JP2002189164A - 光学系制御装置、光学系制御方法および記録媒体 - Google Patents

光学系制御装置、光学系制御方法および記録媒体

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JP2002189164A
JP2002189164A JP2000388822A JP2000388822A JP2002189164A JP 2002189164 A JP2002189164 A JP 2002189164A JP 2000388822 A JP2000388822 A JP 2000388822A JP 2000388822 A JP2000388822 A JP 2000388822A JP 2002189164 A JP2002189164 A JP 2002189164A
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optical system
evaluation value
edge
control device
image
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Shinichi Fujii
真一 藤井
Yasuhiro Morimoto
康裕 森本
Keiji Tamai
啓二 玉井
Masataka Hamada
正隆 浜田
Naotaka Kishida
直高 岸田
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静止画像の取得時にオートフォーカス制御を
迅速かつ高精度に行う。 【解決手段】 デジタルカメラのAF制御部にAFエリ
ア内のエッジの幅のヒストグラムを生成するヒストグラ
ム生成回路251、ヒストグラムからノイズ成分を除去
するノイズ除去部263、ヒストグラムからフォーカス
の程度を示す評価値を求めるヒストグラム評価部26
4、および、AFエリアのコントラストを求めるコント
ラスト算出回路252を設ける。さらに、フォーカスレ
ンズの駆動量を決定する駆動量決定部265、および、
フォーカスレンズの駆動方向を決定する駆動方向決定部
266を設ける。駆動方向決定部266はコントラスト
を用いてフォーカスレンズの駆動方向を決定し、駆動量
決定部265はヒストグラムの評価値およびコントラス
トを用いて駆動量を変更しながら、フォーカスレンズを
合焦位置に迅速かつ高精度に位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を取得する際
のオートフォーカス技術に関するものでり、例えば、デ
ジタルデータとして画像を取得するデジタルカメラに利
用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタルスチルカメラやビデ
オカメラ等のようにCCD(Charge Coupled Device)等
の撮像素子を用いて画像を取得する撮像装置において
は、いわゆるコントラスト方式と呼ばれる技術(または
山登り方式とも呼ばれる。)がオートフォーカスを行う
ために適用されている。コントラスト方式は、フォーカ
スレンズを駆動させつつ各駆動段階で得られる画像のコ
ントラストを評価値として取得し、最も評価値の高いレ
ンズ位置をもって合焦位置とする方式である。
【0003】一方、特開平5−219418号公報に記
載されているように、画像からエッジを抽出し、エッジ
の幅のヒストグラムからフォーカスレンズの合焦位置を
推測するという方式(以下、「エッジ幅方式」とい
う。)も提案されている。光学系が合焦状態にある場合
に、ヒストグラムの重心に対応するエッジ幅は所定の値
になるという原理を利用し、エッジ幅方式ではフォーカ
スレンズの複数の位置に対応するエッジ幅のヒストグラ
ムを求めておき、複数のヒストグラムからフォーカスレ
ンズの合焦位置が予測される。エッジ幅方式はフォーカ
スレンズの合焦位置を迅速に求めることができるという
特徴を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、撮像
素子の高解像度化に伴って画素ピッチが小さくなった結
果、デジタルスチルカメラに要求される合焦精度が高く
なってきている。したがって、従来のコントラスト方式
を用いてフォーカスレンズを微少量ずつ移動させて合焦
位置を求めていたのでは、迅速にオートフォーカスを行
うことが困難であり、撮影機会を逸してしまうこととな
る。
【0005】また、従来のビデオカメラ程度の解像度を
念頭においたエッジ幅方式による合焦制御方式では、合
焦位置を迅速かつ正確に求めることができないという問
題があった。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、画像から抽出されるエッジを利用することにより、
静止画像を取得する際のオートフォーカス制御を迅速か
つ適切に行うことを主たる目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、デジタルデータとして静止画像を取得する際に光学
系を制御する光学系制御装置であって、撮影準備の指示
を行う指示手段と、前記指示に応じて画像中のエッジを
検出し、前記エッジからフォーカスの程度を示す評価値
を求める演算手段と、前記評価値に基づいて駆動速度を
変更しつつ前記光学系を駆動する制御手段とを備える。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光学系制御装置であって、前記評価値が、前記エッジ
の幅のヒストグラムに基づいて求められる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の光学系制御装置であって、前記評価値が、前記ヒスト
グラムから求められる統計学的値である。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の光学系制御装置であって、前記評価値が、前記ヒスト
グラムの重心に対応するエッジ幅である。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の光学系制御装置であって、前記評価値が、前記エッジ
の個数である。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
5のいずれかに記載の光学系制御装置であって、前記制
御手段が、前記評価値としきい値とを比較し、比較結果
に応じて前記駆動速度を変更する。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
の光学系制御装置であって、前記制御手段が前記評価値
としきい値とを比較し、比較結果に応じて、前記光学系
が駆動された後に評価値が再度求められる。
【0014】請求項8に記載の発明は、デジタルデータ
として静止画像を取得する際に光学系を制御する光学系
制御方法であって、撮影準備の指示を行う工程と、前記
指示に応じて画像中のエッジを検出する工程と、前記エ
ッジからフォーカスの程度を示す評価値を求める工程
と、前記評価値に基づいて駆動速度を変更しつつ前記光
学系を駆動する工程とを有する。
【0015】請求項9に記載の発明は、デジタルデータ
として静止画像を取得する際に、制御装置に光学系を制
御させるプログラムを記録した記録媒体であって、前記
プログラムの制御装置による実行は、前記制御装置に、
撮影準備の指示を行う工程と、前記指示に応じて画像中
のエッジを検出する工程と、前記エッジからフォーカス
の程度を示す評価値を求める工程と、前記評価値に基づ
いて駆動速度を変更しつつ前記光学系を駆動する工程と
を実行させる。
【0016】請求項10に記載の発明は、デジタルデー
タとして静止画像を取得する際に光学系を制御する光学
系制御装置であって、撮影準備の指示を行う指示手段
と、画像中のエッジを検出し、前記エッジからフォーカ
スの程度を示す第1の評価値を求める第1の演算手段
と、前記画像のコントラストを求め、前記コントラスト
からフォーカスの程度を示す第2の評価値を求める第2
の演算手段と、前記指示に応じて前記第1の評価値およ
び前記第2の評価値に基づいて前記光学系を駆動する制
御手段とを備え、前記制御手段が、前記第2の評価値を
用いて前記光学系の駆動方向を決定し、前記第1の評価
値を用いて前記光学系の駆動量を求める。
【0017】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の光学系制御装置であって、前記制御手段が、前記
光学系の第1の配置と第2の配置とにおいて前記第2の
評価値を求め、前記第2の評価値が示すフォーカスの程
度が低い配置から高い配置へと向かう方向を前記駆動方
向として決定する。
【0018】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の光学系制御装置であって、前記制御手段が、前記
第1の配置における前記第1の評価値に基づいて前記第
1の配置と前記第2の配置との間の駆動量を決定する。
【0019】請求項13に記載の発明は、請求項10な
いし12のいずれかに記載の光学系制御装置であって、
前記第1の評価値が、前記エッジの幅に基づいて求めら
れる。
【0020】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の光学系制御装置であって、前記第1の評価値が、
前記エッジの幅のヒストグラムの重心に対応するエッジ
幅である。
【0021】請求項15に記載の発明は、デジタルデー
タとして静止画像を取得する際に光学系を制御する光学
系制御方法であって、撮影準備の指示を行う工程と、前
記指示に応じて画像中のエッジを検出する工程と、前記
エッジからフォーカスの程度を示す第1の評価値を求め
る工程と、前記画像のコントラストを求める工程と、前
記コントラストからフォーカスの程度を示す第2の評価
値を求める工程と、前記第2の評価値を用いて前記光学
系の駆動方向を決定する工程と、前記第1の評価値を用
いて前記光学系の駆動量を求める工程とを有する。
【0022】請求項16に記載の発明は、デジタルデー
タとして静止画像を取得する際に、制御装置に光学系を
制御させるプログラムを記録した記録媒体であって、前
記プログラムの制御装置による実行は、前記制御装置
に、撮影準備の指示を行う工程と、前記指示に応じて画
像中のエッジを検出する工程と、前記エッジからフォー
カスの程度を示す第1の評価値を求める工程と、前記画
像のコントラストを求める工程と、前記コントラストか
らフォーカスの程度を示す第2の評価値を求める工程
と、前記第2の評価値を用いて前記光学系の駆動方向を
決定する工程と、前記第1の評価値を用いて前記光学系
の駆動量を求める工程とを実行させる。
【0023】請求項17に記載の発明は、デジタルデー
タとして静止画像を取得する際に光学系を制御する光学
系制御装置であって、撮影準備の指示を行う指示手段
と、前記指示に応じて画像中のエッジを検出し、前記エ
ッジからフォーカスの程度を示す評価値を求める演算手
段と、前記評価値に基づいて前記光学系の駆動方向を決
定するとともに前記光学系を駆動する制御手段とを備え
る。
【0024】請求項18に記載の発明は、請求項17に
記載の光学系制御装置であって、前記制御手段が、前記
光学系の第1の配置と第2の配置とにおいて前記評価値
を求め、前記評価値が示すフォーカスの程度が低い配置
から高い配置へと向かう方向を前記駆動方向として決定
する。
【0025】請求項19に記載の発明は、請求項18に
記載の光学系制御装置であって、前記制御手段が、前記
第1の配置における前記評価値に基づいて前記第1の配
置と前記第2の配置との間の駆動量を決定する。
【0026】請求項20に記載の発明は、デジタルデー
タとして静止画像を取得する際に光学系を制御する光学
系制御方法であって、撮影準備の指示を行う工程と、前
記指示に応じて画像中のエッジを検出する工程と、前記
エッジからフォーカスの程度を示す評価値を求める工程
と、前記評価値を用いて前記光学系の駆動方向を決定す
る工程と、前記評価値に基づいて前記光学系を駆動する
工程とを有する。
【0027】請求項21に記載の発明は、デジタルデー
タとして静止画像を取得する際に、制御装置に光学系を
制御させるプログラムを記録した記録媒体であって、前
