JP2002181157A - 駆動伝達機構及び現像カートリッジ及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

駆動伝達機構及び現像カートリッジ及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JP2002181157A
JP2002181157A JP2000384999A JP2000384999A JP2002181157A JP 2002181157 A JP2002181157 A JP 2002181157A JP 2000384999 A JP2000384999 A JP 2000384999A JP 2000384999 A JP2000384999 A JP 2000384999A JP 2002181157 A JP2002181157 A JP 2002181157A
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transmission
rotational power
gear
control unit
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Tachio Kawai
太刀夫 河井
Kazuhiko Sugano
一彦 菅野
Koji Yamaguchi
浩司 山口
Koji Hashimoto
浩二 橋本
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーシール自動開封装置において、シール
巻き取り後の巻き取り軸の駆動を遮断する。 【解決手段】 駆動ギア77aから欠け歯ギア78aを
介して巻き取り軸に連動している平歯車79へ回転を伝
える。検知手段82がトナーシールの巻き取りの終了を
検知するとストッパー83が反時計回りに回り突起部7
8dが回転している位置へ入り込み、ストッパー83が
突起部78dの移動を止める。そのとき、欠け歯部78
fがギア77a、欠け歯77gがギア79bと一致す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像カートリッジ
又はプロセスカートリッジ及びこれらを着脱可能な電子
写真画像形成装置及び現像カートリッジ又はプロセスカ
ートリッジに備える駆動伝達機構に関する。ここで電子
写真画像形成装置は、電子写真画像形成プロセスを用い
て記録媒体に画像を形成するもので、例えば電子写真複
写機、電子写真プリンター(例えば、LEDプリンタ、
レーザビームプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置
がある。また、プロセスカートリッジとしては、帯電手
段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体
ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッ
ジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とする
ものである。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手
段の少なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカー
トリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能と
するものである。更に、少なくとも現像手段と電子写真
感光体とを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形
成装置本体に着脱可能とするものをいう。なお、本発明
は現像手段をその構成に有するプロセスカートリッジに
適用される。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電
子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカート
リッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に
着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されて
いる。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置の
メンテナンスをサービスマンによらずユーザー自身で行
うことができるので、格段に操作性を向上させることが
できた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画像
形成装置において広く用いられている。
【0003】このようなプロセスカートリッジでは、感
光体ドラムを備え、この感光体ドラムに形成した潜像に
現像剤(トナー)を付与するために現像手段が用いられ
る。この現像手段は、感光体ドラムにトナーを送り出す
現像ローラ等を保持する現像枠体と、トナーを収容した
トナー枠体(トナー容器ともいう)を結合してある。そ
して、使用前はトナー枠体の現像枠体との結合部に設け
た開口部はトナーシール部材で密封されている。初めて
の使用に際し、画像形成装置本体へのプロセスカートリ
ッジを装着するとトナー枠体の開口部を密封してあるト
ナーシール部材が自動的に開封されるトナーシール自動
開封装置を備えたプロセスカートリッジ及びプロセスカ
ートリッジのトナーシール自動巻取装置を駆動可能とし
た画像形成装置が知られている。
【0004】また、現像手段とこの現像手段へ供給する
トナーを収納したトナー容器を一体化し、トナー容器の
トナーを現像手段へ供給するトナー容器の開口部をシー
ル部材で密封している現像カートリッジにおいても、ト
ナーシール自動開封装置を有するものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の従来の
技術を更に発展させたものである。
【0006】本発明は確実にトナーシール部材の巻取り
検知を行い、巻取り軸への駆動を遮断して駆動源に余計
な負荷をかけることのないシール自動開封装置を達成す
るための駆動伝達機構、及びこの駆動伝達機構を備えて
トナーシール部材を開封可能に密封した現像カートリッ
ジ及びプロセスカートリッジ、及びこの現像カートリッ
ジ又はプロセスカートリッジを着脱可能な電子写真画像
形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
は駆動伝達部材を介し駆動部材から被駆動部材へ回動力
を伝達する駆動伝達機構において、 前記駆動部材からの回動力の伝達を遮断する部分的に
歯のない欠け歯ギアで構成された第一駆動制御部及び前
記第一駆動制御部で駆動部材から前記欠け歯ギアへの回
動力の伝達が遮断されると同時に前記被駆動部材への回
動力の伝達を遮断する部分的に歯のない欠け歯ギアで構
成された第二駆動制御部とを有する駆動伝達部材と、 前記欠け歯ギアと噛み合う駆動部材と、 前記欠け歯ギアと噛み合う被駆動部材と、 前記駆動部材から前記被駆動部材への回動力の伝達が
遮断されたときに前記駆動伝達部材を回転方向に付勢す
る付勢手段と、 前記駆動伝達部材の歯のない部分と駆動部材が対向し
て前記駆動部材から駆動伝達部材への回動力の伝達を遮
断する状態で前記駆動伝達部材の回転停止状態を保持す
る駆動制御手段とを有し、少なくとも第二駆動制御部で
回動力の伝達が遮断されている間は第一駆動制御部での
回動力の伝達も遮断されていることを特徴とする駆動伝
達機構である。
【0008】本出願に係る第2の発明は画像形成装置本
体に着脱可能な現像カートリッジにおいて、電子写真感
光体に形成された潜像を現像するための現像手段と、前
記現像手段に現像剤を供給するための開口部を持つ現像
剤容器と、前記開口部を封止するために貼付され、現像
カートリッジが画像形成装置本体に装着された際に自動
