JP2002195294A - カップリング装置 - Google Patents

カップリング装置

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JP2002195294A JP2000396516A JP2000396516A JP2002195294A JP 2002195294 A JP2002195294 A JP 2002195294A JP 2000396516 A JP2000396516 A JP 2000396516A JP 2000396516 A JP2000396516 A JP 2000396516A JP 2002195294 A JP2002195294 A JP 2002195294A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電磁石のハーネスを保持する機能と電磁石を回
り止めする機能とを単一部品で兼用し、部品数が少なく
安価に構成できるカップリング装置を提供する。 【解決手段】リヤデフ8の直前に配置され、このリヤデ
フ8へ伝達される駆動力を電磁石30で可変制御するカ
ップリング装置20であって、電磁石30のヨーク31
が回り止め用ブラケット37を介してリヤデフ8のデフ
キャリア11によって回り止めされている。ブラケット
37の一端部がネジ38によってヨーク31に固定さ
れ、中央部に電磁石30のハーネス34に接続されたコ
ネクタ36を保持する保持部37bを有し、他端部にデ
フキャリア11の外周面に形成されたリブ15と係合す
る二股状ばね部37cを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は差動装置の直前に配
置され、この差動装置へ伝達される駆動力を電磁石で可
変制御する電子制御式のカップリング装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、4輪駆動車などにおいて、差動装
置の直前に配置され、この差動装置へ伝達される駆動力
を電磁石で可変制御する電子制御式のカップリング装置
が知られている(例えば特開平10−292829号公
報)。このカップリング装置は、アウタ部材およびイン
ナ部材と、アウタ部材とインナ部材との間に設けられた
メインクラッチと、メインクラッチのトルク伝達を制御
するパイロットクラッチと、パイロットクラッチの動作
を制御する電磁石とを備えており、アウタ部材は差動装
置のデフキャリアによって回転自在に支持されている。
また、電磁石を回り止めするため、デフキャリアと電磁
石を保持したヨークとに互いに軸方向に係合する凹部と
凸部とを設けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の場合、デフ
キャリアの前端部にカップリング装置の後端部を覆うカ
バー部を形成し、電磁石のハーネスをデフキャリアのカ
バー部の内側面に沿って外径方向へ引き出してある。こ
のようにデフキャリアにカバー部を一体に形成した場合
には、カバー部によってハーネスの保持を兼ねることが
可能であるが、デフキャリアがカバー部を有しない場合
には、ハーネスが垂れて回転部分と接触し、ハーネスが
損傷する可能性がある。また、電磁石を回り止めするた
め、デフキャリアと電磁石を保持したヨークとに互いに
軸方向に係合する凹部と凸部とを設ける必要があるた
め、格別な加工を必要とし、コスト上昇を招く可能性が
あった。
【0004】そこで、本発明の目的は、電磁石のハーネ
スを保持する機能と電磁石を回り止めする機能とを単一
部品で兼用し、部品数が少なく安価に構成できるカップ
リング装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、差動装置の直前に配置さ
れ、この差動装置へ伝達される駆動力を電磁石で可変制
御するカップリング装置において、上記電磁石と差動装
置のデフキャリアとの間に、両者の相対回転を規制する
回り止め用ブラケットを架け渡して設け、上記ブラケッ
トに電磁石へ電流を供給するハーネスを接続するための
コネクタを保持したことを特徴とするカップリング装置
を提供する。
【0006】本発明では、ブラケットを電磁石と差動装
置のデフキャリアとの間に架け渡して設け、電磁石とデ
フキャリアの相対回転を規制するとともに、このブラケ
ットが電磁石のハーネスを接続するためのコネクタを保
持する機能を兼ね備えているので、コネクタを保持する
