JP2002190964A - 同期信号生成回路 - Google Patents

同期信号生成回路

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JP2002190964A
JP2002190964A JP2000386903A JP2000386903A JP2002190964A JP 2002190964 A JP2002190964 A JP 2002190964A JP 2000386903 A JP2000386903 A JP 2000386903A JP 2000386903 A JP2000386903 A JP 2000386903A JP 2002190964 A JP2002190964 A JP 2002190964A
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horizontal
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Kunitaka Iwasaki
晋貴 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズ入力時でも弱電界信号入力時でも安定
した垂直同期信号を生成できる同期信号生成回路を提供
する。 【解決手段】 ロック検出回路40はPLL回路20の
ロック状態を監視し、PLL回路20がロック状態にあ
ると判断したとき、ロック検出信号SL を同期分離回路
10aに出力し、これに応じて同期分離回路10aはス
ライスレベルを弱電界信号入力に強いレベルに制御し、
逆にPLL回路20がロック状態に達していないと判断
したとき、ロック検出信号SL を出力せず、これに応じ
て同期分離回路10aはスライスレベルをノイズ入力に
強く、誤動作しにくいレベルに制御するので、受信され
る映像信号の状態に応じて同期信号分離用のスライスレ
ベルを最適に制御することができ、安定した水平同期パ
ルスPH 及び垂直同期パルスPV を生成することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受信
機などに使用され、受信信号に基づいて最適な垂直同期
タイミングで垂直同期パルスを生成する同期信号生成回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン受信機の同期分離回
路において、同期信号処理に用いられる垂直同期安定化
回路は、通常Vカウントダウン(V Count down)と呼
ばれる方法が用いられている。この方法とは、垂直同期
分離回路(V Sync. separator )において、水平と垂
直同期信号を含む複合映像信号(コンポジット信号)か
ら分離された垂直同期信号の周期を、基準クロック信号
(一般に、1/2H、Hは水平周期)でカウントし、垂
直同期信号の位相ずれや欠落を補正する方法である。
【0003】垂直同期分離回路の出力より処理を行うた
め、無信号状態のチューナの出力信号のような、ノイズ
のみの信号が入力された場合、垂直同期分離回路におい
てそのノイズを同期信号として取り出してしまい、垂直
同期タイミングが乱れ、最適な垂直同期信号を出力でき
なくなる。このため、弱電界のときテレビ画面では、縦
方向の表示の縮みや表示の揺れが起こってしまう。
【0004】従来、その対策として、垂直同期分離回路
においてノイズを誤って取り出さないような垂直同期信
号を取り出すためのしきい値であるスライスレベルを受
信信号レベルに応じて制御する方法をとっていた。図4
は、従来のテレビ受信器に用いられる同期信号生成回路
の一例を示している。図示のように、この同期信号分離
回路、同期信号分離回路(Sync. sep.)10、PLL回
路20、及び垂直同期安定化回路(V Count down)30
によって構成されている。
【0005】同期信号分離回路10は、入力される複合
映像信号SC から水平同期信号SHと垂直同期信号SV
を分離し、水平同期信号SH をPLL回路20に供給
し、垂直同期信号SV を垂直同期安定化回路30aに供
給する。PLL回路20は、水平同期信号SH に応じて
内部にあるVCOの発振周波数を制御し、水平同期信号
H とほぼ同じ周波数を有し、安定した周期を持つ水平
同期パルスPH を出力するとともに、所定の逓倍比で逓
倍したクロック信号CLKを垂直同期安定化回路30に
出力する。
【0006】垂直同期安定化回路30は、PLL回路2
0から出力されるクロック信号CLKに応じて、いわゆ
