JP2002179815A - 蒸着用薄膜ポリエステルフィルム - Google Patents
蒸着用薄膜ポリエステルフィルムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 蒸着後、ロール状で長期間保存後に加工して
も、加工時の作業性を満足するとともに、高度な諸特性
に耐えうる蒸着用薄膜ポリエステルフィルムを提供す
る。 【解決手段】 重量法によるフィルム厚みが10μm以
下、ブロッキング性が5.0%以下であることを特徴と
する蒸着用薄膜ポリエステルフィルム。
も、加工時の作業性を満足するとともに、高度な諸特性
に耐えうる蒸着用薄膜ポリエステルフィルムを提供す
る。 【解決手段】 重量法によるフィルム厚みが10μm以
下、ブロッキング性が5.0%以下であることを特徴と
する蒸着用薄膜ポリエステルフィルム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸着用薄膜ポリエ
ステルフィルムに関する。詳しくは、本発明は、フィル
ムの表面の特性をある特定範囲内とすることにより,ロ
ール状に巻いて長時間保存後でも製膜時の突起高さを保
持し、加工時の作業性を満足するとともに、高度な特性
を発揮する、蒸着用ポリエステルフィルムに関するもの
である。
ステルフィルムに関する。詳しくは、本発明は、フィル
ムの表面の特性をある特定範囲内とすることにより,ロ
ール状に巻いて長時間保存後でも製膜時の突起高さを保
持し、加工時の作業性を満足するとともに、高度な特性
を発揮する、蒸着用ポリエステルフィルムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルフィルムは、機械的性質、
耐熱性、電気的特性、耐薬品性等、各種の特性を高度に
バランス良く有し、コストパフォーマンスの点で優れる
ため、磁気テープ用、包装用、製版用等の産業用資材と
して広く用いられている。これらの用途のいずれにおい
ても、小型化・軽量化・コストダウンに伴い、ベースと
なるポリエステルフィルムは薄膜化の要求がある。
耐熱性、電気的特性、耐薬品性等、各種の特性を高度に
バランス良く有し、コストパフォーマンスの点で優れる
ため、磁気テープ用、包装用、製版用等の産業用資材と
して広く用いられている。これらの用途のいずれにおい
ても、小型化・軽量化・コストダウンに伴い、ベースと
なるポリエステルフィルムは薄膜化の要求がある。
【0003】一方、フィルムを加工する際の取り扱い
性、すなわち、フィルムの滑り性を良好にするため、通
常、フィルム中に微粒子を含有させる方法が広く採用さ
れており、薄膜化に伴い、加工工程中、特に巻き取り時
にしわが入り、生産性を著しく阻害するのを改良するた
め、通常、フィルム中の微粒子の含有量を増やすことに
より,対処されている。
性、すなわち、フィルムの滑り性を良好にするため、通
常、フィルム中に微粒子を含有させる方法が広く採用さ
れており、薄膜化に伴い、加工工程中、特に巻き取り時
にしわが入り、生産性を著しく阻害するのを改良するた
め、通常、フィルム中の微粒子の含有量を増やすことに
より,対処されている。
【0004】しかしながら、これだけの処方ではフィル
ム表面が粗面化されてしまい、特に蒸着用等、ポリエス
テルフィルムの表面に1次加工する層が薄い場合、以下
のような致命的欠陥が生じる。 粗面化した表面に蒸着すると,蒸着面の乱反射により,
蒸着面の外観を著しく阻害する。 ロール状に巻かれたポリエステルフィルムを巻きだし
て、蒸着し、一旦、ロール状に巻き取り、次工程に備
え、保存しておくうちに、ベースのポリエステルフィル
ムの突起部分がロール内の圧力により、おしつぶされ、
再び、巻きだした際におしつぶされた突起部分の先端が
蒸着層ともども欠落してしまい、点状の欠陥を多数生じ
てしまう。
ム表面が粗面化されてしまい、特に蒸着用等、ポリエス
テルフィルムの表面に1次加工する層が薄い場合、以下
のような致命的欠陥が生じる。 粗面化した表面に蒸着すると,蒸着面の乱反射により,
蒸着面の外観を著しく阻害する。 ロール状に巻かれたポリエステルフィルムを巻きだし
て、蒸着し、一旦、ロール状に巻き取り、次工程に備
え、保存しておくうちに、ベースのポリエステルフィル
ムの突起部分がロール内の圧力により、おしつぶされ、
再び、巻きだした際におしつぶされた突起部分の先端が
蒸着層ともども欠落してしまい、点状の欠陥を多数生じ
てしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実状に
鑑みなされたものであって、その解決課題は、蒸着後、
ロール状で長期間保存後に加工しても、加工時の作業性
を満足するとともに、高度な諸特性に耐えうる蒸着用薄
膜ポリエステルフィルムを提供することにある。
鑑みなされたものであって、その解決課題は、蒸着後、
ロール状で長期間保存後に加工しても、加工時の作業性
を満足するとともに、高度な諸特性に耐えうる蒸着用薄
膜ポリエステルフィルムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題に
鑑み鋭意検討を行った結果、特定の表面状態および突起
材質とすることによれば、上記課題を容易に解決できる
ことを見いだし、本発明を完成するに至った。
鑑み鋭意検討を行った結果、特定の表面状態および突起
材質とすることによれば、上記課題を容易に解決できる
ことを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明の要旨は、重量法による
フィルム厚みが10μm以下、ブロッキング性が5.0
%以下であることを特徴とする蒸着用薄膜ポリエステル
フィルムに存する。
フィルム厚みが10μm以下、ブロッキング性が5.0
%以下であることを特徴とする蒸着用薄膜ポリエステル
フィルムに存する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明のフィルムを構成するポリエステル
とは、繰り返し単位の80%以上がエチレンテレフタレ
ート単位またはエチレン−2,6−ナフタレート単位を
有するポリエステルを指す。
とは、繰り返し単位の80%以上がエチレンテレフタレ
ート単位またはエチレン−2,6−ナフタレート単位を
有するポリエステルを指す。
【0010】かかるポリエステルは、通常(1)芳香族
ジカルボン酸の低級アルキルエステルとグリコールとを
主な出発原料としてエステル交換反応を経由して、重縮
合反応を行う、あるいは(2)芳香族ジカルボン酸とグ
リコールとを主な出発原料として、エステル化反応を経
由して、重縮合反応を行うことにより得られる。これら
の反応を行うため、通常、触媒として金属化合物を添加
する方法が用いられる。例えば、エステル交換反応触媒
として、Ca、Mg、Mn、Li等の化合物、重縮合反
応触媒としてSb、Ti、Ge、Sn、Co等の化合物
が一般的に用いられている。しかしながら、かかる金属
化合物の含有量が多いと、電気特性が低下してしまう用
