JP2002192512A - セメント系材料のプレス離型方法 - Google Patents

セメント系材料のプレス離型方法

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JP2002192512A
JP2002192512A JP2000393018A JP2000393018A JP2002192512A JP 2002192512 A JP2002192512 A JP 2002192512A JP 2000393018 A JP2000393018 A JP 2000393018A JP 2000393018 A JP2000393018 A JP 2000393018A JP 2002192512 A JP2002192512 A JP 2002192512A
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cement
based material
mold
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release oil
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Houman Shirasu
豊万 白數
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セメント系材料の成形品が離型のためのエア
ーブローによる成形品の破壊による不良もなく、又、離
型油が飛散しくく、品質及び生産効率が増大するセメン
ト系材料のプレス離型方法を提供するにある 【解決手段】 セメント系材料1のプレス離型方法はセ
メントを主材としたケイ砂、補強繊維等、水等を配合し
たセメント系材料1を吸引孔2を有する下型3に供給
し、その後、この下型3上に供給されたセメント系材料
1の表面4に離型油5を供給し、この離型油5の表面に
上型6により押圧成形して成形品7を形成し、さらに、
この成形品7の下面を下型3の吸引孔2から吸引した
後、上型6を離型させ,又は成形品7の下面を下型3の
吸引孔2から吸引と同時に、上型6を上昇させて離型さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセメント系材料でで
きた平板瓦、外壁材等に用いられる離型性を改良した成
形品のセメント系材料のプレス離型方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、第3図(イ)、(ロ)に示したよ
うに、セメントを主材としたケイ砂、補強繊維等、水等
を配合したセメント系材料20を下型21に供給し、そ
してこの下型21上に供給された前記セメント系材料2
0の表面に離型油22を塗布ロール等で供給し、この離
型油22の表面にプレス成形機の上型23により押圧成
形して成形品24を形成していた。このとき、プレス成
形後、上型23を上昇させて離型する際に、上型23に
設けられている空気孔(図示せず)より下方に空気を吹
き出しながら上昇するものであった。
【0003】いわゆる、エアーブローを行うことによっ
て、含水率の高い成形品24の表面にエアーが衝突し、
セメント系材料20が破壊されて商品価値がなくなると
いう問題があった。又、離型油22を使用するために、
セメント系材料20内に離型油22が含浸したり、プレ
ス機の周辺に離型油22が飛びちり作業環境を悪くする
という問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するためになされたもので、セメント系材料の成形
品が離型のためのエアーブローによる成形品の破壊によ
る不良もなく、又、離型油が飛散しくく、品質及び生産
効率が増大するセメント系材料のプレス離型方法を提供
するにある
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
セメント系材料のプレス離型方法はセメントを主材とし
たケイ砂、補強繊維等、水等を配合したセメント系材料
を吸引孔を有する下型に供給し、その後、この下型上に
供給された前記セメント系材料表面に離型油を供給し、
該離型油表面に上型により押圧成形して成形品を形成
し、さらに該成形品の下面を下型の吸引孔から吸引した
後、上型を離型させることを特徴とする方法である。
【0006】したがって、セメント系材料の水分は下型
に設けられている吸引孔により吸引されるので、確実に
離型がなされる。そのために、セメント系材料は破壊さ
れることもなく均一に保型されるために、品質や生産効
率が増大する。又、離型油も同時に吸引されるので飛散
することもないので、作業環境も良好となる。
【0007】本発明の請求項2記載のセメント系材料の
プレス離型方法はセメントを主材としたケイ砂、補強繊
維等、水等を配合したセメント系材料を吸引孔を有する
下型に供給し、その後、この下型上に供給された前記セ
メント系材料表面に離型油を供給し、該離型油表面に上
型により押圧成形して成形品を形成し、さらに、該成形
品の下面を下型の吸引孔から吸引と同時に、上型上昇さ
せて離型させることを特徴とする方法である。
【0008】したがって、セメント系材料の水分は下型
に設けられている吸引孔による吸引量が少なくなり、確
実に成形される。そのために、セメント系材料の表面は
破壊されることもなく均一に保型されるために、離型油
