JP2002190865A - 移動体用ネットワーク接続サービスシステム - Google Patents
移動体用ネットワーク接続サービスシステムInfo
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- JP2002190865A JP2002190865A JP2000388174A JP2000388174A JP2002190865A JP 2002190865 A JP2002190865 A JP 2002190865A JP 2000388174 A JP2000388174 A JP 2000388174A JP 2000388174 A JP2000388174 A JP 2000388174A JP 2002190865 A JP2002190865 A JP 2002190865A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動体内において移動体外のネットワークシ
ステムと情報の授受を行うこと。 【解決手段】 利用者が携帯端末を用いて列車１０に乗
ったときに、利用者が携帯端末を用いて列車内ネットワ
ークへの接続を要求し、登録ＩＤ及びそのパスワードを
入力すると、登録ＩＤ及びそのパスワードが正当なもの
であるか否かがサーバ２６によって判定され、正当なと
きには列車内のネットワークへの接続が許可されるとと
もに接続料金の計算が開始され、利用者は列車内のネッ
トワークを用いて、列車外の情報通信システムから各種
の情報を受けることができる。
ステムと情報の授受を行うこと。 【解決手段】 利用者が携帯端末を用いて列車１０に乗
ったときに、利用者が携帯端末を用いて列車内ネットワ
ークへの接続を要求し、登録ＩＤ及びそのパスワードを
入力すると、登録ＩＤ及びそのパスワードが正当なもの
であるか否かがサーバ２６によって判定され、正当なと
きには列車内のネットワークへの接続が許可されるとと
もに接続料金の計算が開始され、利用者は列車内のネッ
トワークを用いて、列車外の情報通信システムから各種
の情報を受けることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体用ネットワ
ーク接続サービスシステムに係り、特に、移動体用ネッ
トワークを用いて移動体利用者に各種情報を提供するに
好適な移動体用ネットワーク接続サービスシステムに関
する。
ーク接続サービスシステムに係り、特に、移動体用ネッ
トワークを用いて移動体利用者に各種情報を提供するに
好適な移動体用ネットワーク接続サービスシステムに関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、列車などの移動体内には乗客（使
用者）に開放されたネットワークが設置されていないた
め、列車に乗車した乗客は乗車中自身が保有する携帯電
話などを用いてネットワーク提供サービス業者にアクセ
スすることで情報を入手することが余儀なくされてい
た。しかも、携帯電話は通話エリアが限定されていた
り、トンネルのような障害物がある所を走行中には通話
ができなくなったり、また新幹線など高速で走行する列
車からは安定した状態で通話するのは困難になったりす
るなどの制約があった。このため、列車の走行状態や列
車の位置によっては情報通信ネットワークシステムへの
接続状態が安定しないことがある。
用者）に開放されたネットワークが設置されていないた
め、列車に乗車した乗客は乗車中自身が保有する携帯電
話などを用いてネットワーク提供サービス業者にアクセ
スすることで情報を入手することが余儀なくされてい
た。しかも、携帯電話は通話エリアが限定されていた
り、トンネルのような障害物がある所を走行中には通話
ができなくなったり、また新幹線など高速で走行する列
車からは安定した状態で通話するのは困難になったりす
るなどの制約があった。このため、列車の走行状態や列
車の位置によっては情報通信ネットワークシステムへの
接続状態が安定しないことがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
列車には、列車外部の情報通信ネットワークシステムと
接続可能なネットワークが設置されていないため、利用
者にとっては情報通信ネットワークから完全に分離され
た状態になり、移動中ネットワークを利用することがで
きない。また、携帯電話などを用いてネットワークに接
続する場合でも、列車の走行状態や位置によっては必ず
しも安定してネットワークに接続することはできなかっ
た。
列車には、列車外部の情報通信ネットワークシステムと
接続可能なネットワークが設置されていないため、利用
者にとっては情報通信ネットワークから完全に分離され
た状態になり、移動中ネットワークを利用することがで
きない。また、携帯電話などを用いてネットワークに接
