JP2002193330A - 易開封性密封容器 - Google Patents

易開封性密封容器

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JP2002193330A
JP2002193330A JP2000390295A JP2000390295A JP2002193330A JP 2002193330 A JP2002193330 A JP 2002193330A JP 2000390295 A JP2000390295 A JP 2000390295A JP 2000390295 A JP2000390295 A JP 2000390295A JP 2002193330 A JP2002193330 A JP 2002193330A
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container
flange
lid
wide
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JP2000390295A
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Hideo Kawasaki
秀夫 川崎
Tsunehisa Namiki
恒久 並木
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の内側からは難開封性で、容器の外側か
らは易開封性であり、かつ容器密封に際して蓋材の厳し
い位置決め精度は要求されない。 【解決手段】 蓋材3は容器本体1のフランジ2に中間
材5を介してヒートシールされてなり、中間材5は、幅
広中間材7と幅狭中間材6とから構成され、片面が蓋材
3と弱接着部17を介して接着され、層間で弱接着部1
7の内側端縁より容器外側寄りに強接着部14を形成
し、弱接着部の内側縁と強接着部の内側縁との間c−d
が、フランジ2と接着しない若しくは接着強度の弱い非
接着面15となっている。内側からの剥離に際しては強
接着部の内側縁に応力が集中し難開封となり、外側から
の剥離に対しては弱接着部に応力が集中して易開封とな
る。中間材5は予めフランジに接着されており、密封に
際しては、蓋材の厳しい位置決めを必要としない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カップ状容器等の
フランジに蓋材をヒートシールしてなる密封容器におい
て、内圧上昇等の内部圧力に対しては剥離抵抗が強く密
封性に優れ、外部からの剥離力に対しては容易に剥離で
きる易開封性密封容器に関する。
【0002】
【従来の技術】蓋材をヒートシールした密封容器におい
て、密封性能と開封性能は相反する関係にあり、レトル
ト殺菌あるいはボイル殺菌の高温熱処理等による内圧上
昇に対し、あるいは落下衝撃に対して密封性が破壊され
ないように蓋材の密封性能(剥離強度)を高めると、開
封に際して蓋材の手による剥離が困難となり開封性能が
著しく損なわれる問題点がある。そのため、その問題点
を解決するため、従来種々の方法が提案されている。
【0003】例えば、特公平6−63385号公報で
は、容器本体の内外層の層間接着力をフランジ部と蓋材
の接着力より小さくなるように構成すると共に、フラン
ジ部の容器開口部側の内層に切り込みを設けることが提
案されている。また、特公平4−51432号公報で
は、中間材と容器素材(蓋材又はフランジ部)の一方と
はタイトシールで、他の容器素材とは易開封性シールで
あり、易開封性シール部の内側端縁はタイトシール部の
内側端縁よりも中心側に位置しており、且つ易開封性シ
ール部の外周側端縁はタイトシール部の外周側縁よりも
容器内側寄りに位置していることが提案されている。さ
らに、特公平6−55631号公報では、ヒートシール
材の両面の接着力が異なるように包装材(蓋又は容器本
体フランジ)が接着され、ヒートシール材と強く接着さ
れた包装材のヒートシール部の内側縁部が弱く接着され
た包装材のヒートシール部の内側端縁部より包装体の外
側に位置するように熱非融着層を形成したものが提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記提案されている従
来技術のうち、前者のものは切り込みと強接着部間の距
離及びヒートシール部の幅寸法精度が厳しく要求され、
また充填メーカーでの蓋材シール設備の位置決め精度が
厳しく要求されるため充填メーカーでの密封シールが困
難となると共に、容器製造面からは容器フランジ部への
切り込み加工が困難であるという問題点がある。また、
中間のものは、フランジに切り込み加工を施す必要はな
いが、前者のものと同様に弱接着部の位置に対する強接
着部の位置関係が重要なため、充填後のヒートシールの