途には、注意を要する。
ジカルボン酸の低級アルキルエステルとグリコールとを
主な出発原料としてエステル交換反応を経由して、重縮
合反応を行う、あるいは(2)芳香族ジカルボン酸とグ
リコールとを主な出発原料として、エステル化反応を経
由して、重縮合反応を行うことにより得られる。これら
の反応を行うため、通常、触媒として金属化合物を添加
する方法が用いられる。例えば、エステル交換反応触媒
として、Ca、Mg、Mn、Li等の化合物、重縮合反
応触媒としてSb、Ti、Ge、Sn、Co等の化合物
が一般的に用いられている。しかしながら、かかる金属
化合物の含有量が多いと、電気特性が低下してしまう用
途には、注意を要する。
【0011】また、本発明のポリエステルは、各用途の
特性を阻害しない範囲で他の第三成分を含有していても
よい。
特性を阻害しない範囲で他の第三成分を含有していても
よい。
【0012】本発明で用いるポリエステルを構成する芳
香族ジカルボン酸成分としては、例えば、テレフタル酸
および2,6−ナフタレンジカルボン酸以外に、例え
ば、イソフタル酸、フタル酸、アジピン酸、セバシン
酸、オキシカルボン酸(例えば、p−オキシエトキシ安
息香酸等)等を用いることができる。グリコール成分と
しては、エチレングリコール以外に、例えば、ジエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチ
ルグリコール等の一種または二種以上を用いることがで
きる。
香族ジカルボン酸成分としては、例えば、テレフタル酸
および2,6−ナフタレンジカルボン酸以外に、例え
ば、イソフタル酸、フタル酸、アジピン酸、セバシン
酸、オキシカルボン酸(例えば、p−オキシエトキシ安
息香酸等)等を用いることができる。グリコール成分と
しては、エチレングリコール以外に、例えば、ジエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチ
ルグリコール等の一種または二種以上を用いることがで
きる。
【0013】本発明で用いるポリエステルの極限粘度
は、通常0.45以上、好ましくは0.50〜1.0
0、さらに好ましくは0.52〜0.80の範囲であ
る。極限粘度が0.45未満では、フィルム製造時の生
産性が低下したり、フィルムの機械的強度が低下すると
いう問題が生ずることがある。一方、ポリマーの溶融押
出安定性の点から、極限粘度は1.00を超えないこと
が好ましい。
は、通常0.45以上、好ましくは0.50〜1.0
0、さらに好ましくは0.52〜0.80の範囲であ
る。極限粘度が0.45未満では、フィルム製造時の生
産性が低下したり、フィルムの機械的強度が低下すると
いう問題が生ずることがある。一方、ポリマーの溶融押
出安定性の点から、極限粘度は1.00を超えないこと
が好ましい。
【0014】本発明のポリエステルフィルムは、重量法
により測定した厚みが10μm以下である必要があり、
好ましくは7μm以下、より好ましくは5μm以下であ
る。フィルム厚みが10μmを超えると、最終製品が大
型化してしまい、不適当である。
により測定した厚みが10μm以下である必要があり、
好ましくは7μm以下、より好ましくは5μm以下であ
る。フィルム厚みが10μmを超えると、最終製品が大
型化してしまい、不適当である。
【0015】本発明でいう蒸着用とは、蒸着用に代表さ
れる、非接触によりポリエステルフィルム表面に加工さ
れる用途、または接触によりポリエステルフィルム表面
に一次加工される厚みが1.0μm以下の用途を総称し
ていう。
れる、非接触によりポリエステルフィルム表面に加工さ
れる用途、または接触によりポリエステルフィルム表面
に一次加工される厚みが1.0μm以下の用途を総称し
ていう。
【0016】本発明のポリエステルフィルムは、フィル
ム製膜時、加工工程時の傷の防止の発生防止や、フィル
ムに滑り性を与えて取り扱い性を向上させる目的で、ポ
リステルに粒子を含有させ、フィルム表面に適度な突起
を形成させるが、本発明の最大の特徴は、表面の突起形
状および突起材質をある特定の範囲にすることにある。
ム製膜時、加工工程時の傷の防止の発生防止や、フィル
ムに滑り性を与えて取り扱い性を向上させる目的で、ポ
リステルに粒子を含有させ、フィルム表面に適度な突起
を形成させるが、本発明の最大の特徴は、表面の突起形
状および突起材質をある特定の範囲にすることにある。
【0017】本発明のフィルム表面のブロッキング性は
5.0%以下である必要があり、好ましくは3.0%以
下、さらに好ましくは1.0%以下である。ここで言う
ブロッキング性とは、実施例にて詳細に後述するが、フ
ィルムに蒸着後、蒸着面を重ね合わせ、圧力、温度下に
て所定の時間処理後、フィルム層間を剥離し、蒸着面の
蒸着欠陥の面積比率を意味する。ブロッキング性が5.
0%を超えると、蒸着欠陥が大きく、用途に適さない。
5.0%以下である必要があり、好ましくは3.0%以
下、さらに好ましくは1.0%以下である。ここで言う
ブロッキング性とは、実施例にて詳細に後述するが、フ
ィルムに蒸着後、蒸着面を重ね合わせ、圧力、温度下に
て所定の時間処理後、フィルム層間を剥離し、蒸着面の
蒸着欠陥の面積比率を意味する。ブロッキング性が5.
0%を超えると、蒸着欠陥が大きく、用途に適さない。
【0018】本発明のフィルムの表面は、上記のブロッ
キング性に加えて、少なくとも片面の4次以上の粗大突
起数が2000個/cm2以下であることが好ましく、
より好ましくは、400〜1200個/cm2である。
ここでいう4次の高さとは、実施例にて詳細に後述する
が0.27μm×4=1.08μmの高さを意味する。
4次以上の粗大突起数が2000個/cm2を超えると
蒸着面の外観が損なわれやすい傾向がある。反対に4次
以上の粗大突起数が400個/cm2未満の場合、巻き
取り作業性が低下しやすく、蒸着面に傷が入る場合があ
る。
キング性に加えて、少なくとも片面の4次以上の粗大突
起数が2000個/cm2以下であることが好ましく、
より好ましくは、400〜1200個/cm2である。
ここでいう4次の高さとは、実施例にて詳細に後述する
が0.27μm×4=1.08μmの高さを意味する。
4次以上の粗大突起数が2000個/cm2を超えると
蒸着面の外観が損なわれやすい傾向がある。反対に4次
以上の粗大突起数が400個/cm2未満の場合、巻き
取り作業性が低下しやすく、蒸着面に傷が入る場合があ
る。
【0019】本発明の表面性および保存性を満足させる
ためには、例えば特定の平均粒径および材質を持った粒
子を特定量用いればよい。
ためには、例えば特定の平均粒径および材質を持った粒
子を特定量用いればよい。
【0020】すなわち、例えば、シリカ粒子、炭酸カル
シウム粒子に代表される添加粒子(ポリエステル重合時
に外部から添加することによって得られる)や、ポリエ
ステル重合工程で析出させる析出粒子のうち、少なくと
も1種類の材質の粒子を選択し、かつ、平均粒径(d5
0)が0.50〜3.00μmの粒子を0.01〜0.
