JP2002525420A - 顆粒化法 - Google Patents

顆粒化法

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JP2002525420A
JP2002525420A JP2000572319A JP2000572319A JP2002525420A JP 2002525420 A JP2002525420 A JP 2002525420A JP 2000572319 A JP2000572319 A JP 2000572319A JP 2000572319 A JP2000572319 A JP 2000572319A JP 2002525420 A JP2002525420 A JP 2002525420A
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マッティアス・ズンダー
マルクス・ゼムラウ
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Abstract

(57)【要約】 界面活性剤を含有する流動性成分をガス媒体で発泡させることによって得られる界面活性剤の発泡体を、顆粒化助剤として使用することからなる新規な顆粒化法が開示されている。この界面活性剤の発泡体は、10mm未満、好ましくは5mm未満、特に2mm未満の平均孔サイズを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は界面活性剤顆粒の製造方法に関する。具体的には、本発明は、噴霧乾
燥工程の使用を減少させるかまたは噴霧乾燥工程を使用せずに、完全な洗濯洗剤
および洗浄製品組成物、または洗濯洗剤および洗浄製品組成物の界面活性剤成分
または界面活性剤顆粒を製造することを可能にする方法に関する。
【0002】 (背景技術) 顆粒状の洗濯洗剤および洗浄製品組成物またはその成分は、ほとんどが噴霧乾
燥によって製造されている。噴霧乾燥法においては、界面活性剤やビルダーなど
の成分を約35〜50重量%の水と混合して水性懸濁液(スラリーとして知られ
る)を生成させ、このスラリーを噴霧乾燥塔において熱ガス流中に噴霧すること
により、洗濯洗剤および洗浄製品の粒子を生成させる。この方法のための装置お
よびこの方法の実施の両方は、高コストになる。この理由は、約5〜10重量%
の残留水分含量を有する粒子を得るために、スラリー中の水の大部分を蒸発させ
なければならないためである。さらに、噴霧乾燥によって製造された顆粒は優れ
た溶解性を示すのが普通であるが、これらは低い嵩密度を有しており、これが比
較的高い梱包容量ならびに輸送および貯蔵容量を導く。また、噴霧乾燥した顆粒
の流動性は、その不規則な表面構造のゆえに最適とは言えず、この構造はその視
覚的な外観にも影響を及ぼす。噴霧乾燥法は多くの他の欠点を有しているので、
噴霧乾燥を全く用いずに洗濯洗剤および洗浄製品の製造を行うという試み、また
は少なくとも最終製品中の噴霧乾燥生成物の分率を最少にするという試みが、少
なからず行われていた。
【0003】 例えば、W.Hermann de Groot、I.Adami、G.F.Morettiの「最新の洗剤粉末の製
造」[Hermann de Groot Academic Publisher, Wassenaar, 1995, p.102以降]は
、洗濯洗剤および洗浄製品を製造するための種々の混合法および顆粒化法を記載
している。これらの方法は、プレミックスした固体を、液体成分の添加により顆
粒化し、この顆粒を、所望によりその後の乾燥にかけるという共通の特徴を有し
ている。
【0004】 また、特許文献において、洗濯洗剤および洗浄製品の塔以外での製造に関する
広範囲の従来技術が存在する。特に、種々の条件下で運転される種々の装置、種
々の顆粒化助剤およびミキサーに導入した固体に対するその適用法、ならびに、
顆粒化の課程において観察される物理条件を伴う成分の組合わせに関連して、多
数の出版物を見ることができる。
【0005】 例えば、欧州特許EP 642576[ヘンケル(Henkel)]は、連続して配置さ
れた2つのミキサー/グラニュレーターにおける2段階の顆粒化を記載しており
、ここでは、使用する構成成分の全体量を基準に40〜100重量%の固体およ
び液体の構成成分を、第1の低速グラニュレーターにおいて予備顆粒化し、この
予備顆粒化された生成物を、第2の高速グラニュレーターにおいて、もしあれば
残りの構成成分と混合し、顆粒に変換する。ここで、次の方法パラメーターが観
察される:第1ミキサーにおいて2〜7m/秒の周辺速度で0.5〜10分間の
顆粒化、第2ミキサーにおいて8〜35m/秒の周辺速度で0.1〜30(0.5
〜2)秒間の顆粒化;第2の顆粒化段階に入るときの予備顆粒化生成物の温度は
30〜60℃。
【0006】 欧州特許EP 560802(Henkel)の教示によれば、750〜1000g/
Lの嵩密度を持ち、界面活性剤を含有するゼオライト顆粒を、水、界面活性剤お
よび(コ)ポリマー性カルボキシレートの混合物を顆粒化助剤として使用すること
によって製造することができる(ここで、顆粒化液体の界面活性剤含量は、少な
くとも10重量%である)。この文献の教示によれば、顆粒化液体は、噴霧ノズ
ルから供給される。
【0007】 欧州特許出願公開EP-A-0402111[プロクター・アンド・ギャンブル(
Procter & Gamble)]は、界面活性剤顆粒を製造するための顆粒化法であって、界
面活性剤、水および所望による微細粉末を混合してペーストにし、このペースト
を、高速ミキサーにおいて、「脱凝集剤」(微細に分割した粉末)の添加によって
顆粒化することからなる方法を開示している。
【0008】 欧州特許出願公開EP-A-0508543[Procter & Gamble]は、界面活性剤
の酸を過剰のアルカリで中和して、少なくとも40重量%の濃度の界面活性剤ペ
ーストを生成させ、次いでこのペーストを調整および顆粒化し、この顆粒をドラ
イアイスまたは液体窒素で直接冷却することからなる方法を開示している。
【0009】 また、後に固体吸収剤に適用され、洗濯洗剤組成物またはその成分を与える界
面活性剤混合物が、欧州特許265203[ユニレバー(Unilever)]に記載されて
いる。この文献に開示されている液体の界面活性剤混合物は、80重量%までの
量のアルキルベンゼンスルホン酸またはアルキル硫酸のナトリウムまたはカリウ
ム塩、80重量%までの量のエトキシル化非イオン性界面活性剤、および10重
量%以下の水を含有する。
【0010】 また、同様の界面活性剤混合物が、先の欧州特許EP211493[Unilever]
に記載されている。この文献の教示によれば、噴霧適用のための界面活性剤混合
物は、40〜92重量%の界面活性剤混合物および8〜60重量%の水を含有す
る。この界面活性剤混合物は、少なくとも50%のポリアルコキシル化された非
イオン性界面活性剤およびイオン性界面活性剤からなる。
【0011】 欧州特許EP 772674[Henkel KGaA]は、噴霧乾燥によって界面活性剤顆
粒を製造するための方法を記載しており、ここでは、陰イオン性界面活性剤の酸
および高濃度のアルカリ溶液を別々にガス媒体に暴露し、多成分ノズルにおいて
混合し、中和し、そして熱ガス流中に噴霧することによって噴霧乾燥する。次い
で、このようにして得た微細分割された界面活性剤粒子をミキサー中で凝集させ
て、400g/L以上の嵩密度を有する顆粒を生成させる。
【0012】 本発明の目的は、噴霧乾燥工程の使用を減少させるかまたは噴霧乾燥工程を使
用せずに、洗濯洗剤および洗浄製品のための界面活性剤顆粒の製造を可能にする
方法を提供することであった。ここで提供される方法は、広範囲の使用に適する
ものであるべきであり、使用しうる固体および顆粒化液体に関する限り、できる
だけ制限が少ないものであるべきであり、その一方で、エネルギー消費性の水の
蒸発という欠点を実質的に回避しているものであるべきである。
【0013】 (発明の開示) このような種々の目的は、界面活性剤を含有する流動性成分を、ガス媒体への
曝露によって発泡させて、顆粒化助剤として働く発泡体を形成させることからな
る混合および顆粒化の方法において達成される。即ち、本発明は、界面活性剤を
含有する流動性成分をガス媒体に曝露することからなる界面活性剤顆粒の製造方
法であって、界面活性剤を含有する流動性成分をガス媒体によって発泡させ、次
いで、得られた界面活性剤の発泡体を、ミキサーに導入された固体床に適用する
ことを含んでなる方法を提供するものである。
【0014】 通常の顆粒化液体の使用と比較すると、本発明の方法の処方は、大きな利点を
有する。通常の顆粒化液体の代わりに「顆粒化発泡体」を使用することにより、
固体床の液体分布がさらに均一になる。固体床の粒子がより効率的に湿潤し、顆
粒を形成させるために全体としてより少ない顆粒化液体が必要になるので、次の
乾燥工程を省くことができる。さらに別の利点は、得られる顆粒のより均一な粒
子サイズ分布であるが、これは、顆粒化発泡体の使用が過剰の凝集および塊の形
成を妨げることによる。さらに、ほこり分画および微細分画がより効率的に結合
されるので、所望の粒子サイズ範囲(約400〜1600μm)内の顆粒の収率が