際に厳しい精度が要求される前記と同様な問題点があ
る。さらに、後者のものは、強接着部の内側に熱非融着
層を設けてあるが、該熱非融着層は、ヒートシール材
に、ヒートシール材と異なる材料であるポリアミド樹
脂、シリコン樹脂、ウレタン樹脂、ワックス等の非接着
性樹脂をパートコートやパターン印刷等により形成する
ものであり、シール材の製造工程が複雑でありコスト高
になるという問題点がある。
【0005】本発明は、上記実情に鑑み創案されたもの
であって、容器密封に際して蓋材の厳しい位置決め精度
が要求されず、充填メーカーでの作業性とシール性を向
上させることができ、且つフランジに切り込み加工や、
ヒートシール材に該ヒートシール材と別途の材料をパー
トコートやパターン印刷を施す必要がなく製造でき、し
かも容器の内側からの剥離に対しては、レトルト殺菌等
による内圧の増大や落下衝撃に耐えて密封性を維持でき
る剥離強度を有して難開封であり、且つ容器の外側から
の剥離に対しては易開封できる程度のヒートシール強度
に保たれた易開封である易開封性密封容器を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の易開封性密封容器は、ヒートシール可能なフランジ
を有する容器本体と、前記フランジにヒートシールして
容器本体を密封する蓋材からなる密封容器において、前
記蓋材は容器本体のフランジに中間材を介してヒートシ
ールされてなり、該中間材は、多層材料で形成され、そ
の片面が蓋材又はフランジ面の何れかと易剥離可能な弱
接着部を形成し、該中間材の層間で前記弱接着部の内側
端縁より容器の外側寄りに位置するように前記弱接着部
より接着強度が強い強接着部が形成され、前記弱接着部
の内側端縁のフランジ幅方向位置から前記強接着部の内
側端縁までがフランジ又は蓋材と接着しない非接着面若
しくは前記弱接着強度よりも弱い接着強度で接着する微
接着面となっていることを特徴とするものである。
【0007】前記中間材は、少なくとも2種類の中間材
からなり、一方の中間材は他方の中間材に比して、外側
縁が1mm未満短い、同じ或いはそれ以上の長さを有す
るように構成するのが望ましい。また、前記中間材は、
幅広中間材と該幅広中間材よりも幅狭の幅狭中間材とか
ら構成され、前記幅狭中間材の内側縁が前記幅広中間材
の内側縁よりも1mm以上容器外側寄りに位置するよう
な位置関係で前記幅広中間材と幅狭中間材の重合面が強
接着されて前記強接着部を構成し、前記非接着面若しく
は微接着面が幅狭中間材と幅広中間材との積層によって
幅広中間材の容器内側寄りにできる段差面によって形成
されることが望ましい。そして、少なくとも幅狭中間
材、好ましくは前記幅狭中間材及び前記幅広中間材をそ
れぞれ多層材で形成することによって、強接着部、弱接
着部及び非接着面ないし微接着面のそれぞれの要求をよ
り満たす層間剥離強度を得ることができ、同一層に前記
強接着部と前記非接着面を構成することができる。前記
中間材は、予め容器本体のフランジにヒートシールされ
ていることによって、充填メーカーでの密封時における
蓋材の位置決め精度が緩和され、従来の密封装置を使用
して密封することができる。また、前記幅狭中間材を容
器本体のフランジに埋め込むように形成することによっ
て、密封シール表面の突出が小さくなり好ましい。
【0008】なお、易剥離可能な弱接着部は、必ずしも
蓋材下面又はフランジ上面の何れかと中間材の界面に形
成される場合に限定されるものでなく、例えば幅広中間
材を層間で易剥離可能な多層材料で形成して、幅広中間
材の層間が弱接着部となって剥離するようにしてもよ
い。従って、請求項1に記載の「その片面が蓋材又はフ
ランジ面の何れかと易剥離可能な弱接着部を形成し」と
は、幅広中間材が蓋材下面又はフランジ上面の何れかと
直接接着する接着部に限らず、幅広中間材の層間に形成
される場合も含むものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を詳細に
説明する。図1は本発明の易開封性密封容器の実施形態
の断面図を示し、図2はその要部拡大図である。1は断
面円形や方形等の任意断面形状のカップ状又はトレー状
の容器本体であり、上部開口部外周に蓋材3をヒートシ
ールするフランジ2が形成されている。蓋材3は、中間
材5を介して容器本体のフランジ2に剥離可能にヒート
シールされて容器本体の開口部を密封している。
【0010】容器本体1の基材は、フランジ面がヒート
シール可能な材質あればよく、特に限定されないが、該
容器がレトルト殺菌や湯殺菌等が可能で且つ内容物のフ
レバー性保持も可能なように、耐熱性とガスバリヤー性
に優れた材料で形成されているのが望ましい。容器本体
の基材としては、例えば、外側から順にポリプロピレン
(PP)等のポリオレフィン系樹脂層/酸素バリヤー層
