JP2002192740A - ドット抜け検査を行う印刷装置 - Google Patents

ドット抜け検査を行う印刷装置

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JP2002192740A JP2000392196A JP2000392196A JP2002192740A JP 2002192740 A JP2002192740 A JP 2002192740A JP 2000392196 A JP2000392196 A JP 2000392196A JP 2000392196 A JP2000392196 A JP 2000392196A JP 2002192740 A JP2002192740 A JP 2002192740A
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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
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  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク滴の検出装置と印刷ヘッドのノズルと
の位置合わせを高精度に行うことなく、ノズルの検査を
行う。 【解決手段】インク滴の検出パルスであって連続するも
のの時間的間隔と所定の閾値とを比較判定し、その判定
結果を集計することにより、非動作ノズルの有無を特定
する。このように、インク滴の検出装置と印刷ヘッドと
の位置関係情報を用いることなく、非動作ノズルが存在
するか否かを決定できるので、インク滴検出装置と印刷
ヘッドとの位置合わせを高精度に行なう必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷装置におけ
るインク滴の吐出の有無を検査する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、複数のノズ
ルからインク滴を吐出して画像の印刷を行う。インクジ
ェットプリンタの印刷ヘッドには、多数のノズルが設け
られているが、インクの粘度の増加や気泡の混入等の原
因によって、いくつかのノズルが目詰まりしてインク滴
を吐出できない場合がある。ノズルが目詰まりすると画
像内にドットの抜けが生じ、画質を劣化させる原因とな
る。
【0003】インク滴の吐出の有無を検査する装置とし
ては、光を用いた検査装置が考案されている。このよう
な検査装置は、インク滴の検出装置と印刷ヘッドとを相
対的に移動させることにより、印刷ヘッド上に装備され
ている複数のノズルを検査する。この方法では、印刷ヘ
ッドを移動させてノズルを所定の位置に位置決めし、イ
ンク滴を吐出させて検査装置の光を遮蔽させることによ
って、各ノズルの動作を確認していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法では、インク滴の検出装置と印刷ヘッドのノズルとの
主走査方向の位置合わせを、高精度に行わなければなら
ないという問題があった。
【0005】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、インク滴の検出
装置と印刷ヘッドのノズルとの位置合わせを高精度に行
なわなくても、非動作ノズルを検出できる技術を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明は、
インク滴を吐出するための複数のノズルを副走査方向に
一直線上に並べたノズル列を備える印刷ヘッドを用いて
印刷を行う印刷装置であって、光を射出する発光部と、
前記発光部から射出された光を受ける受光部とを有し、
インク滴による前記光の遮蔽に応じて検出パルスを生成
するインク滴検出部と、前記印刷ヘッドと前記インク滴
検出部とのうちの少なくとも一方を移動させることによ
って、前記印刷ヘッドと前記インク滴検出部とを相対的
に移動させる送り機構と、前記印刷ヘッドと前記インク
滴検出部とが一定速度で相対的に移動している間におけ
る連続する前記検出パルスの時間的間隔と、あらかじめ
定められた第1の閾値と、を比較し、前記時間的間隔が
前記第1の閾値より小さいときは、当該時間的間隔をは
さむ二つの前記検出パルスを同一のノズルに関するもの
であると判定し、一方、前記時間的間隔が前記第1の閾
値を超えるときには、当該時間的間隔をはさむ二つの前
記検出パルスを異なるノズルに関するものであると判定
するとともに、前記判定に応じてインク滴を吐出した動
作ノズルの個数をカウントする検出パルス判定部と、前
記ノズル列のノズルのうちの検査対象となっている検査
対象ノズルの数と、前記ノズル列のノズルのうちの前記
動作ノズル数と、を比較し、前記動作ノズル数が前記検
査対象ノズル数より少ないときは、インク滴を吐出でき
ない非動作ノズルがあることを決定するノズル状態決定
部と、を備える。
【0007】この印刷装置では、検出パルスであって連
続するものの時間的間隔と所定の閾値とを比較判定し、
その判定結果を集計することにより、非動作ノズルの有
無を決定するので、インク滴の検出装置と印刷ヘッドの
ノズルとの位置合わせを高精度に行なわなくても、非動
作ノズルを検出することができる。
【0008】上記印刷装置において、前記検出パルス判
定部は、さらに、前記時間的間隔が前記第1の閾値より
も大きな第2の閾値以上のときは、当該時間的間隔をは
さむ二つの前記検出パルスに対応する二つのノズルの間
に、前記非動作ノズルを少なくとも一つ含む非動作ノズ
ル領域が存在するとのドット抜け判定を行い、前記ノズ
ル状態決定部は、さらに、前記ドット抜け判定に応じ
て、前記非動作ノズルがあることを決定するのが好まし
い。
【0009】検出された動作ノズル数が検査対象ノズル
数より少ないか否かの判定と、ドット抜け判定と、の論
理和でドットの抜けの有無を判断するので、非動作ノズ
ルの見落としの可能性をより少なくすることができる。
【0010】上記印刷装置において、前記印刷ヘッド
は、1回の前記印刷ヘッドと前記インク滴検出部との間
の前記相対的移動において検査対象となる複数の検査対
象ノズル列を有し、前記検出パルス判定部は、さらに、
前記時間的間隔が前記第2の閾値よりも大きな第3の閾
値以上のときは、前記ドット抜け判定は行わず、当該時
間的間隔をはさむ二つの前記検出パルスを異なるノズル
列に属するノズルに関するものであるとのノズル列検出
判定をするとともに、前記ノズル列検出判定に応じて、
前記動作ノズルが存在するノズル列の個数をカウント
し、前記ノズル状態決定部は、前記検出パルス判定部に
よって前記動作ノズルが存在すると判定された前記検査
対象ノズル列の各々について、前記相対的移動における
前記検査対象ノズルの数と、前記動作ノズル数と、を比
較し、前記動作ノズル数が前記検査対象ノズル数より少
ないとき、および、前記ドット抜け判定がなされたと
き、の少なくとも一方に該当する場合は、前記検査対象
ノズル列のいずれに前記非動作ノズルがあるかを決定す
るようにするのが好ましい。
【0011】こうすれば、たとえば、一つの主走査で複
数の検査対象ノズル列を検査した場合に、非動作ノズル
領域が存在するか否かの判定と、検出された動作ノズル
数が検査対象ノズル数より少ないか否かの判定と、の論
理和で、各検査対象ノズル列毎にドットの抜けの有無を
判断できる。
【0012】上記印刷装置において、前記印刷ヘッド
は、1回の前記印刷ヘッドと前記インク滴検出部との間
の前記相対的移動において検査対象となる複数の検査対
象ノズル列を有し、前記検出パルス判定部は、さらに、
前記時間的間隔が前記第1の閾値よりも大きな第3の閾
値以上のときは、当該時間的間隔をはさむ二つの前記検
出パルスを異なるノズル列に属するノズルに関するもの
であるとのノズル列検出判定をするとともに、前記ノズ
ル列検出判定に応じて、前記動作ノズルが存在するノズ
ル列の個数をカウントし、前記ノズル状態決定部は、前
記検出パルス判定部によって前記動作ノズルが存在する
と判定された前記検査対象ノズル列の各々について、前
記相対的移動における前記検査対象ノズルの数と、前記
動作ノズル数と、を比較し、前記動作ノズル数が前記検
査対象ノズル数より少ないときは、前記検査対象ノズル
列のいずれに前記非動作ノズルがあるかを決定するよう
にしても良い。
【0013】こうすれば、たとえば、一回の主走査で複
