JP2002187124A - 繊維補強コンクリ−トの製造方法 - Google Patents

繊維補強コンクリ−トの製造方法

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和直 横田
Shuichi Okamoto
修一 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補強用繊維の損傷を防止し、且つ、繊維補強
コンクリ−トの製造にかかる工期及び施工費用を低減さ
せることを可能とした繊維補強コンクリ−トの製造方法
を提供する。 【解決方法】 表面に凹凸が形成され、且つ表面に界面
活性剤が付着されたポリプロピレン繊維チップ2を、コ
ンクリ−トプラントで混練された生コンクリ−ト3とと
もに、生コンクリ−ト3を運搬するためのアジテ−タ車
6のドラム7に投入し、運搬中にドラム7で行われる低
速回転によって、生コンクリ−ト3へポリプロピレン繊
維チップ2を均一に混入させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引張強度や曲げ強
度を補強するために、コンクリ−トに補強用繊維を混入
してなる繊維補強コンクリ−トの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、コンクリ−トに引張強度や曲げ強
度を補強するために、金属繊維や鉱物繊維、及び合成繊
維等の補強用繊維をコンクリ−トに混入してなる繊維補
強コンクリ−トが周知であり、その製造方法として次の
2つの方法が知られている。まず、第1の方法として、
コンクリ−トプラントで製造する方法であって、ミキサ
にコンクリ−ト材料とともに補強用繊維を投入して混練
するか、或いは、生コンクリ−トの混練終了後に補強用
繊維を投入して混練することで、繊維補強コンクリ−ト
を製造する方法である。
【0003】次に、第2の方法として、コンクリ−ト打
設現場で製造する方法であって、コンクリ−トプラント
で製造された生コンクリ−トをアジテ−タ車(生コン
車)でコンクリ−ト打設現場まで運搬し、該打設現場に
おいて、生コンクリ−トを積載したアジテ−タ車(生コ
ン車)のドラムに補強用繊維を投入する。その後、アジ
テ−タ車(生コン車)のドラムを高速回転させ、生コン
クリ−トと補強用繊維とを混練することで、繊維補強コ
ンクリ−トを製造する方法である。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、前述の
第1及び第2の方法には次のような問題点があった。ま
ず、第1の方法においては、コンクリ−トプラントにお
けるミキサで補強用繊維の混入作業を行うため、繊維補
強コンクリ−トの製造後には、ミキサ内に補強用繊維が
残留してしまう。よって、他の配合のコンクリ−トと混
在してしまわないように、コンクリ−トプラントを繊維
補強コンクリ−ト製造用の専用にしなければならず、施
工効率及び施工費用の面で問題があった。また、コンク
リ−トプラントにおける大型のミキサで補強用繊維の混
練が行われるため、混練中に補強用繊維が折れ曲がった
り、破断したりするといった損傷が生じてしまう恐れが
ある。よって、形成した繊維補強コンクリ−ト構造物の
強度に影響を及ぼす危険性があった。
【0005】次に、第2の方法においては、アジテ−タ
車(生コン車)のドラム内で補強用繊維の混入作業を行
うため、専用のコンクリ−トプラントにする必要がない
が、打設現場での補強用繊維投入のための仮設設備が必
要となり、施工費用が高騰してしまう。また、短時間で
攪拌できるように、ドラムを高速回転させるため、アジ
テ−タ車(生コン車)の損耗が生じるばかりでなく、騒
音問題が発生する恐れがある。さらに、ドラムへの補強
用繊維投入から混練完了までの時間として、一般的に3
〜5分必要であり、コンクリ−トの大量打設を行う場合
には、施工効率が良好ではなかった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、補強用繊維の損傷を防止し、且つ、繊維補強コ
ンクリ−ト製造のための工期及び施工費用を低減させる
ことを可能とした繊維補強コンクリ−トを提供すること
を課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、請求項1に係る発明は、コンクリ−トの引張
強度や曲げ強度を補強するために、前記コンクリ−トに
補強用繊維を混入してなる繊維補強コンクリ−トの製造
