JP2002180093A - 洗浄剤及び漂白剤組成物 - Google Patents

洗浄剤及び漂白剤組成物

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JP2002180093A
JP2002180093A JP2000404069A JP2000404069A JP2002180093A JP 2002180093 A JP2002180093 A JP 2002180093A JP 2000404069 A JP2000404069 A JP 2000404069A JP 2000404069 A JP2000404069 A JP 2000404069A JP 2002180093 A JP2002180093 A JP 2002180093A
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acid
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Yumiko Nagaai
由美子 永合
Satoshi Matsunaga
聡 松永
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組成物ベースや成分の好ましくない着色、変色
に対して魅力的な外観を呈する組成物を提供。 【解決手段】視覚反射率のY値が80〜90又は、b値
が5〜12の組成物ベースと着色物を含有する固形の洗
浄剤組成物及び漂白剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固形の洗浄剤及び漂
白剤組成物に関し、美しい外観を有する組成物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】衣料用の固形の洗浄剤又は漂白剤組成物
は、衣類を白く仕上げるという目的から組成物ベース
は、白色であることが好ましいが、原料や製造工程の影
響で灰色や黄色に着色していたり、また、経時で着色、
変色することが多い。また、この他、酵素や漂白活性化
剤、香料などの好ましくない色を有する成分又は着色、
変色しやすい成分を配合することも多い。このような組
成物ベースや成分の好ましくない着色、変色に対して、
白度を向上させるために蛍光剤を配合する方法、白色化
剤を用いる方法(特表平8−507098号)、組成物
ベースを着色する方法(特開昭63−137997号、
特開平10−183181号)、又は、着色粒子を配合
する方法(特開昭52−49208号、特開平9−34
99号)などが提案されている。しかし、蛍光剤を配合
する方法では、蛍光剤を多く必要とし、蛍光ムラや色柄
物被洗物の色調が変化するという問題がある。白色剤を
用いる方法は、酵素などの有色物を酸化チタンなどで被
覆するもので、少量配合成分に適し、組成物ベースのよ
うな多量成分に使うのは、コストや製造面で問題があ
る。組成物ベースを着色する方法では、染料を多く必要
とするため、被洗物の染着の問題から使用できる染料が
限定される。着色粒子を配合する方法では、青色系の粒
子を用いてある程度の効果が得られているが、着色粒子
の単純な配合では充分な効果が得られず、改良が望まれ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記事情に
鑑みてなされたもので、組成物ベースや成分の好ましく
ない着色、変色に対して魅力的な外観を呈する組成物を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、特定の色調の組成物ベースに、特定の着色物を
配合すると組成物ベースの好ましくない着色が気になら
ず、さらに、マンセル色相間隔の特定の範囲から選ばれ
る2種以上の着色物を配合すると魅力的な外観を呈する
組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。即
ち、本発明は、着色物を配合した以下の1〜6の組成物
である。 1.視覚反射率のY値が80〜90又は、b値が5〜1
2の洗浄剤組成物ベースと着色物を含有する固形の洗浄
剤組成物。 2.着色物が、色相環1周を100で表わした場合の色
相間隔0〜2、6〜15又は25〜50の領域から選ば
れる2種以上の着色物である前記1に記載の組成物。 3.視覚反射率のY値が80〜90又は、b値が5〜1
2の漂白剤組成物ベースと着色物を含有する固形の漂白
剤組成物。 4.着色物が、色相環1周を100で表わした場合の色
相間隔0〜2、6〜15又は25〜50の領域から選ば
れる2種以上の着色物である前記3に記載の組成物。 5.蛍光剤を0.001〜0.3質量%未満含有する前
記1〜4に記載の組成物。 6.着色物の明度が4〜10、彩度が2〜16である前
記1〜5のいずれかに記載の組成物。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明についてさらに詳細
に説明する。本発明において、固形の洗浄剤及漂白剤組
成物とは、粒状組成物、タブレットやブリケットなどの
特定形状に成形した組成物、1回分使用量の粒状物を水
溶性のフィルムないしシートに個別包装した分包型組成
物又は、高分子基体でドウ状や粒状の組成物を成形した
シート状の組成物を意味する。洗浄剤組成物は、洗浄剤
又は、洗浄剤に漂白剤を含有する漂白洗浄剤組成物を意
味する。本発明で組成物ベースとは、組成物から着色物
を除いた部分のことである。
【0006】本発明に用いられる組成物ベースは、視覚
反射率のY値が80〜90又は、b値が5〜12であ
り、洗浄剤組成物の場合、好ましくは、Y値が80〜8
8、特に、80〜86又は、b値が7〜12、特に、9
〜12、漂白剤組成物の場合、好ましくは、Y値が82
〜90、特に、82〜88、又は、b値が7〜12、特
に、7〜10とすると顕著な効果が得られるので好適で
