JP2010024264A - タール除去方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置面積が小さくて土地の有効利用上有利であり、又、設備からの排水量を少なくして水処理プロセスのコストの低減を図り、しかも、2芳香族類、3環芳香族類を含むタール分のみならず、ベンゼン等の1環芳香族類を含むタール分をも十分に除去し得るようにしたタール除去方法及び装置を提供する。
【解決手段】ガス化炉1で生成されたガス化ガスGを供給するライン2に、ガス化ガスGを深冷冷却するための深冷冷却器22を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明はタール除去方法及び装置に関するものである。
従来より、ガス化炉においては、石炭或いはバイオマス等の原料に水蒸気等のガス化剤を反応させ、一酸化炭素、炭化炭素、水素、メタン等を主成分とするガス化ガスを製造することが提案されている。而して、ガス化炉で生成されたガス化ガスにはタール分が含まれており、このタール分は、ガス化ガスの温度が下降することにより、配管や昇圧器、各機器類で凝縮して閉塞等の問題を引き起こす虞がある。又、ガス化ガスを合成原油に転換する場合等、化学合成プロセスの原料として利用する場合、タール分は、化学合成プロセスに用いられる触媒の被毒成分となる。このため、ガス化ガスに含まれるタール分は、ガス精製装置により除去する必要がある。
図5には、従来提案されている湿式のガス精製装置が示されている。図中、1はガス化炉であって、上述のように、石炭或いはバイオマス等の原料に水蒸気等のガス化剤を反応させ、一酸化炭素、炭化炭素、水素等を主成分とするガス化ガスGを製造するようになっている。
ガス化炉1で生成されたガス化ガスGが供給されるライン2には、ガス化ガス流れ方向上流側から下流側に向けて、順次、例えば、ボイラの過熱器等の熱交換器3、直接冷却塔4、ボイラの予熱器等の間接冷却塔5、湿式の電気集塵機6、圧縮機等の昇圧器7a及び昇圧器7aで昇圧し、昇温したガス化ガスGを冷却するための間接冷却器7bを備えた昇圧・冷却装置7、脱芳香族塔8、粗脱硫塔9a及び精密脱硫塔9bを備えた脱硫装置9が設けられている。
直接冷却塔4及び間接冷却塔5は、ガス化ガスGを冷却してガス化ガスG中の水蒸気及びタール分、特にナフタレン等の2環芳香族類、アントラセン等の3環芳香類のような飽和蒸気濃度が低く(図4のタール飽和蒸気濃度線図に示す線ロ、ハ参照)凝縮し易い芳香族類を含むタール分を凝縮させ除去するための装置である。電気集塵機6は、冷却塔4、間接冷却塔5で除去されなかった水分やタール分のミストを除去するための装置である。昇圧・冷却装置7の昇圧器7aは、後工程で燃料や化学合成プロセスの原料として使用する際に要求されるレベルにガス化ガスGの圧力を昇圧する装置であり、間接冷却器7bは、昇圧器7aにおいて昇圧した結果高温になったガス化ガスを冷却するための装置である。
脱芳香族塔8は、主としてベンゼン、トルエン、キシレン(BTX)(以下、単にベンゼン等という。)のような飽和蒸気濃度が高く(図4のタール飽和蒸気濃度線図に示す線イ参照)凝縮し難い1環芳香族類を除去するための装置で、然程高くない除去率(約100mg/Nm程度)が要求される場合は、ガソリン、メチルナフタレンのような溶媒が使用され、高い除去率(約1mg/Nm)が要求される場合は、活性炭が使用される。溶媒を使用する場合、脱芳香族塔8は吸収塔と再生塔を備えており、例えば、吸収塔においては、溶媒に主としてベンゼン等の1環芳香族類が吸収され、再生塔においては、加熱することにより溶媒から1環芳香損類を飛散させ、除去し得るようになっている。又、溶媒を用いる場合、1環芳香族類の除去率が高くなくても良い場合は、溶媒としてガソリンを用い、高い除去率が求められる場合は、メチルナフタレンが使用される。脱芳香族塔8は必要な場合は、溶媒及び活性炭の両方を備えることもある。
