JP2002180499A - 作業機械 - Google Patents

作業機械

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JP2002180499A
JP2002180499A JP2001345251A JP2001345251A JP2002180499A JP 2002180499 A JP2002180499 A JP 2002180499A JP 2001345251 A JP2001345251 A JP 2001345251A JP 2001345251 A JP2001345251 A JP 2001345251A JP 2002180499 A JP2002180499 A JP 2002180499A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上回り機体の構造簡潔化及び幅寸法の小型化
や上回り機体への乗降容易化等を図る。 【解決手段】 左右幅を拡縮変更可能としたクローラ走
行装置2の上部に上回り機体3が旋回自在に設けられ、
上回り機体3の前部に作業部12が設けられる。上回り
機体3は、その後端部3Aの旋回半径が左右幅を最大と
したクローラ走行装置2の幅方向外端縁2Aから旋回中
心Qまでの距離Lに略対応され、且つ作業部12を進行
方向へ向けた状態における幅方向両側面3b,3cが、
左右幅を最大としたクローラ走行装置2の上部空間を上
方及び前後方向に開放可能とするようにクローラ走行装
置2の長手方向に沿った立面形状に形成される。上回り
機体3の上部には、該上回り機体3に設けたエンジンの
全体を被覆する開閉自在なボンネット25が備えられ、
このボンネット25は、前記エンジンの上方を全面的に
開放するようにその全体を開放可能として設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホー等の作
業機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バックホー等の作業機械は、クローラ走
行装置の上部に、旋回台を具備した上回り機体が設けら
れている。そして、この上回り機体の一側部には、ブー
ムとショベルとを有する掘削装置等の作業部が設けられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種、作業機械で
は、上回り機体がクローラ走行装置の幅と同等又は幅広
に形成されていたため、上回り機体に対し、その乗降用
のステップ装置を別途付属させる必要があった(例えば
特開平5−125742号公報等参照)。従って、上回
り機体の構造複雑化及び幅寸法の大型化等を招来してい
た。また、上回り機体への乗降がし難いという難点があ
った。本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであっ
て、上回り機体の構造簡潔化及び幅寸法の小型化や上回
り機体への乗降容易化等を図ることができるようにした
作業機械を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、左右幅を拡縮変更可能としたクローラ走行装置の
上部に上回り機体が旋回自在に設けられ、該上回り機体
の前部に作業部が設けられており、前記上回り機体は、
その後端部の旋回半径が左右幅を最大としたクローラ走
行装置の幅方向外端縁から旋回中心までの距離に略対応
され、且つ作業部を進行方向へ向けた状態における幅方
向両側面が、左右幅を最大としたクローラ走行装置の上
部空間を上方及び前後方向に開放可能とするように前記
クローラ走行装置の長手方向に沿った立面形状に形成さ
れており、前記上回り機体の上部には、該上回り機体に
設けたエンジンの全体を被覆する開閉自在なボンネット
が備えられ、このボンネットは、前記エンジンの上方を
全面的に開放するようにその全体を開放可能として設け
られていることを特徴としている。
【0005】このような構成であれば、上回り機体が作
業部を進行方向へ向けることによってクローラ走行装置
の上部空間が上方及び前後方向に開放されるものである
から、クローラ走行装置の上面を、上回り機体への乗降
用ステップとして利用することができる。すなわち、上
回り機体に対し、わざわざステップ装置等を付属させる
必要はない。また、クローラ走行装置の上部空間が前後
方向にも開放され、当該クローラ走行装置上を前後方向
に通行可能となる。本発明は、左右幅を拡縮変更可能と
したクローラ走行装置の上部に上回り機体が旋回自在に
設けられ、該上回り機体の前部に作業部が設けられてお
り、この上回り機体は、その後端部の旋回半径が左右幅
を最大としたクローラ走行装置の幅方向外側端から旋回
中心までの距離に略対応され、且つ作業部を進行方向へ
向けた状態における幅方向両側面が、左右幅を最大とし
