JP2002193603A - 水素製造方法およびシステム - Google Patents
水素製造方法およびシステムInfo
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Abstract
ガス供給効率の高い水素製造方法およびシステムを提供
する。 【解決手段】原料として炭化水素系燃料を水蒸気改質工
程に供し、得られた改質ガスを冷却工程および一酸化炭
素変成工程に供することにより水素を製造する方法にお
いて、一酸化炭素変成工程に供したガスを液化天然ガス
(LNG)を用いて冷却することにより、ガス中の二酸化
炭素を液体または固体の状態で除去する二酸化炭素除去
工程に供することを特徴とする水素ガス製造方法および
システム。
Description
造システム、二酸化炭素回収方法および二酸化炭素回収
システムに関する。
防止のために、二酸化炭素や二酸化硫黄の発生が少ない
天然ガスを燃料とする火力発電所が増加している。ま
た、工業用、家庭用などの都市ガス供給地域も拡大して
いる。このような天然ガスの膨大な需要に応えるため
に、臨海地域には、大規模なLNG貯蔵・供給基地が建
設されている。
冷熱については、冷凍食品などの製造に利用されている
ものの、まだ十分に有効利用されているとはいえない。
よる人体への影響防止や地球環境破壊の防止のために、
水素、メタノール、ジメチルエーテルなどを燃料とする
燃料電池自動車の開発が加速している。このため、近い
将来、水素、メタノール、ジメチルエーテルなどの製造
と販売が、主要事業になる可能性がある。これらの燃料
のうち水素は、燃料電池に使用するには最適であるが、
気体であるので輸送上の問題がある。そのため、国内で
製造し、輸送する必要がある。国内で水素を大量に製造
するには、LNG貯蔵基地で天然ガスから製造するのが
経済的であるといわれている。
1および図2に示すような臨海地区の広大なLNG基地
でタンカーから受け入れられ、LNGタンクへ貯蔵さ
れ、気化器を用いてLNGを気化した天然ガス(NG)に
変換してから消費先へ供給されている。
に示すように大量の海水を使用して気化熱を得ている
が、使用後の冷却された海水は、そのまま再度海に放出
されているので、LNG冷熱は十分利用されているとは
いえない。
も経済的な方法といわれている。図4に、従来の水蒸気
改質法の一態様を示すプロセスフローを図示する。改質
器に気化した天然ガスと水蒸気とを混合した原料ガスを
入れ、触媒条件下で700〜800℃に加熱することにより水
素と二酸化炭素と一酸化炭素とに分解する。この混合ガ
スを通常改質ガスと呼ぶ。改質器では、以下の式(1-1)
および(1-2)に示す反応が、複合して進行する。 [式1] CH4+2H2O →CO2+4H2 (1-1) CH4+ H2O →CO +3H2 (1-2) 改質器から出てきた直後の改質ガスは、500℃程度の高
温である。また、その中には水素ガス、二酸化炭素、一
酸化炭素の他に、若干の未反応のメタンが含まれてい
る。また、一酸化炭素濃度がかなり高いので、Fe系触
媒を内蔵する高温一酸化炭素変成器(反応温度350〜400
℃)やCu系触媒を内蔵する低温一酸化炭素変成器(反
応温度200〜250℃)に導入して一酸化炭素と水蒸気を反
応させて二酸化炭素と水蒸気に変換する。この反応を一
酸化炭素変成反応(シフト反応)と呼び式(2)で表せる。 [式2] CO+H2O →CO2+H2 (2) このような水蒸気改質工程を経た後の改質ガスの組成
は、改質器の形式、反応温度、触媒の劣化などにより若
干の変動はあるものの、改質率96%において、おおよそ
水素78%、二酸化炭素20%、一酸化炭素1%およびメタン4%
である。
用 LNG貯蔵タンクからLNG火力発電所や都市ガス配管
網にNGを供給する場合、LNGの気化に際しては、大
量の海水を使用して気化熱を得ている。海水温は季節に
より変動するが、気化器を通過する前後の海水の温度変
化は、周辺環境に与える影響を小さくするために数度程
度である。例えば、夏場では、気化器海水入口温度31
℃、気化器海水出口温度26℃である。LNGの気化に
は大量の海水が必要となる。この海水は、利用後そのま
ま海に放出されるので、冷熱は利用されていない。