なお、タール分の飽和蒸気濃度についての詳細は後述する。
脱硫装置9のうち粗脱硫塔9aは、然程高くない脱硫率(約100ppm程度)が要求される場合に使用されるもので、MEAやDEAといったアミン等の溶媒が用いられる。又、脱硫装置のうち精密脱硫塔9bは高い脱硫率(約1ppm程度)が要求される場合に使用されるもので、酸化鉄亜鉛や活性炭が用いられる。脱硫装置9は要求される脱硫率により、粗脱硫塔9aのみを設ける場合も、精密脱硫塔9bのみを設ける場合もある。
10は排水処理装置であって、直接冷却塔4、間接冷却塔5、電気集塵機6、間接冷却器7bからの排水中のタール分やチャー等を重力沈降等により処理して清浄化するための装置であり、清浄化した水の一部はバッファタンクに貯留されて、直接冷却塔4にスプレー水として供給されるようになっていると共に、電気集塵機6に供給して電極等の洗浄に使用し得るようになっている。又、清浄化した残りの水は処理水として後工程へ供給されるようになっており、更に、排水から除去されたタール分、チャーは補助原料としてガス化炉1へ供給し得るようになっている。なお、特に図示してはいないが、各ラインの所定箇所には、ポンプが設置されると共に、バルブが設けられている。
ガス化炉1へは石炭等の原料及び水蒸気等のガス化剤が供給されると共に、排水処理装置10で排水から分離、除去されたタール分、チャーが管路11から補助原料として供給される。このため、ガス化炉1では原料は熱により水蒸気等のガス化剤の存在下、還元反応により、一酸化炭素、炭化水素、水素、メタン等が混在したガス化ガスGが生成される。ガス化ガスGの温度T1は約800℃である。
ガス化炉1からのガス化ガスGは、例えばボイラの過熱器である熱交換器3で熱交換し、蒸気を過熱して過熱蒸気を生成させ、温度T2は約300℃〜600℃となり、直接冷却塔4へ供給される。直接冷却塔4では、排水処理装置10でタール分や石炭の炭化質残渣であるチャーを除去されて清浄化された水が管路12を介し供給されて図示してないスプレーノズルからガス化ガスG中に噴霧され、ガス化ガスGが洗浄、冷却される。このため、ガス化ガスG中の水蒸気及びタール分の一部が凝縮して液化し、タール分及びチャーがガス化ガスGから分離され、前記噴霧された水と共に排水として排水管路13を介し排水処理装置10へ排出される。
直接冷却塔4からのガス化ガスGは、温度T3が約30℃〜90℃で例えばボイラの予熱器である間接冷却塔5へ供給されてボイラ水を予熱する。このため、ガス化ガスGは更に温度が低下してガス化ガスG中の水蒸気及びタール分が凝縮し、液化し、タール分及びチャーを含む排水が排水管路14から排水処理装置10へ排出される。
間接冷却塔5からのガス化ガスGは、温度T4が約30℃以下になって電気集塵機6へ供給され、電気集塵機6では、ガス化ガスG中の微細化した水分及びタール分のミスト並びにチャーが捕集される。電気集塵機6へは排水処理装置10で清浄化された水が管路15を介して供給され噴霧されて電極等の洗浄が行われる。洗浄に供された水はタール分及びチャーを含有し、排水として排水管路16から排水処理装置10へ排出される。
