JP2002185573A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2002185573A
JP2002185573A JP2000383114A JP2000383114A JP2002185573A JP 2002185573 A JP2002185573 A JP 2002185573A JP 2000383114 A JP2000383114 A JP 2000383114A JP 2000383114 A JP2000383114 A JP 2000383114A JP 2002185573 A JP2002185573 A JP 2002185573A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通話時に、通話者双方で自由に音量を調整でき
る、高品質な背景音を共有する通信装置を提供する 【解決手段】背景音を送信する側は、送話部27におい
て生成される送話音声符号化データD3と背景音記憶部
25から出力される背景音符号化データD4を多重部2
3において多重化して送信する。これと同時に背景音符
号化データD4を背景音再生部24で再生し、再生した
背景音信号D8は、受話部26において受話音声と重ね
られて受話器から出力される。背景音を受信する側は、
多重分離部22において、受信多重化データD1を受話
音声符号化データD7と背景音符号化データD6とに多
重分離する。D7とD6は、受話部26、背景音再生部
24においてそれぞれ復号化され、受話部26におい
て、受話音声と背景音とが重ねられた音が受話器から出
力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、携帯電話機やPHSなど
デジタル通信回線を通信路として音声を送受信するため
の通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯電話やPHSなどのデジタル通
信回線を用いて日常的な通話が行われているが、電話機
から聞こえるのは互いの通話音声のみである。通話音声
のみによる会話ではどうしても会話内容が事務的になり
易い。雰囲気のある会話を実現するために、通話音声と
背景音とを重ねて電話で送信することで、背景音を通話
者間で共有するための発明がこれまでに幾つかなされて
きた。
【0003】例えば、特開平11−191796には、
音声と背景音のアナログ波形を重ね合わせて送信する方
法が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、背景音の音量レベルや背景音そのものが受信者に
とって好ましいものでない場合に、受信側で背景音の音
量を調整したり、背景音だけを中止することができな
い。よって送信側は背景音の音量をどの値に設定すれば
よいか判断に迷うという問題があった。また背景音を送
るか送らないかの決定権は常に送信側にあるために、受
信側で最初から背景音の受信を拒絶することができない
という問題があった。
【0005】また、通常の電話機では伝送される信号が
帯域制限されているために、背景音信号も帯域制限され
ることにより音質が劣化する問題があった。
【0006】また、これまでの発明を従来の携帯電話機
によって実現する場合、背景音送信側では通話音声と背
景音とが重ね合わせられたアナログ波形を音声符号化し
て送信する必要があり、背景音受信側では前記音声符号
化データを音声復号化して再生する必要がある。携帯電
話機に採用されている音声符号化方式は、音声特有の性
質を利用して圧縮効果を高めているため、背景音のよう
な音声以外の符号化には適していない。従って従来の携
帯電話機により、従来の背景音を共有するための発明を
実現する場合、背景音の品質が損なわれてしまうという
問題があった。
【0007】本発明の目的は、上記の事情により鑑みな
されるものであり、通話中の会話を楽しくし、雰囲気を
盛り上げるための通信装置を提供しようとするものであ
る。また従来の技術では実現できなかった、双方の装置
で背景音の音量を独立に調整する手段を提供し、なおか
つ背景音の品質の向上を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の通信装置では、背景音送信部が、送話器か
らの送話音声を符号化したデータと背景音の符号化デー
タとをデジタル多重化して送信する手段を備えることを
特徴とする。このような特徴により、音声と背景音は符
号化されたままでデジタル多重データとして送信される
ため、通話音声と背景音の品質が損なわれない。
【0009】さらに、本発明の通信装置では、背景音送
信側が前記背景音の符号化データを復号化して音量を制
御して受話音に重ねる手段を備える。これにより、背景
音送信側では、送信した背景音と受話音声とを重ねた音
を聞くことができるため、通話相手と同じ背景音を聞く
ことができる。また送信する背景音データは符号化デー
タのみであるため、送信側で背景音を好ましい音量に調
整しても、受信側の背景音の音量には影響しない。した
がって送信側では受信側の音環境を意識せずに、背景音
の音量を自身の環境に適したレベルに調整することがで
きる。
【0010】また、本発明の通信装置では、音声と背景
音が多重化されたデータを受信し、この多重化データか
ら複数の音データを抽出し、該音データを別々に復号化
し、音量を制御し、加算して一つの音として出力する手
段を備える。これにより、受信側では音声符号化データ
と背景音符号化データとを独立に復号化することが可能
であるため、受話音声と背景音の品質が損なわれること
なく重ねられて、受話器から聞くことができる。また背
景音と受話音声とを独立に音量制御するため、受信側で
は背景音を好みの音量に調整することができる。
【0011】さらに、本発明の通信装置では、背景音を
送信する側から背景音を受信する側に対して、受信側が
音声と背景音を独立に復号化する手段を備えるか否かを
判別することを特徴としている。そして受信側が前記手
段を備える場合には背景音を多重化して送信し、受信側
が前記手段を備えない場合には背景音を多重化せずに音
声符号化データのみを送ることを特徴としている。この
ような特徴により、受信端末側が音声と背景音の多重分
離手段を備えていない場合に、送話音声と背景音とを多
重化したデータを送ってしまうことで、受信側で正しく
再生できない問題を回避することが可能である。
【0012】また、本発明の通信装置では、背景音を受
信する側が背景音を送信する側に対して、受信側に背景
音を送信することの拒否、あるいは現在送信されている
背景音の送信の中止を要求することを特徴としている。
