JP2002196306A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2002196306A
JP2002196306A JP2001294269A JP2001294269A JP2002196306A JP 2002196306 A JP2002196306 A JP 2002196306A JP 2001294269 A JP2001294269 A JP 2001294269A JP 2001294269 A JP2001294269 A JP 2001294269A JP 2002196306 A JP2002196306 A JP 2002196306A
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潤 小山
Tomoaki Atami
知昭 熱海
Hiroyuki Miyake
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    • G09G2300/08Active matrix structure, i.e. with use of active elements, inclusive of non-linear two terminal elements, in the pixels together with light emitting or modulating elements
    • G09G2300/0809Several active elements per pixel in active matrix panels
    • G09G2300/0842Several active elements per pixel in active matrix panels forming a memory circuit, e.g. a dynamic memory with one capacitor
    • G09G2300/0857Static memory circuit, e.g. flip-flop

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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力の液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 nビット(nは自然数、n≧2)のデジ
タル映像信号を用いて映像の表示を行う液晶表示装置に
おいて、画素内にはnビットのデジタル映像信号を記憶
する記憶回路とD/A変換回路とを有し、nビットの映
像信号を1フレーム分、画素内で記憶することが出来
る。静止画像の表示は、記憶回路に記憶された映像信号
をフレーム毎に読み出して表示を行うため、この間はD
ACコントローラのみが駆動している。よって、液晶表
示装置全体での消費電力の低減に寄与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置および表
示装置の駆動回路に関し、特に、絶縁体上に作成される
薄膜トランジスタを有するアクティブマトリクス型表示
装置およびアクティブマトリクス型表示装置の駆動回路
に関する。その中で特に、映像ソースとしてデジタル映
像信号を用いるアクティブマトリクス型液晶表示装置お
よびアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、絶縁体上、特にガラス基板上に半
導体薄膜を形成した表示装置、特に薄膜トランジスタ
(以下TFTと表記する)を用いたアクティブマトリクス
型表示装置が普及してきている。TFTを使用したアク
ティブマトリクス型表示装置は、マトリクス状に配置さ
れた数十万から数百万のTFTを有し、各画素の電荷を
制御することによって画像の表示を行っている。
【0003】さらに最近の技術として、画素を構成する
画素TFTの他に、画素部の周辺部に、TFTを用いて
駆動回路を同時形成するポリシリコンTFTに関する技
術が発展してきており、装置の小型化、低消費電力化に
大いに貢献し、それに伴って、近年その応用分野の拡大
が著しいモバイル機器の表示部等に、液晶表示装置は不
可欠なデバイスとなってきている。
【0004】通常のデジタル方式のアクティブマトリク
ス型液晶表示装置の概略図を、図14(A)に示す。基板
1401の中央に画素部1404が配置されている。画
素部の上側には、ソース信号線を制御するための、ソー
ス信号線駆動回路1402が配置されている。画素部の
左右には、ゲート信号線を制御するための、ゲート信号
線駆動回路1403が配置されている。なお、図14
(A)においては、ゲート信号線駆動回路1403は、画
素部の左右両側に対称配置されているが、片側配置でも
構わない。ただし、両側配置とした方が、駆動効率、駆
動信頼性の面から見て望ましい。各駆動回路への外部か
らの信号入力は、フレキシブルプリントサーキット(Fle
xible Print Circuit:FPC)1405を介して行わ
れる。
【0005】図14(B)は、図14(A)において、画素
部1404内で、点線枠1406で囲まれた2×2画素
の部分の回路図を拡大したものである。1つの画素は、
ソース信号線1451、ゲート信号線1452、画素T
FT1453、液晶1454、保持容量1455を有す
る。
【0006】ソース信号線駆動回路1402は、例えば
図15に示すような構成をしている。図15に例として
示す駆動回路は、3ビットデジタル階調の表示に対応し
たソース信号線駆動回路であり、シフトレジスタ回路
(SR)1501、第1のラッチ回路(LAT1)150
2、第2のラッチ回路(LAT2)1503、D/A(デ
ジタル/アナログ)変換回路(Digital/Analog Converte
r:DAC)1504等を有する。なお、図15では図示
していないが、必要に応じてバッファ回路、レベルシフ
タ回路等を配置しても良い。
【0007】図15を用いて動作について簡単に説明す
る。まず、シフトレジスタ回路1501にクロック信号
(S−CLK、S−CLKb)およびスタートパルス(S
−SP)が入力され、順次サンプリングパルスが出力さ
れる。続いて、サンプリングパルスは第1のラッチ回路
1502に入力され、そのタイミングにおいて、同じく
第1のラッチ回路1502に入力されたデジタル映像信
号(DigitalData)をそれぞれ保持していく。
ここで、D2が最上位ビット(Most Significant Bi
t:MSB)、D0が最下位ビット(Least Significant
Bit:LSB)である。第1のラッチ回路1502にお
いて、1水平周期分のデジタル映像信号の保持が完了す
ると、帰線期間中に、第1のラッチ回路1502で保持
されているデジタル映像信号は、ラッチ信号(Latc
h Pulse)の入力に従い、一斉に第2のラッチ回
路1503へと転送される。
【0008】その後、再びシフトレジスタ回路1501
が動作し、次の水平周期分のデジタル映像信号の保持が
開始される。一方で、同時に、第2のラッチ回路150
3で保持されているデジタル映像信号は、D/A変換回
路1504にてアナログ映像信号へと変換される。この
アナログ化されたデジタル映像信号は、ソース信号線を
経由して、ゲート信号線(Gate Line)が選択状
態にある行の画素1505に書き込まれる。この動作を
繰り返すことによって、画像の表示が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般的なアクティブマ
トリクス型液晶表示装置においては、動画の表示をスム
ーズに行うため、1秒間に60回前後、画面表示の更新
が行われる。すなわち、1フレーム毎にデジタル映像信
号を供給し、その都度画素への書き込みを行う必要があ
る。たとえ、映像が静止画であったとしても、1フレー
ム毎に同一の信号を供給し続けなければならないため、
駆動回路が連続して同じデジタル映像信号の繰り返し処
理を行う必要がある。
【0010】静止画のデジタル映像信号を一旦、外部の
記憶回路に書き込み、以後は1フレーム毎に外部の記憶
回路から液晶表示装置にデジタル映像信号を供給する方
法もあるが、いずれの場合にも外部の記憶回路と駆動回
路は動作し続ける必要があることに変わりはない。
【0011】特にモバイル機器においては、低消費電力
化が大きく望まれている。さらに、このモバイル機器に
おいては、静止画モードで使用されることが大部分を占
めているにもかかわらず、前述のように外部回路、駆動
回路などは静止画表示の際にも動作し続けているため、
低消費電力化への足かせとなっている。
【0012】本発明は前述のような問題点を鑑見て、新
規の回路を用いることにより、静止画の表示時における
外部回路、信号線駆動回路などの消費電力を低減するこ
とを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、本発明では次のような手段を用いた。
【0014】1つの画素は、デジタル映像信号の各ビッ
トを記憶するための記憶回路と、D/A変換回路とを有