たクローラ走行装置の上部空間を上方及び前後方向に開
放可能とするように前記クローラ走行装置の長手方向に
沿った立面形状に形成され、且つ前記幅方向両側面間の
機体幅が、最も狭くしたクローラ走行装置の左右幅と略
同幅とされており、前記上回り機体の上部に、該上回り
機体に設けたエンジンの全体を被覆する開閉自在なボン
ネットが備えられ、このボンネットは、前記エンジンの
上方を全面的に開放するようにその全体を開放可能とし
て設けられていることを特徴としている。
【0006】このような構成によって、上記と略同様の
作用効果を奏する。上記の場合、前記ボンネット上に座
席装置が載設されており、前記ボンネットは座席装置を
含む全体を開閉するように設けられていることが推奨さ
れる。前記上回り機体には作業部を進行方向へ向けた状
態でクローラ走行装置の上部空間に臨む乗降部が設けら
れており、該乗降部からクローラ走行装置の上面部まで
の高さ寸法と、該クローラ走行装置の上下方向寸法とが
同一又は近似するように形成された構成にするのが好適
である。
【0007】このような構成であれば、クローラ走行装
置の上面をステップとして利用する場合に、このクロー
ラ走行装置上面を中心とする上下の段差寸法(足の上げ
下ろし幅)が略同じとなり、昇り降りの容易化が図れ
る。前記上回り機体には作業部を進行方向へ向けた状態
でクローラ走行装置の上部空間に臨む乗降部が設けられ
ており、該乗降部は歩行スペースに十分な幅で上回り機
体を通り抜けて形成された構成にするのが好適である。
このような構成であれば、上回り機体に対する乗降が一
層容易になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1乃至図3は本発明の実施形態
の一つである作業機械1を示しており、この作業機械1
において、2はクローラ走行装置であり、3は旋回台4
を具備した上回り機体である。上回り機体3にはその上
部に運転台7が設けられており、この運転台7の中央部
を横切るようにして歩行スペース及び操縦スペースを兼
ねた乗降部8が設けられている。そして、この乗降部8
を挟んだ一方側には座席装置9が、他方側には操作レバ
ー10aや操作ペダル10b等を有する操縦装置10が
設けられている。また図2中に示す11はキャノピであ
る。
【0009】なお、以下の説明では、座席装置9に着座
した運転者を基準として、上回り機体3の「前(図1
左)」、「後(図1右)」、「左(図1下)」、「右
(図1上)」を言うものとする。上回り機体3の前部側
となる側部には作業部12が設けられている。図2で示
した作業部12は、左右方向のスイング、上下揺動及び
関節揺動が可能になされたブーム13とその先端部のシ
ョベル14とを有して掘削装置を構成するようになって
いる。ただ、ブーム13には杭打ちや削岩等を行うブレ
ーカー、又は地盤固め等を行うランマー等(いずれも図
示略)を設けることが可能であるので、作業部12とし
ての構成や作業内容等は適宜変更可能ということにな
る。
【0010】クローラ走行装置2において、17は遊動
輪であり、18は同軸上に走行用モータ(図示略)を具
備する駆動輪である。また、このクローラ走行装置2に
は、遊動輪17が配置される側(図2左側)において突
出するドーザ装置20が設けられている。従ってこのク
ローラ走行装置2は、クローラ周方向の駆動輪18側で
接地面に対して引張力が作用するような循環駆動をさせ
る場合、即ち、遊動輪17やドーザ装置20が配された
側を前進方向とするのが、高推進力を得るうえで一般的
な使用状況とされる。
【0011】図1から明らかなように、上回り機体3の
後端部3Aにおける旋回半径は、左右幅を最大としたと
きのクローラ走行装置2の幅方向外側端2Aから旋回軸
心Qまでの距離Lに略対応されている。より詳しくは、
上回り機体3の後部面3aは、旋回台4が旋回する場合
の旋回中心Qを中心とし、且つ左右のクローラ走行装置
2の幅を最大に拡げたときにおける全幅寸法の1/2以
下を半径とする円弧カーブを有した立面形状に形成され
ている。このため、旋回台4の旋回時にも上回り機体3
の後部面3aがクローラ走行装置2よりも幅方向外方へ
突出しない。
【0012】すなわち、この作業機械1はいわゆる後方
小旋回型として構成されており、運転者は、旋回を伴っ
た作業をするに際しても運転台7の後方に神経を使わな
くてもよく、作業に専念できるものである。また、上回
り機体3の左側面3b及び右側面3cは互いに平行する
直線状の立面形状に形成されている。これらの立面形状
は、旋回中心Qを中心とした円の一部をカットするよう
にして形成させてあり、従って作業部12をクローラ走
行装置2の進行方向へ向けた状態では、左側面3b及び
右側面3cの両脇部においてクローラ走行装置2の上部
空間が上方及び前後方向に開放されることになる。