、通常の液体顆粒化と比較して大きく改善される。微粒化または噴霧しなければ
ならない顆粒化液体を用いる通常の顆粒化とは対照的に、本発明の方法は、さら
に相当に高い粘度の顆粒化液体を、技術的に問題なく使用することも可能にする
。この詳細を後記で説明する。本明細書において、「流動性」なる用語は、測定
可能な粘度を有する成分、即ち、外部容器がなければ寸法的に安定しない成分に
当てはまる。従って、本明細書の意味で「流動性」である液体は、特に、20,
000mPas以下の粘度を有する液体である。
【0015】 (発明を実施するための最良の形態) 本発明において使用する「発泡体」なる用語は、液体、半液体または高粘稠の
気泡壁によって囲まれたガス充填された球体または多面体の気泡(孔)構造を意味
する。
【0016】 均一分散分布の発泡体を形成するガスの容量濃度が74%未満であるときには
、ガス気泡は、界面張力の表面減少作用のゆえに球体である。この最密球体充填
の限界を超えると、気泡は、約4〜600nm厚みの外皮によって囲まれた多面
体ラメラに変形する。節点によって結合した気泡壁は、凝集性の構造を形成する
。発泡体ラメラは気泡壁の間に広がる(独立気泡の発泡体)。発泡体ラメラが破壊
されたとき、またはそれらが発泡の終了時に気泡壁中に流れ戻ったときに、連続
気泡の発泡体が得られる。表面積を減らすことによって表面エネルギーを取り戻
すことができるので、発泡体は熱力学的に不安定である。従って、本発明の発泡
体の安定性、従ってその存在は、その自己破壊を防止しうる程度に依存する。
【0017】 発泡体を生成させるために、ガス媒体を、界面活性剤を含有する流動性成分に
吹込むか、または、このガス雰囲気中での液体の激しい掻混ぜ、振盪、噴霧導入
または撹拌によって発泡を達成することができる。比較的容易な発泡を与え、比
較的容易に制御および実施することができるので、ガス媒体の吹込みによる発泡
生成(「ガス導入」)が、本発明において、他の方法よりも明らかに好ましい。所
望の方法に従って、ガス導入を、有孔プレート、焼結ディスク、篩挿入物、ベン
チュリノズルまたは他の通常の系によって連続的または断続的に行う。
【0018】 発泡のためのガス媒体として、あらゆる所望のガスまたはガス混合物を使用す
ることができる。当分野で使用されるガスの例は、窒素、酸素、希ガスおよび希
ガス混合物、例えばヘリウム、ネオン、アルゴンおよびこれらの混合物、二酸化
炭素などである。コストの理由から、本発明の方法は、ガス媒体として空気を用
いて実施するのが好ましい。発泡させる成分が酸化に対して安定であるなら、ガ
ス媒体は、完全にまたは部分的にオゾンからなることもでき、これにより、発泡
させる界面活性剤含有の流動性成分中の酸化分解性の不純物または変色を排除す
ることができるか、またはこれら成分の微生物繁殖を防止することができる。
【0019】 本発明の方法は、界面活性剤を含有する流動性成分から発泡体を生成させる工
程、ならびに、次いでこの発泡体をミキサー中で動いている固体床に添加する工
程(ここで、発泡体は顆粒化助剤として働く)という独立した成分工程を包含する
。第1の成分工程において生成させる界面活性剤発泡体の成分を、以下に説明す
る。
【0020】 界面活性剤を含有する流動性成分は、陰イオン性、非イオン性、双性イオン性
または陽イオン性界面活性剤の群からの界面活性物質を含有する。経済的な理由
から、および性能スペクトルのゆえに、陰イオン性界面活性剤が特に好ましい。
界面活性剤を含有する流動性成分の界面活性剤含量は、広範囲に変化することが
できる。本発明によれば、界面活性剤を含有する流動性成分が、陰イオン性およ
び/または非イオン性および/または陽イオン性および/または両性界面活性剤
からなる群からの1またはそれ以上の界面活性剤を、それぞれの場合に界面活性
剤成分を基準に、20〜100重量%、好ましくは50〜95重量%、特に60
〜90重量%の量で含有する方法が好ましい。上記のように、界面活性剤を含有
する流動性成分が、陰イオン性界面活性剤を、それぞれの場合に界面活性剤成分
を基準に、10〜90重量%、好ましくは20〜85重量%、特に30〜80重
量%の量で含有する本発明の方法の態様が好ましい。
【0021】 使用する陰イオン性界面活性剤は、例えば、スルホネート型およびスルフェー
ト型のものである。 スルホネート型の好ましい界面活性剤は、C9-13アルキルベンゼンスルホネー
ト、オレフィンスルホネート、即ちアルケンスルホネートおよびヒドロキシアル
カンスルホネートの混合物、ならびに、例えば末端または内部二重結合を有する
12-18モノオレフィンから、三酸化イオウガスによるスルホン化およびその後
のスルホン化生成物のアルカリ性または酸性加水分解によって得られるジスルホ
ネートである。他の適当なスルホネート型の界面活性剤は、C12-18アルカンか
ら、例えばスルホクロロ化またはスルホ酸化およびその後の加水分解または中和
によってそれぞれ得られるアルカンスルホネートである。さらに、α-スルホ脂
肪酸のエステル(エステルスルホネート)、例えば水素化ヤシ油、パーム核油また
は獣脂脂肪酸のα-スルホン化メチルエステルも同じように適する。 本発明によれば、界面活性剤を含有する流動性成分が、アルキルベンゼンスル
ホン酸のアルカリ金属塩を、それぞれの場合に界面活性剤成分を基準に、20〜
90重量%、好ましくは30〜85重量%、特に40〜80重量%の量で含有す
る方法が好ましい。
【0022】 別の適当な陰イオン性界面活性剤は、スルフェート化脂肪酸グリセロールエス
テルである。脂肪酸グリセロールエステルとは、モノエステル、ジエステル、ト
リエステルおよびこれらの混合物であり、これらは、1〜3モルの脂肪酸による
モノグリセロールのエステル化によって、または0.3〜2モルのグリセロール
によるトリグリセリドのエステル交換によって得られる。好ましいスルフェート
化脂肪酸グリセロールエステルは、6〜22個の炭素原子を含む飽和脂肪酸のス
ルフェート化生成物である。その例は、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、
ミリスチン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸またはベヘン酸のスル
フェート化生成物である。
【0023】 好ましいアルキル(アルケニル)スルフェートは、C12-18脂肪アルコール(例え
ば、ヤシ油脂肪アルコール、獣脂脂肪アルコール、ラウリル、ミリスチル、セチ
ルまたはステアリルアルコール)またはC10-20オキソアルコールの硫酸モノエス
テルならびに同じ鎖長の第二アルコールの対応するモノエステルのアルカリ金属
塩、特にナトリウム塩である。他の好ましいアルキル(アルケニル)スルフェート
は、石油化学に基づいて製造された合成の直鎖アルキル鎖を含み、かつ、脂肪化
学原料に基づく対応する化合物と同様の分解特性を有する、上記鎖長のスルフェ
ートである。洗剤の観点からは、C12−16アルキルスルフェートおよびC12−15 アルキルスルフェート、さらにC14−15アルキルスルフェートが好ましい。さら
に、2,3-アルキルスルフェート[これは、例えば米国特許US3234258
またはUS5075041に従って製造することができ、DANの名称でシェ
ル・オイル・カンパニー(Shell Oil Company)の製品として市販されている]が適
当な陰イオン性界面活性剤である。
【0024】 また、1〜6モルのエチレンオキシドでエトキシル化された直鎖または分岐鎖
のC7−21アルコール、例えば、平均して3.5モルのエチレンオキシド(EO)を
含む2-メチル分岐したC9−11アルコールまたは1〜4個のEOを含むC12−18 脂肪アルコールの硫酸モノエステルも適している。これらの高い発泡挙動のゆえ
に、これらは、洗浄製品において、比較的少量でのみ、例えば1〜5重量%の量
で使用される。
【0025】 別の適当な陰イオン性界面活性剤には、アルキルスルホコハク酸の塩が含まれ
る。これは、スルホスクシネートまたはスルホコハク酸エステルとも呼ばれ、ス
ルホコハク酸とアルコール、好ましくは脂肪アルコール、より具体的にはエトキ
シル化脂肪アルコールとのモノエステルおよび/またはジエステルである。好ま
しいスルホスクシネートは、C8−18脂肪アルコール基またはその混合物を含有
する。特に好ましいスルホスクシネートは、エトキシル化脂肪アルコール(これ
は、それ自体が非イオン性界面活性剤である;その説明については後記を参照)
に由来する脂肪アルコール基を含有する。脂肪アルコール基が、狭い同族体分布
を有するエトキシル化脂肪アルコールに由来するスルホスクシネートが特に好ま
しい。また、好ましくはアルキル(アルケニル)鎖に8〜18個の炭素原子を含む
アルキル(アルケニル)コハク酸またはその塩を使用することもできる。
【0026】 他の適当な陰イオン性界面活性剤は、特に石鹸である。適当な石鹸には、飽和
脂肪酸の石鹸(例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、水素化エルカ酸およびベヘン酸の塩)、ならびに、特に天然の脂肪酸(例えば
、ヤシ油、パーム核油または獣脂脂肪酸)から導かれる石鹸混合物が含まれる。
【0027】 陰イオン性界面活性剤(石鹸を含む)は、そのナトリウム、カリウムまたはアン