この特徴により、受信端末側で背景音を必要としない場
合に、受信側の主導により背景音を中止することが可能
となるので、不要な背景音を再生することを防ぐことが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【0014】図13は、本発明の実施形態1における背
景音送信用の通信装置である携帯電話機(以降、背景音
送信端末と記す)の構成を示すブロック図である。図7
は、本発明の実施形態1における背景音受信用の通信装
置である携帯電話機(以降、背景音受信端末と記す)の
構成を示すブロック図である。図13および図7で示す
携帯電話機は、デジタル無線回線を通信路とし、図13
は通話音声符号化データと背景音符号化データを多重化
したデータを送信、図7は前記多重化データを受信でき
る通信装置である。
【0015】本実施形態1の携帯電話機は、通常の音声
のみによる会話を行うための通常モード、背景音送受信
のための手続きを行う制御モード、背景音を送信するた
めの背景音送信モード、および背景音を受信するための
受信モードとのいずれかのモードで動作する。すなわ
ち、通常の会話を行っている状態である通話モードか
ら、背景音送信端末が背景音送信モード、背景音受信端
末が背景音受信モードとなり、背景音送信端末から背景
音受信端末に対して背景音と音声を多重化したデータが
送信される。逆方向で背景音は送信されない。これらの
動作モードの流れについては後で詳しく述べる。
【0016】次に背景音送信端末の背景音送信モード、
および背景音受信端末の背景音受信モードにおける動作
について詳細を説明する。
【0017】まず図13を参照して、背景音送信端末の
背景音送信モードにおける詳細な動作を説明する。図1
3において、20aは伝送路インタフェース部、21aは
制御部、23aは多重部、25は背景音記憶部、26aは
受話部、27は送話部、28は通信制御部である。この
ように構成される背景音送信装置について、その機能、
動作等を説明する。
【0018】送話部27では送話者の音声が入力され、
デジタル的に音声符号化された後、音声符号化データD
3を出力する。一方、背景音記憶部25では送信する背
景音が選択され、背景音符号化データD4を出力する。
音声符号化データD3と背景音符号化データD4は多重
部23aに入力される。多重部23aでは、D3とD4が
デジタル多重化された後、多重データD2を出力する。
伝送路インタフェース部20aでは、多重データD2を
入力し、無線伝送路に出力するとともに、受信したデー
タD7を出力して受話部26へ入力し、受話音声を再生
させる。伝送路インタフェース部20aでは、これらの
機能に加え、通信制御信号を抽出して通信制御部28a
に入力し、後に示す通信チャネル確立のためのプロトコ
ルの処理を行う。制御部21aは上記の動作を実現する
よう、制御信号を出力する。制御信号の詳細については
後に詳しく述べる。
【0019】背景音記憶部25は、多数の背景音符号化
データを保持し、使用者の選択に応じて背景音符号化デ
ータD4を出力する。背景音記憶部25の詳細な構成お
よび動作を、図2を参照して説明する。図2は背景音記
憶部25の詳細な構成を示している。図2には、背景音
符号化データの保持手段として、内部メモリ1、外部メ
モリ2、外部音入力端子3を例として示している。これ
らの背景音符号化データの保持手段で保持される背景音
の符号化方式としては、MIDIや着メロ、PCM、MPEG1 Aud
ioなどが挙げられるが、本発明では特に限定しない。外
部音入力端子3は、CDやMD、パソコンなどが保持する符
号化データを背景音符号化データとして取り込むための
端子である。背景音選択回路4では、制御部21aから
の制御信号に従い、上記の背景音符号化データ保持手段
の一つを選択して、背景音符号化データD4を出力す
る。
【0020】受話部26aは、通話相手の受話音声符号
化データD7を復号化し、受話器から受話音声を出力す
る。受話部26aの詳細な構成および動作を、図3を参
照して説明する。図3は受話部26aの詳細な構成を示
している。受話部26aに入力される受話音声符号化デ
ータD7は、音声復号化器15で復号化され、DA変換
器15aによってアナログ信号に変換され、増幅回路1
4で増幅され、受話器13から受話音声が出力される。
増幅回路14における利得は、制御部21からの制御信
号によって設定される。
【0021】送話部27は、送話器に入力される使用者
の送話音声を音声符号化し、音声符号化データD3を出
力する。送話部27の詳細な構成および動作を、図4を
参照して説明する。図4は送話部27の詳細な構成を示
している。使用者が発する音声は送話器5において電気
信号に変換され、増幅部6で増幅される。増幅部6にお
ける利得は、制御部21aからの制御信号により設定さ
れる。増幅部6で増幅された音声信号は、AD変換器7a
でデジタル信号に変換され、音声符号化器7において音
声符号化される。音声符号化器7における音声符号化方
式としては、ITU-T(International Telecommunication
Union - Telecommunication standardization sector)
で定められるG.723.1やG.729などが挙げられるが、本発
明では特に限定しない。音声符号化器7が出力する音声
符号化データはD3として送話部27から出力される。
【0022】多重部23aは、音声符号化データD3と
背景音符号化データD4をデジタル多重化し、多重化デ
ータD2を出力する。多重部23aの構成を、図5を参
照して説明する。図5は多重部23aの概念的な構成を
示している。図5における制御部は、後述する多重化テ
ーブルなどの情報に従い、データの入力元をD3,D
4,プロトコル信号生成部のいずれかへ切り替える。図
5におけるプロトコル信号生成部は、後述するシーケン
ス番号やCRC,ヘッダ部などのプロトコル信号を生成す
る。
【0023】多重部23aにおける処理の詳細を、図6
を参照して説明する。図6は多重部23aにおけるデー
タの流れを概念的に示している。図6では、デジタル多
重化方式として、ITU-T H.223を用いたときの一例を示
している。以下の説明では、H.223に記されるシンボル
名をそのまま引用する。
【0024】多重部23aに入力される音声符号化デー
タD3は、AL2-SDU(82)と呼ばれるパケットで受けら
れる。AL2-SDUは論理チャネルで音声やオーディオデー
タを送るためのパケットであり、通常、AL2-SDUは一つ
のフレームデータである。このAL2-SDUにシーケンス番
号(81)とCRC(Cyclic Redundancy Check)の検査ビ