のセメント系材料への浸透もなく品質や生産効率が増大
する。又、離型油は吸引孔から吸引されないので、離型
のための薄膜としての役目をなし、周囲に飛散すること
もないので、作業環境も良好となる。
【0009】本発明の請求項3記載のセメント系材料の
プレス離型方法は請求項1又は請求項2における押圧成
形するプレスが平板プレスである。
【0010】したがって、セメント系材料の成形性が向
上することにより、連続的生産が可能となり、生産効率
が増大する。さらに、エアーブローを行うこともないの
で、離型油による作業環境も改善される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1乃至図2は、本発明の請求項
1乃至請求項3に係る発明に対応するセメント系材料の
プレス離型方法の一実施例の形態を示すものであって、
以下に説明する。
【0012】本発明は図1(a)、(b)、(c)に示
したように、セメント系材料1のプレス離型方法はセメ
ントを主材としたケイ砂、補強繊維等、水等を配合した
セメント系材料1を吸引孔2を有する下型3に供給し、
その後、この下型3上に供給されたセメント系材料1の
表面4にスピンドル油等の離型油5を供給し、この離型
油5の表面に上型6により押圧成形して成形品7を形成
し、さらに、この成形品7の下面を下型3の吸引孔2か
ら吸引した後、上型6を離型させることを特徴とするも
のである。
【0013】このとき、セメント系材料1はセメントを
主材としたケイ砂、補強繊維等、水等を配合した水硬性
組成物であって、含水率約70%以上にに調整されてい
る。尚、プレス成形機は下型と上型とからなる平板プレ
スが用いられる。
【0014】〔実施例1〕
【0015】セメントを主材としたケイ砂、補強繊維
等、水等を配合したセメント系材料1を0.5〜3.0
mmの吸引孔2を有する下型3に供給し、この下型1上
に供給されたセメント系材料1の表面にスピンドル油を
離型油5として供給し、このスピンドル油表面に上型6
により圧力50〜80kg/cm2でエアー吸引なしで
押圧成形して成形品7を形成した。さらに、この成形品
7の下面を下型3の吸引孔2からバキュームにより吸引
力0.5〜1.5kg/cm2で吸引した後、上型6を
離型させた。得られた成形品7は厚み5〜34mm、幅
800mm〜1200mm、長さ2500mm〜350
0mmの長尺状の板体である。このとき押圧された成形
品7の含水率は50〜60%程度に調整され、その後湿
熱養生又はオートクレーブ養生により硬化させて最終製
品となる。
【0016】したがって、離型時にエアー吸引を行いな
がら、上型6を下型3から離型させ、その後吸引を停止
させるようにしているので、下型3にセメント系材料1
が吸引された状態で上型6の離型がされる。そのため
に、下型3に設けられている吸引孔2によりセメント系
材料1が吸引されるので、確実に離型がなされる。そし
て、セメント系材料1は従来のようにエアーブロー手段
がないので、表面が破壊されることもなく均一に保型さ
れるために、クラック、割れ等の品質が改善される。
又、離型性が向上することにより、上型6にセメント系
材料1が付着することもなく、確実に離型され生産効率
が増大する。又、離型油5も同時に吸引されるので飛散
することもないので、作業環境も良好となる。
【0017】図3(a)、(b)は、本発明の異なる実
施例に係るセメント系材料1のプレス離型方法で、セメ
ントを主材としたケイ砂、補強繊維等、水等を配合した
セメント系材料1を吸引孔2を有する下型3に供給し、
その後、この下型3上に供給された前記セメント系材料
1の表面4にスピンドル油等の離型油5を供給し、該離
型油5の表面に上型6により押圧成形して成形品7を形
成し、さらに、該成形品7の下面を下型3の吸引孔2か
ら吸引と同時に、上型6を上昇させて離型させることを
特徴とするものである。
【0018】このとき、セメント系材料1はセメントを
主材としたケイ砂、補強繊維等、水等を配合した水硬性
組成物であって、含水率約70%以上に調整されてい
る。尚、プレス成形機は下型と上型とからなる平板プレ
スが用いられる。
【0019】〔実施例2〕
【0020】セメントを主材としたケイ砂、補強繊維
等、水等を配合したセメント系材料1を0.5〜3.0
mmの吸引孔2を有する下型3に供給し、その後、この
下型3上に供給された前記セメント系材料1の表面4に
スピンドル油を離型油5として供給し、このスピンドル
油の表面に上型6により圧力50〜80kg/cm2で
エアー吸引なしで押圧成形して成形品7を形成した。こ
のとき、成形品7の下面を下型3の吸引孔2からバキュ
ームにより吸引力0.5〜1.5kg/cm2で吸引
し、この成形品7の下面を下型3の吸引孔2から吸引と
同時に、上型6を上昇させて離型させた。得られた成形
品は厚み5〜34mm、幅800mm〜1200mm、
長さ2500mm〜3500mmの長尺状の板体であ
る。このとき押圧された成形品7の含水率は50〜60
%程度に調整され、その後湿熱養生又はオートクレーブ
養生により硬化させて最終製品となる。
【0021】したがって、上型6の離型と同時にエアー
吸引を行いながら、上型6を下型3から離型させるよう
にしているので、下型3にセメント系材料1が吸引され
た状態で上型6の離型がされる。そのために、下型3に
設けられている吸引孔2によりセメント系材料1が吸引
されるので、確実に離型がなされる。そして、セメント