数の検査対象ノズル列を検査しても、検出された動作ノ
ズル数が検査対象ノズル数より少ないか否かの判定で、
各検査対象ノズル列毎にドットの抜けの有無を判断でき
る。
【0014】上記印刷装置において、前記検出パルス判
定部は、さらに、前記検査対象ノズルの中で、各ノズル
列の副走査方向の端部にそれぞれ最も近接した位置にあ
る端部ノズルからインクを吐出させるとともに、前記端
部ノズル以外のノズルからはインクを吐出させない状態
で、前記動作ノズルの個数をカウントし、前記ノズル状
態決定部は、さらに、前記端部ノズル数と前記動作ノズ
ル数とを比較し、前記動作ノズル数が前記端部ノズル数
より少ないときは、前記非動作ノズルがあることを決定
するのが好ましい。
【0015】こうすれば、端部ノズルのみからインクを
吐出させることによりその動作を確認できるので、ドッ
ト抜け判定では直接的には動作を確認できない端部ノズ
ルについて、検査の精度をより高めることができる。
【0016】上記印刷装置において、前記検出パルス判
定部は、さらに、前記ドット抜け判定の回数と前記動作
ノズル数との和と、前記検査対象ノズルの数と、を比較
し、一致しているときは非動作ノズルの位置が決定可能
であるとの決定可能判定を行うとともに、前記ドット抜
け判定の前後で検出された動作可能な前後ノズルの数
と、前記ドット抜け判定の前記判定の前後における前記
ドット抜け判定の回数である前後ドット抜け判定回数
と、をカウントし、前記ノズル状態決定部は、さらに、
前記決定可能判定がなされたときは、前記ドット抜け判
定毎の、前記動作可能な前後ノズルの数と前記前後ドッ
ト抜け判定回数と、に応じて、前記非動作ノズルの位置
を決定するのが好ましい。
【0017】こうすれば、複数のノズルのうち、いずれ
のノズルが非動作ノズルであるかをノズル単位で特定で
きるので、たとえば、他のノズルで替わりにドットを形
成するような補完動作を行うことも可能とすることがで
きる。
【0018】上記印刷装置において、前記検出パルス判
定部は、さらに、前記端部ノズルのうちの少なくとも一
方にある基準ノズルからインクを吐出させるとともに、
前記基準ノズル以外のノズルからインクを吐出させない
状態で、インク滴を吐出した動作可能な基準ノズルの個
数をカウントし、前記ドット抜け判定の回数と前記動作
ノズル数との和と、前記検査対象ノズルの数と、を比較
し、一致しているときは非動作ノズルの位置が決定可能
であるとの決定可能判定を行い、前記基準ノズルと前記
ドット抜け判定との間で検出された動作可能な中間ノズ
ルの数と、前記基準ノズルと前記ドット抜け判定の前記
判定との間における前記ドット抜け判定の回数である中
間ドット抜け判定回数と、をカウントし、前記ノズル状
態決定部は、さらに、前記基準ノズルの数と前記動作可
能な基準ノズルの数とを比較し、前記基準ノズル数と前
記動作可能な基準ノズル数とが一致するときは、前記基
準ノズルがすべて前記動作ノズルであることを決定する
とともに、前記決定可能判定がなされたときは、前記ド
ット抜け判定毎の、前記動作可能な中間ノズルの数と前
記中間ドット抜け判定回数と、に応じて、前記非動作ノ
ズルの位置を決定するのが好ましい。
【0019】こうすれば、端部ノズルにドット抜けがあ
る場合にも、非動作ノズルの位置を特定することができ
る。
【0020】上記印刷装置において、前記送り機構は、
前記印刷ヘッドと前記インク滴検出部との間の前記相対
的移動を複数回行うものであり、前記印刷ヘッドが備え
る複数のノズルは、前記相対的移動毎に検査対象となる
ノズルに分類されており、前記検出パルス判定部は、前
記相対的移動毎に前記判定を行い、前記ノズル状態決定
部は、さらに、前記相対的移動毎に行った前記判定に応
じて、前記複数のノズルについて決定するようにしても
良い。
【0021】こうすれば、各主走査において検査の対象
となるノズル間の距離を適切に離すことにより、あるノ
ズルの検査をしているときに、他のノズルが吐出したイ
ンク滴により光が遮蔽されるのを効果的に防止できる。
【0022】なお、本発明は、ノズルの吐出検査方法お
よび検査装置、印刷装置、それらの方法または装置の機
能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプロ
グラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒
体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現
化されたデータ信号、等の種々の形態で実現することが
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、実
施例に基づいて以下の順に説明する。 A.装置の構成: B.インク滴検出部の構成と原理: C.第1実施例: D.第2実施例: E.変形例:
【0024】A.装置の構成:図1は、本発明の一実施
例としてのカラーインクジェットプリンタ20の主要な
構成を示す概略斜視図である。このプリンタ20は、用
紙スタッカ22と、図示しないステップモータで駆動さ
れる紙送りローラ24と、プラテン板26と、キャリッ
ジ28と、ステップモータ30と、ステップモータ30
によって駆動される牽引ベルト32と、キャリッジ28
のためのガイドレール34とを備えている。キャリッジ
28には、多数のノズルを備えた印刷ヘッド36が搭載
されている。ステップモータ30は、キャリッジモータ
ともいう。
【0025】図1の右端におけるキャリッジ28の待機
位置にはインク滴検出部41が設けられている。インク
滴検出部41は、発光部41aと受光部41bとを備え
ており、光を利用してインク滴の飛行状態を調べること
によってインク滴を検出する。このインク滴検出部41
を用いた検査の詳細な内容については後述する。
【0026】印刷用紙Pは、用紙スタッカ22から紙送
りローラ24によって巻き取られて、プラテン板26の
表面上を副走査方向へ送られる。キャリッジ28は、ス
テップモータ30により駆動される牽引ベルト32に牽
引されて、ガイドレール34に沿って主走査方向に移動
する。主走査方向は、副走査方向に垂直である。
【0027】図2は、プリンタ20の電気的な構成を示
すブロック図である。プリンタ20は、ホストコンピュ
ータ100から供給された信号を受信する受信バッファ
メモリ50と、印刷データを格納するイメージバッファ
52と、プリンタ20全体の動作を制御するシステムコ
ントローラ54と、メインメモリ56とを備えている。
システムコントローラ54には、キャリッジモータ30
を駆動する主走査駆動ドライバ61と、紙送りモータ3
1を駆動する副走査駆動ドライバ62と、インク滴検出
部41を備えるドット抜け検査部40を駆動する検査部
ドライバ64と、印刷ヘッド36を駆動するヘッド駆動
ドライバ66とが接続されている。
【0028】ホストコンピュータ100のプリンタドラ
イバ(図示せず)は、ユーザの指定した印刷モード(高
速印刷モード、高画質印刷モード等)に基づいて、印刷
動作を規定する各種のパラメータ値を決定する。このプ
リンタドライバは、さらに、これらのパラメータ値に基
づいて、その印刷モードで印刷を行うための印刷データ
を生成して、プリンタ20に転送する。転送された印刷
データは、一旦、受信バッファメモリ50に蓄えられ
る。プリンタ20内では、システムコントローラ54
が、受信バッファメモリ50から印刷データの中から必
要な情報を読取り、これに基づいて、各ドライバに対し
て制御信号を送る。
【0029】イメージバッファ52には、受信バッファ
メモリ50で受信された印刷データを色成分毎に分解し
て得られた複数の色成分の印刷データが格納される。ヘ
ッド駆動ドライバ66は、システムコントローラ54か
らの制御信号に従って、イメージバッファ52から各色
成分の印刷データを読出し、これに応じて印刷ヘッド3
6に設けられた各色のノズルアレイを駆動する。
【0030】なお、システムコントローラ54は、メイ
ンメモリ56内に記憶されているコンピュータプログラ
ムを実行することによって、ドット抜け検査機能と、ド
ット抜け検査部40の調整機能とを含む種々の機能を実
現している。
【0031】システムコントローラ54の各種の機能を
実現するコンピュータプログラムは、フレキシブルディ
スクやCD−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な
記録媒体に記録された形態で提供される。ホストコンピ