ット(83)が付加されて、AL2-PDU(87)と呼ばれ
るパケットで受けられる。同様に、多重部23aに入力
される背景音符号化データD4はAL2-SDU(85)として
受けられ、このAL2-SDUにシーケンス番号(84)とCRC
の検査ビット(86)が付加され、AL2-PDU(88)で
受けられる。次に、AL2-PDU(87)はMUX-SDU(90)
と呼ばれるパケットで、AL2-PDU(88)はMUX-SDU(9
1)でそれぞれ受けられる。MUX-SDU(90)は分割さ
れずに、ヘッダ部(89)が先頭に付加されてMUX-PDU
(94)として受けられる。同様に、MUX-SDU(92)
は分割されずに、ヘッダ部(91)が先頭に付加されて
MUX-PDU(96)として受けられる。通常、H.223では音
声データは分割不可能なAL2-SDUとして受けるため、前
記MUX-SDUは分割されない。ヘッダ部89およびヘッダ
部91には、制御部21aが発する多重化制御信号によ
って送られるH.223多重化テーブルの番号が含まれてい
る。H.223多重化テーブルには、MUX-PDUに音声符号化デ
ータが何バイト、背景音符号化データが何バイト含まれ
ているか、というような多重化に関する情報が含まれて
いる。MUX-PDU(94)およびMUX-PDU(96)は、図6
に示すように、同期フラグ93、95、97に挟まれる
ような形で、多重化データD2として出力される。同期
フラグは、後述する多重分離化の際にMUX-PDUの先頭と
末尾の位置を同定するための特定のビットパターンデー
タである。
【0025】以上のような構成の背景音送信端末の、背
景音送信モードにおいて背景音を送信する流れを、図1
3を参照してまとめる。通信制御部28aにおいて、後
述する背景音送受信のための通信チャネルが確立された
後、送話部27から出力される送話音声符号化データD
3と、背景音記憶部25から出力される背景音符号化デ
ータD4とが多重部23aに入力され、送話音声と背景
音の多重化データD2が伝送路インタフェース部20a
において変調され、相手端末へ送信される。一方、伝送
路インタフェース部20aにおいて復調された受話音声
符号化データD7は、受話部26aにおいて復号化およ
び増幅されて、受話音として出力される。
【0026】以上に述べたように、本発明の実施形態1
における背景音送信端末では、送話音声と背景音とはそ
れぞれ独立に符号化されたデジタルデータとして多重化
されて送信されるため、送話音声と背景音の品質の劣化
が生じず、より雰囲気のある会話を楽しむことができ
る。
【0027】次に図7を参照して、背景音受信端末の背
景音受信モードにおける詳細な動作を説明する。図7に
おいて、20bは伝送路インタフェース部、21bは制御
部、22bは多重部、24bは背景音再生部、26は受話
部、27は送話部、28bは通信制御部である。このよ
うに構成される背景音受信装置について、その機能、動
作等を説明する。なお送話部27は、前記背景音送信端
末における送話部27(図4)と同じ機能を持つため、
説明を省略する。
【0028】伝送路インタフェース部20bでは、受信
した多重化データD1を出力するとともに、送話部27
で生成された送話音声符号化データを無線伝送路に出力
する。伝送路インタフェース部20bでは、これらの機
能に加え、通信制御信号を抽出して通信制御部28bに
入力し、後に示す通信チャネル確立のためのプロトコル
の処理を行う。制御部21bは上記の動作を実現するよ
う、制御信号を出力する。制御信号の詳細については後
に詳しく述べる。多重分離部22bでは、多重化データ
D1を多重分離して、受話音声符号化データD7と背景
音符号化データD6を出力する。D6は背景音再生部2
4bに入力されて復号化され、背景音再生信号D8が出
力され、受話部26へ入力される。受話部26では、受
話音声符号化データD7を復号化し、背景音信号D8と
重ねた後、受話器から音が出力される。
【0029】多重分離部22bは、受信した多重化デー
タD1を、受話音声符号化データD7と背景音符号化デ
ータD6とに分離し、それぞれを出力する。多重分離部
22bの構成を、図8を参照して説明する。図8は多重
部22bの概念的な構成を示している。図8におけるプ
ロトコル信号解析部は、後述するシーケンス番号やCR
C,ヘッダ部などのプロトコル信号を読み取り、制御部
に送る。図8における制御部は、プロトコル信号解析部
から送られるヘッダ情報や多重化テーブルなどの情報に
従い、データの出力先を、D7,D6,プロトコル信号
解析部に切り替える。
【0030】多重分離部22bにおける処理の詳細を、
図9を参照して説明する。図9は多重分離部22bにお
けるデータの流れを概念的に示している。図9では、デ
ジタル多重化方式として図6と同様、ITU-T H.223を用
いたときの一例を示している。以下の説明では、H.223
に記されるシンボル名をそのまま引用する。
【0031】多重分離部22bへ入力される多重化デー
タD1は、図9に示すように、同期フラグ113、11
5、117にMUX-PDU(114および116)が挟まれ
る形となっている。同期フラグは特定のビットパターン
データであり、H.223では"01111110"と規定されてい
る。多重分離部では、入力されるデータD1に対し常に
同期フラグパターンの検出を行い、MUX-PDUを抽出す
る。MUX-PDU(114)の先頭からヘッダ部109を読
み込み、ここに含まれる多重化テーブルエントリ番号を
参照してMUX-SDU(110)を抽出する。前述のように
H.223では通常、音声データは分割不可能な論理チャネ
ルによって送信されるので、一つのMUX-PDU(114)
から、ただ一つのMUX-SDU(110)が取り出される。M
UX-SDU(110)はAL2-PDU(107)に受けられ、シ
ーケンス番号(101)とAL2-SDU(102)とCRC検査
ビット(103)に分けられる。シーケンス番号(10
1)は、パケット損失の検出に用いられる。CRC検査ビ
ット(103)はAL2-PDU内の誤り検出に用いられる。
抽出されたAL2-SDU(102)は音声符号化データD7
として、CRC誤り検出情報とともに出力される。もし
もCRCにより誤りが検出された場合でも、抽出された音
声符号化データD6はそのまま出力される。CRCによる
誤り検出情報は受話部26において、誤り耐性を強化す
るために用いることも可能である。同様の処理を、MUX-
PDU(116)についても行い、抽出した背景音符号化
データD6が出力される。
【0032】また、使用者の意図により、背景音を再生
したくない場合には、制御部21bから送られる多重化