50重量%含有することにより、本発明のフィルムの表
面状態、保存性を達成することができる。平均粒径につ
いては、好ましくは0.80〜2.00μm、含有量に
ついては、好ましくは0.02〜0.35重量%であ
る。
シウム粒子に代表される添加粒子(ポリエステル重合時
に外部から添加することによって得られる)や、ポリエ
ステル重合工程で析出させる析出粒子のうち、少なくと
も1種類の材質の粒子を選択し、かつ、平均粒径(d5
0)が0.50〜3.00μmの粒子を0.01〜0.
50重量%含有することにより、本発明のフィルムの表
面状態、保存性を達成することができる。平均粒径につ
いては、好ましくは0.80〜2.00μm、含有量に
ついては、好ましくは0.02〜0.35重量%であ
る。
【0021】とりわけ、ポリエステル重合工程で析出さ
せたカルシウムおよびリンを含有する析出粒子を選択
し、かつ、平均粒径(d50)が0.50〜3.00μm
の粒子を0.01〜0.50重量%含有することによ
り、本発明のフィルムの表面状態、保存性を達成するこ
とが容易となる。析出粒子の平均粒径については、好ま
しくは0.80〜2.00μm、含有量については、好
ましくは0.02〜0.30重量%である。
せたカルシウムおよびリンを含有する析出粒子を選択
し、かつ、平均粒径(d50)が0.50〜3.00μm
の粒子を0.01〜0.50重量%含有することによ
り、本発明のフィルムの表面状態、保存性を達成するこ
とが容易となる。析出粒子の平均粒径については、好ま
しくは0.80〜2.00μm、含有量については、好
ましくは0.02〜0.30重量%である。
【0022】さらに、本発明の表面性および保存性を最
も良く満足させるのは、上記のシリカ粒子、炭酸カルシ
ウム粒子に代表される添加粒子と、カルシウムおよびリ
ンを含有する析出粒子を併用することである。
も良く満足させるのは、上記のシリカ粒子、炭酸カルシ
ウム粒子に代表される添加粒子と、カルシウムおよびリ
ンを含有する析出粒子を併用することである。
【0023】平均粒径が0.50μm未満の添加粒子の
場合や、平均粒径が0.50μm未満の析出粒子の場合
は、フィルムの滑り性が得られないことがあり、また、
3.00μmを超える粒子の場合、フィルム表面の粗大
突起が増加する傾向がある。
場合や、平均粒径が0.50μm未満の析出粒子の場合
は、フィルムの滑り性が得られないことがあり、また、
3.00μmを超える粒子の場合、フィルム表面の粗大
突起が増加する傾向がある。
【0024】添加粒子の含有量が0.01重量%未満の
場合や析出粒子の含有量が0.01重量%の場合では、
フィルムの滑り性が得られなくなる場合があり、0.5
0重量%を超えるとフィルム表面の粗大突起が増加する
傾向がある。
場合や析出粒子の含有量が0.01重量%の場合では、
フィルムの滑り性が得られなくなる場合があり、0.5
0重量%を超えるとフィルム表面の粗大突起が増加する
傾向がある。
【0025】かかる添加粒子の例としては、炭酸カルシ
ウム、シリカ、カオリン、タルク、二酸化チタン、アル
ミナ、硫酸バリウム、フッ化カルシウム、フッ化リチウ
ム、ゼオライト、硫化モリブデン等の無機粒子、架橋高
分子粒子、シュウ酸カルシウム等の有機粒子、好ましく
は炭酸カルシウムおよびシリカである。
ウム、シリカ、カオリン、タルク、二酸化チタン、アル
ミナ、硫酸バリウム、フッ化カルシウム、フッ化リチウ
ム、ゼオライト、硫化モリブデン等の無機粒子、架橋高
分子粒子、シュウ酸カルシウム等の有機粒子、好ましく
は炭酸カルシウムおよびシリカである。
【0026】析出粒子については、(1)あらためて粒
子を添加する必要がなく、安価であること、(2)フィ
ルム層間の圧力下でも突起高さを維持しやすいこと等が
好ましい理由であり、特に、カルシウムおよびリンを含
有する析出粒子が突起形成能が大きく好ましい。
子を添加する必要がなく、安価であること、(2)フィ
ルム層間の圧力下でも突起高さを維持しやすいこと等が
好ましい理由であり、特に、カルシウムおよびリンを含
有する析出粒子が突起形成能が大きく好ましい。
【0027】炭酸カルシウムについては、(1)粒径分
布をシャープ化し、粗大粒子(平均粒径より著しく大き
い粒子)をカットしやすいこと、(2)フィルム化後、
滑り性、耐摩耗性が得やすいこと、(3)フィルム層間
の圧力下でも突起高さを維持しやすいこと等が好ましい
理由である。
布をシャープ化し、粗大粒子(平均粒径より著しく大き
い粒子)をカットしやすいこと、(2)フィルム化後、
滑り性、耐摩耗性が得やすいこと、(3)フィルム層間
の圧力下でも突起高さを維持しやすいこと等が好ましい
理由である。
【0028】また、シリカについては、(1)他の粒子
より比較的安価に入手できること、(2)フィルム化時
の延伸により粒子が変形しやすいため、原料の時点での
粒子の粒径分布がある程度、ブロードであってもフィル
ム化時フィルムの平面方向に粒子が扁平化し、結果、粗
大突起が大幅に減少することができること等が好ましい
理由である。
より比較的安価に入手できること、(2)フィルム化時
の延伸により粒子が変形しやすいため、原料の時点での
粒子の粒径分布がある程度、ブロードであってもフィル
ム化時フィルムの平面方向に粒子が扁平化し、結果、粗
大突起が大幅に減少することができること等が好ましい
理由である。
【0029】なお、市販のシリカ粒子をそのまま使用す
る場合、通常は、平均粒径が3.00μmより大きく、
本発明の平面性を実現させることは困難であり、入手
後、粉砕することが必要であるが、粉砕後の粒径分布が
ある程度、ブロードでも(粗大粒子がある程度存在して
も)、上述した機構でフィルム化後の粗大突起数を本発
明範囲内に収めることができる。
る場合、通常は、平均粒径が3.00μmより大きく、
本発明の平面性を実現させることは困難であり、入手
後、粉砕することが必要であるが、粉砕後の粒径分布が
ある程度、ブロードでも(粗大粒子がある程度存在して
も)、上述した機構でフィルム化後の粗大突起数を本発
明範囲内に収めることができる。
【0030】また、上記の析出粒子、炭酸カルシウム粒
子、シリカ粒子から複数種選択して本発明の意図する所
を発現させることもできる。
子、シリカ粒子から複数種選択して本発明の意図する所
を発現させることもできる。
【0031】さらに、フィルム表面の滑り性、巻き取り
作業性を向上させるために、上記例示の粒子のほかに、
本発明の要旨を損なわない範囲で、平均粒径が0.50
