JP2002182081A - 光ファイバコード - Google Patents

光ファイバコード

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JP2002182081A
JP2002182081A JP2000377400A JP2000377400A JP2002182081A JP 2002182081 A JP2002182081 A JP 2002182081A JP 2000377400 A JP2000377400 A JP 2000377400A JP 2000377400 A JP2000377400 A JP 2000377400A JP 2002182081 A JP2002182081 A JP 2002182081A
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JP
Japan
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optical fiber
cord
tensile strength
fiber cord
layer
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Pending
Application number
JP2000377400A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Hayano
哲雄 早野
Keiji Ohashi
圭二 大橋
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲げ剛性が高く、繰り出し時の伝送損失が少
ない光ファイバコードを提供する。 【解決手段】 光ファイバ心線3の上に、極細径の抗張
力繊維が撚り合わされて抗張力層4を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバコード
スプールからの繰り出し時における伝送損失変動が小さ
く、移動体を制御するための通信に好適に用いられる光
ファイバコードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、高速で移動する移動体や海中
を移動する移動体などと、これら移動体を制御する装置
との間の通信を行う通信用コードとして、光ファイバコ
ードが用いられている。このような移動体の通信用に用
いられる光ファイバコードとしては、外径が125μm
の光ファイバ裸線上に、紫外線硬化型樹脂からなる被覆
層を形成して光ファイバ心線とし、この光ファイバ心線
の上に、170〜230デニールのアラミド繊維、ガラ
ス繊維などからなる抗張力体を縦添えし、この抗張力体
上にナイロンなどからなるコード被覆層を設けてなるも
のが用いられている。この光ファイバコードの外径は8
00〜900μm程度である。
【0003】そして、このような光ファイバコードは、
図2に示すような、光ファイバコードスプール8に収容
される。図中符号6は、光ファイバコードを示し、この
光ファイバコード6は、円柱状のボビン7の周囲に何重
にも巻き付けられ、光ファイバスプール8内に収容され
る。そして、その使用時には、この光ファイバスプール
8が移動体または制御装置に取り付けられ、移動体の移
動によって、光ファイバコード6が光ファイバスプール
8から繰り出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな光ファイバコードにあっては、その取り扱い性を高
めるために細径化の要求がされている。この要求を満た
すには、コード被覆層を薄くすることで対応できる。と
ころが、コード被覆層を薄くすると曲げ剛性が小さくな
り、光ファイバコードを繰り出すときに、コードが屈曲
し、伝送損失変動が生じていた。また、このような構造
の光ファイバコードを水中で用いる場合にも、水圧によ
って屈曲し、光ファイバコードの伝送損失が増加する。
本発明は、前記課題を解決するために行われたものであ
り、曲げ剛性が高く、繰り出し時の伝送損失が少ない光
ファイバコードを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバコー
ドは、光ファイバ心線の上に、極細径の抗張力繊維が撚
り合わされて抗張力層が形成されているものである。ま
た、前記抗張力繊維は80〜120デニールのアラミド
繊維であることが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の光ファイバコー
ドの一例を示すものある。この光ファイバコード6は、
光ファイバ心線3に極細径の抗張力繊維が撚り合わされ
て抗張力層4が形成され、その上にコード被覆層5が形
成されたものである。さらに、前記光ファイバ心線3
は、光ファイバ裸線1上に、紫外線硬化型樹脂などから
なる被覆層2が形成されたものである。また、光ファイ
バ心線3の外径は、250〜400μm程度とされる。
【0007】抗張力層4に用いられる抗張力繊維は、例
えばアラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維などが例示さ
れるが、この中でもアラミド繊維を用いるのが好まし
い。アラミド繊維は光ファイバコード6に十分な強度を
与えることができる上に、光ファイバ心線3に撚り合わ
