JP2002182311A - 光プリンタ - Google Patents

光プリンタ

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JP2002182311A
JP2002182311A JP2000376115A JP2000376115A JP2002182311A JP 2002182311 A JP2002182311 A JP 2002182311A JP 2000376115 A JP2000376115 A JP 2000376115A JP 2000376115 A JP2000376115 A JP 2000376115A JP 2002182311 A JP2002182311 A JP 2002182311A
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JP
Japan
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instant film
instant
roller
film
developing roller
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Application number
JP2000376115A
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English (en)
Inventor
Kiichiro Kitagawa
喜一郎 北河
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US10/011,483 priority patent/US6625395B2/en
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/48Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus
    • G03B17/50Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus with both developing and finishing apparatus
    • G03B17/52Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus with both developing and finishing apparatus of the Land type

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像液ポッド裂開時におけるインスタントフ
イルムの搬送速度の急激な変動を抑え、プリント画像の
質を高めること。 【解決手段】 本発明を内蔵したデジタルインスタント
カメラ1では、フイルムパック9に収納されたインスタ
ントフイルム26に対して、固定された露光ヘッド23
がプリント光を照射し、展開ローラ30によって現像処
理を行うものである。インスタントフイルム26は、展
開ローラ30によってカメラ外に搬送されるが、露光ヘ
ッド23は、この搬送に同期してプリント光を照射す
る。展開ローラ30によって現像液ポッドが押し潰され
た瞬間、インスタントフイルム26の搬送速度は急激に
大きくなろうとするが、ブレーキローラ36によりこれ
を抑えることができ、プリント光の照射を確実に行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像液ポッドを備
えたインスタントフイルムに対して、露光ヘッドを固定
したままで露光を行う光プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平11−344772号公報、特開
平11−352595号公報等により、所定位置に固定
された露光ヘッドを、インスタントフイルムの搬送と同
期して駆動させ、1画面分のプリントを行うようにした
光プリンタが知られている。上記公報記載の光プリンタ
では、インスタントフイルムの搬送方向と直交する向き
に、ライン状のプリント光がRGB三色同時にあるいは
線順次で照射される。また、展開ローラの回転により、
露光済みのインスタントフイルムの現像液ポッドの押し
潰しと、現像処理液の展開処理、インスタントフイルム
の搬送処理とが行われる。
【0003】このような光プリンタでは、露光ヘッドを
移動走査させる場合に比べ、プリント時間が短縮でき、
また、露光ヘッドの移動走査用スペースを省略できるの