μm未満の小粒子を併用することもできる。小粒子とし
て好ましいものは、シリカ、架橋高分子粒子、炭酸カル
シウムおよびポリエステル重合時に生成させる析出粒子
である。
作業性を向上させるために、上記例示の粒子のほかに、
本発明の要旨を損なわない範囲で、平均粒径が0.50
μm未満の小粒子を併用することもできる。小粒子とし
て好ましいものは、シリカ、架橋高分子粒子、炭酸カル
シウムおよびポリエステル重合時に生成させる析出粒子
である。
【0032】添加粒子を含むポリエステルの製造に際し
て、粒子はポリエステルの合成反応中に添加してもポリ
エステルに直接添加してもよい。合成反応中に添加する
場合は、粒子をエチレングリコール等に分散させたスラ
リーとして、ポリエステル合成の任意の段階で添加する
方法が好ましい。一方、ポリエステルに直接添加する場
合は、乾燥した粒子として、または、水あるいは沸点が
200℃以下の有機溶媒中に分散したスラリーとして、
2軸混練押出機を用いてポリエステルに添加混合する方
法が好ましい。なお、添加する粒子は、必要に応じ、事
前に解砕、分散、分級、濾過等の処理を施しておいても
よい。
て、粒子はポリエステルの合成反応中に添加してもポリ
エステルに直接添加してもよい。合成反応中に添加する
場合は、粒子をエチレングリコール等に分散させたスラ
リーとして、ポリエステル合成の任意の段階で添加する
方法が好ましい。一方、ポリエステルに直接添加する場
合は、乾燥した粒子として、または、水あるいは沸点が
200℃以下の有機溶媒中に分散したスラリーとして、
2軸混練押出機を用いてポリエステルに添加混合する方
法が好ましい。なお、添加する粒子は、必要に応じ、事
前に解砕、分散、分級、濾過等の処理を施しておいても
よい。
【0033】粒子の含有量を調節する方法としては、上
記した方法で高濃度に粒子を含有するマスター原料を作
っておき、それを製膜時に、実質的に粒子を含有しない
原料で希釈して粒子含有量を調節する方法が有効であ
る。
記した方法で高濃度に粒子を含有するマスター原料を作
っておき、それを製膜時に、実質的に粒子を含有しない
原料で希釈して粒子含有量を調節する方法が有効であ
る。
【0034】また、上記の突起形成剤以外の添加剤とし
て、必要に応じて、帯電防止剤、安定剤、潤滑剤、架橋
剤、ブロッキング防止剤、酸化防止剤、着色剤、光線遮
断剤、紫外線吸収剤などを、コンデンサ特性を悪化させ
ない範囲内で含有していてもよい。
て、必要に応じて、帯電防止剤、安定剤、潤滑剤、架橋
剤、ブロッキング防止剤、酸化防止剤、着色剤、光線遮
断剤、紫外線吸収剤などを、コンデンサ特性を悪化させ
ない範囲内で含有していてもよい。
【0035】本発明のポリエステルフィルムは、最終的
に得られる特性が本発明の構成を満足する限り、多層構
造となっていても構わない。
に得られる特性が本発明の構成を満足する限り、多層構
造となっていても構わない。
【0036】本発明のフィルムは、使用時にフィルムと
接する層との接着性を高めるため、表面に塗布層を設け
ることができる。例えばコンデンサ用や包装用として使
用する場合は、塗布層により蒸着金属との接着性を高め
ることができる。塗布層を構成する樹脂の例としては、
ポリエステル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリアクリ
レート、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリ塩化
ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルブチラール、
ポリビニルアルコール、ポリウレタンなどの樹脂および
これらの樹脂の共重合体または混合物などを挙げること
ができる。これらの中でもポリエステルまたはポリウレ
タンを含有する塗布層を用いた場合、高度な接着性を与
えることができ、コンデンサ用としては、耐熱、耐湿熱
性を高度に満足させることができ、包装用としては、耐
湿熱性を高度に満足させることができる。
接する層との接着性を高めるため、表面に塗布層を設け
ることができる。例えばコンデンサ用や包装用として使
用する場合は、塗布層により蒸着金属との接着性を高め
ることができる。塗布層を構成する樹脂の例としては、
ポリエステル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリアクリ
レート、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリ塩化
ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルブチラール、
ポリビニルアルコール、ポリウレタンなどの樹脂および
これらの樹脂の共重合体または混合物などを挙げること
ができる。これらの中でもポリエステルまたはポリウレ
タンを含有する塗布層を用いた場合、高度な接着性を与
えることができ、コンデンサ用としては、耐熱、耐湿熱
性を高度に満足させることができ、包装用としては、耐
湿熱性を高度に満足させることができる。
【0037】また、本発明において用いる塗布液には、
塗布層の固着性(ブロッキング性)、耐水性、耐溶剤
性、機械的強度の改良のために架橋剤としてメチロール
化あるいはアルキロール化した尿素系、メラミン系、グ
アナミン系、アクリルアミド系、ポリアミド系等の化合
物、エポキシ系化合物、アジリジン化合物、ブロックポ
リイソシアネート、シランカップリング剤、チタンカッ
プリング剤、ジルコーアルミネート系カップリング剤、
過酸化物、熱および光反応性のビニル化合物や感光性樹
脂などを含有してもよい。
塗布層の固着性(ブロッキング性)、耐水性、耐溶剤
性、機械的強度の改良のために架橋剤としてメチロール
化あるいはアルキロール化した尿素系、メラミン系、グ
アナミン系、アクリルアミド系、ポリアミド系等の化合
物、エポキシ系化合物、アジリジン化合物、ブロックポ
リイソシアネート、シランカップリング剤、チタンカッ
プリング剤、ジルコーアルミネート系カップリング剤、
過酸化物、熱および光反応性のビニル化合物や感光性樹
脂などを含有してもよい。
【0038】また、固着性や滑り性改良のために、塗布
層中に無機系微粒子として、シリカ、シリカゾル、アル
ミナ、アルミナゾル、ジルコニウムゾル、カオリン、タ
ルク、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、酸化チタ