し、ソース信号線から入力されるデジタル映像信号は、
一旦記憶回路に保持され、D/A変換されて液晶を駆動
する。静止画の場合、一度記憶回路にてデジタル映像信
号の記憶がなされて以降は、画素に書き込まれる情報は
同様であるから、フレーム毎にデジタル映像信号の更新
を行わなくとも、記憶回路に記憶されているデジタル映
像信号を読み出して、静止画を表示することが出来る。
すなわち、静止画表示を行っている間は、最初の1フレ
ーム分のみのデジタル映像信号の処理動作を行って以降
は、画素内のD/A変換回路によって、記憶回路に記憶
されているデジタル映像信号を処理し、画素に書き込み
を行う。よって、その間は駆動回路の大部分を停止させ
たままでの表示が可能である。その結果、消費電力の大
幅な低減に寄与する。本発明を使用した液晶表示装置に
おいては、従来100[mW]程度であった消費電力を、1
0[mW]程度に低減することが可能となった。
【0015】以下に、本発明の表示装置の構成について
記載する。
【0016】本発明の液晶表示装置の第1の特徴は、ソ
ース信号線駆動回路と、ゲート信号線駆動回路と、DA
Cコントローラと、画素部とを有し、nビット(nは自
然数、n≧2)のデジタル映像信号を用いて映像の表示
を行う液晶表示装置において、前記画素部における1つ
の画素はそれぞれ、前記nビットのデジタル映像信号を
記憶する、1ビット×n個の記憶回路と、D/A変換回
路とを有することを特徴としている。
【0017】本発明の液晶表示装置の第2の特徴は、ソ
ース信号線駆動回路と、ゲート信号線駆動回路と、DA
Cコントローラと、画素部とを有し、nビット(nは自
然数、n≧2)のデジタル映像信号を用いて映像の表示
を行う液晶表示装置において、前記画素部における1つ
の画素はそれぞれ、前記nビットのデジタル映像信号を
記憶する、1ビット×n個の記憶回路と、D/A変換回
路とを有し、前記記憶回路は、1フレーム分の前記nビ
ットのデジタル映像信号を記憶することを特徴としてい
る。
【0018】本発明の液晶表示装置の第3の特徴は、ソ
ース信号線駆動回路と、ゲート信号線駆動回路と、DA
Cコントローラと、画素部とを有し、nビット(nは自
然数、n≧2)のデジタル映像信号を用いて映像の表示
を行う液晶表示装置において、前記画素部における1つ
の画素はそれぞれ、前記nビットのデジタル映像信号を
記憶する、1ビット×n個の記憶回路と、D/A変換回
路とを有し、前記液晶表示装置は、クロック信号とスタ
ートパルスとに従って、サンプリングパルスを出力する
手段と、前記サンプリングパルスに従って、前記デジタ
ル映像信号の保持を行う手段と、前記保持されたデジタ
ル映像信号を、記憶する手段と、前記記憶された前記デ
ジタル映像信号を読み出し、D/A変換を行ってアナロ
グ階調信号を得る手段と、前記アナログ階調信号によっ
て映像の表示を行う手段と、を有することを特徴として
いる。
【0019】本発明の液晶表示装置の第4の特徴は、前
記ソース信号線駆動回路は、デジタル映像信号をビット
毎に順次入力することを特徴としている。
【0020】本発明の液晶表示装置の第5の特徴は、前
記ゲート信号線駆動回路は、ゲート信号線を介して、1
画素中の前記記憶回路を、1水平期間中にビット毎に順
次駆動することを特徴としている。
【0021】本発明の液晶表示装置の第6の特徴は、前
記DACコントローラには、複数の固定電位が入力さ
れ、前記複数の固定電位のうちいずれか1つもしくは複
数を選択して画素に供給することを特徴としている。
【0022】本発明の液晶表示装置の第7の特徴は、前
記DACコントローラは、複数のラッチ回路を有し、前
記ラッチ回路に記憶された選択情報に応じて前記複数の
固定電位のうちいずれか1つもしくは複数を選択するこ
とを特徴としている。
【0023】本発明の液晶表示装置の第8の特徴は、前
記選択情報は、一定周期毎に書き換えられることを特徴
としている。
【0024】本発明の液晶表示装置の第9の特徴は、前
記記憶回路はスタティック型メモリ(SRAM)であるこ
とを特徴としている。
【0025】本発明の液晶表示装置の第10の特徴は、
前記ソース信号線駆動回路と、ゲート信号線駆動回路
と、DACコントローラとは画素部と同一基板上に形成
されていることを特徴としている。
【0026】本発明の液晶表示装置の第11の特徴は、
前記ソース信号線駆動回路、前記ゲート信号線駆動回
路、または前記DACコントローラは外部回路であるこ
とを特徴としている。
【0027】本発明の液晶表示装置の第12の特徴は、
静止画像の表示期間においては、前記DACコントロー
ラのみを駆動して、前記記憶回路に記憶されたデジタル
映像信号を繰り返し読み出し、D/A変換を行ってアナ
ログ階調信号を得、前記アナログ階調信号によって映像
の表示を行うことにより、前記ソース信号線駆動回路お
よび前記ゲート信号線駆動回路を停止することを特徴と
している。
【0028】本発明の液晶表示装置の第13の特徴は、
静止画像の表示期間においては、前記DACコントロー
ラのみを駆動して、前記記憶回路に記憶されたデジタル
映像信号を繰り返し読み出し、D/A変換を行ってアナ
ログ階調信号を得、前記アナログ階調信号によって映像
の表示を行うことにより、前記DACコントローラを含
まない外部回路を停止することを特徴としている。
【0029】本発明の液晶表示装置の第14の特徴は、
前記ソース信号線駆動回路はXアドレスデコーダを有
し、前記ゲート信号線駆動回路はYアドレスデコーダを
有し、前記記憶回路は、表示領域内の任意の座標の画素
において書き換えが可能であることを特徴としている。
【0030】本発明の液晶表示装置の第15の特徴は、
前記記憶回路は、ガラス基板上に形成されていることを
特徴としている。
【0031】本発明の液晶表示装置の第16の特徴は、
前記記憶回路は、プラスチック基板上に形成されている
ことを特徴としている。
【0032】本発明の液晶表示装置の第17の特徴は、
前記記憶回路は、ステンレス基板上に形成されているこ
とを特徴としている。
【0033】本発明の液晶表示装置の第18の特徴は、
前記記憶回路は、単結晶ウェハ上に形成されていること
を特徴としている。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。なお、ここでは具体的に説明するために、デジタ
ル映像信号の階調が3ビットである場合を例とするが,
本発明は3ビットに限定されるわけではなく、同様の方
法でnビットのデジタル映像信号への対応が可能であ
る。
【0035】図1は、本発明の表示装置の画素部につい
ての回路図を示している。点線枠100で囲まれた部分
が1画素であり、隣接した3画素でそれぞれR、G、B
のカラーフィルタを有し、カラー画像の表示を行う。1
画素は、ソース信号線101、第1のゲート信号線10
2、第2のゲート信号線103、第3のゲート信号線1
04、第1の画素TFT105、第2の画素TFT10
6、第3の画素TFT107、第1の記憶回路108、
第2の記憶回路109、第3の記憶回路110、階調電
源選択用TFT111〜116、低圧側階調電源線
(VL)117〜119、高圧側階調電源線(VH)120〜
122、第1のDAC用容量123、第2のDAC用容
量124、第3のDAC用容量125、画素部リセット
信号線126、画素部リセット用TFT127、保持容
量128、中間階調電源線(VM)129、コモン電源線
130、および液晶素子(LC)を有する。各部の動作に
ついては後述する。
【0036】ここで、DAC用容量123〜125をそ
れぞれC123〜C125とすると、それらの容量比は4:
2:1となっている。3ビットのデジタル映像信号によ
って、充電される容量が決定し、その組み合わせによっ
て8段階の電荷が充電される。これによって、液晶素子
に印加される電圧の制御が行われる。
【0037】図2は、本発明の表示装置のソース信号線
駆動回路についての回路図を示している。ここでは、カ
ラーQVGAの表示装置を例とし、水平方向画素数が9
60画素(320×RGB)であるとして図示している。
【0038】図示したソース信号線駆動回路は、シフト
レジスタ201、NAND回路202、バッファ20
3、レベルシフタ204、第1のラッチ回路205、第
2のラッチ回路206、画素207等を有する。
【0039】シフトレジスタ201は、図5(A)に示す
ような構成をしている。図5(A)中、各信号の入出力に
付した番号41〜51は、同図にあるブロック図の入出
力ピンに付した番号41〜51に対応する。ここで用い
るシフトレジスタは、サンプリングパルスを順次出力す
るシフトレジスタ部と、差動増幅回路を用いたレベルシ
フタ部とを有している。
【0040】NAND回路202、バッファ203に関
しては、一般的なものを用いれば良いので、ここでは説
明を省略する。
【0041】レベルシフタ204は、外部ソースから供
給されるデジタル映像信号の電圧振幅の変換を行うもの
である。図5(B)に示すような構成をしており、12個
のレベルシフタ回路(図5(B)のブロック図中、Uni
tと表記)と、電流源(図5(B)のブロック図中Sup.
