JP2002183017A - アプリケーション配信システム、及びアプリケーション配信装置 - Google Patents

アプリケーション配信システム、及びアプリケーション配信装置

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JP2002183017A
JP2002183017A JP2000380664A JP2000380664A JP2002183017A JP 2002183017 A JP2002183017 A JP 2002183017A JP 2000380664 A JP2000380664 A JP 2000380664A JP 2000380664 A JP2000380664 A JP 2000380664A JP 2002183017 A JP2002183017 A JP 2002183017A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、クライアント端末から要求
されるアプリケーションを確実に配信し、実用性に優れ
たアプリケーション配信システム、及びアプリケーショ
ン配信端末を提供することである。 【解決手段】 サーバ2はインターネット4を介して接
続されたクライアント端末3からアプリケーションの配
信が要求されると、アプリケーションの配信要求を受け
たときのサーバ2側のリアルタイムクロック情報をJA
Mファイルの更新日時パラメータに設定し、実行ファイ
ルであるJARファイルの送信に先立って送信する。ク
ライアント端末3はJAMファイルに設定された更新日
時からJARファイルの上書きが可能であるか判別し、
既存のJAMファイルに設定されている更新日時より新
しい場合にはJARファイルをダウンロードして上書き
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アプリケーション
配信システム、及びアプリケーション配信装置に係り、
詳細には、クライアント端末から要求されたアプリケー
ションをサーバからネットワークを介して配信するアプ
リケーション配信システム、及びアプリケーション配信
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、WWW(World Wide Web)を
利用したアプリケーション配信システムが提供されてい
る。この種のアプリケーション配信システムは、一般
に、アプリケーションを蓄積し、WWWクライアントか
ら要求されるアプリケーションを配信するWWWサーバ
(以下、サーバという)と、所望のアプリケーションを
サーバに対して要求し、要求に応じたアプリケーション
をダウンロードし、実行するWWWクライアント(以
下、クライアント端末という)と、から構成される。
【0003】以下、従来のアプリケーション配信システ
ムにおいて、JAVA(登録商標)アプリケーションを
配信する際の流れを説明する。クライアント端末は、J
AVAアプリケーションを実行するためのJAVA実行
環境を備え、また、サーバは、複数のJAVAアプリケ
ーションをデータベースに蓄積して記憶しているものと
する。
【0004】クライアント端末のウェブブラウザ上で、
ユーザの操作によりダウンロードを希望するアプリケー
ションが指定されると、クライアント端末はサーバへ指
定アプリケーションのダウンロード要求を送信する。サ
ーバは、ダウンロード要求を受けると、そのアプリケー
ションの検索プログラムを実行し、データベースから指
定アプリケーションを検索し、検索されたアプリケーシ
ョンに関する属性情報を含むJAMファイル(制御デー
タの一種)を読み出して要求元のクライアント端末へ送
信する。
【0005】JAVAアプリケーションは、単数または
複数の実行プログラムファイル(.classファイル)及び
データファイル(.gifファイル等)をまとめJAR形式
に圧縮されたJARファイル(ジャバ・アーカイブファ
イル)を、JAVA実行環境で展開し、このファイル内
に記述されたコードを解釈することにより各種処理動作
を実現するものである。JAMファイルは、JAVAア
プリケーションを管理するための制御データであり、ア
プリケーション(JARファイル)の名称(以下、アプ
リケーション名という)、JARファイルのサイズ(以
下、アプリケーションサイズという)、アプリケーショ
ンの更新日時、クライアント端末のメニューに登録する
際のメニュー登録名、バージョン番号、アプリケーショ
ンの自動起動時間或いは自動起動間隔等のパラメータが
含まれる。
【0006】クライアント端末では、JAMファイルを
受信すると、JAVA Application Managerと呼ばれるJA
VAアプリケーションを管理するための管理モジュール
において、受信したJAMファイルを解釈し、その内容
に基づいてJAVAアプリケーションの登録及び実行を
管理する。
【0007】管理モジュールはクライアント端末で常に
起動されており、JARファイルの送信に先立ち送信さ
れたJAMファイルに含まれる各パラメータから所定の
条件を判断し、条件を満たした場合にJARファイルの
ダウンロードをサーバに要求する。また、ダウンロード
したJARファイルをクライアント端末内の所定の記憶
領域に保存する。或いは、クライアント端末にJARフ
ァイルが既に記憶されており、バージョンアップ(更
新)する場合は、そのJARファイルを更新して記憶す
る。
【0008】ここで、管理モジュールで確認される上記
所定の条件には、JAMファイル内の各パラメータが指
定されていること、及び、既存アプリケーションをダウ
ンロード要求した場合には、同一名称のJARファイル
がクライアント端末に既に記憶されており、かつ、今回
受信したJAMファイル内の更新日時パラメータが既存
のJAMファイル内の更新日時パラメータより新しいこ
と、等が含まれる。
【0009】また、管理モジュールはサーバからJAR
ファイルを受信すると、受信したJARファイルのサイ
ズが、JAMファイルのアプリケーションサイズパラメ
ータと一致するか判別し、一致する場合には既存のJA
Rファイルが記憶されている記憶領域に、今回受信した
JARファイルを上書きする。以後、管理モジュールは
JAMファイルの自動起動時間パラメータや自動起動間
隔パラメータで設定されている時間が到来すると、自動
的にそのアプリケーションを起動し、処理を実行させ
る。
【0010】ところで、従来のアプリケーション配信シ
ステムでは、JAMファイル内に設定されたパラメータ
はクライアント端末側で変更できないこととなってい
る。そのため、クライアント端末側でパラメータを変更
したい場合には、変更後のパラメータを指定して、再度
そのアプリケーションをダウンロードする必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アプリケーション配信システムでは、管理モジュールで
確認される上記条件を満たさない場合、即ち、既存アプ
リケーションを再度ダウンロード要求した場合に、今回
受信したJAMファイル内の更新日時パラメータが既存
のJAMファイル内の更新日時パラメータと同一である
か、または古い場合には、そのJARファイルをダウン
ロードできなかった。
【0012】具体的には、例えば、JAMファイル内に
自動起動時間パラメータが設定された目覚まし時計アプ
リケーションを使用する場合、第1回目のダウンロード
時に、午前7時に起動するよう指定し、その指定内容を
反映したJAMファイル(即ち、自動起動時間パラメー
タに「午前7時」をセットしたJAMファイル)がクラ
イアント端末内に記憶されているものとする。また、こ
の目覚まし時計アプリケーションに係るJARファイル
も記憶されているものとする。
【0013】その後、目覚まし時計アプリケーションを
午前7時30分に起動するよう変更する場合は、クライ
アント端末において「午前7時30分」を指定して、再
度同一のアプリケーションのダウンロードを要求する。
この2回目のダウンロード要求では、午前7時30分に
起動するよう指定されたJAMファイル(即ち、自動起