せ易い。また、抗張力繊維は極細径のものである。本発
明における極細径とは、80〜120デニールである。
80デニール未満であると、抗張力繊維の層が薄くなっ
て十分な剛性を得ることができない。また、120デニ
ールを超えると、コード被覆層5の厚さが薄くなり、曲
げ剛性が低下する。
【0008】抗張力繊維を撚り合わせる本数は5〜7本
であり、好ましくは6本である。抗張力繊維が4本以下
であると、光ファイバ心線3の上に均等に抗張力繊維4
を配置することができない。不均等であると、光ファイ
バコード6にかかる応力を吸収することができなくな
り、特に、光ファイバコード6を水中で使用する際に、
光ファイバコードが高い水圧を受けると伝送損失が大き
くなる。また、8本以上であると、撚り合わせるのが難
しくなる上に、光ファイバコード6における抗張力繊維
の占める割合が大きくなり、光ファイバコード6の取り
扱い性が悪化する。
【0009】コード被覆層5は、ナイロン12、ナイロ
ン11などのポリアミド樹脂が用いられる。これら用い
られる樹脂のヤング率としては、9.81×105
1.96×106 N/m(100〜200kgf/m
m)であることが好ましい。また、コード被覆層5の厚
さは、100〜150μmとされ、光ファイバコード6
の外径は800〜900μm程度とされる。
【0010】上述したように、抗張力層4を形成する抗
張力繊維の太さを従来よりも細くすることにより、コー
ド被覆層5の厚みを厚くすることができるので、光ファ
イバコード6の曲げ剛性を高くすることができる。
【0011】
【実施例】[実施例]外径が125μmの光ファイバ裸
線に紫外線硬化型樹脂を塗布し、硬化して、外径400
μmの光ファイバ心線とした。抗張力繊維として、10
0±5デニールのアラミド繊維のヤーンを6本、上記光
ファイバ心線の上に撚り合わせ、抗張力層を形成した。
次いで、この上に、ナイロン12を被覆してコード被覆
層を設け、外径850μmの光ファイバコードを製造し
た。
【0012】[比較例]実施例で使用した外径400μ
mの光ファイバ心線に、抗張力繊維として、200±5
デニールのアラミド繊維のヤーンを6本、上記光ファイ
バ心線の上に撚り合わせ、抗張力層を形成した。次い
で、この上に、ナイロン12を被覆してコード被覆層を
設け、外径850μmの光ファイバコードを製造した。
【0013】[繰り出し時の伝送特性]上記実施例、比
較例の光ファイバコード10kmを、図2に示す構造の
光ファイバコードスプール8に、9.81N(1kg
f)の引張力で巻き付けた後、この光ファイバコードを
9.81〜29.4N(1〜3kgf)の引張力で光フ
ァイバコードスプール8から繰り出した。そして、波長
λが1.55μmにおける受光パワーレベルを測定し、
最大レベル変動を求めた。この結果を表1に示す。な
お、最大レベル変動値は、比較例の値を100とした相
対値で表している。
【0014】
【表1】
【0015】実施例と比較例の光ファイバコードは同じ
外径であるが、実施例の光ファイバコードの方は、使用
したアラミド繊維が細いため、抗張力層が比較例に比べ
て薄い。そのため、コード被覆層の肉厚が比較例に比べ
て厚く、曲げ剛性が高い。曲げ剛性が高いと、伝送損失
変動は小さくなるため、実施例の最大レベル変動値は、
比較例の光ファイバコードに比べ、大幅に低かった。
【0016】
【発明の効果】本発明の光ファイバコードによれば、光
ファイバ心線の上に、極細径の抗張力繊維が撚り合わさ
れて抗張力層が形成されているものであるため、曲げ剛
性が大きくなり、繰り出し時の伝送損失変動を小さくす
ることができる。また、前記抗張力繊維は80〜120
デニールのアラミド繊維であることにより、光ファイバ
心線に十分な剛性を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ファイバコードの一例を示す断面
図である。
【図2】 従来の移動体の通信に用いられた光ファイバ
コードの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・光ファイバ裸線、2・・・被覆層、3・・・光
ファイバ心線、4・・・抗張力層、6・・・光ファイバ
コード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ心線の上に、極細径の抗張力
    繊維が撚り合わされて抗張力層が形成されていることを
    特徴とする光ファイバコード。
  2. 【請求項2】 前記抗張力繊維が80〜120デニール
    のアラミド繊維であることを特徴とする請求項1に記載
    の光ファイバコード。
JP2000377400A 2000-12-12 2000-12-12 光ファイバコード Pending JP2002182081A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007322629A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Mitsubishi Cable Ind Ltd 車載用光ファイバケーブル
JP2014199295A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 古河電気工業株式会社 光ファイバケーブル

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