JP2002193437A - 仕分け設備 - Google Patents

仕分け設備

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JP2002193437A
JP2002193437A JP2000399736A JP2000399736A JP2002193437A JP 2002193437 A JP2002193437 A JP 2002193437A JP 2000399736 A JP2000399736 A JP 2000399736A JP 2000399736 A JP2000399736 A JP 2000399736A JP 2002193437 A JP2002193437 A JP 2002193437A
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G47/00Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
    • B65G47/74Feeding, transfer, or discharging devices of particular kinds or types
    • B65G47/84Star-shaped wheels or devices having endless travelling belts or chains, the wheels or devices being equipped with article-engaging elements
    • B65G47/841Devices having endless travelling belts or chains equipped with article-engaging elements
    • B65G47/844Devices having endless travelling belts or chains equipped with article-engaging elements the article-engaging elements being pushers transversally movable on the supporting surface, e.g. pusher-shoes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、物品送出具に破損が生じたときに
も仕分け作業を続行でき、稼働率を向上できる仕分け設
備を提供することを目的とする。 【解決手段】 物品1を載置して主搬送経路の下流方向
に移動する複数の搬送帯35と、各搬送帯35に主搬送経路
に対して直交方向へ移動自在に設けられ、搬送帯と共に
移動し直交方向にまたは斜め方向に移動することで物品
1を分岐搬送経路へ移動させる複数の物品送出具40と、
搬送帯35上へ搬送する物品1を移載する搬送コンベヤ11
とを備え、搬送帯35から物品送出具40が欠落したことを
検出するとこの搬送帯35へ物品1の端部に位置しないよ
うに、物品1を搬送帯35へ移載する構成とする。上記構
成によれば、欠落した搬送帯が、移載する物品の端部に
位置しないことで仕分け作業に不具合が生じる恐れを回
避でき、また物品送出具が欠落したときにでも、仕分け
作業を続行でき、稼働率を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主搬送経路上で搬
送されている物品を、この主搬送経路の側部外方に設け
た分岐搬送経路へ仕分ける仕分け設備に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の仕分け設備の構成の一例を図7〜
図11に基づいて説明する。図7において、1は搬送さ
れ、仕分けられる物品であり、主搬送経路Lを形成する
仕分け装置2は、主搬送径路Lに対して前記物品1を直
交方向に、または斜め方向に移動させて、主搬送経路L
の側部外方に設けた分岐搬送経路Uを形成する分岐コン
ベヤ3へ仕分けるように構成されている。以下、詳細に
説明する。
【0003】仕分け装置2は、上流の搬送コンベヤ11か
ら順次搬入された物品1を、主搬送径路L上で搬送しな
がら、分岐コンベヤ3へ移動させることが可能な転換装
置12と、転換装置12を制御するマイクロコンピュータか
らなる制御装置(図示せず)から構成されている。
【0004】また転換装置12の下流には、仕分けされな
かった物品1を搬送する搬送コンベヤ13が設けられてい
る。上記転換装置12の構成を説明する。
【0005】21はフレーム体で、両側にそれぞれ上下一
対に配設した上位フレーム材22および下位フレーム材23
と、これらフレーム材22,23の上下間を連結する縦連結
部材24と、両上位フレーム材22の左右間を連結する上位
の横連結部材25と、両下位フレーム材23の左右間を連結
する下位の横連結部材26と、両下位フレーム材23から下
方に連設した脚体27とから構成される。
【0006】上記のようにして構成されたフレーム体21
の始端部には、左右方向の従動軸29が回転自在に配設さ
れ、また終端部には同方向の駆動軸30が回転自在に配設
される。前記駆動軸30には、駆動用のモータ31が連動連
結されている。
【0007】前記従動軸29と駆動軸30との両端で相対向
部間には、スプロケット32,33を介してチェーン(無端
回動体の一例)34が配設されている。そして図7,図
9,図10に示すように、左右のチェーン34間に、搬送
帯(スラット板)35が多数取り付けられている。ここで
搬送帯35は、両チェーン34の移動方向となる主搬送経路
Lに対して直交した方向を長さ方向として配設される。
この構成により、搬送帯35はチェーン34とともに主搬送
経路Lの方向へ移動し、チェーン34とともに下方へ回動
