定着
特性および無溶剤微粒化法における造粒性の点で、ウレ
タン結合(−NHCOO−)が好ましい。
【0010】ウレタン結合は、活性水素基とイソシアネ
−ト基との反応によって形成され、下記一般式で表され
る。
【化1】
【0011】ウレタン結合の形成に関与する活性水素基
としては、1級から3級までの水酸基、アミノ基、アセ
トアセトキシ基、フェノ−ル性水酸基、カルボキシル
基、アミド基等がある。かかるウレタン結合は、熱など
の外部条件により解離し活性水素基とイソシアネ−ト基
が再生する。本発明の製造方法においては、着色樹脂溶
融体(I)の溶融粘度を加熱により造粒可能な粘度まで
低下させることが望ましく、そのため活性水素基として
はアセトアセトキシ基、2級または3級の水酸基、フェ
ノ−ル性水酸基が好ましい。
【0012】上記可逆反応性結合で架橋されたポリエス
テル樹脂(A)は、例えば、活性水素基を有するポリエ
ステル樹脂(a)と、多価金属酸化物(M1)、多価金
属ハロゲン化物(M2)またはポリイソシアネ−ト化合
物(PI)との反応によって得られる。
【0013】上記ポリエステル樹脂(a)中に含まれ、
可逆反応性結合の生成に関与する活性水素基の量は、造
粒性および定着/オフセット性とのバランスを考慮する
と、0.02〜5mmol(ミリモル)/gの範囲にあ
ることが好ましく、0.2〜2mmol/gの範囲にあ
ることがより好ましい。
【0014】ここで用いる活性水素基を有するポリエス
テル樹脂(a)を調製する際に使用される原料として
は、ポリエステル樹脂を構成する公知慣用の原料であれ
ば、特に制限なく使用することができる。使用される原
料で代表的なものは、ジカルボン酸等の多塩基酸、その
無水物あるいはその低級アルキルエステルの反応性誘導
体等(以下「多塩基酸類」という。)と、ジオ−ル等の
多価アルコ−ル類が挙げられ、以下のものが好適に用い
られる。
【0015】ジカルボン酸としては、例えば、マレイン
酸、無水マレイン酸、フマ−ル酸、イタコン酸、無水イ
タコン酸、修酸、マロン酸、コハク酸、無水コハク酸、
ドデシルコハク酸、ドデシル無水コハク酸、ドデセニル
コハク酸、ドデセニル無水コハク酸、アジピン酸、アゼ
ライン酸、セバチン酸、デカン−1,10−ジカルボン
酸等の脂肪族二塩基酸;フタル酸、無水フタル酸、テト
ラヒドロフタル酸およびその無水物、ヘキサヒドロフタ
ル酸およびその無水物、テトラブロムフタル酸およびそ
の無水物、テトラクロルフタル酸およびその無水物、ヘ
ット酸およびその無水物、ハイミック酸およびその無水
物、イソフタル酸、テレフタル酸、シクロヘキサンジカ
ルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族
または脂環族の二塩基酸類;等が挙げられる。
【0016】さらに、3官能以上の原料成分として、1
分子中に3個以上のカルボキシル基を有するカルボン酸
およびその反応性誘導体も使用することができる。これ
らの代表的なものを挙げると、トリメリット酸、無水ト
リメリット酸、メチルシクロヘキセントリカルボン酸、
メチルシクロヘキセントリカルボン酸無水物、ピロメリ
ット酸、無水ピロメリット酸等がある。これらの多塩基
酸類はそれぞれ単独で使用してもよいし、2種以上のも
のを併用してもよい。
【0017】さらに、上記した多塩基酸類は、そのカル
ボキシル基の一部または全部がアルキルエステル、アル
ケニルエステルまたはアリ−ルエステルとなっているも
のも使用できる。
【0018】また、ポリエステル樹脂(a)を調製する
際に原料成分として、例えば、ジメチロ−ルプロピオン
酸、ジメチロ−ルブタン酸、6−ヒドロキシヘキサン酸
のような、1分子中に水酸基とカルボキシル基を併有す
る化合物あるいはそれらの反応性誘導体も使用できる。
さらに、安息香酸、p−tert−ブチル安息香酸のよ
うな一塩基酸も本発明の効果を損なわない範囲内で併用
することができる。
【0019】次に、多価アルコ−ル類として代表的なも
のを挙げると、エチレングリコ−ル、1,2−プロピレ
ングリコ−ル、1,4−ブタンジオ−ル、1,5−ペン
タンジオ−ル、1,6−ヘキサンジオ−ル、ジエチレン
グリコ−ル、ジプロピレングリコ−ル、トリエチレング
リコ−ル、ネオペンチルグリコ−ル等の脂肪族ジオ−ル
類;ビスフェノ−ルA、ビスフェノ−ルF等のビスフェ
ノ−ル類;ビスフェノ−ルAのエチレンオキサイド付加
物、ビスフェノ−ルAのプロピレンオキサイド付加物等
のビスフェノ−ルAアルキレンオキサイド付加物;キシ
リレンジグリコ−ル、シクロヘキサンジメタノ−ル、水
添ビスフェノ−ルA等のアラルキレングリコ−ルまたは
脂環族のジオ−ル類;がある。
【0020】また、フェニルグリシジルエ−テル、「カ
−ジュラE10」〔シェルケミカル社製分岐脂肪酸のモ
ノグリシジルエステル〕等のモノエポキシ化合物もかか
るジオ−ル類として使用することができる。
【0021】3官能以上の原料成分の一つとして、3個
以上の水酸基を有する化合物も使用することができ、そ
の代表的なものとして、グリセリン、トリメチロ−ルエ
タン、トリメチロ−ルプロパン、ソルビト−ル、1,
2,3,6−ヘキサンテトロ−ル、1,4−ソルビタ
ン、ペンタエリスリト−ル、ジペンタエリスリト−ル、
2−メチルプロパントリオ−ル、1,3,5−トリヒド
ロキシベンゼン、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソ
シアヌレ−ト等がある。
【0022】また、下記に示すようなポリエポキシ化合
