JP2002187639A - 用紙搬送装置 - Google Patents
用紙搬送装置Info
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Abstract
いて、簡易な機構で用紙斜行を低減する。 【解決手段】 プリンタにおける用紙搬送装置は、用紙
送りローラ1、3と押さえローラ2、4で用紙搬送を行
っている。前記2つの用紙送りローラ1、3の周速を変
えて、その間における用紙に張力を掛け、しかも、ブレ
ーキ機構による、用紙の左右での摩擦力の差で、用紙の
斜行を抑制する構成である。
Description
るプリンタに係わり、特に、単票用紙の用紙斜行を低減
させるように構成した、プリンタにおける用紙搬送装置
に関するものである。
おける用紙搬送装置には、既に、種々のものが提案され
ており、例えば、図4および図5に示す構成のものが多
用されている。ここで、図4は、従来の用紙搬送装置を
側面から見た様子を示す説明図、図5は従来の用紙搬送
機構を正面から見た様子を示す説明図である。
段として、用紙搬送経路の下側の駆動ローラ1およびこ
れに対応する上側の従動ローラ2が、また、用紙の搬送
方向に関して、第1の送り手段の前段で、用紙9を搬送
する第2の送り手段として、用紙搬送経路の下側の駆動
ローラ3およびこれに対応する上側の従動ローラ4が、
それぞれ、装備されている。特に、駆動ローラ3および
従動ローラ4は、長さの短いローラ3bおよび4bを、
それぞれ、シャフト3aおよび4aに通して、用紙巾方
向に、複数個、配置した組立構造である。
トなどの伝動軌帯7を介して、互いに同速で駆動される
プーリギヤ5、6を備えており、モータ10の出力軸に
設けたプーリ15および伝動ベルト12などを介して、
モータ10の駆動力を受け、回転される。また、従動ロ
ーラ2および4は、例えば、同軸的に設けたギヤ13お
よび14が、それぞれ、駆動ローラ1および3側のギヤ
(図示せず)にかみ合うことで、駆動される。
び3,4により、用紙9を上下から挟み込み、用紙9を
その搬送方向に送るのであるが、この際、バネ11の働
きで、挟み付けの力を用紙に与えて、ローラ対との摩擦
で、搬送力を得るのである。なお、ここでは、第1およ
び第2の送り手段の間に位置して、プリンタの印字部8
が設けられている。また、下流側と上流側の従動ローラ
2,4に掛かるバネ11の押圧力は、用紙9の斜行を低
減させるため、適当な圧力調整系で適当な値に設定され
る。
や厚さが違う、さまざまな用紙を扱うことを想定してお
り、バネ11の強さ、バネ11を配置する位置や個数、
ローラの長さ(例えば、ローラ1〜4について、用紙の
幅方向に分割されている)などの要素を考慮して、設計
しなければならないため、その設計値の設定が容易でな
い。これは、既に説明したように、用紙を搬送するロー
ラ1〜4の構造が、長さの短いローラをシャフトに通し
て、用紙巾方向に複数個、配置しただけの構造になって
いるためである。
で、その目的は、用紙を搬送する第1および第2の送り
手段の、各送り速度および第2の送り手段の、用紙左右
における押圧力を調整することで、構造が簡単で、しか
も、確実に用紙斜行を低減させることができる用紙搬送
装置を提供することである。
搬送装置では、単票用紙を使用して印字を行うプリンタ
において、前記用紙に対して用紙送り方向に送り動作す
る第1の送り手段と、第1の送り手段の搬送前段に位置
して前記送り動作より遅く前記用紙を送り動作する第2
の送り手段と、第2の送り手段の、用紙左右における制
動力を調整する制動力制御手段とを具備していることを
特徴とする。
記第1および第2の送り手段は、それぞれ、前記用紙の
幅方向に回転軸を持つ駆動ローラと、これに対応する従
動ローラとから構成されていること、また、前記制動力
制御手段は、第2の送り手段の駆動ローラと従動ローラ
との間の前記用紙に対する挟持力を与えるブレーキ機構
を、前記用紙の左右において備えていることが有効であ