的に巻き取られることによって前記開口部を開封するト
ナーシールと、前記現像剤容器に回転自在に支持され、
トナーシールを巻き取るための巻き取り軸と、前記トナ
ーシール部材が巻き取られたか否かを検知する検知レバ
ーと、前記巻き取り軸を回転駆動させるために駆動伝達
部材を介し駆動部材から被駆動部材へ回動力を伝達する
駆動伝達機構であって、前記駆動部材からの回動力の伝
達を遮断する部分的に歯のない欠け歯ギアで構成された
第一駆動制御部及び前記第一駆動制御部で駆動部材から
前記欠け歯ギアへの回動力の伝達が遮断されると同時に
前記被駆動部材への回動力の伝達を遮断する部分的に歯
のない欠け歯ギアで構成された第二駆動制御部とを有す
る駆動伝達部材と、前記欠け歯ギアと噛み合う駆動部材
と、前記欠け歯ギアと噛み合う被駆動部材と、前記駆動
部材から前記被駆動部材への回動力の伝達が遮断された
ときに前記駆動伝達部材を回転方向に付勢する付勢手段
と、前記駆動伝達部材の歯のない部分と駆動部材が対向
して前記駆動部材から駆動伝達部材への回動力の伝達を
遮断する状態でトナーシール部材が巻き取られたことを
検知した前記検知レバーと係合して前記駆動伝達部材の
回転停止状態を保持する駆動制御手段とを有し、少なく
とも第二駆動制御部で回動力の伝達が遮断されている間
は第一駆動制御部での回動力の伝達も遮断されている駆
動伝達機構と、を有することを特徴とする現像カートリ
ッジである。
【0009】本出願に係る第3の発明は画像形成装置本
体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写
真感光体と、前記電子写真間後退に形成された潜像を現
像するための現像手段と、前記現像手段に現像剤を供給
するための開口部をもつ現像剤容器と、前記開口部を封
止するために貼付され、プロセスカートリッジが画像形
成装置本体に装着された際に自動的に巻き取られること
によって前記開口部を開封するトナーシールと、前記現
像剤容器に回転自在に支持され、トナーシールを巻き取
るための巻き取り軸と、前記トナーシール部材が巻き取
られたか否かを検知する検知レバーと、前記巻き取り軸
を回転駆動させるために駆動伝達部材を介し駆動部材か
ら被駆動部材へ回動力を伝達する駆動伝達機構であっ
て、前記駆動部材からの回動力の伝達を遮断する部分的
に歯のない欠け歯ギアで構成された第一駆動制御部及び
前記第一駆動制御部で駆動部材から前記欠け歯ギアへの
回動力の伝達が遮断されると同時に前記被駆動部材への
回動力の伝達を遮断する部分的に歯のない欠け歯ギアで
構成された第二駆動制御部とを有する駆動伝達部材と、
前記欠け歯ギアと噛み合う駆動部材と、前記欠け歯ギア
と噛み合う被駆動部材と、前記駆動部材から前記被駆動
部材への回動力の伝達が遮断されたときに前記駆動伝達
部材を回転方向に付勢する付勢手段と、前記駆動伝達部
材の歯のない部分と駆動部材が対向して前記駆動部材か
ら駆動伝達部材への回動力の伝達を遮断する状態でトナ
ーシール部材が巻き取られたことを検知した前記検知レ
バーと係合して前記駆動伝達部材の回転停止状態を保持
する駆動制御手段とを有し、少なくとも第二駆動制御部
で回動力の伝達が遮断されている間は第一駆動制御部で
の回動力の伝達も遮断されている駆動伝達機構と、を有
することを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0010】本出願に係る第4の発明は前記駆動伝達機
構は、電子写真感光体を駆動するための画像形成装置本
体からの駆動力を入力とすることを特徴とする第3の発
明に記載のプロセスカートリッジである。
【0011】本出願に係る第5の発明は前記駆動制御手
段は、前記検知レバーのトナーシール巻き取り完了検知
に連動して前記駆動伝達部材の欠け歯部分が前記駆動部
材及び前記被駆動部材と対向する位置で前記駆動伝達部
材の回転駆動を停止するためのストッパーを有すること
を特徴とする第3又は第4の発明に記載のプロセスカー
トリッジである。
【0012】本出願に係る第6の発明は現像カートリッ
ジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像
形成装置において、 a.電子写真感光体に形成された潜像を現像するための
現像手段と、前記現像手段に現像剤を供給するための開
口部を持つ現像剤容器と、前記開口部を封止するために
貼付され、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着
された際に自動的に巻き取られることによって前記開口
部を開封するトナーシールと、前記現像剤容器に回転自
在に支持され、トナーシールを巻き取るための巻き取り
軸と、前記トナーシール部材が巻き取られたか否かを検
知する検知レバーと、前記巻き取り軸を回転駆動させる
ために駆動伝達部材を介し駆動部材から被駆動部材へ回
動力を伝達する駆動伝達機構であって、前記駆動部材か
らの回動力の伝達を遮断する部分的に歯のない欠け歯ギ
アで構成された第一駆動制御部及び前記第一駆動制御部
で駆動部材から前記欠け歯ギアへの回動力の伝達が遮断
されると同時に前記被駆動部材への回動力の伝達を遮断
する部分的に歯のない欠け歯ギアで構成された第二駆動
制御部とを有する駆動伝達部材と、前記欠け歯ギアと噛
み合う駆動部材と、前記欠け歯ギアと噛み合う被駆動部
材と、前記駆動部材から前記被駆動部材への回動力の伝
達が遮断されたときに前記駆動伝達部材を回転方向に付
勢する付勢手段と、前記駆動伝達部材の歯のない部分と
駆動部材が対向して前記駆動部材から駆動伝達部材への
回動力の伝達を遮断する状態でトナーシール部材が巻き
取られたことを検知した前記検知レバーと係合して前記
駆動伝達部材の回転停止状態を保持する駆動制御手段
と、を有し、少なくとも第二駆動制御部で回動力の伝達
が遮断されている間は第一駆動制御部での回動力の伝達
も遮断されている駆動伝達機構と、を有する現像カート
リッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 c.前記現像カートリッジを駆動する駆動手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置であ
る。
【0013】本出願に係る第7の発明はプロセスカート
リッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真
画像形成装置において、 a.電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成され
た潜像を現像するための現像手段と、前記現像手段に現
像剤を供給するための開口部を持つ現像剤容器と、前記
開口部を封止するために貼付され、プロセスカートリッ
ジが画像形成装置本体に装着された際に自動的に巻き取
られることによって前記開口部を開封するトナーシール
と、前記現像剤容器に回転自在に支持され、トナーシー
ルを巻き取るための巻き取り軸と、前記トナーシール部
材が巻き取られたか否かを検知する検知レバーと、前記
巻き取り軸を回転駆動させるために駆動伝達部材を介し
駆動部材から被駆動部材へ回動力を伝達する駆動伝達機
構であって、前記駆動部材からの回動力の伝達を遮断す
る部分的に歯のない欠け歯ギアで構成された第一駆動制
御部及び前記第一駆動制御部で駆動部材から前記欠け歯
ギアへの回動力の伝達が遮断されると同時に前記被駆動
部材への回動力の伝達を遮断する部分的に歯のない欠け
歯ギアで構成された第二駆動制御部とを有する駆動伝達
部材と、前記欠け歯ギアと噛み合う駆動部材と、前記欠
け歯ギアと噛み合う被駆動部材と、前記駆動部材から前
記被駆動部材への回動力の伝達が遮断されたときに前記
駆動伝達部材を回転方向に付勢する付勢手段と、前記駆
動伝達部材の歯のない部分と駆動部材が対向して前記駆
動部材から駆動伝達部材への回動力の伝達を遮断する状
態でトナーシール部材が巻き取られたことを検知した前
記検知レバーと係合して前記駆動伝達部材の回転停止状
態を保持する駆動制御手段と、を有し、少なくとも第二