モニウム塩の形態で、および有機塩基(例えば、モノ、ジまたはトリエタノール
アミン)の可溶性塩として存在することができる。好ましくは、陰イオン性界面
活性剤は、そのナトリウムまたはカリウム塩の形態で、特にそのナトリウム塩の
形態にある。
【0028】 陰イオン性界面活性剤の選択において、制限条件は観察されず、配合は自由で
ある。しかし、好ましい態様においては、界面活性剤成分は、得られる顆粒の全
重量を基準に、0.2重量%を超える石鹸含量を有する。特に好ましい方法にお
いては、界面活性剤を含有する流動性成分は、石鹸を、それぞれの場合に界面活
性剤成分を基準に、1〜30重量%、好ましくは2〜25重量%、特に5〜20
重量%の量でさらに含有する。
【0029】 使用するのに好ましい陰イオン性界面活性剤は、通常はアルキルベンゼンスル
ホネートおよび脂肪アルコールスルフェートであり、好ましい界面活性剤顆粒は
、それぞれの場合に顆粒の重量を基準に、5重量%以上、好ましくは15重量%
以上、特に25重量%以上のアルキルベンゼンスルホネートおよび/または脂肪
アルコールスルフェートを含有する。
【0030】 陰イオン性界面活性剤の他に、非イオン性界面活性剤が最も重要な界面活性化
合物である。陰イオン性界面活性剤に加えて、またはその代わりに、界面活性剤
を含有する流動性成分は、非イオン性界面活性剤を含有することができる。界面
活性剤を含有する流動性成分が、非イオン性界面活性剤を、それぞれの場合に界
面活性剤成分を基準に、1〜100重量%、好ましくは2〜70重量%、特に5
〜30重量%の量で含有する方法が好ましい。
【0031】 使用する非イオン性界面活性剤は、好ましくは、アルコキシル化(有利にはエ
トキシル化)した、特に第一アルコールであり、好ましくは8〜18個の炭素原
子およびアルコール1モルあたりに平均して1〜12モルのエチレンオキシド(
EO)を含むアルコールである。このアルコール基は、直鎖または好ましくは2
位においてメチル分岐していてよく、あるいは、オキソアルコール基に普通に存
在する混合物の形態で直鎖の基およびメチル分岐した基を含有していてよい。し
かし、12〜18個の炭素原子を含む天然起源のアルコール(例えば、ヤシ油、
パーム油、獣脂またはオレイルアルコール)に由来する直鎖基ならびにアルコー
ル1モルあたりに平均して2〜8個のEOを含有するアルコールエトキシレート
が特に好ましい。好ましいエトキシル化アルコールには、例えば、3EOまたは
4EOを含むC12-14アルコール、7EOを含むC9-11アルコール、3EO、5
EO、7EOまたは8EOを含むC13-15アルコール、3EO、5EOまたは7
EOを含むC12-18アルコールおよびこれらの混合物(例えば、3EOを含むC12 -14 アルコールと5EOを含むC12-18アルコールの混合物)が含まれる。上記し
たエトキシル化度は統計学的平均値であり、特定の生成物に対して整数または端
数のいずれかでありうる。好ましいアルコールエトキシレートは狭い同族体分布
を有する(狭範囲のエトキシレート、NRE)。これらの非イオン性界面活性剤に
加えて、12以上のEOを含む脂肪アルコールを使用することもできる。その例
は、14EO、25EO、30EOまたは40EOを含む獣脂脂肪アルコールで
ある。
【0032】 アルコキシル化された非イオン性界面活性剤の使用が、本発明において好まし
い。界面活性剤を含有する流動性成分が、アルコキシル化(好ましくはエトキシ
ル化)された非イオン性界面活性剤を、それぞれの場合に界面活性剤成分を基準
に、20〜90重量%、好ましくは30〜85重量%、特に40〜80重量%の
量で含有する態様が有利である。特に、界面活性剤を含有する流動性成分が、エ
トキシル化された非イオン性界面活性剤として、C8-22脂肪アルコール、好まし
くはC12-20脂肪アルコール、特にC14-18脂肪アルコールと、1〜30モルのエ
チレンオキシド、好ましくは2〜20モルのエチレンオキシド、特に5〜10モ
ルのエチレンオキシドとの反応生成物を、それぞれの場合に界面活性剤成分を基
準に、10〜80重量%、好ましくは20〜75重量%、特に30〜70重量%
の量で含有する方法が好ましい。
【0033】 唯一の非イオン性界面活性剤として、または他の非イオン性界面活性剤と組合
わせて、好ましく使用される別の群の非イオン性界面活性剤は、例えば日本特許
出願JP58/217598に記載されているか、または、好ましくは国際特許
出願公開WO-A-90/13533に記載の方法によって製造される、アルコキ
シル化(好ましくは、エトキシル化またはエトキシル化およびプロポキシル化)し
た脂肪酸アルキルエステル(好ましくは、アルキル鎖に1〜4個の炭素原子を含
む)、特に脂肪酸メチルエステルである。
【0034】 有利に使用することができる別の群の非イオン性界面活性剤は、アルキルポリ
グリコシド(APG)である。使用しうるアルキルポリグリコシドは、一般式:R
O(G)z [式中、Rは、8〜22個(好ましくは、12〜18個)の炭素原子を含
む飽和または不飽和の直鎖または分岐鎖の脂肪族基(特に、2位でメチル分岐し
た脂肪族基)であり、Gは、5または6個の炭素原子を含むグリコース単位(好ま
しくは、グルコース)である]で示される。グリコシド化度zは、1.0〜4.0で
あり、好ましくは1.0〜2.0であり、特に1.1〜1.5である。
【0035】 直鎖アルキルポリグルコシド、即ち、ポリグリコシル基がグルコース基であり
、アルキル基がn-アルキル基であるアルキルポリグリコシドを使用するのが好
ましい。
【0036】 本発明の界面活性剤顆粒は、アルキルポリグリコシドを含有するのが好ましく
、その場合には、顆粒全体を基準に0.2重量%以上の顆粒中のAPG含量が好
ましい。特に好ましい界面活性剤顆粒は、0.2〜10重量%、好ましくは0.2
〜5重量%、特に0.5〜3重量%の量のAPGを含有する。
【0037】 アミンオキシド型の非イオン性界面活性剤、例えばN-ヤシ油アルキル-N,N-
ジメチルアミンオキシドおよびN-獣脂アルキル-N,N-ジヒドロキシエチルアミ
ンオキシド、ならびに、脂肪酸アルカノールアミド型の非イオン性界面活性剤も
適している。これら非イオン性界面活性剤の量は、好ましくは、エトキシル化脂
肪アルコールの量を超えることはなく、特にその量の半分を超えることはない。
【0038】 他の適当な界面活性剤は、以下の式(I)で示されるポリヒドロキシ脂肪酸アミ
ドである:
【化1】 [式中、RCOは、6〜22個の炭素原子を含む脂肪族アシル基であり、R
、水素、1〜4個の炭素原子を含むアルキルまたはヒドロキシアルキル基であり
、[Z]は、3〜10個の炭素原子および3〜10個のヒドロキシル基を含む直鎖
または分岐鎖のポリヒドロキシアルキル基である]。 このポリヒドロキシ脂肪酸アミドは既知の物質であり、通常は、アンモニア、ア
ルキルアミンまたはアルカノールアミンによる還元糖の還元的アミノ化、および
その後の脂肪酸、脂肪酸アルキルエステルまたは脂肪酸クロリドによるアシル化
によって得ることができる。
【0039】 また、ポリヒドロキシ脂肪酸アミドの群は、以下の式(II)で示される化合物を
も包含する:
【化2】 [式中、Rは、7〜12個の炭素原子を含む直鎖または分岐鎖のアルキルまたは
アルケニル基であり、Rは、2〜8個の炭素原子を含む直鎖、分岐鎖または環
式のアルキレン基またはアリーレン基であり、Rは、1〜8個の炭素原子を含
む直鎖、分岐鎖または環式のアルキル基またはアリール基またはオキシアルキル
基であり(C1-4アルキル基またはフェニル基が好ましい)、[Z]は、直鎖のポリ
ヒドロキシアルキル基(そのアルキル鎖は、少なくとも2個のヒドロキシル基で
置換されている)またはこのような基のアルコキシル化(好ましくは、エトキシル
化またはプロポキシル化)誘導体である]。
【0040】 [Z]は、還元された糖(例えば、グルコース、フルクトース、マルトース、ラ
クトース、ガラクトース、マンノースまたはキシロース)の還元的アミノ化によ
って得るのが好ましい。次いで、N-アルコキシまたはN-アリールオキシ置換さ
れた化合物を、例えば国際特許出願公開WO-A-95/07331の教示に従い
、アルコキシド触媒の存在下に脂肪酸メチルエステルと反応させることにより、
所望のポリヒドロキシ脂肪酸アミドに変換することができる。
【0041】 本発明に従って、界面活性剤を含有する流動性成分は、完全に1またはそれ以
上の界面活性剤からなり、従って非界面活性剤化合物を含まないものであること
ができる。しかし、本発明に従って、洗濯洗剤および洗浄製品の別の成分を、界
面活性剤成分中に導入することもできる。活性物質の他に、界面活性剤成分は、
その製造の結果として水を含有することができ、界面活性剤成分の発泡課程を最
適化するためまたは有利な粘度値を確立するために、この水を添加することもで
きる。しかし、好ましい方法においては、界面活性剤を含有する流動性成分は、
それぞれの場合に界面活性剤成分を基準に、20重量%未満、好ましくは15重
量%未満、特に10重量%未満の水を含有する。
【0042】 「少量」成分として特に知られる成分を、本発明の方法に従って、顆粒化液体
として使用する発泡体により、界面活性剤顆粒中に有利に導入することができる