続する場合でも、列車の走行状態や位置によっては必ず
しも安定してネットワークに接続することはできなかっ
た。
【０００４】本発明の課題は、移動体内において移動体
外のネットワークシステムと情報の授受を行うことがで
きる移動体用ネットワーク接続サービスシステムを提供
することにある。
外のネットワークシステムと情報の授受を行うことがで
きる移動体用ネットワーク接続サービスシステムを提供
することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、正式な接続を条件に課金を行うシステム
として、移動体内に配置されて移動体内の端末と情報の
授受を行う基地局と、前記基地局と移動体用ネットワー
クを介して情報の授受を行うとともに、前記移動体外の
ネットワークシステムと情報の授受を行うサーバとを備
え、前記サーバは、前記基地局に接続された端末から登
録ＩＤとそのパスワードが入力されたことを条件に、前
記基地局に接続された端末に対して前記移動体用ネット
ワークへの接続を許可するとともに接続に伴う料金を前
記登録ＩＤに対応した口座に課金してなる移動体用ネッ
トワーク接続サービスシステムを構成したものである。
に、本発明は、正式な接続を条件に課金を行うシステム
として、移動体内に配置されて移動体内の端末と情報の
授受を行う基地局と、前記基地局と移動体用ネットワー
クを介して情報の授受を行うとともに、前記移動体外の
ネットワークシステムと情報の授受を行うサーバとを備
え、前記サーバは、前記基地局に接続された端末から登
録ＩＤとそのパスワードが入力されたことを条件に、前
記基地局に接続された端末に対して前記移動体用ネット
ワークへの接続を許可するとともに接続に伴う料金を前
記登録ＩＤに対応した口座に課金してなる移動体用ネッ
トワーク接続サービスシステムを構成したものである。
【０００６】また、本発明は、予め料金徴収を行うシス
テムとして、移動体内に配置されて移動体内の端末と情
報の授受を行う基地局と、前記基地局と移動体用ネット
ワークを介して情報の授受を行うとともに、前記移動体
外のネットワークシステムと情報の授受を行うサーバと
を備え、前記サーバは、前記基地局に接続された端末か
ら料金徴収に伴って発行された適時ＩＤとそのパスワー
ドが入力されたことを条件に、前記基地局に接続された
端末に対して前記移動体用ネットワークへの接続を許可
してなる移動体用ネットワーク接続サービスシステムを
構成したものである。
テムとして、移動体内に配置されて移動体内の端末と情
報の授受を行う基地局と、前記基地局と移動体用ネット
ワークを介して情報の授受を行うとともに、前記移動体
外のネットワークシステムと情報の授受を行うサーバと
を備え、前記サーバは、前記基地局に接続された端末か
ら料金徴収に伴って発行された適時ＩＤとそのパスワー
ドが入力されたことを条件に、前記基地局に接続された
端末に対して前記移動体用ネットワークへの接続を許可
してなる移動体用ネットワーク接続サービスシステムを
構成したものである。
【０００７】前記各移動体用ネットワーク接続サービス
システムを構成するに際しては、以下の要素を付加する
ことができる。
システムを構成するに際しては、以下の要素を付加する
ことができる。
【０００８】（１）前記移動体外のネットワークシステ
ムはインターネットで構成されてなる。
ムはインターネットで構成されてなる。
【０００９】（２）前記移動体外のネットワークシステ
ムは前記移動体の運行情報を配信する運行情報配信シス
テムで構成されてなる。
ムは前記移動体の運行情報を配信する運行情報配信シス
テムで構成されてなる。
【００１０】（３）前記移動体外のネットワークシステ
ムは前記移動体の乗車券を予約販売する乗車券予約販売
システムで構成されてなる。
ムは前記移動体の乗車券を予約販売する乗車券予約販売
システムで構成されてなる。
【００１１】（４）前記サーバは、前記基地局に接続さ
れた端末に対して広告に関する情報を配信するととも
に、広告主に広告料を課金する広告配信システムに接続
されてなる。
れた端末に対して広告に関する情報を配信するととも
に、広告主に広告料を課金する広告配信システムに接続
されてなる。
【００１２】前記した手段によれば、移動体内の端末か
ら登録ＩＤとそのパスワードが入力されたことを条件に
移動体用ネットワークへの接続が許可され、移動体内で
生成された情報及び移動体外のネットワークシステムか
らの情報を利用者に提供することができるとともに、接
続に伴う料金として、例えば、接続時間に応じて課金す
ることができる。
ら登録ＩＤとそのパスワードが入力されたことを条件に
移動体用ネットワークへの接続が許可され、移動体内で
生成された情報及び移動体外のネットワークシステムか
らの情報を利用者に提供することができるとともに、接
続に伴う料金として、例えば、接続時間に応じて課金す