ある。本発明で、着色物が1種の場合、組成物ベースの
視覚反射率のY値が80〜90とき、着色物の色は、好
ましくは、紫色系、黄色系、特に、紫色系とすると好適
である。組成物ベースのb値が5〜12の場合も同様
に、着色物の色は、好ましくは、紫色系、黄色系、特
に、紫色系とすると好適である。
【0007】本発明では、着色物を2種以上配合すると
さらに効果が高まるので好ましい。この場合、色相環1
周を100(マンセル色空間)で表わした場合の色相間
隔0〜2、6〜15又は25〜50の領域から選ばれる
2種以上の着色物を用いる。色相間隔0の場合には、明
度や彩度が異なる2種以上の着色物を含有することを意
味し、その差は、2以上あることが好ましい。好ましく
は、色相間隔0〜2、6〜12又は28〜50、特に、
0〜1、6〜12又は30〜50の領域から選ばれる2
種以上の着色物を用いると好適である。3種以上の着色
物を配合する場合、少なくとも2種を組み合わせた1組
の着色物が前記関係を満たせばよい。色相間隔が上記関
係にある2種の着色物の配合比率は、好ましくは、1:
1〜1:4、特に1:2〜1:1である。1:1〜1:
4の範囲外では、充分な効果が得られないことがある。
【0008】本発明で使用できる着色物としては、染
料、顔料などの着色剤の粒子、それ自体でもよいが、好
ましくは、着色剤で組成物の成分又は、組成物ベースの
一部を着色したものである。着色物は、組成物ベースが
粒状の場合、形状は問わないが、組成物ベースとほぼ同
等の大きさであることが好ましく、粒状組成物の場合、
平均粒径100〜2000μm、好ましくは、100〜
1500μm、特に、200〜700μmが好適であ
る。組成物ベースが成形体やドウ状の場合、着色物の平
均粒径は、100〜3000μm、好ましくは、200
〜3000μm、特に、500〜2000μmが好適で
ある。
【0009】本発明で用いられる着色剤の染料として
は、アゾ染料、アントラキノン染料、インジゴイド染
料、フタロシアニン染料、カルボニウム染料、キノンイ
ミン染料、メチン染料、キノリン染料、ニトロ染料、ベ
ンゾキノン及びナフトキノン染料、ナフタルイミド染
料、ペリノン染料、などが挙げられる。顔料としては、
群青(ウルトラマリン)、コバルト青、ベンガラ、朱、
カドミウム赤、黄鉛などの無機顔料、アゾ系、トリフェ
ニルメタン系、キノリン系、アントラキノン系、フタロ
シアニン系などの有機顔料が挙げられる。
【0010】本発明で使用される着色剤は、前記の染
料、顔料の中で、被洗物を染色しない非染着性の着色剤
が好ましい。例えば、青色系では、青色1号(ブリリア
ントブルー)、青色2号(インジゴカルミン)、青色2
04号(カルバンスレンブルー)、青色403号(スダ
ンブルーB)、アシッドブルー14、アシッドブルー3
5、アシッドブルー62などの染料、青色404号(フ
タロシアニンブルー)、群ジョウ、紺ジョウ、セルリア
ンブルー、コバルトブルーなどの顔料が好適である。緑
色系では、アシッドグリーン40、緑色3号(ファスト
グリーン)などの染料、エメラルドグリーン、グリーン
レーキ、ビリジアン、コバルトグリーン、フタロシアニ
ングリーンなどの顔料が好適である。赤系では、赤色2
号(アマランス)、赤色3号(エリスロシン)、赤色1
02号(ニューコクシン)、赤色104号(フロキシ
ン)、赤色105号(ローズベンガル)、赤色106号
(アシッドレッド)などの染料、リソールレッド、ベン
ガラ、クロムバーミリオン、ボンマルーンなどの顔料が
好適である。黄色系では、黄色4号(タートラジン)、
黄色5号(サンセットイエロー)などの染料、コバルト
エロー、ストロンチウムエロー、バリウムエロー、ハン
ザエローなどの顔料が好適である。紫色系では、ブリリ
アントバイオレットBなどの染料、バイオレットレー
キ、コバルトバイオレット、マルスバイオレット、マン
ガンバイオレットなどの顔料が好適である。
【0011】本発明では、前記着色剤が1種又は2種以
上組み合わせて使用される。組成物中への着色剤の配合
量は、10−6〜1質量%、好ましくは、10−4〜1
質量%である。組成物中への着色物の配合量は、0.0
5〜5質量%、好ましくは、0.2〜3質量%、特に、
0.3〜2質量%とすると好適である。着色物の配合量
が0.05質量%未満では、充分な効果が得られないこ
とがあり、また、5質量%を越えると効果が飽和するの
で経済的でない。
【0012】洗浄剤組成物の場合、組成物中に、蛍光剤
を0.001〜0.3質量%未満、好ましくは、0.0
01〜0.2%、特に、0.005〜0.2質量%含有
すると本発明の効果を増強するので好適である。蛍光剤
は、組成物全体に均一に含まれていてもよいが、組成物
ベースに含有されていることが好ましい。蛍光剤として
は、ビス(トリアジニルアミノ)スチルベンジスルホン
酸誘導体、ビス(スルホスチリル)ビフェニル塩[チノ
パールCBS]などが単独又は併用して使用できる。
【0013】本発明では、特に、シート状組成物の場
合、着色物を配合することにより、魅力的な外観を呈し
たものとなる。シート状組成物は、洗浄剤組成物および
漂白剤組成物から選ばれる少なくとも1種以上を含有し
てなる組成物ベースの薄層の片面、好ましくは、両面
に、水溶性基体からなる薄層を積層してなるシート状組
成物である。組成物ベースは、ドウ状、粒状のいずれで
もよいが、好ましくは、ドウ状である。シートの厚さは
0.05〜5mm、好ましくは0.1〜4mmとされ
る。厚さが0.05mm未満であると、例えばシート状
組成物を複数枚積層して容器に充填した場合に、シート
状組成物を1枚ずつ容器から取り出し難くなったりする
場合がある。5mmをこえると、使用量を調節するため
にシート状組成物を破いて使用する場合に不都合であ
る。
【0014】水溶性基体としては、水溶性フィルム、水
溶性高分子繊維からなる不織布もしくは織布、又は、水
溶性フィルムと水溶性高分子繊維からなる不織布もしく