。本発明の好ましい方法においては、界面活性剤を含有する流動性成分は、洗濯
洗剤および洗浄製品のさらなる成分、特に、錯化剤、ポリマー、光学増白剤、染
料、香料およびアルカリからなる群からの物質を含有する。界面活性剤を含有す
る流動性成分に添加するのが好ましいこれら少量成分を以下に説明する。
【0043】 発泡体の所望の性質に依存して、界面活性剤を含有する流動性成分の発泡を、
室温で、または冷却もしくは加熱しながら行うことができる。好ましい態様は、
発泡させる界面活性剤含有の流動性成分が、発泡前に、20〜120℃、好まし
くは30〜90℃、特に50〜75℃の温度を有するように行う。成分の選択に
より、界面活性剤成分の粘度を、広範囲に変化させることができる(より動きや
すい界面活性剤成分は、安定性に劣る発泡体を与えるのが普通である)。
【0044】 既に上記したように、通常の顆粒化法とは対照的に、高粘度の顆粒化液体をも
使用しうることが本発明の方法の利点である。即ち、本発明の方法においては、
粘度が100mPas以上である界面活性剤液体成分を使用することができるだ
けでなく、1,000mPas以上、さらに5,000mPas以上の粘度を有す
る液体成分も、本発明に従って発泡させることができ、問題なく「顆粒化発泡体
」の形態で顆粒化助剤として使用することができる。また、本発明の方法は、2
つの液体成分を使用するときであって、その混合物が高すぎる粘度を持つか、ま
たは混合時にゲル相を形成するときに特に重要である。この場合には、本発明に
従って、界面活性剤液体成分を発泡させることができ、この発泡体を、別の液体
成分から生成させた発泡体と混合し、後に顆粒化発泡体として使用することがで
きる。これに関連して、第2の液体成分に界面活性剤を含有させることは絶対的
に必要な訳ではないが、発泡体の安定性の理由からこれが好ましいであろう。こ
の手段によって、微細な孔の発泡にとって粘度が高すぎる混合物全体の問題が、
うまく回避される。
【0045】 界面活性剤を含有する流動性成分を、ガス媒体によって発泡体に発泡させる。
液体およびガス媒体を、互いに対して異なる量または割合で使用することができ
る。処理上の観点から、発泡させる液体の量を基準に、少なくとも20容量%の
量でそれぞれの場合にガス媒体を使用して、発泡体を生成させるのが好ましい。
【0046】 即ち、例えば1L(リットル)の界面活性剤成分を発泡させるときには、少なく
とも200mlのガス媒体を用いて発泡を行うのが好ましい。好ましい方法にお
いては、ガス媒体の量は上記の値よりも相当に高く、発泡に使用するガスの量が
、発泡させる液体の容量の1〜300倍、好ましくは5〜200倍、特に10〜
100倍である方法が好ましい。既に上記したように、ここで使用されるガス媒
体は空気であるのが好ましい。しかし、他のガスまたはガス混合物を発泡に使用
することもできる。例えば、空気または酸素に富む空気を、発泡に使用する前に
、オゾン発生器に通すのが好ましいこともある。このようにして、例えば0.1
〜4重量%のオゾンを含むガス混合物を調製することができる。次いで、この発
泡ガスのオゾン含量は、発泡させる液体中の望ましくない構成成分の酸化分解を
導く。特に、部分的に変色した陰イオン性界面活性剤の酸の場合には、オゾンの
混合によって有意の淡色化効果を得ることができる。
【0047】 従って、上に例示のために挙げた界面活性剤成分1Lを発泡させるために、1
〜300L、好ましくは5〜200L、特に10〜100Lの空気を使用するの
が好ましい。
【0048】 一方において発泡させる液体の温度により、また、他方においてガス媒体の温
度により、得られる発泡体の温度を制御することができる。本発明の方法の好ま
しい態様においては、得られる発泡体は、115℃以下、好ましくは20〜80
℃、特に30〜70℃の温度を有する。
【0049】 次の処理工程において顆粒化助剤として使用する生成した発泡体を、他の物理
的パラメーターによって特徴付けることができる。例えば、この発泡体は、0.
80g/cm以下、好ましくは0.10〜0.60g/cm、特に0.30〜
0.55g/cmの密度を有するのが好ましい。さらに、この発泡体は、10
mm以下、好ましくは5mm以下、特に2mm以下の平均孔サイズを有するのが
好ましい。
【0050】 上記した温度、密度および平均孔サイズの物理的パラメーターは、生成時の発
泡体を特徴付ける。しかし、発泡体が、ミキサーに添加されたときにも上記基準
を満たすように、本方法の処方を選択するのが好ましい。
【0051】 これに関連して、発泡体が、ミキサーへの添加時に上記基準の1つまたは2つ
だけを満たす方法処方も可能である。しかし、発泡体がミキサー中に導入された
ときに、温度および密度および孔サイズが上記の範囲内にあるのが好ましい。
【0052】 生成の後、発泡体を、ミキサーに導入された固体床に適用し、ここで、それが
顆粒化助剤として働く。この処理段階は、後記で詳しく説明するように、極めて
多種多様の混合および顆粒化装置のいずれかにおいて行うことができる。ミキサ
ーに導入された固体床は、洗濯洗剤および洗浄製品において使用される全ての物
質を含有することができる。このようにして、最終的な洗濯洗剤および洗浄製品
を、本発明の方法によって製造することができる。しかし、通常は洗濯洗剤およ
び洗浄製品のある種の成分を顆粒化の段階に包含させず、顆粒化手段の機械的作
用のもとで、これらの成分が、互いとの望ましくない反応を起こすのを防止する
。後の段階まで、即ち、顆粒化の後まで、得られた界面活性剤顆粒に添加されな
いのが普通である成分には、例えば、漂白剤、漂白活性化剤、酵素および発泡抑
制剤が含まれる。
【0053】 好ましくは、本発明に従って製造される界面活性剤顆粒は、界面活性剤に加え
て、後の洗濯洗剤および洗浄製品において活性物質として働く物質を含有する。
即ち、好ましい方法においては、ミキサーに導入される固体床は、ビルダー、特
にアルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属硫酸塩およびアルカリ金属ケイ酸塩、ゼオ
ライトおよびポリマーからなる群からの1またはそれ以上の物質を含有する。
【0054】 洗剤性の物質に加えて、ビルダーが最も重要な洗濯洗剤および洗浄製品の成分
である。本発明の方法における固体床は、洗濯洗剤および洗浄製品に普通に使用
されるあらゆるビルダーを含有することができる。即ち、具体的にはゼオライト
、ケイ酸塩、炭酸塩、有機コビルダー、さらにリン酸塩(その使用が環境学的に
否定されないとき)を含有することができる。
【0055】 適当な結晶性の層状ケイ酸ナトリウムは、一般式:NaMSix2x+1・yH2 O[式中、Mはナトリウムまたは水素であり、xは1.9〜4の数であり、yは0
〜20の数である:好ましいxの値は2、3または4である]で示される。この
ような結晶性の層状ケイ酸塩は、例えば、欧州特許出願公開EP-A-01645
14に記載されている。上記の式で示される好ましい結晶性の層状ケイ酸塩は、
Mがナトリウムであり、xが2または3の値であるケイ酸塩である。特に、β-
およびδ-二ケイ酸ナトリウム(Na2Si25・yH2O)が好ましい。β-二ケイ
酸ナトリウムは、例えば、国際特許出願公開WO-A-91/08171に記載さ
れた方法によって得られる。
【0056】 Na2O:SiO2モジュラスが1:2〜1:3.3、好ましくは1:2〜1:
2.8、特に1:2〜1:2.6であり、遅延溶解性であり、二次的な洗浄特性を
有する、無定形ケイ酸ナトリウムを使用することもできる。通常の無定形ケイ酸
ナトリウムと比較したときの溶解の遅延は、種々の方法、例えば表面処理、コン
パウンド化、圧縮または過剰乾燥によって得ることができる。本発明において、
「無定形」なる用語は、「X線無定形」をも包含するものと解される。このこと
は、X線回折実験において、これらケイ酸塩が、結晶性物質に典型的な鋭いX線
反射を生じることはなく、せいぜい、数度単位の回折角の幅を有する1またはそ
れ以上の散乱X線の最大値を与えることを意味する。しかし、ケイ酸塩の粒子が
電子回折実験において湾曲しているかまたは鋭い回折最大値を与えるときに、特
に良好なビルダー特性を達成することができる。このことは、この生成物が10
〜数百nm(最大で50nmまで、より具体的には最大で20nmまでの値が好
ましい)の大きさの微結晶性領域を有しているものと解することができる。この
ようないわゆるX線無定形ケイ酸塩(これらは、通常の水ガラスと比較して遅延
して溶解する)は、例えば、ドイツ特許出願公開DE-A-4400024に記載
されている。圧縮された無定形ケイ酸塩、コンパウンド化された無定形ケイ酸塩
および過剰乾燥されたX線無定形ケイ酸塩が特に好ましい。
【0057】 使用される微結晶性の合成ゼオライト(結合水を含む)は、好ましくはゼオライ
トAおよび/またはゼオライトPである。ゼオライトPとしては、ゼオライトM
AP[Crosfieldからの市販製品]が特に好ましい。しかし、ゼオライトXなら
びにA、Xおよび/またはPの混合物も適している。例えば、ゼオライトXおよ
びゼオライトAの共結晶物(約80重量%のゼオライトX)が市販されており、本
発明において使用するのに適する。この共結晶物は、VEGOBOND AXの名称でCON