で、小型化を図ることができる。
【0004】上記公報記載の光プリンタでは、展開ロー
ラにより搬送されるインスタントフイルムの搬送長さを
測定するために、いずれもロータリーエンコーダが用い
られている。これにより、プリント光の照射時間や照射
強度を細かく調整できるようにして、画質のよいプリン
トを行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載の光プリ
ンタでは、露光ヘッドによるラインごとのプリントと並
行して展開ローラが駆動され、インスタントフイルムの
搬送の初期に、現像液ポッドが展開ローラによって押し
潰されて裂開される。現像液ポッドの裂開直前には、展
開ローラに大きな負荷がかかるため、展開ローラの回転
速度が急激に遅くなり、直後に急激に速くなる。これに
伴い、インスタントフイルムの搬送速度が現像液ポッド
の裂開前後で大きく変動する。露光ヘッドは、インスタ
ントフイルムの搬送に同期して駆動する必要があるが、
インスタントフイルムの搬送速度が急激に速くなった瞬
間には、これに追従して露光ヘッドを駆動することでき
なくなり、未露光部分ができてプリント画面上に黒スジ
模様が生じてしまう。
【0006】このような問題点は、ロータリーエンコー
ダの検出感度を上げたり、プリント光の照射切り替え速
度や照射強度を高めるようにして対応したり、あるい
は、現像液ポッドの裂開後に露光を開始させることで対
応することができる。ところが、前者の対応策では、エ
ンコーダや露光ヘッドの性能を大幅に向上させなければ
ならず、かなりの大型化やコストアップが伴ってしま
う。
【0007】また、後者の対応策では、露光ヘッドと展
開ローラとを近接して配置する必要があるため、プリン
ト光照射前の露光面に対して現像処理液が進入してしま
うことがある。これを防ぐためには、インスタントフイ
ルムの搬送開始前に露光ヘッドを僅かに走査移動させる
ようにしたり、プリント画面のサイズを小さくするしか
なく、不利な点が多い。この他にも、展開ローラの回転
速度自体を遅くする手法もあるが、プリント時間が長く
なって得策ではない。
【0008】本発明は以上の事を考慮してなされたもの
で、現像液ポッド裂開時におけるインスタントフイルム
の搬送速度の変動を抑えることで、短縮されたプリント
時間を維持しながらも、高画質のプリント処理が可能な
光プリンタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、現像液ポッドを備えたインスタントフ
イルムを一対の展開ローラで搬送しながら、その搬送方
向と略直交して配置された露光ヘッドによってライン状
のプリント光を順次に照射して1画面分の露光を行う光
プリンタに、展開ローラをインスタントフイルムの搬送
方向に回転させるローラ駆動手段と、展開ローラの回転
により搬送されるインスタントフイルムの搬送長さを検
出する搬送長センサと、この搬送長センサからの信号を
監視し、インスタントフイルムの搬送に同期して前記露
光ヘッドの駆動を制御するプリント制御手段と、展開ロ
ーラの回転又はインスタントフイルムの搬送に負荷を与
え、前記ローラ駆動手段による展開ローラの回転周速度
が規定速度以上になることを阻止し、インスタントフイ
ルムの搬送速度を規定速度以下に抑えるブレーキ手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0010】前記ブレーキ手段は、展開ローラの上流側
でインスタントフイルムに圧着して負荷を与えるもので
あり、スポンジ材などの柔軟な弾性体や、インスタント
フイルムの搬送によって従動回転するローラ形状のもの
が好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を実施した光プリンタは、
イメージセンサを備えた撮像機構とともに、図1に示す
デジタルインスタントカメラ1として一体化されてい
る。デジタルインスタントカメラ1には、撮影レンズ2
の奥にCCDイメージセンサが配置された撮像部を備
え、レリーズボタン3、グリップ部4が設けられてい
る。撮影レンズ2の上方には、光学ファインダ5、セル
フタイマー用発光部6、オートストロボ用センサ7、ス
トロボ発光窓8が設けられている。
【0012】デジタルインスタントカメラ1の前面側に
は、フイルムパック9が装填されるパック装填室10や
パック装填蓋11が設けられている。イジェクトボタン
12は、パック装填蓋10を開放する際に使用される。
【0013】フイルムパック9は、従来のインスタント
カメラにも使用できるもので、箱形のカセットケース内
にモノシートタイプのインスタントフイルムを10枚セ