ン、硫酸バリウム、カーボンブラック、硫化モリブデ
ン、酸化アンチモンゾルなどを、有機系微粒子として、
ポリスチレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリアクリル酸エステル、エポキシ樹脂、シリコー
ン樹脂、フッ素樹脂などを含有していてもよい。
層中に無機系微粒子として、シリカ、シリカゾル、アル
ミナ、アルミナゾル、ジルコニウムゾル、カオリン、タ
ルク、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、酸化チタ
ン、硫酸バリウム、カーボンブラック、硫化モリブデ
ン、酸化アンチモンゾルなどを、有機系微粒子として、
ポリスチレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリアクリル酸エステル、エポキシ樹脂、シリコー
ン樹脂、フッ素樹脂などを含有していてもよい。
【0039】さらに必要に応じて、消泡剤、塗布性改良
剤、増粘剤、帯電防止剤、有機系潤滑剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、発泡剤、染料、顔料などを含有していて
もよい。
剤、増粘剤、帯電防止剤、有機系潤滑剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、発泡剤、染料、顔料などを含有していて
もよい。
【0040】上述の塗布液をポリエステルフィルムに塗
布する方法としては原崎勇次著、槙書店、1979年発
行、「コーティング方式」に示されるリバースロールコ
ーター、グラビアコーター、ロッドコーター、エアドク
ターコーターあるいはこれら以外の塗布装置を用いるこ
とができる。塗布層は、フィルム製造工程内で設けても
よいし、フィルム製造後に塗布してもよい。特に塗布厚
みの均一性や、生産効率の点で、フィルム製造工程内で
塗布する方法が好ましい。
布する方法としては原崎勇次著、槙書店、1979年発
行、「コーティング方式」に示されるリバースロールコ
ーター、グラビアコーター、ロッドコーター、エアドク
ターコーターあるいはこれら以外の塗布装置を用いるこ
とができる。塗布層は、フィルム製造工程内で設けても
よいし、フィルム製造後に塗布してもよい。特に塗布厚
みの均一性や、生産効率の点で、フィルム製造工程内で
塗布する方法が好ましい。
【0041】フィルム製造工程内で塗布する方法として
は、ポリエステル未延伸フィルムに塗布液を塗布し、逐
次あるいは、同時に二軸延伸する方法、一軸延伸された
ポリエステルフィルムに塗布し、さらに先の一軸延伸方
向と直角の方向に延伸する方法、あるいは二軸延伸ポリ
エステルフィルムに塗布し、さらに横および/または縦
方向に延伸する方法などがある。
は、ポリエステル未延伸フィルムに塗布液を塗布し、逐
次あるいは、同時に二軸延伸する方法、一軸延伸された
ポリエステルフィルムに塗布し、さらに先の一軸延伸方
向と直角の方向に延伸する方法、あるいは二軸延伸ポリ
エステルフィルムに塗布し、さらに横および/または縦
方向に延伸する方法などがある。
【0042】塗布層の厚さは、通常0.005〜1.0
μmの範囲であり、好ましくは0.01〜0.5μmの
範囲である。塗布層厚みが1.0μmを超えると、フィ
ルムのすべり特性を悪化させることがある。一方、塗布
層の厚みが0.005μm未満の場合には、塗布ムラや
塗布ヌケが生じやすくなる傾向がある。
μmの範囲であり、好ましくは0.01〜0.5μmの
範囲である。塗布層厚みが1.0μmを超えると、フィ
ルムのすべり特性を悪化させることがある。一方、塗布
層の厚みが0.005μm未満の場合には、塗布ムラや
塗布ヌケが生じやすくなる傾向がある。
【0043】次に、本発明のフィルムの製造法を具体的
に説明する。
に説明する。
【0044】まず、ポリエステル原料を、押出装置に供
給し、ポリエステルの融点以上の温度で溶融押出してス
リット状のダイから溶融シートとして押し出す。次に、
溶融シートを、回転冷却ドラム上でガラス転移温度以下
の温度になるように急冷固化し、実質的に非晶状態の未
配向シートを得る。この場合、シートの平面性を向上さ
せるため、シートと回転冷却ドラムとの密着性を高める
ことが好ましく、本発明においては、静電印加密着法お
よび/または液体塗布密着法が好ましく採用される。
給し、ポリエステルの融点以上の温度で溶融押出してス
リット状のダイから溶融シートとして押し出す。次に、
溶融シートを、回転冷却ドラム上でガラス転移温度以下
の温度になるように急冷固化し、実質的に非晶状態の未
配向シートを得る。この場合、シートの平面性を向上さ
せるため、シートと回転冷却ドラムとの密着性を高める
ことが好ましく、本発明においては、静電印加密着法お
よび/または液体塗布密着法が好ましく採用される。
【0045】本発明においては、このようにして得られ
たシートを二軸方向に延伸してフィルム化する。二軸延
伸条件について具体的に述べると、前記未延伸シートを
まず第一軸方向に延伸する。延伸温度範囲は通常70〜
150℃、延伸倍率は通常2.5〜6倍の範囲とし、延
伸は一段階または二段階以上で行うことができる。次に
第二軸方向、すなわち、第一軸方向と直交する方向に一
軸配向フィルムを一旦ガラス転移点以下に冷却するか、
または冷却することなく、例えば80〜150℃の温度
範囲に予熱して、さらにほぼ同温度の下で2.5〜5
倍、好ましくは3.0〜4.5倍に延伸を行い、二軸に
配向したフィルムを得る。
たシートを二軸方向に延伸してフィルム化する。二軸延
伸条件について具体的に述べると、前記未延伸シートを
まず第一軸方向に延伸する。延伸温度範囲は通常70〜
150℃、延伸倍率は通常2.5〜6倍の範囲とし、延
伸は一段階または二段階以上で行うことができる。次に
第二軸方向、すなわち、第一軸方向と直交する方向に一
軸配向フィルムを一旦ガラス転移点以下に冷却するか、
または冷却することなく、例えば80〜150℃の温度
範囲に予熱して、さらにほぼ同温度の下で2.5〜5
倍、好ましくは3.0〜4.5倍に延伸を行い、二軸に
配向したフィルムを得る。
【0046】なお、第一軸方向の延伸を2段階以上で行
うことは、良好な厚さ均一性を達成できるので好まし
い。また、横延伸した後、さらに長手方向に再延伸する
方法も可能であるが、いずれにしても長手方向の総合延
伸倍率を3.5倍以上とすることが好適である。
うことは、良好な厚さ均一性を達成できるので好まし
い。また、横延伸した後、さらに長手方向に再延伸する