と表記)を有している。それぞれの回路図も同時に図5
(B)に示す。12本の信号線より入力されるデジタル映
像信号(RGB×4相)は、それぞれのレベルシフタによ
って電圧振幅の変換を受け、ビデオ信号線へと出力され
る。
【0042】第1のラッチ回路205および第2のラッ
チ回路206は、図6(A)に示すような構成をしてい
る。各信号の入出力に付した番号59〜61は、同図に
あるブロック図の入出力ピンに付した番号59〜61に
対応する。
【0043】ソース信号線駆動回路の動作について説明
する。図7に、タイミングチャートを示した。701は
1水平期間、702は水平帰線期間を表す。なお、回路
図は前出の図2を参照する。スタートパルス(S−S
P)、クロック信号(S−CLK)の入力によって、シフ
トレジスタ201は順次サンプリングパルスを出力す
る。その後、NAND回路202、バッファ203を通
り、第1のラッチ回路205においてラッチ動作を行う
ためのパルスとなる。第1のラッチ回路205では、デ
ジタル映像信号を、先のサンプリングパルスのタイミン
グに従って順次ラッチしていく。図2で示したソース信
号線駆動回路は、RGB3色、ビデオ4分割であるの
で、1つのサンプリングパルスのタイミングで、12段
の第1のラッチ回路205がラッチ動作を同時に行う。
水平方向1列全てのラッチ動作が終了すると、帰線期間
中にラッチパルス(S−LAT)が入力され、そのタイミ
ングに従って、一斉に第1のラッチ回路205から第2
のラッチ回路206へのデジタル映像信号が転送され
る。なお、図2に示したシフトレジスタ201〜第2の
ラッチ回路206は、1水平期間内に3回、前述の動作
を行い、3ビットデジタル映像信号を順次処理する。
【0044】本発明の液晶表示装置におけるソース信号
線駆動回路においては、図7に示すように、ビット毎の
データを順次入力する構成となっており、ここではD
2、D1、D0の順にデータの入力を行っている。この
ような構成とすることで、ソース信号線駆動回路のラッ
チ回路の数を減らすことが可能である。
【0045】図3は、本発明の表示装置のゲート信号線
駆動回路についての回路図を示している。ここでは、カ
ラーQVGAの表示装置を例とし、垂直方向画素数が2
40画素であるとして図示している。なお、本発明の液
晶表示装置においては、デジタル映像信号の階調が3ビ
ットの場合、1画素あたり3本のゲート信号線を用いて
制御される。よって図3においては、ゲート信号線の本
数は240×3=720本となっている。すなわち、本
発明によってnビットデジタル階調を実現するには、1
画素あたりn本のゲート信号線を用い、図3によるとそ
の場合のゲート信号線の本数は240×n本とすれば良
い。
【0046】図示したゲート信号線駆動回路は、シフト
レジスタ301、NAND回路302、NOR回路を用
いたマルチプレクサ303、レベルシフタ304、バッ
ファ305等を有する。
【0047】シフトレジスタ301は、ソース信号線駆
動回路の項で、図5(A)にて示した回路と同様であるの
で、説明を省略する。
【0048】レベルシフタ304は、図6(B)に示すよ
うな構成をしている。図6(B)中、各信号の入出力に付
した番号62、63は、同図にあるブロック図の入出力
ピンに付した番号62、63に対応する。
【0049】NAND回路302、バッファ305に関
しては、一般的なものを用いれば良いので、ここでは説
明を省略する。
【0050】次に、ゲート信号線駆動回路の動作につい
て説明する。図8に、タイミングチャートを示した。8
01は1水平期間、802はDAC処理期間、803は
表示期間を表す。なお、回路図は前出の図3を参照す
る。スタートパルス(G−SP)、クロック信号(G−C
LK)の入力によって、シフトレジスタ301は順次選
択パルスを出力する。その後、NAND回路302を通
った後、マルチプレクサ303に入力される。マルチプ
レクサ303には、第1〜第3のマルチプレクス信号
(G−MPX1〜3)が共に入力され、シフトレジスタか
ら出力されるパルスの1/3のパルス幅を有する選択パ
ルスを3つ順次出力する。これらはゲート信号線選択パ
ルスとして、ゲート信号線に出力され、画素TFTのゲ
ート電極に電圧が印加される。
【0051】図4は、本発明の表示装置のDACコント
ローラについての回路図を示している。図示したDAC
コントローラは、シフトレジスタ401、NAND回路
402、NOR回路を用いたマルチプレクサ403、レ
ベルシフタ404、階調電源選択回路(VPIX Sele
ct)405等を有する。
【0052】ここで、シフトレジスタ401〜レベルシ
フタ404までの回路は、図3を用いて説明したゲート
信号線駆動回路と同様であるので、ここでは説明を省略
する。
【0053】階調電源選択回路405は、図6(C)に示
すような構成をしている。図6(C)中、各信号の入出力
に付した番号64〜68は、同図にあるブロック図の入
出力ピンに付した番号64〜68に対応する。
【0054】続いて、DACコントローラの動作につい
て説明する。図8に、タイミングチャートを示した。説
明に際して参照する。なお、回路図は前出の図4を参照
する。シフトレジスタ401〜NAND回路402まで
の動作は、ゲート信号線駆動回路と共通である。マルチ
プレクサ403には、それぞれ極性反転信号(C−Po
l−S)、リセット信号1(C−Res1)、リセット信
号2(C−Res2)が入力され、シフトレジスタ401
から出力される選択パルスとの論理和をとる。このう
ち、リセット信号1は、レベルシフタ404でその電圧
振幅の変換を受けた後、直接画素部のリセット信号線に
出力される。リセット信号2および極性反転信号は、レ
ベルシフタ404で電圧振幅の変換を受けた後、階調電
源選択回路405へと入力される。
【0055】ここで、階調電源選択回路405の動作に
ついて説明する。階調電源選択回路405には、前述の
2信号の他に、極性切替信号(C−Pol−V)が入力さ
れる。これは、液晶素子に印加する電圧を、一定周期
(通常は1フレーム期間毎)で正負の切替を行うための信
号である。階調電源選択回路405に極性反転信号(C
−Pol−S)が入力されると、そのときの極性切替信
号(C−Pol−V)の状態をラッチし、以後、再び極性
反転信号(C−Pol−S)が入力される間での間、その
状態が階調電源選択回路405内のアナログスイッチ群
(図6(C)の詳細図を参照)を制御する。ここで、画素に
印加される電位の正負が決定される。
【0056】高圧側階調電源線には、VHまたはVHb
いずれかが、低圧側階調電源線には、VLまたはVLb
いずれかが選択される。このとき、液晶の対向電極の電
位をCOMとし、VH>VM>VLであるとき、|VH−V
M|≒|VHb−VM|、|VL−VM|≒|VLb−VM|と
する。
【0057】例えば、VM=0[V]とし、VH=−VL
5[V]、VHb=−VLb=−5[V]、などとすると、上記
の条件を満たす上、簡単で望ましい。
【0058】また、リセット信号2が入力されている間
は、高圧側階調電源線(VH)には強制的に低圧側階調電
源線と同電位が入力される(すなわち、図1において、
H=V L)ようになっており、後述する画素部の記憶回
路への書き込み動作が3ビット分終了するまでの間は、
DAC用容量に電荷が蓄積されないようにしている。
【0059】続いて、画素内での信号の処理から表示ま
での動作について説明する。説明に際して前出の図1を
参照する。ソース信号線101からは、3ビットデジタ
ル映像信号が、ビット毎に順次入力されてくる。このデ
ジタル映像信号は、1画素あたり3本配置されているゲ
ート信号線102〜104が、1水平期間内に順次選択
されることにより、各記憶回路へと書き込まれる。
【0060】まず、リセット信号1(C−RES1)が入
力されて、画素部リセット用TFT127が導通し、対
向電極の電位をVMに初期化する。次に、リセット信号
2(C−RES2)が入力されて、DAC用容量123〜
125に電荷が蓄積されない状態に固定される。
【0061】次に、1水平期間は3つのサブ期間に分割
され、最初のサブ期間では、第1のマルチプレクス信号
(G−MPX1)のタイミングで第1のゲート信号線10
2が選択されて、第1の画素TFT105が導通し、最
上位ビットのデジタル映像信号(D2)が、記憶回路10
8に書き込まれる。続いて、第2のマルチプレクス信号
(G−MPX2)のタイミングで第2のゲート信号線10
3が選択されて、第2の画素TFT106が導通し、第
2ビットのデジタル映像信号(D1)が、記憶回路109
に書き込まれる。最後に、第3のマルチプレクス信号
(G−MPX3)のタイミングで第3のゲート信号線10
4が選択されて、第3の画素TFT107が導通し、最
下位ビットのデジタル映像信号(D0)が、記憶回路11
0に書き込まれる。
【0062】各記憶回路108〜110に記憶されたデ
ジタル映像信号に従って、階調電源選択用TFT111
〜116によって各ビットで階調電源線が選択される。
このとき、リセット信号2(C−RES2)のパルスが停
止して、DAC用容量123〜125に電荷が蓄積さ
れ、液晶素子を駆動して映像の表示を行う。
【0063】本発明の液晶表示装置を、nビットのデジ
タル映像信号に対応させるには、1水平期間をn分割し
て同様の処理を行えば良い。以後は、順次ビット毎に記
憶回路への信号の書き込みを行うことが出来る。
【0064】静止画を表示する場合には、ソース信号線
駆動回路およびゲート信号線駆動回路を停止し、DAC
コントローラのみを動作させる。このとき、記憶回路に
記憶されたデジタル映像信号をフレーム毎に読み出すこ
とにより、継続的に静止画表示を行うことが出来る。し
たがって、従来の表示装置に比較して、駆動回路の消費
