JP2002183296A - 病院情報システム - Google Patents

病院情報システム

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JP2002183296A
JP2002183296A JP2000382430A JP2000382430A JP2002183296A JP 2002183296 A JP2002183296 A JP 2002183296A JP 2000382430 A JP2000382430 A JP 2000382430A JP 2000382430 A JP2000382430 A JP 2000382430A JP 2002183296 A JP2002183296 A JP 2002183296A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、感染症患者の病室を選別すること
により、人手による管理を要せずに院内感染等の医療事
故を未然に防止することのできる病院情報システムを提
供することにある。 【解決手段】 ユーザー端末により入力された情報をサ
ーバーにより院内ネットワークを通じて各部門へ情報伝
達する病院情報システムである。通常患者が入院登録を
行う前記ユーザー端末の入院受付画面にて、前記通常患
者を収容する病室情報の操作入力に基づき、前記通常患
者の入室を許可しない感染症患者が収容された病室を検
索する検索手段を有する。さらに、前記検索手段での検
索結果に基づき、入院登録時に入力された前記病室への
前記通常患者の収容の可否を判定する判定手段を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院情報システム
に関し、特に、医師や看護婦等が入力した診療情報を各
実施部門に伝達し、入力された診療情報を再利用するこ
とで累積される院内情報を伝達するものに関する。な
お、本発明は、上述の指示を伝達するシステムの一部と
して機能するが、患者の感染症情報、および入院情報を
管理することができる病院情報システムであれば、指示
の伝達機能の有無は問わない。
【0002】
【従来の技術】従来より、入院する患者に関する情報を
端末を操作して入力するとともに、当該情報を蓄積して
他の各部門へ伝達して前記情報を利用することができる
いわゆる病院情報システムが知られている。
【0003】この病院情報システムにおいては、患者に
関する患者情報と、この患者の診療支援情報として例え
ば感染症に関する情報である感染症マスタを入力・保持
している。
【0004】乃ち、図29に示すデータ構造の概念図に
示すように、患者情報と感染症マスタとは相互に相関し
ており、互いに情報の更新、変換等の情報の伝達が可能
となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の病院情報システ
ムにおいては、上記のデータ構造を保有しているため
に、例えば端末等の表示画面上にて、どの患者が何の感
染症に感染しているかを識別することはできる。
【0006】しかしながら、感染症に感染している患者
が病院内のどの病室に入っているかということをシステ
ム上識別できないために、感染症患者に対しては人手に
よる管理が必要となっていた。
【0007】特に、感染症患者は、他の感染症でない患
者と物理的に隔離し、あるいは後から当該患者が感染症
に感染した感染症患者であると判明した場合には、上記
隔離に加えて当該感染症患者が入っていた病室を清掃等
などをするようにして感染症対策を行わなければなら
ず、感染症患者の発見が遅れたり、感染症対策が遅れた
りすると、最悪の場合院内感染などの医療事故に繋がる
恐れがあった。
【0008】さらに加えて、患者を病院情報システムに
登録する際には、感染症患者が入っている病室がどこで
あるのかを識別できないために、入院する際の病室選択
時に、感染症に感染している人の病室に勝手に入室(入
院)してしまう恐れがあり、これによって感染してしま
うことが起こる。
【0009】また、逆に感染症患者が通常患者の病室へ
入ってしまうことにより、同じ部屋に入院した患者が全
員感染してしまう恐れがあった。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、感染症患者の病室を
選別することにより、人手による管理を要せずに院内感
染等の医療事故を未然に防止することのできる病院情報
システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ユーザー端末により入力
された情報をサーバーにより院内ネットワークを通じて
各部門へ情報伝達する病院情報システムであって、通常
患者が入院登録を行う前記ユーザー端末の入院受付画面
にて、前記通常患者を収容する病室情報の操作入力に基
づき、前記通常患者の入室を許可しない感染症患者が収
容された病室を検索する検索手段と、前記検索手段での
検索結果に基づき、入院登録時に入力された前記病室へ
の前記通常患者の収容の可否を判定する判定手段と、を
含むことを特徴とする病院情報システム。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、ユーザー
端末により入力された情報をサーバーにより院内ネット
ワークを通じて各部門へ情報伝達する病院情報システム
であって、患者を検査する検査システムからの検査結果
情報に含まれる感染症情報に基づき、検査された患者が
院内に収容されているか否かを判定する判定手段と、前
記判定手段での判定結果に基づき、前記患者が院内に収
容されている場合に、然るべき責任者が使用する前記ユ
ーザー端末へ告知を行う告知手段と、を含むことを特徴
としている。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、ユーザー
端末により入力された情報をサーバーにより院内ネット
ワークを通じて各部門へ情報伝達する病院情報システム
であって、予め感染症情報が入力されている感染症患者
を入院受付する際に、前記ユーザー端末の入院受付画面
の患者番号の操作入力に基づき、収容先として特定の病
室を自動選択する選択手段を設けたことを特徴としてい
る。
【0014】また、請求項4に記載の発明は、感染症が
入力されている感染症患者を収容していた病室が選択さ
れた場合に、前記ユーザー端末に警告を表示させるとと
もに、前記病室への入院を不許可とする手段を設けたこ
と特徴としている。
【0015】また、請求項5に記載の発明は、前記患者
が院内に収容されている場合に、前記患者が収容されて
いる病室と同じ病室に入院していた感染推定患者を検索
し、前記ユーザー端末に一覧として表示せしめる手段を
さらに有することを特徴としている。
【0016】また、請求項6に記載の発明は、ユーザー
端末により入力された情報をサーバーにより院内ネット
ワークを通じて各部門へ情報伝達する病院情報システム
であって、前記サーバーは、感染症患者を収容していた
病室と、通常患者を収容していた病室とを異なる色にて
一覧表示する病室一覧画面を前記ユーザー端末に表示さ
せる病室一覧画面表示処理手段を有することを特徴とし
ている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
の一例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0018】[第1の実施の形態] (全体構成)先ず、本発明の各実施の形態の説明に先立
って、本例の病院情報システムにて各実施の形態に共通
する全体の概略構成について、図1を参照して説明す
る。図1は、本例の病院情報システムの全体の構成を示
すブロック図である。
【0019】本例の病院情報システム1は、図1に示す
ように、ネットワーク網8を介して配設された複数のユ
ーザー端末2(図1では簡単のため一つのみ表記してあ
る)と、このユーザー端末2からの操作入力に基づき、
所望のサービスを提供するサーバー4と、このサーバー
4と連携して各種プログラム及びデータが格納されたデ
ータベース5と、例えばシステム管理室等の配設されて
上記サーバー4を管理するための管理用端末3と、本病
院情報システム1と連携して、患者の検査及び検査結果
等の情報を運用する検査システム6と、この検査システ
ム6とサーバー4とを連携させるための検査システム連
携装置7と、がネットワーク網8を介して接続配置され
ている。
【0020】ユーザー端末2においては、例えば、入院
受付画面を表示する入院受付画面表示手段2b、感染症
入力画面を表示する感染症入力画面表示手段2aと、病
室管理画面を表示する病室管理画面表示手段2c、など
が構成される。
【0021】一方、図2には、本例のサーバー4及びデ
ータベース5にて処理されるデータの流れが概念的に示
されており、特にデータベース5のデータ構造では、患
者情報D1、感染症マスタM1、病室情報D2を有して
おり、サーバー4は、これらの各情報を連携処理して制
御するための制御手段4aを含んでいる。
【0022】例えば、制御手段4aの第1の制御プログ
ラム4a1にて、感染症マスタM1と病室情報D2との
連携を行うことができる。さらに、制御手段4aの第2
の制御プログラム4a2にて患者情報D1と感染症マス
タM1とを連携することができる。制御手段4aには、
この他複数の各種の制御プログラムを含んで構成される
ために、図2においては第Nの制御プログラム4aNと
して示されている。
【0023】このようにすることにより、病室情報D2
と感染症マスタM1とを連携処理する、乃ち、病室情報
D2に感染症情報D3を付与することによって、入院受
付時における感染症・病室チェックを行い、患者の感染
症情報と入院時の収容先である病院の収容許可/不可の
判定を自動で行うことができる。
【0024】(データベース)次に、データベース5の
さらに詳細なデータ構造について、図10を用いて説明
する。
【0025】本例におけるデータベース5とは、単に物
