JP2746586B2 - 非絞り型ポンプ組立物 - Google Patents

非絞り型ポンプ組立物

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JP2746586B2 JP62269143A JP26914387A JP2746586B2 JP 2746586 B2 JP2746586 B2 JP 2746586B2 JP 62269143 A JP62269143 A JP 62269143A JP 26914387 A JP26914387 A JP 26914387A JP 2746586 B2 JP2746586 B2 JP 2746586B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は噴霧ピストンポンプ用のポンプ組立物に関す
るものである。 [従来の技術] シリンダ内に摺動自在に配置されたピストンと、ピス
トンの片側でシリンダと連通する可変容積型の流体貯蔵
室と、流体貯蔵室の容積を変更する容積変更手段と、流
体貯蔵室の最小容積に対応する位置に容積変更手段を付
勢する弾性手段と、ピストンを貫通する流体通路と、流
体通路を開閉する弁手段と、ピストンが零よりも大きい
所定量だけシリンダに対して移動した後でのみ弁手段を
開放する開放手段とを備えるポンプ組立物は公知であ
る。この型式のポンプ組立物は例えば、英国特許第1499
325号に開示されている。 この型式のポンプ組立物は、排出中の液体の流れがポ
ンプの操作者によってピストンに印加されるいかなるバ
イアスからも独立しているから、非絞り型と呼ばれる。
これに対し、いわゆる絞り型ポンプ組立物では、例えば
指圧によってピストンに印加されるバイアスに依存する
絞り作用によって流体の流れは変わる。 国際公開公報第WO87/04373号は、切欠きを設けたため
に円周方向が欠落した弁部材を備えた非絞り型ポンプ組
立物を開示する。弁部材が、シリンダの内面に形成され
た肩部に当接する時、弁部材は軸方向に変形自在であ
る。又、弁部材はピストンと共に移動するので、ピスト
ンが所定距離だけ変位した時に、液体が排出される。 [発明が解決しようとする課題] 従来の非絞り型ポンプ組立物では、構造が複雑である
と共に、部品の点数が多く、且つ、厳しい製造公差が必
要であるという問題点があった。 本発明は、構造が簡単である共に、部品の点数が少な
く、且つ、厳しい製造公差を必要としない非絞り型ポン
プ組立物を提供することを目的としている。 [課題を解決するための手段] 本発明によれば、噴霧ピストンポンプ用のポンプ組立
物は、シリンダと、シリンダ内に摺動自在に配置された
ピストンと、ピストンの一方側でシリンダと連通する第
2シリンダと、第2シリンダ内に配置されて、第2シリ
ンダと共に可変容積型の流体貯蔵室を形成する第2ピス
トンと、流体貯蔵室の最小容積に対応する休止位置に第
2ピストンを付勢するばねと、ピストンと同軸に、且
つ、ピストンと共に移動自在に配置された弾性弁部材
と、シリンダの内面上に配置された突起とを備える。 このような構成の利点は、弁部材を閉鎖位置に偏倚さ
せるばねを含む複雑な多数の部品から成る弁手段を設け
る必要が無い点である。 望ましくは、ピストンは、開口が形成された円筒面を
備えると共に、開口と連通して流体通路を形成する軸方
向に延在する通路を有し、又、弾性弁部材は、円筒面を
抱持すると共に通常は開口を閉鎖するスリーブと、スリ
ーブから半径方向に延在してスリーブよりも半径の大き
いピストンリングを備え、更に、流体貯蔵室の容積を増
加させるようにピストンをシリンダに対して所定量だけ
移動させることにより、弾性弁部材のスリーブは、突起
に対して軸方向に圧縮変形させられて、開口を少なくと
も部分的に露出させる結果、流体通路を開放させる一
方、ピストンリングは、ピストンの移動の少なくとも一
部においてピストンとシリンダの間に全周シールを形成
する。 本発明の望ましい実施零においては、ピストンリング
はスリーブの第1軸端に又は第1軸端に近接して配置さ
れ、又、スリーブの第2軸端がピストンのシリンダに対
する休止位置への移動中に第1軸端よりも先行するよう
に、弾性弁部材が配置される。 このような構成の利点は、弁部材が、シリンダに対し
てピストンを封止することと、流体通路を開閉する弁作
用を行うという2重の機能を果たす点である。部品の複
雑さと個数はこれによって減少する。 シリンダは、休止位置にあるピストンに近接した第1
端と、ポンプ組立物の運転中の最大移動位置にあるピス
トンに近接した第2端とを有し、更に、ピストンが休止
位置にある時、シリンダに流体を充填するように、シリ
ンダが第1端と第2端において開放されていることが好
都合である。 気体はシリンダの一端から逃げるのに対し、液体は例