ュータ100は、その記録媒体からコンピュータプログ
ラムを読み取ってプリンタ20のメインメモリ56に転
送することができる。
【0032】なお、この発明における「記録媒体」とし
ては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気デ
ィスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカー
ド、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピ
ュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)
および外部記憶装置等の、コンピュータが読取り可能な
種々の媒体を利用できる。
【0033】B.インク滴検出部の構成と原理:図3
は、インク滴検出部41の構成と、その検査方法(飛行
滴検査法)の原理を示す説明図である。図3は、印刷ヘ
ッド36を下面側から見た図であり、印刷ヘッド36の
6色分のノズルアレイ(ノズル列ともいう)と、インク
滴検出部41を構成する発光部41aおよび受光部41
bが描かれている。
【0034】印刷ヘッド36の下面には、ブラックイン
クを吐出するためのブラックインクノズル群KD と、濃
シアンインクを吐出するための濃シアンインクノズル群
Dと、淡シアンインクを吐出するための淡シアンイン
クノズル群CL と、濃マゼンタインクを吐出するための
濃マゼンタインクノズル群MD と、淡マゼンタインクを
吐出するための淡マゼンタインクノズル群ML と、ダー
クイエロインクを吐出するためのダークイエロインクノ
ズル群YD とが形成されている。
【0035】なお、各ノズル群を示す符号における最初
のアルファベットの大文字はインク色を意味しており、
また、添え字の「D 」は濃度が比較的高いインクである
ことを、添え字の「L 」は濃度が比較的低いインクであ
ることを、それぞれ意味している。
【0036】 各ノズル群の複数のノズル
は副走査方向SSに沿ってそれぞれ整列している。印刷
時には、キャリッジ28(図1)とともに印刷ヘッド3
6が主走査方向MSに移動しつつ、各ノズルからインク
滴が吐出される。
【0037】発光部41aは、外径が約1mm以下の光
束Lを射出するレーザダイオードである。発光部41a
と受光部41bの向きは、レーザ光Lの進行方向が副走
査方向SSからやや傾いた方向になるように調整されて
いる。この角度の設定方法については後述する。
【0038】ドット抜け検査の際には、レーザ光Lを射
出しながら印刷ヘッド36を一定速度でゆっくりと主走
査方向に移動させ、検査対象となるノズルを順次駆動し
てインク滴を吐出させることによって検査を実行する。
このようにすると、仮にいくつかのノズルから吐出され
るインク滴が規定の位置や方向から多少それたときに
も、そのノズルの目詰まりを検査することが可能である
という利点がある。
【0039】C.第1実施例:図4は、ドット抜け検査
部の電気的な構成を示すブロック図である。ドット抜け
検査部40は、レーザ光Lのインク滴による遮蔽に応じ
て検出パルスを生成するインク滴検出部41と、この検
出パルスの時間的間隔とあらかじめ定められた所定の閾
値(後述する)とを比較して、所定の判定を行いその結
果をカウントアップする検出パルス判定部42と、カウ
ントされた判定の集計結果に基づいてノズルの目詰まり
の有無(すなわちドット抜けの有無)を決定するノズル
状態決定部43と、を備える。
【0040】検出パルス判定部42には、タイマ45が
接続されている。検出パルス判定部42は、タイマ45
を使用して、インク滴検出部41が生成したパルスの時
間的間隔を計測する。
【0041】図5及び図6は、レーザ光Lのビーム内に
吐出されるインク滴と、それを検出する信号波形を示す
説明図である。図5(a)の左側には、一つのノズル列
を示し、右側には、このノズル列が吐出するインク滴と
レーザ光Lのビームを示す。ここでは説明を容易にする
ため、1列48個のノズル列を6列有する印刷ヘッド3
6に代えて、1列9個のノズル列を同じく6列有する印
刷ヘッド36a(詳細については後述する)を使用す
る。この印刷ヘッド36aの各ノズル列には、9個のノ
ズルが備えられている。9個のノズルのうち、検査対象
として選択されている#3(図示せず)、#6、#9の
ノズルのみがインク滴を吐出している。
【0042】図5の(b)(c)には、インク滴による
レーザ光Lの遮蔽に応じてインク滴検出部41が生成す
るインク滴検出パルスの波形を示している。図5の状態
では、#9ノズルが吐出するインク滴がレーザ光Lを遮
っている。図5(b)に示すように、6個の吐出インク
滴がレーザ光Lを遮り、これに応じて6回のインク滴検
出パルスが生成されている。図5(c)は、図5(b)
の波形を拡大したものである。この図から分かるよう
に、同一のノズルに関する複数のインク滴検出パルス
は、インクの吐出の周期に応じた短い時間間隔tiで生
じている。
【0043】図6は、図5から少し時間が経過した後の
状態を示している。図6の状態では、#6ノズルが吐出
するインク滴がレーザ光Lを遮っている。#6ノズルが
吐出するインク滴による最初の検出パルスの立ち上がり
エッジは、#9ノズルによる最後の検出パルスの立ち下
がりエッジからtn時間経てから検出される。時間tn
は、異なる検査対象ノズルにより吐出されたインク滴に
応じて生成されるインク滴検出パルスの時間的間隔であ
る。この時間tnは、検査対象としてインク滴を吐出さ
せるノズルの選択により自由に設定できる。この例で
は、#7、#8ノズルを検査対象から外し、#9ノズル
に隣接する検査対象ノズルとして#6ノズルを選んでい
る。このように、時間tnは、同一のノズルから吐出さ
れたインク滴に応じて生成された検出パルスの時間的間
隔である時間tiに比較して大きく設定されており、こ
れにより、同一のノズルが吐出したインク滴か異なるノ
ズルが吐出したインク滴かを判別できるようになってい
る。なお、検査対象ノズルの選択方法の詳細については
後述する。
【0044】図7は、複数のノズル列に渡る信号波形を
示す説明図である。図7(a)に示す信号波形は、図6
(b)から、さらに少し時間が経過した後の波形をも示
したものである。図7(b)は、図7(a)に示す信号
波形を拡大したものである。ここで、時間tcは、ノズ
ル列とノズル列との間をレーザ光Lが相対的に移動する
時間である。また、前述のように、時間tiは、同一の
ノズルから吐出されたインク滴に応じて生成された検出
パルスの時間的間隔である。時間tnは、異なる検査対
象ノズルにより吐出されたインク滴に応じて生成される
インク滴検出パルスの時間的間隔である。時間tn、t
cは、検査対象ノズルや検査対象ノズル列の選択によっ
て設定できる。この設定の詳細については後述する。
【0045】図8は、非動作ノズルが存在するノズル列
を特定するための処理を示すフローチャートである。こ
の処理では、非動作ノズルをノズル単位で特定するので
はなく、いずれのノズル列に非動作ノズルが存在するか
を特定する。どのノズル列に非動作ノズルが存在するか
が特定できれば、ノズル列単位でノズルクリーニングを
行う際に有益である。
【0046】ステップS101では、システムコントロ
ーラ54からの指令を受けた主走査駆動ドライバ61
が、キャリッジモータ30を駆動してキャリッジ28の
主走査を開始する。本実施例のドット抜け検査では、印
刷ヘッド36を搭載したキャリッジ28を主走査方向に
移動させることにより、印刷ヘッド36とインク滴検出
部41とを相対的に移動させている。ステップS102
では、レーザの照射を開始する。レーザの照射は、たと
えば、印刷ヘッド36の少なくとも一つのノズルがレー
ザ光Lの近傍に達したときには、インク滴が安定して検
出できるようなタイミングで開始する。
【0047】ステップS103では、検査対象となる複
数のノズルがインク滴の吐出を開始する。本発明の実施
例では、説明を容易にするため、レーザの照射が行われ
ているときは、常時、複数のノズルからインク滴を吐出
するものとしている。ただし、インク滴の吐出は、検査
の対象となっているノズルがレーザ光Lの近傍に達した
ときに行っていれば足り、このような吐出ができれば方
法は問わない。インク滴の吐出の開始の後、レーザ光L
のビームは、印刷ヘッド36に備えられたノズルがイン
ク滴を吐出する領域に入ってくる。
【0048】ステップS104では、検出パルス判定部