理的に配置されたデータ記憶装置上のデータをいい、通
常のファイルも含めた概念である。その場合、主キーと
は索引ファイルの索引キーに対応し、項目はレコードの
項目を表す。
【0026】このデータベース5は、本例に関連する情
報としては、大別すると、診療情報5aとマスタ情報5
bとに分類される。なお、データベース5には、この他
オーダー情報等の種々情報も格納されている。
【0027】診療情報は5aは、患者感染症情報D1、
病室情報D2、病室感染症情報D3を有している。
【0028】患者感染症情報D1は、患者がかかってい
る感染症を管理する情報テーブルであり、患者ID、シ
ノニム、感染症コードなどを有している。なお、シノニ
ムにより複数の感染症を持つことができる。
【0029】病院情報D2は、現在入院している患者の
収容状況を病室単位に管理する情報テーブルであり、病
室コード、シノニム、患者IDなどを有している。な
お、シノニムによりその病室に収容する複数の患者ID
を対応づける。また、シノニムを病床コードと意味づけ
て管理することも可能である。
【0030】病室感染症情報D3は、病室単位に感染症
情報を管理するテーブルであり、病室コード、シノニ
ム、感染症グループ、感染推定日、感染ステータスなど
を有している。
【0031】ここで、感染症グループとは、病室に感染
した感染症グループであって、感染症グループは感染症
コードから導出する。
【0032】また、感染推定日とは、感染症が登録され
た患者の入院日または感染症登録日である。
【0033】さらにまた、感染ステータスとは、感染し
た場合に、その対策状態を管理するフラグである。この
状態としては、感染ステータス=感染状態(例えば0)
となる場合は、感染症の対策は未だであることを意味す
る。一方、感染ステータス=感染症対策済み(例えば
1)となる場合は、例えば消毒や清掃、空気洗浄などに
よる感染症対策が既に済んでいることを意味する。
【0034】一方、マスタ情報5bは、感染症マスタM
1、病室マスタM3、感染症病室マスタM2などを有し
ている。
【0035】感染症マスタM1は、病院で管理し患者に
登録すべき感染症を定義するマスタであり、感染症コー
ド、感染症名称、感染症グループ、優先度コードなどを
備えている。
【0036】感染症コードでは、感染症を番号により識
別するものであり、例えば〇〇感染症のコードを「2
1」とするような定義づけがなされている。また、感染
症の名称は、感染症の名称を表す。さらに、感染症グル
ープは、複数の感染症をグループ化して管理するために
その感染症が所属するグループ番号を意味する。
【0037】優先度コードでは、感染症の種類によって
危険度の高い感染症に感染した患者が入っている病室に
は例えばグレード5、次に危険度の高い感染症に感染し
た患者が入っている病室には例えばグレード4、・・と
いう具合に、危険度の高いものほど優先的に感染症対策
の処理をなさなければならない観点から優先度を識別す
るためのコードを定義している。
【0038】感染症病室マスタM2は、特定の感染症、
すなわち、ここで登録された感染症グループの患者が収
容されるべき病室を定義するテーブルであり、感染症グ
ループ、病室コードなどを備えている。
【0039】病室マスタM3は、病院内の入院施設であ
る病室情報を管理するマスタであり、病室コード、シノ
ニム、不許可感染症グループなどを備えている。
【0040】病室コードは、病室を識別するための番号
である。また、不許可感染症グループとは、その病室に
収容してはいけない感染症グループをいう。すなわち、
患者情報に存在する感染症コードが所属する感染症グル
ープが登録されている場合には、当該患者の収容が不可
となる。
【0041】(表示画面について)次に、本例システム
のユーザー端末5に表示される主たる表示画面につい
て、以下に説明する。
【0042】本例の画面は、病院情報システム1の中の
一機能の入院処理を行い、医者用入力画面(不図示)の
下位階層の画面として用いられるものである。
【0043】すなわち、ユーザー端末2では、例えば、
入院情報、病名情報、感染症情報等、診断に必要な情報
が一つの画面の中で行えるように形成され、医者が通常
使うメニュー画面である医師用入力画面にて、当該医師
用入力画面内の感染症用ボタンを押下することで、感染
症入力画面10に遷移する。医者用入力画面では、病
名、診察室等を入力することができ、病名同様に感染症
等も入力できる。感染症入力画面10にて患者が感染症
にかかっていれば、番号等を入力し、この情報がデータ
ベース5に蓄えられる。
【0044】一方、病棟業務では、通常入院受付の窓口
で入院手続をする。この時に職員が、入院受付画面20
を用いて空部屋を探し、入院した人・病室等を選び入院
させる。
【0045】一通り処理が終了し登録されると、登録さ
れた日付等がカレンダー形式で医者用入力画面に表示出
力される。
【0046】以下、感染症入力画面10、入院受付画面
20、病室一覧画面30、病室管理画面40,警告画面
50、感染推定患者一覧画面60の順に説明する。図3
には、感染症入力画面10の構成が開示されている。
【0047】感染症入力画面10は、図3に示すよう
に、感染症情報を登録するための画面であり、患者ID
を入力するための患者ID入力欄11と、対応する患者
の氏名を表示する患者氏名表示欄12と、対応する患者
の感染症コードを入力するための感染症コード入力欄1
3と、この入力された感染症コードに対応する感染症の
名称を表示する感染症名称表示欄14と、入力した情報
を取り消すための取消操作部15と、入力した情報で感
染症の登録を行うための登録操作部16と、を含んで構
成される。
【0048】図4には、入院受付画面の構成が開示され
ている。入院受付画面20は、患者が入院をする場合に
使用される画面である。
【0049】この入院受付画面20は、図4に示すよう
に、入院する患者の患者IDを入力するための患者ID
入力欄21と、入力された患者IDに対応する患者氏名
を表示する患者氏名表示欄22と、当該患者が入院する
日付を入力する入院日付入力欄23と、当該患者が入室
する病室のコード番号を入力する病室入力欄24と、当
該患者が使用するベッドの番号を入力するベッド番号入
力欄25と、当該患者の感染症名を表示する感染症名表
示欄26と、病室情報(後述する病室管理画面40)を
選択表示するための病室情報選択操作部27と、病室一
覧画面30を表示させるための病室操作部28と、入力
された情報で登録を行うための登録操作部29aと、入
力された情報を取り消すための取消操作部29bと、を
含んで構成されている。
【0050】図5には、病室一覧画面の構成の一例が開
示されている。病室一覧画面30では、全ての病室の病
室番号が整列して表示された病室一覧表示欄31を有し
ており、感染症患者が入院している病室31bのみ着色
表示とし、その他の病室31aを無色表示として、感染
症患者が入室している病室の有無の判断及び認識を容易
にしている。
【0051】図6には、病室管理画面の構成の一例が開
示されている。
【0052】病室管理画面40においては、図6に示す
ように、病室の病室番号を入力するための病室番号入力
欄41と、この入力された病室番号に対応する病室を表
示する病室表示欄42と、この病室が汚染されている感
染症の名称を表示するための感染症名称表示欄43と、
この感染症が感染したと推定される日付を表示する感染
推定日表示欄44と、この感染症患者のIDが表示され
る感染症ID表示欄45と、感染症に対する対策、例え
ば感染症の原因となる細菌等を駆除し、清掃、消毒等を
完了する等の種々の処理を行ったか否か、処理、未処理
等の結果内容が表示される感染症処理有無表示欄46
と、当該処理が処理済みである場合に選択される処理済
操作部47と、確認を行うための確認操作部48と、を
含んで構成されている。
【0053】図7には、警告画面の構成の一例が開示さ
れている。この警告画面50においては、図7に示すよ
うに、例えば「患者××は〇〇感染症にかかっていま
す。病室△△には入院できません」等の警告表示51が
表示される。そして、この警告画面50においては、確
認を行うための確認操作部52が形成されている。
【0054】図8には、感染推定患者一覧画面の構成の
一例が開示されている。感染推定患者一覧画面60で
は、図8に示すように、「以下の患者は感染症:〇〇感
染症に感染している可能性があります。至急検査して下
さい」等のメッセージが表示されるメッセージ表示欄6
1と、当該感染症に感染している可能性のある患者番
号、氏名等が表示される感染可能性患者表示欄62と、
当該感染可能性患者の病室情報を表示する表示欄63等
が表示されることとなる。さらに、確認を行うための確
認操作部64が形成されている。
【0055】(本例の特徴)図9には、ユーザー端末2
とデータベース5との間のデータの流れが模式的に示さ
れている。
【0056】データベース5内の患者感染症情報D1・
病室情報D2・病室感染症情報D3を備えた診療情報5
aと、感染症マスタM1・感染症病室マスタM2・病室
マスタM3を備えたマスタ情報5bと、に基づき、ユー
ザー端末2の感染症入力画面表示手段2aに感染症入力
画面10が表示される。
【0057】同様に、診療情報5a及びマスタ情報5b
に基づき、ユーザー端末2の入院受付画面表示手段2b
に入院受付画面20が表示される。
【0058】ここで、本例の大きな特徴の一つは、入院
すべき病室のチェックであり、本例では、感染症グルー
プと病室コードとがマスタ情報5bに入っており、患者
に感染症グループが設定されているので、入院受付画面
20で病室番号を入力した時点で当該病室が感染症患者
が収容されているか否かを自動チェックでき、誤って収
容してはいけない感染症患者の病室への収容を事前に拒
絶することができる。
【0059】さらに、病室選択時に、ベッドが空いてい
なければ病室を選択できないようにも構成されている。
【0060】以下に、このような機能を達成するための
具体的構成についてサーバー4での処理を中心に説明す
る。