DEA Augusta S.p.A.から市販されており、以下の式によって示すことができる:
【化3】 nNa2O・(1−n)K2O・Al23・(2−2.5)SiO2・(3.5−5.5)H2
【0058】 適当なゼオライトは、10μm未満の平均粒子サイズ[容量分布;クールター
・カウンター(Coulter Counter)法によって測定]を持ち、好ましくは18〜22
重量%、特に20〜22重量%の結合水を含有する。
【0059】 広く知られているリン酸塩も、もちろん、その使用が環境学的な理由から避け
るべきでないときには、ビルダー物質として使用することができる。オルトリン
酸、ピロリン酸、および特にトリポリリン酸のナトリウム塩が特に適している。
【0060】 使用することができる有機ビルダー物質は、例えば、ナトリウム塩の形態で使
用しうるポリカルボン酸、例えばクエン酸、アジピン酸、コハク酸、グルタル酸
、酒石酸、糖酸、アミノカルボン酸、ニトリロ三酢酸(NTA)(その使用が環境
学的な理由から否定されないとき)、およびこれらの混合物である。好ましい塩
は、ポリカルボン酸の塩、例えばクエン酸、アジピン酸、コハク酸、グルタル酸
、酒石酸、糖酸およびこれらの混合物の塩である。
【0061】 ミキサーに導入される固体床は、コンパウンド化された原料(即ち、それ自体
が先の工程の最終生成物である成分)を含有することもできる。顆粒化されたか
、圧縮されたか、または押出された原料の他に、噴霧乾燥されたベース粉末も、
ミキサーに導入される固体床の適当な構成成分である。これらの噴霧乾燥された
ベース粉末は、界面活性剤を含まないもの(例えば、コンパウンド化されたポリ
マー)であることができるが、好ましくは界面活性剤を含有する。この種の噴霧
乾燥ベース粉末を使用するときには、ミキサーに導入される固体床は、ミキサー
に導入される固体を基準に、好ましい態様においては、噴霧乾燥ベース粉末(好
ましくは、界面活性剤を含有する噴霧乾燥ベース粉末)を、10〜80重量%、
好ましくは15〜70重量%、特に20〜60重量%の量で含有する。
【0062】 発泡体の添加および混合手段の作用により、界面活性剤顆粒を発泡させる。界
面活性剤の発泡体を、ミキサーに導入した固体床に、1:100〜9:1、好ま
しくは1:30〜2:1、特に1:20〜1:1の発泡体:固体の重量比で適用
することからなる本発明の方法が好ましい。好ましい量の顆粒化助剤(界面活性
剤の発泡体)を用いて、最適の顆粒化の結果が得られる。
【0063】 上記したように、本発明の方法は、多数の通常の混合および顆粒化装置におい
て実施することができる。本発明の方法の実施に適するミキサーの例は、シリー
ズRまたはRVのエイリッチ(Eirich)ミキサー[Maschinenfabrik Gustav Eiri
ch, Hardheimの商標]、シューギ(Schugi)Flexomix、フカエ(Fukae)FS-G
ミキサー[Fukae Powtech, Kogyo Co., 日本の商標]、レーディゲ(Loedige)F
M、KMおよびCBミキサー[Loedige Maschinenbau GmbH, Paderbomの商標]な
らびにシリーズTまたはK-Tのドライス(Drais)ミキサー[Drais-Werke GmbH,
Mannheimの商標]である。本発明の方法のいくつかの好ましい態様を以下に記載
する。
【0064】 例えば、2〜7m/秒の周辺速度の低速ミキサー/グラニュレーターにおいて
本発明の方法を実施することができ、またそれが好ましい。界面活性剤の発泡体
を、ミキサーに導入した固体床に、0.5〜10分間、好ましくは1〜7分間、
特に2〜5分間の時間で適用する。
【0065】 また、好ましい態様においては、界面活性剤の発泡体を、8〜35m/秒の周
辺速度の高速ミキサー/グラニュレーターにおいて、ミキサーに導入した固体床
に、0.1〜30秒間、好ましくは10秒間まで、特に0.5〜2秒間の時間で添
加することができる。
【0066】 2つの上記した態様は、それぞれの場合に1つのミキサーを使用することを説
明するが、本発明に従い、2つのミキサーを互いに組合わせることもできる。例
えば、第1の低速ミキサー/グラニュレーターにおいて、界面活性剤の発泡体を
、動かしている固体床に適用して、使用する構成成分の全体量を基準に40〜1
00重量%の固体および液体の構成成分を予備顆粒化し、第2の高速ミキサー/
グラニュレーターにおいて、第1工程からの予備顆粒化生成物を、所望により残
りの固体および/または液体の構成成分と混合し、顆粒に変換する方法が好まし
い。この態様の場合には、第1のミキサー/グラニュレーター中の界面活性剤の
発泡体を、固体床に適用し、この混合物を予備顆粒化する。第1ミキサーに導入
される固体床および発泡体の組成は、使用する構成成分の全体量を基準に、40
〜100重量%、好ましくは50〜90重量%、特に60〜80重量%の固体お
よび液体の構成成分が予備顆粒化生成物中に存在するように選択する。次いで、
この予備顆粒化した生成物を、第2ミキサーにおいて、さらに別の固体と混合し
、さらに別の液体成分の添加によって顆粒化して最終の界面活性剤顆粒を得る。
本発明によれば、第2工程における液体の構成成分も、ノズルを用いて液体形態
で適用せずに、その代わりに発泡体の形態で顆粒化助剤(顆粒化液体)として使用
することができ、またそれが好ましい。第2ミキサーにおいて適用される発泡体
の組成は、第1ミキサーにおいて使用される発泡体の組成とは異なっていること
ができるので、第2の高速ミキサー/グラニュレーターにおいて、第1段階にお
いて使用した発泡体とは組成が異なっていてもよい界面活性剤発泡体の添加によ
り、第1段階からの予備顆粒化生成物を顆粒化して、最終の顆粒を同様に得るこ
とからなる上記の方法が好ましい。
【0067】 また、低速/高速ミキサーの上記の順序を、本発明に従って逆にすることがで
きる。これにより、第1の高速ミキサー/グラニュレーターにおいて、界面活性
剤の発泡体を、動かしている固体床に適用して、使用する構成成分の全体量を基
準に40〜100重量%の固体および液体の構成成分を予備顆粒化し、第2の低
速ミキサー/グラニュレーターにおいて、第1段階からの予備顆粒化した生成物
を、所望により残りの固体および/または液体の構成成分と混合し、顆粒に変換
することからなる本発明の方法が得られる。
【0068】 この態様の場合には、上記したことが同じように適用できるので、ここでも、
第2の低速ミキサー/グラニュレーターにおいて、第1段階において使用した発
泡体とは組成が異なっていてもよい界面活性剤発泡体の添加により、第1段階か
らの予備顆粒化生成物を顆粒化して、最終の顆粒を同様に得ることからなる方法
が好ましい。
【0069】 本発明の方法の上記した態様の全てを、バッチ式または連続的に実施すること
ができる。本発明の方法の上記した態様においては、ある種の場合に高速ミキサ
ー/グラニュレーターが使用される。本発明においては、使用する高速ミキサー
が、混合手段とサイズ減少手段の両方を有するミキサーであり、混合シャフトが
50〜150回転/分、好ましくは60〜80回転/分の周辺速度で運転され、
サイズ減少手段のシャフトが、500〜5,000回転/分、好ましくは1,00
0〜3,000回転/分の周辺速度で運転されるのが特に好ましい。
【0070】 使用する成分の選択およびその濃度の点で、本発明の方法を広範囲に変化させ
ることができる。これにもかかわらず、それぞれの場合に顆粒を基準に10重量
%以上、好ましくは15重量%以上、特に20重量%以上の界面活性剤含量、な
らびに、600g/L以上、好ましくは700g/L以上、特に800g/L以
上の嵩密度を有する界面活性剤顆粒を、本発明に従って製造するのが好ましい。
【0071】 本発明の顆粒化方法を、予め決めたサイズ分布を有する粒子が得られるように
実施することができる。この場合には、界面活性剤顆粒が、粒子の少なくとも5
0重量%、好ましくは少なくとも60重量%、特に少なくとも70重量%が40
0〜1600μmの範囲内のサイズである、粒子サイズ分布を有する本発明の方
法が好ましい。また、本発明に従って製造される界面活性剤顆粒の残留水分含量
を、原料の選択によって予め決めることができるので、後の乾燥工程を省くこと
ができる。好ましい方法においては、界面活性剤顆粒は、界面活性剤顆粒を基準
に2〜15重量%、好ましくは4〜10重量%の残留の遊離水含量を有する。こ
の残留の遊離水含量は、例えば、改良UX法(Sartorius MA 30、プログラム10
分間にわたり120℃)によって測定することができる。
【0072】 本発明の方法に従って、洗濯洗剤および洗浄製品の成分を製造することができ
る。この成分は、さらに別の成分と混合した後に、最終の洗濯洗剤および洗浄製
品を与える。しかし、本発明に従って、既にそれ自体が最終の洗濯洗剤および洗
浄製品(例えば、織物の着色洗濯物洗剤)である界面活性剤顆粒を製造することが
できるのは勿論である。
【0073】 次いで、本発明の方法によって製造した界面活性剤顆粒を、洗濯洗剤および洗
浄製品の他の成分と混合して、最終生成物を得ることができる。しかし、所望に
より、これらの成分を、固体床を介して、または界面活性剤の発泡体を介して、
界面活性剤顆粒に直接的に導入することもできる。これを以下に説明する。
