JP2002192409A - 工具の保持構造 - Google Patents

工具の保持構造

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JP2002192409A
JP2002192409A JP2000393629A JP2000393629A JP2002192409A JP 2002192409 A JP2002192409 A JP 2002192409A JP 2000393629 A JP2000393629 A JP 2000393629A JP 2000393629 A JP2000393629 A JP 2000393629A JP 2002192409 A JP2002192409 A JP 2002192409A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に回転軸に同芯状態に工具を取付け得る
と共にいずれの向きに工具を回転駆動させても緩みを生
ずることのない工具の保持構造。 【解決手段】 工具保持具Bと該工具保持具Bとが、そ
のいずれか一方に角形嵌合い凹部23を、且つ他方に、
工具保持具Bの回転軸線上に工具Aの回転中心線を位置
付けるように角形嵌合い凹部23に嵌合される角形嵌合
い軸部12を備えており、角形嵌合い軸部12と角形嵌
合い凹部23には、工具保持具Bと工具Aとを角形嵌合
い凹部23内に角形嵌合い軸部12を嵌合することによ
って係脱可能に係合する係合手段Kを備えており、工具
保持具Bと工具Aとが、工具保持具Bと工具Aのいずれ
か一方に凹部14を、且つ他方に、凹部14に嵌合され
て凹部14と共に工具保持具Bの回転軸線x−x上に工
具Aの回転中心線y−yを位置付ける嵌合い軸部24を
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工具の保持構
造、特に、回転駆動して用いられる工具を、容易に、し
かも、回転駆動軸と同芯に取付け得るようにした工具の
保持構造の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に工具は、工具保持具を用いて、当
該工具を回転駆動軸側に連結するように備え付けて用い
るようにしてあり、この工具を工具保持具に対してねじ
付けたり、コレットチャックに差し入れた当該工具のシ
ャンクを締め付けカラーで締めつけるなど、当該工具を
工具保持具に対して所定の止め付け操作によって、備え
付けて用いるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
工具の工具保持具に対する止め付け操作は、当該工具を
工具保持具に対して、例えば、当該工具に備えられてい
る螺子ロッドを工具保持具に備えられている取付け螺子
孔にねじ入れたり、当該工具におけるシャンクをコレッ
トチャックに差入れた後、該コレットチャックの締め付
けカラーをねじ回すなど、所要の止め付け操作が必要と
され、特に、ハンデイタイプの電動工作用具などにおい
て工具を取り替える場合、この電動工作用具を一方の手
で保持しながら、他方の手で、当該工具の取り替えを行
う必要があり、当該工具の円滑な取り替えに難があっ
た。
【0004】また、工具保持具に対してねじ付けて備え
られる工具を回転駆動して用いる各種装置類にあって
は、この工具保持具に対する工具のねじ込みの向きと反
対の向きに当該工具を回転駆動して用いた場合、ねじ込
み備え付けられた当該工具が、その使用に伴って緩み出
す不具合があった。
【0005】この発明は、このような従来の工具の取付
けにおける不具合を解消して、容易に、ワンタッチ操作
で、しかも、駆動回転軸に対して同芯状態に工具を取付
け得ると共に、当該工具をいずれの向きに回転駆動させ
て用いた場合でも当該取付け工具の取付けに緩み出しを
生ずることのない工具の保持構造の提供をその主たる目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、請求項1に記載の発明を、工具保持具
と工具とが、該工具保持具と該工具のいずれか一方に角
形嵌合い凹部を、且つ他方に、前記工具保持具の回転軸
線上に前記工具の回転中心線を位置付けるように該角形
嵌合い凹部に嵌合される角形嵌合い軸部を備えていると
共に、前記角形嵌合い軸部と前記角形嵌合い凹部には、
前記工具保持具と前記工具とを該角形嵌合い凹部内に前
記角形嵌合い軸部を嵌合することによって係脱可能に係
合する係合手段を備えており、しかも、前記工具保持具
と前記工具とが、該工具保持具と該工具のいずれか一方
に凹部を、且つ他方に、該凹部に嵌合されて該凹部と共
に前記工具保持具の回転軸線上に前記工具の回転中心線
を位置付ける嵌合い軸部を備えていることを特徴とする
工具の保持構造としてある。
【0007】このように構成される工具の保持構造にあ
っては、前記凹部に嵌合い軸部を嵌め入れるように前記
角形嵌合い軸部を前記角形嵌合い凹部に嵌合することに
よって、前記工具と前記工具保持具とが一体に回転する
ように、前記工具が前記工具保持具に対して着脱可能に
取付けられると共に該工具保持具における回転軸線上に
当該工具における回転中心線を一致させて当該工具を該
工具保持具に取付けることができる。
【0008】また、このように構成される工具の保持構
造にあっては、当該工具をいずれの向きに回転駆動させ
て用いた場合でも、当該取付け工具の取付けに緩み出し
を生ずることがない。
【0009】また、前記目的を達成するために、請求項
2に記載の発明を、前記請求項1に記載の発明におい
て、前記角形嵌合い軸部が、該角形嵌合い軸部の軸中心
線を前記工具保持具における回転軸線上に位置付けるよ
うに前記角形嵌合い凹部に嵌合されると共に、前記嵌合
い軸部が、該嵌合い軸部の軸中心線を前記工具保持具に
おける回転軸線上に位置付けるように前記凹部に対して
嵌合されることを特徴とする工具の保持構造としてあ
る。
【0010】このように構成される工具の保持構造にあ
っては、前記特長に併せて、当該工具の使用に際して当
該工具における回転中心線を工具保持具における回転軸
線上に極力位置付けるようになすことができる。
【0011】また、前記目的を達成するために、請求項
3に記載の発明を、前記請求項1又は請求項2に記載の
発明において、前記係合手段を、前記角形嵌合い凹部の
内壁面から、球体の一部を該角形嵌合い凹部内に突き出
すように圧縮コイルバネで付勢されて備えられている係
合球体と、前記角形嵌合い軸部の外周面に備えられてい
ると共に前記係合球体が係脱可能に係合される係合凹部
としてあることを特徴とする工具の保持構造としてあ
る。
【0012】このように構成される工具の保持構造にあ
っては、前記特長に併せて、前記工具を工具保持具に対
して、円滑に取付け且つ取り外すことができる。
【0013】また、前記目的を達成するために、請求項
4に記載の発明を、前記請求項3に記載の発明におい
て、前記係合球体が、軸方向に操作孔を備えた調整ねじ