えば重力充填によって他端から充填されるから、ポンプ
組立物は従って、自吸式である。 ポンプ組立物がピストンリングを有する弁部材を備え
る場合、シリンダは第1端においてバイパス路を備え、
又、バイパス路は、ピストンが休止位置にある時に弾性
弁部材のピストンリングによって形成されたシールをバ
イパスする流路を形成することにより、シリンダが第1
端において開放されていることが便利である。 別の構成として、ピストンリングはピストンの全移動
中においてピストンとシリンダの間のシールを形成し、
更に、ピストンの休止位置において、シリンダに液体を
充填するように、シリンダが第2端において開放されて
いる弁部材をポンプ組立物に設けてもよい。 しかしながら、このような構成は自吸式ではないか
ら、ピストンが休止位置に復帰する時の吸込作用によっ
て流体がシリンダに充填される。 この型式の構成は、例えば、使用時にポンプ組立物の
ステムが最上位置にきて容器が直立状態にあるようにポ
ンプ組立物を通気容器(即ち、大気圧へ開放)と使用す
る場合に用いられる。 突起は、シリンダの内方に延在すると共に、ピストン
の運動を継続することにより弾性弁部材を変形させるよ
うにピストンが所定量だけ移動した時、弾性弁部材と当
接係合することが便利である。 突起は、弾性弁部材と当接するため半径方向で内方に
指向するようにシリンダ内に配置した環状インサートか
ら成ることが便利である。 別の構成として、ピストンは、シリンダ内へ延在する
前端を有する縦長の本体と、弾性弁部材及び本体に同軸
に受承されると共に弾性弁部材及び本体から突出して、
弾性弁部材の変形によって本体に対して長手方向に移動
自在である突出部材とを備え、又、突起を、シリンダの
第2端に設けた当接部によって構成し、更に、当接部
は、ピストンが所定量だけシリンダに対して移動した時
に突出部材と、係合自在である。 このような構成において、本体は管状である一方、突
出部材は、管状であると共に、本体の近傍に本体に受承
される閉鎖端を有し、又、突出部材の円筒外面に開口を
有する半径方向に延在するポートを突出部材に設け、更
に、ポートの開口は、通常は弾性弁部材によって閉鎖さ
れると共に、弾性弁部材を変形させる当接部の作用によ
り開放され、且つ、ポートの開口が開放されている時、
突出部材と、ポートと、本体とはピストンを貫通する開
放された通路を形成する一方、ポートの開口が閉鎖され
ている時、通路は弾性弁部材によって閉鎖されることが
便利である。 [実施例] 以下に本発明の構成を各実施例について添付した図面
に従って説明する。 第1図は、金属製のカップ3をかしめによって付着さ
せたプラスチック製のハウジング2を備える、本発明の
第1実施例にかかるポンプ組立物1を示す。ハウジング
2は、シリンダ4と、シリンダ4よりも直径が小さいと
共にテーパネック6によってシリンダ4と連続的に且つ
同軸に連結された第2シリンダ5を備える。 ハウジング2はシリンダ4の第1端7の近傍で外部が
拡大して、カップ3が装着される環状基部8が形成され
る。管状ステム9は、カップ3と基部8とにおいて中央
オリフィス10を貫通してシリンダ4内に延在すると共
に、中央オリフィス10よりも半径の大きい環状フランジ
11によって保持される。ステム9はシリンダ4に対して
最も内側の端部12を有し、端部12内には円周方向に離隔
配置した軸方向に延在するリブ35が端部12の内面から半
径方向で内方へ突出している。円筒部材13がその中央部
から突出した環状ストッパ14で制約されて端部12内に軸
方向に延在し、円筒部材13の突出部15がシリンダ4内に
延在する。円筒部材13はリブ35との接触によりステム9
の端部12内に摩擦保持される。 ステム9と円筒部材13は、共に、シリンダ4内で軸方
向に摺動自在のピストン16を構成する。第2シリンダ5
はコイル圧縮ばね17を収納し、コイル圧縮ばね17は、第
2シリンダ5の遠方端20における座部19に対するコイル
圧縮ばね17の反作用によって第2ピストン18をテーパネ
ック6の方へ偏倚させる。第2シリンダ5と第2ピスト
ン18は共に、第1図において第2ピストン18の前方に最
小(ゼロ)容積状態にある可変容積貯蔵室を構成する。 第2ピストン18の後方に流体を導入させるためにポー
ト21が座部19に設けられている。第2ピストン18はその
前端に変形自在の環状外方カラー22を備え、外方カラー
22は、第2ピストン18の前進運動中、第2ピストン18を
第2シリンダ5に対して封止する。外方カラー22は円錐
台の形状を有して、シリンダ4から遠ざかる方向のテー
パを有する。 第1図に示すように、ピストン16はシリンダ4の第1
端7に近接した休止位置にあり、この時、コイル圧縮ば
ね17は最高に伸張して第2ピストン18が突出部15と当接
している。この休止位置において、第2ピストン18の外