/ポリオレフィン系樹脂層、あるいは、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)樹脂層/酸素バリヤー層/ポリ
エチレンテレフタレート(PET)樹脂層等からなる多
層シートが好適に選択できる。酸素バリヤー層は、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体、ポリアミド樹脂等の
ガスバリヤー性樹脂、酸素吸収性樹脂、鉄箔又はアルミ
ニウム箔等の何れか又は複数種で構成される。なお、各
層間には、必要に応じて酸変性オレフィン系樹脂やウレ
タン系樹脂等の接着樹脂層を介在させる。また、容器本
体の基材は、多層シートに限らず、例えばPET又はP
P単体でも可能である。
【0011】また、蓋材3の基材としては、中間材と対
向する面がヒートシール性を有しておればよく、特に材
質を限定するものではないが、耐熱性とガスバリヤー性
に優れた材料で形成されているのが望ましく、例えば、
外側層から順にPET層/アルミニウム箔層/酸素バリ
ヤー層/ポリプロピレン層の多層積層材が好適に採用で
きる。なお、前記層構成において、PET層に代えてナ
イロン層、また内側のホリブロピレン層に代えて接着性
ポリエチレンテレフタレート樹脂層を採用してもよい。
【0012】中間材5は、この実施形態では、幅狭中間
材6と幅広中間材7とから構成され、図2で拡大して示
すように、幅狭中間材6は幅広中間材7より幅狭に形成
され、幅狭中間材の内側端縁12は幅広中間材7の内側
端縁13よりも幅c−dだけ容器外側に位置するような
位置関係で、幅狭中間材6と幅広中間材7が幅d−e間
で強接着されて強接着部14となって積層状態となって
いる。従って、幅広中間材の下面の容器内側寄りの幅c
−dの区間は、幅狭中間材6とは直接面してなく、幅狭
中間材の厚さ分だけ段差面となっており、容器本体のフ
ランジ面と直接面している状態となっており、後述する
ように材料の組み合わせを工夫することによって、該c
−d部は蓋材をフランジにヒートシールしたとき、フラ
ンジ面と全く接着しないか若しくは後述する幅狭中間材
と蓋材とが弱接着する弱接着部よりも弱い接着力で接着
される非接着面15を構成している。該非接着面15
は、後述する図3(a)に示すように内圧上昇の際、蓋
に作用する応力を強接着部内側端縁dに集中させて強接
着部14でシール力を維持して蓋の密封性を高める機能
を果たすものであり、そのためには、強接着部内側端縁
dが後述する弱接着部の内側縁aよりも1mm以上容器
外側寄りに位置するようにしなければならない。従っ
て、非接着面15の幅(即ちc−d間の間隔)は1mm
以上であることが必要であり、1mm未満であると、強
接着部内側端縁dへの応力集中が起らず、弱接着部17
からの剥離が起り易くなり、内圧に対するシール性が弱
くなるので、この幅は非常に重要である。
【0013】幅狭中間材6の強接着部14と反対面は容
器フランジと強接着されて前記強接着部14と同等の強
接着部16となっている。また、幅広中間材7の反対面
全体(図でa−b間)が蓋材下面と易剥離可能に弱接着
した弱接着部17となっている。なお、弱接着部とは、
開封時に蓋材を手で容易に剥離できる程度の接着力で密
封接着している状態をさし、接着強度としてはTピール
剥離強度で15N/15mm以下(引張速度300mm
/min、以下同じ)が望ましい。また、強接着部は、
前記弱接着部以上の接着力で密着しており、弱接着部よ
りも剥がれにくければよいが、レトルト殺菌等に耐える
には、Tピール剥離強度で25N/15mm以上が望ま
しい。なお、この実施形態では、幅広中間材と幅狭中間
材の外側縁はほぼ同一面に位置しているが、必ず同一面
に位置する必要はなく、外側からの剥離時に弱接着部に
応力集中が起こるようになっておればよく、例えば幅狭
中間材の外側縁が幅広中間材の外側縁よりも外側に、若
しくは幅広中間材の外側縁よりも1mm未満の範囲内で
内側寄りに位置していてもよい。
【0014】上記機能を果たすための幅狭中間材6及び
幅広中間材7の材質は、中間材5を図2に示す状態で使
用する場合、基本的に次の条件を満たす必要がある。ま
ず、幅狭中間材6については、その下面は、容器本体の
フランジ面と強接着部を構成するために、フランジ面と
同種の樹脂で構成されていること、上面は、幅広中間材
7の下面と強接着部を構成するために、幅広中間材7の
下面と同種の樹脂で構成されていることである。また、
幅広中間材7については、その下面は、前記幅狭中間材
の上面とは強接着であるが、フランジ面とは非接着であ
る両方の条件を同時に満たすために、幅狭中間材の上面
とは同質であって、容器本体のフランジ面とは互いに異
質の材料である樹脂で構成され、上面は、蓋材下面と弱
接着を構成するために、蓋材下面とは異種又は同種の樹
脂に非相溶性樹脂を適当な配合比でブレンドしたブレン
ド系樹脂で構成することである。