【0074】 上記した成分(界面活性剤およびビルダー)に加えて、洗濯洗剤および洗浄製品
において特に重要な通常の成分には、漂白剤、漂白活性化剤、酵素、pH調整剤
、香料、香料担体、蛍光剤、染料、発泡抑制剤、シリコーン油、再付着抑制剤、
光学増白剤、変色抑制剤、色移行抑制剤および腐食抑制剤の群からの成分が含ま
れる。
【0075】 水中でHを生成し、漂白剤として働く化合物の中で、過ホウ酸ナトリウ
ム・四水和物および過ホウ酸ナトリウム・一水和物が特に重要である。使用しう
る他の漂白剤の例は、過炭酸ナトリウム、ペルオキシピロリン酸塩、クエン酸塩
・過水和物、ならびに、Hを生成する過酸性の塩または過酸、例えば過ベ
ンゾエート、ペルオキソフタレート、ジ過アゼライン酸、フタロイミノ過酸また
はジ過ドデカン二酸である。代表的な有機漂白剤は、ジアシルペルオキシドであ
り、例えばジベンゾイルペルオキシドなどである。他の代表的な有機漂白剤は、
ペルオキシ酸であり、この中で、アルキルペルオキシ酸およびアリールペルオキ
シ酸が特に例として挙げられる。使用しうる好ましい代表例は、(a)ペルオキシ
安息香酸およびその環置換された誘導体、例えばアルキルペルオキシ安息香酸で
あるが、さらにペルオキシ-α-ナフトエ酸およびマグネシウムモノ過フタレート
、(b)脂肪族または置換脂肪族ペルオキシ酸、例えばペルオキシラウリン酸、ペ
ルオキシステアリン酸、ε-フタルイミドペルオキシカプロン酸[フタロイミノペ
ルオキシヘキサン酸(PAP)]、o-カルボキシベンズアミドペルオキシカプロン
酸、N-ノネニルアミド過アジピン酸およびN-ノネニルアミド過スクシネート、
ならびに、(c)脂肪族およびアリール脂肪族ペルオキシジカルボン酸、例えば1
,12-ジペルオキシカルボン酸、1,9-ジペルオキシアゼライン酸、ジペルオキ
シセバシン酸、ジペルオキシブラシル酸、ジペルオキシフタル酸、2-デシルジ
ペルオキシブタン-1,4-二酸、N,N-テレフタロイル-ジ(6-アミノ過カプロン
酸)である。
【0076】 また、機械食器洗浄のための組成物における漂白剤として、塩素および臭素を
放出する物質を使用することができる。適当な塩素または臭素放出物質の中で、
適当な例には、複素環式のN-ブロムアミドおよびN-クロルアミド、例えばトリ
クロロイソシアヌル酸、トリブロモイソシアヌル酸、ジブロモイソシアヌル酸お
よび/またはジクロロイソシアヌル酸(DICA)および/またはその陽イオン(
例えば、カリウムおよびナトリウム)との塩が含まれる。さらに、ヒダントイン
化合物、例えば1,3-ジクロロ-5,5-ジメチルヒダントインも同様に適してい
る。
【0077】 洗浄が60℃またはそれ以下の温度で行われるときに改善された漂白作用を得
るために、漂白活性化剤を導入することができる。使用しうる漂白活性化剤は、
過加水分解の条件下において、置換または未置換の過安息香酸および/または脂
肪族ペルオキソカルボン酸(好ましくは1〜10個の炭素原子、特に2〜4個の
炭素原子を含む)を生成する化合物である。適当な物質は、置換または未置換の
ベンゾイル基および/または上記した数の炭素原子を含むO-および/またはN-
アシル基を保持する物質である。好ましい漂白活性化剤は、ポリアシル化したア
ルキレンジアミン、より具体的にはテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)
、アシル化したトリアジン誘導体、より具体的には1,5-ジアセチル-2,4-ジ
オキソヘキサヒドロ-1,3,5-トリアジン(DADHT)、アシル化したグリコル
リル、より具体的にはテトラアセチルグリコルリル(TAGU)、N-アシルイミ
ド、より具体的にはN-ノナノイルスクシンイミド(NOSI)、アシル化したフ
ェノールスルホネート、より具体的にはn-ノナノイルまたはイソノナノイルオ
キシベンゼンスルホネート(n-またはイソ-NOBS)、無水カルボン酸、より具
体的には無水フタル酸、アシル化した多価アルコール、より具体的にはトリアセ
チン、エチレングリコールジアセテートおよび2,5-ジアセトキシ-2,5-ジヒ
ドロフランである。
【0078】 通常の漂白活性化剤に加えてまたはその代わりに、漂白触媒として知られる物
質を導入することもできる。これらの物質は、漂白を増強する遷移金属塩または
遷移金属錯体、例えばマンガン-、鉄-、コバルト-、ルテニウム-もしくはモリブ
デン-サレン(salen)錯体またはカルボニル錯体である。使用しうる他の漂白触媒
には、マンガン、鉄、コバルト、ルテニウム、モリブデン、チタン、バナジウム
および銅錯体(窒素含有の三脚配位子を有する)ならびにコバルト-、鉄-、銅-お
よびルテニウム-アンミン錯体が含まれる。
【0079】 適当な酵素には、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼまたはこ
れらの混合物からなる群からの酵素が含まれる。特に適する酵素活性物質は、細
菌菌株または真菌、例えばバシラス・スブチリス(Bacillus subtilis)、バシラ
ス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)およびストレプトミセス・グリセ
ウス(Streptomyces griseus)などから得られる酵素である。スブチリシン型のプ
ロテアーゼが好ましく、バシラス・レンタス(Bacillus lentus)から得られるプ
ロテアーゼが特に好ましい。これに関連して、酵素混合物、例えばプロテアーゼ
およびアミラーゼまたはプロテアーゼおよびリパーゼまたはプロテアーゼおよび
セルラーゼの酵素混合物、あるいは、セルラーゼおよびリパーゼまたはプロテア
ーゼ、アミラーゼおよびリパーゼまたはプロテアーゼ、リパーゼおよびセルラー
ゼの酵素混合物、特にセルラーゼを含む混合物が特に重要である。また、ペルオ
キシダーゼまたはオキシダーゼが、ある種の場合に適することがわかっている。
これら酵素を、支持体に吸着させ、そして/または殻形成物質中に封入して、酵
素を早すぎる分解から保護することができる。
【0080】 さらに、織物から油脂を容易に洗い落とすのに陽性の効果を有する成分(これ
らの成分は汚れ忌避剤として知られる)を使用することもできる。この効果は、
この油脂溶解成分を含有する本発明の洗剤で既に多数回洗浄された織物を汚した
ときに、特に明瞭になる。好ましい油脂溶解成分には、例えば、非イオン性セル
ロースエーテル、例えばメチルセルロースおよびメチルヒドロキシプロピルセル
ロース(非イオン性セルロースエーテルを基準に、15〜30重量%のメトキシ
基および1〜15重量%のヒドロキシプロポキシ基を含有する)、ならびに、従
来技術から既知であるフタル酸および/またはテレフタル酸のポリマーまたはそ
の誘導体、より具体的にはエチレンテレフタレートおよび/またはポリエチレン
グリコールテレフタレートのポリマーまたはその陰イオンおよび/または非イオ
ン修飾した誘導体が含まれる。これらの中で、フタル酸ポリマーおよびテレフタ
ル酸ポリマーのスルホン化誘導体が特に好ましい。
【0081】 本洗濯洗剤および洗浄製品は、光学増白剤として、ジアミノスチルベンジスル
ホン酸の誘導体またはそのアルカリ金属塩を含有することができる。適当な光学
増白剤の例は、4,4'-ビス-(2-アニリノ-4-モルホリノ-1,3,5-トリアジニ
ル-6-アミノ)-スチルベン-2,2'-ジスルホン酸の塩、または、モルホリノ基の
代わりにジエタノールアミノ基、メチルアミノ基およびアニリノ基または2-メ
トキシエチルアミノ基を含有する同様組成の化合物である。さらに、置換された
ジフェニルスチリル型の増白剤、例えば、4,4'-ビス-(2-スルホスチリル)-ジ
フェニル、4,4'-ビス-(4-クロロ-3-スルホスチリル)-ジフェニルまたは4-(
4-クロロスチリル)-4'-(2-スルホスチリル)-ジフェニルのアルカリ金属塩が
存在することもできる。上記した増白剤の混合物を使用することもできる。
【0082】 染料および香料を洗濯洗剤および洗浄製品に添加して、製品の美的外観を高め
、さらに、消費者に製品の性能だけでなく、視覚的および感覚的に「特有かつ間
違われることのない」製品を提供する。芳香油または香料として、個々の芳香化
合物、例えばエステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化
水素型の合成生成物を使用することができる。エステル型の芳香化合物は、例え
ば、酢酸ベンジル、イソ酪酸フェノキシエチル、酢酸p-t-ブチルシクロヘキシ
ル、酢酸リナリル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、酢酸フェニルエチル、安
息香酸リナリル、ギ酸ベンジル、グリシン酸エチルメチルフェニル、プロピオン
酸アリルシクロヘキシル、プロピオン酸スチラリルおよびサリチル酸ベンジルで
ある。エーテルには、例えば、ベンジルエチルエーテルが含まれる。アルデヒド
には、例えば、8〜18個の炭素原子を含む直鎖のアルカナール、シトラール、
シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド
、ヒドロキシシトロネラール、リリアルおよびブルゲオナールが含まれる。ケト