ることができる。
【００１３】また、予め料金徴収に伴って発行された適
時ＩＤとそのパスワードが入力されたことを条件に移動
体用ネットワークへの接続が許可され、移動体内で生成
された情報及び移動体外のネットワークシステムからの
情報を利用者に提供することができる。
時ＩＤとそのパスワードが入力されたことを条件に移動
体用ネットワークへの接続が許可され、移動体内で生成
された情報及び移動体外のネットワークシステムからの
情報を利用者に提供することができる。
【００１４】また端末としては、利用者が移動体内に持
ちこむ端末を利用したり、移動体内に予め設置された端
末を利用することもできる。なお、移動体としては電
車、バスなどの車両や船舶、飛行機などが挙げられる。
ちこむ端末を利用したり、移動体内に予め設置された端
末を利用することもできる。なお、移動体としては電
車、バスなどの車両や船舶、飛行機などが挙げられる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図１は本発明の一実施形態を示す
列車用ネットワーク接続サービスシステムの全体構成図
である。図１において、列車１０の各車両１２、１４、
１６には基地局１８、２０、２２が設置されており、各
基地局１８〜２２は、移動体用ネットワークとしてのネ
ットワーク伝送路２４を介して互いに接続されていると
ともに、ネットワーク伝送路２４を介してサーバ２６に
接続され、サーバ２６と情報の授受ができるようになっ
ている。基地局１８〜２２の内基地局２０はネットワー
ク伝送路２８、３０を介して端末３２、３４に接続され
ており、基地局２０と各端末３２、３４はそれぞれネッ
トワーク伝送路２８、３０を介して情報の授受ができる
ようになっている。端末３２、３４は予め車両１４に設
置されており、利用者（乗客）が端末３２、３４を利用
するできるようになっている。一方、基地局１８、２２
には端末は設置されていないが、車両１２、１６内に端
末３２、３４と同等の機能を有する端末（携帯端末）が
利用者によって持ち込まれたとには、持ちこまれた端末
と基地局１８、２２との間で無線によって情報の授受が
できるようになっている。なお、各基地局１８〜２２と
サーバ２６とを有線によるネットワーク伝送路２４で接
続する代わりに、各基地局１８〜２２とサーバ２６との
間で、無線による移動体用ネットワークを用いて情報の
授受を行うこともできる。
に基づいて説明する。図１は本発明の一実施形態を示す
列車用ネットワーク接続サービスシステムの全体構成図
である。図１において、列車１０の各車両１２、１４、
１６には基地局１８、２０、２２が設置されており、各
基地局１８〜２２は、移動体用ネットワークとしてのネ
ットワーク伝送路２４を介して互いに接続されていると
ともに、ネットワーク伝送路２４を介してサーバ２６に
接続され、サーバ２６と情報の授受ができるようになっ
ている。基地局１８〜２２の内基地局２０はネットワー
ク伝送路２８、３０を介して端末３２、３４に接続され
ており、基地局２０と各端末３２、３４はそれぞれネッ
トワーク伝送路２８、３０を介して情報の授受ができる
ようになっている。端末３２、３４は予め車両１４に設
置されており、利用者（乗客）が端末３２、３４を利用
するできるようになっている。一方、基地局１８、２２
には端末は設置されていないが、車両１２、１６内に端
末３２、３４と同等の機能を有する端末（携帯端末）が
利用者によって持ち込まれたとには、持ちこまれた端末
と基地局１８、２２との間で無線によって情報の授受が
できるようになっている。なお、各基地局１８〜２２と
サーバ２６とを有線によるネットワーク伝送路２４で接
続する代わりに、各基地局１８〜２２とサーバ２６との
間で、無線による移動体用ネットワークを用いて情報の
授受を行うこともできる。
【００１６】一方、サーバ２６は、列車無線３６を介し
て、移動体外の情報通信ネットワークシステム、例え
ば、インターネット、運行情報送信システム、乗車券予
約販売システムなどと情報の授受ができるように構成さ
れている。
て、移動体外の情報通信ネットワークシステム、例え
ば、インターネット、運行情報送信システム、乗車券予
約販売システムなどと情報の授受ができるように構成さ
れている。
【００１７】上記構成における列車用ネットワーク接続
サービスシステムを利用するに際しては、登録ＩＤ（Ｉ
ｄｅｔｉｔｙ）を利用する場合と適時発行される適時Ｉ
Ｄを利用する場合があり、まず予め登録済のＩＤを利用
する場合について説明する。
サービスシステムを利用するに際しては、登録ＩＤ（Ｉ
ｄｅｔｉｔｙ）を利用する場合と適時発行される適時Ｉ
Ｄを利用する場合があり、まず予め登録済のＩＤを利用
する場合について説明する。
【００１８】登録済のＩＤ（登録ＩＤ）を利用する場
合、登録ＩＤの発行に当たっては、登録ＩＤに対応した