制御信号の指示により、分離した背景音符号化データD
6を破棄することができる。
【0033】背景音再生部24bの詳細な構成を図10
に示す。背景音再生部24bは、音源回路11、DA変
換器11a、増幅回路12で構成される。背景音再生部
24bに入力される背景音符号化データD6は、音源回
路11において復号化され、DA変換器11aにてアナ
ログ信号に変換されて、増幅回路12において増幅され
て、背景音信号データD8として出力される。増幅回路
12における増幅利得は、制御部21bから送られる音
量制御信号により設定される。
【0034】受話部26の詳細な構成を図11に示す。
受話部26は、上述の背景音送信装置の受話部26a
に、背景音信号D8の入力手段と加算手段16とを加え
た構成から成る。図11において、音声符号化器15、
DA変換器15a、増幅回路14、受話器13、入力音
声符号化データD7は図3の受話部26aと同じ機能を
持つため、図3と同じ番号を記している。D7が復号化
・増幅される過程は受話器26aと同様である。受話部2
6が持つ前述の受話部26aと異なる機能は、背景音信
号D8と、増幅回路14から出力される音声信号とが加
算手段16において重ねられ、受話器13から出力され
る点である。この機能により、背景音受信装置における
受話部26では、受話音声と背景音とを重ね合わせた音
が出力される。
【0035】以上のような構成の背景音受信装置におけ
る背景音受信の流れを、図7を参照してまとめると、通
信制御部28bにおいて、前述の、背景音送受信のため
の通信チャネルが確立される。この受信チャネルの確立
後、前述の背景音送信装置から送信される多重化信号
は、伝送路インタフェース部20bにおいて多重化デー
タD1に復調される。D1は多重分離部22bにおい
て、受話音声符号化データD7と、背景音符号化データ
D4とに多重分離される。D6は背景音再生部において
復号化および増幅されて、背景音信号D8が受話部26
に送られる。受話部26では、受話音声符号化データD
7が復号化および増幅され、背景音信号D8と重ねら
れ、受話音と背景音とが重ねられた音が出力される。一
方、送話部27が出力する送話音声符号化データD3は
そのまま伝送路インタフェース部20bに送られ、20b
で変調されて相手側に送信される。
【0036】上述のように、本発明の実施形態1におけ
る背景音受信端末では、受信した多重化データを受話音
声符号化データと背景音符号化データとに多重分離し、
受話音声と背景音とをそれぞれ独立に復号化および音量
調整する。音声と背景音とが別々に復号化されるため、
受話音声と背景音の品質の劣化が少ない。また、音声と
背景音とを別々に音量調整できるので、受信側で周囲の
環境に応じて背景音を好みの音量に調整することができ
る。また、受信側で背景音が不要な場合には、容易に背
景音符号化データを破棄できるので、不必要な背景音の
出力を防ぐことができる。
【0037】実施形態1の背景音送信端末と背景音受信
端末を用いて、互いに通話している状態から背景音を送
受信するまでの流れ、および背景音の送受信を中止して
通常の会話の状態に戻るまでの流れを、図12を参照し
て説明する。
【0038】背景音を共有する以前は、通話者双方の携
帯電話機の間に通常の通信チャネルが確立されており、
この通話チャネルを介して音声符号化データが送受信さ
れることで、通常の会話が行われている(S31)。こ
の状態を通常モードと呼ぶことにする。
【0039】次に背景音送信端末から背景音を送信する
ための手続き要求を、相手側である背景音受信端末に送
信する(S32)。この背景音送信要求メッセージの形
態は使用している携帯電話機の通信方式に依存する。す
なわち通常の音声チャネル以外に、通話者間で情報を送
受信できるチャネルを確保することができない場合に
は、通常の音声チャネルを通じて手続き要求を送信す
る。
【0040】一方、通常の音声チャネル以外に、通話者
間で情報をやり取りできるチャネルを確保できる場合に
は、音声チャネルとは別のチャネルを通じてメッセージ
を送信する。
【0041】本実施形態では前者の通信方式による一例
を説明する。本実施形態では、あるユニークな周波数パ
ターンの音響信号により、背景音受信要求メッセージS
31とこれに対する応答メッセージS32、および拒否
メッセージ(図示せず)を定義する。背景音送信端末
は、S31を音声符号化して、通常の音声チャネルへ送
信し、相手の端末からの応答メッセージS32を待つ。
背景音送信端末は、通常の音声チャネルからの音声符号
化データを復号化した後に、常に応答メッセージS32
と拒否メッセージとのマッチングをとり、S32を検出
すると、背景音受信要求が背景音受信端末で受け付けら
れたと判断し、自身は制御モードに入る。
【0042】もしも応答メッセージS32が受信されな
い場合の処理を説明する。ここでS32が受信されない
ときとは、拒否メッセージと受信したとき、S32
以外の信号(相手の音声等)を受信したとき、所定の
時間を過ぎたとき、のことを表す。もしも、S32が受
信されない場合には、再びS31を送信する。この再送
信を、S32を受信するまで所定の最大回数だけ行う。
S31の再送信を最大回数繰り返してもS32が受信さ
れない場合は、相手の端末が本実施形態の機能を備えて
いないと判断して背景音の送信を中止し、通常モードに
戻る。
【0043】また、上述した相手端末からのメッセージ
待ちの状態において、拒否メッセージの受信を検出した
場合には、背景音の送信を中止し通常モードに戻る。
【0044】一方、背景音受信端末は、通常の音声チャ
ネルからの音声符号化データを復号化した後に、常に背
景音受信要求メッセージS31とのマッチングをとり、
メッセージS31を検出すると、応答メッセージと定義
される音響信号S32(以下、単に応答メッセージと記
す)を音声符号化して背景音送信端末へ送信し、制御モ
ードに入る。
【0045】制御モードにおいては、通話音声符号化デ
ータと背景音符号化データの多重通信を行うために必要
な情報パラメータの設定S33を行う。このようなマル
チメディア多重通信のための制御プロトコルの標準とし
て例えば、ITU-T H.245がある。また、移動体通信のよ
うな伝送誤りの発生し易い通信環境を想定したマルチメ
ディア多重化プロトコルの標準として、ITU-T H.223が
ある。本実施形態の携帯電話機では、制御モードにおい
てH.245の定めるメッセージ交換により、H.223方式によ
る多重化通信のためのパラメータ設定S33を行う。S
33では、マスター・スレーブの決定、端末通信能力交
換、H.223多重化テーブルの交換、およびH.223論理チャ