における該操作孔内に、球体の一部を該操作孔から前記
軸方向に突き出すように圧縮コイルバネで付勢されて備
えられていると共に、該調整ねじが前記角形嵌合い凹部
の内壁面に開口する雌ねじ孔に螺進退可能に螺入されて
いることを特徴とする工具の保持構造としてある。
【0014】このように構成される工具の保持構造にあ
っては、前記特長に併せて、前記工具保持具と前記工具
とを、都合の良い係合状態に着脱可能に組み付けること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の典型的な各実施
の形態に係る工具の保持構造について詳細に説明する。
【0016】図1〜図6は、典型的な第1の実施の形態
に係る工具の保持構造を示したものであり、図1では、
その要部部品を分離し且つ工具保持具Bの一部を省略し
て斜め上方から見て、図2では、当該工具の保持構造に
係る工具Aを工具保持具Bに取付けた状態を要部を破断
して側方から見て、図3では、これを当該工具保持具B
の回転軸線に直交する向きで断面して上方から下方側を
見て示している。図4では、当該工具の保持構造を構成
する工具保持具Bを調整ねじ26を備え付ける前の状態
で要部を断面して側方から見て示している。図5では、
この工具の保持構造を構成する工具Aを上方から見て、
また、図6では、この工具Aの一部を破断して側方から
見て示している。
【0017】図7〜図12は、典型的な第2の実施の形
態に係る工具の保持構造を示したものであり、図7で
は、その要部部品を分離し且つ工具保持具Bの一部を省
略して斜め上方から見て、図8では、当該工具の保持構
造に係る工具Aを工具保持具Bに取付けた状態を要部を
破断して側方から見て、図9では、これを当該工具保持
具Bの回転軸線に直交する向きで断面して上方から下方
側を見て示している。図10では、当該工具の保持構造
を構成する工具保持具Bを調整ねじ26を備え付ける前
の状態で要部を断面して側方から見て示している。図1
1では、この工具の保持構造を構成する工具Aを上方か
ら見て、また、図12では、この工具Aの一部を破断し
て側方から見て示している。
【0018】この発明の典型的な実施の形態に係る工具
の保持構造は、工具保持具Bと工具Aとが、該工具保持
具Bと該工具Aのいずれか一方に角形嵌合い凹部23
を、且つ他方に、前記工具保持具Bの回転軸線x−x上
に前記工具Aの回転中心線y−yを位置付けるように該
角形嵌合い凹部23に嵌合して前記工具保持具Bと前記
工具Aとを一体に回転させる角形嵌合い軸部12を備え
た構成としてあり、この角形嵌合い凹部23に該角形嵌
合い軸部12を嵌合するように前記工具Aを工具保持具
Bに組み付けることによって、当該工具Aが工具保持具
Bに対して、この工具保持具Bと工具Aとが一体に回転
するように組み付けられる構成としてあり、しかも、前
記角形嵌合い軸部12と前記角形嵌合い凹部23には、
この角形嵌合い凹部23内に前記角形嵌合い軸部12を
嵌合することによって前記工具保持具Bと前記工具Aと
を係脱可能に係合する係合手段kを備えた構成としてあ
り、当該角形嵌合い凹部23に嵌合された角形嵌合い軸
部12が該角形嵌合い凹部23から抜け出さないように
当該工具保持具Bと工具Aとが係脱可能に係合される構
成としてあり、しかも、前記工具保持具Bと前記工具A
とが、該工具保持具Bと該工具Aのいずれか一方に凹部
14を、且つ他方に、該凹部14に嵌合されて該凹部1
4と共に前記工具保持具Bの回転軸線x−x上に前記工
具Aの回転中心線y−yを正確に位置付ける嵌合い軸部
24を備えている構成としてある。
【0019】このように構成される工具の保持構造にあ
っては、前記凹部14に嵌合い軸部24を嵌合するよう
に前記角形嵌合い軸部12を前記角形嵌合い凹部23に
嵌合することによって、前記工具保持具Bと前記工具A
とが一体に回転するように、前記工具Aが前記工具保持
具Bに対して着脱可能に取付けられると共に該工具保持
具Bにおける回転軸線x−x上に当該工具Aにおける回
転中心線y−yを一致させて当該工具Aを該工具保持具
Bに取付けることができる。また、このように構成され
る工具の保持構造にあっては、前記工具保持具Bに対す
る当該工具Aの組付けが、前記角形嵌合い凹部23と、
この角形嵌合い凹部23に嵌合される前記角形嵌合い軸
部12相互の各角形面相互の係合による構成としてある
ことから、当該工具Aをいずれの向きに回転駆動させて
用いた場合にあっても、工具保持具Bに対する当該工具
Aの取付けに緩み出しを生ずることがない。
【0020】また、前記構成に係る工具の保持構造にお
いて、前記角形嵌合い軸部12が、該角形嵌合い軸部1
2の軸中心線t−tを前記工具保持具Bにおける回転軸
線x−x上に位置付けるように前記角形嵌合い凹部23
に嵌め合わされると共に、前記嵌合い軸部24が、該嵌
合い軸部24の軸中心線s−sを前記工具保持具Bにお
ける回転軸線x−x上に正確に位置付けるように前記凹
部14に対して少なくとも一部を密着して嵌め合わされ
る構成とすることによって、前記特長に併せて、当該工
具Aの使用に際して当該工具Aにおける回転中心線y−
yを工具保持具Bにおける回転軸線x−x上に極力位置
付けるようになすことができる。
【0021】また、前記構成に係る工具の保持構造にお
いて、前記係合手段kを、前記角形嵌合い凹部23の内
壁面から、その球体の一部を該角形嵌合い凹部23内に
突き出すように圧縮コイルバネ28で付勢されて備えら
れる係合球体27と、前記角形嵌合い軸部12の外周面
に備えられると共に前記係合球体27が係脱可能に係合
される係合凹部13として構成することによって、前記
特長に併せて、前記角形嵌合い軸部12を前記角形嵌合
い凹部23内に押し入れ嵌合することによって、この角
形嵌合い軸部12が、その外周面で前記係合球体27を
前記圧縮コイルバネ28の付勢に抗して押し戻し且つ前
記角形嵌合い凹部23の内方に向けて押し入れられる当
該角形嵌合い軸部12に備えられている前記係合凹部1
3に該係合球体27が該圧縮コイルバネ28の付勢によ
り入れ込み係合されて、当該工具Aを前記工具保持具B
に係合状態に組み付け得ると共に、この係合状態にある
角形嵌合い軸部12を前記角形嵌合い凹部23から引き
抜き方向に引くことのみによって、該角形嵌合い軸部1
2が前記係合球体27を前記圧縮コイルバネ28の付勢
に抗して押し戻し、当該係合球体27の前記係合凹部1
3に対する係合を解消して当該工具Aを前記工具保持具
Bから取り外すことができる。
【0022】また、前記構成に係る工具の保持構造にお
いて、前記係合球体27が、軸方向に操作孔26aを備
えた調整ねじ26における該操作孔26a内に、球体の
一部を該操作孔26aから前記軸方向に突き出すように
圧縮コイルバネ28で付勢されて備えられていると共
に、該調整ねじ26が前記角形嵌合い凹部23の内壁面
に開口する雌ねじ孔25に螺進退可能に螺入されている
構成とすることによって、前記特長に併せて、前記工具