は織布の積層基体が好ましい。材料の具体例としては、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、プルラ
ン、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、ポリメタク
リル酸、ポリイタコン酸、ポリエチレンオキシド、ポリ
ビニルメチレンエーテル、キサンタンガム、グアーガ
ム、コラーゲン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリアクリル酸
ソーダ、澱粉、寒天、カゼイン等が例示される。これら
の材料は1種単独で用いてもよく、2種以上を併用して
もよい。特にポリビニルアルコール或いはマレイン酸や
イタコン酸で変性されたポリビニルアルコールが好まし
い。水溶性基体の厚さは、0.005〜1mm、好まし
くは、0.01〜0.1mm、特に、0.01〜0.0
5mmとすると好適である。
【0015】本発明で使用される組成物ベースには、界
面活性剤、ビルダー、漂白剤、漂白活性化剤、その他の
成分が適宜配合できる。洗浄剤組成物の場合、界面活性
剤は、10〜50質量%、好ましくは、15〜40質量
%、特に15〜35質量%、ビルダーは、5〜60質量
%、好ましくは、10〜60質量%、特に、10〜50
質量%含まれるように配合することが望ましい。前記洗
浄剤組成物に、漂白剤を0.1〜10質量%、好ましく
は、0.5〜5質量%、漂白活性化剤を0.1〜5質量
%、好ましくは、0.5〜3質量%配合して、漂白洗浄
剤組成物とすることができる。漂白剤組成物の場合、漂
白剤は、10〜80質量%、好ましくは、30〜80質
量%、特に、40〜70%、界面活性剤は、0〜30質
量%、好ましくは、0.5〜30質量%、特に0.5〜
20質量%、漂白活性化剤は、0〜20質量%、好まし
くは、0.1〜20質量%、特に、0.5〜10質量
%、アルカリ剤は、0〜70質量%、好ましくは、10
〜60質量%、特に20〜50質量%配合することが望
ましい。漂白剤として、過炭酸ナトリウム、過ほう酸ナ
トリウムなどの過酸化物が使用でき、好ましくは、ホウ
酸、ホウ酸塩、ケイ酸塩などの被覆剤で被覆した過炭酸
ナトリウム、過ほう酸ナトリウムなどである。漂白活性
化剤としては、漂白性能を向上させるアルカノイルオキ
シベンゼンスルホン酸またはその塩、アルカノイルオキ
シ安息香酸またはその塩、テトラアセチルエチレンジア
ミンなどが好ましい。
【0016】前記界面活性剤としては、アニオン界面活
性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性
界面活性剤等があげられる。アニオン界面活性剤として
は、具体的には、例えば炭素数8〜16のアルキル基を
有する直鎖又は分岐鎖のアルキルベンゼンスルホン酸
塩、炭素数10〜20のアルキル硫酸(AS)塩又はア
ルケニル硫酸塩、炭素数10〜20のα−オレフィンス
ルホン酸(AOS)塩、炭素数10〜20のアルカンス
ルホン酸酸、炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアル
キル基若しくはアルケニル基を有し、平均0.5〜8モ
ルのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチ
レンオキサイド又はエチレンオキサイド/プロピレンオ
キサイド=0.1/9.9〜0.9/0.1の比で付加
したアルキルエーテル硫酸(AES)塩、又はアルケニ
ルエーテル硫酸塩、炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖
のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均0.5
〜8モルのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド又はエチレンオキサイド/プロ
ピレンオキサイド=0.1/9.9〜9.9/0.1の
比で付加したアルキルエーテルカルボン酸塩又はアルケ
ニルエーテルカルボン酸塩、炭素数10〜20のアルキ
ルグリセリルエーテルスルホン酸のようなアルキル多価
アルコールエーテル硫酸塩、炭素数10〜20の高級脂
肪酸塩、炭素数8〜20の飽和又は不飽和α−スルホ脂
肪酸(α−SF)塩又はそのメチル、エチルもしくはプ
ロピルエステルなどが例示できる。好ましくは、例え
ば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(LAS)のアル
カリ金属塩(例えば、ナトリウム又はカリウム塩等)
や、AOS、α−SF、AESのアルカリ金属塩(例え
ば、ナトリウム又はカリウム塩等)、高級脂肪酸のアル
カリ金属塩(例えば、ナトリウム又はカリウム塩等)な
どを挙げることができる。
【0017】前記ノニオン界面活性剤としては、例え
ば、以下のものを挙げることができる。 (1)ポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニ
ル)エーテル 例えば炭素数6〜22、好ましくは8〜18の脂肪族ア
ルコールに、炭素数2〜4のアルキレンオキシドを平均
3〜30モル、好ましくは5〜25モル付加したポリオ
キシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル。
この中でも、ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケ
ニル)エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンアルキル(又はアルケニル)エーテルが好適であ
る。ここで使用される脂肪族アルコールとしては、第1
級アルコールや、第2級アルコールが使用される。ま