電力を大幅に低減することが可能となる。
【0065】なお、本実施形態においては、D/A変換
回路は複数の容量を用いた容量型D/A変換回路を用い
ているが、他にも抵抗分割によって複数の電位を与える
抵抗型D/A変換回路等を用いても良い。
【0066】
【実施例】以下に本発明の実施例について記述する。
【0067】[実施例1]図12は、本発明の液晶表示装
置の全体概略図である。基板1201の中央部には画素
部1205を有し、端部には信号入力用のFPC120
6を有する。画素部1205の下側には、デジタル映像
信号を処理し、ソース信号線に書き込みを行うための、
ソース信号線駆動回路1202が配置されている。画素
部1205の左右には、ゲート信号線を選択するため
の、ゲート信号線駆動回路1203および、画素部に配
置されたD/A変換回路を制御するためのDACコント
ローラ1204が配置されている。液晶表示装置の駆動
の信頼性および効率等を考慮すると、図14(A)に示し
たように、駆動回路を画素部の両側に対向配置すること
が望ましいが、本例のような片側配置でも良い。また、
図12に示した回路構成で、両側配置とするには、ゲー
ト信号線駆動回路1203とDACコントローラ120
4とを一体の回路で作成する方法が挙げられる。本発明
の実施形態にて示した駆動回路の動作によると、ゲート
信号線駆動回路1203とDACコントローラ1204
とは、同一周波数のクロック信号によって駆動するた
め、前述のように回路を一体形成することは容易であ
り、有効な手段であるといえる。
【0068】図9は、本発明の液晶表示装置のアクティ
ブマトリクス基板における画素部の回路レイアウトの例
を示している。図9では、対向基板側に配置されている
対向電極および、画素電極等は省略している。なお、図
に付した番号は、図1に示した回路図に付した番号と同
様である。
【0069】点線枠100で囲まれた部分が1画素であ
る。点線枠108〜110で囲まれた部分が、デジタル
映像信号をビット毎に記憶する記憶回路であり、本実施
例に示した図においては、インバータをループ状に接続
した一般的なSRAMである。このように、本発明の液
晶表示装置においては、画素部の回路構成には通常より
も多くの素子を要するため、開口率を確保するのが困難
である。よって本発明の液晶表示装置としては、画素部
の構成は反射型を採用するのが望ましい。ただし、回路
の微細加工等によって、各部の省スペース化が可能であ
れば、透過型の液晶表示装置へは容易に適用が可能であ
る。
【0070】[実施例2]本実施例では、本発明の表示装
置の画素部とその周辺に設けられる駆動回路部(ソース
信号線側駆動回路、ゲート信号線側駆動回路)のTFT
を同時に作製する方法について説明する。但し、説明を
簡単にするために、駆動回路部に関しては基本単位であ
るCMOS回路を図示することとする。
【0071】図16(A)を参照する。まず、本実施例で
はコーニング社の#7059ガラスや#1737ガラス
などに代表されるバリウムホウケイ酸ガラス、またはア
ルミノホウケイ酸ガラスなどのガラスからなる基板50
01を用いる。なお、基板5001としては、透光性を
有する基板であれば限定されず、石英基板を用いても良
い。また、本実施例の処理温度に耐えうる耐熱性を有す
るプラスチック基板を用いてもよい。
【0072】次いで、基板5001上に酸化珪素膜、窒
化珪素膜または酸化窒化珪素膜などの絶縁膜から成る下
地膜5002を形成する。本実施例では下地膜5002
として2層構造を用いるが、前記絶縁膜の単層膜または
2層以上積層させた構造を用いても良い。下地膜500
2の1層目としては、プラズマCVD法を用い、SiH
4、NH3、及びN2Oを反応ガスとして成膜される酸化
窒化珪素膜5001aを10〜200[nm](好ましくは
50〜100[nm])形成する。本実施例では、膜厚50
[nm]の酸化窒化珪素膜5002a(組成比Si=32
[%]、O=27[%]、N=24[%]、H=17[%])を
形成した。次いで、下地膜5002の2層目としては、
プラズマCVD法を用い、SiH4、及びN2Oを反応ガ
スとして成膜される酸化窒化珪素膜5002bを50〜
200[nm](好ましくは100〜150[nm])の厚さに積
層形成する。本実施例では、膜厚100[nm]の酸化窒化
珪素膜5002b(組成比Si=32[%]、O=59
[%]、N=7[%]、H=2[%])を形成した。
【0073】次いで、下地膜上に半導体層5003〜5
006を形成する。半導体層5003〜5006は、非
晶質構造を有する半導体膜を公知の手段(スパッタ法、
LPCVD法、またはプラズマCVD法等)により成膜
した後、公知の結晶化処理(レーザー結晶化法、熱結晶
化法、またはニッケルなどの触媒を用いた熱結晶化法
等)を行って得られた結晶質半導体膜を所望の形状にパ
ターニングして形成する。この半導体層5003〜50
06は、25〜80[nm](好ましくは30〜60[nm])の
厚さで形成する。結晶質半導体膜の材料に限定はない
が、好ましくは珪素(シリコン)またはシリコンゲルマニ
ウム(SiXGe1-X(X=0.0001〜0.02))合金
などで形成すると良い。本実施例では、プラズマCVD
法を用い、55[nm]の非晶質珪素膜を成膜した後、ニッ
ケルを含む溶液を非晶質珪素膜上に保持させた。この非
晶質珪素膜に脱水素化(500[℃]、1時間)を行った
後、熱結晶化(550[℃]、4時間)を行い、さらに結晶
化を改善するためのレーザーアニ―ル処理を行って結晶
質珪素膜を形成した。そして、この結晶質珪素膜から、
フォトリソグラフィ法を用いたパターニング処理によっ
て、半導体層5003〜5006を形成した。
【0074】また、半導体層5003〜5006を形成
した後、TFTのしきい値を制御するために微量な不純
物元素(ボロンまたはリン)のドーピングを行ってもよ
い。
【0075】また、レーザー結晶化法で結晶質半導体膜
を作製する場合には、パルス発振型または連続発光型の
エキシマレーザーやYAGレーザー、YVO4レーザー
を用いることができる。これらのレーザーを用いる場合
には、レーザー発振器から放射されたレーザー光を光学
系で線状に集光し半導体膜に照射する方法を用いると良
い。結晶化の条件は実施者が適宣選択するものである
が、エキシマレーザーを用いる場合はパルス発振周波数
30[Hz]とし、レーザーエネルギー密度を100〜40
0[mJ/cm2](代表的には200〜300[mJ/cm2])とす
る。また、YAGレーザーを用いる場合にはその第2高
調波を用いパルス発振周波数1〜10kHzとし、レー
ザーエネルギー密度を300〜600[mJ/cm2] (代表
的には350〜500[mJ/cm2])とすると良い。そして
幅100〜1000[μm]、例えば400[μm]で線状に
集光したレーザー光を基板全面に渡って照射し、この時
の線状レーザー光の重ね合わせ率(オーバーラップ率)を
50〜90[%]として行えばよい。
【0076】次いで、半導体層5003〜5006を覆
うゲート絶縁膜5007を形成する。ゲート絶縁膜50
07はプラズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚さ
を40〜150[nm]として珪素を含む絶縁膜で形成す
る。本実施例では、プラズマCVD法により110[nm]
の厚さで酸化窒化珪素膜(組成比Si=32[%]、O=
59[%]、N=7[%]、H=2[%])で形成した。勿
論、ゲート絶縁膜5007は酸化窒化珪素膜に限定され
るものでなく、他の珪素を含む絶縁膜を単層または積層
構造として用いても良い。
【0077】また、酸化珪素膜を用いる場合には、プラ
ズマCVD法でTEOS(Tetraethyl Orthosilicate)
とO2とを混合し、反応圧力40[Pa]、基板温度300
〜400[℃]とし、高周波(13.56[MHz])電力密度
0.5〜0.8[W/cm2]で放電させて形成することがで
きる。このようにして作製される酸化珪素膜は、その後
400〜500[℃]の熱アニールによりゲート絶縁膜と
して良好な特性を得ることができる。
【0078】次いで、ゲート絶縁膜5007上に膜厚2
0〜100[nm]の第1の導電膜5008と、膜厚100
〜400[nm]の第2の導電膜5009とを積層形成す
る。本実施例では、膜厚30[nm]のTaN膜からなる第
1の導電膜5007と、膜厚370[nm]のW膜からなる
第2の導電膜5008を積層形成した。TaN膜はスパ
ッタ法で形成し、Taのターゲットを用い、窒素を含む
雰囲気内でスパッタした。また、W膜は、Wのターゲッ
トを用いたスパッタ法で形成した。その他に6フッ化タ
ングステン(WF6)を用いる熱CVD法で形成すること
もできる。いずれにしてもゲート電極として使用するた
めには低抵抗化を図る必要があり、W膜の抵抗率は20
[μΩcm]以下にすることが望ましい。W膜は結晶粒を大
きくすることで低抵抗率化を図ることができるが、W膜
中に酸素などの不純物元素が多い場合には結晶化が阻害
され高抵抗化する。従って本実施例では、高純度のW
(純度99.9999[%])のターゲットを用いたスパッ
タ法で、さらに成膜時に気相中からの不純物の混入がな
いように十分配慮してW膜を形成することにより、抵抗
率9〜20[μΩcm]を実現することができた。
【0079】なお、本実施例では、第1の導電膜500
8をTaN、第2の導電膜5009をWとしたが、特に
限定されず、いずれもTa、W、Ti、Mo、Al、C
u、Cr、Ndから選ばれた元素、または前記元素を主
成分とする合金材料若しくは化合物材料で形成してもよ
い。また、リン等の不純物元素をドーピングした多結晶
珪素膜に代表される半導体膜を用いてもよい。また、A
