JP2002185018A - 保護ダイオード製造方法および保護ダイオード - Google Patents

保護ダイオード製造方法および保護ダイオード

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JP2002185018A
JP2002185018A JP2000380653A JP2000380653A JP2002185018A JP 2002185018 A JP2002185018 A JP 2002185018A JP 2000380653 A JP2000380653 A JP 2000380653A JP 2000380653 A JP2000380653 A JP 2000380653A JP 2002185018 A JP2002185018 A JP 2002185018A
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JP
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type semiconductor
semiconductor layer
protection diode
substrate
forming
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Tsuyoshi Oki
強師 大木
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上に作成された保護ダイオードにおける
p型半導体層の側面での寄生容量をなくし、高周波特性
を向上させる。 【解決手段】 保護ダイオードは、基板1上に形成され
たn型半導体層2上にp型半導体層3が形成されてお
り、そのp型半導体層3上に電極8が形成されている。
p型半導体層3の周囲には、エッチング開口部4が設け
られている。p型半導体層のエッジ部が露出しているの
で、p型半導体層のエッジ部分での寄生容量がなくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に保護ダイ
オードを作成する保護ダイオード製造方法および保護ダ
イオードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、保護ダイオードを基板上に作成す
る場合、図5に示すように、n型半導体層2にp型半導
体層3を形成し、そのp型半導体層3上に金属膜8を形
成していた。
【0003】従来技術による形成方法を、図6を参照し
て詳細に説明する。まず、図6(a)に示すように、基
板1にn型半導体層2を形成し、図6(b)にて、例え
ば、Siなどの絶縁膜6を形成し、そこにレジス
トマスクを作成してエッチングによりp型半導体層を形
成する部分を開口し、例えば熱拡散法によりp型半導体
層3を形成する。
【0004】次に、図6(c)に示すように、例えば、
蒸着法により導通膜5を形成し、その後、上記導通膜5
上にレジストマスクを形成し、例えばイオンミリング法
により導通膜5をエッチングし、レジストマスクを除去
することにより、図6(d)に示すように、前述した図
5に示す構造を得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術による製造方法では、図7に示す断面構造から明らか
なように、p型半導体層3の側壁部3a,3bに寄生容
量が発生してしまうため、低容量化を実現することがで
きず、高周波特性が悪化するという問題がある。また、
ショットキー接合では、耐圧が低いため、保護ダイオー
ドとして用いることができないという問題がある。
【0006】そこで本発明は、基板上に作成された保護
ダイオードにおけるp型半導体層の側面での寄生容量を
なくし、高周波特性を向上させることができる保護ダイ
オード製造方法および保護ダイオードを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による保護ダイオード製造方法は、基
板上にn型半導体層を形成するステップと、前記n型半
導体層の一部を露出させるステップと、前記n型半導体
層の露出部分にp型半導体層を形成するステップと、前
記n型半導体層の一部および前記p型半導体層のエッジ
部分をエッチングすることにより、前記p型半導体層の
エッジ部分を露出させるステップと、前記p型半導体層
の上部に電極を形成するステップとを備えることを特徴
とする。
【0008】また、上記目的達成のため、請求項2記載
の発明による保護ダイオード製造方法は、基板上にn型
半導体層を形成するステップと、前記n型半導体層の一
部を露出させるステップと、前記n型半導体層の露出部
分にp型半導体層を形成するステップと、前記p型半導
体層上に電極を形成するステップと、前記電極をエッチ
ングマスクとして前記n型半導体層の一部および前記基
板の表面をエッチングし、前記p型半導体層のエッジ部