る。また、好ましくは、前記ブレーキ機構は、前記用紙
の左右に位置して、第2の送り手段の駆動ローラを用紙
側に押し付ける押圧ローラから構成されているのがよ
い。
搬送すると、ローラの偏芯やローラ径のバラ付きなどに
より、斜行する場合があるが、本発明のように、用紙搬
送に際して、用紙に張力を与える(搬送方向とは逆方向
に用紙に力が加わる)ことにより、用紙の左右に掛かる
ブレーキ力の調整で、用紙の斜行を抑制することができ
る。
について、図1〜図3を参照して、詳細に説明する。こ
こで、図1は本発明による用紙搬送装置の実施形態を示
す概略側面図、 図2は同じく概略正面図、図3は同じ
く概略平面図である。
て、第1の送り手段としての、用紙送りローラ(駆動ロ
ーラ)1は、そのシャフト1aにプーリギヤ5が固定し
てあって、回転駆動される。プーリギヤ5は、タイミン
グベルトなどの伝動軌帯12を介して、モータ10の出
力軸に設けたモータギヤ15からの回転力をシャフト1
aに伝えている。
ーラ1に組み合わせて使用される押さえローラ(従動ロ
ーラ)2は、金属製の円柱形状をしており、用紙送りロ
ーラ1の上に位置していて、用紙送りローラ1の回転に
より、用紙9に摩擦力を加えて、搬送経路に沿って、用
紙を移動する際、挟み付けの働きをする。そのため、用
紙9に加わる摩擦力で、用紙送りローラ1が回転する
時、押さえローラ2も回転する。
の送り手段としての用紙送りローラ(駆動ローラ)3
は、そのシャフト3aにプーリギヤ6が固定してあっ
て、回転駆動される。プーリギヤ6はタイミングベルト
などの伝動軌帯7を介して、プーリギヤ5から回転力を
シャフト3aに伝えている。
ーラ3に組み合わせて使用される押さえローラ(従動ロ
ーラ)4は、押さえローラ2と同様に、金属製の円柱形
状をしており、用紙送りローラ3の上に位置していて、
用紙送りローラ3の回転により、用紙9に摩擦力を加え
て、搬送経路に沿って、用紙を移動する際、挟み付けの
働きをする。そのため、用紙9に加わる摩擦力で、用紙
送りローラ3が回転する時、押さえローラ4も回転す
る。
ヤ5の径よりも数%、大きく、従って、用紙送りローラ
3は、用紙送りローラ1と同径であっても、それよりも
遅く回転することになる。しかして、モータ10が回転
すると、プーリギヤ5も回転するため、プーリギヤ6お
よび用紙送りローラ3も回転するが、その際、上述の速
度差(周速差)により、用紙送りローラ1および3の間
で用紙9に張力をかけることになる。
段の、用紙左右における制動力を調整する制動力制御手
段とを具備している。即ち、前記制動力制御手段は、第
2の送り手段の駆動ローラ3と従動ローラ4との間の用
紙9に対する挟持力を与えるブレーキ機構を、用紙9の
左右において備えている。この実施の形態では、ブレー
キ機構は、用紙9の左右側に位置して、第2の送り手段
の駆動ローラ3を用紙側に押し付ける押圧ローラ16、
16から構成されている。
れ、独立して制御され、上方に上がると、用紙9を介し
て、押さえローラ4と接触する圧力が強くなり、下方に
下がると、用紙送りローラ3も下がり、押さえローラ4
と接触する圧力が弱くなる。
ローラ16に与えるアクチュエータは、ここでは、図解
されていないが、公知の手段を用いればよい。また、こ
の実施の形態では、駆動ローラ3を用紙9側に押し付け
移動させるために、フレーム17に対してシャフト3a
を支持するベアリングチョック(図示せず)を上下動可
能に装着する構造とする。
流し、モータ10を駆動させることで、用紙送り動作が
なされる。即ち、モータ10の駆動により、用紙送りロ
ーラ1及び3が回転し、それらの周速差で、用紙9に張
力を働かせながら、搬送経路に沿って、用紙を送るが、
この時、押さえローラ2および4が摩擦力で回転する。
押圧ローラ16、16の押圧制御により、用紙9の左右
での摩擦力を調整するので、用紙のスリップの程度を、
用紙9の左右で、変化させ、それによって、搬送経路で
の用紙の斜行を抑制する。
