JP2002189292A - ポジ型感光性平版印刷版及び製版方法 - Google Patents

ポジ型感光性平版印刷版及び製版方法

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JP2002189292A
JP2002189292A JP2000388066A JP2000388066A JP2002189292A JP 2002189292 A JP2002189292 A JP 2002189292A JP 2000388066 A JP2000388066 A JP 2000388066A JP 2000388066 A JP2000388066 A JP 2000388066A JP 2002189292 A JP2002189292 A JP 2002189292A
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泰之 ▲鶴▼谷
Yasuyuki Tsuruya
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像ラチチュードが大きく、且つ処理安定性
に優れたポジ型感光性平版印刷版の製版方法を提供す
る。 【解決手段】 支持体上に、光熱変換物質、及びアルカ
リ可溶性樹脂を含有するポジ型感光性組成物層を有し、
更にその上に光熱変換物質を実質的に含有しない層を有
するポジ型感光性平版印刷版。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なポジ型感光
性平版印刷版及び製版方法に関する。更に詳しくは、特
に650〜1300nmの波長域のレーザー光によって
露光され、直接製版に好適なポジ型感光性平版印刷版及
び製版方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ画像処理技術の進歩に伴
い、デジタル画像情報から、銀塩マスクフィルムへの出
力を行わずに、レーザー光あるいはサーマルヘッド等に
より、直接レジスト画像を形成する感光または感熱ダイ
レクト製版システムが注目されている。特に、高出力の
半導体レーザーやYAGレーザーを用いる、高解像度の
レーザー感光ダイレクト製版システムは、小型化、製版
作業時の環境光や版材コストの面から、その実現が強く
望まれていた。
【0003】レーザー感光ダイレクト製版用の印刷版の
なかで、最近、赤外線レーザーを用い、主として化学変
化以外変化によって露光部の現像液に対する溶解度を増
大させることによりポジ画像を形成する方法が注目を集
めており、例えば特開平10−268512号公報、特
開平11−194504号公報、特開平11−2239
36号公報、特開平11−84657号公報、特開平1
1−174681号公報、WO97/39894、WO
98/42507等に開示されている。従来のポジ型感
光性平版印刷版が、典型的にはo−キノンジアジド化合
物の光分解により、即ち化学変化により現像液に対する
溶解度を増大させ、これを画像形成に利用したのに対
し、上記の各文献に記載されたポジ型感光性平版印刷版
は、赤外吸収色素等の赤外光を吸収して熱に変換する物
質とノボラック樹脂等のアルカリ可溶性樹脂とを主な感
光層成分とし、赤外レーザー光露光で発生した熱によっ
て、樹脂のコンフォメーション変化等の物理変化を起こ
して現像液に対する溶解度を増大させるものである。
【0004】非化学変化による溶解性の増大を利用した
ポジ型感光性平版印刷版は、o−キノンジアジド化合物
のような白色光に感光する物質を必要としないので、印
刷版の取り扱いが白色灯下でも行える利点を有する。し
かしながら、このような印刷版は、感光層成分が露光に
より実質的に化学変化を起こさないために、耐刷性、感
度、現像ラチチュード(現像時に露光部が完全に除去さ
れる迄の時間と、現像時も未露光部の残膜率が十分に確
保される時間の差)等の印刷版の基本性能を全て満足さ
せるのは困難であった。特に、現像ラチチュードを広く
取るために、高い露光エネルギーで画像露光を行なった
場合、感光層中の光熱変換物質によって過剰な熱が発生
し、この熱によって感光層飛散(アブレーション)し、
露光装置の光学系を汚染するという問題が生じていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、露光
時に感光層の飛散の少ない感光性平版印刷版等の画像形
成材料を提供することにある。また、本発明の別の目的
は、現像ラチチュードの広い画像形成材料を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
した結果、感光層の上に、さらに光熱変換物質を実質的
に含有しない層(以下、保護層と称することがある)を
設けることにより露光時の感光層の飛散が低減できるこ
とを見いだし本発明に到達した。なお、感光層上に保護
層を設けることは、エチレン性化合物がラジカル重合す
るタイプ(露光部がアルカリ不溶性となるネガ型の光重
合性平版印刷版)においては一般的であるが、これは、
ラジカル禁止剤として働く空気中の酸素を感光層中へ進
入することを防ぐ酸素遮断層としての役割を担うもので
あり、本発明の目的とする感光層の飛散防止とは全く異
なるものである。
【0007】本発明の要旨は、支持体上に、光熱変換物
質、及びアルカリ可溶性樹脂を含有するポジ型感光性組
成物層を有し、更にその上に光熱変換物質を実質的に含
有しない層を有するポジ型感光性平版印刷版に存する。
また、本発明の別の要旨は、上記ポジ型画像形成材料
を、波長650〜1300nmの近赤外レーザー光によ
り露光し、次いでアルカリ現像液にて現像することを特
徴とする製版方法に存する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のポジ型感光性平版印刷版
は、支持体上に、感光性組成物層、その上に保護層を有
する。このうち、本発明に用いられる感光性組成物層
は、光熱変換物質及びアルカリ可溶性樹脂を必須成分と
して含有し、さらに溶解抑止剤、熱架橋性化合物、その
他の添加剤を必要に応じて含有することができる。
【0009】本発明に使用する感光性組成物層を設ける
支持体としては、アルミニウム、亜鉛、鋼、銅等の金属
板、並びにクロム、亜鉛、銅、ニッケル、アルミニウ
ム、鉄等がメッキ又は蒸着された金属板、紙、プラスチ
ックフィルム及びガラス板、樹脂が塗布された紙、アル
ミニウム等の金属箔が張られた紙、親水化処理したプラ
スチックフィルム等のシート等が挙げられる。このうち
画像形成材料として感光性平版印刷版を製造する場合に
好ましいのはアルミニウム板である。感光性平版印刷版
の支持体としては、塩酸または硝酸溶液中での電解エッ
チングまたはブラシ研磨による砂目立て処理、硫酸溶媒
中での陽極酸化処理および必要に応じて封孔処理等の表
面処理が施されているアルミニウム板を用いることがよ
り好ましい。
【0010】支持体表面の粗面度に関しては、一般的
に、表面粗さRaの値で示される。これは表面粗度計を
用いて測定することができる。本発明において用いられ
る支持体としてはその平均粗さRaとして0.3〜1.