物も3官能以上の原料成分としての多価アルコ−ル類と
して使用することができる。例えば、エチレングリコー
ル、ヘキサンジオ−ル、ネオペンチルグリコール、トリ
メチロールプロパン、トリメチロールエタン、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、水添ビスフ
ェノールAの如き、各種の脂肪族ないしは脂環式ポリオ
ールのポリグリシジルエーテル類;
【0023】ヒドロキノン、カテコール、レゾルシン、
ビスフェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノール
Fの如き、各種のフェノ−ル性水酸基の2個を含有する
化合物のポリグリシジルエーテル類;上記したフェノ−
ル性水酸基の2個を含有する化合物のエチレンオキシド
もしくはプロピレンオキシド付加体の如き誘導体のジグ
リシジルエーテル類;
【0024】ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリテトラメチレングリコールの如き、各
種のポリエーテルポリオールのポリグリシジルエーテル
類;トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−ト
のポリグリシジルエーテル類;アジピン酸、ブタンテト
ラカルボン酸、プロパントリカルボン酸、フタル酸、テ
レフタル酸、トリメリット酸の如き、各種の脂肪族ない
しは芳香族ポリカルボン酸のポリグリシジルエステル
類;等が挙げられる。
【0025】これら上記した多価アルコ−ル類は、単独
で使用してもよいし2種以上のものを併用することもで
きる。さらに、これらの多価アルコ−ル類の他、ステア
リルアルコ−ルなどの1価の高級アルコ−ル等も本発明
の特徴を損なわない範囲で併用することができる。
【0026】本発明の製造方法において、造粒に適切な
温度において可逆反応性結合で架橋されたポリエステル
樹脂(A)の溶融粘度が十分低くなるためには、その原
料として用いる活性水素を有するポリエステル樹脂
(a)が、アセトアセトキシ基、2級水酸基、3級水酸
基およびフェノ−ル性水酸基の中から選ばれる1種以上
の活性水素基を有するポリエステル樹脂(a1)である
ことが好ましい。
【0027】かかる活性水素基を有するポリエステル樹
脂(a1)を得る方法には特に制限はないが、例えば、
以下の方法が挙げられる。 活性水素基がアセトアセトキシ基の場合;1,1−ジ
メチルエチル−3−オキソ酪酸(t−ブチルアセトアセ
テ−ト)のようなアセトアセトキシ基を有する化合物と
ポリエステル樹脂の末端の水酸基とのエステル交換反応
により、t−ブタノ−ルを系外へ除去しながらアセトア
セトキシ基をポリエステル末端へ導入する方法。
【0028】活性水素基が2級水酸基の場合;ポリエ
ステル樹脂(a)を調製する際の原料として、グリセリ
ン等の2級水酸基を有する多価アルコ−ル類を使用し、
エステル化反応の反応性の違いにより1級の水酸基を優
先的に反応させて、分子鎖末端にグリセリンに由来する
2級水酸基を導入する方法。
【0029】活性水素基が3級水酸基の場合;ポリエ
ステル樹脂(a)を調製する際の原料として、イソプレ
ングリコ−ルのような3級水酸基と1級水酸基を併有す
る多価アルコ−ル類を使用し、反応性の違いにより3級
水酸基を分子末端に導入する方法。
【0030】活性水素基がフェノ−ル性水酸基の場
合;ポリエステル樹脂(a)を調製する際の原料とし
て、ビスフェノ−ルA、ビスフェノ−ルF、ビスフェノ
−ルS等のビスフェノ−ル類を使用してポリエステル樹
脂中にフェノ−ル性水酸基を導入する方法。
【0031】ポリエステル樹脂(a)を調製するには、
例えば、公知慣用の方法が使用できる。すなわち、上記
した原料成分である多塩基酸類および多価アルコ−ル類
を窒素雰囲気中で加熱下に脱水縮合させて調製する方法
が一般的である。この際使用される装置としては、窒素
導入口、温度計、攪拌装置、精留塔等を備えた反応容器
の如き回分式の製造装置が好適に使用できるほか、脱気
口を備えた押し出し機や連続式の反応装置、混練機等も
使用できる。また、上記脱水縮合の際、必要に応じて反
応系を減圧することによって、エステル化反応を促進す
ることもできる。さらに、エステル化反応の促進のため
に、公知慣用の触媒を添加することもできる。
【0032】次に、可逆反応性結合で架橋されたポリエ
ステル樹脂(A)を得るために使用する多価金属酸化物
(M1)または多価金属ハロゲン化物(M2)として
は、例えば、Mg、Ca、Sr、Ba、Ti、Zr、
V、Cr、Mo、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Z
n、および、Alからなる群から選ばれる多価金属の酸
化物またはハロゲン化物が挙げられる。
【0033】更に、ポリイソシアネ−ト化合物(PI)
としては、例えば、トリレンジイソシアネ−ト、ジフェ
ニルメタン−4,4′−ジイソシアネ−ト等の各種の芳
香族ジイソシアネ−ト類;メタ−キシリレンジイソシア
ネ−ト、α,α,α′,α′−テトラメチル−メタ−キ
シリレンジイソシアネ−ト等の各種のアラルキルジイソ
シアネ−ト類;ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、リジ
ンジイソシアネ−ト、1,3−ビスイソシアナ−トメチ
ルシクロヘキサン、2−メチル−1,3−ジイソシアナ
−トシクロヘキサン、2−メチル−1,5−ジイソシア
ナ−トシクロヘキサン、イソホロンジイソシアネ−ト等