ットで収納した形態となっている。フイルムパック9の
背面には、2つの開口14が形成されている。パック装
填時には、パック装填蓋11の内側に設けられた押圧部
材13がこの開口14に入り込み、収納されているイン
スタントフイルムを背面側から押し付ける。
【0014】デジタルインスタントカメラ1の上面に
は、露光及び現像液の展開処理が終了したインスタント
フイルムが排出される細長い排出口が形成されており、
この排出口は、外光やゴミ等の進入を防ぐ排出口カバー
15によって覆われている。
【0015】図2は、デジタルインスタントカメラ1の
背面側の様子を示したものである。LCD(液晶表示)
パネル16は、CCDイメージセンサに捉えられた被写
体像をリアルタイムでフルカラー表示したり、撮影され
た画像をプレイバック表示する際に用いられる。操作パ
ネル17上には、電源スイッチ18をはじめ、撮像モー
ドと再生モードとを切り替えるためのダイヤル19やプ
リントボタン20等が設けられている。また、操作パネ
ル17の下方のスロットカバー21は、画像データ保存
用のメモリカードが装填されるメモリカードスロットを
覆っている。
【0016】図3に、デジタルインスタントカメラ1の
断面を示す。押圧部材13が、フイルムパック9背面の
開口14から入り込むと、パック装填室10を構成する
隔壁10aに形成された突条によりフイルムパック9が
位置決めされる。位置決めされたフイルムパック9は、
その前面に形成された露光開口22と露光ヘッド23と
がちょうど対面するようになっている。
【0017】露光ヘッド23には、特開平11−344
772号公報等に記載されているように、RGBに発光
する三種の発光素子が直線状に多数配列された発光素子
アレイと、この発光素子アレイから発せられる各色の光
に、画素単位の変調を与えて光濃度を調節する液晶調光
板が設けられている。また、変調されたRGB三色の光
を収斂し、ライン状のプリント光とするマイクロレンズ
アレイが設けられている。
【0018】フイルムパック9内に収納されている複数
枚のインスタントフイルム26は、現像液ポッドを内蔵
するポッド部28と、展開処理後の余剰現像液を吸収し
て硬化させるスポンジ材が内蔵されたトラップ部29を
備えている。インスタントフイルム26は、ポッド部2
8が展開ローラ30に向けられ、他のインスタントフイ
ルムも同様に向きを揃えて積み重ねられている。積み重
ねられたインスタントフイルム26の前側には、パック
未使用時において、露光開口22を遮光する前面側遮光
シート31が配置されている。また、背面側遮光シート
32は、インスタントフイルム26の後側で開口14を
遮光する。保護シート34は、押さえ突起33によって
最後列のインスタントフイルムに傷がつかないようにす
る。
【0019】露光開口23には、インスタントフイルム
26を展開ローラ30に向けて送り出す周知のクロー爪
35が係合する切欠24が形成されている。
【0020】展開ローラ30は、モータにより回転力が
与えられる原動ローラ30aと、原動ローラ30aによ
って従動回転する従動ローラ30bとからなり、従動ロ
ーラ30bは、原動ローラ29aに向けてバネ付勢され
ている。
【0021】押圧部材13は、パック装填蓋11と一体
に設けられ、インスタントフイルム26に直接作用する
押圧突起13aと、押圧突起13aに対して押し付け力
を付与するためのバネが組み込まれた支持突起13bと
からなる。
【0022】ブレーキローラ36は、インスタントフイ
ルム26が送り出されてくるスリット開口37の近傍に
設けられており、軽くばね付勢されてパック室隔壁10
aに形成された現像液抑制部38と向き合って配置され
ている。現像液抑制部38は、搬送中のインスタントフ
イルム26に背面側から接触し、展開ローラ30により
押し潰された現像液ポッドから、現像処理液がプリント
光照射前の露光面に流れ込まないようにする。
【0023】ブレーキローラ36は、インスタントフイ
ルム26の搬送方向に対して、展開ローラ30の上流側
に設けられ、搬送中のインスタントフイルム26に転が
り接触する。ブレーキローラ36の表面には、ゴム材が
コーティングされ、インスタントフイルム26を傷つけ
ない程度の柔軟性を有しており、加えてインスタントフ
イルム26との接触時に空回りすることがないようにさ
れている。ブレーキローラ36には、その回転軸を押圧
することにより僅かな摩擦力を発生させる押圧片が設け
られている。この摩擦力は、ブレーキローラ36の回転
速度が急激に変化しようとすると、これを抑制する。な
お、ブレーキローラ36は、展開ローラ30の上流であ
るならば接触ローラ46の近傍に設けてもよい。その