0μmのアルミニウム板が好ましく、更に、0.4〜
0.8μmのものがより好ましい。本支持体は必要に応
じ、更に有機酸化合物による表面処理を施して用いるこ
とができる。
【0011】本発明に用いられるポジ型感光性組成物に
用いられる第1成分である「光熱変換物質」について述
べる。本発明において光熱変換物質とは、波長域650
〜1300nm、好ましくは波長域800〜1100n
mの近赤外線領域の一部又は全部に吸収帯を有する物質
であって、該近赤外光を吸収して熱に変換し得る化合物
であれば特に限定されないが、有機又は無機の顔料や染
料、有機色素、金属、金属酸化物、金属炭化物、金属硼
化物等が挙げられる中で、光吸収色素が特に有効であ
る。これらの光吸収色素は、前記波長域の光を効率よく
吸収する一方、紫外線領域の光は殆ど吸収しないか、吸
収しても実質的に感応せず、白色灯に含まれるような弱
い紫外線によっては感光性組成物を変成させる作用のな
い化合物である。
【0012】これらの光吸収色素としては、窒素原子、
酸素原子、又は硫黄原子等を含む複素環等がポリメチン
(−CH=)n で結合された、広義の所謂シアニン系色
素が代表的なものとして挙げられ、具体的には、例え
ば、キノリン系(所謂、狭義のシアニン系)、インドー
ル系(所謂、インドシアニン系)、ベンゾチアゾール系
(所謂、チオシアニン系)、オキサゾール系(所謂、オ
キサシアニン系)、アミノベンゼン系(所謂、ポリメチ
ン系)、ピリリウム系、チアピリリウム系、スクアリリ
ウム系、クロコニウム系、アズレニウム系、アミニウム
系、イモニウム系、フタロシアニン系、アントラキノン
系等が挙げられ、中で、キノリン系、インドール系、ベ
ンゾチアゾール系、アミノベンゼン系、ピリリウム系、
又はチアピリリウム系、アミニウム系、イモニウム系色
素が好ましい。
【0013】本発明においては、前記シアニン系色素の
中で、キノリン系色素としては、特に、下記一般式(I
a) 、(Ib)、又は(Ic)で表されるものが好ましい。
【0014】
【化2】
【0015】〔式(Ia)、(Ib)、及び(Ic)中、R1及びR2
は各々独立して、置換基を有していてもよいアルキル
基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を
有していてもよいアルキニル基、又は置換基を有してい
てもよいフェニル基を示し、L1は置換基を有していて
もよいトリ、ペンタ、又はヘプタメチン基を示し、該ペ
ンタ又はヘプタメチン基上の2つの置換基が互いに連結
して炭素数5〜7のシクロアルケン環を形成していても
よく、キノリン環は置換基を有していてもよく、その場
合、隣接する2つの置換基が互いに連結して縮合ベンゼ
ン環を形成していてもよい。X-は対アニオンを示
す。〕 ここで、式(Ia)、(Ib)、及び(Ic)中のR1及びR2におけ
る置換基としては、アルコキシ基、フェノキシ基、ヒド
ロキシ基、又はフェニル基等が挙げられ、L1における
置換基としては、アルキル基、アミノ基、又はハロゲン
原子等が挙げられ、キノリン環における置換基として
は、アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、又はハロゲ
ン原子等が挙げられる。
【0016】又、インドール系、ベンゾチアゾール系色
素及びベンゾオキサゾール系色素としては、特に、下記
一般式(II)で表されるものが好ましい。
【0017】
【化3】
【0018】〔式(II)中、Y1及びY2は各々独立して、
ジアルキルメチレン基、硫黄原子又は酸素原子を示し、
3及びR4は各々独立して、置換基を有していてもよい
アルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、
置換基を有していてもよいアルキニル基、又は置換基を
有していてもよいフェニル基を示し、L2は置換基を有
していてもよいトリ、ペンタ、又はヘプタメチン基を示
し、該ペンタ又はヘプタメチン基上の2つの置換基が互
いに連結して炭素数5〜7のシクロアルケン環を形成し
ていてもよく、縮合ベンゼン環は置換基を有していても
よく、その場合、隣接する2つの置換基が互いに連結し
て縮合ベンゼン環を形成していてもよい。X-は対アニ
オンを示す。〕 ここで、式(II)中のR3及びR4における置換基として
は、アルコキシ基、フェノキシ基、ヒドロキシ基、又は
フェニル基等が挙げられ、L2における置換基として
は、アルキル基、アミノ基、又はハロゲン原子等が挙げ
られ、ベンゼン環における置換基としては、アルキル
基、アルコキシ基、ニトロ基、又はハロゲン原子等が挙
げられる。
【0019】又、アミノベンゼン系色素としては、特
に、下記一般式(III) で表されるものが好ましい。
【0020】
【化4】
【0021】〔式(III) 中、R5、R6、R7、及びR8
各々独立して、アルキル基を示し、R9及びR10は各々
独立して、置換基を有していてもよいアリール基、フリ
ル基、又はチエニル基を示し、L3 は置換基を有してい
てもよいモノ、トリ、又はペンタメチン基を示し、該ト
リ又はペンタメチン基上の2つの置換基が互いに連結し
て炭素数5〜7のシクロアルケン環を形成していてもよ
く、キノン環及びベンゼン環は置換基を有していてもよ
い。X-は対アニオンを示す。〕 ここで、式(III) 中のR9及びR10として具体的には、
フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、2−フ
リル基、3−フリル基、2−チエニル基、3−チエニル
基等が挙げられ、それらの置換基としては、アルキル
基、アルコキシ基、ジアルキルアミノ基、ヒドロキシ
基、又はハロゲン原子等が挙げられ、L3における置換
基としては、アルキル基、アミノ基、又はハロゲン原子
等が挙げられ、キノン環及びベンゼン環における置換基
としては、アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、又は
ハロゲン原子等が挙げられる。
【0022】又、ピリリウム系、及びチアピリリウム系
色素としては、特に、下記一般式(IVa) 、(IVb) 、又は