方法であって、表面に凹凸が形成され且つ前記表面に界
面活性剤が付着された前記補強用繊維を、予めコンクリ
−トプラントにおいて混練された生コンクリ−トととも
に、前記生コンクリ−トを運搬するためのアジテ−タ車
のドラムに投入し、当該ドラムで前記生コンクリ−トの
運搬中に行われる低速回転によって、前記生コンクリ−
トに前記補強用繊維を均一に混入させることを特徴とす
る繊維補強コンクリ−トの製造方法としている。
【0008】請求項1に係る発明において、予めコンク
リ−トプラントで混練された生コンクリ−トとともに補
強用繊維を運搬用のアジテ−タ車に投入し、生コンクリ
−トの運搬中にアジテ−タ車のドラムで通常に行われて
いる低速回転によって、生コンクリ−トと補強用繊維と
を混入させて繊維補強コンクリ−トを形成するという製
造方法としたことによって、アジテ−タ車のドラム内で
生コンクリ−トへの補強用繊維の混入が行われるため、
専用のコンクリ−トプラントにする必要がなくなる。ま
た、コンクリ−ト打設現場での補強用繊維投入用の仮設
設備も不要となる。よって、施工費用を削減することが
可能となる。
【0009】また、アジテ−タ車のドラムにおける低速
回転を利用して混入することによって、補強用繊維の損
傷を防止するのみならず、高速回転によるアジテ−タ車
の損耗及び騒音問題の発生を抑制するために有効とな
る。さらに、生コンクリ−トを打設現場までの運搬中
に、生コンクリ−トと補強用繊維との混入を行えるた
め、工事のタイムサイクルを短縮させることが可能とな
る。
【0010】さらに、コンクリ−トを補強するための補
強用繊維の表面に凹凸を形成したことによって、補強用
繊維表面の生コンクリ−トに対する付着力を向上させ
る。また、補強用繊維の表面に界面活性剤を付着させた
ことによって、補強用繊維表面と生コンクリ−トとの付
着力をさらに向上させるのみならず、補強用繊維どうし
が絡まった状態のファイバ−ボ−ル(塊)の発生を防止
する。よって、補強用繊維の生コンクリ−トへの分散性
を向上させるため、短時間の低速回転であっても、生コ
ンクリ−ト中に均一に補強用繊維を混入させることが可
能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の繊維補強
コンクリ−トの製造方法を説明する図である。本実施の
形態における繊維補強コンクリ−ト1は、生コンクリ−
ト3に、補強用繊維として、ポリプロピレン繊維を混入
することによって製造される。ポリプロピレン繊維に
は、エンボス加工によって表面に凹凸が形成され、その
後、アルキル脂肪酸塩やアルキル硫酸エステル塩、及び
ベンゼンスルホン酸塩等の界面活性剤が付着されること
で親水処理が施される。さらに、ポリプロピレン繊維に
は、引張強度を向上させるために、熱風オ−ブン式や熱
ロ−ル式、或いは熱板接触式等の熱延伸が施されている
が、この熱延伸工程は、表面形状の維持のため、前述の
エンボス加工及び親水処理加工の以前に行われる方が望
ましい。
【0012】本実施の形態においては、前述の処理が施
された長尺のポリプロピレン繊維を、任意の引張力を付
与しつつ標準繊維長さおよそ30mm程度に切断した短
尺のポリプロピレン繊維チップ2(例えば、荻原工業
(株)製のバルチップM)を使用している。このとき、
長尺のポリプロピレン繊維を切断する際に、任意の引張
力を付与しつつ切断したことによって、切断後、短尺の
ポリプロピレン繊維チップ2には、引張力に抗する弾性
収縮力が付与されている。
【0013】ここで、本発明における繊維補強コンクリ
−ト1の製造方法では、まず、図1(a)に示すよう
に、コンクリ−トプラント(コンクリ−ト製造工場)に
おけるミキサ4で、任意の配合のセメント、水、砂、砂
利を混練して生コンクリ−ト3を形成する。この生コン
クリ−ト3は、コンクリ−トプラントにおける最終受け
ホッパ5よりアジテ−タ車6のドラム7に投入される。
この際、最終受けホッパ5内の生コンクリ−ト3の上面
中央に、ポリプロピレン繊維チップ2の集合体を乗せ、
生コンクリ−ト3とともにドラム7に投入するようにす
る。ここで、最終受けホッパ5は、下部から上部に向け
てテ−パ形状をしており、生コンクリ−ト3は上面中央
を凹ませる状態で落下していく。このため、生コンクリ
−ト3の上面中央に乗せたポリプロピレン繊維チップ2
の集合体は、生コンクリ−ト3に包まれるようにドラム
7に落下していくため、最終受けホッパ5へのポリプロ
ピレン繊維チップの付着を防止している。