保持具Bと前記工具Aとを、都合の良い取付け状態に調
整して着脱可能に組み付けることができる。
【0023】(1) 第1の実施の形態に係る工具の保
持構造 先ず、図1〜図6で示される第1の実施の形態に係る工
具の保持構造について具体的に説明する。この第1の実
施の形態に係る工具の保持構造は、例えば、回転駆動軸
に備えられる工具保持具や、回転駆動軸にチャックなど
の各種の保持具によって備えられる工具保持具などのよ
うに回転駆動軸部側に備えられる工具保持具Bと、該工
具保持具Bに対して組み付け用いられる工具Aとが、該
工具保持具Bと該工具Aのいずれか一方に角形嵌合い凹
部23を、且つ他方に、その軸中心線t−tを前記工具
保持具Bの回転軸線x−x上又は該回転軸線x−xに平
行な線上に位置付けると共に前記工具保持具Bの回転軸
線x−x上に前記工具Aの回転中心線y−yを位置付け
るように該角形嵌合い凹部23に嵌合して前記工具保持
具Bと前記工具Aとを一体に回転させる角形嵌合い軸部
12を備えた構成としてあり、この角形嵌合い凹部23
に角形嵌合い軸部12を嵌合するように前記工具Aを工
具保持具Bに組み付けることによって、当該工具Aが工
具保持具Bに対して、この工具保持具Bと工具Aとが一
体に回転するように組み付けられる構成としてあり、か
つ、前記角形嵌合い軸部12と前記角形嵌合い凹部23
には、この角形嵌合い凹部23内に前記角形嵌合い軸部
12を嵌合することによって前記工具保持具Bと前記工
具Aとを係脱可能に係合する係合手段kを備えた構成と
してあり、当該角形嵌合い凹部23に嵌合された角形嵌
合い軸部12が該角形嵌合い凹部23から抜け出さない
ように当該工具保持具Bと工具Aとが係脱可能に係合さ
れる構成としてあり、しかも、前記工具保持具Bと前記
工具Aとが、該工具保持具Bと該工具Aのいずれか一方
に凹部14を、且つ他方に、該凹部14に少なくとも一
部を密着するように嵌合されて該凹部14と共に前記工
具保持具Bの回転軸線x−x上に前記工具Aの回転中心
線y−yを正確に位置付ける嵌合い軸部24を備えてい
る構成としてあり、更に、典型的には、前記角形嵌合い
軸部12が、該角形嵌合い軸部12の軸中心線t−tを
前記工具保持具Bにおける回転軸線x−x上に位置付け
るように前記角形嵌合い凹部23に嵌め合わされると共
に、前記嵌合い軸部24が、該嵌合い軸部24の軸中心
線s−sを前記工具保持具Bにおける回転軸線x−x上
に位置付けるように前記凹部14に対して嵌め合わされ
る構成としてある。
【0024】ここで工具保持具Bに備えつけられて当該
工具保持具Bと共に保持構造を構成する工具Aは、工具
保持具Bに対して着脱可能に備え付けられる各種の工
具、特に、回転駆動される当該工具保持具Bに備え付け
られて回転状態に用いられる各種の工具であれば、いか
なる工具であってもよく、前記工具保持具Bと共に保持
構造を構成する、例えば、ドリルやフライスやリーマな
どの切削工具や、回転円盤状の研削砥石やダイヤモンド
ホイールや研磨不織布ホイールなどの研削工具などの回
転して用いられる各種工具Aなどとして構成用意され
る。
【0025】また、かかる工具Aが備え付けられて当該
工具Aと共に保持構造を構成する工具保持具Bは、当該
工具Aを保持して当該工具Aを回転駆動し得る形態のも
のであれば、いかなる形態の工具保持具Bであってもよ
く、前記工具Aと共に保持構造を構成する、例えば、回
転駆動軸に備えられて工具Aを保持する形態の工具保持
具や、各種装置などの回転駆動軸にチャックなどの各種
の保持具によって備えられて工具Aを保持する形態の工
具保持具Bなどとして構成用意される。
【0026】この実施の形態に係る工具の保持構造にあ
っては、かかる保持構造における典型例として、回転軸
22を有すると共に前記工具Aを取付けるための嵌合い
部としての角形嵌合い凹部23を備えた保持具本体部2
1を有する工具保持具Bと、この工具保持具Bにおける
回転軸線x−x上又は該回転軸線x−xに平行な線上に
軸中心線t−tを位置付けると共に前記工具保持具Bの
回転軸線x−x上に前記工具Aの回転中心線y−yを位
置付けるように該角形嵌合い凹部23に嵌合して前記工
具保持具Bと前記工具Aとを一体に回転させる角形嵌合
い軸部12を備えると共に、工具手段、例えば、研磨手
段としての研磨不織布15などを備えた工具Aとを備え
た構成としてあり、この工具保持具Bの回転軸22の回
転軸線x−x上に、前記工具Aにおける回転中心線y−
yを位置付けるように前記工具保持具Bの嵌合い部とし
ての角形嵌合い凹部23と、この角形嵌合い凹部23に
嵌め合わされる前記工具Aにおける嵌合い部としての角
形嵌合い軸部12相互が、当該工具Aと工具保持具Bの
回転中心線を巡る向きで係合するように密に嵌め合わさ
れるように構成してあり、この図示例にあっては、当該
工具保持具Bに備えられている角形嵌合い凹部23に前
記工具Aにおける角形嵌合い軸部12を嵌合して当該工
具Aを工具保持具Bに組み付けることによって、当該工
具Aの回転中心線y−yを前記工具保持具Bの回転軸線
x−x上に位置付けて、この工具Aと工具保持具Bとが
一体に回転するように構成してある。
【0027】かかる工具Aに備えられる角形嵌合い軸部
12及び工具保持具Bに備えられる角形嵌合い凹部23
は、更に、典型的には、前記工具保持具Bにおける前記
角形嵌合い凹部23に嵌合される前記工具Aにおける角
形嵌合い軸部12が当該工具Aの回転中心線y−yを備
える構成としてあり、更に、典型的には、前記工具保持
具Bにおける角形嵌合い凹部23に嵌合される当該工具
Aにおける前記角形嵌合い軸部12の軸中心線t−t
が、前記工具保持具Bにおける回転軸22における回転
軸線x−x上に位置付けられる回転中心線y−yをなす
ように、該工具Aにおける角形嵌合い軸部12が前記工
具保持具Bにおける角形嵌合い凹部23に嵌合される構
成としてある。
【0028】また、この実施の形態に係る工具の保持構
造にあっては、前記工具Aと工具保持具Bとに、互いに
嵌まり合って、該工具Aの回転中心線y−yを前記工具
保持具Bの回転軸22の回転軸線x−x上に正確に位置
付ける凹部14と嵌合い軸部24とを、その一方を前記
工具Aに、且つ、他方を前記工具保持具Bに備えた構成
としてあり、より典型的には、その一方を前記工具Aに
おける角形嵌合い軸部12に、且つ、他方を前記工具保
持具Bにおける角形嵌合い凹部23に備えた構成として
あり、更に、典型的には、前記工具Aにおける角形嵌合
い軸部12の頂端面から該角形嵌合い軸部12の基部方
に向けて前記凹部14を備え、且つ、この凹部14に嵌
合される嵌合い軸部24を前記工具保持具Bにおける角
形嵌合い凹部23の底面から該角形嵌合い凹部23内に
突き出すように備えた構成としてあり、かかる構成か
ら、この図示例においては、前記工具Aに備えられる角
形嵌合い軸部12が、該角形嵌合い軸部12の軸中心線
t−tを前記工具保持具Bにおける回転軸線x−x上に
位置付けるように前記角形嵌合い凹部23に嵌合される