タール分には飽和蒸気濃度が存在し、ある一定の温度雰囲気ではある一定の濃度のタール分しか気相中には存在し得ない。このため、飽和蒸気濃度以上のタール分は、凝縮して液滴若しくは微細に液状化したミストとして存在する。すなわち、ガス化ガスG中においては、その温度(平衡温度)に対応した飽和蒸気濃度以上のタール分は凝縮して液化し、液滴若しくは微細に液状化したミストとして存在する。このため、直接冷却塔4、間接冷却塔5においては、ガス化ガスGが冷却されることにより凝縮し、液滴として存在するタール分が除去され、電気集塵機6では、上述のように微細に液状化したタール分のミストが除去される。
ガス化ガスG中のタール分には、ベンゼン等の1環芳香族類、ナフタレン等の2環芳香族類、アントラセン等の3環芳香族類が含まれており、図5に示すガス精製装置では、ガス化ガスGは直接冷却塔4や間接冷却塔5において、30℃程度に冷却される。このため、直接冷却塔4及び間接冷却塔5においては、平衡温度に対する飽和蒸気濃度の低い2環芳香族類、3環芳香族類は液化するが(図4のタール飽和蒸気濃度曲線の線ロ、ハ参照)、1環芳香族類では、平衡温度が30℃程度の場合は、飽和蒸気濃度は約5000mg/Nmと高い値となり(図4のタール飽和蒸気濃度曲線の線イ参照)、電気集塵機6から送出されたガス化ガスGにおいては、ベンゼン等の1環芳香族類を含むガス状のタール分が含まれている。
電気集塵機6からのガス化ガスGは温度T5が約30℃以下で昇圧・冷却装置7へ供給され、昇圧器7aにより後工程の装置において要求される圧力に昇圧される(P=1〜5MPa)。又、ガス化ガスGは昇圧器7aによる昇圧により温度が上昇するので、間接冷却器7bにおいて冷却される。冷却により更にガス化ガスG中の残余の水蒸気及びタール分の一部が凝縮して液化するため、排水管路17から排水処理装置10へ排水が排出される。
間接冷却器7bからのガス化ガスGは温度T6が約30℃で脱芳香族塔8へ供給され、沸点が低く飽和蒸気濃度の高いベンゼン等の1環芳香族類を含むタール分が除去される。脱芳香族塔8において溶媒を使用する場合は、タール分は脱芳香族塔8における吸収塔の溶媒に化学親和力を利用して吸収、除去される。又、タール分を吸収した溶媒は脱芳香族塔8における再生塔で加熱されてタール分が飛ばされ、再生される。脱芳香族塔8において活性炭を使用する場合、タール分は活性炭に吸着されて除去される。
脱芳香族塔8において1環芳香族を含むタール分が除去されたガス化ガスGは温度T7が約25℃〜200℃で脱硫装置へ供給される。温度T7が高い場合は、脱芳香族塔8においてタール分を飛ばすため加熱した場合であり、温度T7が低い場合は、脱芳香族塔8において活性炭を使用した場合である。
脱硫装置9においては、後工程で要求される程度に応じて粗脱硫塔9aや精密脱硫塔9bにおいてガス化ガスGの脱硫が行われ、タール分及び硫黄分を除去されたガス化ガスGは後工程に供給されて燃料や化学合成プロセスの原料として利用される。粗脱硫塔9aが用いられる場合は、脱硫は硫黄分が化学親和力により吸収剤に吸収されることにより行われる。精密脱硫塔9bが用いられる場合は、脱硫は硫黄分が酸化鉄亜鉛或いは活性炭に吸着されることにより行われる。
排水処理装置10では、直接冷却塔4、間接冷却塔5、電気集塵機6、間接冷却器7bからの排水中のタール分やチャー等が沈降処理されて排水の清浄化が行われ、清浄化された水は循環され、前述のように直接冷却塔4に供給されてスプレーに使用され、電気集塵機6の洗浄に使用される。又、清浄化された水の一部は処理水として後工程へ供給される。排水処理装置10で回収されたタール分やチャーは前述のように管路11からガス化炉1へ戻されて補助原料の一部として使用される。
なお、上記ガス精製装置においては、運転開始時に排水処理装置10のバッファタンクには水が貯留されている。又、ガス化炉1に供給される石炭に含まれている水分が水蒸気としてガス化ガスGに含まれており、この水蒸気がライン2において凝縮して水が得られる。このため、上記ガス精製装置においては、水の補給は不要である。