駆動制御部で回動力の伝達が遮断されている間は第一駆
動制御部での回動力の伝達も遮断されている駆動伝達機
構と、を有するプロセスカートリッジを取り外し可能に
装着するための装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 c.前記プロセスカートリッジを駆動する駆動手段と、
を有することを特徴とする電子写真画像形成装置であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態に係
る現像カートリッジ及びこれを用いる電子写真画像形成
装置について説明する。
【0015】{実施の形態1}まず本発明の実施の形態
に係る画像形成装置について、図1〜図14を参照して
説明する。
【0016】[画像形成装置の全体の説明]まずカラー
画像形成装置の全体構成について、図1を参照して概略
説明する。
【0017】図1はカラー画像形成装置の一形態である
レーザープリンターの全体構成説明図である。
【0018】カラーレーザープリンターは、一定速度で
回転する感光体ドラム1を支持するプロセスカートリッ
ジUと、回転可能な4つの現像カートリッジDとからな
る画像形成部と、画像形成部で現像され多重転写された
カラー画像を保持し、給紙部から搬送手段5によって給
送された転写材Pに更に転写する中間転写体4とからな
る。
【0019】カラー画像を転写された転写材Pを、次い
で定着部7へ搬送してカラー画像を転写材Pに定着し、
排出ローラ5fによって装置上面の排出部8へ排出する
ものである。尚上記回転可能な現像カートリッジDは、
プリンター本体30に対して個別に着脱可能に構成され
ている。
【0020】次に上記画像形成装置の各部の構成につい
て順次詳細に説明する。
【0021】[プロセスカートリッジ]プロセスカート
リッジUは、感光体ドラム1と感光体ドラム1のホルダ
ーを兼ねるクリーニング装置の容器9aと一体的に構成
されている。そして、このプロセスカートリッジUはプ
リンター本体30に対して着脱自在に支持され、感光体
ドラム1の寿命に合わせて容易にユニット交換可能であ
るよう構成されている。
【0022】本実施の形態に係わる感光体ドラム1は直
径約50mmのアルミシリンダーの外側に有機光導電体
層を塗布して構成し、感光体ドラム1のホルダーを兼ね
るクリーニング装置の容器9aに回転自在に支持されて
いる。感光体ドラム1の周上には、感光体ドラム上に残
った現像剤(トナー)を除去するためのクリーニングブ
レード9b、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させる
ための一次帯電手段2が配置され、また図示後方の一方
端に図示しない駆動モータの駆動力を伝達することによ
り、感光体ドラム1を画像形成動作に応じて図示反時計
回りに回転させるようにしている。
【0023】[帯電手段]帯電手段2は、接触帯電方法
を用いたものであり、導電性の帯電ローラ2aを感光体
ドラム1に当接させ、この帯電ローラ2aに電圧を印加
することによって感光体ドラム1の表面を一様に帯電さ
せるものである。
【0024】[露光手段]上記感光体ドラム1への露光
は、スキャナー部3から行われる。即ち画像信号がレー
ザーダイオードに与えられると、このレーザーダイオー
ドは画像信号に対応する画像光をポリゴンミラー3aへ
照射する。
【0025】このポリゴンミラー3aはスキャナーモー
タ3bによって高速回転し、ポリゴンミラー3aで反射
した画像光が結像レンズ3c及び反射ミラー3dを介し
て一定速度で回転する感光体ドラム1の表面を選択的に
露光し、その結果感光体ドラム1上に静電潜像を形成す
る。
【0026】[現像手段]現像手段は、上記静電潜像を
可視像化するために、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの各色現像を可能とする4個の現像カートリッジ
Dy,Dm,Dc,Dbから構成される。
【0027】前記現像カートリッジDは、図1〜図3に
示すように、軸10を中心として回転するロータリーユ
ニット11に夫々着脱可能に保持され、画像形成に際し
ては、各現像カートリッジDがロータリーユニット11
に保持された状態で軸10を中心に回転移動し、所定の
現像カートリッジDが感光体ドラム1に対向した位置に
止り、更に後述する現像ローラが感光体ドラム1に対し
て微小間隔(300μm程度)をもって対向するように
位置決めされた後、感光体ドラム1の静電潜像に対応し
て可視像を形成する。
【0028】カラー画像形成時には、中間転写体4の1
回転毎にロータリーユニット11が回転し、イエロー現
像カートリッジDy、マゼンタ現像カートリッジDm、
シアン現像カートリッジDc、次いで黒現像カートリッ
ジDbの順で現像工程がなされる。
【0029】図4では、イエローの現像カートリッジD
yがプロセスカートリッジUに対向した位置に位置決め
静止している状態を示している。現像カートリッジDy
はトナー容器63a内のトナーを送り機構15によって
トナー供給ローラ19へ送り込み、図示時計方向に回転
するトナー供給ローラ19、及び現像ローラ12の外周
に圧接された現像ブレード16によって図示時計方向に
回転する現像ローラ12の外周にトナーを薄層塗布し、
且つトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。
【0030】そして潜像が形成された感光体ドラム1と
対向した現像ローラ12に現像バイアスを印加すること
により、潜像に応じて感光体ドラム1上にトナー現像を
行うものである。マゼンタ現像カートリッジDm、シア
ン現像カートリッジDc、黒現像カートリッジDbにつ
いても上記同様なメカニズムでトナー現像が行われる。
【0031】また各現像カートリッジDの各現像ローラ
12は、各現像カートリッジDが現像位置に回転移動さ
れたとき画像形成装置本体30に設けられた各色現像用
高圧電源及び駆動(図示せず)と接続されており、各色
現像毎に順次選択的に電圧が印加され駆動が接続され
る。
【0032】図4に示す、イエローの現像カートリッジ
Dyとマゼンタ現像カートリッジDm、シアン現像カー
トリッジDcは同構成である。これらの色現像カートリ
ッジDy、Dm、Dcはいずれも現像ローラ12の周面
と互いに逆方向移動する周面を持つトナー供給ローラ1
9をカートリッジフレーム63の現像フレーム63Aに
回転自在に備えている。
【0033】一方図5に示す黒現像カートリッジDb
は、トナー供給ローラを有しない。そして現像ローラ1
2へはトナーが磁力及び付着力で付着し現像ローラ12
の周面に接する現像ブレード16によって、トナーの層
厚を規制されると共に、摩擦帯電電荷がトナーに生ずる
ようになっている。
【0034】[中間転写体]中間転写体4は、カラー画
像形成動作時には各現像手段により可視化された感光体
ドラム1上のトナー画像を4回(Y、M、C、Bkの4
色の各画像)にわたり多重転写を受けるため、感光体ド
ラム1の外周速度と同期して図示時計回りに回転し、ま
た多重転写を受けた中間転写体4は電圧を印加された転
写ローラ6とによって転写材Pを挟み込み搬送すること
により、転写材Pに中間転写体4上の各色トナー像を同
時多重転写する。本実施の形態に係わる中間転写体4は
誘導体の無端帯状の転写ベルト4aを駆動ローラ4b、
従動ローラ4c、二次転写対向ローラ4dに巻掛け、更
に感光体ドラム1に対して転写ベルト4aを間にして一
次転写ローラ4eを配設したものである。
【0035】[クリーニング手段]クリーニング手段9
は、現像手段によって感光体ドラム1に可視像化された
トナーが中間転写体4に転写された後、感光体ドラム1
上に残ったトナーをクリーニングするものであり、クリ
ーニングされた除去トナーT´はクリーニング容器9a
に蓄えられる。クリーニング容器9aに蓄えられる除去
トナーの量は、感光体ドラム1の寿命より早くクリーニ
ング容器9aを満たすことはなく、従ってクリーニング
容器9aは感光体ドラム1の寿命によるプロセスカート