方法も可能であるが、いずれにしても長手方向の総合延
伸倍率を3.5倍以上とすることが好適である。
【0047】かくして得られたフィルムを、30%以内
の伸長、制限収縮、または定長下で1秒〜5分間熱処理
する。この際、熱処理工程内または熱処理後に長手方向
または横方向、あるいは両方向に再延伸を行ってもよ
い。
の伸長、制限収縮、または定長下で1秒〜5分間熱処理
する。この際、熱処理工程内または熱処理後に長手方向
または横方向、あるいは両方向に再延伸を行ってもよ
い。
【0048】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げてさらに詳細に
説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下
の実施例によって限定されるものではない。なお、実施
例中の評価方法は下記のとおりである。実施例および比
較例中、「部」とあるのは「重量部」を示し、「pp
m」とあるのは「重量ppm」を示す。
説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下
の実施例によって限定されるものではない。なお、実施
例中の評価方法は下記のとおりである。実施例および比
較例中、「部」とあるのは「重量部」を示し、「pp
m」とあるのは「重量ppm」を示す。
【0049】(1)ポリマーの極限粘度 [η] (d
l/g) ポリマー1gをフェノール/テトラクロロエタン=50
/50(重量比)の混合溶媒100mlに溶解し、30
℃で測定した。
l/g) ポリマー1gをフェノール/テトラクロロエタン=50
/50(重量比)の混合溶媒100mlに溶解し、30
℃で測定した。
【0050】(2)添加粒子の平均粒径(d50)(μ
m) 島津製作所製遠心沈降式粒度分布測定装置(SA−CP
3型)で測定した等価球形分布において大粒子側から積
算した積算体積分率50%の粒径を平均粒径(d50)と
した。
m) 島津製作所製遠心沈降式粒度分布測定装置(SA−CP
3型)で測定した等価球形分布において大粒子側から積
算した積算体積分率50%の粒径を平均粒径(d50)と
した。
【0051】(3)析出粒子の平均粒径(d50)(μ
m) 析出粒子を含むポリエステルフィルムをプレパラートに
挟み込んで溶融、冷却した後、顕微鏡にて観察し、その
画像を画像処理装置(ライカ社製「Quantimet
500+」で処理することにより測定し、その等価球形
分布において大粒子側から積算した積算体積分率50%
の粒径を平均粒径(d50)とした。
m) 析出粒子を含むポリエステルフィルムをプレパラートに
挟み込んで溶融、冷却した後、顕微鏡にて観察し、その
画像を画像処理装置(ライカ社製「Quantimet
500+」で処理することにより測定し、その等価球形
分布において大粒子側から積算した積算体積分率50%
の粒径を平均粒径(d50)とした。
【0052】(4)析出粒子量の測定 ポリエステル100gにo―クロルフェノール1.0リ
ットルを加え120℃で3時間加熱後、超遠心分離機
(日立工機製商品「55P―72」)を用いて40分間
遠心分離を行い、得られた粒子を100℃で真空乾燥す
る。走査型差動熱量計にて上記の粒子を処理し、ポリマ
ーに相当する溶融ピークが認められる場合は、当該粒子
にo―クロルフェノールを加えて加熱冷却後、再び遠心
分離操作を行う。そして、溶融ピークが認められなくな
った粒子を析出粒子とする。遠心分離操作は、通常2回
で足りる。
ットルを加え120℃で3時間加熱後、超遠心分離機
(日立工機製商品「55P―72」)を用いて40分間
遠心分離を行い、得られた粒子を100℃で真空乾燥す
る。走査型差動熱量計にて上記の粒子を処理し、ポリマ
ーに相当する溶融ピークが認められる場合は、当該粒子
にo―クロルフェノールを加えて加熱冷却後、再び遠心
分離操作を行う。そして、溶融ピークが認められなくな
った粒子を析出粒子とする。遠心分離操作は、通常2回
で足りる。
【0053】(5)重量法厚み(μm) まず、フィルム試験片の密度(ρ;(g/cm3 ))を
JIS K7112に規定するD法(密度勾配管法)に
より測定し、次に、100±0.5cm2 に切り取った
試験片を天秤に乗せ、フィルム質量(m;(g))を
0.0001gまで正しく測定した後、以下の式により
算出した。かかる測定を5回繰り返し、得られたtの値
の中央値を重量法厚み d(μm)とした。
JIS K7112に規定するD法(密度勾配管法)に
より測定し、次に、100±0.5cm2 に切り取った
試験片を天秤に乗せ、フィルム質量(m;(g))を
0.0001gまで正しく測定した後、以下の式により
算出した。かかる測定を5回繰り返し、得られたtの値
の中央値を重量法厚み d(μm)とした。
【0054】t=100m/ρ (6)ブロッキング性(%) フィルムの試料に、450Åの厚さでアルミニウムを蒸
着し、これより、10cm×10cm角の大きさに2枚
サンプリングし、蒸着面同士を合わせ、120℃下、9
0kg重/cm2の圧力で5時間プレスし、プレス後の
蒸着面を顕微鏡にて観察し、その画像において、蒸着面
の突起の先端のアルミニウム層の剥離した(蒸着抜けし
た)面積の総計を画像処理装置(ライカ社製「Quan
timet500+」で処理することにより測定・計算
し、これをプレス前の蒸着総面積で除して、ブロッキン
グ性(%)とした。
着し、これより、10cm×10cm角の大きさに2枚
サンプリングし、蒸着面同士を合わせ、120℃下、9
0kg重/cm2の圧力で5時間プレスし、プレス後の
蒸着面を顕微鏡にて観察し、その画像において、蒸着面
の突起の先端のアルミニウム層の剥離した(蒸着抜けし
た)面積の総計を画像処理装置(ライカ社製「Quan
timet500+」で処理することにより測定・計算
し、これをプレス前の蒸着総面積で除して、ブロッキン
グ性(%)とした。
【0055】ブロッキング性(%)=(プレス後の蒸着
ぬけした面積の総和/プレス前の蒸着総面積)×100 (7)蒸着面の外観 上記ブロッキング性の評価においてプレスする前の蒸着
面のくもり方(濁度)を以下の3つに分類した。
ぬけした面積の総和/プレス前の蒸着総面積)×100 (7)蒸着面の外観 上記ブロッキング性の評価においてプレスする前の蒸着
面のくもり方(濁度)を以下の3つに分類した。
【0056】◎:目視ではくもり度が判別できず、優
秀。
秀。
【0057】○:目視ではくもり度を判別できるもの