と共に、前記工具保持具Bにおける角形嵌合い凹部23
の底面から該角形嵌合い凹部23内に突き出すように備
えられている前記嵌合い軸部24が、該嵌合い軸部24
の軸中心線s−sを前記工具保持具Bにおける回転軸線
x−x上に正確に位置付けるように前記凹部14に対し
て嵌合される。
【0029】また、前記実施の形態に係る工具の保持構
造にあっては、前記係合手段kを、前記角形嵌合い凹部
23の内壁面、典型的には、前記工具保持具Bに備えら
れている角形嵌合い凹部23の内壁面から、その球体の
一部を該角形嵌合い凹部23内に突き出すように圧縮コ
イルバネ28で付勢されて備えられる係合球体27と、
前記角形嵌合い軸部12の外周面、典型的には、前記工
具Aにおける角形嵌合い軸部12の外周面に備えられて
いると共に前記係合球体27が係脱可能に係合される係
合凹部13として構成してあり、更に、典型的には、前
記工具保持具Bに備えられる係合球体27が、軸方向に
操作孔26aを備えた調整ねじ26における該操作孔2
6a内に、球体の一部を該操作孔26aから前記軸方向
に突き出すように圧縮コイルバネ28で付勢されて備え
られていると共に該調整ねじ26が前記角形嵌合い凹部
23の内壁面に開口する雌ねじ孔25に螺進退可能に螺
入されている構成としてあり、かかる構成より、前記工
具保持具Bにおける角形嵌合い凹部23内に、前記工具
Aにおける角形嵌合い軸部12を嵌合状態に差し入れる
ことによって、前記一方の係合手段kである前記係合球
体27が、他方の係合手段kである前記係合凹部13に
係脱可能に係合されて、該角形嵌合い凹部23に嵌合さ
れた角形嵌合い軸部12が該角形嵌合い凹部23から抜
け出さないように該工具Aを前記工具保持具Bに係脱可
能な係合状態で取り付けることができる。
【0030】この図示例にかかる工具Aは、更に具体的
には、円盤状の研磨不織布15を備えた研磨工具を、当
該工具Aの典型例として示したものであって、この図示
例にあっては、かかる研磨工具として、盤状部11に所
謂シャンクとしての前記角形嵌合い軸部12を前記工具
保持具Bにおける角形嵌合い凹部23に対する嵌合い部
の一方として備えた通例ライナーと称される基体部10
に対して前記研磨不織布15を備えた構成としてある。
【0031】この図示例にかかる工具Aは、工具保持具
Bに対する取付け部分としての角形嵌合い軸部12を、
所謂シャンクとして盤状部11に一体に備えて構成され
る通例ライナーと称される基体部10に、各種の研磨不
織布15、典型的には、基材が不規則に交錯されるナイ
ロン繊維などで形作られると共に研磨材を接着などして
備えられた円盤状の研磨不織布15を一体に備え付けた
構成としてあり、前記角形嵌合い軸部12を前記工具保
持具Bにおける角形嵌合い凹部23に嵌合状態に一体に
組み付けるようにして、当該工具Aを該工具保持具Bに
着脱可能に備え付けて用い得る構成としてある。
【0032】この工具Aを構成する基体部10は、円盤
状をなす盤状部11の上面側の中央部に、この盤状部1
1の中心を通る線分の延長線上に軸中心線t−tを有す
るように角形嵌合い軸部12を該盤状部11から上方に
向けて一体に突き出し状態に備えた構成としてあり、例
えば、当該盤状部11と角形嵌合い軸部12とを各種合
成樹脂によって一体に成形して構成してある。
【0033】この基体部10に備えられる角形嵌合い軸
部12は、その軸中心線t−tに直交する向きの断面形
状を多角形状、典型的には正多角形の断面形状としてあ
り、この図示例にあっては、正六角形の断面形状として
あると共に、その上端面12aが該角形嵌合い軸部12
における軸中心線t−tに直交する面をなす構成として
あり、しかも、この突き出し端面としての上端面12a
から該角形嵌合い軸部12の基部方、即ち、前記盤状部
11の側に向けて前記凹部14を備えた構成としてあ
る。
【0034】かかる角形嵌合い軸部12に備えられる凹
部14は、円形孔として構成してあり、この図示例にあ
っては、該角形嵌合い軸部12における軸中心線t−t
を中心として構成される円形の孔としてある。即ち、こ
の図示例にあっては、前記角形嵌合い軸部12の軸中心
線t−tを円形孔の中心線として構成される凹部14と
して構成してある。
【0035】また、この角形嵌合い軸部12の外周面に
は、この外周面を巡る向きに、前記係合手段kの一方側
を構成する係合凹部13を備えた構成としてある。この
角形嵌合い軸部12に備えられる係合凹部13は、この
図示例にあっては、該角形嵌合い軸部12の軸中心線t
−tを巡るように該角形嵌合い軸部12の外周面に一連
に連続する溝状のものとして構成してあり、典型的に
は、この角形嵌合い軸部12の軸中心線t−tと直交す
る面に沿った該角形嵌合い軸部12の外周面に一連に連
続して備えられる断面が弧状をなす溝状係合凹部1
3’、より典型的には、半円よりも小さい円弧の弧状断
面として構成される溝状係合凹部13’として構成して
ある。
【0036】かかる構成からなるライナーとしての基体
部10に備えられる研磨不織布15は、構成される研磨
工具に夫々対応した各種形状、素材からなるものとして
構成用いられるものであって、例えば、各種の合成樹脂
繊維の不規則に交錯する三次元網状組織体などとして構
成される不織布を基材とし、この基材に、各種の研磨材
を接着剤で支持固定したものなどを、構成される研磨工
具に夫々対応して、例えば、該研磨不織布15を、接着
剤を用いて前記基体部10の面部11aに取付けて当該
工具Aを構成し、あるいは、前記基体部10及び研磨不
織布15を熱可塑性合成樹脂によって構成すると共に該
研磨不織布15を該基体部10における前記面部11a
に溶着して当該工具Aを構成するなど任意の方法で前記
研磨不織布15を前記基体部10に備え付けて工具Aを
構成する。この図示例は、かかる基体部10に対する研
磨不織布15の典型的な備え付け例を示したものであっ
て、前記基体部10における盤状部11の面部11aよ
りも大きい直径で、しかも、比較的厚い円形のマット状
をなす研磨不織布15を用意し、前記円形の面部11a
に対して同心状、即ち、当該研磨不織布15における中
心線を前記基体部10の角形嵌合い軸部12における軸
中心線t−tと同一の線上に位置付けるようにして該面
部11aに取付けて当該工具Aを構成したものであっ
て、前記研磨不織布15を熱可塑性合成樹脂繊維製とし
且つ該研磨不織布15の備えられる基体部10を熱可塑
性合成樹脂製とすると共に、この研磨不織布15を構成
する熱可塑性合成樹脂繊維の合成樹脂を基体部10を構
成する合成樹脂よりも融点の高い合成樹脂として用意
し、少なくとも、この基体部10を構成する前記盤状部
11の面部11aを溶融状態になし、この溶融状態にあ
る面部11aに押し付けられて該溶融状態にある面部1
1aにおける合成樹脂に食い付き状態とされた該研磨不
織布15の繊維端部15aを、この溶融状態にある該面
部11aの合成樹脂の冷却に伴う固化によって、該基体