ネルのオープンなどを、H.245メッセージ交換により行
う。H.223多重化テーブルとは、H.223多重化データの構
成に関する情報であり、H.223ではこの多重化テーブル
を参照して、複数の情報源からのデータの多重化および
多重分離化を行う。本実施形態では、論理チャネルは、
音声符号化データチャネル(片方向)、および背景音符
号化データチャネル(片方向)との二つが設定される。
【0046】制御モードにおける上述のメッセージ交換
S33により、背景音送信端末は、相手端末が本実施形
態の機能を備えているかどうかを判別することができ
る。よって相手端末が本実施形態の機能を備えていない
場合に背景音を多重化して送信してしまい、相手端末と
の通信が破綻してしまうことを防ぐことが可能となる。
また相手端末の受信能力を取得することができるため、
受信能力に応じて多重化パラメータを設定することが可
能である。
【0047】制御モードにおける、上述のメッセージ交
換S33が完了すると、背景音送信端末は背景音送信モ
ードに、背景音受信端末は背景音受信モードに入る。こ
の段階で背景音送信端末は音声符号化データと背景音符
号化データとの多重化データを送信することができる状
態S34となる。
【0048】背景音を送受信しながら通話している状態
S34から、背景音送受信を終了するための流れを説明
する。背景音送受信の終了の要求は、背景音送信端末と
背景音受信端末のどちらから発せられてもよい。以下で
は背景音送受信の終了要求を送る側の端末を終了要求端
末と記して説明する。ただし図12では、背景音送信端
末が終了要求端末である場合のメッセージの流れを示し
ている。
【0049】前述の背景音送受信を開始するときのメッ
セージS31などと同様、あるユニークな周波数パター
ンの音響信号により、終了要求メッセージS35とこれ
に対する応答メッセージS36とを定義する。双方の端
末は、受話音声符号化データを復号化した後、常に終了
要求メッセージS35とのマッチングをとり、メッセー
ジS35を検出できる状態で動作する。終了要求端末は
S35を、後述するように、送話部27において音声符
号化し、送話音声データとして送信し、相手端末からの
応答メッセージS36を待つ。すなわち終了要求端末
は、後述する方法により受話音声符号化データを復号化
した後に、常にS36とのマッチングをとり、S36を
検出できる状態に入る。一方、S35の受信を検出し
た、相手端末は、応答メッセージと定義される音響信号
S36を、後述する方法により音声符号化して終了要求
端末へ送信し、通常モードに入る。
【0050】終了要求端末がS36の受信を検出する
と、終了要求が背景音受信端末で受け付けられたと判断
し、自身は通話モードに入る。
【0051】上に述べた、背景音を送受信しながら通話
している状態S34から、背景音送受信を終了するため
の流れにおいて、メッセージS35は背景音受信端末か
ら送信してもよい。この場合、上述の背景音受信端末と
背景音送信端末の処理は逆転する。
【0052】上に述べたような流れにより、実施形態1
による携帯電話機では、通話しながら背景音データの送
受信を行うことができる。
【0053】図1は、本発明の実施形態2における背景
音送受信用の通信装置である携帯電話機の構成を示すブ
ロック図である。図1で示す携帯電話機は、実施形態1
の背景音送信装置の機能と背景音受信装置の機能を併せ
た構成を持ち、通話音声符号化データと背景音符号化デ
ータを多重化したデータを送受信できる通信装置であ
る。
【0054】実施形態2の携帯電話機2台を用いて、互
いに通話している状態から背景音を送受信するまでの流
れ、および背景音の送受信を中止して通常の会話の状態
に戻るまでの流れは、実子形態1における流れと同じで
ある。実施形態2の携帯電話機は、背景音送信モードで
も背景音受信モードでも動作するが、一方が背景音送信
モードであれば他方は必ず背景音受信モードで動作す
る。
【0055】次に、図1を参照して、本発明の実施形態
2における背景音送受信用の携帯電話機の詳細を説明す
る。図1において、20は伝送路インタフェース部、2
1は制御部、22は多重分離部、23は多重部、24は
背景音再生部、25は背景音記憶部、26は受話部、2
7は送話部、28は通信制御部である。以下、各部の詳
細な動作を説明する。
【0056】伝送路インタフェース部20は、実施形態
1と同様に受信信号の復調および送信信号の変調を行
う。ただし背景音送信モードのときには実施形態1の背
景音送信端末における伝送路インタフェース部20aと
して、背景音受信モードのときには実施形態1の背景音
受信端末における伝送路インタフェース部20bとして
機能する。
【0057】制御部21は、使用者の操作および通信制
御部28からの制御信号に従い、実施形態2の携帯電話
を構成する各部に制御信号を送る。各部に送られる制御
信号の説明は、各部の詳細を説明する際に行う。
【0058】通信制御部28は、実施形態1における図
12で説明したような、背景音送受信のための通信チャ
ネルを確立するためのメッセージ交換を行う。背景音送
信端末である場合には実施形態1の通信制御部28aと
して、背景音受信端末である場合には実施形態1の通信
制御部28bとして機能する。
【0059】送話部27は、実施形態1の背景音送信端
末(または背景音受信端末)における送話部27と同じ
機能を持つ。
【0060】受話部26は、実施形態1の背景音受信端
末における受話部26と同じ機能を持つ。
【0061】背景音記憶部25は、実施形態1の背景音
送信端末における背景音記憶部25と同じ機能を持つ。
ただし、背景音送信モードのときには、ユーザの指示に
より選択された背景音符号化データD4は、多重部23
と背景音再生部24との双方へ出力される。
【0062】背景音再生部24の詳細な構成を図14に
示す。図14において、音源回路11、DA変換器11
a、増幅回路12、入力背景音符号化データD6、出力
される背景音信号D8は、実施形態1の背景音再生部2
4bで示されるものと同じである。実施形態2における
背景音再生部24では新たに、入力切替えスイッチSW
1が構成に加えられ、このSW1により背景音符号化デ
ータの入力がD6かD8かに切り替えられる。背景音受
信モードでは、多重分離部22において、受信した多重
化データから分離される背景音符号化データD6が入力
となる。背景音送信モードでは、背景音再生部25から
送られる背景音符号化データD4が入力となる。この入
力の切り替えは、制御部21から送られる制御信号によ
って指示される。
【0063】多重部23は、背景音送信モードのときに
は、実施形態1の背景音送信端末における多重部23a
として機能する。すなわち送話音声符号化データD3と