るVカウントダウン処理を行うことによって、垂直同期
信号SV とほぼ同じ周期を持つ垂直同期パルスPV を出
力する。Vカウントダウン処理において、入力された垂
直同期信号SV に対して、PLL回路20によって供給
されたクロック信号CLKでカウントが行われる。これ
によって、垂直同期信号SV の位相ずれまたは欠落を補
正することができ、安定した周期を持つ垂直同期パルス
V が生成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の垂直同期信号の分離方法では、無信号状態または非
常に微弱な信号しか受信できない場合、同期信号の分離
ができない。このため、微弱な入力信号でも同期分離を
行うため、スライスレベルを低く調整することが必要で
あるが、これによってノイズを取り入れやすくなり、同
期信号の安定性が低下するおそれがある。このように、
従来では、垂直同期の安定化と弱信号時の同期分離の性
能の向上という相反する垂直同期分離特性を両立させる
ことが困難であった。
【0008】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ノイズ入力時でも弱電界信号入
力時でも安定した垂直同期信号を生成できる同期信号生
成回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の同期信号生成回路は、所定のしきい値を用
いて、複合映像信号から水平同期信号と垂直同期信号を
分離する同期分離回路と、上記分離された水平同期信号
に応じて制御された発振周波数で発振し、上記水平同期
信号とほぼ同じ周波数の水平同期パルス信号と、上記水
平同期信号を所定の逓倍比で逓倍したクロック信号を生
成するPLL回路と、上記分離された垂直同期信号と上
記クロック信号に応じて、上記垂直同期信号とほぼ同じ
周波数の垂直同期パルス信号を出力する垂直同期安定化
回路と、上記PLL回路がロック状態になっているか否
かを検出し、当該検出結果に応じて上記同期分離回路に
用いられるしきい値を調整する制御回路とを有する。
【0010】また、本発明の同期信号生成回路は、所定
のしきい値を用いて、複合映像信号から水平同期信号と
垂直同期信号を分離する同期分離回路と、上記分離され
た水平同期信号に応じて制御された発振周波数で発振
し、上記水平同期信号とほぼ同じ周波数の水平同期パル
ス信号と、上記水平同期信号を所定の逓倍比で逓倍した
クロック信号を生成するPLL回路と、上記分離された
垂直同期信号と上記クロック信号に応じて、上記垂直同
期信号とほぼ同じ周波数の垂直同期パルス信号を出力す
る垂直同期安定化回路と、上記PLL回路がロック状態
になっているか否かを検出し、検出結果に応じて上記垂
直同期安定化回路の動作モードを切り換える制御回路と
を有する。
【0011】また、本発明では、好適には、上記制御回
路は、上記PLL回路がロック状態になっているか否か
の検出結果に応じて、上記同期分離回路に用いられるし
きい値を調整する。
【0012】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は本発明に係る同期信号生成回路の第1の実施形態
を示す回路図である。図示のように、本実施形態の同期
信号生成回路は、同期信号分離回路(Sync. sep.)10
a、PLL回路20、ロック検出回路40と垂直同期安
定化回路(V Count down)30によって構成されてい
る。
【0013】同期信号分離回路10aは、複合映像信号
C に含まれている水平同期信号S H と垂直同期信号S
V を分離して出力する。水平同期信号SH がPLL回路
20に入力され、垂直同期信号SV が垂直同期安定化回
路30に入力される。
【0014】なお、この同期信号分離回路10aは、既
存の技術を用いて構成することができるので、ここで、
その構成について特に限定しない。また、同期信号分離
回路10aにおいて、水平同期信号SH 及び垂直同期信
号SV を分離するためのスライスレベルがロック検出回
路40からのロック検出信号SL に応じて制御されるの
が、特徴である。
【0015】PLL回路20は、入力される水平同期信
号SH に応じて、水平同期パルスP H を出力する。ま
た、当該水平同期パルスPH を所定の逓倍比で逓倍した
クロック信号CLKを生成し、垂直同期安定化回路30
に供給する。
【0016】図2は、PLL回路20の一構成例を示す
回路図である。図示のように、PLL回路20は、位相
比較器201、ループフィルタ202、VCO203、