部10に一体に止め付けるようにして当該工具Aを構成
してある。なお、図中16は、前記研磨不織布15の補
強用の織物材を示している。
【0037】かかる基体部10に研磨不織布15を備え
て構成される典型的な研磨工具としての工具Aの着脱可
能な取付けに用いられる工具保持具Bは、前記工具Aを
着脱可能に組み付け得る角形嵌合い凹部23と、この角
形嵌合い凹部23に嵌合される前記工具Aにおける角形
嵌合い軸部12を、当該角形嵌合い凹部23内におい
て、この角形嵌合い凹部23から抜け出さないように前
記工具Aを当該工具保持具Bに対して係脱可能に係合す
る係合手段kとを備えた構成としてあり、典型的には、
前記工具Aにおける嵌合い部としての角形嵌合い軸部1
2の嵌合組み付けられる他方嵌合い部としての角形嵌合
い凹部23を備えると共に、この角形嵌合い凹部23の
内壁面から、球体の一部を突き出すように圧縮コイルバ
ネ28で付勢された係合球体27を、前記一方の係合手
段kとしての係合凹部13に係合される他方の係合手段
kとして備えた保持具本体部21と、前記角形嵌合い凹
部23に嵌合される前記工具Aにおける角形嵌合い軸部
12の軸中心線t−tと同一の線上に回転軸線x−xを
有するように、即ち、前記角形嵌合い凹部23の中心線
と同一の線上に該回転軸線x−xを有するように、該保
持具本体部21に一体に備えられている回転軸22とを
有する構成としてある。
【0038】この保持具本体部21に備えられる前記角
形嵌合い軸部12の嵌合い部としての角形嵌合い凹部2
3は、前記回転軸22の備えられている側と反対の側に
ある該保持具本体部21の面から、前記回転軸22の側
に向けて設けられた底止まりの角形孔、具体的には、前
記工具Aにおける角形嵌合い軸部12が略密に嵌り合う
角形断面の底止まりの孔として構成してあり、該角形嵌
合い凹部23に前記工具Aにおける角形嵌合い軸部12
を嵌合状態に組み付けた際に、この工具Aにおける角形
嵌合い軸部12が該工具保持具Bにおける回転軸22と
同心で該工具保持具Bと一体になって回転し得る態様に
設けてある。かかる保持具本体部21に備えられる角形
嵌合い凹部23は、典型的には、前記角形嵌合い軸部1
2に対応した断面形状が正多角形状の角形嵌合い凹部2
3として構成してあり、この図示例にあっては前記角形
嵌合い軸部12の略密に嵌り合う断面形状が正六角形状
の底止まりの孔として構成してあって、この孔の中心
線、即ち、多角形の中心を通る線分が前記回転軸22に
おける回転軸線x−x上に位置付けられる構成としてあ
って、この角形嵌合い凹部23に嵌合される前記工具A
における角形嵌合い軸部12の軸中心線t−tが該回転
軸22の回転軸線x−x上に位置付けられるように当該
角形嵌合い軸部12が該角形嵌合い凹部23に嵌合状態
に組み付けられる構成としてあると共に、この角形嵌合
い凹部23の底面23aが該角形嵌合い凹部23の中心
を通る線分、即ち、前記回転軸22の回転軸線x−xに
直交する向きの面として構成してある。
【0039】かかる保持具本体部21に備えられる係合
手段kは、この保持具本体部21における前記角形嵌合
い凹部23内に嵌合された前記工具Aの角形嵌合い軸部
12における係合手段kとしての係合凹部13に対して
係脱可能に係合される係合球体27を備えた構成として
あり、当該係合球体27を、該角形嵌合い凹部23内に
嵌合される該角形嵌合い軸部12の係合凹部13に対応
する位置の該角形嵌合い凹部23の内壁面から、その球
体の一部を圧縮コイルバネ28によって突き出すように
設けてある。
【0040】かかる係合手段kは、更に典型的には、軸
方向、即ち、一方の軸端から他方軸端側に向けて底止ま
りの操作孔26aを備えると共に外周部が雄ねじ部26
bとされた調整ねじ26に対して、該操作孔26aの底
部側に一端側を接するように圧縮コイルバネ28を内装
し且つ該圧縮コイルバネ28によって該操作孔26aの
開口側に向けて付勢されるように係合球体27を内装す
ると共に、該圧縮コイルバネ28によって付勢される係
合球体27が、前記操作孔26aの縮径開口縁部に当接
されて、その半球面よりも少ない球体の一部を該操作孔
26aから前記軸方向に突き出すように備えられた構成
とし、この係合球体27を備えた調整ねじ26を前記角
形嵌合い凹部23の内壁面に開口する雌ねじ孔25、こ
の図示例にあっては前記保持具本体部21に設けられて
いる雌ねじ孔25に螺進退可能に螺入し、この調整ねじ
26に備えられている前記係合球体27が、該保持具本
体部21における前記角形嵌合い凹部23の内壁面か
ら、その球体の一部を突き出すように当該調整ねじ26
を前記雌ねじ孔25に対して螺入位置決めをして構成さ
れる。
【0041】なお、図中26cは、前記調整ねじ26の
操作穴であって、レンチなどの各種工具を用いた当該調
整ねじ26の螺回動に用いられるものであって、この図
示例にあっては、六角穴として構成されている。
【0042】かかる保持具本体部21に備えられる係合
手段kは、当該保持具本体部21の角形嵌合い凹部23
に嵌合される前記工具Aにおける角形嵌合い軸部12に
備えられている係合手段kとしての係合凹部13に都合
よく当該係合手段kを構成する係合球体27が係合され
る位置に備えられて、該角形嵌合い凹部23に嵌合され
た工具Aにおける角形嵌合い軸部12の抜け出しを効果
的に防止する形態に備えられておれば、いかなる形態に
備えられていてもよく、当該保持具本体部21に備えら
れる係合手段kを一個の前記調整ねじ26によって構成
してあっても、また、複数個の調整ねじ26によって構
成してあってもよい。
【0043】かかる工具保持具Bに備えられる係合手段
kは、典型的には、前記工具保持具Bを構成する保持具
本体部21の外周面から該工具保持具Bの角形嵌合い凹
部23内に貫通するように備えられている該工具保持具
Bの前記回転軸22の回転軸線x−xに直交する向きの
雌ねじ孔25に夫々前記調整ねじ26をねじ入れて構成
してあり、典型的には、前記角形嵌合い凹部23内に嵌
合される前記角形嵌合い軸部12の各外周面に沿って該
面を巡る向きに一連に備えられている係合凹部13にお
ける該角形嵌合い軸部12の軸中心線t−tを含む面に
直交する向きの面部に向けて一端を開口するように前記
保持具本体部21の外周面と前記角形嵌合い凹部23間
に連通して前記回転軸線x−xに直交する向きに備えら
れている各雌ねじ孔25に夫々前記調整ねじ26をねじ
入れて構成してあり、この図示例にあっては、前記保持
具本体部21における外周面の3方向から、前記回転軸
線x−xに向けて、互いに等間隔に備えられる3個の雌
ねじ孔25を、各雌ねじ孔25が、前記正六角形状をな
す角形嵌合い凹部23における長方形状をなす面の幅側
の中央で開口するように設け、この各雌ねじ孔25にね
じ入れられた前記調整ねじ26に備えられている前記夫
々の係合球体27によって、角形嵌合い凹部23内に嵌
め入れられる前記工具Aにおける前記角形嵌合い軸部1
2が、その軸中心線y−yを前記工具保持具Bにおける