(IVc) で表されるものが好ましい。
【0023】
【化5】
【0024】〔式(IVa) 、(IVa) 、及び(IVc) 中、Y3
及びY4は各々独立して、酸素原子又は硫黄原子を示
し、R11、R12、R13、及びR14は各々独立して、水素
原子又はアルキル基、又は、R11とR13、及びR12とR
14が互いに連結して炭素数5又は6のシクロアルケン環
を形成していてもよく、L4は置換基を有していてもよ
いモノ、トリ、又はペンタメチン基を示し、該トリ又は
ペンタメチン基上の2つの置換基が互いに連結して炭素
数5〜7のシクロアルケン環を形成していてもよく、ピ
リリウム環及びチアピリリウム環は置換基を有していて
もよく、その場合、隣接する2つの置換基が互いに連結
して縮合ベンゼン環を形成していてもよい。X-は対ア
ニオンを示す。〕 ここで、式(IVa) 、(IVa) 、及び(IVc) のL4における
置換基としては、アルキル基、アミノ基、又はハロゲン
原子等が挙げられ、ピリリウム環及びチアピリリウム環
における置換基としては、フェニル基、ナフチル基等の
アリール基等が挙げられる。
【0025】更に、アミニウム系、及びイモニウム系色
素としては、N,N−ジアリールイミニウム塩骨格を少
なくとも1個有するものが好ましく、特に、下記一般式
(Va)、又は(Vb)で表されるものが好ましい。
【0026】
【化6】
【0027】〔式(Va)、及び(Vb)中、R15、R16
17、及びR18は各々独立して、水素原子、ハロゲン原
子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有
していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよ
いアルキニル基、又は置換基を有していてもよいアルコ
キシ基を示し、R19、及びR20は各々独立して、置換基
を有していてもよいアルキル基、置換基を有していても
よいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニ
ル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基
を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していて
もよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアルキ
ニル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換
基を有していてもよいアシルオキシ基、又は置換基を有
していてもよいフェニル基を示し、ベンゼン環及びイミ
ノキノン環は置換基を有していてもよい。X-は対アニ
オンを示す。尚、式(Vb)中の電子結合(─)は他の電子
結合との共鳴状態を示す。〕 ここで、式(Va)、及び(Vb)中のシクロヘキサジン環及び
ベンゼン環における置換基としては、アルキル基、アル
コキシ基、アシル基、ニトロ基、又はハロゲン原子等が
挙げられる。
【0028】尚、前記一般式(Ia 〜c)、(II)、(III) 、
(IVa〜c)、及び(Va 〜b)における対アニオンX-として
は、例えば、Cl-、Br-、I-、ClO4 -、PF6 -
及び、BF4 -等の無機硼酸等の無機酸アニオン、ベンゼ
ンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ナフタレンス
ルホン酸、酢酸、及び、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル、フェニル、メトキシフェニル、ナフチル、ジフル
オロフェニル、ペンタフルオロフェニル、チエニル、ピ
ロリル等の有機基を有する有機硼酸等の有機酸アニオン
を挙げることができる。
【0029】以上、前記一般式(Ia 〜c)で表されるキノ
リン系色素、前記一般式(II)で表されるインドール系又
はベンゾチアゾール系色素、前記一般式(III)で表され
るアミノベンゼン系色素、前記一般式(IVa〜c)で表され
るピリリウム系又はチアピリリウム系色素、及び前記一
般式(Va 〜b)で表されるアミニウム系又はイモニウム系
色素は、感度の点で優れている。以下に好ましく用いら
れる光熱変換物質の具体例を示す。
【0030】
【化7】
【0031】
【化8】
【0032】
【化9】
【0033】
【化10】
【0034】
【化11】
【0035】
【化12】
【0036】
【化13】
【0037】
【化14】
【0038】
【化15】
【0039】
【化16】
【0040】
【化17】
【0041】これらの光熱変換物質のうち、露光波長と
して、800〜1100nmの範囲のレーザー光を使用
する場合には、下記一般式(VI)で表される化合物が
特に好ましい。
【0042】
【化18】
【0043】(式(VI)中、Z1、Z2は各々独立して
酸素原子、硫黄原子、またはジアルキルメチレン基を表
し、A1、A2は各々独立して置換基を有していても良い
ベンゼン環または置換基を有していても良いナフタレン
環を表し、Qは複素環構造を有する置換基またはハロゲ
ン原子を表し、L5は置換基を有していても良いヘプタ
メチン基を表し、R31、R32は各々独立して置換基を有
していても良いアルキル基、置換基を有していても良い
アリール基、または置換基を有していても良いアラルキ
ル基を表す。また、Xa-は対アニオンを表す。)
【0044】式(VI)中、Z1及びZ2は各々独立して
硫黄原子、酸素原子、ジアルキルメチレン基を表すが、
これらのうち、硫黄原子又はジメチルメチレン基が好ま
しい。また、A1、A2は各々独立して置換基を有してい
ても良いベンゼン環または置換基を有していても良いナ
フタレン環を表すが、これらのうち無置換のナフタレン
環または無置換のベンゼン環が好ましく、無置換のベン
ゼン環が更に好ましい。L5は置換基を有してもよいヘ
プタメチン鎖を表すが、L1は、7個あるメチンのいず
れかに、複素環構造を有する置換基またはハロゲン原子
(Q)を有するものである。ヘプタメチン鎖上のQ以外
