JP2002187550A - 簡易型軌道検測車 - Google Patents

簡易型軌道検測車

Info

Publication number
JP2002187550A
JP2002187550A JP2000384737A JP2000384737A JP2002187550A JP 2002187550 A JP2002187550 A JP 2002187550A JP 2000384737 A JP2000384737 A JP 2000384737A JP 2000384737 A JP2000384737 A JP 2000384737A JP 2002187550 A JP2002187550 A JP 2002187550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
contact
rails
pair
wheels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000384737A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4067761B2 (ja
Inventor
Hideo Hirokawa
川 英 夫 廣
Tetsuo Yamada
田 徹 夫 山
Shinichi Fukuhara
原 信 一 福
Masahiro Yamada
田 雅 弘 山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Electronics Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Priority to JP2000384737A priority Critical patent/JP4067761B2/ja
Publication of JP2002187550A publication Critical patent/JP2002187550A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4067761B2 publication Critical patent/JP4067761B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レール上を走行しながら該レールの偏位を連
続的に検測する簡易型軌道検測車において、上記レール
の高低偏位を正確に検測する。 【解決手段】 2条のレールと等しい間隔で並べられた
一対の基準梁と該基準梁を連結する連結梁とから構成さ
れた車体を有し、上記基準梁の両端部にはレールRbの
踏面Tに接触して回転する走行車輪を備え、上記基準梁
の中央部にはレールRbの踏面Tに接触するように上下
動して該レールRbの偏位を検測する左右一対の高低測
定車輪11を備えた簡易型軌道検測車において、上記左
右一対の高低測定車輪11は、上記レールRbの踏面T
に接触する接触部13の幅Wを狭く形成し、該接触部1
3の背向する外側部分に緩やかなテーパ形状部14を形
成し、上記接触部13の対向する内側をレールRbの踏
面Tと非接触とした。これにより、レールRbの高低偏
位を正確に検測できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の基準梁の両
端部に設けられた走行車輪によってレール上を走行し、
該基準梁の中央部に設けられた左右一対の高低測定車輪
で上記レールの偏位を連続的に検測する手押し式の簡易
型軌道検測車に関し、特に、レールの高低偏位を正確に
検測する簡易型軌道検測車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の簡易型軌道検測車は、図
1に示すように、2条のレールRa,Rbの軌間と略等
しい間隔で並べられた左右対称の基準梁1a,1bと該
基準梁1a,1bの中央部を連結する連結梁2とから構
成された車体3を有し、上記基準梁1a,1bの両端部
にはレールRa,Rbの踏面Tに接触して回転する4個
の走行車輪4を備え、上記基準梁1a,1bの中央部に
はレールRa,Rbの踏面Tに接触するように上下動し
て該レールRa,Rbの偏位を検測する左右一対の高低
測定車輪5を備えていた。ここで、上記左右一対の高低
測定車輪5は、図4に示すように、地面と平行に設けら
れた回転軸51を中心に回転する円筒形に形成されてい
た。
【0003】そして、このような簡易型軌道検測車を用
いることにより、敷設された2条のレールRa,Rbの
偏位の測定を行うには、図1に示すように、まず車体3
をレールRa,Rb上に載せ、車体3に取付けられた手