【0015】上記条件を満たすために、図2に示す実施
形態では、幅狭中間材6は、3層に積層されたフィルム
を、幅広中間材7は2層に形成されたフィルムを使用し
てあり、中間材5全体としては5層となっている。例え
ば、容器本体の内面、即ちフランジ上面がポリプロピレ
ン層で形成され、蓋材下面も同様にポリプロピレン層と
なっている場合、幅狭中間材6は下面から順にポリプロ
ピレン層/ポリプロピレンと環状オレフィンコポリマー
のブレンド樹脂層/環状オレフィンコポリマー層の多層
シートで構成するのが好適ある。また、幅広中間材7
は、下層から順に、環状オレフィンコポリマー層/ポリ
プロピレンと環状オレフィンコポリマーのブレンド樹脂
層の多層シートで構成するのが好適である。このように
構成することによって、幅狭中間材6の下面とフランジ
面とは、ポリプロピレン同士の接着で強接着となり、ま
た幅狭中間材上面と幅広中間材下面との接着も環状オレ
フィンコポリマー同士の接着で強接着となるが、幅狭中
間材下面のc−d間とフランジ上面とは、ポリプロピレ
ン層と環状オレフィンコポリマー層とのヒートシールと
なるので、非接着となる。さらに、幅広中間材7の上面
と蓋材3の内面とは、ポリプロピレン層と、ポリプロピ
レンと環状オレフィンコポリマーのブレンド樹脂層との
ヒートシールとなるので、同質同士の場合と比べて弱接
着となる。なお、環状オレフィンコポリマーに代えて、
4−メチルペンテン−1を採用してもよい。
【0016】また、容器本体のフランジ上面と蓋材の内
面が共にポリエチレンテレフタレート等のポリエステル
系樹脂である場合は、同様な理由で幅狭中間材6は下面
から順にポリエチレンテレフタレート層/ポリエチレン
テレフタレートとポリプロピレンのブレンド樹脂層/ポ
リプロピレン層の多層シートで構成するのが好適であ
る。また、幅広中間材7は、下層から順に、ポリプロピ
レン層/ポリプロピレンとポリエチレンテレフタレート
のブレンド樹脂層の多層シートで構成するのが好適であ
る。しかしながら、それらの層構成は上記のものに限定
されるものでなく、上記条件を満たせば任意の組合せが
可能であり、ブレンド樹脂の場合も2種類の樹脂のブレ
ンドに限らず、必要に応じて、3種類以上の樹脂をブレ
ンドして用いることも可能であり、また樹脂の濃度が厚
み方向に傾斜をもつ材料であってもよい。。以上のよう
に、幅狭中間材6及び幅広中間材7を、それぞれを構成
する各樹脂層間が適度のヒートシール強度を有するよう
に各層の樹脂を選択して多層シートに形成することによ
って、両面の各層の性質が異なる樹脂の組合せであって
も、層間が適度の層間剥離強度維持して上記要件を満た
す中間材を得ることができる。
【0017】なお、幅狭中間材及び幅広中間材の層構成
は、それぞれ3層及び2層に限るものでなく、上記条件
を満たす組合せであればその層構成は任意の構成でよ
い。また、中間材の層構成によっては、弱剥離部は必ず
しも蓋材下面又はフランジ上面の何れかと中間材の界面
に形成される場合に限らず、中間材の層間に弱剥離部を
形成してもよい。また、剥離は層間の界面剥離に限ら
ず、ブレンドする樹脂の種類と配合比によって凝集剥離
の場合もある。
【0018】以上のように構成された中間材の製造は、
幅狭中間材及び幅広中間材となるそれぞれの多層フィル
ムを、共押出し加工又はラミネーションにより、別々に
製造し、得られた多層フィルムからそれをフランジ形状
に合わせて、所定の形状に打ち抜き加工して、幅狭中間
材及び幅広中間材を得る。得られた幅狭中間材及び幅広
中間材を図2に示すような位置関係に重ねて押圧加熱す
ることによってd−e間の層間が熱接着され、幅狭中間
材と幅広中間材が一体となった中間材が得られる。得ら
れた中間材を容器本体のフランジに幅狭中間材の下面を
ヒートシールすることによって、フランジ面に中間材が
一体となった容器本体が得られ、この状態で充填メーカ
ーに出荷される。従って、充填メーカーで蓋材のヒート
シールに際しては、弱接着部内側端縁と強接着部内側端
縁の位置決めを行う必要はなく、単に中間材の上に蓋材
をヒートシールするだけてよいので、従来のヒートシー
ル設備で容易に密封することができ、位置決めのための
新たな設備を備える必要がない。
【0019】なお、上記のようにして製造された幅狭中
間材と幅広中間材を予め熱融着して一体の中間材にして
から、容器フランジ面にヒートシールする方法に限ら
ず、幅狭中間材6を先にフランジにヒートシールしてか
ら、その上に幅広中間材7をヒートシールしてもよく、
また容器成形時に中間材をフランジ形成部上に重ね合わ
せて容器を成形してもよい。その順序は任意でよいが、
少なくとも容器製造メーカーで容器本体のフランジ2に
中間材5を接着してあることが望ましい。
【0020】本実施形態の易開封性密封容器は、以上の
ような構成からなり、充填メーカーで容器内に内容物を
充填してから蓋材を所定の温度と圧力でヒートシールす