の置換基としては、アルキル基、アリール基、アラルキ
ル基が好ましく、これらの置換基は1乃至4個あっても
よい。中でもアルキル基を2個有することが好ましく、
更には、該2個のアルキル基が互いに結合し、シクロペ
ンテン環、シクロヘキセン環、シクロヘプテン環から選
ばれる環状構造をとっているものが好ましい。
【0045】R31及びR32は各々独立して置換基を有し
ていても良いアルキル基、置換基を有していても良いア
リール基または置換基を有していても良いアラルキル基
を表すまた、X-は対アニオンを表すが、これらのう
ち、好ましくはアルキル基であり、更に好ましくはメチ
ル基である。Xa-で表される対アニオンとしては例え
ば、Cl-、Br-、I-、ClO4 -、PF6 -、Sb
6 -、BF4 -、BCl4 -等の無機酸アニオン、ベンゼン
スルホン酸、トルエンスルホン酸、酢酸等の有機酸アニ
オン、有機硼素酸アニオンを挙げることができる。これ
らのうち、Cl-、ClO4 -、BF4 -が好ましい。ま
た、光熱変換物質自身の分子内アニオンを対アニオンと
した分子内塩構造をを対アニオンとしてもよい。
【0046】これらの光熱変換物質の本発明のポジ型感
光性組成物中における含有割合は、重量比で通常0.5
〜30%、好ましくは1〜20%,更に好ましくは2〜
10%、特に3〜10%である。特に、後述の界面活性
剤との組み合わせにおいては、光熱変換物質の含有量を
比較的高くすることが可能であり、その結果、感度、現
像ラチチュードが特に改善される点で好ましい。
【0047】次に、本発明のポジ型感光性組成物に用い
られる第2成分である「アルカリ可溶性樹脂」(以下、
高分子または樹脂と称することがある)について説明す
る。該アルカリ可溶性樹脂は、基本的には、上記成分の
光熱変換物質との組み合せに於て、露光部と未露光部が
主として化学変化以外の変化によって、アルカリ現像液
に対する溶解性に差を生じうる高分子であり、当然該高
分子自体が、主として化学変化以外の変化によって、ア
ルカリ現像液に対する溶解性が変化する高分子化合物で
ある場合を含む。このような高分子としては、ノボラッ
ク樹脂、レゾール樹脂、ポリビニルフェノール樹脂、ア
クリル酸誘導体の共重合体等のアルカリ可溶性樹脂等が
挙げられるが、これらのうちノボラック樹脂及び又はフ
ェノール樹脂を含有するのが好ましい。
【0048】ノボラック樹脂としては、フェノール、m
−クレゾール、o−クレゾール、p−クレゾール、2,
5−キシレノール、3,5−キシレノール、レゾルシ
ン、ピロガロール、ビスフェノール、ビスフェノール−
A、トリスフェノール、o−エチルフェノール、m−エ
チルフェノール、p−エチルフェノール、プロピルフェ
ノール、n−ブチルフェノール、t−ブチルフェノー
ル、1−ナフトール、2−ナフトール等の芳香族炭化水
素類の少なくとも1種を酸性触媒下、ホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ベンズ
アルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類及び、アセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンな
どのケトン類から選ばれた少なくとも1種のアルデヒド
類又はケトン類と重縮合させたものが挙げられる。
【0049】ホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドの
代わりに、それぞれパラホルムアルデヒド及びパラアル
デヒドを使用してもよい。ノボラック樹脂のゲルパーミ
ュエーションクロマトグラフィー(以下、GPCと略
す)測定によるポリスチレン換算重量平均分子量(以
下、GPC測定による重量平均分子量をMwと略す)
は、好ましくは1,000以上、更に好ましくは1,5
00以上、また好ましくは15,000以下、更に好ま
しくは10,000以下のものが用いられる。
【0050】ノボラック樹脂の芳香族炭化水素類として
は、より好ましくは、フェノール、o−クレゾール、m
−クレゾール、p−クレゾール、2,5−キシレノー
ル、及び3,5−キシレノール、レゾルシンから選ばれ
る少なくとも1種のフェノール類をホルムアルデヒド、
アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒドなどのアルデ
ヒド類の中から選ばれる少なくとも1種と重縮合したノ
ボラック樹脂が挙げられる。
【0051】中でも、m−クレゾール:p−クレゾー
ル:2,5−キシレノール:3,5−キシレノール:レ
ゾルシンの混合割合がモル比で40〜100:0〜5
0:0〜20:0〜20:0〜20のフェノール類また
は、フェノール:m−クレゾール:p−クレゾールの混
合割合がモル比で1〜100:0〜70:0〜60のフ
ェノール類とアルデヒド類との重縮合物であるノボラッ
ク樹脂が好ましい。アルデヒド類の中でも、特にホルム
アルデヒドが好ましい。尚、後述する如く、本発明の感
光性組成物は、更に溶解抑止剤を含んでいても良く、そ
の場合、m−クレゾール:p−クレゾール:2,5−キ
シレノール:3,5−キシレノール:レゾルシンの混合
割合がモル比で70〜100:0〜30:0〜20:0
〜20のフェノール類または、フェノール:m−クレゾ
ール:p−クレゾールの混合割合がモル比で10〜10
0:0〜60:0〜40のフェノール類とアルデヒド類
との重縮合物であるノボラック樹脂が好ましい。
【0052】また、フェノール樹脂としては、フェノー
ルを酸性触媒下、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ド、プロピオンアルデヒド、ベンズアルデヒド、フルフ
ラール等のアルデヒド類及び、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類から選
ばれた少なくとも1種のアルデヒド類又はケトン類と重
縮合させたものが挙げられる。
【0053】ホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドの
代わりに、それぞれパラホルムアルデヒド及びパラアル