【0014】次に、アジテ−タ車(生コン車)6は、ド
ラム7に投入された生コンクリ−ト3とポリプロピレン
繊維チップ2を、コンクリ−ト打設現場まで運搬する。
このとき、一般的に、図1(b)に示すように、生コン
クリ−ト3の材料分離を防止するために、ドラム7を低
速回転させて生コンクリ−ト3を攪拌させながら運搬を
行う。ここで、ドラム7に生コンクリ−ト3とともに、
ポリプロピレン繊維チップ2が投入されているため、ド
ラム7の低速回転によって、生コンクリ−ト3へのポリ
プロピレン繊維チップ2の混入が行われる。
【0015】ここで、配合設計上生コンクリ−ト3中へ
の繊維混入率Vfが0.5重量%であることが望ましい
場合は、アジテ−タ車(生コン車)6による低速回転を
15分間以上行うことで、配合設計上望ましい繊維混入
率Vfが得られる。よって、この場合、少なくとも15
分間以上低速回転させる必要があり、コンクリ−トプラ
ントからコンクリ−ト打設現場までの走行時間が15分
以下である場合には、コンクリ−トプラント或いは、コ
ンクリ−ト打設現場等において、その不足時間を低速回
転させる必要がある。ここで、本実施の形態において
は、望ましい繊維混入率Vfを0.5重量%としたが、
繊維混入率Vfはこれに限らず、例えば、コンクリ−ト
構造物の施工目的等によって変更可能であり、各々に最
適な繊維混入率Vfとなるように低速回転を行う。
【0016】その後、図1(c)に示すように、コンク
リ−ト打設現場に到着後、15分以上の低速回転を行っ
た後のアジテ−タ車(生コン車)6からは、均一にポリ
プロピレン繊維チップ2が混入された繊維補強コンクリ
−ト1を供給することが可能となる。そして、該繊維補
強コンクリ−ト1が硬化すると、弾性収縮力で補強され
たポリプロピレン繊維チップ2を含有する繊維補強コン
クリ−ト1の構造物が完成する。この繊維補強コンクリ
−ト1からなる構造物は、大きな引張外力や曲げ外力が
加わってもコンクリ−トの靱性を保持することができる
ため、ひび割れや剥離崩壊を生じない優れた性能を有し
ている。このため、トンネルやダム施設等の大型土木構
造物に適用することが可能である。
【0017】このような繊維補強コンクリ−ト1の製造
方法において、生コンクリ−ト3をコンクリ−ト打設現
場等へ運搬するためのアジテ−タ車(生コン車)6に、
コンクリ−トプラントで混練させた生コンクリ−ト3と
ともに合成繊維を投入し、コンクリ−ト材料の分離防止
のための低速回転を利用して、生コンクリ−ト3への合
成繊維の混入を行ったことによって、繊維補強コンクリ
−ト製造用に専用のコンクリ−トプラントを設ける必要
がなくなる。また、コンクリ−ト打設現場においても合
成繊維投入用の仮設設備が不要となる。よって、繊維補
強コンクリ−ト1の製造にかかる施工費用を大幅に削減
させることが可能となる。
【0018】また、アジテ−タ車(生コン車)6のドラ
ム7における低速回転を利用して生コンクリ−ト3に合
成繊維を混入することによって、合成繊維への損傷を防
止することができる。さらに、高速回転によるアジテ−
タ車(生コン車)6の損耗を抑制し、且つ騒音問題の発
生を防止することができる。さらに、生コンクリ−ト3
を打設現場へ運搬中に、生コンクリ−ト3への合成繊維
の混入を可能としたことによって、繊維補強コンクリ−
ト1の製造にかかる施工効率を向上させるとともに、工
期を低減させることが可能となる。ここで、コンクリ−
トプラントからコンクリ−ト打設現場までの走行時間
が、計画の配合通りの繊維混入率(Vf)に達する時間
以上であれば、コンクリ−ト打設現場に到着後、直ぐさ
ま繊維補強コンクリ−ト1の打設が行えるため、工事の
施工時間を大幅に削減させることが可能となる。
【0019】さらに、合成繊維の表面にエンボス加工を
施して、凹凸を形成したことによって、合成繊維表面の
生コンクリ−ト3に対する付着力を向上させることがで
きる。さらに、合成繊維表面に界面活性剤を付着させた
ことによって、合成繊維表面の生コンクリ−ト3に対す
る付着力を向上させるのみならず、合成繊維どうしが絡
まった状態のファイバ−ボ−ル(塊)の発生を防止する
ことができる。よって、合成繊維の生コンクリ−ト3へ
の分散性を良好にし、アジテ−タ車(生コン車)6のド
ラム7における短時間の低速回転であっても、生コンク
リ−ト3に合成繊維を均一に混入させることが可能とな
る。また、合成繊維の生コンクリ−ト3への付着力を向
上させたことによって、強度及び靱性を大幅に向上させ
