JP2002187392A - 綴込装置 - Google Patents

綴込装置

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JP2002187392A
JP2002187392A JP2000389424A JP2000389424A JP2002187392A JP 2002187392 A JP2002187392 A JP 2002187392A JP 2000389424 A JP2000389424 A JP 2000389424A JP 2000389424 A JP2000389424 A JP 2000389424A JP 2002187392 A JP2002187392 A JP 2002187392A
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勝章 古川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】消耗品を装填する案内部の形状を工夫すること
によって可能な限り多くの消耗品を装填できるようにす
るとともに、押圧力に差を生じさせないような綴込装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】用紙5を綴じるための消耗品4を案内する
案内部30と、この案内部30に案内された消耗品4を
開口部31aに向けて押圧するコイルスプリング32
と、このコイルスプリング32によって押圧された消耗
品4を用紙5側に打ち出す穿孔部材16とを設けた綴込
装置Aにおいて、コイルスプリング32の一端側を案内
部30から屈曲させた退避部33に取り付けるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の書類などを
綴り込むための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ステープラなどのように複数枚の
用紙を綴り込むような綴込装置では、その内部に複数の
消耗品たる針を装填できるように直線状の案内部を設け
ており、また、この案内部に装填された消耗品を連続的
に打ち出すことができるように、コイルスプリングなど
の押圧部材を用いてその消耗品の後端部を押し出すよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ステープラでは、複数の消耗品を直線状の案内部に装填
しており、また、この案内部の後端側にコイルスプリン
グを設けて、消耗品を打出開口部側に押圧するようにし
ているため、そのコイルスプリングを取り付けている分
だけ消耗品の装填スペースが削られてしまう。従って、
案内部に装填できる消耗品の数が少なくなってしまい、
頻繁にこのような消耗品を装填し直さなければならない
という問題を有していた。また、コイルスプリングを設
けるスペースが小さいと、コイルスプリングの伸長時と
縮小時の押圧力に差が生じてしまうという問題も生じて
いた。
【0004】そこで、本発明は上記問題を解決するため
に、消耗品を装填する案内部の形状を工夫することによ
って可能な限り多くの消耗品を装填できるようにすると
ともに、押圧力に差を生じさせないような綴込装置を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の綴込
装置は、紙葉類を綴じるための消耗品を案内する案内部
と、当該案内部に案内された消耗品を開口部に向けて押
圧する押圧部材と、当該押圧部材によって押圧された消
耗品を紙葉類に打ち出す打出部材とを設けた綴込装置に
おいて、前記押圧部材の一端側を前記案内部から屈曲さ
せた退避部に取り付けたことを特徴とするものである。
【0006】このように、案内部とは別に退避部を設け
て押圧部材を取り付けるようにしたので、押圧部材とし
て例えばコイルスプリングを用いた場合、コイルスプリ
ングの自然長を長く確保でき、コイルスプリング伸縮時
の押圧力の差を小さくすることができる。また、消耗品
を装填するスペースをより大きく確保することができ、
消耗品の装填回数を少なくすることができる。
【0007】また、このような案内部と押圧部材をカー
トリッジとして構成し、ハンドル部材やベース部材から
成る本体に対して着脱可能に設けるようにすれば、カー
トリッジを本体から取り外して容易に消耗品を装填する
ことができるばかりでなく、製造工程においても、より
簡単にこのようなカートリッジを製造することができ
る。
【0008】また、このような発明において、退避部を
屈曲して設ける方法は種々考えられるが、より好ましく
は案内部から折り返して設けるように退避部を構成する
と良い。このように構成した場合は、案内部と退避部を