電池の燃料として使用することも可能である。しかしな
がら、図4に示すような従来のプロセスで得られた改質
ガスには、二酸化炭素が含まれているので、セル電圧が
低くなり、発電効率は、純水素を使用する場合と比較す
ると低くなる。
スをそのまま貯蔵タンクに貯蔵すると、燃料とならない
二酸化炭素も同時に貯蔵することになるので、貯蔵スペ
ースが大きくなり、経済的ではない。
結果、LNG冷熱を利用することによって二酸化炭素を
回収・除去する水素製造方法および水素製造システムが
上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成する
に至った。
素製造システム、二酸化炭素回収方法および二酸化炭素
回収システムに係るものである。 1.原料として炭化水素系燃料を水蒸気改質工程に供
し、得られた改質ガスを冷却工程および一酸化炭素変成
工程に供することにより水素を製造する方法において、
一酸化炭素変成工程に供したガスを液化天然ガス(LN
G)を用いて冷却することにより、ガス中の二酸化炭素
を液体または固体の状態で除去する二酸化炭素除去工程
に供することを特徴とする水素ガス製造方法。 2.二酸化炭素除去工程において、冷却剤として使用す
ることによって気化した天然ガスを水蒸気改質工程の原
料として使用する上記1に記載の方法。 3.一酸化炭素変成工程に供したガスを水蒸気除去工程
に供することによって、ガス中に残存する水蒸気を除去
した後に二酸化炭素除去工程に供することを特徴とする
上記2または3に記載の方法。 4.改質ガス冷却工程が、熱交換工程であって、改質ガ
スを熱交換工程、一酸化炭素変成工程および二酸化炭素
除去工程に繰り返し供することによって、改質ガス中の
二酸化炭素を除去することを特徴とする上記1〜3のい
ずれかに記載の方法。 5.二酸化炭素除去工程の直前または直後に選択酸化工
程を設けることを特徴とする上記1〜3のいずれかに記
載の方法。 6.二酸化炭素除去工程を経て冷却された水素を、LN
Gを用いて更に冷却する水素冷却工程に供し、次に水素
液化工程に供することによって、液体水素として製造す
ることを特徴とする上記1〜5のいずれかに記載の方
法。 7.原料として炭化水素系燃料を水蒸気改質工程に供
し、得られた改質ガスを改質ガス冷却手段および一酸化
炭素変成手段に供することにより水素を製造するシステ
ムにおいて、一酸化炭素変成工程に供したガスをLNG
を用いて冷却することにより、ガス中の二酸化炭素を液
体または固体の状態で除去する二酸化炭素除去手段を有
することを特徴とする水素ガス製造システム。 8.原料として炭化水素系燃料を水蒸気改質工程に供
し、得られた改質ガスを改質ガス冷却工程および一酸化
炭素変成工程に供したガスをLNGを用いて冷却するこ
とにより、ガス中の二酸化炭素を液体または固体の状態
で回収することを特徴とする二酸化炭素回収方法。 9.原料である炭化水素系燃料を水蒸気改質手段に供
し、得られた改質ガスを改質ガス冷却手段および一酸化
炭素変成工程に供したガスをLNGを用いて冷却するこ
とにより、ガス中の二酸化炭素を液体または固体の状態
で回収する手段を有することを特徴とする二酸化炭素回
収システム。
燃料を水蒸気改質工程に供し、得られた改質ガスを改質
ガス冷却工程および一酸化炭素変成工程に供することに
より水素を製造する方法において、一酸化炭素変成工程
に供したガスを液化天然ガス(LNG)を用いて冷却する
ことにより、ガス中の二酸化炭素を液体または固体の状
態で除去する二酸化炭素除去工程に供することを特徴と
する水素ガス製造方法に係る。
例えば、LNGを気化した天然ガス(NG)、液化プロパ
ンガス(LPG)を気化したプロパンガス、ナフサ、灯
油、メタノールなどを例示することができる。水蒸気改
質工程に供する原料は、単独で用いてもよいし、2種以
上を併用してもよい。原料は、コストなどに応じて適宜
選択することができる。NGを用いる場合には、二酸化
炭素除去工程において冷却剤として使用することによっ
て気化したNGを用いる態様が好ましい。図7に、二酸
化炭素除去工程において冷却剤として用いることによっ
て気化したNGを原料として用いた場合の一態様を、図
11に、ナフサを原料として用いた場合の一態様を例示す
る。