系材料1は従来のようにエアーブロー手段がないので、
表面が破壊されることもなく均一に保型されるために、
クラック、割れ等の品質が改善される。又、離型性が向
上することにより、上型6にセメント系材料1が付着す
ることもなく、確実に離型され生産効率が増大する。
又、離型油5が下型3の側に同時に吸引されるために飛
散することもないので、作業環境も良好となる。
【0022】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載のセ
メント系材料のプレス離型方法は、セメントを主材とし
たケイ砂、補強繊維等、水等を配合したセメント系材料
を吸引孔を有する下型に供給し、その後、この下型上に
供給されたセメント系材料表面に離型油を供給し、この
離型油表面に上型により押圧成形して成形品を形成し、
さらに、この成形品の下面を下型の吸引孔から吸引した
後、上型を離型させるようにしているから、セメント系
材料の水分は下型に設けられている吸引孔により吸引さ
れるので、確実に離型がなされる。そのために、セメン
ト系材料は破壊されることもなく均一に保型されるため
に、品質や生産効率が増大する。又、離型油も同時に吸
引されるので飛散することもないので、作業環境も良好
となる
【0023】本発明の請求項2記載のセメント系材料の
プレス離型方法はセメントを主材としたケイ砂、補強繊
維等、水等を配合したセメント系材料を吸引孔を有する
下型に供給し、その後、この下型上に供給されたセメン
ト系材料表面に離型油を供給し、この離型油表面に上型
により押圧成形して成形品を形成し、さらに、この成形
品の下面を下型の吸引孔から吸引と同時に、上型を上昇
させて離型させるようにしているから、セメント系材料
の水分は下型に設けられている吸引孔による吸引量が少
なくなり、確実に成形される。そのために、セメント系
材料の表面は破壊されることもなく均一に保型されるた
めに、離型油のセメント系材料への浸透もなく品質や生
産効率が増大する。又、離型油は吸引孔から吸引されな
いので、離型のための薄膜としての役目をなし、飛散す
ることもないので、作業環境も良好となる。
【0024】本発明の請求項3記載のセメント系材料の
プレス離型方法は請求項1又は請求項2における押圧成
形するプレスが平板プレスであって、セメント系材料の
成形性が向上することにより、連続的生産が可能とな
り、生産効率が増大する。さらに、エアーブローを行う
こともないので、離型油による作業環境も改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の上型と下型とでセメント系材
料を成形した状態を示す縦断面図、(b)は下型の吸引
孔から吸引した状態を示す縦断面図、(c)はセメント
系材料を吸引後に上型を上昇させた状態を示す縦断面図
である。
【図2】(a)は本発明の上型と下型とでセメント系材
料を成形した状態を示す縦断面図、(b)は下型の吸引
孔から吸引と同時に上型を上昇させた状態を示す縦断面
図である。
【図3】従来のセメント系材料のプレス離型方法を示す
もので、(イ)は上型と下型とでセメント系材料を成形
した状態を示す縦断面図、(ロ)は上型を上昇する際に
エアーブローした状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 セメント系材料 2 吸引孔 3 下型 4 表面 5 離型油 6 上型 7 成形品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメントを主材としたケイ砂、補強繊維
    等、水等を配合したセメント系材料を吸引孔を有する下
    型に供給し、その後、この下型上に供給された前記セメ
    ント系材料表面に離型油を供給し、該離型油表面に上型
    により押圧成形して成形品を形成し、さらに、該成形品
    の下面を下型の吸引孔から吸引した後、上型を離型させ
    ることを特徴とするセメント系材料のプレス離型方法。
  2. 【請求項2】 セメントを主材としたケイ砂、補強繊維
    等、水等を配合したセメント系材料を吸引孔を有する下
    型に供給し、その後、この下型上に供給された前記セメ
    ント系材料表面に離型油を供給し、該離型油表面に上型
    により押圧成形して成形品を形成し、さらに、該成形品
    の下面を下型の吸引孔から吸引と同時に、上型上昇させ
    て離型させることを特徴とするセメント系材料のプレス
    離型方法。
  3. 【請求項3】 上記上型により押圧成形するプレスが平
    板プレスであることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載のセメント系材料のプレス離型方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115446956A (zh) * 2022-10-13 2022-12-09 高安罗斯福陶瓷有限公司 一种橡胶高分子复合瓷砖生产设备及瓷砖

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115446956A (zh) * 2022-10-13 2022-12-09 高安罗斯福陶瓷有限公司 一种橡胶高分子复合瓷砖生产设备及瓷砖
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