背景音符号化データD4との多重化データを出力D2と
して伝送路インタフェース部20へ出力する。一方、背
景音受信モードのときには、実施形態1の背景音受信端
末と同様、送話部27が出力する送話音声符号化データ
D3をそのままD2として出力する。多重部23の処理
の詳細を、図15を参照して説明する。図15におい
て、81から97で示される各部の機能は、図6に示さ
れる、実施形態1の多重部23aの部分とそれぞれ同じ
である。多重部23では、SW10とSW20が新たに
構成に加えられ、SW10により入力音声符号化データ
D3の入力先を、SW20により出力データD2をそれ
ぞれ切り替える。SW10、SW20の切り替えは、制
御部21から送られる制御信号により指示される。すな
わち背景音送信モードのときには、SW10は端子T1
2に、SW20は端子T21にそれぞれ接続される。こ
の接続状態により背景音送信モードのときには、送話音
声符号化データD3と背景音符号化データD4とが実施
形態1の多重部23aと同じ流れで多重化され、多重化
データD2が出力される。一方、背景音受信モードのと
きには、SW10は端子T11に、SW20は端子T2
2にそれぞれ接続される。この接続状態により背景音受
信モードのときには、送話音声符号化データD3は、実
施形態1の背景音受信端末(図7)と同様、多重分離さ
れずにそのままD2として出力される。
【0064】多重分離部22は、背景音受信モードのと
きには、実施形態1の背景音受信端末における多重部2
2bとして機能する。すなわち伝送路インタフェース部
20から送られる多重化データD1を受話音声符号化デ
ータD7と背景音符号化データD6とに多重分離化し、
それぞれを出力する。一方、背景音送信モードのときに
は、実施形態1の背景音送信端末と同様、伝送路インタ
フェース部20から送られる受話音声符号化データD1
をそのままD7として出力する。多重分離部22の処理
の詳細を、図16を参照して説明する。図16におい
て、101から117で示される各部の機能は、図9に
示される、実施形態1の多重分離部22bの部分とそれ
ぞれ同じである。多重分離部22では、SW30とSW
40が新たに構成に加えられ、SW30により出力音声
符号化データD7を、SW40により入力データD6の
入力先をそれぞれ切り替える。SW30、SW40の切
り替えは、制御部21から送られる制御信号により指示
される。すなわち背景音受信モードのときには、SW3
0は端子T32に、SW40は端子T41にそれぞれ接
続される。この接続状態により背景音受信モードのとき
には、多重化データD1は実施形態1の多重分離部22
bと同じ流れで多重分離化され、受話音声符号化データ
D7と背景音符号化データD6とが出力される。一方、
背景音送信モードのときには、SW30は端子T31
に、SW40は端子T42にそれぞれ接続される。この
接続状態により背景音送信モードのときには、送話音声
符号化データD3は、実施形態1の背景音送信端末(図
13)と同様、何も多重されずにそのままD7として出
力される。
【0065】以上に説明した各部により構成される、実
施形態2の携帯電話機2台により背景音を共有する際の
処理の流れを、図1を参照してまとめる。双方の端末に
おける通信制御部28の間で、図12で説明したような
メッセージ交換が行われ、背景音送受信のための通信チ
ャネルが確立される。このチャネルの確立後、一方は背
景音送信モードで、他方は背景音受信モードで動作す
る。以下、それぞれのモードにおける動作をまとめる。
【0066】背景音送信モードでは、送話部27におい
て、使用者の話し声が音声符号化されたデータD3が出
力される。また背景音記憶部25において、使用者が選
択した背景音の符号化データD4が出力される。D3と
D4は多重部23においてデジタル多重化され、D2と
して出力される。D2は伝送路インタフェース部20に
おいて変調されて送信される。
【0067】また背景音送信モードでは、受信信号は伝
送路インタフェース部20で復調され、受信データD1
が多重分離部22へ送られる。多重分離部22では、D
1は何も処理されずにそのまま音声符号化データD7と
して出力され、受話部26へ送られる。また背景音記憶
部25から出力されるD4は、背景音再生部24に送ら
れて復号化され、背景音信号D8が受話部26へ送られ
る。音声符号化データD7は、受話部26において復号
化および音量制御され、さらに背景音信号D8と重ねら
れて受話器から出力される。
【0068】以上に述べたように本発明の実施形態2の
携帯電話を用いて背景音を送信すると、送話音声と背景
音とをそれぞれ独立に符号化し、多重化して送信するた
め、送話音声と背景音の品質の劣化が生じない。また、
送信する背景音は復号化され、適正な音量に調整され
て、受話音声と重ねられて受話器から出力されるので、
使用者は通話相手と同じ背景音を聞くことができる。ま
た自身の端末で音量を調整しても相手端末における音量
には影響を与えないため、相手の音環境を気にかけずに
音量を調整できる。
【0069】背景音受信モードでは、送話部27におい
て、使用者の話し声が音声符号化されたデータD3が出
力され、多重部23へ送られる。多重部23では、D3
は何も処理されずそのまま音声符号化データD2として
出力される。D2は伝送路インタフェース部20におい
て変調されて送信される。
【0070】また背景音受信モードでは、受信信号は伝
送路インタフェース部20で復調され、受信データD1
が多重分離部22へ送られる。多重分離部22では、受
信した多重化データD1は、受話音声符号化データD7
と背景音符号化データD6とに多重分離化されて、それ
ぞれ出力される。D6は背景音再生部24に送られて復
号化され、背景音信号D8が受話部26へ送られる。受
話音声符号化データD7は、受話部26において復号化
および音量制御され、さらに背景音信号D8と重ねられ
て受話器から出力される。
【0071】上述のように、本発明の実施形態2におけ
る背景音受信端末では、受信した多重化データを受話音
声符号化データと背景音符号化データとに多重分離し、
受話音声と背景音とをそれぞれ独立に復号化および音量
調整する。音声と背景音とが別々に復号化されるため、
受話音声と背景音の品質の劣化が少ない。また、音声と
背景音とを別々に音量調整できるので、受信側で周囲の
環境に応じて背景音を好みの音量に調整することができ
る。また、受信側で背景音が不要な場合には、容易に背
景音符号化データを破棄できるので、不必要な背景音の
出力を防ぐことができる。
【0072】本発明の実施形態1または実施形態2の携
帯電話機では、通話状態から背景音を送信するための制