記プログラムの制御装置による実行は、前記制御装置
に、撮影準備の指示を行う工程と、前記指示に応じて画
像中のエッジを検出する工程と、前記エッジからフォー
カスの程度を示す評価値を求める工程と、前記評価値を
用いて前記光学系の駆動方向を決定する工程と、前記評
価値に基づいて前記光学系を駆動する工程とを実行させ
る。
【0028】請求項22に記載の発明は、デジタルデー
タとして画像を取得する際に光学系を制御する光学系制
御装置であって、画像中のエッジを検出する検出手段
と、前記エッジからノイズに由来するノイズ成分を除去
するノイズ除去手段と、ノイズ成分除去後のエッジから
フォーカスの程度を示す評価値を求める演算手段と、前
記評価値に基づいて前記光学系を駆動する制御手段とを
備える。
【0029】請求項23に記載の発明は、請求項22に
記載の光学系制御装置であって、前記ノイズ成分が、エ
ッジ幅が1画素となるエッジである。
【0030】請求項24に記載の発明は、請求項22に
記載の光学系制御装置であって、前記評価値が、ノイズ
成分除去後のエッジの幅のヒストグラムに基づいて求め
られる。
【0031】請求項25に記載の発明は、請求項24に
記載の光学系制御装置であって、前記評価値が、前記ヒ
ストグラムから求められる統計学的値である。
【0032】請求項26に記載の発明は、請求項24ま
たは25に記載の光学系制御装置であって、ノイズ成分
除去前のヒストグラムからエッジ幅が所定の範囲内の部
分を抽出することにより前記ノイズ成分の除去が行われ
る。
【0033】請求項27に記載の発明は、請求項24な
いし26のいずれかに記載の光学系制御装置であって、
前記評価値が、ノイズ成分除去後のヒストグラムの重心
に対応するエッジ幅である。
【0034】請求項28に記載の発明は、デジタルデー
タとして画像を取得する際に光学系を制御する光学系制
御方法であって、画像中のエッジを検出する工程と、前
記エッジからノイズに由来するノイズ成分を除去する工
程と、ノイズ成分除去後のエッジからフォーカスの程度
を示す評価値を求める工程と、前記評価値に基づいて前
記光学系を駆動する工程とを有する。
【0035】請求項29に記載の発明は、デジタルデー
タとして画像を取得する際に、制御装置に光学系を制御
させるプログラムを記録した記録媒体であって、前記プ
ログラムの制御装置による実行は、前記制御装置に、画
像中のエッジを検出する工程と、前記エッジからノイズ
に由来するノイズ成分を除去する工程と、ノイズ成分除
去後のエッジからフォーカスの程度を示す評価値を求め
る工程と、前記評価値に基づいて前記光学系を駆動する
工程とを実行させる。
【0036】請求項30に記載の発明は、デジタルデー
タとして画像を取得する際に光学系を制御する光学系制
御装置であって、画像中のエッジを検出する検出手段
と、エッジ幅が所定値以上のエッジからフォーカスの程
度を示す評価値を求める演算手段と、前記評価値に基づ
いて前記光学系を駆動する制御手段とを備える。
【0037】請求項31に記載の発明は、デジタルデー
タとして画像を取得する際に光学系を制御する光学系制
御方法であって、画像中のエッジを検出する工程と、エ
ッジ幅が所定値以上のエッジからフォーカスの程度を示
す評価値を求める工程と、前記評価値に基づいて前記光
学系を駆動する工程とを有する。
【0038】請求項32に記載の発明は、デジタルデー
タとして画像を取得する際に、制御装置に光学系を制御
させるプログラムを記録した記録媒体であって、前記プ
ログラムの制御装置による実行は、前記制御装置に、画
像中のエッジを検出する工程と、エッジ幅が所定値以上
のエッジからフォーカスの程度を示す評価値を求める工
程と、前記評価値に基づいて前記光学系を駆動する工程
とを実行させる。
【0039】請求項33に記載の発明は、デジタルデー
タとして画像を取得する際に光学系を制御する光学系制
御装置であって、画像中のエッジを検出する検出手段
と、前記エッジからフォーカスの程度を示す評価値を求
める演算手段と、前記評価値に基づいて前記光学系を駆
動する制御手段とを備え、前記演算手段が、前記エッジ
の幅のヒストグラムを求め、前記ヒストグラムにおいて
度数の高い部分の代表値を前記評価値として求める。
【0040】請求項34に記載の発明は、請求項33に
記載の光学系制御装置であって、前記評価値が、前記ヒ
ストグラムの度数の高い部分の重心に対応するエッジ幅
である。
【0041】請求項35に記載の発明は、デジタルデー
タとして画像を取得する際に光学系を制御する光学系制
御方法であって、画像中のエッジを検出する工程と、前
記エッジの幅のヒストグラムを求める工程と、前記ヒス
トグラムにおいて度数の高い部分の代表値をフォーカス
の程度を示す評価値として求める工程と、前記評価値に
基づいて前記光学系を駆動する工程とを有する。
【0042】請求項36に記載の発明は、デジタルデー
タとして画像を取得する際に、制御装置に光学系を制御
させるプログラムを記録した記録媒体であって、前記プ
ログラムの制御装置による実行は、前記制御装置に、画
像中のエッジを検出する工程と、前記エッジの幅のヒス
トグラムを求める工程と、前記ヒストグラムにおいて度
数の高い部分の代表値をフォーカスの程度を示す評価値
として求める工程と、前記評価値に基づいて前記光学系
を駆動する工程とを実行させる。
【0043】請求項37に記載の発明は、デジタルデー
タとして画像を取得する際に光学系を制御する光学系制
御装置であって、画像中のエッジを検出する検出手段
と、前記エッジからフォーカスの程度を示す評価値を求
める演算手段と、前記評価値に基づいて前記光学系の駆
動量を求める制御手段とを備え、前記駆動量が前記光学
系の特性に応じて変更される。
【0044】請求項38に記載の発明は、請求項37に
記載の光学系制御装置であって、前記光学系の特性に焦
点距離が含まれる。
【0045】請求項39に記載の発明は、請求項37ま
たは38に記載の光学系制御装置であって、前記光学系
の特性に絞り値が含まれる。
【0046】請求項40に記載の発明は、請求項37な
いし39のいずれかに記載の光学系制御装置であって、
前記評価値が、前記エッジの幅のヒストグラムに基づい
て求められる。
【0047】請求項41に記載の発明は、請求項40に
記載の光学系制御装置であって、前記評価値が、前記ヒ
ストグラムから求められる統計学的値である。
【0048】請求項42に記載の発明は、請求項41に
記載の光学系制御装置であって、前記評価値が、前記ヒ
ストグラムの重心に対応するエッジ幅である。
【0049】請求項43に記載の発明は、デジタルデー
タとして画像を取得する際に光学系を制御する光学系制
御方法であって、画像中のエッジを検出する工程と、前
記エッジからフォーカスの程度を示す評価値を求める工
程と、前記評価値に基づいて前記光学系の駆動量を求め
る工程とを有し、前記駆動量が前記光学系の特性に応じ
て変更される。
【0050】請求項44に記載の発明は、デジタルデー
タとして画像を取得する際に、制御装置に光学系を制御
させるプログラムを記録した記録媒体であって、前記プ
ログラムの制御装置による実行は、前記制御装置に、画
像中のエッジを検出する工程と、前記エッジからフォー
カスの程度を示す評価値を求める工程と、前記評価値に
基づいて前記光学系の駆動量を求める工程とを実行さ
せ、前記駆動量が前記光学系の特性に応じて変更され
る。
【0051】
【発明の実施の形態】<1. 第1の実施の形態> <1.1 デジタルカメラの構成>図1ないし図4は、
静止画像をデジタルデータとして取得するデジタルスチ
ルカメラ(以下、「デジタルカメラ」という。)1の外
観構成の一例を示す図であり、図1は正面図、図2は背
面図、図3は側面図、図4は底面図である。
【0052】デジタルカメラ1は、図1に示すように、
箱型のカメラ本体部2と直方体状の撮像部3とから構成
されている。
【0053】撮像部3の前面側には、撮影レンズである
マクロ機能付きズームレンズ301が設けられるととも
に、銀塩レンズシャッターカメラと同様に、被写体から
のフラッシュ光の反射光を受光する調光センサ305お
よび光学ファインダ31が設けられる。
【0054】カメラ本体部2の前面側には左端部にグリ
ップ部4、そのグリップ部4の上部側に外部器機と赤外
線通信を行うためのIRDA(Infrared Data Associat
ion)インターフェイス236、および中央上部に内蔵
フラッシュ5が設けられ、上面側にはシャッタボタン8
が設けられている。シャッタボタン8は、銀塩カメラで
採用されているような半押し状態と全押し状態とが検出
可能な2段階スイッチになっている。
【0055】一方、図2に示すように、カメラ本体部2
の背面側には、略中央に撮影画像のモニタ表示(ビュー
ファインダに相当)、記録画像の再生表示等を行うため
の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Displa
y)10が設けられている。また、LCD10の下方
に、デジタルカメラ1の操作を行うキースイッチ群22
1〜226および電源スイッチ227が設けられる。電
源スイッチ227の左側には、電源がオン状態で点灯す
るLED228およびメモリカードへのアクセス中であ
る旨を表示するLED229が配置される。
【0056】さらに、カメラ本体部2の背面側には、
「撮影モード」と「再生モード」との間でモードを切り
替えるモード設定スイッチ14が設けられる。撮影モー
ドは写真撮影を行って被写体に関する画像を生成するモ
ードであり、再生モードはメモリカードに記録された画
像を読み出してLCD10に再生するモードである。
【0057】モード設定スイッチ14は2接点のスライ
ドスイッチであり、下方位置にスライドセットすると撮
影モードが機能し、上方位置にスライドセットすると再
生モードが機能するように構成される。
【0058】また、カメラ背面右側には、4連スイッチ
230が設けられ、撮影モードにおいてはボタン23
1,232を押すことによりズーミング倍率の変更が行
われ、ボタン233,234を押すことによって露出補
正が行われる。
【0059】撮像部3の背面には、図2に示すように、
LCD10をオン/オフさせるためのLCDボタン32
1およびマクロボタン322が設けられる。LCDボタ
ン321が押されるとLCD表示のオン/オフが切り替
わる。例えば、専ら光学ファインダ31のみを用いて撮
影するときには、節電の目的でLCD表示をオフにす
る。マクロ撮影(接写)時には、マクロボタン322を
押すことにより、撮像部3においてマクロ撮影が可能な
状態になる。
【0060】カメラ本体部2の側面には、図3に示すよ
うに端子部235が設けられており、端子部235には
DC入力端子235aと、LCD10に表示されている
内容を外部のビデオモニタに出力するためのビデオ出力
端子235bとが設けられている。
【0061】カメラ本体部2の底面には、図4に示すよ
うに、電池装填室18とカードスロット(カード装填
室)17とが設けられる。カードスロット17は、撮影
された画像等を記録するための着脱自在なメモリカード
91等を装填するためのものである。カードスロット1
7および電池装填室18は、クラムシェルタイプの蓋1
5により開閉自在になっている。なお、このデジタルカ
メラ1では、4本の単三形乾電池を電池装填室18に装
填することにより、これらを直列接続してなる電源電池
を駆動源としている。また、図3に示すDC入力端子2
35aにアダプタを装着することで外部から電力を供給
して使用することも可能である。
【0062】<1.2 デジタルカメラの内部構成>次
に、デジタルカメラ1における構成についてさらに詳細
に説明する。図5は、デジタルカメラ1の構成を示すブ
ロック図である。また、図6は撮像部3における各構成
の配置の概略を示す図である。
【0063】図6に示すように、撮像部3におけるズー
ムレンズ301の後方位置の適所にはCCD303を備
えた撮像回路が設けられている。また、撮像部3の内部
には、ズームレンズ301のズーム比の変更と収容位
置、撮像位置間のレンズ移動を行うためのズームモータ
M1、自動的に合焦を行うためにズームレンズ301内
のフォーカスレンズ311を移動させるオートフォーカ
スモータ(AFモータ)M2、ズームレンズ301内に
設けられた絞り302の開口径を調整するための絞りモ
ータM3とが設けられている。図5に示すように、ズー