銀行口座があることが前提とされている。すなわち、登
録ＩＤによってユニークに定まる銀行口座があり、登録
ＩＤの発行者は登録ＩＤに対応した銀行口座から料金の
引落が可能になっている。
合、登録ＩＤの発行に当たっては、登録ＩＤに対応した
銀行口座があることが前提とされている。すなわち、登
録ＩＤによってユニークに定まる銀行口座があり、登録
ＩＤの発行者は登録ＩＤに対応した銀行口座から料金の
引落が可能になっている。
【００１９】登録ＩＤを有する利用者が列車１０に乗っ
て携帯端末を用いて列車内の移動体用ネットワークに接
続を試みる操作を行うと、図２に示すように、サーバ２
６には接続要求が受け付けられ（ステップＳ１）、サー
バ２６からは、接続が正規なものであるか否かを確認す
るために、登録ＩＤ及びそのパスワードを確認入力する
ための情報が基地局１８、２２を介して利用者の携帯端
末に無線で送信される。ここで、利用者が、購入した登
録ＩＤ及びそのパスワードを入力すると（ステップＳ
２）、サーバ２６は、入力された登録ＩＤ及びそのパス
ワードは正当なものであるか否かを判定する（ステップ
Ｓ３）。ここでサーバ２６が、入力された登録ＩＤ及び
そのパスワードに誤りがあると判定したときには、列車
１０内の移動体用ネットワークを利用した情報の授受を
禁止するために、接続キャンセルの処理が行われる（ス
テップＳ４）。
て携帯端末を用いて列車内の移動体用ネットワークに接
続を試みる操作を行うと、図２に示すように、サーバ２
６には接続要求が受け付けられ（ステップＳ１）、サー
バ２６からは、接続が正規なものであるか否かを確認す
るために、登録ＩＤ及びそのパスワードを確認入力する
ための情報が基地局１８、２２を介して利用者の携帯端
末に無線で送信される。ここで、利用者が、購入した登
録ＩＤ及びそのパスワードを入力すると（ステップＳ
２）、サーバ２６は、入力された登録ＩＤ及びそのパス
ワードは正当なものであるか否かを判定する（ステップ
Ｓ３）。ここでサーバ２６が、入力された登録ＩＤ及び
そのパスワードに誤りがあると判定したときには、列車
１０内の移動体用ネットワークを利用した情報の授受を
禁止するために、接続キャンセルの処理が行われる（ス
テップＳ４）。
【００２０】一方、入力された登録ＩＤ及びそのパスワ
ードが正当なものであると判定したときには、ＩＤの種
別が判定される（ステップＳ５）。このとき、登録ＩＤ
と判定されたときには、接続に伴う料金の計算を開始し
（ステップＳ６）、列車内の移動体用ネットワークへの
接続（正式な接続）、すなわち移動体用ネットワークを
利用した情報の授受を許可し（ステップＳ７）、このル
ーチンでの処理を終了する。
ードが正当なものであると判定したときには、ＩＤの種
別が判定される（ステップＳ５）。このとき、登録ＩＤ
と判定されたときには、接続に伴う料金の計算を開始し
（ステップＳ６）、列車内の移動体用ネットワークへの
接続（正式な接続）、すなわち移動体用ネットワークを
利用した情報の授受を許可し（ステップＳ７）、このル
ーチンでの処理を終了する。
【００２１】これにより、携帯端末を用いた利用者は列
車１０内の移動体用ネットワークを利用して情報の授受
を行うことができる。このときの情報としては、例え
ば、サーバ２６の生成による情報や、列車無線３６を介
して、移動体外の情報通信ネットワークシステムで生成
された情報を利用することができる。また移動体用ネッ
トワークに接続されたことに伴って接続料金の計算が開
始されるが、この接続料金は、例えば、接続時間の長さ
に応じて求められ、利用者が接続を停止したときに接続
料金の計算は終了し、計算された料金は、登録ＩＤによ
って特定される銀行口座に課金される。なお、登録ＩＤ
またはそのパスワードが誤って入力されたときには、列
車内の移動体ネットワークへの接続（正式な接続）が拒
否されるので、このとき入力された登録ＩＤに対する料
金計算及び課金は行われない。
車１０内の移動体用ネットワークを利用して情報の授受
を行うことができる。このときの情報としては、例え
ば、サーバ２６の生成による情報や、列車無線３６を介
して、移動体外の情報通信ネットワークシステムで生成
された情報を利用することができる。また移動体用ネッ
トワークに接続されたことに伴って接続料金の計算が開
始されるが、この接続料金は、例えば、接続時間の長さ
に応じて求められ、利用者が接続を停止したときに接続
料金の計算は終了し、計算された料金は、登録ＩＤによ
って特定される銀行口座に課金される。なお、登録ＩＤ
またはそのパスワードが誤って入力されたときには、列
車内の移動体ネットワークへの接続（正式な接続）が拒
否されるので、このとき入力された登録ＩＤに対する料
金計算及び課金は行われない。
【００２２】次に、適時発行ＩＤを利用する場合、適時
ＩＤは列車内または駅などにおいて発行されるが、運行