【0013】このようなことから、クローラ走行装置2
において開放される上面部分を、上回り機体3(乗降部
8)への乗降用ステップとして利用することができるこ
とになる。また、当然にクローラ走行装置2の上面部分
を前後方向に通行可能となる。そして、図3に示すよう
にこの乗降部8からクローラ走行装置2の上面部までの
高さ寸法Sと、クローラ走行装置2の上下方向寸法Hと
は、互いに同一寸法又は近似した寸法になるように形成
されている。従って、クローラ走行装置2の上面をステ
ップとして昇り降りする場合に、クローラ走行装置2の
上面より上と下とで段差寸法(足の上げ下ろし幅)が略
同じになり、昇り降りが容易に行えるようになってい
る。
【0014】なお、クローラ走行装置2は、左右幅を拡
縮変更可能になっているが、最も幅狭にした場合には機
体側と略同幅となっている。操縦装置10には、乗降時
に用いることができる手摺り22が設けられている。一
方、上回り機体3の前部面3d寄り(図1参照)にあっ
て、上記作業部12と操縦装置10とは幅方向に振り分
け配置とされており、このうち作業部12(スイング支
点23)に対応する部分では後部面3aと同様な円弧カ
ーブを有した立面形状に形成されている。そして、この
円弧カーブに沿った近傍に作業部12のスイング支点2
3が位置付けられていると共に、図4及び図5に示すよ
うに乗降部8の下部(旋回台4の内部)に、流体圧シリ
ンダ等により構成されたスイング駆動装置24が設けら
れている。
【0015】このため、上記乗降部8は、上回り機体3
に対してその幅方向を略真っ直ぐに通り抜けるかたちで
形成可能になっており、上回り機体3にはその左右いず
れからでも乗り降りが可能になっている。ところで、上
記座席装置9は、内部に機関部等を収めたボンネット2
5上に載設されている。そして、上記したように上回り
機体3において作業部12と操縦装置10とは幅方向に
振り分け配置になっているので、これに伴って座席装置
9は操縦装置10に対応すべくボンネット25の左側へ
配してある。
【0016】前記ボンネット25は、図5に示すよう
に、上回り機体3に設けられたエンジン31,ラジエー
タ26、マフラー28,油圧ポンプ29等を全体的に被
覆している。そして、上記のように座席装置9がボンネ
ット25上の左側へ配してあるという事情から、ボンネ
ット25内では、座席装置9の右隣に対応する部分で、
高さ寸法としての嵩ばり、及び通風用開口の確保のうえ
で制限の多いラジエータ26を配置するようにしてあ
る。
【0017】また、このラジエータ26の配置に関連し
て、図5及び図6に示すように上回り機体3の左側(座
席装置9の下部の左寄り)においてマフラー28、油圧
ポンプ29、燃料タンク30が上下方向に重合状となる
配置にすると共に、この配置部とラジエータ26との間
にエンジン31を配して全体が1列状に横並びする配置
にしてある。これらのことは、上記したように上回り機
体3に対する乗降部8の通り抜けを真っ直ぐなものとさ
せるうえで重要な役割を呈しており、しかも乗降部8と
して十分な歩行スペースを確保させるうえでも有益なも
のとなっている。
【0018】なお、図5中において34はラジエータ2
6に付設されたファンであり、35はエアクリーナであ
る。上回り機体3の旋回台4は、駆動軸38aを下向き
にした状態で上回り機体3側に固定された旋回モータ3
8により、クローラ走行装置2側に固定された内歯ギヤ
に内接噛合しているピニオン(いずれも図示略)を回転
(自転)させつつ、自ら円周移動(公転)させるように
なったものであるが、このときの旋回中心Qは、図2に
示すようにクローラ走行装置2における長手方向(進行
方向)の中心位置Pよりも、遊動輪17やドーザ装置2
0が配された側へ偏らせるようにして設定されている。
【0019】そのため、作業部(バケット)12をドー
ザ装置20側へ向けて作業する場合には、旋回中心Qよ
りもその後方(図2右方)へ張り出すクローラ走行装置
2の長さが長くなっていることに起因して、それだけ掘
削作業等に必要とされる有効接地面積を大きくでき、ま
たドーザ装置20によって荷重バランスも保たれるもの
となるので、接地力が高くなって、作業性も増すもので
ある。すなわち、作業部12による掘削初期のときは、
バケットの位置を機体より遠くして接地してから掘削す
るが、その反力で機体が浮上ろうとするのを、クローラ
走行装置2の後側の接地長を長くすることにより、機体
重心を後方に転移させることで浮上りを防止し、一方、
掘削が進行してバケットが深く入り込んで掘削するとき
は、その掘削反力で機体が引きずられるのは前部に設け
たドーザ装置20を接地しておくことで防止するのであ
る。
【0020】また、作業部12をドーザ装置20と逆方
向へ向けて作業する場合の掘削初めのときには、ドーザ
装置20をアウトリガーとして使用することで機体重心