デヒドを使用してもよい。フェノール樹脂のゲルパーミ
ュエーションクロマトグラフィー(以下、GPCと略
す)測定によるポリスチレン換算重量平均分子量(以
下、GPC測定による重量平均分子量をMwと略す)
は、好ましくは1,000以上、更に好ましくは1,5
00以上、また好ましくは15,000以下、更に好ま
しくは10,000以下のものが用いられる。
【0054】ノボラック樹脂以外の樹脂としては、例え
ば特開2000−105454号公報に記載のアルカリ
可溶性樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は、単独でも
混合して用いても良い。
【0055】本発明に用いられるアルカリ可溶性樹脂
は、分子量2000以下のアルカリ可溶性樹脂(以下、
低分子量樹脂成分と称す)の重量割合が、アルカリ可溶
性樹脂の全体に対して55%以下であることが好まし
い。低分子量樹脂成分の重量割合は、50%以下が更に
好ましく45%以下が特に好ましい。また、低分子量樹
脂成分の重量割合は、10%以上が好ましく、15%以
上が更に好ましく、20%以上が特に好ましい。上記好
ましい範囲であれば、感度がを高く保ちつつアブレーシ
ョンを低く押さえることができる。
【0056】本発明の好ましい実施態様においては、低
分子量成分の重量割合を55%以下とするために、樹脂
の低分子量成分が比較的少ないノボラック樹脂及び又は
フェノール樹脂を主成分として用いる。アルカリ可溶性
樹脂の成分として、ノボラック樹脂及び又はフェノール
樹脂を主体とした場合には、感度・現像ラチチュードの
点で好ましい。アルカリ可溶性樹脂中のノボラック樹脂
の割合は、40〜100%が好ましく、50〜90%が
更に好ましく60〜80%が特に好ましい。また、アル
カリ可溶性樹脂中のフェノール樹脂の割合は、0〜60
%が好ましく、10〜50%が好ましく、20〜40%
が特に好ましい。また、ノボラック樹脂とフェノール樹
脂との合計量は、アルカリ可溶性樹脂中の40〜100
%が好ましく、60〜100%が更に好ましく、80〜
100%が特に好ましい。
【0057】ノボラック樹脂の低分子樹脂量成分を少な
くする方法としては、一般的に低分子量樹脂成分の方が
有機溶媒に対する溶解度が高いことを利用して、種々の
方法により低分子量成分を分離することが可能である。
例えば、互いに完全には混和しないケトン系溶媒と炭化
水素系溶媒との2層溶媒中にノボラック樹脂を溶解し、
ケトン系溶媒中に溶解したノボラック樹脂を分離して得
ることにより、低分子量樹脂成分を少なくする方法が挙
げられる。ケトン系溶媒としては、アセトンまたはメチ
ルエチルケトンが好ましい。また、炭化水素系溶媒とし
ては、炭素数5〜8の飽和脂肪族炭化水素が好ましい。
このようにして得られるノボラック樹脂は、好ましくは
低分子量樹脂成分が、ノボラック樹脂中の10〜50%
である。
【0058】ポジ型感光性組成物中におけるこれらアル
カリ可溶性樹脂の含有割合は重量比で好ましくは50%
〜99%であり、より好ましくは60%〜99%、特に
好ましくは70〜98%である。
【0059】本発明の感光性組成物層中には、感光性組
成物のアルカリ現像液に対する溶解性を減少させる性質
を有する溶解抑止剤を含有することができる。本発明に
用いられる溶解抑止剤としては、特開平10−2685
12号公報、特開平11−288089号公報等に記載
のスルホン酸エステル、リン酸エステル、芳香族カルボ
ン酸エステル、芳香族ジスルホン、カルボン酸無水物、
芳香族ケトン、芳香族アルデヒド、芳香族アミンおよび
芳香族エーテル化合物、トリアリールメタン骨格を有す
る化合物を挙げることができる。また、特開平11−1
90903号公報等に記載のラクトン骨格、N,N−ジ
アリールアミド骨格、ジアリールメチルイミノ骨格を有
する酸発色性色素、ラクトン骨格、チオラクトン骨格、
スルホラクトン骨格を有する塩基発色色素も挙げること
ができる。
【0060】又、本発明の感光層中には、熱の作用によ
りアルカリ可溶性樹脂を架橋し得る作用を有する化合物
(以下、熱架橋性化合物と略すことがある)を含有して
いても良い。熱架橋化合物を感光層中に含有させた場合
には、露光後に後加熱処理を行うことによって、アルカ
リ可溶性樹脂を架橋することができ、その結果、耐薬品
性、耐刷性を向上させることができる。かかる熱架橋性
化合物としては、通常150℃〜300℃に加熱するこ
とによりアルカリ可溶性樹脂を架橋しうる化合物が挙げ
られる。
【0061】熱架橋性化合物としては、熱架橋性を有す
る含窒素化合物が挙げられ、好ましくは、アミノ基を含
有する化合物であり、より具体的には例えば、官能基と
してメチロール基、それのアルコール縮合変性したアル
コキシメチル基、その他、アセトキシメチル基等を少な
くとも二個有するアミノ化合物が挙げられる。アミノ基
を有する化合物の中でも、構造中に複素環構造、特に含
窒素複素環構造を有するのが好ましく、メラミン骨格を
有する化合物が好ましい。具体的は、例えば、かかる熱
架橋性化合物としては、特開平11−202481号公
報に記載の熱架橋性化合物等が挙げられる。
【0062】なお、本発明の感光性組成物は、その性能
を損なわない範囲で種々の添加剤、例えば染料、顔料、
塗布性改良剤、現像改良剤、密着性改良剤、感度改良
剤、感脂化剤等を含有することも可能である。又、発色
の原因がカチオンまたはアニオンの非極在化によるイオ
ン性色素を含むことも可能であり、具体的にはシアニン
色素、アズレニウム色素、スクアリウム色素、クロコニ
ウム色素、ジフェニルメタン色素、トリフェニルメタン
色素、オキサジン色素、アジン色素、ピリリウム色素、
チオピリウム色素、ピオローゲン色素、キサンテン色
素、ローダシアニン色素、スチリル色素等が挙げられ
る。尚、かかるイオン性色素としては、光熱変換物質と
して使用されうる色素とは区別されるものであり吸収極
大(λmax)が700nm以下にある色素である。これ
らのうち好ましいものはその構造中にトリフェニルメチ
ル基を部分構造として有するトリフェニルメタン色素で
あり、具体的にはC.I.No.で表わすと、C.I.