ための手段を別途設ける必要がなく、部品数を削減で
き、構造を簡素化できる。また、コネクタがカップリン
グ装置の電磁石の近傍に設けられるので、ハーネスを短
くでき、ハーネスが垂れて回転部分と接触することがな
く、ハーネスの損傷を防止できる。なお、本発明におい
て、差動装置の直前とは、差動装置へ伝達される駆動力
の入力側を意味する。したがって、カップリング装置が
リヤデフの直前に設けられる場合には、リヤデフの前側
であり、フロントデフの直前に設けられる場合には、フ
ロントデフの後側となる。
【0007】ブラケットを電磁石とデフキャリアとの間
に架け渡す方法としては、例えばブラケットの両端を電
磁石およびデフキャリアにそれぞれネジ等で締結する方
法がある。しかし、この方法では電磁石とデフキャリア
との間に遊びがなく、両者の間に設けられるシール部に
無理な力が作用し、デフキャリア内のオイルが漏れる可
能性がある。そこで、請求項2では、回り止め用ブラケ
ットの一端側が電磁石に固定され、他端側に二股状部分
が形成され、デフキャリアの外周面にリブが突設され、
二股状部分がデフキャリアのリブに係合して電磁石が回
り止めされている。このように構成すれば、ブラケット
の二股状部分がデフキャリアのリブに係合して回り止め
しているに過ぎないので、半径方向および軸方向には拘
束しない。そのため、電磁石とデフキャリアとの間に設
けられるシール部に無理な力が作用せず、シール性が向
上する。なお、デフキャリアの外周面に形成されるリブ
は、ブラケットと係合させるための専用のリブを設けて
もよいが、既存の補強用リブを利用してもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明にかかるカップリン
グ装置を搭載した4輪駆動車の一例を示し、図2はこの
カップリング装置の詳細を示す。図1に示すように、エ
ンジン1の出力側にはトランスミッションおよびトラン
スファを備えたトランスアクスル2が接続され、トラン
スアクスル2から前輪駆動用プロペラシャフト3と後輪
駆動用プロペラシャフト4とに動力が分配されている。
前輪6には前輪駆動用プロペラシャフト3から前輪用差
動装置5を介して動力が伝達され、後輪7には後輪駆動
用プロペラシャフト4から後輪用差動装置8を介して動
力が伝達されている。後輪駆動用プロペラシャフト4の
後端部、つまり後輪用差動装置8の直前に本発明にかか
るカップリング装置20が設けられている。
【0009】図2において、11は後輪用差動装置8の
デフキャリアであり、デフキャリア11は車体に対して
回転不能に固定されている。このデフキャリア11の内
部には、軸受13によりピニオン軸12が回転可能に支
持されている。ピニオン軸12にはナット14が螺着さ
れており、このナット14により軸受13の内輪がピニ
オン軸12に固定されている。なお、デフキャリア11
の内部には、公知の差動ギヤ機構(図示せず)が配置さ
れている。
【0010】カップリング装置20の前端部には、プロ
ペラシャフト4と連結されるジョイント部21が設けら
れ、このジョイント部21に対しドラム状のカップリン
グアウタ22がボルト23により締結固定されている。
カップリングアウタ22は、アルミニウムなどの非磁性
材料により構成されている。カップリングアウタ22の
前端部には、軸方向に貫通するオイル注入孔24が形成
されている。このオイル注入孔24はカップリング装置
20の内部にオイルを注入するためのもので、オイル注
入後にオイル注入孔24にボール25が圧入されてシー
ルされる。ピニオン軸12の前端部は、カップリングア
ウタ22に軸受26を介して回転自在に支持されてい
る。ピニオン軸12のスプライン部12aには、スリー
ブ状のカップリングインナ27がスプライン嵌合してお
り、ピニオン軸12と一体回転する。
【0011】カップリングアウタ22とカップリングイ
ンナ27の間には、カップリング装置20の一端側を閉
じる断面略コ字形の環状の閉鎖部材28が設けられてい
る。この閉鎖部材28はカップリングアウタ22に固定
され、カップリングインナ27とは相対回転可能であ
る。閉鎖部材28は、内筒部28aと、内筒部28aの
外周に固定された環状の遮断部材28bと、遮断部材2
8bの外周に固定された外筒部28cとで構成されてい
る。内筒部28aおよび外筒部28cは鉄などの磁性材
料により構成され、遮断部材28bは非磁性材料により
構成されている。そして、外筒部28cがカップリング
アウタ22の内周に螺着され、回転不能に固定されてい