【0061】(サーバー)病院情報システムにおけるサ
ーバーの詳細な構成について図11〜図12を用いて説
明する。図11には、本例の病院情報システムの構成の
一例が開示されている。
【0062】ユーザー端末2では、感染症入力画面10
(図3参照)を表示する感染症入力画面表示手段2aを
含んで構成している。データベース5には、感染症入力
画面10を表示するための感染症入力画面データ5c
と、マスタ情報5bと、診療情報5aと、を含んで構成
されている。
【0063】サーバー4は、ユーザー端末2からのサー
ビス開始要求(画面表示要求)に基づき、ユーザー端末
2での感染症入力画面10を表示処理するための感染症
入力画面表示処理手段4bと、感染症入力画面表示手段
2aの感染症入力画面10上にて入力された患者ID、
感染症コード等の入力情報に基づき、マスタ情報5bを
用いて感染症入力画面表示手段4bに感染症名称の表示
を促す感染症名称表示処理手段4cと、感染症入力画面
10での登録操作部の操作入力に基づき、入力された情
報の登録を行うための登録処理手段4dと、この登録に
基づき、データベース5の診療情報5aを用いて患者感
染症情報を更新するための患者感染症情報更新手段4e
と、を含んで構成されている。
【0064】上記のような構成の病院情報システム1に
おいて、ユーザー端末2よりサービス開始要求(画面表
示要求)がなされると、サーバー4の感染症入力画面表
示処理手段4bは、感染症入力画面データ5cを利用し
てユーザー端末2に感染症入力画面10を表示するよう
に処理する。次に、ユーザー端末2の感染症入力画面表
示手段2aの表示された感染症入力画面10上におい
て、患者ID並びに感染症コードを入力すると、感染症
名称表示処理手段4cは、データベース5に記憶された
マスタ情報5bを用いて当該感染症コードに対応する感
染症名称を前記感染症入力画面10に表示するような処
理を行う。
【0065】そして、ユーザー端末2の感染症入力画面
10においてクリック等に操作により登録操作部が操作
されると、サーバー4の登録処理手段4dにて登録処理
が開始され、例えば患者感染症情報更新処理手段4eに
よりデータベース5に記憶された診療情報5aの患者感
染症情報の更新処理を行う。
【0066】図12には、本例の病院情報システムにか
かる入院受付の場合の構成の一例が機能ブロック図とし
て開示されている。
【0067】ユーザー端末2には、入院受付画面20
(図4参照)を表示するための入院受付画面表示手段2
bと、警告画面50(図7参照)を表示するための警告
画面表示手段2dと、を含んで構成されている。
【0068】データベース5は、入院受付画面20を表
示するための入院受付画面データ5dと、診療情報5a
と、マスタ情報5bと、警告画面50を表示するたの警
告画面データ5eと、を含んで構成されている。
【0069】サーバー4は、ユーザー端末2からのサー
ビス開始要求(画面表示要求)に基づき、入院受付画面
データ5dを用いてユーザー端末2での入院受付画面2
0の表示を処理するための入院受付画面表示処理手段4
fと、入院受付画面20にて入力された患者ID、病室
コード等の入力情報に基づき、診療情報5aを用いて患
者感染症情報を検索するための患者感染症情報検索手段
(検索手段)4gと、検索された診療情報5aに基づ
き、患者感染症情報の有無を判定する感染症情報有無判
定手段4hと、この感染症情報有無判定手段4hにて患
者感染症情報が有ると判定された場合に、マスタ情報5
bを用いて病室マスタを検索するための病室マスタ検索
手段4kと、感染症情報有無判定手段4hにて感染症情
報が無いと判定された場合であって、入院受付画面20
にてベッド番号が入力された場合に、ベッド番号を入力
処理するベッド番号入力処理手段4iと、この入力さら
た情報に基づき診療情報5aに登録を行う登録処理手段
4jと、病室マスタ検索手段4kにて検索されたマスタ
情報5bに基づき、感染症グループが許可であるか否か
を判定する感染症グループ判定手段(判定手段)4l
と、この感染症グループ判定手段4lにて判定された判
定結果が不許可である場合に、警告画面データ5eに基
づき、ユーザー端末2に警告画面50を表示するように
処理する入室不許可警告表示処理手段(不許可とする手
段)4mと、を含んで構成されている。
【0070】上記のような構成の病院情報システム1に
おいて、ユーザー端末2よりサービス開始要求(画面表
示要求)がなされると、サーバー4の入院受付画面表示
処理手段4fは、入院受付画面データ5dを利用してユ
ーザー端末2に入院受付画面20を表示するように処理
する。次に、ユーザー端末2の入院受付画面表示手段2
bの表示された入院受付画面20上において、患者ID
並びに感染症コードを入力すると、サーバー4の患者感
染症情報検索手段4gは、データベース5に記憶された
診療情報5aを用いて患者感染症情報の検索を行う。
【0071】この結果、検索された患者感染症情報に基
づき、サーバー4の感染症情報有無判定手段4hにて対
応する当該患者感染症情報があるかないかの判定を行
う。この感染症有無判定手段4hでの判定の結果、該当
する患者感染症情報があると判定された場合には、サー
バー4の病院マスタ検索手段4kは、データベース5に
記憶されたマスタ情報5bの中から当該患者感染症情報
に対応する病室マスタの検索を行う。
【0072】一方、感染症情報有無判定手段4hでの判
定の結果、該当する患者感染症情報がないと判定された
場合には、ユーザー端末2での入力待ちの待機状態とな
る。
【0073】そして、ユーザー端末2の入院受付画面2
0において、前記患者のベッド番号が入力されると、サ
ーバー4のベッド番号入力処理手段4iにて入力処理の
実行が開始され、データベース5の特に診療情報とし
て、サーバー4の登録処理手段4jがベッド番号を含む
各種情報の登録処理が行われる。
【0074】さらに他方、病室マスタ検索手段4kにて
マスタ情報5bから病室マスタが検索されると、この検
索結果に基づき、感染症グループ判定手段4lは、感染
症グループが許可であるか不許可であるかの判定を行
う。
【0075】この感染症グループ判定手段4lでの判定
結果が、不許可と判定した場合、すなわち許可しない感
染症グループである場合には、サーバー4の入室不許可
警告表示処理手段4mは、データベース5に記憶された
警告画面データ5eを用いて、ユーザー端末2に警告画
面50を表示するような処理を行う。
【0076】一方、前記感染症グループ判定手段4lで
の判定結果が、許可と判定した場合、すなわち許可した
感染症グループである場合には、通常の入院受付画面5
0を表示するように処理される。
【0077】(処理手順について)次に、上記のような
構成の病院情報システムにおける処理手順について、図
13〜図14を参照しつつ説明する。
【0078】本例では、以下の<感染症入力のフロー>
と<入院受付のフロー>から構成される。
【0079】本例に該当する部分は、<入院受付のフロ
ー>に属するが、<感染症入力のフロー>による感染症
情報の入力が前提となるため説明を施してある。
【0080】<感染症入力のフロー>先ず、感染症入力
画面表示手段2aにてプログラムを起動すると、感染症
入力画面10が表示される(ステップ、以下「S」10
1)。感染症入力画面10には、患者IDを入力するフ
ィールド、および感染症コードを入力するフィールドが
備わっている。
【0081】次に、感染症入力画面10において患者I
D入力フィールドに更新すべき患者のIDを入力する
(S102)。これにより、患者IDに対する患者の患
者氏名が表示され、選択した患者であることを確認す
る。
【0082】さらに、感染症入力画面10において、S
102で選択された患者に対して感染症コードを感染症
コード入力フィールドに入力する(S103)。ここ
で、複数の感染症コードを一括して入力することも可能
である。
【0083】そして、感染症マスタM1を検索し、S1
03で入力された感染症コードに対応する感染症名称を
感染症入力画面10に表示し、誤入力のないことを確認
させる(S104)。
【0084】ここで、感染症入力画面10においてS1
02〜S103にて入力した画面情報を登録するか取消
にするかはオペレータの判断により機能を選択する(S
105)。S105において登録する場合には、登録操
作部16を押下し、取消の場合は取消操作部15を押下
する。
【0085】そして、感染症入力画面表示手段2aは、
登録/取消の外部入力を判断し、以後の処理を次のよう
に分岐する。乃ち、S105において、登録の場合には
S106へ処理を移す。一方、S105において、取消
の場合には、S102へ処理を移すか、プログラムを終
了する。
【0086】次に、感染症入力画面10においてS10
2〜S103にて入力した情報をデータベース5上にあ
る患者感染症情報D1を更新する(S106)。
【0087】そして、S102で処理を移し、次の患者
の感染症情報を入力するか、プログラムを終了する。
【0088】<入院受付のフロー>先ず、入院受付画面
表示手段2bにてプログラムを起動すると、入院受付画
面20が表示される(S201)。ここで、入院受付画
面20には、患者IDを入力する患者ID入力欄21、
および病室コードを入力する病室入力欄24が備わって
いる。
【0089】なお、入院受付画面20の入院日付入力欄
23、およびベッド番号入力欄25は、本例には必ずし
も必要ではない。
【0090】次に、入院受付画面20において患者ID
入力欄21に入院すべき患者の患者IDを入力する(S
202)。ここで、患者IDに対応する患者の患者氏名
が表示され、選択した患者であることをオペレータは確
認する。
【0091】さらに、入院受付画面20において入院日
付入力欄23に入院日付を入力する(S203)。な
お、本ステップは、本例では必ずしも必要ではない。
【0092】次いで、入院受付画面(G2)において入
院日付入力欄23に当該患者の収容先である病室の病室
コードを入力する(S204)。
【0093】そして、データべース5上にある患者感染