先行技術文献としては特許文献1や非特許文献1がある。これらの文献では、スプレー冷却、間接冷却、電気集塵機、溶媒洗浄塔等が用いられている。
特開2007−45857号公報 Biomass and Bioenergy Vol.16 1999 p.385−395
しかしながら、図5のガス精製装置や特許文献1、非特許文献1においては、複数のプロセスを組み合わせているため、設備の設置面積が大きくなり、土地の有効利用上不利であり、又、脱芳香族塔に溶媒を使用する場合は、溶媒の再生が必要で、プロセスが煩雑となってコストアップを招来し、更に、複数のプロセスから排出される排水量が多いため、この点からも、プロセスが煩雑となって水処理プロセスのコストアップを招来し、更に、既存の設備では、常温で凝縮する2環芳香族類以上のタール分については、50mg/Nmまで除去できると一般的には言われているが、化学合成プロセスで要求されている許容値は、ベンゼン等の揮発性の1環芳香族類を含めてできるだけ低い値が望ましいにも拘わらず、既存の設備では、これら芳香族類の除去能力が不足しているという問題がある。
本発明は、斯かる実情に鑑み、設置面積が小さくて土地の有効利用上有利であり、又、設備からの排水量を少なくして水処理プロセスのコストの低減を図り、しかも、2環芳香族類、3環芳香族類を含むタール分のみならず、ベンゼン等の1環芳香族類を含むタール分をも十分に除去し得るようにしたタール除去方法及び装置を提供することを目的としてなしたものである。
本発明の請求項1のタール除去方法は、ガス化炉で生成されたガス化ガスを、深冷冷却可能な冷媒により深冷冷却するものであり、請求項2のタール除去方法は、深冷冷却する前のガス化ガスを予め冷却するものであり、請求項3のタール除去方法は、ガス化ガスの深冷冷却後に当該ガス化ガスの脱硫を行うものであり、請求項4のタール除去方法は、ガス化ガスの深冷冷却を、ガス化ガス中に深冷冷却可能な冷媒を噴霧することにより行うものでり、請求項5のタール除去方法においては、冷媒はLNGである。
本発明の請求項6のタール除去装置は、ガス化炉で生成されたガス化ガスを供給するラインに、ガス化ガスを深冷冷却するための深冷冷却手段を設けたものであり、請求項7のタール除去装置は、深冷冷却手段のガス化ガス流れ方向上流側に深冷冷却手段以外の冷却手段を設けたものであり、請求項8のタール除去装置は、深冷冷却手段のガス流れ方向下流側に脱硫手段を設けたものであり、請求項9のタール除去装置においては、深冷冷却手段は、深冷冷却可能な冷媒を噴霧する冷媒噴霧手段を備えており、請求項10のタール除去装置においては、冷媒はLNGである。
本発明の請求項1〜10記載のタール除去方法及び装置によれば、ガス化ガス中の2環芳香族類、3環芳香族類を含むタール分は、主として深冷冷却手段の前段に設けた冷却手段により凝縮されて液化し、分離、除去され、最も凝縮し難い1環芳香族類を含むタール分は、深冷冷却手段で深冷により凝縮されて液化し、分離、除去される。従って、従来必要であった脱芳香族塔を設置する必要がないため、設備の設置面積が小さくなると共に、プロセスが簡単になって、コストダウンを図ることができ、又、水で洗浄する必要のある電気集塵機が不要で且つ、深冷冷却手段には、水の供給が不要であるため、プロセスから排出される排水量が減少して、水処理プロセスのコストダウンを図ることができ、更に、1環芳香族類を含めてタール分を十分に除去できるため、化学合成プロセスでの厳しいタール分除去の要求に対しても十分に対応することができる。