42は、判定した回数をカウントアップする。この判定
は、インク滴検出部41が生成する検出パルスの時間的
間隔を、あらかじめ定められた閾値と比較することによ
り行う。この閾値については後述する。
【0049】図9は、本発明の第1実施例における判定
回数を集計するための処理を示すフローチャートであ
る。ステップS201では、インク滴検出部41が、イ
ンク滴によるレーザ光Lの最初の遮蔽に応じて、最初の
インク滴検出パルスを生成する。この検出パルスは、イ
ンク滴検出部41から検出パルス判定部42(図4)に
送られる。ステップS202では、検出パルス判定部4
2は、このインク滴検出パルスの立ち下がりエッジ(図
5)に応じて、タイマ45をスタートさせる。これによ
り、検出パルス間の時間の最初の計測が開始される。
【0050】ステップS203では、インク滴検出部4
1が、インク滴によるレーザ光Lの新たな遮蔽に応じ
て、次のインク滴検出パルスを生成する。この検出パル
スを受信した検出パルス判定部42は、インク滴検出パ
ルスの立ち上がりエッジに応じて、タイマ45をストッ
プさせる。これにより、最初の検出パルスの立ち下がり
エッジから次の検出パルスの立ち上がりエッジ(図5)
までの時間tiが計測できる。この時間tiは、同一の
ノズルから吐出されたインク滴に応じて生成された検出
パルスの時間的間隔である。なお、本明細書では、タイ
マによる実際の計測値をtmとする。
【0051】なお、この例では、検出パルス判定部42
は、タイマを、検出パルスの立ち下がりエッジでスター
トさせ、検出パルスの立ち上がりエッジでストップさせ
ている。しかし、これに限らず、連続する検出パルスの
時間的間隔を計測できるものであればどのようなタイミ
ングでも良い。たとえば、タイマのスタートとストップ
の双方を、検出パルスの立ち上がりエッジで行っても良
い。
【0052】ステップS205では、検出パルス判定部
42は、タイマにより計測された時間tmが第1の閾値
t1以上か否かの第1の判定を行う。この第1の閾値t
1は、連続する検出パルスが、同一のノズルによる吐出
インク滴に応じて生成されたものであるか、あるいは異
なるノズルによる吐出インク滴に応じて生成されたもの
であるかを判定する基準となる時間である。この第1の
閾値t1は、常に、同一のノズルに起因する検出パルス
間の時間tiより大きく、異なるノズルに起因する検出
パルス間の時間tnより小さい時間となるように設定さ
れている。
【0053】検出パルス判定部42は、タイマが計測し
た時間tmが第1の閾値t1より小さいときは、連続す
る検出パルスは同一のノズルに起因するものと判定し、
ステップS212に進む。ステップS212では、タイ
マをリセットし、その検出パルスの立ち下がりエッジ
で、再びタイマをスタートさせる(ステップS20
2)。タイマが計測した時間tmが第1の閾値t1以上
の時は、検出パルス判定部42は、異なるノズルが吐出
したインクによる検出パルスと判定し、ステップS20
6に進む。
【0054】ステップS206では、検出パルス判定部
42は、判定結果をカウントアップする。このカウント
アップした数は、連続する検出パルスが異なるノズルに
起因するものであるとの判定の数なので、検査対象であ
って、かつ、正常に作動しているノズル数より1だけ少
ない数に相当することになる。たとえば、カウントアッ
プ数が1回のときは、2個の異なる動作ノズルが検出さ
れていることになる。
【0055】ステップS207では、検出パルス判定部
42は、タイマが計測した時間tmが第2の閾値t2以
上か否かの第2の判定を行う。この第2の閾値t2は、
常に、同一ノズル列の異なるノズルの間の時間的間隔t
n(図7)より大きく、かつ、異なるノズル列に属する
ノズルの間の時間的間隔tcよりも小さい時間として設
定されている。タイマが計測した時間tmが第2の閾値
t2より小さい時は、検出パルス判定部42は、その二
つの検出されたノズルの間には、非動作ノズル領域がな
いものと判定し、ステップS212に進む。ここで、
「非動作ノズル領域」とは、検査対象ノズルが非動作ノ
ズルである領域をいう。一方、タイマが計測した時間t
mが第2の閾値t2以上の時は、ステップS208に進
む。なお、タイマが計測した時間tmが第2の閾値t2
以上の時は、検出された二つのノズルの間に、非動作ノ
ズル領域またはノズル列とノズル列との間隔のいずれか
が存在していることになる。
【0056】ステップS208では、検出パルス判定部
42は、タイマが計測した時間tmが第3の閾値t3以
上か否かの第3の判定を行う。この第3の閾値t3は、
主走査中にノズル列が替わったか否かを判断するための
ものである。ノズル列検出判定とも呼ぶ。すなわち、連
続する検出パルスが、同一のノズル列に属するノズルが
吐出したインク滴に応じて生成されたものであるか、あ
るいは異なるノズル列に属するノズルが吐出したインク
滴に応じて生成されたものであるかを判定する基準とな
る時間である。この第3の閾値t3は、常に、時間tc
(図7)より小さい時間として設定されている。
【0057】検出パルス判定部42は、タイマが計測し
た時間tmが第3の閾値t3より小さい時は、連続する
検出パルスは同一ノズル列に起因するものであり、その
ノズル列に非動作ノズル領域が存在する旨を判定する。
この判定を、ドット抜け判定と呼ぶ。一方、タイマが計
測した時間tmが第3の閾値t3以上の時は、検出パル
ス判定部42は、連続する検出パルスは異なるノズル列
に属するノズルに起因するものと判定する。この判定
を、ノズル列検出判定と呼ぶ。
【0058】ステップS209では、検出パルス判定部
42は、非動作ノズル領域がある旨の判定をカウントア
ップする。ただし、この判定で検出できるのはドット抜
け(非動作ノズル)が存在する領域の数であるため、非
動作ノズルが複数個連続して存在するときに、この判定
結果から直接その非動作ノズルの数を求めることはでき
ない。
【0059】ステップS210では、検出パルス判定部
42は、別のノズル列に移動した旨の判定をカウントア
ップする。この判定の数は、異なるノズル列に属するノ
ズルに起因する検出パルスであるとの判定の数なので、
検出されたノズル列の数より1だけ少ない数に相当する
ことになる。
【0060】また、ステップS210では、ドット抜け
検査部40は、ステップS206でカウントアップした
動作ノズルの数を、そのノズル列で正常に作動している
検査対象ノズルとして、メインメモリ56(図4)に記
憶させる。この処理は、検査部ドライバ64とシステム
コントローラ54とを経由して行われる。この記憶の完
了が確認されると、検出パルス判定部42は、次のノズ
ル列のノズル数をカウントアップするために、ノズル数
のカウントをリセットする。このようにして、各ノズル
列ごとに正常に作動している検査対象ノズルをカウント
アップする。
【0061】ステップS213では、検出パルス判定部
42は、検出されたノズル列の数と、検査対象となって
いるノズル列の数とを比較する。この結果、検出された
ノズル列の数が検査対象となっているノズル列の数と一
致したときは、その主走査において検査対象となってい
る最後のノズル列の検査を行っていると判断する。そし
て、この判断の後のステップS208では、次の検出パ
ルスが検出されなくても、タイマが計測した時間tmが
第3の閾値t3以上となった時点で判定回数の集計は終
了する。そして、ステップS105に進む。一方、検出
されたノズル列の数が検査対象となっているノズル列の
数より少ない数のときは、ステップS212に進む。
【0062】ステップS212では、前述のように、タ
イマをリセットし、その検出パルスの立ち下がりエッジ
で、再びタイマをスタートさせる(ステップS20
2)。
【0063】図10は、判定回数を集計するための処理
の別の例を示すフローチャートである。この処理の例
は、1回の主走査においてドット抜けの検査の対象とな
るノズル列が一列のみである点で図9に示す処理と異な
る。この結果、主走査中にノズル列が替わったかどうか
の判定が不要となる。このため、ノズル列のカウントを
行うステップS210が、図9に示すフローチャートか
ら削除されている。
【0064】また、図9に示す処理において、ノズル列
が替わったかどうかを判断するステップS208が、検
査が終了したかどうかを判断するステップS215に置
き換えられている。このステップS215では、検出パ
ルス判定部42が、検査を終了するか否かを判定する。
この判定は、タイマが計測した時間tmが第4の閾値t