押し部7に力Fを加える。すると、簡易型軌道検測車
は、上記走行車輪4によってレールRa,Rb上を走行
する。このとき、上記基準梁1a,1bの中央部に設け
られた高低測定車輪5,5は、図4に示すコイルスプリ
ング8によって2条のレールRa,Rbの踏面Tに接触
するように上下動し、この偏位量を図5に示す高低セン
サ9が検知することにより、上記レールRa,Rbの高
低偏位を連続的に検測するようになっていた。この連続
的に検測された偏位量のデータは、車体3に積載された
データ処理装置(図示省略)で倍長演算処理され10m
弦に変換されることにより、敷設された2条のレールR
a,Rbの高低偏位が測定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の左右一対の高低測定車輪5,5でレールの偏位を連
続的に検測する簡易型軌道検測車においては、レールR
a,Rb上を走行する簡易型軌道検測車が該レールR
a,Rbの偏位を検測する際、前後左右4個の走行車輪
4と、左右一対の高低測定車輪5とがそれぞれ2条のレ
ールRa,Rbの踏面Tに完全に接触していなければな
らないが、上記4個の走行車輪4の各回転軸を同一平面
上に軸線を合わせて並べることは困難であると共に、上
記左右一対の高低測定車輪5は円筒型に形成されていた
ため(図4参照)、左右の回転軸51が同一直線上に合
っていない場合は、上記左右一対の高低測定車輪5,5
がそれぞれ2条のレールRa,Rbの踏面Tに対して接
触する部位が内側又は外側にずれることがあり、その場
合には該レールRa,Rbの偏位を正確に検測すること
ができなかった。
【0005】また、一般的に、敷設されたレールは列車
が繰り返し通過することにより徐々に磨耗していくた
め、2条のレールRa,Rbの踏面Tの内側が擦り減り
該レールRa,Rbの踏面Tが地面に対して平行でない
状態となっている場合がある。このようなレールRa,
Rb上で上記簡易型軌道検測車を使用すると、図4に示
すコイルスプリング8により上下動する高低測定車輪5
は、レールRa,Rbの踏面Tが擦り減っていない側、
すなわちレールRa,Rbの外側に接触するようになる
ため、2条のレールRa,Rbの偏位を正確に検測する
ことができない場合があった。
【0006】さらに、簡易型軌道検測車は、使用時にお
いてレールに載せたり降ろしたりする作業を伴うため、
比較的軽量なアルミニウムによって製造することにより
車体3の軽量化を図っていたが、その反面、車体3の剛
性が低く、レール上を走行している途中に基準梁1a,
1bや連結梁2がわずかに撓むことがあった。これによ
り、図4に示す左右一対の高低測定車輪5の回転軸51
は、左右の軸線を同一線上に合わせて並べることができ
なくなり、2条のレールRa,Rbの偏位を正確に検測
することができない場合があった。
【0007】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、左右一対の高低測定車輪のそれぞれが常に2条の
レールの踏面に所定部位で接触し、レールの高低偏位を
正確に検測できる簡易型軌道検測車を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による簡易型軌道検測車は、2条のレールの
軌間と略等しい間隔で並べられた一対の基準梁と該基準
梁の中央部を連結する連結梁とから構成された車体を有
し、上記基準梁の両端部にはレールの踏面に接触して回
転する走行車輪を備え、上記基準梁の中央部にはレール
の踏面に接触するように上下動して該レールの偏位を検
測する左右一対の高低測定車輪を備えた簡易型軌道検測
車において、上記左右一対の高低測定車輪は、上記レー
ルの踏面に接触する接触部の幅を狭く形成し、該接触部
の背向する外側部分をそれぞれ緩やかなテーパ状に形成
し、上記接触部の対向する内側を上記レールの踏面と非
接触としたものである。
【0009】このような構成により、一対の基準梁の中
央部に設けられた左右一対の高低測定車輪は、2条のレ
ールの踏面に接触する接触部の幅を狭く形成し、該接触
部の背向する外側部分をそれぞれ緩やかなテーパ状に形
成し、上記接触部の対向する内側を上記レールの踏面と
非接触としたことで、上記接触部の背向する外側部分及
び該接触部の対向する内側がレールの踏面に接触せず、
上記幅を狭く形成した接触部のみが常に2条のレールの
踏面に所定部位で接触する。
【0010】また、上記左右一対の高低測定車輪は、上
記接触部がレールの踏面の略中央部に位置するように位
置決めしたものである。これにより、上記左右一対の高
低測定車輪は、上記接触部が常にレールの踏面の略中央
部上を通過しながら該レールの偏位を検測する。さら
に、上記左右一対の高低測定車輪は、上記接触部の幅を