され、主搬送経路Lの下方を主搬送経路Lの方向とは逆
方向へ移動して物品1の移載位置(搬送コンベヤ11から
物品1が移載される位置)から上方の主搬送経路Lへ戻
される。
【0008】また図7,図10,図11に示すように、
各搬送帯35には、この搬送帯35に案内されて主搬送経路
Lに対して直交方向に往復移動自在な物品送出具(シュ
ー;可動体)40が外嵌されて設けられており、この物品
送出具40は搬送帯35とともに移動される。この物品送出
具40の底部にはローラ軸41が垂設され、このローラ軸41
に、上下軸心周りに回動自在なガイドローラ42が設けら
れている。また、物品送出具40の底面の主搬送経路Lに
対して直交方向の端部には磁性体(たとえば鉄)43が取
付けられている。なお、ガイドローラ42には、その外周
部にウレタンゴム製の帯体42Aが取り付けられている。
【0009】また図8に示すように、上記上位の横連結
部材25には、前記ガイドローラ42に係合してガイドロー
ラ42の案内を行う往路ガイドレール群44が配設される。
前記往路ガイドレール群44は、一外方に設けた直状ガイ
ドレール48と、この直状ガイドレール48から分岐して連
続して配置され、かつ下手側ほど内方へと傾斜した複数
の内移動ガイドレール49と、これら内移動ガイドレール
49の終端に連続して配置された下手側直状ガイドレール
50とから構成されている。これらガイドレール48,49,
50はそれぞれ、ブラケット55(図10参照)を介して上
位の横連結部材25に固定されている。
【0010】このうち、上記直状ガイドレール48は、物
品送出具40を主搬送経路Lに沿って直進させるように案
内するものである。また、内移動ガイドレール49は、物
品送出具40を分岐コンベヤ3(分岐搬送径路U)方向に
外方から内方に案内するガイド部材である。物品送出具
40は、ガイドローラ42が上記各ガイドレール48,49,50
の側面に当接することにより、案内される。
【0011】また、下位の横連結部材26にも、直状ガイ
ドレール48、および下手側直状ガイドレール50へ移動し
たガイドローラ42を案内して直状ガイドレール48へ戻す
移動ガイドレール(図示せず)からなる復路ガイドレー
ル群56(図10参照)が配設される。
【0012】また各内移動ガイドレール49の始端部外方
にはそれぞれ、振り分け装置(送出操作手段の一例)46
が設けられている。これら各振り分け装置46はそれぞ
れ、ガイドローラ42を直状ガイドレール48側および内移
動ガイドレール49側に振り分けるものであり、図11に
示すように、U字状で、物品送出具40の磁性体43に面す
る先端(内移動ガイドレール部49側の一部)を切欠いた
コア61とこのコア61に巻回されたコイル62からなる電磁
石63を複数、図8に示すように、内移動ガイドレール49
に沿って設けて構成されている。
【0013】上記構成により、内移動ガイドレール49の
始端部外方に配置された振り分け装置46のコイル62に給
電されると、物品送出具40は内移動ガイドレール49側へ
移動して分岐コンベヤ3方向に外方から内方に案内さ
れ、物品1はこの物品送出具40に押されて分岐コンベヤ
3上へ移動される。このとき、複数のコイル62に同時に
給電されると、複数の物品送出具40は同時に内移動ガイ
ドレール49へ案内され、すなわち主搬送経路Lと平行な
状態で案内され、物品1は主搬送経路Lと平行な状態の
まま分岐コンベヤ3上へ移動される。上記振り分け装置
46のコイル62への給電は、仕分け装置2の制御装置によ
り、物品1が目的の分岐コンベヤ3の位置へ主搬送経路
L上を移動されてきたタイミングで実行される。
【0014】また物品送出具40に破損が生じると、仕分
け装置2を停止して破損箇所を修理した後、再起動させ
て仕分け作業を再開している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の仕
分け設備では、物品送出具40に破損が生じると仕分け設
備を停止してしまうため、上流の搬送コンベヤ11に物品
1が滞留してしまい、仕分け装置2へ物品1を投入する
ときに、物品1の間隔を開けてやらなければならず、再
起動時に作業者に負担がかかるという問題があり、さら
に稼働率が低下するという問題があった。
【0016】そこで、本発明は、物品送出具に破損が生
じたときにも仕分け作業を続行でき、作業者の負担を軽
減でき、稼働率を向上できる仕分け設備を提供すること
を目的としたものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、主搬送経
路上で搬送されている物品を、この主搬送経路の側部外
方に設けた分岐搬送経路へ仕分ける仕分け設備であっ
て、前記物品を載置して主搬送経路の下流方向に移動す
る複数の搬送帯と、各搬送帯に主搬送経路に対して直交
方向へ移動自在に設けられ、搬送帯と共に移動する複数
の物品送出具と、前記物品送出具を前記主搬送経路に対
して直交方向に、または斜め方向に移動させて、前記搬
送帯上の物品を前記分岐搬送経路へ移動させる送出操作
手段と、前記搬送帯上へ搬送する物品を移載する移載手
段と、前記搬送帯から物品送出具が欠落したことを検出
する欠落検出手段、または前記物品送出具が欠落した搬
送帯の固有の符号を設定する設定手段とを備え、前記移
載手段は、前記欠落検出手段により物品送出具の欠落が
検出された搬送帯、または前記設定手段により固有の符
号が設定された搬送帯が、移載する物品の端部に位置し
ないように、物品を搬送帯へ移載することを特徴とする
ものである。
【0018】上記構成によれば、搬送帯から物品送出具
が欠落したことが検出されると、この物品送出具が欠落
した搬送帯が、移載する物品の少なくとも端部に位置し
ないように、また設定手段により設定された搬送帯が、
移載する物品の少なくとも端部に位置しないように、物