の各種の脂肪族ないしは脂環式ジイソシアネ−ト類;上
記した各種のポリイソシアネ−ト類を、多価アルコール
類と付加反応させて得られるイソシアネ−ト基を有する
プレポリマー類;上記した各種のポリイソシアネ−ト類
を環化三量化させて得られるイソシアヌレート環を有す
るプレポリマー類;上記した各種のポリイソシアネ−ト
類と水とを反応させて得られる、ビウレット構造を有す
るポリイソシアネ−ト類;2−イソシアナ−トエチル
(メタ)アクリレート、3−イソプロペニル−α,α−
ジメチルベンジルイソシアネ−ト、(メタ)アクリロイ
ルイソシアネ−ト等の各種のイソシアネ−ト基を有する
ビニル単量体の単独重合体;これらのイソシアネ−ト基
含有ビニル単量体を該単量体と共重合可能な、それぞ
れ、(メタ)アクリル系、ビニルエステル系、ビニルエ
ーテル系、芳香族ビニル系またはフルオロオレフィン系
のビニル単量体類と共重合させて得られる、それぞれ、
イソシアネ−ト基含有の、アクリル系共重合体、ビニル
エステル系共重合体、フルオロオレフィン系共重合体
類;等が挙げられる。
【0034】本発明の製造方法で用いるポリエステル樹
脂(A)を製造する方法は、例えば、前記したようにポ
リエステル樹脂(a)と多価金属化合物(M1)、(M
2)またはポリイソシアネ−ト化合物(PI)とが実質
的に可逆反応性結合を形成するように制御された条件下
であればよく、具体的には、ポリエステル樹脂(a)
を加熱して溶融状態とし、そこへ多価金属化合物(M
1)、(M2)またはポリイソシアネ−ト化合物(P
I)を徐々に投入し反応させる方法、予めポリエステ
ル樹脂(a)を合成する際に使用される原料と、多価金
属化合物(M1)、(M2)またはポリイソシアネ−ト
化合物(PI)とを混合し、昇温して、脱水縮合反応と
可逆反応性結合形成を同時に進行させる方法、などの方
法がある。
【0035】その際使用できる装置としては、ポリエス
テル樹脂(a)を調製する際に用いられる前記した反応
装置類が好適に使用できる。
【0036】本発明の製造方法に使用する可逆反応性結
合で架橋されたポリエステル樹脂(A)は、良好な水分
散性を発現させるためには親水性基を官能基として含む
ことが好ましい。かかる親水性基のうち代表的なものを
例示すると、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、スル
フォン酸基、リン酸基などが挙げられるが、水酸基、ま
たはカルボキシル基が好ましい。
【0037】かかる親水性基をポリエステル樹脂(A)
に導入する方法としては、上記のポリエステル樹脂
(a)を調製する際に使用される原料をそのまま使用す
る方法でも良いし、かかる原料に親水性基を導入したも
のを使用してポリエステル樹脂(A)を調製する方法で
も良い。
【0038】また、本発明の製造方法に使用するポリエ
ステル樹脂(A)は、親水性基の場合と同じ理由で官能
基として疎水性基を含むことが好ましい。かかる疎水性
基のうち代表的なものを例示すると、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチ
ル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ドデシ
ル基、ドデセニル基等のアルキル基ないしアルケニル基
が挙げられるが、炭素数が4〜20のアルキル基または
炭素数が4〜20のアルケニル基が好ましい。これらの
アルキル基またはアルケニル基は直鎖状でもよく、分岐
状のものでもよい。
【0039】さらに、ポリエステル樹脂(A)として
は、分散が容易で、分散系の安定性が特に良好となるこ
とから、カルボキシル基を有し、カルボキシル基の一部
ないしは全部を塩基性化合物で中和することにより、自
己水分散性(乳化剤の非存在下でも水中に分散すること
が可能)となるポリエステル樹脂(A1)であることが
好ましく、その酸価としては5〜200mgKOH/g
であることが好ましい。
【0040】上記ポリエステル樹脂(A1)の中和に用
いる塩基性化合物としては、例えば、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなどのアルカリ化
合物、それらの炭酸塩、それらの酢酸塩;アンモニア
水、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミ
ン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン
などのアルキルアミン類;ジエタノールアミンなどのア
ルカノールアミン類;などを使用することができる。こ
れらの中でも乾燥工程で大部分が除去され、トナーとし
ての特性に影響を与えない点で、アンモニア水を用いる
のが好ましい。
【0041】上記塩基性化合物の使用方法としては、特
に限定されないが、水性媒体(II)中に添加して用いる
方法が好ましく、その添加量はポリエステル樹脂(A
1)を自己水分散性とするのに十分な量であることが好
ましい。
【0042】また、ポリエステル樹脂(A)は、トナ−
としての実用性を考慮した場合、そのGPC(ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー)法による重量平均分
子量は、10,000〜500,000の範囲にあるこ
とが好ましく、なかでも、30,000〜30,000
0の範囲にあることが特に好ましい。
【0043】さらに、トナ−の耐オフセット性を良好に
する観点より、ポリエステル樹脂(A)は、前記した3