の、実用上問題なく、使用できるレベルであり、良好。
の、実用上問題なく、使用できるレベルであり、良好。
【0058】×:くもり度が、ひどく、実用不可レベ
ル。不良。
ル。不良。
【0059】(8)蒸着面の傷および蒸着ぬけ 下述する条件で蒸着したフィルムをロール状に巻き取
り、30日保存後、引き出して蒸着面の傷および蒸着ぬ
けの状態をそれぞれ、以下の3つに分類した。 (蒸着面の傷) ◎:目視では傷が確認できず、優秀。
り、30日保存後、引き出して蒸着面の傷および蒸着ぬ
けの状態をそれぞれ、以下の3つに分類した。 (蒸着面の傷) ◎:目視では傷が確認できず、優秀。
【0060】○:目視では傷が確認できるも、実用上問
題なく、使用できるレベルであり、良好。
題なく、使用できるレベルであり、良好。
【0061】×:傷がひどく、実用不可レベル。不良。 (蒸着ぬけ) ◎:目視では蒸着ぬけが確認できず、優秀。
【0062】○:目視では蒸着ぬけが確認できるも、実
用上問題なく、使用できるレベルであり、良好。
用上問題なく、使用できるレベルであり、良好。
【0063】×:蒸着ぬけがひどく、実用不可レベル。
不良。
不良。
【0064】(9)粗大突起数(個/cm2) 上記ブロッキング性評価において、プレスする前の蒸着
されたフィルム表面を、日本光学工業社製二光束干渉顕
微鏡を用いて測定した。測定波長0.54μmで4次以
上の干渉縞を示すものを4次以上の粗大突起として10
mm2 にわたりカウントし、単位面積当たり(1cm2
当たり)に換算した。4次の高さとは、測定波長の1/
2の4倍、すなわち1.08μmに相当し、4次以上の
粗大突起とは1.08μm以上の高さを持つことを意味
する。なお、粒子の径が小さいため干渉縞が不鮮明の場
合は、必要に応じ、鮮明に見えるまでレンズ倍率を上げ
て観察した。
されたフィルム表面を、日本光学工業社製二光束干渉顕
微鏡を用いて測定した。測定波長0.54μmで4次以
上の干渉縞を示すものを4次以上の粗大突起として10
mm2 にわたりカウントし、単位面積当たり(1cm2
当たり)に換算した。4次の高さとは、測定波長の1/
2の4倍、すなわち1.08μmに相当し、4次以上の
粗大突起とは1.08μm以上の高さを持つことを意味
する。なお、粒子の径が小さいため干渉縞が不鮮明の場
合は、必要に応じ、鮮明に見えるまでレンズ倍率を上げ
て観察した。
【0065】(10)巻き硬度 JIS―K6301に基づいて、規定されたASKER
C型 硬度計を使用し測定した。測定はフィルム巻き
だし方向に垂直な方向に等間隔に計7点行い、平均値を
値とした。表層と下巻きから5000mの箇所について
それぞれ行い、下巻きから5000mの箇所はロールを
5000mの箇所まで解体し,測定した。
C型 硬度計を使用し測定した。測定はフィルム巻き
だし方向に垂直な方向に等間隔に計7点行い、平均値を
値とした。表層と下巻きから5000mの箇所について
それぞれ行い、下巻きから5000mの箇所はロールを
5000mの箇所まで解体し,測定した。
【0066】実施例1 ジメチルテレフタレート100部、エチレングリコール
70部および酢酸カルシウム一水塩0.11部を反応器
にとり、加熱昇温するとともにメタノールを留去してエ
ステル交換反応を行い、反応開始から4時間を要して2
30℃まで昇温し、実質的にエステル交換反応を終了し
た。
70部および酢酸カルシウム一水塩0.11部を反応器
にとり、加熱昇温するとともにメタノールを留去してエ
ステル交換反応を行い、反応開始から4時間を要して2
30℃まで昇温し、実質的にエステル交換反応を終了し
た。
【0067】次にこの反応混合物にトリエチルホスファ
イト0.124部とトリエチルホスフェート0.54部
とをエチレングリコールに均一に溶解させた液を添加
し、次いで三酸化アンチモン0.04部を添加したのち
10分間を要して236℃に達せしめた。
イト0.124部とトリエチルホスフェート0.54部
とをエチレングリコールに均一に溶解させた液を添加
し、次いで三酸化アンチモン0.04部を添加したのち
10分間を要して236℃に達せしめた。
【0068】この時点から系内の圧力を徐々に減じ、三
酸化アンチモン添加後80分で系内の温度を265℃、
圧力を300mmHgとし、以後も徐々に昇温減圧し最
終的に285℃、1mmHg以下とした。4時間後、系
内を常圧に戻しポリマーを吐出しチップ化し、極限粘度
0.66のポリエステル(a)を得た。
酸化アンチモン添加後80分で系内の温度を265℃、
圧力を300mmHgとし、以後も徐々に昇温減圧し最
終的に285℃、1mmHg以下とした。4時間後、系
内を常圧に戻しポリマーを吐出しチップ化し、極限粘度
0.66のポリエステル(a)を得た。
【0069】このポリエステル(a)には均一で微細な
析出粒子が多数認められ、その平均粒径は1.40μm
であった。記載の方法に従ってその析出粒子量を測定し
たところポリエステルに対して0.4重量%であった。
ジメチルテレフタレート100部、エチレングリコール
60部および酢酸カルシウム1水塩0.09部を反応器
にとり、加熱昇温するとともにメタノールを留去してエ
ステル交換反応を行い、反応開始から4時間を要して2
30℃まで昇温し、実質的にエステル交換反応を終了し
た。
析出粒子が多数認められ、その平均粒径は1.40μm
であった。記載の方法に従ってその析出粒子量を測定し
たところポリエステルに対して0.4重量%であった。
ジメチルテレフタレート100部、エチレングリコール
60部および酢酸カルシウム1水塩0.09部を反応器
にとり、加熱昇温するとともにメタノールを留去してエ
ステル交換反応を行い、反応開始から4時間を要して2
30℃まで昇温し、実質的にエステル交換反応を終了し
た。
【0070】次いで、市販のシリカ粒子を入手後、粉砕
することによって得られた平均粒径1.80μmのシリ
カ粒子0.5部および平均粒径0.35μmの架橋高分
子粒子1.0部をエチレングリコールスラリーとして添
加した。
することによって得られた平均粒径1.80μmのシリ
カ粒子0.5部および平均粒径0.35μmの架橋高分
子粒子1.0部をエチレングリコールスラリーとして添
加した。
【0071】スラリー添加後、さらにリン酸0.06
部、三酸化アンチモン0.04部を加え、徐々に反応系
を減圧とし、温度を高めて重縮合反応を4時間行い、極
限粘度0.66のポリエステル(b)を得た。粒子を添
加しないこと以外は(b)と同様にして、極限粘度0.