ムモータM1、AFモータM2、絞りモータM3は、カ
メラ本体部2に設けられたズームモータ駆動回路21
5、AFモータ駆動回路214、絞りモータ駆動回路2
16によってそれぞれ駆動される。また、各駆動回路2
14〜216はカメラ本体部2の全体制御部211から
与えられる制御信号に基づいて各モータM1〜M3を駆
動する。
【0064】CCD303は、ズームレンズ301によ
って結像された被写体の光像を、R(赤)、G(緑)、
B(青)の色成分の画像信号(各画素で受光された画素
信号の信号列からなる信号)に光電変換して出力する。
【0065】撮像部3における露出制御は、絞り302
の調整と、CCD303の露光量、すなわちシャッタス
ピードに相当するCCD303の電荷蓄積時間とを調整
して行われる。被写体のコントラストが低いために適切
な絞りおよびシャッタースピードが設定できない場合に
は、CCD303から出力される画像信号のレベル調整
を行うことにより露光不足による不適正露出が補正され
る。すなわち、低コントラスト時は、絞りとシャッター
スピードとゲイン調整とを組み合わせて露出レベルが適
正レベルとなるように制御が行われる。なお、画像信号
のレベル調整は、信号処理回路313内のAGC(Auto
Gain Control)回路313bのゲイン調整により行わ
れる。
【0066】タイミングジェネレータ314は、カメラ
本体部2のタイミング制御回路202から送信される基
準クロックに基づきCCD303の駆動制御信号を生成
するものである。タイミングジェネレータ314は、例
えば、積分開始/終了(露出開始/終了)のタイミング
信号、各画素の受光信号の読出制御信号(水平同期信
号、垂直同期信号、転送信号等)等のクロック信号を生
成し、CCD303に出力する。
【0067】信号処理回路313は、CCD303から
出力される画像信号(アナログ信号)に所定のアナログ
信号処理を施すものである。信号処理回路313は、C
DS(相関二重サンプリング)回路313aとAGC回
路313bとを有し、CDS回路313aにより画像信
号のノイズの低減を行い、AGC回路313bでゲイン
を調整することにより画像信号のレベル調整を行う。
【0068】調光回路304は、フラッシュ撮影におけ
る内蔵フラッシュ5の発光量を全体制御部211により
設定された所定の発光量に制御するものである。フラッ
シュ撮影時には、露出開始と同時に被写体からのフラッ
シュ光の反射光が調光センサ305により受光され、こ
の受光量が所定の発光量に達すると、調光回路304か
ら発光停止信号が出力される。発光停止信号はカメラ本
体部2に設けられた全体制御部211を介してフラッシ
ュ制御回路217に導かれ、フラッシュ制御回路217
はこの発光停止信号に応答して内蔵フラッシュ5の発光
を強制的に停止し、これにより内蔵フラッシュ5の発光
量が所定の発光量に制御される。
【0069】次に、カメラ本体部2のブロックについて
説明する。
【0070】カメラ本体部2内において、A/D変換器
205は、画像の各画素の信号を例えば10ビットのデ
ジタル信号に変換するものである。A/D変換器205
は、タイミング制御回路202から入力されるA/D変
換用のクロックに基づいて各画素信号(アナログ信号)
を10ビットのデジタル信号に変換する。
【0071】タイミング制御回路202は、基準クロッ
ク、タイミングジェネレータ314、A/D変換器20
5に対するクロックを生成するように構成されている。
タイミング制御回路202は、CPU(Central Proces
sing Unit)を含む全体制御部211によって制御され
る。
【0072】黒レベル補正回路206は、A/D変換さ
れた画像の黒レベルを所定の基準レベルに補正するもの
である。また、WB(ホワイトバランス)回路207
は、γ補正後にホワイトバランスも併せて調整されるよ
うに、画素のR、G、Bの各色成分のレベル変換を行う
ものである。WB回路207は、全体制御部211から
入力されるレベル変換テーブルを用いて画素のR、G、
Bの各色成分のレベルを変換する。なお、レベル変換テ
ーブルの各色成分の変換係数(特性の傾き)は全体制御
部211により撮影画像ごとに設定される。
【0073】γ補正回路208は、画像のγ特性を補正
するものである。画像メモリ209は、γ補正回路20
8から出力される画像のデータを記憶するメモリであ
る。画像メモリ209は、1フレーム分の記憶容量を有
している。すなわち、画像メモリ209は、CCD30
3がn行m列の画素を有している場合、n×m画素分の
データの記憶容量を有し、各画素のデータが対応するア
ドレスに記憶される。
【0074】VRAM(ビデオRAM)210は、LC
D10に再生表示される画像のバッファメモリである。
VRAM210は、LCD10の画素数に対応した画像
データを格納することが可能な記憶容量を有している。
【0075】撮影モードにおける撮影待機状態では、L
CDボタン321(図2参照)によってLCD表示がオ
ン状態となっているときに、LCD10にライブビュー
表示が行われる。具体的には、撮像部3から所定間隔ご
とに得られる各画像に対して、A/D変換器205〜γ
補正回路208において各種の信号処理を施した後、全
体制御部211が画像メモリ209に格納される画像を
取得し、それをVRAM210に転送することで、LC
D10に撮影された画像を表示する。そして、LCD1
0に表示される画像を所定時間ごとに更新することで、
ライブビュー表示が行われる。ライブビュー表示によ
り、撮影者はLCD10に表示された画像により被写体
を視認することができる。なお、LCD10において画
像を表示する際には、全体制御部211の制御によりバ
ックライト16が点灯する。
【0076】また、再生モードにおいては、メモリカー
ド91から読み出された画像が全体制御部211で所定
の信号処理が施された後、VRAM210に転送され、
LCD10に再生表示される。
【0077】カードインターフェイス212は、カード
スロット17を介してメモリカード91への画像の書き
込みおよび読み出しを行うためのインターフェイスであ
る。
【0078】フラッシュ制御回路217は、内蔵フラッ
シュ5の発光を制御する回路であり、全体制御部211
からの制御信号に基づいて内蔵フラッシュ5を発光させ
る一方、既述の発光停止信号に基づいて内蔵フラッシュ
5の発光を停止させる。
【0079】RTC(リアルタイムクロック)回路21
9は、撮影日時を管理するための時計回路である。
【0080】また、全体制御部211にはIRDAイン
ターフェイス236が接続され、IRDAインターフェ
イス236を介してコンピュータ500や他のデジタル
カメラといった外部器機と赤外線無線通信を行い、画像
の無線転送等を行うことが可能となっている。
【0081】操作部250は、上述した、各種スイッ
チ、ボタンを包括するものであり、ユーザによって操作
入力される情報は、操作部250を介して全体制御部2
11に伝達される。
【0082】全体制御部211は、上述した撮像部3内
およびカメラ本体部2内の各部材の駆動を有機的に制御
し、デジタルカメラ1の全体動作を司る。
【0083】また、全体制御部211は、自動焦点合わ
せを効率的に行うための動作制御を行うAF(オートフ
ォーカス)制御部211aと、自動露出を行うためのA
E(オートエクスポージャ)演算部211bとを備えて
いる。
【0084】AF制御部211aには黒レベル補正回路
206から出力される画像が入力され、オートフォーカ
スに用いるための評価値を求め、この評価値を用いて各
部を制御することで、ズームレンズ301により形成さ
れる像の位置をCCD303の撮像面に一致させる。
【0085】また、AE演算部211bにも黒レベル補
正回路206から出力される画像が入力され、所定のプ
ログラムに基づいて、シャッタスピードと絞り302と
の適正値を演算する。AE演算部211bは、被写体の
コントラストに基づいて、シャッタスピードと絞り30
2との適正値を所定のプログラムに従って演算する。
【0086】さらに、全体制御部211は撮影モードに
おいて、シャッタボタン8により撮影が指示されると、
画像メモリ209に取り込まれた画像のサムネイル画像
と操作部250に含まれるスイッチから設定入力された
圧縮率によりJPEG方式で圧縮された圧縮画像とを生
成し、撮影画像に関するタグ情報(コマ番号、露出値、
シャッタスピード、圧縮率、撮影日、撮影時のフラッシ
ュのオンオフのデータ、シーン情報、画像の判定結果等
の情報)とともに両画像をメモリカード91に記憶す
る。
【0087】撮影モードおよび再生モードを切り替える
ためのモード設定スイッチ14を再生モードに設定した
ときには、例えばメモリカード91内のコマ番号の最も
大きな画像データが読み出され、全体制御部211にて
データ伸張され、その画像がVRAM210に転送され
ることにより、LCD10にはコマ番号の最も大きな画
像、すなわち最後に撮影された画像が表示される。
【0088】<1.3 デジタルカメラの動作の概略>
次に、デジタルカメラ1の動作の概略について説明す
る。図7はデジタルカメラ1の動作の概略を示す図であ
る。
【0089】モード設定スイッチ14によりデジタルカ
メラ1の動作が撮影モードに設定されると、シャッタボ
タン8の半押しを待機する状態となる(ステップS1
1)。シャッタボタン8が半押しされると、半押しを示
す信号が全体制御部211に入力され、全体制御部21
1により撮影準備であるAE演算(ステップS12)お
よびAF制御(ステップS13)が実行される。すなわ
ち、シャッタボタン8により全体制御部211への撮影
準備の指示が行われる。
【0090】AE演算では、AE演算部211bにより
露出時間および絞り値が求められ、AF制御では、AF
制御部211aによりズームレンズ301が合焦状態と
される。その後、シャッタボタン8の全押しを待機する
状態へと移行する(ステップS14)。
【0091】シャッタボタン8が全押しされると、CC
D303からの信号がデジタル信号に変換された後、画
像メモリ209に画像データとして記憶される(ステッ
プS15)。これにより、被写体の画像が取得される。
【0092】撮影動作の終了後、または、シャッタボタ
ン8の半押しの後、全押しされることがなかった場合
(ステップS16)、最初の段階へと戻る。
【0093】<1.4 オートフォーカス制御>次に、
AF制御部211aの構成、および、第1の実施の形態
におけるオートフォーカス(AF)制御について説明す
る。
【0094】図8は図5に示すAF制御部211aの構
成を周辺の構成とともに示すブロック図である。AF制
御部211aは、黒レベル補正回路206から画像が入
力されるヒストグラム生成回路251およびコントラス
ト算出回路252を有し、さらに、全体制御部211内
のCPU261およびROM262がAF制御部211
aとしての機能の一部を担う。
【0095】ヒストグラム生成回路251は、画像中の
エッジを検出し、エッジ幅のヒストグラムを生成する。
コントラスト算出回路252は、画像のコントラストを
求める。これらの構成の詳細については後述する。
【0096】CPU261はROM262内のプログラ
ム262aに従って動作を行うことにより、オートフォ
ーカス動作の一部を行うとともにAFモータ駆動回路2
14に制御信号を送出する。プログラム262aはデジ
タルカメラ1を製造した際にROM262に記憶されて
いてもよく、プログラムを記録した記録媒体としてメモ
リカード91を利用し、メモリカード91からROM2
62にプログラムが転送されてもよい。
【0097】図9は、オートフォーカスの際のCPU2
61の機能を他の構成とともにブロックにて示す図であ
る。図9において、ヒストグラム生成回路251にて生
成されたヒストグラムからノイズ成分を除去するノイズ
除去部263、ヒストグラムからフォーカスの程度を示
す評価値を求めるヒストグラム評価部264、フォーカ
スレンズ311の位置を変更するためのAFモータM2
の駆動量を求める駆動量決定部265、コントラスト算
出回路252からのコントラストを用いてAFモータM
2の駆動方向(すなわち、フォーカスレンズ311の駆
動(移動)方向)を決定する駆動方向決定部266、光
学系が合焦状態であるか否かを検出する合焦検出部26
7、および、AFモータM2への制御信号を生成してA