4以上となったか否かで行う。この第4の閾値t4は、
その主走査において検査対象となっているすべてのノズ
ルを通過したことを判定できるように十分長い時間とし
て設定されている。
【0065】図9に示す判定回数の集計処理を、複数の
グループに分けられた検査対象ノズルに対して、各グル
ープ毎に繰り返して行うことで(すなわち、主走査を繰
り返す)、すべてのノズルに関する判定結果を取得する
ことができる。複数のグループに分けられている理由
は、以下のとおりである。
【0066】図11は、本発明の実施例におけるノズル
のグループ分けの状態を示す説明図である。ここでも説
明を容易にするため、1列48個のノズル列を6列有す
る印刷ヘッド36に代えて、1列9個のノズル列を同じ
く6列有する印刷ヘッド36aを使用している。印刷ヘ
ッド36a上の○は各ノズルの位置を示す。各ノズル
は、グループ分けがなされており、○の中の数字は、各
ノズルが属するグループの番号である。たとえば、ダー
クイエロインクノズル群YD の#3、#6、#9の各ノ
ズルは、第1グループに属する。
【0067】印刷ヘッド36a上の複数のノズルをグル
ープ分けしたのは、以下の理由によるものである。この
実施例では、検査対象となるノズルから吐出されたイン
ク滴がレーザ光Lを遮り、これにより光量が減少するこ
とを原理とする。したがって、検出を確実にするために
は、あるノズルの動作を確認する際に、その他のノズル
が吐出したインク滴がレーザ光Lを遮らないようにする
のが望ましい。この方法の一つとして、この例では、複
数のノズルをグループ分けし、グループ毎に別個の主走
査で検査を行っている。
【0068】具体例として、ある主走査において、第1
グループのノズル(○の中の数字が1のもの)を検査す
る場合を想定する。この場合、第1グループのノズルの
みがインク滴を吐出する。印刷ヘッド36aが主走査方
向(MS)に移動すると、レーザ光Lは、まず、ダーク
イエロインクノズル群YD の#9ノズルが吐出するイン
ク滴に遮られる。そして、レーザ光Lは、ダークイエロ
インクノズル群YD の#6、#3の各ノズルがインク滴
を吐出する領域に到達する。この際、レーザ光Lは、第
1グループの他のノズルがインク滴を吐出する領域には
入らない。
【0069】このように、グループ分けを適切に行なえ
ば、検査対象ノズルが十分に離れるので、一つのノズル
の動作を確認する際に、その他のノズルが吐出したイン
ク滴がレーザ光Lを遮らないようにすることができる。
【0070】グループ分けの決定には、ノズル数をカウ
ントアップするための第1の閾値t1の成立性も考慮す
る。ノズル数をカウントアップするために、第1の閾値
t1は、常に、同一ノズルに起因する検出パルスの間の
時間tiより大きく、異なるノズルに起因する検出パル
スの間の時間tnより小さい領域内に設定されている。
したがって、このような領域が存在するように時間tn
を大きくするため、検査対象ノズルの間隔が十分に広く
なるように設定される。
【0071】グループ分けの決定には、さらに、ノズル
列の数をカウントアップするための第3の閾値t3の成
立性も考慮する。この第3の閾値t3は、タイマが計測
した時間tmがこの値以上のときは、レーザ光Lが別の
ノズル列に移ったことを判定するための基準となる値で
ある。あるノズル列から別のノズル列に移動するまでの
時間tcは、主走査速度が一定であることを考慮する
と、検査対象となるノズル列の距離的間隔に比例する。
したがって、グループ分けの決定では、第3の閾値t3
により判定できるように、検査対象ノズル列の間隔を十
分に広く設定する。また、現実にタイマが計測する時間
tmは、前述のように、ドット抜けによっても長くなる
ので、これも考慮するのが好ましい。
【0072】図11に示した例では、ダークイエロイン
クノズル群YD と、濃マゼンタインクノズル群MD と、
濃シアンインクノズル群CD とが検査対象ノズル列とな
っている。しかし、要すれば、たとえば、ダークイエロ
インクノズル群YD と、濃シアンインクノズル群CD
を検査対象ノズル群として設定し、時間tcをさらに大
きくすることもできる。
【0073】ただし、各グループの検査は別個の主走査
で行われるため、グループの数を増やすと、検査で行わ
れる主走査の数が増えて検査の時間が長くなる傾向にあ
る。したがって、グループの数は、確実に検査ができる
範囲で最小限にするように設定するのが好ましい。
【0074】一方、レーザ光Lとノズル列との角度は、
以下のトレードオフを考慮して設定する。 (1)角度を大きくすると、一つのノズル列の中で検査
の対象とするノズル数を多く設定できる。しかし、検査
の対象とできるノズル列の数が少なくなる。 (2)角度を小さくすると角度が大きい場合と逆にな
る。すなわち、検査の対象とするノズル列の数を多く設
定できるが、一つのノズル列の中で検査の対象とできる
ノズルの数が少なくなる。この設定は、1回の主走査で
検査できるノズルの数をできるだけ多くするように行う
のが望ましい。
【0075】図9に示す判定回数の集計が終了すると、
ステップS105(図8)に進む。ステップS105で
は、ノズル状態決定部43は、非動作ノズルのあるノズ
ル列を決定する。この決定は、まず、(1)「連続する
検出パルスは、同一のノズル列に属するノズルが吐出し
たインク滴に応じて生成されたもの」との判定と、
(2)「検出された動作ノズルの数と検査対象ノズルの
数との比較」と、から決定できる。「連続する検出パル
スが同一のノズル列に属するノズルが吐出したインク滴
に応じて生成されたもの」ことは、時間tmが第3の閾
値t3より小さいことで、ステップS208において判
定されている。これにより、まず、ノズル列が特定され
る。「検出された動作ノズルの数と検査対象ノズルの数
との比較」は、時間tmが第1の閾値t1以上(ステッ
プS205)という判定の数と検査対象ノズル数とを比
較して判断する。この結果、ステップS205で検出さ
れた動作ノズル数が検査対象ノズル数より少ないとき
は、その特定されたノズル列に非動作ノズルが存在する
ことが分かる。
【0076】ステップS105では、さらに、ノズル状
態決定部43は、別の方法で非動作ノズルのあるノズル
列を決定する。この決定は、「非動作ノズル領域があ
る」とのドット抜け判定を用いる。「非動作ノズル領域
がある」ことは、時間tmが第2の閾値t2以上であり
(ステップS207)、第3の閾値t3より小さい(ス
テップS208)ことにより判定されている。これによ
っても、非作動ノズル列が存在するノズル列の特定が可
能となっている。この結果、ノズル数の比較による上記
の方法の結果と直接ドット抜けを検出するこの方法の結
果との論理和を取れば、ドット抜け検出の見落としを少
なくすることができる。すなわち、ノズル状態決定部4
3は、少なくともいずれか一方の方法で非動作ノズルが
あると判定されたら、非動作ノズルがあると決定するこ
とになる。
【0077】図12は、判定回数の集計結果の例を示す
表である。この集計結果は、複数回の主走査で得られた
検査結果を集計したものである。検査対象ノズル数は、
検査の対象としているすべてのノズルの数であり、この
例では、印刷ヘッド36aに装備されたすべてのノズル
を検査対象ノズルとしている。各表のブラック、シアン
等は、各色のノズル列を意味する。このノズル列の特定
は、ステップS210(図9)でカウントされた数と、
あらかじめ定められているノズル列の検査の順序と、に
基づいて行う。
【0078】図12(a)は、非動作ノズルがない場合
に本実施例の検査方法で集計されると想定される結果で
ある。前述のように、この例では、印刷ヘッド36aに
装備されたすべてのノズルを検査対象ノズルとしている
ので、各ノズル列の検査対象ノズルの数は9個である。
一方、検出された動作ノズル数もすべてのノズル列にお
いて9個である。このように、吐出インク滴により検出
されたノズルの数と検査対象ノズルの数とが一致するの
で、非動作ノズルがないことを示している。
【0079】ま非動作ノズル領域数は、いずれのノズル
列についても0である。このことは、どのノズル列にも
非動作ノズルが存在する領域がないことを意味する。こ
のように、非動作ノズルの有無は、これらの二つの方法
により確認することができる。
【0080】図12(b)は、ブラックインクのノズル
列の端部ノズルでないノズルに非動作ノズルが1個ある
と仮定したときに、本実施例の検査方法で集計されると
想定している結果である。ここで、端部ノズルとは、検