ることによって、自動的に幅狭中間材6の内側縁12が
幅広中間材7の内側縁13よりも容器外側寄りに位置す
るような位置関係で幅広中間材7と幅狭中間材6の重合
面が強接着されて強接着部14となり、非接着面15が
強接着部14の容器内側延長上に位置し、幅広中間材7
の上面と蓋材下面が弱接着部17となる。このようなシ
ール構造の機能は、図3(a)に示すように、レトルト
殺菌等で内圧が高まった場合、内圧上昇にともなって蓋
材に内圧が作用して外方に膨らんで蓋材3を剥離しよう
とするが、幅広中間材7の非接着面15は容器本体のフ
ランジと非接着又は非常に弱い接着であるから、該c−
d部が蓋材と共に変形するため、剥離力は非接着部の基
部(即ち、強接着部内側縁)である図のd位置に集中
し、その位置から剥離しようとする。ところが、d−e
間は強接着部14となっているため、容易に剥離するこ
とができず、内圧に対して耐えることができる耐圧機能
を奏する。
【0021】一方、外部からの開封に際して、蓋材3の
該周縁を摘んで引き上げると、図3(b)に示すよう
に、中間材と蓋材の接着開始点であるb位置に応力集中
が起り、a−bから剥離しようとする力が作用するがa
−b間は易剥離性の弱接着部17となっているので、容
易に剥離されて開封できる。従って、上記密封構造によ
って、内圧(内部からの剥離力)に対しては開封しにく
い耐圧機能を奏して密封性を高め、外部からの剥離力に
対しては容易に剥離できる易剥離機能を奏する易開封性
密封容器を得ることができる。
【0022】図4は、本発明の他の実施形態を示し、本
実施形態の易開封性密封容器20は、前記実施形態のも
のと比較して、中間材5が上下逆となって配置されてお
り、幅狭中間材6が蓋材3と強接着し、幅広中間材7が
フランジ2と弱接着している点が相違しているのみであ
る。中間材5の構成も、前記実施形態と同様な層構成で
形成されている。本実施形態の場合も同様に、中間材5
を容器メーカーにおいて予めフランジに接着しておくこ
とができ、前記実施形態の場合と全く同様な作用効果を
奏する。なお、この実施形態の場合、蓋材の変形基部が
幅狭中間材の内側縁となるので、やはりd点に応力集中
が作用し、強接着部d−eによって耐圧構造を構成し、
外部からの剥離に対しては、最も剥離強度の弱いフラン
ジと幅広中間材の接着面である弱接着部に作用し、易剥
離構造を構成している。
【0023】図5は、本発明のさらに他の実施形態を示
し、本実施形態の易開封性密封容器25は、図1〜図2
に示す実施形態のものと比較して、幅狭中間材が、容器
本体1のフランジ面に埋め込んだ構造となっている点が
相違しているのみであり、易開封性密封機能における作
用効果は同様である。即ち、容器本体のフランジ面26
の外周縁部に幅狭中間材が埋め込む深さの段差部27を
形成し、該部に幅狭中間材6の上面が該フランジ面と同
一面となるように埋め込み接着してある。このようにす
ることによって、中間材5における幅狭中間材と幅広中
間材の段差面がなくなり、密封後の蓋材3に段差が発生
することがなく、体裁良くヒートシールすることができ
る効果がある。
【0024】
【実施例】実施例1 厚さ1mmのポリプロピレンシートを溶融成形して、直
径60mm×高さ30mmのフランジ部(幅5mm)を
有する容器本体を作成した。次に、共押出成形により、
ポリプロピレン50重量%と4メチルペンテン1樹脂5
0重量%とのブレンド物層と4メチルペンテン1樹脂層
との2層からなる厚さ100μmの幅広中間材、及び4
メチルペンテン1樹脂層とポリプロピレン50重量%と
4メチルペンテン1樹脂50重量%とのブレンド物層と
ポリプロピレン層との3層からなる厚さ130μmの幅
狭中間材を作成した。
【0025】容器本体のフランジ部へ幅狭中間材のポリ
プロピレン層をフランジ部側に向けて、温度200℃、
圧力4kg/cm2、1.0秒、2度打ちの条件でヒー
トシールした後,トムソン刃で幅狭中間材をリング状
(内径55mm、外径60mm)に切断した。さらに、
幅広中間材の4メチルペンテン1樹脂層が幅狭中間材と
接着するように向け、温度235℃、圧力4kg/cm
2、1.0秒、2度打ちの条件でヒートシールし、リン
グ刃で押圧して幅広中間材を切断(内径50mm、外径
60mm)し、幅狭中間材及び幅広中間材からなる中間
材を接着したポリプロピレン容器を作成した。
【0026】次に、厚さ12μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルムと厚さ50μmのポリプロピレンフィ
ルムとをドライラミネーションした2層フィルムを作成
し、このフィルムを打ち抜いて蓋材を作成した。該中間
材を設けたポリプロピレン容器にポリプロピレン層を内
側に向け、蓋材を直径60mmの円盤状ヒートシールバ
ーを用いて、温度200℃、圧力4kg/cm2、1.
