JP2002193364A - エアゾール容器用定量バルブ - Google Patents

エアゾール容器用定量バルブ

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JP2002193364A
JP2002193364A JP2000397177A JP2000397177A JP2002193364A JP 2002193364 A JP2002193364 A JP 2002193364A JP 2000397177 A JP2000397177 A JP 2000397177A JP 2000397177 A JP2000397177 A JP 2000397177A JP 2002193364 A JP2002193364 A JP 2002193364A
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JP
Japan
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stem
valve
valve port
metering valve
aerosol container
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JP2000397177A
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English (en)
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Masaaki Seki
正晃 関
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Mitani Valve Co Ltd
Original Assignee
Mitani Valve Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステム20の2段階の押し下げ位置により噴
射量を2段階に切換え可能なエアゾール容器用定量バル
ブを提供する。 【解決手段】 エアゾール容器1に収納されて基端側か
ら内容物が流入するハウジング10に、先方側弁口16
a及びこの弁口よりも基端側に変位した基端側弁口17
aが設けられる。これらの弁口は、ステム20のステム
孔2aよりも基端側のステム部分に形成された定量用弁
棒部分25により開閉される。ステム20の第1の押し
下げ操作位置で定量用弁棒部分25で先方側弁口16a
が閉鎖されるのに次いでステム孔2aがステムガスケッ
ト2から開放され、ステム20がさらに押し下げられた
第2の押し下げ操作位置で定量用弁棒部分25で基端側
弁口17aが閉鎖されるのに次いで環状凹部25bによ
り先方側弁口16aが開放される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアゾール容器の
頂部に装着されるマウンティングキャップに設けられ、
かつ基端側から内容物が流入するハウジングに、ステム
ガスケットでシールされるステム孔を周壁に形成された
ステムが弾性体で先方へ付勢された状態で収納されると
共に、ステム孔よりも基端側のステム部分に形成された
定量用弁棒部分により、ハウジングに設けらたれ定量用
弁口が開閉されるようになったエアゾール容器用定量バ
ルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のエアゾール容器用定量バルブと
して、実開平2−121155号公報により、ステム孔
よりも基端側のステム部分に定量用弁棒部分が形成さ
れ、ハウジングに弁棒部分により開閉される定量用弁口
を形成するシール部材か設けられることにより、ステム
が押し下げ操作されると、弁棒部分で定量用弁口が閉鎖
されるのに次いでステム孔が開放されるようになったの
が開示されている。これにより、ステムに嵌着された噴
射ボタンの押し下げ操作時に、ハウジングの流路を閉鎖
する定量用弁口よりも上方のハウジング部分の容積で規
定される定量のエアゾール内容物が噴射可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
定量バルブをさらに発展させて、ステムの2段階の押し
下げ位置により噴射量を2段階に切換え可能なエアゾー
ル容器用定量バルブを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、エアゾール容器の頂部
に装着されるマウンティングキャップに設けられ、かつ
基端側から内容物が流入するハウジングに、ステムガス
ケットでシールされるステム孔を周壁に形成されたステ
ムが弾性体で先方へ付勢された状態で収納されると共
に、ステム孔よりも基端側のステム部分に形成された定
量用弁棒部分により、ハウジングに設けらたれ定量用弁
口が開閉されるようになったエアゾール容器用定量バル
ブにおいて、ステム孔及び定量用弁棒部分間に環状凹部