g、Pd、Cuからなる合金を用いてもよい。また、第
1の導電膜をTa膜で形成し、第2の導電膜をW膜とす
る組み合わせ、第1の導電膜をTiN膜で形成し、第2
の導電膜をW膜とする組み合わせ、第1の導電膜を窒化
タンタル(TaN)膜で形成し、第2の導電膜をAl膜と
する組み合わせ、第1の導電膜をTaN膜で形成し、第
2の導電膜をCu膜とする組み合わせとしてもよい。
【0080】次に、図16(B)に示すようにフォトリソ
グラフィ法を用いてレジストからなるマスク5010を
形成し、電極及び配線を形成するための第1のエッチン
グ処理を行う。第1のエッチング処理では第1及び第2
のエッチング条件で行う。本実施例では第1のエッチン
グ条件として、ICP(Inductively Coupled Plasm
a:誘導結合型プラズマ)エッチング法を用い、エッチン
グ用ガスにCF4とCl2とO2とを用い、それぞれのガ
ス流量比を25/25/10[sccm]とし、1[Pa]の圧力
でコイル型の電極に500[W]のRF(13.56[MH
z])電力を投入してプラズマを生成してエッチングを行
った。ここでは、松下電器産業(株)製のICPを用いた
ドライエッチング装置(Model E645−□ICP)を
用いた。基板側(試料ステージ)にも150[W]のRF
(13.56[MHz])電力を投入し、実質的に負の自己バ
イアス電圧を印加する。この第1のエッチング条件によ
りW膜をエッチングして第1の導電層の端部をテーパー
形状とする。第1のエッチング条件でのWに対するエッ
チング速度は200.39[nm/min.]、TaNに対する
エッチング速度は80.32[nm/min.]であり、TaN
に対するWの選択比は約2.5である。また、この第1
のエッチング条件によって、Wのテーパー角は、約26
°となる。
【0081】この後、図16(B)に示すようにレジスト
からなるマスク5010を除去せずに第2のエッチング
条件に変え、エッチング用ガスにCF4とCl2とを用
い、それぞれのガス流量比を30/30[sccm]とし、1
[Pa]の圧力でコイル型の電極に500[W]のRF(1
3.56[MHz])電力を投入してプラズマを生成して約3
0秒程度のエッチングを行った。基板側(試料ステージ)
にも20[W]のRF(13.56[MHz])電力を投入し、
実質的に負の自己バイアス電圧を印加する。CF4とC
2を混合した第2のエッチング条件ではW膜及びTa
N膜とも同程度にエッチングされる。第2のエッチング
条件でのWに対するエッチング速度は58.97[nm/mi
n.]、TaNに対するエッチング速度は66.43[nm/m
in.]である。なお、ゲート絶縁膜上に残渣を残すことな
くエッチングするためには、10〜20[%]程度の割合
でエッチング時間を増加させると良い。
【0082】上記第1のエッチング処理では、レジスト
からなるマスクの形状を適したものとすることにより、
基板側に印加するバイアス電圧の効果により第1の導電
層及び第2の導電層の端部がテーパー形状となる。この
テーパー部の角度は15〜45°とすればよい。こうし
て、第1のエッチング処理により第1の導電層と第2の
導電層から成る第1の形状の導電層5011〜5015
(第1の導電層5011a〜5015aと第2の導電層
5011b〜5015b)を形成する。ゲート絶縁膜5
007においては、第1の形状の導電層5011〜50
15で覆われない領域は20〜50[nm]程度エッチング
され薄くなった領域が形成される。
【0083】そして、レジストからなるマスクを除去せ
ずに第1のドーピング処理を行い、半導体層にn型を付
与する不純物元素を添加する(図5(B))。ドーピング処
理はイオンドープ法、若しくはイオン注入法で行えば良
い。イオンドープ法の条件はドーズ量を1×1013〜5
×1015 [atoms/cm2]とし、加速電圧を60〜100
[keV]として行う。本実施例ではドーズ量を1.5×1
15[atoms/cm2]とし、加速電圧を80[keV]として行っ
た。n型を付与する不純物元素として15族に属する元
素、典型的にはリン(P)または砒素(As)を用いるが、
ここではリン(P)を用いた。この場合、第1の形状の導
電層5011〜5015がn型を付与する不純物元素に
対するマスクとなり、自己整合的に高濃度不純物領域5
016〜5019が形成される。高濃度不純物領域50
16〜5019には1×1020〜1×1021[atoms/c
m3]の濃度範囲でn型を付与する不純物元素を添加す
る。
【0084】次いで、図16(C)に示すようにレジスト
からなるマスクを除去せずに第2のエッチング処理を行
う。ここでは、エッチング用ガスにCF4とCl2とO2
とを用い、それぞれのガス流量比を20/20/20[s
ccm]とし、1[Pa]の圧力でコイル型の電極に500[W]
のRF(13.56[MHz])電力を投入してプラズマを生
成してエッチングを行った。基板側(試料ステージ)にも
20[W]のRF(13.56[MHz])電力を投入し、実質
的に負の自己バイアス電圧を印加する。第2のエッチン
グ処理でのWに対するエッチング速度は124.62[n
m/min.]、TaNに対するエッチング速度は20.67
[nm/min.]であり、TaNに対するWの選択比は6.0
5である。従って、W膜が選択的にエッチングされる。
この第2のエッチングによりWのテーパー角は70°と
なった。この第2のエッチング処理により第2の導電層
5020b〜5024bを形成する。一方、第1の導電
層5011a〜5015aは、ほとんどエッチングされ
ず、第1の導電層5020a〜5024aを形成する。
【0085】次いで、第2のドーピング処理を行う。ド
ーピングは第2の導電層5020b〜5024bを不純
物元素に対するマスクとして用い、第1の導電層のテー
パー部下方の半導体層に不純物元素が添加されるように
ドーピングする。本実施例では、不純物元素としてP
(リン)を用い、ドーズ量1.5×1014[atoms/cm2]、
電流密度0.5[μA]、加速電圧90[keV]にてプラズマ
ドーピングを行った。こうして、第1の導電層と重なる
低濃度不純物領域5025〜5028を自己整合的に形
成する。この低濃度不純物領域5025〜5028へ添
加されたリン(P)の濃度は、1×1017〜5×1018[a
toms/cm3]であり、且つ、第1の導電層のテーパー部の
膜厚に従って緩やかな濃度勾配を有している。なお、第
1の導電層のテーパー部と重なる半導体層において、第
1の導電層のテーパー部の端部から内側に向かって若
干、不純物濃度が低くなっているものの、ほぼ同程度の
濃度である。また、高濃度不純物領域5016〜501
9にも不純物元素が添加される(図17(A))。
【0086】次いで、図17(B)に示すようにレジスト
からなるマスクを除去してからフォトリソグラフィ法を
用いて、第3のエッチング処理を行う。この第3のエッ
チング処理では第1の導電層のテーパー部を部分的にエ
ッチングして、第2の導電層と重なる形状にするために
行われる。ただし、第3のエッチングを行わない領域に
は、レジスト5029からなるマスクを形成する。
【0087】第3のエッチング処理におけるエッチング
条件は、エッチングガスとしてCl 2とSF6とを用い、
それぞれのガス流量比を10/50[sccm]として第1及
び第2のエッチングと同様にICPエッチング法を用い
て行う。なお、第3のエッチング処理でのTaNに対す
るエッチング速度は、111.2[nm/min.]であり、ゲ
ート絶縁膜に対するエッチング速度は、12.8[nm/mi
n.]である。
【0088】本実施例では、1.3[Pa]の圧力でコイル
型の電極に500[W]のRF(13.56[MHz])電力を
投入してプラズマを生成してエッチングを行った。基板
側(試料ステージ)にも10[W]のRF(13.56[MH
z])電力を投入し、実質的に負の自己バイアス電圧を印
加する。以上により、第1の導電層5030a〜503
2aが形成される。
【0089】上記第3のエッチングによって、第1の導
電層5030a〜5032aと重ならない不純物領域
(LDD領域)5033〜5034が形成される。なお、
不純物領域(GOLD領域)5025、5028は、第1
の導電層5020a、5024aとそれぞれ重なったま
まである。
【0090】このようにして、本実施例は、第1の導電
層と重ならない不純物領域(LDD領域)5033〜50
34と、第1の導電層と重なる不純物領域(GOLD領
域)5025、5028を同時に形成することができ、
TFT特性に応じた作り分けが可能となる。
【0091】次いで、レジストからなるマスクを除去し
た後、ゲート絶縁膜5007をエッチング処理する。こ
こでのエッチング処理は、エッチングガスにCHF3
用い、反応性イオンエッチング法(RIE法)を用いて行
う。本実施例では、チャンバー圧力6.7[Pa]、RF電
力800[W]、CHF3ガス流量35[sccm]で第3のエ
ッチング処理を行った。これにより、高濃度不純物領域
5016〜5019の一部は露呈し、ゲート絶縁膜50
07a〜5007dが形成される。
【0092】次に、新たにレジストからなるマスク50
35を形成して第3のドーピング処理を行う。この第3
のドーピング処理により、pチャネル型TFTの活性層
となる半導体層に前記第1の導電型(n型)とは逆の第2
の導電型(p型)を付与する不純物元素が添加された不純
物領域5036を形成する(図17(C))。第1の導電層
5030aを不純物元素に対するマスクとして用い、p
型を付与する不純物元素を添加して自己整合的に不純物
領域を形成する。
【0093】本実施例では、不純物領域5036はジボ
ラン(B26)を用いたイオンドープ法で形成する。な
お、この第3のドーピング処理の際には、nチャネル型