情報D1を当該患者の患者IDにて検索する(S20
5)。
【0094】次に、入院受付画面表示手段2bは、S2
05の検索結果により、以降の処理を次のように分岐す
る。すなわち、感染症コードが1件も登録されていない
場合、S210へ処理を移す。一方、感染症コードが1
件以上登録されている場合、S207へ処理を移す。
【0095】ここで、データベース5上にある病院マス
タM3を入院受付画面20の病室入力欄24で入力した
病室コードにて検索する(S207)。
【0096】そして、入院受付画面表示手段2bは、感
染症マスタM1を当該患者の感染症コードにて検索し、
感染症グループを導出する。この感染症グループとS2
07で検索した結果をもとに、以降の処理を次のように
分岐する(S208)。乃ち、感染症グループが不許可
感染症グループ1〜nのいずれかに一致する場合、S2
09へ処理を移す。一方、感染症グループが不許可感染
症グループ1〜nのいずれとも一致しない場合、当該病
室への収容を不可とする理由がないと判断し、S210
へ処理を移す。
【0097】そして、入院受付画面表示手段2bは、当
該患者の当該病室への収容は不可と判断し、入室不可で
ある主旨の警告画面(例:警告画面50))を入院受付
画面20上に表示する(S209)。以降は、S204
へ処理を移し、病室コードの再入力となる。
【0098】一方、入院受付画面20においてベッド番
号入力欄25にベッド番号を入力する(S210)。
【0099】次いで、入院受付画面20で入力された情
報でデータベース5上の病室情報D2を更新する(S2
11)。以降は、S202へ処理を移し、次の患者の入
力をするか、プログラムを終了する。
【0100】なお、少なくとも1つの病室に複数人の患
者を登録する際に、シノニムを用いても、あるいは、ベ
ッド番号による識別を行ってもよい。
【0101】さらに、警告画面50では、「感染症にか
かっているので他の病室を選んでください」旨の警告が
表示されることとなる。この警告画面50において、
「確認」52を押すと、入院受付画面20に戻って、入
院受付画面20の「病室」28を押すと病室一覧画面3
0が表示されるように形成していもよい。
【0102】さらに、病室一覧画面30を参照しなが
ら、新規入院登録における病室選択をして病室登録の変
更を行う構成してもよい。
【0103】以上のように本実施の形態によれば、病室
マスタに不許可感染症グループを新たに項目に追加した
ことにより、患者属性である、感染症情報との相互チェ
ックが可能となり、入院受付画面で病室番号を入力した
時点で自動チェックでき、誤って収容してはいけない感
染症患者の病室への収容を事前に拒絶できるという効果
が奏される。
【0104】また、感染症情報の扱いを感染症マスタに
感染症グループという項目を設けることで複数の感染症
をグループ単位に管理することが可能となる。このため
不許可にすべき感染症をグループとして登録できるとい
う効果がある。
【0105】さらに、ベッド番号をマスタ情報5bに持
たせておくことで、入院受付画面20にて、ベッド番号
まで指定することができる。
【0106】なお、本実施の形態の変形例としては、以
下のようなものが挙げられる。例えば、感染症マスタM
1から感染症グループを削除し、感染症のグループ化を
省略した構成が可能である。その場合のマスタ情報5b
の構造は、図15に示すようになる。
【0107】すなわち、この場合には、マスタ情報5b
は、感染症マスタM4、感染症病室マスタM5、病室マ
スタM6を有しており、感染症マスタM4には、感染症
コード、感染症名称を備えており、感染症病室マスタM
5には、感染症コード、病室コードを備えており、病室
マスタM6には、病室コード、シノニム、不許可感染症
コードを有している。
【0108】これにより、病室マスタM6に不許可感染
症コードを新たに項目に追加したことにより、患者属性
である、感染症情報との相互チェックが可能となり、誤
って収容してはいけない病室への収容を事前に拒絶でき
るという効果が奏される。
【0109】また、感染症情報の扱いを感染症マスタM
4に感染症コードという項目を設けることで感染症を管
理することが可能となる。このため不許可にすべき感染
症を登録できるという効果がある。
【0110】なお、この変形例は、以下の各第2の実施
の形態、第3の実施の形態等にも適用することができ
る。
【0111】さらに、本第1の実施の形態の変形例とし
ては、例えば、診療情報5a及びマスタ情報5bの内部
で複数項目設定可能なものを非正規化し、1レコードに
格納した構造に置き換えた構成としてもよい。
【0112】具体的には、図16に示すように、データ
ベース5内において、患者感染症情報D4、病室情報D
5、病室マスタD5を構成する。
【0113】患者感染症情報D4は、患者IDと、複数
の感染症コード1〜mとを備える。、病室情報D5は、
病室コードと、ベッド番号別に患者IDを持たせるよう
に複数のベッド1患者ID〜ベッドp患者IDとを備え
る。病室マスタM7は、病室コードと、複数の不許可感
染症グループ1〜nとを備える。
【0114】これにより、データベースの1レコードで
1患者しか登録できないというような事態は生じず、1
レコードの中で複数の患者を登録することができる。
【0115】[第2の実施の形態]次に、本発明にかか
る第2の実施の形態について、図17〜図19に基づい
て説明する。なお、以下には、前記第1の実施の形態の
実質的に同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部
分についてのみ述べる。
【0116】図17は、本例の病院情報システムにおい
て、ユーザー端末2とデータベース5との間のデータの
流れを模式的に示した説明図である。
【0117】上記第1の実施の形態では、予め感染症で
あることが登録されている患者について当該感染症患者
の病室をチェックする構成としたが、本例では、既に入
院している感染症でない患者が、新たに行われた検査等
によって当該患者が感染症に感染していることが後から
判明した場合に対応できる構成を示している。
【0118】乃ち、図17に示すように、データベース
5には、他の検査システム6からの検査結果等の検査情
報を検査システム連携装置7内の患者情報更新タスク7
aを介して逐次入力されるように形成している。もちろ
ん、これらのデータ処理はサーバー4(図17には不図
示)にて行われていることとなる。また、上述の検査シ
ステム連携装置7は、サーバー4内に検査システム連携
手段として搭載する構成であってもよい。
【0119】そして、入力された検査情報から感染症患
者である旨が判明すると、データベース5及びサーバー
4を用いて病院情報システム1のシステム管理者等が使
用する管理用端末3に、感染症患者に関する情報を通知
する。なお、この通知先としては、病院内において感染
症患者を隔離する旨の指示を行うことができる人物もし
くはそのような権限のある医師例えば院長等が使用する
端末に対して、直接通知するようにしてもよい。
【0120】この通知先の指定を行うために、本例にお
いては、マスタ情報5bに、職員マスタM14を備えて
いる。この職員マスタM14では、各職員に対応して各
識別コード番号、各メールアドレスが各々関連付けられ
たテーブルを構成している。
【0121】例えば、医師にはコード番号1でメールア
ドレスAが対応付けられ、看護婦にはコード番号2でメ
ールアドレスBが対応付けられ、システム管理者にはコ
ード番号3でメールアドレスCが対応付けられる。
【0122】これにより、感染症が発見された時に、対
応するコード番号を設定しておけば、コード番号に対応
するメールアドレス先にメール等が通知されることとな
る。
【0123】以上が、本実施の形態の要旨であり、以下
により詳細な説明を、サーバー4におけるデータ処理の
流れを中心にして説明する。
【0124】図18には、本例の病院情報システムにお
いて検査システムと連携して用いる場合の具体的構成が
開示されている。
【0125】ユーザー端末2では、感染推定患者が一覧
表示される感染推定患者一覧画面表示手段2eを用い
る。
【0126】データベース5には、感染推定患者一覧画
面60を表示するための感染推定患者一覧画面データ5
fと、診療情報5a及びマスタ情報5bと、を含んで構
成されている。
【0127】サーバー4は、検査システム6からの検査
結果等の検査入力情報に基づき、サーバー4と連携する
ための検査システム連携手段である検査システム連携装
置7と、この検査システム連携装置7にて中継された検
査結果情報を受信するための感染症情報受信手段4m
と、この患者感染症情報受信手段4mにて受信された患
者感染症情報に基づき、診療情報5aを用いて患者感染
症情報を更新するための患者感染症情報更新手段4o
と、この患者感染症更新手段4oにて更新された情報に
基づき、診療情報5aを用いて患者入院情報を検索する
ための患者入院情報検索手段4pと、この患者入院情報
検索手段4pにて検索された診療情報5aの検索結果に
基づき、当該患者が入院中であるか否かその有無を判断
する為の入院中有無判断手段(判定手段)4qと、この
入院中有無判断手段4qにて判断された判断結果が入院
中であると判断された場合に、マスタ情報5bを用いて
病室マスタ情報を検索するための病室マスタ検索手段4
rと、この病室マスタ検索手段4rにて検索されたマス
タ情報の検索結果に基づき、当該病室に関し、感染症グ
ループが許可されているか否かを判定するための感染症
グループ判定手段4sと、この感染症グループ判定手段
4sにおいて、感染症グループが不許可であると判断さ
れた場合に、管理用端末3に、危険である旨の警告を告
知するための告知手段4tと、この告知手段4tからの
告知実行及びデータベース5の感染推定患者一覧画面デ
ータ5fに基づき、ユーザー端末2に感染推定患者一覧
画面60を表示するように処理する感染推定患者一覧画
面表示処理手段(一覧として表示せしまる手段)4u
と、を含んで構成されている。