が形成されると共に、定量用弁口が先方側弁口及びこの
弁口よりも基端側に変位した基端側弁口とより構成さ
れ、ステムの第1の押し下げ操作位置で定量用弁棒部分
で先方側弁口が閉鎖されるのに次いでステム孔がステム
ガスケットから開放され、ステムがさらに押し下げられ
た第2の押し下げ操作位置で定量用弁棒部分で基端側弁
口が閉鎖されるのに次いで環状凹部により先方側弁口が
開放されることを特徴とする。
【0005】ステムが第1の押し下げ操作位置に押し下
げ操作されると、定量用の先方側弁口より先方側のハウ
ジング部分の容積に相当する内容物がステムから放出さ
れる。ステムが第1の押し下げ操作位置を通過して第2
の押し下げ操作位置に押し下げ操作されると、双方の定
量用弁口間のハウジング部分の容積に相当する内容物が
連続して追加放出される。
【0006】
【発明の実施の形態】図1及び図2を基に本発明の実施
の形態の一例によるエアゾール容器用定量バルブを説明
する。定量バルブ9は、エアゾール容器1の頂部外周面
に装着されるマウンティングキャップ2に構成され、エ
アゾール容器1に浸漬されるディップチューブ5が挿入
された入口パイプ11が基端の開口部に嵌入されたハウ
ジング10と、このハウジングに突設されるステム20
と、ハウジング10をマウンティングキャップ2に装着
するためのハウジングキャップ19とを備えている。
【0007】このハウジングキャップの外周面はマウン
ティングキャップ2の内周面に互いの凹凸面で嵌合する
と共に、ハウジング10の外周面及びハウジングキャッ
プ19の内周面にそれぞれの放射状に突設されている爪
19b、10aが互いに係合することにより、ハウジン
グ10が保持される。このハウジングの開口部の先端縁
とハウジングキャップ19の裏面との間には環状のステ
ムガスケット18が保持されることにより、ハウジング
キャップ19及びマウンティングキャップ2のステム挿
通孔19a、2aに摺動可能に挿通されたステム20の
ステム孔22をシールしている。
【0008】ハウジング10の縦方向の中間位置には、
ステム20のガイド孔13aを有するリブ13b付のフ
ランジ状隔壁13が形成されている。この隔壁及びステ
ム20の中間位置のフランジ部21間には、このフラン
ジ部21をステムガスケット18に圧接させるように、
ステム20を先方へ付勢コイルばね14が装填されてい
る。
【0009】エアゾール容器1の頂部は、マウンティン
グキャップ2、ハウジングキャップ19及びシール部材
12に装着される。製造段階で内容物が挿通孔2a、1
9aからハウジングキャップ19の内周囲、放射状爪1
0a間の隙間等を通してエアゾール容器1に圧入される
ようになっている。圧入後はステム20の押し下げ操作
でステム孔22が下動してステムガスケット18から開
放されると、ハウジング10内に流入している内容物が
放出路23を経由して噴射圧により放出されるようにな
っている。
【0010】このような構成自体は基本的には通常のエ
アゾール容器用弁構造と同様であるが、本発明によりス
テム20のステム孔22よりも基端側に環状凹部25b
を介して定量用弁棒部分25が形成されている。つま
り、この定量用弁棒部分及びステム孔22間の環状凹部
25bは、定量用弁棒部分25よりもに外径を相対的に
小さくされている。また、定量用弁棒部分25にはテー
パ状基端部25aが形成されている。対応して、ハウジ
ング10の下方領域となる隔壁13及び入口パイプ11
の先端部15間には、中心部に定量用の先方側弁口16
a及びこの弁口よりも基端側に変位した基端側弁口17
aを形成する例えばゴム製の瀘斗状シール部材16、1
7が筒状スペーサ15aを介して2段に設けられてい
る。
【0011】環状凹部25bの位置は、定量用弁棒部分
25が基端側弁口17aを閉鎖した直後から先方側弁口
16aを開放させるように設定されている。また、定量
用弁棒部分25の閉鎖直後から基端側弁口17aを通過
する縦方向領域よりも環状凹部25bの縦方向領域は広
く設定されている。さらに、基端部25aの位置は、通
常位置で先方側弁口16aをその先方側の近辺位置を占
めて開放させるように設定され、ステム20の下動によ
るステム孔22の開口の直前で定量用弁棒部分25が先
方側弁口16aを閉鎖するようになっている。シール部
材16、17間の間隔は、定量用弁棒部分25の基端が
基端側弁口17aに達した時点で、先端が先端側弁口1
6aに留まるように設定されている。ハウジング10に
は、このような構成により、内容物を充填するために先
方側弁口16aよりも先方の室101と、双方のシール
部材16、17の弁口16a、17a間の室102とが
形成される。
【0012】このように構成されたエアゾール容器用定
量バルブ9がエアゾール容器1に装着され、ステム20
に噴射口付きの噴射ボタン(図示せず)が嵌着された状
態での動作は次の通りである。ステム20の通常位置で
は、定量用弁棒部分25の基端部25aが先方側弁口1
6aの僅かに先方位置を占め、したがって内容物がディ
ップチューブ5から室102及び室101間に充填され
ている。