時、押圧部材13の反力によりブレーキ効果が確実に保
証できることが望ましい。
【0024】図4に、デジタルインスタントカメラ1の
主要な電気的構成を示す。CCDイメージセンサ39
は、撮影レンズ2から入射してくる被写体光を光電変換
し、撮像信号を生成する。この撮像信号は、画像データ
処理回路40において、デジタル変換された後に、ホワ
イトバランス調節やガンマ補正等の信号処理を経てデジ
タル画像データとなる。また、CCDイメージセンサ3
9で捉えられた被写体像は、LCDパネル16に表示さ
れる。
【0025】システムコントローラ42、デジタルイン
スタントカメラ1における電気的な作動を全体的に管理
するもので、レリーズボタン3や操作パネル17等から
の入力信号によりカメラ内の各部位に駆動制御信号を出
力する。
【0026】搬送長センサ45は、詳しくは図5にも併
せて示しているが、インスタントフイルム26に転がり
接触する接触ローラ46と、この接触ローラ46から回
転力が伝達されるスリット円盤47と、スリット円盤4
7の回転に伴ってパルス信号を生成するパルス発生器4
8と、パルスカウンタ49から構成されている。なお、
接触ローラ46の回転は、図示しない複数のギアによっ
て増速されてからスリット円盤47に伝達される。
【0027】接触ローラ46は、露光ヘッド23の近く
に配置されており、フイルムパック9の露光開口22に
対面した最前列のインスタントフイルム26に接触す
る。インスタントフイルム26の搬送によって接触ロー
ラ46が回転すると、スリット円盤47に形成された放
射状の多数のスリットが、パルス発生器48を通過して
パルス信号を生成する。なお、この搬送長センサ45で
は、インスタントフイルム26が、照射されるプリント
光の0.5画素分の長さだけ搬送されたときに、パルス
信号を発生させる。これにより、インスタントフイルム
26の搬送長さをほぼ連続的に検出することが可能であ
る。
【0028】パルス発生器48で生成されたパルス信号
は、パルスカウンタ49に出力される。なお、この搬送
長センサ45は一体的に構成されて全体がバネ付勢され
ており、接触ローラ46がトラップ部29の段差を通過
するときなどにも確実に対応して追従でき、搬送長さに
対応してパルス信号を生成する事ができる。
【0029】パルスカウンタ49は、パルス発生器48
から2つのパルス信号が送られてきたとき、つまり、イ
ンスタントフイルム26の搬送長さが、プリント光の1
画素分に達したときに、ヘッドドライバ50に対してヘ
ッド駆動信号を出力する。ラインメモリ51は、プリン
ト処理の実行時に、画像データを一時的に格納するとと
もに、この画像データを色成分ごとに分割し、各色の画
像データを1ライン分ずつヘッドドライバ50に転送す
る。
【0030】ヘッドドライバ50は、RGB3列の発光
素子アレイを点灯させるとともに、ラインメモリ51よ
り転送される各色1ライン分の画像データに基づいて、
露光ヘッド23内の液晶調光板を駆動させる。すると、
RGB各色ごとに光濃度が調節されたライン状のプリン
ト光がインスタントフイルム26上に照射される。ま
た、ヘッドドライバ50は、パルスカウンタ49からの
ヘッド駆動信号により、次ライン分のプリント光照射の
ために液晶調光板を駆動させる。このような作業が各ラ
インごとに繰り返し行われることで、露光ヘッド23
は、インスタントフイルム26の搬送長さに応じ、照射
するプリント光を順次に切り替えながら1画面分のフル
カラー露光を行う。
【0031】ヘッドドライバ50は、インスタントフイ
ルム26の搬送長さが1画素分に達したときに、露光ヘ
ッド23で照射されるプリント光の切り替え制御を行
う。例えば、インスタントフイルム26の搬送速度が速
いときには、液晶調光板の切り替え時間を短くして次ラ
イン分のプリント光を即座に照射できるようにしたり、
発光素子アレイ23の発光強度を僅かに強めたりする。
逆に、インスタントフイルム26の搬送速度が遅いとき
には、液晶調光板の切り替え間隔を長くして、次ライン
分のプリント光照射まで液晶調光板の駆動を停止させて
光を遮断する。
【0032】展開ローラ30とクロー爪35には、共通
のモータ52が用いられる。モータ52の駆動力は、減
速ギア列55を介して伝達される。これは、特開平4−
194832号公報等に記載された従来のインスタント
カメラと同様な構成となっている。
【0033】次に、上記実施形態の作用について説明す
る。まず、電源スイッチ18を投入して、フイルムパッ
ク9を装填する。フイルムパック9が装填されると、カ
メラ内でこれが検知され、自動的に前面側遮光シート3