押さえローラ2において、ローラの偏芯及びローラ径の
違いにより左端では用紙を100送り、右端では95送
るとする。これでは左端のほうが用紙を5多く送るた
め、斜行してしまう。この場合、用紙送りローラ3およ
び押さえローラ4において、左端で6、右端で1のブレ
ーキがかかるように、左端の押圧ローラ16を上にあげ
て、左端の用紙送りローラ3と押さえローラ4との接触
する圧力を設定すれば、用紙9の左端、右端共に、用紙
送り量94となり、斜行をなくし、用紙をまっすぐ送る
ことができることになる。
ラ1および3の間で、搬送経路上にプリンタの印字部8
を備えているが、第1の送り手段の後段に、印字部8を
装備してもよい。また、この実施の形態においては、押
圧ローラ16の数を、用紙送りローラ3の左端と右端の
下側2箇所で設けた場合を述べたが、ローラ軸の方向に
関して、多数箇所(3カ所以上)に配置させて、用紙送
りローラ3と押さえローラ4のとの間の圧力調整を細か
く行うこともできる。
のように、短い長さの、複数のローラで構成してもよ
い。更には、押圧ローラ16、16を、従動ローラ4を
各別に押し下げるように、用紙9の左右側で、従動ロー
ラ4に当接させた構成にしてもよい(要するに、用紙9
への挟圧力について、左右の摩擦力を制御できればよ
い)。
の第1の効果は、単票用紙の用紙搬送において用紙斜行
を低減できることである。その理由は、用紙を送るロー
ラの偏芯やローラ径の違いにより斜行が発生しても、そ
れを吸収できる、例えば、左右独立のブレーキ機構を設
けたこと、また、そのブレーキ力が左右で調整可能であ
り、変化させることができることによる。
において、比較的簡易な機構で、斜行を低減できること
である。その理由は、ローラ形状が、従来のように、長
さの短いローラをシャフトに通して、用紙巾方向に間欠
的に複数個、配置している従来例と比べると、より単純
な1本のローラを採用できるためである。
概略側面図である。
説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 単票用紙を使用して印字を行うプリンタ
において、前記用紙に対して用紙送り方向に送り動作す
る第1の送り手段と、第1の送り手段の搬送前段に位置
して前記送り動作より遅く前記用紙を送り動作する第2
の送り手段と、第2の送り手段の、用紙左右における制
動力を調整する制動力制御手段とを具備していることを
特徴とする用紙搬送装置。 - 【請求項2】 前記第1および第2の送り手段は、それ
ぞれ、前記用紙の幅方向に回転軸を持つ駆動ローラと、
これに対応する従動ローラとから構成されていることを
特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。 - 【請求項3】 前記制動力制御手段は、第2の送り手段
の駆動ローラと従動ローラとの間の前記用紙に対する挟
持力を与えるブレーキ機構を、前記用紙の左右において
備えていることを特徴とする請求項1あるいは2に記載
の用紙搬送装置。 - 【請求項4】 前記ブレーキ機構は、前記用紙の左右に
位置して、第2の送り手段の駆動ローラを用紙側に押し
付ける押圧ローラから構成されていることを特徴とする
請求項3に記載の用紙搬送装置。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017052624A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-03-16 | 株式会社マスターマインド | プリンタ |
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- 2000-12-21 JP JP2000388881A patent/JP3624416B2/ja not_active Expired - Fee Related
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