【0013】定量用弁棒部分25が先方側弁口16aを
閉鎖する第1の押し下げ操作位置に押し下げ操作される
と(図2の縦方向中心線の左部参照)、先方側弁口16
aの閉鎖直後からステム孔22がステムガスケット18
により開放され、これにより室101で規定される定量
の内容物がステム20から放出され、噴射口から噴射さ
れる。ステム20の復帰時には、ステム孔22の閉鎖後
に先方側弁口16aが開放される。
【0014】一方、ステム20の押し下げストロークを
大きくした第2の押し下げ操作位置では、定量用弁棒部
分25が基端側弁口17aを閉鎖した直後から環状凹部
25bが先方側弁口16aを開放し(図2の縦方向中心
線の右部参照)、前述の室101の噴射に続いて室10
2で規定される定量の内容物が追加噴射される。これに
より、併せて多量の内容物が定量噴射される。ステム2
0の復帰時には、ステム孔22の閉鎖後に基端側弁口1
7aが開放され。次いで図1の状態に復帰する。
【0015】尚、定量用弁口が、中心部で弁口を形成す
る弾性材質の前述の基端向きの瀘斗状シール部材で構成
されることにより、互いの摩耗を抑制して確実な開閉が
可能になるが、場合によっては弁口を例えばハウジング
と一体に合成樹脂でフランジ状に形成し、定量用弁棒部
分に弾性の筒状シール部材を装着することもできる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、ステムの2段階の押し
下げ操作位置に応じて噴射量を2段階に切換え可能なエ
アゾール容器用定量バルブが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるエアゾール容器用定
量バルブの断面図である。
【図2】同エアゾール容器用定量バルブの動作を示す断
面図であり、その中央線の左側は第1の押し下げ操作位
置、右側は第2の押し下げ操作位置での動作状態を説明
する。
【符号の説明】
1 エアゾール容器 9 定量バルブ 10 ハウジング 16、17 シール部材 16a 先方側弁口 17a 基端側弁口 18 ステムガスケット 20 ステム 22 ステム孔 25 定量用弁棒部分 25b 環状凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアゾール容器の頂部に装着されるマウ
    ンティングキャップに設けられ、かつ基端側から内容物
    が流入するハウジングに、ステムガスケットでシールさ
    れるステム孔を周壁に形成されたステムが弾性体で先方
    へ付勢された状態で収納されると共に、ステム孔よりも
    基端側のステム部分に形成された定量用弁棒部分によ
    り、ハウジングに設けらたれ定量用弁口が開閉されるよ
    うになったエアゾール容器用定量バルブにおいて、 ステム孔及び定量用弁棒部分間に環状凹部が形成される
    と共に、定量用弁口が先方側弁口及びこの弁口よりも基
    端側に変位した基端側弁口とより構成され、 ステムの第1の押し下げ操作位置で前記定量用弁棒部分
    で前記先方側弁口が閉鎖されるのに次いで前記ステム孔
    がステムガスケットから開放され、 前記ステムがさらに押し下げられた第2の押し下げ操作
    位置で前記定量用弁棒部分で前記基端側弁口が閉鎖され
    るのに次いで前記環状凹部により前記先方側弁口が開放
    されることを特徴とするエアゾール容器用定量バルブ。
  2. 【請求項2】 定量用弁口が、中心部で弁口を形成する
    弾性の瀘斗状シール部材であることを特徴とする請求項
    1記載のエアゾール容器用定量バルブ。
  3. 【請求項3】 定量用弁口が合成樹脂製フランジ部の中
    心部に形成されると共に、定量用弁棒部分に弾性の筒状
    シール部材が装着されていることを特徴とする請求項1
    記載のエアゾール容器用定量バルブ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008022483A1 (de) * 2006-08-23 2008-02-28 Aerosol-Service Ag Ventil
KR100957512B1 (ko) 2008-03-17 2010-05-14 원정제관(주) 재충전이 불가능한 밸브
US20130092710A1 (en) * 2010-06-28 2013-04-18 Lindal France Sas Metering valve for pressurized vial

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008022483A1 (de) * 2006-08-23 2008-02-28 Aerosol-Service Ag Ventil
KR100957512B1 (ko) 2008-03-17 2010-05-14 원정제관(주) 재충전이 불가능한 밸브
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