動時間パラメータに「午前7時30分」をセットしたJ
AMファイル。JARファイル自体は更新されないの
で、更新日時パラメータは既存のものと同一である。)
をサーバから受信するが、クライアント端末の管理モジ
ュールは、JAMファイルの更新日時パラメータが同一
であるため、上記条件を満たさないとして、JARファ
イルのダウンロード要求を送信しない。
【0014】そのため、ユーザの所望する変更を反映し
たJARファイルをダウンロードできない。このよう
に、従来のアプリケーション配信システムでは、一度パ
ラメータを指定してダウンロードしたアプリケーション
は、そのパラメータを変更して使用できないという不都
合が生じていた。
【0015】また、サーバはダウンロード要求を受けた
際に、その要求に応じたJAMファイルをデータベース
から検索し、送信しているが、同一のアプリケーション
であってもパラメータが異なれば、夫々そのJAMファ
イルを予め用意しておかねばならなかった。また、これ
らのJAMファイルの生成は手動で行われていたため、
非効率的である。
【0016】本発明の課題は、クライアント端末から要
求されるアプリケーションを確実に配信し、実用性に優
れたアプリケーション配信システム、及びアプリケーシ
ョン配信端末を提供することである。
【0017】また、本発明の課題は、アプリケーション
配信システムにおいて、サーバ側の負荷やサーバ運営上
の負担を軽減することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、請求項1記載の発明は、ネットワーク(例え
ば、図1に示すインターネット4)を介して接続された
サーバ(例えば、図1に示すサーバ2)に対してアプリ
ケーションの配信を要求する要求手段(例えば、図3に
示す制御部32、ウェブブラウザ31、及び送受信部3
3)と、サーバから送信される制御データに基づいて、
アプリケーションの登録及び実行を管理する管理手段
(例えば、図3に示す管理部32a)と、を備えたクラ
イアント端末(例えば、図1に示すクライアント端末
3)と、前記クライアント端末から要求されたアプリケ
ーション及びその制御データを該クライアント端末に対
して配信する配信手段(例えば、図2に示す制御部2
1、ウェブサーバ22、及び送受信部23)を備えたサ
ーバ(例えば、図1に示すサーバ2)と、から構成され
るアプリケーション配信システム(例えば、図1に示す
アプリケーション配信システム1)において、前記サー
バは、前記クライアント端末からアプリケーションの配
信の要求を受ける都度、当該サーバにて定義されるパラ
メータを付加した制御データを生成する制御データ生成
手段(例えば、図2に示すJAMファイル生成部24、
図4の)を備え、前記配信手段は、この制御データ生
成手段によって生成された制御データを、アプリケーシ
ョンの実行プログラムの送信に先立ち送信する(例え
ば、図4の)ことを特徴としている。
【0019】ここで、クライアント端末は、インターネ
ット接続機能を備えた携帯電話であることが望ましい。
また、前記アプリケーションは、JAVA実行環境にお
いて実行可能なJAVAアプリケーションであり、前記
クライアント端末は、JAVA実行環境を備えたJAV
A対応携帯電話であることが望ましい。
【0020】請求項1記載の発明によれば、サーバは、
クライアント端末からアプリケーションの配信要求を受
ける都度、当該サーバにて定義されるパラメータを付加
した制御データを生成し、この制御データを実行プログ
ラムの送信に先立ってクライアント端末に送信し、クラ
イアント端末は送信された制御データに基づいて、アプ
リケーションの登録や実行を管理する。そのため、クラ
イアント端末に配信されたアプリケーションの登録や実
行に関する管理をサーバ主体に行うことができる。従っ
て、サーバはクライアント端末で要求するアプリケーシ
ョンを確実に配信でき、実用性の高いアプリケーション
配信システムを提供できる。
【0021】請求項2記載の発明は、請求項1記載のア
プリケーション配信システムにおいて、前記クライアン
ト端末は、アプリケーションの配信を要求する際、該ク
ライアント端末で任意に設定されたパラメータを前記サ
ーバに送信する設定パラメータ送信手段を備え、前記サ
ーバの制御データ生成手段は、前記クライアント端末で
設定されたパラメータ(例えば、図7の自動起動時間パ
ラメータ)を、前記サーバにて定義されるパラメータ
(例えば、図7の更新日時パラメータ)とともに前記制
御データに付加することを特徴としている。
【0022】請求項2記載の発明によれば、サーバにて
定義されるパラメータのみならず、クライアント端末側
で任意に設定したパラメータを制御データに付加するた
め、クライアント端末側での要求に柔軟に対応したアプ
リケーションを確実に配信できる。また、任意のパラメ
ータを付加した制御データを自動的に生成するため、サ
ーバ側の人的な制御データ生成作業を必要とせず、ま
た、クライアント端末側で任意に設定したパラメータ毎
に異なる制御データを予め全て用意しておく必要もなく
なる。そのため、サーバの人的な作業負担及び装置の負
荷を軽減できる。
【0023】請求項3記載の発明は、請求項1または2
に記載のアプリケーション配信システムにおいて、前記
サーバは、時刻を計時する計時手段(例えば、図2に示
すマスタクロック29)を更に備え、前記制御データ生
成手段は、アプリケーションの配信要求を受けたときに
計時手段により計時される時刻を、該アプリケーション
の更新日時パラメータとして前記制御データに付加し
(図2のリアルタイムクロック情報生成部24a、図6
のS22)、前記クライアント端末の管理手段は、前記
制御データに含まれる更新日時パラメータに基づいて、
該アプリケーションの登録が可能であるか否かを判別す
る判別手段(例えば、図5のステップM4)と、この判
別手段によって登録が可能であると判別した場合に、該
アプリケーションの実行プログラムの送信を要求する実
行プログラム要求手段(例えば、図5のステップM5)
と、を備えることを特徴としている。
【0024】請求項3記載の発明によれば、サーバは、
クライアント端末からアプリケーションの配信要求を受
けた時刻をアプリケーションの更新日時パラメータとし
て制御データに付加してクライアント端末に送信し、ク
ライアント端末では、この更新日時パラメータに基づい
てアプリケーションの登録の可否を判別し、登録可能で
ある場合は、実行プログラムを要求する。そのため、更
新日時パラメータはアプリケーション配信の都度、常に
新しく更新され、クライアント端末から同一のアプリケ
ーションの配信要求を2回以上受けた場合にも、サーバ
はクライアント端末で要求するアプリケーションを確実
に登録させることができる。
【0025】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
何れかに記載のアプリケーション配信システムにおい
て、前記サーバは、少なくともアプリケーション別に用
意された制御データテンプレートを記憶するテンプレー
ト記憶手段(例えば、図2に示すJAMファイルテンプ
レート記憶部26)を備え、前記制御データ生成手段
は、アプリケーションの配信の要求を受けた際、このテ
ンプレート記憶手段に記憶された該アプリケーションの
制御データテンプレートを読み出し、この制御データテ
ンプレートに前記パラメータを付加することにより制御
データを生成することを特徴としている。
【0026】請求項4記載の発明によれば、制御データ
テンプレートを予め複数記憶しておき、この制御データ
テンプレートにパラメータを付加することにより、アプ
リケーションの配信要求のときに応じた、或いはクライ
アント端末からの要求を反映した制御データを効率よく
生成できる。
【0027】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
何れかに記載のアプリケーション配信システムにおい
て、前記サーバは、前記クライアント端末からアプリケ
ーションの配信の要求を受ける都度、その配信要求を受
けたときに応じた該アプリケーションの実行プログラム