分周器204、及びパルス生成回路205によって構成
されている。以下、PLL回路20の各構成部分の機能
について説明する。
【0017】位相比較器201は、入力される水平同期
信号SH と分周器204からの分周信号SD との位相を
比較して、当該位相比較の結果水平同期信号SH と分周
信号SD の位相差に応じた位相差信号Sp を出力する。
ループフィルタ202は、位相比較器201からの位相
差信号Sp に含まれている高周波成分を除去し、低周波
成分のみを制御信号SG としてVCO203に出力す
る。VCO203は、制御信号SG に応じて発振周波数
を制御し、当該制御された発振周波数でクロック信号C
LKを生成する。
【0018】分周器204は、VCO203から出力さ
れたクロック信号CLKを外部から設定された分周比N
(Nは正整数である)で分周し、分周信号SD を生成
し、位相比較器201に供給する。
【0019】パルス生成回路205は、分周信号SD
受けて、分周信号SD と同期のパルス信号、即ち、垂直
同期パルスPH を生成する。
【0020】このように構成されたPLL回路におい
て、位相比較器201から出力される位相差信号Sp
応じてVCO203の発振周波数fVCO が制御され、そ
れに応じて分周器204の出力信号である分周信号SD
の周波数及び位相が制御される。PLL回路20におい
て、分周信号SD と水平同期信号SH の位相が一致する
状態に達した場合、分周信号SD の周期が安定し、かつ
同期信号分離回路10aによって出力される水平同期信
号SH の周期に揺らぎがある場合でも、その平均周期に
一致するように安定化される。この状態はPLL回路の
ロック状態という。ロック状態において、PLL回路2
0におけるVCO203の発振周波数がほぼ一定に保持
される。
【0021】ロック状態に達したとき、PLL回路20
により出力されるクロック信号CLKの周波数は、水平
同期信号SH に対して分周器204の分周比Nで逓倍し
た周波数となる。即ち、水平同期信号SH の周波数をf
H とし、分周器204の分周比をNとすると、ロック状
態においてVCO203から出力されるクロック信号C
LKの周波数fVCO はNfH となる。
【0022】上述したように、ロック状態において分周
信号SD の周波数は、水平同期信号SH の周波数とほぼ
一致するので、分周信号SD に応じてパルス生成回路2
05によって生成される水平同期パルスPH は、水平同
期信号SH とほぼ同じ周波数を持ち、安定化した水平同
期信号となる。
【0023】垂直同期安定化回路30は、同期信号分離
回路10aからの垂直同期信号SVとクロック信号CL
Kに応じて、垂直同期パルスPV を生成する。垂直同期
安定化回路30において、例えば、Vカウントダウン処
理を行い、入力された垂直同期信号SV に対して、PL
L回路20によって供給されたクロック信号CLKでカ
ウントする。これによって、垂直同期信号SV の位相ず
れまたは欠落を補正することができ、安定した周期を持
つ垂直同期パルスPV が生成される。
【0024】ロック検出回路40は、PLL回路20が
ロック状態にあるか否かを検出し、PLL回路20がロ
ック状態にある場合、ロック検出信号SL を同期分離回
路10aに出力する。PLL回路20がロック状態に達
したとき、分周信号SD と入力される水平同期信号SH
の位相が一致するので、この場合、PLL回路20の位
相比較器201から出力される位相差信号Sp は0また
は他の既定値になる。このため、ロック検出回路40
は、PLL回路20の位相比較器201の出力を監視す
ることでPLL回路20がロック状態にあるか否かを判
断することができる。PLL回路20がロック状態にあ
るとき、所定のロック検出信号SL を同期信号分離回路
10aに出力する。
【0025】同期信号分離回路10aでは、所定のしき
い値電圧(スライスレベル)を用いて複合映像信号SC
から水平同期信号SH 及び垂直同期信号SV を検出し、
水平同期信号SH 及び垂直同期信号SV をそれぞれ分離
する。このため、同期分離用スレッショルドを制御する
ことで、同期信号分離回路10aの同期信号の検出能力
を制御できる。
【0026】以下、本実施形態におけるロック検出回路
40の検出結果に応じた同期信号分離回路10aにおけ
るスライスレベルの制御について説明する。良好な映像
信号を受信できる場合、同期信号分離回路10aによっ
て、水平同期信号SH と垂直同期信号SV がそれぞれ分
離出力されるので、PLL回路20は、水平同期信号S