67の希釈用ポリエステル(c)を得た。
部、三酸化アンチモン0.04部を加え、徐々に反応系
を減圧とし、温度を高めて重縮合反応を4時間行い、極
限粘度0.66のポリエステル(b)を得た。粒子を添
加しないこと以外は(b)と同様にして、極限粘度0.
67の希釈用ポリエステル(c)を得た。
【0072】ポリエステル(a)とポリエステル(b)
とポリエステル(c)とを混合した原料を常法により乾
燥して押出機に供給し、290℃で溶融してシート状に
押出し、静電印加密着法を用いて冷却ロール上で急冷
し、無定形シートとした。得られたシートを、ロール延
伸法を用いて縦方向に84℃で2.9倍延伸した後、さ
らに70℃で1.3倍延伸した。得られた一軸延伸フィ
ルムをテンターに導いて、横方向に110℃で4.0倍
延伸し、230℃で熱処理を行い、フィルムの重量法厚
み1.50μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを得
た。
とポリエステル(c)とを混合した原料を常法により乾
燥して押出機に供給し、290℃で溶融してシート状に
押出し、静電印加密着法を用いて冷却ロール上で急冷
し、無定形シートとした。得られたシートを、ロール延
伸法を用いて縦方向に84℃で2.9倍延伸した後、さ
らに70℃で1.3倍延伸した。得られた一軸延伸フィ
ルムをテンターに導いて、横方向に110℃で4.0倍
延伸し、230℃で熱処理を行い、フィルムの重量法厚
み1.50μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを得
た。
【0073】このマスターロールの表層からサンプリン
グし、粗大突起数および上述したブロッキング性の評価
および蒸着面の外観の判定を行った。
グし、粗大突起数および上述したブロッキング性の評価
および蒸着面の外観の判定を行った。
【0074】このポリエステルフィルムに含有される粒
子種および量は下記表1に示される通りである。
子種および量は下記表1に示される通りである。
【0075】一方、このマスターロールから500mm
幅にトリミングしながら、内径6インチの巻き芯にトー
タル長35000m、ロール状に巻き取り、引き続き、
巻きだしながら厚さ450Åのアルミニウムを蒸着した
後、再び、内径6インチの巻き芯にロール状に巻き取
り、表層巻き硬度=90度、下巻きから5000mでの
巻き硬度=93度のロール状フィルムとした。
幅にトリミングしながら、内径6インチの巻き芯にトー
タル長35000m、ロール状に巻き取り、引き続き、
巻きだしながら厚さ450Åのアルミニウムを蒸着した
後、再び、内径6インチの巻き芯にロール状に巻き取
り、表層巻き硬度=90度、下巻きから5000mでの
巻き硬度=93度のロール状フィルムとした。
【0076】このロール状に巻き取った蒸着後のフィル
ムを23℃、相対湿度50%下で30日保管し、その
後、引きだして上述した蒸着面の傷および蒸着ぬけを判
定した。
ムを23℃、相対湿度50%下で30日保管し、その
後、引きだして上述した蒸着面の傷および蒸着ぬけを判
定した。
【0077】得られた結果を表2に示す。
【0078】実施例2 ポリエステル(b)と(c)とを混合した原料を用い、
製膜条件は実施例1と同様にして表1に示す粒子濃度を
持つ、重量法厚み1.50μmの二軸配向ポリエステル
フィルムを得、その後、実施例1と同様の手順で各種の
評価を行った。
製膜条件は実施例1と同様にして表1に示す粒子濃度を
持つ、重量法厚み1.50μmの二軸配向ポリエステル
フィルムを得、その後、実施例1と同様の手順で各種の
評価を行った。
【0079】実施例3 実施例2と同様の手法で、平均粒径1.60μmの炭酸
カルシウム粒子を0.20重量%含有する重量法厚み
1.50μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。
カルシウム粒子を0.20重量%含有する重量法厚み
1.50μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。
【0080】比較例1 実施例2において、市販のシリカ粒子を粉砕せずにその
まま使用したこと以外は実施例2と同様にして、重量法
厚み1.50μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得
た。
まま使用したこと以外は実施例2と同様にして、重量法
厚み1.50μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得
た。
【0081】以上、実施例1〜3および比較例1につい
て得られた結果をまとめて下記表1および表2に示す。
て得られた結果をまとめて下記表1および表2に示す。
【0082】
【表1】
【0083】
【表2】
【0084】
【発明の効果】本発明のフィルムは、優れた表面性およ
び耐ブロッキング性を有するため、加工適性に優れ、特
に蒸着フィルムとして用いた時に高度な外観が得られ、
その工業的価値は高い。
び耐ブロッキング性を有するため、加工適性に優れ、特
に蒸着フィルムとして用いた時に高度な外観が得られ、
その工業的価値は高い。
Claims (3)
- 【請求項1】 重量法によるフィルム厚みが10μm以
下、ブロッキング性が5.0%以下であることを特徴と
する蒸着用薄膜ポリエステルフィルム。 - 【請求項2】 少なくとも片面の4次以上の粗大突起数
が2000個/cm2以下であることを特徴とする請求
項1記載の蒸着用薄膜ポリエステルフィルム。 - 【請求項3】 ポリエステル重合工程で析出させたカル
シウムおよびリンを含有する、平均粒径(d50)が0.
50〜3.00μmの析出粒子を0.01〜0.50重
量%含有することを特徴とする請求項1または2記載の
蒸着用薄膜ポリステルフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000376937A JP2002179815A (ja) | 2000-12-12 | 2000-12-12 | 蒸着用薄膜ポリエステルフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000376937A JP2002179815A (ja) | 2000-12-12 | 2000-12-12 | 蒸着用薄膜ポリエステルフィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002179815A true JP2002179815A (ja) | 2002-06-26 |
Family
ID=18845726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000376937A Pending JP2002179815A (ja) | 2000-12-12 | 2000-12-12 | 蒸着用薄膜ポリエステルフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002179815A (ja) |
-
2000
- 2000-12-12 JP JP2000376937A patent/JP2002179815A/ja active Pending
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