又、本発明の請求項4、5、9、10のタール除去方法及び装置においては、ガス化ガスにガス化ガスよりもカロリーの高いLNGのような冷媒を噴霧しているため、ガス化ガスのカロリーを増加させることができ、更に、深冷冷却手段へは冷媒を直接噴霧することで、ガス化ガスに対し排水処理装置からの水を噴霧する必要がなく、従って、装置内のタール分が含有する水の量を低減することができ、冷媒噴霧用のポンプが不要となる。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は本発明の実施の形態の第一例であり、LNG冷熱を利用するようにしたガス精製装置の例である。図中、図5に示すものと同一のものには同一の符号を付してある。各機器から取り出されたガス化ガスGの温度も、同一の場合は同一の符号が付してある。而して、本図示例の特徴とするところは、図5のガス精製装置において直接冷却塔4と昇圧・冷却装置7の間に設置していた間接冷却塔5及び電気集塵機6を撤去して、代わりに、ガス化ガスGの流れ方向上流側から下流側に向けて間接冷却器21、深冷冷却器22を設置し、且つ、昇圧・冷却装置7と脱硫装置との間に設置していた脱芳香族塔8を撤去したことである。間接冷却器21、深冷冷却器22としては例えば、シェルアンドチューブ式のものが使用される。
又、深冷冷却器22及び間接冷却器21に使用する冷熱供給用の冷媒としては、LNG受入れ基地のLNGタンク23に貯留したLNGを用いるようになっている。24はLNG基地のLNGタンク23から深冷冷却器22へLNGを供給するための管路、25は深冷冷却器22でガス化ガスGを冷却することによりガス化したナチュラルガスNGを間接冷却器21へ供給するための管路、26は間接冷却器21からのナチュラルガスNGを後工程へ供給するための管路である。管路24,25,26には、図示してないが適宜ポンプ、圧縮機、バルブが設けられている。
次に、上記図示例の作用について説明する。
図5に示す従来の装置と同様、ガス化炉1で生成されたガス化ガスGは、ボイラの過熱器等の熱交換器3で熱交換し、蒸気を過熱して過熱蒸気を生成させ、温度T2は約300℃〜600℃となり、直接冷却塔4へ供給される。直接冷却塔4では、排水処理装置10でタール分の一部やチャー等を除去されて清浄化した水が管路12を介し供給されて図示してないスプレーノズルからガス化ガスG中に噴霧され、ガス化ガスGが洗浄、冷却される。このため、ガス化ガスG中の水蒸気及びタール分の一部が凝縮して液化し、ガス化ガスGから分離され、チャーを捕集した水と共に排水として排水管路13を介し排水処理装置10へ排出される。
直接冷却塔4からのガス化ガスGは、温度T3が約30℃〜90℃で間接冷却器21へ供給される。このため、深冷冷却器22で冷熱を放出してガス化し管路25から供給されたナチュラルガスNGにより、ガス化ガスGは更に温度が低下し、ガス化ガスG中の水蒸気及びタール分の一部が凝縮して液化し、排水として排水管路14から排水処理装置10へ排出される。直接冷却塔4、間接冷却器21で除去されるタール分は、2環芳香族類及び3環芳香族類であり、1環芳香族類は殆んどがガス化している。
間接冷却塔21からのガス化ガスGは、温度T4が約30℃以下になって深冷冷却器22へ供給され、深冷冷却器22では、LNG基地のLNGタンク23から管路24を介して供給された温度が約−162℃のLNGにより深冷されて、ガス化ガスGは温度T5'が約−120℃に深冷される。なお、深冷冷却とは、ガスを零度よりも低い温度に冷却することである。