の工程を適用することができる。例えば、原料である炭
化水素系燃料を水蒸気改質器に導入して水蒸気改質を行
う工程などを例示することができる。より具体的には、
Ni系触媒(例えばNiO-SiO2触媒、NiO-Al2O3触媒、NiO-Mg
Al2など)などの触媒条件下、触媒の動作温度付近(通常6
50〜860℃程度、好ましくは700〜800℃程度)に加熱する
ことにより、炭化水素系燃料を水素と二酸化炭素と一酸
化炭素とに分解して、改質ガスを得る工程を例示するこ
とができる。水素改質工程における加熱用燃料は、特に
制限されないが、液化天然ガスを気化した天然ガス、特
に二酸化炭素除去工程において冷却剤として使用するこ
とによって気化した天然ガスを用いる態様が好ましい。
た改質ガスを改質ガス冷却工程に供した後、一酸化炭素
変成工程に供する。
例えば、熱交換器などを用いて改質ガスと水蒸気改質工
程に使用する原料との間で熱交換を行い、改質ガスを冷
却すると同時に原料を昇温してもよい。このように熱交
換により改質ガスを冷却した場合には、改質ガスの排熱
を有効利用することができる。更に、改質ガス冷却工程
として、水の蒸発熱、LNG、低温NGを冷却剤として
利用する態様などを例示することができる。
素変成工程の触媒動作温度付近まで改質ガスを冷却す
る。従って、冷却温度は、一酸化炭素変成工程において
用いる触媒の種類などに応じて、適宜設定することがで
きる。
などを用いて行うことができる。一酸化炭素変成工程
は、通常、高温一酸化炭素変成工程、低温一酸化炭素変
成工程などを含む。一酸化炭素変成工程として、例え
ば、高温一酸化炭素変成工程の後段に低温一酸化炭素変
成工程を設ける態様を例示できる。
Fe系触媒などの公知の触媒を用いることができる。F
e系触媒として、例えばFe-Cr系触媒などを例示でき
る。改質ガス冷却工程の後段に高温一酸化炭素変成工程
を設ける場合には、高温一酸化炭素変成工程において用
いる触媒の動作温度付近まで、改質ガスを冷却するのが
好ましい。従って、改質ガスの冷却温度は、触媒の種類
などに応じて適宜設定することができるが、通常300〜5
30℃程度、好ましくは350〜400℃程度である。
u系触媒などの公知の触媒を用いることができる。Cu
系触媒として、例えばCu−Zn系触媒(Cu/ZnO/Cr
2O3、Cu/ZnO/Al2O3等)などを例示できる。低温の一酸化
炭素変成工程の温度は、用いる触媒の種類などに応じて
適宜設定することができるが、通常160〜290℃程度、好
ましくは200〜250℃程度である。
二酸化炭素を除去する。この工程において、LNG冷熱
を利用する。即ち、一酸化炭素変成工程に供したガスを
LNGを用いて冷却することによって、改質ガス中の二
酸化炭素を液体または固体の状態で除去する。以下、こ
の工程を経たガスを「一次処理ガス」ということがある。
高温一酸化炭素変成器および低温一酸化炭素変成器から
なる水蒸気改質器に通じただけでは、低温一酸化炭素変
成器出口の二酸化炭素濃度は約15%にものぼり、その温
度は200〜230℃程度である。また、27%もの水蒸気が
含まれている。
は、LNGの気化に必要な気化熱が供給される。改質ガ
ス自体は、臨界温度(例えば、73atmにおいて31℃)以
下程度にまで冷却され、二酸化炭素は液体または固体
(シャーベット状態を含む)となる。LNGの貯蔵温度
は、通常約−156℃と低く、二酸化炭素の冷却温度
は、NG圧力との関係で柔軟に選定可能である。例え
ば、供給する改質ガス圧力が10atmとすれば、−50℃
程度に改質ガスを冷却すれば十分である。図6に二酸化
炭素の相図を示す。
黄分を含む燃料を用いる場合には、水蒸気改質工程より
も上流に必要に応じて脱硫器などを用いた脱硫工程を設
けてもよい。図4に、脱硫器を設けた工程の一例の一部
分を図示する。LNG中には、通常硫黄分は含まれてい
ないので、例えばLNGタンクから直接LNGを供給す
るような場合には、脱硫工程を省略してもよい。
程を設けてもよい。水蒸気除去工程は、二酸化炭素除去
器の伝熱表面に氷が付着して伝熱特性を低下させるのを
防止するために設けるので、水蒸気改質工程よりも後で
あって、二酸化炭素除去工程より前に行えば特に制限さ
れない。例えば、一酸化炭素変成工程と二酸化炭素除去