を前方にに転移して機体の浮上りを防止し、掘削進行し
ての機体の引きずりはクローラの後方の接地長を長くし
たことで防止し、ここに接地力としての不安はない。従
ってこの場合にも、作業性に何ら問題はない。なお、一
般に接地力を高めるうえではクローラ走行装置2の全体
長さを長くすればよいものであるが、クローラ走行装置
2の長大化は走行ターン時の小回り半径が大きくなり、
また作業機械1全体としての大型化及び重量化を招来す
ることになる。従って、上記のような旋回中心Qの偏心
は好適な措置であると言うことができる。
【0021】旋回台4の後部側にはカウンターウエイト
40が設けられている。このカウンターウエイト40
は、旋回台4の下面レベルから乗降部8の上面ラインを
超えて更に上方へ立ち上がる高さを有しており、旋回台
4及びボンネット25との接続部分は滑らかな曲線によ
って形成されている。図5及び図6に示すようにカウン
ターウエイト40の内側は凹設されており、この内側部
分における乗降部8の上面ラインよりも上位置、即ち、
カウンターウエイト40の後上部の内側には、旋回台4
に対してボンネット25を開閉可能に支持するためのヒ
ンジ支点部42(図6にのみ示す)が設けられている。
43は、ボンネット25側に固定されたヒンジアームで
ある。すなわち、このカウンターウエイト40はボンネ
ット25の開閉支持を兼ねており、ボンネット25は、
上記ヒンジ支点部42を中心として座席装置9等を含め
た全体が前側から開放するものとなっている。
【0022】このため、図6に示すように、ボンネット
31内に収められていた機関部(エンジン31等)は、
その上方及び側方が全面的に開放されるようになってい
る。ヒンジ支点部42が乗降部8の上面ラインよりも上
位置とされ、且つカウンターウエイト40の内部に設け
られる(隠される)ようになっているため、旋回台4に
対してボンネット25を閉止した場合、旋回台4、カウ
ンターウエイト40及びボンネット25の各相互間隙間
は、可及的に小さくできる。また、カウンターウエイト
40の後端上部縁には、開閉するボンネット25との干
渉を逃げるための面取り45を施してあり、このこと
も、各相互間隙間(特にカウンターウエイト40とボン
ネット25との隙間)を小さくするうえで、好適となっ
ている。従って、見栄え的に違和感がなく、また機関部
に対する防水・防塵性能を高めるうえでも好適となって
いる。
【0023】なお、旋回台4に対してボンネット25が
閉止される上面部分は乗降部8の上面ラインと面一にな
っており、ボンネット25の閉止状態を嵌め合いによっ
て保持させるような段差は設けられていない(図示は省
略するが、ボンネット25の内周面に当接するゴムやス
ポンジ等の弾性材は旋回台4上に設けられている)。こ
のようなことから、旋回台4は乗降部8を含めて全体塗
装を施すことが容易となり、またボンネット25の開閉
を繰り返しても、塗装ハゲ等を防止できる利点がある。
【0024】カウンターウエイト40の内部には作動油
タンク47が設けられ、またこの作動油タンク47の上
部にはバッテリー48が設けられるようになっている。
これらの配置についても、ボンネット25内における機
関部の収まりを良好にし、そのコンパクト化に繋がるた
め、前記した乗降部8の形状的且つスペース的確保にと
って有益に作用している。本発明は、上記実施形態に限
定されるものではない。
【0025】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、上回り機
体において、作業部を進行方向へ向けた状態で幅方向両
側に面する部分がクローラ走行装置の上部空間を上方及
び前後方向に開放可能な立面形状に形成されているの
で、クローラ走行装置の上面を、上回り機体への乗降用
ステップとして利用することができる。従って、上回り
機体に対しては、わざわざステップ装置等を付属させる
必要がなく、上回り機体の構造簡潔化及び幅寸法の小型
化を図ることができる。また、上回り機体に対する乗降
が容易に行える。
【0026】前記上回り機体に設ける乗降部に対し、こ
の乗降部からクローラ走行装置の上面部までの高さ寸法
と、該クローラ走行装置の上下方向寸法とを同一又は近
似するように形成させれば、クローラ走行装置の上面を
ステップとして利用する場合の昇り降りが容易となる。
前記上回り機体に設ける乗降部につき、歩行スペースに
十分な幅で上回り機体を通り抜けて形成しておけば、上
回り機体に対する乗降が一層容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例である作業機械を示す
平面図である。
【図2】図1の作業機械の側面図である。
【図3】図1の作業機械の正面図である。
【図4】図1のA−A線拡大矢視図である。
【図5】上回り機体の上部に設けられたボンネットの内