約2mmとしたものである。これにより、レールの磨耗
により2条のレールの踏面が地面に対して平行でない状
態となっていても、あるいは基準梁や連結梁の撓みによ
り左右一対の高低測定車輪の回転軸が同一線上に軸線を
合わせて並べられていなくても、上記接触部のみが常に
2条のレールの踏面に所定部位で接触し、かつ上記幅約
2mmの接触部の耐久性が維持される。
【0011】そして、上記左右一対の高低測定車輪は、
上記テーパ形状部のテーパ角を約7°としたものであ
る。これにより、レールの磨耗により2条のレールの踏
面が地面に対して平行でない状態となっていても、ある
いは基準梁や連結梁の撓みにより左右一対の高低測定車
輪の回転軸が同一線上に軸線を合わせて並べられていな
くても、上記テーパ角が約7°のテーパ形状部がレール
の踏面に接触しないようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明による
簡易型軌道検測車の全体を示す斜視図である。この簡易
型軌道検測車は、敷設された2条のレールRa,Rb上
を手押し操作により走行させることにより、該レールR
a,Rbの各種偏位、例えば通り偏位、高低偏位、軌間
偏位、水準偏位、平面性偏位を連続的に検測するもの
で、車体3と、走行車輪4と、高低測定車輪11とを備
えて成る。
【0013】上記車体3は、連続的に検測されたレール
Ra,Rbの偏位量のデータに基づいて該レールRa,
Rbの各種偏位を倍長演算処理するデータ処理装置を積
載するもので、左右一対の基準梁1a,1bと、連結梁
2とからH型に構成されている。上記左右対称の基準梁
1a,1bは、例えば1.25mの測定弦Lに対応する長さ
を有し、アルミニウム合金などの軽量で耐久性が高い部
材からなる。このような基準梁1a,1bは、敷設され
た2条のレールRa,Rbの軌間と略等しい間隔で並べ
られる。上記車体3の所定位置、例えば上記基準梁1a
には、簡易型軌道検測車を手押し操作をするための手押
し部7が取付けられている。
【0014】上記連結梁2は、上記一対の基準梁1a,
1bを互いの中央部で連結するもので、上記車体3が2
条のレールRa,Rbの軌間に対応して走行するように
伸縮可能に構成されている。この連結梁2は、一端部が
基準梁1bに接続部21で固定された例えば円筒形のパ
イプ22と、一端部が基準梁1aに接続部23で取付け
られ他端部が上記パイプ22に嵌入されるロッド24
と、上記パイプ22の他端部25と上記ロッド24の連
結部23との間に介在され全体を伸縮可能とするスプリ
ング26とからなっている。なお、例えば基準梁1bに
ロッド24を取付ける接続部23の構造は、該基準梁1
bが連結梁2に対して微小角度回動するようになってい
る。
【0015】そして、上記基準梁1a,1bの両端部に
は、走行車輪4がそれぞれ設けられている。上記前後左
右4個の走行車輪4は、同一平面上に軸線を合わせ並べ
た回転軸を中心としてレールRa,Rbのそれぞれの踏
面Tに接触して回転するものである。上記簡易型軌道検
測車が2条のレールRa,Rb上に載せられ、上記手押
し部7に一定の力Fを加えられると、上記簡易型軌道検
測車は、上記4個の走行車輪4によってレールRa,R
b上を走行するようになる。なお、ここでは上記前後左
右4個の走行車輪4の内側下方には、従来例と同様に、
地面に垂直な回転軸を中心としてレールRa,Rbの内
側面に接触して回転する通り車輪6がそれぞれ設けられ
ている。これにより、上記簡易型軌道検測車は、安定し
てレールRa,Rb上を走行することができる。
【0016】また、上記一対の基準梁1a,1bの中心
部にはそれぞれ高低測定車輪11,11が設けられてい
る。この高低測定用車輪11は、図2に示すように、地
面に平行な回転軸12を中心としてレールRa,Rbの
踏面Tに接触して回転するもので、図4に示す高低測定
車輪5と同様に、コイルスプリング(図示省略)によっ
て2条のレールRa,Rbの踏面Tに接触するように上
下動する。そして、その偏位量を図5に示す高低センサ
9が検知することにより、上記レールRa,Rbの偏位
が連続的に検測されるようになっている。
【0017】ここで、本発明においては、上記高低測定
用車輪11は、図2に示すように、上記レールRa,R
bの踏面Tに接触する接触部13の幅Wを狭く形成し、
該接触部13の背向する外側部分にそれぞれ緩やかなテ
ーパ形状部14を形成し、上記接触部13の対向する内
側を上記レールRa,Rbの踏面Tと非接触としてい
る。これにより、上記接触部13の背向する外側部分及
び該接触部13の対向する内側がレールRa,Rbの踏
面Tと接触しなくなり、幅Wを狭く形成した接触部13
のみが常に2条のレールRa,Rbの踏面Tに接触する