工程との間に水蒸気除去工程を設けることを例示でき
る。水蒸気除去工程として、例えば、二酸化炭素が液化
しない条件で水蒸気分離器内において水蒸気分をドレン
化して取り除く工程を例示できる。
自動車の燃料;一般ガス配管に供給して定置型燃料電池
などの燃料電池(リン酸型など)、給湯器、水素ガスエン
ジン、水素ガスタービンなどの燃料として使用すること
ができる。
の一酸化炭素(約1%以下程度)を含んでいる。この程度
の一酸化炭素濃度では、上記の用途には影響がない。例
えば、リン酸型燃料電池に供給する場合には、この程度
の一酸化炭素濃度では電池触媒が被毒することはない。
化炭素を更に除去してもよい。例えば、固体高分子形燃
料電池に供給する場合には、一酸化炭素濃度を10〜100p
ppm程度とする必要がある。このように水素ガス中の一
酸化炭素濃度をより低減させる必要がある場合には、例
えば、図7または図9に基本構成を示したような方法な
どによって一酸化炭素濃度を低減することができる。ま
ず、図9に例示したような方法について説明し、次に図
7に例示したような方法について説明する。
て熱交換工程を用い、改質ガスを改質ガス熱交換工程、
一酸化炭素変成工程および二酸化炭素除去工程からなる
シリーズに繰り返し供することができる。いずれの二酸
化炭素除去工程においても、LNGを用いてガスを冷却
することにより、ガス中の二酸化炭素を液体または固体
の状態で除去する。
工程では、改質ガスと水蒸気改質工程に使用する原料と
の間で熱交換を行い、改質ガスを冷却すると同時に原料
を昇温してもよい。二度目以降の熱交換工程では、一次
処理ガスと改質ガスとの間で熱交換を行い、改質ガスの
冷却剤として原料だけでなく一次処理ガスをも利用し、
一次処理ガスを一酸化炭素変成工程における触媒作用温
度まで昇温することができる。
供することにより、一酸化炭素濃度をさらに低減した改
質ガス(以下「二次処理改質ガス」ということがある)が得
られる。上記シリーズの繰り返し回数は、特に制限され
ないが、通常2〜3回程度、好ましくは2回程度である。
繰り返し回数は多いほど一酸化炭素濃度が低下し、より
純度の高い水素を得ることができるが、設備コストに見
合うだけの効果を得ることができない。例えば、二次処
理改質ガスの組成は、ほとんど水素であり、若干の一酸
化炭素とメタンガスを含むのみとなる。
ば、一次処理改質ガスを熱交換器などを用いた加熱工程
に供することによって一酸化炭素変成工程における触媒
動作温度に予熱した後に一酸化炭素変成器を通過させる
ことにより、一酸化炭素変成工程において反応が促進さ
れ、一酸化炭素濃度はさらに低くなる。上記のように、
2回以上一酸化炭素変成工程に供する場合には、2回目
以降の一酸化炭素変成工程は、高温および低温の一酸化
炭素変成工程を含んでいてもよいが、低温一酸化炭素変
成工程のみであってもよい。予熱温度は、一酸化炭素変
成工程に用いる触媒の種類などに応じて、適宜設定する
ことができる。加熱工程として、熱交換工程、バーナー
などを用いた加熱工程などを例示することができる。
熱交換工程と二段目の熱交換工程は、同じ熱交換器を用
いて行うことができるが、一段目のガスと二段目のガス
とが混合することがないように熱交換器内に隔壁を設け
るのが好ましい。同様に、一段目の一酸化炭素変成工程
と二段目の一酸化炭素変成工程および一段目の二酸化炭
素除去工程と二段目の二酸化炭素除去工程は、それぞれ
同じ機器を用いて行うことができるが、一段目のガスと
二段目のガスとが混合しないように機器内に隔壁を設け
るのが好ましい。
直前または直後に選択酸化工程を含んでいてもよい。選
択酸化工程は、シリーズを繰り返す態様(例えば図9の
態様)の代わりに設けることが可能である。より具体的
には、図7に図示するように、一次処理ガスを二度目の
シリーズに供することなく、選択酸化工程に供すること
ができる。選択酸化工程では、白金触媒(Pt-Al2O3な
ど)、パラジウム触媒(Pd-Al 2O3など)、ルテニウム触媒
(Ru-Al2O3など)、ロジウム触媒(Rh-Al2O3など)などの触
媒を用いてもよい。選択酸化工程における温度は、用い
る触媒の種類などに応じて適宜設定することができ、通
常100〜200℃程度である。