品が搬送帯へ移載される。欠落した搬送帯が、移載する
物品の端部に位置しないようにしたことによって、搬送
帯上の物品を分岐搬送経路へ移動されるときに物品が端
部以外に接触する物品送出具によって回転したりして、
物品が分岐搬送経路へ正常に移動できなくなる、すなわ
ち仕分け作業に不具合が生じる恐れが回避される。また
物品送出具が欠落したときにでも、仕分け装置を停止さ
せることなく、仕分け作業を続行でき、稼働率が向上す
る。
【0019】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明であって、移載手段は、欠落検出手段により
物品送出具の欠落が検出された搬送帯、または前記設定
手段により固有の符号が設定された搬送帯が通過した
後、物品を搬送帯へ移載することを特徴とするものであ
る。
【0020】上記構成によれば、搬送帯から物品送出具
が欠落したことが検出されると、また設定手段により搬
送帯が設定されると、この搬送帯が通過した後、移載手
段により物品が搬送帯へ移載される。
【0021】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは請求項2に記載の発明であって、搬送帯は主搬送経
路に沿って駆動される無端回動体へ取り付けられ、搬送
帯は無端回動体とともに主搬送経路の方向へ移動し、無
端回動体とともに下方へ回動され、主搬送経路の下方を
主搬送経路の方向とは逆方向へ移動して物品の移載位置
から上方の主搬送経路へ戻され、欠落検出手段は、搬送
体が主搬送経路の下方を主搬送経路の方向とは逆方向へ
移動中に、物品送出具の欠落を検出することを特徴とす
るものである。
【0022】上記構成によれば、搬送帯は無端回動体と
ともに主搬送経路の方向へ移動し、無端回動体とともに
下方へ回動され、主搬送経路の下方を主搬送経路の方向
とは逆方向へ移動して物品の移載位置から上方の主搬送
経路へ戻される。搬送帯が前記主搬送経路の下方を移動
して間に、物品送出具の欠落が検出され、物品送出具の
欠落が検出された搬送帯が物品の移載位置へ回動してき
たときに、この搬送帯に物品の少なくとも端部が位置し
ないように物品が移載され(乗り込みされ)、または通
過するのを待って物品が移載される。
【0023】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
請求項3のいずれかに記載の発明であって、搬送帯への
物品の移載を検出する移載検出手段と、前記移載検出手
段により物品が検出されると、この物品が移載された搬
送帯を認識する認識検出手段を備えたことを特徴とする
ものである。
【0024】上記構成によれば、搬送帯へ物品が移載さ
れるとそれが検出され、この物品が移載された搬送帯が
認識される。よって、送出操作手段において搬送帯上の
物品を分岐搬送経路へ移動させるタイミングを計ること
ができる。
【0025】請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜
請求項4のいずれかに記載の発明であって、各搬送帯ま
たは物品送出具の少なくとも一方の表面に、それぞれ固
有の符号を付し、主搬送経路に沿って、特定の前記符号
を付した搬送帯または物品送出具の通過を検出する特定
検出手段を設けたことを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0026】上記構成によれば、各搬送帯または物品送
出具の少なくとも一方の表面に、それぞれ固有の符号が
付され、特定の符号が付された搬送帯または物品送出具
の通過が検出される。よって、この特定の符号が付され
た搬送帯または物品送出具の通過検出より、通過する搬
送帯または物品送出具の数を数えることによって、通過
している搬送帯または物品送出具の符号を認識すること
が可能となる。また作業者は、物品送出具が異常が発生
したときにその物品送出具の符号を確認することで、す
ぐに搬送している物品を確認することが可能となる。
【0027】請求項6に記載の発明は、上記請求項5に
記載の発明であって、認識検出手段は、物品が移載され
た搬送帯の固有の符号を、特定検出手段により特定の符
号を付した搬送帯または物品送出具の通過を検出後の前
記搬送帯または物品送出具の通過を数えることにより認
識することを特徴とするものである。
【0028】上記構成によれば、特定の符号が付された
搬送帯または物品送出具の通過検出より、通過する搬送
帯または物品送出具の数を数えることによって、通過し
ている搬送帯または物品送出具の固有の符号が認識され
る。
【0029】請求項7に記載の発明は、上記請求項6に
記載の発明であって、搬送帯は主搬送経路に沿って駆動
される無端回動体へ取り付けられ、搬送帯は無端回動体
とともに主搬送経路の方向へ移動し、無端回動体ととも
に下方へ回動され、主搬送経路の下方を主搬送経路の方
向とは逆方向へ移動して物品の移載位置から上方の主搬
送経路へ戻され、認識検出手段は、搬送体が主搬送経路
の下方を主搬送経路の方向とは逆方向へ移動中に、前記
搬送帯または物品送出具の通過を検出することを特徴と
するものである。
【0030】上記構成によれば、搬送帯は無端回動体と
ともに主搬送経路の方向へ移動し、無端回動体とともに
下方へ回動され、主搬送経路の下方を主搬送経路の方向
とは逆方向へ移動して物品の移載位置から上方の主搬送
経路へ戻される。搬送帯が前記主搬送経路の下方を移動
して間に、搬送帯または物品送出具の通過が検出され、
通過している搬送帯または物品送出具の固有の符号が認
識される。
【0031】請求項8に記載の発明は、上記請求項5〜
請求項7のいずれかに記載の発明であって、各搬送帯ま
たは物品送出具の少なくとも一方の表面に付される固有
の符号は、主搬送経路の上流方向へ順に付される番号か
らなることを特徴とするものである。