回転軸線x−x上に偏りなく位置付けられ得るように、
該係合球体27を該角形嵌合い軸部12における係合手
段kとしての係合凹部13に係脱可能に係合するように
してある。
【0044】かかる構成からなる前記保持具本体部21
における角形嵌合い凹部23内、より具体的には、該角
形嵌合い凹部23の底面23aから、この角形嵌合い凹
部23内に嵌合される前記工具Aにおける角形嵌合い軸
部12の凹部14に対して嵌合される嵌合い軸部24、
より典型的には、前記角形嵌合い凹部23の底面23a
から、前記工具保持具Bの回転軸22の回転軸線x−x
上に軸中心線s−sを有すると共に前記角形嵌合い凹部
23内に嵌合される前記工具Aにおける角形嵌合い軸部
12の円形孔状をなす凹部14に対して嵌合される円錐
台状をなす嵌合い軸部24を、該角形嵌合い凹部23内
に突き出すように設けてあり、この嵌合い軸部24の外
周面を該凹部14の開口縁に密に接するように嵌合し、
且つ、前記角形嵌合い軸部12を前記角形嵌合い凹部2
3に嵌合することによって、前記工具Aが工具保持具B
に対して、該工具保持具Bと該工具Aとが一体に回転す
るように該工具Aにおける角形嵌合い軸部12の軸中心
線t−tを該工具保持具Bの回転軸22の回転軸線x−
x上に位置付けた状態で、この工具Aにおける回転中心
線y−yを前記工具保持具Bにおける回転軸線x−x上
に位置付けて、前記各係合手段k相互の係合によって着
脱可能に組み付けられる。
【0045】かかる工具Aの取付けに用いられる前記工
具保持具Bは、当該工具保持具Bを前記回転軸22と前
記保持具本体部21とを一体のものとして構成してあっ
ても、また、この回転軸22と保持具本体部21とを各
種部材の組み付けによって構成してあってもよい。
【0046】かかる工具保持具Bは、例えば、図示例に
おけるように、ブロック材20と、このブロック材20
に備えられている雌ねじ孔20dに螺着される軸部材2
0’との一体的な組み付けによって構成し、このブロッ
ク材20と軸部材20’との一体的な組付け体として構
成される工具保持具Bが、前記嵌合い軸部24を備えた
角形嵌合い凹部23及び調整ねじ25のねじ入れ用雌ね
じ孔25などを備えた保持具本体部21、及び、前記回
転軸22などの各構成を備えるように構成することがで
きる。
【0047】かかる図示例に係るブロック材20は、下
部側が円盤状部20aとされていると共に上部側が円錐
台状部20bとされた一体形状のものとしてあり、該円
盤状部20aと円錐台状部20bの中心線を中心線とす
るように該円盤状部20aの下端面20fの中央部と前
記円錐台状部20bの上端面20eの中央部との間を一
連に孔状をなすように連通する凹部20c及び該凹部2
0cよりも小さい孔径の雌ねじ孔20dとを備え、しか
も、この円盤状部20aの外周面と前記凹部20cとの
間を連通する複数の雌ねじ孔25を該円盤状部20aの
中心から放射方向の向きに備えた構成としてある。
【0048】このブロック材20に備えられる凹部20
cは、該ブロック材20の下端面20f,即ち、前記円
盤状部20aの面から前記円錐台状部20bの側に向け
て角形孔状に凹む構成、より具体的には、前記角形嵌合
い軸部12が嵌合される形状、寸法の凹部20c、即
ち、この図示例にあっては、前記の断面形状が六角形状
をなす角形嵌合い軸部12が密に嵌合されて、相互に回
り止めの状態に嵌め付けられる六角形状の角孔状凹部2
0cとしてあると共に、この凹部20cの底面20gと
前記円錐台状部20bの上端面20eとの間を連通する
ように前記雌ねじ孔20dが該雌ねじ孔20dの孔周縁
に前記底面20gを段差状に残すように備えられている
構成としてある。
【0049】かかるブロック材20に備えられている前
記正六角形状の角孔状凹部20cの中心を通る線と、前
記雌ねじ孔20dの中心線とが同一線上に位置付けられ
ているとともに、これらの各線が、前記ブロック材20
における円盤状部20a及び円錐台状部20bの中心を
通る線上に位置付けられている構成としてあり、この円
盤状部20aの外周面と前記凹部20cとの間を連通す
るように備えられている前記雌ねじ孔25の中心を通る
線が角孔状凹部20cを構成する長方形状の内壁面の幅
側の中心を通り且つ前記円盤状部20aの中心を通る線
に直交する構成としてあり、この図示例にあっては、前
記雌ねじ孔25を、前記正六角形状の角孔状凹部20c
を構成する長方形状をなす6個の内壁面のうちの1個お
きにある内壁面に夫々開口するように備えられた3個の
雌ねじ孔25としてあると共に、この雌ねじ孔25にお
ける中心線が前記内壁面における幅(短辺)の中心を通
り且つ前記円盤状部20aの中心を通る線に直交する構
成としてある。
【0050】かかるブロック材20に一体的に組み付け
られて工具保持具Bを構成する軸部材20’は、軸部2
0’aと、この軸部20’aに鍔部20’bを介して一
体に連続して備えられている雄ねじ部20’cと、この
雄ねじ部20’cに一体に連続して備えられている円錐
台状をなす凸部20’dとを備えた構成としてあり、こ
の軸部20’aと雄ねじ部20’cと凸部20’dとが
夫々の軸中心線を同一の線上に備えた構成としてあり、
前記鍔部20’bを前記ブロック材20の上端面20e
に突き当てるように該雄ねじ部20’cを前記雌ねじ孔
20dにねじ入れた際に、前記凸部20’dが、前記底
面20gから凹部20c内に突き出すように構成してあ
る。
【0051】かかる構成からなる軸部材20’を、この
軸部材20’における前記鍔部20’bを前記ブロック
材20の上端面20eに突き当てるように該軸部材2
0’における前記雄ねじ部20’cを前記ブロック材2
0における雌ねじ孔20dにねじ入れ、当該軸部材2
0’とブロック材20とを一体的に固着した状態に組み
付けて当該工具保持具Bを構成する。
【0052】このように軸部材20’をブロック材20
に組み付けて構成される工具保持具Bは、前記軸部2
0’aが該工具保持具Bにおける前記回転軸22とされ
ると共に、互いに一体的に組み付けられる前記ブロック
材20及び前記雄ねじ部20’c並びに前記鍔部20’
bが該工具保持具Bにおける前記保持具本体部21とさ
れ、また、前記凹部20cが該工具保持具Bにおける前
記角形嵌合い凹部23とされ、前記凸部20’dが該工
具保持具Bにおける嵌合い軸部24とされ、前記工具保
持具Bを当該ブロック材20と軸部材20’との組み付
けによって容易に構成することができる。
【0053】かかる工具保持具Bは、更に、他の部材の
組み付けによって構成してあってもよく、例えば、前記
ブロック材20における円盤状部20aと円錐台状部2
0bとを別段に成形用意して、これらを連結してブロッ
ク材20を構成すると共に、これに前記軸部材20’を
組み付けて当該工具保持具Bを構成するなど、各種部材
の組み付けによって構成することができる。
【0054】(2) 第2の実施の形態に係る工具の保
持構造 次いで、図7〜図12で示される第2の実施の形態に係