を露出させるステップとを備えることを特徴とする。
【0009】また、上記目的達成のため、請求項3記載
の発明による保護ダイオードは、基板上に形成されたn
型半導体層と、前記n型半導体層上に形成され、エッジ
部分が露出したp型半導体層と、前記p型半導体層上に
形成された電極とを具備することを特徴とする。
【0010】この発明では、基板上にn型半導体層を形
成し、前記n型半導体層の一部を露出させ、該露出部分
にp型半導体層を形成した後、前記n型半導体層の一部
および前記p型半導体層のエッジ部分をエッチングする
ことにより、前記p型半導体層のエッジ部分を露出さ
せ、前記p型半導体層の上部に電極を形成する。したが
って、p型半導体層のエッジ部分での寄生容量がなくな
るので、保護ダイオード事体の寄生容量が少なくなり、
高周波特性の悪化を改善することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。 A.実施形態 A−1.実施形態の構造 図1は、本発明の実施形態による保護ダイオードの構造
を示す断面図である。図において、保護ダイオードは、
基板1上に形成されたn型半導体層2上にp型半導体層
3が形成されており、そのp型半導体層3上に金属膜8
が形成されている。p型半導体層3の周囲には、エッチ
ング開口部4が設けられている。
【0012】A−2.形成方法 次に、上述した保護ダイオードの形成方法について説明
する。ここで、図2は、本実施形態による保護ダイオー
ドの形成方法を説明するための工程遷移図である。ま
ず、図2(a)に示すように、例えば、GaAsからな
る基板1上にn型半導体層2を形成する。次に、図2
(b)に示すように、上記基板1上に例えばSi
などの絶縁膜6を形成し、その後、該絶縁膜6上にレジ
ストを塗布・露光・現像を行い、レジストマスク9を形
成する。次に、図2(c)に示すように、上記レジスト
マスク9が形成された絶縁膜6を、例えばRIE等の異
方性エッチングでエッチングを行い、基板上のレジスト
マスク9の開口している部分の絶縁膜6を基板の表面ま
で除去する。
【0013】次に、図2(d)に示すように、上記レジ
ストマスク9を除去し、その後、例えば熱拡散により、
絶縁膜6の開口している部分のn型半導体層2の上層に
p型半導体層3を形成する。次に、図2(e)に示すよ
うに、上記絶縁膜6を全て除去し、その後、再度、レジ
ストを塗布・露光・現像することにより、p型半導体層
3のエッジ部が開口するようにレジストマスク10を形
成する。次に、図2(f)に示すように、レジストマス
ク10の開口部を、例えば、ウェットエッチングにより
エッチングを行い、p型半導体層3のエッジ部分にエッ
チング開口部4を形成する。
【0014】次に、図2(g)に示すように、レジスト
マスク10を除去し、その後、エッチング開口部4が覆
われるように、フリッジレジスト11を形成し、その上
に例えば電子ビーム法やスパッタリング法により導通膜
5を形成する。次に、図2(h)に示すように、上記導
通膜5上にレジストマスク12を形成し、例えば、Ar
イオン13によるイオンミリング法により導通膜5をエ
ッチングして電極8を形成する。そして、図2(i)に
示すように、全てのレジストマスクを除去することによ
り、図1に示す構造を得る。
【0015】上述した実施形態によれば、図1もしくは
図2(i)に示す断面構造からも明らかなように、p型
半導体層3の側面をエッチングしたことにより、図3に
示すように、p型半導体層3の側壁部3a,3bでの寄
生容量がなくなり、下部のみに容量が存在する。このた
め、保護ダイオード事体の寄生容量が少なくなり、高周
波特性の悪化を改善することができる。
【0016】B.変形例 次に、本発明の変形例について説明する。ここで、図4
は、本発明の変形例による保護ダイオードの形成方法の
一部を示す工程遷移図である。本変形例では、前述した
図2(d)に示す工程において、p型半導体層3を形成
後、図4(a)に示すように、導通膜5を形成する。次
に、図4(b)に示すように、リフトオフ法により電極
部8を形成する。そして、図4(c)に示すように、電
極部8をエッチングマスクとして基板1の表面をエッチ
ングし、p型半導体層3の側面をエッチングする。これ
により、前述した図1に示すものと同等の構造を有する
保護ダイオードを形成することが可能となる。すなわ
ち、p型半導体層3の側面での寄生容量がなくなるた
め、保護ダイオード事体の寄生容量が少なくなり、高周
波特性の悪化を改善することができる。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、基板上に
n型半導体層を形成し、前記n型半導体層の一部を露出
させ、該露出部分にp型半導体層を形成した後、前記n
型半導体層の一部および前記p型半導体層のエッジ部分
をエッチングすることにより、前記p型半導体層のエッ
ジ部分を露出させ、前記p型半導体層の上部に電極を形
成するようにしたので、p型半導体層のエッジ部分での