た、そのアルキル基は、分岐鎖を有していてもよい。好
ましい脂肪族アルコールとしては、第1級アルコールが
使用される。 (2)ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)
フェニルエーテル。
【0018】(3)脂肪酸アルキルエステルアルコキシ
レート 長鎖脂肪酸アルキルエステルのエステル結合間にアルキ
レンオキシドが付加した、例えば、以下の式で示される
脂肪酸アルキルエステルアルコキシレート。R1 CO
(OA)n OR2 (R1 COは、炭素数6〜2
2、好ましくは8〜18の脂肪酸残基を表わす。OA
は、エチレンオキシド、プロピレンオキシド等の炭素数
2〜4、好ましくは2〜3のアルキレンオキシドの付加
単位を表わす。nは、アルキレンオキシドの平均付加モ
ル数を示し、一般に3〜30、好ましくは5〜20の数
である。R2は、炭素数1〜3の置換基を有してもよ
い、低級アルキル基を表す。) (4)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル。 (5)ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル。 (6)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル。 (7)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油。 (8)グリセリン脂肪酸エステル。 (9)脂肪酸アルカノールアミド。
【0019】上記のノニオン界面活性剤の中でも、融点
が40℃以下、好ましくは5〜35℃で、HLBが9〜
16、好ましくは10〜15のポリオキシエチレンアル
キル(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンアルキル(又はアルケニル)エー
テル、脂肪酸メチルエステルにエチレンオキシドが付加
した脂肪酸メチルエステルエトキシレートが特に好適で
ある。
【0020】前記カチオン界面活性剤としては、例え
ば、以下のものを挙げることができる。 (1)ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル型4級アンモニウ
ム塩 ジステアリルジメチルアンモニウム塩や、ジ水添牛脂ア
ルキルジメチルアンモニウム塩、ジ水添牛脂アルキルベ
ンゼンメチルアンモニウム塩、ジステアリルメチルベン
ジルアンモニウム塩、ジステアリルメチルヒドロキシエ
チルアンモニウム塩、ジステアリルメチルヒドロキシプ
ロピルアンモニウム塩、ジステアリルジヒドロキシエチ
ルアンモニウム塩、ジオレイルジメチルアンモニウム
塩、ジココナッツアルキルジメチルアンモニウム塩など
が挙げられる。また、Xとしてのハロゲンの具体例とし
ては、塩素原子、臭素原子等が挙げられる。
【0021】(2)モノ長鎖アルキルトリ短鎖アルキル
型4級アンモニウム塩 ラウリルトリメチルアンモニウム塩や、ステアリルトリ
メチルアンモニウム塩、水添牛脂アルキルトリメチルア
ンモニウム塩、水添牛脂アルキルベンゼンジメチルアン
モニウム塩、ステアリルジメチルベンジルアンモニウム
塩、ステアリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム
塩、ステアリルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウ
ム塩、ステアリルトリヒドロキシエチルアンモニウム
塩、オレイルトリメチルアンモニウム塩、ココナッツア
ルキルトリメチルアンモニウム塩などが挙げられる。
【0022】(3)テトラ短鎖アルキル型4級アンモニ
ウム塩 テトラメチルアンモニウムクロライド、テトラエチルア
ンモニウムクロライド、テトラブチルアンモニウムブロ
マイド、テトラブチルアンモニウムヒドロキサイドテト
ラブチルアンモニウムハイドロゲンサルフェート、ベン
ジルトリメチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリ
メチルアンモニウムハイドロキサイド、ベンジルトリエ
チルアンモニウムクロライド、ベンジルトリブチルアン
モニウムブロマイド、ベンジルトリブチルアンモニウム
クロライド、トリメチルフェニルアンモニウムクロライ
ドなどが挙げられる。 (4)トリ長鎖アルキルモノ短鎖アルキル型4級アンモ
ニウム塩 トリラウリルメチルアンモニウムクロライド、トリステ
アリルメチルアンニウムクロライドトリオレイルメチル
アンモニウムクロライド、トリココナッツアルキルメチ
ルアンモニウムクロライドなどが挙げられる。
【0023】前記両性界面活性剤としては、例えば以下
のものを挙げることができる。 (1)ベタイン類 ラウリン酸アミドプロピルベタインや、ステアリン酸ア
ミドエチルベタイン等が挙げられる。 (2)イミダゾリン誘導体類 2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシ
エチルイミダゾリニウムベタインや、N−ヤシ油脂肪酸
アシル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチル
エチレンジアミンナトリウム等が挙げられる。 (3)リン酸塩型リン酸塩型 レシチン(ホスファチジルコリン)が好ましい。
【0024】なお、本発明における界面活性剤は、通
常、単独又は二種以上を組み合わせて用いる。また、カ
チオン界面活性剤および両性界面活性剤は、高温で処理
すると変質する。例えば、80℃以上の条件ではカチオ
ン臭、アンモニア臭を発生しながら分解し、他の化合物
に変化する。従って、製造工程で80℃以上で処理する
工程、例えば、この化合物を含有するスラリーを80℃
以上で噴霧乾燥するような工程は避けなければならな
い。
【0025】本発明で用いられるビルダーとしては、無
機及び有機ビルダーがあげられる。前記無機ビルダーと