ンには、例えば、イオノン、α-イソメチルイオノンおよびメチルセドリルケト
ンが含まれる。アルコールには、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、
リナロール、フェニルエチルアルコールおよびテルピネオールが含まれる。炭化
水素には、特にテルペン、例えばリモネンおよびピネンが含まれる。しかし、種
々の香料の混合物(これらは、一緒になって魅力的な芳香を生じる)を使用するの
が好ましい。また、このような芳香油は、植物供給源から得られる天然の香料混
合物を含有することもできる。これらは、例えば、パイン(松)油、カンキツ油、
ジャスミン油、パチョリ油、バラ油またはイランイラン油である。さらに、サル
ビア油、カミツレ油、イラクサ油、メリッサ油、ミント油、シナモン葉油、ライ
ム花油、ビャクシン実油、ベチベルソウ油、乳香油、ガルバヌム油およびラブダ
ナム油ならびにオレンジ花油、ネロリ油、オレンジ皮油およびビャクダン油も適
している。
【0083】 洗濯洗剤および洗浄製品の染料含量は、通常は0.01重量%以下であり、一
方、香料は、配合物全体の2重量%までを構成することができる。
【0084】 香料を洗濯洗剤および洗浄製品に直接的に導入することができるが、別法によ
れば、洗濯物への香料の付着を強化し、香料の比較的遅い放出によって長く持続
する織物の芳香を確実にする担体に香料を適用するのが有利であることもある。
このような担体として確立されている物質は、例えば、シクロデキストリンであ
る。さらに、シクロデキストリン/香料の複合体を、他の助剤で被覆することも
できる。
【0085】 洗濯洗剤および洗浄製品の美的な印象を高めるために、これらを適当な染料で
着色することができる。好ましい染料(その選択は、当業者にとって難しくはな
い)は、高レベルの貯蔵安定性ならびに組成物の他の成分および光に対する高レ
ベルの非感受性を持ち、さらに、織物繊維に対する顕著な親和性を持たない(繊
維を着色しないため)ものである。
【0086】 本発明の方法において製造される発泡体および顆粒化助剤としてのその使用は
、従来の技術文献には記載されていなかった。従って、本発明は、界面活性剤を
含有する流動性成分をガス媒体に暴露することによって得られる界面活性剤の発
泡体であって、発泡体が10mm以下、好ましくは5mm以下、特に2mm以下
の平均孔サイズを有する発泡体をさらに提供するものである。
【0087】 本発明の方法の説明において既に強調したように、ガス媒体が、発泡させる液
体の量を基準に、少なくとも20容量%を構成する界面活性剤発泡体が好ましい
。特に好ましい界面活性剤発泡体の場合、ガス媒体は、発泡させる液体の容量の
1〜300倍、好ましくは5〜200倍、特に10〜100倍を構成する。
【0088】 本発明の界面活性剤の発泡体は、高い界面活性剤含量を有する。それぞれの場
合に発泡体の重量を基準に、50〜99重量%、好ましくは60〜95重量%、
特に70〜90重量%の界面活性剤含量を有する界面活性剤発泡体が好ましい。
【0089】 さらに、本発明は、界面活性剤顆粒の製造のための顆粒化液体としての、本発
明の界面活性剤発泡体の使用を提供するものである。顆粒化助剤(界面活性剤の
発泡体)と固体床の割合、使用するミキサー、および固体床に使用しうる成分に
ついては、上記の記載が参考になる。
【0090】 (実施例) 表1に示す組成を有する界面活性剤含有の流動性成分を、逆止め弁を装着した
チューブ部分に80℃の温度で計量導入し、圧縮空気(16m/時)を用いて焼
結ディスクにより発泡させた。得られた発泡体(密度0.45g/cm、孔サイ
ズ<1mm、温度75℃)を、2つの羽根ヘッドを有するすき刃ミキサー[KM3
00-D型、Gebrueder Loedige、Paderborn (ドイツ)]中に、〜1:4.7の発泡
体:固体の比で供給し、発泡体を、第1の羽根ヘッドの領域において、動かして
いる固体床(組成については表2を参照)に衝突させた。これにより、純粋な白色
の易流動性の界面活性剤顆粒が得られた。この顆粒の組成を表3に示し、その物
理特性を表4にまとめる。
【0091】
【表1】
【0092】
【表2】
【0093】
【表3】
【0094】
【表4】
【0095】 製造スケールでのさらに別の実験を、表5に示す組成を有する界面活性剤含有
の流動性成分を用いて実施した。この目的のために、各成分を、それぞれ独立し
て、逆止め弁を装着したチューブ部分に50℃の温度で計量導入し、50倍の圧
縮空気容量を用いて焼結ディスクにより発泡させ、互いに混合した。得られた発
泡体(密度0.5g/cm、孔サイズ<1mm、温度50℃)を、2つの羽根ヘ
ッドを有するすき刃ミキサー[KM300-D型、Gebrueder Loedige、Paderborn
(ドイツ)]中に供給し、発泡体を、第1の羽根ヘッドの領域において、動かして
いる固体床(組成については表6を参照)に衝突させた(ミキサー手段を、3m/
秒の周辺速度で動かした)。この連続顆粒化を、1t/時の重量排出量で操作し
た。これにより、ここでも、純粋な白色の易流動性の界面活性剤顆粒が得られた
。この顆粒の組成を表7に示し、その物理特性を表8にまとめる。
【0096】
【表5】
【0097】
【表6】
【0098】
【表7】
【0099】
【表8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 1/72 C11D 1/72 1/88 1/88 3/04 3/04 3/08 3/08 3/10 3/10 3/12 3/12 3/37 3/37 3/40 3/40 3/50 3/50 10/02 10/02 11/00 11/00 (72)発明者 マッティアス・ズンダー ドイツ連邦共和国デー−40597デュッセル ドルフ、ゾフィーンシュトラーセ2番 (72)発明者 マルクス・ゼムラウ ドイツ連邦共和国デー−24644ティンマス ペ、イローヴェーク7番 (72)発明者 ベルント・ラーゾン ドイツ連邦共和国デー−41812エルケレン ツ、イム・テンホルト64番 Fターム(参考) 4G004 AA02 FA00 4H003 AB03 AB19 AC05 AC08 AD01 AE01 BA10 CA20 DA01 EA12 EA15 EA16 EA21 EA28 EB08 EB24 EB30 EB36 ED02 FA07 FA09 FA12 FA26 FA40 FA41

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界面活性剤を含有する流動性成分をガス媒体によって発泡さ
    せ、次いで、得られた界面活性剤の発泡体を、ミキサーに導入した固体床に適用
    することを含んでなる、界面活性剤顆粒の製造方法。
  2. 【請求項2】 界面活性剤を含有する流動性成分が、陰イオン性および/ま
    たは非イオン性および/または陽イオン性および/または両性界面活性剤の群か
    らの1またはそれ以上の界面活性剤を、それぞれの場合に界面活性剤成分を基準
    に、20〜100重量%、好ましくは50〜95重量%、特に60〜90重量%
    の量で含有する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 界面活性剤を含有する流動性成分が、陰イオン性界面活性剤
    を、それぞれの場合に界面活性剤成分を基準に、10〜90重量%、好ましくは
    20〜85重量%、特に30〜80重量%の量で含有する請求項1または2に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 界面活性剤を含有する流動性成分が、アルキルベンゼンスル
    ホン酸のアルカリ金属塩を、それぞれの場合に界面活性剤成分を基準に、20〜
    90重量%、好ましくは30〜85重量%、特に40〜80重量%の量で含有す
    る請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 界面活性剤を含有する流動性成分が、石鹸を、それぞれの場
    合に界面活性剤成分を基準に、1〜30重量%、好ましくは2〜25重量%、特
    に5〜20重量%の量でさらに含有する請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 界面活性剤を含有する流動性成分が、非イオン性界面活性剤
    を、それぞれの場合に界面活性剤成分を基準に、1〜100重量%、好ましくは
    2〜70重量%、特に5〜30重量%の量で含有する請求項1〜5のいずれかに
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 界面活性剤を含有する流動性成分が、アルコキシル化された
    、好ましくはエトキシル化された非イオン性界面活性剤を、それぞれの場合に界
    面活性剤成分を基準に、20〜90重量%、好ましくは30〜85重量%、特に
    40〜80重量%の量で含有する請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 界面活性剤を含有する流動性成分が、エトキシル化された非
    イオン性界面活性剤として、C8-22脂肪アルコール、好ましくはC12-20脂肪ア