寄生容量がなくなるので、保護ダイオード事体の寄生容
量が少なくなり、高周波特性の悪化を改善することがで
きるという利点が得られる。
【0018】また、請求項2記載の発明によれば、基板
上にn型半導体層を形成し、前記n型半導体層の一部を
露出させ、該露出部分にp型半導体層を形成した後、前
記p型半導体層上に電極を形成し、該電極をエッチング
マスクとして前記n型半導体層の一部および前記基板の
表面をエッチングし、前記p型半導体層のエッジ部を露
出させるようにしたので、p型半導体層のエッジ部分で
の寄生容量がなくなるので、保護ダイオード事体の寄生
容量が少なくなり、高周波特性の悪化を改善することが
できるという利点が得られる。
【0019】また、請求項3記載の発明によれば、基板
上に形成されたn型半導体層と、前記n型半導体層上に
形成され、エッジ部分が露出したp型半導体層と、前記
p型半導体層上に形成された電極とを具備する構造とし
たので、p型半導体層のエッジ部分での寄生容量がなく
なるので、保護ダイオード事体の寄生容量が少なくな
り、高周波特性の悪化を改善することができるという利
点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による保護ダイオードの構造
を示す断面図である。
【図2】本実施形態による保護ダイオードの形成方法を
説明するための工程遷移図である。
【図3】本実施形態による保護ダイオードの寄生容量に
ついて説明するための一部断面図である。
【図4】本発明の変形例による保護ダイオードの形成方
法の一部を示す工程遷移図である。
【図5】従来技術による保護ダイオードの構造を示す断
面図である。
【図6】従来技術による保護ダイオードの形成方法を説
明するための工程遷移図である。
【図7】従来技術による保護ダイオードの寄生容量につ
いて説明するための一部断面図である。
【符号の説明】
1……基板、2……n型半導体層、3……p型半導体
層、3a,3b……側壁部(エッジ部分)、4……エッ
チング開口部、5……導通膜、6……絶縁膜、8……電
極、9……レジストマスク、10……レジストマスク、
11……フリッジレジスト、13……Arイオン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/329 H01L 29/91 F K

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にn型半導体層を形成するステッ
    プと、 前記n型半導体層の一部を露出させるステップと、 前記n型半導体層の露出部分にp型半導体層を形成する
    ステップと、 前記n型半導体層の一部および前記p型半導体層のエッ
    ジ部分をエッチングすることにより、前記p型半導体層
    のエッジ部分を露出させるステップと、 前記p型半導体層の上部に電極を形成するステップとを
    備えることを特徴とする保護ダイオード製造方法。
  2. 【請求項2】 基板上にn型半導体層を形成するステッ
    プと、 前記n型半導体層の一部を露出させるステップと、 前記n型半導体層の露出部分にp型半導体層を形成する
    ステップと、 前記p型半導体層上に電極を形成するステップと、 前記電極をエッチングマスクとして前記n型半導体層の
    一部および前記基板の表面をエッチングし、前記p型半
    導体層のエッジ部を露出させるステップとを備えること
    を特徴とする保護ダイオード製造方法。
  3. 【請求項3】 基板上に形成されたn型半導体層と、 前記n型半導体層上に形成され、エッジ部分が露出した
    p型半導体層と、 前記p型半導体層上に形成された電極とを具備すること
    を特徴とする保護ダイオード。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006186354A (ja) * 2004-12-15 2006-07-13 Lg Electronics Inc ジェナーダイオード、その製造方法及びパッケージング方法
US7535056B2 (en) 2004-03-11 2009-05-19 Yokogawa Electric Corporation Semiconductor device having a low concentration layer formed outside a drift layer

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US7535056B2 (en) 2004-03-11 2009-05-19 Yokogawa Electric Corporation Semiconductor device having a low concentration layer formed outside a drift layer
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