H に基づきロックし、安定した発振周波数で発振する。
これによって、PLL回路20から安定した周波数を持
つ水平同期パルスPH が出力されるとともに、垂直同期
安定化回路30にクロック信号CLKが出力される。
【0027】ロック検出回路40は、PLL回路20が
ロック状態にあると検出したとき、ロック検出信号SL
を出力する。同期信号分離回路10aでは、このロック
検出信号SL を受けると、スライスレベルを弱電界信号
入力に強いレベルに変更される。これにより、弱電界信
号入力時の同期特性を損なうことなく、同期信号の検出
を行うことができる。
【0028】受信された映像信号が非常に弱く、また
は、映像信号を受信されていない場合、同期信号分離回
路10aから周期不安定な水平同期信号SH と垂直同期
信号S V が出力され、または、完全に垂直同期信号SV
が出力されない。この場合、PLL回路20はロック状
態に入ることができない。この場合、ロック検出回路4
0によって、PLL回路20がロック状態ではないと検
出したとき、ロック検出信号SL が出力されない。これ
を受けて、同期信号分離回路10aでは、スライスレベ
ルをノイズ入力に強い、即ち、誤動作しにくいレベルに
変更される。このように無信号または弱信号受信時にス
ライスレベルを制御することによって、同期信号分離回
路10aから垂直同期信号SV は出力されず、垂直同期
安定化回路30では、無信号時の処理を行い、安定した
垂直同期パルスPv が出力される。
【0029】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ロック検出回路40はPLL回路20のロック状態
を監視し、PLL回路20がロック状態にあると判断し
たとき、ロック検出信号SL を同期分離回路10aに出
力し、これに応じて同期分離回路10aはスライスレベ
ルを弱電界信号入力に強いレベルに制御し、逆にPLL
回路20がロック状態に達していないと判断したとき、
ロック検出信号SL を出力せず、これに応じて同期分離
回路10aはスライスレベルをノイズ入力に強く、誤動
作しにくいレベルに制御するので、受信される映像信号
の状態に応じて同期信号分離用のスライスレベルを最適
に制御することができ、安定した水平同期パルスPH
び垂直同期パルスPV を生成することができる。
【0030】第2実施形態 図3は本発明に係る同期信号生成回路の第2の実施形態
を示す回路図である。図示のように、本実施形態の同期
信号生成回路は、同期信号分離回路(Sync. sep.)1
0、PLL回路20、ロック検出回路40と垂直同期安
定化回路(V Count down)30aによって構成されてい
る。
【0031】同期信号分離回路10は、入力される複合
映像信号SC から水平同期信号SHと垂直同期信号SV
を分離し、水平同期信号SH をPLL回路20に供給
し、垂直同期信号SV を垂直同期安定化回路30aに供
給する。
【0032】同期信号分離回路10は、既存の技術を用
いて構成することができる。同期信号分離回路10にお
いて、所定のスライスレベルを設けて、複合映像信号S
C から水平同期信号SH 及び垂直同期信号SV を検出す
る。
【0033】PLL回路20は、入力される水平同期信
号SH に応じて、水平同期パルスP H を出力する。ま
た、当該水平同期パルスPH を所定の逓倍比で逓倍した
クロック信号CLKを生成し、垂直同期安定化回路30
aに供給する。
【0034】PLL回路20は、上述した第1の実施形
態のPLL回路と同じ構成を有するものでよい。即ち、
PLL回路20は、位相比較器201、ループフィルタ
202、VCO203、分周器204及びパルス生成回
路205によって構成される。VCO203は、ループ
フィルタ202から出力された制御信号SG に応じて発
振周波数が制御され、クロック信号CLKを生成する。
分周器204によって、VCO203から出力されたク
ロック信号CLKが分周され、分周信号SD が出力され
る。位相比較器201によって、水平同期信号SH と分
周信号SD の位相が比較され、当該比較の結果、これら
の信号の位相差に応じた位相差信号Spが出力される。
この位相差信号Sp がループフィルタ202によって高
周波成分が除去され、制御信号SG が生成され、VCO
203に供給される。
【0035】上述したPLL回路20によって、同期信
号分離回路10によって分離される水平同期信号SH
同期して、かつ安定した周波数を持つ水平同期パルスP
H を生成することができる。また、分周器204の分周
比を逓倍比として、水平同期信号SH が逓倍されたクロ