BasicViolt3、C.I.BasicBlue
5、C.I.BasicGreen1、C.I.Bas
icBlue26、C.I.AcidBlue1、C.
I.solventBlue2、C.I.BasicB
lue7等が挙げられ、東京化成(株)製クリスタルバ
イオレット、住友化学(株)製Primocyanin
eBxconc.、保土谷化学(株)製AizenDi
amondGreenGH、AizenVictori
aBlueBH、AizenBrilliantAci
dPureBlueVH、アイゼンビクトリアピアブル
ーBOH、BASF製VictoriaBlue4RB
ase等が挙げられる。
【0063】次に本発明に用いられる感光層中には、必
要に応じて界面活性剤を含むことができる。本発明の感
光性組成物中に配合される界面活性剤としては、アニオ
ン性、カチオン性、非イオン性等のいずれも可能である
が、特に好ましいものとしては非イオン性界面活性剤が
挙げられ、エーテル型、エステル型、アミノエーテル
型、エーテルエステル型、アルカノールアミド型のもの
等が挙げられる。具体的にはポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテ
ル、ポリオキシエチレン誘導体、オキシエチレン/オキ
シプロピレンブロックコポリマー、ポリエチレングリコ
ール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンアルキルアミン、アルキルアルカノール
アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミノエーテル、
ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ポリエチレング
リコール、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンエーテル誘導体、ポリオキシプロピレングリセリル
エーテル、メトキシポリエチレングリコール、グリセロ
ールボレイト脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアル
キルアミン、ポリオキシエチレングリセロールボレイト
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アルカノー
ルアミド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレン
グリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
ット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンフィトステロ
ール、ポリオキシエチレンフィトスタノール、ポリオキ
シエチレン植物油、ポリオキシエチレンラノリン、ポリ
オキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレ
ンミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルホルムアルデヒド縮合物が挙げられる。なかでも好ま
しいものとしては、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレン/ポリオキシプロピレンブロックポリ
マー、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリエ
チレングリコール、ポリオキシエチレングリセリン脂肪
酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、
グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、プロピレン
グリコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エス
テルが挙げられる。
【0064】より好ましいものはポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール脂肪酸エステルであ
り、特にポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステ
ル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステルであるのが
好ましい。
【0065】本発明の感光性平版印刷版は、上記成分の
光熱変換物質、成分のアルカリ可溶性樹脂、更には、必
要に応じて、溶解抑止剤、その他の添加剤を適当な溶媒
に溶解し、支持体上に塗布・乾燥することにより得られ
る。溶媒としては、使用成分に対して十分な溶解度を持
ち、良好な塗膜性を与える溶媒であれば特に制限はない
が、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、メチルセロ
ソルブアセテート、エチルセロソルブアセテートなどの
セロソルブ系溶媒、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プ
ロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレング
リコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールモノブチルエーテルアセテート、ジプロピレン
グリコールジメチルエーテルなどのプロピレングリコー
ル系溶媒、酢酸ブチル、酢酸アミル、酪酸エチル、酪酸
ブチル、ジエチルオキサレート、ピルビン酸エチル、エ
チル−2−ヒドロキシブチレート、エチルアセトアセテ
ート、乳酸メチル、乳酸エチル、3−メトキシプロピオ
ン酸メチルなどのエステル系溶媒、ヘプタノール、ヘキ
サノール、ジアセトンアルコール、フルフリルアルコー
ルなどのアルコール系溶媒、シクロヘキサノン、メチル
アミルケトンなどのケトン系溶媒、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドンなど
の高極性溶媒、あるいはこれらの混合溶媒、さらにはこ
れらに芳香族炭化水素を添加したものなどが挙げられ
る。溶媒の使用割合は、感光性組成物の総量に対して通
常重量比として1〜20倍程度の範囲である。
【0066】本発明の感光性平版印刷版は特に近赤外光
によって露光されるのが効果的であり、従って、紫外光
に実質的に感光したり、紫外光の照射によって感光性組
成物が化学変化を起こさないよう、上述の各成分を選択