TFTを形成する半導体層はレジストからなるマスク5
035で覆われている。第1のドーピング処理及び第2
のドーピング処理によって、不純物領域5036にはそ
れぞれ異なる濃度でリンが添加されているが、そのいず
れの領域においてもp型を付与する不純物元素の濃度が
2×1020〜2×1021[atoms/cm3]となるようにドー
ピング処理することにより、pチャネル型TFTのソー
ス領域およびドレイン領域として機能するために何ら問
題は生じない。
【0094】以上までの工程でそれぞれの半導体層に不
純物領域が形成される。なお、本実施例では、ゲート絶
縁膜をエッチングした後で不純物(B)のドーピングを行
う方法を示したが、ゲート絶縁膜をエッチングしないで
不純物のドーピングを行っても良い。
【0095】次いで、レジストからなるマスク5035
を除去して図18(A)に示すように第1の層間絶縁膜5
037を形成する。この第1の層間絶縁膜5037とし
ては、プラズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚さ
を100〜200[nm]として珪素を含む絶縁膜で形成す
る。本実施例では、プラズマCVD法により膜厚150
[nm]の酸化窒化珪素膜を形成した。勿論、第1の層間絶
縁膜5037は酸化窒化珪素膜に限定されるものでな
く、他の珪素を含む絶縁膜を単層または積層構造として
用いても良い。
【0096】次いで、それぞれの半導体層に添加された
不純物元素を活性化処理する工程を行う。この活性化工
程はファーネスアニール炉を用いる熱アニール法で行
う。熱アニール法としては、酸素濃度が1[ppm]以下、
好ましくは0.1[ppm]以下の窒素雰囲気中で400〜
700[℃]、代表的には500〜550[℃]で行えばよ
く、本実施例では550[℃]、4時間の熱処理で活性化
処理を行った。なお、熱アニール法の他に、レーザーア
ニール法、またはラピッドサーマルアニール法(RTA
法)を適用することができる。
【0097】なお、本実施例では、上記活性化処理と同
時に、結晶化の際に触媒として使用したNiが高濃度の
Pを含む不純物領域にゲッタリングされ、主にチャネル
形成領域となる半導体層中のニッケル濃度が低減され
る。このようにして作製したチャネル形成領域を有する
TFTはオフ電流値が下がり、結晶性が良いことから高
い電界効果移動度が得られ、良好な特性を達成すること
ができる。
【0098】また、第1の層間絶縁膜5037を形成す
る前に活性化処理を行っても良い。ただし、用いた配線
材料が熱に弱い場合には、本実施例のように配線等を保
護するため層間絶縁膜5037(シリコンを主成分とす
る絶縁膜、例えば窒化珪素膜)を形成した後で活性化処
理を行うことが好ましい。
【0099】その他、活性化処理を行った後でドーピン
グ処理を行い、第1の層間絶縁膜5037を形成させて
も良い。
【0100】さらに、3〜100[%]の水素を含む雰囲
気中で、300〜550[℃]で1〜12時間の熱処理を
行い、半導体層を水素化する工程を行う。本実施例では
水素を約3[%]の含む窒素雰囲気中で410[℃]、1時
間の熱処理を行った。この工程は層間絶縁膜5037に
含まれる水素により半導体層のダングリングボンドを終
端する工程である。水素化の他の手段として、プラズマ
水素化(プラズマにより励起された水素を用いる)を行っ
ても良い。
【0101】また、活性化処理としてレーザーアニール
法を用いる場合には、上記水素化を行った後、エキシマ
レーザーやYAGレーザー等のレーザー光を照射するこ
とが望ましい。
【0102】次いで、図18(B)に示すように第1の層
間絶縁膜5037上に有機絶縁物材料から成る第2の層
間絶縁膜5038を形成する。本実施例では膜厚1.6
[μm]のアクリル樹脂膜を形成した。次いで、各不純物
領域5016、5018、5019、5036に達する
コンタクトホールを形成するためのパターニングを行
う。
【0103】第2の層間絶縁膜5038としては、珪素
を含む絶縁材料や有機樹脂からなる膜を用いる。珪素を
含む絶縁材料としては、酸化珪素、窒化珪素、酸化窒化
珪素を用いることができ、また有機樹脂としては、ポリ
イミド、ポリアミド、アクリル、BCB(ベンゾシクロ
ブテン)などを用いることができる。
【0104】本実施例では、プラズマCVD法により形
成された酸化窒化珪素膜を形成した。なお、酸化窒化珪
素膜の膜厚として好ましくは1〜5[μm](さらに好まし
くは2〜4[μm])とすればよい。酸化窒化珪素膜は、膜
自身に含まれる水分が少ないためにEL素子の劣化を抑
える上で有効である。また、コンタクトホールの形成に
は、ドライエッチングまたはウエットエッチングを用い
ることができるが、エッチング時における静電破壊の問
題を考えると、ウエットエッチング法を用いるのが望ま
しい。
【0105】さらに、ここでのコンタクトホールの形成
において、第1層間絶縁膜5037及び第2層間絶縁膜
5038を同時にエッチングするため、コンタクトホー
ルの形状を考えると第2層間絶縁膜5038を形成する
材料は、第1層間絶縁膜5037を形成する材料よりも
エッチング速度の速いものを用いるのが好ましい。
【0106】そして、各不純物領域5016、501
8、5019、5036とそれぞれ電気的に接続する配
線5039〜5044を形成する。ここでは、膜厚50
[nm]のTi膜と、膜厚500[nm]の合金膜(AlとTi
との合金膜)との積層膜をパターニングして形成する
が、他の導電膜を用いても良い。
【0107】以上のようにして、nチャネル型TFT、
pチャネル型TFTを有する駆動回路と、画素TFT、
保持容量を有する画素部とを、同一基板上に形成するこ
とが出来る。本明細書中では、このような基板をアクテ
ィブマトリクス基板と表記する。
【0108】また、保持容量については、ゲート導電膜
の形成前に、必要部分に選択的に不純物のドーピングを
行い、容量を形成しても良い。この方法によると、フォ
トレジスト用のマスクが1枚増えることになるが、バイ
アスをかけることなく保持容量を形成することが出来
る。
【0109】続いて、第3の層間絶縁膜5045を形成
する。この工程においては、続く画素電極の形成のため
に、TFTを形成している面の平坦化を行うためのもの
でもある。よって、平坦性に優れた、アクリル等の樹脂
膜からなる絶縁膜で形成するのが望ましい。次いで、そ
の上にMgAg膜を形成し、パターニングすることによ
って、画素電極(反射電極)5046を形成する(図18
(C))。
【0110】一方、対向基板5047を用意する。図1
9(A)に示すように、対向基板5047にはカラーフィ
ルタ層5048〜5050、オーバーコート層5051
を形成する。カラーフィルタ層は、TFTの上方で、異
なる色のカラーフィルタ5048、5049を重ねて形
成し、遮光膜を兼ねる構成とする。なお、各色のカラー
フィルタ層は、樹脂に顔料を混合したものを用い、1〜
3[μm]の厚さで形成する。これには感光性の材料を用
い、マスクを用いて所定のパターンに形成することが出
来る。同時に、このカラーフィルタ層を利用して、スペ
ーサを形成する(図示せず)。これは、カラーフィルタを
重ねて形成することによって形成すれば良い。スペーサ
の高さは、オーバーコート層5051の厚さ1〜4[μ
m]を考慮することにより、2〜7[μm]、好ましくは4
〜6[μm]とすることが出来、この高さにより、アクテ
ィブマトリクス基板と対向基板とを貼り合わせた際のギ
ャップを形成する。オーバーコート層5051は、光硬
化型または熱硬化型の有機樹脂材料で形成し、例えば、
ポリイミドやアクリル樹脂等を用いれば良い。
【0111】オーバーコート層5051を形成した後、
透明導電膜でなる対向電極5052をパターニング形成
する。その後、アクティブマトリクス基板、対向基板と
もに、配向膜5053を形成し、ラビング処理を行う。
【0112】その後、アクティブマトリクス基板と対向
基板とを、シール剤5055で貼り合わせる。シール剤
5055にはフィラーが混入されており、このフィラー
とスペーサによって、2枚の基板が均一な間隔をもって
貼り合わせられる。続いて、両基板の間に液晶材料50
54を注入し、封止剤(図示せず)によって完全に封止す
る。液晶材料5054としては、公知の液晶材料を用い
れば良い。以上のようにして、図19(A)に示すような
アクティブマトリクス型液晶表示装置が完成する。
【0113】なお、上記の工程により作成されるアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置におけるTFTはトップ
ゲート構造をとっているが、ボトムゲート構造のTFT
や、その他の構造のTFTに関しても、本実施例は容易
に適用され得る。
【0114】また、本実施例においてはガラス基板を使
用しているが、ガラス基板に限らず、プラスチック基
板、ステンレス基板、単結晶ウェハ等、ガラス基板以外
のものを使用する場合にも実施が可能である。
【0115】[実施例3]実施形態にて示した、本発明の
液晶表示装置においては、その画素部に配置されたD/
A変換回路には、容量型のD/A変換回路(C−DAC)
を採用していた。しかし、D/A変換回路として、他の
型式のものを用いても、本発明は容易に実施が可能であ
る。本実施例においては、実施形態とは異なる型式のD
/A変換回路を用いて画素部を構成する例について述べ
る。
【0116】図10(A)に一例を示す。図10(A)に示
した画素の回路図は、実施形態に示したものと同様、3
ビットデジタル映像信号に対応したものであり、点線枠
1000で囲まれた部分が1画素である。画素部には、
8本の階調電源線が配置されており、それぞれの階調電
源線は、V0、V1、・・・、V7と8段階の電位が供