【0128】上記のような構成の病院情報システム1に
おいて、先ず、検査システム6からの検査結果等の情報
が例えばサーバー4の検査システム連携装置7にて連携
され、感染症情報受信手段4nにて感染症情報が受信さ
れる。
【0129】そうすると、患者感染症情報更新手段4o
は、データベース5の診療情報5aにおいて患者感染症
情報の更新を行う。
【0130】次いで、サーバー4の患者入院情報検索手
段4pは、データベース5に記憶された診療情報5aの
中から対応する患者感染症情報を検索する。
【0131】この結果、診療情報5aにて検索された患
者感染症情報に基づき、サーバー4の入院中有無判断手
段4qにて当該患者が入院中であるか否かの判断を行
う。
【0132】この入院中有無判断手段4qでの判断結果
が入院中であると判断された場合には、サーバー4の病
室マスタ検索手段4rは、データベース5に記憶された
マスタ情報を用いて対応する入院中の患者に対応する病
室マスタを検索する。
【0133】一方、前記入院中有無判断手段4qでの判
断結果が入院中でないと判断された場合には、感染症情
報受信手段4mに戻り、次の受信情報に関する処理が行
われる。
【0134】さらに他方、サーバー4の病院マスタ検索
手段4rでのデータベース5のマスタ情報5b中の病院
マスタの検索結果に基づき、サーバー4の感染症グルー
プ判定手段4sは、当該病室マスタに対応する感染症グ
ループを抽出しつつ、この感染症グループが不許可感染
症グループであるか否かの判定を行う。
【0135】この感染症グループ判定手段4rでの判定
結果が、不許可感染症グループであると判定した場合に
は、サーバー4の告知手段4tは、管理用端末3に向け
て感染症の患者がいる旨の告知を行うこととなる。
【0136】さらに加えて、告知手段4tによる告知を
行った後には、サーバー4の感染推定患者一覧画面表示
処理手段4uは、データベース5の感染推定患者一覧画
面データ5fを用いて、ユーザー端末2の感染症患者一
覧画面表示手段2eの感染症患者一覧画面60を表示す
るように処理する。
【0137】なお、図18では、検査システム連携装置
7がサーバー4に構成される場合を例に説明したが、サ
ーバー4外に専用装置を設けた構成としてもよい。
【0138】(処理手順)次に、検査システムと連携す
る場合の患者情報更新タスクの処理について、図19を
用いて説明する。
【0139】先ず、検査システム連携装置7にある患者
情報更新タスクは、検査システム6と通信を行い、検査
システム6より送信する検査結果の受診待ち状態にある
(S301)。
【0140】次に、患者情報更新タスクは、検査システ
ム6より検査結果を受診すると、次のS303の処理を
行う(S302)。
【0141】乃ち、検査システム6より受信したデータ
中に感染症情報が含まれている場合、データベース5上
の患者感染症情報D1を更新する(S303)。
【0142】そして、受信した患者が現在入院中である
か否かを、データベース5上の病室情報D2を検索して
判定する(S304)。
【0143】さらに、S304の判定結果により以降の
処理を次のように分岐する(S305)。S305にお
いて、入院中である場合(いずれの病床に含まれる場
合)S306へ処理を移す。一方、入院中でない場合
(いずれの病床にも含まれない場合)には、S302へ
処理を移し、次の受信を待つ。
【0144】次に、データベース5上の病室マスタM3
を該当患者の収容している病室の病室コードにて検索す
る(S306)。
【0145】さらに、感染症マスタM1を当該患者の感
染症コードにて検索し、感染症グループを導出する。こ
の感染症グループをS306で検索した結果をもとに、
以降の処理を次のように分岐する(S307)。乃ち、
感染症グループが不許可感染症グループ1〜nのいずれ
かに一致する場合には、S308へ処理を移す。一方、
感染症グループが不許可感染症グループ1〜nのいずれ
とも一致しない場合には、感染症情報が更新されたにも
拘わらず、当該病室への収容を不可とする理由がないと
判断し、S302へ処理を移し、次の受信を待つ。
【0146】次に、患者情報更新タスクは、当該患者を
当該病室に収容することの継続は不可と判断し、入室の
不可である主旨の通知をシステム管理者に発行する(S
308)。この通知の手段としては電子メール、画面で
のメッセージ表示、または書面によるレポート発行、電
子メールに加えて音声情報で伝える、音声のみで警告す
る等を行うことが好ましい。例えば、通知の例として
は、「患者:××に感染症:○○が登録されました。病
室:△△に入院中ですが、同室の患者に感染するおそれ
がありますので病室を変更して下さい」のように通知す
る。
【0147】ここで、システム管理者とは、管理者とし
てシステム上特別にユーザ登録されたオペレータをい
う。
【0148】最後に、感染推定患者一覧画面60を表示
する(S309)。ここで、この画面に表示される患者
は、前過程で登録された感染症患者を収容していた病室
の患者を検索することにより行われる。
【0149】このように、現在入院している患者が外部
にシステム情報から感染症である旨が判明した場合に
は、当該患者が入院しているか否かを検索し、入院して
いたら、どの病室に入院しているかを検索し、当該病室
に前記感染症の患者が居ていいのか否かをチェックし、
居てはいけないのであれば、自動で管理者に通知し、感
染推定患者一覧画面60を表示する。
【0150】ここで、感染症であると判明した患者とと
もに病室にいた患者は、その間に感染している可能性が
あるので、この感染推定患者一覧画面60では、感染症
にかかっていると思わしき可能性のある同室の人を全て
リストとして出す。
【0151】なお、システム管理者から医師に電子メー
ルで送る構成としても、直接医師の所に電子メールを出
す構成としてもよい。さらに、発見を速くする観点か
ら、電子メールでポップアップするようにしておくこと
が好ましい。一方的に通知した方が認知度が高いからで
ある。
【0152】以上のように本実施の形態では、検査シス
テムから送信する結果情報の感染症情報をもとに患者感
染症情報を更新するが、同時に現在入院中の病室との感
染症相互チェックを行うことが可能となる。
【0153】このことにより入院中で、後から感染症に
感染していることが判明されても、即時に通知が管理者
へ伝達されるため必要な措置が迅速に行えるという効果
がある。この場合の必要な措置とは、当該患者の別の病
室へ移動させることであるが、その場合は、後に説明す
る第3の実施の形態を応用することで容易に実現でき
る。
【0154】また、病室感染症情報から感染病室の患者
を検索し、表示することが可能となり(感染推定患
者)、表示された患者の検査を行うなどの措置が迅速に
実施可能となり、院内感染の拡大を防ぐことができる。
【0155】なお、この第2の実施の形態の変形例とし
ては、検査結果による感染症情報の更新の代わりに手動
で操作入力にて感染症入力画面表示手段2aの感染症入
力画面10で感染症を入力した場合に、同様な相互チェ
ックを行い通知を管理者に伝達する。
【0156】[第3の実施の形態]次に、本発明にかか
る第3の実施の形態について、図20〜図21に基づい
て説明する。図20は、本例の病院情報システムにおい
て、ユーザー端末2とデータベース5との間のデータの
流れを模式的に示した説明図である。
【0157】本例では、既に感染症情報が入力されてい
る患者を入院受付する場合に、他の患者から物理的に隔
離するために、入院先病室を自動設定できる構成を示し
ている。
【0158】すなわち、上述の実施の形態では、入院受
付画面にて病室のコード番号をテン入力により行う構成
としたが、本例では、入院受付画面において患者番号入
力すると、自動的に感染症の人の行き先(病室)を検索
して、病室コードをセットする構成としている。なお、
感染症でなければ、テン入力を行うようにしている。
【0159】例えば、予め結核の患者は病室3304に
入室するというのを自動でやる。このために、感染症の
病名に応じて予め部屋の割り当ての対応ずけがなされて
いる。
【0160】図20に示すように、マスタ情報5bの感
染症病室マスタM2の中の感染症グループと病室コード
に基づき、ある感染症の患者が入るべき病室の設定を行
うことができる。
【0161】また、病室一覧画面30にて、感染症があ
る病室(3F―304)31は色で表示されている。こ
の着色部分がボタンになっていて、これを押すと感染症
の名前等が表示された感染推定患者一覧画面60が出て
くる。このように、感染症患者の詳細閲覧を希望する場
合には、感染症名等も表示されており、確認を行うこと
ができる。さらに、いつまでも感染症であるということ
はないので、消毒等の感染症対策が行われると、解除す
ることで、前記着色表示の病室を通常の状態にすること
もできる。
【0162】(処理手順)次に、上述のようにするため
の処理について、図21を用いて説明する。
【0163】先ず、入院受付画面表示手段2bにてプロ
グラムを起動すると、入院受付画面20が表示される
(S401)。この入院受付画面20には、患者IDを
入力する患者ID入力欄21、および病室コードを入力
する病室入力欄24が備わっている。
【0164】なお、入院受付画面20において患者ID
入力欄21、およびベッド番号入力欄25は、本例には
必ずしも必要ではない。
【0165】次に、入院受付画面20において患者ID
入力欄21に入院すべき患者IDを入力する(S40
2)。ここで、患者IDに対応する患者の患者氏名が表
示され、選択した患者であることをオペレータは確認す
る。
【0166】さらに、入院受付画面20において入院日
付入力欄23に入院日付を入力する(S403)。
【0167】そして、データベース5上にある患者感染
症情報D1を当該患者の患者IDにて検索する(S40
4)。
【0168】次いで、S304の検索結果をもとに、以
降の処理を以下のように分岐する(S405)。すなわ
ち、感染症情報がある場合(患者IDが患者感染症情報
D1に含まれる場合)には、S406へ処理を移す。一