方カラー22は第2シリンダ5の外方にあると共に突起23
によってテーパネック6から離隔せしめられている。突
起23はシリンダ4の第2端24においてハウジング2の長
手方向に且つハウジング2の半径方向で内方に延在す
る。シリンダ4内への流体通路がポート21、第2シリン
5の内部と突起23間を介して第2端24においてシリンダ
4内に形成される。 弾性弁部材25がシリンダ4内でステム9に同軸に装着
されて、フランジ11とストッパ14の間に軸方向に固定保
持される。弁部材25はスリーブ部26を備え、スリーブ部
26はその一端にストッパ14の近傍で半径方向に延在する
ピストンリング部27を有する。ピストンリング部27はピ
ストン16とシリンダ4の間のシールを形成し、このシー
ルは第1図に示す休止位置においてシリンダ4の壁の一
方の側で軸方向に延在するバイパス路28によってバイパ
スされて、ハウジング2を貫通するベント29と連通する
バイパス路を形成する。 第1図に示す休止位置において、別の流体通路がベン
ト29とバイパス路28を介してシリンダ4に形成されて、
シイン4が実際上、両端において開放している。ステム
9は、シリンダ4に対して最も内側の端部12においてス
テム9の円筒面36に形成された開口31と連通する軸方向
に延在する通路30を有する。リブ35は、通路30が円筒部
材13によって閉塞されないようにステム9の内壁から円
筒部材13を離隔するように作用する。第1図に示す休止
位置において、開口31は弁部材25によって閉鎖されて通
路30のシリンダ4内への連通は存在しない。 封止ガスケット32が、ステム9のカップ3への導入点
においてステム9を囲繞して、流体密封シールとして機
能する。ステム9は中央オリフィス10にすきまばめされ
て、環状空隙33がステム9と中央オリフィス10の間に形
成される。ガスケット32は基部8の外側とカップ3の内
側の間で周囲を固定されている。別のシール34が、基部
8の反対側で且つシリンダ4の外側に設けられている。
カップ3を容器(図示せず)のリップに装着する時に、
シール34はリップと基部8の間の流体密封シールとして
機能する。 第1図において、ポンプ組立物1は、容器(図示せ
ず)に収納された液体製品を分配するようにステム9を
下方に指向させた倒置位置で示されている。この倒置位
置において、容器からの液体はベント29とバイパス路28
を介してシリンダ4に流入する一方、シリンダ4内に残
ったガスはシリンダ4の第2端24を介して上方へ排出さ
れてポート21ら流出する。従って、ポンプ組立物1は、
第1図に示すように単に容器とポンプ組立物1を倒置位
置に置くだけで、自吸する。 ポンプ組立物1の機能は以下の第2図乃至第6図に示
されている。第2図において、ステム9は少し押圧され
てピストン16が更にシリンダ4内に突入されている。弁
部材25はバイパス路28の軸方向端部を通過して、ピスト
ン16とシリンダ4の間に形成されるシールが完成される
ため、最早、バイパスが生じることは無い。同時に、ス
テム9の押圧により円筒部材13の突出部15が押上げられ
る結果、第2ピストン18が押上げられコイル圧縮ばね17
の作用に抗して封止し得ると共に、閉鎖容積の流体はピ
ストン16と第2ピストン18の間でシリンダ4内に格納さ
れている。 第3図に示すようにステム9の押圧を継続すると、ピ
ストン16はシリンダ4内に更に移動する。閉鎖容器の流
体は実質的に非圧縮性であるから、第2シリンダ5の減
少断面積により第2ピストン18はピストン16よりも大量
に移動する。この状態において、第2シリンダ5と第2
ピストン18は共に、第2ピストン18が移動を継続するに
つれて容積が増大する流体貯蔵室を形成する。 ステム9の押圧を継続すると、弁部材25がシリンダ4
の第2端24において突起23と当接する所定位置までピス
トン16が移動する。ピストン16が所定量だけ移動する
と、ある体積の流体がシリンダ4から、第2シリンダ5
と第2ピストン18から成る貯蔵室内に移動せしめられ
る。シリンダ4と貯蔵室内の流体は又、ばね作用により
加圧され、この過剰圧力は外方カラー22を付勢して第2
シリンダ5と確実な封止状態で係合させる。 第5図に示すように、ステム9の押圧を継続すると、
弁部材25がフランジ11と突起23の間で圧縮されて、弁部
材25の長さが減少する。この変形はピストンリング部27
がフランジ11の方へ移動するにつれて、スリーブ部26の
膨出によって行われる。開口31はこの変形によって露出
して通路30を開放するから、シリンダ4から開口31及び
通路30を通って加圧流体を逃がす流体通路が形成され
る。第2ピストン18の前方の流体圧力が除去されてコイ
ル圧縮ばね17の付勢力により下方に移動し得る第2ピス
トン18の作用により、流体は通路30を介して排出され
る。第2ピストン18の移動はピストン16の突出部15と当