ることができるが、より純度の高い酸素を用いることが
好ましい。選択酸化工程においてより純度の高い酸素を
用いることにより、より高い純度の水素を得ることがで
きる。例えば、LNG基地では、水電解による純酸素を
容易に入手できるので、これを選択酸化工程に利用する
ことができる。
を通過した後に二酸化炭素除去器を設置し二酸化炭素を
液体あるいは固体として除去し、その後、選択酸化器を
通過させて一酸化炭素を二酸化炭素に変換し、一酸化炭
素濃度を10〜100ppm程度とすることができる。この様に
して得られた水素を電池スタックなどに供給する。この
方法において、二酸化炭素除去器と選択酸化器の位置が
反対になっても支障はない。また、この方法において、
二酸化炭素除去器の後流に、更に二酸化炭素除去器、
PSA(物理吸着式水素製造装置)などを追加することによ
り、発生した二酸化炭素を除去してより高純度の水素を
製造してもよい。残メタンを回収する必要がある場合に
は、メタン回収工程をさらに設ければよい。メタン回収
工程の設置箇所は、特に制限されないが、例えば二酸化
炭素除去工程よりも後流を例示することができる。
たガスは、一次処理改質ガスよりも一酸化炭素濃度がよ
り低いので、特に、固体高分子型燃料電池の燃料、固体
高分子型燃料電池を利用した燃料電池自動車の燃料など
として特に好適に用いることができる。当然、一次処理
改質ガスと同様に、一般ガス配管に供給して燃料電池、
燃料電池自動車、給湯器、水素ガスエンジン、水素ガス
タービンなどの燃料として好適に使用できる。
法に付設するボイラー、バーナーなどの施設の燃料とし
て用いることもできる。例えば、水蒸気改質工程に水蒸
気を供給するためのボイラー;水蒸気改質工程などの加
熱工程におけるバーナーなどを例示することができる。
る場合には、得られた水素ガスの圧力をそのまま利用し
て、加圧した状態でガスタンクなどに貯蔵することが可
能である。本発明によると、より高純度の水素を得るこ
とができるので、水素貯蔵合金、カーボンナノチューブ
などに吸着させて貯蔵する場合には、従来の方法で得ら
れた改質ガスよりも速く水素を貯蔵することができる。
また、これらに吸着させて貯蔵する場合には、水素以外
のガス組成は貯蔵されないので、貯蔵後放出するガスの
水素濃度はより高くなる。
用いたために気化したNGのガス圧は、通常8〜30at
m程度の高圧であるが、耐圧設計をした機器を用いる場
合には、より高い圧力であってもよい。この高いガス圧
を水蒸気改質器の動作圧力として利用し、高圧型(加圧
型)の水蒸気改質器を採用することができる。このよう
な改質器を採用することにより、二酸化炭素の液化温度
を比較的高くするとともに、精製後の水素貯蔵圧力も高
めることができるので、輸送、貯蔵の便宜を図ることが
できる。
れた水素を液体水素として製造してもよい。二酸化炭素
除去工程を経た水素ガスは、常温(約25℃)〜-50℃程度
の低温である。この低温水素ガスをLNG冷熱を利用し
て-150℃近くまで冷却し、これを水素液化工程に供給す
ることによって液体水素を製造できる。LNGタンク出
口の冷熱(約-156℃)を有効に利用して、得られた水素ガ
スを可能な限り冷却することができ、水素の液化に必要
なエネルギーの低減を図ることができる。水素冷却工程
において、冷却剤として用いることによって気化したN
Gは、水蒸気改質工程の原料として好適に用いることが
できる。
炭素は、メタノールまたはジメチルエーテル製造の原料
として利用することも可能である(下記の式参照)。例え
ば、メタンガス、LNGタンクのボイルオフガス、バイ
オガスなどと反応させてメタノールまたはジメチルエー
テルを製造することができる。 [式3] メタノール生成 CH4 + CO2 → 2CO + 2H2 CO + 2H2 → CH3OH ジメチルエーテル生成 2CO2 + 6H2O → CH3OCH3 + H2O
ったLNG冷熱を有効に利用することができる。天然ガ
スの液化時に要したエネルギーを回収できるので、非常
に有意義である。
かも、これまで有効に利用されていなかったLNG冷熱
を利用するので、低コストで製造できる。
電池に使用する場合は、二酸化炭素を除去し水素濃度が
高くなった分だけセル電圧が高くなる(セル電圧に換算