ようになる。したがって、左右一対の高低測定用車輪1
1,11の回転軸12,12が同一線上に合わせて並べ
られてない場合でも、左右一対の高低測定車輪11、1
1を2条のレールRa,Rbの踏面Tに所定部位で接触
させることができる。なお、図2において接触部13の
対向する内側は、テーパ状となっているがこれに限られ
ず、レールRa,Rbの踏面Tに接触しなければどのよ
うな形状でもよい。
【0018】また、上記左右一対の高低測定車輪11,
11は、図2に示すように、上記接触部13がそれぞれ
レールRa,Rbの踏面Tの略中央部に位置するように
位置決めされている。これにより、上記簡易型軌道検測
車を走行させると、上記左右一対の高低測定車輪11,
11は、上記接触部が常にレールRa,Rbの踏面Tの
略中央部上を通過しながら該レールRa,Rbの高低偏
位を検測することができる。したがって、列車が繰り返
し通過することにより2条のレールRa,Rbの踏面T
が磨耗し地面に対して平行でない状態となっていても、
上記一対の高低測定車輪11,11は、レールRa,R
bの踏面T上の所定部位の高さを通過するようになり、
レールRa,Rbの高低偏位を正確に検測することがで
き、この検測されたデータを倍長演算処理して10m弦
に変換しても軌道の誤差を最小限に抑えることができ
る。
【0019】そして、上記左右一対の高低測定車輪11
の接触部13がレールRa,Rbの踏面Tに接触する幅
Wをできるだけ狭くし、かつ該接触部13の耐久性を維
持するためには、その幅を約2mmとするのが望まし
い。また、列車が繰り返し通過することによって擦り減
るレールの踏面Tの傾きは、約7°よりも小さい角度で
あり、上記接触部13のみが常に2条のレールに接触す
るには、上記左右一対の高低測定車輪11におけるテー
パ形状部15のテーパ角θを約7°とすることが望まし
い。
【0020】なお、上記左右一対の高低測定車輪11,
11の内側下方には、図2に示すように、地面に垂直な
回転軸15を中心としてレールRa,Rbの内側面に接
触して回転する通り測定車輪16がそれぞれ設けられて
いる。この通り測定車輪16は、列車がレールRa,R
b上を繰り返し走行することにより該レールRa,Rb
の内側面の上部Uが変形して形成されるフロー(図示省
略)を逃げることができる。これにより、上記簡易型軌
道検測車は、レールRa,Rbの通り偏位や軌間偏位を
上記フローに影響されずに検測することができる。
【0021】次に、このように構成された簡易型軌道検
測車の動作について図2〜図3を参照して説明する。ま
ず上記高低測定車輪11は、図2に示すように、2条の
レールRa,Rbの踏面Tに接触する接触部13の幅W
を約2mmとし、また上記接触部13の背向する外側部
分のテーパ形状部14のテーパ角θを約7°とする。こ
れにより、2条のレールRa,Rbの踏面Tが磨耗して
地面に平行でない状態となっていても、あるいは基準梁
1a,1bや連結梁2が自重により撓んだため左右一対
の高低測定車輪11,11の回転軸12,12が同一直
線上に合わせて並べられていなくても、上記テーパ形状
部14はレールRa,Rbの踏面Tに接触しないため、
上記接触部13のみが2条のレールRa,Rbの踏面T
上の所定部位に接触することができる。
【0022】そして、上記簡易型軌道検測車が分岐器を
通過するときには、図3に示すように、上記テーパ形状
部14がリードレールLRa,LRb上に載って走行す
るため、高低測定車輪11は、分岐器17を通過すると
きにおいてリードレールLRaとクロッシングレールC
Rとの間のギャップGa、あるいはリードレールLRb
とクロッシングレールCRとの間のギャップGbに落ち
ないようになる。したがって、高低測定車輪11の走行
が安定し、2条のレールRa,Rbの偏位の検測をより
正確に行うことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
請求項1に係る発明によれば、一対の基準梁の中央部に
設けられた左右一対の高低測定車輪は、2条のレールの
踏面に接触する接触部の幅を狭く形成し、該接触部の背
向する外側部分をそれぞれ緩やかなテーパ状に形成し、
上記接触部の対向する内側を上記レールの踏面と非接触
とすることで、上記接触部の背向する外側部分及び該接
触部の対向する内側をレールの踏面に非接触とし、上記
幅を狭く形成した接触部のみが常に2条のレールの踏面
に安定して接触することができる。これにより、左右一
対の高低測定車輪が2条のレールの踏面に対して所定部
位で接触するようになる。したがって、レールの偏位を
正確に検測することができるため、倍長演算処理したと
きの誤差を極めて小さくすることができる。