1が排出されてプリント可能な状態となる。次に、ダイ
アル19を操作して、撮像モードか再生モードかを選択
する。撮像モードでは、CCDイメージセンサ39に結
像された被写体像がLCDパネル16上に表示される。
フレーミングを行い、レリーズボタン3を押すと、被写
体の画像データが生成される。一方、再生モードでは、
装填されたメモリカード内に記憶された画像データを再
生表示することができる。
【0034】撮像モードでは、撮影した画像がLCDパ
ネル16上に表示される。このとき、表示された画像の
プリント処理を実行するかを選択できる。また、再生モ
ードでは、プリントしたい画像をメモリカードより読み
出せばよい。いずれの場合においても、プリントボタン
20の入力によって、画像のプリント処理が開始され
る。
【0035】プリント処理が開始されると、ラインメモ
リ51に画像データが転送され、モータ52が駆動を開
始する。モータ52の駆動によって、展開ローラ30と
クロー爪35が駆動し、クロー爪35によるインスタン
トフイルム26の送り出しが開始される。すると、接触
ローラ46が回転し、パルスカウンタ49ではパルス信
号のカウントが開始される。パルスカウンタ49は、プ
リント開始直後においては、インスタントフイルム26
の露光面が、露光ヘッド23のプリント光照射位置に達
するまで、ヘッド駆動信号の発信を待機する。この待機
時間は、予めパルスパルスカウンタ49内で設定されて
いる。
【0036】そして、インスタントフイルム26のポッ
ド部28側の先端が、ブレーキローラ36と現像液抑制
部38の間を通過して展開ローラ30に到達したとき、
インスタントフイルム26の露光面がプリント光照射位
置に達する。すると、パルスカウンタ49からヘッドド
ライバ50にヘッド駆動信号が送られ始める。また、展
開ローラ30により現像液ポッドの押し潰し作業が開始
される。
【0037】図6に、現像液ポッドの押し潰し処理時に
おける、インスタントフイルム26の搬送速度の変化の
様子を示す。なお、図6では、実線で示すものが本実施
形態についての測定結果であり、比較対象のためにブレ
ーキローラ36を設けていないものについての測定結果
も二点鎖線で示した。
【0038】まず、経過時間T1において、図7(a)
にも示しているように現像液ポッド56の押し潰しが開
始される。この押し潰しの初期で、現像処理液57が現
像液ポッド56の内部で寄せ集められていくが、展開ロ
ーラ30には、それほどの負荷は加わらず、インスタン
トフイルムの搬送速度の低下はほとんどない。ところ
が、経過時間T2になると、図7(b)に示すように、
展開ローラ30で寄せ集められた現像処理液57が、現
像液ポッド56を突き破ろうとし始める。このとき、展
開ローラ30には大きな負荷が加わって、その回転が妨
げられるようになり、回転速度を大幅に落としていく。
これに伴い、インスタントフイルムの搬送速度も遅くな
る。
【0039】展開ローラ30の回転速度及びインスタン
トフイルム26の搬送速度は、経過時間T3において最
も小さくなり、展開ローラ30にかかる負荷は最大とな
る。この直後、図7(c)で示すように、現像液ポッド
56が裂開して、現像液処理液57が流出する。する
と、今まで展開ローラ30に作用していた負荷が突然消
失するため、展開ローラ30の回転速度は、経過時間T
3の直後に急激に増加しようとする。
【0040】このとき、ブレーキローラ36が設けられ
ていないと、図6に二点鎖線で示すように、インスタン
トフイルム26が展開ローラ30の急加速とともに急激
に移動し、パルスカウンタ49によるヘッド駆動信号の
出力や、ヘッドドライバ50による液晶調光板の制御が
間に合わず、プリント光の照射切り替えができなくな
る。図6では、このようにしてプリント光の照射が行え
なくなるインスタントフイルムの搬送速度を応答限界速
度として示している。
【0041】一方、ブレーキローラ36を設けた本実施
形態では、展開ローラの回転速度が急激に大きくなろう
としたとき、ブレーキローラ36の押圧片36aにより
その回転軸上で発生した摩擦力は、インスタントフイル
ム26をその搬送方向に対して逆向きに引っ張るように
作用するので、展開ローラ30の急加速にブレーキを掛
ける。展開ローラ30の急加速は、現像液ポッド56の
裂開に伴う負荷の解放による低トルクの回転によるもの
であるため、インスタントフイルム26の搬送速度は、
ブレーキローラ36によって応答限界速度以下に抑えら
れる。
【0042】つまり、ブレーキローラ36を設けること
で、インスタントフイルム26の搬送長さに追随した確
実なプリント光照射が可能になる。そして、展開ローラ