る工具の保持構造について具体的に説明する。この第2
の実施の形態に係る工具の保持構造は、例えば、回転駆
動軸に備えられる工具保持具や、回転駆動軸にチャック
などの各種の保持具によって備えられる工具保持具など
のように回転駆動軸部側に備えられる工具保持具Bと、
該工具保持具Bに対して取付けて用いられる工具Aと
が、該工具保持具Bと該工具Aのいずれか一方に角形嵌
合い凹部23を、且つ他方に、前記工具保持具Bの回転
軸線x−x上又は該回転軸線x−xに平行な線上に軸中
心線t−tを位置付けると共に前記工具保持具Bの回転
軸線x−x上に前記工具Aの回転中心線y−yを位置付
けるように該角形嵌合い凹部23に嵌合して前記工具保
持具Bと前記工具Aとを一体に回転させる角形嵌合い軸
部12を備えた構成としてあり、この角形嵌合い凹部2
3の角形嵌合い軸部12を嵌合するように前記工具Aを
工具保持具Bに組み付けることによって、当該工具Aが
工具保持具Bに対して、この工具保持具Bと工具Aとが
一体に回転するように組み付けられる構成としてあり、
かつ、前記角形嵌合い軸部12と前記角形嵌合い凹部2
3には、この角形嵌合い凹部23内に前記角形嵌合い軸
部12を嵌合することによって前記工具保持具Bと前記
工具Aとを係脱可能に係合する係合手段kを備えた構成
としてあり、当該角形嵌合い凹部23に嵌合された角形
嵌合い軸部12が該角形嵌合い凹部23から抜け出さな
いように当該工具保持具Bと工具Aとが係脱可能に係合
される構成としてあり、しかも、前記工具保持具Bと前
記工具Aとが、該工具保持具Bと該工具Aのいずれか一
方に凹部14を、且つ他方に、該凹部14に少なくとも
一部を密着するように嵌合されて該凹部14と共に前記
工具保持具Bの回転軸線x−x上に前記工具Aの回転中
心線y−yを正確に位置付ける嵌合い軸部24を備えて
いる構成としてあり、更に、典型的には、前記角形嵌合
い軸部12が、該角形嵌合い軸部12の軸中心線t−t
を前記工具保持具Bにおける回転軸線x−x上に位置付
けるように前記角形嵌合い凹部23に嵌合されると共
に、前記嵌合い軸部24が、該嵌合い軸部24の軸中心
線s−sを前記工具保持具Bにおける回転軸線x−x上
に位置付けるように前記凹部14に対して嵌め合わされ
る構成としてあり、研磨不織布15’を面ファスナー1
7で基体部10に係脱可能に装着して当該保持構造を構
成する研磨工具Aを構成した以外の構成を前記第1の実
施の形態に係る工具の保持構造の構成と同一又は実質的
に同一の構成としてあり、該第1の実施の形態に係る工
具の保持構造におけると同一の態様で組み付け構成され
るようにしてある。従って、前記第1の実施の形態に係
る工具の保持構造の構成と同一又は実質的に同一の構成
部分に同一の番号を付して、その説明を省略する。
【0055】この実施の形態に係る工具の保持構造を構
成する工具Aは、前記第1の実施の形態に係る工具の保
持構造を構成する工具Aにおける基体部10と同一の構
成からなる基体部10に対して、前記第1の実施の形態
に係る工具の保持構造を構成する工具Aにおける研磨不
織布15と実質的に同一の構成からなる研磨不織布1
5’を雌雄対をなす面ファスナー17で係脱可能に装着
することによって構成するようにしてあり、一般にライ
ナーと称される基体部10に対して研磨手段としての研
磨不織布15’を適宜取り換えて研磨をなし得るように
構成してある。
【0056】かかる基体部10に面ファスナー17によ
って係合されて工具Aを構成する研磨不織布15’は、
研磨材を備えると共に研磨対象物に対応して各種の繊維
素材を不規則に交錯する三次元網状組織体などとして各
種形状に構成されたものであってよく、この図示例にあ
っては、研磨材を接着剤で接着するなどして構成される
合成樹脂繊維によって形作られる厚幅の円盤状体をなす
フェルト状の研磨不織布15’としてあり、研磨面と反
対の側にある面に面ファスナー17における雌雄の一方
側17’を備え付けた構成としてある。
【0057】かかる研磨不織布15’を係合状態に備え
得る基体部10は、該研磨不織布15’を係脱可能に係
合する構成を備えた以外の構成を、前記第1の実施の形
態に係る工具の保持構造における基体部10と同一の構
成としてあり、円盤状をなす盤状部11の上面側の中央
部に、この盤状部11の中心を通る線分の延長線上に軸
中心線t−tを有するように角形嵌合い軸部12を該盤
状部11から上方に向けて一体に突き出し状態に備えた
構成としてあると共に、その下面側に前記雌雄をなす面
ファスナー17の他方側17”が備え付けられており、
例えば、当該盤状部11と角形嵌合い軸部12とを各種
合成樹脂によって一体に成形して構成してある。
【0058】かかる基体部10に備えられる角形嵌合い
軸部12は、その軸中心線t−tに直交する向きの断面
形状を多角形状、典型的には正多角形の断面形状として
あり、この図示例にあっては、正六角形の断面形状とし
てあると共に、その上端面12aが該角形嵌合い軸部1
2における軸中心線t−tに直交する面をなす構成とし
てあると共に、この突き出し端面としての上端面12a
から該角形嵌合い軸部12の基部方、即ち、前記盤状部
11の側に向けて前記凹部14を備えた構成としてあ
る。
【0059】また、かかる角形嵌合い軸部12に備えら
れる凹部14は、円形孔として構成してあり、この図示
例にあっては、該角形嵌合い軸部12における軸中心線
t−tを中心として構成される円形の孔としてある。即
ち、この図示例にあっては、前記角形嵌合い軸部12の
軸中心線t−tを円形孔の中心線として構成される凹部
14として構成してある。
【0060】また、この角形嵌合い軸部12の外周面に
は、この外周面を巡る向きに、前記係合手段kの一方側
を構成する係合凹部13を備えた構成としてある。この
角形嵌合い軸部12に備えられる係合凹部13は、この
図示例にあっては、該角形嵌合い軸部12の軸中心線t
−tを巡るように該角形嵌合い軸部12の外周面に一連
に連続する溝状のものとして構成してあり、典型的に
は、この角形嵌合い軸部12の軸中心線t−tと直交す
る面に沿った該角形嵌合い軸部12の外周面に一連に連
続して備えられる断面が弧状をなす溝状係合凹部1
3’、より典型的には、半円よりも小さい円弧の弧状断
面として構成される溝状係合凹部13’として構成して
ある。
【0061】かかる構成からなる基体部10に備えられ
ている前記雌雄をなす面ファスナー17の一方側17”
に、前記研磨不織布15’に備えられている当該雌雄を
なす面ファスナー17の他方側を係合して、該研磨不織
布15’を基体部10に備え付けて研磨工具Aを構成す
る。
【0062】このように構成される工具Aの組み付けら
れる工具保持具Bは、前記第1の実施の形態に係る工具
の保持構造における工具保持具Bと同一の構成の工具保
持具Bとしてあり、前記第1の実施の形態に係る工具の
保持構造におけると同一の態様で当該第2の実施の形態
に係る工具の保持構造における工具Aを該工具保持具B
に対して着脱可能に組み付け得るようにしてあり、より