リッジ11の交換時に同時に一体で交換処理される。
【0036】[給紙部]給紙部で始まる搬送手段5は画
像形成部へ転写材Pを給送するものであり、複数枚の転
写材Pを収納したカセット5aと給紙ローラ5b、給送
ローラ5c1及び重送防止のリタードローラ5c2、給
紙ガイド5g、レジストローラ5eから主に構成され
る。
【0037】画像形成時には給紙ローラ5bが画像形成
動作に応じて駆動回転し、カセット5a内の転写材Pを
一枚ずつ分離給送すると共に、ガイド板(不図示)によ
ってガイドし、給送ローラ5c1を経由してレジストロ
ーラ5eに至る。
【0038】画像形成動作中にレジストローラ5eは、
転写材Pを静止待機させる非回転の動作と転写材Pを中
間転写体4に向けて搬送する回転の動作とを所定のシー
ケンスで行い、次工程である転写工程時の画像と転写材
Pとの位置合わせを行う。
【0039】[転写部]転写部は揺動可能な転写ローラ
6からなっており、転写ローラ6は金属軸を中抵抗発泡
弾性体で巻いてあり、図示上下に移動可能で且つ駆動を
有す。
【0040】上記中間転写体4上に4色のトナー像を形
成している間、即ち中間転写体4が複数回転する間はそ
の画像を乱さぬよう、図示実線で示すよう転写ローラ6
は下方に位置し中間転写体4とは離れている。
【0041】そして上記中間転写体4上に4色のトナー
像を形成し終わった後、転写材Pにカラー画像を転写す
るタイミングに合わせて転写ローラ6は図示しないカム
部材により図示細線で示す上方の位置、即ち転写材Pを
介して中間転写体4に所定の圧で押し付けられる。この
時同時に転写ローラ6にはバイアスが印加され中間転写
体4上のトナー画像は転写材Pに転写される。
【0042】ここで中間転写体4と転写ローラ6とは夫
々駆動されているため、両者に挟まれた状態の転写材P
は転写工程が行われると同時に、図示左方向に所定の速
度で搬送され次工程である定着部7にむけて送られる。
【0043】[定着部]定着部7は、上記現像手段によ
り形成されたトナー画像を中間転写体4を介して転写材
P上に転写させ、その転写したトナー画像を定着させる
ものである、定着部7は、転写材Pに熱を加えるための
定着ローラ7aと転写材Pを定着ローラ7aに圧接させ
るための加圧ローラ7bとから成り、各ローラ7a、7
bは中空ローラであり内部に夫々ヒータを有し回転駆動
され、同時に転写材Pを搬送するよう構成されている。
【0044】即ちトナー像を保持した転写材Pは、定着
ローラ7aと加圧ローラ7bとにより搬送されると共
に、熱及び圧力を加えられることによりトナーが転写材
Pに定着される。
【0045】[現像カートリッジの画像形成装置本体へ
の装着]次に現像カートリッジの装着について説明す
る。
【0046】まず、プリンタ本体30の図示しないボタ
ンを押すことにより、装着したい色の現像カートリッジ
Dが装着可能になる所定の位置までロータリーユニット
11が回転して停止する。このとき、現像カートリッジ
挿入口17に対して現像ロータリーユニット11の周面
を4等配して設けた現像カートリッジ装着部14y,1
4m,14c,14bの何れかが一致する。
【0047】次に、プリンタ本体30の一部に設けられ
た現像カートリッジ挿入口17のカバー18を開く。な
お、通常はカバー18により挿入口を閉鎖している。
【0048】現像カートリッジ装着部14に合致する色
の現像カートリッジDのシャッタ64(詳細後述)の側
面に設けられたガイドリブ70(図6参照)を装置本体
30のロータリーユニット11の内壁にあるカートリッ
ジガイド59fに合わせ、現像カートリッジDを押し込
み挿入する(図2参照)。そして現像カートリッジDの
トナー容器63aと一体的に設けられた把手凹部63f
(図7参照)を図1の矢印イ方向に手で押すことによ
り、シャッター64はロータリーユニット11に固定さ
れたまま現像ユニットDのみが回転し、現像ローラ12
が現れ現像可能な状態になる(図5参照)。
【0049】[シャッタ]次に現像カートリッジDのシ
ャッタ64について図6〜図8を用いて説明する。
【0050】図8に示すように、シャッタ64の長手方
向両側壁64e,64fには丸孔64aが設けてあり、
この丸孔64aが現像フレーム63の突出部63c,6
3gに嵌合することによりカートリッジフレーム63に
シャッタ64が回動自在に取り付けられる。そして図
6、図7に示すように、前記シャッタ64は、現像ロー
ラ12を覆った状態のカバー位置と露出させた状態の退
避位置とを移動可能となっており、シャッタ64はプリ
ンタ本体30から現像カートリッジDが取り外されてい
る状態においては、閉じられた状態になっている。従っ
て、現像カートリッジDは未使用状態にあっては現像ロ
ーラ12に埃等が付着することはなく、また現像ローラ
12が傷付くこともない。
【0051】また、前記カートリッジフレーム63の突
出部63cの近傍の側板63hには、前記シャッター6
4を閉鎖状態でロックするためのロック部材71が設け
てある。このロック部材71は弾性を有するアーム部7
1aと係合部71bを形成してある。一方前記シャッタ
64の側壁64eの所定位置には係合部となる係合凹部
64tが設けてある。これにより、シャッタ64が閉じ
た状態にあっては、前記係合部71bが係合凹部64t
に係合してシャッタ64は閉鎖状態でロックされ不用意
に開いてしまうことがないようになっている。
【0052】そして現像カートリッジDをプリンタ本体
30に装着するときに、前記ロックが自動的に解除さ
れ、かつシャッタ64が開くようになっている。
【0053】なお、シャッタ64の側壁64eには丸穴
64uが設けてあり、現像ユニット側板63hにもこれ
に対応した位置に、半球状の突起63dが設けてある。
このため、前記シャッタ64が閉じた状態では前記丸穴
64uが半球状の突起63dと嵌合しているため、前述
のようにシャッタ64のロック解除されても、シャッタ
64に対して現像カートリッジDが不安定な位置に回転
してしまうことはない。
【0054】[トナーシール自動開封装置]次に、図9
〜図19を用いて本発明を実施したトナーシール部材の
自動開封機構の構成を詳細に説明する。
【0055】現像カートリッジDは、その枠体がトナー
が収容されたトナー容器63aと現像フレーム63Aと
で構成されている。そして図9に示すようにトナー容器
63aの現像フレーム63A側の壁40にはトナー供給
用の開口部40aが形成されていて、この開口部40a
にはトナーシール部材41が熱溶着等により剥離可能に
固着されている。このトナーシール部材41でトナー容
器63aにトナーを密封させることにより、例えば現像
カートリッジDが使用者に届くまでの間の輸送中などに
トナーが飛散するのを防止している。なお、本実施の形
態においてトナーシール部材41は、可撓性を持つシー
ト状の材質で構成している。
【0056】図9、図10は本発明を実施するためのト
ナーシール構成を示したものである。トナーシール部材
41は前記開口部40aの長手寸法に対して2倍以上の
長さを有し、開口部40aの周縁部に熱溶着等の手段に
より剥離可能に固着される封止部41aと、封止部41
aの一端から延びて折り返されている折り返し部41b
とから構成される。折り返し部41bは、前記開口部4
0aの周縁部の長手方向の辺部付近に位置する折り返し
41dの部分で折り返されて前述の開口部40aを封じ
た封止部41aに重ねられ、さらに折り返し部41bの
先端部41cは巻取り軸42に接着等で固定されてい
る。巻取り軸42は現像ローラ12の中心軸と直交する
方向に回転するように設けられ、トナー容器63aに回
転自在に支持されている。また巻取り軸42の一端部に
は、巻取り軸42を回転させる為の第一傘歯車43aが
巻取り軸42と一体的に形成されている。
【0057】図10に示すように現像ローラ12の巻取
り軸42側のフランジ12bには、現像ローラギアB1
2dが固定されており、後述するプリンタ本体(画像形
成装置本体)30から入力される駆動力を巻取り軸42
へと伝達するのに使用される。現像ローラギアB12d
と巻取り軸42とは、サイドホルダ63E側に設けられ