方、感染症情報がない場合(患者IDが患者感染症情報
D1に含まれない場合)には、S408へ処理を移す。
【0169】すなわち、感染症マスタM1をS405の
患者感染症情報D1の感染症コードにて検索し、感染症
コードに対応する感染症グループを導出する。この導出
された感染症グループにてデータベース5上にある感染
症病室マスタM2を検索し、病室コードを導出する(S
406)。この病室コードは、該当する感染症を有する
患者が入院すべき病室を表している。
【0170】次いで、S406で導出された病室コード
を入院受付画面20の病室コード入力フィールドにセッ
トし、コードを表示させる(S407)。この結果オペ
レータは、病室コードを自ら選択し入力する必要がなく
なると同時に、感染症を有する患者を他の一般患者から
物理的に隔離することが可能になる。
【0171】ところで一方、入院受付画面20の病室コ
ード入力フィールドにて患者の収容先である病室コード
を入力する(S408)。ここで、本ステップとS40
7との相違は、オペレータが自ら病室を選択し、コード
を入力する点にある。
【0172】次に、入院受付画面20においてベッド番
号入力欄25にベッド番号を入力する(S409)。
【0173】そして、入院受付画面20で入力された情
報でデータベース5上の病室情報D2を更新する(S4
10)。
【0174】以降は、S402へ処理を移し、次の患者
の入力をするか、プログラムを終了する。
【0175】なお、上述のS402〜S408を処理す
る手段を構成することで、本発明の選択手段を構成でき
る。
【0176】以上のように本実施の形態によれば、感染
症病室マスタを使用し、感染症グループから病室コード
を導出できるしくみが提供される。
【0177】これにより既に感染症が入力されている患
者を入院させる場合に、特定の病室を選択させることが
可能になる。結果として、他の患者と物理的に隔離し、
院内感染を防ぐことができる。乃ち、入院受付画面20
の中で、自動的に病室を選び、例えば結核用の病室等を
自動でセットしてしまう。これにより、例えば、結核の
感染症等の患者を容易かつ迅速に隔離することができ
る。
【0178】なお、第3の実施の形態の変形例として
は、感染症情報に加えて病名情報を追加し、病名と病室
の相互チェックを行う構成としてもよい。
【0179】具体的には、例えば、図22に示すよう
に、データベース5の診療情報5aに、上述の各種情報
に加えて、患者病名情報D11、病室情報D12、病室
病名情報D13を備える。さらに、データベース5のマ
スタ情報5bに、上述の各種情報に加えて、病名マスタ
M11、病名病室マスタM12、病室マスタM13を備
える。
【0180】患者病名情報D11では、患者ID、シノ
ニム、病名コードなどを有しており、病室病名情報D1
3では、病室コード、シノニム、病名グループ、推定
日、病名ステータスなどを有している。
【0181】病名マスタM11では、病名コード、病名
名称、病名グループ、優先度などを有しており、病名病
室マスタM12では、病名グループ、病室コードなどを
有しており、病室マスタM13では、病室コード、シノ
ニム、不許可病名グループなどを有している。
【0182】このような構成にすることにより、感染症
に加えて、病名によっても病室のチェックを行うことが
できる。
【0183】なお、本例では、病名情報と感染症情報と
を各々独立した情報として管理する構成としたが、感染
症は病名の一部であるという観点から病名情報のみで感
染症をも管理するようなデータ構造であってもよい。
【0184】[第4の実施の形態]次に、本発明にかか
る第4の実施の形態について、図23〜図26に基づい
て説明する。図23は、本例の病院情報システムにおい
て、ユーザー端末2とデータベース5との間のデータの
流れを模式的に示した説明図である。
【0185】本例では、病室情報に感染症ステータス情
報を付与し、患者の病室の出入りからの感染症ステータ
スを更新し、入室のチェック、同室にいた患者の移動等
の院内感染症対策を効率的に運用する構成としている。
【0186】乃ち、感染症患者は、病気が治ったり、新
たに発覚して隔離されたり等が行われると別の病室に移
されるが、当該患者がいた病室は、空で感染症対策が済
んでいない場合が考えられる。このような場合に、本例
では、病室一覧画面30にて病室毎に感染症の状態を表
示させる構成としている。感染症の病室に対して何も対
策を施さなければ、着色表示の状態となる。
【0187】図23には、データベース5内の患者感染
症情報D1・病室情報D2・病室感染症情報D3を備え
た診療情報5aと、感染症マスタM1・感染症病室マス
タM2・病室マスタM3を備えたマスタ情報5bと、に
基づき、ユーザー端末2の感染症入力画面表示手段2a
に感染症入力画面が表示される。
【0188】同様に、診療情報5a及びマスタ情報5b
に基づき、ユーザー端末2の入院受付画面表示手段2b
に入院受付画面20が表示される。さらに、診療情報5
a及びマスタ情報5bに基づき、ユーザー端末2の病室
管理画面表示手段2cに病室管理画面40が表示され
る。
【0189】(サーバー)図24には、本例の病院情報
システム1において、感染症を入力する場合の構成の一
例が機能ブロック図の形式で開示されている。
【0190】ユーザー端末2では、感染症入力画面10
が表示される感染症入力画面表示手段2aが用いられ
る。
【0191】データベース5には、感染症入力画面10
を表示するための感染症入力画面データ5cと、マスタ
情報5b及び診療情報5aと、を含んで構成されてい
る。
【0192】サーバー4には、ユーザー端末2からのサ
ービス開始要求(画面表示要求)に基づき、感染症入力
画面データ5cを用いてユーザー端末2に感染症入力画
面10を表示する用に処理する感染症入力画面表示処理
手段4bと、感染症入力画面表示手段4bに表示された
感染症入力画面10にて入力された感染症コードを、マ
スタ情報5bを用いて感染症グループを変換するための
感染症コード感染症グループ変換手段4wと、この感染
症コード感染症グループ変換手段4wにて変換された感
染症グループに基づき、診療情報5aを用いて患者感染
症情報を更新するための患者感染症情報更新手段4x
と、この患者感染症情報更新手段4xにて更新された診
療情報5aに基づき、診療情報5aを用いて病室情報を
検索するための病室情報検索手段4yと、この病室情報
検索手段4yにて検索された診療情報5aの検索結果に
基づき、診療情報5aを用いて病室感染症情報を更新す
るための病室感染症情報更新手段4zと、を含んで構成
される。
【0193】上記のような構成の病院情報システム1に
おいて、ユーザー端末2よりサービス開始要求(画面表
示要求)がなされると、サーバー4の感染症入力画面表
示処理手段4bは、感染症入力画面データ5cを利用し
てユーザー端末2に感染症入力画面10を表示するよう
に処理する。次に、ユーザー端末2の感染症入力画面表
示手段2aに表示される感染症入力画面10上におい
て、患者ID並びに感染症コードを入力すると、サーバ
ー4の感染症コード感染症グループ変換手段4wは、デ
ータベース5に記憶されたマスタ情報5bを用いて、当
該感染症コードを対応する感染症グループに変換する。
【0194】変換された感染症グループに基づき、サー
バー4の患者感染症情報更新手段4xは、データベース
5の診療情報5a内の患者感染症情報を更新するように
処理する。
【0195】次に、サーバー4の病室情報検索手段4y
は、患者感染症情報に対応する病室情報をデータべース
5の診療情報5aの中から検索する。この検索結果にて
抽出された病室情報に基づき、病室感染症情報更新手段
4zは、データベース5の診療情報5aの対応する病室
感染症情報を更新する処理を行う。
【0196】(処理手順)本例では、入院している患者
で後から感染症であることを入力する場合に、感染症入
力画面10で感染症を登録する。そうすると、患者の感
染症情報がセットされるとともに、病室に感染症情報を
セットする。
【0197】以下に、図25を参照しながら感染症の入
力を行う場合の処理手順について説明する。
【0198】<感染症の入力フロー>先ず、感染症入力
画面表示手段2aにてプログラムを起動すると、感染症
入力画面10が表示される(S501)。ここで、感染
症入力画面10には、患者IDを入力する患者ID入力
欄11、および感染症コードを入力する感染症コード入
力欄13が備わっている。
【0199】次に、感染症入力画面10において患者I
D入力欄11に更新すべき患者の患者IDを入力する
(S502)。ここで、患者IDに対応する患者の患者
氏名が表示され、選択した患者であることを確認する。
【0200】さらに、感染症入力画面10においてS5
02で選択された患者に対して感染症コードを感染症コ
ード入力欄13に入力する(S503)。なお、複数の
感染症コードを一括して入力することも可能である。
【0201】次に、感染症マスタM1を検索し、S50
3で入力された感染症コードに対応する感染症グループ
を導出する(S504)。
【0202】そして、S504で導出した感染症グルー
プを患者感染症情報D1に登録する(S505)。
【0203】次いで、患者IDをキーに病室情報D2を
検索し、該当患者を収容している病室を導出する(S5
06)。
【0204】さらに、S506で導出した病室コードに
て病室感染症情報D3を検索し、感染症グループ、感染
推定日、感染ステータスを以下のように更新する(S5
07)。乃ち、感染症グループをS504で導出した感
染症グループに更新する。加えて、感染推定日を該当患
者の入院日またはシステム日付に更新する。さらに加え
て、感染ステータスを感染状態に更新する。
【0205】最後に、S502へ処理を移し、次の患者
の感染症情報を入力するか、プログラムを終了する。こ
れによって、感染症患者を登録できる。
【0206】次に、登録後、入院受付がなされる場合の
処理手順を図26を用いて説明する。
【0207】<入院受付時における感染症のフロー>先