官能以上の原料成分を併用して調製されるものであるこ
とが好ましい。
【0044】次に、本発明の製造方法に使用される着色
剤(B)について説明する。着色剤(B)として使用で
きる代表的なものを挙げると、黒色トナ−の場合、サ−
マルブラック法、アセチレンブラック法、チャンネルブ
ラック法、ファ−ネスブラック法、ランプブラック法等
により製造される各種のカ−ボンブラックがあり、カラ
−トナ−の場合、フタロシアニンブル−、アニリンブル
−、カルコオイルブル−、ウルトラマリンブル−、メチ
レンブル−クロライド、マラカイトグリ−ンオクサレ−
ト、クロムイエロ−、キノリンイエロ−、デュポンオイ
ルレッド、ロ−ズベンガル等の顔料やニグロシン系また
はロ−ダミン系染料などがある。これらは、それぞれ単
独で使用できるし、2種以上を併用してもよい。
【0045】また、本発明の製造方法には、上記のポリ
エステル樹脂(A)および着色剤(B)に加えて下記の
ような帯電制御剤、ワックス、流動調整剤等を使用する
こともできる。
【0046】帯電制御剤としては、低分子化合物から高
分子化合物まで種々の物質が使用できるが、代表的なも
のを挙げると、ニグロシン染料、4級アンモニウム化合
物、アミノ基を有するモノマ−を単独重合あるいは共重
合してなる高分子化合物や、有機金属錯体、キレ−ト化
合物等がある。
【0047】ワックスは、複写機あるいはプリンタ−等
の定着ロ−ルにトナ−がオフセットすることを防止し、
かつ低温定着が可能となるよう添加されるが、その代表
的なものを挙げると、天然ワックス、各種のポリオレフ
ィン類等がある。
【0048】流動調整剤は、トナ−の流動性を向上させ
るために添加されるが、例えばフッ化ビニリデン微粉
末、ポリテトラフルオロエチレン微粉末、湿式法若しく
は乾式法のシリカ微粉末等が挙げられる。
【0049】次に、本発明の製造方法について説明す
る。本発明の製造方法にかかる電子写真用球形トナ−
は、例えば、以下に説明する製造方法によって製造され
る。
【0050】すなわち、(1)可逆反応性結合で架橋さ
れたポリエステル樹脂(A)、好ましくは前記ポリエス
テル樹脂(A1)と、着色剤(B)と、その他必要に応
じて添加剤、例えば帯電制御剤、ワックス、流動調整剤
などを加圧ニーダー、加熱3本ロール、2軸押出混練機
などを用いて溶融混練し、着色樹脂溶融体(I)を製造
し、(2)次に、この着色樹脂溶融体(I)と、該ポリ
エステル樹脂(A)の溶融状態を維持できる温度に加熱
した水性媒体(II)、好ましくはポリエステル樹脂(A
1)中のカルボキシル基を中和する塩基性物質を含有さ
せた水性媒体中に、溶融状態を維持しながら、必要に応
じて加圧下で、機械的剪断力をかけて微粒子状に分散さ
せ、(3)その後、好ましくは直ちに、急速冷却するこ
とにより着色樹脂微粒子の水分散液を製造し、(4)該
分散液から該着色樹脂微粒子を分離し、(5)分離され
た着色樹脂微粒子を乾燥し、その後必要に応じて疎水性
シリカなどの外添剤を添加してトナーとする製造方法で
ある。
【0051】上記した着色樹脂溶融体(I)に機械的剪
断力をかけて水性媒体(II)中に微粒子状に分散させる
ための装置としては、特に制限はないが、代表的な市販
品を例示すると、マントンゴーリン高圧ホモジナイザ−
(ゴ−リン社)、連続式超音波ホモジナイザ−(日本精
機株式会社)、ナノマイザ−(ナノマイザ−社)、マイ
クロフルイダイザ−(みずほ工業株式会社)、ハレル型
ホモジナイザ−、スラッシャ(三井鉱山株式会社)、キ
ャビトロン(株式会社ユ−ロテック)などの装置を例示
することができ、なかでも回転型連続分散装置であるキ
ャビトロンが好ましい。
【0052】上記回転型連続分散装置キャビトロンは、
スリットを有するリング状の突起を備えた固定子と、ス
リットを有するリング状の突起を備えた回転子とが、間
隔を保って相互に咬み合うように同軸上に設けられた構
造を有する回転型連続分散装置であり、これを用いた分
散方法は、固定子と回転子の中心部分に、着色樹脂溶融
体(I)と加熱した水性媒体(II)とを供給し、回転子
を高速回転させながら該スリットと該間隔とを通して中
心部分から外周の方向に着色樹脂溶融体(I)と加熱し
た水性媒体(II)とを流動させることにより着色樹脂溶
融体(I)に機械的剪断力をかけて、水性媒体(II)中
に着色樹脂溶融体(I)を微粒子状に分散させる分散装
置方法である。
【0053】以下、図面により上記のような回転型連続
式分散装置を用いた本発明の製造方法について詳しく説
明する。
【0054】図1は本発明の製造方法に用いられる回転
型連続式分散装置の固定子の一例を示す斜視図、図2は
本発明の製造方法に用いられる回転型連続式分散装置の
回転子の一例を示す斜視図、図3は本発明に用いる回転
型連続式分散装置の要部の一例を表した断面図、図4は
図3のA−A’断面を側面から見たときの固定子突起と
回転子突起の組み合わせ状態を表した図である。
【0055】図1〜図4に示すように、回転型連続分散
装置の固定子1は、中心に設置され、その中心に液入口
2を備えている。固定子1の円形状の面上には、固定子
と同心円でリング状に並べられた突起3が1段又は2段
以上の多段状に備えられており、従って、突起同士の間
隙には、円周溝4が形成されている。そして、突起同士
の間には複数のスリット5が形成されている。
【0056】この分散装置内の固定子1に対向する内壁
の中心には駆動軸6が設置され、駆動装置に接続されて
回転される。回転子7は、固定子1と平行で、かつ中心
が揃うように駆動軸の先端に固定されている。固定子1