しては、たとえば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重
炭酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリ
ウム、珪酸ナトリウム、結晶性層状珪酸ナトリウム、非
結晶性層状珪酸ナトリウムなどのアルカリ性塩、硫酸ナ
トリウム等の中性塩、オルソリン酸塩、ピロリン酸塩、
トリポリリン酸塩、メタリン酸塩、ヘキサメタリン酸
塩、フィチン酸塩等のリン酸塩、結晶性アルミノ珪酸
塩、無定形アルミノ珪酸塩が挙げられる。前記無機ビル
ダーの中では、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、珪酸ナ
トリウム、亜硫酸ナトリウム、層状珪酸塩、アルミノ珪
酸ナトリウムが好ましい。
【0026】前記有機ビルダーとしては、たとえば、ニ
トリロトリ酢酸塩、エチレンジアミンテトラ酢酸塩、β
−アラニンジ酢酸塩、アスパラギン酸ジ酢酸塩、メチル
グリシンジ酢酸塩、イミノジコハク酸塩等のアミノカル
ボン酸塩;セリンジ酢酸塩、ヒドロキシイミノジコハク
酸塩、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸塩、ジ
ヒドロキシエチルグリシン塩等のヒドロキシアミノカル
ボン酸塩;ヒドロキシ酢酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、
グルコン酸塩等のヒドロキシカルボン酸塩;ピロメリッ
ト酸塩、ベンゾポリカルボン酸塩、シクロペンタンテト
ラカルボン酸塩等のシクロカルボン酸塩;カルボキシメ
チルタルトロネート、カルボキシメチルオキシサクシネ
ート、オキシジサクシネート、酒石酸モノまたはジサク
シネート等のエーテルカルボン酸塩;ポリアクリル酸、
アクリル酸−アリルアルコール共重合体、アクリル酸−
マレイン酸共重合体、ヒドロキシアクリル酸重合体、多
糖類−アクリル酸共重合体等のアクリル酸重合体および
共重合体;マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、テトラ
メチレン1,2−ジカルボン酸、コハク酸、アスパラギ
ン酸等の重合体または共重合体;デンプン、セルロー
ス、アミロース、ペクチン等の多糖類酸化物やカルボキ
シメチルセルロース等の多糖類;ポリエチレングリコー
ル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の
非解離高分子化合物等があげられる。これらの有機ビル
ダーの中では、クエン酸塩、アミノカルボン酸塩、ポリ
アクリル酸塩、およびアクリル酸−マレイン酸共重合
体、が好ましい。前記ビルダーは、通常、単独又は2種
以上を混合して用いられる。前記無機又は有機のビルダ
ーの中で、A型、P型、X型、Y型のゼオライト、ポリ
アクリル酸塩、アクリル酸とマレイン酸の共重合物等を
特に好ましいものとして挙げることができる。
【0027】また本発明において、その他の任意成分と
して通常洗浄剤及び漂白性組成物に配合される以下のよ
うなものを配合することができる。 (1)酵素:リパーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、ア
ミラーゼなど。 (2)帯電防止剤:ジアルキル型4級アンモニウム塩な
どのカチオン界面活性剤など。 (3)表面改質剤:微粉炭酸カルシウム、微粉ゼオライ
ト、顆粒状ゼオライト、ポリエチレングリコールなど。 (4)再汚染防止剤:カルボキシメチルセルロースなど
のセルロース誘導体など。 (5)増量剤:硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、塩化ナ
トリウムなど。 (6)還元剤:亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウムな
ど。 (7)香料類
【0028】本発明の粒状洗浄剤組成物は、以下の方法
によって得ることが出来る。界面活性剤、ビルダー等の
原料粉末及びバインダー成分を捏和した後、押出機で押
し出して造粒する押し出し造粒法、前記押し出し造粒
物、または、捏和した後、得られた固形物を破砕して造
粒する捏和・破砕造粒法、又は、原料粉末にバインダー
成分を添加し攪拌羽根で攪拌して造粒する攪拌造粒法、
或いは、原料粉末を転動させつつバインダー成分を噴霧
して造粒する転動造粒法等が挙げられる。前記原料粉末
としては界面活性剤の粉体化物や洗剤ビルダーを組み合
わせて用いることもできるし、必要に応じて予め界面活
性剤やビルダーの一部又は全部に水を加えてスラリーを
調製し、常法に従ってスプレー乾燥し、乾燥粉としたも
のを用いてもよい。この他、水分15%以下の界面活性
剤の濃縮物や界面活性剤の酸型前駆体をアルカリ粉体で
ドライ中和して得られるものを原料として使用すること
もできる。これらの方法によって得られた洗剤粒子は、
前記粒度範囲になるように必要に応じて造粒後に篩を通
し、粒度分布を調整する。蛍光剤は、好ましくは、予
め、アニオン界面活性剤の水性スラリーやノニオン界面
活性剤等の液体成分と混合するか、又は、噴霧乾燥用の
水性スラリーに混合して配合する。前記の洗剤粒子に着
色物を混合するか、又は、洗剤粒子の一部を着色するこ
とにより、本発明の組成物を製造できる。粒状洗浄剤組
成物の嵩密度としては、0.6〜1.2g/mL、好ま
しくは0.7〜1.0、特に、0.7〜0.9g/mL
が好適である。
【0029】タブレット洗浄剤組成物は、前記の粒状洗
浄剤組成物に、崩壊剤を混合後、打錠機で圧縮成形する
ことにより製造できる。タブレット洗浄剤組成物の嵩密
度としては、0.9〜1.6g/mL、好ましくは1.
0〜1.5g/mL、さらに好ましくは1.2〜1.4
g/mLである。本発明で使用される崩壊剤粒子は、高
