JP2002180796A - トンネル構造物 - Google Patents

トンネル構造物

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JP2002180796A
JP2002180796A JP2000379169A JP2000379169A JP2002180796A JP 2002180796 A JP2002180796 A JP 2002180796A JP 2000379169 A JP2000379169 A JP 2000379169A JP 2000379169 A JP2000379169 A JP 2000379169A JP 2002180796 A JP2002180796 A JP 2002180796A
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JP
Japan
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slab
tunnel structure
cylindrical body
haunch
tubular body
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JP2000379169A
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English (en)
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Hirohide Hashimoto
博英 橋本
Masanori Wakabayashi
正憲 若林
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Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒状体内にスラブを設置する構造としても、
製造コストを低減することができ、しかも容易に施工す
ることができるトンネル構造物の提供。 【解決手段】 円弧版状のセグメント12が円周方向お
よび軸線方向に連設されてなる円筒状の筒状体14と、
該筒状体14内に設置される板状のスラブ17とを有す
るものであって、スラブ17には、該スラブ17の両端
部からそれぞれ下方向に突出するとともにそれぞれの外
面23,25が円弧状をなして筒状体14の内周面28
に接合されるハンチ部21,22が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セグメントを連設
させて構築されるトンネル構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネル構造物には、図5に示すよう
に、円弧版状のセグメント50を円周方向および軸線方
向に連設させることで筒状に構築されるものがある。こ
のようなトンネル構造物において、上記セグメント50
で構築される筒状体51の内部に板状のスラブ52を設
置する場合、セグメント50の所定のものに内周側に突
出する突起部53を形成し、このようなセグメント50
を、筒状体51の軸線方向から見て両側下部に配設し
て、これら両側のセグメント50の突起部53の上にス
ラブ52を設置するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造では、スラブを設置させるセグメントには突起部を形
成する必要がある一方、スラブを設置させないセグメン
トには突起部を形成する必要がないため、これらのセグ
メント同士で形状が異なることになる。その結果、複数
種類のセグメントを製造しなければならず、製造コスト
が増大してしまうという問題があった。また、施工の点
でも、設置位置とセグメントの形状との対応をとりなが
ら施工を行わなければならず、施工が煩雑となってしま
うという問題があった。
【0004】したがって、本発明は、筒状体内にスラブ
を設置する構造としても、製造コストを低減することが
でき、しかも容易に施工することができるトンネル構造
物の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のトンネル構造物は、円弧版状のセグメント
が円周方向および軸線方向に連設されてなる円筒状の筒
状体と、該筒状体内に設置される板状のスラブとを有す
るものであって、前記スラブには、該スラブの両端部か
らそれぞれ下方向に突出するとともにそれぞれの外面が
円弧状をなして前記筒状体の内周面に接合されるハンチ
部が設けられていることを特徴としている。
【0006】このように、スラブに、その両端部からそ
れぞれ下方向に突出するとともにそれぞれの外面が円弧
状をなして筒状体の内周面に接合されるハンチ部が設け
られているため、筒状体側に突起部を形成する必要がな
くなり、すべてのセグメントを共通化することができ
る。
【0007】また、本発明のトンネル構造物は、前記ハ
ンチ部が前記スラブに一体成形されていることを特徴と
している。このように、ハンチ部がスラブに一体成形さ
れているため、ハンチ部をスラブに別途接合させる必要
がなくなる。
【0008】さらに、本発明のトンネル構造物は、前記
ハンチ部に、前記スラブを前記筒状体に固定するための
ボルトを挿通させる穴部が形成されており、該穴部が筒
状体側ほど径が大きくなる形状をなしていることを特徴
としている。
【0009】このように、ハンチ部に形成された、スラ
ブを筒状体に固定するためのボルトを挿通させる穴部
が、筒状体側ほど径が大きくなる形状をなしているた
め、スラブとハンチ部とが多少ずれていても、ボルトを
筒状体側に良好に螺合させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態のトンネル構
造物を図1〜図4を参照しつつ以下に説明する。
【0011】本実施形態のトンネル構造物11は、図1
に示すように、円弧版状をなし該円弧の中心側から見て
長方形状をなすセグメント12が円周方向に複数連設さ
れることで形成される円形のリング体13が、さらに軸
線方向に複数連設されることで形成される円筒状の筒状
体14と、該筒状体14内に該筒状体14の軸線方向に
沿って複数連設されることによりその上面16でトンネ
ル内空間15に平面状の底面を形成する板状のスラブ1
7とを有している。ここで、セグメント12およびスラ
ブ17は、必要により鉄筋が内部に埋設されたプレキャ
ストコンクリート製のものである。