含む部分の全長を短くすることができ、よりコンパクト
な綴込装置を提供することができる。
【0009】更に、このように退避部を案内部から屈曲
させて構成する場合、案内部をより長く確保するために
屈曲させた部分まで案内部を構成することもできるが、
このように構成すると、その屈曲した部分で消耗品が詰
まる可能性がある。従って、このような詰まりを防止す
るためには、案内部を直線状にもうけるとともに、この
案内部から退避部を屈曲させて構成すると良い。
【0010】また、案内部から連続した部分である退避
部に押圧部材を設けるようにすると、案内部の前端部分
から退避部の後端部分までが長くなる。従って、押圧部
材が大きく変位するために、押圧部材を大きく変位させ
ながら、案内部に消耗品を装填しなければならない。そ
こで、このような装填操作を簡単に行なうようにするた
めには、消耗品を装填するための空間を確保する位置に
前記押圧部材を固定する固定手段を設け、この空間を確
保した状態で消耗品を装填すると良い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図を用いて説明する。図1は、本発明の一実施の形
態を示す綴込装置Aを示す中央縦断面図を示したもので
あり、ハンドル部材2を閉止動作させていない状態を示
したものである。また、図2は、図1におけるA−A’
端面を示したものであり、図3および図4は、それぞれ
カートリッジ3およびこのカートリッジ3の先端部分に
装着されるキャップ31を示したものである。図におい
て、1はベース部材、2はハンドル部材、3はカートリ
ッジを示すものであり、このハンドル部材2をベース部
材1側に閉止動作させることによって、カートリッジ3
内に装填されている円筒状の消耗品4を繰り出して用紙
5を綴じるようにするものである。この消耗品4は、リ
サイクル可能な紙を主成分として構成することによって
シュレッダで裁断できるようにするとともに、可燃ゴミ
として用紙5を消耗品4で綴じたまま廃棄できるように
したものであり、図8に示すように、円筒部分40の上
端側に中空円盤状の上平面部41を設け、また、円筒部
分40の下端側に楔状の割れ目42を設けることによっ
て、この消耗品4を押圧した場合に割れ目42部分を放
射状に広げて用紙5を綴り込めるようにしたものであ
る。また、この割れ目42の先端部分に傾斜部43を設
け、用紙5への貫通性を高めるようにしている。
【0012】綴込装置Aのベース部材1は、硬質プラス
チックの筐体部分と、その内部に設けられた金属板など
によって構成されたもので、その筐体の底面10を水平
に形成することによって机などに置くことができるよう
にするとともに、この底面10に対して垂直に設けられ
た左右側壁11(図2参照)の先端部分に回転軸11a
を設けてハンドル部材2を回転可能に支持するようにし
たものである。
【0013】この底板10の内側の先端部分には、水平
な金属板の上に設けられた変形台12を取り付けてお
り、この変形台12の内周縁を上方に鋭角に突出させる
ことによって消耗品4を押圧させて消耗品4の下端を放
射状に広げられるようにしている。また、この水平な金
属板の両側には左右の側壁11の内側に沿った金属側壁
部分11eを設けており、この金属側壁部分11eに前
後方向に沿ったガイドレール11bを設けることによっ
て後述する保持部材たるカートリッジ3を挿入できるよ
うにしている。
【0014】また、この金属板に設けられた変形台12
に対応して、左右側壁11間のプラスチック部分に穿孔
部材挿入孔15を設けており、この穿孔部材挿入孔15
に挿入された穿孔部材16の先端部分を変形台12の中
空部分に挿抜できるようにしている。この穿孔部材16
は、変形台12の円筒中空部分の内径に対応させた尖状
部16aによって被綴部材たる用紙5に孔を設けられる
ようにしたものであり、更に、この尖状部16aの先端
位置から消耗品4の縦方向の長さよりも長く設定した部
分に段差部分16bを設けて、この段差部分16bに消
耗品4の上平面部41を接触させて押圧できるようにし
ている。
【0015】また、この段差部分16bより上方に設け
られた部分は、その垂直方向の軸線に沿って左右に縦長
状の平面切欠部16cを設けており、この平面切欠部1
6cによって段差部分16bから消耗品4の上平面部4
1を一部露出させるようにしている。なお、この穿孔部
材16は、バネ部材17によって常時上方側に位置する
ように設定されており、ハンドル部材2を押下した際
に、その穿孔部材16の上端部分をバネ部材17の押圧
力に抗して押し下げ許容し、これによって変形台12の
中空部分へ挿入させるようにしている。
【0016】一方、この変形台12の上方には、側壁1
1に設けられた軸13aを中心に先端側を回転できるよ
うにした紙受台13が設けられており、この紙受台13