査対象ノズルの中で、各ノズル列の副走査方向の端部に
それぞれ最も近接した位置にあるノズルをいう。たとえ
ば、図11に示した例では、ダークイエロノズル列の第
1グループの端部ノズルは#3、#9ノズルであり、こ
のノズル列の第3グループの端部ノズルは#2、#8ノ
ズルである。
【0081】図12(b)に示した例では、ブラックイ
ンクのノズル列において検出されたノズル数が、検査対
象ノズル数より1個だけ少ない。また、検出された非動
作ノズル領域域数も、ブラックのノズル列については一
カ所である。このように、一方では、ブラックのノズル
列に非動作ノズルが1個あることを示し、他方では非動
作ノズルがある領域が一カ所あることを示しており、整
合がとれている。
【0082】図12(c)は、シアンインクのノズル列
の端部ノズルに非動作ノズルが1個あると仮定した場合
に本実施例の検査方法で集計されると想定される結果で
ある。この例では、シアンインクのノズル列において、
図12(b)の例と同様に、検出された動作ノズル数が
検査対象ノズル数より1個だけ少ない。しかし非動作ノ
ズル領域領域は検出されていない。このように、一方で
は、シアンインクのノズル列に非動作ノズルがあること
を示し、端部ノズルでないノズルには非動作ノズルがな
いことを示している。
【0083】以上説明したように、検出ノズル数(検出
された動作ノズル数)と検査対象ノズル数とを比較し、
検出ノズル数が検査対象ノズル数より少ないときは、そ
のノズル列に非動作ノズルが存在することが判定でき
る。このように、インク滴の検出装置と印刷ヘッドとの
位置関係情報を用いることなく、検査対象ノズルに非動
作ノズルが存在するか否かを決定できるので、インク滴
検出装置と印刷ヘッドとの位置合わせを高精度に行なう
必要がないという利点がある。
【0084】また、端部ノズル以外のノズルに非動作ノ
ズルがある場合には、検出ドット抜け数として非動作ノ
ズルが直接検出できる。このように、この発明では、二
つの別個の方法により、非動作ノズルを検出することも
できる。この非動作ノズルの検出を利用して、前者によ
る判定との論理和を取って判断すれば2重にチェックで
きるので、端部ノズル以外のノズルについては、非動作
ノズルの見落としが減ることになる。
【0085】さらに、全部のノズルの検査に先立って、
端部ノズルの動作をあらかじめ確認しておくのが好まし
い。こうすれば、端部ノズルについても2重に動作を確
認できることになるので、検出精度がさらに向上するか
らである。なお、端部ノズルの動作の確認は、端部ノズ
ルのみにインク滴を吐出させて、動作ノズルを検出し、
その集計結果とその端部ノズルの数が一致することで可
能である。
【0086】D.第2実施例:図13は、非動作ノズル
をノズル単位で特定するための処理を示すフローチャー
トである。どのノズルが非動作ノズルであるかを特定で
きると、たとえば、非動作ノズルで形成すべきドットを
他のノズルで補完することができるという利点がある。
なお、この補完動作については、本出願人により開示さ
れた特開2000−263772号公報に詳述されてい
るので、ここではその説明は省略する。
【0087】ステップS301では、各ノズル列の検査
対象ノズルのうちの少なくとも一方の端部ノズルの動作
を確認する。端部ノズルの動作を最初に確認する理由に
ついては後述する。
【0088】非動作ノズルの位置の特定は、以下のよう
にして行う。たとえば、あるノズル列に1回の主走査に
おける検査対象ノズルが50個あり、そのうち最初に検
査されるノズルである端部ノズルの少なくとも一方の動
作が後述の方法で確認されているものとする。この動作
が確認されたノズルを基準ノズルと呼ぶ。ここで、25
番目のノズルがドット抜けを生じているものと仮定する
と、検査において、基準ノズルも含めて24個の動作ノ
ズルが検出された後に非動作ノズル領域が検出されるこ
とになる。この結果、25番目のノズルから非動作ノズ
ル領域が始まっていることが決定できる。
【0089】ステップS302では、ドット抜け検査部
40は、前述の実施例と同様の検査を行い、判定データ
を集計する。ただし、この第2実施例では、非動作ノズ
ル領域と、その前後に検出された動作ノズルの個数も集
計する。ステップS303では、判定データを分析し
て、非動作ノズルの位置の特定を行う。この特定は主走
査毎に行う。
【0090】図14は、本発明の第2実施例における判
定回数の集計結果の例を示す表である。この表では、一
つのノズル列についてのデータを抽出したものであり、
この例では、1回の主走査における検査対象ノズル数は
50個である。ドット抜け検出は、ステップS207、
S208(図9)で行われるものと同じである。図14
中のドット抜け判定前検出ノズル数とは、ドット抜け検
出の前にカウントされたノズル数である。ドット抜け判
定後検出ノズル数とは、ドット抜け検出からノズル列の
最後のノズルまでにカウントされる動作ノズル数であ
る。
【0091】図14(a)は、22番ノズルに非動作ノ
ズルがある場合に想定される集計結果を示す表である。
この例では、非動作ノズルが存在する領域が1回検出さ
れており、動作ノズルは49個検出されているので、5
0個のノズルの動作が特定されていることになる。一
方、検査対象のノズル数は、50個であるので、すべて
の検査対象ノズルの動作が決定できることが分かる。
【0092】なお、検査対象ノズル数は50個であり、
非動作ノズルが存在する領域が1回検出されており、動
作ノズルは49個検出されているので、ドット抜け判定
で検出できる非動作ノズルは端部ノズルでないことを考
慮すると、端部ノズルはいずれも動作ノズルであるとい
うことが確認できる。
【0093】図14(a)に示すように、1回目のドッ
ト抜けの前に21個の動作ノズルが検出されている一
方、端部ノズルはいずれも動作ノズルであることが確認
されているので、22番目のノズルから非動作ノズル領
域が始まっていることが決定できる。一方、検出された
動作ノズル数と検査対象ノズル数との差は1であるの
で、非動作ノズルが1個であることが分かる。この結
果、22番目のノズルのみが非動作ノズルであることが
特定できる。このように、この第2実施例では、非動作
ノズルの位置をノズル単位で特定することができる。
【0094】ただし、この例と異なり、端部ノズルの一
方にドット抜けがある場合は、いずれの端部ノズルにド
ット抜けがあるかは、ドット抜け判定では特定できな
い。端部ノズルにドット抜けがあっても、ドット抜け判
定はなされないからである。このため、いずれか一方の
端部ノズルを基準ノズルとして、別途その動作の確認を
行うのが好ましい。これがステップS301(図13)
で端部ノズルの動作を最初に確認する理由である。
【0095】なお、基準ノズルである1番目のノズルの
動作が確認できず、かつ、ドット抜けを生じていたとす
ると、1番目のノズルのドット抜けは直接的には検出で
きないので、本実施例の検査装置では2番目のノズルが
最初のノズルと認識される。この結果、25番目のノズ
ルがドット抜けを生じているのに、24番目のノズルが
ドット抜けを生じていると判定するおそれもあることに
なる。
【0096】基準ノズルの動作の直接的な確認は、各ノ
ズル列の少なくとも一端の端部ノズルのみにインク滴を
吐出させ、他のノズルにはインク滴を吐出させない状態
で検査を行うことにより行う。この検査の結果、インク
滴を吐出している基準ノズルと検出された動作ノズルの
数とを比較し、一致していれば検査の対象としたすべて
の基準ノズルの動作が確認されたことになる。たとえ
ば、ノズル列が6列あるときは、6個の基準ノズルのみ
インク滴を吐出させ、検査で6個のノズルが検出されれ
ばその動作が確認されたことになる。基準ノズルにドッ
ト抜けを生じているときは、たとえば、ノズルクリーニ
ングを行う。なお、この方法で動作を確認した方の端部
ノズルでない方を基準ノズルとして、他の非動作ノズル
の位置を特定しても良い。
【0097】このようにすれば、端部ノズルに非動作ノ
ズルがあっても、その位置を特定できるので、端部ノズ
ルの一方の動作を確認するのが好ましい。ただし、たと
えば、非動作ノズルの位置が特定できないときにはクリ
ーニングを行うようなシーケンスとして、端部ノズルの
動作を確認しない方法を利用することもできる。この方
法は、基準ノズルの動作の直接的な確認を省略できるの
で、全ノズルに占める端部ノズルの割合が小さいときに
利点が大きな方法である。
【0098】図14(b)は、連続しない3個のノズル
