JP2002193670A5 - 炭化珪素成形体の焼成方法、多孔質炭化珪素部材の製造方法及びセラミックフィルタの製造方法 - Google Patents
炭化珪素成形体の焼成方法、多孔質炭化珪素部材の製造方法及びセラミックフィルタの製造方法 Download PDFInfo
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気ガス中のパティキュレートを捕集するためのセラミックフィルターを製造する際の炭化珪素成形体の焼成方法、多孔質炭化珪素部材の製造方法、及び、セラミックフィルタの製造方法に関する。
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気ガス中のパティキュレートを捕集するためのセラミックフィルターを製造する際の炭化珪素成形体の焼成方法、多孔質炭化珪素部材の製造方法、及び、セラミックフィルタの製造方法に関する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、炭化珪素成形体の焼成工程において、炭化珪素成形体を略均一な温度に加熱することができるため、焼結した多孔質炭化珪素部材の平均気孔径のバラツキが小さく、略均一な曲げ強度を有する多孔質炭化珪素部材を得ることができる炭化珪素成形体の焼成方法、多孔質炭化珪素部材の製造方法、及び、セラミックフィルタの製造方法を提供することを目的とするものである。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、炭化珪素成形体の焼成工程において、炭化珪素成形体を略均一な温度に加熱することができるため、焼結した多孔質炭化珪素部材の平均気孔径のバラツキが小さく、略均一な曲げ強度を有する多孔質炭化珪素部材を得ることができる炭化珪素成形体の焼成方法、多孔質炭化珪素部材の製造方法、及び、セラミックフィルタの製造方法を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の炭化珪素成形体の焼成方法は、炭化珪素粉末とバインダーと分散媒液とを含む柱状の炭化珪素成形体を脱脂した後、焼成用治具上に載置して焼成する上記炭化珪素成形体の焼成方法であって、脱脂後の炭化珪素成形体を載置した焼成用治具を複数段に積み重ねて積層体を形成するとともに、上記炭化珪素成形体と上下の焼成用治具との間に空間を設け、かつ、上記積層体の上下方向から加熱することを特徴とする。
また、本発明の多孔質炭化珪素部材の製造方法は、炭化珪素粉末とバインダーと分散媒液とを含む柱状の炭化珪素成形体を脱脂した後、焼成用治具上に載置して焼成する多孔質炭化珪素部材の製造方法であって、脱脂後の炭化珪素成形体を載置した焼成用治具を複数段に積み重ねて積層体を形成するとともに、上記炭化珪素成形体と上下の焼成用治具との間に空間を設け、かつ、上記積層体の上下方向から加熱することにより、上記炭化珪素成形体を焼成することを特徴とする。
また、本発明のセラミックフィルタの製造方法は、本発明の多孔質炭化珪素部材の製造方法で製造した多孔質炭化珪素部材を複数個結束させることを特徴とする。
【課題を解決するための手段】
本発明の炭化珪素成形体の焼成方法は、炭化珪素粉末とバインダーと分散媒液とを含む柱状の炭化珪素成形体を脱脂した後、焼成用治具上に載置して焼成する上記炭化珪素成形体の焼成方法であって、脱脂後の炭化珪素成形体を載置した焼成用治具を複数段に積み重ねて積層体を形成するとともに、上記炭化珪素成形体と上下の焼成用治具との間に空間を設け、かつ、上記積層体の上下方向から加熱することを特徴とする。
また、本発明の多孔質炭化珪素部材の製造方法は、炭化珪素粉末とバインダーと分散媒液とを含む柱状の炭化珪素成形体を脱脂した後、焼成用治具上に載置して焼成する多孔質炭化珪素部材の製造方法であって、脱脂後の炭化珪素成形体を載置した焼成用治具を複数段に積み重ねて積層体を形成するとともに、上記炭化珪素成形体と上下の焼成用治具との間に空間を設け、かつ、上記積層体の上下方向から加熱することにより、上記炭化珪素成形体を焼成することを特徴とする。
また、本発明のセラミックフィルタの製造方法は、本発明の多孔質炭化珪素部材の製造方法で製造した多孔質炭化珪素部材を複数個結束させることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の炭化珪素成形体の焼成方法、多孔質炭化珪素部材の製造方法、及び、セラミックフィルタの製造方法について、必要により、図1を参照しながら説明する。本発明では、初めに、炭化珪素粉末とバインダーと分散媒液とを含む柱状の炭化珪素成形体を作製する。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の炭化珪素成形体の焼成方法、多孔質炭化珪素部材の製造方法、及び、セラミックフィルタの製造方法について、必要により、図1を参照しながら説明する。本発明では、初めに、炭化珪素粉末とバインダーと分散媒液とを含む柱状の炭化珪素成形体を作製する。