Fモータ駆動回路214に与える制御信号生成部268
が、CPU261が演算処理を行うことにより実現され
る機能に相当する。レンズの駆動制御は実質的には駆動
量決定部265、駆動方向決定部266および合焦検出
部267により実行される。
【0098】図10はヒストグラム生成回路251にお
けるエッジ検出の様子を説明するための図である。図1
0において横軸は水平方向に関する画素の位置に対応
し、縦軸の上段は画素の輝度に対応する。縦軸の下段は
エッジ幅の検出値に対応する。
【0099】図10において左から右へとエッジの検出
が行われる場合、隣接する画素の輝度差がしきい値Th
1以下の場合には、エッジは存在しないと判定される。
一方、輝度差がしきい値Th1を超える場合には、エッ
ジの開始端が存在すると判定される。左から右へとしき
い値Th1を超える輝度差が連続する場合、エッジ幅検
出値が上昇する。
【0100】エッジ開始端の検出後、輝度差がしきい値
Th1以下になるとエッジの終端が存在すると判定され
る。このとき、エッジの開始端に相当する画素と終端に
相当する画素との輝度の差がしきい値Th2以下の場合
には、適切なエッジではないと判定され、しきい値Th
2を超える場合には適切なエッジであると判定される。
【0101】以上の処理を画像中の水平方向に並ぶ画素
配列に対して行うことにより、画像中の水平方向のエッ
ジの幅の値が検出される。
【0102】図11は、ヒストグラム生成回路251の
具体的構成を示す図であり、図12ないし図14はヒス
トグラム生成回路251の動作の流れを示す図である。
以下、これらの図を参照しながらヒストグラムの生成に
ついてさらに詳しく説明する。ただし、図15に示すよ
うに画像400の中央に予めオートフォーカスを行うた
めの領域(以下、「AFエリア」という。)401が予
め設定されているものとし、図16に示すようにAFエ
リア401内の座標(i,j)の画素の輝度をD(i,
j)と表現する。
【0103】黒レベル補正回路206に接続されるヒス
トグラム生成回路251は、図11に示すように第1微
分フィルタ271が設けられる左側の構造と第2微分フ
ィルタ272が設けられる右側の構造とが対称となって
おり、画像中を左から右へと走査した際に、輝度の立上
がりに対応するエッジが第1微分フィルタ271側の構
成により検出され、輝度の立下がり対応するエッジが第
2微分フィルタ272側の構成により検出される。
【0104】ヒストグラム生成回路251では、まず、
各種変数が初期化された後(ステップS101)、第1
微分フィルタ271により隣接する画素間の輝度差(D
(i+1,j)−D(i,j))が求められ、比較器2
73により輝度差がしきい値Th1を超えるか否かが確
認される(ステップS102)。ここで、輝度差がしき
い値Th1以下の場合には、エッジは存在しないものと
判定される。
【0105】一方、第2微分フィルタ272により隣接
する画素間の輝度差(D(i,j)−D(i+1,
j))も求められ、比較器273により輝度差がしきい
値Th1を超えるか否かが確認される(ステップS10
5)。輝度差がしきい値Th1以下の場合には、エッジ
は存在しないものと判定される。
【0106】その後、iを増加させつつステップS10
2およびステップS105が繰り返される(図14:ス
テップS121,S122)。
【0107】ステップS102において、輝度差がしき
い値Th1を超える場合には、エッジの開始端(輝度信
号の立ち上がり)が検出されたものと判定され、第1微
分フィルタ271側のエッジ幅カウンタ276によりエ
ッジ幅を示すエッジ幅検出値C1(初期値0)がインク
リメントされ、かつ、エッジ幅を検出中であることを示
すフラグCF1が1にセットされる(ステップS10
3)。さらに、検出開始時の輝度がラッチ274に記憶
される。
【0108】以後、ステップS102において輝度差が
しきい値Th1以下となるまでエッジ幅検出値C1が増
加し(ステップS102,S103,S121,S12
2)、輝度差がしきい値Th1以下となると、フラグC
F1が0にリセットされ、このときの輝度がラッチ27
5に記憶される(ステップS102,S104)。
【0109】フラグCF1が0にリセットされると、ラ
ッチ274およびラッチ275に記憶されている輝度の
差Dd1が比較器277に与えられ、輝度差Dd1がし
きい値Th2を超えるか否かが確認される(図13:ス
テップS111)。輝度差Dd1がしきい値Th2を超
える場合には、適切なエッジが検出されたものと判定さ
れ、エッジ幅カウンタ276からエッジ幅検出値C1が
ヒストグラム生成部278に与えられ、エッジ幅がC1
であるエッジの度数H[C1]がインクリメントされる
(ステップS112)。これにより、エッジ幅がC1で
ある1つのエッジの検出が完了する。
【0110】その後、エッジ幅検出値C1が0にリセッ
トされる(ステップS115,S116)。
【0111】ステップS105において輝度差がしきい
値Th1を超える場合も同様に、エッジの開始端(輝度
信号の立ち下がり)が検出されたものと判定され、第2
微分フィルタ272側のエッジ幅カウンタ276により
エッジ幅を示すエッジ幅検出値C2(初期値0)がイン
クリメントされ、かつ、エッジ幅を検出中であることを
示すフラグCF2が1にセットされて検出開始時の輝度
がラッチ274に記憶される(ステップS105,S1
06)。
【0112】以後、ステップS105において輝度差が
しきい値Th1以下となるまでエッジ幅検出値C2が増
加し(ステップS105,S106,S121,S12
2)、輝度差がしきい値Th1以下となると、フラグC
F2が0にリセットされ、このときの輝度がラッチ27
5に記憶される(ステップS105,S107)。
【0113】フラグCF2が0にリセットされると、ラ
ッチ274およびラッチ275に記憶されている輝度の
差Dd2が比較器277に与えられ、輝度差Dd2がし
きい値Th2を超えるか否かが確認される(ステップS
113)。輝度差Dd2がしきい値Th2を超える場合
には、ヒストグラム生成部278においてエッジ幅がC
2であるエッジの度数H[C2]がインクリメントされ
(ステップS114)、エッジ幅がC2である1つのエ
ッジの検出が完了する。
【0114】その後、エッジ幅検出値C2が0にリセッ
トされる(ステップS117,S118)。
【0115】以上のエッジ検出処理を繰り返し、変数i
がAFエリア401外の値となると(正確には、(i+
1)がAFエリア401外の値となると)、変数j以外
が初期化されるとともに変数jがインクリメントされる
(図14:ステップS122〜S124)。これによ
り、AFエリア401内の次の水平方向の画素配列に対
してエッジ検出が行われる。水平方向のエッジ検出を繰
り返し、やがて変数jがAFエリア401外の値になる
と、エッジ検出が終了する(ステップS125)。これ
により、ヒストグラム生成部278にはエッジ幅と度数
との関係を示すヒストグラムが生成される。
【0116】次に、図9に示すコントラスト算出回路2
52について説明する。デジタルカメラ1ではAF制御
の際にAFエリア401のコントラストも利用される。
コントラストとしては、AFエリア401内の輝度の変
化の程度を示す指標値であればどのようなものが利用さ
れてもよいが、デジタルカメラ1では、数1にて示され
る値がコントラストVcとして利用される。すなわち、
コントラストVcとして、水平方向に隣接する画素の輝
度差の総和が利用される。
【0117】
【数1】
【0118】ただし、数1においてxはAFエリア40
1の水平方向の画素数であり、yは垂直方向の画素数で
ある(図16参照)。図示を省略しているが、コントラ
スト算出回路252は、図11に示す第1微分フィルタ
271および第2微分フィルタ272からの出力を累積
する構造となっている。なお、コントラスト検出回路を
別に設けてもよいし、コントラスト検出においては隣接
する画素ではなく、2つ隣の画素との差を算出しても構
わない。
【0119】図17ないし図19は、デジタルカメラ1
におけるAF制御(図7:ステップS13)の全体の流
れを示す図である。以下、図17ないし図19、並び
に、図9を参照しながらオートフォーカスの際の動作に
ついて説明する。なお、以下の説明においてオートフォ
ーカスの際に駆動されるフォーカスレンズ311を適
宜、「レンズ」と略し、光学系が合焦状態となるフォー
カスレンズ311の位置を「合焦位置」と呼ぶ。
【0120】まず、制御信号生成部268の制御によ
り、レンズが基準位置P2から所定量だけ最近接側(最
近接する被写体に焦点を合わせる位置側)の位置P1へ
と移動し、コントラスト算出回路252がコントラスト
Vc1を求め、駆動方向決定部266へと出力する(ス
テップS201)。続いて、レンズが基準位置P2へと
戻ってコントラストVc2が求められ(ステップS20
2)、さらに無限遠側(無限遠の被写体に焦点を合わせ
る位置側)へと所定量だけ移動した位置P3にてコント
ラストVc3が求められる(ステップS203)。
【0121】駆動方向決定部266では、コントラスト
Vc1,Vc2,Vc3が条件(Vc1≧Vc2≧Vc
3)を満たすか否かを確認し(ステップS204)、満
たされる場合には合焦位置が現在の位置P3に対して最
近接側に存在するため、駆動方向を最近接側に向かう方
向に決定し、満たされない場合には駆動方向を無限遠側
に向かう方向に決定する(ステップS205,S20
6)。
【0122】次に、レンズが位置P3に位置する状態に
て、ヒストグラム生成回路251によりエッジ幅のヒス
トグラムが生成され、ノイズ除去部263にてヒストグ
ラムのノイズ成分が除去された後、ヒストグラム評価部
264により検出されたエッジの個数(以下、「エッジ
数」という。)Venが取得され、さらに、ヒストグラ
ムの代表値が求められる(ステップS301)。ヒスト
グラムの代表値としては、デジタルカメラ1ではヒスト
グラムの重心に対応するエッジ幅(以下、「重心エッジ
幅」という。)Vewが利用される。ヒストグラムの代
表値としては他の統計学的値が利用されてもよく、例え
ば、最大度数に対応するエッジ幅、エッジ幅のメジアン
等が利用可能である。
【0123】図20は、ノイズ除去部263およびヒス
トグラム評価部264が重心エッジ幅を求める処理の詳
細を示す流れ図である。また、図21および図22はノ
イズ除去部263の動作の様子を説明するための図であ
る。
【0124】ノイズ除去部263によるノイズの除去で
は、まず、ヒストグラムからエッジ幅が1(すなわち、
1画素)の部分が削除される(ステップS401)。図
21に示すようにヒストグラム410はエッジ幅が1の
部分411が突出した形状となっている。これは、AF
エリア401中の高周波ノイズが幅1のエッジとして検
出されるためである。したがって、エッジ幅が1の部分
411を削除することにより、後述する重心エッジ幅の
精度向上が実現される。
【0125】次に、ヒストグラム410において度数が
所定値Th3以下の部分412,413が削除される
(ステップS402)。ヒストグラム410において度
数が低い部分は、一般に主被写体像以外のエッジを多く
含むためである。換言すれば、ヒストグラムから度数が
所定値よりも高い部分が抽出される。
【0126】さらに、図22に示すように、度数が最高
となるエッジ幅Eが検出され(ステップS403)、エ
ッジ幅Eを中心として所定範囲内(図22においてエッ
ジ幅が(E−E1)から(E+E1)の範囲内)の部分
を抽出した新たなヒストグラム414が求められる(ス
テップS404)。なお、図21および図22では図示
されていないが、ヒストグラムの形状によっては図21
において削除される部分412,413は図22におい
て削除される部分に必ず含まれるとは限らない。そこ
で、ステップS402の後にさらにステップS404が
実行される。
【0127】ステップS404における抽出範囲の中心
となるエッジ幅Eは、ステップS402後のヒストグラ
ムの重心に対応するエッジ幅であってもよい。処理を簡
略化するために、単に、所定値以下のエッジ幅の部分、
あるいは、所定値以上のエッジ幅の部分をヒストグラム
から除去するという手法が採用されてもよい。主被写体
像のエッジ(すなわち、背景像から導かれるノイズ成分
を含まないエッジ)の幅は所定の範囲内に通常収まるこ
とから、このような簡略化された処理であっても主被写