具体的には、当該工具保持具Bに対して当該工具Aを構
成している基体部10を、前記研磨不織布15’を備え
付けた状態で組み付けて用い、又は、前記研磨不織布1
5’を取り外した状態で組み付けると共に該基体部10
に研磨不織布15’を係合して用いるようにしてある。
【0063】
【発明の効果】この発明に係る工具の保持構造は、工具
保持具と工具とが、該工具保持具と該工具のいずれか一
方に角形嵌合い凹部を、且つ他方に、前記工具保持具の
回転軸線上に前記工具の回転中心線を位置付けるように
該角形嵌合い凹部に嵌合される角形嵌合い軸部を備えて
いると共に、前記角形嵌合い軸部と前記角形嵌合い凹部
には、前記工具保持具と前記工具とを該角形嵌合い凹部
内に前記角形嵌合い軸部を嵌合することによって係脱可
能に係合する係合手段を備えており、しかも、前記工具
保持具と前記工具とが、該工具保持具と該工具のいずれ
か一方に凹部を、且つ他方に、該凹部に嵌合されて該凹
部と共に前記工具保持具の回転軸線上に前記工具の回転
中心線を位置付ける嵌合い軸部を備えていることから、
前記凹部に嵌合い軸部を嵌め入れるように前記角形嵌合
い軸部を前記角形嵌合い凹部に嵌合することによって、
前記工具と前記工具保持具とが一体に回転するように、
前記工具が前記工具保持具に対して着脱可能に取付けら
れると共に該工具保持具における回転軸線上に当該工具
における回転中心線を一致させて当該工具を該工具保持
具に取付けることができる利点を有している。また、こ
のように構成される工具の保持構造にあっては、当該工
具をいずれの向きに回転駆動させて用いた場合でも、当
該取付け工具の取付けに緩み出しを生ずることがない利
点を有している。
【0064】また、前記構成に係る工具の保持構造にお
いて、前記角形嵌合い軸部が、該角形嵌合い軸部の軸中
心線を前記工具保持具における回転軸線上に位置付ける
ように前記角形嵌合い凹部に嵌合されると共に、前記嵌
合い軸部が、該嵌合い軸部の軸中心線を前記工具保持具
における回転軸線上に位置付けるように前記凹部に対し
て嵌合される構成とすることによって、当該工具の使用
に際して当該工具における回転中心線を工具保持具にお
ける回転軸線上に極力位置付けるようになすことができ
る利点を有している。
【0065】また、前記構成に係る工具の保持構造にお
いて、前記係合手段を、前記角形嵌合い凹部の内壁面か
ら、球体の一部を該角形嵌合い凹部内に突き出すように
圧縮コイルバネで付勢されて備えられている係合球体
と、前記角形嵌合い軸部の外周面に備えられていると共
に前記係合球体が係脱可能に係合される係合凹部とする
ことによって、前記工具を工具保持具に対して、円滑に
取付け且つ取り外すことができる利点を有している。
【0066】また、前記構成に係る工具の保持構造にお
いて、前記係合球体が、軸方向に操作孔を備えた調整ね
じにおける該操作孔内に、球体の一部を該操作孔から前
記軸方向に突き出すように圧縮コイルバネで付勢されて
備えられていると共に、該調整ねじが前記角形嵌合い凹
部の内壁面に開口する雌ねじ孔に螺進退可能に螺入され
ている構成とすることによって、前記工具保持具と前記
工具とを、都合の良い係合状態に着脱可能に組み付ける
ことができる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な第1の実施の形態に係る工具の保持構
造を構成する工具保持具の要部と工具とを一部部品を分
離して示した斜視図
【図2】同工具を工具保持具に組み付けた状態を該工具
保持具の一部を省略し且つ要部を破断して示した側面図
【図3】同工具を工具保持具に組み付けた状態の平断面
【図4】同工具保持具の主要部を、その一部を破断して
示した側面図
【図5】同工具の平面図
【図6】同工具の一部を破断して示した側面図
【図7】典型的な第2の実施の形態に係る工具の保持構
造を構成する工具保持具の要部と工具とを一部部品を分
離して示した斜視図
【図8】同工具を工具保持具に組み付けた状態を該工具
保持具の一部を省略し且つ要部を破断して示した側面図
【図9】同工具を工具保持具に組み付けた状態の平断面
【図10】同工具保持具の主要部を、その一部を破断し
て示した側面図
【図11】同工具の平面図
【図12】同工具の一部を破断して示した側面図
【符号の説明】
A 工具 B 工具保持具 k 係合手段 12 角形嵌合い軸部 13 係合凹部 14 凹部 23 角形嵌合い凹部 24 嵌合い軸部 26 調整ねじ 27 係合球体 28 圧縮コイルバネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具保持具と工具とが、該工具保持具と
    該工具のいずれか一方に角形嵌合い凹部を、且つ他方
    に、前記工具保持具の回転軸線上に前記工具の回転中心
    線を位置付けるように該角形嵌合い凹部に嵌合される角
    形嵌合い軸部を備えていると共に、 前記角形嵌合い軸部と前記角形嵌合い凹部には、前記工
    具保持具と前記工具とを該角形嵌合い凹部内に前記角形
    嵌合い軸部を嵌合することによって係脱可能に係合する
    係合手段を備えており、 しかも、前記工具保持具と前記工具とが、該工具保持具
    と該工具のいずれか一方に凹部を、且つ他方に、該凹部
    に嵌合されて該凹部と共に前記工具保持具の回転軸線上
    に前記工具の回転中心線を位置付ける嵌合い軸部を備え
    ていることを特徴とする工具の保持構造。
  2. 【請求項2】 前記角形嵌合い軸部が、該角形嵌合い軸
    部の軸中心線を前記工具保持具における回転軸線上に位
    置付けるように前記角形嵌合い凹部に嵌合されると共
    に、 前記嵌合い軸部が、該嵌合い軸部の軸中心線を前記工具
    保持具における回転軸線上に位置付けるように前記凹部
    に対して嵌合されることを特徴とする請求項1に記載の
    工具の保持構造。
  3. 【請求項3】 前記係合手段を、前記角形嵌合い凹部の
    内壁面から、球体の一部を該角形嵌合い凹部内に突き出
    すように圧縮コイルバネで付勢されて備えられている係
    合球体と、前記角形嵌合い軸部の外周面に備えられてい
    ると共に前記係合球体が係脱可能に係合される係合凹部
    としてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の工具の保持構造。
  4. 【請求項4】 前記係合球体が、軸方向に操作孔を備え
    た調整ねじにおける該操作孔内に、球体の一部を該操作
    孔から前記軸方向に突き出すように圧縮コイルバネで付
    勢されて備えられていると共に、該調整ねじが前記角形
    嵌合い凹部の内壁面に開口する雌ねじ孔に螺進退可能に
    螺入されていることを特徴とする請求項3に記載の工具
    の保持構造。
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