される列車に対応づけて発行されるようになっている。
すなわち、この適時ＩＤはある区間を営業する列車ごと
に有効になっている。例えば、Ａ駅からＢ駅まで運行す
る列車１と、この列車がＢ駅に着いた後Ａ駅に向かって
折り返す列車２とでは、列車内のネットワークのハード
ウエアには変更はないが、列車１における列車内ネット
ワークに接続するためのＩＤまたはそのパスワードは、
列車２における列車内ネットワークに接続するためのＩ
Ｄまたはそのパスワードとは異なるようになっている。
さらに、一度設定されたＩＤ及びそのパスワードは再度
設定されることはないようになっている。またこの適時
ＩＤの購入方法は自動販売機でも販売員による販売でも
可能であり、また販売される形態は紙などの媒体にＩＤ
及びパスワードが印字または刻印されたものを用いるこ
とができるとともに、販売者から通知されるものとする
こともできる。すなわち、適時ＩＤとそのパスワードは
料金徴収に伴って発行されることが要件となっており、
適時ＩＤの販売形態は列車内ネットワークへの接続権を
販売し、その料金を徴収するものである。このため、列
車の乗客は列車内ネットワークを利用したいと考えたと
きに適時ＩＤを購入すればよく、適時ＩＤを購入した利
用者は列車内ネットワークを実際に利用するかしないか
に関わらず、適時ＩＤそのものに課金が行われるように
なっている。
ＩＤは列車内または駅などにおいて発行されるが、運行
される列車に対応づけて発行されるようになっている。
すなわち、この適時ＩＤはある区間を営業する列車ごと
に有効になっている。例えば、Ａ駅からＢ駅まで運行す
る列車１と、この列車がＢ駅に着いた後Ａ駅に向かって
折り返す列車２とでは、列車内のネットワークのハード
ウエアには変更はないが、列車１における列車内ネット
ワークに接続するためのＩＤまたはそのパスワードは、
列車２における列車内ネットワークに接続するためのＩ
Ｄまたはそのパスワードとは異なるようになっている。
さらに、一度設定されたＩＤ及びそのパスワードは再度
設定されることはないようになっている。またこの適時
ＩＤの購入方法は自動販売機でも販売員による販売でも
可能であり、また販売される形態は紙などの媒体にＩＤ
及びパスワードが印字または刻印されたものを用いるこ
とができるとともに、販売者から通知されるものとする
こともできる。すなわち、適時ＩＤとそのパスワードは
料金徴収に伴って発行されることが要件となっており、
適時ＩＤの販売形態は列車内ネットワークへの接続権を
販売し、その料金を徴収するものである。このため、列
車の乗客は列車内ネットワークを利用したいと考えたと
きに適時ＩＤを購入すればよく、適時ＩＤを購入した利
用者は列車内ネットワークを実際に利用するかしないか
に関わらず、適時ＩＤそのものに課金が行われるように
なっている。
【００２３】次に、適時ＩＤを購入した利用者は携帯端
末を用いて列車内ネットワークに接続を試みる場合、図
２に示すように、ステップＳ１〜ステップＳ５までの処
理が行われ、ステップＳ５においてＩＤの種別として、
適時ＩＤと判定されたときには、ステップＳ７に移り、
列車内の移動体用ネットワークへの接続（正式な接続）
が許可され、利用者は列車内のネットワークへの接続が
完了することに伴って、サーバ２６から各種の情報を受
けることができる。この場合、サーバ２６は、料金は既
に徴収済であるため、接続料金の計算は行わないことに
なる。
末を用いて列車内ネットワークに接続を試みる場合、図
２に示すように、ステップＳ１〜ステップＳ５までの処
理が行われ、ステップＳ５においてＩＤの種別として、
適時ＩＤと判定されたときには、ステップＳ７に移り、
列車内の移動体用ネットワークへの接続（正式な接続）
が許可され、利用者は列車内のネットワークへの接続が
完了することに伴って、サーバ２６から各種の情報を受
けることができる。この場合、サーバ２６は、料金は既
に徴収済であるため、接続料金の計算は行わないことに
なる。
【００２４】サーバ２６が列車無線３６を利用して移動
体外の情報通信ネットワークシステムと情報の授受を行
う場合、図３に示すように、列車の運行情報を配信する
運行情報配信システム３８を利用することができるとと
もに、図４に示すように、列車の乗車券を予約販売する
乗車券予約販売システム４０を用いることもできる。さ
らに、図５に示すように、インターネット４２を用いる
こともできる。
体外の情報通信ネットワークシステムと情報の授受を行
う場合、図３に示すように、列車の運行情報を配信する
運行情報配信システム３８を利用することができるとと
もに、図４に示すように、列車の乗車券を予約販売する
乗車券予約販売システム４０を用いることもできる。さ
らに、図５に示すように、インターネット４２を用いる
こともできる。
【００２５】またサーバ２６から利用者に提供する情報
としては、広告に関する情報を配信することができる。