体像におよそ対応するヒストグラムが求められる。
【0128】ヒストグラムからノイズ成分が除去される
と、ヒストグラム評価部264により、抽出されたヒス
トグラムの重心に対応するエッジ幅が重心エッジ幅Ve
wとして求められる(ステップS405)。
【0129】なお、図18中のステップS301におい
て取得されるエッジ数Venとしては、ステップS40
2にてノイズ成分が除去されたヒストグラムにおける総
度数が利用されてもよく、ステップS404にてさらに
ノイズ成分が除去されたヒストグラムにおける総度数が
利用されてもよい。
【0130】ヒストグラム評価部264により、エッジ
数Venおよび重心エッジ幅Vewが取得されると、エ
ッジ数Venが0であるか確認され、0でない場合には
エッジ数Venが所定値以下であるか確認され、所定値
以下でない場合には、さらに、重心エッジ幅Vewが8
以上であるか否かが順次確認される(ステップS30
2,S304,S306)。
【0131】エッジ数Venが0の場合には、駆動量決
定部265により、レンズの駆動による像面の移動量が
16Fδに決定され、駆動方向決定部266にて決定さ
れた方向にレンズの駆動が行われる(ステップS30
3)。ただし、Fは光学系のFナンバーであり、δはC
CD303の画素間のピッチ(間隔)に対応する許容散
乱円の直径であり、Fδは焦点深度に相当する。フォー
カス用のレンズを用いてAF制御を行う場合、像面の移
動量はレンズの移動量と等しいことから、実際にはレン
ズの移動量が16Fδに決定される。
【0132】エッジ数Venが所定値以下の場合にはレ
ンズが12Fδだけ移動するように駆動され(ステップ
S305)、重心エッジ幅Vewが8以上の場合にはレ
ンズが8Fδだけ移動するように駆動される(ステップ
S307)。そして、エッジ数Venおよび重心エッジ
幅Vewの取得並びにレンズの駆動が、重心エッジ幅V
ewが8未満となるまで繰り返し行われる(ステップS
301〜S307)。
【0133】このように、AF制御部211aではエッ
ジ数Venおよび重心エッジ幅Vewを用いてレンズの
駆動量を決定するようになっている。なぜならば、これ
らの値はフォーカスの程度を示す評価値として利用する
ことができる値であり、フォーカスの程度が低い、すな
わち、合焦位置からレンズが遠く離れているほど、1回
の駆動でレンズを大きく移動させることが許容されるか
らである。
【0134】図23は、エッジ数Venがフォーカスに
関する評価値として利用可能であることを説明するため
の図である。図23において横軸はレンズの位置に対応
し、縦軸は検出されるエッジの総数(すなわち、エッジ
数Ven)に対応する。図23においてレンズ位置が4
の場合にレンズが合焦位置に位置する。このとき、エッ
ジ数は最大となる。そして、レンズ位置が合焦位置から
離れるほどエッジ数が減少する。このようにエッジ数は
フォーカスの程度を示す評価値として利用することがで
きる。
【0135】一方、レンズが合焦位置に近づくほど画像
がシャープになり、検出される各エッジの幅は短くなる
ことから、当然、重心エッジ幅Vewもフォーカスの程
度を示す評価値として利用することができる。この場
合、フォーカスの程度が高いほど値は小さくなる。な
お、仮にフォーカスの程度が高いほど評価値が大きくな
ると定義する場合は、重心エッジ幅Vewの逆数や所定
値から重心エッジ幅Vewを減算したもの等が評価値に
相当する。
【0136】デジタルカメラ1の場合、予め実験によ
り、エッジ数Venが0である場合に16Fδ、エッジ
数Venが所定値(例えば、20)以下の場合には12
Fδ、重心エッジ幅Vewが8以上の場合には8Fδだ
けレンズを移動させてもレンズが合焦位置を通り過ぎな
いことが確認されている。以上の理由により、図18に
示すステップS301〜S307によるレンズの駆動制
御が行われる。
【0137】レンズが合焦位置に近づくと、重心エッジ
幅Vewが8(画素)未満となる。以後は、通常の山登
り方式によりレンズの駆動が行われる。すなわち、コン
トラスト算出回路252がコントラストVcを求め(図
19:ステップS311)、コントラストVcに応じて
駆動量決定部265が移動量が2〜4Fδとなる範囲内
でレンズの駆動量を求め、制御信号生成部268が駆動
量に応じた制御信号をAFモータ駆動回路214に与え
ることによりAFモータM2の駆動が行われる(ステッ
プS312)。
【0138】その後、コントラストVcが再度取得さ
れ、コントラストVcが減少したか否かを合焦検出部2
67が確認しつつ駆動量決定部265がレンズを微少量
ずつ移動させる(ステップS312〜S314)。コン
トラストVcの取得およびレンズの駆動が繰り返される
と、やがてレンズが合焦位置を通り過ぎ、コントラスト
Vcが減少する(ステップS314)。ここで、現在の
レンズ位置近傍の複数のレンズ位置に対応するコントラ
ストVcを補間することにより、コントラストVcが最
大となるレンズ位置が合焦位置として求められ、さら
に、レンズを振動させつつコントラストVcを取得して
レンズ位置の微調整が行われる(ステップS315)。
以上の動作により、AF制御が終了する。
【0139】なお、レンズを無限遠側の端から最近接側
の端まで駆動させてもエッジが1つも検出されない場合
には、AF制御部211aにてローコントラストの被写
体であると判定され、AF制御が不可能である旨の警告
がLCD10を介して使用者に伝えられる。また、レン
ズを無限遠側の端から最近接側の端まで移動させてもエ
ッジ数が所定値を超えない場合にもLCD10を介して
警告、または、通常のコントラストを用いた山登り方式
にて合焦位置の検出が行われる。重心エッジ幅Vewが
8以下とならない場合にもコントラストを用いた山登り
方式に切り替えられ、合焦位置の検出が行われる。
【0140】以上に説明したように、デジタルカメラ1
ではAFエリア401からエッジを検出し、エッジに関
するフォーカスの程度を示す評価値を用いてレンズの1
回の移動量、すなわち、レンズの駆動速度が変更され
る。これにより、高解像度の静止画像を取得する際の精
度の高いフォーカス動作であっても迅速に行うことがで
きる。
【0141】一般に、高度な評価値をエッジから求める
ためにはエッジ幅のヒストグラムが求められ、ヒストグ
ラムの代表値が評価値として利用されることが好まし
い。ヒストグラムの代表値は演算技術を考慮した場合、
統計学的値として与えられることが好ましく、統計学的
値としては平均値、メジアン、ピークに相当するエッジ
幅等も利用可能である。デジタルカメラ1では、評価値
の信頼性および演算量を比較考慮し、ヒストグラムの重
心に対応するエッジ幅(すなわち、エッジ幅の平均値)
が代表値として利用される。
【0142】エッジから導かれる評価値の具体例として
は、エッジ幅のヒストグラムに基づく重心エッジ幅Ve
wのみならず、エッジ数Venも利用可能である。デジ
タルカメラ1では、これらの評価値と所定の値とが比較
され、比較結果に応じてレンズの駆動速度が変更され
る。
【0143】一般に、ヒストグラムを利用する重心エッ
ジ幅Vewはエッジ数Venよりもフォーカスに関する
評価値として精度が高い。一方で、エッジ数Venは非
常に簡単に求められる値である。そこで、デジタルカメ
ラ1では、精度の低い評価値と精度の高い評価値の双方
を用い、精度の低い評価値にてレンズの駆動速度を速く
(1回の移動量を大きく)してよいか否か判断し、精度
の高い評価値を用いてレンズの駆動速度を小さく(1回
の移動量を小さく)してよいか否かを判断している。こ
れにより、より適切なAF制御が実現される。
【0144】なお、複数種類の評価値を使い分ける際に
は、精度の低い評価値および比較条件を用いて合焦位置
からレンズが十分に離れていると判定された場合には、
精度の高い比較条件の判定が不要となり、実質的に精度
の低い評価値を用いて精度の高い評価値を利用するか否
かを判断することと同等となる。
【0145】デジタルカメラ1では、精度の低い評価値
であるエッジ数Venとしきい値と比較し、比較結果に
応じてレンズを大きく移動した後、再度、エッジ数Ve
nを求め、この動作を繰り返すことにより、比較結果が
変化するまでレンズが迅速に駆動される。比較結果が変
化すると、より精度の高い評価値である重心エッジ幅V
ewを用いた駆動が行われる。これにより、複数のレベ
ルで評価および駆動が行われ、高速なAF制御が実現さ
れる。
【0146】また、デジタルカメラ1では重心エッジ幅
Vewを求める際に、ヒストグラムからノイズに由来す
るノイズ成分を除去している。ノイズ成分のほとんどは
幅が1(画素)のエッジであることから、エッジ幅が1
の部分をヒストグラムから除去することにより効果的な
ノイズ除去が実現される。さらに、デジタルカメラ1で
は主被写体像に着目し、主被写体像以外のエッジと想定
される部分もノイズとみなしてヒストグラムから除去す
ることによりさらに適切なヒストグラムが生成される。
ノイズ除去により高速かつ正確なAF制御が実現され
る。
【0147】一方、デジタルカメラ1では、エッジに関
するフォーカスの評価値のみならず、コントラストを用
いたフォーカスの評価値も利用することにより、精度の
高いオートフォーカスを実現している。具体的には、コ
ントラストVcをレンズの駆動方向の決定に用い、最終
的な制御も重心エッジ幅よりも精度を高めることが可能
なコントラストVcを用いて行っている。
【0148】オートフォーカスの際にコントラストを求
めるという技術は既に用いられている技術であることか
ら、デジタルカメラ1では既存の技術とエッジを用いる
技術とを利用し、さらに、精度の異なるコントラストV
c、重心エッジ幅Vewおよびエッジ数Venを使い分
けることにより、迅速かつ高精度なオートフォーカスが
実現されている。一般に静止画像の取得する際には、撮
影準備の指示に応じてフォーカスレンズが大きく移動す
るため、精度の異なる評価値を利用しつつレンズの駆動
速度を変更することにより、静止画像を取得する際のオ
ートフォーカスが迅速かつ適切に実現される。
【0149】<2. 第2の実施の形態>図24および
図25は、第2の実施の形態におけるデジタルカメラ1
のAF制御の流れを示す図である。図26はAF制御の
一部を示す図である。デジタルカメラ1の構造および撮
影の際の動作の概略(図7)は第1の実施の形態と同様
であるとし、以下、第2の実施の形態におけるデジタル
カメラ1のAF制御について、図24ないし図26、並
びに、図9を参照しながら説明する。
【0150】シャッタボタン8が半押しされて全体制御
部211に撮影準備の指示が入力されると、AE演算
(図7:ステップS12)が行われ、さらに、AF制御
(ステップS13)が行われる。AF制御では、まず、
図24に示す動作によりレンズの駆動方向(すなわち、
移動方向)が決定され、その後、図25に示すレンズの
移動制御が行われる。レンズの駆動方向の決定に際し、
レンズの移動量の設定が行われる(ステップS50
0)。図26はレンズの移動量の設定の流れを示す図で
ある。
【0151】移動量の設定では、第1の実施の形態と同
様に、ヒストグラム生成回路251にてAFエリア40
1内のエッジが検出され、ヒストグラム評価部264に
より評価値としてエッジ数Venおよび重心エッジ幅V
ewが取得される(ステップS501)。そして、駆動
量決定部265によりエッジ数Venが0の場合にはレ
ンズの移動量が16Fδに設定され(ステップS50
2,S503)、エッジ数Venが所定値(例えば、2
0)以下の場合には移動量が12Fδに設定され(ステ
ップS504,S505)、重心エッジ幅Vewが8以
上の場合には移動量が8Fδに設定される(ステップS
506,S507)。重心エッジ幅Vewが8未満の場
合には、レンズが既に合焦位置に近接しているため、移
動量が2〜4Fδの範囲内で設定される(ステップS5
08)。
【0152】移動量の設定が完了すると、レンズが初期
位置から最近接側へと予め設定された移動量だけ移動
し、コントラスト算出回路252がコントラストVc1
を取得する(図24:ステップS211)。その後、レ
ンズが設定された移動量だけ無限遠側へと移動して(す
なわち、初期位置に戻って)コントラストVc2が取得
され、さらに、設定された移動量だけ無限遠側へと移動
してコントラストVc3が取得される(ステップS21
2,S213)。
【0153】駆動方向決定部266では、コントラスト
Vc1,Vc2,Vc3が条件(Vc1≧Vc2≧Vc
3)を満たすか否かを確認し(ステップS214)、満
たされる場合には駆動方向を最近接側に向かう方向に決
定し、満たされない場合には駆動方向を無限遠側に向か
う方向に決定する(ステップS215,S216)。
【0154】駆動方向が決定されると、再度、同様の手
法にて移動量の設定が行われ(図25:ステップS50
0)、決定された駆動方向にステップS500にて設定
された移動量だけ制御信号生成部268の制御の下、A
FモータM2が駆動され、レンズが移動する(ステップ
S321)。その後、コントラスト算出回路252によ
りコントラストVcが求められ(ステップS322)、
移動後のコントラストが移動前のコントラストよりも小
さいか否かが確認される(ステップS323)。
【0155】レンズの移動によりコントラストが減少し
ない間、ステップS500およびステップS321〜S
322が繰り返され(ステップS323)、レンズが合
焦位置に近づくにつれて設定される移動量が小さくな
る。コントラストVcが前の値から減少すると、レンズ
が合焦位置を通り過ぎたと判定され、最新の複数のレン
ズ位置に対応するコントラストVcを用いて補間を行う
ことにより、コントラストVcが最大となるレンズ位置
が合焦位置として求められる。さらに、レンズを振動さ
せつつコントラストVcを取得してレンズ位置の微調整
が行われる(ステップS324)。
【0156】以上、第2の実施の形態におけるAF制御
について説明したが、第2の実施の形態では、駆動方向
を決定する際のレンズの移動量がAFエリア401から
検出されるエッジに基づいて設定される。すなわち、エ
ッジから導かれるフォーカスの評価値を利用することに
より、フォーカスの程度に応じて駆動方向決定に必要な
移動量が設定される。これにより、駆動方向決定の際に
不必要に大きくレンズが駆動されることはなく、迅速か
つ適切に駆動方向の決定が行われる。
【0157】また、レンズの合焦位置への移動の際に
は、移動量がエッジに関する評価値およびコントラスト
に関する評価値に基づいて設定されることから、レンズ
が合焦位置から離れているほどレンズの駆動速度が速く
設定され、迅速かつ高精度のAF制御が実現される。
【0158】<3. 第3の実施の形態>第1および第
2の実施の形態では、AFエリア401から抽出される
エッジを利用してフォーカスレンズの1回の駆動量(移
動量)を求めるが、2つの重心エッジ幅を利用して合焦
位置を予測することも可能である。以下、合焦位置を予
測する基本的手法について説明した上で、この手法を利
用する第3の実施の形態に係るAF制御について説明す
る。
【0159】図27は、レンズが合焦位置に近づくにつ
れてエッジ幅のヒストグラムが変化する様子を示す図で
ある。符号431はレンズが合焦位置から大きく離れて
いる場合のヒストグラムを示し、符号432はヒストグ
ラム431の場合よりもレンズが合焦位置に近い場合の
ヒストグラムを示す。符号433はレンズが合焦位置に
位置する場合のヒストグラムを示す。また、符号Vew
11,Vew12,Vewfはそれぞれ、ヒストグラム
431,432,433の重心エッジ幅である。
【0160】図27に示すように、重心エッジ幅はレン
ズが合焦位置に近づくにつれて小さくなる。最小の重心
エッジ幅Vewfは、光学系のMTF(Modulation Tra
nsfer Function:光学系が空間周波数に対して像のコン
トラストをどの程度再現することができるのかを示す指
標値)、撮影条件、被写体等によって若干変化するが、
合焦であると判定する基準が緩やかな場合には、レンズ
が合焦位置に位置する際の最小の重心エッジ幅Vewf
を一定の値とみなすことが可能であり、予め求めておく
ことができる。以下の説明において、最小の重心エッジ
幅Vewfを「基準エッジ幅」という。
【0161】図28は、レンズ位置と重心エッジ幅との
関係を示す図であり、レンズ位置L1,L2に対応する
重心エッジ幅がVew21,Vew22であり、合焦位
置Lfに対応する基準エッジ幅がVewfである。図2
8に示すように、一般に、レンズ位置と重心エッジ幅と
は線形の関係にあるとみなすことができる。したがっ
て、レンズ位置L1,L2に対応する重心エッジ幅Ve
w21,Vew22が求められると、基準エッジ幅Ve
wfを利用して数2により合焦位置Lfを求めることが
できる。
【0162】
【数2】
【0163】なお、重心エッジ幅に代えて、エッジ幅の
平均値、ヒストグラムのピークに対応するエッジ幅、メ
ジアン等の統計学的値を合焦位置を求める際に利用する
ことも可能である。
【0164】また、図28に示す手法では、少なくとも
2つのレンズ位置において重心エッジ幅を求めることに
より合焦位置を求めることが可能であるが、より精度を
高めるために、各レンズ位置L1,L2から所定距離a
Fδだけ前後の位置(L1±aFδ),(L2±aF
δ)での重心エッジ幅を用いてレンズ位置L1,L2に
おける重心エッジ幅の精度が高められてもよい。具体的
には、位置(L1−aFδ),L1,(L1+aFδ)
における重心エッジ幅がVew31,Vew32,Ve
w33である場合には、数3によりこれらの値にローパ
スフィルタを作用させた値Vew3がレンズ位置L1の
重心エッジ幅として求められる。
【0165】
【数3】
【0166】同様に、位置(L2−aFδ),L2,
(L2+aFδ)における重心エッジ幅がVew41,
Vew42,Vew43である場合には、数4により値
Vew4がレンズ位置L2の重心エッジ幅として求めら
れる。
【0167】
【数4】
【0168】もちろん、3以上の任意のレンズ位置にて
重心エッジ幅を求め、最小二乗法を用いてレンズ位置と
重心エッジ幅との関係を示す直線が求められてもよい。
【0169】次に、第3の実施の形態におけるAF制御
の流れについて説明する。なお、第3の実施の形態に係
るデジタルカメラ1の構成および基本動作(図7)は第
1の実施の形態と同様であるものとする。
【0170】図29および図30は、第3の実施の形態
におけるAF制御の流れの一部を示す図である。オート
フォーカスでは、まず、レンズの駆動方向が決定される
(ステップS601)。駆動方向の決定は第1の実施の
形態における手法(図17:ステップS201〜S20
6)にて行われてもよく、第2の実施の形態における手
法(図24:ステップS500,S211〜S216)
にて行われてもよい。
【0171】駆動方向が決定されると、レンズが初期位
置に存在する状態にてヒストグラム評価部264による
エッジ数Venおよび重心エッジ幅Vewが取得される
(ステップS602)。次に、駆動量決定部265によ
り、エッジ数Venが0の場合には駆動量(レンズの移
動量)が16Fδに設定され(ステップS603、S6
04)、エッジ数Venが0ではないが所定値(例え
ば、20)以下の場合にはレンズの移動量が12Fδに
設定される(ステップS605、S606)。
【0172】ステップS604またはステップS606
が実行された場合には、設定された駆動方向に設定され
た移動量だけレンズが移動し(ステップS607)、ス
テップS602へと戻る。そして、移動量の設定および
レンズ移動、並びに、エッジ数Venおよび重心エッジ
幅Vewの算出が繰り返されることにより、エッジ数V
enが所定値を超えるレンズ位置(以下、「位置L1」
と呼ぶ。)までレンズが移動する。
【0173】レンズが位置L1に達すると、位置L1に
おける重心エッジ幅Vew21を記憶した後、予め定め
られた移動量だけレンズがステップS601にて設定さ
れた駆動方向に大きく移動するように駆動される(図3
0:ステップS611)。移動後の位置(以下、「位置
L2」と呼ぶ。)では、重心エッジ幅Vew22が再度
求められる(ステップS612)。
【0174】その後、数2による演算が行われ、およそ
の合焦位置が求められる(ステップS613)。すなわ
ち、合焦位置が推測される。レンズは求められた合焦位
置へと速やかに移動し(ステップS614)、コントラ
ストVcを求めつつレンズが合焦位置へと正確に一致す
るように微調整が行われる(ステップS615)。
【0175】以上のように、第3の実施の形態における
AF制御では、第1の位置L1および第2の位置L2に
て重心エッジ幅を求め、合焦位置の推測を行う。したが
って、レンズを合焦位置へと迅速に移動させることがで
きる。また、重心エッジ幅を用いたレンズ移動とコント
ラストを用いたレンズ移動とを併用するため、レンズを
合焦位置に正確に位置させることも可能となる。
【0176】また、第3の実施の形態では、エッジ数が
所定値を超える位置L1まで予め移動させておき、その
上で予め決定された駆動方向、すなわち、合焦位置へと
向かう方向へとレンズを移動させて位置L2に位置させ
るため、合焦位置の推測を適切に行うことができる。
【0177】なお、第3の実施の形態においても重心エ
ッジ幅Vewに代えてヒストグラムの他の代表値がフォ
ーカスの程度を示す評価値として利用されてもよい。
【0178】また、第1の位置L1と第2の位置L2と
の間の距離は、予め一定の値に定められていてもよい
が、位置L1におけるエッジ数Venや重心エッジ幅V
ewに応じて変更されてもよい。すなわち、合焦位置の
推測を適切に行うためにこれらの評価値が示すフォーカ
スの程度が低いほど、位置L1と位置L2との間の距離
が大きく設定されてもよい。
【0179】<4. 第4の実施の形態>第1ないし第
3の実施の形態では、AFエリア401から抽出される
エッジを利用してフォーカスレンズの駆動を行うが、光
学系がズームレンズの場合、あるいは、レンズ交換が行
われた場合には光学系の特性が変化してしまう。図31
は光学系の変化に合わせてレンズの駆動制御が変更され
る場合の構成を示すブロック図である。
【0180】図31において、ヒストグラム生成回路2
51、ヒストグラム評価部264および駆動量決定部2
65は図9に示すものに対応している。AE演算部21
1bおよびズーム制御部211c(図5において図示省
略)は、絞りモータM3およびズームモータM1の駆動
量を算出する全体制御部211の機能を示す。
【0181】既述のように、AE演算部211bには黒
レベル補正後の画像が入力され、CCD303の露出時
間や絞り値が求められる。絞り値は絞りモータ駆動回路
216に入力され、絞りモータM3への駆動信号が生成
される。一方、絞り値はヒストグラム評価部264にも
入力される。
【0182】ズーム制御部211cでは、使用者の操作
に応じてズームを制御する信号が生成され、ズームモー
タ駆動回路215へと与えられる。これにより、ズーム
モータM1への駆動信号が生成される。ズームを制御す
る信号はヒストグラム評価部264にも入力される。
【0183】第1または第2の実施の形態において図3
1に示す構成を形成する場合、エッジを検出する際に利
用される各種しきい値が変更される。具体的には、図1
0に示すしきい値Th1,Th2が変更される。さらに
は、図21に示すノイズ除去のしきい値Th3や図22
に示す主被写体像のエッジを抽出するための幅E1が変
更されてもよい。一方、第3の実施の形態において図3
1に示す構成を形成する場合、基準エッジ幅Vewfが
変更される。すなわち、評価値を求める際の各種パラメ
ータが変更され、得られる評価値が変更される。
【0184】しきい値や基準エッジ幅の変更は、光学系
のコントラスト再現性を示すMTFに基づいて行われ
る。
【0185】図32は、像高0における光学系のFナン
バー(Fno)とMTFとの関係を示す図である。図3
2において曲線501はFnoが11の場合のMTFを
例示しており、曲線502はFnoが2.8の場合のM
TFを例示している。図32に示すように、一般的には
Fnoが増大するとMTFも増大する。
【0186】図33は、像高0における光学系の焦点距
離とMTFとの関係を示す図である。図33において、
曲線511および曲線512は互いに焦点距離が異なる
場合のMTFを示している。焦点距離とMTFとは物理
的には相関性を有しないが、図33に示すように、焦点
距離が変更されるとMTFは変化する。
【0187】図34は、絞り値と対応関係にあるFno
の変化に応じて第3の実施の形態における基準エッジ幅
がヒストグラム評価部264において変更される様子を
例示する図である。図34に示すように、Fnoが2.
8から11へと変更されると、基準エッジ幅が5(画
素)から3へと変更される。
【0188】以上のように、光学系のMTF特性はFn
oや焦点距離が変更されると変化する。Fnoは絞り値
に応じて変化し、焦点距離はズーミングにより変化する
ことから、第4の実施の形態ではAE演算部211bお
よびズーム制御部211cの出力がヒストグラム評価部
264に入力され、光学系の絞り値または焦点距離が変
更されると、ヒストグラム評価部264にて求められる
評価値(エッジ数Ven、重心エッジ幅Vew)やヒス
トグラム評価部264にて使用される基準エッジ幅Ve
wfが変更される。これにより、光学系の空間周波数特
性の変化に応じた適切なAF制御が実現される。
【0189】もちろん、光学系の特性はレンズ交換やフ
ィルタ(例えば、ソフトフォーカス用のフィルタ)の装
着によっても変化する。この場合、ヒストグラム評価部
264において予め複数種類の交換レンズやフィルタの
特性を準備しておき、レンズ交換やフィルタの装着に応
じてしきい値や基準エッジ幅を切り替えることにより、
適切なAF制御が実現される。
【0190】<5.変形例>以上、本発明に係る実施の
形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態
に限定されず、様々な変形が可能である。
【0191】例えば、上記実施の形態では、光学系を有
する撮像部3と、光学系を制御するカメラ本体部2とが
分離可能となっており、カメラ本体部2が光学系に対す
る制御装置となっているが、光学系と制御系とを一体的
に有するデジタルカメラであってもよい。また、光学系
と制御装置とをケーブルを用いて接続した構成であって
もよい。この場合、制御装置としては汎用のコンピュー
タが利用されてもよく、コンピュータには光ディスク、
磁気ディスク、光磁気ディスク等の記録媒体を介して予
め光学系制御用のプログラムがインストールされる。
【0192】撮影準備はシャッタボタン8以外の構成に
よりAF制御部211aに指示されてもよい。例えば、
使用者がファインダ31に目を近づけたことを検出した
り、グリップ部4が把持されたことを検出するセンサが
AF制御部211aに撮影準備を指示する信号を送出し
てもよい。シャッタボタン8以外のボタンの操作により
発生する信号やセルフタイマー、インターバル撮影の際
に利用されるタイマーからの信号により撮影準備が指示
されてもよい。このように、撮影直前であることをAF
制御部211aに指示することができるのであるなら
ば、様々な構成を撮影準備の指示を行う構成として利用
することができる。
【0193】デジタルカメラ1では、図8に示すように
AF制御部211aにおける処理が、専用の回路による
処理とCPUによるソフトウェア的処理とに分担されて
いるが、全てCPUにより実行することも可能である。
この場合、プログラムをCPUが実行することにより上
記実施の形態にて説明したAF制御の全てが実行される
こととなる。逆に、AF制御部211aにおける処理の
全てを専用の回路により実現することも可能である。
【0194】なお、上記実施の形態におけるエッジ検出
処理は一例にすぎず、他の手法によりエッジが検出され
てもよい。また、上記実施の形態におけるエッジ検出は
水平方向に対してのみ行われるが、垂直方向に対してエ
ッジが検出されてもよく、双方向からエッジ検出が行わ
れてもよい。
【0195】上記実施の形態では、コントラストをその
まま評価値として利用しているが、コントラストを変換
して評価値が求められてもよい。すなわち、上記実施の
形態では、コントラスト算出回路252においてコント
ラストを求める工程とコントラストから評価値を求める
工程とが実質的に一工程として行われるが、これらの工
程は個別に存在してもよく、工程ごとに回路が分離して
いてもよい。コントラストを評価値としてそのまま利用
することは、コントラストを求めて評価値を求める処理
の一態様にすぎない。
【0196】第1の実施の形態では、コントラストを評
価値として用いてレンズの駆動方向が決定され、第2の
実施の形態では、コントラストおよび重心エッジ幅(ま
たは、エッジ数)を用いてレンズの駆動方向を決定して
いる。しかしながら、コントラストに代えて重心エッジ
幅を用いてレンズの駆動方向を決定することも可能であ
る。この場合、コントラストを用いることなくレンズの
駆動方向が決定される。
【0197】同様に、レンズを合焦位置に正確に合わせ
る際もコントラストに代えて重心エッジ幅を利用するこ
とが可能である。
【0198】また、エッジに関する評価値としてはさら
に他のものも利用可能であり、例えば、基準エッジ幅に
近い幅3,4程度のエッジの度数が単純に評価値として
利用されてもよく、基準エッジ幅を含む所定のエッジ幅
の範囲内におけるエッジの度数が全度数に占める割合を
評価値として利用することも可能である。この場合、度
数が高いほどフォーカスの程度が高くなる。
【0199】上記実施の形態では、レンズの駆動方向を
決定する際に、3つのレンズ位置における評価値を求め
ているが、2つであってもよい。駆動方向決定の精度を
高めるために3つの評価値を用いているにすぎない。3
以上の評価値が求められる場合であっても、一の評価値
により示されるフォーカスの程度が低いレンズ位置から
他の評価値により示されるフォーカスの程度が高いレン
ズ位置へと向かう方向に原則として合焦位置が存在する
という原理に基づいて駆動方向が決定される。
【0200】デジタルカメラ1では、フォーカスレンズ
の位置を制御することによりAF制御が行われるため、
レンズ位置という言葉を用いてAF制御を説明したが、
複数のレンズを駆動してAF制御を行う場合であっても
上記実施の形態に係るAF制御を利用することができ
る。すなわち、上記実施の形態におけるレンズ位置は、
少なくとも1つのレンズの配置に対応付けることが可能
である。
【0201】また、デジタルカメラ1では、オートフォ
ーカス用の評価値を求めるために黒レベル補正回路20
6から画像信号を全体制御部211に入力するが、他の
部分から全体制御部211に入力されてもよい。撮像の
ための少なくとも1つのレンズもズームレンズでなくて
もよい。
【0202】上記実施の形態は、エッジを利用すること
により高速なAF制御を実現するため静止画像の取得に
特に適しているが、上記実施の形態における様々な技術
は動画像の取得に応用することができる。
【0203】
【発明の効果】請求項1ないし9の発明では、エッジか
ら評価値を求めて評価値に基づいて駆動速度を変更する
ため、光学系のフォーカスに関する制御を迅速に行うこ
とができる。
【0204】また、評価値を求める際に請求項2の発明
ではエッジ幅のヒストグラムを用い、請求項3の発明で
はヒストグラムから求められる統計学的値を用い、さら
に、請求項4の発明では、ヒストグラムの重心に対応す
るエッジ幅を用いるため、適切な評価値を求めることが
できる。
【0205】また、請求項5の発明では、評価値がエッ
ジの個数として簡単に求められる。
【0206】また、請求項6の発明では、評価値としき
い値との比較により駆動速度が変更され、請求項7の発
明では、比較結果に応じて再度評価値が求められる。こ
れにより、比較結果が変化するまで光学系が迅速に駆動
される。
【0207】請求項10ないし16の発明では、エッジ
から求められる第1の評価値とコントラストから求めら
れる第2の評価値とを用いて光学系の制御を適切に行う
ことができる。
【0208】また、請求項11の発明では、第2の評価
値を利用することにより駆動方向を適切に決定すること
ができ、請求項12の発明では、第1の評価値も用いる
ことによりさらに適切に駆動方向を決定することができ
る。
【0209】また、請求項13および14の発明では、
適切な第1の評価値を求めることができる。
【0210】請求項17ないし21の発明では、エッジ
から求められる評価値を光学系の駆動方向の決定および
駆動に用いることができる。また、請求項18および1
9の発明では、駆動方向が適切に決定される。
【0211】請求項22ないし29の発明では、検出さ
れたエッジからノイズ成分を除去することにより適切な
評価値を求めることができる。
【0212】また、請求項23の発明では画像中の高周
波成分によるノイズを除去することができる。
【0213】また、請求項24、25および27の発明
では、適切な評価値を求めることができる。
【0214】また、請求項26の発明では、画像中の主
被写体像以外の部分をノイズ成分として除去することが
できる。
【0215】請求項30ないし32の発明では、エッジ
幅が所定値以上のエッジを用いることにより適切な評価
値が求められる。
【0216】請求項33ないし36の発明では、エッジ
の幅のヒストグラムにおいて度数の高い部分を利用する
ことにより適切な評価値が求められる。
【0217】請求項37ないし44の発明では、光学系
の特性に応じた光学系の制御を行うことができ、請求項
38の発明では、焦点距離に応じた制御を行うことがで
き、請求項39の発明では、絞り値に応じた制御を行う
ことができる。
【0218】また、請求項40ないし42の発明では、
適切な評価値を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラの正面図である。
【図2】デジタルカメラの背面図である。
【図3】デジタルカメラの側面図である。
【図4】デジタルカメラの底面図である。
【図5】デジタルカメラの構成を示すブロック図であ
る。
【図6】撮像部の内部構成を示す図である。
【図7】デジタルカメラの動作の概略を示す流れ図であ
る。
【図8】AF制御部の構成を示すブロック図である。
【図9】AF制御部の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図10】エッジ検出の様子を説明するための図であ
る。
【図11】ヒストグラム生成回路の構成を示すブロック
図である。
【図12】ヒストグラム生成の流れを示す図である。
【図13】ヒストグラム生成の流れを示す図である。
【図14】ヒストグラム生成の流れを示す図である。
【図15】AFエリアを示す図である。
【図16】AFエリアの画素配列を示す図である。
【図17】第1の実施の形態におけるAF制御の流れを
示す図である。
【図18】第1の実施の形態におけるAF制御の流れを
示す図である。
【図19】第1の実施の形態におけるAF制御の流れを
示す図である。
【図20】重心エッジ幅の算出の流れを示す図である。
【図21】ヒストグラムからノイズ成分を除去する様子
を示す図である。
【図22】ヒストグラムからノイズ成分を除去する様子
を示す図である。
【図23】レンズ位置とエッジ数との関係を示す図であ
る。
【図24】第2の実施の形態におけるAF制御の流れを
示す図である。
【図25】第2の実施の形態におけるAF制御の流れを
示す図である。
【図26】レンズの移動量の設定の流れを示す図であ
る。
【図27】レンズ位置の変化によるヒストグラムの変化
を示す図である。
【図28】レンズ位置と重心エッジ幅との関係を示す図
である。
【図29】第3の実施の形態におけるAF制御の流れを
示す図である。
【図30】第3の実施の形態におけるAF制御の流れを
示す図である。
【図31】第4の実施の形態におけるヒストグラム評価
部と他の構成との接続関係を示すブロック図である。
【図32】Fナンバーの変化による空間周波数とMTF
との関係の変化を示す図である。
【図33】焦点距離の変化による空間周波数とMTFと
の関係の変化を示す図である。
【図34】Fナンバーと基準エッジ幅との関係を示す図
である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 2 本体部 8 シャッタボタン 91 記録媒体 251 ヒストグラム生成回路 252 コントラスト算出回路 261 CPU 262 ROM 262a プログラム 263 ノイズ除去部 264 ヒストグラム評価部 265 駆動量決定部 266 駆動方向決定部 301 ズームレンズ 410,414,431〜433 ヒストグラム S11,S101〜S107,S111〜S118,S
121〜S125,S201〜S206,S211〜S
216,S301〜S307,S321,S401〜S
405,S500,S501,S601〜S614 ス
テップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 19/02 G02B 7/11 N H04N 5/232 K // H04N 101:00 D G03B 3/00 A (72)発明者 玉井 啓二 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 浜田 正隆 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 岸田 直高 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H011 BA31 BB03 2H044 DA01 DA02 DA04 DB02 DC02 DC06 2H051 BA47 CB26 CE08 CE14 DA22 2H054 AA01 5C022 AA13 AB21 AB26 AB28 AB66 AC01 AC03 AC11 AC13 AC42 AC54 AC69 AC74

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルデータとして静止画像を取得す
    る際に光学系を制御する光学系制御装置であって、 撮影準備の指示を行う指示手段と、 前記指示に応じて画像中のエッジを検出し、前記エッジ
    からフォーカスの程度を示す評価値を求める演算手段
    と、 前記評価値に基づいて駆動速度を変更しつつ前記光学系
    を駆動する制御手段と、を備えることを特徴とする光学
    系制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光学系制御装置であっ
    て、 前記評価値が、前記エッジの幅のヒストグラムに基づい
    て求められることを特徴とする光学系制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光学系制御装置であっ
    て、 前記評価値が、前記ヒストグラムから求められる統計学
    的値であることを特徴とする光学系制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の光学系制御装置であっ
    て、 前記評価値が、前記ヒストグラムの重心に対応するエッ
    ジ幅であることを特徴とする光学系制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の光学系制御装置であっ
    て、 前記評価値が、前記エッジの個数であることを特徴とす
    る光学系制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の光
    学系制御装置であって、 前記制御手段が、前記評価値としきい値とを比較し、比
    較結果に応じて前記駆動速度を変更することを特徴とす
    る光学系制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の光学系制御装置であっ
    て、 前記制御手段が前記評価値としきい値とを比較し、比較
    結果に応じて、前記光学系が駆動された後に評価値が再
    度求められることを特徴とする光学系制御装置。