【0032】上記構成によれば、各搬送帯または物品送
出具の少なくとも一方の表面に付される固有の符号は、
主搬送経路の上流方向へ順に付される番号からなり、各
搬送帯または物品送出具は番号の順に下流へ移動する。
【0033】請求項9に記載の発明は、主搬送経路上で
搬送されている物品を、この主搬送経路の側部外方に設
けた分岐搬送経路へ仕分ける仕分け設備であって、前記
物品を載置して主搬送経路の下流方向に移動する複数の
搬送帯と、各搬送帯に主搬送経路に対して直交方向へ移
動自在に設けられ、搬送帯と共に移動する複数の物品送
出具と、前記物品送出具を前記主搬送経路に対して直交
方向に、または斜め方向に移動させて、前記搬送帯上の
物品を前記分岐搬送経路へ移動させる送出操作手段から
構成され、前記各搬送帯または物品送出具の少なくとも
一方の表面に、それぞれ固有の符号を付し、前記主搬送
経路に沿って、特定の前記符号を付した搬送帯または物
品送出具の通過を検出する特定検出手段を設けたことを
特徴とするものである。
【0034】上記構成によれば、各搬送帯または物品送
出具の少なくとも一方の表面に、それぞれ固有の符号が
付され、特定の符号が付された搬送帯または物品送出具
の通過が検出される。よって、この特定の符号が付され
た搬送帯または物品送出具の通過検出より、通過する搬
送帯または物品送出具の数を数えることによって、通過
している搬送帯または物品送出具の符号を認識すること
が可能となる。また作業者は、物品送出具が異常が発生
したときにその物品送出具の符号を確認することで、す
ぐに搬送している物品を確認することが可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、従来例の図7〜図11の構
成と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0036】図1は本発明の実施の形態における仕分け
設備の平面図、図2は同仕分け設備の検出器の配置図で
ある。仕分け装置2の搬送帯35および物品送出具40の表
面には、固有の符号として、主搬送経路Lの上流方向へ
向かって、“1”“2”“3”…と整数の番号が順に付
されている(なお図1では、“1”から“5”、“1
0”…と5つ置きに番号を記している)。図1におい
て、物品1(A)は番号“102”〜“104”の搬送
帯35に載せられ、物品1(B)は番号“6”“7”の搬
送帯35に載せられ、物品1(C)は番号“13”“1
4”の搬送帯35に載せられている。作業者は、物品1が
載せられたときの搬送帯35および物品送出具40の番号を
確認することにより、物品1を識別することができる。
【0037】また図2に示すように、従動軸29のスプロ
ケット32の回転、すなわち搬送帯35の移動量を検出する
ために、スプロケット32にパルスエンコーダ71が設けら
れている。また仕分け装置2の物品1の移載位置(基
点:HP)には、物品1が上流の搬送コンベヤ11(移載
手段の一例)より移載されたことを検出する光電スイッ
チからなる移載検出器(移載検出手段の一例)72が設け
られ、搬送コンベヤ11上で先頭検出器75の上記パルスエ
ンコーダ71のパルス数X上流に、物品1が搬送コンベヤ
11により搬送されてきたことを検出する光電スイッチか
らなる物品検出器73が設けられている。
【0038】また移載検出器72と主搬送経路Lの同位置
(HP)でその下方には、番号“1”(特定の符号の一
例)の物品送出具40にのみ設けられた被検出体74を検出
する光電スイッチからなる先頭(物品送出具)検出器
(特定検出手段の一例)75が設けられ、さらに主搬送経
路Lの下方を主搬送経路Lの方向とは逆方向へ移動して
いる経路で、先頭検出器75の上記パルスエンコーダ71の
パルス数R上流(但しR<X)に、物品送出具40のロー
ラ軸41を検出することにより物品送出具40の通過を検出
する磁気センサからなる通過検出器76が設けられてい
る。なお、搬送帯35(物品送出具40)の間隔は、上記パ
ルスエンコーダ71のパルス数Pとしている。
【0039】また搬送コンベヤ11には、搬送している物
品1に付されたバーコードより物品1のコード(物品1
を特定する符号の一例)を読み取るバーコードリーダ
(物品1を特定する符号を読み取る手段の一例)77が設
けられ、さらに搬送コンベヤ11の下流端(物品を移載す
る手前の位置)に物品1を検出する光電スイッチからな
る乗り込み検出器78が設けられている。
【0040】これらパルスエンコーダ71、移載検出器7
2、物品検出器73、先頭検出器75、通過検出器76、バー
コードリーダ77、および乗り込み検出器78の検出信号に
基づいてインバータ81を介して搬送コンベヤ11のモータ
82(図3)を制御して物品1の仕分け装置2への移載を
制御する搬送コンベヤ制御装置(移載手段の制御手段)
83(図3)が設けられている。またこの搬送コンベヤ制
御装置83より、仕分け装置2による物品1の仕分け(分
岐)を制御する仕分け制御装置84(図3)へ、仕分けに
必要なデータ(詳細は後述する)を出力している。また
搬送コンベヤ制御装置83に、搬送コンベヤ11をスタート
させる起動信号を入力する(手動)起動スイッチ85Aと
搬送コンベヤ11をストップさせる停止信号を入力する
(手動)停止スイッチ85Bが接続されている。なお、搬
送帯35(物品送出具40)の移動速度と搬送コンベヤ11に
よる物品1の移動速度は同じ速度としている。
【0041】上記搬送コンベヤ制御装置(認識検出手段
の一例でもある)83の詳細な構成を図3〜図5に基づい
て説明する。図3に示すように、搬送コンベヤ制御装置
83は、上記HPにおける搬送帯35の番号を検出するHP
(位置)搬送帯番号検出部86と、HPへ戻ってくる搬送
帯35からの物品送出具40の欠落を検出する欠落検出部87
と、インバータ81を介して搬送コンベヤ11のモータ82を