ず、入院受付画面表示処理手段2bにてプログラムを起
動すると入院受付画面20が表示される(S601)。
ここで、入院受付画面20には、患者IDを入力する患
者ID入力欄21、および病室コードを入力する病室入
力欄24が備わっている。
【0208】次に、入院受付画面20において患者ID
入力欄21に入院すべき患者の患者IDを入力する(S
602)。ここで、患者IDに対応する患者の患者氏名
が表示され、選択した患者であることをオペレータは確
認する。
【0209】さらに、入院受付画面20において入院日
付入力欄23に入院日付を入力する(S603)。
【0210】次いで、入院受付画面20において病室を
入力するため病室一覧画面30を表示し、どの病室に入
院可能かオペレータは判断する(S604)。この画面
には、病室感染症情報D3の内容が反映され、現在感染
症グループが設定され、さらに感染ステータスが未処理
(感染状態)の場合に色が変更されて表示される。
【0211】そして、上記病室一覧画面30にて入院す
る病室を選択する(S605)。ここで、感染ステータ
スが未処理の病室を選択しようとした場合には、その旨
エラーを行い選択することができない。
【0212】次に、S605にて選択された病室への入
院を可能とし、入院受付画面20で入力された情報でデ
ータベース5上の病室情報D2を更新する(S60
6)。
【0213】最後に、プログラムを終了するか、又はS
602へ戻り、次の患者の入力を行う。
【0214】このようにすることで、入院受付画面20
で入院日付を入れて、病室操作部28を押下して、病室
一覧画面30を表示させる。そうすると、事前に色がわ
かるので、わざわざ感染症の疑いのある病室に入院させ
ないように病室を確認できる。
【0215】以上のように本実施の形態によれば、病室
感染症情報を使用し、感染症患者が入院していたという
事実から感染が推定される病室を一覧に表示し、色を識
別することで入院できないことを目視確認できるしくみ
が提供される。
【0216】[第5の実施の形態]次に、本発明にかか
る第5の実施の形態について、図27〜図28に基づい
て説明する。図27は、本例の病院情報システムの概略
構成を示す機能ブロック図である。
【0217】本例では、病室情報に感染症ステータス情
報を付与し、患者の病室の出入りからの感染症ステータ
スを更新し、清掃済み等の院内感染症対策を効率的に運
用する構成としている。
【0218】乃ち、感染症患者は、病気が治ったり、新
たに発覚して隔離されたり等が行われると別の病室に移
されるが、当該患者がいた病室は、空で感染症対策が済
んでいない場合が考えられる。このような場合に、本例
では、病室一覧画面30にて病室毎に感染症の状態を表
示させるとともに、消毒等の感染症対策の処理がなされ
た場合には、状態を変更できるようにする構成である。
さらに、病室管理画面40にて各病室の状態を管理でき
る構成としている。
【0219】感染症の病室に対して感染症対策を行い処
理済みとなると、病室管理画面40にて処理済操作部4
7を押下すると、当該病室の着色表示は消えることとな
る。
【0220】上記第4の実施の形態では、入院受付処理
の中で、入院受付画面20の病室操作部28により病室
一覧画面30を表示させ、色を塗っていないところを選
択させる構成としたが、本例では、色の部分を選択する
ことによって、詳細情報を得る構成としている。
【0221】(構成)ユーザー端末2では、入院受付画
面20が表示される入院受付画面表示手段2bと、病室
一覧画面30が表示される病室一覧画面表示手段2g
と、病室管理画面40を表示するための病室管理画面表
示手段2hと、が利用される。
【0222】データベース5には、入院受付画面20を
表示するための入院受付画面データ5dと、マスタ情報
5bと、診療情報5aと、病室一覧画面30を表示する
ための病室一覧画面データ5hと、病室管理画面40を
表示するための病室管理画面データ5iと、を含んで構
成されている。
【0223】サーバー4には、ユーザー端末2からのサ
ービス開始要求(画面表示要求)に基づき、入院受付画
面データ5dを用いてユーザー端末2に入院受付画面2
0を表示するように処理する入院受付画面表示処理手段
4fと、入院受付画面20での患者ID、病室コード等
の操作入力に基づき、データベース5の病室一覧データ
5h及びマスタ情報5bを利用して、ユーザー端末2の
病室一覧画面表示手段3gの病室一覧画面を表示するよ
うに処理する病室一覧画面表示処理手段4αと、病室一
覧画面表示手段4αにて表示される病室一覧画面30上
にて選択された病室に対して、対応する情報を診療情報
5aから抽出すべく処理を行う色表示選択処理手段4β
と、対応情報を抽出する対応情報抽出手段4γと、この
対応情報抽出手段4γにて抽出された対応情報に基づ
き、病室管理画面データ5iを用いてユーザー端末2に
病室管理画面40が表示されるように処理する病室管理
画面表示処理手段4δと、ユーザー端末2の病室管理画
面40上にて処理済操作部47がクリック等により操作
された場合に、この病室に関する感染症に関する情報を
リセット(病室と感染症との関連を切る)するように診
療情報5aのデータを制御する処理済データリセット手
段4εと、を含んで構成されている。
【0224】上記のような構成の病院情報システム1に
おいて、ユーザー端末2よりサービス開始要求(画面表
示要求)がなされると、サーバー4の入院受付画面表示
処理手段4fは、入院受付画面データ5dを利用してユ
ーザー端末2に入院受付画面20を表示するように処理
する。次に、ユーザー端末2の入院受付画面表示手段2
bに表示される入院受付画面20上において、患者ID
並びに感染症コードを入力すると、病室一覧画面表示処
理手段4αは、データベース5に記憶された病室一覧画
面データ5h及びマスタ情報5bを用いて、ユーザー端
末2の病室一覧画面表示手段2gの病室一覧画面30を
表示するように処理する。
【0225】この病室一覧画面30において、着色表示
された、感染症患者が入室している各病室のうち、いず
れかの病室をクリック等の操作により選択操作すると、
サーバー5の色表示選択処理手段4βは、診療情報5a
の中から選択された病室に対応する対応情報を探しだ
し、対応情報抽出手段4γは探し出された前記対応情報
を抽出して、病室管理画面表示処理手段2hに供給す
る。
【0226】サーバー4の病室管理画面表示処理手段4
δは、前記対応情報に基づきデータベース5の病室管理
画面データ5iを用いて、ユーザー端末2の病室管理画
面表示手段2cの病室管理画面40を表示するように処
理する。
【0227】この病室管理画面40において、清掃等が
済んだ旨を意味する処理済操作部47をクリック等によ
り操作すると、サーバー4の処理済データリセット手段
4εは、データベース5の診療情報5a中のデータのリ
セットを行い、病室一覧画面30における着色された病
室は、着色されない病室に変わることになる。
【0228】(処理手順)本例では、入院している患者
で後から感染症であることを入力する場合に、感染症入
力画面10で感染症を登録し、その際に病室一覧画面3
0を表示させ、着色表示された箇所をする。そうする
と、患者の感染症情報がセットされるとともに、病室に
感染症情報をセットする。
【0229】以下に、入院受付を行う場合の処理手順を
図28を用いて説明する。
【0230】先ず、入院受付画面表示処理手段2bにて
プログラムを起動すると入院受付画面20が表示される
(S701)。ここで、入院受付画面20には、患者I
Dを入力する患者ID入力欄21、および病室コードを
入力する病室入力欄24が備わっている。
【0231】次に、入院受付画面20において患者ID
入力欄21に入院すべき患者の患者IDを入力する(S
702)。ここで、患者IDに対応する患者の患者氏名
が表示され、選択した患者であることをオペレータは確
認する。
【0232】さらに、入院受付画面20において入院日
付入力欄23に入院日付を入力する(S703)。
【0233】次いで、入院受付画面20において病室を
入力するため病室一覧画面30を表示し、どの病室に入
院可能かオペレータは判断する(S704)。この画面
には、病室感染症情報D3の内容が反映され、現在感染
症グループが設定され、さらに感染ステータスが未処理
(感染状態)の場合に色が変更されて表示される。
【0234】そして、上記病室一覧画面30にて病室の
状態の詳細を調べるために所定の病室を選択する(S7
05)。
【0235】次に、病室感染症情報の中で選択された病
室に対応する情報をセットする(S706)。そして、
選択された当該病室に対応する病室管理画面40を表示
する(S707)。
【0236】さらに、当該選択された病室に対応する病
室管理画面40を参照しながら、現在の病室が清掃等の
感染症対策の処理が済んでいるか否かの判断をユーザー
が行い(S708)、もし感染症対策の処理が済んでい
ないのであれば、病室管理画面40に戻る。一方、感染
症対策の処理が済んでいるのであれば、病室管理画面4
0上に形成された処理済操作部47を押下する。
【0237】これによって、当該病室に対応する診療情
報5a内の病室感染症情報をリセットし、(S709)
当該病室は処理済みの状態となる。
【0238】すなわち、この状態では、病室一覧画面3
0では、当初着色表示されていた病室が、着色表示され
ていない状態に変化していることとなる。
【0239】また、感染症には様々な種類があるため
に、危険度の低いものもあれば、危険度の高いものもあ
る。感染症の種類、感染症データに対して、ランク付
け、順位付けを行い、例えば病室一覧画面30におい
て、危険度に応じて異なる色で病室を表示できるように
構成してもよい。
【0240】この場合には、例えば、それぞれの感染症
のデータに対して順位付けを記載したテーブルないしデ
ータを用意する。
【0241】例えばマスタ情報5bの感染症マスタM1
内の感染症グループに優先度の意味を持たせることで管
理できる。危険度の低い感染症は、危険度の低い感染症