0秒、2度打ちのシール条件でヒートシールを行い、密
封容器とした.
【0027】この密封容器のフランジ部の剥離強度測定
[テンシロン(ORIENNTEC製、型番UCT-5T)で剥離速度
300mm/min、室温23℃、湿度45%]を行っ
た。また、この容器に水100mLを充填し、120
℃、30分の加圧蒸気レトルト処理を行った後の試料に
ついても同様の剥離強度測定試験を行った。結果を表1
に示す。尚、レトルト処理後において容器の破損はなか
った。蓋材を剥離したところ、蓋材のポリプロピレン層
と幅広中間材の混合物層の層間で容易に開封し、また、
開封力も安定していた.
【0028】実施例2 幅広中間材の混合物側を容器フランジとヒートシール
し、幅狭中間材のポリプロピレン側を蓋材とヒートシー
ルすること以外は実施例1と同様にして密封容器を形成
した。実施例1と同様に水を充填し、レトルト処理及び
剥離強度測定試験を行った。結果を表1に示す。尚、レ
トルト処理後において破損はなかった。蓋材を剥離した
ところ、幅広中間材の混合物層と容器のフランジ面との
層間で容易に開封し、また、開封力も安定していた。
【0029】比較例1 ポリプロピレン層/ポリプロピレン−ポリエチレンブレ
ンド物層/ポリプロピレン層からなる厚さ1mmの多層
シートを溶融成形して、直径60mm×高さ30mmの
フランジ部(幅5mm)を有する容器本体を作成した。
該容器本体のフランジ部に直径54mm、最外層のポリ
プロピレン層から中間層のポリプロピレン−ポリエチレ
ンブレンド物層までに達する切り込みを設けた多層容器
を作成した。
【0030】次に、厚さ12μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルムと厚さ50μmのポリプロピレンフィ
ルムとをドライラミネーションした2層フィルムを作成
し、このフィルムを打ち抜いて蓋材を作成した。前記多
層容器にポリプロピレンを内側に向け、蓋材を直径60
mmの円盤状ヒートシールバーを用いて、温度200
℃、圧力4kg/cm2、1.0秒、2度打ちのシール
条件でヒートシールを行い、密封容器とした。
【0031】実施例1で測定したテンシロンを用いて、
この密封容器のフランジ部の剥離強度測定を行った。ま
た、この容器に水100mLを充填し、120℃、30
分の加圧蒸気レトルト処理を行った後の試料についても
同様の剥離強度測定試験を行った。結果を表1に示す。
尚、レトルト中において容器の破損はなかった。蓋材を
剥離したところ、剥離強度が大きく、容器の内側だけで
なく、容器の外側からも難開封であった。
【0032】比較例2 幅狭中間材をポリプロピレン80重量%と4メチルペン
テン1樹脂20重量%との混合物の単層とすること以外
は実施例1と同様にして密封容器を形成した。実施例1
と同様に水を充填し、レトルト処理及び剥離強度測定試
験を行った。結果を表1に示す。レトルト処理の際、幅
狭中間材の混合物層と帽広中間材の4メチルペンテン1
との層間で剥離し、密封機能を維持できなかった。
【0033】
【表1】
【0034】実施例3 幅狭中間材の内径を52mm、53mm、54mmとそ
れぞれ変化させたこと以外は実施例1と同様にして、密
封容器を形成し、実施例1と同様に水を充填し、レトル
ト処理及び剥離強度測定試験を行った。結果を表2に示
す。幅狭中間材と幅広中間材の内縁間距離が1mm以上
であれば、レトルト処理の際、密封機能を維持でき、ま
た、開封力も安定していた。
【0035】比較例3 幅狭中間材の内径を48mm、50mm、51mmとそ
れぞれ変化させたこと以外は実施例1と同様にして、密
封容器を形成し、実施例1と同様に水を充填し、レトル
ト処理及び剥離強度測定試験を行った。結果を表2に示
す。幅狭中間材と幅広中間材の内縁間距離が1mm未満
の場合は、レトルト処理の際、蓋材のポリプロピレン系
樹脂層と幅広中間材の混合物層の層間で剥離し、密封機
能を維持できなかった。
【0036】
【表2】
【0037】実施例4 共押出し成形により、4メチルペンテン1樹脂層、ポリ
プロピレン50重量%と4メチルペンテン1樹脂50重
量%とのブレンド物層及びポリプロピレン系樹脂層から
なる厚さ130μmの幅狭中間材を作成し、カッターを
用いてリング状(内径55mm、外径60mm)に切断
した。次に、ポリプロピレン系樹脂層、鉄箔及びポリプ
ロピレン系樹脂層からなる3層シートをプレス成形し
て、直径60mmφ、高さ30mmのフランジ部(幅1
0mm)及びフランジ部外周側に幅5mm、深さ100