御モードに入る操作、背景音を選択する操作、背景音を
好みの音量に調整する操作、背景音送信を終了する操
作、相手端末からの背景音受信要求に応答する操作が、
簡単にボタン押下やダイヤルなどにより実現できる。本
発明の実施形態2の携帯電話機では、現在のモード(通
常モード/制御モード/背景音送信モード/背景音受信
モード)や、現在の背景音の音量設定が一目でわかるよ
うな表示を行うことができる。以下に、図17および図
18を用いて、本発明の実施形態2による携帯電話機の
操作例を説明する。
【0073】図17は、本発明の実施形態2による携帯
電話機の外観正面図である。B1は音関連ボタン、B2
はクリアボタン、B3は実行ボタン、B4は上下左右の
矢印ボタンの組、B5は表示部、B6は数字ボタンの組
である。図18は、表示部B5の画面例(M1からM1
2)を示した図である。
【0074】通常モードでの通話中には、画面M11が
表示されている。この状態で音関連ボタンB1を押下す
ると、表示部B5には音関連メニュー画面M1が表示さ
れる。M1の中から[背景音選択]の項目を数字ボタンB
6や矢印ボタンB4の押下により選び、実行ボタンB3
を押下すると、次に背景音選択リスト画面M2が表示さ
れる。このリストから、送信したい背景音を数字ボタン
B6や矢印ボタンB4の押下により選択して、実行ボタ
ンB3を押下すると、背景音が選択され、次に選択した
背景音を送信するかどうかを確認するためのダイアログ
画面M3が表示される。M3で[YES]を選択すると、背
景音を送信するための制御モードに入り、画面M4が表
示される。後は受信端末からの応答があり、メッセージ
交換S33が終了すると、自動的に背景音送信モードに
入り、表示部B5には背景音送信モード画面M5が表示
され、背景音を共有しながら通話することができる。こ
の状態で例えば背景音量を調整するためには、前記と同
様に、音関連ボタンB1を押下し、音関連メニュー画面
M1を表示する。M1の中から[音量調整]の項目を数字
ボタンB6や矢印ボタンB4の押下により選択し、実行
ボタンB3を押下すると、音量調整メニュー画面M6が
表示される。M6の中から[背景音]を選択し、実行ボタ
ンB3を押下すると、音量調整画面M7が表示される。
M7では、通話音と背景音との音量の段階を表す棒状の
図が並べて表示されている。矢印ボタンB4の左右ボタ
ンの押下により、音量調整する音(通話音か背景音)を
選択し、矢印ボタンB4の上下ボタンの押下により棒の
長さを調整すると、この棒の長さに応じて、選択された
音の音量が調整される。背景音送信モードで通話中に、
背景音を停止したい場合には、前記と同様に、音関連ボ
タンB1を押下し、音関連メニュー画面M1を表示す
る。M1の中から[背景音停止]の項目を数字ボタンB6
や矢印ボタンB4の押下により選択し、実行ボタンB3
を押下すると、背景音停止のためのメッセージ交換(S
35、S36)が行われ、画面M12が表示される。前
記メッセージ交換(S35、S36)が終了すると、背
景音の送信は停止されて通常モードに戻り、画面M11
が表示される。
【0075】一方、通常モードで通話中(画面M11が
表示されている状態)で、相手側が、前述した背景音送
信操作を行うことで背景音の受信を要求してきたとき、
背景音受信側の表示部B5には、メッセージ画面M8が
表示される。M8では、背景音受信要求を受け入れるか
否かの判断を使用者に促す。M8で[YES]を選択して背
景音受信要求を受け入れると、背景音を受信するための
制御モードに入り、画面M9が表示される。この後、制
御モードにおけるメッセージ交換S33が終了すると、
背景音受信モードに入り、表示部B5には背景音受信モ
ード画面M10が表示される。
【0076】本発明の実施形態3は、3種類以上の音声
符号化データまたは音響符号化データを送受信すること
のできる携帯電話機である。実施形態3は、実施形態1
または実施形態2の変形例として、音声・音響コーデッ
クを3種類以上追加し、3種類以上の論理チャネルの多
重化および多重分離を行うことで実現できる。
【0077】本発明の実施形態4は、実施形態1または
実施形態2の変形例として、背景音を受信する機能を備
える携帯電話機において、受信した背景音符号化データ
を内部または外部メモリ等に記憶する手段が追加された
携帯電話機である。この実施形態においては著作権保護
機構を付加してもよい。
【0078】本発明の実施形態5は、実施形態2の変形
例として、背景音再生部24および受話部26における
DA変換器、送話部25におけるAD変換器と、各部の
増幅回路の位置とを交換した携帯電話機である。実施形
態5では、それぞれの増幅回路はPCM(Pulse Code M
odulation)データの量子化値を制御する機能を持つ。
【0079】本発明の実施形態6は、実施形態1または
実施形態2の変形例として、多重部23(又は多重部2
3a)、および多重分離部22(又は22a)における多
重化方式に、別の多重化方式を採用したものである。例
えば、誤り耐性を強化したH.223 Annex A/B/C/Dを多重
化方式として用いることができる。
【0080】また本発明の実施形態として、携帯電話機
以外の通信機器、例えば有線電話やトランシーバ、無線
LAN等、であってもよい。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、送話音声の符号化デー
タと背景音の符号化データとをデジタル多重化して送受
信するため、通話音声と背景音の質品質の劣化が軽減さ
れ、より雰囲気のある通話を楽しむことができる。ま
た、送受信側双方で、通話音声と背景音の音量調整を独
立に行うことができるので、双方が通話相手の周囲の環
境を気にすることなく、背景音の音量を好みのレベルに
調整することができる。また受信側で背景音が不要な場
合には、背景音データの破棄も容易に行うことができ、
不必要な背景音を出力することを防ぐことができる。さ
らに、背景音を送信する側が、相手端末に背景音が多重
化された音声データを多重分離する機能が備えられてい
るかどうかを、送信前に判別することができるため、受
信側端末が前記機能を備えていない場合に、背景音が多
重化された音声データを送信してしまい、通話が破綻し
てしまう問題を未然に防ぐことができる。このように本
発明では背景音を共有するための通信機器において、従
来の技術に比べ、優れた音質と操作性を実現することが
でき、ユーザーに対してこれまでにない楽しい通話環境
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態2による携帯電話機の構成を
示すブロック図。