【0024】また、請求項2に係る発明によれば、上記
左右一対の高低測定車輪は、上記接触部がレールの踏面
の略中央部に位置するように位置決めしたものであるこ
とにより、上記左右一対の高低測定車輪は、上記接触部
が常にレールの踏面の略中央部上を通過しながら該レー
ルの高低偏位を検測することができる。したがって、レ
ールの磨耗により2条のレールの踏面が地面に対して平
行でない状態となっていても、レールの踏面に所定部位
で接触することができ、レールの高低偏位を正確に検測
することができる。
【0025】さらに、請求項3に係る発明によれば、上
記左右一対の高低測定車輪は、上記接触部の幅を約2m
mとしたことにより、接触部のみが常に2条のレールR
a,Rbの踏面Tに接触することができると共に、該接
触部の耐久性を維持することができる。したがって、左
右一対の高低測定車輪は、2条のレールの高低偏位を正
確に検測することができる。
【0026】さらにまた、請求項4に係る発明によれ
ば、上記左右一対の高低測定車輪は、上記テーパ形状部
のテーパ角を約7°としたことにより、レールの磨耗に
より2条のレールの踏面が地面に対して平行でない状態
となっていても、あるいは基準梁や連結梁の撓みにより
左右一対の高低測定車輪の回転軸が同一線上に軸線を合
わせて並べられていなくても、上記テーパ形状部がレー
ルの踏面に接触しないようになり、上記接触部のみが2
条のレールに接触するようにできる。したがって、左右
一対の高低測定車輪は、2条のレールの高低偏位を正確
に検測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明および従来例による簡易型軌道検測車
の全体を示す斜視図である。
【図2】 上記簡易型軌道検測車の高低測定車輪及び通
り測定車輪の取付け構造及びその形状を示す説明図であ
る。
【図3】 上記簡易型軌道検測車が分岐器を通過すると
きの状態を示す平面説明図である。
【図4】 従来の簡易型軌道検測車の高低測定車輪の取
付け構造及びその形状を示す断面説明図である。
【図5】 本発明および従来例による簡易型軌道検測車
の高低偏位の検測状態を示す側面説明図である。
【符号の説明】
1…基準梁 2…連結梁 3…車体 4…走行車輪 6…通り車輪 7…手押し部 8…コイルスプリング 9…高低測定センサ 11…高低測定車輪 12,15…回転軸 13…接触部 14…テーパ形状部 16…通り測定車輪 17…分岐器 Ra,Rb…レール T…踏面 L…測定弦 W…接触部の幅 θ…テーパ形状部のテーパ角
フロントページの続き (72)発明者 福 原 信 一 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 山 田 雅 弘 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2D057 AB02 2F062 AA41 AA43 BC02 CC30 DD12 DD33 EE01 EE42 EE65 EE68 FF02 FF25 FG09 GG90 HH05 HH15 HH32 2F069 AA42 BB25 DD12 DD30 EE09 EE26 GG01 GG65 HH30 JJ06 JJ25 LL04 LL11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2条のレールの軌間と略等しい間隔で並べ
    られた一対の基準梁と該基準梁の中央部を連結する連結
    梁とから構成された車体を有し、上記基準梁の両端部に
    はレールの踏面に接触して回転する走行車輪を備え、上
    記基準梁の中央部にはレールの踏面に接触するように上
    下動して該レールの偏位を検測する左右一対の高低測定
    車輪を備えた簡易型軌道検測車において、 上記左右一対の高低測定車輪は、上記レールの踏面に接
    触する接触部の幅を狭く形成し、該接触部の背向する外
    側部分をそれぞれ緩やかなテーパ状に形成し、上記接触
    部の対向する内側を上記レールの踏面と非接触としたこ
    とを特徴とする簡易型軌道検測車。
  2. 【請求項2】上記左右一対の高低測定車輪は、上記接触
    部がレールの踏面の略中央部に位置するように位置決め
    したことを特徴とする請求項1記載の簡易型軌道検測
    車。
  3. 【請求項3】上記左右一対の高低測定車輪は、上記接触
    部の幅を約2mmとしたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の簡易型軌道検測車。
  4. 【請求項4】上記左右一対の高低測定車輪は、上記テー