膨潤性の崩壊剤と低膨潤性の崩壊剤を組み合わせてもよ
い。ここで言う高膨潤性とは、膨潤性が10mL/g以
上のものを指し、低膨潤性とは10mL/g未満のもの
を意味する。高膨潤性の崩壊剤としては架橋型カルボキ
シメチルセルロース(商品名:Ac−di−sol、F
MCコーポレーション社製)、カルボキシメチルセルロ
ースカルシウム(商品名:E.C.G−505、ニチリ
ン化学(株)製)などが挙げられ、低膨潤性の崩壊剤と
しては粉末セルロース(商品名:KCフロック、日本製
紙(株)製)、結晶性セルロース(商品名:アビセル、
旭化成(株)製)、架橋型ポリビニルピロリドン(商品
名:ポリプラスドン、ISP社製)などが挙げられる。
高膨潤性崩壊剤/低膨潤性崩壊剤は、好ましくは、3/
7〜7/3の比率の範囲で用いる。特に好ましくは、4
/6〜6/4の比率の範囲で用いる。高膨潤性の崩壊剤
と低膨潤性の崩壊剤を組み合わせた崩壊剤粒子の平均粒
子径は、好ましくは、250〜1000μm、特に、3
55〜710μmが好適である。
【0030】シート状の組成物は、例えば、多段ロール
を用いてドウ状の組成物を水溶性高分子フィルムで夾
み、連続的にシート状に成形する方法や成形可能な高分
子と成分を混合し、シート状に成形する方法などで製造
できる。
【0031】分包型組成物は、ポリビニルアルコールや
カルボキシメチルセルロースなどの水溶性のフィルムな
いしシートに、前記の方法で得た粒状組成物を個別包装
したものである。例えば、特開平5−9900号公報記
載の包装体が好適に使用できる。
【0032】以下に本発明の好適な実施の態様を示す。 1.視覚反射率のY値が80〜90又は、b値が5〜1
2の洗浄剤組成物ベースと紫色系、又は黄色系の着色物
を含有することを特徴とする固形の洗浄剤組成物。 2.視覚反射率のY値が80〜90又は、b値が5〜1
2の粒状洗浄剤組成物ベースと紫色系、又は黄色系の着
色物を含有することを特徴とする粒状洗浄剤組成物。 3.視覚反射率のY値が80〜90又は、b値が5〜1
2の粒状洗浄剤組成物ベースと紫色系、又は黄色系着色
物を含有することを特徴とするタブレット洗浄剤組成
物。 4.視覚反射率のY値が80〜90又は、b値が5〜1
2の洗浄剤組成物ベースと着色物を含有することを特徴
とするシート状の洗浄剤組成物。 5.視覚反射率のY値が80〜90又は、b値が5〜1
2の粒状洗浄剤組成物ベースと着色物を含有することを
特徴とする分包型の洗浄剤組成物。 6.視覚反射率のY値が80〜90又は、b値が5〜1
2の粒状漂白剤ベースと紫色系、赤色系、又は黄色系着
色物を含有することを特徴とする粒状漂白洗浄剤組成
物。 7.視覚反射率のY値が80〜90又は、b値が5〜1
2の漂白剤組成物ベースと紫色系、赤色系、又は黄色系
の着色物を含有することを特徴とする固形の漂白剤組成
物。 8.視覚反射率のY値が80〜90又は、b値が5〜1
2の粒状漂白剤組成物ベースと紫色系、赤色系、又は黄
色系の着色物を含有することを特徴とする粒状漂白剤組
成物。 9.視覚反射率のY値が80〜90又は、b値が5〜1
2の粒状漂白剤組成物ベースと紫色系、赤色系、緑色系
又は黄色系の着色物を含有することを特徴とするタブレ
ット漂白剤組成物。 10.視覚反射率のY値が80〜90又は、b値が5〜
12の漂白剤組成物ベースと着色物を含有することを特
徴とするシート状の漂白性組成物。 11.視覚反射率のY値が80〜90又は、b値が5〜
12の粒状漂白剤組成物ベースと着色物を含有すること
を特徴とする分包型漂白性組成物。 12.視覚反射率のY値が80〜90又は、b値が5〜
12の洗浄剤組成物ベースと、色相環1周を100で表
わした場合の色相間隔0〜2、6〜15又は25〜50
の領域から選ばれる2種以上の着色物とを含有すること
を特徴とする固形の洗浄剤組成物。 13.視覚反射率のY値が80〜90又は、b値が5〜
12の漂白剤組成物ベースと、色相環1周を100で表
わした場合の色相間隔0〜2、6〜15又は25〜50
の領域から選ばれる2種以上の着色物とを含有すること
を特徴とする固形の漂白剤組成物。 14.蛍光剤を0.001〜0.3質量%未満含有する
前記1〜13のいずれかに記載の組成物。 15.着色物の明度が4〜10、彩度が2〜16である
前記1〜14のいずれかに記載の組成物。 16.着色物が、酵素、漂白剤、漂白活性化剤、香料か
ら選ばれる1種又は2種以上の成分を含有する前記1〜
15のいずれかに記載の組成物。 17.着色物が、組成物ベースの一部である前記1〜1
6のいずれかに記載の組成物。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、組成物ベースや成分の
好ましくない着色、変色に対して、魅力的な外観を呈す
る組成物を提供できる。界面活性剤などの色調の悪い組
成物ベースや成分も使用できるようになり、コスト削減
や組成の自由度拡大につながる。特に、洗浄剤組成物に
おいては、蛍光剤の配合量も低減できる。また、単調な
色調の組成物ベースに魅力的な外観を付与し、商品価値
を高めることができる。
【0034】次に、本発明を実施例により詳しく説明す
るが、本発明はこれら実施例によつて限定されるもので
はない。
【実施例】<使用原料> LAS−K:直鎖アルキル(炭素数10〜14)ベンゼ
ンスルホン酸カリウム(ライオン(株)製) LAS−Na:直鎖アルキル(炭素数10〜14)ベン
ゼンスルホン酸ナトリウム(ライオン(株)製) AOS−K:炭素数14〜18のアルキル基をもつα−
オレフィンスルホン酸カリウム(ライオン(株)製) AOS−Na:炭素数14〜18のアルキル基をもつα
−オレフィンスルホン酸ナトリウム(ライオン(株)
製) SF−K:炭素数14〜16のアルキル基をもつα−ス
ルホ脂肪酸メチルエステルのカリウム塩(ライオン
(株)製) SF−Na:炭素数12〜18のアルキル基をもつα−
スルホ脂肪酸メチルエステルのナトリウム塩(ライオン