た後述する歯車列によって連結される。サイドホルダ6
3Eはトナー容器63aの長手方向の一端側に固定され
ている。
【0058】次に図11、図12を用いて、サイドホル
ダ63Eに設けられた画像形成装置本体30からの駆動
力を伝達するための歯車列の配置について説明する。こ
こで図11はトナーシール部材41が巻き取られる前、
図12は巻き取られた後の状態を示している。サイドホ
ルダ63Eに設けた複数のダボ63E2にはアイドラギ
アA75、B76、C77、欠け歯ギア78a,第二傘
歯車79が回転自在に支持されている。サイドホルダ6
3Eにはまず現像ローアギアB12dと噛合うアイドラ
ギアA75が回転自在に支持されており、続いて現像ロ
ーラギアB12dからの回転駆動を所定回転数まで減速
するためのアイドラギアB76、アイドラギアC77が
順次支持されている。ここでアイドラギアA75、B7
6は何れも2段ギアで夫々回転の伝達は2段ギアの小ギ
アからの相手2段ギアの大ギアに噛み合っている。さら
にアイドラギアC77には欠け歯ギア78aを介して巻
取り軸42と一体的に形成された第一傘歯車43aと噛
合う第二傘歯車79が噛合っており、これら一連の歯車
列によって画像形成装置本体30から入力された駆動力
は巻取り軸42へと伝達されていく。第二傘歯車79は
ギア79aを一体に有する。ギア79aは平歯ギアであ
って、欠け歯ギア78aと噛み合っている。
【0059】欠け歯クラッチ78は図13に示すよう
に、その歯数の一部(全歯の1/5から1/10程度)
が欠けている欠け歯部78bを有する欠け歯ギア78a
とばね80によって構成され、ばね80は欠け歯ギア7
8aの長手方向の内側端面に一体的に形成されたアーム
先端の軸78cに一端を引っ掛けられて欠け歯ギア78
aに回転力を与えている。ばね80の他端はサイドホル
ダ63Eに設けたばね掛け63E1に引っ掛けられてい
る。ばね80は引張りコイルばねである。アイドラギア
C77と欠け歯ギア78aの噛合いは、駆動が入力され
ると図13に示すように欠け歯ギア78aの欠け歯部7
8bの部分で一度遮断される。その際欠け歯ギア78a
はばね80によって回転力(図13の矢印P方向)を受
けているので、欠け歯ギア78aはアイドラギアC77
と噛合う位置まで回転し、従って両ギア77,78aは
図14の如く再度噛合うようになる。この一連の遮断お
よび噛合い機構は欠け歯ギア78a一回転毎に繰り返し
行なわれ、図11の如くトナーシール部材41が巻き取
られる前の状態においては、欠け歯クラッチ78とアイ
ドラギアC77との噛合いは連続的に保たれている。さ
らに欠け歯ギア78aの長手方向の外側端面には、欠け
歯のクラッチ78とアイドラギアC77との噛合いを解
除するための突起部78dが一体的に形成されている。
【0060】またサイドホルダ63Eには、トナーシー
ル部材41の巻取りを検知する検知手段82およびそれ
に連動して巻取り軸42への駆動伝達を解除するための
ストッパー83が設けられている。検知手段82は、サ
イドホルダ63Eに設けられた軸63E3に嵌合する穴
82aを中心として回転自在に保持され、そこから延び
た検知部材としての検知レバー82bがトナーシール部
材41の折り返し部41bの規制部41e(図15参
照)に当接するように構成されており、この検知レバー
82bはばね82cによってトナーシール部材41の規
制部41eに向って付勢されている。さらに前記検知手
段82にはストッパー83が一体的に形成されていて、
検知手段82の検知レバー82bがトナーシール部材4
1の巻取り完了を検知するのに連動して作動し、欠け歯
クラッチ78の突起部78dに当接する。前記ばね82
cは検知手段82に一体的に設けたアーム82dの先端
部に設けたばね掛け82eに一端が係止され、他端はサ
イドホルダ63Eに係止されている。ばね82cは引張
りコイルばねである。
【0061】本実施の形態では、前記巻取り軸42は図
10で示すように、トナー容器63aと一体的或いは別
体で成形して溶着等で固定された巻取り軸カバー45に
よって覆われている。前記巻取り軸カバー45にはトナ
ーシール部材41を通す巻取り開口部45aが形成され
ており、トナーシール部材41はこの巻取り開口部45
aを通してその折り返し先端部41cが巻取り軸42に
固定されている。
【0062】次に、上記構成におけるトナーシール部材
41の自動開封機構の具体的な動作について説明する。
【0063】図15に示すようにトナーシール部材41
が巻き取られていない場合、検知手段82の検知レバー
82bはトナーシール部材41の折り返し部41bの規
制部41eに当接してその位置が規制されており、この
時ストッパー83は欠け歯クラッチ78の突起部78d
との当接位置からは退避した状態になっている(図17
参照)。この状態において現像カートリッジDを画像形
成装置本体30に装着すると、画像形成装置本体30の
不図示の駆動ギアからは前記巻取り軸42の反対側の端
面に設けた被駆動入力ギア(不図示)に駆動が入力され
る。この被駆動入力ギアは図10において現像ローラ1
2の巻取り軸42を配設した長手方向の1端側とは反対
側のフランジ12aに取付けられた現像ローラギアA1
2cと噛合っており、現像ローラ12を回転駆動する。
それにより上述した現像ローラギアB12dからアイド
ラギアA75、アイドラギアB76、アイドラギアC7
7、欠け歯ギア78a、ギア79a、第二傘歯車79、
第一傘歯車43aへと歯車列により駆動が伝達され、巻
取り軸42が回転する。
【0064】以上からトナーシール部材41は、図10
に示す開口部40aを密封した状態から順次巻取り軸4
2に巻取られていき、そして巻取り軸42によって完全
に巻取られると開口部40aが開いて現像ローラ12へ
とトナーが供給される。
【0065】次に図16に示すようにトナーシール部材
41が巻取り軸42に完全に巻き取られると、トナーシ
ール部材41の規制部41eも同時に巻き取られるた
め、検知手段82の検知レバー82bは規制部41eか
らの規制がなくなり、従って穴82aを中心としてばね
82cの付勢方向に回転移動してトナーシール部材41
の巻取り完了を検知する。この際ストッパー83が巻取
り完了の検知(回転移動)と連動して作動し、欠け歯ク
ラッチ78の突起部78dと当接するため、巻取り軸4
2への駆動伝達は解除される。
【0066】ここで欠け歯クラッチ78の駆動遮断機構
について詳細に説明する。図18は検知手段82がトナ
ーシール部材41の巻取り完了を検知後、ストッパー8
3が欠け歯クラッチ78の突起部78dと当接可能な位
置へと移動した状態を示している。この状態ではアイド
ラギアC77と欠け歯ギア78aはまだ噛合っており、
また突起部78dもストッパー83との当接位置には達
しておらず駆動はまだ遮断されていない。その後欠け歯
クラッチ78がアイドラギアC77から駆動力を受けて
回転して行くと、図19に示すように欠け歯ギア78a
の欠け歯部78bはアイドラギアC77との噛合い位置
に達し、両ギアの噛合いは遮断される。この際欠け歯ギ
ア78aは前述したようにばね80によって回転力を受
けているため、再度アイドラギアC77と噛合う位置ま
で回転しようとうするが、その前にストッパー83に突
起部78dが当接するため、欠け歯ギア78aはアイド
ラギアC77と再度噛合うことがなく、駆動伝達が遮断
された状態を保持する。この欠け歯ギア78aへの駆動
が遮断されると、第二傘歯車79および第二傘歯車79
と噛み合っている第一傘歯車43aへの駆動も断たれる
ため、巻取り軸42へ再度駆動がかかることはない。従
ってトナーシール部材41巻取り後巻取り軸42には必
要以上の回転駆動がかかることはなく、トナーシール部
材41の端部が周囲の部材にぶつかるバタツキによるト
ナー飛散や異音等の発生を防止でき、さらにはトナーシ
ール部材41巻取り後の画像形成装置本体30の駆動モ
ータの負荷を軽減することが可能となる。
【0067】尚本実施の形態においては、巻取り軸42
の軸方向変換、駆動伝達を傘歯車で行なう例を示したが