の先端下方に設けられた圧縮バネ13bを用いて紙受台
13を常に上方に位置させるようにしている。この圧縮
バネ13bは、ベース部材1の底面10に設けられたネ
ジ底蓋13cを開けることによって、底板10と紙受台
13との間にその圧縮バネ13bを取り付けることがで
きるようにしている。また、この紙受台13の先端部分
には、変形台12の取付位置に対応して開口部13dを
設けており、圧縮バネ13bの押圧力に抗して紙受台1
3を下降させた場合に、この開口部13dの外周部分近
傍に変形台12の外周部分が位置するようにしている。
また、この紙受台13の開口部13d下側には、紙受台
13の下方に向けて一定の厚みを有する肉厚部13eを
設けており、カートリッジ3の下部先端部分に設けられ
た規制部36をこの肉厚部13eと底板10との間に位
置させることによって紙受台13の下降を規制するよう
にしている。また、この紙受台13は、ベース部材1の
側壁11に対して平行に設けられた左右の側壁13f
(図2)と、この側壁13fの上部に跨って設けられた
載置面と13gとによって内部にコの字状の空間を形成
し、この内部空間にカートリッジ3の下部を挿入できる
ようにしている。
【0017】また、このベース部材1の底面10には、
軸14aを中心に開閉できる開閉部材14を設けてお
り、この開閉部材14を下側に開けることによって、こ
のベース部材1の側壁11内側に設けられた二本のガイ
ドレール11bに沿ってカートリッジ3を後方から挿入
できるようにしている。この開閉部材14は、その内側
に突出して設けられた突出部14bを設けており、ま
た、この底板対応部分の両側から垂直に設けた側壁対応
部分の間隔を左右の金属板11eより若干狭くすること
によって、プラスチックの弾性力で開閉部材14を閉じ
た状態に維持できるようにしている。
【0018】カートリッジ3は、ベース部材1の側壁内
側に設けられた二本のガイドレール11bに沿ってベー
ス部材1に対して後方から着脱できるようにしたもので
あり、長手方向に対称に設けられた二つの部材を組み合
わせたものである。このカートリッジ3は、図3に示す
ように、その内部に消耗品4を装填するための直線状の
案内部30を設けており、この案内部30の先端部分に
設けられたキャップ31(図4)を取り外すことによっ
て消耗品4を装填できるようにしたものである。この案
内部30は、消耗品4の上平面部41の形状に対応させ
た細いガイド溝30aと、消耗品4の円筒部分に対応さ
せた主案内部30bとを設けており、このように略T字
状に設けられた溝によって消耗品4が内部でガタつかな
いようにしている。また、この案内部30は直線状に設
けられており、内部に装填された消耗品4が順次繰り出
される途中で詰まらないようにしている。また、案内部
30の後端には、案内部30の後端から連続してヘアピ
ン状に略180度下方に屈曲して設けられた待避部33
を設け、この退避部33に消耗品4をキャップ31側に
押圧するためのコイルスプリング32を取り付けるよう
にしている。このコイルスプリング32は、その自由端
側をフリー状態にした際に、その自由端側が案内部30
の先端側まで伸びるように設定されており、このように
設定することによって、消耗品4が徐々に少なくなった
場合であってもコイルスプリング32の押圧力を維持さ
せている。また、このように構成することによって、消
耗品4を装填する際にも、そのコイルスプリング32の
先端側を直線状の案内部30の後端まで圧縮させること
によって消耗品4を可能な限り多く装填できるようにし
ている。また、このコイルスプリング32の先端側に
は、消耗品4を押圧するために消耗品4との接触面部分
を三日月状に窪ませた押圧片32aを取り付けており、
また、この押圧片32aの上部にも突出片32bを設け
て、案内部30の上部に開口された溝37(図2)から
この突出片32bを突出させるようにしている。この突
出片32bは、案内部30の溝37に沿って後端側にス
ライドさせることによって消耗品4を装填するための空
間を確保するようにしており、この突出片32bに設け
た凹部32cを溝37後端上部に設けられた突起部38
に嵌め合わせることによってコイルスプリング32の先
端を案内部30の後端側に留めるようにしている。この
ように固定手段を構成する突出片32bの凹部3cと突
起部38とによって、消耗品4を装填する際、案内部3
0に消耗品4を装填できるようにするための空間を確保
できるようにしている。
【0019】また、このカートリッジ3の下面には、下
向きに開口した凹部34が設けられており、この凹部3
4の前方側にコイルスプリング35の一端を取り付ける
とともに、この凹部34の後端側とコイルスプリング3
5の自由端側に設けられた先端部材34aとの間に開閉