グループ(名前)にしておき、危険度の高い感染症は、
危険度の高い感染症グループとして定義しておくことに
より、制御判断プログラムにて当該グループのチェック
を行うことができる。
【0242】或いは、マスタ情報5b内の優先度コード
を用いることで構成できる。これにより、優先度に応じ
て色の表示を変えるように形成できる。なお、色の表示
の変え方は、例えば感染症グループ毎に色を変えたり、
さらにランク付けされた所定のグレード以上を着色表示
するように構成してもよい。
【0243】これにより、病室を選択する時に、入院受
付画面20から病室一覧画面30等を表示させるように
して、どの病室が安全かを確認することができる。
【0244】以上のように本実施の形態によれば、病室
感染症情報を使用し、清掃や消毒などの感染症解除装置
の実施状況が一覧で把握することができ、院内感染の拡
大を防止することができる。
【0245】なお、本発明にかかる装置と方法は、その
いくつかの特定の実施の形態に従って説明してきたが、
当業者は本発明の主旨および範囲から逸脱することなく
本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々の変形
が可能である。例えば、上述の各実施の形態では、感染
症入力画面等の各種画面を医者用画面の下位階層の画面
として用いられる構成としたが、医者用画面とは別の独
立したメニューによって形成する構成であってもよい。
【0246】さらには、これらの各画面は、表示される
順番は上述の例に限定されるものではなく、順番は問わ
ない。また、各画面のレイアウトは上記の例に限らず、
少なくとも上述の機能を有する構成であれば、種々のレ
イアウトを含む。
【0247】また、上述の各手段の構成は、ソフトウエ
アのみによる処理に限定されず、種々のソフトウエア及
びハードウエアの組み合わせによる処理を含んでもよ
い。
【0248】さらに、上述した各実施の形態同士或いは
それらと各変形例とのいずれかによる組み合わせによる
例をも含むことは言うまでもない。
【0249】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、検
索手段により入室を許可しない病室を検索し、入院受付
画面にて入力された病室情報とを照らし合わせて判定手
段により病室へ入院することの可否を判定できる。これ
により、誤って収容してはいけない病室への収容を事前
に拒絶できるという効果が奏される。
【0250】また、検査システムから送信する検査結果
情報の感染症情報をもとに患者感染症情報を更新する
が、判定手段により、同時に現在入院中の病室との感染
症相互チェックを行うことが可能となる。このことによ
り入院中で、後から感染症に感染していることが判明さ
れても、告知手段により即時に通知が管理者へ伝達され
るため必要な措置が迅速に行え院内感染等を迅速に防止
できるという効果がある。
【0251】さらに、選択手段により、既に感染症が入
力されている患者を入院させる場合に、特定の病室を選
択させることが可能になる。結果として、他の患者と物
理的に隔離し、院内感染を防ぐことができる。
【0252】また、患者毎に入力される病名情報や感染
症情報、感染症情報について病室の入室許可チェックを
行い、同室の患者への感染を未然に防ぐことが可能にな
り、入院できないことを確認できるしくみが提供され
る。
【0253】さらにまた、感染症患者が入院していたと
いう事実から感染が推定される病室を一覧に表示するこ
とで、表示された患者の検査を行うなどの措置が迅速に
実施可能となり、院内感染の拡大を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の病院情報システムの構成を示す機能ブ
ロック図である。
【図2】本発明の病院情報システムの概念を示すための
説明図である。
【図3】本発明の病院情報システムの感染症入力画面の
一例を示す説明図である。
【図4】本発明の病院情報システムの受付入院画面の一
例を示す説明図である。
【図5】本発明の病院情報システムの病室一覧画面の一
例を示す説明図である。
【図6】本発明の病院情報システムの病室管理画面の一
例を示す説明図である。
【図7】本発明の病院情報システムの警告画面の一例を
示す説明図である。
【図8】本発明の病院情報システムの感染推定患者一覧
画面の一例を示す説明図である。
【図9】本発明の病院情報システムの構成の実施の形態
の一例を示す説明図である。
【図10】本発明の病院情報システムのデータベースの
構成の一例を示す説明図である。
【図11】本発明の病院情報システムの構成の実施の形
態の一例を示す機能ブロック図である。
【図12】本発明の病院情報システムの構成の実施の形
態の一例を示す機能ブロック図である。
【図13】本発明の病院情報システムの感染症入力の処
理手順を示すフローチャートである。
【図14】本発明の病院情報システムの入院受付の処理
手順を示すフローチャートである。
【図15】本発明の病院情報システムのデータベースの
マスタ情報の構成の一例を示す説明図である。
【図16】本発明の病院情報システムのデータベースの
診療情報及びマスタ情報を非正規化した一例を示す説明
図である。
【図17】本発明の病院情報システムの構成の他の実施
の形態の一例を示す説明図である。
【図18】本発明の病院情報システムの構成の他の実施
の形態の一例を示す機能ブロック図である。
【図19】図17の病院情報システムの患者情報更新タ
スクの処理手順を示すフローチャートである。
【図20】本発明の病院情報システムの構成の他の実施
の形態の一例を示す説明図である。
【図21】図20の病院情報システムの処理手順を示す
フローチャートである。
【図22】本発明の病院情報システムのデータベースの
構成の一例を示す説明図である。
【図23】本発明の病院情報システムの構成の他の実施
の形態の一例を示す説明図である。
【図24】本発明の病院情報システムの構成の他の実施
の形態の一例を示す機能ブロック図である。
【図25】図23の病院情報システムの感染症入力の処
理手順を示すフローチャートである。
【図26】図23の病院情報システムの入院受付時にお
ける感染症管理の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図27】本発明の病院情報システムの構成の他の実施
の形態の一例を示す機能ブロック図である。
【図28】本発明の病院情報システムの他の実施の形態
の一例の処理手順を示すフローチャートである。
【図29】従来の病院情報システムの概念を説明するた
めの説明図である。
【符号の説明】
1 病院情報システム 2 ユーザー端末 4 サーバー 5 データベース 5a 診療情報 5b マスタ情報 6 検査システム 10 感染症入力画面 20 入院受付画面 30 病室一覧画面 40 病室管理画面 50 警告画面 60 感染推定患者一覧画面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザー端末により入力された情報をサ
    ーバーにより院内ネットワークを通じて各部門へ情報伝
    達する病院情報システムであって、 通常患者が入院登録を行う前記ユーザー端末の入院受付
    画面にて、前記通常患者を収容する病室情報の操作入力
    に基づき、前記通常患者の入室を許可しない感染症患者
    が収容された病室を検索する検索手段と、 前記検索手段での検索結果に基づき、入院登録時に入力
    された前記病室への前記通常患者の収容の可否を判定す
    る判定手段と、 を含むことを特徴とする病院情報システム。
  2. 【請求項2】 ユーザー端末により入力された情報をサ
    ーバーにより院内ネットワークを通じて各部門へ情報伝
    達する病院情報システムであって、 患者を検査する検査システムからの検査結果情報に含ま
    れる感染症情報に基づき、検査された患者が院内に収容
    されているか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段での判定結果に基づき、前記患者が院内に
    収容されている場合に、然るべき責任者が使用する前記
    ユーザー端末へ告知を行う告知手段と、を含むことを特
    徴とする病院情報システム。
  3. 【請求項3】 ユーザー端末により入力された情報をサ
    ーバーにより院内ネットワークを通じて各部門へ情報伝
    達する病院情報システムであって、 予め感染症情報が入力されている感染症患者を入院受付
    する際に、前記ユーザー端末の入院受付画面の患者番号
    の操作入力に基づき、収容先として特定の病室を自動選
    択する選択手段を設けたことを特徴とする病院情報シス
    テム。
  4. 【請求項4】 感染症が入力されている感染症患者を収
    容していた病室が選択された場合に、前記ユーザー端末
    に警告を表示させるとともに、前記病室への入院を不許
    可とする手段を設けたこと特徴とする請求項1に記載の
    病院情報システム。
  5. 【請求項5】 前記患者が院内に収容されている場合
    に、前記患者が収容されている病室と同じ病室に入院し
    ていた感染推定患者を検索し、前記ユーザー端末に一覧
    として表示せしめる手段をさらに有することを特徴とす
    る請求項2に記載の病院情報システム。
  6. 【請求項6】 ユーザー端末により入力された情報をサ
    ーバーにより院内ネットワークを通じて各部門へ情報伝
    達する病院情報システムであって、 前記サーバーは、感染症患者を収容していた病室と、通
    常患者を収容していた病室とを異なる色にて一覧表示す
    る病室一覧画面を前記ユーザー端末に表示させる病室一
    覧画面表示処理手段を有することを特徴とする病院情報
    システム。
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