して約2%高くなる)。セル電圧が高くなった分、発電
効率が向上する。
化防止効果とともに、発電効率が向上し、経済的にも、
環境面でも効果がある。
る。一次処理ガスを再度一酸化炭素変成器へ通じる場合
には、改質ガス中の化学平衡は、下記の式において右に
進行する。従って、二酸化炭素だけでなく、改質ガス中
の一酸化炭素濃度も、通常の一酸化炭素変成器出口での
濃度よりさらに低減することができる。 [式4] CO+H2O→CO2+H2 この効果などにより、一酸化炭素濃度が約100ppm程度以
下まで減少すると、これまで必要だった選択酸化工程を
省くことができる。
としては反応しないガスを改質ガスから除去することが
できるので、貯蔵スペースを小さくできる。例えば、得
られたガスをガスの状態で貯蔵する場合には、貯蔵スペ
ースを約20%小さくできる。このため、貯蔵タンクな
どの貯蔵設備の建設費をも削減できる。
できるので、地球温暖化を抑制する効果を奏する。
を除去することによって、燃焼排ガス中の二酸化炭素を
後処理する方法よりも経済的に二酸化炭素を削除でき
た。特に、窒素ガスを大量に含む燃焼ガス中の二酸化炭
素を後処理する方法に比して、非常に経済的に二酸化炭
素を除去できた。
二酸化炭素を除去すると、火力発電所の場合には、発電
効率が40%から30%に大幅に低下する。一方、本発
明によって燃焼前に改質中の二酸化炭素を除去した場合
には、発電効率を低下させることなく、二酸化炭素を除
去することができる。
離複合発電のシステム並びにその性能と二酸化炭素回収
率を示す。本発明のシステムと発電システムとを複合さ
せた複合発電システム(即ち、本発明により得られた水
素を燃焼させる火力発電システム)では、二酸化炭素を
除去するのに動力を使用しないので、所内動力を出力の
約6%(約23MW)迄低減することができる。更に、本発明
を用いた複合発電システムでは、ほぼ100%の二酸化炭
素を回収できる。
具体的に説明する。本発明は、以下の実施例に制限され
るものではない。
ー図を示す。実施例1において用いたシステムは、主要
設備として、改質器、一酸化炭素変成器(低温変成
器および高温変成器を含む)、二酸化炭素除去器を含
む。図7に示すシステムは、更に、予熱器、熱交換
器、蒸気供給用ボイラー、減圧装置、LNGタン
クおよび選択酸化器を含む。図7は、二酸化炭素除去
工程において冷却剤として使用することによって気化し
た天然ガスを改質器の原料として使用する態様の一例を
示す。
て説明する。LNGタンクから二酸化炭素除去器に
冷却剤であるLNGを供給して、一酸化炭素変成器を
経たガスに含まれる二酸化炭素を液化または固化するこ
とによって回収・除去する。このとき、LNGタンクか
ら供給されたLNGは、液体から気体に変換される。
うち改質器に供給しないものは、必要に応じて気化器
Aなどを用いて昇温させて都市ガス配管、LNG発電所
などに供給してもよい。例えば、海水を利用する気化器
を用いた場合には、海水温度まで昇温させることができ
る。
も、水蒸気改質器に供する前に、予め昇温してもよい。
例えば、温度が海水温度よりも低い場合は、海水を利用
する気化器などを用いて海水温度近くまで昇温するこ
とができる。このような気化器で気化したNGは、通常
加圧状態であるので、改質器の動作圧力とマッチしない
場合には、必要に応じて減圧装置などを設けて改質器
の動作圧力とNGのガス圧とをマッチさせるのが好まし
い。
で熱交換をすることにより、500℃近くまで加熱された
後、水蒸気と混合して改質器に導入される。改質器の
内部で、天然ガスと水蒸気とにより水蒸気改質反応が進
行し、改質ガスに変換される。本実施例では、ハルダー
トプソ社製、R-67またはR-67-7Hを改質ガス触媒として
用いた。
熱交換器で二酸化炭素除去工程において冷却剤として
使用することにより気化した天然ガス(水蒸気改質工程
の原料)と熱交換を行い、一酸化炭素変成器の動作温
度まで温度を下げる。例えば、高温型の一酸化炭素変成
器の動作温度は、通常350〜400℃程度であり、低温型の
一酸化炭素変成器の動作温度は、通常200〜250℃程度で
ある。図7の一酸化炭素変成器は、上流に高温型(触
媒:ハルダートプソ社製、SK-12、組成;Fe:59wt%程