接することによって制限されて、分配される流体の容積
は、第2シリンダ5の寸法と排出中の第2ピストン18の
移動距離とによって決定される。 ステム9が押圧(典型的には指圧によって)後に解放
される時、ステム9はコイル圧縮ばね17の作用により下
方へ移動し、この時、フランジ11がガスケット32と係合
してステム9の移動を停止するまで第2ピストン18はピ
ストン16に作用する。ピストン16は再び第1図に示す休
止位置にあり、シリンダ4はポンプ組立物1を再使用で
きるように再び流体で充填される。 第7図は第1図乃至第6図のポンプ組立物1がポンプ
組立物1との組付け後に容器(図示せず)に充填可能な
らしめる状態を示す。充填ヘッド50は、直立容器の上部
にあるように第1図乃至第6図に示す位置に対して反転
させたポンプ組立物1と係合している。充填ヘッド50
は、ステム9を囲繞するようにカップ3と封止状態で係
合するように圧入された封止リング51を備えると共に、
加圧流体が送出される充填ダクト52を有する。充填ヘッ
ド50から送出される流体は一般に、既に部分的に容器を
充填している製品を加圧するプロペラント材料である。
代りに、ある用途においては、製品自体を充填ヘッド50
を介して送出することが望ましく、製品を容器内で加圧
すべき場合は、加圧ガスを製品内で飽和溶液で送出する
こともできる。 充填ダクト52はステム9の回りにすきまばめされ、流
体はステム9の回りからステム9とカップ3の間の環状
空隙33内へ流入する。ポンプ組立物1のステム9を囲繞
するガスケット32は、流体がシリンダ4に流入し得るの
に充分なだけ印加圧力により変形する。ステム9は充填
ダクト52内へ半径方向に延在する戻り止53により押圧さ
れて、ピストン16は第2図について説明した少し押圧さ
れた位置に移動し、そこで、充填ダクト52から環状空隙
33を介してシリンダ4の第1端7へ、更にベント29を介
して容器内への流体通路が形成される。 所定量の流体が容器内に送出された後、流体圧力は弛
緩されると共に、ガスケット32は第1図に示す正常位置
に戻る。充填ヘッド50を取外し、次に、ピストン16はコ
イル圧縮ばね17の作用により休止位置に復帰する。 第8図は本発明の第2実施例にかかるポンプ組立物60
を示し、ポンプ組立物1の部品に相当する部品には対応
する番号が適当に付されている。ポンプ組立物60は、直
立容器(図示せず)と使用するのに適していて、第8図
に示す倒置されていない位置で使用できる。ピストン16
の休止位置において、弁部材25はシリンダ4を完全に封
止し、休止位置において、シリンダ4は第2シリンダ5
から突出する第2ピストン18によって第2端24において
のみ開放している。 管状延長部61が第2シリンダ5の先端に設けられてい
る。浸漬管(図示せず)を延長部61内に配置して、延長
部61と浸漬管が共に第2シリンダ5と容器(図示せず)
の底部の間を連通する導管を形成するようにすることも
できる。その場合、容器は通常、浸漬管の端が、浸漬さ
れた液体を収納する。ポンプ組立物60のポンプ作用は、
ポンプ組立物60が自吸しないことを除いて前述のポンプ
組立物1と同様である。ある量の液体が部分的に容器に
充填され、容器の残りの容積は気体が充填されている
時、最初にポンプ組立物60はシリンダ4と第2シリンダ
5をその気体で充填する一方、容器は直立状態にある。
ピストン16の押圧によりある量の気体がシリンダ4から
排出され、ポンプサイクルの完了時、即ち、ピストン16
が休止位置に復帰した時、シリンダ4内に形成された部
分的真空は、液体が浸漬管及び延長部61を介して引かれ
ることによって除去される。多数の自吸作用の後、シリ
ンダ4に液体が充填されて以後のポンプ作用は必要に応
じて所定量の液体を分配する。 このポンプ組立物60は、直立位置で必ず使用しなけれ
ばならないように空気に連通する容器と使用するのに特
に有効である。ポンプ組立物は又、窒素、二酸化炭素、
二酸化窒素又はフルオロカーボンガス又は炭化水素ガス
等の加圧気体を収納する加圧容器と使用することもでき
る。 本発明の第3実施例にかかるポンプ組立物が第9図及
び第10図に示され、ピストン70は相対的に移動し得る本
体71と突出部材72を備え、本体71と突出部材72は弁部材
73で連結されて、弁部材73の変形によって相対的に移動
し得る。本体71は、ガスケット32を貫通してシリンダ4
内に突入していると共にフランジ11によって保持されて
いる点において第1図乃至第8図のステム9に類似した
ステム9を備える。しかしながら、本体71はフランジ11
において切断されて、環状リブ74を含む。リブ74はシリ
ンダ4内へ突出して、本体71と同軸に心合せされた弁部
材73のスリーブ部26を保持する。 突出部材72は管状であると共に弁部材73と本体71内に