駆動するモータ制御部88と、仕分け制御装置84へ出力す
る仕分けに必要なデータを形成する移載情報形成部89か
ら構成されている。
【0042】上記HP搬送帯番号検出部86は、図4に示
すように、番号“1”の物品送出具40の通過を検出する
先頭検出器75の検出信号によりリセットされてパルスエ
ンコーダ71から出力されるパルス信号をカウントする第
1カウンタ91と、この第1カウンタ91のカウント値aを
物品送出具40間のパルス数Pで除算し、その数(小数点
以下切り捨て)に1を加算することにより、HPを通過
中の物品送出具40の番号n1(=a/P+1)を求める
第1演算部92から構成されている。
【0043】上記HP搬送帯番号検出部86の構成によ
り、番号“1”の物品送出具40が通過してからのパルス
数(カウント値)aがカウントされ、このカウント値a
と物品送出具40間のパルス数PによりHPを通過中の物
品送出具40の番号n1が求められ、仕分け制御装置84へ
移載情報として出力されている。
【0044】上記欠落検出部87は、図4に示すように、
リターンしてくる物品送出具40の通過を検出する通過検
出器76の検出信号によりリセットされてパルスエンコー
ダ71から出力されるパルス信号をカウントする第2カウ
ンタ93と、この第2カウンタ93のカウント値bが予め設
定された設定パルス数S以上となると欠落検出信号mを
出力する比較器94と、初期値としてパルス数(P+P/
2)がセットされ(S=P+P/2)、欠落検出信号m
がオンとなるとパルス数Pを加算し(S=S+P)、欠
落検出信号mがオフとなると初期値(P+P/2)に戻
したパルス数を設定値Sとする設定器95と、番号“1”
の物品送出具40が通過してからのパルス数aに通過検出
器76が位置するパルス数Rを加算し、この加算値を物品
送出具40間のパルス数Pで除算し、その数(小数点以下
切り捨て)に1を加算することにより、通過検出器76位
置を通過中の物品送出具40の番号n2{=(a+R)/
P+1}を求める第2演算部96と、欠落検出信号mを実
行条件として第2演算部95により検出されている通過検
出器76位置を通過中の物品送出具40の番号n2を、物品
送出具40が欠落した物品送出具40の番号nBとして記憶
し、さらに作業者により設定された物品送出具40の番号
を欠落した物品送出具40の番号nBとして記憶する欠落
送出具記憶部97から構成されている。上記作業者による
物品送出具40の番号の設定は、物品送出具40の一部が欠
けている状態、物品送出具40が搬送帯35より外れかけて
いる状態など物品送出具40の状態が通常ではないと判断
されたときに、設定手段(たとえばキーボード)により
行われる。欠落検出手段は通過検出器76と欠落検出部87
により構成される。
【0045】図4に示すように、通過検出器76のパルス
は、物品送出具40に欠落が発生していない場合は、物品
送出具40間のパルス数P毎に入力され、欠落が発生する
と、パルス間隔が広くなる。1つ目の物品送出具40の欠
落は、前の物品送出具40が検出してから、パルス数(P
+P/2)の間に通過検出器76のパルスが入力されない
ことにより検出され、連続して2つ目の物品送出具40の
欠落がある場合は、前の物品送出具40が検出してから、
パルス数(P+P/2+P)の間に通過検出器76のパル
スが入力されないことにより検出され、さらに連続して
3つ目の物品送出具40の欠落がある場合は、前の物品送
出具40が検出してから、パルス数(P+P/2+P+
P)の間に通過検出器76のパルスが入力されないことに
より検出され、連続して物品送出具40の欠落していても
検出される。また物品送出具40が複数箇所で欠落してい
ても検出される。
【0046】上記欠落検出部87の構成により、リターン
してくる物品送出具40の通過を確認することにより、物
品送出具40の欠落が検出され、また番号“1”の物品送
出具40が通過してからのパルス数aと通過検出器76の位
置(パルス数R上流)と物品送出具40間のパルス数Pに
より通過検出器76の位置を通過中の物品送出具40の番号
n2が求められ、このとき欠落と判断されると、このと
きの番号n2が、欠落が発生した物品送出具40の番号と
して記憶される。また作業者により設定された物品送出
具40の番号が、同じく欠落した物品送出具40の番号nB
として記憶される。
【0047】また上記モータ制御部88には、図5に示す
ように、搬送コンベヤ11上を搬送されている物品1を検
出する物品検出器73の検出信号を実行条件として、番号
“1”の物品送出具40が通過してからのパルス数aに物
品検出器73が位置するパルス数Xを加算し、この加算値
を物品送出具40間のパルス数Pで除算し、その数(小数
点以下切り捨て)に1を加算することにより、物品1が
搬送されてHPに位置するとき(乗り込んだとき)の搬
送帯35(物品送出具40)の番号n3{=(a+X)/P
+1}を求める第3演算部101と、この物品送出具40の
番号n3とこの番号n3に物品1の長さ方向に位置する
物品送出具40の数K(たとえば4)を加算した番号の範
囲に、上記欠落送出具記憶部97に記憶された欠落物品送
出具40の番号nBが入るかどうか、すなわち物品1が乗
り込む予定の搬送帯35において物品送出具40が欠落して
いるかどうかを判断する一致判断部102と、上記第3演
算部101により求められた搬送帯35(物品送出具40)の
番号n3に上記物品送出具40の数K(たとえば4)を加
算した番号(n3+4)が、HP搬送帯番号検出部86に
おいて検出された現在のHP位置の搬送帯35(物品送出
具40)の番号n1より小さくなることにより、物品1の
乗り込みがパスされた搬送帯35がHPを通過したことを
検出する通過判断部103と、通過判断部103の通過検出信
号jを実行条件として、番号“1”の物品送出具40が通