度、Cr:6wt%程度およびグラファイト:4wt%程度および残
量は金属酸化物としての酸素)、下流に低温型一酸化炭
素変成器(触媒:ハルダートプソ社製、LK801またはLK-8
21)を併せもつので、改質ガスを350〜400℃程度まで冷
却してから高温一酸化炭素変成工程に供した。一酸化炭
素変成器から出たガスの組成は、ほとんどが水素ガスで
一酸化炭素やメタンガスは1%以下であると推定され
る。
酸化炭素除去器に供給する。二酸化炭素除去器では、
LNGの冷熱により供給されたガスが冷却され、二酸化
炭素が液体または固体の状態で回収・除去される。
ができる。得られた水素は、水素貯蔵設備Bに貯蔵した
り、燃料電池Bに供給したり、水素配管に供給すること
ができる。
に、水素中のCO濃度を更に低下させたい場合には、二酸
化炭素除去器を経たガスを選択酸化器に供給しても
よい。
利用可能となる。本システムは、例えばLNG基地など
に設置することができる。LNGタンクから供給する全
てのLNGの冷熱を二酸化炭素除去器で利用しきれない
場合には、例えば、二酸化炭素除去器をバイパスするラ
イン1aを設け、ライン1aから直接、気化器AにLNGを
供給して、気化したNGをLNG火力発電所、都市ガス
配管などに供給してもよい。
な水蒸気を供給するものである。このボイラーの燃料と
して、二酸化炭素除去器を出た水素;気化したNG(例
えば二酸化炭素除去行程において冷却剤として使用した
気化後の天然ガス);水素貯蔵合金、シクロヘキサン等
に水素を貯蔵時した後に残存する水素やメタンガスなど
を利用することができる。上記供給用ボイラーの燃料と
して水素を利用する場合は、燃焼排ガス中のNOx量を抑
制できる点で好ましい。
せる態様の一例について説明する。図9には、改質ガス
を二酸化炭素除去器に二度通すことにより選択酸化器を
設置せずに、一酸化炭素濃度を低下させる方法のフロー
図が図示されている。
度)は、一段の二酸化炭素除去器を出た改質ガスを予熱
し、自らは冷却されて一酸化炭素変成器、一段の二酸化
炭素除去器に導入される。一段の二酸化炭素除去器を出
た一次処理改質ガスは、二酸化炭素を除去されているの
で二酸化炭素濃度はゼロに近い。この一次処理改質ガス
を熱交換器において、改質器を出た高温の改質ガスと熱
交換することによって200〜250℃程度に昇温し、再度一
酸化炭素変成器を通す。上述した式(2)の化学平衡論
上、一酸化炭素は二酸化炭素を生成する方向に反応が移
行する。このため、一酸化炭素濃度はさらに低下するの
で、酸素、空気などを用いて一酸化炭素を酸化させる選
択酸化工程よりも効率的に一酸化炭素を低減することが
できる。一酸化炭素変成器を出た改質ガスは、二段目の
二酸化炭素除去器に導入される。
説明する。
-50℃程度である。この低温水素ガスをLNG冷熱を利
用して、-150℃近くまで冷却する。その後、冷却された
水素ガスを水素液化器(深冷水素精製法など)などに供給
して、膨張と冷却により液体水素とする。
の二酸化炭素の除去と得られた水素の冷却(特に液体水
素の製造)との両方を効果的に行うことができる。
て、冷熱利用効果を算出した。用いた改質器および一酸
化炭素変成器の仕様を表1に示す。
からなるシステムの出口ガスの流量は、6779Nm3/hであ
り、そのうち56.5%が水素であるので、このシステムの
水素発生量は3832Nm3/h(170.7kmol/h)である。一方、二
酸化炭素発生量は、出口ガスの14.6%であるので、990N
m3/h(44.1kmol/h)である。
ガスを220℃から-50℃まで冷却する場合に必要な冷却熱
は、約673Mcalとなる。従って、熱利用効率を70%とす
ると、おおよそ5トン/hのLNGがあれば十分である
(表3参照)。
66トン/hのNGを改質器に供給することが可能であ
る。残りの4.34トン/hは、NG配管ラインなどに供給
できる。
一般に、近接するLNG焚火力発電所などにNGを供給
している。図2の設備の場合、気化器容量(LNGを気
化する能力)は約155トン/h・基×4基であるので、620
トン/h程度のNG供給能力がある。このような既存のL
NG基地の冷熱を利用する場合、表1および表2に示す
水素発生量が3832Nm3/hのシステム(燃料電池に換算して