部材14の突出部14bを配置させるための空間部を形
成し、これによってカートリッジ3がコイルスプリング
35の押圧力に抗してガイドレール11bに沿って後方
に移動できるようにしている。また、カートリッジ3の
下方の前端部分、すなわち凹部34の前方側には、この
カートリッジ3を装填した場合に肉厚部13eと底板1
0との間に挟まれる規制部36を設ており、カートリッ
ジ3をコイルスプリング35の押圧力に抗して後方にス
ライドさせた場合に、この規制部36が肉厚部13eと
底板10との間から外れて紙受台13の先端部分を下方
に回転できるようにしている。
【0020】このカートリッジ3の案内部30の先端側
に設けられたキャップ31は、消耗品4の装填方向に沿
って着脱できるようにしたものであり、図4に示すよう
に、その先端部分に保持された消耗品4を下方に打ち出
すための開口部31aを有する弾性片31bを左右に設
けたものである。この弾性片31bは、プラスチックな
どによって片持梁状に形成されたものであり、その自由
端側である先端側を穿孔部材16の段差部分16bによ
って押し広げることによって左右の弾性片31bで保持
された消耗品4を下方に打ち出すことができるようにし
たものである。また、この弾性片31bの自由端側の上
部には、この穿孔部材16の下降に伴う押し広げ動作を
容易にするために、内側部分にテーパ状の切欠面31d
を設けており、穿孔部材16の尖状部16aが消耗品4
の中空部分を貫通するまでこの弾性片31bによって消
耗品4を保持するとともに、穿孔部材16の段差部分1
6bによって消耗品4が強制的に押し下げられることに
よって消耗品4を打ち出すことができるようにしてい
る。また、このキャップ31の後端上部には、上方に向
けて突出する左右の傾斜片31cを設けるようにしてい
る。このキャップ31の後端部上方に設けられた傾斜片
31cは、カートリッジ3の案内部30上方に設けられ
た溝37を避けるように左右に起立して設けたものであ
り、その下端から上端に向けて後方側へ傾斜させた部分
を設けることによってハンドル部材2のリブ23を接触
させるようにしている。
【0021】このハンドル部材2は、図1に示すように
ベース部材1の先端側に設けられた回転軸11aによっ
て回転可能に支持されるものであり、この回転軸11a
の近傍に設けられたバネ部材11cによってベース部材
1から広がるようにしたものである。このハンドル部材
2は、ベース部材1と同様に硬質プラスチックによって
構成されており、この回転軸11aの後方に設けられた
回転規制片20をベース部材1の金属側壁部分に設けら
れた円弧状の長孔11dに嵌め合わせることによってハ
ンドル部材2の広がり角度を規制するようにしている。
また、このハンドル部材2の上面板21内側には、穿孔
部材16の上端部分に接触するようにした傾斜部21a
を設けており、ハンドル部材2を閉止動作させた場合に
穿孔部材16の上端をこの傾斜部21aに沿って徐々に
押し下げることができるようにしている。また、この傾
斜部21aの後方には、ハンドル部材2の左右側壁22
および上面板21から直立して設けられた押圧部たるリ
ブ23が取り付けられており、このハンドル部材2を閉
止動作させた場合に、カートリッジ3の傾斜片31cの
前方傾斜部分にこのリブ23を接触させてカートリッジ
3を後方にスライドさせるようにしている。
【0022】次に、このように構成された綴込装置Aを
用いて複数枚の用紙5を綴じる動作例について図1およ
び図5から図7を用いて説明する。
【0023】まず、カートリッジ3に消耗品4を装填す
る場合、底板10に設けられた開閉部材14をあけて、
カートリッジ3を後方にスライドさせてカートリッジ3
を取り出す。そして、案内部30の先端に取り付けられ
ているキャップ31を前方に引くことによって取り外
し、突出片32bを案内部30の上部に設けられている
溝37に沿って後方にスライドさせ、この突出片32b
の凹部32cを案内部30の後部に設けられている突起
部38に嵌め合わせてこの位置でコイルスプリング32
を固定する。そして、案内部30の先端側から消耗品4
を略T字状に設けられた案内部30に沿って装填し、キ
ャップ31を取り付けるとともに突起部30bに嵌め合
わされていた突出片32bを突起部38から外してコイ
ルスプリング32の押圧力によって消耗品4をキャップ
31側に押圧するようにする。そして、このように消耗
品4を装填したカートリッジ3を、ベース部材1の後方
からガイドレール11bに沿って挿入し、ベース部材1
の底板10に設けられた開閉部材14を閉じ、この状態
で開閉部材14の突出部14bをコイルスプリング35
の先端側に位置させるとともに、カートリッジ3の下方
先端部分に設けられた規制部36を紙受台13の肉厚部
13dの下方に位置させる。そして、複数枚の用紙5を