ック信号CLKが垂直同期安定化回路30aに供給され
る。
【0036】垂直同期安定化回路30aは、同期信号分
離回路10からの垂直同期信号SVとクロック信号CL
Kに応じて、垂直同期パルスPV を生成する。垂直同期
安定化回路30aにおいて、例えば、Vカウントダウン
処理を行い、入力された垂直同期信号SV に対して、P
LL回路20によって供給されたクロック信号CLKで
カウントする。これによって、垂直同期信号SV の位相
ずれまたは欠落を補正することができ、安定した周期を
持つ垂直同期パルスPV が生成される。
【0037】本実施形態の垂直同期安定化回路30aに
おいて、ロック検出回路40から出力されたロック検出
信号SL に応じて、処理モードを切り替えて、受信した
複合映像信号SC に応じて安定した周期を持つ垂直同期
パルスPV を生成する。
【0038】ロック検出回路40は、PLL回路20が
ロック状態にあるか否かを検出し、PLL回路20がロ
ック状態にある場合、ロック検出信号SL を垂直同期安
定化回路30aに出力する。PLL回路20がロック状
態に達したとき、分周信号SD と入力される水平同期信
号SH の位相が一致するので、この場合、PLL回路2
0の位相比較器201から出力される位相差信号Sp
0または他の既定値になる。このため、ロック検出回路
40は、PLL回路20の位相比較器201の出力を監
視することでPLL回路20がロック状態にあるか否か
を判断することができる。PLL回路20がロック状態
にあるとき、所定のロック検出信号SL を垂直同期安定
化回路30aに出力する。
【0039】以下、本実施形態の同期信号生成回路にお
いて、ロック検出回路40の検出結果に応じて垂直同期
安定化回路30aの動作モードの制御について説明す
る。良好な映像信号を受信できる場合、同期信号分離回
路10によって、水平同期信号SH と垂直同期信号SV
がそれぞれ分離出力されるので、PLL回路20におい
て、水平同期信号SH に基づきロックし、安定した発振
周波数で発振する。このとき、PLL回路20から安定
した周波数を持つ水平同期パルスPH が出力されるとと
もに、垂直同期安定化回路30aにクロック信号CLK
が出力される。
【0040】ロック検出回路40は、PLL回路20が
ロック状態にあると検出したとき、ロック検出信号SL
を出力する。垂直同期安定化回路30aでは、このロッ
ク検出信号SL を受けると、動作モードを通常モードに
設定する。これにより、垂直同期安定化回路30aにお
いて、例えば、Vカウントダウン処理を行い、入力され
た垂直同期信号SV に対して、PLL回路20によって
供給されたクロック信号CLKでカウントする。これに
よって、垂直同期信号SV の位相ずれまたは欠落を補正
することができ、安定した周期を持つ垂直同期パルスP
V が生成される。
【0041】受信された映像信号が非常に弱く、また
は、映像信号を受信されていない場合、同期信号分離回
路10から周期不安定な水平同期信号SH と垂直同期信
号SVが出力され、または、完全に垂直同期信号SV
出力されない。この場合、PLL回路20はロック状態
に入ることができない。この場合、ロック検出回路40
によって、PLL回路20がロック状態ではないと検出
したとき、ロック検出信号SL が出力されない。これを
受けて、垂直同期安定化回路30aでは、無信号時の処
理モードに設定される。この場合、例えば、PLL回路
20から供給されるクロック信号CLKをカウンタでカ
ウントし、カウント値が所定の値に達したとき、垂直同
期パルスPV を出力する。これによって、水平同期パル
スPH に所定の同期関係が保たれる垂直同期パルスPV
が生成される。
【0042】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ロック検出回路40の検出結果に応じて垂直同期安
定化回路30aの動作モードが制御される。良好な映像
信号を受信でき、PLL回路20がロック状態にある場
合、ロック検出回路40から出力されるロック検出信号
L に応じて垂直同期安定化回路30aが通常の動作モ
ードに設定され、Vカウントダウンを行うことで安定し
た周波数を持つ垂直同期パルスPV を出力する。一方、
無信号または受信される映像信号が弱く、PLL回路2
0がロック状態に安定しない場合、垂直同期安定化回路
は、無信号時の処理モードに設定され、クロック信号C
LKに応じて垂直同期パルスPV を生成する。
【0043】なお、上述した本発明の第1と第2の実施