    パ形状部のテーパ角を約7°としたことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の簡易型軌道検測車。
JP2000384737A 2000-12-19 2000-12-19 簡易型軌道検測車 Expired - Fee Related JP4067761B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000384737A JP4067761B2 (ja) 2000-12-19 2000-12-19 簡易型軌道検測車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000384737A JP4067761B2 (ja) 2000-12-19 2000-12-19 簡易型軌道検測車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002187550A true JP2002187550A (ja) 2002-07-02
JP4067761B2 JP4067761B2 (ja) 2008-03-26

Family

ID=18852128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000384737A Expired - Fee Related JP4067761B2 (ja) 2000-12-19 2000-12-19 簡易型軌道検測車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4067761B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002362364A (ja) * 2001-06-11 2002-12-18 East Japan Railway Co 鉄道用ゲージ
WO2005118367A1 (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Central Japan Railway Company 軌道狂い測定装置
JP2014234645A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 東京計器株式会社 レール検査装置
JP2015048614A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 西日本旅客鉄道株式会社 レール検査装置
CN104778379A (zh) * 2015-05-07 2015-07-15 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 重轨头宽与冠状饱满度的参数化公差判定方法
JP2017101392A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 東日本旅客鉄道株式会社 レール断面形状測定装置
KR102075705B1 (ko) * 2018-11-29 2020-03-02 주식회사 아셀 트랙을 형성하는 레일들의 폭 검사장치
CN114808574A (zh) * 2022-04-13 2022-07-29 南京市计量监督检测院 一种轨距尺的自动标定校准系统及其方法
CN115962704A (zh) * 2023-03-16 2023-04-14 蒂升电梯(中国)有限公司成都分公司 一种高效测量电梯导轨直线度的装置及其测量方法
CN116279609A (zh) * 2023-01-04 2023-06-23 苏州市建设工程质量检测中心有限公司 一种多功能动态轨道检测设备

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104019712A (zh) * 2014-05-19 2014-09-03 中铁十一局集团电务工程有限公司 一种地铁接触轨受流面综合测量仪及其测量方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002362364A (ja) * 2001-06-11 2002-12-18 East Japan Railway Co 鉄道用ゲージ
WO2005118367A1 (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Central Japan Railway Company 軌道狂い測定装置
JP2014234645A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 東京計器株式会社 レール検査装置
