JP2002188093A - 離型剤組成物 - Google Patents
離型剤組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塗布量の調整や厚塗りが可能で、且つ均一塗
布が可能で、流動性が少ない離型剤を提供する。 【解決手段】(A) 25℃における粘度が50〜10,000,000cS
t であるポリジオルガノシロキサン (B) ケイ素原子に結合した水素原子が1分子中に少なく
とも3個存在するポリオルガノハイドロジェンシロキサ
ン (C) 金属有機酸塩を含有するシリコーンエマルジョンに
対し、 (D) ポリオキシエチレンアルキル(C8-15)エーテルエ
チレンオキサイド3〜6モル付加物またはポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテルエチレンオキサイド4〜
12モル付加物 (E) 増粘剤を配合してなる、配合液粘度が50〜500
mPaである離型剤組成物。
布が可能で、流動性が少ない離型剤を提供する。 【解決手段】(A) 25℃における粘度が50〜10,000,000cS
t であるポリジオルガノシロキサン (B) ケイ素原子に結合した水素原子が1分子中に少なく
とも3個存在するポリオルガノハイドロジェンシロキサ
ン (C) 金属有機酸塩を含有するシリコーンエマルジョンに
対し、 (D) ポリオキシエチレンアルキル(C8-15)エーテルエ
チレンオキサイド3〜6モル付加物またはポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテルエチレンオキサイド4〜
12モル付加物 (E) 増粘剤を配合してなる、配合液粘度が50〜500
mPaである離型剤組成物。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ゴム、プラスチックなど
の成形型に用いられる離型剤組成物に関する。
の成形型に用いられる離型剤組成物に関する。
【0002】
【発明の技術的背景とその問題点】従来、ゴム、プラス
チックなどの成形型に塗布する離型剤としては、メチル
ヒドロキシ基含有ポリジメチルシロキサン及びポリジメ
チルシロキサンの混合エマルジョン等が用いられていた
(特開昭57−111394号公報、特開昭60−17
9211号公報、特開昭62−275711号公報、特
開昭62−3908号公報、特開平8−188744号
公報)。
チックなどの成形型に塗布する離型剤としては、メチル
ヒドロキシ基含有ポリジメチルシロキサン及びポリジメ
チルシロキサンの混合エマルジョン等が用いられていた
(特開昭57−111394号公報、特開昭60−17
9211号公報、特開昭62−275711号公報、特
開昭62−3908号公報、特開平8−188744号
公報)。
【0003】しかしながら、従来提案されている離型剤
は、塗布した際に、撥水性の成形型及び未加硫ゴム材料
表面で弾きや液寄りが発生し、それが原因で塗り斑が生
じたり適正塗布量を塗布することが困難であった。かか
る塗り斑や塗布量不足は、離型性の低下、製品外観の低
下、成形型の寿命の低下を起こす要因となるとともに、
一定間隔毎処理法の弊害になっていた。
は、塗布した際に、撥水性の成形型及び未加硫ゴム材料
表面で弾きや液寄りが発生し、それが原因で塗り斑が生
じたり適正塗布量を塗布することが困難であった。かか
る塗り斑や塗布量不足は、離型性の低下、製品外観の低
下、成形型の寿命の低下を起こす要因となるとともに、
一定間隔毎処理法の弊害になっていた。
【0004】このような塗り斑や塗布量不足を抑えるた
めには、重ね塗りや、乾燥した後に拭き取りを行い、均
一に塗り広げることが必要であり、作業効率を悪化させ
るという問題があった。
めには、重ね塗りや、乾燥した後に拭き取りを行い、均
一に塗り広げることが必要であり、作業効率を悪化させ
るという問題があった。
【0005】これらの問題を解決するために、上記従来
技術にも記載されているように、増粘剤の添加(特開昭
62−3908号公報)やマイカ、タルク等の粉体の添
加(特開昭57−111394号公報)という手法が考
えられるが、その効果は十分ではなく、均一塗布には大
過剰の塗布量が必要であり、過剰なシリコーン分による
外観低下という問題が生じる。また、界面活性剤を大量
に使用し弾きを防止する方法もあるが、シリコーンの離
型性能を低下させるという問題がある。更に、粘度が低
いエマルジョンを用いた場合、液流れや垂れが発生し易