るため、カップリングアウタ22と閉鎖部材28とが一
体的に回転する。
【0012】上記閉鎖部材28の内筒部28aと外筒部
28cとの間には環状の空間が設けられ、この空間に電
磁石30が相対回転可能に配置されている。この電磁石
30は、磁性材料により構成された環状のヨーク(電磁
石保持部材)31と、コイル32を巻回したボビン33
と、コイル32に電流を供給するハーネス34とを備え
ている。ヨーク31の外周面と閉鎖部材28の外筒部2
8cとの間には軸受35が設けられ、電磁石30と閉鎖
部材28とが相対回転可能となっている。
【0013】電磁石30はデフキャリア11に対して回
り止め手段によって回り止めされている。その構造を、
図2〜図4を参照しながら説明する。電磁石30のハー
ネス34はヨーク31を貫通して後方へ導出されてお
り、ハーネス34の端部にはコネクタ36が取り付けら
れている。コネクタ36はハーネス保持用と回り止め用
とを兼ねるブラケット37によって保持されている。こ
のブラケット37は、図4に示すように、板金を曲げ加
工することにより一体形成されたものであり、下方へ折
り曲げられた前端部37aがネジ38によってヨーク3
1の後端面に固定されている。ブラケット37の中央部
には、コネクタ36を抱き込んで保持する保持部37b
が設けられ、後端部には二股状のばね部37cが形成さ
れている。このばね部37cは、デフキャリア11の外
周面に突設されたリブ15に弾性的に係合し、デフキャ
リア11に対して回り止めされて取り付けられている。
このように、ハーネス保持用ブラケット37を回り止め
手段として利用することにより、電磁石30はデフキャ
リア11に対して回り止めされる。
【0014】電磁石30のヨーク31の内周面とカップ
リングインナ27の外周面との間には、オイルシール4
0が配置されている。また、ヨーク31の後端部には、
デフキャリア11の前端開口部11aの内側に挿入され
る円筒部31aが突設されており、この円筒部31aの
外周とデフキャリア11の開口部11aの内周との間に
は、図3に示すように、Oリング41が配置されてい
る。上記オイルシール40とOリング41とによって、
デフキャリア11内のオイルの流出が防止されている。
【0015】Oリングは、オイルシールと異なり、相対
回転のある部材間をシールすることができない。これに
対し、電磁石30は上記のようにブラケット37によっ
てデフキャリア11に対して回り止めされており、両者
は共に静止部材であるから、Oリング41によってデフ
キャリア11内のオイル流出を確実に防止できる。オイ
ルシールは、周知のように金属環とゴム状弾性体とを組
み合わせたものであり、半径方向および軸方向の配置ス
ペースを必要とする。これに対し、Oリング41はオイ
ルシールに比べて半径方向および軸方向の配置スペース
を格段に小さくできるので、デフキャリア11の開口部
11aの外径寸法が大きくならず、デフキャリア11の
小型,軽量化を実現できる。ヨーク31には軸偏心量や
寸法精度などが必ず存在するので、ヨーク31とデフキ
ャリア11との間には半径方向にある程度の追随性を持
つシール構造が必要である。Oリング41はヨーク31
の軸偏心量や寸法精度などの半径方向のバラツキを、こ
ぜさせることなく逃がすことができるので、良好なシー
ル構造を実現できる。
【0016】カップリングアウタ22とカップリングイ
ンナ27との間には、電磁石30の電磁力により係合・
解放されるパイロットクラッチ45と、パイロットクラ
ッチ45の係合に連動して係合され、カップリングアウ
タ22の伝達トルクをカップリングインナ27に伝達す
るメインクラッチ51とが配置されている。
【0017】パイロットクラッチ45は、アーマチュア
46とクラッチディスク47とクラッチプレート48と
を備えている。アーマチュア46の外周部はカップリン
グアウタ22の内周面にスプライン嵌合しており、カッ
プリングアウタ22に対して軸方向に移動可能である。
クラッチディスク47とクラッチプレート48は、アー
マチュア46と閉鎖部材28との間に交互に配置されて
いる。クラッチプレート48の外周は、カップリングア
ウタ22の内周にスプライン嵌合している。また、カッ
プリングインナ27の外周には環状のカム49が相対回
転可能に配置されており、クラッチディスク47の内周
がカム49の外周にスプライン嵌合している。カム49
と閉鎖部材28の内筒部28aとの間には、カム49に
作用するスラスト荷重を受け止めるスラスト軸受50が
配置されている。
【0018】メインクラッチ51は、交互に配置された
複数のクラッチディスク52と複数のクラッチプレート
53とを備えており、クラッチプレート53の外周がカ
ップリングアウタ22の内周にスプライン嵌合され、ク
ラッチディスク52の内周がカップリングインナ27の
外周にスプライン嵌合されている。
【0019】メインクラッチ51とパイロットクラッチ
45との間にはピストン54が配置されている。ピスト
ン54はカップリングインナ27の外周にスプライン嵌
合されている。図5に示すように、ピストン54とカム
49との対向面には、断面台形の溝55,56が形成さ
れ、溝55,56には逆方向に傾斜された受圧面55
a,56aがそれぞれ形成されている。そして、溝5
5,56にはボール57が配置されている。
【0020】つぎに、上記構成よりなるカップリング装
置の動作を説明する。まず、電磁石30に電流が供給さ
れない場合は、パイロットクラッチ45およびメインク
ラッチ51が共に解放されている。このため、プロペラ
シャフト4からカップリングアウタ22に伝達されたト
ルクは、カップリングインナ27およびピニオン軸12
には伝達されない。
【0021】一方、電磁石30に電流が供給されると、
コイル32によって発生した磁束がヨーク31と外筒部
28cとアーマチュア46と内筒部28aとを通過し、
磁気回路が形成される。このため、電磁力(磁気吸引
力)により、アーマチュア46が、外筒部28cおよび
内筒部28a側に吸引される。すると、クラッチディス
ク47とクラッチプレート48とで構成されるパイロッ
トクラッチ45が係合される。その結果、カップリング
アウタ22の伝達トルクが、パイロットクラッチ45を
介してカム49に伝達される。
【0022】カム49にトルクが伝達されると、図5に
示すようにカム49とピストン54とが矢印方向に相対
回転し、ボール57が同一方向に傾斜された受圧面55
a,56aに押し付けられ、受圧面55a,56aがボ
ール57を溝55,56の外部に押し出す力が作用す
る。その結果、カム49とピストン54とが、軸方向に
おいて相互に離反する向きのスラスト荷重が生じる。こ
こで、カム49はスラスト軸受50により支持され、閉
鎖部材28側に移動することが防止されているので、ス
ラスト荷重によりピストン54が押され、メインクラッ
チ51が係合される。つまり、電磁力に相当するパイロ
ットクラッチ45の係合力が、カム49の受圧面56a
とボール57とピストン54の受圧面55aとの働きに
より増幅され、メインクラッチ51に伝達される。メイ
ンクラッチ51が係合されると、カップリングアウタ2
2の伝達トルクがメインクラッチ51を介してカップリ
ングインナ27およびピニオン軸12に伝達される。し
たがって、電磁石30への電流を制御すれば、パイロッ
トクラッチ45の係合力を自在に制御でき、メインクラ
ッチ51の伝達トルク、つまりカップリング装置20の
伝達トルクを比例的に制御することが可能である。
【0023】なお、パイロットクラッチ45を構成する
クラッチディスク47およびクラッチプレート48の厚
みを薄くすること、つまり閉鎖部材28とアーマチュア
46との距離をできるだけ短くすることが、電磁石30
の磁束の通過をよくし、パイロットクラッチ45の係合
力のばらつきを小さくできる。そのため、この実施例で
は、クラッチディスク48を単一枚で構成したが、複数
枚のクラッチディスクで構成することも可能である。
【0024】この実施例では、電磁石30のヨーク31
に取り付けられたブラケット37を用いて、コネクタ3
6を保持するとともに、電磁石30をデフキャリア11
に対して回り止めした。そのため、ハーネス34が回転
部と接触して損傷するのを防止できるとともに、ブラケ
ット37が2つの機能(ハーネス保持機能と回り止め機
能)を持つので、部品共用でき、構造を簡素化できる。
また、ブラケット37の二股状ばね部37cがデフキャ
リア11のリブ15にばね弾性を持って係合しているの
で、ネジ等で締結する場合に比べて、電磁石30とデフ
キャリア11とはある程度の相対変位が許容される。特
に、ばね部37は回転方向の動きのみを規制しており、
半径方向および軸方向には自由度があるので、電磁石3
0のヨーク31とデフキャリア11との間のシール部
(Oリング41)に無理な力が加わらず、シール性が安
定する効果がある。
【0025】本発明にかかるカップリング装置の搭載箇
所としては、図1のように後輪駆動用プロペラシャフト