30は、現像液ポッド56を通過すると、プリント光の
照射が済んだ露光面に対して現像処理液57の展開処理
を行っていく。やがて、露光ヘッド23によるプリント
光の照射と、展開ローラ30による現像液の展開処理が
終了するときには、インスタントフイルム26は、排出
口カバー15を押し上げながら排出される。
【0043】そして、数分が経過して、画像の現像・定
着が終わると、インスタントフイルム26には、ポジ画
像が現れる。このポジ画像は、黒スジがなく、プリント
写真として画質の良好なものとなっている。
【0044】上記のように、本発明の実施形態について
説明してきたが、本発明は、これに限られるものではな
い。例えば、ブレーキローラ36は、インスタントフイ
ルム26ではなく、展開ローラ30に接触させるように
してもよい。また、ブレーキローラ36の代わりに、減
速ギア列55内のギアの駆動を僅かに重くするようにし
て、展開ローラ30の急加速を抑えるようにしてもよ
い。
【0045】また、ブレーキ手段としては、ブレーキロ
ーラ36のように回転するローラ形状のものに限られる
ことはなく、例えば、スポンジ材などの柔軟な弾性体を
インスタントフイルム26や展開ローラ30に押し付け
ることで、摩擦力を発生させるようにしても良い。この
場合、インスタントフイルム26に接触するスポンジ材
は、露光面の逆側から接触させるようにして、露光面を
傷つけてないようにするのが好ましい。
【0046】また、インスタントフイルムに接触するブ
レーキ手段としては、ローラ形状のものでも、これ以外
のものであっても、インスタントフイルム26の露光面
の周囲に形成されている白縁部分に接触して摩擦力を発
生させるようにしたり、インスタントフイルムの端縁を
両側から挟み込むように接触して摩擦力を発生させるよ
うにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明の光プリンタによ
れば、現像液ポッドの裂開によるインスタントフイルム
の搬送速度の急激な変化を抑えるブレーキ手段を設ける
ことによって、従来の搬送長センサを用いながらもイン
スタントフイルムの搬送長さを常に検出させることがで
きる。これにより、短縮されたプリント時間を維持しな
がらも、画質の良好なプリント処理を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を内蔵したデジタルインスタントカメラ
の前面外観を表す図である。
【図2】本発明を内蔵したデジタルインスタントカメラ
の背面外観を表す図である。
【図3】デジタルインスタントカメラの断面図である。
【図4】デジタルインスタントカメラの電気的な構成を
表すブロック図である。
【図5】プリンタ機構を表す図である。
【図6】現像液ポッド押し潰し時のインスタントフイル
ムの搬送速度の変化を表すグラフである。
【図7】現像液ポッドが押し潰される様子を表す図であ
る。
【符号の説明】
1 デジタルインスタントカメラ 9 フイルムパック 23 露光ヘッド 26 インスタントフイルム 28 ポッド部 30 展開ローラ 35 クロー爪 36 ブレーキローラ 45 搬送長センサ 49 パルスカウンタ 56 現像液ポッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像液ポッドを備えたインスタントフイ
    ルムを一対の展開ローラで搬送しながら、その搬送方向
    と略直交して配置された露光ヘッドでライン状のプリン
    ト光を順次に照射し、1画面分の露光を行う光プリンタ
    において、 前記展開ローラをインスタントフイルムの搬送方向に回
    転させるローラ駆動手段と、 展開ローラの回転により搬送されるインスタントフイル
    ムの搬送長さを検出する搬送長センサと、 この搬送長センサからの信号を監視し、インスタントフ
    イルムの搬送に同期して、前記露光ヘッドの駆動を制御
    するプリント制御手段と、 展開ローラの回転又はインスタントフイルムの搬送に負
    荷を与え、前記ローラ駆動手段による展開ローラの回転
    周速度が規定速度以上になることを阻止し、インスタン
    トフイルムの搬送速度を規定速度以下に抑えるブレーキ
    手段とを備えたことを特徴とする光プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキ手段は、展開ローラの上流
    側でインスタントフイルムに圧着して負荷を与えること
    を特徴とする請求項1記載の光プリンタ。
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