を生成する実行プログラム生成手段(例えば、図2に示
すJARファイル生成部25、図6のS23、S24、
図8のS31〜S35、図4の)を更に備え、前記配
信手段は、この実行プログラム生成手段によって生成さ
れた実行プログラムを該クライアント端末に送信する
(例えば、図4の)ことを特徴としている。
【0028】請求項5記載の発明によれば、アプリケー
ションの配信要求を受けたときに応じた実行プログラム
を生成して、クライアント端末に送信するので、時間に
応じた様々なアプリケーションを配信できる。また、実
行プログラムを自動的に生成するため、サーバにおける
人的な作業負担を軽減できる。また、時間毎に異なる実
行プログラムをサーバに予め蓄積しておく必要もなくな
り、装置の負荷を軽減できる。
【0029】請求項6記載の発明は、アプリケーション
に基づく動作を実行するクライアント端末にネットワー
クを介して接続され、該クライアント端末から要求され
たアプリケーションを配信するアプリケーション配信装
置において、前記クライアント端末からアプリケーショ
ンの配信の要求を受ける都度、当該アプリケーション配
信装置にて定義されるパラメータを付加した制御データ
を生成する制御データ生成手段と、この制御データ生成
手段によって生成された制御データを、該アプリケーシ
ョンの実行プログラムの送信に先立ち送信する制御デー
タ送信手段と、を備えることを特徴としている。
【0030】請求項6記載のアプリケーション配信装置
によれば、クライアント端末からアプリケーションの配
信の要求を受ける都度、当該アプリケーション配信装置
にて定義されるパラメータを付加した制御データを生成
し、この制御データをアプリケーションの実行プログラ
ムの送信に先立ちクライアント端末に送信するので、ク
ライアント端末に配信されたアプリケーションの登録や
実行をアプリケーション配信装置主体に管理できる。従
って、クライアント端末で要求するアプリケーションを
確実に配信でき、実用性に優れたアプリケーション配信
装置を提供できる。
【0031】請求項7記載の発明は、請求項6記載のア
プリケーション配信装置において、前記制御データ生成
手段は、前記クライアント端末で任意に設定されたパラ
メータを、当該アプリケーション配信装置にて定義され
るパラメータとともに前記制御データに付加することを
特徴としている。
【0032】請求項7記載のアプリケーション配信装置
によれば、当該アプリケーション配信装置にて定義され
るパラメータのみならず、クライアント端末側で任意に
設定したパラメータを制御データに付加するため、クラ
イアント端末側での要求に柔軟に対応したアプリケーシ
ョンを確実に配信できる。また、任意のパラメータを付
加した制御データを自動的に生成するため、人的な制御
データ生成作業を必要とせず、また、クライアント端末
側で任意に設定したパラメータ毎に異なる制御データを
予め全て用意しておく必要もなくなる。そのため、制御
データ作成に係る人的な作業負担及び装置の負荷を軽減
できる。
【0033】請求項8記載の発明は、請求項6または7
に記載のアプリケーション配信装置において、時刻を計
時する計時手段を更に備え、前記制御データ生成手段
は、アプリケーションの配信要求を受けたときに計時手
段により計時される時刻を、該アプリケーションの更新
日時パラメータとして前記制御データに付加することを
特徴としている。
【0034】請求項8記載のアプリケーション配信装置
によれば、クライアント端末からアプリケーションの配
信要求を受けた時刻をアプリケーションの更新日時パラ
メータとして制御データに付加してクライアント端末に
送信するため、アプリケーションの更新日時を常に新し
く設定できる。そのため、クライアント端末から同一の
アプリケーションの配信要求を2回以上受けた場合に
も、クライアント端末で要求するアプリケーションを確
実に登録させることができる。
【0035】請求項9記載の発明は、請求項6から8の
何れかに記載のアプリケーション配信装置において、少
なくともアプリケーション別に用意された制御データテ
ンプレートを記憶する制御データ記憶手段を更に備え、
前記制御データ生成手段は、アプリケーションの配信の
要求を受けた際、この制御データ記憶手段に記憶された
該アプリケーションの制御データテンプレートを読み出
し、この制御データテンプレートに前記パラメータを付
加することにより制御データを生成することを特徴とし
ている。
【0036】請求項9記載のアプリケーション配信装置
によれば、制御データテンプレートを予め複数記憶して
おき、この制御データテンプレートにパラメータを付加
することにより、アプリケーションの配信要求を受けた
ときに応じた、或いはクライアント端末からの要求を反
映した制御データを効率よく生成できる。
【0037】請求項10記載の発明は、請求項6から9
の何れかに記載のアプリケーション配信装置において、
前記クライアント端末からアプリケーションの配信要求
を受ける都度、その配信要求を受けたときに応じた該ア
プリケーションの実行プログラムを生成する実行プログ
ラム生成手段と、この実行プログラム生成手段によって
生成された実行プログラムを該クライアント端末に送信
する実行プログラム送信手段と、を更に備えることを特
徴としている。
【0038】請求項10記載のアプリケーション配信装
置によれば、アプリケーションの配信要求を受けたとき
に応じた実行プログラムを生成して、クライアント端末
に送信するので、時間に応じた様々なアプリケーション
を配信できる。また、実行プログラムの生成に係る人的
な作業負担を軽減できる。また、時間毎に異なる実行プ
ログラムを予め蓄積しておく必要もなくなり、装置の負
荷を軽減できる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。以下の説明では、本発明の好
適な実施の形態として、クライアント端末3からの要求
に応じてJAVAアプリケーションの配信を行うアプリ
ケーション配信システム1について説明する。
【0040】まず構成を説明する。図1は、本実施の形
態のアプリケーション配信システム1の全体構成を示す
図である。図1に示すように、アプリケーション配信シ
ステム1は、サーバ2と、クライアント端末3とが、イ
ンターネット4を介して接続されて構成される。ここ
で、インターネット4とは、電話回線、ISDN回線等
の公衆回線網、専用回線、及び移動体通信網を含む各種
ネットワークと、これらを接続するインターネットサー
ビスプロバイダや移動体通信の基地局等を含むものとす
る。
【0041】サーバ2は、例えば汎用コンピュータによ
り構成され、クライアント端末3側で実行可能なJAV
Aアプリケーション(JAR形式圧縮ファイル(以下、
JARファイルという)及びその制御データファイルで
あるJAMファイル)を生成するJAVAアプリケーシ
ョン生成機能と、クライアント端末3からの要求に応じ
てJAVAアプリケーションを配信するJAVAアプリ
ケーション配信機能と、を備える。
【0042】サーバ2の機能ブロック図を図2に示す。
図2に示すように、上述の各機能を実現するため、サー
バ2は、制御部21、ウェブサーバ22、送受信部2
3、JAMファイル生成部24、JARファイル生成部
25、JAMファイルテンプレート記憶部26、JAR
構成ファイル記憶部27、記憶部28、マスタクロック
29、図示しない入力部、及び図示しない表示部等を備
える。
【0043】制御部21は、CPUにより構成され、サ
ーバ2における各種処理を実行制御する。即ち、記憶部
28に記憶された当該サーバ2のシステムプログラムや
当該システムプログラムに対応したアプリケーションプ
ログラムを読出し、これらの各プログラムに従って入力
部から入力される、或いは送受信部23にて受信する指
示に従って各種処理を実行し、処理結果を記憶部28に
記憶するとともに、表示部に表示させる。
【0044】また、制御部21は、JAVAアプリケー
ションを配信する際、以下の手順に従ってクライアント
端末3から要求されたJAVAアプリケーションを配信
する。JAVAアプリケーションを配信する際、サーバ
2は、ウェブサーバ22においてクライアント端末3か