  8. 【請求項8】 デジタルデータとして静止画像を取得す
    る際に光学系を制御する光学系制御方法であって、 撮影準備の指示を行う工程と、 前記指示に応じて画像中のエッジを検出する工程と、 前記エッジからフォーカスの程度を示す評価値を求める
    工程と、 前記評価値に基づいて駆動速度を変更しつつ前記光学系
    を駆動する工程と、を有することを特徴とする光学系制
    御方法。
  9. 【請求項9】 デジタルデータとして静止画像を取得す
    る際に、制御装置に光学系を制御させるプログラムを記
    録した記録媒体であって、前記プログラムの制御装置に
    よる実行は、前記制御装置に、 撮影準備の指示を行う工程と、 前記指示に応じて画像中のエッジを検出する工程と、 前記エッジからフォーカスの程度を示す評価値を求める
    工程と、 前記評価値に基づいて駆動速度を変更しつつ前記光学系
    を駆動する工程と、を実行させることを特徴とする記録
    媒体。
  10. 【請求項10】 デジタルデータとして静止画像を取得
    する際に光学系を制御する光学系制御装置であって、 撮影準備の指示を行う指示手段と、 画像中のエッジを検出し、前記エッジからフォーカスの
    程度を示す第1の評価値を求める第1の演算手段と、 前記画像のコントラストを求め、前記コントラストから
    フォーカスの程度を示す第2の評価値を求める第2の演
    算手段と、 前記指示に応じて前記第1の評価値および前記第2の評
    価値に基づいて前記光学系を駆動する制御手段と、を備
    え、 前記制御手段が、前記第2の評価値を用いて前記光学系
    の駆動方向を決定し、前記第1の評価値を用いて前記光
    学系の駆動量を求めることを特徴とする光学系制御装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の光学系制御装置で
    あって、 前記制御手段が、前記光学系の第1の配置と第2の配置
    とにおいて前記第2の評価値を求め、前記第2の評価値
    が示すフォーカスの程度が低い配置から高い配置へと向
    かう方向を前記駆動方向として決定することを特徴とす
    る光学系制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の光学系制御装置で
    あって、 前記制御手段が、前記第1の配置における前記第1の評
    価値に基づいて前記第1の配置と前記第2の配置との間
    の駆動量を決定することを特徴とする光学系制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項10ないし12のいずれかに記
    載の光学系制御装置であって、 前記第1の評価値が、前記エッジの幅に基づいて求めら
    れることを特徴とする光学系制御装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の光学系制御装置で
    あって、 前記第1の評価値が、前記エッジの幅のヒストグラムの
    重心に対応するエッジ幅であることを特徴とする光学系
    制御装置。
  15. 【請求項15】 デジタルデータとして静止画像を取得
    する際に光学系を制御する光学系制御方法であって、 撮影準備の指示を行う工程と、 前記指示に応じて画像中のエッジを検出する工程と、 前記エッジからフォーカスの程度を示す第1の評価値を
    求める工程と、 前記画像のコントラストを求める工程と、 前記コントラストからフォーカスの程度を示す第2の評
    価値を求める工程と、 前記第2の評価値を用いて前記光学系の駆動方向を決定
    する工程と、 前記第1の評価値を用いて前記光学系の駆動量を求める
    工程と、を有することを特徴とする光学系制御方法。
  16. 【請求項16】 デジタルデータとして静止画像を取得
    する際に、制御装置に光学系を制御させるプログラムを
    記録した記録媒体であって、前記プログラムの制御装置
    による実行は、前記制御装置に、 撮影準備の指示を行う工程と、 前記指示に応じて画像中のエッジを検出する工程と、 前記エッジからフォーカスの程度を示す第1の評価値を
    求める工程と、 前記画像のコントラストを求める工程と、 前記コントラストからフォーカスの程度を示す第2の評
    価値を求める工程と、 前記第2の評価値を用いて前記光学系の駆動方向を決定
    する工程と、 前記第1の評価値を用いて前記光学系の駆動量を求める
    工程と、を実行させることを特徴とする記録媒体。
  17. 【請求項17】 デジタルデータとして静止画像を取得
    する際に光学系を制御する光学系制御装置であって、 撮影準備の指示を行う指示手段と、 前記指示に応じて画像中のエッジを検出し、前記エッジ
    からフォーカスの程度を示す評価値を求める演算手段
    と、 前記評価値に基づいて前記光学系の駆動方向を決定する
    とともに前記光学系を駆動する制御手段と、を備えるこ
    とを特徴とする光学系制御装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の光学系制御装置で
    あって、 前記制御手段が、前記光学系の第1の配置と第2の配置
    とにおいて前記評価値を求め、前記評価値が示すフォー
    カスの程度が低い配置から高い配置へと向かう方向を前
    記駆動方向として決定することを特徴とする光学系制御
    装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の光学系制御装置で
    あって、 前記制御手段が、前記第1の配置における前記評価値に
    基づいて前記第1の配置と前記第2の配置との間の駆動
    量を決定することを特徴とする光学系制御装置。
  20. 【請求項20】 デジタルデータとして静止画像を取得
    する際に光学系を制御する光学系制御方法であって、 撮影準備の指示を行う工程と、 前記指示に応じて画像中のエッジを検出する工程と、 前記エッジからフォーカスの程度を示す評価値を求める
    工程と、 前記評価値を用いて前記光学系の駆動方向を決定する工
    程と、 前記評価値に基づいて前記光学系を駆動する工程と、を
    有することを特徴とする光学系制御方法。
  21. 【請求項21】 デジタルデータとして静止画像を取得
    する際に、制御装置に光学系を制御させるプログラムを
    記録した記録媒体であって、前記プログラムの制御装置
    による実行は、前記制御装置に、 撮影準備の指示を行う工程と、 前記指示に応じて画像中のエッジを検出する工程と、 前記エッジからフォーカスの程度を示す評価値を求める
    工程と、 前記評価値を用いて前記光学系の駆動方向を決定する工
    程と、 前記評価値に基づいて前記光学系を駆動する工程と、を
    実行させることを特徴とする記録媒体。
  22. 【請求項22】 デジタルデータとして画像を取得する
    際に光学系を制御する光学系制御装置であって、 画像中のエッジを検出する検出手段と、 前記エッジからノイズに由来するノイズ成分を除去する
    ノイズ除去手段と、 ノイズ成分除去後のエッジからフォーカスの程度を示す
    評価値を求める演算手段と、 前記評価値に基づいて前記光学系を駆動する制御手段
    と、を備えることを特徴とする光学系制御装置。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の光学系制御装置で
    あって、 前記ノイズ成分が、エッジ幅が1画素となるエッジであ
    ることを特徴とする光学系制御装置。
  24. 【請求項24】 請求項22に記載の光学系制御装置で
    あって、 前記評価値が、ノイズ成分除去後のエッジの幅のヒスト
    グラムに基づいて求められることを特徴とする光学系制
    御装置。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の光学系制御装置で
    あって、 前記評価値が、前記ヒストグラムから求められる統計学
    的値であることを特徴とする光学系制御装置。
  26. 【請求項26】 請求項24または25に記載の光学系
    制御装置であって、 ノイズ成分除去前のヒストグラムからエッジ幅が所定の
    範囲内の部分を抽出することにより前記ノイズ成分の除
    去が行われることを特徴とする光学系制御装置。
  27. 【請求項27】 請求項24ないし26のいずれかに記
    載の光学系制御装置であって、 前記評価値が、ノイズ成分除去後のヒストグラムの重心
    に対応するエッジ幅であることを特徴とする光学系制御
    装置。
  28. 【請求項28】 デジタルデータとして画像を取得する
    際に光学系を制御する光学系制御方法であって、 画像中のエッジを検出する工程と、 前記エッジからノイズに由来するノイズ成分を除去する
    工程と、 ノイズ成分除去後のエッジからフォーカスの程度を示す
    評価値を求める工程と、 前記評価値に基づいて前記光学系を駆動する工程と、を
    有することを特徴とする光学系制御方法。
  29. 【請求項29】 デジタルデータとして画像を取得する
    際に、制御装置に光学系を制御させるプログラムを記録
    した記録媒体であって、前記プログラムの制御装置によ
    る実行は、前記制御装置に、 画像中のエッジを検出する工程と、 前記エッジからノイズに由来するノイズ成分を除去する
    工程と、 ノイズ成分除去後のエッジからフォーカスの程度を示す
    評価値を求める工程と、 前記評価値に基づいて前記光学系を駆動する工程と、を
    実行させることを特徴とする記録媒体。
  30. 【請求項30】 デジタルデータとして画像を取得する
    際に光学系を制御する光学系制御装置であって、 画像中のエッジを検出する検出手段と、 エッジ幅が所定値以上のエッジからフォーカスの程度を
    示す評価値を求める演算手段と、 前記評価値に基づいて前記光学系を駆動する制御手段
    と、を備えることを特徴とする光学系制御装置。
  31. 【請求項31】 デジタルデータとして画像を取得する
    際に光学系を制御する光学系制御方法であって、 画像中のエッジを検出する工程と、 エッジ幅が所定値以上のエッジからフォーカスの程度を
    示す評価値を求める工程と、 前記評価値に基づいて前記光学系を駆動する工程と、を
    有することを特徴とする光学系制御方法。
  32. 【請求項32】 デジタルデータとして画像を取得する
    際に、制御装置に光学系を制御させるプログラムを記録
    した記録媒体であって、前記プログラムの制御装置によ
    る実行は、前記制御装置に、 画像中のエッジを検出する工程と、 エッジ幅が所定値以上のエッジからフォーカスの程度を
    示す評価値を求める工程と、 前記評価値に基づいて前記光学系を駆動する工程と、を
    実行させることを特徴とする記録媒体。
  33. 【請求項33】 デジタルデータとして画像を取得する
    際に光学系を制御する光学系制御装置であって、 画像中のエッジを検出する検出手段と、 前記エッジからフォーカスの程度を示す評価値を求める
    演算手段と、 前記評価値に基づいて前記光学系を駆動する制御手段
    と、を備え、 前記演算手段が、前記エッジの幅のヒストグラムを求
    め、前記ヒストグラムにおいて度数の高い部分の代表値
    を前記評価値として求めることを特徴とする光学系制御
    装置。
  34. 【請求項34】 請求項33に記載の光学系制御装置で
    あって、 前記評価値が、前記ヒストグラムの度数の高い部分の重
    心に対応するエッジ幅であることを特徴とする光学系制
    御装置。
  35. 【請求項35】 デジタルデータとして画像を取得する
    際に光学系を制御する光学系制御方法であって、 画像中のエッジを検出する工程と、 前記エッジの幅のヒストグラムを求める工程と、 前記ヒストグラムにおいて度数の高い部分の代表値をフ
    ォーカスの程度を示す評価値として求める工程と、 前記評価値に基づいて前記光学系を駆動する工程と、を
    有することを特徴とする光学系制御方法。
  36. 【請求項36】 デジタルデータとして画像を取得する
    際に、制御装置に光学系を制御させるプログラムを記録
    した記録媒体であって、前記プログラムの制御装置によ
    る実行は、前記制御装置に、 画像中のエッジを検出する工程と、 前記エッジの幅のヒストグラムを求める工程と、 前記ヒストグラムにおいて度数の高い部分の代表値をフ
    ォーカスの程度を示す評価値として求める工程と、 前記評価値に基づいて前記光学系を駆動する工程と、を
    実行させることを特徴とする記録媒体。
  37. 【請求項37】 デジタルデータとして画像を取得する
    際に光学系を制御する光学系制御装置であって、 画像中のエッジを検出する検出手段と、 前記エッジからフォーカスの程度を示す評価値を求める
    演算手段と、 前記評価値に基づいて前記光学系の駆動量を求める制御
    手段と、を備え、 前記駆動量が前記光学系の特性に応じて変更されること
    を特徴とする光学系制御装置。
  38. 【請求項38】 請求項37に記載の光学系制御装置で
    あって、 前記光学系の特性に焦点距離が含まれることを特徴とす
    る光学系制御装置。
  39. 【請求項39】 請求項37または38に記載の光学系
    制御装置であって、 前記光学系の特性に絞り値が含まれることを特徴とする
    光学系制御装置。
  40. 【請求項40】 請求項37ないし39のいずれかに記
    載の光学系制御装置であって、 前記評価値が、前記エッジの幅のヒストグラムに基づい
    て求められることを特徴とする光学系制御装置。
  41. 【請求項41】 請求項40に記載の光学系制御装置で
    あって、 前記評価値が、前記ヒストグラムから求められる統計学
    的値であることを特徴とする光学系制御装置。
  42. 【請求項42】 請求項41に記載の光学系制御装置で
    あって、 前記評価値が、前記ヒストグラムの重心に対応するエッ
    ジ幅であることを特徴とする光学系制御装置。
  43. 【請求項43】 デジタルデータとして画像を取得する
    際に光学系を制御する光学系制御方法であって、 画像中のエッジを検出する工程と、 前記エッジからフォーカスの程度を示す評価値を求める
    工程と、 前記評価値に基づいて前記光学系の駆動量を求める工程
    と、を有し、 前記駆動量が前記光学系の特性に応じて変更されること
    を特徴とする光学系制御方法。
  44. 【請求項44】 デジタルデータとして画像を取得する
    際に、制御装置に光学系を制御させるプログラムを記録
    した記録媒体であって、前記プログラムの制御装置によ
    る実行は、前記制御装置に、 画像中のエッジを検出する工程と、 前記エッジからフォーカスの程度を示す評価値を求める
    工程と、 前記評価値に基づいて前記光学系の駆動量を求める工程
    と、を実行させ、 前記駆動量が前記光学系の特性に応じて変更されること
    を特徴とする記録媒体。
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