嵌入できる。半径方向に延在するフランジ75が弁部材73
のピストンリング部27と当接して突出部材72の中間点か
ら延在する。突出部材72の先端76が、第2シリンダ5の
方へ突出すると共に、コイル圧縮ばね17の作用で第2ピ
ストン18と当接して、本体71と突出部材72は、本体71と
突出部材72の間で圧縮されている弁部材73と共に偏倚せ
しめられる。この圧縮は、ピストン70の休止位置及び押
圧の初期段階中で管形状を維持する弁部材73を変形する
には不充分である。 先端76は、突出部材72と第2ピストン18が互いに当接
する時にそれらの間に空隙81が生じるように形成されて
いるため、突出部材72の内部はシリンダ4と流体が連通
する。 ピストン70が押圧される時、その押圧は弁部材73を介
して突出部材72に伝達されて、フランジ75が所定長さの
移動の後に当接部77に到達するまで、第2ピストン18を
押圧し続ける。ピストン70を更に押圧すると弁部材73が
変形して、突出部材72の円筒外面80のポート78を露出す
る。この時、シリンダ4から突出部材72、ポート78を介
してステム9内への流体流路が形成され、ステム9は第
2ピストン18に対するばね作用により圧力下でそこから
変形させられる。 第11図は、第1図乃至第7図のポンプ組立物1の第1
変形例であるポンプ組立物90を示す。第11図において、
ポンプ組立物1の部品に相当する部品には対応する番号
が適当に付されている。ポンプ組立物90のポンプ組立物
1に対する主な相違点は弁部材91の形状にある。弁部材
91はステム9に同軸に装着されたスリーブ部92を有し、
ピストンリング部93はスリーブ部92の下端95から半径方
向に延在し、下端95は第2ピストン18から最も離隔し且
つガスケット32に近接している。環状フランジ94が、上
端96から半径方向で内方に延在してステム9の円筒面36
と封止状態で当接し、開口31を通常閉鎖する。 弁部材91は、軸方向でステム9のボス97と円筒部材13
のストッパ14の間に配置されている。ステム9を押圧す
ると、弁部材91のピストンリング部3がシリンダ4と摺
動接触して弁部材91がピストン16と共に移動する。ステ
ム9が所定距離だけ押圧された後、弁部材91のフランジ
94は突起23と当接する。ステム9を更に押圧すると、弁
部材91は軸方向に変形して開口31が露出されることによ
り、ポンプ組立物90から流体が排出される。上記構成
は、ステム9の押圧中にピストンリング部93に作用する
圧力と摩擦力がスリーブ部92を軸方向に圧縮しないた
め、例えばステム9が過負荷で押圧された場合でも弁部
材91がシリンダ4内の過剰の摩擦又は流体圧力によって
偶然に変形することがないという点において第1図乃至
第7図に示したポンプ組立物1に対する改良である。 第12図は、第11図のポンプ組立物90を修正した、ポン
プ組立物1の第2変形例であるポンプ組立物190を示
す。ポンプ組立物90の部品に相当する部品には対応する
番号が適当に付されている。第12図のポンプ組立物190
の第11図のポンプ組立物90に対する相違点は、シリンダ
4と第2シリンダ5の直径がほんの僅かしか異ならない
ように寸法設定されている点である。従って、環状イン
サート200が、シリンダ4の第2シリンダ5への接続点
に近接してシリンダ4内に嵌入されて、弁部材91の上端
96が当接する半径方向で内方に延在する突起の広さを増
大している。 インサート200は、シリンダ4内に締りばめで受承さ
れるプラスチック製の剛体座金から成る。第12図の第2
ピストン118は十字形断面の後部119を備え、後部119は
外方カラー22より直径が小さいと共にコイル圧縮ばね17
の内方に位置している。このような十字形断面の使用は
成形加工された第2ピストン118の剛性と寸法再現性を
改良することが見出された。 上記のポンプ組立物の各々は、ステム9の外方端に公
知の手法で装着される噴霧ノズル(図示せず)と使用で
きる。このようなノズルが装着された用途において満足
な噴霧化を得るためには、分配される流体の圧力は使用
されるノズルの特定の形式に合わせなければならない。
分配される製品の圧力は、排出中の容積可変型流体貯蔵
室内で生じる容積の変化と、コイル圧縮ばね17によって
流体貯蔵室内の流体に印加される圧力とによって決定さ
れる。一旦ポンプ組立物が必要寸法に製作されると、コ
イル圧縮ばね17を強さの異なる別のばねと交換すること
によってポンプ技術者による分配圧力の微調整が可能で
ある。 本発明にかかるポンプ組立物は、例えば医学用の製品
の計量服用量を分配するのに使用できるし、又、加圧容
器又は非加圧容器と使用することもできる。容器を直立
位置で使用しなければならないようにポンプ組立物を通
気容器と使用する場合は、第8図で説明した自吸式でな
いポンプ組立物を使用するのが適当である。容器を倒置