形態は、ロック検出回路40の検出結果に応じてそれぞ
れ同期信号を分離するためのスライスレベルを制御する
か、または垂直同期安定化回路の動作モードを制御する
動作例を説明したが、これらの処理を併用することもで
きる。即ち、ロック検出回路40からのロック検出信号
L に応じて同期信号分離回路においてスライスレベル
を制御するとともに、垂直同期安定化回路において動作
モードの制御も行う。これによって、受信される映像信
号の状態に応じて、最適なスライスレベルを制御できる
ともに、垂直同期安定化回路の動作モードを適宜制御で
き、映像信号の受信状態にかかわらず常に安定した水平
同期パルスPH 及び垂直同期パルスPV を供給すること
ができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の同期信号
生成回路によれば、同期信号分離回路によって複合映像
信号から分離された水平同期信号に応じて、PLL回路
によって安定した周波数を持つ水平同期パルス及びクロ
ック信号を生成でき、そして生成されたクロック信号及
び分離された垂直同期信号に応じて、安定した周波数を
持つ垂直同期パルスを生成可能である。また、ほとんど
の部分回路は、従来のものを用いるか、または、従来の
回路にわずかな変更を加えて構成することができ、回路
規模を従来のままに抑えることができる。さらに、本発
明によれば、PLL回路のロック状態を検出することに
よって、映像信号の受信状態を判断できるので、ロック
状態の検出結果に応じて同期信号分離用のスライスレベ
ルを制御し、または垂直同期安定化回路の動作モードを
制御することによって、映像信号の受信状態に影響され
ることなく、安定した同期パルスを生成できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る同期信号生成回路の第1の実施形
態を示す回路図である。
【図2】PLL回路の一構成例を示す回路図である。
【図3】本発明に係る同期信号生成回路の第2の実施形
態を示す回路図である。
【図4】従来の同期信号生成回路の一例を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
10,10a…同期信号分離回路、20…PLL回路、
30,30a…垂直同期安定化回路、40…ロック検出
回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のしきい値を用いて、複合映像信号か
    ら水平同期信号と垂直同期信号を分離する同期分離回路
    と、 上記分離された水平同期信号に応じて制御された発振周
    波数で発振し、上記水平同期信号とほぼ同じ周波数の水
    平同期パルス信号と、上記水平同期信号を所定の逓倍比
    で逓倍したクロック信号を生成するPLL回路と、 上記分離された垂直同期信号と上記クロック信号に応じ
    て、上記垂直同期信号とほぼ同じ周波数の垂直同期パル
    ス信号を出力する垂直同期安定化回路と、 上記PLL回路がロック状態になっているか否かを検出
    し、当該検出結果に応じて上記同期分離回路に用いられ
    るしきい値を調整する制御回路とを有する同期信号生成
    回路。
  2. 【請求項2】所定のしきい値を用いて、複合映像信号か
    ら水平同期信号と垂直同期信号を分離する同期分離回路
    と、 上記分離された水平同期信号に応じて制御された発振周
    波数で発振し、上記水平同期信号とほぼ同じ周波数の水
    平同期パルス信号と、上記水平同期信号を所定の逓倍比
    で逓倍したクロック信号を生成するPLL回路と、 上記分離された垂直同期信号と上記クロック信号に応じ
    て、上記垂直同期信号とほぼ同じ周波数の垂直同期パル
    ス信号を出力する垂直同期安定化回路と、 上記PLL回路がロック状態になっているか否かを検出
    し、検出結果に応じて上記垂直同期安定化回路の動作モ
    ードを切り換える制御回路とを有する同期信号生成回
    路。
  3. 【請求項3】上記制御回路は、上記PLL回路がロック
    状態になっているか否かの検出結果に応じて、上記同期
    分離回路に用いられるしきい値を調整する請求項2記載
    の同期信号生成回路。
JP2000386903A 2000-12-20 2000-12-20 同期信号生成回路 Pending JP2002190964A (ja)

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