く、これらによる外観不良が発生する問題があった。
技術にも記載されているように、増粘剤の添加(特開昭
62−3908号公報)やマイカ、タルク等の粉体の添
加(特開昭57−111394号公報)という手法が考
えられるが、その効果は十分ではなく、均一塗布には大
過剰の塗布量が必要であり、過剰なシリコーン分による
外観低下という問題が生じる。また、界面活性剤を大量
に使用し弾きを防止する方法もあるが、シリコーンの離
型性能を低下させるという問題がある。更に、粘度が低
いエマルジョンを用いた場合、液流れや垂れが発生し易
く、これらによる外観不良が発生する問題があった。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、塗布量の調整や厚塗り
が可能で、且つ均一塗布が可能で、流動性が少ない離型
剤を提供することにある。
が可能で、且つ均一塗布が可能で、流動性が少ない離型
剤を提供することにある。
【0007】
【発明の構成】本発明者らは、上記した目的を達成する
べく鋭意検討した結果、ポリオキシエチレンアルキル
(C8-15)エーテル3〜6モル付加物またはポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテル4〜12モル付加物と
増粘剤とを併用配合することにより、前記の問題点が解
決された優れた性能を有する離型剤が得られることを見
出し、本発明を完成するに至った。
べく鋭意検討した結果、ポリオキシエチレンアルキル
(C8-15)エーテル3〜6モル付加物またはポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテル4〜12モル付加物と
増粘剤とを併用配合することにより、前記の問題点が解
決された優れた性能を有する離型剤が得られることを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0008】即ち本発明は、 (A) 25℃における粘度が50〜10,000,000cSt であるポリ
ジオルガノシロキサン (B) ケイ素原子に結合した水素原子が1分子中に少なく
とも3個存在するポリオルガノハイドロジェンシロキサ
ン (C) 金属有機酸塩 を含有するシリコーンエマルジョンに対し、 (D) ポリオキシエチレンアルキル(C8-15)エーテルエ
チレンオキサイド3〜6モル付加物またはポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテルエチレンオキサイド4〜
12モル付加物 (E) 増粘剤を配合してなる、配合液粘度が50〜500
mPaである離型剤組成物に関する。
ジオルガノシロキサン (B) ケイ素原子に結合した水素原子が1分子中に少なく
とも3個存在するポリオルガノハイドロジェンシロキサ
ン (C) 金属有機酸塩 を含有するシリコーンエマルジョンに対し、 (D) ポリオキシエチレンアルキル(C8-15)エーテルエ
チレンオキサイド3〜6モル付加物またはポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテルエチレンオキサイド4〜
12モル付加物 (E) 増粘剤を配合してなる、配合液粘度が50〜500
mPaである離型剤組成物に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明で用いられる(A) 成分のポリジオルガノシ
ロキサンは、25℃において50〜10,000,000cSt であり、
好ましくは 1,000〜2,000,000cStである。50cSt 未満で
は離型性、成形型に対する密着性が十分でない。また1
0,000,000cSt を超えると安定なエマルジョン組成物を
得ることができない。
する。本発明で用いられる(A) 成分のポリジオルガノシ
ロキサンは、25℃において50〜10,000,000cSt であり、
好ましくは 1,000〜2,000,000cStである。50cSt 未満で
は離型性、成形型に対する密着性が十分でない。また1
0,000,000cSt を超えると安定なエマルジョン組成物を
得ることができない。
【0010】使用するポリシロキサンは、25℃におけ
る粘度が上記範囲内であればよく、その1種類を単独で
用いても2種以上混合して用いても良い。
る粘度が上記範囲内であればよく、その1種類を単独で
用いても2種以上混合して用いても良い。
【0011】また使用するポリシロキサンは、直鎖状の
ポリシロキサンであることが好ましいが、部分的に分岐