に対向する回転子7の面上には、回転子と同心円でリン
グ上に並べられた突起8が一段または2段以上の多段状
に備わっている。従って、突起同士の間隙には、固定子
と同様に、環状の溝9が形成されている。そして、突起
同士の間には複数のスリット10が形成されている。
【0057】この固定子1と回転子7とは、固定子1の
突起3と回転子7の突起8が僅かな間隙を保つように、
咬み合わされた状態で使用に供される。
【0058】この分散装置の液入口部2に、着色樹脂溶
融体(I)と加熱された水性媒体(II)が供給され、そ
れらからなる混合物は回転子7が回転すると、最も内側
に位置する回転子7の突起8のスリット10に入り、遠
心力により該回転子7の突起8の外側から環状の溝9に
吐出され、次いで最も内側に位置する固定子1の突起3
のスリット5に入る。さらに、このスリット5に流入し
た混合物は、固定子1の環状の溝4に押し出される。こ
のようにして当該混合物は、回転子7の回転により遠心
力を受け、スリット内を液入口から吐出口へと流動す
る。一方回転子7と固定子1のスリットのずれにより混
合物の遠心流れの封じ込めと開放を繰り返して差圧が発
生する。さらに回転子7と固定子1の微少隙間で混合液
に対し剪断力が働く。この中心から外周方向への流れと
円周方向流れが直角に衝突し、それによって、強力な撹
拌・破砕効果が発生し、これにより着色樹脂溶融体
(I)が、加熱された水性媒体(II)中に微粒子状に分
散した分散液が得られる。
【0059】この分散装置の回転子7の回転数は駆動軸
に接続された駆動モーターで制御される。回転数が大き
く周速が大きいほど大きい遠心力と剪断力を受けて、水
性媒体中に分散した着色樹脂混合物の溶融体の粒子径が
小さくなる。直径10cmの回転子を使用して平均粒子
径が10μm以下の電子写真用球形トナーを製造する場
合、好ましい回転数は3,000〜10,000rpm
である。
【0060】このような回転型連続分散装置を使用する
場合、着色樹脂溶融体(I)の良好な流動性を維持する
ために、当該分散装置には保温のためのジャケットを設
置することが好ましい。そして、分散装置内の温度は、
着色樹脂溶融体(I)の温度、供給する水性媒体(II)
の温度、および、ジャケットによる保温効果と装置内で
の剪断により発生する熱量のバランスを取ることによ
り、一定温度に制御される。
【0061】かかる分散装置内の圧力は、水性媒体(I
I)の装置内における蒸気圧と高速回転する回転子によ
る吐出圧で決まる。また、着色樹脂溶融体(I)の水分
散液を冷却して得られる分散液の取り出しは、取り出し
口に自動圧力制御弁を設けて、内部圧を一定に保ちつ
つ、分散液を大気圧下に連続的に取り出すのが好まし
い。
【0062】次に、本発明の球形トナ−について説明す
る。本発明の球形トナ−は、可逆反応性結合で架橋され
たポリエステル樹脂(A)と、着色剤(B)とを必須の
成分としてなることを特徴とする。ポリエステル樹脂
(A)および着色剤(B)の内容は前述したとおりであ
る。
【0063】さらに、本発明の球形トナ−は、その形状
が球形であることに特徴を有する。すなわち、球形であ
ることにより、粉砕法と比較してキャリヤ汚染を起こし
にくく、かつ極めて耐久性・流動性に優れるため画像の
品質が著しく向上する。本発明にいう「球形」は、真球
状はもちろん、楕円状、繭状等を含む広い概念であるが
形状中に鋭利な尖点部分を含まないものをいう。
【0064】また、本発明の球形トナ−の粒子径は、体
積平均粒子径で通常2〜20μmであるが、画像の解像
力の点で3〜13μmが好ましく、より好ましくは3〜
8μmである。
【0065】本発明における平均粒子径とは、粒度分布
測定機であるコールターマルチサイザ−2(ベックマン
・コールター社製)で測定した50%体積平均粒子径の
値をいう。
【0066】本発明におけるトナ−の粒度分布とは、コ
−ルタ−マルチサイザ−2を用いた体積粒子径の分布測
定において、16%径と84%径の比の平方根で表され
る値「√(D16/D84)」をいうが、ここで16%
径とは体積粒子径の大きい側から粒子の重量を積算した
ときの重量が全重量の16%となる位置にある粒子の体
積粒子径をいい、同様に84%径とは粒子の重量を積算
したときの重量が全重量の84%となる位置にある粒子
の体積粒子径をいう。
【0067】この数値が大きいほど粒度分布の広がりが
大きく、小さいほど粒度分布の広がりは小さいことを示
す。この数値が1.36以下であることは、トナーとし
て実用上問題のないレベルにまで分級されたことを表
す。本発明に係る電子写真用球形トナーは、上記の粒度
分布の数値から分布がシャープであり、通常分級工程を
必要としないものである。
【0068】
【実施例】次に、合成例、実施例および比較例により本
発明を具体的に説明する。ただし、本発明の技術的な範
囲は以下の実施例に限定されるものではない。例中
「部」とあるのは、特にことわりがない限り重量部を表
わす。
【0069】合成例1〔可逆反応性結合を有するポリエ
ステル樹脂(A)の調製〕 攪拌装置、窒素導入管、温度センサ−、精留塔を備えた
内容量5リットルのフラスコにビスフェノ−ルAのエチ
レンオキサイド付加物(平均付加モル数2.2、水酸基
価約360mgKOH/g)2,676部、トリメチロ
−ルプロパン172部、テレフタル酸1,316部、お
よび、イソフタル酸146部を仕込み、1時間を要して
温度を190℃まで上げ、反応系内が均一に攪拌されて
いることを確認した後、ジブチル錫オキサイド2.0部
を投入した。さらに生成する水を留去しながら同温度か