深冷により、ガス化ガスGに含まれているベンゼン等の1環芳香族類が凝縮して液化し、ガス化ガスGから分離される。分離された1環芳香族を含むタール分は、水分が多い場合は、排水管路16から排水処理装置10へ排出されるが、凝縮し分離した1環芳香族類中の水分が少ない場合は、排水処理装置10へは排出されず、製品として取り出されることもある。而して、深冷冷却器22では、ガス化ガスGに含まれているベンゼン等の最も凝縮し難い1環芳香族類のタール分が除去されるため、深冷冷却器22から送出されたガス化ガスGはタール分を高い確率で除去された状態となっている。因みに、ガス化ガスGの平衡温度が−120℃の場合、図4に示すように、タール分の飽和蒸気濃度は0.1mg/Nm程度まで低減される。このことは、ガス化ガスGを強く冷却すればするほど、ガス化ガスG中に含まれるタール分が減少することを意味する。
深冷冷却器22から送出されたタール分が高い効率で除去されたガス化ガスGは、昇圧・冷却装置7へ供給され、昇圧器7aにより後工程の装置において要求される圧力に昇圧される(P=1〜5MPa)。又、ガス化ガスGは昇圧器7aによる昇圧により温度が上昇するので、間接冷却器7bにおいて冷却される。冷却により更にガス化ガスG中の残余の水分やタール分が凝縮して液化するため、排水管路17を介し排水として排水処理装置10へ排出される。
昇圧・冷却装置7の間接冷却器7bから取り出されたガス化ガスGは脱硫装置9に供給され、脱硫装置9においては、後工程で要求される程度に応じて粗脱硫塔9aや精密脱硫塔9bにおいてガス化ガスGの脱硫が行われる。而して、タール分及び硫黄分を除去されたガス化ガスGは、図5の装置と同様、後工程に供給されて燃料や化学合成プロセスの原料として利用される。
排水処理装置10では、直接冷却塔4、間接冷却器21、深冷冷却器22、間接冷却器7bからの排水中のタール分やチャー等が沈降処理されて排水の清浄化が行われ、清浄化された水は循環され、前述のように直接冷却塔4に供給されてスプレーに使用される。又、清浄化された水の一部は処理水として後工程へ供給される。排水処理装置10で回収されたタール分やチャーは前述のように管路11からガス化炉1へ戻されて補助原料の一部として使用される。
図2は本発明の実施の形態の第二例であり、図1の場合と同様、LNG冷熱を利用するようにしたガス精製装置の例である。図中、図1に示すものと同一のものには同一の符号を付してある。而して、本図示例の特徴とするところは、図1のガス精製装置のシェルアンドチューブ式の深冷冷却器22に代えて、直接式の深冷冷却器22'を設置し、且つ、昇圧・冷却装置7と脱硫装置9との間に設置していた脱芳香族塔8を撤去したことである。深冷冷却器22'は、LNGを噴霧するためのスプレーノズル27を備えている。図中、28はLNG受入れ基地のLNGタンク23から間接冷却器21へLNGを供給するための管路、29は間接冷却器21から深冷冷却器22'へLNGを供給する管路である。
本図示例においては、直接冷却塔4までの作用は図1の場合と同様である。而して、直接冷却塔4から取り出されたガス化ガスGは、間接冷却器21において、LNGタンク23から管路28を介し供給されたLNGにより冷却される。直接冷却塔4及び間接冷却器21においては、2環芳香族類や3環芳香族類を含むタール分、水蒸気が凝縮して液化し、液化した芳香族類、水は排水として排水管路13、14から排水処理装置10へ排出される。
間接冷却器21からのガス化ガスGは間接冷却器21へ供給される。而して、深冷冷却器22'では、間接冷却器21から管路29を介し供給されたLNGがスプレーノズル27から噴霧され、ガス化ガスGに混入してガス化ガスGを冷却する。このため、深冷冷却器22'においては、1環芳香族類を含むタール分が凝縮して液化し、液化したタール分は排水管路16から排水処理装置10へ排出される。LNGはスプレーノズル27から噴霧されるとガス化してナチュラルガスNGとなる。