この場合、広告主に広告料を課金する広告配信システム
をサーバ２６に接続する構成を採用することができる。
これにより広告主に広告料を徴収することが可能にな
る。またサーバ２６から利用者に音楽を配信することも
できる。
としては、広告に関する情報を配信することができる。
この場合、広告主に広告料を課金する広告配信システム
をサーバ２６に接続する構成を採用することができる。
これにより広告主に広告料を徴収することが可能にな
る。またサーバ２６から利用者に音楽を配信することも
できる。
【００２６】このように、本実施形態における車両用ネ
ットワーク接続サービスシステムを用いることで、乗客
に対してインターネットへの接続、音楽配信、列車の運
行情報に関する情報の配信、乗車券の予約を行うことが
できる。
ットワーク接続サービスシステムを用いることで、乗客
に対してインターネットへの接続、音楽配信、列車の運
行情報に関する情報の配信、乗車券の予約を行うことが
できる。
【００２７】一方、ネットワークの提供者は、ネットワ
ークの利用者から利用状況に応じた料金を徴収すること
ができるとともに、ネットワーク利用者に広告を流すこ
とで広告主から広告料の徴収も可能になる。また乗車券
の予約販売も行ったり、列車内のネットワークシステム
を提供したりすることで、利用者側の利便性向上による
集客力の向上が期待できる。
ークの利用者から利用状況に応じた料金を徴収すること
ができるとともに、ネットワーク利用者に広告を流すこ
とで広告主から広告料の徴収も可能になる。また乗車券
の予約販売も行ったり、列車内のネットワークシステム
を提供したりすることで、利用者側の利便性向上による
集客力の向上が期待できる。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動体内で生成された情報及び移動体外のネットワーク
システムからの情報を利用者に提供することができる。
移動体内で生成された情報及び移動体外のネットワーク
システムからの情報を利用者に提供することができる。
【図１】本発明の一実施形態を示す車両用ネットワーク
接続サービスシステムの全体構成図である。
接続サービスシステムの全体構成図である。
【図２】図１に示すシステムの作用を説明するためのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図３】車両用ネットワーク接続サービスシステムを運
行情報配信システムに接続したときのシステム構成図で
ある。
行情報配信システムに接続したときのシステム構成図で
ある。
【図４】列車用ネットワーク接続サービスシステムを乗
車券予約販売システムに接続したときのシステム構成図
である。
車券予約販売システムに接続したときのシステム構成図
である。
【図５】列車用ネットワーク接続サービスシステムをイ
ンターネットに接続したときのシステム構成図である。
ンターネットに接続したときのシステム構成図である。
１０ 列車 １２、１４、１６ 車両 １８、２０、２２ 基地局 ２４ ネットワーク伝送路 ２６ サーバ ２８、３０ ネットワーク伝送路 ３２、３４ 端末 ３８ 運行情報配信システム ４０ 乗車券予約販売システム ４２ インターネット
フロントページの続き (72)発明者 菊地 邦行 茨城県日立市大みか町五丁目２番１号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内 Ｆターム(参考） 5K024 AA71 AA75 AA76 AA77 CC11 FF03 FF04 5K025 BB10 DD06 GG10 5K067 AA29 AA34 BB05 BB06 BB07 DD17 DD57 EE02 EE10 EE16 EE23 FF04 HH24
Claims (6)
- 【請求項１】 移動体内に配置されて移動体内の端末と
情報の授受を行う基地局と、前記基地局と移動体用ネッ
トワークを介して情報の授受を行うとともに、前記移動
体外のネットワークシステムと情報の授受を行うサーバ
とを備え、前記サーバは、前記基地局に接続された端末
から登録ＩＤとそのパスワードが入力されたことを条件
に、前記基地局に接続された端末に対して前記移動体用
ネットワークへの接続を許可するとともに接続に伴う料
金を前記登録ＩＤに対応した口座に課金してなる移動体
用ネットワーク接続サービスシステム。 - 【請求項２】 移動体内に配置されて移動体内の端末と
情報の授受を行う基地局と、前記基地局と移動体用ネッ
トワークを介して情報の授受を行うとともに、前記移動
体外のネットワークシステムと情報の授受を行うサーバ
とを備え、前記サーバは、前記基地局に接続された端末
から料金徴収に伴って発行された適時ＩＤとそのパスワ
ードが入力されたことを条件に、前記基地局に接続され
た端末に対して前記移動体用ネットワークへの接続を許