して配合するのが好ましい。特に、従来のポジ型感光性
組成物に頻繁に用いられているo−キノンジアジド化合
物は含まれていないのがよい。更に、セーフライト性の
観点から、本発明の感光性組成物は500nm以下の波
長の可視光にも実質的に感光しないものが好ましい。
【0067】本発明に使用する感光性組成物を支持体表
面に設ける際に用いる塗布方法としては、従来公知の方
法、例えば、回転塗布、ワイヤーバー塗布、ディップ塗
布、エアーナイフ塗布、ロール塗布、ブレード塗布及び
カーテン塗布等を用いることが可能である。感光層の膜
厚は、1〜3μm、重量膜厚で13〜30mg/dm2
が好ましく、更に好ましくは1〜2μm、16〜28m
g/dm2が好ましい。
【0068】次に本発明に用いられる保護層について説
明する。本発明の保護層は、光熱変換物質を実質的に含
有していない。光熱変換物質を実質的に含有していない
とは、具体的には、保護層中の光熱変換物質の含有量が
1%以下、好ましくは0.5%以下、更に好ましくは
0.1%以下である。本発明の感光性平版印刷版は、光
熱変換物質を実質的に含まない保護層が感光層上に設け
られていることにより、保護層がアブレーション起こさ
ず、且つ、感光層がアブレーションを起こすことを保護
層が防いでいるものと考えられる。
【0069】本発明の保護層は、光熱変換物質を実質的
に含有しておらず、近赤外光を透過する材料であれば、
いずれも使用できるが、製造上の観点から樹脂を主体と
する層が好ましい。この保護層は、感光層上に設けられ
ていれば良く、感光層と接着している必要はない。ま
た、露光後であって、現像前に保護層が取り除かれるも
のが好ましいので、保護層は、感光層と機械的に取り除
く(剥がす)ことができるものであるか、あるいは、水
に溶解させて、感光層上から取り除くことができるもの
が好ましい。
【0070】更に好ましい実施態様では、保護層として
水溶性の樹脂を、感光層上に塗設してなるものである。
本発明において保護層に用いられる水溶性樹脂として
は、ポリビニルアルコールがあげられる。ポリビニルア
ルコールのなかでも、鹸化度が60mol%〜100mol%の
ものが好ましい。好ましくは鹸化度が70mol%〜100
mol%、更に好ましくは鹸化度が80mol%〜100mol%の
ものが望ましい。具体的には、例えばNK−05、KP
−06,KP−08,KL−05,KM−11,KH−
17、KH−20、GL−03,GL−05,GM−1
4,GH−17,GH−20、GH−23,AL−0
6、AH−17、AH−26,NL−05,NM−1
1,NM−14、N−300,NH−20、NH−26
(いずれも日本合成化学工業株式会社製)等が挙げられ
る。
【0071】また、ポリビニルアルコールのカルボキシ
ル基変性タイプ、カチオン変性タイプ、アセトアセチル
変性タイプ、スルホン酸変性タイプ等もこれに含まれ
る。具体例としては、T−330H、T−330ST,
T−350,T−230,T−215、K−210,Z
−200,Z−200H,Z−210,Z−100、F
−78(いずれも日本合成化学工業株式会社製)等が挙
げられる。上記ポリビニルアルコールの全保護層中に占
める割合は、30〜100重量%好ましくは40〜90
重量%、更に好ましくは50〜80重量%である。
【0072】ポリビニルアルコール以外の成分としては
特に材質的に制限を受けることはなく、例えばセルロー
ス、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ポリアクリル
酸、ポリアクリルアミド、ビニルピロリドン/酢酸ビニ
ル共重合体などの水溶性高分子、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ナイロン、ポリアミド、シリコ
ーン等の非水溶性高分子化合物などがあげられる。この
中で好ましくは、水溶性高分子化合物をポリビニルアル
コール以外の成分として含有させることが望ましい。水
溶性高分子化合物としては特に限定されないが、ビニル
ピロリドンを全部もしくはその一部の繰り返し単位構造
として含有する水溶性高分子が特に光重合性組成物との
密着性の点から、好ましい。
【0073】例えば、ポリビニルピロリドンやビニルピ
ロリドンと酢酸ビニルの共重合体等がその例としてあげ
られる。保護層中のビニルピロリドン単位構造の総量の
全保護層中に占める重量比は特に限定されないが、0〜
70重量%であることが好ましく、0〜60%であるこ
とが更に好ましい。それ以外の有機化合物、無機化合物
を使用もしくは添加してもよい。また、感光層上に塗設
するための、塗布性を改善するなどの目的で界面活性剤
を添加しても良い。保護層の膜厚は、0.5〜4μm、
重量膜厚で5〜40mg/dm2が好ましく、更に好ま
しくは1〜3μm、10〜30mg/dm2が好まし
い。更に好ましくは2〜3μm、20〜30mg/dm
2である。
【0074】上述の様にして得られたのポジ型感光性平
版印刷版は、レーザー光によって画像露光した後、アル
カリ現像液で現像してポジ画像を形成する。ここで、ポ
ジ型感光性平版印刷版を画像露光する光源としては、好
ましくは波長域650〜1300nmの範囲の近赤外レ
ーザー光線を発生する光源、更に好ましくは波長域80
0〜1100nmの範囲の近赤外レーザー光線が用いら
れ、例えば、ルビーレーザー、YAGレーザー、半導体
レーザー、LED等の固体レーザーを挙げることができ
る。特に、小型で長寿命な半導体レーザーやYAGレー
ザーが好ましい。
【0075】尚、レーザー光源は、通常、レンズにより
集光された高強度の光線(ビーム)として感光性組成物
層表面を走査するが、それに感応する本発明での感光性
組成物層の感度特性(mJ/cm2)は受光するレーザ
ービームの光強度(mJ/s・cm2)に依存すること
がある。ここで、レーザービームの光強度は、光パワー
メーターにより測定したレーザービームの単位時間当た
りのエネルギー量(mJ/s)を感光性組成物層表面に
おけるレーザービームの照射面積(cm2)で除するこ
とにより求めることができる。レーザービームの照射面
積は、通常、レーザーピーク強度の1/e2強度を越え
る部分の面積で定義されるが、簡易的には相反則を示す
感光性組成物を感光させて測定することもできる。
【0076】本発明の製版方法において、光源の光強度
としては、2.0×106 mJ/s・cm2以上とする
ことが好ましく、1.0×107mJ/s・cm2以上と
することが特に好ましい。光強度が前記範囲であれば、
本発明でのポジ型感光性組成物層の感度特性を向上させ
得、走査露光時間を短くすることができ実用的に大きな
利点となる。