らJAM,JARファイル要求を受信すると、JAMフ
ァイル生成部24にJAMファイル生成指示を出力する
とともに、JARファイル生成部25にJARファイル
生成指示を出力し、JAMファイル及びJARファイル
を生成させる。そして、まず、JAMファイル生成部2
4にて生成されたJAMファイルをクライアント端末3
に送信する。その後、クライアント端末3からJARフ
ァイル要求を受信した場合は、JARファイル生成部2
5にて生成されたJARファイルをクライアント端末3
に対して送信する。
【0045】JAMファイルとは、JAVAアプリケー
ションの制御データファイルの一種であり、アプリケー
ションの実行プログラム(JARファイル)の送信に先
立ち、クライアント端末3に送信されるものである。J
AMファイルには、JAVA仮想マシン(Java VM)の
バージョン、アプリケーション名、バージョン、ダウン
ロード先、アプリケーションサイズ、更新日時、自動起
動時間等の各種パラメータが含まれる(図7参照)。ま
た、JARファイルとは、JAVAアプリケーションの
実行プログラム(例えば、“.classファイル”)やデー
タ(例えば、“.gifファイル”;画像データ)をJAR
形式に圧縮したファイルである(図9参照)。
【0046】JAMファイル生成部24は、制御部21
からのJAMファイル生成指示に応じて、サーバ2のマ
スタクロック29にて計時される現在時刻情報(以下、
リアルタイムクロック情報という)を埋め込んだJAM
ファイルを生成するためのリアルタイムクロック情報生
成部24aと、他のJAMファイル項目生成部24bと
を有する。
【0047】リアルタイムクロック情報生成部24a
は、クライアント端末3からのJAM,JARファイル
要求を受信した時、或いは制御部21からJAMファイ
ル生成指示を受けた時の現在時刻データをマスタクロッ
ク29から取得し、これをリアルタイムクロック情報と
してJAMファイルテンプレート内の更新日時パラメー
タ“LastModified”に挿入する。
【0048】他のJAMファイル項目生成部24bは、
クライアント端末3からJAM,JARファイル要求時
に指定される内容を、JAMファイルテンプレートの対
応するパラメータに挿入する。また、JARファイル生
成部25において、JARファイルが変更された場合に
は、そのアプリケーションサイズが変更されるので、ア
プリケーションサイズパラメータ“AppSize”を変更す
る。
【0049】JAMファイルテンプレート記憶部26に
は、少なくともアプリケーション別に複数のJAMファ
イルテンプレートが記憶されている。JAMファイル生
成時には、このJAMファイルテンプレート記憶部26
に記憶された複数のJAMファイルテンプレートの中か
ら、要求に適合したJAMファイルテンプレートが検索
され、そのJAMファイルテンプレートに上述のリアル
タイムクロック情報や他のJAMファイル項目(パラメ
ータ)が挿入されてJAMファイルが生成される。
【0050】JAMファイルテンプレートとは、JAM
ファイルのパラメータのうち、少なくとも実行ファイル
(JARファイル)に変更や更新がなければ変更されな
いパラメータにのみ、データを設定したファイルであ
り、例えば、JAVA実行環境のバージョン“kvmVe
r”、アプリケーション名“AppClass”、JARファイ
ルのダウンロード先“packageURL”、アプリケーション
サイズ“AppSize”等の各パラメータに既にデータがセ
ットされ、更新日時“LastModified”や自動起動時間
“LaunchAt”等のユーザ側による指定や、アプリケーシ
ョンの要求時にサーバで定義するパラメータには、デー
タが未だセットされていないものである。このJAMフ
ァイルテンプレートは、アプリケーション別またはバー
ジョン別等、サーバ側で管理しやすいように用意すれば
よい。
【0051】JARファイル生成部25は、制御部21
からのJARファイル生成指示に応じて、当該サーバ2
のリアルタイムクロック情報に応じて異なるJARファ
イルを生成するため、ファイル選択部25aと、JAR
形式生成部25bと、を有する。
【0052】ファイル選択部25aは、クライアント端
末3からのJAM,JARファイル要求を受信した時、
或いは制御部21からJAMファイル生成指示を受けた
時に現在時刻をマスタクロック29から取得し、この時
刻に関連付けられている実行プログラムやデータ(以
下、JAVAアプリケーションを構成する各実行プログ
ラムやデータを総称してJAR構成ファイルという)を
JAR構成ファイル記憶部27から選択する。
【0053】JAR形式生成部25bは、ファイル選択
部25aにて選択された複数のJAR構成ファイルをま
とめ、JAR形式に圧縮してJARファイルを生成す
る。また、JAR形式生成部25bにおいてJARファ
イルが生成されると、アプリケーションサイズが変更さ
れるため、制御部21はJAMファイル生成部24に対
して、変更されたアプリケーションサイズデータを供給
し、このJARファイルに対応するJAMファイルのア
プリケーションサイズパラメータ“AppSize”を更新す
るよう制御する。
【0054】JAR構成ファイル記憶部27には、複数
のJAR構成ファイルが、時刻や時間に対応付けて記憶
されており、JARファイル生成時には、その生成時に
対応付けられているJAR構成ファイルが選択される
(図9参照)。
【0055】ウェブサーバ22は、CPUにより構成さ
れ、インターネット4を介して接続されたクライアント
端末3との間で、例えばHTTP(Hyper Text Transfe
r Protocol)プロトコルに基づく各種データの送受信を
制御する。具体的には、クライアント端末3に対してサ
ーバ2にて開設しているWEBサイトの画面データを送
信したり、クライアント端末3から各種要求を受信した
り、要求されたデータやアプリケーションの配信に関す
る各種動作を実行したりする。
【0056】送受信部23は、モデムまたはターミナル
アダプタ等により構成され、インターネット4を介した
クライアント端末3との通信を行う。
【0057】記憶部28は、記憶装置及び記録媒体によ
り構成され、記録媒体には、本クライアント端末3のシ
ステムプログラム(OS)や、各種アプリケーションプ
ログラムが記憶される他、本発明に係るJAMファイ
ル,JARファイル生成処理を実行するためのプログラ
ム、及びデータが記憶される。
【0058】マスタクロック29は、サーバ2に内蔵さ
れた周知の計時手段であり、現在時刻や日付等の時間デ
ータを計時する。
【0059】次に図3を参照して、クライアント端末3
の構成を説明する。クライアント端末3は、インターネ
ット4を介して接続されたサーバ2にアクセスし、これ
らの各端末との間でデータを通信する通信機能、JAV
Aアプリケーションの配信要求を行うためのアプリケー
ション要求機能、取得したJAVAアプリケーションを
管理する管理機能、及び取得したJAVAアプリケーシ
ョンを実行するJAVAアプリケーション実行機能等を
備えた、例えば携帯電話端末やパーソナルコンピュー
タ、ゲーム装置、家電製品、その他の電子機器である。
【0060】図3はクライアント端末3の機能ブロック
図である。図3に示すように、クライアント端末3は上
述の機能を実現するため、ウェブブラウザ31、制御部
32、送受信部33、JAVA実行部34、記憶部3
5、図示しない入力部、及び図示しない表示部を備え
る。
【0061】制御部32は、CPUにより構成され、ク
ライアント端末3における各種処理を実行制御する。詳
細には、サーバ2へのアクセス、ウェブブラウザ31に
おけるアプリケーションダウンロード画面の閲覧、サー
バ2へのJAVAアプリケーションの要求、JAVAア
プリケーションのダウンロード処理、及びJAVAアプ
リケーションの実行等の各種処理を実行制御する。
【0062】また、制御部32は、本クライアント端末
3でのJAVAアプリケーションの登録や実行を管理す
る管理部32aを有する。管理部32aは、JAVA Appli
cation Managerと呼ばれる管理処理プログラムにより実
現され、この管理処理プログラムは常に起動されている
ものである。管理部32aでは、アプリケーションのダ
ウンロードに際し、サーバ2から送信されるJAMファ
イルを解釈し、JAMファイルに含まれるパラメータが
所定の条件を満たすか否か判別し、条件を満たすならば
サーバ2に対してJARファイル要求を行う。
【0063】上記条件には、JAMファイルの各パラメ
ータが指定されていること、同一ファイル名のJARフ
ァイルが既に当該クライアント端末3に記憶されている
か否か、同一ファイル名のJARファイルが既に当該ク
ライアント端末3に記憶されている場合には、受信した
JAMファイル内の更新日時パラメータ“LastModifie
d”が既に存在するJAMファイル内の更新日時パラメ
ータ“LastModified”より新しいこと等が挙げられる。
【0064】以上の条件を満たす場合、即ち、JAMフ
ァイルの各パラメータが指定されており、同一ファイル
名のJARファイルが既に当該クライアント端末3に記
憶されており、受信したJAMファイル内の更新日時パ
ラメータ“LastModified”が既に存在するJAMファイ
ル内の更新日時パラメータ“LastModified”より新しい
場合には、管理部32aは、JARファイル要求をサー
バ2に対して送信し、サーバ2からJARファイルを受
信すると、ダウンロード後のデータサイズがJAMファ
イル内のアプリケーションサイズパラメータ“AppSiz
e”と一致するか判別し、一致すればこのJARファイ
ルを記憶部35の既に記憶されているJARファイルの
記憶領域に上書きする。
【0065】また、同一ファイル名のJARファイルが
当該クライアント端末3に記憶されていない場合も、管
理部32aは、JARファイル要求をサーバ2に対して
送信し、サーバ2からJARファイルを受信すると、ダ
ウンロード後のデータサイズがJAMファイル内のアプ
リケーションサイズパラメータ“AppSize”と一致する
か判別し、一致すればこのJARファイルを記憶部35
の新規記憶領域に記憶させる。この場合は、JAMファ
イルの更新日時パラメータ“LastModified”は確認され
ない。
【0066】また、管理部32aは、図示しない計時部
にて現在の時刻や時間を監視し、JAMファイルに設定
される自動起動時間や起動時間間隔に到達すると、自動
的にJAVAアプリケーションを起動し、JAVA実行
部34に実行させる。
【0067】ウェブブラウザ31は、制御部32の制御
により、HTTP(Hyper Text Transport Protocol)
プロトコルに基づきサーバ2との間で各種データを送受
信し、受信したデータを表示画面に表示させる。具体的
には、ユーザの指示に応じて、サーバ2で開設している
JAVAアプリケーション配信サイトを表示部に表示し
て閲覧可能とし、このサイトでのアプリケーションの選
択、指定可能な項目(パラメータ)への指定等を行うた
めの各画面をサーバ2から受信して、表示部に表示す
る。
【0068】送受信部33は、クライアント端末3とサ
ーバ2との間で各種データを送受信する。クライアント
端末3が携帯電話やPHS等の移動体通信端末により実
現されている場合は、基地局及び公衆回線網を介してサ
ーバ2にアクセスし、データを送受信するためのアンテ
ナや各種通信方式に対応した通信モジュールにより構成
され、クライアント端末3がパーソナルコンピュータに
より実現されている場合は、公衆回線網を介してサーバ
2にアクセスし、データを送受信するためのモデムやタ
ーミナルアダプタにより構成される。
【0069】JAVA実行部34は、JAVA仮想マシ
ンと呼ばれるJAVAアプリケーションを実行するため
のプログラムにより実現され、制御部32からの実行指
示に応じて、記憶部35に記憶されているJAVAアプ
リケーションを実行する。即ち、JARファイルをワー
クメモリに展開し、これらのファイルに記述されたコー
ドを解釈し、コードに従った処理を実行する。
【0070】記憶部35は、記憶装置及び記録媒体によ
り構成され、記録媒体には、クライアント端末3のシス
テムプログラム(OS)や、各種アプリケーションプロ
グラムが記憶される他、本発明に係る各種処理を実行す
るためのプログラム、及びデータが記憶される。
【0071】また、記憶部35には、ダウンロードした
JAVAアプリケーションに関するJAMファイルやJ
ARファイルを記憶する記憶領域が複数確保されてい
る。新規アプリケーションをダウンロードする際は、新
たな記憶領域にそのアプリケーションが格納され、既存
のアプリケーションをダウンロードする際は、既にその
アプリケーションが格納されている記憶領域に、ダウン
ロードしたアプリケーションが上書きされる。
【0072】次に動作を説明する。図4は、アプリケー
ション配信システム1において、JAVAアプリケーシ
ョンを配信する際の、クライアント端末3とサーバ2と
の間で行われる通信の全体的な流れを説明する図であ
り、図5は、アプリケーション配信の際に、クライアン
ト端末3とサーバ2で実行される各処理を説明するフロ
ーチャートである。
【0073】まず、クライアント端末3のウェブブラウ
ザ31にて、ダウンロードするアプリケーションが指定
される、即ち、ユーザの操作により、JAMファイル,
JARファイル生成プログラムへのリンクがクリックさ
れると(図4の)、ウェブブラウザ31は、指定され
たアプリケーションについてのJAMファイル,JAR
ファイル生成要求を送受信部33を介してサーバ2に送
信する(ステップM1;図4の)。このとき、ウェブ
ブラウザ31ではユーザにより指定されたアプリケーシ
ョンの名称(アプリケーション名)を同時に送信する。
また、自動起動時間等の他のパラメータが指定されてい
れば、これらの指定パラメータも同時に送信する。
【0074】サーバ2ではクライアント端末3からのJ
AMファイル,JARファイル生成要求を待機してお
り、JAMファイル,JARファイル生成要求、及び上
記指定パラメータを受信すると(ステップS1;Ye
s)、JAMファイル及びJARファイル生成処理を実
行する(ステップS2)。
【0075】図6は、サーバ2にて実行されるJAMフ
ァイル,JARファイル生成処理の流れを説明するフロ
ーチャートである。サーバ2において、クライアント端
末3からJAMファイル,JARファイル生成要求及び
指定パラメータを受信すると、制御部21はまず、JA
Mファイル生成部24にJAMファイル生成指示を出力
する。JAMファイル生成部24は、指定パラメータ
(アプリケーション名)に対応するJAMファイルテン
プレートをJAMファイルテンプレート記憶部26から
検索し(ステップS21)、更にマスタクロック29か
らリアルタイムクロック情報を取得して、検索されたJ
AMファイルテンプレートに取得したリアルタイムクロ
ック情報を挿入する(ステップS22;図4の)。他
の指定パラメータがある場合は、その指定パラメータも
JAMファイルテンプレートに挿入する。例えば、指定
パラメータとして自動起動時間を受信した場合には、J
AMファイルテンプレートに、その自動起動時間を挿入
する。
【0076】次に、制御部21はJARファイル生成部
25にJARファイル生成指示を出力する。JARファ
イル生成部25は、まず、マスタクロック29からリア
ルタイムクロック情報を取得し、このリアルタイムクロ
ック情報に関連付けられているJAR構成ファイルをJ
AR構成ファイル記憶部27から選定し(ステップS2
3)、これらのJAR構成ファイルをまとめてJAR形
式に圧縮し、JARファイルを生成する(ステップS2
4;図4の)。
【0077】また、制御部21は、JAMファイル生成
部24にJAMファイル生成指示を出力し、JARファ
イル生成部25において生成されたJARファイルのア
プリケーションサイズをJAMファイルのアプリケーシ
ョンサイズパラメータ“AppSize”に変更する。
【0078】サーバ2におけるJAMファイル,JAR
ファイル生成処理によって、JAMファイルやJARフ
ァイルが生成されると、サーバ2は、まず、生成したJ
AMファイルをクライアント端末3に送信する(図5の
ステップS3;図4の)。
【0079】クライアント端末3は、サーバ2から送信
されるJAMファイルを受信すると(ステップM2)、
管理部32aにおいて、このJAMファイルの解釈を行
う(ステップM3;図4の)。ここでは、新規アプリ
ケーションであるか、既存のアプリケーションであるか
が判断されるとともに、既存のアプリケーションである
場合は、そのアプリケーションのJAMファイルに設定
された更新日時パラメータと今回受信したJAMファイ
ルの更新日時パラメータとを比較し、今回受信したJA
Mファイルの更新日時パラメータの方が新しい場合は、
JARファイルの上書きが可能であると判断して(ステ
ップM4;Yes)、サーバ2に対してJARファイル
要求を送信する(ステップM5;図4の)。
【0080】ここで、本アプリケーション配信システム
1では、サーバ2はJAMファイルを生成する時に、サ
ーバ2のリアルタイムクロック情報を更新日時パラメー
タに挿入しているため、前回受信したJAMファイルよ
り、今回受信したJAMファイルの更新日時パラメータ
の方が必ず新しくなる。
【0081】なお、その他の条件によりJARファイル
の上書きができないと判断した場合は(ステップM4;
No)、JARファイル要求を送信せずに、処理を終了
する。即ち、アプリケーションは更新されない。
【0082】サーバ2は、クライアント端末3からJA
Rファイル要求を受信すると(ステップS4;Ye
s)、JARファイル生成部25にて生成されたJAR
ファイルをクライアント端末3に送信し(ステップS
5;図4の)、クライアント端末3はJARファイル
を受信すると、新規アプリケーションの場合は、記憶部
35の新たな記憶領域に保存し、既存アプリケーション
の場合は、上書き保存して(ステップM6)、一連のア
プリケーション配信に関する処理を終了する。
【0083】ここで、図7を参照して、JAMファイル
生成部24にて生成されるJAMファイルの具体例を説
明する。図7(A)は、初回のダウンロード要求の際に
生成されるJAMファイルであり、図7(B)は次回の
ダウンロード要求の際に生成されるJAMファイルであ
る。以下、一例として、JAMファイルの自動起動時間
パラメータに設定された時刻を計時すると自動的に起動
して、その時刻を報知する目覚まし時計アプリケーショ
ンについて説明する。
【0084】クライアント端末3では、ウェブブラウザ
31からサーバ2にアクセスし、目覚まし時計アプリケ
ーションのダウンロード画面を表示している。このダウ
ンロード画面には、例えば、ユーザの起きたい時刻を設
定する入力欄及びダウンロード開始ボタンが設けられて
いる。入力欄に、例えば「午前7時」と入力し、ダウン
ロード開始ボタンがクリックされると、ウェブブラウザ
31は、この指定時刻情報「午前7時」をJAMファイ
ル,JARファイル生成要求とともにサーバ2に送信す
る。
【0085】サーバ2は、JAMファイル,JARファ
イル生成要求及び指定パラメータを受信すると、JAM
ファイル生成部24によってJAMファイルを生成す
る。このとき、図7(A)に示すように、JAMファイ
ルの更新日時パラメータ“LastModified”には、アプリ
ケーションの要求を受けた時刻「Sat,25 Nov 2000,1
1:11:26」が挿入され、また、自動起動時間パラメー
タ“LaunchAt”に指定パラメータ「午前7時(T 7:0
0)」が挿入される。
【0086】サーバ2は、生成されたJAMファイルを
クライアント端末3に送信し、クライアント端末3で
は、管理部32aにおいてこのJAMファイルを解釈
し、新規アプリケーションと判断してJARファイルを
要求し、サーバ2はその要求に応じてJARファイルを
送信する。以後、管理部32aは、JAMファイルに設
定された自動起動時間「午前7時」を計時すると、この
目覚まし時計アプリケーションを起動し、JARファイ
ルに記述されたプログラムに従って、目覚し時計動作を
実行する。
【0087】ユーザが目覚し時計アプリケーションの起
動時間を変更したい場合は、JAMファイルの自動起動
時間パラメータ“LaunchAt”を変更する必要があるが、
JAMファイルの内容はダウンロード後には変更できな
いため、JAMファイルの自動起動時間パラメータ“La
unchAt”が変更されたアプリケーションを再度ダウンロ
ード要求する必要がある。
【0088】クライアント端末3では、初回のダウンロ
ードと同様にウェブブラウザ31からサーバ2にアクセ
スし、目覚まし時計アプリケーションのダウンロード画
面を表示し、このダウンロード画面に設定された入力欄
に、変更後の時刻、例えば「午前7時30分」を入力
し、ダウンロード開始ボタンをクリックする。ウェブブ
ラウザ31は、この指定時刻情報「午前7時30分」を
JAMファイル,JARファイル生成要求とともにサー
バ2に送信する。サーバ2は、JAMファイル,JAR
ファイル生成要求及び指定時刻情報を受信すると、JA
MファイルにてJAMファイルを生成する。このとき、
図7(B)に示すように、JAMファイルの更新日時
“LastModified”にはアプリケーション要求を受けた時
刻「Sun,26Nov 2000,22:11:26」が設定され、ま
た、自動起動時間パラメータ“LaunchAt”には指定時刻
情報「午前7時30分(T 7:30)」が設定される。
【0089】サーバ2は、生成されたJAMファイルを
クライアント端末3に送信し、クライアント端末3で
は、管理部32aにおいてこのJAMファイルを解釈す
る。このとき、更新日時パラメータ“LastModified”は
既存のJAMファイルのものより新しい日付であるた
め、上書き可能であると判断し、JARファイルを要求
する。サーバ2はその要求に応じてJARファイルを送
信する。
【0090】以後、クライアント端末3では、更新後の
JAMファイルに設定された自動起動時間「午前7時3
0分」を計時すると、目覚まし時計アプリケーションを
起動し、JARファイルに記述されたプログラムに従っ
て、目覚し時計動作を実行する。
【0091】また、本アプリケーション配信システム1
ではダウンロードを要求するときに応じたJARファイ
ルが生成される。例えば、ダウンロードを要求した時刻
が朝(午前5時〜正午)である場合は、その時間に関連
付けて記憶されたJAR構成ファイルが選定されて、J
ARファイルが生成される。
【0092】JARファイル生成処理の具体的な流れを
図8のフローチャートを参照して説明する。
【0093】サーバ2は、図5のステップM1及びステ
ップS1の処理によって、クライアント端末3からJA
Mファイル,及びJARファイルの生成要求を受信する
とJAMファイル,JARファイル生成処理を実行す
る。
【0094】図6のJAMファイル,JARファイル生
成処理のステップS23〜S24の処理において、JA
Rファイル生成部25は、例えば図8に示すJARファ
イル生成処理を実行する。
【0095】JARファイル生成処理において、JAR
ファイル生成部25はマスタクロック29からリアルタ
イムクロック情報を取得し(ステップS31)、取得し
たリアルタイムクロック情報が「朝」の時間帯、即ち、
午前5時〜正午にある場合は(ステップS32;Ye
s)、JAR構成ファイル記憶部27から朝に関連付け
られたJAR構成ファイル(朝用構成ファイル)を選択
する(ステップS33)。また、リアルタイムクロック
情報が朝の時間帯にない場合は(ステップS32;N
o)、朝用構成ファイル以外のJAR構成ファイルを選
択する(ステップS34)。その後、JARファイル生
成部25では選択した朝用構成ファイルをまとめてJA
R形式のファイルに圧縮し(ステップS35)、JAR
ファイル生成処理を終了する。
【0096】図9(A)は、JAR構成ファイル記憶部
27における、JAR構成ファイルと時間帯との関連付
けを示す図であり、図9(B)は、朝ダウンロードを要
求した場合に生成されるJARファイルの構成を示す図
である。
【0097】図9(A)に示すように、JAR構成ファ
イル記憶部27に記憶されるJAR構成ファイルは夫々
時間帯と関連付けられて管理されている。例えば、「Te
st.class」は朝に関連付けられ、「Test2.class」は昼
に関連付けられ、「Test3.class」は夜に関連付けられ
る。同様に、他のJAR構成ファイルも時間帯に関連付
けられる。
【0098】図8に示すJARファイル生成処理におい
て、ダウンロード要求時刻が朝の時間帯である場合は、
このJAR構成ファイル記憶部27から、朝に関連付け
られたJAR構成ファイルが選定され、JAR形式に圧
縮されて、JARファイルが生成される。図9(B)に
示すように、生成されるJARファイルは「Test.clas
s」、「TestTime.class」、及び「Test.gif」を含んで
構成される。
【0099】このようなダウンロード要求時刻に応じた
JARファイルの生成は、例えば、テレビ番組表アプリ
ケーションの配信に応用できる。ユーザはクライアント
端末3のウェブブラウザ31からテレビ番組表アプリケ
ーションの配信要求を行う。このとき、サーバ2は配信
要求を受けた時間におけるリアルタイムクロック情報を
取得し、このリアルタイムクロック情報に関連付けられ
たJAR構成ファイルを選択し、これらのJAR構成フ
ァイルを含むJARファイルを生成する。その結果、配
信要求を受けた時間に特化したアプリケーションを生成
し、クライアント端末に配信できる。
【0100】以上説明したように、本実施の形態のアプ
リケーション配信システム1によれば、サーバ2はアプ
リケーションの配信要求を受ける都度、サーバ2のマス
タクロック29で計時されるリアルタイムクロック情報
をJAMファイルの更新日時パラメータに挿入すること
により、JAMファイルを自動生成し、クライアント端
末3へ送信する。クライアント端末3はJAMファイル
の更新日時パラメータが既存のJAMファイルの更新日
時パラメータより新しければ、アプリケーションを上書
き可能と判別し、JARファイルの送信要求をサーバ2
に送信する。
【0101】本実施の形態のアプリケーション配信シス
テム1では、アプリケーションの配信要求を受ける都
度、更新日時パラメータが新規に設定され、かつ、その
更新日時はサーバ2のリアルタイムクロック情報である
ため、クライアント端末3の管理部32aでは、今回受
信したJARファイルの更新日時が既存のJARファイ
ルの更新日時より常に新しいと判別する。そのため、同
一のアプリケーションを複数回ダウンロードする場合に
も、確実にそのアプリケーションをダウンロードして上
書き保存できる。
【0102】そのため、サーバ2はクライアント端末3
に対して、ユーザの所望するアプリケーションを確実に
配信し、登録させることができるので、実際にアプリケ
ーション配信サービスを展開する際に有用なアプリケー
ション配信システムを提供できる。
【0103】また、JARファイルについても、アプリ
ケーションの配信要求を受ける都度、その要求時刻や時
間帯に応じて生成されるため、同一のアプリケーション
に様々な変化をつけることができ、ユーザを飽きさせな
いアプリケーション配信サービスを展開できる。
【0104】また、JAMファイル及びJARファイル
は、サーバ2側で自動生成されるため、サーバ2の管理
者はJARファイル生成作業を手動で行う必要がなく、
人的な作業負担が軽減し、また、サーバ2は効率よくア
プリケーションを管理し、配信できる。
【0105】また、サーバ2では、配信要求の時間や、
ユーザにより指定されたパラメータに依存しないパラメ
ータを既に設定したJAMファイルテンプレートを複数
記憶しておき、配信要求を受けた場合に、このJAMフ
ァイルテンプレートに、サーバ2側のリアルタイムクロ
ック情報や、ユーザにより指定されたパラメータを挿入
してJAMファイルを生成するため、予め全てのJAM
ファイルを用意する必要がなく、また、生成処理を効率
よく行うことができ、サーバ2の負荷を軽減できる。
【0106】また、複数のJAR構成ファイルを時間に
関連付けて記憶しておき、ダウンロードの要求を受けた
際に、その時間に関連付けられたJAR構成ファイルを
組合わせてJARファイルを生成するため、様々な組み
合わせのJARファイルを用意する必要がなく、効率よ
くJARファイルを管理、生成できる。
【0107】なお、上述の実施の形態では、JAMファ
イルに、配信要求時のリアルタイムクロック情報を埋め
込むようにしたが、JAMファイルに付加するサーバ2
で定義されるパラメータはこれに限定されるものではな
い。また、各JAR構成ファイルを時間に関連付けて管
理し、配信要求を受けた時間に応じたJARファイルを
生成するようにしたが、時間に限らず、例えば、クライ
アント端末の存在する場所等に応じたJARファイルを
生成するようにしてもよい。
【0108】また、上述の実施の形態では、JAVA実
行環境を備えたクライアント端末に対するJAVAアプ
リケーションの配信について例示したが、JAVAアプ
リケーションに限らず、その他の言語で記述されたアプ
リケーションであってもよい。この場合は、クライアン
ト端末では、アプリケーションの実行ファイルに記述さ
れた内容を解釈するためのコンパイラまたはインタープ
リタ、及び処理を実行する実行モジュールを備えるもの
とすればよい。
【0109】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、クライア
ント端末に配信されたアプリケーションの登録や実行に
関する管理をサーバ主体に行うことができる。従って、
サーバはクライアント端末で要求するアプリケーション
を確実に配信でき、実用性の高いアプリケーション配信
システムを提供できる。
【0110】請求項2記載の発明によれば、クライアン
ト端末側での要求に柔軟に対応したアプリケーションを
確実に配信できる。また、制御ファイル作成に要するサ
ーバの人的な作業負担及び装置の負荷を軽減できる。
【0111】請求項3記載の発明によれば、更新日時パ
ラメータはアプリケーション配信の都度、常に新しく更
新されるので、クライアント端末から同一のアプリケー
ションの配信要求を2回以上受けた場合にも、サーバは
クライアント端末で要求するアプリケーションを確実に
登録させることができる。
【0112】請求項4記載の発明によれば、アプリケー
ションの配信要求を受けたときに応じた、或いはクライ
アント端末からの要求を反映した制御データを効率よく
生成できる。
【0113】請求項5記載の発明によれば、アプリケー
ションの配信要求を受けたときに応じた実行プログラム
を生成して、クライアント端末に送信するので、時間に
応じた様々なアプリケーションを配信できる。
【0114】請求項6記載の発明によれば、クライアン
ト端末に配信されたアプリケーションの登録や実行を本
アプリケーション配信装置主体に管理できる。従って、
クライアント端末で要求するアプリケーションを確実に
配信でき、実用性に優れたアプリケーション配信装置を
提供できる。
【0115】請求項7記載の発明によれば、クライアン
ト端末側での要求に柔軟に対応したアプリケーションを
確実に配信できる。また、制御データ作成に係る人的な
作業負担及び装置の負荷を軽減できる。
【0116】請求項8記載の発明によれば、アプリケー
ションの更新日時を常に新しく設定できるので、同一の
アプリケーションの配信要求を2回以上受けた場合に
も、クライアント端末で要求するアプリケーションを確
実に登録させることができる。
【0117】請求項9記載の発明によれば、アプリケー
ションの配信要求を受けたときに応じた、或いはクライ
アント端末からの要求を反映した制御データを効率よく
生成できる。
【0118】請求項10記載の発明によれば、アプリケ
ーションの配信要求を受けたときに応じた様々なアプリ
ケーションを配信できる。また、実行プログラムの生成
に係る人的な作業負担を軽減できる。また、時間毎に異
なる実行プログラムを予め蓄積しておく必要もなくな
り、装置の負荷を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のアプリケーション配信システム
1の全体構成を示す図である。
【図2】サーバ2の機能ブロック図である。
【図3】クライアント端末3の機能ブロック図である。
【図4】アプリケーション配信システム1において、ア
プリケーションを配信する際のクライアント端末3及び
サーバ2間の通信の全体的な流れを説明する図である。
【図5】アプリケーション配信の際に、クライアント端
末3とサーバ2で実行される各処理を説明するフローチ
ャートである。
【図6】サーバ2にて実行されるJAMファイル,JA
Rファイル生成処理の流れの具体例を説明するフローチ
ャートである。
【図7】JAMファイル生成部24にて生成されるJA
Mファイルの具体例であり、(A)は初回の配信要求の
際に生成されるJAMファイル、(B)は次回の配信要
求の際に生成されるJAMファイルである。
【図8】JARファイル生成処理の流れの具体例を説明
するフローチャートである。
【図9】(A)はJAR構成ファイル記憶部27におけ
るJAR構成ファイルと、時間帯との関連付けを示す図
であり、(B)は、朝ダウンロードを要求した場合に生
成されるJARファイルの構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 アプリケーション配信システム 2 サーバ 21 制御部 22 ウェブサーバ 23 送受信部 24 JAMファイル生成部 24a リアルタイムクロック情報生成部 24b 他のJAMファイル項目生成部 25 JARファイル生成部 25a ファイル選択部 25b JAR形式生成部 26 JAMファイルテンプレート記憶部 27 JAR構成ファイル記憶部 28 記憶部 29 マスタクロック 3 クライアント端末 31 ウェブブラウザ 32 制御部 32a 管理部 33 送受信部 34 JAVA実行部 35 記憶部 4 インターネット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークを介して接続されたサーバに
    対してアプリケーションの配信を要求する要求手段と、 サーバから送信される制御データに基づいて、アプリケ
    ーションの登録及び実行を管理する管理手段と、を備え
    たクライアント端末と、 前記クライアント端末から要求されたアプリケーション
    及びその制御データを該クライアント端末に対して配信
    する配信手段を備えたサーバと、 から構成されるアプリケーション配信システムにおい
    て、 前記サーバは、 前記クライアント端末からアプリケーションの配信の要
    求を受ける都度、当該サーバにて定義されるパラメータ
    を付加した制御データを生成する制御データ生成手段を
    備え、 前記配信手段は、この制御データ生成手段によって生成
    された制御データを、アプリケーションの実行プログラ
    ムの送信に先立ち送信することを特徴とするアプリケー
    ション配信システム。
  2. 【請求項2】前記クライアント端末は、 アプリケーションの配信を要求する際、該クライアント
    端末で任意に設定されたパラメータを前記サーバに送信
    する設定パラメータ送信手段を備え、 前記サーバの制御データ生成手段は、 前記クライアント端末で設定されたパラメータを、前記
    サーバにて定義されるパラメータとともに前記制御デー
    タに付加することを特徴とする請求項1記載のアプリケ
    ーション配信システム。
  3. 【請求項3】前記サーバは、 時刻を計時する計時手段を更に備え、 前記制御データ生成手段は、アプリケーションの配信要
    求を受けたときに計時手段により計時される時刻を、該
    アプリケーションの更新日時パラメータとして前記制御
    データに付加し、 前記クライアント端末の管理手段は、 前記制御データに含まれる更新日時パラメータに基づい
    て、該アプリケーションの登録が可能であるか否かを判
    別する判別手段と、 この判別手段によって登録が可能であると判別した場合
    に、該アプリケーションの実行プログラムの送信を要求
    する実行プログラム要求手段と、 を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のア
    プリケーション配信システム。
  4. 【請求項4】前記サーバは、 少なくともアプリケーション別に用意された制御データ
    テンプレートを記憶するテンプレート記憶手段を備え、 前記制御データ生成手段は、アプリケーションの配信の
    要求を受けた際、このテンプレート記憶手段に記憶され
    た該アプリケーションの制御データテンプレートを読み
    出し、この制御データテンプレートに前記パラメータを
    付加することにより制御データを生成することを特徴と
    する請求項1から3の何れかに記載のアプリケーション
    配信システム。
  5. 【請求項5】前記サーバは、 前記クライアント端末からアプリケーションの配信の要
    求を受ける都度、その配信要求を受けたときに応じた該
    アプリケーションの実行プログラムを生成する実行プロ
    グラム生成手段を更に備え、 前記配信手段は、この実行プログラム生成手段によって
    生成された実行プログラムを該クライアント端末に送信
    することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の
    アプリケーション配信システム。
  6. 【請求項6】アプリケーションに基づく動作を実行する
    クライアント端末にネットワークを介して接続され、該
    クライアント端末から要求されたアプリケーションを配
    信するアプリケーション配信装置において、 前記クライアント端末からアプリケーションの配信の要
    求を受ける都度、当該アプリケーション配信装置にて定
    義されるパラメータを付加した制御データを生成する制
    御データ生成手段と、 この制御データ生成手段によって生成された制御データ
    を、該アプリケーションの実行プログラムの送信に先立
    ち送信する制御データ送信手段と、 を備えることを特徴とするアプリケーション配信装置。
  7. 【請求項7】前記制御データ生成手段は、 前記クライアント端末で任意に設定されたパラメータ
    を、当該アプリケーション配信装置にて定義されるパラ
    メータとともに前記制御データに付加することを特徴と
    する請求項6記載のアプリケーション配信装置。
  8. 【請求項8】時刻を計時する計時手段を更に備え、 前記制御データ生成手段は、アプリケーションの配信要
    求を受けたときに計時手段により計時される時刻を、該
    アプリケーションの更新日時パラメータとして前記制御
    データに付加することを特徴とする請求項6または7に
    記載のアプリケーション配信装置。
  9. 【請求項9】少なくともアプリケーション別に用意され
    た制御データテンプレートを記憶する制御データ記憶手
    段を更に備え、 前記制御データ生成手段は、アプリケーションの配信の
    要求を受けた際、この制御データ記憶手段に記憶された
    該アプリケーションの制御データテンプレートを読み出
    し、この制御データテンプレートに前記パラメータを付
    加することにより制御データを生成することを特徴とす
    る請求項6から8の何れかに記載のアプリケーション配
    信装置。
  10. 【請求項10】前記クライアント端末からアプリケーシ
    ョンの配信要求を受ける都度、その配信要求を受けたと
    きに応じた該アプリケーションの実行プログラムを生成
    する実行プログラム生成手段と、 この実行プログラム生成手段によって生成された実行プ
    ログラムを該クライアント端末に送信する実行プログラ
    ム送信手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項6から9の何れか
    に記載のアプリケーション配信装置。
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