た繊維補強コンクリ−ト1を製造することが可能とな
る。
【0020】さらに、生コンクリ−ト3に合成繊維を均
一に混入させることを可能としたことによって、配合設
計上予想通りの強度を有する繊維補強コンクリ−ト1の
構造物を得ることができる。よって、合成繊維の混入率
を変えるだけで、コンクリ−ト構造物の施工目的に最適
な繊維補強コンクリ−ト1を容易に製造することができ
る。
【0021】ここで、本実施の形態において、補強用繊
維としてポリプロピレン繊維チップ2を使用したが、繊
維表面に凹凸が形成されており、且つ、表面に界面活性
剤が付着されているのであれば、本実施の形態に限ら
ず、例えば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリビニ
ルアルコ−ル、ナイロン、アラミド等の合成繊維、その
他金属繊維や鉱物繊維でも構わない。
【0022】また、本発明における繊維補強コンクリ−
ト1は、現場で構築されるトンネルやダム等の建造物ば
かりでなく、工場で製造されるヒュ−ム管、溝蓋、U字
溝、耐火炉材等のコンクリ−ト二次製品にも適用でき
る。さらに、アジテ−タ車(生コン車)6へ合成繊維を
投入する際、最終受けホッパ5から落下させる生コンク
リ−ト3の中央上面に載置させて、生コンクリ−ト3と
ともに投入したが、合成繊維の投入方法はこれに限ら
ず、最終受けホッパ5に合成繊維が付着しないような方
法であれば、生コンクリ−ト3を投入した後に、アジテ
−タ車6のドラム7に合成繊維を直接投入する等その他
の投入方法であっても構わない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によると、アジテ−タ車のドラム内で補強用繊維の
混入が行われるため、繊維補強コンクリ−ト製造用に専
用のコンクリ−トプラントを設ける必要がなくなる。ま
た、打設現場において、補強用繊維投入用の仮設設備も
不要となる。よって、施工費用を削減させることが可能
となる。
【0024】また、アジテ−タ車のドラムにおける低速
回転を利用して混入することによって、補強用繊維への
損傷を防止することができる。さらに、コンクリ−トを
打設現場へ運搬中に、生コンクリ−トと補強用繊維との
混入を可能としたため、施工効率を向上させるととも
に、工期を低減させることが可能となる。
【0025】さらに、コンクリ−トを補強するための補
強用繊維の表面に凹凸を形成したことによって、生コン
クリ−トに対する付着力を向上させる。また、補強用繊
維の表面に界面活性剤を付着させたことによって、補強
用繊維表面と生コンクリ−トとの付着力をさらに向上さ
せるのみならず、補強用繊維どうしが絡まった状態のフ
ァイバ−ボ−ル(塊)の発生を防止する。よって、補強
用繊維の生コンクリ−トへの分散性を向上させる。この
ため、アジテ−タ車のドラムにおける短時間の低速回転
であっても、生コンクリ−トと補強用繊維とを均一に混
入させることが可能となるため、施工効率を向上させる
ことが可能となる。
【0026】すなわち、補強用繊維への損傷を防止し、
且つ、繊維補強コンクリ−ト製造のための工期及び施工
費用を低減させることを可能とした繊維補強コンクリ−
トの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における繊維補強コンクリ−トの製造方
法を説明する図である。
【符号の説明】
1 繊維補強コンクリ−ト 2 ポリプロピレン繊維チップ 3 生コンクリ−ト 4 ミキサ 5 最終受けホッパ 6 アジテ−タ車(生コン車) 7 ドラム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリ−トの引張強度や曲げ強度を補
    強するために、前記コンクリ−トに補強用繊維を混入し
    てなる繊維補強コンクリ−トの製造方法であって、 表面に凹凸が形成され且つ前記表面に界面活性剤が付着
    された前記補強用繊維を、予めコンクリ−トプラントに
    おいて混練された生コンクリ−トとともに、前記生コン
    クリ−トを運搬するためのアジテ−タ車のドラムに投入
    し、当該ドラムで前記生コンクリ−トの運搬中に行われ
    る低速回転によって、前記生コンクリ−トに前記補強用
    繊維を均一に混入させることを特徴とする繊維補強コン
    クリ−トの製造方法。
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