(株)製) 石鹸:炭素数12〜18のアルキル基をもつ脂肪酸ナト
リウム(ライオン(株)製) AS−Na:炭素数10〜18のアルキル基を持つアル
キル硫酸ナトリウム塩(三洋化成工業(株)製 サンデ
ットLNM) AE1:POE(15)ラウリルエーテル(ライオン化
学(株)製) AE2:POE(9)アルキル(炭素数12〜15)エ
ーテル(ライオン化学(株)製) 炭酸ナトリウム:炭酸ナトリウム(旭硝子(株)製) 炭酸カリウム:炭酸カリウム(旭硝子(株)製) 亜硫酸塩:亜硫酸ナトリウム(神州化学(株)製) 硫酸ナトリウム:中性無水芒硝(日本化学(株)製) 層状珪酸塩:結晶性層状ケイ酸ナトリウム (ヘキスト
社製SKS−6) 非晶質ケイ酸−Na:非晶質ケイ酸ナトリウム(日本化
学(株)製) 結晶性ゼオライト:A型ゼオライト (水澤化学(株)
製 シルトンB) 非晶質ゼオライト:非晶質ゼオライト(水澤化学(株)
製) 過炭酸ナトリウム:被覆化過炭酸ナトリウム(三菱瓦斯
化学(株)製 SPC−D)、 過炭酸ナトリウム含量
約64質量%、平均粒径760μm 漂白活性化剤:デカノイルオキシベンゼンカルボン酸を
約70質量%含有する棒状粒子(ライオン(株)製)
【0035】PEG:ポリエチレングリコール(ライオ
ン化学(株)製 PEG1000) ポリカルボキシレート:アクリル酸/マレイン酸コポリ
マーのナトリウム塩(日本触媒工業(株)製 TL−3
00) PVA:アニオン変性ポバール((株)クラレ製) 蛍光剤:4,4’−ビス(2−スルホスチリル)ビフェ
ニルジナトリウム(チバスペシャリティケミカルズ社製
チノパールCBS−X) 酵素A:カンナーゼ12T(ノボ・ノルディスク・バイ
オインダストリー(株)製) 酵素B:カンナーゼ24T(ノボ・ノルディスク・バイ
オインダストリー(株)製) 酵素C:デュラザイム8.0T(ノボ・ノルディスク・
バイオインダストリー(株)製) その他少量成分:消泡・抑泡剤、水分、不純物等
【0036】(実施例1)原料カラー60のLAS−N
a(原料カラーは、10%水溶液の透過率Tを日立製作
所(株)製分光光度計U−3000にて測定し、(−l
ogT)×10より求めた値)を用い、蛍光剤の配合
量を変えて以下の組成の粒状洗剤Xを調製した。この粒
状洗剤Xに着色粒子を所定量添加し、その外観を目視に
て判定した。外観の判定は、10人のパネラーにより、
以下の評価法により目視判定を行ない、その合計点によ
って判断した(表1)。 <粒状洗剤Xの組成> 成分 配合量(質量%) LAS−Na 12 SF−Na 10 SF−K 1 石鹸 5 ゼオライト 20 蛍光剤 表1の値 香料A(表5) 0.12 炭酸ナトリウム バランス 合計 100 <粒状洗剤Xの物性> 平均粒径 530μm 嵩密度 0.81g/ml Y値 85
【0037】 <組成物外観の評価> 各人の評点 10人の合計点による評価 非常に好ましい 5点 40点以上 ◎ やや好ましい 4点 35点〜40点 ○ どちらともいえない 3点 25点〜35点 △ やや好ましくない 2点 25点以下 × 非常に好ましくない 1点
【0038】<着色粒子(着色物)>着色粒子は、群ジ
ョウ、セルリアンブルー、コバルトブルー、エメラルド
グリーン、コバルトグリーン、赤色102号(ニューコ
クシン)、コバルトエロー、ブリリアントバイオレット
B、マンガンバイオレットを1種又は2種以上混合して
使用し、所定の色相のものを調製した。なお、表1中に
用いた着色粒子の色相は、JIS8721に従い、標準
色表との比較により求めた。着色粒子C〜Iは粒状洗剤
Xの一部を着色することにより調製した。 着色粒子A、B、B2の平均粒径は、それぞれ 525
μm、630μm、570μm
【0039】粒子の色相間隔は、色相環1周を100で
表わした場合、基本色相(R,Y,G,B,P)と補色
色相(BG,PB,RP,YR,GY)を用いて、以下
の式により計算した値の差として、算出される。但し、
この差Dが50を越えた場合には、100−Dを色相間
隔とする。 色相 aR : a bYR : 10+b cY : 20+c dGY : 30+d eG : 40+e fBG : 50+f gB : 60+g hPB : 70+h iP : 80+i jRP : 90+j 記号 色 R :赤 Y :黄 G :緑 B :青 P :紫 YR :黄赤 GY :黄緑 BG :青緑 PB :青紫 RP :赤紫
【0040】
【表1】
【0041】(実施例2)以下の粒状洗剤Y、粒状漂白
洗剤Z、粒状漂白剤Wに、それぞれ実施例1の着色粒子
を所定量配合して、粒状組成物を調製し、実施例1と同
様の評価を行った。評価結果を表2に示す。なお、組成
物ベースの色調を調整するため、組成物に使用した界面
活性剤は、漂白の程度を低くしたもの又は、組成物ベー
スを熱劣化させたものを使用した。着色粒子A〜B2
は、実施例1と同様のもの、着色粒子C、D,Gは、前
記組成物の一部を着色することにより調製した。
【0042】<粒状洗剤Y> 成分 配合量(質量%) LAS−Na 20 AOS−Na 15 AE1 3 石鹸 2 ゼオライト 20 蛍光剤 0.05 香料B(表5) 0.15 炭酸ナトリウム バランス 合計 100 <粒状洗剤Yの物性> 平均粒径 550μm 嵩密度 0.83g/ml
【0043】<粒状漂白洗剤Z> 成分 配合量(質量%) LAS−Na 15 AOS−Na 10 石鹸 4 ゼオライト 25 過炭酸ナトリウム 4 漂白活性化剤 1 蛍光剤 0.2 香料C(表5) 0.16 炭酸ナトリウム バランス 合計 100 <粒状漂白洗剤Zの物性> 平均粒径 520 嵩密度 0.79g/ml
【0044】<粒状漂白剤W> 成分 配合量(質量%) 過炭酸ナトリウム 49 漂白活性化剤 5 AE2 0.01 酵素C 0.3 香料E(表6) 0.1 炭酸ナトリウム バランス 合計 100 <粒状漂白剤Wの物性> 平均粒径 650μm 嵩密度 0.85g/ml