給される。記憶回路で記憶されている3ビットデジタル
映像信号は、デコーダ1001に入力される。デコーダ
1001は、図10(B)に示すように、3入力NAND
回路を8(23)個用いて構成される。ブロック図の入出
力ピンに付した番号と、回路図の入出力に付した番号と
が対応する。デコーダに3ビットデジタル映像信号が入
力されると、77〜84のいずれか1本から出力が得ら
れる。この出力パルスは、スイッチ1002に入力さ
れ、図10(C)に示すように、8本の階調電源線のいず
れか1本を選択して、選択された階調電源線の電位を液
晶素子に印加する。なお、反転駆動を行うには、一定周
期(例えば1フレーム周期)ごとに電位の正負の逆転をす
れば良い。この構成のD/A変換回路を用いて階調表現
を行う場合には、nビットの階調に対して2n本の階調
電源線を必要とする。
【0117】同様に、デコーダを用いたD/A変換回路
を有する画素のさらなる一例を図11(A)に示す。前述
の3入力NAND回路を用いて構成するD/A変換回路
に対し、図11(A)に示した画素においては、図11
(B)に示すようにD/A変換回路およびスイッチ回路を
一体の構成とし、素子数低減をはかっている。それぞれ
の階調電源線からは3直列のTFTを経由して液晶素子
に電位を印加する。
【0118】図10、11にて示した画素の有するD/
A変換回路において、電位出力部におけるスイッチとし
て単体TFTを用いて説明したが、アナログスイッチ、
トランスミッションゲート等を用いて動作の安定化をは
かっても良い。
【0119】[実施例4]本発明の液晶表示装置は、ソー
ス信号線駆動回路およびゲート信号線駆動回路にデコー
ダを搭載することによって、さらなる低消費電力化をは
かることが出来る。以下に一例を示す。
【0120】図13(A)は、本発明の液晶表示装置にお
いて、ソース信号線およびゲート信号線にデコーダを搭
載したものの全体概略図である。基板1301の中央に
画素部1305が配置されている。画素部の上側には、
ソース信号線を制御するための、ソース信号線駆動回路
&Xアドレスデコーダ1302が配置されている。画素
部の左右にはそれぞれ、ゲート信号線を制御するため
の、ゲート信号線駆動回路&Yアドレスデコーダ130
3およびDACコントローラ1304が配置されてい
る。デコーダ部の回路図を、図13(B)に示す。アドレ
ス信号線1311、NAND回路1312、レベルシフ
タ1313、バッファ1314等を有する。アドレス信
号がnビットである場合、n入力NAND回路を用い
る。このようなデコーダをソース信号線側およびゲート
信号線側に用いることで、画素部1305における表示
領域の任意の座標選択が可能となる。すなわち、画面の
一部分のみを書き換えたい場合には、デコーダを用いて
その部分のみを選択し、その画素の記憶回路へ書き込み
を行えば良い。映像信号の更新が行われない部分は、引
き続き記憶回路に記憶された映像信号に基づいて、静止
画像の表示が行われる。
【0121】なお、ソース信号線側、ゲート信号線側と
もに、図13(B)に示すようなデコーダを用いて良い
が、これはあくまで回路構成の一例であり、デコーダの
形式は限定しない。
【0122】[実施例5]図20に、本発明の液晶表示装
置を携帯情報端末に応用した例を示す。図20におい
て、2001はペン入力タブレット、2002は検出回
路、2003はメモリーカード、2004は電源、20
05は外部インターフェイスポート、2006はCP
U、2007は映像信号処理回路、2008はタブレッ
トインターフェイス、2009はフラッシュメモリ、2
010はDRAM、2011はVRAM、2012はL
CDコントローラ、2013は液晶表示装置、2014
は画素部、2015はゲート信号線駆動回路、2016
はソース信号線駆動回路、2017はDACコントロー
ラである。本実施例では、静止画像を表示する場合に
は、CPU2006の映像信号処理回路2007、VR
AM2011などの機能を停止させ、低消費電力化をは
かることが出来る。図20において、点線枠で囲まれた
部分の回路のみ、静止画像の表示中に動作を行う。ま
た、LCDコントローラ2012は、COGによって液
晶表示装置2013に装着しても良いし、液晶表示装置
と同時に基板上に一体形成しても良い。
【0123】また、図21に本発明の液晶表示装置を携
帯電話に応用した例を示す。図21において、2101
はキーボード、2102は音声処理回路、2103はメ
モリーカード、2104は電源、2105は外部インタ
ーフェイスポート、2106はCPU、2107は映像
信号処理回路、2108はキーボードインターフェイ
ス、2109はフラッシュメモリ、2110はDRA
M、2111はVRAM、2112はLCDコントロー
ラ、2113は液晶表示装置、2114は画素部、21
15はゲート信号線駆動回路、2116はソース信号線
駆動回路、2117はDACコントローラ、2118は
送受信回路、2119はマイク、2120はスピーカで
ある。前述の携帯情報端末と同様、静止画像の表示中は
一部の回路の動作を停止させることが出来るため、低消
費電力化をはかることが出来る。
【0124】[実施例6]本発明の液晶表示装置には様々
な用途がある。本実施例では、本発明の液晶表示装置を
組み込んだ電子機器の応用例について説明する。
【0125】このような電子機器には、携帯情報端末
(電子手帳、モバイルコンピュータ、携帯電話等)、ビデ
オカメラ、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、
テレビ、プロジェクタ装置等が挙げられる。それらの一
例を22および図23に示す。
【0126】図22(A)は液晶ディスプレイ(LCD)で
あり、筐体3301、支持台3302、表示部3303
等を含む。本発明の液晶表示装置は表示部3303にて
用いることが出来る。
【0127】図22(B)はビデオカメラであり、本体3
311、表示部3312、音声入力部3313、操作ス
イッチ3314、バッテリー3315、受像部3316
等を含む。本発明の液晶表示装置は表示部3312にて
用いることが出来る。
【0128】図22(C)はパーソナルコンピュータであ
り、本体3321、筐体3322、表示部3323、キ
ーボード3324等を含む。本発明の液晶表示装置は表
示部3323にて用いることが出来る。
【0129】図22(D)は携帯情報端末であり、本体3
331、スタイラス3332、表示部3333、操作ボ
タン3334、外部インターフェイス3335等を含
む。本発明の液晶表示装置は表示部3333にて用いる
ことが出来る。
【0130】図23(A)は携帯電話であり、本体340
1、音声出力部3402、音声入力部3403、表示部
3404、操作スイッチ3405、アンテナ3406を
含む。本発明の液晶表示装置は表示部3404にて用い
ることが出来る。
【0131】図23(B)は音響再生装置、具体的にはカ
ーオーディオであり、本体3411、表示部3412、
操作スイッチ3413、3414を含む。本発明の液晶
表示装置は表示部3412にて用いることが出来る。ま
た、本実施例では車載用オーディオを示すが、携帯型も
しくは家庭用の音響再生装置に用いても良い。
【0132】図23(C)はデジタルカメラであり、本体
3501、表示部(A)3502、接眼部3503、操作
スイッチ3504、表示部(B)3505、バッテリー3
506を含む。本発明の液晶表示装置は、表示部(A)3
502、表示部(B)3505にて用いることが出来る。
【0133】以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広
く、あらゆる分野の電子機器に用いることが可能であ
る。また、本実施例の電子機器は実施例1〜実施例5に
示したいずれの構成を適用しても良い。
【発明の効果】本発明の液晶表示装置においては、各画
素に配置された記憶回路を用いてデジタル映像信号の記
憶を行うことにより、静止画を表示する際には、記憶回
路に記憶されたデジタル映像信号を反復して用いること
で、継続的に静止画像の表示を行う際にはソース信号線
駆動回路およびゲート信号線駆動回路を停止させておく
ことが可能となる。また、液晶表示装置に入力する信号
を処理するための映像信号処理回路等の回路も、継続的
に静止画像の表示を行う際は停止させておくことが可能
になるため、液晶表示装置の低消費電力化に大きく貢献
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液晶表示装置の画素部についての
回路図。
【図2】 本発明の液晶表示装置のソース信号線駆動
回路についての回路図。
【図3】 本発明の液晶表示装置のゲート信号線駆動
回路についての回路図。
【図4】 本発明の液晶表示装置のDACコントロー
ラについての回路図。
【図5】 各回路図にてブロックで示した回路の詳細
図。
【図6】 各回路図にてブロックで示した回路の詳細
図。
【図7】 本発明の液晶表示装置の動作に関するタイ
ミングチャートを示す図。
【図8】 本発明の液晶表示装置の動作に関するタイ
ミングチャートを示す図。
【図9】 本発明の液晶表示装置の画素部についての
実際のレイアウトを示す図。
【図10】 複数の階調電源線とデコーダにより構成さ
れたD/A変換回路を有する画素の回路図。
【図11】 複数の階調電源線とデコーダにより構成さ
れたD/A変換回路を有する画素の回路図。
【図12】 本発明の液晶表示装置の基板全体の概略
図。
【図13】 本発明の液晶表示装置に、Xアドレスデコ
ーダおよびYアドレスデコーダを追加した例を示す図。
【図14】 従来の液晶表示装置の基板全体の概略図お
よび画素部の回路図。
【図15】 従来の液晶表示装置のソース信号線駆動回
路についての回路図。