可してなる移動体用ネットワーク接続サービスシステ
ム。 - 【請求項３】 請求項１または２に記載の移動体用ネッ
トワーク接続サービスシステムにおいて、前記移動体外
のネットワークシステムはインターネットで構成されて
なることを特徴とする移動体用ネットワーク接続サービ
スシステム。 - 【請求項４】 請求項１または２に記載の移動体用ネッ
トワーク接続サービスシステムにおいて、前記移動体外
のネットワークシステムは前記移動体の運行情報を配信
する運行情報配信システムで構成されてなることを特徴
とする移動体用ネットワーク接続サービスシステム。 - 【請求項５】 請求項１または２に記載の移動体用ネッ
トワーク接続サービスシステムにおいて、前記移動体外
のネットワークシステムは前記移動体の乗車券を予約販
売する乗車券予約販売システムで構成されてなることを
特徴とする移動体用ネットワーク接続サービスシステ
ム。 - 【請求項６】 請求項１、２、３、４または５のうちい
ずれか１項に記載の移動体用ネットワーク接続サービス
システムにおいて、前記サーバは、前記基地局に接続さ
れた端末に対して広告に関する情報を配信するととも
に、広告主に広告料を課金する広告配信システムに接続
されてなることを特徴とする移動体用ネットワーク接続
サービスシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000388174A JP4320953B2 (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | 移動体用ネットワーク接続サービスシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000388174A JP4320953B2 (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | 移動体用ネットワーク接続サービスシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002190865A true JP2002190865A (ja) | 2002-07-05 |
| JP4320953B2 JP4320953B2 (ja) | 2009-08-26 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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| JP (1) | JP4320953B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004297420A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Nkb Inc | 地下鉄車内情報システム |
| KR100663211B1 (ko) * | 2004-02-05 | 2007-01-02 | 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 | 열차 내 네트워크 접속 서비스 운용 방법 및 그 방법을이용하는 통신 시스템과 서비스 운용 시스템 |
| JP2007192416A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Nec Tokin Corp | 環境制御システム |
-
2000
- 2000-12-21 JP JP2000388174A patent/JP4320953B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2004297420A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Nkb Inc | 地下鉄車内情報システム |
| KR100663211B1 (ko) * | 2004-02-05 | 2007-01-02 | 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 | 열차 내 네트워크 접속 서비스 운용 방법 및 그 방법을이용하는 통신 시스템과 서비스 운용 시스템 |
| JP2007192416A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Nec Tokin Corp | 環境制御システム |
| JP4678777B2 (ja) * | 2006-01-17 | 2011-04-27 | Ｎｅｃトーキン株式会社 | 環境制御システム |
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