4とリヤデフ8との間に限らず、前輪駆動用プロペラシ
ャフト3とフロントデフ5との間に設けることもでき
る。また、上記実施例では、回り止め用ブラケット37
の一端側をネジ38により電磁石30のヨーク31に固
定し、他端側に二股状部分37cを設けてデフキャリア
11のリブ15に係合させたが、これとは逆に、ブラケ
ット37の一端部をデフキャリア11にネジ等で固定
し、他端部をヨーク31に係合させて回り止めしてもよ
い。
【0026】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に係る発明によれば、電磁石と差動装置のデフキャリア
との間に架け渡して設けられたブラケットによって、電
磁石とデフキャリアの相対回転を規制するとともに、電
磁石のハーネスを接続するためのコネクタを保持するよ
うにしたので、コネクタを保持するための手段を別途設
ける必要がなく、部品数を削減できる。そのため、構造
が簡素で、安価なカップリング装置を実現できる。ま
た、コネクタがカップリング装置の電磁石の近傍に設け
られるので、ハーネスを短くでき、ハーネスが垂れて回
転部分と接触することがなく、ハーネスの損傷を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるカップリング装置を搭載した自
動車の一例の骨格図である。
【図2】本発明にかかるカップリング装置の一例の断面
図である。
【図3】図2に示すカップリング装置の一部の拡大図で
ある。
【図4】電磁石の回り止め構造の分解斜視図である。
【図5】カムとボールとピストンとの関係を示す断面図
である。
【符号の説明】
8 差動装置(リヤデフ) 11 デフキャリア 15 リブ 20 カップリング装置 30 電磁石 31 ヨーク 34 ハーネス 36 コネクタ 37 ブラケット 37a 前端部 37b 保持部 37c 二股状ばね部 38 ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 正幸 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 酒井 俊文 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 宅野 博 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 Fターム(参考) 3D042 AA06 AB17 CA09 CA12 CB21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】差動装置の直前に配置され、この差動装置
    へ伝達される駆動力を電磁石で可変制御するカップリン
    グ装置において、上記電磁石と差動装置のデフキャリア
    との間に、両者の相対回転を規制する回り止め用ブラケ
    ットを架け渡して設け、上記ブラケットに電磁石へ電流
    を供給するハーネスを接続するためのコネクタを保持し
    たことを特徴とするカップリング装置。
  2. 【請求項2】上記回り止め用ブラケットの一端側が電磁
    石に固定され、他端側に二股状部分が形成され、上記デ
    フキャリアの外周面にリブが突設され、上記二股状部分
    がデフキャリアのリブに係合して電磁石が回り止めされ
    ていることを特徴とする請求項1に記載のカップリング
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349119A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Kyocera Mita Corp 電磁クラッチ
CN106678327A (zh) * 2016-12-26 2017-05-17 湖北航天技术研究院特种车辆技术中心 差速器总成

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JP2006349119A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Kyocera Mita Corp 電磁クラッチ
CN106678327A (zh) * 2016-12-26 2017-05-17 湖北航天技术研究院特种车辆技术中心 差速器总成

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