【図16】 液晶表示装置の作成工程例を示す図。
【図17】 液晶表示装置の作成工程例を示す図。
【図18】 液晶表示装置の作成工程例を示す図。
【図19】 液晶表示装置の作成工程例を示す図。
【図20】 携帯情報端末の構成を示すブロック図。
【図21】 携帯電話の構成を示すブロック図。
【図22】 本発明の液晶表示装置を適用した電子機器
の例を示す図。
【図23】 本発明の液晶表示装置を適用した電子機器
の例を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 611 G09G 3/20 611A 612 612U 623 623F 624 624B 631 631H 660 660U 660V 680 680P 680T 680V 3/36 3/36 Fターム(参考) 2H093 NA42 NB07 NC09 NC11 NC15 NC22 NC26 ND39 5C006 AA01 AA02 AA16 AF44 AF45 AF83 BB16 BC03 BC12 BC20 BF04 BF09 EB05 FA47 5C080 AA10 BB05 DD26 EE19 EE29 FF11 JJ02 JJ03 JJ04 JJ06 5C094 AA22 BA03 BA09 BA14 BA43 CA19 DA09 DA14 DA15 DB01 DB04 EA04 EA07 EB02 HA05 HA06 HA08 HA10 5G435 AA00 BB12 EE33 EE36 EE37 GG21 LL07 LL14 LL17

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソース信号線駆動回路と、ゲート信号線駆
    動回路と、DACコントローラと、画素部とを有し、 nビット(nは自然数、n≧2)のデジタル映像信号を用
    いて映像の表示を行う液晶表示装置において、 前記画素部における1つの画素はそれぞれ、前記nビッ
    トのデジタル映像信号を記憶する、1ビット×n個の記
    憶回路と、D/A変換回路とを有することを特徴とする
    液晶表示装置。
  2. 【請求項2】ソース信号線駆動回路と、ゲート信号線駆
    動回路と、DACコントローラと、画素部とを有し、 nビット(nは自然数、n≧2)のデジタル映像信号を用
    いて映像の表示を行う液晶表示装置において、 前記画素部における1つの画素はそれぞれ、前記nビッ
    トのデジタル映像信号を記憶する、1ビット×n個の記
    憶回路と、D/A変換回路とを有し、前記記憶回路は、
    1フレーム分の前記nビットのデジタル映像信号を記憶
    することを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】ソース信号線駆動回路と、ゲート信号線駆
    動回路と、DACコントローラと、画素部とを有し、 nビット(nは自然数、n≧2)のデジタル映像信号を用
    いて映像の表示を行う液晶表示装置において、 前記画素部における1つの画素はそれぞれ、前記nビッ
    トのデジタル映像信号を記憶する、1ビット×n個の記
    憶回路と、D/A変換回路とを有し、 前記液晶表示装置は、 クロック信号とスタートパルスとに従って、サンプリン
    グパルスを出力する手段と、 前記サンプリングパルスに従って、前記デジタル映像信
    号の保持を行う手段と、 前記保持されたデジタル映像信号を、記憶する手段と、 前記記憶された前記デジタル映像信号を読み出し、D/
    A変換を行ってアナログ階調信号を得る手段と、 前記アナログ階調信号によって映像の表示を行う手段
    と、を有することを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記
    載の液晶表示装置において、 前記ソース信号線駆動回路は、デジタル映像信号をビッ
    ト毎に順次入力することを特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記
    載の液晶表示装置において、前記ゲート信号線駆動回路
    は、ゲート信号線を介して、1画素中の前記記憶回路
    を、1水平期間中にビット毎に順次駆動することを特徴
    とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記
    載の液晶表示装置において、 前記DACコントローラには、複数の固定電位が入力さ
    れ、前記複数の固定電位のうち少なくとも1つを選択し
    て画素に供給することを特徴とする液晶表示装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の液晶表示装置において、 前記DACコントローラは、複数のラッチ回路を有し、 前記ラッチ回路に記憶された選択情報に応じて前記複数
    の固定電位のうち少なくとも1つを選択することを特徴
    とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の液晶表示装置において、 前記選択情報は、一定周期毎に書き換えられることを特
    徴とする液晶表示装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記
    載の液晶表示装置において、 前記記憶回路はスタティック型メモリ(SRAM)である
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項9のいずれか1項に
    記載の液晶表示装置において、 前記ソース信号線駆動回路と、ゲート信号線駆動回路
    と、DACコントローラとは画素部と同一基板上に形成
    されていることを特徴とする液晶表示装置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至請求項9のいずれか1項に
    記載の液晶表示装置において、 前記ソース信号線駆動回路、前記ゲート信号線駆動回
    路、または前記DACコントローラのうち少なくとも1
    つは外部回路であることを特徴とする液晶表示装置。
  12. 【請求項12】請求項1乃至請求項10のいずれか1項
    に記載の液晶表示装置において、 静止画像の表示期間においては、前記DACコントロー
    ラのみを駆動して、 前記記憶回路に記憶されたデジタル映像信号を繰り返し
    読み出し、D/A変換を行ってアナログ階調信号を得、 前記アナログ階調信号によって映像の表示を行うことに
    より、 前記ソース信号線駆動回路および前記ゲート信号線駆動
    回路のそれぞれを停止することを特徴とする液晶表示装
    置。
  13. 【請求項13】請求項1乃至請求項9、または請求項1
    1のいずれか1項に記載の液晶表示装置において、 静止画像の表示期間においては、前記DACコントロー
    ラのみを駆動して、 前記記憶回路に記憶されたデジタル映像信号を繰り返し
    読み出し、D/A変換を行ってアナログ階調信号を得、 前記アナログ階調信号によって映像の表示を行うことに
    より、 前記DACコントローラを含まない外部回路を停止する
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  14. 【請求項14】請求項1乃至請求項13のいずれか1項
    に記載の液晶表示装置において、 前記ソース信号線駆動回路はXアドレスデコーダを有
    し、 前記ゲート信号線駆動回路はYアドレスデコーダを有
    し、 前記記憶回路は、表示領域内の任意の座標の画素におい
    て書き換えが可能であることを特徴とする液晶表示装
    置。
  15. 【請求項15】請求項1乃至請求項14のいずれか1項
    に記載の液晶表示装置において、 前記記憶回路は、ガラス基板上に形成されていることを
    特徴とする液晶表示装置。
  16. 【請求項16】請求項1乃至請求項14のいずれか1項
    に記載の液晶表示装置において、 前記記憶回路は、プラスチック基板上に形成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  17. 【請求項17】請求項1乃至請求項14のいずれか1項
    に記載の液晶表示装置において、 前記記憶回路は、ステンレス基板上に形成されているこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  18. 【請求項18】請求項1乃至請求項14のいずれか1項
    に記載の液晶表示装置において、 前記記憶回路は、単結晶ウェハ上に形成されていること
    を特徴とする液晶表示装置。
  19. 【請求項19】請求項1乃至請求項18のいずれか1項
    に記載の液晶表示装置を用いることを特徴とする液晶デ
    ィスプレイ。
  20. 【請求項20】請求項1乃至請求項18のいずれか1項
    に記載の液晶表示装置を用いることを特徴とするパーソ
    ナルコンピュータ。
  21. 【請求項21】請求項1乃至請求項18のいずれか1項
    に記載の液晶表示装置を用いることを特徴とする携帯情
    報端末。
  22. 【請求項22】請求項1乃至請求項18のいずれか1項
    に記載の液晶表示装置を用いることを特徴とするカーオ
    ーディオ。
  23. 【請求項23】請求項1乃至請求項18のいずれか1項
    に記載の液晶表示装置を用いることを特徴とするデジタ
    ルカメラ。
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