【図2】本発明の実施形態1による背景音送信用の携帯
電話機における背景音記憶部の詳細な構成を示すブロッ
ク図。
【図3】本発明の実施形態1による背景音送信用の携帯
電話機における受話部の詳細な構成を示すブロック図。
【図4】本発明の実施形態1による携帯電話機における
送話部の詳細な構成を示すブロック図。
【図5】本発明の実施形態1による背景音送信用の携帯
電話機における多重部の概念的な構成を示すブロック
図。
【図6】本発明の実施形態1による背景音送信用の携帯
電話機における多重部の詳細な処理を示すブロック図。
【図7】本発明の実施形態1による背景音受信用の携帯
電話機の構成を示すブロック図。
【図8】本発明の実施形態1による背景音受信用の携帯
電話機における多重分離部の概念的な構成を示すブロッ
ク図。
【図9】本発明の実施形態1による背景音受信用の携帯
電話機における多重分離部の詳細な処理を示すブロック
図。
【図10】本発明の実施形態1による背景音受信用の携
帯電話機における背景音再生部の詳細な構成を示すブロ
ック図。
【図11】本発明の実施形態1による背景音受信用の携
帯電話機における受話部の詳細な構成を示すブロック
図。
【図12】本発明の実施形態1による携帯電話機におけ
る背景音送受信の開始、終了手順を示すシーケンス図。
【図13】本発明の実施形態1による背景音送信用の携
帯電話機の構成を示すブロック図。
【図14】本発明の実施形態2による携帯電話機におけ
る背景音再生部の詳細な構成を示すブロック図。
【図15】本発明の実施形態2による背景音送信用の携
帯電話機における多重部の詳細な処理を示すブロック
図。
【図16】本発明の実施形態2による背景音受信用の携
帯電話機における多重分離部の詳細な処理を示すブロッ
ク図。
【図17】本発明の実施形態2による携帯電話機の外観
正面図。
【図18】本発明の実施形態2による携帯電話機の画面
表示の例を示す画面図。
【符号の説明】
20、20a、20b ・・・ 伝送路インタフェース部 21、21a、21b ・・・ 制御部 22、22b ・・・ 多重分離部 23、23a ・・・ 多重部 24、24b ・・・ 背景音再生部 25 ・・・ 背景音記憶部 26、26a ・・・ 受話部 27 ・・・ 送話部 28、28a、28b ・・・ 通信制御部 D1 ・・・ 受信多重化データ D2 ・・・ 送信多重化データ D3 ・・・ 送話音声符号化データ D4 ・・・ 記憶されている背景音符号化データ D6 ・・・ 受信した背景音符号化データ D7 ・・・ 受話音声符号化データ D8 ・・・ アナログ背景音信号。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された音声を符号化して音声符号化デ
    ータを出力する送話部と、背景音を符号化した背景音符
    号化データを出力する背景音記憶部と、前記音声符号化
    データと背景音符号化データとをデジタル多重化して多
    重化データを出力する多重部と、上記多重化データを伝
    送路に出力する伝送路インタフェース部とを有すること
    を特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の通信装置において、前記
    背景音符号化データを復号化して背景音再生信号を出力
    する背景音再生部と、前記伝送路インタフェース部で受
    信した音声符号化データを復号化して前記背景音再生信
    号と重ねて受話器に出力する受話部とをする通信装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の通信装置において、上記
    背景音記憶部は複数の背景音を保持し、ユーザから選択
    された背景音の背景音符号化データを出力することを特
    徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載の通信装
    置において、通信相手の装置が音声と背景音とを独立に
    復号化する機能を有するか否かを判断し、前記機能を有
    しないと判断した場合は、前記背景音符号化データを復
    号化して前記音声に加算し、前記送話部で音声符号化し
    て前記伝送路インタフェース部より伝送路に出力するこ
    とを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】多重化データを受信する伝送路インタフェ
    ース部と、前記多重化データ多重分離して音声符号化デ
    ータと背景音符号化データとを出力する多重分離部と、
    前記背景音符号化データを復号化して背景音再生信号を
    出力する背景音再生部と、前記音声符号化データを復号
    化して前記背景音再生信号と重ねて受話器に出力する受
    話部とを有し、前記背景音再生部は、出力する背景音再
    生信号の増幅利得を制御する増幅回路を含むことを特徴
    とする通信装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の通信装置において、ユー
    ザの背景音再生不要との指示に従って、前記背景音符号
    化データを破棄することを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】請求項5または6のいずれかに記載の通信
    装置において、通信相手の通信装置に対して背景音の送
    信を行わないことを要求する信号を伝送路に出力するこ
    とを特徴とする通信装置。
  8. 【請求項8】多重化データを伝送路に入出力する伝送路
    インタフェース部と、入力された音声を音声符号化して
    音声符号化データを出力する送話部と、背景音を符号化
    した背景音符号化データを出力する背景音記憶部と、前
    記音声符号化データと背景音符号化データとをデジタル
    多重化して多重化データを前記伝送路インタフェース部
    に出力する多重部と、前記伝送路インタフェース部で受
    信した多重化データを多重分離して声符号化データと背
    景音符号化データとを出力する多重分離部と、前記背景
    音符号化データを復号化して背景音再生信号を出力する
    背景音再生部と、前記音声符号化データを復号化して前
    記背景音再生信号と重ねて受話器に出力する受話部とを
    有し、上記音声符号化データの復号化信号と前記背景音
    再生信号の出力音声を独立に音量制御することを特徴と
    する通信装置。
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