や網構造があっても差し支えない。またポリシロキサン
の末端の官能機としては特に制限はないが、好ましくは
メチル基、水酸基、またはメトキシ基であることが好ま
しい。
ポリシロキサンであることが好ましいが、部分的に分岐
や網構造があっても差し支えない。またポリシロキサン
の末端の官能機としては特に制限はないが、好ましくは
メチル基、水酸基、またはメトキシ基であることが好ま
しい。
【0012】ポリジオルガノシロキサン中のケイ素原子
に結合した有機基は、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、ヘキシル基のようなアルキル基:ビニル
基、プロペニル基のようなアルケニル基;フェニル基の
ようなアリール基;フェネチル基のようなアラルキル
基;およびこれらの炭化水素基の水素原子の一部がハロ
ゲン原子、ニトリル基などで置換されたものが例示され
るが、合成のしやすさ、硬化前の組成物の粘度と硬化後
の皮膜の物性とのかね合いなどから、メチル基が好まし
い。
に結合した有機基は、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、ヘキシル基のようなアルキル基:ビニル
基、プロペニル基のようなアルケニル基;フェニル基の
ようなアリール基;フェネチル基のようなアラルキル
基;およびこれらの炭化水素基の水素原子の一部がハロ
ゲン原子、ニトリル基などで置換されたものが例示され
るが、合成のしやすさ、硬化前の組成物の粘度と硬化後
の皮膜の物性とのかね合いなどから、メチル基が好まし
い。
【0013】本発明で用いられる(B) 成分のポリオルガ
ノハイドロジェンシロキサンは、脱水素縮合反応して網
状構造を形成するために、ケイ素原子に結合した水素原
子を少なくとも3個有するものである。
ノハイドロジェンシロキサンは、脱水素縮合反応して網
状構造を形成するために、ケイ素原子に結合した水素原
子を少なくとも3個有するものである。
【0014】分子中のケイ素原子に結合した有機基とし
ては、(A) 成分のケイ素原子に結合する有機基と同様な
ものが例示される。
ては、(A) 成分のケイ素原子に結合する有機基と同様な
ものが例示される。
【0015】このようなポリオルガノハイドロジェンシ
ロキサンのシロキサン鎖は、直鎖状、分岐状および環状
のいずれでもよい。
ロキサンのシロキサン鎖は、直鎖状、分岐状および環状
のいずれでもよい。
【0016】(B) 成分の配合量は(A) 成分100重量部に
対して0.5〜300重量部、好ましは、5〜200重
量部である。0.5重量部未満および300重量部超で
は離型性、持続性が十分でない。
対して0.5〜300重量部、好ましは、5〜200重
量部である。0.5重量部未満および300重量部超で
は離型性、持続性が十分でない。
【0017】本発明で用いられる(C)成分の金属有機酸
塩としては、有機亜鉛化合物、有機チタン化合物、有機
スズ゛化合物などから選ばれ、ラウリンサン亜鉛、酢酸
亜鉛、ステアリン酸亜鉛、オクチル酸亜鉛、オクチル酸
スズ、テトラプロピルチタネートおよびその加水分解
物、テトラブチルチタネ−トおよびその加水分解物、ビ
スプロポキシチタン、ビス(アセチルアセトネート)チタ
ンオキシド、チタンラクテート、アンモニウムチタンラ
クテート、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジ
オクテート、ジオクチルスズジラウレート、ジオクチル
スズジアセテート等が挙げられる。
塩としては、有機亜鉛化合物、有機チタン化合物、有機
スズ゛化合物などから選ばれ、ラウリンサン亜鉛、酢酸
亜鉛、ステアリン酸亜鉛、オクチル酸亜鉛、オクチル酸
スズ、テトラプロピルチタネートおよびその加水分解
物、テトラブチルチタネ−トおよびその加水分解物、ビ
スプロポキシチタン、ビス(アセチルアセトネート)チタ
ンオキシド、チタンラクテート、アンモニウムチタンラ
クテート、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジ
オクテート、ジオクチルスズジラウレート、ジオクチル
スズジアセテート等が挙げられる。
【0018】本発明における(C)成分の配合量は、(A)
成分のポリオルガノシロキサン100重量部に対し0.
1〜30重量部、好ましくは0.1〜10重量部であ
る。0.1重量部未満では、離型性、密着性が十分でな
く30重量部を超えても効果は変わらず不経済である。
成分のポリオルガノシロキサン100重量部に対し0.