部を示した平面配置図である。
【図6】上回り機体の上部に設けられたボンネットの内
部を示した側面図である。
【符号の説明】
1 作業機械 2 クローラ走行装置 3 上回り機体 3b 左側面 3c 右側面 4 旋回台 7 運転台 8 乗降部 12 作業部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯川 勝彦 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2D015 CA03 EB00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右幅を拡縮変更可能としたクローラ走
    行装置(2)の上部に上回り機体(3)が旋回自在に設
    けられ、該上回り機体(3)の前部に作業部(12)が
    設けられており、前記上回り機体(3)は、その後端部
    (3A)の旋回半径が左右幅を最大としたクローラ走行
    装置(2)の幅方向外端縁(2A)から旋回中心(Q)
    までの距離(L)に略対応され、且つ作業部(12)を
    進行方向へ向けた状態における幅方向両側面(3b,3
    c)が、左右幅を最大としたクローラ走行装置(2)の
    上部空間を上方及び前後方向に開放可能とするように前
    記クローラ走行装置(2)の長手方向に沿った立面形状
    に形成されており、前記上回り機体(3)の上部には、
    該上回り機体(3)に設けたエンジン(31)の全体を
    被覆する開閉自在なボンネット(25)が備えられ、こ
    のボンネット(25)は、前記エンジン(31)の上方
    を全面的に開放するようにその全体を開放可能として設
    けられていることを特徴とする作業機械。
  2. 【請求項2】 左右幅を拡縮変更可能としたクローラ走
    行装置(2)の上部に上回り機体(3)が旋回自在に設
    けられ、該上回り機体(3)の前部に作業部(12)が
    設けられており、この上回り機体(3)は、その後端部
    (3A)の旋回半径が左右幅を最大としたクローラ走行
    装置(2)の幅方向外側端(2A)から旋回中心(Q)
    までの距離(L)に略対応され、且つ作業部(12)を
    進行方向へ向けた状態における幅方向両側面(3b,3
    c)が、左右幅を最大としたクローラ走行装置(2)の
    上部空間を上方及び前後方向に開放可能とするように前
    記クローラ走行装置(2)の長手方向に沿った立面形状
    に形成され、且つ前記幅方向両側面(3b、3c)間の
    機体幅が、最も狭くしたクローラ走行装置(2)の左右
    幅と略同幅とされており、前記上回り機体(3)の上部
    に、該上回り機体(3)に設けたエンジン(31)の全
    体を被覆する開閉自在なボンネット(25)が備えら
    れ、このボンネット(25)は、前記エンジン(31)
    の上方を全面的に開放するようにその全体を開放可能と
    して設けられていることを特徴とする作業機械。
  3. 【請求項3】 前記ボンネット(25)上に座席装置
    (9)が載設されており、前記ボンネット(25)は座
    席装置(9)を含む全体を開閉するように設けられてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機械。
  4. 【請求項4】 前記上回り機体(3)には作業部(1
    2)を進行方向へ向けた状態でクローラ走行装置(2)
    の上部空間に臨む乗降部(8)が設けられており、該乗
    降部(8)からクローラ走行装置(2)の上面部までの
    高さ寸法(S)と、該クローラ走行装置(2)の上下方
    向寸法(H)とが同一又は近似するように形成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の作
    業機械。
  5. 【請求項5】 前記上回り機体(3)には作業部(1
    2)を進行方向へ向けた状態でクローラ走行装置(2)
    の上部空間に臨む乗降部(8)が設けられており、該乗
    降部(8)は歩行スペースに十分な幅で上回り機体
    (3)を通り抜けて形成されていることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の作業機械。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007205042A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 建設機械におけるフレームの塗装方法

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