【0045】
【表2】
【0046】(実施例3)以下のシート状組成物ベース
に、それぞれ着色粒子を所定量配合して、粒状組成物を
調製し、実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表
3に示す。なお、組成物ベースの色調を調整するため、
組成物に使用した界面活性剤は、漂白の程度を低くした
もの又は、組成物ベースを熱劣化させたものを使用し
た。なお、着色粒子A〜B2は、実施例1と同様のも
の、着色粒子J〜Lは、硫酸ナトリウム造粒物(平均粒
径600μm)を群ジョウ、黄色4号により調製した。 <着色粒子> 色相 明度/彩度 着色粒子 J 青色 7.2PB 5/10 着色粒子 K 緑色 5.3G 8/6 着色粒子 L 水色 7.0PB 8.5/4
【0047】<シート状洗剤>以下に示した割合で洗剤
成分と所定の着色粒子、蛍光剤をダルトン社製万能混合
機に仕込み、均一なドウ状洗剤組成物を調製した。つい
で、このドウ状洗剤組成物を互いに相反する方向に回転
するよう設計されたステンレス製ローラーの間に挿入
し、2mmの厚さにロール成形した後、50×80mm
に切断して薄層とした。ついで、以下のようにして製造
した不織布をこの薄層の両面に積層、一体化してシート
状洗剤とした。 <不織布の製造>イタコン酸変性ポリビニルアルコール
(重合度1800、ケン化度98モル%、変性率2モル
%)とポリビニルアルコール(重合度400、ケン化度
88モル%)とを各々95重量%と5重量%になるよう
に90℃のDMSOに窒素雰囲気下で溶解し、紡糸原液
とした。この紡糸原液を孔径0.08mm、孔数500
のノズルを通し、メタノール70重量%とDMSO 3
0重量%からなる3℃の固化液中に湿式紡糸した。この
固化糸に5.0倍の湿延伸を施こし、メタノール液に浸
漬して固化糸篠中のDMSOを抽出洗浄し、鉱物油系油
剤を付与し、100℃で乾燥し、ついで215℃で全延
伸倍率が13倍となるよう乾熱延伸した。この繊維をス
テープル化し、カードにかけ目付30g/mのウエッ
ブを作り、これに温度190℃、線圧60kg/cm処
理時間1秒以下の熱圧着条件で熱カレンダーロール処理
を施こし、25g/m、厚さ1mmの不織布とした。
【0048】<シート状洗剤ベースの組成> 成分 質量% AE2 30 LAS−Na 5 AS−Na 2 AOS−K 1 SF−Na 1 石鹸 2 炭酸ナトリウム 15 炭酸カリウム 2 層状珪酸塩 3 結晶性ゼオライト 15 非晶質ゼオライト 3 ポリカルボキシレート 4 亜硫酸塩 1 PEG 2 蛍光剤 表3の値 香料A(表5) 0.1 その他少量成分 バランス
【0049】
【表3】
【0050】(実施例4)以下の組成物ベースを用い
て、捏和・破砕造粒法により粒状洗剤(平均粒径800
μm、嵩密度約0.8g/mL)を調製し、粒状洗剤9
2部、崩壊剤(セルロース)8部と所定量の着色粒子を
混合して、粒子混合物を調製した。次いで該粒子混合物
37gを直径45mmの打錠金型に入れ、単発打錠機
(N60E:岡田精工)で室温25℃にて打錠して、成
形直後のタブレット強度が50N前後となるように成形
した。タブレット洗浄剤組成物の密度はいずれも1.2
〜1.4g/mLの範囲内であった。このようにして得
たタブレット洗浄剤組成物について、実施例1と同様の
評価を行った。評価結果を表4に示す。組成物ベースの
色調を調整するため、組成物に使用した界面活性剤は、
漂白の程度を低くしたもの又は、組成物ベースを熱劣化
させたものを使用した。なお、着色粒子A〜B2は、実
施例1と同様のもの、着色粒子C〜Iは、実施例1に示
した粒状洗剤の一部を着色することにより調製した。
【0051】 成分 配合量(質量%) LAS−K 17 LAS−Na 1 AOS−K 13 SF−Na 1 石鹸 1 AE1 4 結晶性ゼオライト 20 蛍光剤 表4の値 香料D(表5) 0.2 水分 9 炭酸ナトリウム バランス 合計 100
【0052】
【表4】
【0053】
【表5】
【0054】
【表6】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】視覚反射率のY値が80〜90又は、b値
    が5〜12の洗浄剤組成物ベースと着色物を含有するこ
    とを特徴とする固形の洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】視覚反射率のY値が80〜90又は、b値
    が5〜12の洗浄剤組成物ベースと、色相環1周を10
    0で表わした場合の色相間隔0〜2、6〜15又は25
    〜50の領域から選ばれる2種以上の着色物とを含有す
    ることを特徴とする固形の洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】視覚反射率のY値が80〜90又は、b値
    が5〜12の漂白剤組成物ベースと着色物を含有するこ
    とを特徴とする固形の漂白剤組成物。
  4. 【請求項4】視覚反射率のY値が80〜90又は、b値
    が5〜12の漂白剤組成物ベースと、色相環1周を10
    0で表わした場合の色相間隔0〜2、6〜15又は25
    〜50の領域から選ばれる2種以上の着色物とを含有す
    ることを特徴とする固形の漂白剤組成物。
  5. 【請求項5】蛍光剤を0.001〜0.3質量%未満含
    有する請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
  6. 【請求項6】着色物の明度が4〜10、彩度が2〜16
    である請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
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