    ルコール、特にC14-18脂肪アルコールと、1〜30モルのエチレンオキシド、
    好ましくは2〜20モルのエチレンオキシド、特に5〜10モルのエチレンオキ
    シドとの反応生成物を、それぞれの場合に界面活性剤成分を基準に、10〜80
    重量%、好ましくは20〜75重量%、特に30〜70重量%の量で含有する請
    求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 界面活性剤を含有する流動性成分が、それぞれの場合に界面
    活性剤成分を基準に、20重量%未満、好ましくは15重量%未満、特に10重
    量%未満の水を含有する請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 界面活性剤を含有する流動性成分が、洗濯洗剤および洗浄
    製品のさらに別の成分、特に錯化剤、ポリマー、光学増白剤、染料、香料および
    アルカリの群からの物質を含有する請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 発泡に使用されるガスの量が、発泡させる界面活性剤含有
    の流動性成分の容量の1〜300倍、好ましくは5〜200倍、特に10〜10
    0倍である請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 空気をガス媒体として使用する請求項1〜11のいずれか
    に記載の方法。
  13. 【請求項13】 発泡させる界面活性剤含有の流動性成分が、発泡前に、2
    0〜120℃、好ましくは30〜90℃、特に50〜75℃の温度を有する請求
    項1〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 界面活性剤液体成分を発泡させ、得られた発泡体を、さら
    に別の液体成分から生成させた発泡体と混合し、次いでこれが顆粒化発泡体とし
    て働く請求項1〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 発泡させる第2の液体成分が界面活性剤を含有する請求項
    14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 界面活性剤の発泡体が、115℃未満、好ましくは20〜
    80℃、特に30〜70℃の温度を有する請求項1〜15のいずれかに記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 界面活性剤の発泡体が、0.80g/cm、好ましくは
    0.10〜0.60g/cm、特に0.30〜0.55g/cmの密度を有する
    請求項1〜16のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】 界面活性剤の発泡体が、10mm未満、好ましくは5mm
    未満、特に2mm未満の平均孔サイズを有する請求項1〜17のいずれかに記載
    の方法。
  19. 【請求項19】 界面活性剤の発泡体が、ミキサーに添加したときに列挙し
    た基準を満たす請求項14〜18のいずれかに記載の方法。
  20. 【請求項20】 ミキサーに導入される固体床が、ビルダー、特にアルカリ
    金属炭酸塩、アルカリ金属硫酸塩およびアルカリ金属ケイ酸塩、ゼオライト、お
    よびポリマーからなる群からの1またはそれ以上の物質を含有する請求項1〜1
    9のいずれかに記載の方法。
  21. 【請求項21】 ミキサーに導入される固体床が、噴霧乾燥したベース粉末
    、好ましくは界面活性剤を含有する噴霧乾燥したベース粉末を、ミキサーに導入
    される固体を基準に、10〜80重量%、好ましくは15〜70重量%、特に2
    0〜60重量%の量で含有する請求項1〜20のいずれかに記載の方法。
  22. 【請求項22】 界面活性剤の発泡体を、ミキサーに導入した固体床に、1
    :100〜9:1、好ましくは1:30〜2:1、特に1:20〜1:1の発泡
    体:固体の重量比で適用する請求項1〜21のいずれかに記載の方法。
  23. 【請求項23】 界面活性剤の発泡体を、低速ミキサー/グラニュレーター
    において、2〜7m/秒の周辺速度で、0.5〜10分間、好ましくは1〜7分
    間、特に2〜5分間、ミキサーに導入した固体床に適用する請求項1〜22のい
    ずれかに記載の方法。
  24. 【請求項24】 界面活性剤の発泡体を、高速ミキサー/グラニュレーター
    において、8〜35m/秒の周辺速度で、0.1〜30秒間、好ましくは10秒
    間まで、特に0.5〜2秒間、ミキサーに導入した固体床に適用する請求項1〜
    22のいずれかに記載の方法。
  25. 【請求項25】 第1の低速ミキサー/グラニュレーターにおいて、界面活
    性剤の発泡体を、動かしている固体床に適用して、使用する構成成分の全体量を
    基準に40〜100重量%の固体および液体の構成成分を予備顆粒化し、第2の
    高速ミキサー/グラニュレーターにおいて、第1段階からの予備顆粒化した生成
    物を、所望により残りの固体および/または液体の構成成分と混合し、顆粒に変
    換する請求項1〜22のいずれかに記載の方法。
  26. 【請求項26】 第2の高速ミキサー/グラニュレーターにおいて、第1段
    階において使用した発泡体とは組成が異なっていてもよい界面活性剤発泡体の添
    加により、第1段階からの予備顆粒化生成物を顆粒化して、最終の顆粒を同様に
    得る請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 第1の高速ミキサー/グラニュレーターにおいて、界面活
    性剤の発泡体を、動かしている固体床に適用して、使用する構成成分の全体量を
    基準に40〜100重量%の固体および液体の構成成分を予備顆粒化し、第2の
    低速ミキサー/グラニュレーターにおいて、第1段階からの予備顆粒化した生成
    物を、所望により残りの固体および/または液体の構成成分と混合し、顆粒に変
    換する請求項1〜22のいずれかに記載の方法。
  28. 【請求項28】 第2の低速ミキサー/グラニュレーターにおいて、第1段
    階において使用した発泡体とは組成が異なっていてもよい界面活性剤発泡体の添
    加により、第1段階からの予備顆粒化生成物を顆粒化して、最終の顆粒を同様に
    得る請求項27に記載の方法。
  29. 【請求項29】 バッチ式または連続的に実施する請求項23〜28のいず
    れかに記載の方法。
  30. 【請求項30】 使用する高速ミキサーが、混合手段とサイズ減少手段の両
    方を有するミキサーであり、混合シャフトが50〜150回転/分、好ましくは
    60〜80回転/分の周辺速度で運転され、サイズ減少手段のシャフトが、50
    0〜5,000回転/分、好ましくは1,000〜3,000回転/分の周辺速度
    で運転される請求項24〜29のいずれかに記載の方法。
  31. 【請求項31】 界面活性剤顆粒が、それぞれの場合に顆粒を基準に10重
    量%以上、好ましくは15重量%以上、特に20重量%以上の界面活性剤含量、
    ならびに、600g/L以上、好ましくは700g/L以上、特に800g/L
    以上の嵩密度を有する請求項1〜30のいずれかに記載の方法。
  32. 【請求項32】 界面活性剤顆粒が、粒子の少なくとも50重量%、好まし
    くは少なくとも60重量%、特に少なくとも70重量%が400〜1600μm
    の範囲内のサイズである粒子サイズ分布を有する請求項1〜31のいずれかに記
    載の方法。
  33. 【請求項33】 界面活性剤顆粒が、界面活性剤顆粒を基準に2〜15重量
    %、好ましくは4〜10重量%の残留の遊離水含量を有する請求項1〜32のい
    ずれかに記載の方法。
  34. 【請求項34】 界面活性剤を含有する流動性成分に、ガス媒体を作用させ
    ることによって得られる界面活性剤の発泡体であって、10mm未満、好ましく
    は5mm未満、特に2mm未満の平均孔サイズを有する界面活性剤発泡体。
  35. 【請求項35】 ガス媒体が、発泡させる液体の量を基準に、少なくとも2
    0容量%を構成する請求項34に記載の界面活性剤発泡体。
  36. 【請求項36】 ガス媒体が、発泡させる液体の容量の1〜300倍、好ま
    しくは5〜200倍、特に10〜100倍を構成する請求項34に記載の界面活
    性剤発泡体。
  37. 【請求項37】 それぞれの場合に発泡体の重量を基準に、50〜99重量
    %、好ましくは60〜95重量%、特に70〜90重量%の界面活性剤含量を有
    する請求項34〜36のいずれかに記載の界面活性剤発泡体。
  38. 【請求項38】 界面活性剤顆粒の製造のための顆粒化液体としての、請求
    項34〜37のいずれかに記載の界面活性剤発泡体の使用。
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