過してからのパルス数aに乗り込み検出器78が位置する
パルス数Yを加算し、この加算値を物品送出具40間のパ
ルス数Pで除算し、その数(小数点以下切り捨て)に1
を加算することにより、乗り込み検出器78の位置から物
品1が搬送されてHPに位置するとき(乗り込んだと
き)の搬送帯35(物品送出具40)の番号n4{=(a+
Y)/P+1}を求める第4演算部104と、出力信号i
がオンのときにインバータ81を介してモータ82を駆動さ
せるRSフリップフロップ105が設けられ、このRSフ
リップフロップ105は、そのRSフリップフロップ104の
出力信号iがオフで(モータ82が停止している状態
で)、かつ通過判断部103の通過検出信号jがオンのと
き、または起動スイッチ85Aがオン操作されたときにセ
ットされ、一致判断部102の検出信号gがオンで、かつ
乗り込み検出器78により搬送コンベヤ11の下流端に物品
1が搬送されてきたことが検出されたとき、または停止
スイッチ85Bがオン操作されたときにリセットされるよ
うに構成されている。
【0048】上記モータ制御部88の構成により、起動ス
イッチ85Aがオン操作されると、モータ82が起動されて
搬送コンベヤ11が駆動される。この駆動により物品1が
搬送され、物品検出器73の位置を通過すると、物品1が
搬送されてHPに位置するとき(乗り込んだとき)の搬
送帯35(物品送出具40)の番号n3が求められ、この番
号n3の搬送帯35およびこれに連なる複数Kの搬送帯35
において物品送出具40が欠落されていないかが判断され
る。欠落がないと判断されると、物品1の搬送はそのま
ま続行され、物品1は仕分け装置2へ移載される。また
欠落有りと判断されると、乗り込み検出器78の位置(搬
送コンベヤ11の下流端)に物品1が搬送されてきたとき
に搬送コンベヤ11は停止される。そして、番号n3の搬
送帯35およびこれに連なる複数Kの搬送帯35がHP位置
を通過すると、搬送コンベヤ11は再起動され、物品1は
仕分け装置2へ移載される。また乗り込み検出器78の位
置の物品1が、物品1が搬送されてHPに位置するとき
(乗り込んだとき)の搬送帯35(物品送出具40)の番号
n4が求められる。また上記搬送帯35(物品送出具40)
の番号n3が移載情報形成部89へ出力され、搬送コンベ
ヤ11が一旦停止したときには搬送帯35(物品送出具40)
の番号n4が移載情報形成部89へ出力される。そして停
止スイッチ85Bがオン操作されると、モータ82が停止さ
れて搬送コンベヤ11は停止される。
【0049】上記移載情報形成部89は、バーコードリー
ダ77により物品1のコードが読み取られるとこれを記憶
し、モータ制御部88より搬送帯35(物品送出具40)の番
号n3または搬送帯35(物品送出具40)の番号n4が入
力されると、後に入力された番号を記憶し、移載検出器
72によりHP位置を物品1が通過したことを検出する
と、移載情報として物品1のコードと、この物品1の先
頭部が乗り込んだ搬送帯35(物品送出具40)の番号、す
なわち搬送帯35(物品送出具40)の番号n3(またはn
4)が仕分け制御装置84へ出力される。
【0050】上記仕分け制御装置84は、搬送コンベヤ制
御装置83より入力した移載情報、すなわちHP位置の搬
送帯35(物品送出具40)の番号n1と、移載された物品
1の移載情報{物品1のコードと乗り込んだ先頭の搬送
帯35の番号n3(またはn4)}に基づいて、物品1を
仕分ける。
【0051】すなわち、まず物品1のコードにより仕分
け先の分岐コンベヤ3を判断し、物品1が乗り込んだ先
頭の搬送帯35の番号n3(またはn4)より分岐の際に
駆動する搬送帯35の番号Zを設定する。分岐の際に駆動
する搬送帯35の番号Zは、物品1の側面に位置する先頭
の搬送帯35(物品送出具40)より複数K個の搬送帯35
(物品送出具40)の番号に、搬送上のすべり、乗り移り
時のずれを加味して前後2個の搬送帯35(物品送出具4
0)を加えて設定している(n3−2≦Z≦n3+K+
2)。またこれにより物品1に対して(K+4)個の物
品送出具40が割り当てられる。
【0052】そして、(n3−2)の番号の搬送帯35
(物品送出具40)が、HP位置の搬送帯35(物品送出具
40)の番号n1に基づいて仕分け先の分岐コンベヤ3位
置(図8の最も下流の振り分け装置46)に到達したこと
を確認すると、図8の(K+4)個の振り分け装置46の
コイル62への給電を行う。これにより(n3−2)〜
(n3+K+2)の番号の物品送出具40が同時に内移動
ガイドレール49側へ移動して物品1は分岐コンベヤ3方
向に外方から内方に平行に案内され、物品1は分岐コン
ベヤ3上へ移動される(仕分けが実行される)。
【0053】以下、上記構成による作用を説明する。な
お、仕分け装置2は、モータ31の駆動により駆動され、
搬送帯35(物品送出具40)は一定速度で主搬送経路Lの
方向へ移動され、主搬送経路の下方を主搬送経路の方向
とは逆方向へ移動され物品1の移載位置から上方の主搬
送経路Lへ戻されているものとする。
【0054】搬送コンベヤ制御装置83により、常に物品
送出具40の欠落が監視されており、欠落が検出されると
この欠落した搬送帯35(物品送出具40)の番号nBが記
憶される。また作業者により設定された搬送帯35(物品
送出具40)の番号が欠落した搬送帯35(物品送出具40)
の番号nBとして記憶される。また搬送コンベヤ制御装
置83により、番号“1”の搬送帯35(物品送出具40)が
確認され、常にHPを通過している搬送帯35(物品送出
具40)の番号n1が検出され、仕分け制御装置84へ出力
されている。
【0055】搬送コンベヤ11により物品1が搬送され、
物品検出器73の位置を通過すると、この物品1が移載さ
れる(乗り込む)予定の搬送帯35(物品送出具40)の番
号n3が求められる。続いてこの予定の搬送帯35および