μmの窪みを有する容器本体を成形した。幅狭中間材を
窪みに装着して加熱接着し、フランジ部の段差面をなく
して平坦化した。さらに、実施例1で用いた幅広中間材
の4メチルペンテン1樹脂層が幅狭中間材と接着するよ
うに向け、温度235℃、圧力4kg/cm2、1.0
秒、2度打ちの条件でヒートシールし、リング刃で押圧
し、幅広中間材を切断(内径50mm、外径60mm)
し、中間材を接着したポリプロピレン系容器を作成し
た。
【0038】さらに、ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム、アルミ箔及びポリプロピレン系樹脂フィルムをド
ライラミネートして3層フィルムを作成し、蓋状に打ち
抜いて蓋材を作成した。前記中間材を設けたポリプロピ
レン容器のフランジ面に蓋材のポリプロピレン系樹脂を
内側に向け、温度200℃、圧力4kg/cm2、1.
0秒、2度打ちのシール条件でヒートシールを行い、密
封容器とした。この密封容器のフランジ部の剥離強度測
定を実施例1と同様の条件で行った。また、この容器に
水100mLを充填し、120℃、30分の加圧蒸気レ
トルト処理を行った後の試料についても同様の剥離強度
測定試験を行った。結果を表3に示す。尚、レトルト処
理後において破損はなかった。蓋材を剥離したところ、
蓋材のポリプロピレン系樹脂層と幅広中間材の混合物層
の層間で容易に開封し、また、開封力も安定していた。
【0039】実施例5 幅広中間材を厚さ100μmのポリプロピレン系樹脂層
/ポリプロピレン20重量%と4メチルペンテン1樹脂
80重量%とのブレンド物層との2層とすること以外は
実施例1と同様にして密封容器を形成した。実施例1と
同様に水を充填し、レトルト処理及び剥離強度測定試験
を行った。結果を表3に示す。尚、レトルト処理後にお
いて破損はなかった。蓋材を剥離したところ、幅広中間
材のポリプロピレン層とブレンド物層の層間で容易に開
封し、また、開封力も安定していた。
【0040】
【表3】
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明の易開封性密封容器
によれば、容器の内側からの剥離に対しては、レトルト
殺菌等による内圧の増大や落下衝撃に耐えて密封性を維
持できる剥離強度を有して難開封性であり、容器の外側
からの剥離に対しては易開封できる程度のヒートシール
強度に保たれて易開封性であり、易開封性と密封性が安
定且つ確実に維持できる。しかも、容器密封に際して蓋
材の厳しい位置決め精度が要求されず、充填メーカーで
の作業性とシール性を向上させることができ、且つフラ
ンジに切り込み加工や、ヒートシール材に該ヒートシー
ル材と別途の材料をパートコートやパターン印刷を施す
必要がなく容易に製造できる。また、本発明の易開封性
密封容器は、フレーバー特性に優れたポリエステル系ト
レーやカップ状容器にも好適に適用でき、ポリエステル
系の易開封性密封容器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る易開封性密封容器の断
面模式図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】(a)及び(b)は、それぞれ図1に示す実施
形態の易開封性密封容器の耐圧構造及び開封機構を説明
する模式図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る易開封性密封容器
の断面模式図である。
【図5】本発明のさらに他の実施形態に係る易開封性密
封容器の断面模式図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 フランジ 3 蓋材 5 中間材 6 幅狭中間材 7 幅広中間材 10、20、25 易開封性密封容器 12 幅狭中間材の内側端縁 13 幅広中間材の内側端縁 14 強接着部 15 非接着面 16 強接着部 17 弱接着部 26 フランジ面 27 段差面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月10日(2001.1.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】上記条件を満たすために、図2に示す実施
形態では、幅狭中間材6は、3層に積層されたフィルム
を、幅広中間材7は2層に形成されたフィルムを使用し
てあり、中間材5全体としては5層となっている。例え