深冷冷却器22'で凝縮し分離した1環芳香族類を含むタール分は、排水管路16から排水処理装置10へ排出されるが、タール分中の水分が少ない場合は、排水処理装置10へは排出されず、製品として取り出されることもある。而して、深冷冷却器22'では、ガス化ガスGに含まれているベンゼン等の最も凝縮し難い1環芳香族類のタール分が除去されるため、深冷冷却器22から送出されたガス化ガスGはタールを高い確率で除去された状態となっている。深冷冷却器22'から送出されたガス化ガスGとナチュラルガスNGの混合ガスの温度T5''は約−80℃以下である。而して、ガス化ガスGとナチュラルガスNGの混合ガスの温度T5''が約−80℃の場合は、タール分の飽和蒸気濃度は100mg/Nm程度であるが、−120℃に冷却すれば、タール分の飽和蒸気濃度は、図1の場合と同様、0.1mg/Nm程度まで低減することができる。
深冷冷却器22''から送出されたタール分が高い効率で除去されたガス化ガスGとナチュラルガスNGの混合ガスは、昇圧・冷却装置7へ供給され、昇圧器7aにより後工程の装置において要求される圧力に昇圧される(P=1〜5MPa)。又、ガス化ガスG及びナチュラルガスNGの混合ガスは昇圧器7aによる昇圧により温度が上昇するので、間接冷却器7bにおいて冷却される。冷却により更にガス化ガスG及びナチュラルガスNG中の残余の水分が凝縮して液化するため、排水管路17を介し排水として排水処理装置10へ排出される。
昇圧・冷却装置7の間接冷却器7bから取り出されたガス化ガスG及びナチュラルガスNGの混合ガスは脱硫装置9に供給され、脱硫装置においては、後工程で要求される程度に応じて粗脱硫塔9aや精密脱硫塔9bにおいてガス化ガスGの脱硫が行われる。而して、タール分及び硫黄分を除去されたガス化ガスG及びナチュラルガスNGの混合ガスは、図1等の装置と同様、後工程に供給されて燃料や化学合成プロセスの原料として利用される。
排水処理装置10では、直接冷却塔4、間接冷却器21、深冷冷却器22'、間接冷却器7bからの排水中のタール分やチャー等が沈降処理されて排水の清浄化が行われ、清浄化された水は循環され、前述のように直接冷却塔4に供給されてスプレーに使用される。又、清浄化された水の一部は処理水として後工程へ供給される。排水処理装置10で回収されたタール分やチャーは前述のように管路11からガス化炉1へ戻されて原料の一部として使用される。
図2に示す図示例によれば、図1に示すガス精製装置と同様の作用効果を奏し得る。又、本図示例では、約1,000〜数1,000Kcal/mのガス化ガスGに約13,0000Kcal/mのナチュラルガスNGが混合されているため、ガス化ガスGのカロリーを増加させることができる。又、深冷冷却器22'へはLNGを直接噴霧することで、ガス化ガスGに対し排水処理装置10からの水を噴霧する必要がなく、従って、装置内のタール分が含有する水の量を低減することができ、スプレー噴霧用のポンプが不要となる。
図3は本発明の実施の形態の第三例であり、図1、図2の場合と同様、LNG冷熱を利用するようにしたガス精製装置の例である。図中、図1、図2に示すものと同一のものには同一の符号を付してある。而して、本図示例の特徴とするところは、図2において熱交換器3と昇圧・冷却装置7の昇圧器7aとの間に設置した直接冷却塔4、間接冷却器21、深冷冷却器22'を撤去し、代りに、LNG受入れ基地のLNGタンク23から管路30を介して送給されたLNGをスプレーノズル31から直接ガス化ガスGに噴霧するようにした直接式の深冷冷却塔32を設置した点である。