5MW相当の改質器で、改質ガスをLNG冷熱で二酸化
炭素を処理する場合、LNG約5ton/hが必要である)
で、LNG基地の気化能力の80%を利用できるとすれ
ば、5MW燃料電池に換算して約100台相当、水素製造量38
3,200Nm3/h、燃料電池に換算して500MW相当の水素
製造装置が設置可能となる。
NG焚火力発電所にNGを供給する施設)の加熱源とし
て改質ガスを使用することができるので、LNG気化器
に海水を供給する海水ポンプ動力(645kw×5台)の一部
は削減することができ、LNG基地の効率も改善でき
る。この様に、本発明によると、既設LNG基地におい
ては、LNG気化器、海水ポンプなどの施設一部を稼働
する必要がなくなるので、省エネルギーの点において好
ましい。LNG基地を新設する場合には、上記のような
施設を予め減少して建設することができる。
ついて、主にどのような機器、建屋などが設けられてい
るのかを例示してある。
の一例を示す図である。
示す図である。
炭素除去方法のフロー図並びに性能と回収率を示す表で
ある。
る。
示すフロー図である。
有する態様)を示すフロー図である。
って二段の二酸化炭素除去工程に供する態様)を示すフ
ロー図である。
して製造する態様)を示すフロー図である。
態様)を示すフロー図である。
Claims (9)
- 【請求項1】原料として炭化水素系燃料を水蒸気改質工
程に供し、得られた改質ガスを冷却工程および一酸化炭
素変成工程に供することにより水素を製造する方法にお
いて、 一酸化炭素変成工程に供したガスを液化天然ガス(LN
G)を用いて冷却することにより、ガス中の二酸化炭素
を液体または固体の状態で除去する二酸化炭素除去工程
に供することを特徴とする水素ガス製造方法。 - 【請求項2】二酸化炭素除去工程において、冷却剤とし
て使用することによって気化した天然ガスを水蒸気改質
工程の原料として使用する請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】一酸化炭素変成工程に供したガスを水蒸気
除去工程に供することによって、ガス中に残存する水蒸
気を除去した後に二酸化炭素除去工程に供することを特
徴とする請求項2または3に記載の方法。 - 【請求項4】改質ガス冷却工程が、熱交換工程であっ
て、改質ガスを熱交換工程、一酸化炭素変成工程および
二酸化炭素除去工程に繰り返し供することによって、改
質ガス中の二酸化炭素を除去することを特徴とする請求
項1〜3のいずれかに記載の方法。 - 【請求項5】二酸化炭素除去工程の直前または直後に選
択酸化工程を設けることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかに記載の方法。 - 【請求項6】二酸化炭素除去工程を経て冷却された水素
を、LNGを用いて更に冷却する水素冷却工程に供し、
次に水素液化工程に供することによって、液体水素とし
て製造することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
記載の方法。 - 【請求項7】原料として炭化水素系燃料を水蒸気改質工
程に供し、得られた改質ガスを改質ガス冷却手段および
一酸化炭素変成手段に供することにより水素を製造する
システムにおいて、 一酸化炭素変成工程に供したガスをLNGを用いて冷却
することにより、ガス中の二酸化炭素を液体または固体
の状態で除去する二酸化炭素除去手段を有することを特
徴とする水素ガス製造システム。 - 【請求項8】原料として炭化水素系燃料を水蒸気改質工
程に供し、得られた改質ガスを改質ガス冷却工程および
一酸化炭素変成工程に供したガスをLNGを用いて冷却
することにより、ガス中の二酸化炭素を液体または固体
の状態で回収することを特徴とする二酸化炭素回収方
法。 - 【請求項9】原料である炭化水素系燃料を水蒸気改質手
段に供し、得られた改質ガスを改質ガス冷却手段および
一酸化炭素変成工程に供したガスをLNGを用いて冷却
することにより、ガス中の二酸化炭素を液体または固体
の状態で回収する手段を有することを特徴とする二酸化
炭素回収システム。
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