【0077】次に、本発明の製版方法は、上述の感光性
平版印刷版を、好ましくは800〜1100nmの範囲
の近赤外光で露光したのち、アルカリ現像液にて現像を
行う。
【0078】現像液及び現像補充液に用いられるアルカ
リ成分としては、例えば、珪酸ナトリウム、珪酸カリウ
ム、珪酸リチウム、珪酸アンモニウム、メタ珪酸ナトリ
ウム、メタ珪酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化リチウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、第二燐酸ナトリウム、第三燐酸
ナトリウム、第二燐酸アンモニウム、第三燐酸アンモニ
ウム、硼酸ナトリウム、硼酸カリウム、硼酸アンモニウ
ム等の無機アルカリ塩、モノメチルアミン、ジメチルア
ミン、トリメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチル
アミン、トリエチルアミン、モノイソプロピルアミン、
ジイソプロピルアミン、モノブチルアミン、モノエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノール
アミン等の有機アミン化合物が挙げられ、これらアルカ
リ成分を好ましくは0.1〜5重量%程度の水溶液と
し、アルカリ現像液として用いられる。
【0079】以上の中で、本発明においては、無機アル
カリ塩である、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化リチウム等のアルカリ金属の水酸化物、及び、珪酸
ナトリウム、珪酸カリウム、珪酸リチウム等のアルカリ
金属の珪酸塩を含有するアルカリ現像液が好ましい。
【0080】
【実施例】陽極酸化、砂目立て処理したアルミニウム板
上に、下記塗布溶液1をワイヤーバーを用いて膜厚が
2.1g/m2 となるように塗布し、直後に80℃で3
分間乾燥を行った。乾燥後、オーバーコート層としてポ
リビニルアルコールとポリビニルピロリドンの混合水溶
液(重量比でポリビニルアルコール:ポリビニルピロリ
ドン=7:3溶液)をワイヤーバーを用いて膜圧3g/
2となるように塗布、直後に70℃で4分間乾燥を行
った。その後、温度58℃、湿度60%の恒温恒湿器に
48時間放置し、平版印刷版を得た。比較するために、
オーバーコート層を塗布しない平版印刷版も作成した。
【0081】
【表1】 〔塗布溶液1〕 光熱変換物質:下記のシアニン色素(a) 6重量部 ノボラック樹脂:フェノール/m−クレゾール/p−クレゾール=20/50/ 30(モル比)の混合フェノール類をホルムアルデヒドで重縮 合した樹脂(重量平均分子量7,000) 100重量部 溶解抑止剤1:ラクトン骨格を有する下記構造の酸発色性色素(b) 10重量部 溶解抑止剤2:ノボラック樹脂と下記化合物(c)がエステル結合したもの 10重量部 親油性界面活性剤:GO−4(日光ケミカル社製) 4重量部 有機酸:1,2−シクロヘキサンジカルボン酸 6重量部 架橋剤:三井サイテック社製サイメルC−300(メラミン系架橋剤) 1重量部 塗布性改良剤:旭ガラス社製サーフロンS−381(フッ素系界面活性剤) 0.25重量部 溶媒1:メチルセルソルブ 800重量部 溶媒2:エチルセルソルブ 200重量部
【0082】
【化19】
【0083】感光性平版印刷版をCreo社製レーザー
露光機(Trendsetter)で160mJ/cm
2の強度で露光した。露光の前に予め印刷版をレーザー
で露光したときのアブレーションによる飛散物の量を測
定するために、露光機に吸引装置を取り付けた。吸引装
置のフィルターに付着した成分をアセトンで抽出して真
空乾燥し、フィルター付着物の重量を飛散物の量として
測定した。また、同様な印刷版を、Trendseet
erで露光後、三菱化学社製サーマルポジ用現像液DR
−6で所定の時間浸して現像し、感度と現像ラチチュー
ドを評価した。結果を第1表に示す。
【0084】
【表2】
【0085】但し A:露光面積当たりのフィルター付
着物 (mg / m2) B:露光部(113mJ/cm2)の現像に要する時間 (s) C:感光層残膜率90%保持時間 (s)
【0086】
【発明の効果】本発明により、露光部の感光層の飛散
(アブレーション)と、現像ラチチュードがバランスし
て優れたポジ型画像形成材料を提供することができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、光熱変換物質、及びアルカ
    リ可溶性樹脂を含有するポジ型感光性組成物層を有し、
    更にその上に光熱変換物質を実質的に含有しない層を有
    するポジ型感光性平版印刷版。
  2. 【請求項2】 光熱変換物質が、シアニン色素を含有す
    る請求項1に記載のポジ型感光性平版印刷版。
  3. 【請求項3】 シアニン色素が下記一般式(VI)で表
    される化合物である請求項2に記載のポジ型感光性平版
    印刷版。 【化1】 (式(VI)中、Z1、Z2は各々独立して酸素原子、硫
    黄原子、またはジアルキルメチレン基を表し、A1、A2
    は各々独立して置換基を有していても良いベンゼン環ま
    たは置換基を有していても良いナフタレン環を表し、Q
    は複素環構造を有する置換基またはハロゲン原子を表
    し、L5は置換基を有していても良いヘプタメチン基を
    表し、R31、R32は各々独立して置換基を有していても
    良いアルキル基、置換基を有していても良いアリール
    基、または置換基を有していても良いアラルキル基を表
    す。また、Xa-は対アニオンを表す。)
  4. 【請求項4】 ポジ型感光性組成物層が、実質的に紫外
    光に感光しないものである請求項1又は2に記載のポジ
    型感光性平版印刷版。
  5. 【請求項5】 ポジ型感光性組成物層が、実質的にキノ
    ンジアジド化合物を含まない請求項1乃至3のいずれか
    に記載のポジ型感光性平版印刷版。
  6. 【請求項6】 光熱変換物質を実質的に含有しない層
    が、ポリビニルアルコール樹脂を含有する請求項1乃至
    5のいずれかに記載のポジ型感光性平版印刷版。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載のポジ
    型画像形成材料を、波長650〜1300nmの近赤外
    レーザー光により露光し、次いでアルカリ現像液にて現
    像することを特徴とする製版方法。
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