にドット抜けがある場合に想定される集計結果を示す表
である。この例では、非動作ノズルが3個検出されてお
り、ノズルは47個検出されているので、50個のノズ
ルの動作が特定されていることになる。したがって、こ
の例でも、すべての検査対象ノズルの動作が判定されて
いることが分かる。
【0099】まず、前述のように、非動作ノズルの数
は、検査対象ノズル数から検出された動作ノズル数を減
ずることにより求めることができ、この例では3個であ
る。一方、非動作ノズル領域数は3カ所である。この結
果、各非動作ノズル領域にはそれぞれ1個の非動作ノズ
ルが存在することが分かる。
【0100】次に、非動作ノズル領域の位置を特定す
る。1回目の非動作ノズル領域の前に21個のノズルが
検出されている。一方、各非動作ノズル領域にはそれぞ
れ1個の非動作ノズルが存在することが分かっているの
で、22番目のノズルにドット抜けがあることが決定で
きる。同様に、2回目の非動作ノズル領域の前に32個
のノズルと1個の非動作ノズルが決定されているので、
34番目のノズルにドット抜けがあることが決定でき
る。同様にして、41番目のノズルにもドット抜けがあ
ることを決定できる。
【0101】このように、この実施例では、一つの非動
作ノズル領域に複数の非動作ノズルがなければ、非動作
ノズルの数が複数個でも非動作ノズルの位置を特定する
ことができる。そして、何番目のノズルが非動作である
かが決定されると、この決定がどの主走査で行われ、こ
の主走査がどのノズルを検査対象としていたかの情報に
基づいて、この非動作ノズルの印刷ヘッド36における
位置を決定することができる。
【0102】図14(c)は、連続する2個のノズルに
ドット抜けがある場合に想定される集計結果を示す表で
ある。これは、22番目又は23番目のノズルと、動作
が確認されていない端部ノズルと、にドット抜けがある
ときと同じ結果となっている。このように、端部ノズル
の一方の動作が直接的に確認されていないと、非動作ノ
ズル位置の特定ができない場合もある。
【0103】以上説明したような方法によれば、非動作
ノズルの位置をノズル単位で特定することができるの
で、たとえば、非動作ノズルで形成すべきドットを他の
ノズルで補完することが可能となるという利点がある。
【0104】なお、本実施例の検査方法では、前述のよ
うに、一つの非動作ノズル領域内に非動作ノズルが複数
ある場合は、非動作ノズルを特定することができない場
合もある。しかし、検査対象ノズルの数が多いことを考
慮すると、一般に、連続する検査対象ノズルに非動作ノ
ズルがあるのは、ドット抜けが多い場合と考えられる。
このような場合には、ノズルクリーニングを行えば良
い。
【0105】以上説明したように、本発明の検査方法に
よれば、インク滴の検出装置と印刷ヘッドのノズルとの
位置合わせを高精度に行なわなくても、補完動作で有効
に対処できる程度の少数の非動作ノズルをノズル単位で
特定できる。
【0106】E.変形例:なお、この発明は上記の実施
例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々の態様において実施することが
可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0107】(1)上記実施例では、主走査中の計測と
同時にドット抜け判定を行っているが、ドット抜け判定
は必ずしも計測と同時に行う必要はない。たとえば、一
定のサンプリング周期(たとえば1μs)で計測したデ
ジタルデータをメモリ等の記憶素子に記録し、このデー
タを解析することによってドット抜け判定を行っても良
い。また、判定を行うタイミングは、たとえば、各主走
査毎であっても良いし、すべての計測が終了した後であ
っても良い。
【0108】(2)上記実施例において、ハードウェア
によって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置
き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによっ
て実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換え
るようにしてもよい。
【0109】(3)本発明は、一般にインク滴を吐出す
るタイプの印刷装置に適用可能であり、カラーインクジ
ェットプリンタ以外の種々の印刷装置に適用可能であ
る。例えば、インクジェット方式のファクシミリ装置や
コピー装置にも適用可能である。
【0110】(4)上記実施例の印刷ヘッドでは、複数
のノズル列は、主走査方向に並べられているが、副走査
方向に並べられていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのカラーインクジェッ
トプリンタ20の主要な構成を示す概略斜視図。
【図2】プリンタ20の電気的な構成を示すブロック
図。
【図3】インク滴検出部41の構成と、その検査方法
(飛行滴検査法)の原理を示す説明図。
【図4】ドット抜け検査部の電気的な構成を示すブロッ
ク図。
【図5】レーザ光Lのビーム内に吐出されるインク滴
と、それを検出する信号波形を示す説明図。
【図6】レーザ光Lのビーム内に吐出されるインク滴
と、それを検出する信号波形を示す説明図。
【図7】複数のノズル列に渡る信号波形を示す説明図。
【図8】非動作ノズルが存在するノズル列を特定するた
めの処理を示すフローチャート。
【図9】本発明の第1実施例における判定回数を集計す
るための処理を示すフローチャート。
【図10】本発明の第2実施例における判定回数を集計
するための処理を示すフローチャート。
【図11】本発明の実施例におけるノズルのグループ分
けの状態を示す説明図。
【図12】本発明の第1実施例における判定回数の集計
結果の例を示す表。
【図13】非動作ノズルをノズル単位で特定するための
処理を示すフローチャート。
【図14】本発明の第2実施例における判定回数の集計
結果の例を示す表。
【符号の説明】
20…プリンタ 22…用紙スタッカ 24…紙送りローラ 26…プラテン板 28…キャリッジ 30…キャリッジモータ 31…紙送りモータ 32…牽引ベルト 34…ガイドレール 36…印刷ヘッド 36a…印刷ヘッド 40…検査部 41…インク滴検出部 42…検出パルス判定部 43…ノズル状態決定部 45…タイマ 50…受信バッファメモリ 52…イメージバッファ 54…システムコントローラ 56…メインメモリ 61…主走査駆動ドライバ 62…副走査駆動ドライバ 64…検査部ドライバ 66…ヘッド駆動ドライバ 100…ホストコンピュータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク滴を吐出するための複数のノズル
    を副走査方向に一直線上に並べたノズル列を備える印刷
    ヘッドを用いて印刷を行う印刷装置であって、 光を射出する発光部と、前記発光部から射出された光を
    受ける受光部とを有し、インク滴による前記光の遮蔽に
    応じて検出パルスを生成するインク滴検出部と、 前記印刷ヘッドと前記インク滴検出部とのうちの少なく
    とも一方を移動させることによって、前記印刷ヘッドと
    前記インク滴検出部とを相対的に移動させる送り機構
    と、 前記印刷ヘッドと前記インク滴検出部とが一定速度で相
    対的に移動している間における連続する前記検出パルス
    の時間的間隔と、あらかじめ定められた第1の閾値と、
    を比較し、前記時間的間隔が前記第1の閾値より小さい
    ときは、当該時間的間隔をはさむ二つの前記検出パルス
    を同一のノズルに関するものであると判定し、一方、前
    記時間的間隔が前記第1の閾値を超えるときには、当該
    時間的間隔をはさむ二つの前記検出パルスを異なるノズ
    ルに関するものであると判定するとともに、前記判定に
    応じてインク滴を吐出した動作ノズルの個数をカウント
    する検出パルス判定部と、 前記ノズル列のノズルのうちの検査対象となっている検
    査対象ノズルの数と、前記ノズル列のノズルのうちの前
    記動作ノズル数と、を比較し、前記動作ノズル数が前記
    検査対象ノズル数より少ないときは、インク滴を吐出で
    きない非動作ノズルがあることを決定するノズル状態決
    定部と、を備える印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記検出パルス判定部は、さらに、前記時間的間隔が前