紙受台13の上に載せてハンドル部材2を押し下げる。
【0024】このハンドル部材2を押し下げた場合、ハ
ンドル部材2の上面板21の内側に設けられた傾斜部2
1aに穿孔部材16の上端部分が接触し、更にハンドル
部材2を押し下げることによって穿孔部材16の尖状部
16aがキャップ31内に保持された消耗品4の中空部
分に挿入される。そして、更にハンドル部材2を押し下
げると、穿孔部材16の段差部分16bがキャップ31
の弾性片31bの上端部分に設けられた切欠面31dに
接触し、左右の弾性片31bが互いに押し広げられて、
穿孔部材16の段差部分16bによって消耗品4の上平
面部41を強制的に押し下げる。そして、この状態から
更に穿孔部材16を押し下げると、まず消耗品4の中空
部分を貫通した尖状部16aによって用紙5に孔があけ
られ(図7(a))、続いて変形台12と紙受台13の
上面との間に空間を確保した状態で消耗品4を用紙5に
貫通させる(図5および図7(b))。なお、穿孔部材
16が消耗品の中空部分を貫通している状態において
は、穿孔部材16の直径が消耗品4の中空部分と略等し
く設定されているため、穿孔部材16が消耗品4を貫通
している状態で消耗品4を尖状部16aに保持できるよ
うにしている。
【0025】そして、更にハンドル部材2を押し下げる
と、ハンドル部材2の内側に設けられたリブ23がキャ
ップ31の傾斜片31cに接触して、カートリッジ3全
体がコイルスプリング35の押圧力に抗して後方にスラ
イドさせられる。そして、このスライドによってカート
リッジ3の下方先端部分に設けられた規制部36が紙受
台13の肉圧部13dの下方から待避し、紙受台13の
下方への回転を許容する。そして、この紙受台13の下
降にともなって変形台12と紙受台13との間に設けら
れていた空間部がなくなり、消耗品4の下端部が紙受台
13に接触して、変形台12の内周突出部分によって消
耗品4の下端部分が放射状に広げられて複数枚の用紙5
を閉じる。
【0026】このように本実施の形態によれば、用紙5
を綴じるための消耗品4を案内する案内部30と、この
案内部30に案内された消耗品4を開口部31aに向け
て押圧するコイルスプリング32と、このコイルスプリ
ング32によって押圧された消耗品4を用紙5側に打ち
出す穿孔部材16とを設けた綴込装置Aにおいて、コイ
ルスプリング32の一端側を案内部30から屈曲させた
退避部33に取り付けるようにしたので、消耗品4を装
填するスペースをより大きく確保することによって消耗
品の装填回数を少なくすることができるばかりでなく、
コイルスプリング32の自然長を長く確保できるので、
押圧片32aの最後方時と最前方時の押圧力の差を小さ
くすることができる。
【0027】また、本実施の形態では、案内部と退避部
をカートリッジとして構成し、ハンドル部材2やベース
部材1に対して着脱可能に設けるようにしたので、カー
トリッジ3を本体から取り外して容易に消耗品4を装填
することができるようになる。
【0028】また、退避部33を案内部30の下方側に
ヘアピン状に略180度屈曲させて設けたので、カート
リッジ3の全長を短く構成することができるようにな
る。
【0029】更に、案内部30と退避部33とが屈曲し
ている状況の中で、消耗品4を装填するための案内部3
0を直線状に設けるようにしたので、屈曲部分の中で消
耗品4が詰まることがなくなる。
【0030】また、このような案内部30に突起部38
を設けるとともに、コイルスプリング32の先端に設け
られている押圧片32aの突出片32bに凹部32cを
設けて、これらを嵌め合わせるようにしたので、消耗品
4を装填するための空間を予め確保しておくことがで
き、容易に大量の消耗品4を案内部30に装填すること
ができるようになる。
【0031】なお、本発明は上記実施の形態に限られる
ことなく、種々変更することができる。例えば、本実施
の形態においては、消耗品4として円筒形状をした部材
を用いて説明したが、一般的に使用されている下向きに
開口した略コの字形状の金属製の針を消耗品として使用
する場合についても適用することができる。
【0032】また、本実施の形態においては、退避部3
3を案内部の下側に屈曲させて設けるようにしたが、こ
れに限らず、上下左右方向に略180度屈曲させて退避
部を設けても良い。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0034】すなわち、本発明の綴込装置は、紙葉類を
綴じるための消耗品を案内する案内部と、当該案内部に
案内された消耗品を開口部に向けて押圧する押圧部材
と、当該押圧部材によって押圧された消耗品を紙葉類に
打ち出す打出部材とを設けた綴込装置において、前記押
圧部材の一端側を前記案内部から屈曲させた退避部に取