ら240℃まで6時間を要して温度を上げ、240℃で
さらに3時間脱水縮合反応を継続し、酸価が8.5mg
KOH/g、環球法による軟化点が108℃になるまで
反応させて、0.15mmol/gのカルボキシル基を
有するポリエステル樹脂を得た。次いで、温度を210
℃まで下げ、酸化亜鉛80部を徐々に投入し、同温度で
1時間反応を継続し、酸価が0.5mgKOH/g、環
球法による軟化点が125℃、重量平均分子量が68,
000の可逆反応性結合を有するポリエステル樹脂を得
た。これをポリエステル樹脂(A−1)と略記する。
【0070】合成例2(同上) 攪拌装置、窒素導入管、温度センサ−、精留塔を備えた
内容量5リットルのフラスコにビスフェノ−ルAのエチ
レンオキサイド付加物(平均付加モル数2.2、水酸基
価約360mgKOH/g)2,676部、トリメチロ
−ルプロパン172部、テレフタル酸1,316部、お
よび、イソフタル酸146部を仕込み、1時間を要して
温度を190℃まで上げ、反応系内が均一に攪拌されて
いることを確認した後、ジブチル錫オキサイド2.0部
を投入した。さらに生成する水を留去しながら同温度か
ら240℃まで6時間を要して温度を上げ、240℃で
さらに3時間脱水縮合反応を継続し、酸価が8.5mg
KOH/g、環球法による軟化点が108℃になるまで
反応させた。次いで、温度を160℃まで下げ、t−ブ
チルアセトアセテ−ト(以下、「TBAA」と略す。)
395部を徐々に滴下し、発生するt−ブタノ−ルを留
去しながら同温度で1時間反応を継続した後、反応系を
4×10-3MPaの減圧下におき、同温度でさらにt−
ブタノ−ルが留出しなくなるまでアルコ−ル交換反応を
継続して、0.60mmol/gのアセトアセトキシ基
を有するポリエステル樹脂を得た。次いで、同温度でバ
−ノックDN−990S〔大日本インキ化学工業(株)
製ポリイソシアネ−トプレポリマ−、イソシアネ−ト基
含有量18重量%〕117部を1時間を要して投入し、
酸価が7.5(mgKOH/g)で、環球法による軟化
点が123℃で、重量平均分子量が54,000の可逆
反応性結合を有するポリエステル樹脂を得た。これをポ
リエステル樹脂(A−2)と略記する。
【0071】合成例3(同上) 攪拌装置、窒素導入管、温度センサ−、精留塔を備えた
内容量5リットルのフラスコにビスフェノ−ルAのエチ
レンオキサイド付加物(平均付加モル数2.2、水酸基
価約360mgKOH/g)2,676部、トリメチロ
−ルプロパン80部、イソプレングリコ−ル80部、お
よび、テレフタル酸1,462部を仕込み、1時間を要
して温度を190℃まで上げ、反応系内が均一に攪拌さ
れていることを確認した後、ジブチル錫オキサイド2.
0部を投入した。さらに生成する水を留去しながら同温
度から240℃まで6時間を要して温度を上げ、240
℃でさらに3時間脱水縮合反応を継続し、酸価が6.0
mgKOH/g、環球法による軟化点が107℃になる
まで反応させて、0.19mmol/gの水酸基を有す
るポリエステル樹脂を得た。これをポリエステル樹脂
(a−1)と略記する。次いで、温度を160℃まで下
げ、同温度でバ−ノックDN−990S 180部を1
時間を要して投入し、酸価が5.8(mgKOH/g)
で、環球法による軟化点が124℃で、重量平均分子量
が64,000の可逆反応性結合を有するポリエステル
樹脂を得た。これをポリエステル樹脂(A−3)と略記
する。
【0072】合成例4〔比較用ポリエステル(A´)の
調製〕 攪拌装置、窒素導入管、温度センサ−、精留塔を備えた
内容量5リットルのフラスコにビスフェノ−ルAのエチ
レンオキサイド付加物(平均付加モル数2.2、水酸基
価約360mgKOH/g)2,676部、トリメチロ
−ルプロパン172部、テレフタル酸1,316部、お
よび、イソフタル酸146部を仕込み、1時間を要して
温度を190℃まで上げ、反応系内が均一に攪拌されて
いることを確認した後、ジブチル錫オキサイド2.0部
を投入した。さらに生成する水を留去しながら同温度か
ら240℃まで6時間を要して温度を上げ、240℃で
さらに8時間脱水縮合反応を継続し、酸価が4.5mg
KOH/g、環球法による軟化点が125℃、重量平均
分子量が65,000のポリエステル樹脂を得た。これ
を比較用ポリエステル樹脂(A´)と略記する。
【0073】なお、上記合成例1〜4においてGPC法
による重量平均分子量の測定は、Shodex GPC
SYSTEM−21〔昭和電工(株)製〕を使用して行
なった(以下も同様である)。
【0074】実施例1 [トナーの調製]ポリエステル樹脂(A−1)90部と
カーボンブラック(キャボット社製ELFTEX8)1
0部とを、2軸連続混練機を用いて溶融混練して、18
0℃に加熱された着色樹脂溶融体(I−1)とし、これ
をキャビトロンCD1010(株式会社ユーロテック製
回転型連続分散装置)に毎分100gの速度で移送し
た。別途準備した水性媒体タンクには試薬アンモニア水
をイオン交換水で希釈した0.37重量%濃度の希アン
モニア水〔水性媒体(II−1)〕を入れ、熱交換器で1
25℃に加熱しながら毎分0.1リットルの速度で、上
記着色樹脂溶融体(I−1)と同時に、上記キャビトロ
ンに移送した。
【0075】回転子の回転速度が7500rpm、圧力
が5Kg/cm2 の運転条件下、上記キャビトロンで製
造した温度135℃の分散液を10秒間で温度35℃ま
で冷却して出口から取り出した。この分散液中のトナ−
粒子は球形であり、分散液の濃度は固形分が50重量%
であった。コ−ルタ−マルチサイザ−2による測定によ
り、トナ−粒子の平均粒子径は6.9μmであり、その
粒度分布は1.34であった。このトナ−原体粒子は、
トナ−として実用的に使用するための粒度調整を必要と
しないものであった。トナ−原体粒子を濾別した後に水
洗を行い、乾燥して粉体のトナ−原体を得た。このトナ
−原体粒子100部に対し、0.2部の疎水性シリカ
(日本アエロジル社製R−972)をドライブレンドし
て平均粒径6.9μmの球形の黒色トナーを得た。この
黒色トナ−を「トナ−1」と略記する。
【0076】[トナーの評価]得られたトナ−1を使用
し、トナ−濃度が10重量%となるように酸化鉄粉(平
均粒子径100μm)と混合し、電子写真用現像剤を得
た。この現像剤を用いて、定着/オフセット、定着強度
および画像品質の評価を行った。具体的には、実際の複
写機の定着ロ−ルを用いて定着下限温度(「Tl」と略
記する。)、非オフセット上限温度(「Tu」と略記す
る。)、定着強度および画像品質の評価を行った。その
結果を第1表に示す。
【0077】定着/オフセットの評価方法の詳細は、以
下〜のとおりである。すなわち、調製した電子写
真用現像剤を用い、紙が定着機構に移行する直前に当該
紙を取り出せるように改造した電子写真複写機「U−B
ix5000」(小西六写真工業社製)によりA4サイ
ズの普通紙に未定着の黒ベタの帯状画像(幅2cm長さ
10cm)を、定着/オフセット試験を実施する各温度
(80〜250℃で10℃ごと18水準)に対応した枚
数分と、境界領域の評価を5℃きざみで行うときに使用
する枚数分とを作成し、次いで、直径が50mmで表
層がテフロン(登録商標)製の熱ロ−ラ−と、表層がシ
リコ−ンゴム製の定着ロ−ラ−からなり、かつ熱ロ−ラ
−の温度を80〜250℃の範囲で任意に設定できるよ
うにした定着機を使用し、線速度450mm/秒、線圧
0.8Kg/cm、ニップ幅8mm、温度80〜250
℃〔10℃間隔、ただし、定着下限温度(Tl)および
非オフセット上限温度(Tu)付近の境界領域では5℃
間隔〕の条件下で当該黒ベタの帯状画像を普通紙に熱定
着させた後、得られた帯状の定着画像を脱脂綿でこす
ってもトナ−が脱脂綿に付着しなくなるを定着下限温度
(Tl)とし、また、かかる普通紙の定着画像以外の白
色部分に定着ロ−ルからオフセットしたトナ−が再度付
着することによる画像の汚染が認められなくなる温度を
非オフセット上限温度(Tu)として、評価した。
【0078】定着強度は、それぞれ120℃および16
0℃で黒ベタ画像を定着させた複写物にテ−プを付着さ
せ、剥離したときのテ−プに付着したトナ−の量を10
段階で目視評価した。数字の大きいもの程、付着トナ−
が少なく、低温定着性が良好であることを表す。
【0079】画像品質は、電子写真学会テストチャ−ト
No.1−T(1975)標準反射画像とし、改造しな
い電子写真複写機「U−Bix5000」(小西六写真
工業社製)により通常の使用条件で複写した初期画像お
よび1万枚連続複写後(ランニング後)の画像の画像荒
れ、鮮明性等を目視で比較評価した。
【0080】実施例2および3 [トナーの調製]ポリエステル樹脂(A−1)の代わり
に、実施例2ではポリエステル樹脂(A−2)を、実施
例3ではポリエステル樹脂(A−3)をそれぞれ用いた
以外は実施例1と同様にして、それぞれトナ−2(平均
粒径6.3μmの球形トナ−粒子)およびトナ−3(平
均粒径6.1μmの球形トナ−粒子)を得た。
【0081】[トナーの評価]得られたトナ−2または
3を使用した以外はそれぞれ実施例1と同様にして電子
写真用現像剤を得、次いで同様にして定着/オフセッ
ト、定着強度および画像品質の評価を行った。その結果
を第1表に示す。
【0082】比較例1 [トナーの調製]ポリエステル樹脂(A−1)の代わり
に、比較用ポリエステル樹脂(A′)を用いた以外は実
施例1と同様にして、トナー粒子の平均粒子径が10μ
mで、粒度分布が1.44である黒色トナ−粒子原体を
得た。この黒色トナ−粒子原体は、形状が球形ではなく
異形であり、ひも状、不定形の粗大粒子を含むものであ
った。この黒色粒子原体を使用し、実施例1と全く同様
の操作により、平均粒子径が10μmの黒色トナ−を得
た。これを「トナ−1′」と略記する。
【0083】[トナーの評価]得られたトナ−1′を使
用した以外は実施例1と同様にして電子写真用現像剤を
得、次いで同様にして定着/オフセット、定着強度およ
び画像品質の評価を行った。その結果を第1表に示す。
【0084】比較例2 ポリエステル樹脂(A−1)の代わりに、合成例1で得
たポリエステル樹脂(a−1)を用いた以外は実施例1
と同様にして、トナー粒子の平均粒子径が6.2μm
で、粒度分布が1.34である黒色トナ−粒子原体を得
た。この黒色トナ−粒子原体は、形状がほぼ球形であり
分級の必要のないものであった。この黒色粒子原体を使
用し、実施例1と全く同様の操作により平均粒子径が
6.2μmの黒色トナ−を得た。これを「トナ−2′」
と略記する。
【0085】[トナーの評価]得られたトナ−2′を使
用した以外は実施例1と同様にして電子写真用現像剤を
得、次いで同様にして定着/オフセット、定着強度およ
び画像品質の評価を行った。その結果を第1表に示す。
【0086】
【表1】
【0087】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、造粒が容易
で、粒度分布の狭く、低温定着性、耐オフセット性、流
動性、耐久性に優れる電子写真用球形トナ−が得られ
る。また、本発明の電子写真用球形トナ−は、低温定着
性、耐オフセット性、流動性、耐久性に優れるため複写
機等の高速化に適している。また、得られた画像の品質
も良好なため、極めて実用性の高い優れた性能を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いる回転型連続式分散装置の固定
子の一例を示す斜視図である。
【図2】 本発明に用いる回転型連続式分散装置の回転
子の一例を示す斜視図である。
【図3】 本発明に用いる回転型連続式分散装置の要部
の一例を表した断面図である。
【図4】 図3のA−A′部を側面から見たときの固定
子突起と回転子突起の組み合わせ状態を表した図であ
る。
【符号の説明】
1 固定子 2 液入口 3 固定子の突起 4 固定子の円周溝 5 固定子突起のスリット 6 回転子の駆動軸 7 回転子 8 回転子の突起 9 回転子の円周溝 10 回転子突起のスリット 11 回転型連続式分散装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 誠一 千葉県市原市五井2085−506 Fターム(参考) 2H005 AA01 AA15 AB03 CA08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可逆反応性結合で架橋されたポリエステ
    ル樹脂(A)と、着色剤(B)とを必須の成分とする着
    色樹脂溶融体(I)を、該ポリエステル樹脂(A)の溶
    融状態を維持しつつ水性媒体(II)中に機械的剪断力を
    かけて分散させた後、得られた着色樹脂微粒子を分離す
    ることを特徴とする、電子写真用球形トナ−の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 可逆反応性結合が、ウレタン結合(−N
    HCOO−)である、請求項1記載の電子写真用球形ト
    ナ−の製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリエステル樹脂(A)が、アセトアセ
    トキシ基、2級の水酸基、3級の水酸基およびフェノ−
    ル性水酸基からなる群から選ばれる1種以上の活性水素
    基を有するポリエステル樹脂(a1)と、ポリイソシア
    ネ−ト化合物(PI)との反応によって得られた、ウレ
    タン結合で架橋されたポリエステル樹脂である、請求項
    1記載の電子写真用球形トナ−の製造方法。
  4. 【請求項4】 ポリエステル樹脂(A)が、親水性基と
    疎水性基とを併せ有するポリエステル樹脂である、請求
    項1、2または3記載の電子写真用球形トナ−。
  5. 【請求項5】 ポリエステル樹脂(A)の親水性基がカ
    ルボキシル基であり、かつ、その疎水性基が炭素原子数
    4〜20のアルキル基または炭素原子数4〜20のアル
    ケニル基である、請求項4記載の電子写真用球形トナ−
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 水性媒体(II)が塩基性化合物を含有す
    るものである、請求項5記載の電子写真用球形トナ−の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 スリットを有するリング状の突起を備え
    た固定子と、スリットを有するリング状の突起を備えた
    回転子とが、間隔を保って相互に咬み合うように同軸上
    に設けられた構造を有する回転型連続分散装置を用い、
    この分散機の固定子と回転子の中心部分に、着色樹脂溶
    融体(I)と水性媒体(II)とを供給して、回転子を回
    転させながら該スリットと該間隔とを通して中心部分か
    ら外周の方向に流動させることにより、水性媒体(II)
    中に着色樹脂溶融体(I)を分散させる、請求項1〜6
    のいずれか1項記載の電子写真用球形トナーの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 可逆反応性結合で架橋されたポリエステ
    ル樹脂(A)と、着色剤(B)とを必須の成分とするこ
    とを特徴とする、電子写真用球形トナ−。
  9. 【請求項9】 可逆反応性結合が、ウレタン結合(−N
    HCOO−)である、請求項8記載の電子写真用球形ト
    ナ−。
  10. 【請求項10】 ポリエステル樹脂(A)が、アセトア
    セトキシ基、2級の水酸基、3級の水酸基およびフェノ
    −ル性水酸基からなる群から選ばれる1種以上の活性水
    素基を有するポリエステル樹脂(a1)と、ポリイソシ
    アネ−ト化合物(PI)との反応によって得られた、ウ
    レタン結合で架橋されたポリエステル樹脂である、請求
    項8記載の電子写真用球形トナ−。
  11. 【請求項11】 ポリエステル樹脂(A)が、親水性基
    と疎水性基とを併せ有するポリエステル樹脂である、請
    求項8、9または10に記載の電子写真用球形トナ−。
  12. 【請求項12】 ポリエステル樹脂(A)の親水性基が
    カルボキシル基であり、かつ、その疎水性基が炭素原子
    数4〜20のアルキル基または炭素原子数4〜20のア
    ルケニル基である、請求項11記載の電子写真用球形ト
    ナ−。
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