してもよい他の用途では、例えば第1図乃至第7図で説
明したような自吸式のポンプ組立物が適当である。 [発明の効果] 本発明のポンプ組立物においては、弾性弁部材のピス
トンリング部がピストンを構成するから、ピストンはシ
リンダに対して良好に封止される。従って、本発明によ
れば、ピストンは従来のポンプ組立物程、高い寸法制度
を必要としないから、ポンプ組立物の製造が簡単である
と共に、ポンプ組立物の製造コストが低減される。 更に、本発明のポンプ組立物においては、弁部材を閉
鎖位置に偏倚させるばねを含む複雑な多数の部品から成
る弁手段を設ける必要が無いと共に、弁部材が、シリン
ダに対してピストンを封止することと、流体通路を開閉
する弁作用を行うという2重の機能を果たす。従って、
本発明によれば、ポンプ組立物の構造が簡単であると共
に、部品の点数が減少するから、製造コストが低減され
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の第1実施例にかかる、ピストンが休止
位置にあるポンプ組立物の断面図であり、第2図は弁部
材がピストンとシリンダの間を封止するようにピストン
を少し押圧した、第1図のポンプ組立物の類似した図で
あり、第3図は流体を室内に流入させるようにピストン
を第2図より更に押圧した、第1図のポンプ組立物の類
似した図であり、第4図は弁部材が変形手段と当接する
ようにピストンを第3図より更に押圧した、第1図のポ
ンプ組立物の類似した図であり、第5図は通路を開放す
るように弁部材を変形するようにピストンを充分に押圧
した、第1図のポンプ組立物の類似した図であり、第6
図は室内の容積を減少するように弾性手段の作用により
製品を排出中の、第1図のポンプ組立物の類似した図で
あり、第7図は充填ヘッドから充填中の第1図のポンプ
組立物の断面図であり、第8図は本発明の第2実施例に
かかる直立用のポンプ組立物の断面図であり、第9図は
ピストンが相対的に移動自在の2個の部品から成る、本
発明の第3実施例にかかるポンプ組立物の部分断面図で
あり、第10図は弁部材が変形状態にある第9図のポンプ
組立物の類似した図であり、第11図は修正した弁部材を
有する、第1実施例の第1変形例であるポンプ組立物の
断面図であり、第12図は当接部材を構成する環状インサ
ートを有する、第1実施例の第2変形例であるポンプ組
立物の断面図である。 1、60、90、190……ポンプ組立物、2……ハウジン
グ、3……カップ、4……シリンダ、5……第2シリン
ダ、8……基部、9……ステム、10……中央オリフィ
ス、11……フランジ、13……円筒部材、14……ストッ
パ、15……突出部、16……ピストン、17……コイル圧縮
ばね、18……第2ピストン、19……座部、21……ポー
ト、22……外方カラー、23……突起、25……弁部材、26
……スリーブ部、27……ピストンリング部、28……バイ
パス路、29……ベント、30……通路、31……開口、32…
…ガスケット、33……空隙、34……シール、35……リ
ブ、50……充填ヘッド、51……封止リング、52……充填
ダクト、53……戻り止、61……延長部、70……ピスト
ン、71……本体、72……突出部材、73……弁部材、74…
…リブ、75……フランジ、91……弁部材、92……スリー
ブ部、93……ピストンリング部、94……フランジ、97…
…ボス、118……第2ピストン、200……インサート。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.シリンダ(4)と、シリンダ(4)内に摺動自在に
    配置されたピストン(16)と、ピストン(16)の一方側
    でシリンダ(4)と連通する第2シリンダ(5)と、第
    2シリンダ(5)内に配置されて、第2シリンダ(5)
    と共に可変容積型の流体貯蔵室を形成する第2ピストン
    (18)と、流体貯蔵室の最小容積に対応する休止位置に
    第2ピストン(18)を付勢するばね(17)と、ピストン
    (16)と同軸に、且つ、ピストン(16)と共に移動自在
    に配置された弾性弁部材(25)と、シリンダ(4)の内
    面上に配置された少なくとも1個の突起(23)とを備え
    る噴霧ピストンポンプ用のポンプ組立物(1)におい
    て、 ピストン(16)は、開口(31)が形成された円筒面(3
    6)を備えると共に、開口(31)と連通して流体通路を
    形成する軸方向に延在する通路(30)を有し、又、弾性
    弁部材(25)は、円筒面(36)を抱持すると共に通常は
    開口(31)を閉鎖するスリーブ(26)と、スリーブ(2
    6)から半径方向に延在してスリーブ(26)よりも半径
    の大きいピストンリング(27)を備え、更に、流体貯蔵