JP2015048614A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 西日本旅客鉄道株式会社 レール検査装置
CN104778379B (zh) * 2015-05-07 2017-07-07 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 重轨头宽与冠状饱满度的参数化公差判定方法
CN104778379A (zh) * 2015-05-07 2015-07-15 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 重轨头宽与冠状饱满度的参数化公差判定方法
JP2017101392A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 東日本旅客鉄道株式会社 レール断面形状測定装置
KR102075705B1 (ko) * 2018-11-29 2020-03-02 주식회사 아셀 트랙을 형성하는 레일들의 폭 검사장치
CN114808574A (zh) * 2022-04-13 2022-07-29 南京市计量监督检测院 一种轨距尺的自动标定校准系统及其方法
CN114808574B (zh) * 2022-04-13 2022-11-15 南京市计量监督检测院 一种轨距尺的自动标定校准系统及其方法
CN116279609A (zh) * 2023-01-04 2023-06-23 苏州市建设工程质量检测中心有限公司 一种多功能动态轨道检测设备
CN116279609B (zh) * 2023-01-04 2023-09-15 苏州市建设工程质量检测中心有限公司 一种多功能动态轨道检测设备
CN115962704A (zh) * 2023-03-16 2023-04-14 蒂升电梯(中国)有限公司成都分公司 一种高效测量电梯导轨直线度的装置及其测量方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4067761B2 (ja) 2008-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100376444C (zh) 用来测量火车车轮圆度的测量装置
JP2002187550A (ja) 簡易型軌道検測車
US20060010971A1 (en) Apparatus for detecting hunting and angle of attack of a rail vehicle wheelset
CN100371198C (zh) 递推式铁路轨道检测车及检测方法
JP6431157B1 (ja) 鉄道における建築限界の測定装置及び測定方法
CN106017354A (zh) 列车轮对踏面三维轮廓自动化测量方法和系统
CN108819980B (zh) 一种列车车轮几何参数在线动态测量的装置和方法
JP2009018635A (ja) 軌道検測装置
JP3666707B2 (ja) 簡易検測車のレール変位検出機構
JPH10307015A (ja) 走行レールの検査方法および装置
RU2430849C2 (ru) Способ контроля колеса колесной пары локомотива в движении
JP2002161511A (ja) 路面縦断プロファイルの測定方法及び路面プロファイルの測定方法
JP3329796B2 (ja) 路面縦断プロファイルの測定方法
JP3282685B2 (ja) モノレールの電車軌条の摩耗検査装置
JP7391537B2 (ja) 超音波検査装置
JP2000283745A (ja) 路面の延長方向形状の車載測定装置
JP3576315B2 (ja) 円弧踏面車輪によるレールの高低狂い測定方法
CN108639098B (zh) 一种用于在线动态测量列车车轮几何参数的装置及方法
US4176462A (en) Apparatus for inspecting the geometry of dual roller tracks for continuous castings
JP2019189158A (ja) 軌道狂い測定装置
CN105651168A (zh) 一种测量车轮外形尺寸的方法
CN206938777U (zh) 列车的轮辋踏面检测仪
JP2000290905A (ja) 分岐器区間におけるバックゲージ検測方法およびこの方法を実施する装置
JP6929080B2 (ja) 高さ測定台車
JP3854330B2 (ja) 簡易型軌道検測車の案内車輪

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees