JP2002182898A - 積算値及び周期関数の生成方法及び回路 - Google Patents

積算値及び周期関数の生成方法及び回路

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JP2002182898A JP2000380234A JP2000380234A JP2002182898A JP 2002182898 A JP2002182898 A JP 2002182898A JP 2000380234 A JP2000380234 A JP 2000380234A JP 2000380234 A JP2000380234 A JP 2000380234A JP 2002182898 A JP2002182898 A JP 2002182898A
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Kozo Mugishima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤差を最小限に抑えつつ、位相の連続性を維
持した周期関数を生成することが可能な周期関数の生成
方法及び周期関数生成回路を提供すること。 【解決手段】 デジタル回路で単位値uを積算して積算
値Σuを生成する際に、u=A+C/B(B>C)であ
る値A、B及びCを定め、積算値ΣA及びΣCを生成す
ると共に、積算値ΣCと値Bの比較結果に応じて積算値
ΣAを修正し、修正した積算値ΣAを積算値Σuとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル信号を用
いて周期関数を生成する技術に関し、特に、関数テーブ
ルを用いて周期関数を生成する技術に関する。このよう
な技術は、例えば映像、音声及び通信信号処理の分野で
用いられている。
【0002】
【従来の技術】関数テーブルを用いて周期関数を生成す
る従来技術には、例えば、特公平7-43620号公報や特開2
000-215029号公報等が存在する。これらの従来技術は基
本的には図10のような構成であり、レジスタに設定し
た基準値の加算を繰り返し、加算値について関数テーブ
ルを参照して、該当する値を周期関数の値とする点につ
いては変わらない。
【0003】図10を参照して従来の周期関数生成回路
の動作を説明する。最初にレジスタに1クロック当たり
の進行角の値を設定する。この値と、アキュムレータに
現に格納されている値とを加算器で加算し、得られる値
を再びアキュムレータに格納する。レジスタの値とアキ
ュムレータの値との加算を繰り返して関数テーブルのア
ドレスを次々に生成する。生成したアドレスに基づいて
関数ロムから該当する振幅値を得る。このようにして、
図11のような周期関数を生成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の周期
関数生成回路によれば、1クロック当たりの進行角に小
数値を持つ場合に切り捨てが生じ、徐々に誤差が蓄積す
ることになる。特に、進行角が循環小数値を持つ場合、
加算する値に誤差が含まれているために、加算器の演算
精度と関係なく必ず誤差が蓄積されてしまうという問題
がある。このような誤差の生成過程を図12に示す。所
望の周期関数(点線)と実際に生成される周期関数(実
線)に位相ずれが生じる結果、位相差が蓄積していくこ
とを示している。
【0005】発生する誤差を一定の範囲に抑えるため、
蓄積誤差の許容値を定め、蓄積誤差が許容値を超えない
範囲でアキュムレータをリセットし、アキュムレータの
値をゼロに戻す処理を行うのが従来の一般的な手法であ
る。このような手法により蓄積誤差を修正したときの模
様を図13に示す。位相差が許容値に達すると、アキュ
ムレータがリセットされるのでリセット直後の誤差がゼ
ロになっているが、生成される周期関数の位相はリセッ
トの前後で非連続になっている点に注意されたい。
【0006】他方、最近のデジタル回路システムは、そ
の位相特性において長時間に渡る厳格な位相管理を要求
されることも珍しくないが、上述のアキュムレータを強
制リセットする方法では、位相の連続性が維持できない
問題が生じてしまう。
【0007】このような状況に鑑み、本発明が解決しよ
うとする課題は、誤差を最小限に抑えつつ、位相の連続
性を維持した周期関数を生成することが可能な周期関数
の生成方法及び周期関数生成回路を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、関数テーブル
を用いて周期関数を生成する実アドレス演算部に加え
て、誤差の演算と加算値の微調整を行う誤差演算部を周
期関数生成回路に設けることを特徴とする。
【0009】整数のみでは表現できない基準値であって
も、整数部分と小数部分に分けて、小数部分を分数形式
で表現することにより、小数値誤差を別に積算する。積
算した誤差が整数になる場合、その値を用いて整数部分
を修正する。これにより、誤差を蓄積することなく周期
関数を生成することが可能となる。
【0010】本発明は次のような積算値及び周期関数の
生成方法を提供する。
【0011】即ち、本発明は、デジタル回路で単位値u
を積算して積算値Σuを生成する方法において、u=A
+C/B(B>C)である値A、B及びCを定め、積算
値ΣA及びΣCを生成すると共に、積算値ΣCと値Bの
比較結果に応じて積算値ΣAを修正し、修正した積算値
ΣAを積算値Σuとすることを特徴とする積算値生成方
法を提供する。
【0012】このような方法によれば、積算値Σuを生
成する際に、循環演算によって誤差を生じない部分
(A)と生じなる部分(C/B)とに分けて循環演算を
行うことができるので、循環演算に伴って発生する蓄積
誤差の影響を最小限に止めながら積算値を生成すること
ができる。
【0013】積算値ΣCと値Bの比較結果がΣC≧Bの
とき、積算値ΣAを修正すると共に、積算値ΣCからB
を減算してもよい。このようにすることにより、積算値
ΣAの修正が不完全であっても、以後に生成される積算
値ΣCに修正されていない分の誤差を含めることができ
る。
【0014】また、積算値ΣCと値Bの比較結果がΣC
≧NB(Nは自然数)のとき、積算値ΣAを修正すると
共に、積算値ΣCからNBを減算することとしてもよ
い。こうすることにより、誤差を修正する頻度を下げる
ことができる。
【0015】このような積算値生成方法の好適な応用例
としては、デジタル回路で単位進行角を積算して積算進
行角を求め、積算進行角に対応する振幅を予め定められ
た関数テーブルを参照して求めることにより周期関数を
生成する周期関数の生成方法において、上述の積算値生
成方法を用いて進行角を求める周期関数生成方法があ
る。
【0016】更に、本発明は、次のような積算値生成回
路及び周期関数生成回路を提供する。
【0017】即ち、本発明は、単位値uを積算して積算
値Σuを生成するデジタル回路において、u=A+C/
B(B>C)である値A、B及びCを格納する第1、第
2及び第3のレジスタと、積算値ΣAを生成する第一の
循環演算回路と、積算値ΣCを生成する第二の循環演算
回路と、積算値ΣCと値Bの差を生成する減算器と、減
算器の出力に応じて積算値ΣAを修正する回路とを備
え、積算値ΣAを積算値Σuとして出力することを特徴
とする積算値生成回路を提供する。
【0018】例えば、第一の循環演算回路は、第一のレ
ジスタと、アキュムレータと、第一のレジスタ及びアキ
ュムレータに格納されている値を加算する加算器を備え
る。
【0019】このとき、積算値ΣCと値Bの比較結果が
ΣC≧Bのとき、加算器に対し、出力値に+1する指示
を与える信号を入力する手段を備えることとしてよい。
【0020】また、第一のレジスタに格納された値と、
予め定められた値とを加減算する回路と、減算器の出力
に応じて、第一のレジスタに格納された値及び加算器の
出力のいずれか一方を選択して加算器に出力するセレク
タとを備えることとしてもよい。
【0021】更にまた、第一のレジスタに格納された値
に対して予め定められた値を加減算した値を格納する第
三のレジスタと、減算器の出力に応じて、第一及び第三
のレジスタに格納された値のうちいずれか一方を選択し
て加算器に出力するセレクタとを備えることとしてもよ
い。
【0022】このような積算値生成回路は、例えば、単
位進行角を積算して積算進行角を求め、積算進行角に対
応する振幅を予め定められた関数テーブルを参照して求
めることにより周期関数を生成する周期関数生成回路
が、積算進行角を生成するために用いられる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の基本的な概念について、
第一の実施の形態である周期関数生成回路100を例に
挙げて説明する。図1を参照すると、周期関数生成回路
100は実アドレス演算部110、誤差演算部120及
び関数テーブル1を備える。
【0024】実アドレス演算部110は、レジスタ2、
加算器3、アキュムレータ4及び関数テーブル1を備え
る。実アドレス演算部110は予め定められた単位とな
る進行角(以下、単位進行角と呼ぶ)を積算した進行角
(以下、積算進行角と呼ぶ)を生成し、関数テーブル1
を参照してこの進行角に対応する振幅値を得る。
【0025】誤差演算部120は、レジスタ2が切り捨
てる値(小数値、分数値)を蓄積演算し、蓄積誤差が整
数値になると、加算値の変更を指示する信号(以下、誤
差修正信号と呼ぶ)を実アドレス演算部110に送出す
る。例えば、周期関数生成回路100の場合、蓄積誤差
が1に達しない間はレジスタ2とアキュムレータ4に格
納されている値を加算するが、蓄積誤差が1に達すると
これらの値に更に1を加算する。
【0026】このような構成により、積算進行角は、蓄
積誤差が整数値に達する度毎に修正されることになる。
従って、周期関数を生成する際に発生する誤差を、レジ
スタ2で表現可能な最小ビット値以内に抑えながら周期
関数を生成することができる。
【0027】次に、本発明の実施の形態について詳しく
説明する。
【0028】(1)第一の実施の形態 既に述べたように、第一の実施の形態である周期関数生
成回路100は、実アドレス演算部110、誤差演算部
120及び関数テーブル1を備える。これらのうち、実
アドレス演算部110では、1クロック毎に、レジスタ
2とアキュムレータ4の値を加算器3で加算する。その
結果はアキュムレータ4に保存される一方、関数テーブ
ル1中のアドレスとして対応する振幅値を選択するため
に用いられる。このようにして進行角に対する振幅値を
1クロック毎に生成することにより周期関数を生成す
る。このような周期関数の生成方法については当業者に
とってよく知られている。
【0029】このような実アドレス演算部110による
循環演算処理に対して、本発明により新たに設けられた
誤差演算部120は、誤差が一定値以上に達する毎に修
正値を供給する。この修正値は循環演算処理を受けてい
るデータを修正する。そのため、誤差の蓄積を回避する
ことができる。
【0030】更に図2及び3を参照して誤差演算部12
0の動作を説明する。
【0031】まず、単位進行角のうち、1未満の成分を
分数で表し、その分母をレジスタ5に設定し、分子をレ
ジスタ7に設定する。また、アキュムレータ10をリセ
ットする(ステップS1)。図3に示したクロック毎の
各出力値は、レジスタ5に設定する値BをB=34と
し、レジスタ7に設定する値CをC=5として算出して
いる。尚、クロック信号の上に記された数字は説明の便
宜上付された番号であり、以後、クロック信号の立ち上
がりをそれぞれ第0タイミング、第1タイミング、第2
タイミング…と記す。
【0032】次に、加算器8は、レジスタ7及びアキュ
ムレータ10の値を加算する(ステップS2)。図3の
第1クロックでは、レジスタ7の値は5であり、アキュ
ムレータ10の値は0であるので、加算器8は0+5=
5を出力する。
【0033】他方、減算器6は、加算器8の出力からレ
ジスタ5の値を減算する(ステップS3)。図3の第1
クロックでは、加算器8の出力は5であり、レジスタ5
の値は34なので、減算器6は5−34=−29を出力
する。
【0034】ステップS3の結果、減算器6の出力が負
の場合、セレクタ9は、加算器8の出力をアキュムレー
タ10に保存する(ステップS4、5)。このとき、イ
ンバータ11は、実アドレス演算部110に対して0を
出力し、誤差修正信号を出力しない。
【0035】ひとつのクロックタイミングでステップS
1〜S5のループ動作が1回実行される。ステップS4
にて減算器6の出力が正と判定されるまで、このループ
動作は繰り返されて、アキュムレータ10に誤差が蓄積
される。図3の第1〜第6タイミングがこれに相当し、
この間、アキュムレータ10には0、5、10、…と誤
差が蓄積されている。
【0036】ステップS1〜S5のループ動作を何回か
繰り返すと、加算器8の出力がレジスタ5の値を越え
て、減算器6の出力が正になる。これは、蓄積誤差の分
子が分母を上回って1を越えたことを意味する。このと
き、セレクタ9は、加算器8の値に代わり、減算器6の
値をアキュムレータ10に保存する(ステップS4、
6)。図3の第7タイミングにおいて、加算器8の出力
は35なので、減算器6の出力は35−34=1>0と
なる。また、同時に、インバータ11は誤差修正信号
(桁上げ信号)を実アドレス演算部110に供給する
(ステップS7)。
【0037】続いて、実アドレス演算部110の動作に
ついて、図1、3及び4を参照して説明する。最初にレ
ジスタ2に単位進行角の整数成分を設定すると共に、ア
キュムレータ4をリセットする。図3の例では、レジス
タ2の設定値は7である。この後以下の動作を各クロッ
クタイミング毎に行う。
【0038】誤差演算部120から誤差修正信号が送ら
れてこない場合、加算器3は、レジスタ2の値とアキュ
ムレータ4の値を加算して、その結果をアキュムレータ
4に保存する。図3の第1タイミングでは、レジスタ2
の値は7、アキュムレータ4の値はゼロであるので0+
7=7である。第2〜6タイミングでは、アキュムレー
タ4の値は7ずつ加算されていく。
【0039】これに対して、誤差演算部120から誤差
修正信号を受け取った場合、加算器3は、レジスタ2の
値とアキュムレータ4の値に加えて、誤差修正信号、即
ち桁上げ値を加算し、その結果をアキュムレータ4に保
存する。第6タイミング終了時におけるアキュムレータ
4の値は42なので、第7タイミングでアキュムレータ
4に保存される値は7+42+1=50となる。第1〜
6タイミングと比較すると、第7タイミングではアキュ
ムレータ4の値が+8されることになる。このけた上げ
時の演算により、実アドレス上での誤差を修正する。
【0040】このような動作により、実アドレス演算部
110が関数テーブル1に出力するアドレス値は、誤差
が1ビットに達する毎に修正される。従って、周期関数
生成回路100は、実アドレスの生成に伴って蓄積され
ていく図12のような位相ずれの発生を回避しつつ、周
期関数を生成することができる。
【0041】周期関数生成回路100では、単位進行角
が実数値のみでは表せないような数値、例えば循環小数
を含む値であっても、誤差の原因となる小数点以下の成
分を分数として取り扱って処理している。このため、誤
差範囲を1未満に抑えることが可能である。また、誤差
修正に伴う位相の不連続の発生を抑えることができる。
従って、極めて精度の高い周期関数を長時間連続して生
成することができる。
【0042】(2)第二の実施の形態 本発明の第二の実施の形態である周期関数生成回路20
0について、既に説明した周期関数生成回路100と比
較して、構成上異なる点について図6を参照して以下に
述べる。
【0043】周期関数生成回路100では、誤差を修正
するときに加算すべき値は一定だが、周期関数生成回路
200では、加減算値演算回路20が計算して決定す
る。加減算値演算回路20は、レジスタ2に格納されて
いる値(A)と、加減算値演算回路20の外部から設定
される値とを加減算して出力する。加減算値演算回路2
0の外部から設定される値は、誤差修正信号が1回発生
したときに値(A)に加減算すべき値であり、何ビット
の蓄積誤差毎に誤差修正信号を発生するかによって定め
られる。
【0044】また、周期関数生成回路100では、1ビ
ットの誤差が蓄積する毎にインバータ11が誤差修正信
号を発生する。これに対して、周期関数生成回路200
では、2ビット以上の誤差が蓄積する毎にフラグ発生器
21が誤差修正信号を発生する。
【0045】更に、周期関数生成回路100では、誤差
修正信号は加算器2に入力されるが、周期関数生成回路
200では、誤差修正信号は加減値演算回路20及びセ
レクタ22に入力される。セレクタ22は、フラグ発生
器21の出力に応じて、レジスタ2及び加減算値演算回
路20のいずれか一方の出力を選択して加算器2に渡
す。
【0046】このような構成により、周期関数生成回路
200は、1回の修正で2ビット以上の累積誤差を修正
する。図7はフラグ発生器21が1度に2ビットずつ誤
差修正信号を発生する場合の動作を示している。レジス
タ2、5及び7の値は図3の場合と同じである。図3で
は誤差修正信号が第7及び14タイミングの両方で発生
するのに対して、図7では第7タイミングでは発生せ
ず、第14タイミングのみで発生する。また、加減算値
演算回路20は、誤差修正信号に応じて値(A)+2の
値を出力する。
【0047】第一の実施の形態に対して、第二の実施の
形態は、積算値の誤差に2ビット以上の許容範囲があ
り、誤差の修正を行う頻度を引き下げたい場合に有効で
ある。
【0048】(3)第三の実施の形態 周期関数生成回路200は加減算値演算回路20を備え
るため、回路規模が大きくなりやすい問題がある。この
問題を解消する第三の実施の形態である周期関数生成回
路300について次に説明する。
【0049】誤差修正信号を何ビットの蓄積誤差毎に生
成するのか、即ち誤差修正信号の生成頻度と、レジスタ
2に格納する値(A)を決定すれば、誤差修正信号が発
生したときに加算器3に入力すべき値を一意に定めるこ
とができる。
【0050】このことから、周期関数生成回路300
は、加減算値演算回路20に代わり、レジスタ30を備
える。レジスタ30は誤差修正信号が発生したときに加
算器3に入力すべき値を格納する。ここでは、誤差修正
信号の生成頻度を1ビットとするので、周期関数生成回
路100と同様に誤差演算部120を備えている。周期
関数生成回路100と異なる点は、レジスタ30に負の
値を格納することにより、桁上げだけではなく桁下げ時
にも誤差を修正できる点である。
【0051】誤差演算部120に代わり、誤差演算部2
20を用いれば、第二の実施の形態と同様に2ビット以
上の蓄積誤差毎に誤差修正を行うことができる。この場
合、誤差修正頻度に応じてレジスタ30に格納する値を
変更する必要がある。
【0052】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業
者の通常の知識の範囲内でその変更や改良が可能である
ことは勿論である。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、循環演算により積算値
を生成する際に、一定のクロックタイミング毎に誤差を
修正するので、誤差の蓄積を避けることができる。例え
ば、関数テーブルを参照して周期関数を生成する際にこ
のような積算値を進行角として用いれば、位相差の蓄積
を回避することができる。つまり、精度の高い周期関数
を長時間生成しつづけることができる。
【0054】また、誤差修正信号の生成頻度を変更する
ことにより、積算値の誤差修正を行う頻度を変更するこ
とができる。これにより、誤差修正の頻度を下げたい場
合にも対処することができる。
【0055】更に、循環演算により誤差を生じる部分を
分数として表現するので、循環小数にも対処することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態である周期関数生成
回路100のブロック図である。
【図2】誤差演算部120の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図3】周期関数生成回路100のクロックタイミング
図の例である。
【図4】実アドレス演算部110の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図5】周期関数生成回路100により生成される周期
関数と誤差修正信号の関係を説明する図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態である周期関数生成
回路200のブロック図である。
【図7】周期関数生成回路200のクロックタイミング
図の例である。
【図8】周期関数生成回路200により生成される周期
関数と誤差修正信号の関係を説明する図である。
【図9】本発明の第三の実施の形態である周期関数生成
回路300のブロック図である。
【図10】従来の周期関数生成回路のブロック図であ
る。
【図11】従来の周期関数生成回路が生成する周期関数
を説明する図である。
【図12】従来の周期関数生成回路が生成する周期関数
に生じる位相ずれを説明する図である。
【図13】従来の周期関数生成回路が周期関数の位相を
修正する際に生じる位相の非連続を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 関数テーブル2、5、7、30 レジスタ 3、8 加算器 4、10 アキュムレータ 6 減算器 9、22 セレクタ 11 インバータ 20 加減算値演算回路 21 フラグ発生器 110、210、310 実アドレス演算部 120、220 誤差演算部 100、200、300 周期関数生成回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル回路で単位値uを積算して積算
    値Σuを生成する方法において、 u=A+C/B(B>C)である値A、B及びCを定
    め、積算値ΣA及びΣCを生成すると共に、積算値ΣC
    と値Bの比較結果に応じて積算値ΣAを修正し、修正し
    た積算値ΣAを積算値Σuとすることを特徴とする積算
    値生成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の積算値生成方法におい
    て、積算値ΣCと値Bの比較結果がΣC≧Bのとき、積
    算値ΣAを修正すると共に、積算値ΣCからBを減算す
    ることを特徴とする積算値生成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の積算値生成方法におい
    て、積算値ΣCと値Bの比較結果がΣC≧NB(Nは自
    然数)のとき、積算値ΣAを修正すると共に、積算値Σ
    CからNBを減算することを特徴とする積算値生成方
    法。
  4. 【請求項4】 デジタル回路で単位進行角を積算して積
    算進行角を求め、積算進行角に対応する振幅を予め定め
    られた関数テーブルを参照して求めることにより周期関
    数を生成する周期関数の生成方法において、請求項1乃
    至3のいずれかに記載の積算値生成方法を用いて進行角
    を求めることを特徴とする周期関数生成方法。
  5. 【請求項5】 単位値uを積算して積算値Σuを生成す
    るデジタル回路において、 u=A+C/B(B>C)である値A、B及びCを格納
    する第1、第2及び第3のレジスタと、積算値ΣAを生
    成する第一の循環演算回路と、積算値ΣCを生成する第
    二の循環演算回路と、積算値ΣCと値Bの差を生成する
    減算器と、前記減算器の出力に応じて積算値ΣAを修正
    する回路とを備え、 積算値ΣAを積算値Σuとして出力することを特徴とす
    る積算値生成回路。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の積算値生成回路におい
    て、 前記第一の循環演算回路は、前記第一のレジスタと、ア
    キュムレータと、前記第一のレジスタ及びアキュムレー
    タに格納されている値を加算する加算器を備え、 積算値ΣCと値Bの比較結果がΣC≧Bのとき、前記加
    算器に対し、出力値に+1する指示を与える信号を入力
    する手段を備えることを特徴とする積算値生成回路。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の積算値生成回路におい
    て、 前記第一の循環演算回路は、前記第一のレジスタと、ア
    キュムレータと、前記第一のレジスタ及びアキュムレー
    タに格納されている値を加算する加算器を備え、 前記第一のレジスタに格納された値と、予め定められた
    値とを加減算する回路と、 前記減算器の出力に応じて、前記第一のレジスタに格納
    された値及び前記加算器の出力のいずれか一方を選択し
    て前記加算器に出力するセレクタとを備えることを特徴
    とする積算値生成回路。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の積算値生成回路におい
    て、 前記第一の循環演算回路は、前記第一のレジスタと、ア
    キュムレータと、前記第一のレジスタ及びアキュムレー
    タに格納されている値を加算する加算器を備え、 前記第一のレジスタに格納された値に対して予め定めら
    れた値を加減算した値を格納する第三のレジスタと、 前記減算器の出力に応じて、前記第一及び第三のレジス
    タに格納された値のうちいずれか一方を選択して前記加
    算器に出力するセレクタとを備えることを特徴とする積
    算値生成回路。
  9. 【請求項9】 単位進行角を積算して積算進行角を求
    め、積算進行角に対応する振幅を予め定められた関数テ
    ーブルを参照して求めることにより周期関数を生成する
    周期関数の生成回路において、請求項5乃至8のいずれ
    かに記載の積算値生成回路を備えることを特徴とする周
    期関数生成回路。
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