【0012】スラブ17は、図1〜図3に示すように、
平面視長方形状なす平板状のスラブ本体部20を有して
おり、該スラブ本体部20の幅は、筒状体14の内径よ
りも所定長さ短くされている。そして、スラブ本体部2
0には、その幅方向における両端縁部に、それぞれ下方
向(筒状体14への配設時における下方向)に突出する
ハンチ部21,22が、各端縁部の全長にわたって形成
されている。
【0013】両ハンチ部21,22は、ともにスラブ本
体部20と一体成形されている。ハンチ部21の外面2
3は、スラブ本体部20の幅方向における該ハンチ部2
1側の外面24と連続しており、ハンチ部22の外面2
5は、スラブ本体部20の幅方向における該ハンチ部2
2側の外面26と連続している。これらハンチ部21,
22の外面23,25およびスラブ本体部20の外面2
4,26は、すべて筒状体14と同軸同径の円弧状をな
している。
【0014】そして、このような形状のスラブ17が、
ハンチ部21,22の外面23,25およびスラブ本体
20の外面24,26において筒状体14の内周面28
に支持される。
【0015】スラブ17のハンチ部21,22には、図
4にハンチ部21側を例示するように、スラブ17を筒
状体14に固定するためのボルト30を挿通させる穴部
31が複数貫通形成されている。ハンチ部21に形成さ
れた穴部31は、具体的には、スラブ17の上面16か
らハンチ部21の外面23に貫通しており、図示は略す
が、ハンチ部22に形成された穴部31は、スラブ17
の上面16からハンチ部22の外面25に貫通してい
る。
【0016】これに対応して筒状体14には、インサー
トナット32が所定位置に埋設されている。
【0017】そして、ボルト30をスラブ17の上面1
6側から穴部31に挿通させてインサートナット32に
螺合させることにより、該ボルト30でスラブ17を筒
状体14に接合固定する。
【0018】ここで、このようにボルト30が挿通され
る穴部31は、すべて、上面16側に対して筒状体14
側(インサートナット32側)ほど径が大きくなるラッ
パ状をなしている。これにより、スラブ17と筒状体1
4との間の多少の位置ずれは吸収可能になっている。
【0019】以上のような構成の本実施形態のトンネル
構造物11によれば、スラブ17に、その両端縁部から
それぞれ下方向に突出するとともにそれぞれの外面2
3,25が円弧状をなして筒状体14の内周面28に接
合されるハンチ部21,22が設けられているため、筒
状体14側に突起部を形成する必要がなくなり、すべて
のセグメント12を共通化することができる。
【0020】したがって、筒状体14内にスラブ17を
設置する構造としても、製造コストを低減することがで
き、しかも容易に施工することができる。
【0021】また、ハンチ部21,22がスラブ17に
一体成形されているため、ハンチ部21,22をスラブ
17に別途接合させる必要がなくなる。
【0022】したがって、製造コストをさらに低減する
ことができ、施工をさらに容易に行うことができる。
【0023】さらに、ハンチ部21,22に形成され
た、スラブ17を筒状体14に固定するためのボルト3
0を挿通させる穴部31が、筒状体14側ほど径が大き
くなる形状をなしているため、スラブ17とハンチ部2
1,22とが多少位置ずれを生じていても、ボルト30
を筒状体14側に良好に螺合させることができる。
【0024】したがって、施工をさらに容易に行うこと
ができる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のトンネル
構造物によれば、スラブに、その両端縁部からそれぞれ
下方向に突出するとともにそれぞれの外面が円弧状をな
して筒状体の内周面に接合されるハンチ部が設けられて
いるため、筒状体側に突起部を形成する必要がなくな
り、すべてのセグメントを共通化することができる。
【0026】したがって、筒状体内にスラブを設置する
構造としても、製造コストを低減することができ、しか
も容易に施工することができる。
【0027】また、ハンチ部をスラブに一体成形するこ
とにより、ハンチ部をスラブに別途接合させる必要がな
くなる。
【0028】したがって、製造コストをさらに低減する
ことができ、施工をさらに容易に行うことができる。
【0029】さらに、ハンチ部に形成された、スラブを
筒状体に固定するためのボルトを挿通させる穴部を、筒
状体側ほど径が大きくなる形状とすることにより、スラ
ブとハンチ部とが多少ずれていても、ボルトを筒状体側
に良好に螺合させることができる。
【0030】したがって、施工をさらに容易に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のトンネル構造物を示す
斜視図である。
【図2】 本発明の一実施形態のトンネル構造物を示す
正面図である。
【図3】 本発明の一実施形態のトンネル構造物に用い
られるスラブを示す斜視図である。
【図4】 本発明の一実施形態のトンネル構造物のスラ
ブと筒状体との接合部分を示す正断面図である。
【図5】 トンネル構造物の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
11 トンネル構造物 12 セグメント 14 筒状体 17 スラブ 21,22 ハンチ部 23,25 外面 28 内周面 30 ボルト 31 穴部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円弧版状のセグメントが円周方向および
    軸線方向に連設されてなる円筒状の筒状体と、該筒状体
    内に設置される板状のスラブとを有するトンネル構造物
    において、 前記スラブには、該スラブの両端部からそれぞれ下方向
    に突出するとともにそれぞれの外面が円弧状をなして前
    記筒状体の内周面に接合されるハンチ部が設けられてい
    ることを特徴とするトンネル構造物。
  2. 【請求項2】 前記ハンチ部は前記スラブに一体成形さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のトンネル構造
    物。
  3. 【請求項3】 前記ハンチ部には、前記スラブを前記筒
    状体に固定するためのボルトを挿通させる穴部が形成さ
    れており、該穴部が筒状体側ほど径が大きくなる形状を
    なしていることを特徴とする請求項1または2記載のト
    ンネル構造物。
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