本図示例においては、熱交換器3である程度冷却されて供給されたガス化ガスGにLNGタンク23から送給されたLNGを、スプレーノズル31から、深冷冷却塔32を送給されるガス化ガスG内に噴霧し、ガス化ガスGを急冷する。このため、深冷冷却塔32においては、2環芳香族類、3環芳香族類を含むタール分はもとより、除去し難い1環芳香族類を含むタール分も一気に、凝縮して液化し、分離される。深冷冷却塔32から取り出されたガス化ガスGとナチュラルガスNGとの混合ガスの温度T7は約−80℃以下である。深冷冷却塔32で分離、除去されたタール分を含む排水は、排水管路13から排水処理装置10へ排水される。
深冷冷却塔32から取り出されて昇圧・冷却装置7の昇圧器7aへ導入された以降のガス化ガスGとナチュラルガスNGとの混合ガスの作動、及び、タール分やチャーを含む排水が排水処理装置10へ排水された後の作動は、図1、図2の図示例と同様であるため説明は省略する。而して、本図示例においても、図1、図2と同様の作用効果を奏することができる。
なお、本発明のタール除去方法及び装置においては、深冷冷却を行うことができる冷媒としてLNGを用いる場合について説明したが、液体の状態で低温の物質、例えば液体窒素、液体水素等も使用可能なこと、タール分の深冷分離は−50℃よりも低温なら何度でも可能なこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である
本発明のタール除去方法及び装置に適用するガス精製装置の実施の形態の第一例である。 本発明のタール除去方法及び装置に適用するガス精製装置の実施の形態の第二例である。 本発明のタール除去方法及び装置に適用するガス精製装置の実施の形態の第三例である。 平衡温度に対応した、タールの飽和蒸気濃度を示すタール飽和蒸気濃度線図である。 従来のガス精製装置の一例である。
符号の説明
1 ガス化炉
2 ライン
3 熱交換器(冷却手段)
4 直接冷却塔(冷却手段)
9 脱硫装置(脱硫手段)
21 間接冷却器(冷却手段)
22 深冷冷却器(深冷冷却手段)
22' 深冷冷却器(深冷冷却手段)
22'' 深冷冷却器(深冷冷却手段)
27 スプレーノズル(噴霧手段)
31 スプレーノズル(噴霧手段)
32 深冷冷却塔(深冷冷却手段)
G ガス化ガス

Claims (10)

  1. ガス化炉で生成されたガス化ガスを、深冷冷却可能な冷媒により深冷冷却することを特徴とするタール除去方法。
  2. 深冷冷却する前のガス化ガスを予め冷却する請求項1に記載のタール除去方法。
  3. ガス化ガスの深冷冷却後に当該ガス化ガスの脱硫を行う請求項1又は2に記載のタール除去方法。
  4. ガス化ガスの深冷冷却を、ガス化ガス中に深冷冷却可能な冷媒を噴霧することにより行う請求項1乃至3の何れかに記載のタール除去方法。
  5. 冷媒はLNGである請求項1乃至4の何れかに記載のタール除去方法。
  6. ガス化炉で生成されたガス化ガスを供給するラインに、ガス化ガスを深冷冷却するための深冷冷却手段を設けたことを特徴とするタール除去装置。
  7. 深冷冷却手段のガス化ガス流れ方向上流側に深冷冷却手段以外の冷却手段を設けた請求項6に記載のタール除去装置。
  8. 深冷冷却手段のガス流れ方向下流側に脱硫手段を設けた請求項6又は7に記載のタール除去装置。
  9. 深冷冷却手段は、深冷冷却可能な冷媒を噴霧する冷媒噴霧手段を備えた請求項6乃至8の何れかに記載のタール除去装置。
  10. 冷媒はLNGである請求項6乃至9の何れかに記載のタール除去装置。
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