これに連なるK個の搬送帯35において物品送出具40が欠
落しているかどうか{欠落した搬送帯35(物品送出具4
0)の番号nBと一致しているかどうか}が確認され
る。
【0056】物品送出具40に欠落が確認されないとき、
物品1はそのまま搬送コンベヤ11より仕分け装置2へ移
載される。乗り込み予定の搬送帯35の物品送出具40が、
図6(b)に示すように欠落していると、仕分け動作時
に物品送出具40により物品1が回転して分岐が正常に実
行されなくなってしまう恐れがあるため、物品送出具40
に欠落が確認されると(または作業者により指定されて
いると)、図6(c)に示すように乗り込み検出器78の
位置まで物品1が搬送されてきたときに搬送コンベヤ11
は停止され、HP位置を物品送出具40が欠落した搬送帯
35が通過するのを待って、搬送コンベヤ11は再起動さ
れ、物品1は搬送コンベヤ11より仕分け装置2へ移載さ
れる。
【0057】また物品1が移載されると(HP位置にて
確認されると)、上記移載情報(物品1のコードと、こ
の物品1の先頭部が乗り込んだ搬送帯35(物品送出具4
0)の番号)が仕分け制御装置84へ出力される。
【0058】移載された物品1は上記仕分け制御装置84
の動作により目的の分岐コンベヤ3へ仕分けられる。こ
のように、物品送出具40が欠落した搬送帯35(または設
定手段により設定された搬送帯35)が移載する物品1の
少なくとも端部に位置しないようにしたことによって、
搬送帯35上の物品1を分岐コンベヤ3へ移動されるとき
に物品が端部以外に接触する物品送出具40によって回転
したりして、物品1が分岐コンベヤ3へ正常に移動でき
なくなること、すなわち仕分け作業に不具合が生じる恐
れを回避でき、また物品送出具40が欠落したときにで
も、仕分け装置3を停止させることなく仕分け作業を続
行でき、稼働率を向上することができる。また従来のよ
うに再起動時に仕分け装置2へ物品1をその間隔を開け
て投入する作業を、作業者が行う必要がなくなり、作業
者の負担を軽減することができる。
【0059】また各搬送帯35と物品送出具40の表面に、
それぞれ連続した番号(固有の符号)が付されることに
より、作業者は、物品送出具40に異常が発生したときに
その物品送出具40の番号を確認し、上記移載情報を確認
することにより、搬送中の物品1を確認することができ
る。
【0060】また番号“1”の搬送帯35(物品送出具4
0)が確認されることにより、この番号“1”の搬送帯3
5(物品送出具40)より、通過する搬送帯35または物品
送出具40の数を数えることによって、通過している搬送
帯35または物品送出具40の符号を認識することが可能と
なる。
【0061】なお、本実施の形態では、物品送出具40が
欠落した搬送帯35が移載する物品1の側面全てに位置し
ないようにしているが、物品1の両端部に物品送出具40
が位置すれば仕分け作業を実行できることから、物品送
出具40が欠落した搬送帯35を確認したときに、この搬送
帯35が物品1の両端部に位置しないように、移載するよ
うにしてもよい。このとき、モータ制御部88の一致検出
部102において、n3=nB,またはn3+K=nBの
ときのみ一致検出信号gを出力させて搬送コンベヤ11を
停止させるようにすればよい。
【0062】また本実施の形態では、仕分け装置2は物
品1を主搬送経路Lと平行な姿勢のままで分岐コンベヤ
3へ移載している、すなわち直角分岐しているが、斜め
の姿勢で分岐コンベヤ3へ移載する、すなわち通常分岐
するようにすることもできる。このとき、図8におい
て、1本の内移動ガイドレール49のみを使用して、物品
1に割り当てられた(K+4)個の物品送出具40を連続
して斜めに案内することにより、通常分岐を行うことが
できる。また本実施の形態では、振り分け装置46として
電磁石63を使用しているが、電磁石に限ることはなく、
ガイドローラ42(物品送出具40)を内移動ガイドレール
49へ導く装置であればよい。また本実施の形態では、仕
分け装置2には、片側(図1で進行方向左側)のみに分
岐コンベヤ3を配置した構成になっているが、両側に分
岐コンベヤ3を配置した構成とすることもできる。また
この分岐コンベヤ3は、自動倉庫などの棚設備の入出庫
コンベヤであってもよい。
【0063】また本実施の形態では、物品1の分岐のた
めに、物品1に対して(K+4)個の物品送出具40を割
り当てているが、搬送コンベヤ11において物品1の長さ
を測定し、この測定した物品1の長さにより、物品送出
具40を割り当てるようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、搬送
帯から物品送出具が欠落したことが検出されると、また
は設定手段により設定されると、この物品送出具が欠落
した、または設定された搬送帯が、移載する物品の端部
に位置しないように、物品が搬送帯へ移載されることに
より、仕分け作業に不具合が生じる恐れを回避でき、ま
た物品送出具が欠落したときにでも、仕分け装置を停止
させることなく、仕分け作業を続行でき、稼働率を向上
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における仕分け設備の平面
図である。
【図2】同仕分け設備の検出器の配置図である。
【図3】同仕分け設備の搬送コンベヤ制御装置の制御ブ
ロック図である。
【図4】同仕分け設備の搬送コンベヤ制御装置における
HP搬送帯番号検出部と欠落検出部のブロック図であ
る。
【図5】同仕分け設備の搬送コンベヤ制御装置における
モータ制御部のブロック図である。
【図6】同仕分け設備の搬送コンベヤ制御装置による物
品移載の説明図である。
【図7】仕分け設備の平面図である。
【図8】同仕分け設備のガイドレール群の平面図であ
る。
【図9】同仕分け設備の側面図である。
【図10】同仕分け設備のフレーム体の縦断面図であ