ば、容器本体の内面、即ちフランジ上面がポリプロピレ
ン層で形成され、蓋材下面も同様にポリプロピレン層と
なっている場合、幅狭中間材6は下面から順にポリプロ
ピレン層/ポリプロピレンと環状オレフィンコポリマー
のブレンド樹脂層/環状オレフィンコポリマー層の多層
シートで構成するのが好適ある。また、幅広中間材7
は、下層から順に、環状オレフィンコポリマー層/ポリ
プロピレンと環状オレフィンコポリマーのブレンド樹脂
層の多層シートで構成するのが好適である。このように
構成することによって、幅狭中間材6の下面とフランジ
面とは、ポリプロピレン同士の接着で強接着となり、ま
た幅狭中間材上面と幅広中間材下面との接着も環状オレ
フィンコポリマー同士の接着で強接着となるが、幅
間材下面のc−d間とフランジ上面とは、ポリプロピレ
ン層と環状オレフィンコポリマー層とのヒートシールと
なるので、非接着となる。さらに、幅広中間材7の上面
と蓋材3の内面とは、ポリプロピレン層と、ポリプロピ
レンと環状オレフィンコポリマーのブレンド樹脂層との
ヒートシールとなるので、同質同士の場合と比べて弱接
着となる。なお、環状オレフィンコポリマーに代えて、
4−メチルペンテン−1を採用してもよい。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートシール可能なフランジを有する容
    器本体と、前記フランジにヒートシールして容器本体を
    密封する蓋材からなる密封容器において、前記蓋材は容
    器本体のフランジに中間材を介してヒートシールされて
    なり、該中間材は、多層材料で形成され、その片面が蓋
    材又はフランジ面の何れかと易剥離可能な弱接着部を形
    成し、該中間材の層間で前記弱接着部の内側端縁より容
    器の外側寄りに位置するように前記弱接着部より接着強
    度が強い強接着部が形成され、前記弱接着部の内側端縁
    のフランジ幅方向位置から前記強接着部の内側端縁まで
    がフランジ又は蓋材と接着しない非接着面若しくは前記
    弱接着強度よりも弱い接着強度で接着する微接着面とな
    っていることを特徴とする易開封性密封容器。
  2. 【請求項2】 前記中間材が、少なくとも2種類の中間
    材からなり、一方の中間材は他方の中間材に比して、外
    側縁が1mm未満短い、同じ或いはそれ以上の長さを有
    している請求項1に記載の易開封性密封容器。
  3. 【請求項3】 前記中間材は、幅広中間材と該幅広中間
    材よりも幅狭の幅狭中間材とから構成され、前記幅狭中
    間材の内側縁が前記幅広中間材の内側縁よりも容器外側
    寄りに位置するような位置関係で前記幅広中間材と幅狭
    中間材の重合面が強接着されて前記強接着部を構成し、
    前記非接着面若しくは微接着面が幅狭中間材と幅広中間
    材との積層によって幅広中間材の容器内側寄りにできる
    段差面によって形成される請求項1又は2に記載の易開
    封性密封容器。
  4. 【請求項4】 前記幅狭中間材及び前記幅広中間材がそ
    れぞれ多層材料で形成されている請求項3に記載の易開
    封性密封容器。
  5. 【請求項5】 前記中間材は、予め容器本体のフランジ
    にヒートシールされている請求項1〜4何れかに記載の
    易開封性密封容器。
  6. 【請求項6】 前記幅狭中間材が容器本体のフランジ面
    に埋め込まれている請求項1〜5何れかに記載の易開封
    性密封容器。
  7. 【請求項7】 前記幅広中間材が、層間で易剥離可能な
    多層材料で形成されている請求項3〜5の何れかに記載
    の易開封性密封容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013052918A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Toppan Printing Co Ltd 蓋熱融着容器および蓋熱融着装置

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JP2013052918A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Toppan Printing Co Ltd 蓋熱融着容器および蓋熱融着装置

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