1〜30重量部、好ましくは0.1〜10重量部であ
る。0.1重量部未満では、離型性、密着性が十分でな
く30重量部を超えても効果は変わらず不経済である。
【0019】(D) 成分は本発明の特徴的成分であり、
(E)成分の増粘剤と組み合わせて配合することにより、
配合液の弾きや寄りを防止する成分である。(D) 成分と
しては、ポリオキシエチレンアルキル(C8-15)エーテ
ルエチレンオキサイド3〜6モル付加物またはポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテルエチレンオキサイド
4〜12モル付加物が選択的に使用される。これ以外の
界面活性剤では本発明の目的に対し殆ど効果はなく、ま
たポリオキシエチレンアルキルエーテルエチレンオキサ
イドであっても、アルキル鎖長、エチレンオキサイド付
加モル数が上記範囲外の場合や、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテルエチレンオキサイドのエチレンオ
キサイド付加モル数が上記範以外の場合は効果に劣る。
(E)成分の増粘剤と組み合わせて配合することにより、
配合液の弾きや寄りを防止する成分である。(D) 成分と
しては、ポリオキシエチレンアルキル(C8-15)エーテ
ルエチレンオキサイド3〜6モル付加物またはポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテルエチレンオキサイド
4〜12モル付加物が選択的に使用される。これ以外の
界面活性剤では本発明の目的に対し殆ど効果はなく、ま
たポリオキシエチレンアルキルエーテルエチレンオキサ
イドであっても、アルキル鎖長、エチレンオキサイド付
加モル数が上記範囲外の場合や、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテルエチレンオキサイドのエチレンオ
キサイド付加モル数が上記範以外の場合は効果に劣る。
【0020】(D) 成分の配合量は、本組成物(配合液)
中0.5〜10重量%となる量である。0.5重量%未
満では弾きや寄りを防止する効果がなく。10重量%を
超えると、離型性、密着性が十分でない。
中0.5〜10重量%となる量である。0.5重量%未
満では弾きや寄りを防止する効果がなく。10重量%を
超えると、離型性、密着性が十分でない。
【0021】本発明に用いる(E) 成分の増粘剤は、配合
液の弾きや寄りを防止する適度な粘度に調整するともに
塗布量の調整を可能にする成分である、具体的にはポリ
オキシエチレンステアリルエーテル、カルボキシビニル
ポリマー、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース等が好ましいものとして挙げられる。
液の弾きや寄りを防止する適度な粘度に調整するともに
塗布量の調整を可能にする成分である、具体的にはポリ
オキシエチレンステアリルエーテル、カルボキシビニル
ポリマー、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース等が好ましいものとして挙げられる。
【0022】(D) 成分の配合量は、本組成物(配合液)
中0.05〜10重量%であり、配合液の粘度を50〜
500mPaとする量であればよい。0.05重量%未
満では粘度50〜500mPaに達せず、10重量%を
超えると、離型性、密着性が低下する。
中0.05〜10重量%であり、配合液の粘度を50〜
500mPaとする量であればよい。0.05重量%未
満では粘度50〜500mPaに達せず、10重量%を
超えると、離型性、密着性が低下する。
【0023】また配合液の粘度が50mPa未満では、
弾き、寄り液垂れや流れが発生し易くなる。500mP
aを超えると過剰な塗布量となり成形品の外観を損なう
問題が発生する。
弾き、寄り液垂れや流れが発生し易くなる。500mP
aを超えると過剰な塗布量となり成形品の外観を損なう
問題が発生する。
【0024】本組成物は、塗布効率や塗布性から成分濃
度が3〜50重量%になるよう水で調整することが好ま
しい。
度が3〜50重量%になるよう水で調整することが好ま
しい。
【0025】本発明の離型剤組成物には、必要に応じて
消泡剤、顔料、無機粉体、界面活性剤等を適宜配合する
ことは任意である。このように調製された本発明の離型
剤組成物は、ゴム用の離型剤として有用である。これを
使用するコーティング方法は、刷毛塗り、ロールコー
ト、スプレーコート、ナイフコート、ディップコートな
のどの方法で成形型あるいは未加硫ゴム表面に塗布し常
温あるいは加熱で乾燥させてから用いる方法や。未加硫
ゴム表面に塗布後成形型に転写して用いる方法がある。
消泡剤、顔料、無機粉体、界面活性剤等を適宜配合する
ことは任意である。このように調製された本発明の離型
剤組成物は、ゴム用の離型剤として有用である。これを
使用するコーティング方法は、刷毛塗り、ロールコー
ト、スプレーコート、ナイフコート、ディップコートな
のどの方法で成形型あるいは未加硫ゴム表面に塗布し常
温あるいは加熱で乾燥させてから用いる方法や。未加硫
ゴム表面に塗布後成形型に転写して用いる方法がある。
【0026】本発明の組成物はゴムやプラスチックの離
型剤として有用であるが、特にブチルゴム、EPDMゴ
ム、SBR、NBR、ニトリルゴム、アクリルゴム、フ
ッ素ゴムなどの型成形において好適である。
型剤として有用であるが、特にブチルゴム、EPDMゴ
ム、SBR、NBR、ニトリルゴム、アクリルゴム、フ
ッ素ゴムなどの型成形において好適である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、塗布量の調整や厚塗り
が可能で、且つ均一塗布が可能で、流動性が少ない離型
剤を提供することができ、ゴム成形用等に極めて有用で
ある。
が可能で、且つ均一塗布が可能で、流動性が少ない離型
剤を提供することができ、ゴム成形用等に極めて有用で