る。
【図11】同仕分け設備の物品送出具と振り分け装置の
正面図である。
【符号の説明】
1 物品 2 仕分け装置 3 分岐コンベヤ 11 搬送コンベヤ 21 フレーム体 31 モータ 34 チェーン 35 搬送帯 40 物品送出具 41 ローラ軸 42 ガイドローラ 46 振り分け装置 71 パルスエンコーダ 72 移載検出器 73 物品検出器 75 先頭検出器 76 通過検出器 77 バーコードリーダ 78 乗り込み検出器 82 モータ 83 搬送コンベヤ制御装置 84 仕分け制御装置 86 HP搬送帯番号検出部 87 欠落検出部 88 モータ制御部 89 移載情報形成部 L 主搬送径路 U 分岐搬送径路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主搬送経路上で搬送されている物品を、
    この主搬送経路の側部外方に設けた分岐搬送経路へ仕分
    ける仕分け設備であって、 前記物品を載置して主搬送経路の下流方向に移動する複
    数の搬送帯と、 各搬送帯に主搬送経路に対して直交方向へ移動自在に設
    けられ、搬送帯と共に移動する複数の物品送出具と、 前記物品送出具を前記主搬送経路に対して直交方向に、
    または斜め方向に移動させて、前記搬送帯上の物品を前
    記分岐搬送経路へ移動させる送出操作手段と、 前記搬送帯上へ搬送する物品を移載する移載手段と、 前記搬送帯から物品送出具が欠落したことを検出する欠
    落検出手段、または前記物品送出具が欠落した搬送帯の
    固有の符号を設定する設定手段とを備え、 前記移載手段は、前記欠落検出手段により物品送出具の
    欠落が検出された搬送帯、または前記設定手段により固
    有の符号が設定された搬送帯が、移載する物品の端部に
    位置しないように、物品を搬送帯へ移載することを特徴
    とする仕分け設備。
  2. 【請求項2】 移載手段は、欠落検出手段により物品送
    出具の欠落が検出された搬送帯、または前記設定手段に
    より固有の符号が設定された搬送帯が通過した後、物品
    を搬送帯へ移載することを特徴とする請求項1に記載の
    仕分け設備。
  3. 【請求項3】 搬送帯は主搬送経路に沿って駆動される
    無端回動体へ取り付けられ、搬送帯は無端回動体ととも
    に主搬送経路の方向へ移動し、無端回動体とともに下方
    へ回動され、主搬送経路の下方を主搬送経路の方向とは
    逆方向へ移動して物品の移載位置から上方の主搬送経路
    へ戻され、 欠落検出手段は、搬送体が主搬送経路の下方を主搬送経
    路の方向とは逆方向へ移動中に、物品送出具の欠落を検
    出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の仕分け設備。
  4. 【請求項4】 搬送帯への物品の移載を検出する移載検
    出手段と、 前記移載検出手段により物品が検出されると、この物品
    が移載された搬送帯を認識する認識検出手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    仕分け設備。
  5. 【請求項5】 各搬送帯または物品送出具の少なくとも
    一方の表面に、それぞれ固有の符号を付し、 主搬送経路に沿って、特定の前記符号を付した搬送帯ま
    たは物品送出具の通過を検出する特定検出手段を設けた
    ことを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のい
    ずれかに記載の仕分け設備。
  6. 【請求項6】 認識検出手段は、物品が移載された搬送
    帯の固有の符号を、特定検出手段により特定の符号を付
    した搬送帯または物品送出具の通過を検出後の前記搬送
    帯または物品送出具の通過を数えることにより認識する
    ことを特徴とする請求項5記載の仕分け設備。
  7. 【請求項7】 搬送帯は主搬送経路に沿って駆動される
    無端回動体へ取り付けられ、搬送帯は無端回動体ととも
    に主搬送経路の方向へ移動し、無端回動体とともに下方
    へ回動され、主搬送経路の下方を主搬送経路の方向とは
    逆方向へ移動して物品の移載位置から上方の主搬送経路
    へ戻され、 認識検出手段は、搬送体が主搬送経路の下方を主搬送経
    路の方向とは逆方向へ移動中に、前記搬送帯または物品
    送出具の通過を検出することを特徴とする請求項6に記
    載の仕分け設備。
  8. 【請求項8】 各搬送帯または物品送出具の少なくとも
    一方の表面に付される固有の符号は、主搬送経路の上流
    方向へ順に付される番号からなることを特徴とする請求
    項5〜請求項7のいずれかに記載の仕分け設備。
  9. 【請求項9】 主搬送経路上で搬送されている物品を、
    この主搬送経路の側部外方に設けた分岐搬送経路へ仕分
    ける仕分け設備であって、 前記物品を載置して主搬送経路の下流方向に移動する複
    数の搬送帯と、 各搬送帯に主搬送経路に対して直交方向へ移動自在に設
    けられ、搬送帯と共に移動する複数の物品送出具と、 前記物品送出具を前記主搬送経路に対して直交方向に、
    または斜め方向に移動させて、前記搬送帯上の物品を前
    記分岐搬送経路へ移動させる送出操作手段から構成さ
    れ、 前記各搬送帯または物品送出具の少なくとも一方の表面
    に、それぞれ固有の符号を付し、 前記主搬送経路に沿って、特定の前記符号を付した搬送
    帯または物品送出具の通過を検出する特定検出手段を設
    けたことを特徴とする仕分け設備。
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