本発明の構成はこれに限定されるものではなく、例えば
ウォームギア等により巻取り軸42の軸方向変換、駆動
伝達を行ってもよい。また、トナーシール部材の規制部
41eに弾力で当接する規制部材としては検知手段とし
ての検知部材である検知レバーに代えて直動運動を行う
ロッドを検知部材としてもよい。この場合、ロッドに欠
け歯ギア78aの突起部78dに係脱可能なストッパー
を設ける。
【0068】また本実施の形態においては、プロセスカ
ートリッジと現像カートリッジが各々着脱可能に構成し
た画像を形成する画像形成装置の例を示したが、本発明
の構成はこれに限定されるものではなく、例えば現像手
段を有するプロセスカートリッジを画像形成装置に着脱
可能な構成や据置型トナーホッパーへトナーカートリッ
ジを用いてトナーを補給するトナー補給構成のものであ
っても良い。
【0069】{実施の形態2}次に図20、図21、図
22を用いて本発明の実施の形態2について説明する。
【0070】なお、前述した実施の形態1と同様の構
成、機能を果たすものに関しては、符号を同一とし、実
施の形態1の説明を援用する。
【0071】上記した実施の形態1では、欠け歯クラッ
チ78は、ギアの歯スジ方向一端側でアイドラギアC7
7と噛み合う側には、その歯数の一部(全歯の1/5か
ら1/10程度)が欠けている欠け歯部78bと、他端
側で第二傘歯車79の平歯ギア79aと噛み合う側に
は、その歯数の一部(全歯の1/5から1/10程度)
が欠けている欠け歯部78eが一体的に形成された2段
ギアからなる駆動伝達部材である欠け歯ギア78aとコ
イル状の付勢手段であるばね80で構成する例を示し
た。
【0072】本発明の実施の形態2においては、図20
〜図22に示すように欠け歯クラッチ78の欠け歯ギア
78aが停止したときに駆動部材のアイドラギアD77
aから欠け歯ギア78aへの回転力の伝達が遮断される
ように欠け歯ギア78aの歯数の一部(全歯の1/5か
ら1/10程度)が欠けている欠け歯部78fと、欠け
歯ギア78aの同一面上で欠け歯部78fとの位相差1
80度に欠け歯ギア78aから第二傘歯車79の平歯部
79bへの回転力の伝達が遮断されるよう、その歯数の
一部(全歯の1/5から1/10程度)が欠けている欠
け歯部78gを配した欠け歯ギア78aと板ばね80p
とこのばね80pと当接する欠け歯ギア78aの長手方
向の内側端面に一体的に形成されたカム86で構成され
ている。
【0073】上記構成においても実施の形態1と同様、
アイドラギアD77aと欠け歯ギア78aの噛み合い
は、駆動が入力されると図21に示すように欠け歯ギア
78aの欠け歯部78fの部分で一度遮断される、と同
時に第二傘歯車79の平歯部79bと欠け歯ギア78a
の噛み合いも欠け歯ギア78aの欠け歯部78gの部分
で遮断される。その際、板ばね80pが欠け歯ギア78
aの長手方向内側端面に一体的に形成されたカム86の
凸部86aと当接することによって、欠け歯ギア78a
には回転力(図21の矢印P方向)が与えられ、欠け歯
ギア78aはアイドラギアD77a及び第二傘歯車79
の平歯部79bと噛み合う位置まで回転し、欠け歯ギア
78aと各々のギアは図22の如く再度噛み合うように
なる。
【0074】また、上記と同様に欠け歯ギア78aの欠
け歯部78gがアイドラギアD77aと対向した場合
も、駆動はいったん遮断されるが、板ばね80pが欠け
歯ギア78aの長手方向内側端面に一体的に形成された
カム86の凸部86bと当接することによって、欠け歯
ギア78aには回転力(図21の矢印P方向)が与えら
れ、欠け歯ギア78aはアイドラギアD77a及び第二
傘歯車79の平歯部79bと噛み合う位置まで回転し、
欠け歯ギア78aとアイドラギアD77aが再度噛み合
うようになる。
【0075】この一連の遮断及び噛み合い機構は欠け歯
ギア78a一回転毎に繰り返し行われ、図20の如くト
ナーシール部材41が巻き取られる前の状態において
は、欠け歯クラッチ78とアイドラギアD77a及び欠
け歯クラッチ78と第二傘歯車79の平歯部79bとの
噛み合いは連続的に保たれている。更に欠け歯ギア78
aの長手方向の外側端面には欠け歯クラッチ78とアイ
ドラギアD77a及び欠け歯クラッチ78と第二傘歯車
79との噛み合いを解除するための突起部78dが一体
的に形成されている。
【0076】また図20に示すようにサイドホルダ63
Eには、トナーシール部材41の巻き取りを検知する検
知手段82及びそれに連動して巻き取り軸42への駆動
伝達を解除するためのストッパー83が設けられてい
る。検知手段82は、サイドホルダ63Eに設けられた
軸(不図示)に嵌合する穴82aを中心として回転自在
に保持され、図15に示すようにそこから延びた検知レ
バー82bがトナーシール部材41の折り返し部41b
の規制部41eに当接するように構成されており、この
検知レバー82bはばね82cによってトナーシール部
材41の規制部41eに付勢されている。更に前記検知
手段82にはストッパー83が一体的に形成されてい
て、検知手段82の検知レバー82bがトナーシール部
材41の巻き取り完了を検知するのに連動して作動し、
欠け歯クラッチ78の突起部78dに当接する。
【0077】上記において、駆動伝達部材である欠け歯
ギア78aの欠け歯部78f,78gがアイドラギアD
77a、平歯ギア79bと対向する状態においては欠け
歯ギア78aの中心から板ばね80pへ下した垂線の足
は、カム86の凸部86aと板ばね80pとの接点より
も左方にある。これによって、欠け歯ギア78aは図2
1に示す矢印方向へ回動する付勢力を受ける。なお、カ
ムに代えてクランクとしてもよい。即ち、カムの凸部の
位置にクランクピンを設けてもよい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、駆
動部材と被駆動部材の間に設けられた駆動伝達部材にお
いて、駆動部材と被駆動部材の夫々に対して駆動伝達を
遮断するための第一駆動制御部及び第二駆動制御部があ
り、また、駆動伝達部材は第一駆動制御部によって駆動
部材との駆動が遮断されているときは、第二駆動制御部
によって被駆動部材との駆動も遮断するように構成され
ているので、駆動を遮断しないときは、駆動部材との連
結が解かれていても負荷となる被駆動部材との連結も解
かれているので、駆動伝達部材を再び駆動部材と連結さ
せるために大きな回転力を必要しない。
【0079】また、駆動を遮断するときは、駆動制御手
段によって、駆動部材及び被駆動部材に対して駆動伝達
部材の駆動制御部と対向する状態で駆動伝達部材を回転
停止状態に保持するため、駆動の遮断が確実に行えると
ともに付勢手段によって駆動伝達部材を回転方向に付勢
した状態で回転停止状態に保持するので駆動伝達手段の
逆回転を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための現像カートリッジ及び
画像形成装置本体の主断面図である。
【図2】本発明を実施するためのロータリーユニットの
正面図である。
【図3】本発明を実施するためのロータリーユニットの
正面図である。
【図4】本発明を実施するための現像カートリッジの主
断面図である。
【図5】本発明を実施するための現像カートリッジの主
断面図である。
【図6】本発明を実施するための現像カートリッジの斜
視図である。
【図7】本発明を実施するための現像カートリッジの斜
視図である。
【図8】本発明を実施するための現像カートリッジの分
解斜視図である。
【図9】本発明に係る実施の形態1であるトナーシール
構成を説明する分解斜視図である。
【図10】本発明に係る実施の形態1であるトナーシー
ル構成を説明する分解斜視図である。
【図11】本発明に係る実施の形態1であるトナーシー
ル部材の自動開封機構の正面図である。
【図12】本発明に係る実施の形態1であるトナーシー
ル部材の自動開封機構の正面図である。
【図13】本発明に係る実施の形態1である欠け歯クラ
ッチ機構の正面図である。
【図14】本発明に係る実施の形態1である欠け歯クラ
ッチ機構の正面図である。