    記第1の閾値よりも大きな第2の閾値以上のときは、当
    該時間的間隔をはさむ二つの前記検出パルスに対応する
    二つのノズルの間に、前記非動作ノズルを少なくとも一
    つ含む非動作ノズル領域が存在するとのドット抜け判定
    を行い、 前記ノズル状態決定部は、さらに、前記ドット抜け判定
    に応じて、前記非動作ノズルがあることを決定する、印
    刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の印刷装置であって、 前記印刷ヘッドは、1回の前記印刷ヘッドと前記インク
    滴検出部との間の前記相対的移動において検査対象とな
    る複数の検査対象ノズル列を有し、 前記検出パルス判定部は、さらに、前記時間的間隔が前
    記第2の閾値よりも大きな第3の閾値以上のときは、前
    記ドット抜け判定は行わず、当該時間的間隔をはさむ二
    つの前記検出パルスを異なるノズル列に属するノズルに
    関するものであるとのノズル列検出判定をするととも
    に、前記ノズル列検出判定に応じて、前記動作ノズルが
    存在するノズル列の個数をカウントし、 前記ノズル状態決定部は、前記検出パルス判定部によっ
    て前記動作ノズルが存在すると判定された前記検査対象
    ノズル列の各々について、前記相対的移動における前記
    検査対象ノズルの数と、前記動作ノズル数と、を比較
    し、前記動作ノズル数が前記検査対象ノズル数より少な
    いとき、および、前記ドット抜け判定がなされたとき、
    の少なくとも一方に該当する場合は、前記検査対象ノズ
    ル列のいずれに前記非動作ノズルがあるかを決定する、
    印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記印刷ヘッドは、1回の前記印刷ヘッドと前記インク
    滴検出部との間の前記相対的移動において検査対象とな
    る複数の検査対象ノズル列を有し、 前記検出パルス判定部は、さらに、前記時間的間隔が前
    記第1の閾値よりも大きな第3の閾値以上のときは、当
    該時間的間隔をはさむ二つの前記検出パルスを異なるノ
    ズル列に属するノズルに関するものであるとのノズル列
    検出判定をするとともに、前記ノズル列検出判定に応じ
    て、前記動作ノズルが存在するノズル列の個数をカウン
    トし、 前記ノズル状態決定部は、前記検出パルス判定部によっ
    て前記動作ノズルが存在すると判定された前記検査対象
    ノズル列の各々について、前記相対的移動における前記
    検査対象ノズルの数と、前記動作ノズル数と、を比較
    し、前記動作ノズル数が前記検査対象ノズル数より少な
    いときは、前記検査対象ノズル列のいずれに前記非動作
    ノズルがあるかを決定する、印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の印
    刷装置であって、 前記検出パルス判定部は、さらに、前記検査対象ノズル
    の中で、各ノズル列の副走査方向の端部にそれぞれ最も
    近接した位置にある端部ノズルからインクを吐出させる
    とともに、前記端部ノズル以外のノズルからはインクを
    吐出させない状態で、前記動作ノズルの個数をカウント
    し、 前記ノズル状態決定部は、さらに、前記端部ノズル数と
    前記動作ノズル数とを比較し、前記動作ノズル数が前記
    端部ノズル数より少ないときは、前記非動作ノズルがあ
    ることを決定する、印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項2または3に記載の印刷装置であ
    って、 前記検出パルス判定部は、さらに、 前記ドット抜け判定の回数と前記動作ノズル数との和
    と、前記検査対象ノズルの数と、を比較し、一致してい
    るときは非動作ノズルの位置が決定可能であるとの決定
    可能判定を行うとともに、前記ドット抜け判定の前後で
    検出された動作可能な前後ノズルの数と、前記ドット抜
    け判定の前記判定の前後における前記ドット抜け判定の
    回数である前後ドット抜け判定回数と、をカウントし、 前記ノズル状態決定部は、さらに、 前記決定可能判定がなされたときは、前記ドット抜け判
    定毎の、前記動作可能な前後ノズルの数と前記前後ドッ
    ト抜け判定回数と、に応じて、前記非動作ノズルの位置
    を決定する、印刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項2または3に記載の印刷装置であ
    って、 前記検出パルス判定部は、さらに、 前記端部ノズルのうちの少なくとも一方にある基準ノズ
    ルからインクを吐出させるとともに、前記基準ノズル以
    外のノズルからインクを吐出させない状態で、インク滴
    を吐出した動作可能な基準ノズルの個数をカウントし、 前記ドット抜け判定の回数と前記動作ノズル数との和
    と、前記検査対象ノズルの数と、を比較し、一致してい
    るときは非動作ノズルの位置が決定可能であるとの決定
    可能判定を行い、 前記基準ノズルと前記ドット抜け判定との間で検出され
    た動作可能な中間ノズルの数と、前記基準ノズルと前記
    ドット抜け判定の前記判定との間における前記ドット抜
    け判定の回数である中間ドット抜け判定回数と、をカウ
    ントし、 前記ノズル状態決定部は、さらに、 前記基準ノズルの数と前記動作可能な基準ノズルの数と
    を比較し、前記基準ノズル数と前記動作可能な基準ノズ
    ル数とが一致するときは、前記基準ノズルがすべて前記
    動作ノズルであることを決定するとともに、前記決定可
    能判定がなされたときは、前記ドット抜け判定毎の、前
    記動作可能な中間ノズルの数と前記中間ドット抜け判定
    回数と、に応じて、前記非動作ノズルの位置を決定す
    る、印刷装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれかに記載の印
    刷装置であって、 前記送り機構は、前記印刷ヘッドと前記インク滴検出部
    との間の前記相対的移動を複数回行うものであり、 前記印刷ヘッドが備える複数のノズルは、前記相対的移
    動毎に検査対象となるノズルに分類されており、 前記検出パルス判定部は、前記相対的移動毎に前記判定
    を行い、 前記ノズル状態決定部は、さらに、前記相対的移動毎に
    行った前記判定に応じて、前記複数のノズルについて決
    定する、印刷装置。
  9. 【請求項9】 インク滴を吐出するための複数のノズル
    を副走査方向に一直線上に並べたノズル列を備える印刷
    ヘッドに関するノズルの吐出検査方法であって、(a)
    前記複数のノズルの少なくとも一部の検査対象ノズルか
    らインク滴を吐出させつつ、前記インク滴の軌跡と交差
    する光を発生させるとともに、前記印刷ヘッドと前記光
    とを一定速度で相対的に移動させて、前記インク滴によ
    る前記光の遮蔽に応じて検出パルスを生成する工程と、
    (b)前記印刷ヘッドと前記光とを一定速度で相対的に
    移動している間における連続する前記検出パルスの時間
    的間隔と、あらかじめ定められた第1の閾値と、を比較
    し、前記時間的間隔が前記第1の閾値より小さいときは
    前記連続する検出パルスを同一のノズルに関するもので
    あると判定し、一方、前記時間的間隔が前記第1の閾値
    を超えるときには前記連続する検出パルスを異なるノズ
    ルに関するものであると判定する工程と、(c)前記判
    定に応じてインク滴を吐出した動作ノズルの個数をカウ
    ントする工程と、(d)前記ノズル列のノズルのうちの
    検査対象となっている検査対象ノズルの数と、前記ノズ
    ル列のノズルのうちの前記動作ノズルの数と、を比較
    し、前記動作ノズル数が前記検査対象ノズル数より少な
    いときは、前記ノズル列のいずれかにインク滴を吐出で
    きない非動作ノズルがあることを決定する工程と、を備
    えるノズルの吐出検査方法。
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