このように本発明の炭化珪素成形体の焼成方法を用いることにより、炭化珪素成形体内を略均一な温度に加熱することができ、焼結した多孔質炭化珪素部材の平均気孔径のバラツキが小さく、略均一な曲げ強度を有する多孔質炭化珪素部材を得ることができる。また、炭化珪素成形体を複数段に積み重ねて焼成を行っても、各段における温度のバラツキも小さなものとすることができるため、一定の平均気孔径及び曲げ強度を有する多孔質炭化珪素部材を安定して製造することができる。
また、炭化珪素粉末とバインダーと分散媒液とを含む柱状の炭化珪素成形体を脱脂した後、焼成用治具上に載置して焼成する多孔質炭化珪素部材の製造方法であって、脱脂後の炭化珪素成形体を載置した焼成用治具を複数段に積み重ねて積層体を形成するとともに、上記炭化珪素成形体と上下の焼成用治具との間に空間を設け、かつ、上記積層体の上下方向から加熱することにより、上記炭化珪素成形体を焼成することを特徴とする多孔質炭化珪素部材の製造方法も本発明の一つである。
さらに、本発明の多孔質炭化珪素部材の製造方法で製造した多孔質炭化珪素部材を複数個結束させるセラミックフィルタの製造方法もまた本発明の一つである。
また、炭化珪素粉末とバインダーと分散媒液とを含む柱状の炭化珪素成形体を脱脂した後、焼成用治具上に載置して焼成する多孔質炭化珪素部材の製造方法であって、脱脂後の炭化珪素成形体を載置した焼成用治具を複数段に積み重ねて積層体を形成するとともに、上記炭化珪素成形体と上下の焼成用治具との間に空間を設け、かつ、上記積層体の上下方向から加熱することにより、上記炭化珪素成形体を焼成することを特徴とする多孔質炭化珪素部材の製造方法も本発明の一つである。
さらに、本発明の多孔質炭化珪素部材の製造方法で製造した多孔質炭化珪素部材を複数個結束させるセラミックフィルタの製造方法もまた本発明の一つである。
Claims (8)
- 炭化珪素粉末とバインダーと分散媒液とを含む柱状の炭化珪素成形体を脱脂した後、焼成用治具上に載置して焼成する前記炭化珪素成形体の焼成方法であって、
脱脂後の炭化珪素成形体を載置した焼成用治具を複数段に積み重ねて積層体を形成するとともに、
前記炭化珪素成形体と上下の焼成用治具との間に空間を設け、かつ、前記積層体の上下方向から加熱することを特徴とする炭化珪素成形体の焼成方法。 - 前記空間は1〜10mmである請求項1に記載の焼成方法。
- 前記空間はセラミック材料からなる下駄材を挿入することによって設けられている請求項1又は2に記載の焼成方法。
- 炭化珪素粉末とバインダーと分散媒液とを含む柱状の炭化珪素成形体を脱脂した後、焼成用治具上に載置して焼成する多孔質炭化珪素部材の製造方法であって、
脱脂後の炭化珪素成形体を載置した焼成用治具を複数段に積み重ねて積層体を形成するとともに、
前記炭化珪素成形体と上下の焼成用治具との間に空間を設け、かつ、前記積層体の上下方向から加熱することにより、前記炭化珪素成形体を焼成することを特徴とする多孔質炭化珪素部材の製造方法。 - 前記積層体を移動させながら、加熱する請求項4に記載の多孔質炭化珪素部材の製造方法。
- 前記空間は1〜10mmである請求項4又は5に記載の多孔質炭化珪素部材の製造方法。
- 前記空間はセラミック材料からなる下駄材を挿入することによって設けられている請求項4〜6のいずれか1に記載の多孔質炭化珪素部材の製造方法。
- 請求項4〜7のいずれか1に記載の製造方法で製造した多孔質炭化珪素部材を複数個結束させることを特徴とするセラミックフィルタの製造方法。
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JP2000390636A JP3998910B2 (ja) | 2000-12-22 | 2000-12-22 | 炭化珪素成形体の焼成方法、多孔質炭化珪素部材の製造方法及びセラミックフィルタの製造方法 |
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Publications (3)
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DE602006002244D1 (de) * | 2006-02-28 | 2008-09-25 | Ibiden Co Ltd | Trageelement für Trocknung, Trocknungsverfahren eines Presslings mit Wabenstruktur, und Verfahren zur Herstellung eines Wabenkörpers. |
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WO2011064854A1 (ja) | 2009-11-25 | 2011-06-03 | イビデン株式会社 | セラミック焼成体の製造方法及びハニカム構造体の製造方法 |
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