【図15】本発明に係る実施の形態1であるトナーシー
ル部材巻取り検知構成の斜視図である。
【図16】本発明に係る実施の形態1であるトナーシー
ル部材巻取り検知構成の斜視図である。
【図17】本発明に係る実施の形態1である駆動遮断機
構の正面図である。
【図18】本発明に係る実施の形態1である駆動遮断機
構の正面図である。
【図19】本発明に係る実施の形態1である駆動遮断機
構の正面図である。
【図20】本発明に係る実施の形態2である駆動遮断機
構の正面図である。
【図21】本発明に係る実施の形態2である駆動遮断機
構の正面図である。
【図22】本発明に係る実施の形態2である駆動遮断機
構の正面図である。
【符号の説明】
D,Dy,Dm,Dc,Db…現像カートリッジ U…プロセスカートリッジ P…転写材 1…感光体ドラム 2…一次帯電手段 2a…帯電ローラ 3…スキャナー部 3a…ポリゴンミラー 3b…スキ
ャナーモータ 3c…結像レンズ 3d…反射ミラー 4…中間転写体 4a…転写ベルト 4b…駆動ローラ
4c…従動ローラ 4d…二次転写対向ローラ 4e…一次転写ローラ 5…搬送手段 5a…カセット 5b…給紙ローラ 5
c1…給送ローラ 5c2…リタードローラ 5e…レ
ジストローラ 5f…排出ローラ 5g…給紙ガイド 6…転写ローラ 7…定着部 7a…定着ローラ 7b…加圧ローラ 8…排出部 9…クリーニング手段 9a…クリーニング容器 9b
…クリーニングブレード 10…軸 11…ロータリーユニット 12…現像ローラ 12a,12b…フランジ 12c
…現像ローラギアA 12d…現像ローラギアB 15…トナー送り機構 16…現像ブレード 17…現像カートリッジ挿入口 18…カバー 19…トナー供給ローラ 30…装置本体(プリンター本体) 40…壁 40a…開口部 41…トナーシール部材 41a…封止部 41b…折
り返し部 41c…先端部 41e…規制部 42…巻取り軸 43a…第一傘歯車 45…巻取り軸カバー 45a…巻取り開口部 59f…カートリッジガイド 63…カートリッジフレーム 63A…現像フレーム
63a…トナー容器 63c,63g…突出部 63d…突起 63h…側板
63f…把手凹部 63E…サイドホルダ 63E1
…ばね掛け 63E2…ダボ 63E3…軸 64…シャッタ 64a…丸穴 64e,64f…側壁
64t…係合凹部 64u…丸穴 70…ガイドリブ 71…ロック部材 71a…アーム部 71b…係合部 75…アイドラギアA 76…アイドラギアB 77…アイドラギアC 77a…アイドラギアD 78…欠け歯クラッチ 78a…欠け歯ギア 78b…
欠け歯部 78c…軸78d…突起部 78e,78
f,78g…欠け歯部 79…第2傘歯車 79a…ギア 79b…平歯部 80…ばね 80p…板ばね 82…検知手段 82a…穴 82b…検知レバー 8
2c…ばね 82d…アーム 82e…ばね掛け 83…ストッパー 85…バックアップ部材 85a…面 85b…穴 86…カム 86a,86b…凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 浩司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 橋本 浩二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H071 BA03 BA04 BA13 BA35 CA01 CA05 DA08 DA15 DA26 2H077 AA07 AA35 BA01 DA24 DA32 DB25 3J009 EA11 EA16 EA25 EA32 EA44 ED03 FA17 FA18 3J062 AA35 AB04 AC06 BA40 CE02 CE13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動伝達部材を介し駆動部材から被駆動
    部材へ回動力を伝達する駆動伝達機構において、 前記駆動部材からの回動力の伝達を遮断する部分的に
    歯のない欠け歯ギアで構成された第一駆動制御部及び前
    記第一駆動制御部で駆動部材から前記欠け歯ギアへの回
    動力の伝達が遮断されると同時に前記被駆動部材への回
    動力の伝達を遮断する部分的に歯のない欠け歯ギアで構
    成された第二駆動制御部とを有する駆動伝達部材と、 前記欠け歯ギアと噛み合う駆動部材と、 前記欠け歯ギアと噛み合う被駆動部材と、 前記駆動部材から前記被駆動部材への回動力の伝達が
    遮断されたときに前記駆動伝達部材を回転方向に付勢す
    る付勢手段と、 前記駆動伝達部材の歯のない部分と駆動部材が対向し
    て前記駆動部材から駆動伝達部材への回動力の伝達を遮
    断する状態で前記駆動伝達部材の回転停止状態を保持す
    る駆動制御手段とを有し、 少なくとも第二駆動制御部で回動力の伝達が遮断されて
    いる間は第一駆動制御部での回動力の伝達も遮断されて
    いることを特徴とする駆動伝達機構。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体に着脱可能な現像カー
    トリッジにおいて、 電子写真感光体に形成された潜像を現像するための現像
    手段と、 前記現像手段に現像剤を供給するための開口部を持つ現
    像剤容器と、 前記開口部を封止するために貼付され、現像カートリッ
    ジが画像形成装置本体に装着された際に自動的に巻き取
    られることによって前記開口部を開封するトナーシール
    と、 前記現像剤容器に回転自在に支持され、トナーシールを
    巻き取るための巻き取り軸と、 前記トナーシール部材が巻き取られたか否かを検知する
    検知レバーと、 前記巻き取り軸を回転駆動させるために駆動伝達部材を
    介し駆動部材から被駆動部材へ回動力を伝達する駆動伝
    達機構であって、 前記駆動部材からの回動力の伝達を遮断する部分的に歯
    のない欠け歯ギアで構成された第一駆動制御部及び前記
    第一駆動制御部で駆動部材から前記欠け歯ギアへの回動
    力の伝達が遮断されると同時に前記被駆動部材への回動
    力の伝達を遮断する部分的に歯のない欠け歯ギアで構成
    された第二駆動制御部とを有する駆動伝達部材と、 前記欠け歯ギアと噛み合う駆動部材と、 前記欠け歯ギアと噛み合う被駆動部材と、 前記駆動部材から前記被駆動部材への回動力の伝達が遮
    断されたときに前記駆動伝達部材を回転方向に付勢する
    付勢手段と、 前記駆動伝達部材の歯のない部分と駆動部材が対向して
    前記駆動部材から駆動伝達部材への回動力の伝達を遮断
    する状態でトナーシール部材が巻き取られたことを検知
    した前記検知レバーと係合して前記駆動伝達部材の回転
    停止状態を保持する駆動制御手段とを有し、 少なくとも第二駆動制御部で回動力の伝達が遮断されて
    いる間は第一駆動制御部での回動力の伝達も遮断されて
    いる駆動伝達機構と、 を有することを特徴とする現像カートリッジ。
  3. 【請求項3】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
    カートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するための
    現像手段と、 前記現像手段に現像剤を供給するための開口部をもつ現
    像剤容器と、 前記開口部を封止するために貼付され、プロセスカート
    リッジが画像形成装置本体に装着された際に自動的に巻
    き取られることによって前記開口部を開封するトナーシ
    ールと、 前記現像剤容器に回転自在に支持され、トナーシールを
    巻き取るための巻き取り軸と、 前記トナーシール部材が巻き取られたか否かを検知する
    検知レバーと、 前記巻き取り軸を回転駆動させるために駆動伝達部材を
    介し駆動部材から被駆動部材へ回動力を伝達する駆動伝