    室の容積を増加させるようにピストン(16)をシリンダ
    (4)に対して所定量だけ移動させることにより、弾性
    弁部材(25)のスリーブ(26)は、突起(23)に対して
    軸方向に圧縮変形させられて、開口(31)を少なくとも
    部分的に露出させる結果、流体通路を開放させる一方、
    ピストンリング(27)は、ピストン(16)の移動の少な
    くとも一部においてピストン(16)とシリンダ(4)の
    間に全周シールを形成することを特徴とするポンプ組立
    物。 2.特許請求の範囲第1項に記載したポンプ組立物にお
    いて、ピストンリング(27)をスリーブ(26)の第1軸
    端に又は第1軸端に近接して配置し、又、スリーブ(2
    6)の第2軸端がピストン(16)のシリンダ(4)に対
    する休止位置への移動中に第1軸端よりも先行するよう
    に、弾性弁部材(25)を配置したことを特徴とするポン
    プ組立物。 3.特許請求の範囲第1項又は第2項に記載したポンプ
    組立物において、シリンダ(4)は、休止位置にあるピ
    ストン(16)に近接した第1端(7)と、ポンプ組立物
    の運転中の最大移動位置にあるピストン(16)に近接し
    た第2端(24)とを有し、更に、ピストン(16)が休止
    位置にある時、シリンダ(4)に流体を充填するよう
    に、シリンダ(4)が第1端(7)と第2端(24)にお
    いて開放されていることを特徴とするポンプ組立物。 4.特許請求の範囲第3項に記載したポンプ組立物にお
    いて、シリンダ(4)は第1端(7)においてバイパス
    路(28)を備え、又、バイパス路(28)は、ピストン
    (16)が休止位置にある時に弾性弁部材(25)のピスト
    ンリング(27)によって形成されたシールをバイパスす
    る流路を形成することにより、シリンダ(4)が第1端
    (7)において開放されていることを特徴とするポンプ
    組立物。 5.特許請求の範囲第1項又は第2項に記載したポンプ
    組立物において、ピストンリング(27)はピストン(1
    6)の全移動中においてピストン(16)とシリンダ
    (4)の間のシールを形成し、更に、ピストン(16)の
    休止位置において、シリンダ(4)に流体を充填するよ
    うに、シリンダ(4)が第2端(24)において開放され
    ていることを特徴とするポンプ組立物。 6.特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれかに記載
    したポンプ組立物において、突起(23)は、シリンダ
    (4)の内方に延在すると共に、ピストン(16)の運動
    を継続することにより弾性弁部材(25)を変形させるよ
    うにピストン(16)が所定量だけ移動した時、弾性弁部
    材(25)と当接係合することを特徴とするポンプ組立
    物。 7.特許請求の範囲第6項に記載したポンプ組立物にお
    いて、突起(23)は、弾性弁部材(25)と当接するため
    半径方向で内方に指向するようにシリンダ(4)内に配
    置した環状インサート(200)から成ることを特徴とす
    るポンプ組立物。 8.特許請求の範囲第1項乃至第7項のいずれかに記載
    したポンプ組立物において、ピストン(70)は、シリン
    ダ(4)内へ延在する前端を有する縦長の本体_(71)
    と、弾性弁部材(73)及び本体(71)に同軸に受承され
    ると共に弾性弁部材(73)及び本体(71)から突出し
    て、弾性弁部材(73)の変形によって本体(71)に対し
    て長手方向に移動自在である突出部材(72)とを備え、
    又、突起(23)を、シリンダ(4)の第2端(24)に設
    けた当接部(77)によって構成し、更に、当接部(77)
    は、ピストン(70)が所定量だけシリンダ(4)に対し
    て移動した時に突出部材(72)と、係合自在であること
    を特徴とするポンプ組立物。 9.特許請求の範囲第8項に記載したポンプ組立物にお
    いて、本体(71)は管状である一方、突出部材(72)
    は、管状であると共に、本体(71)の近傍に本体(71)
    に受承される閉鎖端を有し、又、突出部材(72)の円筒
    外面(80)に開口を有する半径方向に延在するポート
    (78)を突出部材(72)に設け、更に、ポート(78)の
    開口は、通常は弾性弁部材(73)によって閉鎖されると
    共に、弾性弁部材(73)を変形させる当接部(77)の作
    用により開放され、且つポート(78)の開口が開放され
    ている時、突出部材(72)と、ポート(78)と、本体