ある。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明する。実
施例において、部は全て重量部を示す。 実施例1〜4、比較例1〜8 表1に示される組成の成分を均一に混合して、本発明の
離型剤組成物(実施例1〜4)および比較組成物(比較例
1〜8)を調製した。
施例において、部は全て重量部を示す。 実施例1〜4、比較例1〜8 表1に示される組成の成分を均一に混合して、本発明の
離型剤組成物(実施例1〜4)および比較組成物(比較例
1〜8)を調製した。
【0029】これらの粘度、水平状態のNBRゴムシー
ト上に刷毛にて組成物を塗布した時の弾きの有無、組成
物をスプレーガンを用い垂直に立てた状態の10cm角
のNBRシートにウエット重量が3g/m2および15
g/m2となるようスプレー吐出量と時間を調整し、塗
布した時の配合液の被覆面積を測定した結果、およびス
プレー塗布した時のNBRゴムシート上に生じたに組成
物の垂れや流れの発生の有無を調べた結果は表1の通り
であった。
ト上に刷毛にて組成物を塗布した時の弾きの有無、組成
物をスプレーガンを用い垂直に立てた状態の10cm角
のNBRシートにウエット重量が3g/m2および15
g/m2となるようスプレー吐出量と時間を調整し、塗
布した時の配合液の被覆面積を測定した結果、およびス
プレー塗布した時のNBRゴムシート上に生じたに組成
物の垂れや流れの発生の有無を調べた結果は表1の通り
であった。
【0030】これより本発明組成物は、塗布性、厚塗り
性および塗布量の調整に優れることが明らかである。
性および塗布量の調整に優れることが明らかである。
【0031】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 129/32 C10M 129/32 129/50 129/50 145/10 145/10 145/26 145/26 145/40 145/40 155/02 155/02 // B29K 21:00 B29K 21:00 C10N 10:04 C10N 10:04 10:08 10:08 20:02 20:02 40:24 40:24 Z
Claims (1)
- 【請求項1】(A) 25℃における粘度が50〜10,000,000cS
t であるポリジオルガノシロキサン (B) ケイ素原子に結合した水素原子が1分子中に少なく
とも3個存在するポリオルガノハイドロジェンシロキサ
ン (C) 金属有機酸塩 を含有するシリコーンエマルジョンに対し、 (D) ポリオキシエチレンアルキル(C8-15)エーテルエ
チレンオキサイド3〜6モル付加物またはポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテルエチレンオキサイド4〜
12モル付加物 (E) 増粘剤を配合してなる、配合液粘度が50〜500
mPaである離型剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000388906A JP2002188093A (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | 離型剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000388906A JP2002188093A (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | 離型剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002188093A true JP2002188093A (ja) | 2002-07-05 |
Family
ID=18855566
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000388906A Withdrawn JP2002188093A (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | 離型剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002188093A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015036209A (ja) * | 2013-08-12 | 2015-02-23 | 一方社油脂工業株式会社 | ゴム用離型剤、ゴム用離型剤水分散液、ゴム、ゴムの製造方法、加硫タイヤの製造方法、および加硫タイヤ |
JP2019209598A (ja) * | 2018-06-05 | 2019-12-12 | 松本油脂製薬株式会社 | ゴム製品の成型加硫用離型剤組成物及びその利用 |
-
2000
- 2000-12-21 JP JP2000388906A patent/JP2002188093A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015036209A (ja) * | 2013-08-12 | 2015-02-23 | 一方社油脂工業株式会社 | ゴム用離型剤、ゴム用離型剤水分散液、ゴム、ゴムの製造方法、加硫タイヤの製造方法、および加硫タイヤ |
JP2019209598A (ja) * | 2018-06-05 | 2019-12-12 | 松本油脂製薬株式会社 | ゴム製品の成型加硫用離型剤組成物及びその利用 |
JP7085412B2 (ja) | 2018-06-05 | 2022-06-16 | 松本油脂製薬株式会社 | ゴム製品の成型加硫用離型剤組成物及びその利用 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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