り付けるようにしたので、消耗品を装填するスペースを
より大きく確保することによって消耗品の装填回数を少
なくすることができるばかりでなく、コイルスプリング
32の自然長を長く確保できるので、押圧片32aの最
後方時と最前方時の押圧力の差を小さくすることができ
る。
【0035】また、押圧部材の一端側を案内部から屈曲
させた退避部に取り付けるようにしたカートリッジを、
ハンドル部材やベース部材に対して着脱可能に設けるよ
うにしたので、カートリッジを本体から取り外して容易
に消耗品を装填することができるようになる。
【0036】更に、このような発明において、退避部を
案内部から折り返して設けるようにしたので、案内部と
退避部を含む部分の全長を短くすることができ、よりコ
ンパクトに構成することができる。
【0037】また、このような発明において、案内部を
直線状に設けるようにしたので、案内部に装填されてい
る消耗品が屈曲部分で詰まることを防止することができ
る。
【0038】更に、消耗品を装填するための空間を確保
する位置に押圧部材を固定する固定手段を設けるように
したので、この空間を確保した状態でより簡単に消耗品
を装填することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す綴込装置の中央断
面図。
【図2】図1におけるA−A’端面図。
【図3】同実施の形態におけるカートリッジの側面断面
【図4】同実施の形態における、カートリッジに装填さ
れるキャップの正面図、側面図、平面図。
【図5】同実施の形態におけるハンドル部材を押下した
状態図。
【図6】同実施の形態におけるハンドル部材を完全に押
下した場合の状態図
【図7】同実施の形態における、穿孔部材および用紙の
綴込に関する状態説明図。
【図8】同実施の形態における消耗品の外観図。
【符号の説明】
A・・・綴込装置 1・・・ベース部材 2・・・ハンドル部材 3・・・カートリッジ 4・・・消耗品 5・・・紙葉類(用紙) 12・・・変形台 13・・・紙受台 16・・・打出部材(穿孔部材) 30・・・案内部 31a・・・開口部 32・・・押圧部材(コイルスプリング) 32a・・・押圧部材(押圧片) 32b・・・固定手段(突出片) 32c・・・固定手段(凹部) 33・・・退避部 38・・・固定手段(突起部)
フロントページの続き (72)発明者 古川 勝章 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 (72)発明者 湯本 将彦 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類を綴じるための消耗品を案内する案
    内部と、当該案内部に案内された消耗品を開口部に向け
    て押圧する押圧部材と、当該押圧部材によって押圧され
    た消耗品を紙葉類に打ち出す打出部材とを設けた綴込装
    置において、前記押圧部材の一端側を前記案内部から屈
    曲させた退避部に取り付けたことを特徴とする綴込装
    置。
  2. 【請求項2】紙葉類を固定するための消耗品を打ち出す
    ためのハンドル部材および当該打ち出された消耗品を変
    形させるための変形台を備えたベース部材とを備え、前
    記消耗品を案内する案内部および当該案内された消耗品
    を開口部に向けて押圧する押圧部材を備えたカートリッ
    ジを具備してなる綴込装置において、前記押圧部材の一
    端側を前記案内部から屈曲させた退避部に取り付けたこ
    とを特徴とする綴込装置。
  3. 【請求項3】前記退避部が、前記案内部から折り返して
    設けられた退避部であることを特徴とする請求項1また
    は2の綴込装置。
  4. 【請求項4】前記案内部を直線状に設けたことを特徴と
    する請求項1、2、3に記載の綴込装置。
  5. 【請求項5】前記消耗品を装填するための空間を確保す
    る位置に前記押圧部材を固定する固定手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1、2、3、4に記載の綴込装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104972783A (zh) * 2015-06-16 2015-10-14 朱红 一种具有印章功能的无针订书机
CN114055980A (zh) * 2021-11-16 2022-02-18 河北汇金集团股份有限公司 管铆式装订机
CN114055979A (zh) * 2021-11-16 2022-02-18 河北汇金集团股份有限公司 管铆式装订机用复合驱动装置

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