    (71)とはピストン(70)を貫通する開放された通路を
    形成する一方、ポート(78)の開口が閉鎖されている
    時、通路は弾性弁部材(73)によって閉鎖されるように
    構成したことを特徴とするポンプ組立物。 10.特許請求の範囲第1項乃至第9項のいずれかに記
    載したポンプ組立物において、変形自在の封止ガスケッ
    ト(32)を設け、又、封止ガスケット(32)は、ポンプ
    組立物のステム(9)を形成するピストン(16)の端部
    と通常は円周封止状態で当接すると共に、外部から印加
    される流体圧力によって変形させられて流体シリンダ
    (4)に流入させ、更に、流体を容器に流入させるよう
    に、シリンダ(4)と容器の間を連通するベント(29)
    を設けたことを特徴とするポンプ組立物。 11.噴霧ピストンポンプ用のポンプ組立物(1)を組
    込んだ加圧分配容器において、 ポンプ組立物(1)は、シリンダ(4)と、シリンダ
    (4)内に摺動自在に配置されたピストン(16)と、ピ
    ストン(16)の一方側でシリンダ(4)と連通する第2
    シリンダ(5)と、第2シリンダ(5)内に配置され
    て、第2シリンダ(5)と共に可変容積型の流体貯蔵室
    を形成する第2ピストン(18)と、流体貯蔵室の最小容
    積に対応する休止位置に第2ピストン(18)を付勢する
    ばね(17)と、ピストン(16)と同軸に、且つ、ピスト
    ン(16)と共に移動自在に配置された弾性弁部材(25)
    と、シリンダ(4)の内面上に配置された少なくとも1
    個の突起(23)とを備え、又、ピストン(16)は、開口
    (31)が形成された円筒面(36)を備えると共に、開口
    (31)と連通して流体通路を形成する軸方向に延在する
    通路(30)を有し、又、弾性弁部材(25)は、円筒面
    (36)を抱持すると共に通常は開口(31)を閉鎖するス
    リーブ(26)と、スリーブ(26)から半径方向に延在し
    てスリーブ(26)よりも半径の大きいピストンリング
    (27)を備え、更に、流体貯蔵室の容積を増加させるよ
    うにピストン(16)をシリンダ(4)に対して所定量だ
    け移動させることにより、弾性弁部材(25)のスリーブ
    (26)は、突起(23)に対して軸方向に圧縮変形させら
    れて、開口(31)を少なくとも部分的に露出させる結
    果、流体通路を開放させる一方、ピストンリング(27)
    は、ピストン(16)の移動の少なくとも一部においてピ
    ストン(16)とシリンダ(4)の間に全周シールを形成
    することを特徴とする加圧分配容器。 12.噴霧ピストンポンプ用のポンプ組立物(1)を組
    込んだ分配容器において、 ポンプ組立物(1)は、シリンダ(4)と、シリンダ
    (4)内に摺動自在に配置されたピストン(16)と、ピ
    ストン(16)の一方側でシリンダ(4)と連通する第2
    シリンダ(5)と、第2シリンダ(5)内に配置され
    て、第2シリンダ(5)と共に可変容積型の流体貯蔵室
    を形成する第2ピストン(18)と、流体貯蔵室の最小容
    積に対応する休止位置に第2ピストン(18)を付勢する
    ばね(17)と、ピストン(16)と同軸に、且つ、ピスト
    ン(16)と共に移動自在に配置された弾性弁部材(25)
    と、シリンダ(4)の内面上に配置された少なくとも1
    個の突起(23)とを備え、又、ピストン(16)は、開口
    (31)が形成された円筒面(36)を備えると共に、開口
    (31)と連通して流体通路を形成する軸方向に延在する
    通路(30)を有し、又、弾性弁部材(25)は、円筒面
    (36)を抱持すると共に通常は開口(31)を閉鎖するス
    リーブ(26)と、スリーブ(26)から半径方向に延在し
    てスリーブ(26)よりも半径の大きいピストンリング
    (27)を備え、更に、流体貯蔵室の容積を増加させるよ
    うにピストン(16)をシリンダ(4)に対して所定量だ
    け移動させることにより、弾性弁部材(25)のスリーブ
    (26)は、突起(23)に対して軸方向に圧縮変形させら
    れて、開口(31)を少なくとも部分的に露出させる結
    果、流体通路を開放させる一方、ピストンリング(27)
    は、ピストン(16)の移動の少なくとも一部においてピ
    ストン(16)とシリンダ(4)の間に全周シールを形成
    し、更に、分配容器を大気圧に通気させたことを特徴と
    する分配容器。
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