    達機構であって、 前記駆動部材からの回動力の伝達を遮断する部分的に歯
    のない欠け歯ギアで構成された第一駆動制御部及び前記
    第一駆動制御部で駆動部材から前記欠け歯ギアへの回動
    力の伝達が遮断されると同時に前記被駆動部材への回動
    力の伝達を遮断する部分的に歯のない欠け歯ギアで構成
    された第二駆動制御部とを有する駆動伝達部材と、 前記欠け歯ギアと噛み合う駆動部材と、 前記欠け歯ギアと噛み合う被駆動部材と、 前記駆動部材から前記被駆動部材への回動力の伝達が遮
    断されたときに前記駆動伝達部材を回転方向に付勢する
    付勢手段と、 前記駆動伝達部材の歯のない部分と駆動部材が対向して
    前記駆動部材から駆動伝達部材への回動力の伝達を遮断
    する状態でトナーシール部材が巻き取られたことを検知
    した前記検知レバーと係合して前記駆動伝達部材の回転
    停止状態を保持する駆動制御手段とを有し、 少なくとも第二駆動制御部で回動力の伝達が遮断されて
    いる間は第一駆動制御部での回動力の伝達も遮断されて
    いる駆動伝達機構と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記駆動伝達機構は、電子写真感光体を
    駆動するための画像形成装置本体からの駆動力を入力と
    することを特徴とする請求項3に記載のプロセスカート
    リッジ。
  5. 【請求項5】 前記駆動制御手段は、前記検知レバーの
    トナーシール巻き取り完了検知に連動して前記駆動伝達
    部材の欠け歯部分が前記駆動部材及び前記被駆動部材と
    対向する位置で前記駆動伝達部材の回転駆動を停止する
    ためのストッパーを有することを特徴とする請求項3又
    は4に記載のプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 現像カートリッジを着脱可能で記録媒体
    に画像を形成する電子写真画像形成装置において、 a.電子写真感光体に形成された潜像を現像するための
    現像手段と、 前記現像手段に現像剤を供給するための開口部を持つ現
    像剤容器と、 前記開口部を封止するために貼付され、現像カートリッ
    ジが画像形成装置本体に装着された際に自動的に巻き取
    られることによって前記開口部を開封するトナーシール
    と、 前記現像剤容器に回転自在に支持され、トナーシールを
    巻き取るための巻き取り軸と、 前記トナーシール部材が巻き取られたか否かを検知する
    検知レバーと、 前記巻き取り軸を回転駆動させるために駆動伝達部材を
    介し駆動部材から被駆動部材へ回動力を伝達する駆動伝
    達機構であって、 前記駆動部材からの回動力の伝達を遮断する部分的に歯
    のない欠け歯ギアで構成された第一駆動制御部及び前記
    第一駆動制御部で駆動部材から前記欠け歯ギアへの回動
    力の伝達が遮断されると同時に前記被駆動部材への回動
    力の伝達を遮断する部分的に歯のない欠け歯ギアで構成
    された第二駆動制御部とを有する駆動伝達部材と、 前記欠け歯ギアと噛み合う駆動部材と、 前記欠け歯ギアと噛み合う被駆動部材と、 前記駆動部材から前記被駆動部材への回動力の伝達が遮
    断されたときに前記駆動伝達部材を回転方向に付勢する
    付勢手段と、 前記駆動伝達部材の歯のない部分と駆動部材が対向して
    前記駆動部材から駆動伝達部材への回動力の伝達を遮断
    する状態でトナーシール部材が巻き取られたことを検知
    した前記検知レバーと係合して前記駆動伝達部材の回転
    停止状態を保持する駆動制御手段と、を有し、 少なくとも第二駆動制御部で回動力の伝達が遮断されて
    いる間は第一駆動制御部での回動力の伝達も遮断されて
    いる駆動伝達機構と、 を有する現像カートリッジを取り外し可能に装着するた
    めの装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 c.前記現像カートリッジを駆動する駆動手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  7. 【請求項7】 プロセスカートリッジを着脱可能で記録
    媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、 a.電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するための
    現像手段と、 前記現像手段に現像剤を供給するための開口部を持つ現
    像剤容器と、 前記開口部を封止するために貼付され、プロセスカート
    リッジが画像形成装置本体に装着された際に自動的に巻
    き取られることによって前記開口部を開封するトナーシ
    ールと、 前記現像剤容器に回転自在に支持され、トナーシールを
    巻き取るための巻き取り軸と、 前記トナーシール部材が巻き取られたか否かを検知する
    検知レバーと、 前記巻き取り軸を回転駆動させるために駆動伝達部材を
    介し駆動部材から被駆動部材へ回動力を伝達する駆動伝
    達機構であって、 前記駆動部材からの回動力の伝達を遮断する部分的に歯
    のない欠け歯ギアで構成された第一駆動制御部及び前記
    第一駆動制御部で駆動部材から前記欠け歯ギアへの回動
    力の伝達が遮断されると同時に前記被駆動部材への回動
    力の伝達を遮断する部分的に歯のない欠け歯ギアで構成
    された第二駆動制御部とを有する駆動伝達部材と、 前記欠け歯ギアと噛み合う駆動部材と、 前記欠け歯ギアと噛み合う被駆動部材と、 前記駆動部材から前記被駆動部材への回動力の伝達が遮
    断されたときに前記駆動伝達部材を回転方向に付勢する
    付勢手段と、 前記駆動伝達部材の歯のない部分と駆動部材が対向して
    前記駆動部材から駆動伝達部材への回動力の伝達を遮断
    する状態でトナーシール部材が巻き取られたことを検知
    した前記検知レバーと係合して前記駆動伝達部材の回転
    停止状態を保持する駆動制御手段と、を有し、 少なくとも第二駆動制御部で回動力の伝達が遮断されて
    いる間は第一駆動制御部での回動力の伝達も遮断されて
    いる駆動伝達機構と、 を有するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着す
    るための装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 c.前記プロセスカートリッジを駆動する駆動手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
JP2000384999A 2000-12-19 2000-12-19 駆動伝達機構及び現像カートリッジ及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 Withdrawn JP2002181157A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016065930A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 キヤノン株式会社 現像装置
US9459555B2 (en) 2013-10-31 2016-10-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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US9459555B2 (en) 2013-10-31 2016-10-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
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